JP2018034380A - 樹脂シート - Google Patents
樹脂シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018034380A JP2018034380A JP2016168254A JP2016168254A JP2018034380A JP 2018034380 A JP2018034380 A JP 2018034380A JP 2016168254 A JP2016168254 A JP 2016168254A JP 2016168254 A JP2016168254 A JP 2016168254A JP 2018034380 A JP2018034380 A JP 2018034380A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- resin sheet
- resin
- transparent resin
- thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
Description
特許文献1には、ポリスチレン系樹脂発泡シート(以下、単に発泡シートともいう)の表面に非発泡樹脂フィルムが積層されてなる積層シートが開示されている。特許文献1には、押出成形時に発泡シートの表面を冷却して高密度とし、さらに非発泡樹脂フィルムを積層することによって外観美麗な表面を形成することが開示されている。
特許文献2には、発泡層の両面に非発泡層を有する樹脂性の単板であるプレートの発明が開示されている。特許文献2には、金型ダイから大気中に押出された発泡剤を含有する溶融樹脂の両表面を冷却し、次いで、冷却プレートサイジングを行うことで発泡層の表面に非発泡層が形成されてなるプレートが製造されることが開示されている。
また特許文献2に記載されるプレートは、発泡層の表面に非発泡層が形成されているとはいえ、実施例の数値からみて、表面粗さ(10点平均粗さ)は8から15程度であって、表面平滑性の観点で充分といえるレベルではない。
以下の説明において、本発明の樹脂シートの方向に関し、特段の断りなく押出方向という場合には、樹脂シートの共押出成形時におけるシートの流れ方向を意味し、幅方向という場合には、上記押出方向と直交する方向を意味する。また本発明における発泡層に含まれる気泡に関し、気泡径という場合には、観察された状態における気泡の最も長い径を意味する。また切断面における発泡層の気泡の平均気泡径とは、上記切断面における発泡層において、形状全体が確認された気泡の最も長い径を測定し、測定個数に基づき行った算術平均により得られた値を意味する。
まず、本実施形態にかかる樹脂シート100の概要について説明する。樹脂シート100は、図1(a)に示すように、熱可塑性樹脂からなり、気泡を含む発泡層10と熱可塑性樹脂からなる透明樹脂層20とを備える。樹脂シート100は、発泡層10と透明樹脂層20とが共押出しされて積層されてなる。透明樹脂層20は、樹脂シート100の一方の表面側に位置している。
樹脂シート100の全体厚みは、500μm以上10000μm以下となるよう調整されており、共押出しに適切な厚み範囲となっている。透明樹脂層20の厚みは、50μm以上であり、これによって発泡層10に含まれる気泡の影響が透明樹脂層20の表面平滑性の妨げにならないよう配慮されている。ここでいう透明樹脂層20の厚みとは、樹脂シート100の最外層として配置される1層の透明樹脂層20の厚みを意味する。例えば、図1(a)のように、樹脂シート100の両面側に透明樹脂層20が配置される場合には、透明樹脂層20の合計の厚みは100μm以上となる。一方、発泡層10の厚みは、全体厚みと透明樹脂層20の厚みを勘案して適宜決定することができる。
尚、樹脂シート100の全体厚み、発泡層10の厚み、及び透明樹脂層の厚みの測定方法は、後述する実施例において記載する方法が参照される。
尚、上記平均気泡径の測定方法は、後述する実施例において記載する方法が参照される。
樹脂シート100の厚みは、上述のとおり500μm以上10000μm以下であり、かかる範囲において適宜調整することができる。同じ厚みであって非発泡の樹脂層からなる樹脂シートに比べて、樹脂シート100は発泡層を備えることから軽量化が図られている。樹脂シートの剛性の観点から、樹脂シート100の厚みは、1000μm以上が好ましく、2000μm以上がより好ましく、3000μm以上がさらに好ましい。一方、樹脂シートの軽量性の観点から、8000μm以下が好ましく、6000μm以下がより好ましく、4000μm以下がさらに好ましい。
上記(メタ)アクリル酸エステルの単独重合体又は共重合体としては、例えば、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリル酸プロピル、ポリメタクリル酸ブチル、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、メタクリル酸メチル−メタクリル酸エチル共重合体、メタクリル酸メチル−メタクリル酸ブチル共重合体、またはメタクリル酸メチル−アクリル酸エチル共重合体等が例示される。これらのうち、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル−メタクリル酸エチル共重合体、またはメタクリル酸メチル−アクリル酸エチル共重合体が好ましく、ポリメタクリル酸メチルがより好ましい。
また、樹脂シートの表面側に位置する透明樹脂層20に用いる樹脂としては、上記熱可塑性樹脂を適宜選択して用いることができるが、リサイクルの観点からポリスチレン樹脂が好ましく、特に直鎖ポリスチレン樹脂が好ましい。
また、本発明の樹脂シートの全光線透過率(TT)は、50%以下であることが好ましく、40%以下であることがより好ましい。一方下限は、10%以上であることが好ましく、20%以上であることがより好ましく、30%以上であることがさらに好ましい。上記全光線透過率は、JIS K7361−1:1997に従って、濁度計(例えば、日本電色工業株式会社社製Haze Meter NDH7000SP)を用いて測定することができる。上記ヘーズと上記全光線透過率を満足する樹脂シートは、一定量の光の透過性を有しつつ、背面側を透過しにくくなるためパーテーション等の用途として好適に使用することができる。
また平均気泡径が500μm以下である発泡層10は、相対的に微細な気泡を多数含むため透明樹脂層20を介して視認されることで樹脂シート100に良好な意匠性を付与し得る。なお、樹脂シート100が発泡層を複数層有する場合には、各発泡層において、平均気泡径([D])が500μm以下であることが好ましい。
気泡径500μm以下の気泡数が10個/mm2以上であれば、微細な気泡が充分に存在し、意匠性に優れる樹脂シート100とすることができることから好ましい。上記観点から、発泡層10の単位面積における気泡径500μm以下の気泡数は、20個/mm2以上であることがより好ましく、30個/mm2以上であることがさらに好ましい。
シートの平面における気泡の観察方法の詳細は、まず、観察に供される樹脂シート100の押出方向及び幅方向が縦横となるように上面から面内方向に対しマイクロスコープで100倍に拡大撮影する。得られた写真に基づいて、発泡層10の押出方向2mm、幅方向2mmの範囲内に存在する外郭の鮮明な気泡の数を計測し、計測結果を1mm2当たりの個数に単位換算することによって発泡層10における気泡数が求められる。尚、該気泡数の計測にあたっては、押出方向2mm、幅方向2mmの範囲内に一部のみが存在する気泡、即ち、該範囲内の境界線上の気泡は除外する。
気泡径500μmを上回る気泡の数の割合が上記範囲であれば、表面平滑性に優れ、意匠性にも優れた樹脂シートとすることができることから好ましい。なお、樹脂シート100が発泡層を複数層有する場合には、各発泡層において、気泡径500μmを上回る気泡の数の割合が上記範囲を満足することが好ましい。
上述する微細気泡の数X及び大気泡の数Yの測定方法は、観察に供される樹脂シート100の幅方向において、ミクロトームで切断して断面を露出させ、当該断面をマイクロスコープ(落射モード)で50倍にて拡大撮影する。得られた写真に基づいて、1層の発泡層10の厚み方向(厚み領域)かつ幅方向(6mm)の範囲内に存在する気泡の数を計数する。このとき、気泡径が500μm以下の気泡の数は微細気泡の数Xとして計測し、気泡径が500μmを上回る気泡の数は大気泡の数Yとして計測する。計測結果を1mm2当たりの個数に単位換算し、発泡層10における微細気泡の数X及び大気泡の数Yを求める。尚、上記気泡数の測定にあたっては、発泡層10の厚み方向(厚み領域)かつ幅方向(6mm)の範囲内に一部のみが存在する気泡、即ち、該範囲内の境界線上の気泡は除外する。
発泡層10の発泡倍率の測定方法は、予め発泡剤を含有していない透明樹脂層20のみのシートを作製し、非発泡透明樹脂シートの単位体積当たりの質量を確認し、標準質量とする。次いで、測定に供される所定形状の樹脂シート100(またはこれに対応する比較例)を用いて全体の坪量を測定し、上記層厚みの測定結果における透明樹脂シートの厚み及び上記標準質量から透明樹脂層20の秤量を算出する。所定形状の樹脂シート100全体の坪量、透明樹脂層20の坪量、及び標準質量から発泡層10の坪量を算出し、発泡層10の倍率を算出する。
上記物理発泡剤としては、例えば、プロパン、ノルマルブタン、イソブタン、ノルマルペンタン、イソペンタン、ノルマルヘキサン、イソヘキサン等の脂肪族炭化水素、シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素、塩化メチル、塩化エチル等の塩化炭化水素、1,1,1,2−テトラフロロエタン、1,1−ジフロロエタン等のフッ化炭化水素等の有機系物理発泡剤、窒素、二酸化炭素、空気、水等の無機系物理発泡剤が挙げられる。
上記化学発泡剤としては、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、アゾジカルボンアミド、P,P’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド、4,4’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド、P−トルエンスルホニルヒドラジド、P−トルエンスルホニルアセトンヒドラジド、ヒドラゾジカルボンアミド、炭酸ナトリウム、または炭酸水素ナトリウムなどが挙げられる。
発泡層10の発泡倍率を適度な範囲に抑え、形成される気泡の径を小径に調整されやすいことから、発泡剤は、炭酸水素ナトリウム、またはアゾジカルボジアミドを選択することが好ましい。
また、発泡剤の量は、目的とする発泡倍率に応じて適宜調整されるが、発泡層を構成する熱可塑性樹脂100質量部に対して、概ね0.5質量部以上5質量部以下である。
本発明における透明樹脂層20は、上述するとおり、厚み([T])が50μm以上であり、算術平均粗さ(Ra)が0.7μm以下であり、かつ20度鏡面光沢度が50%以上であり、平滑性に優れる。
樹脂シート100において、少なくとも一方の表面側に透明樹脂層20が位置している。図1(a)及び(b)に示すとおり樹脂シート100または樹脂シート200の両方の表面側に透明樹脂層20が位置することで、両表面における平滑性及び外観が良好な樹脂シート100とすることができることから、樹脂シート100の両表面に透明樹脂層20が形成されていることが好ましく、その場合、両表面の透明樹脂層20の厚みが50μm以上であることが好ましい。透明樹脂層20における透明性とは、光の透過度を数値化して示されるほど厳密なものではなく、光に透かしてみたときに光の透過が有意に感じられる程度を意味し、相対的に発泡層10よりも光の透過度が大きければよい。透明樹脂層20における透明とは、無色透明及び有色透明のいずれであってもよく、意匠性を高めるために透明樹脂層20を顔料、染料等の着色剤で着色することもできる。
[数1]
発泡層に含まれる気泡の平均気泡径([D])(μm)/透明樹脂層の厚み([T])(μm)≦2 (1)
発泡層10の平均気泡径に対し透明樹脂層20の厚みが適度に大きく確保されることによって、発泡層10に含まれる気泡が、透明樹脂層20の表面平滑性に有意に影響を及ぼすことを回避することが可能である。上記観点からは、D/Tの値は、1.6以下であることがより好ましく、1以下であることがさらに好ましく、0.5以下であることが特に好ましい。
次に図2を用いて、樹脂シート100の製造方法(以下、本製造方法ともいう)について説明する。図2は、本発明の樹脂シート100の製造方法を説明する説明図であり、少なくとも2台の押出機を連結した共押出装置300、Tダイ310、及び複数の引取ロール(本実施態様では第一ロール320、第二ロール330、第三ロール340)を用い、複数の樹脂材料が共押出しされて形成された溶融状態にある積層体150(以下、溶融積層体150ともいう)を、対向する2つのロールによって狭圧しながら所定方向に引き取ることによって樹脂シート100を製造している状態を示している。
本製造方法は、上記複数の押出機のそれぞれに、溶融された熱可塑性樹脂を含む樹脂材料を導入し、上記樹脂材料をさらにTダイ310に導入して積層合流させた状態でTダイ310に設けられたリップ311より吐出させた後、冷却することで、本発明の樹脂シート100を製造する。本製造方法は、上記複数の押出機の少なくとも1つに発泡剤を含む樹脂材料を導入し、かつ他の少なくとも1つに発泡剤を含まない樹脂材料を導入することで、発泡層10と非発泡層である透明樹脂層20とを積層した状態で共押出し、樹脂シート100を製造する。各押出機から押出され積層合流される樹脂材料の積層順は、上述する本発明の樹脂シートの積層構成と同様である。
各層を構成する樹脂の溶融温度(押出温度)は特に限定されず、使用される樹脂の種類によっても異なるが、良好な表面平滑性及び機械物性等のバランスに優れた樹脂シート100を得るという観点からは、押出温度は、160℃以上260℃以下の範囲であることが好ましく、170℃以上250℃以下の範囲であることがより好ましく、180℃以上240℃以下の範囲であることがさらに好ましい。
鏡面加工されたロールの表面を樹脂シートの表面に転写させる一般的な方法は、以下のとおりである。鏡面加工されたロールであって、実質的に表面において弾性を示さない一般的な金属ロールを適度な間隔をあけて対向配置する。対向配置された上記ロールが最接近する対向部に対し、押出機から樹脂材料(溶融積層体)を吐出させ、当該対向部の上流側に樹脂材料の液溜まり(所謂、バンク)を形成しつつ、下流方向に向かって溶融積層体を引取る。これによって、対向部を通過する溶融積層体の表面にロールの表面を転写し鏡面ロール転写面を形成することができる。しかしながら発泡層10を含む樹脂シート100を製造する場合、上記液溜まりを形成した状態で対向配置された第一ロール320及び第二ロール330間を通過させると、発泡層10に含まれる気泡が破泡し易く、これによって樹脂シート100の外観が劣化する恐れがある。
タッチロールは、表面の弾性変形により、溶融積層体150を、対向するキャストロールに均一に押接させ易く、ムラなく溶融積層体150を狭圧することができる。これにより、溶融積層体150の一方側の表面と、キャストロールの鏡面加工された表面と、を充分に密着させることができ、当該鏡面加工された表面を溶融積層体150の表面にムラなく転写することができる。これにより、表面平滑性に優れ光沢ムラが抑制された樹脂シート100を製造することができる。
表面の弾性変形がより大きく溶融積層体150を、対向するキャストロールに押接させ易いという観点からは、軟質タッチロールがより好ましい。一般的に、軟質タッチロールは硬質タッチロールよりも表面における冷却効率が低いが、例えば、図2に示すように、軟質タッチロールである第一ロール320よりも下流域に、冷却ロールである第三ロール340をさらに設けることによって、冷却引取り部360の冷却効率を上げることができる。第三ロール340は、図2に示すように、例えば、第二ロール330に対し適度なギャップを維持した位置に対向配置される。かかる態様では、溶融積層体150は、タッチロールである第一ロール320にて冷却ロールである第二ロール330に溶融積層体150が押し付けられるとともに冷却されながら送り出され、次いで第二ロール330と第三ロール340と間を狭圧されるとともに冷却されながら送り出され、これによって樹脂シート100が製造される。冷却ロールである第三ロール340を設けることで、溶融積層体150(樹脂シート100)の両面を効率良く冷却することができる。尚、図中の補助ロール350は、所定方向に引き取られる樹脂シート100のテンションを調製するための補助部材である。
また第三ロール340として、実質的に表面において弾性を示さない一般的な金属ロールであって、表面が鏡面加工されたロールを用いてもよい。鏡面加工された第三ロール340が、冷却ロールであることがより好ましい。第二ロール330に対向して鏡面加工された第三ロール340を配置することで第二ロール330に対向した面を鏡面転写とすることがき、溶融積層体150の両面を鏡面転写することができる。
<層厚み測定方法>
樹脂シートの全厚、最表面の透明樹脂層の厚み、中間透明樹脂層の厚み、及び発泡層の厚みは、以下のとおり測定した。樹脂シートをミクロトームで厚み方向に切断して断面を形成した。上記切断面を、マイクロスコープ(株式会社キーエンス製デジタルマイクロコープVHX−900)にて50倍の倍率に拡大撮影した。得られた写真に基づいて、厚み方向における樹脂シートの全厚、最表面の透明樹脂層の厚み、中間透明樹脂層の厚み、及び発泡層の厚みをそれぞれ無作為に10箇所測定し、それらの算術平均値を求め、全厚、最表面の透明樹脂層厚み、中間透明樹脂層厚み、及び発泡層厚みとした。なお、最表面の透明樹脂層及び発泡層が複数存在する場合には表裏に分け、それぞれについて無作為に10箇所測定した算術平均値を採用した。
<発泡層の合計厚み比率αの算出方法>
上述する層厚みの測定により得られた樹脂シートの全厚に対する発泡層の合計厚みの比率を算出し、発泡層の合計厚み比率α(%)を算出した。発泡層の合計厚みとは、樹脂シートにおいて発泡層が1層である場合には、当該発泡層の厚みであり、発泡層が複数層である場合には、各発泡層の厚みの合計を意味する。
<鏡面光沢度の測定方法>
実施例及び比較例で得られた各樹脂シートを用いてJIS Z8741:1997に準拠した方法にて入射角20度、60度、85度それぞれにおける鏡面光沢度を測定した。上記鏡面光沢度の測定には、日本電色工業株式会社製PG−IIMを使用した。
<表面平滑性の評価方法>
実施例及び比較例で得られた各樹脂シートを用いてJIS B0601:2001に準拠した方法にて最外層である透明樹脂層の表面平滑性の評価として、算術平均粗さ(Ra)及び十点平均粗さRzjis)を測定した。上記測定には、株式会社小坂研究所製SE1700αを用い、カットオフλc=0.8mmの条件で測定した。
<発泡層の発泡倍率の測定方法>
予め各実施例及び比較例における樹脂シートに設けられる透明樹脂層のみのシートを作製し、単位体積当たりの質量を確認し、標準質量とした。実施例及び比較例で得られた所定形状の樹脂シートを用いて全体の坪量を測定し、上記層厚みの測定結果における透明樹脂層の厚み及び上記標準質量から透明樹脂層の秤量を算出した。全体の坪量、透明樹脂層の坪量、及び標準質量から発泡層の坪量を算出し、発泡層の倍率を算出した。
<発泡層における平均気泡径Dの測定方法>
各樹脂シートを幅方向にミクロトームで切断して切断面を作成し、それぞれの切断面を上記マイクロスコープ(落射モード)にて50倍の倍率に拡大撮影した。得られた写真に基づき、切断面において形状全体が確認された気泡の長径を測定し、平均値を算出して平均気泡径Dとした。尚、形状全体が確認された気泡とは、形状の一部が欠落し若しくは切断されているもの、又は隣の気泡等と一体化して外形が不明確な気泡を除き、気泡の外郭全体が観察された気泡である。
<発泡層における微細気泡の個数測定方法(平面)>
各樹脂シートの押出方向及び幅方向が縦横となるように、樹脂シートの面内方向に対し略垂直上方からマイクロスコープで100倍に拡大撮影した。得られた写真に基づいて、発泡層の押出方向2mm、幅方向2mmの範囲内に存在する外郭の鮮明な気泡の数を計測した。計測結果を1mm2当たりの個数に単位換算し、発泡層における気泡数を求めた。尚、該気泡数の計測にあたっては、押出方向2mm、幅方向2mmの範囲内に一部のみが存在する気泡、即ち、該範囲内の境界線上の気泡は除外した。
<発泡層における気泡の個数測定方法(断面)>
各樹脂シートを幅方向において、ミクロトームで切断して断面を形成し、当該断面を上記マイクロスコープ(落射モード)で50倍にて拡大撮影した。得られた写真に基づいて、幅方向6mm、かつ1層の発泡層の厚み方向(厚み領域)の範囲内に存在する気泡の数を計数した。このとき長径が500μm以下の気泡の数は微細気泡の数Xとして計測し、長径が500μmを上回る気泡の数は大気泡の数Yとして計測した。計測結果を1mm2当たりの個数に単位換算し、発泡層における微細気泡の数X及び大気泡の数Yを求めた。
また、単位面積当たりにおける、微細気泡の数Xと大気泡の数Yの合計に対する大気泡の数Yの割合を算出し、併せて表1に示した。
尚、上記気泡数の測定にあたっては、幅方向6mm、かつ1層の発泡層の厚み方向(厚み領域)の範囲内に一部のみが存在する気泡、即ち、該範囲内の境界線上の気泡は除外した。
<光学物性の評価>
ヘーズ(Hz)は、樹脂シートから無作為に50mm×50mmのサイズ(厚みは樹脂シートの厚み)の試験片を3枚切り出し、JIS K7136(2000年)に従って、濁度計(日本電色工業株式会社製Haze Meter NDH7000SP)を用いて上記試験片のヘーズを測定した。得られた3つの試験片の算術平均値をヘーズ(Hz)として表1に示した。
全光線透過率(TT)は、上記と同様にして試験片を作製して、JIS K7361−1:1997に従って、濁度計(日本電色工業株式会社社製Haze Meter NDH7000SP)を用いて測定した。得られた3つの試験片の算術平均値を全光線透過率(TT)として表1に示した。
<外観評価>
樹脂シートの一方側の表面を室内灯下において1mの距離から目視により観察し以下のとおり評価した。
平滑性及び光沢性があり外観が非常に良好であった・・・・・・◎
平滑性または光沢性があり外観が良好であった・・・・・・・・○
ざらつきが見られ外観が不良であった・・・・・・・・・・・・×
<破泡評価>
樹脂シート製造中に、第一ロールおよび第二ロール間を通過する際、ならびに第二ロールおよび第三ロール間を通過する際に、破泡現象が発生していないか目視評価を行った。上記目視評価は、各ロール間を通過したシートの外観を室内灯下において目視で観察し、破泡の発生の有無を評価することで行った。
以下の条件で、一方側の面から、最表面の透明樹脂層、発泡層、中間透明樹脂層、発泡層、最表面の透明樹脂層の順に層構成されてなる3種5層の樹脂シートを作製し実施例1とした。
中間透明樹脂層用の分岐ポリスチレン樹脂(DIC株式会社製「HP−780」)を軸径65mmの単軸押出機に導入した。発泡層用の分岐ポリスチレン樹脂(DIC株式会社製「HP−780」)及び発泡剤として重曹系化学発泡剤MB(永和化成工業株式会社製ポリスレンES275)をドライブレンドしたものを軸径40mmの単軸押出機に導入した。最外層である透明樹脂層用の汎用ポリスチレン(PSジャパン株式会社製「679」)を軸径30mmの単軸押出に導入した。
上述のとおり各押出機に導入された樹脂材料を、3種5層の分配ピンを備えるマルチマニホールドダイから3種5層に積層された状態で共押出した。各押出機の吐出比率は、製造される樹脂シートにおける各層が設計厚みとなるよう適宜調整した。なお、実施例1において厚み方向に2層存在する最表面の透明樹脂層は、該分配ピンを調節することによって同じ厚みとした。また、発泡層についても同様にして2層の発泡層を同じ厚みとした。その後、図2に示す冷却引取部360と同様の構成のロールにて3種5層の溶融積層体を冷却するとともに所定方向に引き取り、樹脂シートを得た。尚、図2における第一ロール320に相当するロールとして、表面がシリコーンゴムロールで構成さえた軟質タッチロールを用い、第二ロール330および第三ロール340に相当するロールとして、表面が鏡面加工された金属ロールであって冷却機構を有する冷却ロールを用いた。冷却引取部の構成は、後述する実施例および比較例に関しても同様である。
<実施例2>
中間透明樹脂層用の樹脂を汎用ポリスチレン樹脂(PSジャパン株式会社製「680」)とし、各層の厚みを表1に示すとおり変更した以外は、実施例1と同様の樹脂シートとし、透明樹脂層、発泡層、中間透明樹脂層、発泡層、透明樹脂層の順に層構成されてなる実施例2を得た。
<実施例3>
各層の厚みを表1に示すとおり変更したこと以外は実施例1と同様の樹脂シートとし、透明樹脂層、発泡層、中間透明樹脂層、発泡層、透明樹脂層の順に層構成されてなる実施例3を得た。
<実施例4>
一方側の面から、透明樹脂層、発泡層、透明樹脂層の順に層構成されてなる2種3層の樹脂シートとし、各層の厚みを表1に示すとおり変更したこと以外は実施例1と同様に樹脂シートを作製し、実施例4とした。
<実施例5>
各層の厚みを表1に示すとおり変更したこと以外は実施例1と同様の樹脂シートとし、透明樹脂層、発泡層、中間透明樹脂層、発泡層、透明樹脂層の順に層構成されてなる実施例5を得た。
<実施例6>
各層の厚みを表1に示すとおりを変更したこと以外は、実施例4と同様の樹脂シートとし、透明樹脂層、発泡層、透明樹脂層の順に層構成されてなる実施例6を得た。
<実施例7>
各層の厚みを表1に示すとおりを変更した以外は、実施例4と同様の樹脂シートとし、透明樹脂層、発泡層、透明樹脂層の順に層構成されてなる実施例7を得た。
<実施例8>
各層の厚みを表1に示すとおりを変更した以外は、実施例4と同様の樹脂シートとし、透明樹脂層、発泡層、透明樹脂層の順に層構成されてなる実施例8を得た。
<実施例9>
各層の厚みを表1に示すとおりを変更した以外は、実施例4と同様の樹脂シートとし、透明樹脂層、発泡層、透明樹脂層の順に層構成されてなる実施例9を得た。
<比較例1>
最表面の透明樹脂層を設けずに、一方側の面から、発泡層、中間透明樹脂層、発泡層の順に層構成されてなる2種3層の樹脂シートとし、比較例1とした。
<比較例2>
最表面の透明樹脂層の厚みを表1に示すとおり変更したこと以外は、実施例1と同様に樹脂シートを作製し比較例2とした。
<比較例3>
各層の厚みを表1に示すとおりを変更したこと、及び発泡剤の使用量を3倍に増大させたこと以外は実施例1と同様に樹脂シートを作製し比較例3とした。
(1)熱可塑性樹脂からなり、気泡を含む発泡層と熱可塑性樹脂からなる透明樹脂層とが共押出により積層されてなる全体厚み500μm以上10000μm以下の樹脂シートであって、
前記透明樹脂層が樹脂シートの少なくとも一方の表面側に位置しているとともに前記透明樹脂層の厚みが50μm以上であり、
樹脂シートの押出方向と直交する垂直断面における発泡層の気泡の平均気泡径が500μm以下であり、
JIS B0601:2001に準拠して測定された前記樹脂シートの前記透明樹脂層側の表面の算術平均粗さ(Ra)が0.7μm以下であり、
JIS Z8741:1997に準拠して測定された前記樹脂シートの前記透明樹脂層側の表面の20度鏡面光沢度が50%以上であることを特徴とする樹脂シート。
(2)前記樹脂シートの前記透明樹脂層側の前記表面が、鏡面ロール転写面であることを特徴とする、上記1に記載の樹脂シート。
(3)前記樹脂シートの面内方向に対し略垂直上方から観察される前記発泡層の単位面積における気泡径500μm以下の気泡数が、10個/mm2以上である上記1または2に記載の樹脂シート。
(4)前記樹脂シートの押出方向と直交する垂直断面における発泡層の全気泡の数に対する、気泡径500μmを上回る気泡の数の割合が、1%以下である上記1から3のいずれか一項に記載の樹脂シート。
(5)前記透明樹脂層が、前記樹脂シートの両表面に位置し、それぞれの厚みが50μm以上である上記1から4のいずれか一項に記載の樹脂シート。
(6)前記発泡層を複数有し、一の発泡層と他の発泡層との間に中間透明樹脂層を有する上記1から5のいずれか一項に記載の樹脂シート。
(7)前記樹脂シートの少なくとも一方の表面に位置する前記透明樹脂層の厚みが、200μm以上である上記1から6のいずれか一項に記載の樹脂シート。
(8)前記発泡層の発泡倍率が、1倍を上回り2倍以下である上記1から7のいずれか一項に記載の樹脂シート。
(9)前記樹脂シートの前記全体厚みに対する前記発泡層の合計厚みの割合(α)が25%以上60%以下である上記1から8のいずれか一項に記載の樹脂シート。
20・・・透明樹脂層
22・・・表面
30・・・中間透明樹脂層
100、200、220・・・樹脂シート
122・・・鏡面ロール転写面
131・・・第一の発泡層
132・・・第二の発泡層
150・・・積層体
300・・・単軸押出機
310・・・Tダイ
311・・・リップ
320・・・第一ロール
330・・・第二ロール
340・・・第三ロール
350・・・補助ロール
360・・・冷却取引部
Claims (9)
- 熱可塑性樹脂からなり、気泡を含む発泡層と熱可塑性樹脂からなる透明樹脂層とが共押出により積層されてなる全体厚み500μm以上10000μm以下の樹脂シートであって、
前記透明樹脂層が樹脂シートの少なくとも一方の表面側に位置しているとともに前記透明樹脂層の厚みが50μm以上であり、
樹脂シートの押出方向と直交する垂直断面における発泡層の気泡の平均気泡径が500μm以下であり、
JIS B0601:2001に準拠して測定された前記樹脂シートの前記透明樹脂層側の表面の算術平均粗さ(Ra)が0.7μm以下であり、
JIS Z8741:1997に準拠して測定された前記樹脂シートの前記透明樹脂層側の表面の20度鏡面光沢度が50%以上であることを特徴とする樹脂シート。 - 前記樹脂シートの前記透明樹脂層側の前記表面が、鏡面ロール転写面であることを特徴とする、請求項1に記載の樹脂シート。
- 前記樹脂シートの面内方向に対し略垂直上方から観察される前記発泡層の単位面積における気泡径500μm以下の気泡数が、10個/mm2以上である請求項1または2に記載の樹脂シート。
- 前記樹脂シートの押出方向と直交する垂直断面における発泡層の全気泡の数に対する、気泡径500μmを上回る気泡の数の割合が、1%以下である請求項1から3のいずれか一項に記載の樹脂シート。
- 前記透明樹脂層が、前記樹脂シートの両表面側に位置する請求項1から4のいずれか一項に記載の樹脂シート。
- 前記発泡層を複数有し、一の発泡層と他の発泡層との間に中間透明樹脂層を有する請求項1から5のいずれか一項に記載の樹脂シート。
- 前記樹脂シートの少なくとも一方の表面側に位置する前記透明樹脂層の厚みが、200μm以上である請求項1から6のいずれか一項に記載の樹脂シート。
- 前記発泡層の発泡倍率が、1倍を上回り2倍以下である請求項1から7のいずれか一項に記載の樹脂シート。
- 前記樹脂シートの前記全体厚みに対する前記発泡層の合計厚みの割合(α)が25%以上60%以下である請求項1から8のいずれか一項に記載の樹脂シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016168254A JP6782585B2 (ja) | 2016-08-30 | 2016-08-30 | 樹脂シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016168254A JP6782585B2 (ja) | 2016-08-30 | 2016-08-30 | 樹脂シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018034380A true JP2018034380A (ja) | 2018-03-08 |
JP6782585B2 JP6782585B2 (ja) | 2020-11-11 |
Family
ID=61566898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016168254A Active JP6782585B2 (ja) | 2016-08-30 | 2016-08-30 | 樹脂シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6782585B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020006588A (ja) * | 2018-07-09 | 2020-01-16 | 株式会社ジェイエスピー | 樹脂板及び該樹脂板の製造方法 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002166510A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Sumitomo Chem Co Ltd | ポリオレフィン系樹脂発泡シート |
JP2002363504A (ja) * | 2001-06-01 | 2002-12-18 | Dainippon Ink & Chem Inc | 水性塗料組成物および塗膜の形成方法および当該塗料組成物が塗装された塗装物 |
JP2009034934A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-02-19 | Daicel Pack Systems Ltd | 容器用積層シート |
JP2009515745A (ja) * | 2005-11-18 | 2009-04-16 | ソリアント エルエルシー | 化粧塗料皮膜ラミネート |
JP2013129827A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-07-04 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | プリプレグ、積層板、多層プリント配線板、および半導体装置 |
JP2013533839A (ja) * | 2010-05-25 | 2013-08-29 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 抗微生物コーティング |
JP2013238867A (ja) * | 2008-06-09 | 2013-11-28 | Sony Corp | 光学フィルムおよびその製造方法、防眩性フィルム、光学層付偏光子、ならびに表示装置 |
-
2016
- 2016-08-30 JP JP2016168254A patent/JP6782585B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002166510A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Sumitomo Chem Co Ltd | ポリオレフィン系樹脂発泡シート |
JP2002363504A (ja) * | 2001-06-01 | 2002-12-18 | Dainippon Ink & Chem Inc | 水性塗料組成物および塗膜の形成方法および当該塗料組成物が塗装された塗装物 |
JP2009515745A (ja) * | 2005-11-18 | 2009-04-16 | ソリアント エルエルシー | 化粧塗料皮膜ラミネート |
JP2009034934A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-02-19 | Daicel Pack Systems Ltd | 容器用積層シート |
JP2013238867A (ja) * | 2008-06-09 | 2013-11-28 | Sony Corp | 光学フィルムおよびその製造方法、防眩性フィルム、光学層付偏光子、ならびに表示装置 |
JP2013533839A (ja) * | 2010-05-25 | 2013-08-29 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 抗微生物コーティング |
JP2013129827A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-07-04 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | プリプレグ、積層板、多層プリント配線板、および半導体装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020006588A (ja) * | 2018-07-09 | 2020-01-16 | 株式会社ジェイエスピー | 樹脂板及び該樹脂板の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6782585B2 (ja) | 2020-11-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20080213607A1 (en) | Antistatic multilayer sheet and production method thereof | |
JP5644049B2 (ja) | 積層フィルムおよび成形体 | |
JP5520778B2 (ja) | 押出樹脂板の製造方法 | |
JP7038702B2 (ja) | 熱可塑性樹脂多層フィルムとその製造方法および積層体 | |
JP7184543B2 (ja) | 多層フィルム | |
JP2015132691A (ja) | 樹脂積層板及びタッチパネル | |
WO2015186810A1 (ja) | 画像表示装置用シート、画像表示装置用積層体及び画像表示装置 | |
JPWO2018199213A1 (ja) | 押出樹脂板とその製造方法 | |
JP6648054B2 (ja) | タッチパネル | |
JP5143587B2 (ja) | 樹脂フィルムの製造方法 | |
JP6782585B2 (ja) | 樹脂シート | |
JP2009202382A (ja) | 樹脂フィルムの製造方法 | |
JP2012192704A (ja) | 積層板 | |
JP7216700B2 (ja) | 積層シートとその製造方法、及び保護カバー付きディスプレイ | |
KR101563104B1 (ko) | 광 반사 시트 | |
JP5734710B2 (ja) | 積層板 | |
KR20170135948A (ko) | 반사 필름, 및 이것을 구비하여 이루어지는 액정 표시 장치, 조명 장치, 장식용 물품 | |
JPWO2020149254A1 (ja) | 押出樹脂積層体及び硬化被膜付き押出樹脂積層体 | |
JP2013072010A (ja) | ポリカーボネート系樹脂フィルム | |
KR102241268B1 (ko) | 적층판 | |
JP7015221B2 (ja) | 樹脂板及び該樹脂板の製造方法 | |
EP4382558A1 (en) | Film having methacrylic acid ester-based resin as main component thereof | |
KR100912263B1 (ko) | 표면 보호 기능을 가지는 광 확산 필름 | |
JP2011069988A (ja) | 反射シート | |
JP7241088B2 (ja) | 熱可塑性樹脂多層フィルムとその製造方法および積層体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190806 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200626 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200722 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200917 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201007 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201020 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6782585 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |