JP2018039349A - 搬送台車 - Google Patents
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Abstract
Description
この無軌条式無人搬送車では、左右の動輪を支持し、ターンテーブルを介して台車フレームの下面に連結した旋回ブラケットと、旋回ブラケットを台車フレームに対して前後走行/横行走行の各旋回位置に選択的に係止する旋回ストッパと、旋回ブラケットの旋回操作時に台車フレームを床面上に仮固定する共回り防止ストッパを装備し、台車フレームを前後走行姿勢に保持した状態で、左右の動輪の向きを床面上で互いに逆向きに回転して前後走行/横行走行に方向転換するようにしたことを特徴としている。
この無軌条式無人搬送台車では、前後走行から横行走行に切換える際に、先ず、台車フレームをジャッキアップして動輪を床面から浮上させてから、次に、当該旋回駆動機構の駆動操作により旋回ブラケットと一緒に動輪の向きを90°旋回させ、その後、ジャッキダウンして台車フレームを床面上に着地させた状態で、前後走行から横行走行させることを特徴としている。
この重量物移動台車は、スプロケットホイール又はギヤを固着した車輪フレームとそれに回転自在に取り付けた1個又は複数個の車輪とからなる車輪台を旋回軸でもって水平に旋回可能なように台車本体下部に複数個装着し、そのうちの一つの車輪台に操向舵を取り付け、さらに、全てのスプロケットホイール又はギヤには全車輪台が連動して方向転換できるように無端チェーンを掛装する等の機構を車輪台及び台車本体に設け、車輪台に取り付けた操向舵の操作によって、全ての車輪台を同時、同一方向に操向できるように構成し、また、車輪台を任意方向で固定または解除できるロック機構を操向舵と台車本体との間に備えたことを特徴としている。(例えば、特許文献3参照。)
それに対して、特許文献2に係る従来技術では、台車フレームをジャッキアップして動輪を床面から浮上させた状態で、旋回機構により動輪の向きを方向転換させるようにしたため、上記した問題点を解決することが可能となっている。
すなわち、特許文献1および特許文献2に係る従来技術では、指定されたルートを外れて自由に所望の場所に重量物を搬送すること自体、想定されていないため、操舵自由度が低いものとなっている。
すなわち、この従来技術では、台車を重量物の下部に挿入して重量物を移動させる操作が全て手動式となっているため、多くの作業時間と労力を要するものとなり、作業効率が非常に悪いものであった。
しかしながら、特許文献1、特許文献2および特許文献3などに示す従来技術では、既述した種々の問題点を有しているため、そのような搬送台車を実現することができなかった。
請求項1に係る本発明の搬送台車によれば、上記した構成を有するため、左右一対の駆動輪を駆動させることによって、当該左右一対の駆動輪が回転される。このとき、左右一対の従動輪は、左右一対の駆動輪の回転に従動して回転される。また、操舵機構によって、走行装置は、当該左右一対の従動輪の向きを自在に変えることが可能となっている。さらに、旋回装置によって、走行装置は台車本体に対して旋回自在となっている。また、ジャッキ機構によって、走行装置は台車本体と共にジャッキアップされるため、左右一対の駆動輪および左右一対の従動輪を接地面から上方に離間させることが可能となっている。
そのため、この搬送台車では、ジャッキ機構で左右一対の駆動輪および左右一対の従動輪を接地面から上方へ離間させた状態で、旋回装置で走行装置を旋回させることによって、台車本体の向きを変えることなく、走行装置の進行方向が変更可能となる。すなわち、搬送台車を平面的に見て、台車本体の進行方向の向きと走行装置の進行方向の向きとが、所望する角度で交差するように、台車本体に対して走行装置を方向転換させることが可能となる。この場合、台車本体の進行方向の向きと走行装置の進行方向の向きとが、例えば90°、45°、30°の角度で交差するように、台車本体に対して走行装置を方向転換させることが可能となる。
この点、たとえば特許文献1に係る従来技術のように、左右の車輪が床面等の接地面にこすられながら無理矢理に方向転換されるものに比べて、請求項1に係る本発明の搬送台車では、左右一対の駆動輪および従動輪を接地面から上方に離間させて方向転換することが可能となるため、方向転換時の駆動輪および従動輪に掛かる負荷、また、駆動輪を駆動させる駆動モータ等の駆動手段に掛かる負荷を極力小さくすることができ、当該駆動輪および従動輪の寿命の低下等の問題も解消される。
さらに、この請求項1に係る本発明の搬送台車では、たとえば特許文献1および特許文献2に係る従来技術のように、床面に敷設された誘導線に沿って指定されたルート上を直線的にしか走行することができないものと比べて、操舵機構により、左右一対の従動輪の向きを自在に変えることが可能となっているので、方向転換前および方向転換後のいずれの状況であっても、進行方向に対して、右旋回、左旋回、蛇行走行等が可能となり、極めて操舵自由度が高く、操舵性の優れたものとなっている。
一方、たとえば特許文献3に係る従来技術では、重量物移動台車を方向転換させる毎に、延長棒を操向舵に継ぎ足して手動で当該操向舵を操作・回転させて車輪台の向きを変える必要があって、非常に面倒な操作を繰返す上、しかも、この重量物移動台車を方向転換させる場合、操向舵の操作によって全ての車輪台を同一方向に方向転換させる必要があるので、方向転換後の走行についての操舵自由度が極めて低く操舵性が悪いものであるのに対して、この請求項1に係る本発明の搬送台車では、簡単な構造を有する旋回装置により容易に方向転換され、方向転換後の走行においても、操舵機構により簡易に左右一対の従動輪の向きを自在に変えることが可能となり、操舵自由度が高く操舵性の優れたものとなっている。
したがって、上記した請求項1に係る本発明は、近年の各種生産システムにおいて、類似製品の混合生産、生産内容の変更などが可能な応用範囲の広い、所謂、「FMS」に用いることが可能で、自由度の高い自動化ラインを実施するのに好適な搬送台車を提供し得るものとなっている。
請求項2に係る本発明は、請求項1に係る発明に従属する発明であって、搬送台車は、台車本体の少なくとも一部をリフトアップさせるリフト機構をさらに含むことを特徴とする、搬送台車である。
請求項2に係る本発明の搬送台車によれば、上記した構成を有しているので、リフト機構によって、台車本体の少なくとも一部をリフトアップさせることが可能となる。そのため、この搬送台車では、例えば、その上に重量物である被搬送物が積載可能となるパレットの下に本発明の搬送台車を配置した場合、あるいは、重量物である被搬送物をパレットの上に積載した状態で、当該パレットを本発明の搬送台車の台車本体の上に載置した場合、リフト機構により台車本体の少なくとも一部をリフトアップすることによって、パレットを持ち上げることが可能となる。特に、本発明の搬送台車をパレットの下に配置した場合には、台車本体の上面と、パレットの積載部の下面との間に、隙間ができるものとなるが、リフト機構で台車本体の一部をリフトアップさせてパレットを持ち上げることによって、当該隙間を解消することができ、さらに、リフト機構により台車本体の一部をリフトダウンさせることによって、当該パレットを台車本体の上に載置することが可能となる。
請求項3に係る本発明は、請求項2に係る発明に従属する発明であって、台車本体は、平面視方形状の態様を有する荷台を含み、当該荷台の対向する2組の対辺部の内の少なくとも1組の対辺部が、リフト機構によってリフトアップされることを特徴とする、搬送台車である。
請求項3に係る本発明の搬送台車によれば、上記した構成を有しているので、平面視方形状の荷台は、リフト機構によって、当該荷台の対向する2組の対辺部の内の少なくとも1組の対辺部をリフトアップさせることが可能となっている。この場合、荷台の対向する2組の対辺部の一方の組および/または他方の組をリフトアップさせることによって、荷台の上面または上方に配置されたパレットを安定してリフトアップさせることが可能となっている。
ところで、特許文献3に係る従来技術では、本明細書の段落番号[0011]で記載したように、重量物移動台車を重量物の下部に挿入して使用する場合、多くの作業時間と労力を要するものとなり、作業効率が非常に悪いものとなっているのに対して、請求項2および請求項3に係る本発明の搬送台車では、それぞれ、例えば、台車本体(請求項3に係る発明では、荷台)の上にパレットを載置して当該パレットの上に重量物である被搬送物を積載するか、あるいは、その上に当該被搬送物を積載した状態のパレットを台車本体(請求項3に係る発明では、荷台)の上面に載置するだけで、パレットと共に被搬送物を簡単に搬送することが可能となっている。つまり、請求項2および請求項3に係る本発明では、それぞれ、特許文献3に係る従来技術と比べて、重量物である被搬送物を少ない作業時間と労力で搬送することが可能となって、作業効率の良い搬送台車が提供され得るものとなっている。
請求項4に係る本発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に係る発明に従属する発明であって、旋回装置は、荷台と走行フレームとの間に配設され、内輪、外輪および転動体を有する旋回軸受部と、走行フレームの上に配設され、旋回軸受部の内輪を支持する環状の内輪支持フレームと、荷台の下に配設され、旋回軸受部の外輪を支持する環状の外輪支持フレームと、内輪支持フレームに支持される作用部と、荷台の下に配設され、作用部を介して旋回軸受部の内輪を旋回可能とする作動装置とを含むことを特徴とする、搬送台車である。
請求項4に係る本発明の搬送台車によれば、上記した構成を有しているため、旋回装置の内輪は、内輪支持フレームにより支持され、走行フレームの上に配設される。外輪は、外輪支持フレームにより支持され、荷台の下に配設される。内輪は、転動体を介して、外輪に対し回動自在となる。また、内輪支持フレームには作用部が支持され、当該作用部は、作動措置によって作動される。旋回軸受部の内輪は、当該作動装置により、作用部を介して旋回可能に作動される。この場合、走行フレームは、内輪を介して、荷台に対し回動自在となる。すなわち、走行装置は旋回自在となり、荷台の向きを変えることなく、走行装置の進行方向だけを方向転換することが可能となる。
請求項5に係る本発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に係る発明に従属する発明であって、搬送台車は、当該搬送台車を走行させるときに、荷台と走行フレームとを連結状態にロックすると共に、走行装置を旋回させるときに、荷台と走行フレームとの連結状態を解除してフリーにする旋回規制機構を含み、旋回規制機構は、走行フレームに支持され、凹部または穴部を有する被挿入部材と、荷台に支持され、被挿入部材の凹部または穴部に挿脱可能に挿入される挿入部材とを含み、旋回規制機構が手動で操作可能なように、被挿入部材および挿入部材は、それぞれ、走行フレームおよび荷台の周縁部寄りに配設されていることを特徴とする、搬送台車である。
請求項5に係る本発明の搬送台車によれば、上記した構成を有するため、当該搬送台車を走行させる場合、旋回規制機構において、被挿入部材の凹部または穴部に挿入部材が挿入されることによって、荷台と、走行装置の走行フレームとが、連結状態にロックされる。また、走行装置を旋回させる場合、被挿入部材の凹部または穴部から挿入部材が離脱されることによって、荷台と、走行装置の走行フレームとの連結状態が、解除されてフリーとなる。この旋回規制機構では、被挿入部材および挿入部材が、それぞれ、走行フレームおよび荷台の周縁部寄りに配設されているため、この搬送台車の使用者は、当該搬送台車の傍らから容易に手動で旋回規制機構を操作することが可能となっている。
請求項6に係る本発明は、請求項5に係る発明に従属する発明であって、被挿入部材は、走行フレームに支持され、その軸線方向が上下軸方向に延びる被挿入筒状体を含み、挿入部材は、被挿入筒状体に挿入自在となる挿入軸状体を含み、旋回規制機構は、荷台に支持され、挿入軸状体が挿通可能となる中継筒状部材と、長さ方向を有し、当該長さ方向の一方側が枢支部を中心に挿入軸状体の軸方向の上側に回動自在に支持され、当該長さ方向の他方側が挿入軸状体の軸方向と平行に延びて中継筒状部材の軸方向の上端に当接されて係止される規制部材とを含み、被挿入筒状体の中心軸、挿入軸状体の中心軸および中継筒状部材の中心軸は、同一軸線上に位置するように配設され、規制部材の長さ方向の他方側が枢支部を中心に上方に回動され、規制部材の長さ方向の中間部周囲の一部が中継筒状部材の軸方向の上端に当接されるとき、挿入軸状体は、中継筒状部材を経由して被挿入筒状体に挿入され、挿入軸状体が上方に引き上げられ、規制部材の長さ方向の他方側が枢支部を中心に下方に回動されて、規制部材の長さ方向の他方側が中継筒状部材の軸方向の上端に当接されるとき、挿入軸状体は、被挿入筒状体から上方に離脱されることを特徴とする、搬送台車である。
請求項6に係る本発明の搬送台車によれば、上記した構成を有しているため、当該搬送台車を走行させる場合、旋回規制機構において、規制部材の長さ方向と挿入軸状体の軸線方向とが直交するように規制部材が回動されて、規制部材の幅方向の一方側が中継筒状部材の軸方向の上端面に当接するとき、挿入軸状体は、中継筒状部材を経由して被挿入筒状体に挿入されることによって、荷台と走行装置の走行フレームとが、連結状態にロックされる。
また、走行装置を旋回させる場合、規制部材の長さ方向と挿入軸状体の軸線方向とが平行となるように規制部材が回動されて、規制部材の軸方向の他方側が中継筒状部材の軸方向の上端面に当接するとき、挿入軸状体は、被挿入筒状体から上方に離脱されることによって、荷台と走行装置の走行フレームとの連結状態が、解除されてフリーとなる。
請求項7に係る本発明は、請求項4または請求項5に係る発明に従属する発明であって、搬送台車は、内輪支持フレームおよび外輪支持フレームの両方またはいずれか一方に配設され、旋回軸受部の内輪および外輪の両方またはいずれか一方の周面に当接可能な当接部材を含み、当接部材は、内輪および外輪の両方またはいずれか一方の円周方向に間隔を隔てて且つ半径方向に対向するように配設されていることを特徴とする、搬送台車である。
請求項7に係る本発明の搬送台車によれば、上記した構成を有するので、当接部材は、旋回軸受部の内輪および外輪の両方またはいずれか一方の周面に当接することが可能となっている。内輪および外輪の両方またはいずれか一方に対して、その円周方向および/または半径方向から外力が作用した場合、あるいは、ガタツキが生じた場合には、内輪および外輪の両方またはいずれか一方の周面が当接部材に当接されることによって、当該円周方向および/または半径方向からの負荷(荷重)を支えると同時に、当該内輪および外輪の両方またはいずれか一方が、その円周方向および/または半径方向への移動を規制し、当該方向へのズレが防止される。
また、当接部材は、内輪および外輪の両方またはいずれか一方の円周方向に間隔を隔てて且つ半径方向に対向するように配設されているので、当該当接部材は、旋回軸受部を荷台および走行装置の間に組み付ける場合に、内輪および外輪の取り付け位置の位置決めをするためのガイド機能を有するものとなっている。
請求項8に係る本発明は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に係る発明に従属する発明であって、搬送台車は、被搬送物が積載可能なパレットの下に配置され、被搬送物をパレットと共に搬送することを特徴とする、搬送台車である。
請求項8に係る本発明の搬送台車によれば、上記した構成を有するため、重量物である被搬送物がその上に積載されたパレットの下側に、搬送台車を配置して、当該パレットと共に被搬送物を搬送することが可能となっている。この場合、例えば、複数の被搬送物を機械および器具による取扱いに適するように単位数量にとりまとめて、当該被搬送物を荷役、輸送、保管することができ、物流活動を合理的に行なうことが可能となる。また、近年の各種生産システムにおいて、類似製品の混合生産、生産内容の変更などが可能な応用範囲の広い、所謂、「FMS」に用いることが可能で、自由度の高い自動化ラインを実施するのに好適な搬送台車を提供し得るものとなっている。
請求項9に係る本発明は、請求項8に係る発明に従属する発明であって、パレットは、被搬送物が積載可能となる積載部と、積載部を支持するバレット支持脚とを含み、積載部の下端からパレット支持脚の下端までの垂直方向の高さは、搬送台車の車高よりも高く形成され、パレット支持脚は、その高さ方向の中間部を支点にして、上側に折り畳み可能となっていることを特徴とする、搬送台車である。
請求項9に係る本発明の搬送台車によれば、上記した構成を有しているので、積載部はパレット支持脚により支持され、当該積載部には被搬送物が積載され得る。また、積載部の下端からパレット支持脚の接地面までの垂直方向の高さは、搬送台車の車高よりも高く形成されているため、搬送台車をこの積載部の下に配置することが可能となる。さらに、パレット支持脚は、その高さ方向の中間部を支点にして、上側に折り畳み可能に形成されているので、搬送台車をパレットの下に配置して、リフト機構によって、荷台をリフトアップさせた後、パレット支持脚の高さ方向の中間部から下を上側に折り畳むことが可能となる。それから、再度、リフト機構により荷台をリフトダウンさせれば、荷台の上にパレットを載置することが可能となる。この場合、その上に重量物である被搬送物が積載されたパレットと共に当該被搬送物を搬送することが可能となる。
そのため、この請求項9に係る搬送台車では、請求項8に係る搬送台車と同様に、例えば、複数の被搬送物を機械および器具による取扱いに適するように単位数量にとりまとめて、当該被搬送物を荷役、輸送、保管することができ、物流活動を合理的に行なうことが可能となる。また、近年の各種生産システムにおいて、類似製品の混合生産、生産内容の変更などが可能な応用範囲の広い、所謂、「FMS」に用いることが可能で、自由度の高い自動化ラインを実施するのに好適な搬送台車を提供し得るものとなっている。
請求項10に係る本発明は、請求項1〜請求項9のいずれか1項に係る発明に記載された搬送台車を使用することにより、被搬送物を搬送することを特徴とする、搬送方法である。
請求項10に係る本発明の搬送台車によれば、上記した構成を有するため、請求項1〜請求項9のいずれか1項に係る本発明の搬送装置により、重量物である被搬送物を搬送することができる搬送方法を提供することが可能となっている。
請求項11に係る本発明は、請求項9に記載された搬送台車を用いた被搬送物の搬送方法であって、パレットを準備する工程(パレット準備工程)と、パレットに被搬送物を積載する工程(被搬送物積載工程)と、搬送台車を走行装置によって走行させ、被搬送物が積載されたパレットの下に、搬送台車を配置する工程(搬送台車配置工程)と、被搬送物が積載されたパレットの下に、搬送台車を配置した状態において、リフト機構により、被搬送物が積載されたパレットをリフトアップさせる工程(リフトアップ工程)と、被搬送物が積載されたパレットをリフトアップさせた状態で、パレット支持脚を上側に折り畳む工程(パレット支持脚折り畳み工程)と、パレット支持脚を上側に折り畳んだ状態で、被搬送物が積載されたパレットを、リフト機構によりリフトダウンさせて、荷台に載置する工程(リフトダウン工程)と、被搬送物が積載されたパレットを荷台に載置した状態で、走行装置により、搬送台車を所望する方向に走行させる工程(搬送台車走行工程)とを含み、搬送台車配置工程は、走行装置の進行方向を方向転換させる方向転換工程をさらに含み、方向転換工程は、搬送台車を停車させる工程(搬送台車停車工程)と、ジャッキ機構により、荷台と共に走行装置をジャッキアップさせて、左右一対の駆動輪および左右一対の従動輪を接地面から上方に離間させる工程(ジャッキアップ工程)と、旋回規制機構によって、荷台と走行フレームとの連結状態を解除してフリーにする工程(連結状態解除工程)と、荷台の向きを変えることなく、旋回装置により走行装置を旋回させることによって、走行装置の進行方向を変更する工程(走行装置の進行方向変更工程)と、旋回規制機構によって、荷台と走行フレームとの連結状態をロックする工程(連結状態ロック工程)と、ジャッキ機構により、荷台と共に走行装置をジャッキダウンさせて、左右一対の駆動輪および左右一対の従動輪を接地させる工程(ジャッキダウン工程)と、搬送台車の走行を再開させる工程(搬送台車の走行再開工程)とを含むことを特徴とする、搬送方法である。
請求項11に係る本発明の搬送方法によれば、上記した構成を有するため、パレット準備工程では、パレットが準備される。被搬送物積載工程では、積載部の上に重量物である被搬送物が積載される。
そして、搬送台車配置工程では、パレットの下に搬送台車を走行させることにより、当該搬送台車がパレットの下に配置される。リフトアップ工程では、パレットの下に搬送台車が配置された状態で、被搬送物を積載したパレットがリフトアップされる。パレット支持脚折り畳み工程では、パレット支持脚の高さ方向の中間部が上側に折り畳まれる。リフトダウン工程では、パレット支持脚を折り畳んだ状態で、当該パレットが搬送台車の荷台に載置される。
また、搬送台車走行工程では、走行装置によって、被搬送物が積載されたパレットを荷台に載置した状態で走行させることが可能となる。
さらに、方向転換工程では、走行装置の進行方向が方向転換される。この方向転換工程では、搬送台車停車工程において、搬送台車が停車される。ジャッキアップ工程においては、ジャッキ機構により、荷台と共に走行装置がジャッキアップされて、左右一対の駆動輪および左右一対の従動輪が接地面から上方に離間される。連結状態解除工程においては、旋回規制機構により、荷台と走行フレームとの連結状態が解除されてフリーにされる。走行装置の進行方向変更工程においては、旋回装置により走行装置が旋回されることにより、荷台の向きを変えることなく、走行装置の進行方向が方向転換される。連結状態ロック工程においては、旋回規制機構により、荷台と走行フレームとの連結状態がロックされる。ジャッキダウン工程においては、ジャッキ機構により、荷台と共に走行装置がジャッキダウンされて、左右一対の駆動輪および左右一対の従動輪が接地面に接地される。その後、搬送台車の走行再開工程によって、当該搬送台車の走行が再開される。
したがって、この請求項11に係る本発明の搬送方法では、例えば、複数の被搬送物を機械および器具による取扱いに適するように単位数量にとりまとめて、当該被搬送物を荷役、輸送、保管することができ、物流活動を合理的に行なうことが可能となる。また、近年の各種生産システムにおいて、類似製品の混合生産、生産内容の変更などが可能な応用範囲の広い、所謂、「FMS」に用いることが可能で、自由度の高い自動化ラインを実施するのに好適な搬送方法を提供し得るものとなっている。
請求項12に係る本発明は、請求項9に記載された搬送台車を用いた被搬送物の搬送方法であって、パレットを準備する工程(パレット準備工程)と、パレットに被搬送物を積載する工程(被搬送物積載工程)と、搬送台車を走行装置によって走行させ、被搬送物が積載されたパレットの近傍に当該搬送台車を停車させる工程(搬送台車停車工程)と、搬送台車を停車させた後、荷台の向きを変えることなく、旋回装置により走行装置を旋回させることによって、搬送台車がパレットの下に向けて走行可能となるように、走行装置の進行方向を方向転換する第1の方向転換工程と、第1の方向転換工程の後、走行装置により搬送台車を走行させて、被搬送物が積載されたパレットの下に搬送台車を配置する工程(搬送台車配置工程)と、被搬送物が載置されたパレットの下に搬送台車を配置した状態において、リフト機構により、被搬送物が積載されたパレットをリフトアップさせる工程(リフトアップ工程)と、被搬送物が積載されたパレットをリフトアップさせた状態で、パレット支持脚を上側に折り畳む工程(パレット支持脚折り畳み工程)と、パレット支持脚を上側に折り畳んだ状態で、被搬送物が積載されたパレットを、リフト機構によりリフトダウンさせて、荷台に載置する工程(リフトダウン工程)と、荷台の向きを変えることなく、旋回装置により走行装置を旋回させることによって、搬送台車停車工程で搬送台車を停車させたときの向きと同じ向きになるように、走行装置の進行方向を方向転換させる第2の方向転換工程と、第2の方向転換工程の後、被搬送物が積載されたパレットを荷台に載置した状態で、走行装置により、搬送台車を所望する方向に走行させる工程(搬送台車走行工程)とを含み、第1の方向転換工程および第2の方向転換工程は、それぞれ、搬送台車を停車させる工程(搬送台車停車工程)と、ジャッキ機構により、荷台と共に走行装置をジャッキアップさせて、左右一対の駆動輪および左右一対の従動輪を接地面から上方に離間させる工程(ジャッキアップ工程)と、旋回規制機構によって、荷台と走行フレームとの連結状態を解除してフリーにする工程(連結状態解除工程)と、荷台の向きを変えることなく、旋回装置により走行装置を旋回させることによって、走行装置の進行方向を変更する工程(走行装置の進行方向変更工程)と、旋回規制機構によって、荷台と走行フレームとの連結状態をロックする工程(連結状態ロック工程)と、ジャッキ機構により、荷台と共に走行装置をジャッキダウンさせて、左右一対の駆動輪および左右一対の従動輪を接地させる工程(ジャッキダウン工程)と、搬送台車の走行を再開させる工程(搬送台車の走行再開工程)を含むことを特徴とする、搬送方法である。
請求項12に係る本発明の搬送方法によれば、上記した構成を有するため、パレット準備工程では、パレットが準備される。被搬送物積載工程では、パレットの積載部の上に、重量物である被搬送物が積載される。
そして、搬送台車停車工程において、搬送台車は、被搬送物が積載されたパレットの近傍に停車される。
また、第1の方向転換工程では、搬送台車がパレットの下に向けて走行可能となるように、荷台の向きを変えることなく、旋回装置により走行装置の進行方向が方向転換される。搬送台車配置工程では、パレットの下に搬送台車を走行させることにより、当該搬送台車がパレットの下に配置される。リフトアップ工程では、パレットの下に搬送台車が配置された状態で、被搬送物を積載したパレットがリフトアップされる。パレット支持脚折り畳み工程では、パレット支持脚の高さ方向の中間部が上側に折り畳まれる。リフトダウン工程では、パレット支持脚を折り畳んだ状態で、当該パレットが荷台に載置される。
さらに、第2の方向転換工程では、搬送台車停車工程で搬送台車を停車させたときの走行装置の向きと同じ向きとなるように、走行装置の進行方向が、荷台の向きを変えることなく、旋回装置により変更されて方向転換可能となる。
第1の方向転換工程および第2の方向転換工程では、それぞれ、搬送台車停車工程において、搬送台車が停車される。ジャッキアップ工程においては、ジャッキ機構により、荷台と共に走行装置がジャッキアップされて、左右一対の駆動輪および左右一対の従動輪が接地面から上方に離間される。連結状態解除工程においては、旋回規制機構により、荷台と走行フレームとの連結状態が解除されてフリーにされる。走行装置の進行方向変更工程においては、旋回装置により走行装置が旋回されることにより、荷台の向きを変えることなく、走行装置の進行方向が方向転換される。連結状態ロック工程においては、旋回規制機構により、荷台と走行フレームとの連結状態がロックされる。ジャッキダウン工程においては、ジャッキ機構により、荷台と共に走行装置をジャッキダウンされて、左右一対の駆動輪および左右一対の従動輪が接地面に接地される。その後、搬送台車の走行再開工程によって、当該搬送台車の走行が再開される。
したがって、この請求項12に係る本発明の搬送方法によれば、例えば、複数の被搬送物を機械および器具による取扱いに適するように単位数量にとりまとめて、当該被搬送物を荷役、輸送、保管することができ、物流活動を合理的に行なうことが可能となる。また、近年の各種生産システムにおいて、類似製品の混合生産、生産内容の変更などが可能な応用範囲の広い、所謂、「FMS」に用いることが可能で、自由度の高い自動化ラインを実施するのに好適な搬送方法を提供し得るものとなっている。
そのため、本発明に係る搬送台車を各種生産システムにおける「FMS」等に適用することによって、自由度の高い自動化ラインを構成することが可能となる。したがって、本発明によれば、例えば、多種類の重量の大きい金型等の物品を製造する場合において要求される当該物品の数量や種類の変化に対して、柔軟に対応できる製造体制に用いられて好適な搬送台車を提供することができる。
この搬送台車10は、図1および図2に示すように、台車本体12を含み、台車本体12は、図3および図4に示すように、荷台14を含む。荷台14は、荷台フレーム16および荷台フレーム16の上に配設される荷台プレート18を含む。荷台フレーム16は、溝形鋼(チャンネル鋼),I形鋼,H形鋼,平鋼等の形鋼材で平面視横長の長方形状に形成されている。荷台プレート18は、薄板(薄鋼板),中板(中鋼板),厚板(厚鋼板)等の鋼板で、たとえば平面視横長の長方形状に形成され、たとえば図3に示すように、ビス,ボルト・ナット等の適宜な取付け手段20により、荷台フレーム16の上に載設されている。
ジャッキ装置32は、特に、図25および図26に示すように、アクチュエータとしてのたとえば油圧シリンダ40を含む。油圧シリンダ40には、たとえばロッド側フランジ形の油圧シリンダが用いられている。この油圧シリンダ40は、シリンダ本体42を含み、シリンダ本体42のピストンロッド44の先端部44aには、ジョイント軸部46が連結されている。ジョイント軸部46の先端部には、当該ジョイント軸部46を介して、着地脚部48が連結されている。このジャッキ装置32は、後述するベースプレート60によって、荷台12の付加価値機構支持フレーム22Aの下に支持される取付け構造を有している。
この場合、支持構造体52および54は、それぞれ、その長手方向の一端部が、一方の接続プレート56の一方主面に、溶接等の取付け手段(図示せず)により取付けられ、その長手方向の他端部が、一方の接続プレート56と互いに対向する他方の接続プレート58の一方主面に、溶接等の取付け手段(図示せず)により取付けられている。さらに、一方の支持構造体52は、荷台フレーム16の長手方向の一端部に、溶接等の取付け手段(図示せず)により取付けられている。
この場合、ピストンロッド44の先端部44aの外周面には、雄ネジ面47が形成され、ジョイント軸部46の内周面には、ピストンロッド44の先端部44aとの接続箇所に、当該雄ネジ面47と螺合される雌ネジ面49が形成されていて、当該雄ネジ面47と雌ネジ面49とを螺合させることによって、ピストンロッド44の先端部44aとジョイント軸部46とが接続される。ジョイント軸部46は、その下端面に、円錐形の位置決め凹部80を有している。この位置決め凹部80の頂端80aは、油圧シリンダ40のピストンロッド44の中心軸Caと同一軸線上に位置するように配設されている。
着地板取付け部材86は、図25に示すように、たとえば立方体状に形成され、その上面中央部に断面U字状の挿嵌部88が設けられている。挿嵌部88は、その底部中央に、たとえば円錐形の他の位置決め凹部90を有している。この位置決め凹部90は、その頂端90aが油圧シリンダ40のピストンロッド44の中心軸Caと同一軸線上に位置するように設けられている。
ジャッキ用規制部100は、着地板84の上限位置を規定する上限位置センサーとしてのたとえばリミットスイッチLS1、下限位置センサーとしてのたとえばリミットスイッチLS2、および、操作体としてのたとえば円錐型のジャッキ用のスイッチドッグ102を含む。リミットスイッチLS1およびLS2は、それぞれ、センサーアーム104により保持され、センサーアーム104は、油圧シリンダ40の近傍で、シリンダ本体42のピストンロッド44の軸方向と平行に配設されている。センサーアーム104は、たとえば正面視縦長矩形状に形成され、その上端部がセンサーアーム用支持プレート106を介して、たとえば付加価値機構支持フレーム22Aの支持構造体54の下面に支持されている。リミットスイッチLS1およびLS2は、センサーアーム104の長手方向(この場合、上下方向)に所定の間隔を隔てて、配設されている。
保持軸支時アーム110は、正面視で見て、水平片部112aと垂直片部112bとを含み、当該水平片部112aの長手方向の一端側に、ドッグ保持軸108の軸方向の下端側が貫装されている。ドッグ保持軸108の貫装部およびその周辺部は、水平片部112aに、ドッグ保持軸108の軸方向の下端部は、垂直片部112bに、それぞれ、溶接等の取付け手段により固着されている。
この調整部材130は、リフトアーム120を支持構造体52および54間に配置した場合に、リフトアーム120の上の平面プレート128と、荷台フレーム16の上の荷台プレート18とが、略同一平面上で水平に配置されるように、リフトアーム120の高さ位置を調整するためのレベリング機能を有するものとなっている。リフトアーム120は、支持構造体52,54、既述した接続プレート56,58および調整部材130により囲繞された断面視U字状の囲繞スペース134に嵌装されるように配置されている。
油圧シリンダ140は、シリンダ支持部146を介して、既述したベースプレート60によりリフトアーム120の下方に支持されている。
リフト用規制部160は、特に、たとえば図30(B)に示すように、リフトアーム120の上端面(つまり、平面プレート128)の上限位置を規定する上限位置センサーとしてのたとえばリミットスイッチLS3と、下限位置センサーとしてのたとえばリミットスイッチL4と、操作体としてのたとえば断面視弓形状のリフト用のスイッチドッグ162とを含む。リミットスイッチL3およびLS4は、それぞれ、プッシュプランジャタイプ,ローラプランジャタイプ、その他各種のリミットスイッチが適用され得るものであるが、本実施の形態の例では、たとえばプッシュプランジャタイプのリミットスイッチL3およびLS4が用いられている。
と、荷台フレーム16の上の荷台プレート18とは、略同一平面上で水平に配置されるように、リフトアーム120の下限位置が設定されている。
すなわち、平面プレート128の下方に位置するリフトアーム120は、たとえば図27に示すように、2つの蓋部材170および172に対応するように、それぞれ、開口部174および176を有している。開口部174および176は、図27(B),(C)に示すように、それぞれ、リフトアーム本体126の上辺部127に配設されている。開口部174および176は、特に、図27(A)に示すように、その長手方向の長さおよびその幅方向の長さが、それぞれ、蓋部材170および172の長手方向の長さおよび幅方向の長さよりも短く形成されている。そのため、リフトアーム本体126の上辺部127には、開口部174および176の周縁部に、所定の間隔dを持って、蓋部材170および172を取付けるための取付けスペース178が形成されている。
すなわち、蓋部材170は、特に、たとえば図27(A),(B),(C)に示すように、たとえば矩形状の蓋部本体180を含み、蓋部本体180は、その四隅側に、それぞれ、たとえば2つの蓋部側取付け孔180a,180bを有する。各蓋部側取付け孔180a,180bは、それぞれ、蓋部本体180の長手方向に僅かに間隔を隔てて配置されている。一方、リフトアーム本体126は、蓋部材170の下方で且つ蓋部本体180の複数の取付け孔180a,180bに対応する位置に、リフトアーム側取付け孔182a,182bを有する。蓋部材170がリフトアーム本体126の上辺部127の上側に配置されたとき、各蓋部側取付け孔180a,180bおよび各リフトアーム側取付け孔182a,182bは、それぞれ、上下方向に連通するものとなっている。
蓋部材170は、開口部174を閉蓋可能にリフトアーム本体126の上辺部127の上面に載置され、各蓋部側取付け孔180a,180bおよび各リフトアーム側取付け孔182a,182bを介して、ボルト・ナット、植込みボルトおよび止めネジ等の適宜な取付け手段184により取外し可能に取付けられる。
すなわち、走行装置190は、走行フレーム192を含む。走行フレーム192は、たとえば図1および図5に示すように、平面視横長長方形状のフレーム本体198を含む。フレーム本体198は、たとえば図1で見て、X方向に延設され、フレーム本体198の長手方向の一方側(前側)には、フレーム本体198から前方に延設される前側フレーム202が配設されている。また、フレーム本体198の長手方向の他方側(後側)には、たとえば図1で見て、Y方向に延設される左右一対の後側フレーム204A,204Bが配設されている。
また、後側フレーム204A,204Bは、たとえば図5に示すように、その前方側および後方側に、それぞれ、左右一対の駆動ユニットフレーム210A,210Bおよび212A,212Bを有する。前方側の左右一対の駆動ユニットフレーム210A,210Bは、たとえば平面視U字状に形成され、後方側の左右一対の駆動ユニットフレーム212A,212Bは、たとえば平面視O字状に形成されている。
一方の駆動ユニットフレーム210A,210Bの下には、それぞれ、駆動モータMA,MBおよび減速機208A,208Bが取付けられ、もう一方の駆動ユニットフレーム212A,212Bの下には、それぞれ、駆動輪194A,194Bが取付けられる。駆動輪194A,194Bは、それぞれ、減速機208A,208Bを介して、駆動モータMA,MB(駆動源)に接続される。
一方、ブラケット板214aおよび214bは、それぞれ、駆動ユニットフレーム210A,210Bに、溶接、ボルト・ナット等の固定手段により固定されている。また、ブラケット板214aおよび214bは、その四隅側に、それぞれ、たとえば長円形の1つの取付け用孔216を有する。ブラケット板214aおよび214bは、その長手方向の一方側の取付け用孔216,216が、上記した一方の取付け片209の取付け孔209a,209aと連通可能となり、且つ、その長手方向の他方側の取付け用孔216,216が、上記した他方の取付け片209の取付け孔209a,209aと連通可能となるように、駆動ユニットフレーム210A,210Bに固定されている。そして、減速機208Aおよび208Bは、ボルト・ナット等の取付け手段218により、ブラケット板214aおよび214bに取付けられる。
さらに、減速機208A側のスプロケット222Aおよび駆動輪194A側のスプロケット230A間には、ローラチェーンおよびサイレントチェーン等のタイミングチェーン234Aが掛け設けられ、減速機208B側のスプロケット222Bおよび駆動輪194B側のスプロケット230B間には、タイミングチェーン234Bが掛け設けられている。
この場合、2つの支持プレート242aおよび242bは、その略中央部にたとえば円形の貫通孔(図示せず)を有し、この貫通孔(図示せず)にローリングピン246が挿通され、ローリングピン246の軸方向の一端および他端は、たとえば断面矩形のブラケット板248aおよび248bに回動自在に支持され、当該ブラケット板248aおよび248bは、前側フレーム202にナット、座金、止め輪等を含む適宜な固定手段249aおよび249bにより、前側フレーム202に固定・支持されている。
したがって、2つの支持プレート242a,242bは、ローリングピン246の軸心を回動中心として、当該ローリングピン246の回りに揺動自在となり、延いては、フロント車軸236が、支持プレート242a,242bを介して揺動自在となるため、フロント車軸236は、この揺動作用によって、走行面のアンジュレーションにも対応し良好な走行性が得られるものとなっている。
スピンドル部256aおよび256bには、それぞれ、インナーベアリング258およびアウターベアリング259を介して、ハブ260a(図12では、図示せず)および260bが取付けられる。ハブ260aおよび260bには、それぞれ、ディスクホール262a(図12では、図示せず)および262bが取付けられる。ディスクホール262aおよび262bには、それぞれ、たとえばソリッドゴムタイヤ264aおよび264bが装着される。スピンドル部256a,256b、ハブ260a,260b、ディスクホール262a,262bおよびソリッドゴムタイヤ264a,264b等によって、左右一対の従動輪196Aおよび196Bがそれぞれ構成される。このようにして、左右一対のナックル部250aおよび250bには、従動輪196Aおよび196Bが支持される。
また、一方のナックル部250aには、操向リンクアーム270の基端部が、キングピン252aに対して、回動自在に連結されている。操向リンクアーム270の先端部には、油圧シリンダ272のピストンロッド274の先端部が回動自在に連結されている。この場合、ピストンロッド274の先端部には、たとえば図12に示すように、二股状のナックルジョイント部274aが配設されている。そして、ナックルジョイント部274aに操向リンクアーム270の先端側が嵌装され、ピン等の枢軸部275を介して、当該操向リンクアーム270と油圧シリンダ272のピストンロッド274の先端部とが回動自在に連結される。
クレビス用ブラケット276は、たとえば平面視「く」の字状に形成され、支持プレート242aの下端部からフロント車軸236の前方側に延設されている。また、クレビス用ブラケット276は、その先端側に、油圧シリンダ272のピストンロッド274の中心軸線に対して直角方向のピン孔278aを有し、油圧シリンダ272の2つのクレビス部273,273間に嵌装されるナックル(関節栓)の機能を有している。さらに、油圧シリンダ272の2つのクレビス部273,273は、それぞれ、クレビス用ブラケット276のピン孔278aと連通可能となるピン孔(ナックルアイ)273a,273aを具備している。そして、油圧シリンダ272のクレビス部273,273b間には、ピン孔278aおよびピン孔(ナックルアイ)273a,273aが重なり合うように、クレビス用ブラケット276の先端側が嵌装され、且つ、当該ピン孔278aおよびピン孔(ナックルアイ)273a,273aには、枢軸部としてのたとえばピン279が挿嵌される。それによって、油圧シリンダ272の基端部とクレビス用ブラケット276の先端側とが回動自在に連結される。
また、前側天面(上面)カバー282は、左右一対の従動輪196A,196B、フロント車軸236、ローリングピン246、左右一対のナックルアーム266a,266b、タイロッド268、操向リンクアーム270および油圧シリンダ272等をカバーするように、前側フレーム202の天面側(上面側)に配設された、平面視直角台形状の2つの前側天面左カバー282A,前側天面右カバー282Bと、前側天面左カバー282A,前側天面右カバー282B間にある前側天面中央カバー282Cとで形成されている。
また、後側天面(上面)カバー286は、左右一対の駆動輪194A,194B、左右一対の駆動モータMA,MB、スプロケット230A,230B、タイミングチェーン234A,234B等をカバーするように、後側フレーム204A,204Bを含む後側天面側(上面側)に配設された、平面視直角台形状の2つの後側天面左カバー286A,後側天面右カバー286Bと、後側天面左カバー286A,天面右カバー286B間にある天面中央カバー286Cとで形成されている。
そのため、たとえば内輪304をたとえば後述する作動装置332によって回転させると、外輪306に対して内輪304が回転し、これにより、内輪304に固定された走行フレーム192を、荷台14に対して旋回させることが可能となる。
この場合、空洞317の断面は転動体308の断面よりも若干大きく、内輪304の周溝305および外輪306の周溝307が形成する内輪304の外周面305または外輪306の内周面307と転動体34との間に適度なギャップ(図示せず)が確保されている。したがって、空洞317内での転動体308および間座の移動時、当該ギャップの存在は、転動体308および間座の移動を円滑にするものとなっている。
一方の保持片336は、その長手方向の一方側に旋回案内軸334を挿通可能とする断面円形の穴336aを有し、その長手方向の他方側が内輪支持フレーム310に溶接等の固着手段により固着されている。もう一方の保持片338は、その長手方向の一方側に、旋回案内軸334の軸方向の一端部(下端部)が載置される載置面338aを備え、その長手方向の他方側が内輪支持フレーム310に溶接等の固着手段により固着されている。2つの保持片336および338は、旋回案内軸334の軸方向に間隔を隔てて配設されている。
さらに、旋回案内軸334の軸方向の他端部(上端部)には、たとえば平面視卵型長円状の連結アーム340が取り付けられている。連結アーム340は、その長軸方向の一方側に、旋回案内軸334が挿通可能となる円形の穴342を有する。また、連結アーム340は、その長軸方向の他方側に、作動装置332と連結するための連結穴344を有する。
クレビス用ブラケット352は、荷台フレーム16から荷台14の正面側に延設されている。クレビス用ブラケット352は、その基端部が溶接等の固定手段により荷台フレーム16に固定されている。また、クレビス用ブラケット352は、その先端側に、油圧シリンダ352のピストンロッド354の中心軸線に対して直角方向のピン孔352aを有し、油圧シリンダ352の2つのクレビス部356および358間に嵌装されるナックルの機能を有している。
この場合、ピストンロッド354の先端部354aと、作用部330の連結アーム340とを連結するナックル継手部362のピン364の中心点を作用中心OACとし、旋回軸受部302の旋回中心点を旋回中心OCRとし、さらに、ピストンロッド354を最も引き戻した状態から、押し込み方向に往動させたときの旋回中心OCRと作用中心OACとを結ぶ線分と、ピストンロッド354を引き戻し方向に復動させたときの旋回中心OCRと作用中心OACとを結ぶ線分との交差角度をθとしたとき、交差角度θは、たとえば、θ=90°となるように設定されている。すなわち、この交差角度θは、旋回軸受部302において、外輪306に対する内輪304の回転角度、すなわち、荷台14の荷台フレーム16に対する走行装置190の走行フレーム192の旋回角度を意味するものである。
この旋回角度は、油圧シリンダ350のピストンロッド354のストロークを適宜変更することによって、旋回中心OCRと作用中心OACとを結ぶ線分との交差角度θは、90°以外にも、θ=60°、45°、30°など、適宜、所望する交差角度θに設定することができる。
なお、この旋回装置300において、作動装置332のアクチュエータとして、油圧シリンダ350を採用したのは、エアーシリンダ等、その他のアクチュエータに比べて、構成が簡単で駆動力(パワー)も強く、騒音も静かであり、また、ジャッキ機構24、リフト機構26の動力源である油圧を共用することができ得るためである。
すなわち、旋回規制機構370は、たとえば図17に示すように、走行フレーム192に支持される被挿入部材371を含む。被挿入部材371は、その軸線方向が上下軸方向に延びるたとえば円筒状の被挿入筒状体372を含む。被挿入筒状体372は、穴部372aを有する。この被挿入筒状体372は、円筒状以外にも、たとえば断面方形および矩形等の角筒状に形成されていてもよく、また、有底筒状体に形成されていてもよい。この場合、有底筒状体に形成された被挿入筒状体372は、凹部を有する。なお、ここで言う穴部は、後述する挿入部材378が挿入可能であれば、筒状体の軸方向の一端から他端に貫通する貫通孔であってもよく、また、有底の穴部であってもよい。
この被挿入筒状体372は、図17に加えて、たとえば図18の(A),(B)および(C)に示すように、走行フレーム192に固定されたたとえば矩形の取付けブラケット374を介して、当該走行フレーム192に取り付けられている。この場合、図18の(B)および(C)に示すように、取付けブラケット374は、その主面から水平に延び設けられるたとえば矩形の2つの保持片376a,376bを有する。被挿入筒状体372は、2つの保持片376aおよび376b間に挟持され、溶着、ボルト・ナット等の固定手段により、2つの保持片376aおよび376b間に固定されている。
この場合、荷台14の荷台フレーム16には、図18の(A),(B)に示すように、矩形状のブラケット板384が配設されている。ブラケット板384の長手方向の下側には、図18の(C)に示すように、たとえば2つの平面視U字状のフランジ片386aおよび386bが、上下方向に間隔を隔てて配設されている。ブラケット板384は、図18の(A)に示すように、その一方主面側が荷台フレーム16に、溶接等の固着手段により固着され、その他方主面側には、2つのフランジ片386aおよび386bが、溶接等の固着手段により固着されている。
2つのフランジ片386aおよび386bは、それぞれ、その略中央で、一方主面から他方主面に貫通する貫通穴388aおよび388bを有する。貫通穴388aおよび388bは、中継筒状部材382の外径と略同じか僅かに大きく形成されている。中継筒状部材382は、貫通穴388aおよび388bに挿通され、当該貫通穴388aおよび388bの内周面と、中継筒状部材382の外周面との間において、溶接等の固着手段により、2つのフランジ片386aおよび386bに固着されている。
また、この旋回規制機構370では、挿入軸状体380が上方に引き上げられ、規制部材392の長さ方向の他方側が枢支部392を中心に下方に回動されて、規制部材390の長さ方向の他方側が中継筒状部材382の軸方向の上端に当接されるとき、挿入軸状体380は、被挿入筒状体372から上方に離脱されるように構成されている。この場合、荷台14の荷台フレーム16と、走行装置190の走行フレーム192との連結状態が、解除され、旋回装置300により、走行装置190が荷台14に対して旋回可能な状態となる。
さらに、この旋回規制機構370において、旋回規制機構370が手動で操作可能となるように、上記した被挿入部材371および挿入部材378は、それぞれ、走行フレーム192および荷台14の荷台フレーム16の周縁部寄りに配設されている。
すなわち、光電センサー394は、たとえば投光部394aおよび受光部394bを有する。光電センサー394は、図19および図20に示すように、たとえば横長矩形状の支持ブラケット396により、荷台14の荷台フレーム16に取り付けられる。この場合、支持ブラケット396は、その長手方向に間隔を隔てて、且つ、長さの中間部に、たとえば2つの取付け用ねじ穴397を有する。支持ブラケット396は、図21に示すように、ボルト等の取付け具399が2つの取付け用ねじ穴397に締結されることによって、荷台フレーム16に取り付けられる。また、光電センサー394の投光部394aおよび受光部394bは、それぞれ、断面L字状の固定ブラケット398aおよび398bに、ボルト・ナット等の固定具(図示せず)により、固定される。固定ブラケット398aおよび398bは、それぞれ、支持ブラケット396の長手方向の一端側および他端側に、溶接,ボルト・ナット等の固着手段により、固着される。
すなわち、規制部材390の長さ方向の他方側が枢支部392を中心に上方に回動され、規制部材390の長さ方向の中間部の周囲の一部が中継筒状部材382の軸方向の上端に当接され、挿入軸状体380が、中継筒状部材382を経由して被挿入筒状体372に挿入されるとき、荷台14の荷台フレーム16と、走行装置190の走行フレーム192とは、連結状態となるようにロックされ、規制部材390は、その長さ方向の他方側が光路を遮断する。そして、表示灯は、消灯状態となる。
また、挿入軸状体380が上方に引き上げられ、規制部材392の長さ方向の他方側が枢支部392を中心に下方に回動されて、規制部材390の長さ方向の他方側が中継筒状部材382の軸方向の上端に当接され、挿入軸状体380が、被挿入筒状体372から上方に離脱されるとき、荷台14の荷台フレーム16と、走行装置190の走行フレーム192との連結状態が解除され、規制部材390は、その長さ方向の他方側が光路を開放する。そして、表示灯は、点灯状態となる。
この当接部材400は、内輪支持フレーム310以外にも、外輪支持フレーム312の上面で円周方向に間隔を隔てて、且つ、外輪306の周面に当接可能に配設されてもよく、また、内輪支持フレーム310および外輪支持フレーム312のいずれか一方にのみ配設するようにしてもよい。なお、当接部材400は、内輪304および外輪306の両方またはいずれか一方の円周方向に間隔を隔てて且つ半径方向に対向するように配設されることが好ましい。
なお、この搬送台車10では、後述するパレットを含めて、荷台14に積載される大型重量物等の被搬送物の重量(積載重量)は、たとえば最大15トンである。また、荷台14の寸法は、たとえば、大凡、長さ4500mm×幅2500mm×高さ950mmである。
このパレット500は、図33に示すように、積載部としてのたとえば横長矩形状の積載プレート502を含む。積載プレート502には、被搬送物としてのたとえば大型重量物が積載可能となっている。積載プレート502には、その下面に、4つのパレット支持脚504a,504b,504cおよび504dが配設されている。4つのパレット支持脚504a〜504dはそれぞれ、積載プレート502の四隅の下面に配設されている。パレット支持脚504a〜504dは、それぞれ、図32および図33に示すように、それぞれ、たとえば角柱状に形成されている。また、パレット支持脚504a〜504dは、それぞれ、積載プレート502の下面から、パレット支持脚504a〜504dの下端までの垂直方向の高さは、搬送台車10の車高よりも高く形成されている。そのため、搬送台車10を積載プレート502の下に配置することが可能となっている。
また、走行装置190を旋回させる場合、規制部材390の長さ方向と挿入軸状体380の軸線方向とが平行となるように規制部材390が回動されて、規制部材390の軸方向の他方側が中継筒状部材382の軸方向の上端面に当接するとき、被挿入部材371の穴部372aから挿入部材378が離脱されることによって、つまり、挿入軸状体380が被挿入筒状体372から上方に離脱されることによって、荷台14と走行装置190の走行フレーム192との連結状態が、解除されてフリーとなる。
また、この旋回規制機構370では、台車本体12の荷台フレーム16と走行装置190の走行フレーム192との連結した状態にロックすること、および、当該連結状態を解除することが、被挿入部材371への挿入部材378の出し入れによって行なわれるため、電磁ソレノイド等を用いた電気的に自動のロック機構に比べて、誤動作を防止することができる。しかも、この旋回規制機構370では、上記したように、簡易な構造となっているために、故障等による不具合も少ないものとなっている
さらに、当接部材400は、内輪304および外輪306の両方またはいずれか一方の円周方向に間隔を隔てて且つ半径方向に対向するように配設されているので、当接部材400は、旋回軸受部302を荷台14および走行装置190の間に組み付ける場合に、内輪304および外輪306の取り付け位置の位置決めをするためのガイド機能を有するものである。
すなわち、たとえば図35に示すように、搬送台車10を平面的に見て、台車本体12の進行方向(X方向)の向きと走行装置190の進行方向(Y方向)の向きとが、たとえば90°の角度で交差するように、台車本体12に対して走行装置190を方向転換させることができる。この場合、台車本体12の進行方向(X方向)の向きと走行装置190の進行方向(Y方向)の向きとは、90°以外にも、図13および図14に示す油圧シリンダ350のピストンロッド354のストロークを適宜変更することによって、例えば45°、30°の角度で交差するように、台車本体12に対して走行装置190を方向転換させることが可能となっている。
したがって、この搬送台車10では、近年の各種生産システムにおいて、類似製品の混合生産、生産内容の変更などが可能な応用範囲の広い、所謂、「FMS」に用いることができ、自由度の高い自動化ラインを実施するのに好適な搬送台車となっている。
特に、搬送台車10をパレット500の下に配置した場合には、台車本体12の荷台14の上面と、パレット500の積載部の下面との間に、隙間ができるものとなるが、リフト機構26で台車本体12の荷台14の一部をリフトアップさせてパレット500を持ち上げることによって、当該隙間を解消することができ。さらに、リフト機構26により台車本体12の荷台14の一部をリフトダウンさせることによって、当該パレット500を台車本体12の荷台14の上に載置することができる。
先ず、図38の(A)に示すように、パレット500が準備される(パレット準備工程)。次に、パレット500に被搬送物Wが積載される(被搬送物積載工程)。
それから、搬送台車10を走行装置190によって走行させ、図38の(B)に示すように、被搬送物Wが積載されたパレット500の近傍に搬送台車10を停車させる(搬送台車停車工程)。搬送台車10を停車させた後、荷台14の向きを変えることなく、旋回装置300により走行装置190を旋回させることによって、搬送台車10がパレット500の下に向けて走行可能となるように、走行装置190の進行方向を方向転換させる(第1の方向転換工程)。そして、この第1の方向転換工程の後、図38の(C)および(D)に示すように、走行装置190により搬送台車10をパレット500に向けて走行させ、被搬送物Wが積載されたパレット500の下に、搬送台車10を配置する(搬送台車配置工程)。
次に、旋回規制機構370によって、荷台14と走行フレーム192との連結状態を解除してフリーにする(連結状態解除工程)。
このことは、この搬送方法に用いられる搬送台車10が、大型重量物等の被搬送物を積載可能とするパレットの下に配置して用いることができ、台車本体の向きを変えずに搬送台車の走行方向を容易に方向転換することができると共に、搬送台車の走行方向を方向転換した後の操舵自由度が高く、且つ、作業効率の良いものであることに起因している。
12 台車本体
14 荷台
16 荷台フレーム
18 荷台プレート
20 取付け手段(荷台フレームと荷台プレートとの取付け手段)
22A,22B 付加価値機構支持フレーム
24 ジャッキ機構
26 リフト機構
28 前部カバー
30 後部カバー
32,34,36,38 ジャッキ装置
40 油圧シリンダ(ジャッキ機構の油圧シリンダ)
42 シリンダ本体
43 フランジ部
44 ピストンロッド
44a ピストンロッドの先端部
45 ロックナット
46 ジョイント軸部
47 雄ネジ面
48 着地脚部
49 雌ネジ面
52,54 支持構造体
56,58 接続プレート
60 ベースプレート
60a 油圧シリンダのピストンロッドが挿通されるベースプレートの挿通孔
62 支持ブラケット
64 シリンダ支持部
66 垂直面部
68 水平面部
68a 水平面部の貫通孔
70 取付け手段
72 補強片
74,76 接続補強部
74a,76a 接続補強部の斜辺部
74b,76b 接続補強部の一方の辺部
74c,76c 接続補強部の他方の辺部
78 取付け手段(ジャッキ機構の油圧シリンダのフランジ部と水平面部との取付け手段)
80 位置決め凹部
80a 位置決め凹部の頂端
81 位置決め凹部のテーパ面
84 着地版
86 着地版取付け部材
87 ネジ孔
88 挿嵌部
90 他の位置決め凹部
90a 他の位置決め凹部の頂端
91 他の位置決め凹部のテーパ面
92 鋼球
94 係止穴部
96 取付け手段(ジョイント軸部と着地板取付け部との取付け手段)
100 ジャッキ用規制部
102 スイッチドッグ(ジャッキ用)
104 センサーアーム
106 センサーアーム用支持プレート
108 ドッグ保持軸
110 保持軸支持アーム
112a 保持軸支持アームの水平片部
112b 保持軸支持アームの垂直片部
114 ブシュ(ドッグ保持軸の軸受部)
116 取付け片
120,122 リフトアーム
124 リフトアーム本体
126 リフトアーム本体の下辺部
126a リフトアーム本体の下辺部の内側底面
126b リフトアーム本体の下辺部の外側底面
127 油圧シリンダのピストンロッドが挿通されるリフトアーム本体の下辺部の挿通孔
128 平面プレート
130 調整部材
132 油圧シリンダのピストンロッドが挿通される調整部材の挿通孔
134 リフトアームが嵌装される囲繞スペース
140 油圧シリンダ(リフト機構用の油圧シリンダ)
142 ピストンロッド
142a ピストンロッドの先端部
144 油圧シリンダのフランジ部
146 シリンダ支持部
146a 油圧シリンダのピストンロッドが挿通されるシリンダ支持部の挿通孔
148 取付け手段(油圧シリンダとシリンダ支持部との取付け手段)
149a 座金
149b 止めナット
149c 止め輪
150 取付け手段
152 軸受部
160 リフト用規制部
162 スイッチドッグ(リフト用)
164 センサーアーム
166 取付けプレート
168 ドッグ保持部材
170,172 蓋部材
174,176 開口部
178 蓋部材を取付けるための取付けスペース
180 蓋部本体
180a,180b 蓋部側取付け孔
182a,182b リフトアーム側取付け孔
184 取付け手段(蓋部材とリフトアーム本体との取付け手段)
190 走行装置
192 走行フレーム
194A,194B 駆動輪
195a,195b 駆動輪の車軸
196A,196B 従動輪
198 フレーム本体
200 操舵機構
202 前側フレーム
204A,204B 後側フレーム
206 駆動ユニット
208A,208B 減速機
208a,208b 減速機の出力軸
209 減速機の取付け片
209a 減速機の取付け片の取付け孔
210A,210B,212A,212B 駆動ユニットフレーム
214a,214b ブラケット板
216 ブラケット板の取付け用孔
218 取付け手段(減速機とブラケット板との取付け手段)
220 フランジ継手
222A,222B スプロケット(減速機の出力軸に取付けられるスプロケット)
223a,223b 締結手段(減速機の出力軸とスプロケットとを締結する締結手段)
224a,224a,224b,224b 垂下フレーム
225a,225a,225b,225b 垂下フレームの底面(受け面)
226a,226a,226b,226b 軸受部
228a,228a(,228b,228b) 軸受台
230A,230B スプロケット(駆動輪の車軸軸に取付けられるスプロケット)
232a,232b 締結手段(駆動輪の車軸とスプロケットとを締結する締結手段)
234A,234B タイミングチェーン
236 フロント車軸(従動輪の車軸)
238a,238b 支持プレート
240 フロント車軸支時部材
242a,242b 支持プレート
244 取付け手段(2つの支持プレートとフロント車軸との取付け手段)
246 ローリングピン
248a,248b ブラケット板
250a,250b ナックル部
252a,252b キングピン
254a,254b ナックル軸支持部
(256a,)256b スピンドル部
258 インナーベアリング
259 アウターベアリング
(260a,)260b ハブ
(262a,)262b ディスクホール
264a,264b ソリッドゴムタイヤ
266a,266b ナックルアーム
268 タイロッド
270 操向リンクアーム
272 油圧シリンダ
273 クレビス部
273a ピン孔(ナックルアイ)
274 ピストンロッド
274a ナックルジョイント部
275 枢軸部
276 クレビス用ブラケット
278a ピン孔
279 ピン
280 前側前面カバー280
280A 前面左カバー
280B 前面右カバー
280C 前面中央カバー
282 前側天面(上面)カバー
282A 天面左カバー
282B 天面右カバー
282C 天面中央カバー
284 後側後面カバー
284A 後面左カバー
284B 後面右カバー
284C 後面中央カバー
286 後側天面カバー
286A 後側天面左カバー
286B 後側天面右カバー
286C 後側天面中央カバー
300 旋回装置
302 旋回軸受部
304 内輪
304a 内輪のねじ孔
305 内輪の外周面
306 外輪
306a 外輪のねじ孔
307 外輪の内周面
308 転動体
310 内輪支持フレーム
312 外輪支持フレーム
314 内輪の外周面に設けられる周溝
316 外輪の内周面に設けられる周溝
317 空洞(周溝314,316で構成されるドーナツ状の空洞)
318 上シールリング
320 下シールリング
326 径方向孔
328 止め栓
330 作用部
332 作動装置
334 旋回案内軸
336,338 保持片
336a 穴
338a 載置面
340 連結アーム
342 連結アームの穴(旋回案内軸が挿通される穴)
344 連結穴(油圧シリンダ350のナックル継手のピンが挿通される穴)
350 油圧シリンダ
352 クレビス用ブラケット
352a クレビス用ブラケットのピン孔
354 ピストンロッド
354a ピストンロッドの先端部
356,358 クレビス部
356a,358a クレビス部のピン孔(ナックルアイ)
360 ピン孔(枢軸部)
362 ナックル継手部
364 ナックル継手部のピン
370 旋回規制機構
371 被挿入部材
372 被挿入筒状体
372a 穴部
374 取付けブラケット
376a,376b 保持片
378 挿入部材
380 挿入筒状体
382 中継筒状部材
384 ブラケット板
386a,386b フランジ片
388a,388b 貫通穴
390 規制部材
392 枢支部
394 光電センサー
394a 投光部
394b 受光部
396 支持ブラケット
397 取付け用穴(支持ブラケットを荷台フレームに取り付けるための取付け用穴)
398a,398b 固定ブラケット(支持ブラケットに投光部および受光部を固定するための固定ブラケット)
399 取付け具(支持ブラケットを荷台フレームに取り付けるための取付け具)
400 当接部材
410 油圧ユニット
420 制御盤
430 表示パネル盤
440 油圧操作用ペンダントスイッチ
450 走行用ペンダントスイッチ
460 回転灯
470 警報器
480 バッテリ(電源)
500 パレット
502 積載プレート
504a〜504d パレット支持脚
506a〜506d ヒンジ部
508a〜508d パレット支持脚のヒンジ部から下側の部位
510a〜510d パレット支持脚のヒンジ部から上側の部位
Ca ピストンロッドの中心軸
LS1 ジャッキ機構のリミットスイッチ(上限位置センサー)
LS2 ジャッキ機構のリミットスイッチ(下限位置センサー)
LS3 リフト機構のリミットスイッチ(上限位置センサー)
LS4 リフト機構のリミットスイッチ(下限位置センサー)
MA,MB 駆動モータ(駆動源)
OAC 作用中心
OCR 旋回中心
θ 旋回中心OCRと作用中心OACとを結ぶ線分との交差角度
Claims (12)
- 台車本体、
前記台車本体の下に配設される走行装置、および
前記台車本体と前記走行装置とに接続され、前記台車本体に対して前記走行装置を旋回自在とする旋回装置を含み、
前記台車本体の上に重量物である被搬送物を積載して搬送する搬送台車であって、
前記走行装置は、
走行フレーム、
前記走行フレームの下に配設される左右一対の駆動輪、
前記走行フレームの下に、前記左右一対の駆動輪と間隔を隔てて配設され、前記左右一対の駆動輪に従動する左右一対の従動輪、および
前記左右一対の従動輪の間に配設され、前記左右一対の従動輪の向きを自在に変える操舵機構を含み、
前記搬送台車は、前記左右一対の駆動輪および前記左右一対の従動輪が接地面から上方に離間可能となるように、前記台車本体をジャッキアップさせて支持するジャッキ機構を含み、
前記搬送台車は、前記ジャッキ機構により、前記左右一対の駆動輪および前記左右一対の従動輪を接地面から上方に離間させた状態で、前記旋回装置により、前記走行装置を旋回させることで、前記台車本体の向きを変えることなく前記走行装置の進行方向が変更可能となることを特徴とする、搬送台車。 - 前記搬送台車は、前記台車本体の少なくとも一部をリフトアップさせるリフト機構をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の搬送台車。
- 前記台車本体は、平面視方形状の態様を有する荷台を含み、前記荷台の対向する2組の対辺部の内の少なくとも1組の対辺部が、前記リフト機構によってリフトアップされることを特徴とする、請求項2に記載の搬送台車。
- 前記旋回装置は、
前記荷台と前記走行フレームとの間に配設され、内輪、外輪、転動体を有する旋回軸受部、
前記走行フレームの上に配設され、前記旋回軸受部の内輪を支持する環状の内輪支持フレーム、
前記荷台の下に配設され、前記旋回軸受部の外輪を支持する環状の外輪支持フレーム、
前記内輪支持フレームに支持される作用部、および
前記荷台の下に配設され、前記作用部を介して前記旋回軸受部の内輪を旋回可能とする作動装置を含むことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の搬送台車。 - 前記搬送台車は、前記搬送台車を走行させるときに、前記荷台と前記走行フレームとを連結状態にロックすると共に、前記走行装置を旋回させるときに、前記荷台と前記走行フレームとの連結状態を解除してフリーにする旋回規制機構を含み、
前記旋回規制機構は、
前記走行フレームに支持され、凹部または穴部を有する被挿入部材、および
前記荷台に支持され、前記被挿入部材の前記凹部または前記穴部に挿脱可能に挿入される挿入部材を含み、
前記旋回規制機構が手動で操作可能となるように、前記被挿入部材および前記挿入部材は、それぞれ、前記走行フレームおよび前記荷台の周縁部寄りに配設されることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の搬送台車。 - 前記被挿入部材は、前記走行フレームに支持され、その軸線方向が上下軸方向に延びる被挿入筒状体を含み、
前記挿入部材は、前記被挿入筒状体に挿入自在となる挿入軸状体を含み、
前記旋回規制機構は、
前記荷台に支持され、前記挿入軸状体が挿通可能となる中継筒状部材、および
長さ方向を有し、前記長さ方向の一方側が枢支部を中心に前記挿入軸状体の軸方向の上側に回動自在に支持され、前記長さ方向の他方側が前記挿入軸状体の軸方向と平行に延びて前記中継筒状部材の軸方向の上端に当接されて係止される規制部材を含み、
前記被挿入筒状体の中心軸、前記挿入軸状体の中心軸および前記中継筒状部材の中心軸は、同一軸線上に位置するように配設され、
前記規制部材の長さ方向の他方側が前記枢支部を中心に上方に回動され、前記規制部材の長さ方向の中間部周囲の一部が前記中継筒状部材の軸方向の上端に当接されるとき、前記挿入軸状体は、前記中継筒状部材を経由して前記被挿入筒状体に挿入され、
前記挿入軸状体が上方に引き上げられ、前記規制部材の長さ方向の他方側が前記枢支部を中心に下方に回動されて、前記規制部材の長さ方向の他方側が前記中継筒状部材の軸方向の上端に当接されるとき、前記挿入軸状体は、前記被挿入筒状体から上方に離脱されることを特徴とする、請求項5に記載の搬送台車。 - 前記搬送台車は、前記内輪支持フレームおよび前記外輪支持フレームの両方またはいずれか一方に配設され、前記旋回軸受部の内輪および外輪の両方またはいずれか一方の周面に当接可能な当接部材をさらに含み、
前記当接部材は、前記内輪および外輪の両方またはいずれか一方の円周方向に間隔を隔てて且つ半径方向に対向するように配設されることを特徴とする、請求項4または請求項5に記載の搬送台車。 - 前記搬送台車は、前記被搬送物が積載可能なパレットの下に配置され、前記被搬送物を前記パレットと共に搬送することを特徴とする、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の搬送台車。
- 前記パレットは、前記被搬送物が積載可能となる積載部および前記積載部を支持するパレット支持脚を含み、
前記積載部の下端から前記パレット支持脚の下端までの垂直方向の高さは、前記搬送台車の車高よりも高く形成され、
前記パレット支持脚は、その高さ方向の中間部を支点にして、上側に折り畳み可能となっていることを特徴とする、請求項8に記載の搬送台車。 - 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載された搬送台車を使用することにより、前記被搬送物を搬送することを特徴とする、搬送方法。
- 請求項9に記載された搬送台車を用いた被搬送物の搬送方法であって、
前記パレットを準備する工程(パレット準備工程)、
前記パレットに前記被搬送物を積載する工程(被搬送物積載工程)、
前記搬送台車を前記走行装置によって走行させ、前記被搬送物が積載された前記パレットの下に、前記搬送台車を配置する工程(搬送台車配置工程)、
前記被搬送物が積載された前記パレットの下に、前記搬送台車を配置した状態において、前記リフト機構により、前記被搬送物が積載された前記パレットをリフトアップさせる工程(リフトアップ工程)、
前記被搬送物が積載された前記パレットをリフトアップさせた状態で、前記パレット支持脚を上側に折り畳む工程(パレット支持脚折り畳み工程)、
前記パレット支持脚を上側に折り畳んだ状態で、前記被搬送物が積載された前記パレットを、前記リフト機構によりリフトダウンさせて、前記荷台に載置する工程(リフトダウン工程)、および
前記被搬送物が積載された前記パレットを前記荷台に載置した状態で、前記走行装置により、前記搬送台車を所望する方向に走行させる工程(搬送台車走行工程)を含み、
前記搬送台車配置工程は、前記走行装置の進行方向を方向転換させる方向転換工程をさらに含み、
前記方向転換工程は、
前記搬送台車を停車させる工程(搬送台車停車工程)、
前記ジャッキ機構により、前記荷台と共に前記走行装置をジャッキアップさせて、前記左右一対の駆動輪および前記左右一対の従動輪を接地面から上方に離間させる工程(ジャッキアップ工程)、
前記旋回規制機構によって、前記荷台と前記走行フレームとの連結状態を解除してフリーにする工程(連結状態解除工程)、
前記荷台の向きを変えることなく、前記旋回装置により前記走行装置を旋回させることによって、前記走行装置の進行方向を変更する工程(走行装置の進行方向変更工程)、
前記旋回規制機構によって、前記荷台と前記走行フレームとの連結状態をロックする工程(連結状態ロック工程)、
前記ジャッキ機構により、前記荷台と共に前記走行装置をジャッキダウンさせて、前記左右一対の駆動輪および前記左右一対の従動輪を接地させる工程(ジャッキダウン工程)、および
前記搬送台車の走行を再開させる工程(搬送台車の走行再開工程)を含むことを特徴とする、搬送方法。 - 請求項9に記載された搬送台車を用いた被搬送物の搬送方法であって、
前記パレットを準備する工程(パレット準備工程)、
前記パレットに前記被搬送物を積載する工程(被搬送物積載工程)、
前記搬送台車を前記走行装置によって走行させ、前記被搬送物が積載された前記パレットの近傍に前記搬送台車を停車させる工程(搬送台車停車工程)、
前記搬送台車を停車させた後、前記荷台の向きを変えることなく、前記旋回装置により前記走行装置を旋回させることによって、前記搬送台車が前記パレットの下に向けて走行可能となるように、前記走行装置の進行方向を方向転換する第1の方向転換工程、
前記第1の方向転換工程の後、前記走行装置により前記搬送台車を走行させて、前記被搬送物が積載された前記パレットの下に前記搬送台車を配置する工程(搬送台車配置工程)、
前記被搬送物が積載された前記パレットの下に前記搬送台車を配置した状態において、前記リフト機構により、前記被搬送物が積載された前記パレットをリフトアップさせる工程(リフトアップ工程)、
前記被搬送物が積載された前記パレットをリフトアップさせた状態で、前記パレット支持脚を上側に折り畳む工程(パレット支持脚折り畳み工程)、
前記パレット支持脚を上側に折り畳んだ状態で、前記被搬送物が積載された前記パレットを、前記リフト機構によりリフトダウンさせて、前記荷台に載置する工程(リフトダウン工程)、
前記荷台の向きを変えることなく、前記旋回装置により前記走行装置を旋回させることによって、前記搬送台車停車工程で前記搬送台車を停車させたときの向きと同じ向きになるように、前記走行装置の進行方向を方向転換する第2の方向転換工程、および
前記第2の方向転換工程の後、前記被搬送物が積載された前記パレットを前記荷台に載置した状態で、前記走行装置により、前記搬送台車を所望する方向に走行させる工程(搬送台車走行工程)を含み、
前記第1の方向転換工程および前記第2の方向転換工程は、それぞれ、
前記搬送台車を停車させる工程(搬送台車停車工程)、
前記ジャッキ機構により、前記荷台と共に前記走行装置をジャッキアップさせて、前記左右一対の駆動輪および前記左右一対の従動輪を接地面から上方に離間させる工程(ジャッキアップ工程)、
前記旋回規制機構によって、前記荷台と前記走行フレームとの連結状態を解除してフリーにする工程(連結状態解除工程)、
前記荷台の向きを変えることなく、前記旋回装置により前記走行装置を旋回させることによって、前記走行装置の進行方向を変更する工程(走行装置の進行方向変更工程)、
前記旋回規制機構によって、前記荷台と前記走行フレームとの連結状態をロックする工程(連結状態ロック工程)、
前記ジャッキ機構により、前記荷台と共に前記走行装置をジャッキダウンさせて、前記左右一対の駆動輪および前記左右一対の従動輪を接地させる工程(ジャッキダウン工程)、および
前記搬送台車の走行を再開させる工程(搬送台車の走行再開工程)を含むことを特徴とする、搬送方法。
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