JP2018038172A - モータの製造方法およびモータ - Google Patents

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武 下山
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Abstract

【課題】回転軸に対して駆動用磁石およびセンサ用磁石が固定されたロータを効率よく製造することのできるモータの製造方法、およびモータを提供すること。
【解決手段】モータ1を製造するにあたって、磁石固定工程ST1において、回転軸21に対して、未着磁の駆動用磁石22および未着磁のセンサ用磁石8を接着剤223、83によって固定する。次に、着磁工程ST2において、駆動用磁石22およびセンサ用磁石8に対して同時に着磁を行い、N極およびS極を複数対、設ける。次に、組立工程ST3、ST4では、ロータ2(回転軸21)をステータ3の内側に配置した後、ボール71、軸受73、ホルダ75および板バネ77を設ける。その際、組立工程ST3の前にステータ3の端面30にフレーム6を固定しておく。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転軸に駆動用磁石およびセンサ用磁石が固定されたモータの製造方法、およびモータに関するものである。
モータは、回転軸および回転軸に固定された駆動用磁石を備えたロータと、駆動用磁石の外周側に配置されたステータとを有している。かかるモータにおいて、ロータの回転位置等を検出するにあたって、回転軸においてステータから回転軸の軸線方向で離間する位置にセンサ用磁石を固定しておく一方、センサ用磁石と対向する位置に磁気センサを設けた構造が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1の図1に記載のモータでは、回転軸においてステータ(駆動用磁石)より反出力側に、ステータ(駆動用磁石)より外径の大きなセンサ用磁石が固定されている。また、特許文献1の図23に記載のモータでも、回転軸においてステータ(駆動用磁石)より反出力側にステータ(駆動用磁石)より外径の大きなセンサ用磁石が固定されており、駆動用磁石とセンサ用磁石とでは、着磁ピッチが異なっている。
特開平7−336939号公報
特許文献1の図1に記載のモータのように、回転軸に対して駆動用磁石およびセンサ用磁石が固定されたロータを製造するには、回転軸に対して駆動用磁石を固定した後、第1回目の着磁工程において駆動用磁石に着磁を行い、その後、回転軸に対してセンサ用磁石を固定した後、第2回目の着磁工程においてセンサ用磁石に着磁する必要がある。このため、モータの製造工程数が多いという問題点がある。また、特許文献1の図23に記載のロータのように駆動用磁石とセンサ用磁石とが一体の場合でも、外径および着磁ピッチが異なっているため、第1回目の着磁工程において駆動用磁石に着磁を行い、その後、第2回目の着磁工程においてセンサ用磁石に着磁する必要がある。このため、モータの製造工程数が多いという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、回転軸に対して駆動用磁石およびセンサ用磁石が固定されたロータを効率よく製造することのできるモータの製造方法、およびモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、回転軸および前記回転軸に固定された駆動用磁石を備えたロータと、前記駆動用磁石の外周側に配置されたステータと、前記回転軸において前記ステータから前記回転軸の軸線方向で離間する位置に固定されたセンサ用磁石と、を有するモータの製造方法において、前記回転軸に対して未着磁の前記駆動用磁石および未着磁の前記センサ用磁石を固定する磁石固定工程と、前記磁石固定工程の後、前記駆動用磁石および前記センサ用磁石に対して同時に着磁を行って前記駆動用磁石および前記センサ用磁石にN極およびS極を複数対、設ける着磁工程と、前記着磁工程の後、前記ロータを前記ステータの内側に配置する組立工程と、を行うことを特徴とする。
本発明では、磁石固定工程において回転軸に対して未着磁の駆動用磁石および未着磁の
センサ用磁石を固定した後、着磁工程では、駆動用磁石およびセンサ用磁石に対して同時に着磁してN極およびS極を複数対設ける。このため、回転軸に対して駆動用磁石およびセンサ用磁石が固定されたロータを効率よく製造することができる。
本発明に係るモータの製造方法において、前記駆動用磁石と前記センサ用磁石とでは外径が同一である態様を採用することができる。かかる構成によれば、着磁ヨークの構成を特別なものにしなくても、駆動用磁石およびセンサ用磁石の外周側に円筒状の着磁ヨークを配置することができるので、駆動用磁石およびセンサ用磁石に対して同時に着磁を行うのが容易である。
本発明に係るモータの製造方法において、前記駆動用磁石と前記センサ用磁石とでは、N極およびS極の着磁位相が同一である態様を採用してもよい。かかる構成によれば、着磁ヨークの構成を特別なものにしなくても、駆動用磁石およびセンサ用磁石に対して同時に着磁を行うのが容易である。
本発明に係るモータの製造方法において、前記磁石固定工程では、前記駆動用磁石および前記センサ用磁石を接着剤によって前記回転軸に固定する態様を採用することができる。かかる構成によれば、駆動用磁石およびセンサ用磁石を接着剤によって回転軸に固定するための加熱工程を行った後、着磁工程を行うため、加熱工程によって着磁強度が低下するという事態が発生しにくい。
本発明に係るモータの製造方法において、前記磁石固定工程では、前記駆動用磁石より前記軸線方向の出力側に前記センサ用磁石を固定する態様を採用することができる。
本発明に係るモータの製造方法において、前記組立工程の前に、前記ステータの前記軸線方向の出力側の端面に固定される第1板部、前記第1板部に対して前記軸線方向の出力側で対向し、前記回転軸の前記軸線方向の出力側の端部を回転可能に支持する軸受を保持する第2板部、および前記第1板部と前記第2板部とを連結する第3板部を備えたフレームを前記ステータに固定しておく態様を採用することができる。
本発明に係るモータは、回転軸および前記回転軸に固定された駆動用磁石を備えたロータと、前記駆動用磁石の外周側に配置されたステータと、前記回転軸において前記ステータから前記回転軸の軸線方向で離間する位置に固定されたセンサ用磁石と、を有し、前記駆動用磁石には、N極およびS極が複数対、着磁され、前記センサ用磁石には、N極およびS極が複数対、着磁され、前記駆動用磁石と前記センサ用磁石とでは外径が同一であることを特徴とする。
かかる態様のモータでは、着磁ヨークの構成を特別なものにしなくても、駆動用磁石およびセンサ用磁石の外周側に円筒状の着磁ヨークを配置して、駆動用磁石およびセンサ用磁石に対して同時に着磁を行うのが容易である。
この場合、前記駆動用磁石と前記センサ用磁石とでは、N極およびS極の着磁位相が同一である態様を採用することができる。かかる態様によれば、着磁ヨークの構成を特別なものにしなくても、駆動用磁石およびセンサ用磁石の外周側に円筒状の着磁ヨークを配置して、駆動用磁石およびセンサ用磁石に対して同時に着磁を行うのが容易である。
本発明の別態様に係るモータは、回転軸および前記回転軸に固定された駆動用磁石を備えたロータと、前記駆動用磁石の外周側に配置されたステータと、前記回転軸において前記ステータから前記回転軸の軸線方向で離間する位置に固定されたセンサ用磁石と、を有し、前記駆動用磁石には、N極およびS極が複数対、着磁され、前記センサ用磁石には、
N極およびS極が複数対、着磁され、前記駆動用磁石と前記センサ用磁石とでは、N極およびS極の着磁位相が同一であることを特徴とする。
かかる態様のモータでは、着磁ヨークの構成を特別なものにしなくても、駆動用磁石およびセンサ用磁石の外周側に円筒状の着磁ヨークを配置して、駆動用磁石およびセンサ用磁石に対して同時に着磁を行うのが容易である。
この場合、記駆動用磁石と前記センサ用磁石とでは外径が同一である態様を採用することができる。かかる態様によれば、着磁ヨークの構成を特別なものにしなくても、駆動用磁石およびセンサ用磁石の外周側に円筒状の着磁ヨークを配置して、駆動用磁石およびセンサ用磁石に対して同時に着磁を行うのが容易である。
本発明に係るモータにおいて、前記駆動用磁石および前記センサ用磁石は、接着剤によって前記回転軸に固定されている態様を採用することができる。
本発明に係るモータにおいて、前記センサ用磁石は、前記駆動用磁石より前記軸線方向の出力側で前記回転軸に固定されている態様を採用することができる。
本発明に係るモータにおいて、前記ステータの前記軸線方向の出力側の端面に固定された第1板部、前記第1板部に対して前記軸線方向の出力側で対向し、前記回転軸の前記軸線方向の出力側の端部を回転可能に支持する軸受を保持する第2板部、および前記第1板部と前記第2板部とを連結する第3板部を備えたフレームを有する態様を採用することができる。
本発明では、磁石固定工程において回転軸に対して未着磁の駆動用磁石および未着磁のセンサ用磁石を固定した後、着磁工程では、駆動用磁石およびセンサ用磁石に対して同時に着磁してN極およびS極を複数対設ける。このため、回転軸に対して駆動用磁石およびセンサ用磁石が固定されたロータを効率よく製造することができる。
本発明が適用されるモータの断面図である。 図1に示すモータの製造方法を示す説明図である。 図1に示すモータの駆動用磁石およびセンサ用磁石を形成するための着磁工程を示す説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したモータおよびモータの製造方法を説明する。以下の説明では、回転軸21の軸線にLを付し、軸線L方向(軸線Lが延在している方向)のうち、ステータ3から回転軸21が大きく突出している側を出力側L1とし、出力側L1とは反対側を反出力側L2として説明する。
(全体構成)
図1は、本発明が適用されるモータの断面図である。図1に示すモータ1は、PM型のステッピングモータであり、回転軸21および回転軸21に固定された円筒状の駆動用磁石22を備えたロータ2と、駆動用磁石22の外周側に配置されたステータ3とを有している。駆動用磁石22は、回転軸21の軸線L方向において基端側(反出力側)に設けられ、回転軸21が駆動用磁石22から出力側L1に向けて大きく突き出ている。駆動用磁石22の少なくとも外周面220は、N極およびS極が複数対、着磁されている。本形態において、駆動用磁石22は、出力側L1の面で凹む凹部221内に塗布された接着剤2
23によって回転軸21に固定されている。
ステータ3は、軸線L方向に重ねて配置された第1ステータ組4と第2ステータ組5から構成されている。第1ステータ組4および第2ステータ組5のうち、出力側L1に位置する第1ステータ組4は、第1外ステータコア41と、第1コイル45が巻回された第1ボビン42と、第1ボビン42を第1外ステータコア41との間に挟む第1内ステータコア43とから構成され、第1ボビン42の内周面に沿って、第1外ステータコア41の極歯411と第1内ステータコア43の極歯431とが交互に並んでいる。また、反出力側L2に位置する第2ステータ組5も、第1ステータ組4と同様、第2外ステータコア51と、第2コイル55が巻回された第2ボビン52と、第2ボビン52を第2外ステータコア51との間に挟む第2内ステータコア53とから構成され、第2ボビン52の内周面に沿って、第2外ステータコア51の極歯511と第2内ステータコア53の極歯531とが交互に並んでいる。ここで、第1ステータ組4と第2ステータ組5とでは、電気角が90°ずれた2相構造となっている。
モータ1は、ステータ3に固定されたフレーム6を有しており、フレーム6は、ステータ3の軸線L方向の出力側L1の端面30に固定された第1板部61と、第1板部61に対して出力側L1で対向する第2板部62と、第1板部61と第2板部62とを連結する第3板部63とを備えている。第2板部62は、回転軸21の出力側L1の半球状の端部211を回転可能に支持する軸受65を保持している。
モータ1は、回転軸21の軸線L方向の反出力側L2の端部212をボール71を介して回転可能に支持する軸受73と、軸受73を支持するホルダ75と、ホルダ75の反出力側L2に配置された付勢部材としての板バネ77とを有している。ホルダ75はステータ3に保持され、板バネ77はホルダ75に保持されている。この状態で、板バネ77は、軸受73およびボール71を介して回転軸21を出力側L1に付勢している。
(センサ用磁石8等の構成)
回転軸21において、ステータ3から軸線L方向で離間する位置にはセンサ用磁石8が固定されている。本形態において、センサ用磁石8は、回転軸21においてステータ3とフレーム6の第2板部62との間(ステータ3から出力側L1で離間する位置)に固定されている。センサ用磁石8は、反出力側L2の面で凹む凹部81の内部等に塗布された接着剤83によって回転軸21に固定されている。また、回転軸21の外周面において、フレーム6の第2板部62とセンサ用磁石8との間には送りねじ29が形成されている。
センサ用磁石8の少なくとも外周面80は、N極およびS極が複数対、着磁されている。従って、モータ1を各種機器に搭載する際、センサ用磁石8の外周面80と対向するように磁気抵抗素子やホール素子などを備えた磁気センサ85を対向させれば、ロータ2が回転した際のロータ2の角度位置を磁気センサ85の出力から検出することができる。
本形態において、駆動用磁石22およびセンサ用磁石8はいずれも、希土類磁石である等、同一材料からなる。また、本形態では、以下に説明する着磁工程ST2において駆動用磁石22およびセンサ用磁石8を同時に着磁しやすいように、駆動用磁石22の外径Aとセンサ用磁石8の外径Bとが等しい。また、駆動用磁石22とセンサ用磁石8とでは、N極およびS極の着磁位相が同一である。すなわち、駆動用磁石22およびセンサ用磁石8において、軸線Lに平行な直線上には同一の磁極が設けられている。
(モータ1の製造方法)
図2は、図1に示すモータ1の製造方法を示す説明図である。図3は、図1に示すモータ1の駆動用磁石22およびセンサ用磁石8を形成するための着磁工程を示す説明図であ
る。
本形態のモータ1の製造工程では、まず、図2(a)に示す磁石固定工程ST1において、回転軸21に対して、未着磁の駆動用磁石22および未着磁のセンサ用磁石8を固定する。本形態では、回転軸21に対して接着剤83(図1参照)によって未着磁のセンサ用磁石8を固定した後、回転軸21に対して接着剤223(図1参照)によって未着磁の駆動用磁石22を固定する。本形態において、接着剤83および接着剤223はいずれも熱硬化型の接着剤であるため、未硬化の接着剤を塗布した後、熱処理を行って硬化させる。
次に、図2(b)に示す着磁工程ST2において、駆動用磁石22の外周面220およびセンサ用磁石8の外周面80に対して同時に着磁を行い、駆動用磁石22およびセンサ用磁石8にN極およびS極を複数対、設ける。例えば、図3に示すように、円筒状の着磁ヨーク9の内側に、駆動用磁石22およびセンサ用磁石8が固定された回転軸21を挿入した状態で、着磁ヨーク9の内周面に設けられた着磁コイル(図示せず)に通電する。その結果、駆動用磁石22の少なくとも外周面220、およびセンサ用磁石8の少なくとも外周面80が同時に着磁される。例えば、駆動用磁石22の少なくとも外周面220、およびセンサ用磁石8の少なくとも外周面80にN極およびS極が5対、形成される。本形態において、駆動用磁石22とセンサ用磁石8とでは外径が等しいため、着磁ヨーク9は、内径が軸線L方向で駆動用磁石22の外周側からセンサ用磁石8の外周側まで一定である。また、駆動用磁石22とセンサ用磁石8とでは、N極およびS極が同一位相で形成されているため、着磁ヨーク9の内周面において着磁コイルが駆動用磁石22の外周側からセンサ用磁石8の外周側まで連続的に直線的に延在している。
次に、図2(c)、(d)に示す組立工程ST3、ST4では、ロータ2(回転軸21)をステータ3の内側に配置した後、ボール71、軸受73、ホルダ75および板バネ77を設ける。その際、組立工程ST3の前にステータ3の端面30にフレーム6を固定しておく。従って、組立工程ST4を終了した時点で、回転軸21の出力側L1の端部211はフレーム6に支持された軸受65によって支持され、回転軸21の反出力側L2の端部212はボール71および軸受73によって支持される。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、磁石固定工程ST1において、回転軸21に対して未着磁の駆動用磁石22および未着磁のセンサ用磁石8を固定した後、着磁工程ST2では、駆動用磁石22およびセンサ用磁石8に対して同時に着磁を行い、駆動用磁石22およびセンサ用磁石8にN極およびS極を複数対設ける。このため、回転軸21に対して駆動用磁石22およびセンサ用磁石8が固定されたロータ2を効率よく製造することができる。
また、駆動用磁石22とセンサ用磁石8とでは外径が等しい。このため、着磁ヨーク9としては、内径が軸線L方向で駆動用磁石22の外周側からセンサ用磁石8の外周側まで一定の円筒状の着磁ヨークを用いることができる。従って、着磁ヨーク9の構成を特別なものにしなくても、駆動用磁石22およびセンサ用磁石8の外周側に円筒状の着磁ヨーク9を配置することができるので、駆動用磁石22およびセンサ用磁石8に対して同時に着磁を行うのが容易である。
また、駆動用磁石22とセンサ用磁石8とでは、N極およびS極が同一位相で形成されている。このめ、着磁ヨーク9の内周面において着磁コイルが駆動用磁石22の外周側からセンサ用磁石8の外周側まで連続的に直線的に延在している着磁ヨークを用いることができる。従って、着磁ヨーク9の構成を特別なものにしなくても、駆動用磁石22および
センサ用磁石8に対して同時に着磁を行うのが容易である。また、着磁ヨーク9の内周面において着磁コイルが直線的に延在しているため、軸線方向で重なる位置には同一の磁極が形成され、駆動用磁石22とセンサ用磁石8とにおいて電気角のずれ等が発生しにくい。
また、磁石固定工程ST1において、駆動用磁石22およびセンサ用磁石8を接着剤223、83によって回転軸21に固定した後、駆動用磁石22およびセンサ用磁石8に対する着磁工程ST2を行う、このため、着磁工程の後、接着剤を硬化させる加熱工程を行う必要がない。従って、加熱工程によって着磁強度が低下するという事態が発生しにくい。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、着磁ヨーク9の内周面において着磁コイルが駆動用磁石22の外周側からセンサ用磁石8の外周側まで連続的に直線的に延在している着磁ヨーク9を用いたが、着磁コイルにおいて、駆動用磁石22を着磁する部分とセンサ用磁石8を着磁する部分とが分割されている着磁ヨーク9を用いてもよい。また、着磁コイルにおいて駆動用磁石22を着磁する部分では、駆動用磁石22において第1ステータ組4と対向する部分を着磁する部分と第2ステータ組5と対向する部分を着磁する部分とが分割されている着磁ヨーク9を用いてもよい。
上記実施の形態では、駆動用磁石22とセンサ用磁石8とでは外径が等しい構成であったが、駆動用磁石22とセンサ用磁石8とでは外径が異なる場合に本発明を適用してもよい。また、上記実施の形態では、駆動用磁石22とセンサ用磁石8とでN極およびS極が同一位相で形成されている構成であったが、駆動用磁石22とセンサ用磁石8とでN極およびS極が異なる位相で形成されている場合に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、回転軸21においてセンサ用磁石8がステータ3より出力側L1に配置されていたが、回転軸21においてセンサ用磁石8がステータ3より反出力側L2に配置されている場合に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、駆動用磁石22およびセンサ用磁石8が同一材料からなる構成であったが、駆動用磁石22とセンサ用磁石8とが異なる材料からなる場合に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、駆動用磁石22とセンサ用磁石8とが別体であったが、駆動用磁石22とセンサ用磁石8とが一体の磁石であって、その一部によって駆動用磁石22が構成され、他の一部によってセンサ用磁石8が構成されている場合に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、回転軸21において送りねじ29が形成されている部分の外径がセンサ用磁石8の内径より大になっていたが、送りねじ29が形成されている部分の外径がセンサ用磁石8の内径と等しい態様や、送りねじ29が形成されている部分の外径がセンサ用磁石8の内径より小になっている態様の場合に本発明を適用してもよい。また、上記実施の形態では、回転軸21において駆動用磁石22が固定されている部分の径と、センサ用磁石8が固定されている部分の径とが等しかったが、相違している態様の場合に本発明を適用してもよい。すなわち、駆動用磁石22の内径とセンサ用磁石8の内径とが相違している態様の場合に本発明を適用してもよい。
上記の実施の形態では、回転軸21に送りねじ29が形成されている構成であったが、回転軸21に出力用歯車が固定されている場合に本発明を適用してもよい。
1…モータ、2…ロータ、3…ステータ、4…第1ステータ組、5…第2ステータ組、6…フレーム、8…センサ用磁石、9…着磁ヨーク、21…回転軸、22…駆動用磁石、29…送りねじ、30…端面、41…第1外ステータコア、42…第1ボビン、43…第1内ステータコア、45…第1コイル、51…第2外ステータコア、52…第2ボビン、53…第2内ステータコア、55…第2コイル、61…第1板部、62…第2板部、63…第3板部、65、73…軸受、71…ボール、75…ホルダ、77…板バネ、80、220…外周面、81、221…凹部、83、223…接着剤、85…磁気センサ、211、212…端部、411、431、511、531…極歯、L…軸線、L1…出力側、L2…反出力側、ST1…磁石固定工程、ST2…着磁工程、ST3、ST4…組立工程

Claims (13)

  1. 回転軸および前記回転軸に固定された駆動用磁石を備えたロータと、
    前記駆動用磁石の外周側に配置されたステータと、
    前記回転軸において前記ステータから前記回転軸の軸線方向で離間する位置に固定されたセンサ用磁石と、
    を有するモータの製造方法において、
    前記回転軸に対して未着磁の前記駆動用磁石および未着磁の前記センサ用磁石を固定する磁石固定工程と、
    前記磁石固定工程の後、前記駆動用磁石および前記センサ用磁石に対して同時に着磁を行って前記駆動用磁石および前記センサ用磁石にN極およびS極を複数対、設ける着磁工程と、
    前記着磁工程の後、前記ロータを前記ステータの内側に配置する組立工程と、
    を行うことを特徴とするモータの製造方法。
  2. 前記駆動用磁石と前記センサ用磁石とでは外径が同一であることを特徴とする請求項1に記載のモータの製造方法。
  3. 前記駆動用磁石と前記センサ用磁石とでは、N極およびS極の着磁位相が同一であることを特徴とする請求項1または2に記載のモータの製造方法。
  4. 前記磁石固定工程では、前記駆動用磁石および前記センサ用磁石を接着剤によって前記回転軸に固定することを特徴とする請求項1から3までの何れか一項に記載のモータの製造方法。
  5. 前記磁石固定工程では、前記駆動用磁石より前記軸線方向の出力側に前記センサ用磁石を固定することを特徴とする請求項1から4までの何れか一項に記載のモータの製造方法。
  6. 前記組立工程の前に、前記ステータの前記軸線方向の出力側の端面に固定される第1板部、前記第1板部に対して前記軸線方向の出力側で対向し、前記回転軸の前記軸線方向の出力側の端部を回転可能に支持する軸受を保持する第2板部、および前記第1板部と前記第2板部とを連結する第3板部を備えたフレームを前記ステータに固定しておくことを特徴とする請求項1から5までの何れか一項に記載のモータの製造方法。
  7. 回転軸および前記回転軸に固定された駆動用磁石を備えたロータと、
    前記駆動用磁石の外周側に配置されたステータと、
    前記回転軸において前記ステータから前記回転軸の軸線方向で離間する位置に固定されたセンサ用磁石と、
    を有し、
    前記駆動用磁石には、N極およびS極が複数対、着磁され、
    前記センサ用磁石には、N極およびS極が複数対、着磁され、
    前記駆動用磁石と前記センサ用磁石とでは外径が同一であることを特徴とするモータ。
  8. 前記駆動用磁石と前記センサ用磁石とでは、N極およびS極の着磁位相が同一であることを特徴とする請求項7に記載のモータ。
  9. 回転軸および前記回転軸に固定された駆動用磁石を備えたロータと、
    前記駆動用磁石の外周側に配置されたステータと、
    前記回転軸において前記ステータから前記回転軸の軸線方向で離間する位置に固定され
    たセンサ用磁石と、
    を有し、
    前記駆動用磁石には、N極およびS極が複数対、着磁され、
    前記センサ用磁石には、N極およびS極が複数対、着磁され、
    前記駆動用磁石と前記センサ用磁石とでは、N極およびS極の着磁位相が同一であることを特徴とするモータ。
  10. 前記駆動用磁石と前記センサ用磁石とでは外径が同一であることを特徴とする請求項9に記載のモータ。
  11. 前記駆動用磁石および前記センサ用磁石は、接着剤によって前記回転軸に固定されていることを特徴とする請求項7から10までの何れか一項に記載のモータ。
  12. 前記センサ用磁石は、前記駆動用磁石より前記軸線方向の出力側で前記回転軸に固定されていることを特徴とする請求項7から11までの何れか一項に記載のモータ。
  13. 前記ステータの前記軸線方向の出力側の端面に固定された第1板部、前記第1板部に対して前記軸線方向の出力側で対向し、前記回転軸の前記軸線方向の出力側の端部を回転可能に支持する軸受を保持する第2板部、および前記第1板部と前記第2板部とを連結する第3板部を備えたフレームを有することを特徴とする請求項7から12までの何れか一項に記載のモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020136753A1 (ja) * 2018-12-26 2020-07-02 シンフォニアテクノロジー株式会社 回転センサ付き電動機の製造方法及び回転センサ付き電動機

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