JP2018038075A - テレビジョン受信機の電源制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】録画再生機能が内蔵されたテレビジョン受信機において、録画再生機能での電力消費及び起動時間を抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
【解決手段】テレビジョン受信機1は、録画再生機能が内蔵されている。映像音声出力部202が、映像音声切替部108から出力された視聴用映像音声信号107に基づいて映像音声を出力している際に、録画再生部119に対する録画及び再生の指示が第1時間の間継続して行われなかった場合には、テレビジョン受信機1は、録画再生部119において通常電力を消費する通常電力モードから、録画再生部119において省電力を消費する省電力モードに切り替える。
【選択図】図1
【解決手段】テレビジョン受信機1は、録画再生機能が内蔵されている。映像音声出力部202が、映像音声切替部108から出力された視聴用映像音声信号107に基づいて映像音声を出力している際に、録画再生部119に対する録画及び再生の指示が第1時間の間継続して行われなかった場合には、テレビジョン受信機1は、録画再生部119において通常電力を消費する通常電力モードから、録画再生部119において省電力を消費する省電力モードに切り替える。
【選択図】図1
Description
本発明は、テレビジョン受信機に関し、特に、録画再生機能が内蔵されたテレビジョン受信機の電源制御方法に関するものである。
近年、テレビジョン受信機、及び、それとともに用いられる録画再生装置において、省電力化を実現するための技術が様々に提案されている。例えば、特許文献1には、通常の電源オフと、通常の電源オフよりも装置電力消費が高いが素早く起動可能な操作性を重視した待機状態(いわゆる「見た目電源オフ」)とを、装置への入力信号の状況に応じて使い分ける録画再生装置が開示されている。
一方、以上の背景とは別に、上述のテレビジョン受信機と同等の機能を有する回路などからなるテレビジョン受信部と、上述の録画再生装置と同等の機能を有する回路などからなる録画再生部との両方を備えたもの、すなわち、録画再生機能を内蔵したテレビジョン受信機(以下「録画再生機能内蔵テレビジョン受信機」と記すこともある)が知られている。
録画再生機能内蔵テレビジョン受信機では、テレビジョン受信部及び録画再生部に対して、共通の一の電源回路部が用いられている。このため、録画再生機能内蔵テレビジョン受信機において、録画再生部を用いずにテレビジョン受信部だけを用いて、現在放送中の番組の映像音声を出力している場合であっても、録画再生部に電力が供給されている。この結果として、録画再生機能内蔵テレビジョン受信機では、必要以上に電力を消費してしまうという問題があった。
一方、電力の消費を抑制すべく、録画再生部を用いない場合に録画再生部に電力を供給しないように構成することも考えられる。しかしながら、そのような構成にて録画再生動作を開始しようとすると、録画再生部の起動にかかる時間が長くなり、操作性が損なわれるという別の問題が生じてしまう。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、録画再生機能が内蔵されたテレビジョン受信機において、録画再生機能での電力消費及び起動時間を抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係るテレビジョン受信機の電源制御方法は、録画再生機能が内蔵されたテレビジョン受信機の電源制御方法であって、前記テレビジョン受信機は、映像音声出力手段と、放送信号に基づいて前記映像音声出力手段で使用可能な第1映像音声信号を生成する映像音声生成手段と、前記映像音声出力手段と前記映像音声生成手段とを制御する第1制御手段と、放送信号に基づく映像音声情報を記録媒体に録画可能であり、かつ、記録媒体に録画された映像音声情報に基づいて前記映像音声出力手段で使用可能な第2映像音声信号を再生可能である録画再生手段と、前記録画再生手段を制御する第2制御手段と、前記映像音声出力手段に、前記第1映像音声信号及び前記第2映像音声信号を選択的に出力する映像音声切替手段と、前記第1制御手段と前記第2制御手段との間で通信を行う通信手段とを備える。そして、前記電源制御方法は、前記映像音声出力手段が、前記映像音声切替手段から出力された前記第1映像音声信号に基づいて映像音声を出力している際に、前記録画再生手段に対する前記録画及び前記再生の指示が、予め定められた第1時間の間継続して行われなかった場合には、前記第1制御手段と前記第2制御手段とが、前記通信手段を用いて通信を行うことによって、前記第2制御手段が、前記録画再生手段において第1電力を消費する第1状態から、前記録画再生手段において前記第1電力よりも低い第2電力を消費する第2状態に切り替える。
本発明によれば、録画再生機能が内蔵されたテレビジョン受信機において、録画再生機能の電力消費を抑制することができるとともに、録画再生機能の起動時間を抑制することができる。
<実施の形態1>
<装置構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係るテレビジョン受信機の構成を示す概略ブロック図である。
<装置構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係るテレビジョン受信機の構成を示す概略ブロック図である。
まず、このテレビジョン受信機1の概要について説明する。このテレビジョン受信機1は、受信出力部100及び録画再生部119と、これらに電力を供給する電源回路部138とを備えて構成されている。外部アンテナ101は、例えば複数のデジタル放送チャンネルを含むRF(Radio Frequency)信号などの放送信号を受信する。
受信出力部100は、外部アンテナ101で受信された放送信号に基づいて視聴用映像音声信号107(第1映像音声信号)を再生(生成)し、当該視聴用映像音声信号107に基づく映像音声を出力することが可能となっている。すなわち、受信出力部100は、外部アンテナ101で受信された放送信号が示す映像音声をリアルタイムに出力することが可能となっている。
録画再生部119は、外部アンテナ101で受信された放送信号に基づいて録画用パーシャルトランスポートストリーム123(映像音声情報)を生成し、記録媒体に録画(記録)することが可能となっている。また、録画再生部119は、当該記録媒体に記録された録画用パーシャルトランスポートストリーム123に基づいて、受信出力部100にて音声出力可能な再生用映像音声信号129(第2映像音声信号)を再生(生成)することが可能となっている。このように、本実施の形態1に係るテレビジョン受信機1には、録画再生機能(録画再生部119)が内蔵されている。
次に、このテレビジョン受信機1の各構成要素について詳細に説明する。なお、以下においては、一例として、上述の記録媒体は、HDD(ハードディスクドライブ)125に内蔵された記録用ディスク、及び、光ディスクドライブ126に装填されてそれにより読み書きされる記録用ディスク(例えばブルーレイディスクやDVDディスクなどの光ディスク)であるものとして説明する。しかし、記録媒体はこれらに限ったものではない。
<受信出力部100>
以下、受信出力部100の構成について詳細に説明する。受信出力部100は、第1チューナ102と、第1TS(トランスポートストリーム)デコーダ104と、第1AV(Audio/Video)デコーダ106と、映像音声切替部108と、映像音声出力処理部110と、映像表示部112と、音声出力部114とを備えて構成されている。
以下、受信出力部100の構成について詳細に説明する。受信出力部100は、第1チューナ102と、第1TS(トランスポートストリーム)デコーダ104と、第1AV(Audio/Video)デコーダ106と、映像音声切替部108と、映像音声出力処理部110と、映像表示部112と、音声出力部114とを備えて構成されている。
第1チューナ102は、外部アンテナ101と接続されており、外部アンテナ101で受信した放送信号の中で、任意の周波数に対する同調処理及び復調処理を行うことにより、視聴用TS(トランスポートストリーム)103を生成して、第1TSデコーダ104に出力する。
第1TSデコーダ104は、視聴用TS103から、受信出力部100において映像音声を出力するのに必要な情報のみを含んだ視聴用パーシャルTS(トランスポートストリーム)105を抽出して、第1AVデコーダ106に出力する。
第1AVデコーダ106は、視聴用パーシャルTS105をデコード(復号)して、視聴用映像音声信号107に変換し、当該視聴用映像音声信号107を映像音声切替部108に出力する。
したがって、第1チューナ102、第1TSデコーダ104及び第1AVデコーダ106を含む映像音声生成部201は、外部アンテナ101からの放送信号に基づいて視聴用映像音声信号107を生成することが可能となっている。
映像音声切替部108は、第1AVデコーダ106で変換された視聴用映像音声信号107、及び、録画再生部119で再生された再生用映像音声信号129のいずれか一方を選択映像音声信号109として選択し、選択映像音声信号109を映像音声出力処理部110に出力する。すなわち、映像音声切替部108は、映像音声出力処理部110に、視聴用映像音声信号107及び再生用映像音声信号129を選択的に出力する。
映像音声出力処理部110は、選択映像音声信号109から映像信号111を抽出し、映像表示部112に出力する。また、映像音声出力処理部110は、選択映像音声信号109から音声信号113を抽出し、音声出力部114に出力する。
映像表示部112は、例えば液晶パネルなどから構成され、映像信号111に基づいて映像を表示する。音声出力部114は、例えばスピーカなどから構成され、音声信号113に基づいて音声を出力する。
したがって、映像音声出力処理部110、映像表示部112及び音声出力部114を含む映像音声出力部202は、映像音声切替部108から出力された選択映像音声信号109に基づいて映像音声を出力することが可能となっている。
さて、受信出力部100は、上述の構成要素だけでなく、第1マイコン115と、第1ROM(Read Only Memory)116と、第1RAM(Random Access Memory)117と、第1マイコンバス118と、マイコンインターフェイス134と、操作指示受信部136とを備えて構成されている。
例えばリモコンや赤外線送信機等から構成される操作指示送信部135は、自身が受け付けた使用者の操作指示(操作命令)に対応するキーコードを送信する。操作指示受信部136は、操作指示送信部135から送信されたキーコードを受信すると、当該キーコードを、第1マイコンバス118を介して第1マイコン115に出力する。
第1マイコン115は、キーコード及び制御情報などを、マイコンインターフェイス134を介して録画再生部119(第2マイコン130)に送信する。また、第1マイコン115は、録画再生部119(第2マイコン130)からの制御情報を、マイコンインターフェイス134を介して受信する。さらに、第1マイコン115は、第1ROM116に格納されたプログラムコードに従って動作し、第1RAM117をワーク領域として使用する。
このように構成された第1マイコン115は、操作指示受信部136からのキーコード、及び、録画再生部119(第2マイコン130)からの制御情報などに基づいて、第1マイコンバス118を介して、第1チューナ102、第1TSデコーダ104、第1AVデコーダ106、映像音声切替部108及び映像音声出力処理部110を統括的に制御することが可能となっている。
<録画再生部119>
次に、録画再生部119の構成について詳細に説明する。録画再生部119は、第2チューナ120と、第2TS(トランスポートストリーム)デコーダ122と、ストリーム制御部124と、HDD125と、光ディスクドライブ126と、第2AVデコーダ128とを備えて構成されている。
次に、録画再生部119の構成について詳細に説明する。録画再生部119は、第2チューナ120と、第2TS(トランスポートストリーム)デコーダ122と、ストリーム制御部124と、HDD125と、光ディスクドライブ126と、第2AVデコーダ128とを備えて構成されている。
第2チューナ120は、外部アンテナ101と接続されており、外部アンテナ101で受信した放送信号の中で、任意の周波数に対する同調処理及び復調処理を行うことにより、録画用TS(トランスポートストリーム)121を生成して、第2TSデコーダ122に出力する。
第2TSデコーダ122は、録画用TS121から、録画再生部119において録画に必要な情報のみを含んだ録画用パーシャルTS(トランスポートストリーム)123を抽出し、ストリーム制御部124に出力する。
ストリーム制御部124は、録画用パーシャルTS123を、HDD125の記録用ディスク、及び、光ディスクドライブ126の光ディスクに録画する。また、ストリーム制御部124は、HDD125の記録用ディスク、及び、光ディスクドライブ126の光ディスクに録画された録画用パーシャルTS123を、再生用パーシャルTS(トランスポートストリーム)127として第2AVデコーダ128に出力する。
第2AVデコーダ128は、再生用パーシャルTS127をデコード(復号)して、再生用映像音声信号129に変換し、当該再生用映像音声信号129を映像音声切替部108に出力する。
さて、録画再生部119は、上述の構成要素だけでなく、第2マイコン130と、第2ROM131と、第2RAM132と、第2マイコンバス133とを備えて構成されている。第2マイコン130は、第2ROM131に格納されたプログラムコードに従って動作し、第2RAM132をワーク領域として使用する。
このように構成された第2マイコン130は、第1マイコン115からのキーコード及び制御情報などに基づいて、第2マイコンバス133を介して、第2チューナ120、第2TSデコーダ122、ストリーム制御部124及び第2AVデコーダ128を統括的に制御することが可能となっている。
<電源回路部138>
電源回路部138は、商用電源137から受信出力部用電源139及び録画再生部用電源140を生成し、受信出力部100及び録画再生部119にそれぞれ供給する。この電源回路部138による電源供給は、第1マイコン115により第1マイコンバス118を介して制御される。後述するように、第1マイコン115により、電源回路部138における電源供給のON及びOFFが制御されるとともに、受信出力部100及び録画再生部119が必要とする電力を供給する。
電源回路部138は、商用電源137から受信出力部用電源139及び録画再生部用電源140を生成し、受信出力部100及び録画再生部119にそれぞれ供給する。この電源回路部138による電源供給は、第1マイコン115により第1マイコンバス118を介して制御される。後述するように、第1マイコン115により、電源回路部138における電源供給のON及びOFFが制御されるとともに、受信出力部100及び録画再生部119が必要とする電力を供給する。
具体的には、録画再生部119が、後述する通常電力モード及び省電力モードを切り替えたときに、電源回路部138は、録画再生部119で各モードを行うのに必要な電力を供給するように録画再生部用電源140の供給電力を可変することができる。また、受信出力部用電源139では、受信出力部100で必要な電力を供給するが、受信出力部100には第1マイコン115や操作指示受信部136も含まれているため、電源供給のOFF状態であっても、使用者の電源ON指示を受信できるように、最低限の電力は供給するように構成されている。
<装置動作>
次に、以上のように構成された本実施の形態1に係るテレビジョン受信機1の動作について説明する。
次に、以上のように構成された本実施の形態1に係るテレビジョン受信機1の動作について説明する。
<放送番組の映像音声出力の開始動作>
使用者は、テレビジョン受信機1において、現在放送中のデジタル放送番組の視聴を開始したい場合に、操作指示送信部135の電源ONキーを押す操作を行う。電源ONキーが押されると、電源ONキーのキーコードが操作指示送信部135から送信される。
使用者は、テレビジョン受信機1において、現在放送中のデジタル放送番組の視聴を開始したい場合に、操作指示送信部135の電源ONキーを押す操作を行う。電源ONキーが押されると、電源ONキーのキーコードが操作指示送信部135から送信される。
第1マイコン115は、操作指示受信部136で受信したキーコード(リモコンコード)が、視聴用のキーコードの一種である電源ONキーのキーコードであると認識すると、電源回路部138を制御する。この第1マイコン115の制御により、電源回路部138は、受信出力部用電源139及び通常電力の録画再生部用電源140を、受信出力部100及び録画再生部119にそれぞれ供給する。
その後、第1マイコン115の制御により、第1チューナ102は、外部アンテナ101で受信された放送信号に対して任意のチャンネル周波数(一般的には前回視聴時に最後に選局されていたチャンネル周波数)に対する同調処理及び復調処理を開始する。復調処理などにより視聴用TS103が生成されると、第1マイコン115の制御により、第1TSデコーダ104は、視聴用TS103の中からPSI(Program Specific Information)と呼ばれる、番組を特定するための情報を抽出して解析し、当該解析により放送番組の映像音声に割り当てられたデータパケットをフィルタリングして、視聴用パーシャルTS105を生成する。
それから、第1マイコン115の制御により、第1AVデコーダ106は、当該視聴用パーシャルTS105から視聴用映像音声信号107を生成する。例えば、デジタル放送の視聴用パーシャルTS105は、MPEG(Moving Pictures Experts Group)−2方式やAAC(Advanced Audio Coding)方式等の符号化方式を使用してデータ圧縮されているため、第1AVデコーダ106に内蔵されたMPEG−2デコーダやAACデコーダを使用して、非圧縮の映像音声信号に復号する。当該復号により得られた視聴用映像音声信号107は、映像音声切替部108に出力される。ここでは、操作指示受信部136で視聴用のキーコードが受信されていることから、第1マイコン115の制御により、映像音声切替部108は、視聴用映像音声信号107をそのまま選択映像音声信号109として、映像音声出力処理部110に出力する。
次に、第1マイコン115の制御により、映像音声出力処理部110は、選択映像音声信号109を、映像表示部112の駆動に用いられる映像信号111、及び、音声出力部114の駆動に用いられる音声信号113に変換する。これにより、現在放送されている任意のチャンネルの放送番組の映像及び音声が出力される。
放送番組の映像及び音声の出力が開始されると、第1マイコン115は、マイコンインターフェイス134を介して、映像表示部112及び音声出力部114から出力中の放送番組のチャンネル情報を第2マイコン130に出力する。第2マイコン130は、マイコンインターフェイス134を経由して当該チャンネル情報を受信すると、第2チューナ120などを制御していく。
具体的には、第2マイコン130の制御により、第2チューナ120は、外部アンテナ101で受信された放送信号に対して上述のチャンネル情報と同じ周波数の搬送波を用いて、同調処理及び復調処理を開始する。復調処理などにより録画用TS121が生成されると、第2マイコン130の制御により、第2TSデコーダ122は、録画用TS121の中からPSIと呼ばれる番組を特定するための情報を抽出して解析し、当該解析により放送番組の映像音声に割り当てられたデータパケットをフィルタリングして、録画用パーシャルTS123を生成する。また、第2マイコン130の制御により、第2TSデコーダ122は、番組名表示などに使用するSI(Service Information)と呼ばれる番組配列の情報も抽出し、解析を行う。以上の動作により、ストリーム制御部124には、使用者により視聴されている放送番組(映像表示部112及び音声出力部114から出力されている番組)の録画用パーシャルTS123が入力される。
<番組録画の開始動作/停止動作>
使用者は、テレビジョン受信機1において、現在視聴されているデジタル放送番組の録画を開始したい場合に、操作指示送信部135の録画開始キーを押す操作を行う。録画開始キーが押されると、録画開始キーのキーコードが操作指示送信部135から送信される。
使用者は、テレビジョン受信機1において、現在視聴されているデジタル放送番組の録画を開始したい場合に、操作指示送信部135の録画開始キーを押す操作を行う。録画開始キーが押されると、録画開始キーのキーコードが操作指示送信部135から送信される。
第1マイコン115は、操作指示受信部136で受信したキーコード(リモコンコード)が、録画再生用のキーコードの一種である録画開始キーのキーコードであると認識すると、第2マイコン130に対して処理すべきキーイベントとして定められた処理を開始させる。具体的には、第1マイコン115は、マイコンインターフェイス134を制御して、受信したキーコード情報を第2マイコン130に出力する。
第2マイコン130は、マイコンインターフェイス134から、使用者の操作に対応するキーコード情報を受信すると、第2マイコン130で処理すべきキーイベントとして定められた処理を開始する。ここでは、操作指示受信部136で録画開始キーのキーコードが受信されていることから、放送番組の録画処理を実行する。具体的には、ストリーム制御部124には、使用者が視聴している番組の録画用パーシャルTS123が既に入力されているので、第2マイコン130の制御により、ストリーム制御部124は、HDD125もしくは光ディスクドライブ126に録画用パーシャルTS123を記録させる。以上の動作により、使用者が視聴している番組が録画される。
次に、使用者は、テレビジョン受信機1において、番組録画を停止したい場合に、操作指示送信部135の録画停止キーを押す操作を行う。録画停止キーが押されると、録画停止キーのキーコードが操作指示送信部135から送信される。
第1マイコン115は、操作指示受信部136で受信したキーコード(リモコンコード)が、録画再生用のキーコードの一種である録画停止キーのキーコードであると認識すると、第2マイコン130に対して処理すべきキーイベントとして定められた処理を開始させる。具体的には、第1マイコン115は、マイコンインターフェイス134を制御して、受信したキーコード情報を第2マイコン130に出力する。
第2マイコン130は、マイコンインターフェイス134から、使用者の操作に対応するキーコード情報を受信すると、第2マイコン130で処理すべきキーイベントとして定められた処理を開始する。ここでは、操作指示受信部136で録画停止キーのキーコードが受信されていることから、現在実行中の番組録画の停止処理を実行する。具体的には、第2マイコン130の制御により、ストリーム制御部124は、HDD125もしくは光ディスクドライブ126における録画用パーシャルTS123の記録を停止させる。
<録画番組の映像音声出力の開始動作>
使用者は、テレビジョン受信機1において、録画番組の再生を開始したい場合に、操作指示送信部135の再生開始キーを押す操作を行う。再生開始キーが押されると、再生開始キーのキーコードが操作指示送信部135から送信される。
使用者は、テレビジョン受信機1において、録画番組の再生を開始したい場合に、操作指示送信部135の再生開始キーを押す操作を行う。再生開始キーが押されると、再生開始キーのキーコードが操作指示送信部135から送信される。
第1マイコン115は、操作指示受信部136で受信したキーコード(リモコンコード)が、録画再生用のキーコードの一種である再生開始キーのキーコードであると認識すると、第2マイコン130に対して処理すべきキーイベントとして定められた処理を開始させる。具体的には、第1マイコン115は、マイコンインターフェイス134を制御して、受信したキーコード情報を第2マイコン130に出力する。
第2マイコン130は、マイコンインターフェイス134から、使用者の操作に対応するキーコード情報を受信すると、第2マイコン130で処理すべきキーイベントとして定められた処理を開始する。ここでは、操作指示受信部136で再生開始キーのキーコードが受信されていることから、録画番組の再生処理を実行する。具体的には、第2マイコン130の制御により、ストリーム制御部124は、HDD125もしくは光ディスクドライブ126に記録された録画用パーシャルTS123を、再生用パーシャルTS127として第2AVデコーダ128に出力する。
それから、第2マイコン130の制御により、第2AVデコーダ128は、第1AVデコーダ106と同様にして、再生用パーシャルTS127から再生用映像音声信号129を生成し、当該再生用映像音声信号129が映像音声切替部108に出力される。ここでは、操作指示受信部136で録画再生用のキーコードが受信されていることから、第1マイコン115の制御により、映像音声切替部108は、再生用映像音声信号129をそのまま選択映像音声信号109として、映像音声出力処理部110に出力する。
次に、第1マイコン115の制御により、映像音声出力処理部110は、選択映像音声信号109を、映像表示部112の駆動に用いられる映像信号111、及び、音声出力部114の駆動に用いられる音声信号113に変換する。これにより、録画番組の映像及び音声が出力される。
<電力モードの切替動作>
図2及び図3は、本実施の形態1に係るテレビジョン受信機1における電力モードの切替動作の一例を示すフローチャートである。以下、図2及び図3を用いて、電力モードの切替動作を説明する。なお、図2に示される動作は、テレビジョン受信機1の操作指示受信部136が上記リモコンコードを受信するごとに開始される。一方、図3に示される動作は、以下で説明するステップS3及びS8が行われるごとに開始され、開始後は図2に示される動作と並行して定期的に行われる。
図2及び図3は、本実施の形態1に係るテレビジョン受信機1における電力モードの切替動作の一例を示すフローチャートである。以下、図2及び図3を用いて、電力モードの切替動作を説明する。なお、図2に示される動作は、テレビジョン受信機1の操作指示受信部136が上記リモコンコードを受信するごとに開始される。一方、図3に示される動作は、以下で説明するステップS3及びS8が行われるごとに開始され、開始後は図2に示される動作と並行して定期的に行われる。
まず、ステップS1にて、第1マイコン115は、リモコンコードのキーコード種別が、視聴用のキーコード及び録画再生用のキーコードのいずれであるかを判定する。視聴用のキーコードであると判定した場合にはステップS2に進み、録画再生用のキーコードであると判定した場合にはステップS5に進む。
ステップS2にて、第1マイコン115は、ステップS1で判定した視聴用のキーコードが電源ONキーであるか否かを判定する。電源ONキーであると判定した場合にはステップS3に進み、電源ONキーでないと判定した場合にはステップS4に進む。
ステップS3にて、第1マイコン115は、第1マイコン115に予め用意されたタイマー(以下「不使用時間計測タイマー」と記すこともある)に、上述のプログラムコードにて予め定められた第1時間をセットし、当該タイマーによる計時を開始する。そして、図3に示す動作を開始した後、ステップS4に進む。
ステップS4にて、第1マイコン115は、リモコンコード(ここでは視聴用のキーコード)に対応したキーイベント処理を行う。例えば、ステップS3後にステップS4を行う場合(リモコンコードが電源ONキーのキーコードである場合)には、第1マイコン115は、電源回路部138を制御することにより、受信出力部用電源139及び録画再生部用電源140を、受信出力部100及び録画再生部119にそれぞれ供給する。これにより、録画再生部119などが起動する。その後、図2に示す処理を終了する。
次に、図2のステップS5以降を説明する前に、図3に示す動作、すなわち不使用時間計測タイマーの監視動作について説明する。
まず、ステップS21にて、第1マイコン115は、不使用時間計測タイマーで計時を開始してから現在までの時間が、第1時間を経過したか否かを判定する。経過したと判定した場合にはステップS22に進み、経過していないと判定した場合には図3に示す動作を終了する。
なお、後述する図2のステップS8(録画再生部119に対する録画または再生などの使用の指示が使用者から行われた場合に行われるステップ)では、不使用時間計測タイマーに第1時間が再度セットされて、当該不使用時間計測タイマーによる計時が、それまでの計時に関わらず最初から開始される。したがって、ステップS21において第1時間を経過したと判定されることは、録画再生部119に対する使用の指示(録画または再生の指示)が第1時間の間継続して行われなかったことを意味している。
図3に戻って、ステップS22にて、第1マイコン115は、映像音声出力部202が、現在放送されている放送番組の映像音声を出力しているか否かを判定する。ここでは、第1マイコン115は、映像音声切替部108が視聴用映像音声信号107を映像音声出力処理部110に出力している場合には、映像音声出力部202は放送番組の映像音声を出力していると判定して、ステップS23に進む。一方、第1マイコン115は、映像音声切替部108が再生用映像音声信号129を映像音声出力処理部110に出力している場合には、映像音声出力部202は放送番組の映像音声を出力していない(録画番組の映像音声を出力している)と判定し、図3に示す動作を終了する。
ステップS23にて、第1マイコン115は、使用者は現在放送されている放送番組の映像音声を視聴しており(ステップS22)、かつ第1時間の間継続して録画再生部119に対する使用の指示が行われなかった(ステップS21)と判断し、マイコンインターフェイス134を経由して、第2マイコン130に対して省電力制御情報を送信し、録画再生部119を通常電力モードから省電力モードに切り替えるように指示を行う。これにより、録画再生部119は、通常電力(第1電力)を消費する通常電力モード(第1状態)から、録画再生部119において通常電力よりも低い省電力(第2電力)を消費する省電力モード(第2状態)に切り替わる。
これまで説明した動作をまとめると、映像音声出力部202が、映像音声切替部108から出力された視聴用映像音声信号107に基づいて映像音声を出力している際に、録画再生部119に対する録画及び再生の指示が第1時間の間継続して行われなかった場合には、第1マイコン115は、録画再生部119を通常電力モードから省電力モードに切り替える。この切り替えにより、通常電力よりも低い省電力が録画再生部119において消費される。
次に、第2マイコン130は、マイコンインターフェイス134から省電力制御情報を受信した場合には、省電力モードの際の録画再生部119に対する制御(一部分を除いて録画再生部119を動作させる制御)を開始する。
ここでは、第2マイコン130は、省電力制御情報を受信した場合には、ストリーム制御部124などを経由したコマンド等により、HDD125に対して、その内部の記録用ディスクの回転を停止する指示を行うものとする。その後、図3に示す動作を終了する。
図2に戻って、ステップS1でリモコンコードのキーコード種別が録画再生用のキーコードであると判定された場合、すなわちステップS1からステップS5に進んだ場合に、第1マイコン115は、録画再生部119が省電力モードに切り替えられているか否かを判定する。省電力モードに切り替えられていると判定した場合にはステップS6に進み、省電力モードに切り替えられていないと判定した場合にはステップS8に進む。
ステップS6にて、第1マイコン115は、マイコンインターフェイス134を経由して、第2マイコン130に対して省電力制御情報を送信し、録画再生部119を省電力モードから通常電力モードに切り替える。
次に、第2マイコン130は、マイコンインターフェイス134から通常電力制御情報を受信した場合には、通常電力モードの際の録画再生部119に対する制御を開始する。
ここでは、第2マイコン130は、通常電力制御情報を受信した場合には、ストリーム制御部124などを経由したコマンド等により、HDD125に対して、その内部の記録用ディスクの回転を復帰する指示を行う。すなわち、本実施の形態1では、録画再生部119は、通常電力モードではHDD125の記録用ディスクを駆動し、省電力モードでは当該駆動を停止する。これにより、省電力モードでは、録画再生部119の一部分が停止されるので、録画再生部119にて消費される電力を低減することができる。また、その省電力モードでは、残余の部分は停止されないので、省電力モードから通常電力モードに復帰する際に、録画再生部119の起動時間が長くなるのを抑制することができる。
ステップS6後のステップS7にて、第2マイコン130は、録画再生部119の通常電力モードへの復帰処理が完了したか否かを判定する。復帰処理が完了したと判定した場合には、第2マイコン130は、マイコンインターフェイス134を経由して第1マイコン115に対して、復帰処理が完了したことを報告し、一方、復帰処理が完了したと判定しなかった場合には、ステップS7に戻る。
ステップS5からステップS8に進んだ場合には、第1マイコン115は、不使用時間計測タイマーに第1時間を再度セットし、当該不使用時間計測タイマーによる計時を、それまでの計時に関わらず最初から開始する。同様に、ステップS7からステップS8に進んだ場合には、第1マイコン115は、第2マイコン130からの報告を受けてから、不使用時間計測タイマーに第1時間を再度セットし、当該不使用時間計測タイマーによる計時を、それまでの計時に関わらず最初から開始する。
ステップS8後のステップS9にて、第1マイコン115及び第2マイコン130は、リモコンコード(ここでは録画再生用のキーコード)に対応したキーイベント処理を行う。
<効果>
以上のような本実施の形態1に係るテレビジョン受信機1によれば、映像音声出力部202が視聴用映像音声信号107に基づいて映像音声を出力している際に、録画再生部119に対する録画及び再生の指示が第1時間の間継続して行われなかった場合には、録画再生部119を通常電力モードから省電力モードに切り替える。したがって、録画再生機能(録画再生部119)が内蔵されたテレビジョン受信機1において、録画再生機能の電力消費を抑制することができるとともに、録画再生機能の起動時間を抑制することができる。
以上のような本実施の形態1に係るテレビジョン受信機1によれば、映像音声出力部202が視聴用映像音声信号107に基づいて映像音声を出力している際に、録画再生部119に対する録画及び再生の指示が第1時間の間継続して行われなかった場合には、録画再生部119を通常電力モードから省電力モードに切り替える。したがって、録画再生機能(録画再生部119)が内蔵されたテレビジョン受信機1において、録画再生機能の電力消費を抑制することができるとともに、録画再生機能の起動時間を抑制することができる。
ここで、録画再生機能を内蔵しないテレビジョン受信機と、それとは別個の録画再生装置とが連携するシステムであっても、録画及び再生の操作が一定期間行われていないと判定した場合に、録画再生装置は今後しばらく使用されない可能性が高いとして、省電力モードに切り替えるように構成することは可能である。しかしながら、このような構成においては、例えば録画再生装置の映像音声を出力している途中に省電力モードに切り替えられることがあるなど、録画再生装置が今後使用されるか否かを予測する精度は不十分であると考えられる。
また、録画再生機能を内蔵しないテレビジョン受信機の予測精度を向上させるべく、放送中の番組の映像音声をテレビジョン受信機で出力している際に、録画及び再生の操作が一定期間行われていないと判定した場合に、省電力モードに切り替えるように構成することも考えられる。しかしながら、録画再生機能を内蔵しないテレビジョン受信機においては、上述の録画再生装置との連携が不十分であることから、放送中の番組の映像音声をテレビジョン受信機で出力しているか否かの判定結果を用いて、録画再生装置が今後使用されるか否かを予測することができない。
これに対して、本実施の形態1に係るテレビジョン受信機1によれば、録画再生部119が内蔵されていることから、録画再生部119に対する録画及び再生の指示が第1時間の間継続して行われなかったか否かだけではなく、映像音声出力部202が視聴用映像音声信号107に基づいて映像音声を出力しているか否かも考慮して、録画再生部19が今後使用されるか否かを予測することができる。したがって、その予測精度の向上化が期待できる。
<変形例1>
実施の形態1では、録画再生部119は、通常電力モードではHDD125の記録用ディスクを駆動し、省電力モードでは当該駆動を停止した。しかしこれに限ったものではなく、録画再生部119は、通常電力モードでは光ディスクドライブ126の光ディスクを駆動し、省電力モードでは当該駆動を停止するように構成してもよい。
実施の形態1では、録画再生部119は、通常電力モードではHDD125の記録用ディスクを駆動し、省電力モードでは当該駆動を停止した。しかしこれに限ったものではなく、録画再生部119は、通常電力モードでは光ディスクドライブ126の光ディスクを駆動し、省電力モードでは当該駆動を停止するように構成してもよい。
あるいは、録画再生部119は、通常電力モードでは、HDD125の記録用ディスク及び光ディスクドライブ126の光ディスクの両方を駆動し、省電力モードでは、当該駆動のいずれをも停止するように構成してもよい。このような構成によれば、上述の効果(録画再生機能の電力消費を抑制する効果)を高めることができる。
また、省電力モードで停止させる対象は、記録用ディスク等に限ったものではない。例えば、録画再生部119は、通常電力モードでは、放送信号に基づいて記録用ディスクに録画される録画用パーシャルTS123(映像音声情報)を生成し、省電力モードでは、当該生成を停止するように構成してもよい。具体的には、通常電力モードでは、第2チューナ120、第2TSデコーダ122、ストリーム制御部124及び第2AVデコーダ128を動作させ、省電力モードではこれら構成要素のうち少なくともいずれか1つを停止させるように構成してもよい。このような構成によれば、上述の効果(録画再生機能の電力消費を抑制する効果)を高めることができる。
<変形例2>
実施の形態1では、映像音声出力部202が視聴用映像音声信号107に基づいて映像音声を出力している際に、録画再生部119に対する録画及び再生の指示が第1時間の間継続して行われなかった場合には、通常電力モードから省電力モードに切り替えた。
実施の形態1では、映像音声出力部202が視聴用映像音声信号107に基づいて映像音声を出力している際に、録画再生部119に対する録画及び再生の指示が第1時間の間継続して行われなかった場合には、通常電力モードから省電力モードに切り替えた。
ここで、一般的な録画再生装置と同様に、録画再生部119における録画及び再生は、操作指示送信部135からの操作指示によってすぐに実行される以外に、録画再生部119における予約によっても実行されるように構成されることが多いと考えられる。そこで、以上で説明した実施の形態1において、録画再生部119にて予約された録画及び再生も考慮して、通常電力モードから省電力モードに切り替えるように構成してもよい。
すなわち、映像音声出力部202が視聴用映像音声信号107に基づいて映像音声を出力している際に、録画再生部119に対する録画及び再生の指示が第1時間の間継続して行われず、かつ、録画再生部119にて予約された録画及び再生が現時点から予め定められた第2時間経過するまでの間に行われない場合に、通常電力モードから省電力モードに切り替えるように構成してもよい。
このような構成によれば、録画再生機能が今後使用されるか否かについての予測精度をより高めることができる。また、予約録画動作の開始時の装置レスポンスを向上させる効果も期待できる。なお、第2時間は、第1時間と同じ時間であってもよいし、異なる時間であってもよい。
<変形例3>
図4は、本変形例3に係るテレビジョン受信機1の構成を示す概略ブロック図である。この図4に示されるように、実施の形態1の構成に、テレビジョン受信機1周辺に人物が存在するか否かを検出する人物検出部143(例えばテレビジョン受信機1の正面に人が存在することを検出可能な人感センサなど)をさらに備える構成であってもよい。そして、第1マイコン115は、人物検出部143の検出結果に基づいて録画再生部119を制御することにより、テレビジョン受信機1で使用する電力を制御してもよい。例えば、図3において、ステップS23に移行する前に、人物検出部143の検出結果を参照し、人物が検出されなかった場合にはステップS23に移行して省電力モードへの切り替えを行い、人物が検出された場合には、図3の処理を終了し、省電力モードへの切り替えを行わないように構成してもよい。これは、しばらくの間(第1時間の間)録画再生部119への使用指示が無かったとしても、使用者がテレビジョン受信機1の近傍にいるときには、使用指示を突然行う可能性もあり、録画再生部119が省電力モードに移行していると録画再生機能の起動に時間を要し、使い勝手を劣化させてしまうことを防止するためである。このような構成によれば、テレビジョン受信機1の操作性を低下させることなく、必要以上の電力が消費されるのを抑制することができる。
図4は、本変形例3に係るテレビジョン受信機1の構成を示す概略ブロック図である。この図4に示されるように、実施の形態1の構成に、テレビジョン受信機1周辺に人物が存在するか否かを検出する人物検出部143(例えばテレビジョン受信機1の正面に人が存在することを検出可能な人感センサなど)をさらに備える構成であってもよい。そして、第1マイコン115は、人物検出部143の検出結果に基づいて録画再生部119を制御することにより、テレビジョン受信機1で使用する電力を制御してもよい。例えば、図3において、ステップS23に移行する前に、人物検出部143の検出結果を参照し、人物が検出されなかった場合にはステップS23に移行して省電力モードへの切り替えを行い、人物が検出された場合には、図3の処理を終了し、省電力モードへの切り替えを行わないように構成してもよい。これは、しばらくの間(第1時間の間)録画再生部119への使用指示が無かったとしても、使用者がテレビジョン受信機1の近傍にいるときには、使用指示を突然行う可能性もあり、録画再生部119が省電力モードに移行していると録画再生機能の起動に時間を要し、使い勝手を劣化させてしまうことを防止するためである。このような構成によれば、テレビジョン受信機1の操作性を低下させることなく、必要以上の電力が消費されるのを抑制することができる。
また、図4に示すように、実施の形態1の構成に、テレビジョン受信機1周辺の明るさを検出する明るさ検出部145(例えば明るさセンサなど)を備える構成であってもよい。そして、第1マイコン115は、明るさ検出部145で検出された明るさと第1閾値との比較結果に基づいて録画再生部119を制御することにより、テレビジョン受信機1で使用する電力を制御してもよい。例えば、図3において、ステップS23に移行する前に、明るさ検出部145で検出された明るさが第1閾値よりも小さいという検出結果が得られた場合には、ステップS23に移行して省電力モードへの切り替えを行い、第1閾値よりも大きいという比較結果が得られた場合には、図3の処理を終了し、省電力モードへの切り替えを行わないように構成してもよい。これは、しばらくの間(第1時間の間)録画再生部119への使用指示が無かったとしても、テレビジョン受信機1の近傍が明るい(部屋の照明が点灯している)場合には、使用者がその近傍にいて使用指示を突然行う可能性もあり、録画再生部119が省電力モードに移行していると録画再生機能の起動に時間を要し、使い勝手を劣化させてしまうことを防止するためである。このような構成によれば、テレビジョン受信機1の操作性を低下させることなく、必要以上の電力が消費されるのを抑制することができる。
さらに、図4に示すように、実施の形態1の構成に、テレビジョン受信機1周辺の音声などの音量を検出する音量検出部147(例えばマイク等を用いてテレビジョン受信機1周辺の騒音を検出可能な音量センサなど)を備える構成であってもよい。そして、第1マイコン115は、音量検出部147で検出された音量と第2閾値との比較結果に基づいて録画再生部119を制御することにより、テレビジョン受信機1で使用する電力を制御してもよい。例えば、図3において、ステップS23に移行する前に、音量検出部147で検出された明るさが第2閾値よりも小さいという検出結果が得られた場合には、ステップS23に移行して省電力モードへの切り替えを行い、第2閾値よりも大きいという比較結果が得られた場合には、図3の処理を終了し、省電力モードへの切り替えを行わないように構成してもよい。これは、しばらくの間(第1時間の間)録画再生部119への使用指示が無かったとしても、テレビジョン受信機1の周辺音量が大きい(生活音がしている)場合には、使用者がその近傍にいて使用指示を突然行う可能性もあり、録画再生部119が省電力モードに移行していると録画再生機能の起動に時間を要し、使い勝手を劣化させてしまうことを防止するためである。このような構成によれば、テレビジョン受信機1の操作性を低下させることなく、必要以上の電力が消費されるのを抑制することができる。
なお、図4に示す例では、3種類の検出部(人物検出部143、明るさ検出部145及び音量検出部147)を備える構成について説明したが、これに限ったものではなく、このうちの1種類または2種類の検出部を備える構成であってもよい。
<変形例4>
実施の形態1に係るテレビジョン受信機1では、リモコンコードのキーコードが電源ONキーである場合に、ステップS3(図2)にて不使用時間計測タイマーによる計時を開始してから、ステップS4にて録画再生部119に通常電力の録画再生部用電源140を供給した。すなわち、上述の第1時間の始点は、録画再生部119に通常電力を供給する時点の直前の時点であった。
実施の形態1に係るテレビジョン受信機1では、リモコンコードのキーコードが電源ONキーである場合に、ステップS3(図2)にて不使用時間計測タイマーによる計時を開始してから、ステップS4にて録画再生部119に通常電力の録画再生部用電源140を供給した。すなわち、上述の第1時間の始点は、録画再生部119に通常電力を供給する時点の直前の時点であった。
また、実施の形態1に係るテレビジョン受信機1では、リモコンコードのキーコードが録画再生用のキーコードである場合には、ステップS6及びS7にて録画再生部119に通常電力の録画再生部用電源140を供給してから、ステップS8にて不使用時間計測タイマーによる計時を開始した。すなわち、上述の第1時間の始点は、録画再生部119に通常電力を供給する時点の直後の時点であった。
しかしながら、第1時間の始点は、録画再生部119に通常電力を供給する時点と同時の時点、または直前もしくは直後の時点であればよく、上述の時点に限ったものではない。このような構成によれば、録画再生部119に通常電力が供給されてから、図3のステップS23にて通常電力モードから省電力モードに切り替えられるまでの時間のばらつきの抑制化が期待できる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 テレビジョン受信機、102 第1チューナ、104 第1TSデコーダ、106 第1AVデコーダ、107 視聴用映像音声信号、108 映像音声切替部、110 映像音声出力処理部、112 映像表示部、114 音声出力部、119 録画再生部、123 録画用パーシャルTS、129 再生用映像音声信号、143 人物検出部、145 明るさ検出部、147 音量検出部、201 映像音声生成部、202 映像音声出力部。
Claims (2)
- 録画再生機能が内蔵されたテレビジョン受信機の電源制御方法であって、
前記テレビジョン受信機は、
映像音声出力手段と、
放送信号に基づいて前記映像音声出力手段で使用可能な第1映像音声信号を生成する映像音声生成手段と、
前記映像音声出力手段と前記映像音声生成手段とを制御する第1制御手段と、
放送信号に基づく映像音声情報を記録媒体に録画可能であり、かつ、記録媒体に録画された映像音声情報に基づいて前記映像音声出力手段で使用可能な第2映像音声信号を再生可能である録画再生手段と、
前記録画再生手段を制御する第2制御手段と、
前記映像音声出力手段に、前記第1映像音声信号及び前記第2映像音声信号を選択的に出力する映像音声切替手段と、
前記第1制御手段と前記第2制御手段との間で通信を行う通信手段と、
を備え、
前記電源制御方法は、
前記映像音声出力手段が、前記映像音声切替手段から出力された前記第1映像音声信号に基づいて映像音声を出力している際に、前記録画再生手段に対する前記録画及び前記再生の指示が、予め定められた第1時間の間継続して行われなかった場合には、前記第1制御手段と前記第2制御手段とが、前記通信手段を用いて通信を行うことによって、前記第2制御手段が、前記録画再生手段において第1電力を消費する第1状態から、前記録画再生手段において前記第1電力よりも低い第2電力を消費する第2状態に切り替える、テレビジョン受信機の電源制御方法。 - 請求項1に記載のテレビジョン受信機の電源制御方法であって、
前記映像音声出力手段が、前記映像音声切替手段から出力された前記第1映像音声信号に基づいて映像音声を出力している際に、前記録画再生手段に対する前記録画及び前記再生の指示が、前記第1時間の間継続して行われず、かつ、前記録画再生手段にて予約された前記録画及び前記再生が現時点から予め定められた第2時間経過するまでの間に行われない場合に、前記第2制御手段が、前記第1状態から前記第2状態に切り替える、テレビジョン受信機の電源制御方法。
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