JP2018039408A - ハイブリッド車両 - Google Patents

ハイブリッド車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2018039408A
JP2018039408A JP2016175657A JP2016175657A JP2018039408A JP 2018039408 A JP2018039408 A JP 2018039408A JP 2016175657 A JP2016175657 A JP 2016175657A JP 2016175657 A JP2016175657 A JP 2016175657A JP 2018039408 A JP2018039408 A JP 2018039408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traffic jam
ecu
soc
engine
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016175657A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6702101B2 (ja
Inventor
友希 小川
Yuki Ogawa
友希 小川
啓介 森崎
Keisuke Morisaki
啓介 森崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2016175657A priority Critical patent/JP6702101B2/ja
Publication of JP2018039408A publication Critical patent/JP2018039408A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6702101B2 publication Critical patent/JP6702101B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/16Information or communication technologies improving the operation of electric vehicles

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】渋滞区間への進入前から渋滞SOC制御を実行するハイブリッド車両が渋滞区間を走行する際に、ユーザに与える違和感を低減しつつ、蓄電装置の枯渇を抑制する。
【解決手段】ハイブリッド車両は、エンジンと、エンジンの動力を用いて発電可能な第1MG(モータジェネレータ)と、駆動輪に接続される第2MGと、第1MGおよび第2MGに電気的に接続される蓄電装置と、HV−ECUとを備える。HV−ECUは、車両が渋滞区間よりも手前の渋滞前区間に進入すると、蓄電装置の目標SOCを増加させる渋滞SOC制御を開始する。さらに、HV−ECUは、車両が渋滞区間を走行する場合、エンジンが停止している場合には渋滞SOC制御を一時的に停止し、エンジンが運転中である場合には渋滞SOC制御を継続する。
【選択図】図6

Description

本開示は、内燃機関、発電機、電動機および蓄電装置を備えるハイブリッド車両に関する。
ハイブリッド車両には、内燃機関と、内燃機関の動力を用いて発電可能な発電機と、駆動輪に接続される電動機と、発電機および電動機に電気的に接続される蓄電装置とが備えられるものが存在する。蓄電装置は、車両の制動時等に電動機が発電する回生電力、および内燃機関の動力を用いて発電機が発電する電力の少なくとも一方によって充電される。
このようなハイブリッド車両において、走行予定経路に渋滞区間が存在する場合、渋滞区間で内燃機関を極力使用しないようにするために、渋滞区間への進入前から蓄電装置の蓄電量を示すSOC(State Of Charge)の目標値(目標SOC)を増加させる渋滞充電制御を実行するものがある(たとえば特許文献1参照)。
特開2000−134719号公報 特開2014−15125号公報
特許文献1に開示された渋滞充電制御は渋滞区間への進入前から蓄電装置の目標SOCを増加させるものであるが、このような渋滞充電制御を渋滞区間への進入後にも継続するか否かが問題となる。
渋滞充電制御を単純に渋滞区間でも継続すると、ユーザに違和感を与えてしまうことが懸念される。すなわち、目標SOCの増加によって内燃機関が始動され易くなるため、渋滞区間でユーザが僅かなアクセルペダル操作を行なっただけで内燃機関が始動してしまい、ユーザに違和感を与えてしまうことが懸念される。
一方、渋滞充電制御を渋滞区間では継続しない場合には、渋滞充電制御を継続する場合よりも内燃機関が始動され難くなるため、発電機による発電が行なわれず蓄電装置が枯渇してしまうことが懸念される。渋滞区間で蓄電装置が枯渇すると、内燃機関の動力を用いた蓄電装置の強制充電が渋滞による停車中においても行なわれることになるが、停車中は走行中に比べてエンジンの運転効率が低いため、燃費が悪化してしまうことが懸念される。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、渋滞区間への進入前から渋滞充電制御を実行するハイブリッド車両が渋滞区間を走行する際に、ユーザに与える違和感を低減しつつ、蓄電装置の枯渇を抑制することである。
本開示によるハイブリッド車両は、内燃機関と、内燃機関の動力を用いて発電可能な第1回転電機と、駆動輪に接続される第2回転電機と、第1回転電機および第2回転電機に電気的に接続される蓄電装置と、走行予定経路における渋滞区間への進入前から、蓄電装置の蓄電量の目標値を増加させる渋滞充電制御を実行する制御装置とを備える。制御装置は、ハイブリッド車両が渋滞区間を走行する場合、第1処理または第2処理を実行する。第1処理は、内燃機関の運転中に渋滞充電制御を継続し、内燃機関の停止中に渋滞充電制御を一時的に停止する処理である。第2処理は、渋滞充電制御を継続しつつ蓄電装置の蓄電量の目標値の増加量を低減する処理である。
上記構成によれば、渋滞区間への進入前から渋滞充電制御が実行される。さらに、渋滞区間において、第1処理または第2処理が実行される。
第1処理では、渋滞区間において、内燃機関の運転中に限り渋滞充電制御が継続される。具体的には、内燃機関が停止中である場合には、渋滞充電制御が一時的に停止される。これにより、僅かなアクセルペダル操作で内燃機関が始動してしまうことが抑制されるため、ユーザに与える違和感が低減される。さらに、第1処理では、渋滞区間において、たとえばユーザによる通常のアクセル操作によって内燃機関が運転中である場合には、渋滞充電制御が継続される。これにより、蓄電装置の蓄電量の増加が促進されるため、蓄電装置の枯渇が抑制される。その結果、ハイブリッド車両が渋滞区間を走行する際に、ユーザに与える違和感を低減しつつ、蓄電装置の枯渇を抑制することができる。
第2処理では、渋滞区間において、渋滞充電制御が継続されるが、蓄電装置の蓄電量の目標値の増加量は低減される。これにより、蓄電量の目標値の増加量を低減せずに渋滞充電制御を継続する場合よりも、内燃機関を始動し難くすることができる。さらに、渋滞充電制御を停止する場合よりも、内燃機関の運転中において蓄電装置の蓄電量の増加を促進することができる。その結果、ハイブリッド車両が渋滞区間を走行する際に、ユーザに与える違和感を低減しつつ、蓄電装置の枯渇を抑制することができる。
車両の全体構成図である。 HV−ECU、各種センサ及びナビゲーション装置の詳細な構成を示すブロック図である。 HV−ECUの処理手順を示すフローチャート(その1)である。 充放電要求パワーPbの算出方法の一例を示した図である。 蓄電装置の目標SOCおよびSOCの変化の一例を示す図である。 HV−ECUの処理手順を示すフローチャート(その2)である。 HV−ECUの処理手順を示すフローチャート(その3)である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態による車両1の全体構成図である。車両1は、エンジン10と、第1モータジェネレータ(以下「第1MG」ともいう)20と、第2モータジェネレータ(以下「第2MG」ともいう)30と、動力分割装置40と、PCU(Power Control Unit)50と、蓄電装置60と、駆動輪80とを備える。
この車両1は、エンジン10の動力及び第2MG30の動力の少なくとも一方によって走行するハイブリッド車両である。
エンジン10は、空気と燃料との混合気を燃焼させたときに生じる燃焼エネルギをピストンやロータなどの運動子の運動エネルギに変換することによって動力を出力する内燃機関である。動力分割装置40は、たとえば、サンギヤ、キャリア、リングギヤの3つの回転軸を有する遊星歯車機構を含む。動力分割装置40は、エンジン10から出力される動力を、第1MG20を駆動する動力と、駆動輪80を駆動する動力とに分割する。
第1MG20及び第2MG30は、交流回転電機であり、たとえば、ロータに永久磁石が埋設された三相交流同期電動機である。第1MG20は、主として、動力分割装置40を経由してエンジン10により駆動される発電機として用いられる。第1MG20が発電した電力は、PCU50を介して第2MG30又は蓄電装置60へ供給される。
第2MG30は、主として電動機として動作し、駆動輪80を駆動する。第2MG30は、蓄電装置60からの電力及び第1MG20の発電電力の少なくとも一方を受けて駆動され、第2MG30の駆動力は駆動輪80に伝達される。一方、車両1の制動時や下り坂での加速度低減時には、第2MG30は、発電機として動作して回生発電を行なう。第2MG30が発電した電力は、PCU50を介して蓄電装置60に回収される。
PCU50は、蓄電装置60から受ける直流電力を、第1MG20及び第2MG30を駆動するための交流電力に変換する。また、PCU50は、第1MG20及び第2MG30により発電された交流電力を、蓄電装置60を充電するための直流電力に変換する。PCU50は、たとえば、第1MG20及び第2MG30に対応して設けられる2つのインバータと、各インバータに供給される直流電圧を蓄電装置60の電圧以上に昇圧するコンバータとを含んで構成される。
蓄電装置60は、再充電可能な直流電源であり、たとえばリチウムイオン電池やニッケル水素電池等の二次電池を含んで構成される。蓄電装置60は、第1MG20及び第2MG30の少なくとも一方が発電した電力を受けて充電される。そして、蓄電装置60は、その蓄えられた電力をPCU50へ供給する。なお、蓄電装置60として電気二重層キャパシタ等も採用可能である。
また、蓄電装置60には、蓄電装置60の電圧、入出力電流及び温度をそれぞれ検出する電圧センサ、電流センサ及び温度センサが設けられており、各センサの検出値がBAT−ECU110へ出力される。
車両1は、さらに、HV−ECU(Electronic Control Unit)100と、BAT−ECU110と、各種センサ120と、ナビゲーション装置130と、HMI(Human Machine Interface)装置140とを備える。
図2は、図1に示したHV−ECU100、各種センサ120及びナビゲーション装置130の詳細な構成を示すブロック図である。HV−ECU100、BAT−ECU110、ナビゲーション装置130、及びHMI装置140は、CAN(Controller Area Network)150を通じて互いに通信可能に構成されている。
各種センサ120は、たとえば、アクセルペダルセンサ122、車速センサ124、ブレーキペダルセンサ126を含む。アクセルペダルセンサ122は、ユーザによるアクセルペダル操作量(以下「アクセル開度」ともいう)ACCを検出する。車速センサ124は、車両1の車速VSを検出する。ブレーキペダルセンサ126は、ユーザによるブレーキペダル操作量BPを検出する。これらの各センサは、検出結果をHV−ECU100へ出力する。
HV−ECU100は、CPU(Central Processing Unit)、処理プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、各種信号を入出力するための入出力ポート(図示せず)等を含み、メモリ(ROM及びRAM)に記憶された情報や各種センサ120からの情報に基づいて、所定の演算処理を実行する。そして、HV−ECU100は、演算処理の結果に基づいて、エンジン10、PCU50、HMI装置140等の各機器を制御する。
また、HV−ECU100は、車両1の省エネルギ運転を支援するための制御として、渋滞SOC制御(渋滞充電制御)を実行する。渋滞SOC制御とは、ナビゲーション装置130の地図情報および渋滞情報を用いて、車両1の走行予定経路に所定条件を満たす対象渋滞区間があるか否かを判定し、対象渋滞区間がある場合には、その区間への進入前から、蓄電装置60の目標SOCを増加することによって蓄電装置60の充電を促進する制御である。渋滞SOC制御の詳細については、後に詳しく説明する。
BAT−ECU110も、CPU、ROM、RAM、入出力ポート等を含み(いずれも図示せず)、蓄電装置60の入出力電流及び/又は電圧の検出値に基づいて蓄電装置60のSOCを算出する。SOCは、たとえば、蓄電装置60の満充電容量に対する現在の蓄電量を百分率で表される。そして、BAT−ECU110は、算出されたSOCをHV−ECU100へ出力する。なお、HV−ECU100においてSOCを算出してもよい。
ナビゲーション装置130は、ナビゲーションECU132と、地図情報データベース(DB)134と、GPS(Global Positioning System)受信部136と、交通情報受信部138とを含む。
地図情報DB134は、ハードディスクドライブ(HDD)等によって構成され、地図情報を記憶している。地図情報は、交差点や行き止まり等の「ノード」、ノード同士を接続する「リンク」、及びリンク沿いにある「施設」(建物や駐車場等)に関するデータを含む。また、地図情報は、各ノードの位置情報、各リンクの距離情報、各リンクに含まれる道路種別情報(トンネル、橋、高架道路、海沿い、山際などの道路など)、各リンクの勾配情報等を含む。
GPS受信部136は、GPS衛星(図示せず)からの信号(電波)に基づいて車両1の現在位置を取得し、車両1の現在位置を示す信号をナビゲーションECU132へ出力する。
交通情報受信部138は、FM多重放送等によって提供されている道路交通情報(たとえばVICS(登録商標)情報)を受信する。この道路交通情報は、少なくとも渋滞情報を含み、その他道路規制情報や駐車場情報等も含み得る。この道路交通情報は、たとえば5分おきに更新される。
ナビゲーションECU132は、CPU、ROM、RAM、入出力ポート(図示せず)等を含み、地図情報DB134、GPS受信部136及び交通情報受信部138から受ける各種情報や信号に基づいて、車両1の現在位置、並びにその周辺の地図情報及び渋滞情報等をHMI装置140及びHV−ECU100へ出力する。
また、ナビゲーションECU132は、HMI装置140においてユーザにより車両1の目的地が入力されると、車両1の現在位置から目的地までの経路(走行予定経路)を地図情報DB134に基づいて探索する。この走行予定経路は、車両1の現在位置から目的地までのノード及びリンクの集合によって構成される。そして、ナビゲーションECU132は、車両1の現在位置から目的地までの探索結果(ノード及びリンクの集合)をHMI装置140へ出力する。
また、ナビゲーションECU132は、HV−ECU100からの求めに応じて、走行予定経路における、現在位置から所定距離(たとえば10km程度)内の地点までの地図情報および道路交通情報(以下「先読み情報」とも称する。)をHV−ECU100へ出力する。なお、この先読み情報は、HV−ECU100における渋滞SOC制御に用いられる(後述)。
HMI装置140は、車両1の運転を支援するための情報をユーザに提供する装置である。HMI装置140は、代表的には、車両1の室内に設けられたディスプレイ(視覚情報表示装置)であり、スピーカ(聴覚情報出力装置)等も含む。HMI装置140は、視覚情報(図形情報、文字情報)や聴覚情報(音声情報、音情報)等を出力することによって様々な情報をユーザに提供する。
HMI装置140は、ナビゲーション装置130のディスプレイとして機能する。すなわち、HMI装置140は、車両1の現在位置、並びにその周辺の地図情報及び渋滞情報等をナビゲーション装置130からCAN150を通じて受信し、車両1の現在位置をその周辺の地図情報及び渋滞情報とともに表示する。
また、HMI装置140は、ユーザが操作可能なタッチパネルとしても作動し、ユーザは、タッチパネルに触れることによって、たとえば、表示されている地図の縮尺を変更したり、車両1の目的地を入力したりすることができる。HMI装置140において目的地が入力されると、その目的地の情報がCAN150を通じてナビゲーション装置130へ送信される。
上述のように、ナビゲーションECU132は、HV−ECU100からの求めに応じて、上述の先読み情報(地図情報および道路交通情報)をHV−ECU100へ出力する。そして、HV−ECU100は、ナビゲーションECU132から先読み情報を受信すると、受信した先読み情報に基づいて走行予定経路における対象渋滞区間を探索し、走行予定経路に対象渋滞区間が存在する場合に上述の渋滞SOC制御を実行する。
<走行制御>
渋滞SOC制御の詳細な説明に先立ち、まず、HV−ECU100によって実行される車両1の走行制御について説明する。
図3は、HV−ECU100により実行される走行制御の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示される一連の処理は、たとえば車両1のシステムスイッチがオンされている場合に所定時間毎に繰り返し実行される。
HV−ECU100は、アクセルペダルセンサ122及び車速センサ124からそれぞれアクセル開度ACC及び車速VSの検出値を取得するとともに、蓄電装置60のSOCをBAT−ECU110から取得する(ステップS10)。
次いで、HV−ECU100は、取得されたアクセル開度ACC及び車速VSの検出値に基づいて、車両1に対する要求トルクTrを算出する(ステップS15)。たとえば、アクセル開度ACCと、車速VSと、要求トルクTrとの関係を示すマップを事前に準備してHV−ECU100のROMにマップとして記憶しておき、そのマップを用いて、アクセル開度ACC及び車速VSの検出値に基づいて要求トルクTrを算出することができる。そして、HV−ECU100は、算出された要求トルクTrに車速VSを乗算することによって、車両1に対する走行パワーPd(要求値)を算出する(ステップS20)。
続いて、HV−ECU100は、蓄電装置60に対する充放電要求パワーPbを算出する(ステップS25)。この充放電要求パワーPbは、蓄電装置60のSOC(実績値)とその目標との差ΔSOCに基づいて算出され、充放電要求パワーPbが正の値であるときは、蓄電装置60に対して充電が要求されることを示し、充放電要求パワーPbが負の値であるときは、蓄電装置60に対して放電が要求されることを示す。
図4は、蓄電装置60に対する充放電要求パワーPbの算出方法の一例を示した図である。蓄電装置60のSOC(実績値)と、SOCの制御目標を示す目標SOCとの差ΔSOCが正の値であるとき(SOC>目標SOC)、充放電要求パワーPbは負の値となり(放電要求)、ΔSOCの絶対値が大きいほど充放電要求パワーPbの絶対値も大きくなる。一方、ΔSOCが負の値であるとき(SOC<目標SOC)、充放電要求パワーPbは正の値となり(充電要求)、ΔSOCの絶対値が大きいほど充放電要求パワーPbの絶対値も大きくなる。なお、この例では、ΔSOCの絶対値が小さい場合には、充放電要求パワーPbを0とする不感帯が設けられている。
図3に戻って、HV−ECU100は、次式(1)に示されるように、ステップS20において算出された走行パワーPdと、ステップS25において算出された充放電要求パワーPbと、システム損失Plossとの合計値を、エンジン10に対して要求されるエンジン要求パワーPeを算出する(ステップS30)。
Pe=Pd+Pb+Ploss …(1)
次いで、HV−ECU100は、算出されたエンジン要求パワーPeが所定のエンジン始動しきい値Pethよりも大きいか否かを判定する(ステップS35)。なお、しきい値Pethは、エンジン10が所定の運転効率よりも高い運転効率で運転され得る値に設定される。
ステップS35においてエンジン要求パワーPeがしきい値Pethよりも大きいと判定されると(ステップS35においてYES)、HV−ECU100は、エンジン10を始動するようにエンジン10を制御する(ステップS40)。なお、エンジン10が既に運転中であれば、このステップはスキップされる。そして、HV−ECU100は、エンジン10及び第2MG30の双方からの出力を用いて車両1が走行するようにエンジン10及びPCU50を制御する。すなわち、車両1は、エンジン10及び第2MG30の出力を用いたハイブリッド走行(HV走行)を行なう(ステップS45)。HV走行中において、エンジン10の動力の一部を用いた第1MG20による発電が行なわれる。
一方、ステップS35においてエンジン要求パワーPeがしきい値Peth以下であると判定されると(ステップS35においてNO)、HV−ECU100は、エンジン10を停止するようにエンジン10を制御する(ステップS50)。なお、エンジン10が既に停止中であれば、このステップはスキップされる。そして、HV−ECU100は、第2MG30の出力のみを用いて車両1が走行するようにPCU50を制御する。すなわち、車両1は、第2MG30の出力のみを用いた電動機走行(EV走行)を行なう(ステップS55)。
なお、上記において、実際のSOCが目標SOCよりも高いときは(ΔSOC>0)、充放電要求パワーPbは負の値となるので、SOCが目標SOCに制御されている場合に比べて、エンジン要求パワーPeが小さくなることによりエンジン10は始動され難い状態となることが理解される。その結果、蓄電装置60の放電が促進され、SOCは低下傾向を示す。
一方、実際のSOCが目標SOCよりも低いときは(ΔSOC<0)、充放電要求パワーPbは正の値となるので、SOCが目標SOCに制御されている場合に比べて、エンジン要求パワーPeが大きくなることによりエンジン10は始動され易い状態となることが理解される。その結果、蓄電装置60の充電が促進され、SOCは上昇傾向を示す。
<渋滞SOC制御>
次に、HV−ECU100により実行される渋滞SOC制御の詳細について説明する。
図5は、渋滞SOC制御が実行される場合の蓄電装置60の目標SOCおよびSOCの変化の一例を示す図である。図5において、横軸は車両1の走行予定経路の各地点を示し、縦軸は蓄電装置60のSOCを示す。実線L11は、蓄電装置60の目標SOCを示す。また、実線L12は、渋滞SOC制御が実行される場合のSOCの推移を示し、点線L13は、比較例として、渋滞SOC制御が実行されない場合のSOCの推移を示す。図示されている例では、走行予定経路の区間1〜区間8(リンク1〜リンク8)が示されている。なお、この例では、区間1〜区間8は平坦路であるものとする。
HV−ECU100は、車両1の現在位置、走行予定経路情報、及び道路交通情報(渋滞情報)をナビゲーション装置130から取得し、これらの情報に基づいて、渋滞SOC制御の制御対象となる対象渋滞区間(以下「渋滞区間B」ともいう)を探索する。たとえば、走行予定経路において車両1の現在位置から所定範囲(たとえば10km)内に所定長以上の渋滞が発生している場合に、HV−ECU100は、その区間を渋滞区間Bとして特定する。図5では、地点P10において、渋滞区間Bの探索が行なわれ、区間4〜区間6が渋滞区間Bであると特定された場合が示されている。
HV−ECU100は、通常時(渋滞SOC制御の非実行時、たとえば区間1や区間7,8参照)は、蓄電装置60の目標SOCをSnに設定する。仮に、蓄電装置60のSOCがSnに制御されたままで車両1が渋滞区間B(区間4〜区間6)に進入すると、渋滞区間Bでは走行パワーが小さいことによりEV走行が主体的となるので、SOCはSnから低下する(点線L13)。そして、渋滞区間Bの走行中に地点P15aにおいてSOCが下限値SLまで低下すると、エンジン10が強制的に始動され、第1MG20による蓄電装置60の強制充電が行なわれる。このような強制充電は、渋滞区間Bでの停車中(エンジン10を最適動作点で運転できず、エンジン10の運転効率が低い状況)であっても実行されるため、燃費が悪化してしまう。
そこで、HV−ECU100は、渋滞区間Bの開始地点P13より所定距離手前の地点P11aから渋滞区間Bの開始地点P13までの区間を「渋滞前区間A」と特定する。そして、渋滞前区間Aの開始地点11aに車両1が到達すると、HV−ECU100は、目標SOCをSnからSnよりも高いShに変更する(実線L11)。そうすると、SOCが目標SOCよりも低い状態となり(ΔSOC<0)、上述のように、蓄電装置60の充電が促進され、SOCは上昇する(区間2,3における実線L12参照)。
なお、図5には、渋滞区間Bにエンジン10が停止中であり、渋滞SOC制御が一時的に停止されて蓄電装置60の目標SOCがShからSnに戻される例が示されている。渋滞区間Bにおける渋滞SOC制御の一時停止については後ほど詳細に説明する。
渋滞区間Bの終了地点P16に車両1が到達すると、HV−ECU100は、渋滞SOC制御を終了する。
<渋滞区間Bにおける渋滞SOC制御の継続および一時停止>
上述したように、渋滞SOC制御は、渋滞前区間A(渋滞区間Bへの進入前)から、目標SOCをSnからShに増加させるものである。このような渋滞SOC制御を渋滞区間Bへの進入後にも継続するか否かが問題となる。
渋滞区間Bでも渋滞SOC制御を継続する場合、ユーザに違和感を与えてしまうことが懸念される。すなわち、目標SOCの増加によってエンジン要求パワーPeが増加するため、通常時ではエンジン10が始動しないような僅かなアクセル操作をユーザが渋滞区間Bで行なっただけでもエンジン10が始動してしまい、ユーザに違和感を与えてしまうことが懸念される。特に、渋滞区間Bでは車両1の停止および発進が繰り返されることが想定されるため、車両1の発進時にユーザが僅かなアクセル操作を行なっただけでエンジン10が始動してしまうシーンが頻発し、ユーザが違和感を感じ易くなる。
一方、渋滞区間Bでは渋滞SOC制御を継続しない場合、渋滞SOC制御を継続する場合よりもエンジン10が始動され難くなるため、渋滞区間Bで蓄電装置60の電力が想定以上に消費されてしまうと、蓄電装置60が枯渇(SOCが下限値SLまで低下)してしまうことが懸念される。なお、渋滞区間Bで蓄電装置60が枯渇すると、渋滞による停車中においてもエンジン10の動力を用いた蓄電装置60の強制充電が行なわれることになるが、停車中は走行中に比べてエンジン10の運転効率が低く、燃費が悪化してしまうことが懸念される。
以上の点に鑑み、本実施の形態によるHV−ECU100は、車両1が渋滞区間Bを走行する場合、エンジン10が運転中である場合に限り渋滞SOC制御を継続する。具体的には、HV−ECU100は、渋滞区間Bにおいてエンジン10が停止している場合、渋滞SOC制御を一時的に停止する。これにより、僅かなアクセルペダル操作でエンジン10が始動してしまうことが抑制されるため、ユーザに与える違和感が低減される。さらに、HV−ECU100は、渋滞区間Bにおいて、たとえばユーザによる通常のアクセル操作によってエンジン10が運転中である場合には、渋滞SOC制御を継続する。これにより、蓄電装置60の充電が促進されるため、蓄電装置60の枯渇が抑制される。その結果、車両1が渋滞区間Bを走行する際に、ユーザに与える違和感を低減しつつ、蓄電装置60の枯渇を抑制することができる。
<渋滞SOC制御の制御フロー>
図6は、HV−ECU100により実行される渋滞SOC制御の処理手順を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示される一連の処理は、たとえば車両1のシステムスイッチ等がオンされている場合に所定時間毎に繰り返し実行される。
HV−ECU100は、先読み情報の更新タイミングであるか否かを判定する(ステップS110)。先読み情報とは、上述したように、走行予定経路における、現在位置から所定距離(たとえば10km程度)内の地点までの地図情報および道路交通情報である。先読み情報の更新タイミングは、たとえば、車両1の走行経路が変更されたとき(走行予定経路から車両1が離脱したとき)、道路交通情報(渋滞情報)が更新されたとき、所定時間(たとえば1分)経過したとき、所定距離走行したとき、制御対象(渋滞区間B)を通過したとき等である。
ステップS110において先読み情報の更新タイミングであると判定されると(ステップS110においてYES)、HV−ECU100は、ナビゲーション装置130から取得される走行予定経路情報及び道路交通情報(渋滞情報)に基づいて、制御対象(渋滞区間B)の探索処理を実行する(ステップS115)。なお、ステップS110において先読み情報の更新タイミングではないと判定されると(ステップS110においてNO)、HV−ECU100は、ステップS115の処理を実行することなくステップS120へ処理を移行する。
次いで、HV−ECU100は、走行予定経路に制御対象(渋滞区間B)が存在するか否かを判定する(ステップS120)。ステップS120において走行予定経路に制御対象(渋滞区間B)は無いと判定されると(ステップS120においてNO)、HV−ECU100は、以降の一連の処理を実行することなくリターンへと処理を移行する。
ステップS120において走行予定経路に制御対象(渋滞区間B)が有ると判定されると(ステップS120においてYES)、HV−ECU100は、車両1が渋滞前区間A(渋滞区間Bの開始地点より所定距離手前の地点から渋滞区間Bの開始地点までの区間)に進入する前であるか否かを判定する(ステップS125)。
ステップS125において車両1が渋滞前区間Aに進入する前であると判定されると(ステップS125においてYES)、HV−ECU100は、以降の一連の処理を実行することなくリターンへと処理を移行する。
ステップS125において車両1が渋滞前区間Aに進入した後であると判定されると(ステップS125においてNO)、HV−ECU100は、車両1が渋滞前区間Aを走行中であるか否かを判定する(ステップS130)。
ステップS130において車両1が渋滞前区間Aを走行中であると判定されると(ステップS130においてYES)、HV−ECU100は、渋滞SOC制御を実行する(ステップS135)。すなわち、HV−ECU100は、目標SOCをSnからShに増加させる。
ステップS130において車両1が渋滞前区間Aを走行中でないと判定されると(ステップS130においてNO)、HV−ECU100は、車両1が渋滞区間Bを走行中であるか否かを判定する(ステップS140)。
ステップS140において車両1が渋滞区間Bを走行中であると判定されると(ステップS140においてYES)、HV−ECU100は、エンジン10が運転中であるか否かを判定する(ステップS145)。たとえば、HV−ECU100は、エンジン要求パワーPeがしきい値Pethを超えた(図3のステップS35においてYESと判定された)ことによってエンジン10が実際に運転中である場合に、エンジン10が運転中であると判定する。なお、ステップS145においてYESと判定する条件は、上記の条件に限定されない。たとえば、エンジン要求パワーPe以外の要因(たとえばエアコン作動要求あるいは蓄電装置60の昇温要求など)によってエンジン10が実際に運転中である場合に、ステップS145においてYESと判定するようにしてもよい。また、たとえば、第1MG20および駆動輪80の回転に引きずられてエンジン10が回転させられている場合に、エンジン10が運転中であるとみなして、ステップS145においてYESと判定するようにしてもよい。また、ユーザがレーシング(ニュートラル状態でのアクセル操作)を行っている場合に、ステップS145においてYESと判定するようにしてもよい。
ステップS145においてエンジン10が運転中でないと判定されると(ステップS145においてNO)、HV−ECU100は、渋滞SOC制御を一時的に停止する(ステップS150)。具体的には、HV−ECU100は、目標SOCを一時的に通常時のSnに設定する。
ステップS145においてエンジン10が運転中であると判定されると(ステップS145においてYES)、HV−ECU100は、処理をステップS135に移し、渋滞SOC制御を継続する。具体的には、HV−ECU100は、渋滞SOC制御が実行中である場合には渋滞SOC制御の実行を継続して目標SOCをShに維持し、渋滞SOC制御の一時停止中である場合には渋滞SOC制御の実行を再開して目標SOCをSnからShに増加させる。
ステップS140において車両1が渋滞区間Bを走行中でないと判定されると(ステップS140においてNO)、HV−ECU100は、車両1が渋滞区間Bを通過したと判定して、渋滞SOC制御を終了する(ステップS160)。具体的には、HV−ECU100は、目標SOCを通常時のSnに設定する。
以上のように、本実施の形態によるHV−ECU100は、車両1が渋滞区間Bよりも手前の渋滞前区間Aに進入すると、目標SOCをSnからShに増加させる渋滞SOC制御を開始する。さらに、HV−ECU100は、車両1が渋滞区間Bを走行する場合、エンジン10が停止中である場合には渋滞SOC制御を一時的に停止し、エンジン10が運転中である場合には渋滞SOC制御を継続する。これにより、エンジン10の停止中にはエンジン10を始動し難くしてユーザに与える違和感を低減しつつ、エンジン10の運転中には蓄電装置60の充電を促進して蓄電装置60の枯渇を抑制する。その結果、渋滞区間の走行中において、ユーザに与える違和感を低減しつつ、蓄電装置60の枯渇を抑制することができる。
<変形例>
上述の実施の形態によるHV−ECU100は、渋滞区間Bにおいて、エンジン10が停止中である場合には渋滞SOC制御を一時的に停止し、エンジン10が運転中である場合には渋滞SOC制御を継続する処理(第1処理)を行なった。
これに対し、本変形例によるHV−ECU100は、上記の処理(第1処理)に代えて、渋滞区間Bにおいて、渋滞SOC制御を継続しつつ、渋滞前区間Aよりも目標SOCの増加量を低減する処理(第2処理)を行なう。その他の構造、機能、処理は、前述の実施の形態と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
図7は、本変形例によるHV−ECU100により実行される渋滞SOC制御の処理手順を示すフローチャートである。図7に示すフローチャートは、前述の図6のステップS145およびステップS150の処理に代えて、ステップS150の処理を追加したものである。その他のステップ(前述の図6に示したステップと同じ番号を付しているステップ)については、既に説明したため詳細な説明はここでは繰り返さない。
ステップS140において車両1が渋滞区間Bを走行中であると判定されると(ステップS140においてYES)、HV−ECU100は、渋滞SOC制御を継続しつつ、目標SOCを所定値Smに設定する(ステップS155)。ここで、所定値Smは、渋滞前区間Aにおける目標SOCである「Sh」よりも小さく、通常時の目標SOCである「Sn」よりも大きい値に設定される。すなわち、HV−ECU100は、渋滞区間Bにおいて、目標SOCを通常時よりも増加させる渋滞SOC制御を継続しつつ、渋滞区間Bでの目標SOCの増加量(=Sm−Sn)を、渋滞前区間Aでの目標SOCの増加量(=Sh−Sn)よりも低減する。
これにより、渋滞区間Bにおいて、目標SOCの増加量を低減せずに渋滞SOC制御を継続する場合よりも、エンジン10を始動し難くすることができる。さらに、渋滞区間Bにおいて、渋滞SOC制御を停止する場合よりも、エンジン10の運転中において蓄電装置60の充電を促進することができる。その結果、車両1が渋滞区間Bを走行する際に、ユーザに与える違和感を低減しつつ、蓄電装置60の枯渇を抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両、10 エンジン、20 第1MG、30 第2MG、40 動力分割装置、50 PCU、60 蓄電装置、80 駆動輪、100 HV−ECU、110 BAT−ECU、120 各種センサ、122 アクセルペダルセンサ、124 車速センサ、126 ブレーキペダルセンサ、130 ナビゲーション装置、136 GPS受信部、138 交通情報受信部、140 HMI装置。

Claims (1)

  1. ハイブリッド車両であって、
    内燃機関と、
    前記内燃機関の動力を用いて発電可能な第1回転電機と、
    駆動輪に接続される第2回転電機と、
    前記第1回転電機および前記第2回転電機に電気的に接続される蓄電装置と、
    走行予定経路における渋滞区間への進入前から、前記蓄電装置の蓄電量の目標値を増加させる渋滞充電制御を実行する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記ハイブリッド車両が前記渋滞区間を走行する場合、第1処理または第2処理を実行し、
    前記第1処理は、前記内燃機関の運転中に前記渋滞充電制御を継続し、前記内燃機関の停止中に前記渋滞充電制御を一時的に停止する処理であり、
    前記第2処理は、前記渋滞充電制御を継続しつつ前記蓄電装置の蓄電量の目標値の増加量を低減する処理である、ハイブリッド車両。
JP2016175657A 2016-09-08 2016-09-08 ハイブリッド車両 Expired - Fee Related JP6702101B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016175657A JP6702101B2 (ja) 2016-09-08 2016-09-08 ハイブリッド車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016175657A JP6702101B2 (ja) 2016-09-08 2016-09-08 ハイブリッド車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018039408A true JP2018039408A (ja) 2018-03-15
JP6702101B2 JP6702101B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=61624883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016175657A Expired - Fee Related JP6702101B2 (ja) 2016-09-08 2016-09-08 ハイブリッド車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6702101B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000134719A (ja) * 1998-10-29 2000-05-12 Isuzu Motors Ltd パラレル・ハイブリッド電気自動車のバッテリ充電制御装置
JP2010000833A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両の制御装置
JP2011063186A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Denso Corp 車両駆動制御装置
JP2011098652A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp ハイブリッド電気自動車の制御装置
JP2011121406A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp ハイブリッド電気自動車の制御装置
JP2014015125A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両の制御装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000134719A (ja) * 1998-10-29 2000-05-12 Isuzu Motors Ltd パラレル・ハイブリッド電気自動車のバッテリ充電制御装置
JP2010000833A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両の制御装置
JP2011063186A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Denso Corp 車両駆動制御装置
JP2011098652A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp ハイブリッド電気自動車の制御装置
JP2011121406A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp ハイブリッド電気自動車の制御装置
JP2014015125A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6702101B2 (ja) 2020-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10913442B2 (en) Hybrid vehicle
CN107804155B (zh) 电动车辆和用于电动车辆的控制方法
US10124678B2 (en) Hybrid vehicle control apparatus
US9969271B2 (en) Hybrid vehicle control apparatus
EP3121080B1 (en) Control apparatus for hybrid vehicle, and hybrid vehicle
JP6812903B2 (ja) ハイブリッド車両
US20170021821A1 (en) Hybrid vehicle control apparatus
JP5765194B2 (ja) 車両および車両の制御方法
JP2010268617A (ja) 車両
JP6753206B2 (ja) ハイブリッド車両
JP2018029409A (ja) 電動車両
JP6702101B2 (ja) ハイブリッド車両
JP6790744B2 (ja) 電動車両の制御装置
JP6702102B2 (ja) ハイブリッド車両
JP6753207B2 (ja) 電動車両
JP6772796B2 (ja) 電動車両
JP6822083B2 (ja) 電動車両の制御装置
JP6753208B2 (ja) 電動車両
JP2018075990A (ja) 電動車両の制御装置
JP2022085238A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2021123290A (ja) ハイブリッド車両
JP2018090052A (ja) 電動車両
JP2018090051A (ja) 電動車両
JP2018040773A (ja) 車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190529

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200327

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200420

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6702101

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees