JP2018037252A - 圧着端子及び圧着端子の被覆電線への接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 被覆電線の直径に関わらず、被覆電線を適切に圧着でき、被覆電線の安定した抜け止め力を得ることによって、接続信頼性が高い圧着端子及び圧着端子への被覆電線への接続構造を提供する。
【解決手段】 圧着端子10は、底壁11と、底壁11の左右両縁から立ち上がり形成されてなり、被覆電線200の絶縁被覆200bを加締固定するための一対の被覆加締片12a,12aと、この被覆加締片12aの形成位置と異なる位置に電気接続部14と、を設け、底壁11の幅方向の中央Cに、被覆電線200の線方向に沿って凹形状の溝部11aを設けたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】 圧着端子10は、底壁11と、底壁11の左右両縁から立ち上がり形成されてなり、被覆電線200の絶縁被覆200bを加締固定するための一対の被覆加締片12a,12aと、この被覆加締片12aの形成位置と異なる位置に電気接続部14と、を設け、底壁11の幅方向の中央Cに、被覆電線200の線方向に沿って凹形状の溝部11aを設けたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、被覆加締部を備えたオープンバレルタイプの圧着端子と、圧着端子の被覆電線への接続構造に関するものである。
従来の圧着端子の被覆電線への接続構造は、例えば特許文献1に開示されるように、上型と下型を用いて、一対の導体加締片を内側に曲げることにより、導体圧着部を被覆電線の先端部の露出導体に圧着すると共に、一対の被覆加締片を内側に曲げることにより、前記被覆加締片を、前記被覆電線の絶縁被覆を有する部分に加締めるものであった。
しかしながら、圧着端子の底壁の幅よりも直径が小さい被覆電線を用いる場合に、被覆電線が圧着端子の左右に偏ることで、局所的な圧着になったり、所望の圧着強度が得られないなど、接続信頼性の点で改善の余地があった。
そこで、本発明は、前述の問題点に着目し、被覆電線の直径に関わらず、被覆電線を適切に圧着でき、被覆電線の安定した強度の抜け止め力を得ることによって、接続信頼性が高い圧着端子及び圧着端子の被覆電線への接続構造を提供することを目的とする。
圧着端子10は、底壁11と、底壁11の左右両縁から立ち上がり形成されてなり、被覆電線200の絶縁被覆200bを加締固定するための一対の被覆加締片12a,12aと、この被覆加締片12aの形成位置と異なる位置に電気接続部14と、を設け、底壁11の幅方向の中央Cに、被覆電線200の線方向に沿って凹形状の溝部11aを設けたことを特徴とする。
圧着端子10は、一対の被覆加締片12a,12aと、電気接続部14との間に、被覆電線200の先端部において露出させた導体200aを圧着するための一対の導体加締片13a,13aを設けたことを特徴とする。
溝部11aの圧着端子10の長手方向の長さL1を、被覆加締片12aの幅L2と同等としたことを特徴とする。
溝部11aは、プレス成形によって形成されることを特徴とする。
圧着端子の被覆電線への接続構造は、底壁11と、底壁11の左右両縁から立ち上がり形成されてなり、被覆電線200の絶縁被覆200bを加締固定するための一対の被覆加締片12a,12aと、この被覆加締片12aの形成位置と異なる位置に電気接続部14と、底壁11の幅(短手)方向の中央Cに、被覆電線200の線(長手)方向に沿って凹形状の溝部11aを設け、一対の被覆加締片12a,12aが、溝部11aに載置した被覆電線200の絶縁被覆200b箇所を包み込むように内側に曲げられた状態で、被覆電線200を固定することを特徴とする。
本発明によれば、被覆電線の直径に関わらず、被覆電線を適切に圧着でき、被覆電線の安定した強度の抜け止め力を得ることによって、接続信頼性が高い圧着端子及び圧着端子の被覆電線への接続構造を提供することができる。
以下、添付図面を用いて本発明の第1実施形態を説明する。
本発明の実施形態による圧着端子10は、図1から図3に示すように、導電性金属製の板体をプレス成形することにより形成されたものであって、被覆電線200の延びる方向、即ち、圧着端子10の長手方向(線方向)X(以下、この方向を「前後方向X」、これと直交する方向を「左右方向(幅方向)Y」とも記述する。)の一端部側に、被覆電線200の絶縁被覆200bを加締め固定するための被覆加締部12と、圧着端子10と被覆電線200を電気的に接続するために、被覆電線200の先端部において露出させた導体200aを加締め固定するための導体圧着部13と、を備え、他端部側に相手方端子と接触して電気的に接続するための電気接続部14を備えている。これら被覆加締部12と導体圧着部13と電気接続部14は、共通の底壁11を含むものとして構成されている。
底壁11の左右方向Yの幅は、被覆電線200の直径よりも広く形成されている。即ち、底壁11の幅よりも小さい外径の被覆電線200を適用できる。また、被覆加締部12と接続された部分の左右方向Y(幅方向)の中央Cには、前述プレス成形の際に凹形状の溝部11aが形成されている。溝部11aのX方向の長さL1は、後述する被覆加締片12aの幅L2と同等とする。
図2,図3に示すように、被覆加締部12は、底壁11の左右方向Y両側縁に、一対の被覆加締片12aを上方に延長するように起立形成されている。また、導体圧着部13は、電気接続部14から連続する底壁11の左右方向Y両側縁に、一対の導体加締片13aを上方に延長するように起立形成した断面が略U字状の部分である。また、被覆加締部12と導体圧着部13は、圧着端子10の前後方向に適当な間隔をおいて、隣に配置されている。図4に示すように、圧着端子10に被覆電線200を装着する。なお、被覆電線200が細い場合の絶縁被覆を200b、太い場合の絶縁被覆を200b1で示している。
この圧着端子10を被覆電線200に接続するには、図示しない加締め治具の上型と下型を用いて、一対の導体加締片13aを内側に曲げることにより、導体圧着部13を被覆電線200の先端部において露出させた導体200aに圧着すると共に、一対の被覆加締片12aを内側に曲げることにより、被覆加締部12を被覆電線200の絶縁被覆200bを有する部分に加締める。加締後の状態を図5に示す。
底壁11の短手方向である左右方向Yの中央Cに、被覆電線200の長手方向に沿って凹形状の溝部11aを設けたことによって、被覆電線200が溝部11aに誘い込まれ、図6,図7で示すように溝部11aに当接する。つまり、特別な治具を用いなくても、被覆電線200を適正な位置に誘い込み、被覆加締片12aと十分に接触した状態で圧着できるため、所望の抜け止め強度を安定的に得ることができる。また、ある程度の範囲で、被覆電線200の太さが異なる場合であっても接合可能な圧着端子10となるため、汎用性が高い。本発明の圧着端子を用いた配線コードは、液面に応じて移動するフロートを有する車載燃料検出ユニットの接続コードなどの用途に適している。この場合、車両の走行に伴う振動や、燃料の揺れに応じて電線に応力が加わるが、これに対応する抜け止め強度を期待できる。
一対の被覆加締片12aと、電気接続部14との間に、一対の導体加締片13aを設けたことによって、導体200aを電気的に確実に固定することができる。
溝部11aのX方向の長さL1を、加締片12aの幅L2と同等としたことによって、適正な加締位置に被覆電線200を導くことができるだけでなく、溝部11aと被覆加締片12aとで挟み込む様にして、被覆電線200を強度高く接合できる。
溝部11aが、圧着端子加工の際のプレス成形によって同時に形成されることによって、追加加工の必要がなく、製造コストの上昇を抑えることができる。
なお、本発明は、上述実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更(構成要素の削除を含む)が可能であることはもちろんである。上述実施形態では、溝部11aは被覆加締部12にのみ設けたが、導体200aが確実に固定されるのであれば、導体加締部13方向に延伸しても同様の効果が期待できる。
また、上述実施形態では、上型、下型を用いて一対の導体加締片13a、一対の被覆加締片12aを加工する場合を例示したが、加締用治具を用いて手作業にて加工しても同様の効果が期待できる。
また、上述実施形態では、外部機器側と接続するための電気接続部14を箱型で図示したが、平型端子と接続できる構造とすることができ、電気接続が確実に行われることが期待できる。なお、圧着端子10として、平型端子やギボシ端子の配線加締部に、上述構造を適用することもでき、同様の効果を得ることができる。
本発明は、被覆加締部を備えたオープンバレルタイプの圧着端子と、圧着端子の被覆電線への接続構造に利用可能である。
10 圧着端子
11 底壁
11a 溝部
12 被覆加締部
12a 被覆加締片
13 導体圧着部
13a 導体加締片
14 電気接続部
200 被覆電線
200a 導体
200b 絶縁被覆
200b1 絶縁被覆
C 中央
L1 溝部の長さ
L2 被覆加締片の幅
11 底壁
11a 溝部
12 被覆加締部
12a 被覆加締片
13 導体圧着部
13a 導体加締片
14 電気接続部
200 被覆電線
200a 導体
200b 絶縁被覆
200b1 絶縁被覆
C 中央
L1 溝部の長さ
L2 被覆加締片の幅
Claims (5)
- 底壁と、
前記底壁の左右両縁から立ち上がり形成されてなり、被覆電線の絶縁被覆を加締固定するための一対の被覆加締片と、
この被覆加締片の形成位置と異なる位置に電気接続部と、
を設けた圧着端子であって、
前記底壁の幅方向の中央に、被覆電線の線方向に沿って凹形状の溝部を設けたこと
を特徴とする圧着端子。 - 一対の前記被覆加締片と、前記電気接続部との間に、
前記被覆電線の先端部において露出させた導体を圧着するための一対の導体加締片を設けたこと
を特徴とする、請求項1に記載の圧着端子。 - 前記溝部の前記圧着端子の長手方向の長さを、前記被覆加締片の幅と同等としたこと
を特徴とする、請求項1または請求項2に記載の圧着端子。 - 前記溝部は、プレス成形によって形成されること
を特徴とする、請求項1乃至請求項3に記載の圧着端子。 - 底壁と、
前記底壁の左右両縁から立ち上がり形成されてなり、被覆電線の絶縁被覆を加締固定するための一対の被覆加締片と、
この被覆加締片の形成位置と異なる位置に電気接続部と、
を設けた圧着端子の被覆電線への接続構造であって、
前記底壁の幅方向の中央に、被覆電線の線方向に沿って凹形状の溝部を設け、
一対の前記被覆加締片が、前記溝部に載置した前記被覆電線の前記絶縁被覆箇所を包み込むように内側に曲げられた状態で、前記被覆電線を固定すること
を特徴とする圧着端子の被覆電線への接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016168792A JP2018037252A (ja) | 2016-08-31 | 2016-08-31 | 圧着端子及び圧着端子の被覆電線への接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016168792A JP2018037252A (ja) | 2016-08-31 | 2016-08-31 | 圧着端子及び圧着端子の被覆電線への接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018037252A true JP2018037252A (ja) | 2018-03-08 |
Family
ID=61567581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016168792A Pending JP2018037252A (ja) | 2016-08-31 | 2016-08-31 | 圧着端子及び圧着端子の被覆電線への接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018037252A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4064458A1 (en) * | 2021-03-23 | 2022-09-28 | Yazaki Corporation | Terminal-equipped electric wire |
JP2022146963A (ja) * | 2021-03-23 | 2022-10-06 | 矢崎総業株式会社 | 端子付き電線 |
-
2016
- 2016-08-31 JP JP2016168792A patent/JP2018037252A/ja active Pending
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JP2022146963A (ja) * | 2021-03-23 | 2022-10-06 | 矢崎総業株式会社 | 端子付き電線 |
JP2022146962A (ja) * | 2021-03-23 | 2022-10-06 | 矢崎総業株式会社 | 端子付き電線 |
US11862916B2 (en) | 2021-03-23 | 2024-01-02 | Yazaki Corporation | Terminal-equipped electric wire |
US11881667B2 (en) | 2021-03-23 | 2024-01-23 | Yazaki Corporation | Terminal-equipped electric wire |
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