JP2018039355A - 後部車室用荷物収納シート - Google Patents

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Abstract

【課題】長尺又はサイズの大きい荷物も車両の後部座席に容易に収納できる後部車室用荷物収納シートを提供する。【解決手段】後部車室用荷物収納シート1は、車両7の前部座席8の背もたれ9の上端部と、後部座席10の背もたれ9の上端部との間に、一方の面を上にして、縦糸2が車両7の前後方向に沿うように、かつ後部座席10の座部12に接触しないように渡される網状シート4と、網状シート4の各網目を形成する縦糸部分6に対し、縦糸部分6毎に、その周りで回転し得るように設けられた回転体5とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の後部車室に荷物を収納するために使用される後部車室用荷物収納シートに関する。
従来、車両の車室内で手荷物などを安全に載置しておくための手段として、前部座席と後部座席のシートとの間で略水平に延びてその間の空間を上下に仕切り、上面に荷物を載置できるようにしたネットが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたネットは、後部座席内に、引き出し可能に格納できるようになっている。
また、車両の座席に取り付けられて荷物を収納できるように構成され、荷物の収納に使用していないときにはクッションとして使用可能な荷物収納具も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に記載された荷物収納具は、座席の座部上に載置した状態で使用され、荷物の収納に使用する場合には、座部上に配置される略四角形状の底壁部と、該底壁部から上方に延びる略四角筒形状の側壁部とで囲われて上方が開口した略箱形状の状態とされる。
特開2006−205875号公報 特開2013−116272号公報
しかしながら、上記特許文献1のネットによれば、単にネットを前部座席と後部座席のシートとの間に配置するだけであるため、ゴルフバッグのような長くて大きい荷物を収納するには収納スペースが狭い。また、ネット上に長い荷物の一端を載せ、車幅方向に押しながら車室内に挿入し、ネット上に載置するような荷物の収納方法は、ネットが荷物に引っ掛かるので、実行することが困難である。
また、特許文献2の荷物収納具によれば、荷物の収納空間が狭く、かつ収納空間を区画する側壁部が邪魔になるので、ゴルフバッグのような長くて大きい荷物を収納することができない。
本発明の目的は、かかる従来技術の問題点に鑑み、ゴルフバッグのような長くて大きい荷物も車両の後部車室内に容易に収納できる後部車室用荷物収納シートを提供することにある。
第1発明の後部車室用荷物収納シートは、
前部座席の背もたれの上端部と、後部座席の背もたれの上端部との間に、一方の面を上にして、縦糸が車両の前後方向に沿うように、かつ後部座席の座部に接触しないように渡される網状シートと、
前記網状シートの各網目を形成する縦糸部分に対し、縦糸部分毎に、該縦糸部分の周りで回転し得るように設けられた回転体とを備えることを特徴とする。
第1発明によれば、ゴルフバッグのような長くてサイズの大きい荷物を後部車室内に車両の後部ドアを開けて収納する際には、上述のようにして前部座席と後部座席との間に渡された網状シートの後部ドア側に荷物の長手方向端部を載せ、荷物を長手方向に沿って車幅方向に押すことにより荷物が収納される。
このとき、荷物が車幅方向に押されると、網状シートの回転体が荷物との摩擦により回転し、網状シートと荷物との間の摩擦力が低減されるので、荷物は容易に車幅方向に移動する。したがって、ゴルフバッグのような長くて大きい荷物でも、車両の後部車室内に容易に収納することができる。
第2発明の後部車室用荷物収納シートは、第1発明において、
前記網状シートは、前記一方の面と反対側の面を上にして、該後部座席の背もたれ及び該後部座席の座部に接触し、かつ該座部と前記前部座席との間では車両のフロアから離れた状態で該後部座席と該前部座席との間に該網状シートを取り付けるために、該網状シートの縦糸に沿った方向の両端部を、前記前部座席の背もたれの上端部及び前記後部座席の背もたれの上端部にそれぞれ固定する固定手段を備え、
前記網状シートには、前記反対側の面において、その縦糸の方向に沿って一辺が該反対側の面に接続され、かつ該一辺を回動軸として回動させることにより該網状シートに対して倒し及び立てることができる複数の隔壁が設けられており、
前記隔壁は、前記固定手段により前記後部座席と前記前部座席との間に取り付けられた前記網状シートに対して立てることにより、前記後部座席の座部上の空間を車幅方向に区画できる位置に設けられていることを特徴とする。
第2発明によれば、網状シートを、前部座席と後部座席の間に、上述の長くて大きい荷物の収納に使用される網状シートの面とは反対側の面を上にして取り付けて隔壁を立てることにより、後部座席の座部の上を車幅方向に区画することができる。したがって、この区画内に比較的小さい荷物を収納することができる。
この場合、車両が制動されて荷物が前方に移動した場合には、網状シートのうち、後部座席の座部と前部座席との間のフロアから離れた部分により荷物が受け取られるので、荷物がフロアに衝突するのを防止することができる。
第3発明の後部車室用荷物収納シートは、第2発明において、
前記複数の隔壁のうちの一部は、前記固定手段により前記後部座席と前記前部座席との間に取り付けられた前記網状シートに対して立てることにより、該網状シートのうちの前記車両のフロアから離れた状態で取り付けられた部分の上の空間を車幅方向に区画できる位置に設けられていることを特徴とする。
第3発明によれば、網状シートのうちのフロアから離れた状態で取り付けられた部分の上にも隔壁で区画された空間を設け、該空間内に比較的小さい荷物を収納することができる。すなわち、後部座席の足元も、荷物の収納場所として活用することができる。
第4発明の後部車室用荷物収納シートは、第2又は第3発明において、
前記固定手段は、前記網状シートの縦糸に沿った方向の両端部を、前記前部座席の上端部及び前記後部座席の上端部に対して、各相互間の距離を調節し得るように固定するものであることを特徴とする。
第4発明によれば、網状シートを取り付けるための固定手段を、第1発明において網状シートを前部座席の背もたれの上端部と、後部座席の背もたれの上端部との間に渡す際にも用いることができる。
すなわち、後部車室用荷物収納シートの上記の第1発明に沿った使用と、上記の第2発明に沿った使用とにおいて、前部座席及び後部座席に対し、好ましい位置となるように網状シートの前端部及び後端部を固定することができる。
第5発明の後部車室用荷物収納シートは、第1〜第4のいずれかの発明において、
前記回転体は、
前記縦糸上に配置された内側回転体と、
前記内側回転体の外側に同軸上で回転し得るように設けられた外側回転体とで構成され、
前記内側回転体の両端部に前記網状シートの横糸と前記外側回転体との摩擦を回避するフランジ部が設けられていることを特徴とする。
第5発明によれば、回転体から横糸に付与される回転方向の力を減少させて網状シートの耐久性を高めることができる。また、回転体による網状シート及び荷物間の摩擦力低減作用を向上させ、長くて大きい荷物をさらに容易に収納できるようにすることができる。
本発明の一実施形態に係る後部車室用荷物収納シートの一部を示す平面図である。 図1の後部車室用荷物収納シートを、第1面を上にして車両に取り付けた様子を示す図である。 図1の後部車室用荷物収納シートの第2面を示す斜視図である。 図1の後部車室用荷物収納シートを、第2面を上にして車両に取り付けた様子を示す図である。 図2のように、後部車室用荷物収納シートを、第1面を上にして車両に取り付けた場合に、長くて大きい荷物を後部車室内に収納した状態を示す図である。 図1の後部車室用荷物収納シートの回転体の別の例を示す図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る後部車室用荷物収納シートの一部を示す。図1のように、後部車室用荷物収納シート1は、縦糸2と横糸3とで構成される網状シート4と、網状シート4の縦糸2の周りで回転し得るように設けられた回転体5とを備える。
回転体5は、網状シート4の各網目の縦糸部分6に対し、縦糸部分6毎に設けられる。このような網状シート4は、例えば、各縦糸2上に回転体5を配置しておき、その後に各横糸3を各縦糸2に対し、各回転体5の間において溶着などの方法で結合させて製造することができる。
「縦糸」及び「横糸」は矩形状の網の目を形成する一方向に延びた糸及び他方向に延びた糸を意味するにすぎず、いずれの方向に延びた糸を、回転体5を配置する縦糸2として採用するかは任意である。縦糸2及び横糸3としては、例えば、相互に溶着されて樹脂網を形成するものを用いることができる。
図2に示すように、網状シート4は、車両7の前部座席8の背もたれ9の上端部と、後部座席10の背もたれ9の上端部との間に、一方の面である第1面11を上にして、縦糸2が車両7の前後方向に沿うように、かつ後部座席10の座部12に接触しないように渡される。
図3に示すように、網状シート4には、第1面11と反対側の面である第2面13において、その縦糸2の方向に沿った軸線の回りで回動させて網状シート4に対して倒し及び立てることができる複数の隔壁14及び15が設けられる。すなわち、隔壁14及び15の一辺が網状シート4に固定され、回動の軸線を構成している。
図4に示すように、網状シート4は、前部座席8の背もたれ9の上端部と、後部座席10の背もたれ9の上端部との間に、第2面13を上にして、後部座席10の背もたれ9及び後部座席10の座部12に接触させて取り付けることができる。このとき、網状シート4のうち、座部12と前部座席8との間の部分は、車両7のフロア16から離れた状態となるように取り付けられる。
網状シート4をこのように取り付けた状態において、隔壁14は、上記のように立てることによって、後部座席10の座部12上の空間を車幅方向に区画できる位置に設けられる。また、隔壁15は、上記のように立てることによって、網状シート4のうち、座部12と前部座席8との間の部分の上の空間を車幅方向に区画できる位置に設けられる。隔壁14及び15は、板状のシートや網状のシートで構成することができる。
図3に示すように、隔壁14及び15は、網状シート4上に倒したとき及び立てたときに隔壁14を網状シート4に対して回動しないように固定するための固定手段17を有する。網状シート4上には、各固定手段17に対応する位置に、隔壁14を倒したときの固定手段18及び立てたときの固定手段19が設けられる。固定手段17〜19は、面ファスナやファスナボタンで構成することができる。
網状シート4の縦糸2に沿った方向の両端部には、該両端部を前部座席8の上端部及び後部座席10の上端部に対して、該両端部との間の距離が調節できるように固定するためのシート固定手段20が設けられる。
シート固定手段20は、例えば、網状シート4の縦糸2に沿った方向における両端部のそれぞれに設けられて該両端部をそれぞれほぼ一直線状に維持するための芯部材20aと、芯部材20aに設けられた固定用ベルトとで構成される。固定用ベルトは、芯部材20aに対し、前部座席8及び後部座席10の4つのヘッドレスト21に対応する位置にそれぞれ設けられる。芯部材20aは、例えば樹脂製の棒状部材で構成することができる。
固定用ベルトは、各一端が芯部材20aに固定されたバンド対20bと、バンド対20bの他端側を止めるバンド止め20cとで構成することができる。
すなわち、シート固定手段20は、各バンド対20bを対応するヘッドレスト21に回し、バンド止め20cで各バンド対20bを止めることにより、網状シート4の両端部を前部座席8及び後部座席10の上端部に固定できるように構成される。バンド止め20cで各バンド対20bを止める位置を選択することにより、前部座席8及び後部座席10の各上端部に対する網状シート4の両端部の固定位置(各上端部と該両端部との距離)を調整することができる。
なお、バンド止め20cの代わりにバックルを用いてもよい。また、固定用ベルトとして、バンド対20b及びバンド止め20cの代わりに、一端が芯部材20aに固定された紐状の部材をヘッドレスト21に対して単に結び付けるようにしたものを用いてもよい。
この構成において、後部車室用荷物収納シート1を用いて、ゴルフバッグなどのような比較的寸法の長い物や大きい荷物を車両7の後部車室内に収納する際には、まず、網状シート4を、その第1面11を上にして、縦糸2が車両7の前後方向に沿うようにして、前部座席8の背もたれ9の上端部と、後部座席10の背もたれ9の上端部との間に配置する。
ただしこのとき、隔壁14及び15上の固定手段17が網状シート4上の固定手段18に固定されており、隔壁14及び15は、網状シート4上に倒された(畳まれた)状態にある。
次に、網状シート4の後端部を、後部座席10のヘッドレスト21にシート固定手段20で固定する。また、網状シート4の前端部を、前部座席8のヘッドレスト21にシート固定手段20で固定する。ただし、この固定に際しては、網状シート4が後部座席10の座部12に接触しないように、後部座席10及び前部座席8のヘッドレスト21に対する網状シート4の後端部及び前端部の固定位置が、シート固定手段20により調整される。
すなわち、この場合、各ヘッドレスト21に対し、網状シート4の後端部及び前端部が比較的近くに位置するように、シート固定手段20による固定位置が調整される。これにより、図2のように、網状シート4が、後部座席10の座部12に接触することなく、前部座席8と後部座席10との間に渡された状態となる。
このシート固定手段20による固定位置の調整は、後述のように網状シート4上に荷物を完全に収納した状態でも、網状シート4が後部座席10の座部12に接触することがないように調整されるのが好ましい。
次に、このようにして前部座席8と後部座席10の間に渡された網状シート4の上に荷物の長手方向端部を載せて車幅方向に押すことにより、網状シート4の上に荷物を収納する。このとき、網状シート4の回転体5が、荷物との摩擦により回転し、網状シート4と荷物との摩擦を軽減するので、容易に荷物を、網状シート4上に送り込んで収納することができる。図5には、このようにして荷物22が収納された時の様子が示されている。
収納されている荷物22を取り出す場合には、逆に、荷物22を車幅方向に引き出せばよい。その場合にも、荷物22との摩擦で回転体5が荷物22の下で回転するので、容易に荷物22を取り出すことができる。後部車室用荷物収納シート1が不要になった場合には、網状シート4の後端部及び前端部のシート固定手段20による固定を解除し、網状シート4を折り畳んで車両7のトランクなどに収納しておくことができる。
一方、後部車室用荷物収納シート1を用いて、比較的小さい荷物を収納する場合には、網状シート4の第2面13を用いる。すなわち、まず、第2面13を上にして、網状シート4の前端部及び後端部を、シート固定手段20により前部座席8及び後部座席10のヘッドレスト21に固定する。
このとき、網状シート4の前端部のヘッドレスト21に対する固定位置は、ヘッドレスト21から十分離れた位置に設定される。また、網状シート4の後端部のヘッドレスト21に対する固定位置は、ヘッドレスト21からある程度離れた位置に設定される。
これにより、図4のように、網状シート4が、後部座席10の背もたれ9の前面及び座部12に接触し、前部座席8の背もたれ9の後面に至るように配置された状態となる。隔壁14は、後部座席10の座部12上に位置する。また、網状シート4の後部座席10と前部座席8との間の部分は、車両7のフロア16からある程度離れた状態となる。この部分に、隔壁15が位置する。
次に、後部車室用荷物収納シート1の各隔壁14及び15を立てることにより、後部座席10の座部12上の空間と、網状シート4における後部座席10と前部座席8との間の部分の上の空間とを車幅方向に区画する。各隔壁14及び15を立てる際には、隔壁14及び15上の固定手段17が、網状シート4上の固定手段18から分離され、網状シート4上の固定手段19に固定される。このようにして区画された空間内に、荷物を収納することができる。
後部車室用荷物収納シート1の使用が終了した場合には、各隔壁14及び15を倒して網状シート4に固定し、シート固定手段20によるヘッドレスト21への固定を解除し、網状シート4をコンパクトに折り畳んでトランクなどに収納することができる。
以上のように、本実施形態によれば、網状シート4の第1面11を用いて、ゴルフバッグのような長尺又はサイズの大きい荷物22を収納する際に、網状シート4の回転体5が、荷物22との摩擦により回転し、網状シート4と荷物22との摩擦力を軽減するので、荷物22を網状シート4上で車幅方向に押し入れるのを容易にする。したがって、後部座席10を有する車両7の後部車室内に対し、長くて大きい荷物22を容易に収納することができる。
また、後部車室用荷物収納シート1の第2面13を用いることにより、比較的小さい荷物を隔壁14及び15で区画された空間に収納することができる。この場合、後部座席の足元にも荷物を収納できるとともに、車両7の制動により、後部座席10の座部12上の荷物が前方に移動したとしても、網状シート4のうち、後部座席10と前部座席8との間の部分により荷物が受け取られるので、荷物がフロア16に衝突するのを防止することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されない。例えば、後部座席10の座部12上の空間を車幅方向に区画する隔壁14に加えて、該空間を車両7の前後方向に区画する隔壁を設けて、上方が開いた箱状の空間を形成し、該空間内に比較的小さい荷物を収納できるようにしてもよい。
また、回転体5は、網状シート4の全面にわたって向ける必要はなく、必要な部分のみに設けてもよい。
また、回転体5として、図6のように、縦糸2上に配置された内側回転体5aと、内側回転体5aの外側に同軸上で回転し得るように設けた外側回転体5bとで構成し、内側回転体5aの両端部に横糸3と外側回転体5bとの摩擦を回避するフランジ部5cを設けたものを採用してもよい。
これによれば、回転体5から横糸3に付与される回転方向の力を減少させて網状シート4の耐久性を高めることができる。また、回転体5による網状シート4及び荷物間の摩擦力低減作用を向上させ、長くて大きい荷物22をさらに容易に収納できるようにすることができる。
また、網状シート4には、折り畳みやすいように、予め折目を設けるとともに、折目以外の部分では容易には折れないようにしてもよい。これによれば、網状シート4を折目に沿って折り畳むことによって、迅速かつ容易に後部車室用荷物収納シート1をコンパクトな形態にして収納することができる。
また、折目を適切に設定することにより、取り付けられた網状シート4の形状を、ゴルフバッグのようなある程度定型化された荷物に対して適合させ、より容易に荷物を収納できるようにすることができる。
1…後部車室用荷物収納シート、2…縦糸、3…横糸、4…網状シート、5…回転体、5a…内側回転体、5b…外側回転体、5c…フランジ部、6…縦糸部分、7…車両、8…前部座席、9…背もたれ、10…後部座席、11…第1面、12…座部、13…第2面、14、15…隔壁、16…フロア、17〜19…固定手段、20…シート固定手段、20a…芯部材、20b…バンド対、20c…バンド止め、21…ヘッドレスト、22…荷物。
第1発明の後部車室用荷物収納シートは、
縦糸に沿った方向の両端部が、車両の前部座席及び後部座席の各背もたれの上端部にそれぞれ固定される網状シートと、
前記網状シートの各網目を形成する縦糸部分に対し、縦糸部分毎に、該縦糸部分の周りで回転し得るように設けられた回転体とを備えることを特徴とする。
第2発明の後部車室用荷物収納シートは、第1発明において、
前記網状シートの縦糸に沿った方向の両端部を、前記前部座席及び後部座席の各背もたれの上端部に対して、各相互間の距離を調整し得るように固定するためのシート固定手段を備え、
前記網状シートには、該網状シートの片側の面において、前記縦糸の方向に沿って一辺が該片側の面に接続され、かつ該一辺を回動軸として回動させることにより該網状シートに対して倒し及び立てることができる複数の隔壁が設けられており、
前記隔壁は、前記シート固定手段により前記後部座席と前記前部座席との間に前記片側の面を上にして取り付けられた前記網状シートに対して立てることにより、前記後部座席の座部上の空間を車幅方向に区画できる位置に設けられていることを特徴とする。
第2発明によれば、後部車室用荷物収納シートを使用するとき、シート固定手段により、前部座席及び後部座席に対し、好ましい位置となるように網状シートの前端部及び後端部を固定することができる。
また、網状シートの上記片側の面と反対側の面が、前部座席と後部座席の間に、上述の長くて大きい荷物を収納する場合に使用される。そして、網状シートの該片側の面を上にして取り付けて隔壁を立てることにより、後部座席の座部の上を車幅方向に区画することができる。したがって、この区画内に比較的小さい荷物を収納することができる。
第3発明の後部車室用荷物収納シートは、第2発明において、
前記複数の隔壁のうちの一部は、前記固定手段により前記後部座席と前記前部座席との間に前記片側の面を上にして取り付けられた前記網状シートに対して立てることにより、該網状シートのうちの前記車両のフロアから離れた状態で取り付けられた部分の上の空間を車幅方向に区画できる位置に設けられていることを特徴とする。
発明の後部車室用荷物収納シートは、第1〜第のいずれかの発明において、
前記回転体は、
前記縦糸上に配置された内側回転体と、
前記内側回転体の外側に同軸上で回転し得るように設けられた外側回転体とで構成され、
前記内側回転体の両端部に前記網状シートの横糸と前記外側回転体との摩擦を回避するフランジ部が設けられていることを特徴とする。
発明によれば、回転体から横糸に付与される回転方向の力を減少させて網状シートの耐久性を高めることができる。また、回転体による網状シート及び荷物間の摩擦力低減作用を向上させ、長くて大きい荷物をさらに容易に収納できるようにすることができる。
第1発明の後部車室用荷物収納シートは、
縦糸に沿った方向の両端部が、車両の前部座席及び後部座席の各背もたれの上端部にそれぞれ固定される網状シートと、
前記網状シートの各網目を形成する縦糸部分に対し、縦糸部分毎に、該縦糸部分の周りで回転し得るように設けられ、前記車両に固定された状態の該網状シートの上に載置されて車幅方向に押される荷物との摩擦で回転することにより該荷物の車幅方向への移動を許容する回転体とを備えることを特徴とする。
第3発明の後部車室用荷物収納シートは、第2発明において、
前記複数の隔壁のうちの一部は、前記シート固定手段により前記後部座席と前記前部座席との間に前記片側の面を上にして取り付けられた前記網状シートに対して立てることにより、該網状シートのうちの前記車両のフロアから離れた状態で取り付けられた部分の上の空間を車幅方向に区画できる位置に設けられていることを特徴とする。

Claims (5)

  1. 車両の前部座席の背もたれの上端部と、後部座席の背もたれの上端部との間に、一方の面を上にして、縦糸が車両の前後方向に沿うように、かつ該後部座席の座部に接触しないように渡される網状シートと、
    前記網状シートの各網目を形成する縦糸部分に対し、縦糸部分毎に、該縦糸部分の周りで回転し得るように設けられた回転体とを備えることを特徴とする後部車室用荷物収納シート。
  2. 前記網状シートは、前記一方の面と反対側の面を上にして、該後部座席の背もたれ及び該後部座席の座部に接触し、かつ該座部と前記前部座席との間では車両のフロアから離れた状態で該後部座席と該前部座席との間に該網状シートを取り付けるために、該網状シートの縦糸に沿った方向の両端部を、前記前部座席の背もたれの上端部及び前記後部座席の背もたれの上端部にそれぞれ固定する固定手段を備え、
    前記網状シートには、前記反対側の面において、その縦糸の方向に沿って一辺が該反対側の面に接続され、かつ該一辺を回動軸として回動させることにより該網状シートに対して倒し及び立てることができる複数の隔壁が設けられており、
    前記隔壁は、前記固定手段により前記後部座席と前記前部座席との間に取り付けられた前記網状シートに対して立てることにより、前記後部座席の座部上の空間を車幅方向に区画できる位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の後部車室用荷物収納シート。
  3. 前記複数の隔壁のうちの一部は、前記固定手段により前記後部座席と前記前部座席との間に取り付けられた前記網状シートに対して立てることにより、該網状シートのうちの前記車両のフロアから離れた状態で取り付けられた部分の上の空間を車幅方向に区画できる位置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の後部車室用荷物収納シート。
  4. 前記固定手段は、前記網状シートの縦糸に沿った方向の両端部を、前記前部座席の上端部及び前記後部座席の上端部に対して、各相互間の距離を調節し得るように固定するものであることを特徴する請求項2又は3に記載の後部車室用荷物収納シート。
  5. 前記回転体は、
    前記縦糸上に配置された内側回転体と、
    前記内側回転体の外側に同軸上で回転し得るように設けられた外側回転体とで構成され、
    前記内側回転体の両端部に前記網状シートの横糸と前記外側回転体との摩擦を回避するフランジ部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の後部車室用荷物収納シート。
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