JP2018036120A - 軸体処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軸体2の側面からの撮像検査を適切に行うことのできる軸体処理装置を提供する。【解決手段】 軸体保持円盤42にはネジ32を収納するための凹部44が設けられている。凹部44に収納されたネジ32の脱落を防止するため、軸体保持円盤42の外周にはガイド部材91が設けられている。カメラ80は、軸体保持円盤42の凹部44に保持されたネジ32の側面を撮像して検査する。カメラ80による撮像部位においては、ガイド部材91が設けられていないので、ガイド部材91によってネジ32の側面が隠れることがない。【選択図】 図1

Description

この発明は、ネジ、釘などの頭部を有する軸体に対し検査などの処理を行うための装置に関するものである。
図15に、特許文献1に開示された、頭部を有する軸体に対する従来の検査装置を示す。検査対象である軸体2(ネジなど)が、搬送ガイド4に頭部を支えられて、矢印6の方向に搬送されてくる。この搬送ガイド4の先端部には、軸体2を個別に保持するための凹部8を有する軸体保持円盤10が設けられている。軸体保持円盤10は、矢印12の方向に回転している。
図に示す状態から、軸体保持円盤10が回転し、搬送ガイド4の搬送中心線14が凹部8の中心近傍に来ると、ノズル(図示せず)から空気が放出され、搬送ガイド4の先端にある軸体2を、凹部8の方向に移動させる。これにより、軸体2は、1個ずつ軸体保持円盤10の凹部8に保持される。
軸体保持円盤10によって保持された軸体2は、カメラ16によって撮像されて検査される。検査の結果が不良であった軸体2は、ノズル18によって不良品回収通路20に落とされる。検査の結果が良好であった軸体2は、ノズル22によって良品回収通路24に落とされる。このようにして、軸体の良品と不良品を選別することができる。
特開2012−166933
しかしながら、上記のような従来の検査装置では、次のような問題があった。軸体保持円盤10の外周には、ガイド板26が設けられている。このガイド板26は、凹部8に収納された軸体2が誤って凹部8から脱落しないようにするためのものである。
図16に、カメラ16の方向からみた状態を示す。軸体保持円盤10に保持された軸体2の頭部2a、本体部2bが見えている。しかし、ガイド板26があるため、本体部2bの首下部分が隠れており、この部分の画像を得ることができない。したがって、軸体2の側面からの画像による検査などを十分に行うことができないという問題があった。
この発明は、上記の問題を解決して、軸体2の側面からの処理を適切に行うことのできる軸体処理装置を提供することを目的とする。
この発明の独立して適用可能ないくつかの特徴を以下に列挙する。
(1)この発明に係る軸体処理装置は、頭部と当該頭部より小径の小径部とを有する軸体を搬送する軸体搬送部と、軸体搬送部の先端部から出た軸体の小径部を取り囲み、頭部を支えるための凹部が設けられ、所定方向に移動する板状の軸体保持部と、軸体が収納された凹部に蓋をするガイド部材と、少なくともこの領域はガイド部材が設けられておらず、凹部に収納された軸体を側面から撮像する撮像部とを備えている。
したがって、軸体の側面を適切に撮像して処理を行うことが可能となる。
(2)この発明に係る軸体処理装置は、凹部に収納された軸体の小径部が、その直径の15%〜25%の長さ分だけ、軸体保持部の端部から内側に入るように、凹部が形成されていることを特徴としている。
したがって、ガイド部材が設けられていない部分においても、軸体が凹部から脱落するおそれが少ない。
(3)この発明に係る軸体処理装置は、軸体保持部は回転円盤であり、その外周に凹部が設けられていることを特徴としている。
したがって、処理装置をコンパクトにすることができる。
(4)この発明に係る軸体処理方法は、頭部と当該頭部より小径の小径部とを有する軸体を処理する軸体処理方法であって、前記軸体を、頭部を上にして軸体保持部の凹部に保持して、所定方向に搬送し、軸体が収納された凹部から軸体が脱落するのを防ぐためにガイド部材を設け、凹部に収納された軸体を側面から撮像する撮像部においては上記ガイド部材を設けないことを特徴としている。
したがって、軸体の側面を適切に撮像して処理を行うことが可能となる。
この発明の一実施形態による軸体処理装置の構成を示す図である。 軸体保持円盤42に設けられた凹部44の詳細である。図2Aが側面図、図2Bが平面図である。 搬送ガイド先端部近傍の詳細である。 センサ70の詳細である。 センサ82の詳細である。 カメラ80から見たネジ32の状態を示す図である。 制御部84のハードウエア構成である。 制御プログラム106のフローチャートである。 制御プログラム106のフローチャートである。 制御プログラム106のフローチャートである。 凹部44に付与されたインデックスを示す図である。 検査結果テーブルの例である。 良品回収通路94の断面図である。 他の実施形態による凹部44を示す図である。 従来の軸体処理装置を示す図である。 従来の装置におけるカメラ16から見たネジ2の状態を示す図である。
1.構造
図1に、この発明の一実施形態による軸体検査装置を示す。軸体搬送部である搬送ガイド34は、左右ガイド部材34a、34bの間にガイド空間36を有している。ガイド空間36の幅は、検査対象であるネジ32の頭部32aより狭く、ネジ32の本体部32bより広く構成されている。また、搬送ガイド34は、矢印38の方向に向かって、徐々に低くなるように構成されている。
したがって、ネジ32は、頭部32aをガイド部材34a、34bによって支えられながら、矢印38の方向に搬送されることになる。
搬送ガイド34の先端部近傍には、軸体保持円盤42が設けられている。軸体保持円盤42は、モータなどの駆動手段(図示せず)により、矢印46の方向に回転させられる。軸体保持円盤42の外周には、所定間隔にて凹部44が設けられている。図2に示すように、凹部44の幅Wは、ネジ32の頭部32aより狭く、ネジ32の本体部32bより広く構成されている。したがって、凹部44によって、ネジ32の頭部32aを支えることが可能となっている。
図1に戻って、軸体保持円盤42の進行方向側にあるガイド部材34bの先端部には、回転手段である回転体48が設けられている。
図3に、回転体48近傍の拡大図を示す。軸体保持円盤42が回転し、搬送中心線40が凹部44の中心と一致すると(あるいは一致する手前になると)、ノズル(図示せず)から空気が吹き出され、ネジ32を矢印68の方向に押し出す。これとともに、ネジ32の本体部32b(図においては、頭部32aは省略している)が、矢印64の方向に回転する回転体48に接する。これにより、ネジ32は、矢印11の方向に回転させられるとともに、矢印68の方向に押し出される。
このように、この実施形態では、回転体48により、ネジ32を矢印11の方向に押し出すようにしているので、ネジ32を凹部44に適正に収納できる確率を高くすることができる。また、仮に、ネジ32が凹部44に正しく収納されなかった場合には、再び、回転体48がネジ32の本体部32bに接して、ネジ32を矢印68の方向に押しやり、正しい位置に収納することが可能となる。
図1に戻って、軸体保持円盤42の外周上には、凹部44にネジ32が保持されているかどうかを判断するための光センサ70、72、74が設けられている。光センサ70の詳細を、図4に示す。発光素子70aに対向するように受光素子70bが設けられている。したがって、凹部44にネジ32が保持されていれば、発光素子70aからの光が遮られ、保持されていなければ、発光素子70aからの光は遮られない。これにより、受光素子70bからの出力があれば(受光すれば)ネジ32が保持されておらず、出力がなければ(受光しなければ)ネジ32が保持されていると判断することができる。他の光センサ72、74も同様の構成である。
図1に戻って、インデックス用の光センサ82も設けられている。図5に、光センサ82の詳細を示す。発光素子82aと受光素子82bが、軸体保持円盤42を挟むように設けられている。凹部44の部分においては受光素子82bが光を受光し、凹部44の内部分においては受光素子82bが光を受光しない。したがって、受光素子70bからの出力があれば(受光すれば)凹部44であり、出力がなければ(受光しなければ)凹部44でないと判断することができる。
これら光センサ70、72、74、82の出力は、制御部84に与えられている。
ネジ32を上部から測定するカメラ79、側面から測定するカメラ80が設けられている。これらカメラ79、80により、ネジ32の頭部の詳細な寸法、ねじ不良などを計測することができる。カメラ79、80による撮像時には、下部の光源が発光されるようになっている。これらカメラ79、80の出力は、制御部84に与えられている。
軸体保持円盤42の外周には、ガイド板91が設けられている。ガイド板91が設けられていることにより、凹部44のネジ32が飛び出すのを防止している。側面撮像用のカメラ80の撮像部位においては、このガイド板91が設けられていない。
カメラ80からみたネジ2の状態を、図6に示す。この部分においては、ガイド板91が設けられていないので、凹部44に収納されたネジ2の側面が完全に見えている。したがって、カメラ80による検査を確実に行うことができる。
また、この実施形態では、図2Bに示すように、凹部44の深さDを、本体部32bの直径よりも深くするようにしている。この深さDが小さいと、ガイド91の無い部分において、ネジ32が凹部44から脱落するおそれがあるからである。好ましくは、ネジの直径に対し、15%〜25%だけ深く形成するとよい。すなわち、図2BのQをネジ直径の15%〜25%にするとよい。さらに、好ましくは、19%〜21%とするとよい。
また、搬送ガイド34の先端部近傍には、空気を吹き付けるためのノズル86が設けられている。このノズル86は、制御部84によって制御され、ネジ32を凹部44に押しやる力を与える。
また、軸体保持円盤42上には、不良品のネジ32を不良品回収通路92に落とすための不良品脱落ノズル88、良品のネジ32を良品回収通路94に落とすための良品脱落ノズル90が設けられている。
図7に制御回路の詳細を示す。CPU100には、操作用のタッチパネル102、記録装置104、ノズル86、88、90、センサ70、72、74、インデックス用センサ82、寸法センサ76、78、カメラ79、80が接続されている。記録装置104には、各部を制御するための制御プログラム106が記録されている。
2.検査処理
制御プログラム106のフローチャートを図8〜図10に示す。なお、以下では、各処理が順次行われるように記載しているが、並列して処理を行うようにしてもよい。CPU100は、インデックス用センサ82が凹部44を検出したかどうかを判断する(ステップS1)。凹部44を検出すると、当該凹部にインデックスIDを付す(ステップS2)。たとえば、図11に示すように、軸体保持円盤42に30個の凹部44が設けられていた場合、1〜30までのインデックスIDが、各凹部44に付されることになる。
図11に示すように、インデックス用センサ82と、ネジ32が搬送ガイド34によって移送される位置、各センサ70、72、74の位置、寸法センサ76、カメラ79、80の位置などとの関係は予め定まっている。したがって、インデックス用センサ82に位置する凹部44のインデックスIDを特定することにより、他のセンサなどの位置にある凹部44のインデックスIDも特定することができる。
CPU100は、ノズル86を駆動し、搬送ガイド34からのネジ32を凹部44の方向に押す(ステップS3)。なお、フローチャートでは、凹部44にインデックスIDを付与した後に、ノズル86の駆動を行うように示しているが、実際には、インデックス用センサ82が凹部44を検出すると同時に、ノズル86の駆動が行われる(以下の処理において同様である)。
この際、前述のように、回転体48によって、ネジ32が凹部44に向けて付勢される。図11に示すように、インデックス用センサ82が凹部44にインデックスIDとして「1」を付与した場合には、インデックスID「29」が付与されている凹部44にネジ32が収納されることになる。
また、CPU100は、センサ70の出力を取得してネジ32の有無を記録する(ステップS4)。ここでは、図11に示すように、インデックスID「23」が付与されている凹部44にネジが収納されているか否かを判断する。本来は、全ての凹部44にネジ32が収納されるが、搬送ガイド34からの搬送が遅れるなどの理由によって、ネジ32が収納されない凹部44も存在する。ネジ32の有無は、図12に示すようなテーブルとして、記録装置104に記録される。
CPU100は、カメラ79の位置にネジ32が存在するかどうかを判断する(ステップS5)。存在すれば、CPU100は、光源(図示せず)を点灯させ、カメラ79からの画像を取り込む(ステップS5)。続いて、CPU100は、取得した画像に基づいて、ネジ32の頭部32aの形状などが規格内にあるかどうかを判断する。判断結果を、図12のテーブルに記録する(ステップS6)。
同様にして、カメラ80の画像に基づいて、ネジ32の本体部32bのネジ形状やメッキ状況などが規格内にあるかどうかを判断し、テーブルに記録する。この際、図6に示すように、ネジ32の側面全体を撮像して検査することができる。
また、ステップS5において、ネジ32が存在しなければステップS5、S6は実行しない。これにより、無駄な発光や判定処理を行わないようにすることができる。
CPU100は、ステップS11において、不良品脱落アクチュエータ88(センサ74)の位置に、ネジ32が存在するか否かを判断する。存在すれば、当該ネジ32に異常処理フラグが付されているかどうかを判断する(ステップS12)。なお、平常状態では、異常処理フラグは付されていないので、ステップS13に進む。なお、異常処理フラグについては後述する。
ステップS13において、CPU100は、当該ネジ32が不良であるかどうかを判断する。図12のテーブルの各項目のいずれか一つでも「否」があれば不良であると判断する。不良(「否」)であれば、CPU100は、不良品脱落アクチュエータ88を作動し、凹部44からネジ32を脱落させる(ステップS14)。脱落した不良品のネジ32は、不良品回収路92(図1参照)を介して、不良品回収部(図示せず)に回収される。さらに、CPU100は、センサ74の出力により、ネジ32が脱落されたかどうかを判断する(ステップS15)。予定どおり脱落していれば、ステップS16に進む。脱落していない場合には、異常処理を行う。異常処理については、後述する。
ステップS13において、CPU100は、ネジ32が不良でなければ(すべての項目が「良」であれば)、ステップS16に進む。
ステップS16において、CPU100は、良品脱落アクチュエータ90(センサ72)の位置に、ネジ32が存在するかどうかを判断する。存在すれば、ステップS17において、当該ネジ32に異常処理フラグが付いているかどうかを判断する。ここでは、異常処理フラグが付いていないものとして説明を進める。ステップS18において、CPU100は、良品回収通路94を良品回収箱200に向ける(図13参照)。なお、通常の状態では、進路変更板304は実線の位置にあり、良品回収通路94は良品回収箱300に向いているので、そのままの状態とする。
CPU100は、良品脱落アクチュエータ90を作動させ、凹部44にある良品のネジ32を、良品回収通路94に脱落させる。これにより、良品のネジ32は、良品回収箱300に回収される。なお、仮に、良品のネジ32が、良品脱落ノズル90によっても落ちなかった場合には、図1に示す強制脱落ガイド96によって良品回収通路94に落とすことができる。強制脱落ガイド96は、頭部32aに当接し、徐々にネジ32を軸体保持円盤42の外周に押しやり、最後には脱落させるものである。
以上の処理が終了すると、CPU100は、ステップS1以下を繰り返し実行する。
(異常処理について)
次に、ステップS14において、不良品のネジ32を凹部44から脱落させようとしたにもかかわらず、ネジ32が落ちなかった場合について説明する。これを放置すると、不良品のネジ32は、良品脱落ノズル90または強制脱落ガイド96によって、良品回収通路94に落とされることになってしまう。これでは、良品の中に不良品が混入してしまうことになる。
そこで、この実施形態では、不良品であると判断したネジ32が、不良品脱落ノズル88によって落ちなかった場合(ステップS15)、次のような異常処理を行うようにしている。CPU100は、図12に示すテーブルの全てのネジ(全てのインデックスID)に対して、異常処理フラグを記録する(ステップS20)。次に、CPU100は、良品回収通路94を仕掛品回収箱302に向ける(ステップS21)。
図13に、良品回収通路94の側断面を示す。良品回収通路94の底部には、軸306を中心として回動可能な進路変更板304が設けられている。進路変更板304は、通常の状態においては、図の実線に示す位置に保持されている。したがって、良品回収通路94に落とされたネジ32は、良品回収箱300に回収される。
CPU100は、ステップS21において、モータなどの駆動手段(図示せず)を制御して、進路変更板304を二点鎖線で示す状態に回動させる。これにより、良品回収通路94に落とされたネジ32は、仕掛品回収箱302に回収されることになる。
したがって、ステップS14において、脱落されるべきであったにもかかわらず、凹部44に残ってしまった不良品のネジ32は、ステップS19において、良品回収通路94に落とされるが、仕掛品回収箱302に回収されることになる。
また、この実施形態では、上記の異常が生じた時点で軸体保持円盤42に保持されている全てのネジ32に対して異常フラグを記録している。したがって、以後、CPU100は、これら異常処理フラグが記録されているネジ32を、良品回収通路94に落とし、仕掛品回収箱302に回収する(ステップS12、S17、S19)。
なお、脱落されるべきであったにもかかわらず、凹部44に残ってしまった不良品のネジ32だけを、仕掛品回収箱302に回収するようにしてもよい。この実施形態では、安全をみて、異常が生じた時点で軸体保持円盤42に保持されている全てのネジ32を仕掛品回収箱302に回収するようにしている。
異常処理フラグの記録されていないネジ32(異常が起こった後に、軸体保持円盤42に保持されたネジ32)が見いだされると、CPU100は、良品回収通路94の進路変更板304を、図13の実線で示す位置に戻す(ステップS18)。これにより、以降は、良品回収通路94に落とされたネジ32は、良品回収箱300に回収されることになる。
(凹部44の形状について)
図2に凹部44の詳細を示す。図2Aが平面図、図2Bが側面図である。この実施形態では、図2Bに示すように、凹部44の上部に段差44aを設けている。これにより、二点鎖線で示すように、頭部32aが皿状になったネジ32に対しても、段差44aの二点の角44b、44cで頭部32aを支えることができ、安定した保持を実現できる。段差は、2段以上(複数の階段状)設けるようにしてもよい。
なお、段差の二点の角44b、44cを結ぶ線を、頭部32aの傾斜と一致するように、段差を設けることが好ましい。なお、多くの場合、当32aの傾斜は90度であることから、これに合致するように段差を設けることが適切である。また、段差44aの上部の幅W2を、頭部32aの径より小さくしておけば、傾斜していない頭部32aを有するネジ32(図6に示すようなネジ32)に対しても、兼用して用いることができる。
凹部44の進行方向46の前面側は、図2Aに示すように、角を丸く形成している。これにより、搬送ガイド34から凹部44へのネジ32の移動を、スムースに行うことができる。角がネジ32に当接して、ネジ32の凹部44への侵入を妨害することがないからである。
3.その他の実施形態
(1)上記実施形態では、処理装置として検査装置を例に説明を行った。しかし、ネジなどの軸体を軸体保持円盤42に保持して、塗装を行うなどの処理を行う装置にも適用することができる。
(2)上記実施形態では、軸体としてネジ32を例として説明した。しかし、少なくとも頭部を有し、頭部の径よりも小さい径の部分を有する軸体であれば同様に適用することができる。たとえば、釘、ピンなどにも適用することができる。
(3)上記実施形態では、図1に示すように、軸体保持円盤48の進行方向前方側に回転体48を1つ設けている。しかし、進行方向後方側に設けてもよい。また、進行方向前方側と進行方向後方側の双方に設けるようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、ネジ32の本体部32bに接するように回転体48を設けているが、ネジ32の頭部32aに接するように回転体48を設けるようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、回転体48として、金属シャフトを用いている。しかし、表面に弾力性部材(ゴムなど)を設けて摩擦力を大きくしてもよい。あるいは、金属シャフトの表面を粗面加工(スクラッチブラスト加工など)することによって摩擦力を大きくするようにしてもよい。これにより、ネジ32を押し出す力を大きくすることができる。
(6)上記実施形態では、軸体保持部として回転する軸体保持円盤42を用いている。しかしながら、リニアに移動する軸体保持部(たとえば、直線的な無限軌道)を用いてもよい。
(7)上記実施形態では、良品と不良品を回収箱に回収している。しかし、不良品を脱落させ、良品をそのまま製造工程に移送して使用するようにしてもよい。
(8)上記実施形態では、良品と判断したネジ32について、アクチュエータ90により良品回収通路94に脱落させるようにしている。しかし、アクチュエータ88を制御して不良品と判定したネジ32を不良品回収通路92に脱落させ、それ以外のネジ32は良品であるとして、強制脱落ガイド96によって脱落させるようにしてもよい。この場合、アクチュエータ90を省略しながらも、CPU100により、強制脱落ガイド96まで搬送して良品回収通路94に脱落させるかどうかを制御することができる。
(9)上記実施形態では、軸体保持円盤42の鉛直方向に凹部44を設け、その深さDを大きくして、軸体32の飛び出しを防止するようにしている。しかし、図14に示すように、深さDは軸体32の直径と同じ程度とし、凹部44を設ける方向を鉛直方向に対して角度(5度〜15度)を付けるようにしてもよい。これにより、軸体32の飛び出しを防ぐことができる。なお、この場合、カメラ80による撮像方向を、この凹部44の方向に合致するようにセットすることが好ましい。図では、進行方向46に対して、外側が前に来るように凹部44を斜めに設けているが、進行方向46に対して、内側が前に来るように凹部44を斜めに設けてもよい。
また、深さDを大きくしつつ、凹部44に角度を設けるようにしてもよい。

Claims (4)

  1. 頭部と当該頭部より小径の小径部とを有する軸体を搬送する軸体搬送部と、
    軸体搬送部の先端部から出た軸体の小径部を取り囲み、頭部を支えるための凹部が設けられ、所定方向に移動する板状の軸体保持部と、
    軸体が収納された凹部に蓋をするガイド部材と、
    少なくともこの領域はガイド部材が設けられておらず、凹部に収納された軸体を側面から撮像する撮像部と、
    を備えた軸体処理装置。
  2. 請求項1の軸体処理装置において、
    凹部に収納された軸体の小径部が、その直径の15%〜25%の長さ分だけ、軸体保持部の端部から内側に入るように、凹部が形成されていることを特徴とする軸体処理装置。
  3. 請求項1または2の軸体処理装置において、
    前記軸体保持部は回転円盤であり、その外周に凹部が設けられていることを特徴とする軸体処理装置。
  4. 頭部と当該頭部より小径の小径部とを有する軸体を処理する軸体処理方法であって、
    前記軸体を、頭部を上にして軸体保持部の凹部に保持して、所定方向に搬送し、
    軸体が収納された凹部から軸体が脱落するのを防ぐためにガイド部材を設け、
    凹部に収納された軸体を側面から撮像する撮像部においては上記ガイド部材を設けないことを特徴とする軸体処理方法。
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