JP2018036858A - 貨幣処理装置及び貨幣処理システム - Google Patents

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幸宜 佐藤
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亮一郎 大知
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Abstract

【課題】貨幣処理装置の処理の実行中に表示部が表示した画面の遷移を、後から確認することができるようにする。【解決手段】貨幣処理装置1は、取引に関係する貨幣の処理を行うよう構成された処理部41と、処理の実行中に、処理に関係する画面を順次表示するよう構成された表示部(表示操作部31)と、取引の情報と、処理の実行中に表示部が表示した画面に関する情報とを対応付けて記憶するよう構成された記憶部51と、記憶部が記憶している情報の中から選択された取引について、当該取引における処理の実行中に表示部が表示した画面の遷移を、画面に関する情報に基づき、表示部に動画として表示するよう構成された再生部43と、を備えている。【選択図】図2

Description

ここに開示する技術は、貨幣処理装置及び貨幣処理システムに関する。
特許文献1には、貨幣処理の最中に表示部が表示する画面の内容に関する指令と、指令を出力した日時とを含む画面ログ情報を記憶する貨幣処理装置が記載されている。この貨幣処理装置は、記憶している画面ログ情報に基づいて、貨幣処理の最中に表示部が表示をした画面の静止画を、コマ送りで、表示部に表示することができる。
また、この貨幣処理装置は、画面ログ情報に含まれる画面の内容に関する指令に基づいて、画面内の文字、数字又は記号を検索する検索部を備えている。検索部は、所望の文字、数字又は記号を含む画面を、画面ログ情報から抽出し、表示部は、抽出された画面の静止画を、順次、表示することができる。
特開2014−123296号公報
貨幣処理装置の処理中に、表示部は、表示する画面を、処理の進行に伴い変化させる。特許文献1に記載された貨幣処理装置は、処理の最中に表示部が表示した画面を、静止画として表示する。画面が実時間に合わせて遷移しないため、ユーザーは、処理の進行状況を把握することが難しい。
また、特許文献1に記載された貨幣処理装置は、画面内の文字、数字又は記号を検索する機能しか備えておらず、処理又は取引を対象として検索を行うと共に、検索結果に含まれる処理において表示部が表示した画面を表示することはできない。
さらに、特許文献1には明示されていないが、画面ログ情報を記憶する処理(又は取引)は、処理が正常に終了をした取引、及び、異常(例えばエラー等)の発生によって処理を終了した取引に限られる。キャンセル操作が行われることによって処理を中止した取引の画面ログ情報は、記憶されない。例えば違算障害が発生したときに、原因追及のためにキャンセルした取引の内容も確認したい場合があるが、キャンセルした取引中に表示部が表示した画面を、後で確認することはできないため、違算の原因の検証を十分に行うことができない。
ここに開示する技術はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、貨幣処理装置の処理の実行中に表示部が表示した画面の遷移を、後から確認することができるようにすることにある。
ここに開示する技術は、貨幣処理装置に関する。貨幣処理装置は、取引に関係する貨幣の処理を行うよう構成された処理部と、前記処理の実行中に、前記処理に関係する画面を順次表示するよう構成された表示部と、前記取引の情報と、前記処理の実行中に前記表示部が表示した前記画面に関する情報とを対応付けて記憶するよう構成された記憶部と、前記記憶部が記憶している情報の中から選択された取引について、当該取引における前記処理の実行中に前記表示部が表示した前記画面の遷移を、前記画面に関する情報に基づき、前記表示部に動画として表示するよう構成された再生部と、を備えている。
この構成によると、貨幣処理装置の記憶部は、取引の情報と、処理の実行中に表示部が表示した画面に関する情報とを対応付けて記憶する。再生部は、例えばユーザーが選択をした取引について、画面の遷移を、表示部に動画として表示する。これによりユーザーは、当該取引における処理の実行中に表示された、処理の進行に伴って変化する画面の遷移を確認することができる。画面が遷移する動画が表示されるため、ユーザーは、処理の進行状況を把握し易い。
前記記憶部は、正常に処理が終了した取引の情報、異常の発生によって処理が終了した取引の情報、及び、キャンセル操作が行われることによって処理を中止した取引の情報のそれぞれを、前記画面に関する情報と対応付けて記憶する、としてもよい。
こうすることで、キャンセル操作が行われることによって処理を中止した取引についても、画面の遷移を、後から確認することが可能になる。例えば違算障害が発生して原因を追及する際に、キャンセル操作を行った取引における処理の推移も含めて、画面が遷移する動画によって再確認することが可能になる。その結果、ユーザーは、処理を中止した取引を含めて、問題発生の原因等を検証することができる。
前記記憶部が記憶している情報の中から、検索条件に基づいて取引の情報を検索するよう構成された検索部をさらに備えている、としてもよい。
検索部が取引を対象とした検索をすることによって、ユーザーは、記憶部に記憶されている多数の取引の中から、もう一度進行状況を確認したい取引を、容易に探し出すことができる。
前記取引の情報は、前記取引を行った日時情報、前記取引の種別情報、前記取引の金額情報、及び、前記取引において操作を行ったユーザー情報の少なくとも一つを含み、前記検索部は、前記情報の少なくとも一つを前記検索条件として検索を行う、としてもよい。
ユーザーは、これらの検索条件を利用して、記憶部に記憶されている多数の取引の中から、所望の取引を、容易に抽出することが可能になる。
前記再生部は、前記動画の再生時に、早送り、巻き戻し、及び、一時停止のうちの少なくとも一つの機能を提供する、としてもよい。
動画の再生時に、これらの機能を必要に応じて利用することにより、ユーザーは、より一層的確にかつ、より一層効率的に、取引の進行状況を検証することが可能になる。
前記記憶部は、記憶している情報の中から指定された取引の情報に、登録フラグを付加して記憶する、としてもよい。
例えば、手本とすべき処理が行われた取引に登録フラグを付加することが考えられる。また、例えば、熟練したユーザーが操作を行った取引に登録フラグを付加することも考えられる。登録フラグを検索条件の一つに設定すれば、ユーザーは、登録フラグを付加した取引を、容易に抽出することができるようになる。
前記再生部は、前記記憶部から、前記登録フラグが付加されている取引の情報を抽出すると共に、抽出した前記取引における前記画面の遷移を再生する、としてもよい。
前述したように、手本とすべき模範的な操作手順によって処理が行われた取引や、熟練したユーザーが適切な操作手順によって処理を行った取引に登録フラグを付加しておけば、当該取引における画面の遷移を再生することにより、適切な処理の遂行や操作手順を、何回でも確認することが可能になる。例えば経験の浅いユーザーに、画面が遷移する動画を見せることによって、ユーザーの教育に利用することが可能になる。
また、このようにして教育に利用する取引は、例えば金融機関等の現場において、貨幣処理装置を用いて、実際に行われた取引である。架空の取引を想定して行った処理及びその操作手順を、手本として予め準備する場合とは異なり、より一層、現実に即した処理の遂行及び操作手順となるため、教育効果が高まることが期待できる。
前記貨幣処理装置は、前記貨幣処理装置の取扱説明書を前記表示部に表示するよう構成された取説提示部をさらに備え、前記取説提示部は、前記取扱説明書の中に再生操作部を設けると共に、前記再生操作部が操作されたときには、前記登録フラグが付加されている取引における前記画面の遷移を再生する、としてもよい。
取扱説明書に再生操作部を設けることによって、取扱説明書を見ながら、適切に処理が遂行された処理(つまり、登録フラグが付加されている取引)における画面の推移を、動画によって確認することが可能になる。取扱説明書の記載内容に加えて、実際に表示部が表示する画面の推移を動画によって確認することができるため、ユーザーは、理解がしやすくなる。
また、金融機関等において貨幣処理装置を使用しながら、登録フラグを随時、付加することにより、取扱説明書の中で再生可能な動画を追加することが可能になるから、取扱説明書の内容を充実させていくことが可能になる。
前記処理部は、前記処理の実行中に前記表示部が表示する前記画面の中に、前記画面の遷移を記録するための記録操作部を設け、前記記憶部は、前記記録操作部が操作された取引の情報に、再確認フラグを付加して記憶する、としてもよい。
例えば経験の浅いユーザーが、実際に処理を実行している最中に記録操作部を操作すれば、自身が行った操作手順を、記憶部に記憶させることが可能になる。
尚、記憶部は、記録操作部を操作したときに限って、画面の遷移を記憶するのではなく、記録操作部を操作しなくても、画面の遷移を記憶すればよい。この構成において、記録操作部を、敢えて操作する構成とすることにより、経験の浅いユーザーに、自身の操作内容が記憶部に記憶され、後から確認をすることができるという安心感を与えることが可能になる。
前記再生部は、前記記憶部から、前記再確認フラグが付加されている取引を抽出すると共に、抽出した前記取引における前記画面の遷移を再生する、としてもよい。
再生部は、記録操作部が操作された取引を抽出して、当該取引における画面の遷移を動画として再生することができる。前述したように、経験の浅いユーザーの操作手順を、動画を見ながら、例えばベテランのユーザーと共に、後から検証することが可能になる。
ここに開示する技術はまた、貨幣処理システムに係る。貨幣処理システムは、取引に関係する貨幣の処理を行うよう構成された貨幣処理装置の処理部と、前記処理の実行中に、前記処理に関係する画面を順次表示するよう構成された前記貨幣処理装置の表示部と、前記取引の情報と、前記処理の実行中に前記表示部が表示をした前記画面に関する情報とを対応付けて記憶するよう構成された記憶部と、前記記憶部が記憶している情報の中から選択された取引について、当該取引における前記処理の実行中に前記表示部が表示した前記画面の遷移を、前記画面に関する情報に基づき、前記貨幣処理装置の前記表示部、又は、他の表示部に動画として表示するよう構成された再生部と、を備えている。
この構成によって、取引における処理の実行中に処理の進行に伴って変化する画面の遷移を、貨幣処理装置の表示部、又は、他の表示部(例えば、PC、スマートフォン、又は、タブレット端末等の表示部)において、後から動画によって確認することができる。
以上説明したように、前記の貨幣処理装置及び貨幣処理システムによると、処理の実行中に表示部が表示した画面の遷移を、後から動画によって確認することができる。
図1は、貨幣処理装置の外観を示す斜視図である。 図2は、貨幣処理装置を含む貨幣処理システムの構成を示すブロック図である。 図3は、記憶部が記憶をする、取引の情報及び画面に関する情報の構成を概念的に示す図である。 図4は、貨幣処理装置の処理中に表示操作部が表示する画面の一例である。 図5は、表示操作部が表示するメニュー画面の一例である。 図6は、表示操作部が表示する、検索条件を指定する画面の一例である。 図7は、表示操作部が表示する、検索条件を指定する画面の一例である。 図8は、表示操作部が表示する、検索結果を示す画面の一例である。 図9は、表示操作部が表示する、取引の情報の詳細を示す画面の一例である。 図10は、表示操作部が表示する、画面の遷移の動画を再生する画面の一例である。 図11は、表示操作部が表示する、検索条件を指定する画面の一例である。 図12は、表示操作部が表示する、取引の情報の詳細を示す画面の一例である。 図13は、表示操作部が表示する、取扱説明書の内容を示す画面の一例である。 図14は、表示操作部が表示する、画面の遷移の動画を再生する画面の一例である。 図15は、貨幣処理装置の処理中に表示操作部が表示する画面の一例である。 図16は、表示操作部が表示する、検索結果を示す画面の一例である。 図17は、表示操作部が表示する、画面の遷移の動画を再生する画面の一例である。 図18は、貨幣処理システムの構成を示すブロック図である。 図19は、図1とは異なる構成の、貨幣処理装置の外観を示す斜視図である。
以下、貨幣処理装置及び貨幣処理システムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明は、貨幣処理装置及び貨幣処理システムの一例である。図1は、貨幣処理装置1の外観を示している。貨幣処理装置1は、例えば銀行等の金融機関に設置されかつ、入金処理及び出金処理を含む各種の処理を実行する出納機である。尚、貨幣処理装置1は、金融機関に設置することには限定されない。
貨幣処理装置1は、バラ硬貨処理ユニット21と、包装硬貨処理ユニット22と、バラ紙幣処理ユニット23と、束紙幣処理ユニット24と、を備えている。貨幣処理装置1はまた、タッチパネルによって構成された表示操作部31と、プリンタ32とを備えている。
バラ硬貨処理ユニット21は、貨幣処理装置1の中央側に配設されている。バラ硬貨処理ユニット21は、詳細な図示は省略するが、バラ硬貨を収納する複数の収納部を有している。バラ硬貨処理ユニット21は、金融機関等における取引に関係して、機内に取り込んだバラ硬貨を複数の収納部に収納したり、複数の収納部から繰り出したバラ硬貨を機外に払い出したりする処理を行うよう構成されている。
バラ硬貨処理ユニット21は、その上部に、入金されるバラ硬貨が投入される入金口211を有している。バラ硬貨処理ユニット21はまた、その前面に、リジェクト硬貨を返却するための入金リジェクト口212と、入金処理の途中に処理がキャンセルされたバラ硬貨を返却するための返却箱213と、出金されるバラ硬貨が払い出される出金箱214と、取り付けられた硬貨袋(図示省略)内にバラ硬貨を出金するための袋取シュート部215と、収納部に収納することができないバラ硬貨を収納するバラ一括箱216と、が設けられている。
包装硬貨処理ユニット22は、装置の正面に向かって、バラ硬貨処理ユニット21の右隣に配設されている。包装硬貨処理ユニット22は、詳細な図示は省略するが、包装硬貨を収納する複数の収納部を有している。また、バラ硬貨処理ユニット21と内部においてつながっており、バラ硬貨処理ユニット21から搬送されたバラ硬貨から包装硬貨を作成するよう構成されている。包装硬貨処理ユニット22は、金融機関等が行う取引に関係して、包装硬貨を収納部に収納したり、収納部から繰り出した包装硬貨を機外に払い出したりする処理を行うよう構成されている。
包装硬貨処理ユニット22は、その前面に、出金される包装硬貨が払い出される包装硬貨出金口221と、大量の包装硬貨を一括回収するための包装硬貨一括箱222と、包装硬貨を機外へ投出するための機外投出口223とが設けられている。
バラ紙幣処理ユニット23は、装置の正面に向かって、バラ硬貨処理ユニット21の左隣に配設されている。バラ紙幣処理ユニット23は、詳細な図示は省略するが、バラ紙幣を収納する複数の収納部を有している。バラ紙幣処理ユニット23は、金融機関等が行う取引に関係して、機内に取り込んだバラ紙幣を複数の収納部に収納したり、複数の収納部から繰り出したバラ紙幣を機外に払い出したりする処理を行うよう構成されている。
バラ紙幣処理ユニット23は、その前面に、入金されるバラ紙幣が投入される入金口231と、出金されるバラ紙幣が払い出されると共に、リジェクト紙幣を返却するための、入金リジェクト口兼出金口232とが設けられている。
束紙幣処理ユニット24は、バラ紙幣処理ユニット23の上に配設されている。束紙幣処理ユニット24は、束紙幣を収納する複数の収納部を有している。また、バラ紙幣処理ユニット23と内部においてつながっており、バラ紙幣処理ユニット23から搬送されたバラ紙幣から束紙幣を作成するよう構成されている。束紙幣処理ユニット24は、金融機関等が行う取引に関係して、束紙幣を収納部に収納したり、収納部から繰り出した束紙幣を機外に払い出したりする処理を行うよう構成されている。
束紙幣処理ユニット24は、その前面に、出金される束紙幣が払い出される束紙幣払出部241が設けられている。
プリンタ32は、バラ硬貨処理ユニット21の上部に取り付けられている。プリンタ32は、伝票等の印刷を行う。表示操作部31は、包装硬貨処理ユニット22の上部に取り付けられている。表示操作部31は、画面を表示すると共に、その画面内においてユーザーの操作を受け付ける。
図2は、貨幣処理装置1を含む貨幣処理システム10の構成を示すブロック図である。貨幣処理システム10は、貨幣処理装置1と、貨幣処理装置1に接続される管理コンピュータ6と、管理コンピュータ6と有線又は無線により通信可能な外部機器71、72、73を含んで構成されている。
貨幣処理装置1は、制御部4を備えている。制御部4には、前述した、バラ硬貨処理ユニット21、包装硬貨処理ユニット22、バラ紙幣処理ユニット23、束紙幣処理ユニット24、表示操作部31、及びプリンタ32が、それぞれ信号の授受可能に接続されている。
貨幣処理装置1は、各種のデータ等を記憶する記憶部51を備えている。記憶部51は、後述するように、貨幣処理装置1が行った取引の情報を記憶している。記憶部51は、制御部4に対して、信号の授受可能に接続されている。
貨幣処理装置1はまた、管理コンピュータ6との間において通信を行うための通信部52を有している。通信部52は、制御部4に対して、信号の授受可能に接続されている。
管理コンピュータ6は、貨幣処理装置1の管理を行うよう構成されている。貨幣処理装置1は、取引に関する情報を、管理コンピュータ6に出力する。管理コンピュータ6には、例えばPC71、タブレット端末72、及びスマートフォン73等によって構成される外部機器が通信可能に接続される。PC71、タブレット端末72、及びスマートフォン73はそれぞれ、表示部711、721、731と操作部とを有している。ユーザーは、管理コンピュータ6に接続したPC71、タブレット端末72及びスマートフォン73を利用して、その表示部711、721、731に、貨幣処理装置1に関する各種の情報を表示したり、PC71、タブレット端末72及びスマートフォン73の操作を通じて、貨幣処理装置1に対する各種の指示を入力したり、することが可能である。また、タブレット端末72やスマートフォン73が、貨幣処理装置1の通信部52と直接通信できる構成としてもよい。
制御部4は、処理部41、検索部42、再生部43及び取説提示部44を含んでいる。処理部41、検索部42、再生部43及び取説提示部44はそれぞれ、所定の機能を実現する制御部4の機能ブロックである。
以下、図4〜図17に示す、貨幣処理装置1の表示操作部31が表示する画面の例を参照しながら、これらの機能ブロックが実現する機能の詳細について、順に説明をする。
処理部41は、貨幣処理装置1において、取引に関係する貨幣の処理を実行する機能を有している。具体的に処理部41は、ユーザーが表示操作部31を操作したときに、バラ硬貨処理ユニット21、包装硬貨処理ユニット22、バラ紙幣処理ユニット23、束紙幣処理ユニット24、表示操作部31、プリンタ32、記憶部51、及び通信部52を制御し、取引に関係する貨幣の処理を行う。
例えば図4は、貨幣処理装置1が入金取引に係る処理を実行しているときに、表示操作部31が表示する画面を例示している。図示は省略するが、処理部41は、処理の実行中に、表示操作部31が表示する画面を、処理の進行に伴って、順次、変更させる。具体的に処理部41は、表示操作部31に対し、表示すべき画面に関する指令を出力し、表示操作部31は、当該指令を受けて指定された画面を、表示する。
記憶部51は、取引に係る処理を実行している最中に表示操作部31が表示をする画面の遷移を、取引の情報と対応付けて記憶する(つまり、画面ログ情報)。画面ログ情報は、複数の画面そのものによって構成してもよいし、特許文献1(特開2014−123285号公報)に記載されているように、処理部41が、表示操作部31に出力した指令と、指令を出力した日時とを含むデータによって構成してもよい。
処理部41はまた、取引に関係する貨幣の処理が終了すれば、記憶部51に、取引の情報、及び、前述した画面ログ情報を記憶させる。
図3は、記憶部51が記憶する、取引の情報の内容を概念的に示している。取引の情報には、以下の項目が含まれる。
つまり、1)貨幣処理装置1が行った取引の通し番号である「取引No.」、2)取引を行った「処理日時」、3)貨幣処理装置1の操作を行ったユーザーを特定する「操作者ID」、4)入金取引や、出金取引といった取引の内容である「処理内容」、5)取引に係る金額(合計金額や、金種別金額や、伝票金額等)である「金額情報」、6)取引に係る「口座番号」、7)取引の「科目」(普通、当座、定期、為替、融資等の科目の他、処理を行った窓口の特定や、オンライン連携処理であるか否か等を含む場合がある)、8)取引の処理を行ったときに、紙幣(例えば損券)等のイメージの読み取りを行ったか否かの「イメージ読み取り」、9)イメージ読み取りを行った場合は、記憶しているイメージを特定するための「イメージ番号」、10)取引に係る処理が正常終了したか、異常が発生をして終了したか、又は、キャンセル操作が行われることによって処理を中止したかを示す「正常終了/異常終了/キャンセル」、11)処理中にエラーが発生したか否かの「処理中エラー」、12)処理中にユーザーが、金額等の手入力を行ったか否かの「手入力」、13)貨幣処理装置1に貨幣が入金されたか否かの「機械入金」、14)貨幣処理装置1から貨幣が出金されたか否かの「機械出金」、15)伝票が削除されたか否かの「伝票削除」、及び、16)前述したように、取引に係る処理の実行中に、貨幣処理装置1の表示操作部31に表示された画面に関する情報である「画面ログ情報」である。尚、図3では、「画面ログ情報」は、記憶している画面ログ情報を特定するための番号を示している。
記憶部51はまた、図3に示すように、記憶している取引の情報に「登録フラグ」及び/又は「再確認フラグ」を付加する場合がある。「登録フラグ」及び「再確認フラグ」についての詳細は、後述する。
記憶部51は、取引が行われる毎に、図3に示す取引の情報と、画面に関する画面ログ情報とを対応付けて、記憶する。図3に示すように、記憶部51が記憶する取引の情報には、正常に処理が終了した取引、及び、異常の発生によって処理が終了した取引だけでなく、キャンセル操作が行われることによって処理を中止した取引も含まれる。
検索部42は、記憶部51が記憶している取引の情報を検索する機能を有している。検索部42は、前述した取引の情報である、1)〜15)の項目の内の少なくとも一つを検索条件として取引の検索を実行する。以下、図5〜図9を参照しながら、検索手順を説明する。
図5は、表示操作部31が表示するメニュー画面S2を例示している。ユーザーが、メニュー画面S2の中の、「照会」ボタンを選択操作したときに、検索部42は、過去の取引の情報を検索する。ユーザーは、過去の取引の情報の詳細を確認することができる。
図6及び図7はそれぞれ、メニュー画面S2において「照会」ボタンが選択されたときに、表示操作部31が表示する検索条件設定画面S3及びS4を例示している。検索条件設定画面S3には、前述したように、取引の情報における1)〜7)の項目が含まれている。ユーザーは、検索条件設定画面S3において、いずれかの項目を選択すると、当該項目の条件を設定することができる。例えば図6の検索条件設定画面S3は、4)処理内容として、「入金」取引を検索条件として設定した例を示している。検索条件設定画面S4には、取引の情報における8)〜15)の項目が含まれている。ユーザーは、検索条件設定画面S4においても同様に、いずれかの項目を選択すると、当該項目の条件を設定することができる。
尚、これら複数の項目を含む検索条件は、アンド条件とすることも可能であるし、オア条件とすることも可能である。
検索条件設定画面S3及びS4において検索条件が設定されると共に、ユーザーが、当該検索条件設定画面S3及びS4内に設けられた「検索」ボタン101を選択操作したときに、検索部42は、設定された検索条件に基づいて、記憶部51が記憶している取引の情報の検索を行う。
図8は、検索結果を表示する検索結果画面S5を例示している。検索結果画面S5には、記憶部51に記憶されている多数の取引の情報の中から、検索条件に従って抽出した取引の情報(ここでは2件)が、一覧表示される。
ユーザーは、検索結果画面S5に含まれる取引の情報の中から、いずれかの取引を選択操作することが可能である。検索結果画面S5において、ユーザーが所望の取引の情報を選択すれば、表示操作部31は、図9に例示する詳細画面S6を表示する。詳細画面S6には、選択された取引の情報の詳細が表示される。ユーザーは、詳細画面S6を見ることによって、当該取引の詳細な情報を確認することができる。
(画面の遷移の動画再生機能)
詳細画面S6には、「再生」ボタン102が含まれている。ユーザーが「再生」ボタン102を選択操作すると、再生部43は、当該取引に係る処理の実行中に、表示操作部31が表示をした画面の遷移を、動画として表示操作部31に表示させる。
図10は、動画再生画面S7を例示している。再生部43は、記憶部51に記憶されている「画面ログ情報」に基づいて、表示操作部31に画面に関する指令を出力し、表示操作部31は、当該指令を受けて指定された画面を、表示する。「画面ログ情報」として、処理部41が表示操作部31に出力した指令と、指令を出力した日時とを含む情報が、記憶部51に記憶されているときには、再生部43は、指令を出力した日時に対応する時間経過に従って、画面を表示する指令を表示操作部31に出力する。これにより、表示操作部31は、当該取引に係る処理の実行中に表示操作部31が表示をした画面の遷移を、実際の時間の経過に即して、表示することができる。
動画再生画面S7には、再生ボタン103、早送りボタン104、巻き戻しボタン105、及び停止ボタン106が設けられている。ユーザーは、これらのボタンを選択操作することによって、画面の遷移に係る動画の再生、早送り、巻き戻し、及び停止を行うことができる。また、図10においては図示を省略するが、動画の再生中は、動画再生画面S7に、再生ボタン103に代わって一時停止ボタンが設けられる。ユーザーは、一時停止ボタンを選択操作すれば、動画を一時停止させることができる。このように再生部43は、動画の再生時に、早送り、巻き戻し、及び一時停止の各機能を、ユーザーに提供する。
この貨幣処理装置1では、ユーザーは、取引に関係する処理の実行中に表示操作部31が表示した画面の推移を、後から動画によって確認をすることができる。処理の進行に伴って変化する画面の遷移が、動画によって表示されるため、ユーザーは、処理の進行状況を把握し易い。
ここで、画面の推移を示す動画を再生可能な処理(又は取引)は、正常に処理が終了した取引、及び、異常の発生によって処理が終了した取引だけでなく、キャンセル操作が行われることによって処理を中止した取引も含まれる。
例えば図9の詳細画面S6は、キャンセル操作が行われることによって処理を中止した取引に相当する。処理を中止したため、取引の詳細についての情報はない。このような取引の詳細な情報が記憶されていない取引についても、ユーザーが「再生」ボタン102を選択操作することによって、図10に示すように、処理の実行中に表示操作部31が表示した画面の推移が、動画によって表示操作部31に表示される。例えば図10の動画再生画面S7は、処理中の画面において、入金伝票の金額と、入金枚数合計とが相違していることを示している。
このように、この貨幣処理装置1では、例えば違算障害が発生して原因を追及する際に、キャンセル操作を行った取引における処理の推移も含めて、実時間において画面が遷移する動画によって再確認することが可能になる。その結果、ユーザーは、処理を中止した取引を含めて、問題発生の原因等を、後から検証することが可能になる。
また、貨幣処理装置1は、記憶部51が記憶している情報の中から、取引の情報を検索する検索部42を有している。ユーザーは、取引の情報に関する複数の項目からなる検索条件を設定することによって、多数の取引の中から、もう一度進行状況を確認したい取引を、容易に探し出すことができる。
さらに、再生部43は、動画の再生時に、早送り、巻き戻し、及び一時停止の各機能を、ユーザーに提供するため、ユーザーは、取引の進行状況を、より一層的確にかつ、より一層効率的に、検証することが可能になる。
(取引の情報の登録機能)
貨幣処理装置1は、過去に行った処理の最中に表示操作部31が表示をした画面の遷移を、動画として後からユーザーに見せることができる。ここで、貨幣処理装置1を利用した処理に関し、手本とすべき模範的な操作手順によって処理が行われた取引や、熟練したユーザーが適切な操作手順によって処理を行った取引における画面の遷移に係る動画は、例えば経験の浅いユーザーの教育に利用することが可能である。
そこで、この貨幣処理装置1では、記憶部が記憶している情報に対し、ユーザーが、登録フラグを付加することが可能に構成されている。以下、登録フラグの付加手順について、図を参照しながら説明をする。
図11は、前述した検索結果画面S8を例示している。図11に示す検索結果は、担当者名を検索条件に設定することによって、特定のユーザー、つまり、熟練したユーザーが操作を行った取引の検索結果である。
図12は、図11の検索結果画面S8において所望の取引を選択したときに、表示操作部31が表示する詳細画面S9を例示している。この詳細画面S9には、前述した「再生」ボタン102の他に、「登録」ボタン107が設けられている。詳細画面S9に表示されている取引が、模範的な操作手順によって処理が行われた取引等であって、登録すべき取引であるときには、ユーザーは「登録」ボタン107を選択操作する。このことによって、記憶部51は、当該取引の情報に、「登録フラグ」を付加する(図3参照)。
登録フラグは、検索条件の一つとして設定されており、検索部42は、記憶部51が記憶している多数の取引の中から、登録フラグが付加された取引を抽出することが可能である。このようにして、登録フラグを付加することにより、模範的な操作手順を、何回でも動画で再生することができるため、ユーザーの教育に利用することが可能になる。
特に、登録フラグを付加する取引は、金融機関等の現場において、貨幣処理装置1を用いて、実際に行われた取引における操作手順である。架空の取引を想定して行った処理及びその操作手順を、手本として予め準備する場合とは異なり、より一層、現実に即した処理の遂行及び操作手順となるため、教育効果が高まることが期待できる。
ここで、貨幣処理装置1の取説提示部44は、表示操作部31に、貨幣処理装置1の取扱説明書(つまり、電子説明書)を表示する機能を有している。任意の画面には、「取扱説明書」ボタン108が設けられている(図4等参照)。ユーザーが、「取扱説明書」ボタン108を選択操作すると、取説提示部44は、取扱説明書に係る画面を表示するよう、表示操作部31に指令する。指令を受けた表示操作部31は、例えば図13に示すような、取扱説明書の提示画面S10を表示する。
前述した「登録」ボタン107が選択操作されたときに、登録フラグを付加するだけでなく、当該取引に係る画面の遷移の動画を、取扱説明書内の任意の位置に設けられるリンクに登録するようにしてもよい。
取扱説明書の提示画面S10には、一般的な取扱説明書と同様に、貨幣処理装置1の機能に関する説明、及び、操作手順に関する説明が記載されている。この貨幣処理装置1の取扱説明書の提示画面S10には、「登録」ボタン107を選択操作することに伴い、再生操作部としての「再生」ボタン109が設けられる。
ユーザーが「再生」ボタン109を選択操作すれば、そのリンクに登録されている取引(つまり、登録フラグが付加された取引)中の、実際の画面の遷移が、図14に示すように、動画再生画面S11において動画として表示される。この動画再生画面S11にも、図10に示す動画再生画面S7と同様に、早送りボタン104、巻き戻しボタン105、及び停止ボタン106が設けられている。図14の例では、再生ボタン103に代えて、一時停止ボタン110が、動画再生画面S11に設けられている。
取扱説明書に、画面遷移の動画を再生する「再生」ボタン109を設けることによって、ユーザーは、取扱説明書の内容に即した実際の画面の遷移を、確認することが可能になる。ユーザーは、取扱説明書の内容をより一層理解しやすくなる。前述したように、記憶部51が記憶している取引の情報は、金融機関等の現場において、貨幣処理装置1を用いて、実際に行われた取引であるため、現実に即した処理の遂行及び操作手順を、取扱説明書を見ながら確認することができる。
また、ユーザーが「登録」ボタン107を選択操作することによって、取扱説明書の動画再生用のリンクに動画が登録されることにより、金融機関等において貨幣処理装置1を使用しながら、取扱説明書の内容を充実させることが可能になる。
(再確認フラグの登録機能)
前述したように、画面ログ情報は、正常に処理が終了した取引、異常の発生によって処理が終了した取引、及び、キャンセル操作が行われることによって処理を中止した取引を含む、全ての取引について自動的に、記憶部51に記憶される。ユーザーは、画面ログ情報を記憶するための操作を、改めて行う必要がない。
ここで、経験の浅いユーザーは、例えばエラー復旧処理等を含むような特殊な操作を行ったときには、自身が行った操作手順が正しいか否かについて不安を感じる場合がある。そこで、貨幣処理装置1が処理を実行しているときに表示操作部31が表示する画面に、ユーザーが、画面ログ情報を記憶することを選択するための「録画」ボタン111を設けてもよい。ユーザーは、自身が行っている操作が画面ログ情報として記憶されていることを意識することができ、その操作手順を後から確認をすることが可能であることを認識することができるため、ユーザーは、安心感を覚えることができる。
具体的に、図15は、貨幣処理装置1の処理中に表示操作部31が表示する、エラー解除ためのガイダンス画面S12を例示している。ユーザーは、貨幣処理装置1の処理中に、ジャム等のエラーが発生したときには、ガイダンス画面S12に従って操作をすることにより、貨幣処理装置1のエラー解除を行う。図15に示すガイダンス画面S15には、記録操作部としての「録画」ボタン111が設けられている。ユーザーが「録画」ボタン111を選択操作すると、記憶部51は、取引の情報に再確認フラグを付加して記憶する(図3参照)。尚、前述の通り、「録画」ボタン111が選択操作されなくても、記憶部51は、取引の情報と、画面ログ情報とを記憶する。但し、「録画」ボタン111が選択操作されないときには、記憶部51は、再確認フラグを付加しない。
図16に示す検索結果画面S13には、担当者名を検索条件に設定し検索を行った結果が、一覧によって表示されている。検索部42は、検索結果画面S13において、再確認フラグが付加されている取引と、再確認フラグが付加されていない取引とを区別して表示している。具体的に図例では、再確認フラグが付加されている取引に星印が付加されている。
ユーザーが、検索結果画面S13において再確認フラグが付加されている取引を選択し、図示を省略する詳細画面において「再生」ボタンを選択操作すれば、図17に示すように、動画再生画面S14において、画面の遷移を示す動画が再生される。この動画再生画面S14にも、早送りボタン104、巻き戻しボタン105、停止ボタン106、及び一時停止ボタン110が設けられ、早送り、巻き戻し、及び一時停止の各機能が、ユーザーに提供される。
尚、再確認フラグは、検索条件の一つに設定してもよい。そうすれば、検索部42は、再確認フラグを付加された取引の情報を検索することができる。ユーザーは、再確認フラグを付加した取引を、記憶部51が記憶している多数の取引の中から、容易に抽出することができる。
このように「録画」ボタン111を画面に設け、「録画」ボタン111が選択操作されたときには、記憶部51が、取引の情報に再確認フラグを付加することによって、例えば経験の浅いユーザーの操作手順を、動画を見ながら、ベテランのユーザーと共に、後から検証することが可能になる。
(他の構成例)
前述した構成では、ユーザーは、貨幣処理装置1の表示操作部31を操作することによって、過去の取引中に、表示操作部31が表示をした画面の遷移を、当該表示操作部31に動画として表示することが可能である。
貨幣処理装置1の表示操作部31に表示することに限らず、図2に示す貨幣処理システム10において、ユーザーが、PC71、タブレット端末72、又は、スマートフォン73を操作することによって、貨幣処理装置1の表示操作部31が表示をした画面の推移を、これら外部機器の表示部711、721、731に、動画として表示するように構成してもよい。
また、図18は、複数の貨幣処理装置11、12を含む貨幣処理システム100の構成を例示している。このシステム100では、第1の貨幣処理装置11、及び、第2の貨幣処理装置12が、通信回線13を介して、管理コンピュータ6に接続されている。各貨幣処理装置11、12の構成は、例えば図2に示す構成と同じとすればよい。
このシステム100において、第1の貨幣処理装置11の表示操作部31を操作することによって、当該第1の貨幣処理装置11の記憶部に記憶している取引の情報を抽出して、取引中の画面の遷移を、当該第1の貨幣処理装置11の表示操作部31に動画として表示するようにしてもよい。同様に、第2の貨幣処理装置12の表示操作部31を操作することによって、当該第2の貨幣処理装置12の記憶部に記憶している取引の情報を抽出して、取引中の画面の推移を、当該第2の貨幣処理装置12の表示操作部31に動画を表示するようにしてもよい。
また、第1の貨幣処理装置11の表示操作部31を操作することによって、第2の貨幣処理装置12の記憶部に記憶している取引の情報を抽出して、取引中の画面の遷移を、第1の貨幣処理装置11の表示操作部31に動画として表示するようにしてもよい。同様に、第2の貨幣処理装置12の表示操作部31を操作することによって、第1の貨幣処理装置11の記憶部に記憶している取引の情報を抽出して、取引中の画面の推移を、第2の貨幣処理装置12の表示操作部31に動画として表示するようにしてもよい。
さらに、管理コンピュータ6に接続された、PC71、タブレット端末72、又は、スマートフォン73をユーザーが操作することによって、第1の貨幣処理装置11が記憶している取引の情報、及び/又は、第2の貨幣処理装置12が記憶している取引の情報を抽出し、取引中の画面の推移を、これら外部機器の表示部711、721、731に、動画として表示してもよい。
また、図示は省略するが、例えば金融機関の支店と本店(本部)との間で通信が可能に構成されたシステムにおいて、支店に設置されている貨幣処理装置が記憶している取引の情報を、本店に設置されている貨幣処理装置又は管理コンピュータをユーザーが操作することによって抽出し、取引中の画面の推移を、本店の貨幣処理装置等の表示部に、動画として表示してもよい。
図19は、図1とは異なる構成の貨幣処理装置1000を示している。貨幣処理装置1000は、第1の表示操作部311と、第2の表示操作部312との2つの表示操作部を備えている。この貨幣処理装置1000では、ユーザーが、第1の表示操作部311及び第2の表示操作部312のいずれか一方の操作表示部を操作することによって、貨幣処理装置1000における各種の処理を実行しながら、別のユーザーが、他方の操作表示部を操作することによって、前述したように、記憶部が記憶している取引の情報を抽出し、取引中の画面の遷移を、当該操作表示部に動画として表示可能に構成してもよい。
尚、前述した、登録フラグの付加は、所定のユーザーに制限してもよい。例えば、「登録」ボタン107の操作は、所定の役職以上のユーザーに限るようにしてもよい。貨幣処理装置は、所定の役職以上でないユーザーが「登録」ボタン107を操作したときに、当該操作を無効にしてもよい。また、貨幣処理装置は、所定の役職以上のユーザーが貨幣処理装置を操作しているときのみ、「登録」ボタン107を、表示部に表示するようにしてもよい。
また、前述した、再確認フラグの付加は、経験の浅い所定のユーザーに限定してもよい。貨幣処理装置は、経験の浅い所定のユーザー以外のユーザーが「録画」ボタン111を操作したときに、当該操作を無効にしてもよい。また、貨幣処理装置は、経験の浅い所定のユーザーが貨幣処理装置を操作しているときのみ、「録画」ボタン111を、表示部に表示するようにしてもよい。
さらに、再確認フラグが付加されている取引の動画再生は、ベテランのユーザー(例えば所定の役職以上のユーザー)に制限してもよい。例えばベテランのユーザーが、貨幣処理装置の操作をしているときのみ、図16に示すように、再確認フラグが付加されている取引と、再確認フラグが付加されていない取引とを区別して表示してもよい。また、ベテランのユーザーが、貨幣処理装置の操作をしているときのみ、再確認フラグが付加されている取引の「再生」ボタンの操作を有効にしてもよいし、ベテランのユーザーが、貨幣処理装置の操作をしているときのみ、「再生」ボタンを表示するようにしてもよい。
尚、ここに開示する技術は、紙幣及び硬貨の両方を処理する貨幣処理装置に適用することに限らない。紙幣を処理する紙幣処理装置、又は、硬貨を処理する硬貨処理装置に、ここに開示する技術を適用することも可能である。また、バラ紙幣処理装置、又は、束紙幣処理装置に、ここに開示する技術を適用してもよいし、バラ硬貨処理装置、又は、包装硬貨処理装置に、ここに開示する技術を適用してもよい。
さらに、ここに開示する技術が適用可能な処理装置は、入金処理及び出金処理の両方を行う装置に限らず、貨幣入金機、又は、貨幣出金機に適用してよい。
加えて、ここに開示する技術が適用可能な処理装置の用途に特に制限はない。
1 貨幣処理装置
10 貨幣処理システム
11 貨幣処理装置
12 貨幣処理装置
100 貨幣処理システム
1000 貨幣処理装置
109 再生ボタン(再生操作部)
111 録画ボタン(記録操作部)
31 表示操作部(表示部)
41 処理部
42 検索部
43 再生部
44 取説提示部
51 記憶部
711 表示部(他の表示部)
721 表示部(他の表示部)
731 表示部(他の表示部)

Claims (11)

  1. 取引に関係する貨幣の処理を行うよう構成された処理部と、
    前記処理の実行中に、前記処理に関係する画面を順次表示するよう構成された表示部と、
    前記取引の情報と、前記処理の実行中に前記表示部が表示した前記画面に関する情報とを対応付けて記憶するよう構成された記憶部と、
    前記記憶部が記憶している情報の中から選択された取引について、当該取引における前記処理の実行中に前記表示部が表示した前記画面の遷移を、前記画面に関する情報に基づき、前記表示部に動画として表示するよう構成された再生部と、を備えている貨幣処理装置。
  2. 前記記憶部は、正常に処理が終了した取引の情報、異常の発生によって処理が終了した取引の情報、及び、キャンセル操作が行われることによって処理を中止した取引の情報のそれぞれを、前記画面に関する情報と対応付けて記憶する請求項1に記載の貨幣処理装置。
  3. 前記記憶部が記憶している情報の中から、検索条件に基づいて取引の情報を検索するよう構成された検索部をさらに備えている請求項1又は2に記載の貨幣処理装置。
  4. 前記取引の情報は、前記取引を行った日時情報、前記取引の種別情報、前記取引の金額情報、及び、前記取引において操作を行ったユーザー情報の少なくとも一つを含み、
    前記検索部は、前記情報の少なくとも一つを前記検索条件として検索を行う請求項3に記載の貨幣処理装置。
  5. 前記再生部は、前記動画の再生時に、早送り、巻き戻し、及び、一時停止のうちの少なくとも一つの機能を提供する請求項1〜4のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
  6. 前記記憶部は、記憶している情報の中から指定された取引の情報に、登録フラグを付加して記憶する請求項1〜5のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
  7. 前記再生部は、前記記憶部から、前記登録フラグが付加されている取引の情報を抽出すると共に、抽出した前記取引における前記画面の遷移を再生する請求項6に記載の貨幣処理装置。
  8. 前記貨幣処理装置の取扱説明書を前記表示部に表示するよう構成された取説提示部をさらに備え、
    前記取説提示部は、前記取扱説明書の中に再生操作部を設けると共に、前記再生操作部が操作されたときには、前記登録フラグが付加されている取引における前記画面の遷移を再生する請求項6又は7に記載の貨幣処理装置。
  9. 前記処理部は、前記処理の実行中に前記表示部が表示する前記画面の中に、前記画面の遷移を記録するための記録操作部を設け、
    前記記憶部は、前記記録操作部が操作された取引の情報に、再確認フラグを付加して記憶する請求項1〜8のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
  10. 前記再生部は、前記記憶部から、前記再確認フラグが付加されている取引を抽出すると共に、抽出した前記取引における前記画面の遷移を再生する請求項9に記載の貨幣処理装置。
  11. 取引に関係する貨幣の処理を行うよう構成された貨幣処理装置の処理部と、
    前記処理の実行中に、前記処理に関係する画面を順次表示するよう構成された前記貨幣処理装置の表示部と、
    前記取引の情報と、前記処理の実行中に前記表示部が表示をした前記画面に関する情報とを対応付けて記憶するよう構成された記憶部と、
    前記記憶部が記憶している情報の中から選択された取引について、当該取引における前記処理の実行中に前記表示部が表示した前記画面の遷移を、前記画面に関する情報に基づき、前記貨幣処理装置の前記表示部、又は、他の表示部に動画として表示するよう構成された再生部と、を備えている貨幣処理システム。
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