JP2018040157A - 車両開閉体の開閉装置、車両開閉体の開閉制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、モータが駆動することにより回転するドラム、及びドラムに巻回されるケーブルをスライドドアに設けた電動スライドドア装置が開示されている。この電動スライドドア装置では、モータパルスを検出し、あらかじめ定められる一定時間の間、モータパルスに変化がないことを通じて、スライドドアが全開位置に到達したと判定し、モータの駆動を停止させる制御部を有する。
<第1の実施形態>
図1(a)、及び図1(b)に示すように、車両1は、車両側面に設けられるドア開口部2を開閉するスライドドア3を備える。なお、スライドドア3は車両開閉体に相当する。
なお、オープン側ガイドプーリー26は、第1オープン側プーリー26aと第2オープン側プーリー26bとの総称であり、クローズ側ガイドプーリー28は、第1クローズ側プーリー28aと第2クローズ側プーリー28bとの総称である。第1オープン側プーリー26a及び第1クローズ側プーリー28aは同軸上に設けられ、第2オープン側プーリー26b及び第2クローズ側プーリー28bは同軸上に設けられている。
なお、ポール33は、ドアハンドル15(図1及び図2参照)とワイヤケーブルW(図2参照)を介して機械的に接続されている。ポール33は、ドアハンドル15が操作された際、これに連動して、図示しない付勢手段の付勢力に抗して時計方向に回転する。これにより、ラッチ32の保持状態と非保持状態とが切り替えられる。
図2に示すように、制御装置14は、ドアハンドル15への操作を検出するドアハンドルセンサ16と電気的に接続されている。
すなわち、図8に示すように、制御装置14は、ポールスイッチ40がオンからオフとなったこと、すなわち、ポール33がラッチ32を保持しない非保持位置から同ラッチ32をストライカSと係合した状態に保持する保持位置へと変位したことをトリガとして、駆動モータ21をオンからオフに切り替える。
次に、電動スライドドア装置10の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態と上記第1の実施形態との主たる相違点は、ポールスイッチ40がオンからオフに切り替わったとき、制御装置14は、駆動モータ21の駆動を徐々に弱める点である。このため、第2の実施形態において、上記第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を割愛する。
次に、電動スライドドア装置10の第3の実施形態について説明する。なお、第3の実施形態と上記第1の実施形態との主たる相違点は、駆動モータ21に設けられるパルスセンサの情報を、制御装置14が駆動モータ21の制御に用いることである。このため、第3の実施形態において、上記第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を割愛する。
例えば、図8に二点鎖線で示すように、ポールスイッチ40の検出結果がオンに維持される、いわゆるオン故障した場合について説明する。
このように、本例によれば、ポールスイッチ40が故障した場合でも、駆動モータ21をオンからオフに切り替えることができる。すなわち、本例の電動スライドドア装置10によればフェールセールが図られている。
・上記実施形態において、全開ラッチ装置13は、ロアローラーユニット8を構成するロアアーム31に設けられたが、アッパーローラーユニット7、或いはセンターローラーユニット9に設けられてもよい。また、当該全開ラッチ装置13は、ローラーユニット7,8,9のうち複数個に設けられてもよい。
・上記実施形態において、ポールスイッチ40はポール33が回転することにより押下状態と開放状態とが切り替えられる押しスイッチであったが、押しスイッチに限らず、ポール33の回転位置を検出できるものであればよい。
Claims (5)
- 車両開閉体と車両とを繋ぐ駆動ケーブルが巻き取られることにより前記車両開閉体を開閉させる駆動部と、
前記車両開閉体及び前記車両のいずれか一方に設けられるストライカに対し、他方に設けられて前記ストライカと係合するラッチ、及び当該ラッチを前記ストライカと係合した状態で保持する保持具を有する全開ラッチ装置と、
前記保持具が前記ラッチを前記ストライカと係合した状態で保持したことを検出する検出部と、
前記検出部において、前記保持具が前記ラッチを前記ストライカと係合した状態で保持したことの検出をトリガとして、前記駆動部における前記駆動ケーブルの巻き取りを停止させる制御部とを備える車両開閉体の開閉装置。 - 請求項1に記載の車両開閉体の開閉装置において、
前記制御部は、前記保持具が前記ラッチを前記ストライカと係合した状態で保持したことをトリガとして、前記駆動部における前記駆動ケーブルの巻き取りを徐々に弱め、最終的に停止させる車両開閉体の開閉装置。 - 請求項1又は2に記載の車両開閉体の開閉装置において、
前記駆動部の一構成として、前記駆動ケーブルを巻き取るための駆動源であるモータと、
前記モータの回転パルスを検出するパルスセンサとを備え、
前記制御部は、前記パルスセンサの検出結果から前記車両開閉体が全開位置に到達しているか否かを判定する車両開閉体の開閉装置。 - 請求項3に記載の車両開閉体の開閉装置において、
前記制御部は、前記パルスセンサの検出結果から前記車両開閉体が全開位置に到達したことを判断する状況があらかじめ設定される複数回数に亘って連続したとき、前記検出部における不具合と判定する車両開閉体の開閉装置。 - 車両開閉体と車両とを繋ぐ駆動ケーブルを巻き取る駆動部への制御を通じて、前記車両開閉体の開閉を制御する車両開閉体の開閉制御装置であって、
前記車両開閉体及び前記車両のいずれか一方に設けられるストライカに対し、他方に設けられるラッチが係合し、当該係合した状態を保持具が保持したことをトリガとして、前記駆動部における前記駆動ケーブルの巻き取りを停止させる車両開閉体の開閉制御装置。
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