JP2018036857A - タッチ式入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】側面にタッチセンサを設けずに、ユーザに側面を利用したブラインドタッチを行わせることができるタッチ式入力装置を提供する。【解決手段】入力装置のタッチパネルは、投影型静電容量方式のタッチセンサと、タッチセンサを覆うカバーパネルとを備える。カバーパネルの側面の1つは、表示面と共にタッチ操作される対象の特定側面となっている。タッチセンサの電極パターンは、ユーザが表示面における特定側面寄りの端の部分と特定側面とを2本の指で触る角部タッチ操作を行った場合には、ユーザが前記端の部分だけを触った場合よりも、検出されるタッチ位置についての静電容量変化量が大きくなるようになっている。そして、制御回路は、S160にて、表示面へのタッチを検出してから所定時間T1以内に、表示面のタッチ位置についての静電容量変化量が所定値α以上増加したと判定した場合に、ユーザが角部タッチ操作を行ったと判定する。【選択図】図5

Description

本開示は、タッチ式入力装置に関する。
タッチセンサを用いたタッチ式入力装置が知られている。この種のタッチ式入力装置は、一般にはタッチパネルと呼ばれる。タッチパネルは、画像が表示される表示面が、ユーザによってタッチされる対象の面(すなわち、操作面)になっている。タッチパネルの表示面は、大型化される傾向にある。このため、ユーザが手探りで目的の位置に対してタッチ操作する、いわゆるブラインドタッチが困難になっている。尚、表示面における特定の箇所に凹部又は凸部を設けることで、ブラインドタッチをし易くすることはできるが、表示の自由度を阻害してしまう。
一方、例えば特許文献1には、表示面に対して垂直な側面にもタッチセンサを設けることが記載されている。タッチパネルにおいて、側面は、表示面に比べて面積が小さいため、ユーザは手探りで場所を特定し易い。このため、表示面と比較すると、側面に対するブラインドタッチは行い易い。
特開2010−26638号公報
特許文献1の技術では、タッチパネルの側面に、表示面用のタッチセンサとは別のタッチセンサを設けなければならない。このため、部品点数及びコストの増加を招く。
そこで、本開示は、側面にタッチセンサを設けることなく、ユーザに側面を利用したブラインドタッチを行わせることができるタッチ式入力装置を提供する。
本開示のタッチ式入力装置(1)は、タッチパネル(3)と、検出部(21,22,S110〜S140)と、操作判定部(22,S160,S180)と、を備える。
タッチパネルは、投影型静電容量方式のタッチセンサ(11)と、タッチセンサを覆うカバーパネル(7)と、を有する。タッチセンサは、第1の方向に所定の間隔で配列された複数の第1電極(12)と、第1の方向と直交する第2の方向に所定の間隔で配列された複数の第2電極(13)とが、絶縁を保ちつつ格子状に重ねられた電極パターン(14)を有する。カバーパネルでは、タッチセンサと対向する部分の外側の面が、画像が表示される表示面(7a)になっている。
検出部は、タッチセンサの電極パターンにおける複数箇所の各々について静電容量の変化量である容量変化量を検出し、その検出値に基づいて、カバーパネルの表示面にユーザがタッチしたことと、そのタッチ位置を検出する。ここで言う容量変化量とは、電極パターンの近傍に検出対象が無い場合の静電容量を基準とし、その基準からの変化量である。
更に、このタッチ式入力装置において、カバーパネルの外側の面のうち、表示面に対して垂直な側面の少なくとも1つである特定側面(7b)は、ユーザによって表示面と共にタッチ操作される対象の側面となっている。
そして、タッチセンサの電極パターンは、ユーザが表示面における特定側面寄りの端の部分と特定側面とを2本の指で触る操作である角部タッチ操作を行った場合には、ユーザが前記端の部分だけを触った場合よりも、検出部により検出されるタッチ位置についての容量変化量が大きくなるように、当該電極パターンにおける特定側面の方の端(12b)が特定側面に近づけられている。タッチ位置についての容量変化量とは、電極パターンにおいてタッチ位置に対応する部分での容量変化量である。
このため、操作判定部は、検出部により表示面へのタッチが検出されてから所定時間以内に、検出部により検出されたタッチ位置についての容量変化量が所定値以上増加したか否かを判定し、この判定で肯定判定した場合には、ユーザが角部タッチ操作を行ったと判定する。
このようなタッチ式入力装置によれば、ユーザは、2本の指のうちの一方の指で、表示面における特定側面寄りの端の部分(以下、特定側面寄り端部分)に触れ、その後すぐに、他方の指で特定側面に触れれば、操作判定部により角部タッチ操作が行われたと判定される。この判定される角部タッチ操作は、表示面の特定側面寄り端部分と特定側面とからなる角部を2本の指で摘むような操作であり、表示面に対するブラインドタッチと比較すると、手探りで行い易い。よって、このタッチ式入力装置によれば、側面にタッチセンサを設けることなく、ユーザに側面を利用したブラインドタッチを容易に行わせることができる。
尚、「垂直」とは、厳密な意味での垂直に限るものではなく、上記と同様の効果を奏するのであれば厳密に垂直でなくてもよい。このことは「直交」や「平行」についても同様である。
また、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態のタッチ式入力装置を示す概略斜視図である。 図1のII−II断面図である。 第1実施形態のタッチ式入力装置の電気的構成を表すブロック図である。 表示面における特定側面寄り端部分に該当する特定領域を説明する説明図である。 第1実施形態の制御回路が行う制御処理を表すフローチャートである。 角部操作モードの場合の表示例を説明する説明図である。 変形例を説明する第1の説明図である。 変形例を説明する第2の説明図である。 第2実施形態を説明する説明図である。 他の実施形態を説明する説明図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
図1に示す第1実施形態のタッチ式入力装置(以下、入力装置)1は、例えば、車両に搭載されて、該車両のエアコンを操作するための入力を行うためのものである。尚、以下の説明において、上下左右の方向は、図1に示す方向である。
入力装置1は、タッチパネル3と、画像を表示するための表示器5とを備える。
タッチパネル3は、当該タッチパネル3の筐体に相当するカバーパネル7を備える。このカバーパネル7の外観が、タッチパネル3の外観である。
カバーパネル7の外側の面のうち、面積が最も大きい長方形状の上面には、表示器5によって、エアコンを操作するためのメニューやアイコン等の画像が表示される。つまり、カバーパネル7の上面は、画像が表示される表示面7aになっている。そして、表示面7aは、ユーザによってタッチ操作される対象の面(すなわち、操作面)でもある。
ユーザは、指やスタイラス等の導電体を用いて表示面7aをタッチ操作することにより、表示面7aに表示された所望の画像に対応する機能の選択及び決定を行い、エアコンに所望の動作を実行させることが可能となっている。
また、カバーパネル7の外側の面としては、表示面7aに対して垂直な4つの側面がある。そして、カバーパネル7の4つの側面のうち、図1において手前側の側面7bも、表示面7aと共に操作面になっている。側面7bは、特定側面に相当する。
この入力装置1では、ユーザが表示面7aにおける側面7b寄りの端の部分(以下、特定側面寄り端部分)と側面7bとを2本の指Fa,Fbで触る操作(以下、角部タッチ操作)を行うことを想定している。図1において、Faは、例えばユーザの人差し指であり、Fbは、例えばユーザの親指である。
側面7bの左右両側には、ユーザに対してタッチ操作ができることをアピールするための帯形状の凸部9が形成されている。
[1−2.タッチパネルの構成]
図2及び図3に示すように、タッチパネル3は、カバーパネル7に覆われるタッチセンサとして、投影型静電容量方式のタッチセンサ11を備える。そして、カバーパネル7では、タッチセンサ11と対向する部分の外側の面が、表示面7aになっている。
タッチセンサ11は、第1の方向に所定の間隔で配列された複数の帯状のX電極12と、第1の方向と直交する第2の方向に所定の間隔で配列された複数の帯状のY電極13とが、絶縁を保ちつつ格子状に重ねられた電極パターン14を有する。本実施形態において、X電極12が所定の間隔で配列される第1の方向は、側面7bの長手方向である。そして、Y電極13が所定の間隔で配列される第2の方向は、側面7bと直交する方向である。尚、図3では、X電極12とY電極13をそれぞれ12本示しているが、各電極12,13の数は、12本より多くても良いし少なくても良い。また、X電極12の数とY電極の13の数は異なっていても良い。
具体的には、タッチセンサ11は、図2に示すように、X電極12が配列された第1基板15と、第1基板15の上に設けられると共にY電極13が配列された第2基板16と、を備える。第1基板15及び第2基板16は、それぞれ透明の絶縁性材料からなる。尚、カバーパネル7も絶縁性材料からなり、少なくとも表示面7aは、表示器5によって表示される画像が外から見えるように透明である。
X電極12及びY電極13は、それぞれ透明の導電性材料からなり、帯状に形成されている。X電極12は、第1基板15における表示面7aと対向する範囲内で互いに平行になるように、前述の第1の方向に沿って配列されている。また、Y電極13は、第2基板16における表示面7aと対向する範囲内で互いに平行になるように、前述の第2の方向に沿って配列されている。
そして、第1基板15と第2基板16との間には、光学透明糊17の層が設けられている。更に、カバーパネル7における表示面7aの内側の面と、第2基板16とに間にも、光学透明糊18の層が設けられている。
このようなタッチセンサ11では、X電極12とY電極13によって格子状の電極パターン14が表示面7a内に形成されると共に、X電極12とY電極13との交点部分の各々にコンデンサが形成される。
[1−3.電気的構成]
図3に示すように、入力装置1は、タッチセンサ11のX電極12及びY電極13の各々に接続された検出IC21と、検出IC21及び表示器5に接続された制御回路22と、を備える。X電極12及びY電極13の各々と検出IC21は、FPC19によって接続されている。FPCは、「Flexible Printed Circuits」の略である。
本実施形態では、電極パターン14におけるX電極12とY電極13との各交点部分の静電容量の変化量(以下、容量変化量)に基づいてタッチ位置を検出する相互容量方式を採用している。尚、ここで言う容量変化量とは、電極パターン14の近傍に検出対象が無い場合、すなわち、カバーパネル7の表示面7a及び側面7bにタッチされていない場合の、静電容量を基準とし、その基準からの変化量である。
検出IC21は、例えばX電極12を1つずつ選択すると共に、選択したX電極12に所定周波数の駆動パルス信号を印加する。更に、検出IC21は、X電極12の何れかに駆動パルスを印加している間に、Y電極13を1つずつ選択する。そして、検出IC21は、選択したY電極13に流れる充放電電流に基づいて、駆動パルスを印加しているX電極12と、選択したY電極13との交点部分における容量変化量を検出する。
検出IC21は、このようにして、X電極12とY電極13との交点部分の各々について容量変化量を検出し、その検出値の各々を制御回路22に出力する。
そして、制御回路22は、検出IC21からの各検出値に基づいて、周知の演算により、表示面7aにユーザがタッチしたことと、その表示面7aにおけるタッチ位置とを検出する。また、制御回路22は、検出したタッチ位置に応じて、表示器5を制御したり、エアコン制御装置へ制御内容を指示するための制御信号を出力したりする。
また、本実施形態では、図2に示すように、X電極12とY電極13とのうち、カバーパネル7の側面7bと直交する方向に延在する方のX電極12は、側面7bの方の端部12bが、カバーパネル7における側面7bの内側の面7iに到達している。
このため、ユーザが前述の角部タッチ操作を行った場合には、ユーザが表示面7aにおける特定側面寄り端部分だけを触った場合よりも、検出IC21及び制御回路22により検出される同じタッチ位置についての容量変化量が大きくなる。タッチ位置についての容量変化量とは、電極パターン14においてタッチ位置に対応する部分での容量変化量であり、本実施形態では、電極パターン14における上記交点部分のうちタッチ位置に対応する交点部分での容量変化量である。つまり、タッチセンサ11の電極パターン14は、ユーザが角部タッチ操作を行った場合には、ユーザが表示面7aにおける特定側面寄り端部分だけを触った場合よりも、同じタッチ位置についての容量変化量が大きくなるように、当該電極パターン14における側面7bの方の端が側面7bに近づけられている。
また、本実施形態では、図4に示すように、表示面7aの領域のうち、表示面7aにおける側面7b寄りの端辺27からの距離が所定値L1以内の特定領域29を、特定側面寄り端部分と見なしている。所定値L1は、人の指の先程度の長さであり、例えば10mmに設定されている。
尚、制御回路22は、CPUと、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以下、メモリ)と、を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。制御回路22の各種機能は、CPUが非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、上記メモリが、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。制御回路22を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でも良い。また、制御回路22を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の要素について、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現しても良い。例えば、制御回路22がハードウェアである電子回路を用いて実現される場合、その電子回路は多数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路、あるいはこれらの組合せによって実現しても良い。
[1−4.処理]
制御回路22は、図5に示す制御処理を、例えば一定時間毎に繰り返し実行する。
図5に示すように、制御回路22は、制御処理を開始すると、S110にて、検出IC21から上記各交点部分についての検出値を取得する。
制御回路22は、次のS120にて、S110で取得した検出値のうち、タッチ閾値以上のものがあるか否かを判定する。タッチ閾値は、ユーザが表示面7aにタッチしたか否かを判定するための閾値である。
制御回路22は、S120にて、タッチ閾値以上の検出値がないと判定した場合には、当該制御処理を一旦終了するが、タッチ閾値以上の検出値があると判定した場合には、S130に進み、タッチありと判定をする。つまり、表示面7aにユーザがタッチしたと判定する。
制御回路22は、次のS140にて、S110で取得した検出値に基づいて、表示面7aにおけるユーザのタッチ位置を検出する。例えば、取得した各検出値と、その各検出値に対応する上記交点部分の位置情報(例えば、X,Y座標)とから、検出値が最大となった位置をタッチ位置として算出する。
制御回路22は、次のS150にて、S140で検出したタッチ位置が、表示面7aにおける特定側面寄り端部分であるか否かを判定する。具体的には、検出したタッチ位置が図4に示した特定領域29内であるか否かを判定する。
制御回路22は、S150にて、タッチ位置が特定側面寄り端部分であると判定した場合、すなわち、タッチ位置が特定領域29内であると判定した場合には、S160に進む。
制御回路22は、S160では、検出IC21から検出値を再び取得する。そして、S130でタッチありと判定してから所定時間T1以内に、現在検出しているタッチ位置についての容量変化量が所定値α以上増加したか否かを、検出IC21から取得した検出値に基づき判定する。所定時間T1は、ユーザが角部タッチ操作を行う場合に、2本の指のうちの一方の指で表示面7aの特定側面寄り端部分を触ってから他方の指で側面7bを触るまでの、時間差の最大値(例えば、0.2秒)に設定されている。所定値αは、ユーザが表示面7aの特定側面寄り端部分だけを触った場合のタッチ位置についての容量変化量と、ユーザが角部タッチ操作を行った場合のタッチ位置についての容量変化量との、差の最小値に設定されている。
制御回路22は、S160で否定判定した場合、すなわち、タッチ位置についての容量変化量が所定値α以上増加しなかったと判定した場合には、S170に進む。
また、制御回路は、S150で否定判定した場合、すなわち、タッチ位置が特定側面寄り端部分ではないと判定した場合にも、S170に進む。
そして、制御回路22は、S170では、通常操作モードの処理を行い、その後、当該制御処理を一旦終了する。尚、制御回路22は、通常操作モードの処理では、例えば、表示面7aにおけるタッチ位置に応じて、表示器5により表示面7aに表示される画像を制御したり、タッチ位置に対応するエアコンの制御が実現されるように、エアコン制御装置へ制御信号を出力したりする。
一方、制御回路22は、S160で肯定判定した場合、すなわち、タッチ位置についての容量変化量が所定値α以上増加したと判定した場合には、S180に進む。
制御回路22は、S180では、角部タッチ操作ありと判定する。つまり、ユーザが角部タッチ操作を行ったと判定する。
そして、制御回路22は、次のS190にて、角部操作モードの処理を行い、その後、当該制御処理を一旦終了する。
制御回路22は、角部操作モードの処理では、例えば、図6に示すように、表示面7aにおける側面7b寄りの部分に、現在のエアコンの設定温度を表示させると共に、表示面7aにおける前述の特定領域29に、右方向と左方向との矢印マークを表示させる。右方向の矢印マークは、側面7bの中央よりも右寄りの位置で右方向への角部なぞり操作を行うと、エアコンの設定温度が大きくなることを意味する。角部なぞり操作とは、角部タッチ操作をしたままで2本の指を表示面7aと側面7bとの角部に沿って移動させる操作のことである。また、左方向の矢印マークは、側面7bの中央よりも左寄りの位置で左方向への角部なぞり操作を行うと、エアコンの設定温度が小さくなることを意味する。
そして、制御回路22は、角部操作モードの処理では、S110〜S140と同様の処理によりタッチ位置の検出を継続して行い、右方向への角部なぞり操作が行われたことを検出すると、エアコンの設定温度を大きくするための処理を行う。逆に、左方向への角部なぞり操作が行われたことを検出すると、エアコンの設定温度を小さくするための処理を行う。
また、制御回路22は、角部なぞり操作を検出せずに、角部タッチ操作だけでエアコンの設定温度を変更する処理を行うようになっていても良い。この場合、例えば、検出されたタッチ位置が特定領域29における中央よりも右寄りの位置であれば、設定温度を大きくし、逆に、タッチ位置が特定領域29における中央よりも左寄りの位置であれば、設定温度を小さくする、というように構成することができる。
[1−5.効果]
以上詳述した第1実施形態の入力装置1によれば、以下の効果を奏する。
(1a)ユーザは、図1に示すように、2本の指Fa,Fbのうちの一方の指Faで、表示面7aの特定側面寄り端部分に触れ、その後すぐに(すなわち、所定時間T1以内に)、他方の指Fbで特定側面7bに触れれば、制御回路22により角部タッチ操作が行われたと判定される。この判定される角部タッチ操作は、表示面7aの特定側面寄り端部分と特定側面7bとからなる角部を2本の指Fa,Fbで摘むような操作であり、表示面7aに対するブラインドタッチと比較すると、手探りで行い易い。よって、この入力装置1によれば、側面にタッチセンサを設けることなく、ユーザに側面を利用したブラインドタッチを容易に行わせることができる。
ここで、ユーザが表示面7aの特定側面寄り端部分だけを触った場合のタッチ位置についての容量変化量を、第1の容量変化量と言い、ユーザが角部タッチ操作を行った場合のタッチ位置についての容量変化量を、第2の容量変化量と言うことにする。
ユーザが手袋を装着した場合、第1の容量変化量と第2の容量変化量は、両方とも素手の場合より小さくなると考えられる。しかし、手袋の有無に拘わらず、第2の容量変化量は第1の容量変化量よりも大きくなる。そして、図5のS160では、タッチ位置についての容量変化量が所定値α以上増加したか否かを判定するため、手袋の有無に拘わらず、角部タッチ操作の判定精度を高くすることができる。尚、ここで言う手袋とは、静電容量方式のタッチパネルを操作可能とするために導電性繊維で作られた手袋のことである。
(1b)制御回路22は、図5のS150にて、表示面7aにおけるタッチ位置が、特定側面寄り端部分に相当する特定領域29に入っているか否かを判定し、この判定で肯定判定した場合に、S160の判定を行う。このため、角部タッチ操作の判定精度を向上させることができる。
(1c)図2に示したように、X電極12の側面7bの方の端部12bは、カバーパネル7における側面7bの内側の面7iに到達している。つまり、X電極12の端部12bは上記面7iに接触している。このため、上記第2の容量変化量を大きくすることができる。換言すると、上記第1の容量変化量と上記第2の変化量との差を大きくすることができる。よって、図5のS160の判定で用いる所定値αを大きい値に設定することができ、延いては、角部タッチ操作の判定精度を向上させることができる。尚、角部タッチ操作を検出できるのであれば、X電極12の端部12bと上記面7iとの間に、間隙があっても良い。
また、側面7bと直交する方向に延在するX電極12の端部12bを、上記面7iに到達させるか、あるいは上記面7iに近づけることで、角部なぞり操作を検出するのに有利である。
(1d)図1に示したように、側面7bの左右両側には帯形状の凸部9が形成されている。このため、ユーザは、手探りでの角部タッチ操作を行い易い。つまり、ブラインドタッチをし易くすることができる。
変形例として、例えば図7に示すように、側面7bの左右両側には、凸部9に代えて、矢印形状の凸部31を設けても良い。また、例えば図8に示すように、側面7bの左右両側には、凸部9に変えて、丸形状の凸部33を設けても良い。
また、左右両側の凸部9,31,33に代えて、例えば、帯形状や矢印形状や丸形状の凹部が設けられていても良い。また例えば、右側と左側とのうちの一方の凸部9,31,33に代えて、帯形状や矢印形状や丸形状の凹部が設けられていても良い。つまり、右側と左側とのうち、一方に凸部を設け、他方に凹部を設けても良い。
一方、側面7bにブラインドタッチの目印となる凸部や凹部を設けずに、側面7bを表示面7aと同様にフラットにしても良い。
尚、本実施形態では、X電極12が、第1電極に相当し、Y電極13が、第2電極に相当する。また、検出IC21と制御回路22が、検出部として機能する。そして、図5のS110〜S140が、検出部としての処理に相当する。また、制御回路22は、操作判定部と領域判定部との各々としても機能する。そして、図5のS160,S180が、操作判定部としての処理に相当し、図5のS150が、領域判定部としての処理に相当する。
[2.第2実施形態]
[2−1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。尚、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
第2実施形態の入力装置1では、図2と同様の断面図である図9に示すように、X電極12の側面7bの方の端部12bが、側面7bと平行になるように上方に曲げられている。上方とは、表示面7aの方ということである。そして、その側面7bと平行な端部12bが、カバーパネル7における側面7bの内側の面7iに接している。
[2−2.効果]
第2実施形態によれば、第1実施形態と比較すると、側面7bと対向するX電極12の面積を大きくすることができる。このため、上記第2の容量変化量を大きくすることができる。つまり、(1c)で述べた効果を大きくすることができる。
尚、この第2実施形態においても、角部タッチ操作を検出できるのであれば、X電極12の端部12bと上記面7iとの間に、間隙があっても良い。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
[3−1]
入力装置1は、エアコンを操作するものに限らず、例えば、オーディオ装置やナビゲーション装置等、他の装置を操作するものであっても良い。
例えば、入力装置1がオーディオ装置を操作するものである場合、制御回路22は、図5のS190では、例えば図10に示すように、表示面7aにおける側面7b寄りの部分に、音量調節を意味する「VOL」の画像を表示させる。更に、表示面7aにおける前述の特定領域29に、右方向と左方向との矢印マークを表示させる。この場合、右方向の矢印マークは、側面7bの中央よりも右寄りの位置で右方向への角部なぞり操作を行うと、音量が大きくなることを意味する。また、左方向の矢印マークは、側面7bの中央よりも左寄りの位置で左方向への角部なぞり操作を行うと、音量が小さくなることを意味する。そして、制御回路22は、S190では、タッチ位置の検出を継続して行い、右方向への角部なぞり操作が行われたことを検出すると、音量を大きくするための処理を行う。逆に、左方向への角部なぞり操作が行われたことを検出すると、音量を小さくするための処理を行う。
また、制御回路22は、角部なぞり操作を検出せずに、角部タッチ操作だけで音量を変更する処理を行うようになっていても良い。この場合、例えば、検出されたタッチ位置が特定領域29における中央よりも右寄りの位置であれば、音量を大きくし、逆に、タッチ位置が特定領域29における中央よりも左寄りの位置であれば、音量を小さくする、というように構成することができる。
[3−2]
タッチ位置を検出する方式としては、自己容量方式であっても良い。
[3−3]
上記実施形態では、X電極12とY電極13とのうち、X電極12が下層で、Y電極13が上層であったが、X電極12が上層で、Y電極13が下層であっても良い。上層とは、表示面7aに近い方の層である。また、この場合、第2実施形態では、X電極12の端部12bが下方に曲げられて、側面7bと平行になっていれば良い。下方とは、表示面7aの方とは反対の方向ということである。
[3−4]
X電極12とY電極13とのうち、カバーパネル7の側面7bと平行なY電極13の方が、カバーパネル7における側面7bの内側の面7iに接しているか、あるいはX電極12の端部12bよりも上記面7iに近づけられていても良い。
[3−5]
X電極12とY電極13とのうち、カバーパネル7の側面7bと直交する方向に延在する方の電極は、Y電極13であっても良い。
[3−6]
カバーパネル7の側面のうち、角部タッチ操作される対象の側面(すなわち、特定側面)が、2つ以上となるように構成しても良い。例えば、前述の側面7bとは反対側の側面も、角部タッチ操作される対象の側面となるように構成しても良い。
[3−7]
表示面7aは、曲面になっていても良い。
[3−8]
上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしても良い。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしても良い。また、上記実施形態の構成の一部を省略しても良い。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換しても良い。尚、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。また、上述した入力装置の他、当該入力装置を構成要素とするシステム、当該入力装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、角部タッチ操作検出方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1…タッチ式入力装置、3…タッチパネル、5…表示器、7…カバーパネル、7a…表示面、7b…特定側面、11…タッチセンサ、12…X電極、12b…X電極の端部、13…Y電極、14…電極パターン、21…検出IC、22…制御回路

Claims (4)

  1. 第1の方向に所定の間隔で配列された複数の第1電極(12)と、前記第1の方向と直交する第2の方向に所定の間隔で配列された複数の第2電極(13)とが、絶縁を保ちつつ格子状に重ねられた電極パターン(14)を有する投影型静電容量方式のタッチセンサ(11)と、前記タッチセンサを覆うと共に、前記タッチセンサと対向する部分の外側の面が、画像が表示される表示面(7a)になっているカバーパネル(7)と、を有するタッチパネル(3)と、
    前記タッチセンサの電極パターンにおける複数箇所の各々について静電容量の変化量である容量変化量を検出し、その検出値に基づいて、前記カバーパネルの前記表示面にユーザがタッチしたことと、そのタッチ位置を検出するように構成された検出部(21,22,S110〜S140)と、を備え、
    前記カバーパネルの外側の面のうち、前記表示面に対して垂直な側面の少なくとも1つである特定側面(7b)は、ユーザによって前記表示面と共にタッチ操作される対象の側面となっており、
    前記タッチセンサの電極パターンは、
    ユーザが前記表示面における前記特定側面寄りの端の部分と前記特定側面とを2本の指で触る操作である角部タッチ操作を行った場合には、ユーザが前記端の部分だけを触った場合よりも、前記検出部により検出されるタッチ位置についての前記容量変化量が大きくなるように、当該電極パターンにおける前記特定側面の方の端(12b)が前記特定側面に近づけられており、
    前記検出部により前記表示面へのタッチが検出されてから所定時間以内に、前記検出部により検出されたタッチ位置についての前記容量変化量が所定値以上増加したか否かを判定し、この判定で肯定判定した場合には、ユーザが前記角部タッチ操作を行った、と判定するように構成された操作判定部(22,S160,S180)、を備える、
    タッチ式入力装置(1)。
  2. 請求項1に記載のタッチ式入力装置であって、
    前記検出部により検出されたタッチ位置が、前記表示面の領域のうち、前記表示面における前記特定側面寄りの端辺(27)からの距離が所定値以内である特定領域(29)に入っているか否かを判定する領域判定部(22,S150)、を更に備え、
    前記操作判定部は、前記領域判定部により肯定判定された場合に動作するように構成されている、
    タッチ式入力装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のタッチ式入力装置であって、
    前記第1電極と前記第2電極とのうち、前記特定側面と直交する方向に延在する方の電極(12)は、前記特定側面の方の端部(12b)が、前記カバーパネルにおける前記特定側面の内側の面(7i)に到達している、
    タッチ式入力装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のタッチ式入力装置であって、
    前記第1電極と前記第2電極とのうち、前記特定側面と直交する方向に延在する方の電極(12)は、前記特定側面の方の端部(12b)が、前記特定側面と平行になるように曲げられている、
    タッチ式入力装置。
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