JP2018032650A - レーザモジュールおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザモジュール内に接着剤によって固定されたガラス部品の接着強度のばらつきを抑制し、性能の安定した、信頼性の高いレーザモジュールおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】レーザモジュールの製造方法は、ガラス部材(即ちタブ9)にレンズ(即ち集光レンズアレイ8)が接着され、ガラス部材が、半導体レーザ素子(即ち半導体レーザアレイ5)が直接または間接的に固定された金属部材(即ちブロック3)に固定されたレーザモジュールの製造方法であって、(a)ガラス部材を純水で洗浄する工程と、(b)工程(a)の後に、ガラス部材にレンズをエポキシ系の接着剤で接着する工程と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明はレーザモジュールおよびその製造方法に関する。
従来のレーザモジュールにおいては、半導体レーザ素子の近くに、半導体レーザ素子から出射される発散光をコリメート化または集光するための小型のレンズを接着により高精度に固定していた(例えば特許文献1および特許文献2を参照)。
特許文献1においては、レーザアレイから出射した複数本のレーザビームをレンズアレイに入射させるようにしたレーザアレイユニットが記載されている。特許文献1において、レンズアレイを紫外線硬化型の接着剤でレンズホルダに接着固定することにより、固定精度を高く確保するとともに、レンズホルダと固定部材との接着部の歪を小さく抑える構成が示されている。
また、特許文献2においては、光学部品と固定部材とをエポキシ基を有する接着剤で活性エネルギーにより硬化固定した後、容器にて気密封止をする前に容器と半導体レーザにプラズマを照射することにより容器内の汚染物質を除去し、良好な特性と信頼性が得られるレーザモジュールの製造方法が示されている。
特開2006−284851号公報 特開2005−109403号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2のように、小型の光学部品を接着剤で高精度に固定する場合、被接着物の表面状態により接着の状態が大きく影響され、接着強度がばらつくという課題があった。特にレーザモジュールの場合、接着剤のアウトガスにより特性劣化があることと、組立では高温が加わる工程があることから、アウトガス発生が少なく耐熱性に優れたエポキシ系の接着剤を選定することが多い。被接着物がガラスの場合、空気中の水分とガラス中のナトリウムが反応し、表面に水酸化ナトリウム(NaOH)、炭酸ナトリウム(NaCO)、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)等のアルカリ性の物質が析出し、エポキシ系接着剤の硬化阻害を起こし、接着強度が大きくばらつくという課題があった。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、レーザモジュール内に接着剤によって固定されたガラス部品の接着強度のばらつきを抑制し、性能の安定した、信頼性の高いレーザモジュールおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るレーザモジュールの製造方法は、ガラス部材にレンズが接着され、前記ガラス部材が、半導体レーザ素子が直接または間接的に固定された金属部材に固定されたレーザモジュールの製造方法であって、(a)前記ガラス部材を純水で洗浄する工程と、(b)前記工程(a)の後に、前記ガラス部材に前記レンズをエポキシ系の接着剤で接着する工程と、を備える。
本発明に係るレーザモジュールの製造方法は、ガラス部材を純水で洗浄し、その後にガラス部材とレンズをエポキシ系の接着剤で接着する。ガラス部材を純水で洗浄することにより、ガラス部材表面に析出したアルカリ性の物質を除去することが可能である。よって、エポキシ系の接着剤が硬化する際に、アルカリ性の物質により硬化が阻害されることを防止して、強度の高い接着部を得ることが可能である。よって、信頼性の高いレーザモジュールを得ることができる。
本発明の実施形態に係るレーザモジュールの分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る集光レンズアレイとタブの斜視図である。 本発明の実施形態に係るレーザモジュールの斜視図である。 本発明の実施形態に係るレーザモジュールの斜視図である。 本発明の実施形態に係るレーザモジュールの断面図である。 本発明の実施形態に係るレーザモジュールの製造工程を示す図である。 本発明の実施形態に係る開いた状態のケースの斜視図である。 本発明の実施形態に係るタブを収納した状態のケースの斜視図である。 本発明の実施形態に係る閉じた状態のケースの斜視図である。 本発明の実施形態に係るタブを収納した状態のケースの断面斜視図である。
<構成>
図1は、本発明の実施形態に係るレーザモジュールの分解斜視図である。図2は、集光レンズアレイ8とタブ9の斜視図である。図3は、キャップ12の図示を省略したレーザモジュールの斜視図である。図4は、キャップ12を接合したレーザモジュールの斜視図である。図5は、図4の線分A−Aにおけるレーザモジュールの断面図である。
図1に示すように、レーザモジュールは、板状のステム1、2対の給電用リードピン2A,2A,2B,2B、ブロック3、サブマウント基板4、半導体レーザアレイ5、集光レンズアレイ8、タブ9、2対の金リボン7A,7A,7B、7Bを備える。
図1から図5に示すように、板状のステム1には2対の給電用リードピン2A,2A,2B,2Bが、ガラス封止により固定されている。ブロック3はステム1上にはんだ材で接合されている。ブロック3は、熱伝導性に優れた銅であり、表面にニッケルめっきと金めっきが施されている。
サブマウント基板4には半導体レーザアレイ5がはんだ材により接合されている。ブロック3の、ステム1との接合面と垂直な面にはサブマウント基板4が接合されている。サブマウント基板4は絶縁性に優れた材料であり、サブマウント基板4には電極パターンが形成されている。電極パターンには、半導体レーザアレイ5の正負いずれか一方が接続され、他方の電極は複数のワイヤ6でサブマウント基板4の別の電極パターンに接続されている。
サブマウント基板4の各電極パターンと給電用リードピン2A,2A,2B,2Bは2対の金リボン7A,7A,7B、7Bにより超音波接合されている。
ガラス製の集光レンズアレイ8は、半導体レーザアレイ5から出射された発散光を集光する。図2に示すように、集光レンズアレイ8は、ガラス製のタブ9に接着剤10により接着固定されている。集光レンズアレイ8の面8Cと、タブ9の面9Aとが接着される。接着剤10は、紫外線硬化性および熱硬化性のあるエポキシ系の接着剤である。
図2に示すように、集光レンズアレイ8は、レーザ光の入射面8Aおよび出射面8Bには、透過率を増す反射防止膜がコーティング(ARコート)されている。また、集光レンズアレイ8の面8C(タブ9との接着面)にも反射防止膜がコーティングされている。タブ9は、集光レンズアレイ8とブロック3の間の線膨張係数を有するガラスからなる。
タブ9の面9Bは、ブロック3の上面に接着剤11により固定される。接着剤11は、接着剤10と同様、紫外線硬化性および熱硬化性のあるエポキシ系の接着剤である。
図1、4に示すように、ステム1の上面に、半導体レーザアレイ5、集光レンズアレイ8などを密閉するキャップ12が取り付けられる。図5に示すように、キャップ12から光軸5Aのレーザ光が出射される。
<製造工程>
図6は、レーザモジュールの製造工程を示す図である。まず、半導体レーザアレイ5の正(もしくは負)の電極をサブマウント基板4上のパターンに、はんだ材により固定する(ステップS01)。次に、サブマウント基板4をブロック3に、はんだ材により固定する(ステップS02)。そして、半導体レーザアレイ5の負(もしくは正)の電極と、サブマウント基板4上のパターンとを、ワイヤ6により接合する(ステップS03)。そして、ブロック3をステム1に、はんだ材により接合する(ステップS04)。ここで、ステム1には、給電用リードピン2A,2A,2B,2Bがカラス封止により接合されている。次に、サブマウント基板4の各電極パターンと給電用リードピン2A,2A,2B,2Bとを、2対の金リボン7A,7A,7B、7Bにより超音波接合する(ステップS05)。
次に、タブ9の洗浄を行う(ステップS06)。タブ9の洗浄方法については後述する。そして、洗浄したタブ9を乾燥させる(ステップS07)。タブ9の洗浄した面に接着剤10を塗布する(ステップS08)。ここで、接着剤10はエポキシ系の接着剤である。そして、タブ9の面9Aと集光レンズアレイ8の面8Cとを接着剤10を介して接触させて、接着部分に紫外線を照射することにより、接着剤10を仮硬化させる(ステップS09)。さらに、150℃、2時間の熱処理を行うことにより接着剤10を熱硬化させる(ステップS10)。
次に、ステム1に接合されたブロック3に、集光レンズアレイと接着されたタブ9を接合する。まず、集光レンズアレイ8とタブ9が接着された部品は、リードピン2A,2B間に所要の電流を通電して、半導体レーザアレイ5を発光させた状態で、所定の位置に集光するように6軸の位置調整を行う(ステップS11)。そして、タブ9の面9Bに接着剤11を塗布して(ステップS12)、タブ9をブロック3の上面に接着固定する。ここで、ブロック3のタブ9との接着面は、サブマウント基板4および半導体レーザアレイ5が実装されている面と垂直な面である。
接着剤11は、まず、紫外線により仮硬化させる(ステップS13)。さらに、150℃、2時間の熱処理工程を通して熱硬化させる(ステップS14)。熱処理工程後は、接着剤11のアウトガスが放出され、各部品に付着している水分も完全に乾燥した状態になる。そして、乾燥空気中でレーザ光が出射する窓ガラスを有したFe−Ni合金からなるキャップ12をステム1に抵抗溶接により接合する(ステップS15)。これにより、キャップ12内部は乾燥かつ汚染物質がない状態で気密封止される。以上の製造工程によりレーザモジュールが組み立てられている。
上記のようにレーザモジュールの製造工程では、水分や接着剤のアウトガスを除去するために、100℃以上の熱が加わる工程(ステップS10,S14)がある。本実施形態では、接着剤10,11として、アウトガス発生が少なく耐熱性に優れたエポキシ系の接着剤を使用している。一般に、エポキシ系の接着剤はアルカリ性物質や水分が被接着物にあると硬化阻害を起こすことが知られている。
被接着物がガラスの場合、放置している状態で空気中の水分とガラス中のナトリウムが反応し、表面に水酸化ナトリウム(NaOH)、炭酸ナトリウム(NaCO)、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)等のアルカリ性の物質が析出することがある。このため、ガラス部品をエポキシ系接着剤で接着する際に硬化阻害を起こし、接着強度が著しく低くなってしまうことがある。
本実施形態では、集光レンズアレイ8のタブ9との接着面8Cには反射防止膜がコーティングされている。従って、接着面8Cに硬化阻害となる物質が析出することがない。本実施形態では、接着剤10を塗布する工程(ステップS08)の前に、タブ9の純水洗浄を行う。上述した硬化阻害物質は水溶性であるため、純水洗浄により硬化阻害物質が除去される。従って、集光レンズアレイ8とタブ9との安定した接着強度を得ることができる。
発明者らは、実験により純水による洗浄はアルコールやアセトンによる洗浄に比べ、接着強度が大きく改善することを確認した。また、分析により硬化阻害物質の減少の効果が大きいことを確認した。
また、タブ9は集光レンズアレイ8とブロック3の間の線膨張係数を有しているため、集光レンズアレイ8とブロック3の線膨張係数の差による半導体レーザアレイ5と集光レンズアレイ8の位置ずれを小さく抑えることができるとともに、集光レンズアレイ8とタブ9の間の接着剤10およびタブ9とブロック3の間の接着剤11に加わる応力も小さくでき、接着のはがれ等がない信頼性の高い接着を実現できる。
<タブの洗浄>
前述したステップS06において、タブ9をケース13に収納した状態で、純水で洗浄を行う。図7は、開いた状態のケース13の斜視図である。図8は、タブ9を置いた状態のケース13の斜視図である。図9は、タブ9を収納した状態のケース13の斜視図である。図10は、図9の線分B−Bにおける断面の斜視図である。前述したステップS06において、タブ9をケース13に収納した状態で、純水で洗浄を行う。
ケース13は、プラスチック成型品である。ケース13は、表面側部材131と裏面側部材132とを備え、表面側部材131と裏面側部材132とは、共通の回転軸13Dを介して繋がっている。
つまり、表面側部材131と裏面側部材132とが回転軸13Dの周囲を動くことにより、ケース13が開閉可能である。また、ケース13には爪13Eと係止部13Fが備わっており、爪13Eを係止部13Fに係止することにより、水圧などの外力が加わっても、ケース13が閉じた状態を維持することができる。
ケース13は複数のタブ9を収納可能である。複数のタブ9を収納した状態で、隣り合うタブ9が接触しないように、個々の収納部分の4隅にはタブ9を保持するための保持部13Cが設けられている。
ケース13の表面側部材131は、個々のタブ9の収納部分ごとに開口13Aを有している。同様に、裏面側部材132は、個々のタブ9の収納部分ごとに開口13Bを有している。タブ9を梱包ケース13に収納した状態で、開口13Aあるいは開口13Bから、タブ9の接着に供される面9Aが露出する。
以上の構成のケース13にタブ9を収納して純水で超音波洗浄を行う。タブ9の接着面には開口13A、13Bから純水が入り循環する。洗浄後に、開口13A、13Bから熱風をあてることにより、洗浄された接着面を確実に乾燥することができる。また、ケース13を用いることにより、複数のタブ9を一括して洗浄および乾燥することができる。よって、複数のタブ9を一括して処理することが可能であり、また、洗浄工程から乾燥工程に移行する際に、タブ9を別のケース等に移す必要が無いため、製造工程を効率化することが可能である。
なお、本実施例では、タブ9の全体を純水で洗浄しているが、綿棒等に純水をつけて接着面8Cのみを清掃しても同様の効果が得られる。
なお、本実施形態では半導体レーザアレイ5と集光レンズアレイ8を使用し、高出力のレーザモジュールを提供できる構成とした。本実施形態の変形例として、半導体レーザアレイ5をシングルの半導体レーザとし、集光レンズアレイ8をシングルの集光レンズとしてもよい。また、集光レンズをコリメートレンズとして、レーザモジュールからコリメート光が出射する構成としてもよい。
<効果>
本実施形態におけるレーザモジュールの製造方法は、ガラス部材(即ちタブ9)にレンズ(即ち集光レンズアレイ8)が接着され、ガラス部材が、半導体レーザ素子(即ち半導体レーザアレイ5)が直接または間接的に固定された金属部材(即ちブロック3)に固定されたレーザモジュールの製造方法であって、(a)ガラス部材を純水で洗浄する工程と、(b)工程(a)の後に、ガラス部材にレンズをエポキシ系の接着剤10で接着する工程と、を備える。
本実施形態では、まずガラス部材を純水で洗浄し、その後にガラス部材とレンズをエポキシ系の接着剤10で接着する。ガラス部材を純水で洗浄することにより、ガラス部材表面に析出したアルカリ性の物質を除去することが可能である。よって、エポキシ系の接着剤が硬化する際に、アルカリ性の物質により硬化が阻害されることを防止して、強度の高い接着部を得ることが可能である。よって、信頼性の高いレーザモジュールを得ることができる。
また、本実施形態におけるレーザモジュールの製造方法は、(c)工程(b)の後に、ガラス部材(即ちタブ9)およびレンズ(即ち集光レンズアレイ8)を、100℃以上200℃以下の温度下におく工程をさらに備える。
従って、100℃以上200℃以下の温度で熱処理を行うことにより、接着に用いたエポキシ系の接着剤からガスを放出させ、かつ、レーザモジュールの部材に付着した水分を除去することが可能である。
また、本実施形態におけるレーザモジュールの製造方法において、ガラス部材の線膨張係数は、金属部材の線膨張係数とレンズの線膨張係数との間の値である。
従って、ガラス部材(即ちタブ9)を金属部材とレンズの間の線膨張係数とすることにより、温度変化による寸法および応力変化が緩和され接着強度の劣化、レンズ位置の変化によるレーザモジュールの特性変化を抑制することができる。
また、本実施形態におけるレーザモジュールの製造方法において、工程(b)において、ガラス部材は、ガラス部材を複数収納できるケース13に収納された状態で超音波洗浄され、ケース13には、複数のガラス部材のそれぞれを収納する部分において開口13A,13Bが形成されている。
従って、ガラス部材(即ちタブ9)を複数収納した状態で洗浄および乾燥ができるため、製造効率が良くなるとともに、ガラス部材の損傷、汚れを抑制することができる。
また、本実施形態におけるレーザモジュールの製造工程は、工程(b)の前に、レンズ(即ち集光レンズアレイ8)のガラス部材との接着面8Cに反射防止膜を形成する工程をさらに備える。
従って、レンズ(即ち集光レンズアレイ8)の接着面8Cに反射防止膜をコーティングすることにより、レンズの接着面には接着剤硬化阻害物質が析出しない。よって、タブ9のみの洗浄で信頼性の高い接着固定が得られる。
本実施形態におけるレーザモジュールの製造工程において、半導体レーザ素子は、半導体レーザアレイ5であり、レンズは、集光レンズアレイ8である。
従って、半導体レーザ素子を複数の発光点を備えるマルチエミッタの半導体レーザアレイ5とすることにより、高出力のレーザモジュールを得ることができる。
また、本実施形態におけるレーザモジュールは、半導体レーザ素子(即ち半導体レーザアレイ5)と、半導体レーザ素子と直接または間接的に固定された金属部材(即ちブロック3)と、金属部材にエポキシ系の接着剤11で接着されたガラス部材(即ちタブ9)と、ガラス部材にエポキシ系の接着剤10で接着されたレンズ(即ち集光レンズアレイ8)と、を備え、ガラス部材は、レンズと接着する前に純水で洗浄されている。
従って、エポキシ系の接着剤を塗布する前に、ガラス部材を純水で洗浄することにより、接着剤の硬化を阻害するアルカリ性の物質を除去することが可能である。硬化阻害物質を除去することにより、強度の高い接着部を得ることが可能である。よって、信頼性の高いレーザモジュールを得ることができる。
<本発明の変形例>
上述した実施形態では、タブ9と集光レンズ8とを接着する前に、集光レンズ8の接着面8Cに反射防止膜を形成した。本変形例では、集光レンズアレイ8の接着面8Cに反射防止膜を形成しない代わりに、集光レンズアレイ8の接着面8Cをタブ9と同様、純水で洗浄する。純水による洗浄は、タブ9と集光レンズアレイ8とを接着する前に行う。
本変形例では、工程(b)の前に、レンズ(即ち集光レンズアレイ8)のガラス部材(即ちタブ9)との接着面(面8C)を純水で洗浄する工程をさらに備える。
従って、集光レンズアレイ8の接着面に、硬化阻害物質の析出を防止するための反射防止膜を形成しない場合であっても、集光レンズ8の接着面を純水で洗浄することにより硬化阻害物質を除去することが可能である。硬化阻害物質を除去することにより、強度の高い接着部を得ることが可能である。よって、信頼性の高いレーザモジュールを得ることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 ステム、2A,2B 給電用リードピン、3 ブロック、4 サブマウント基板、5 半導体レーザアレイ、6 ワイヤ、7A,7B 金リボン、8 集光レンズアレイ、8C 面、8A 光入射面、8B 光出射面、9 タブ、9A,9B 面、10,11 接着剤、12 キャップ、13 ケース、13A,13B 開口、13C 保持部、13D 回転軸、13E 爪、13F 係止部、131 表面側部材、132 裏面側部材。

Claims (8)

  1. ガラス部材にレンズが接着され、前記ガラス部材が、半導体レーザ素子が直接または間接的に固定された金属部材に固定されたレーザモジュールの製造方法であって、
    (a)前記ガラス部材を純水で洗浄する工程と、
    (b)前記工程(a)の後に、前記ガラス部材に前記レンズをエポキシ系の接着剤で接着する工程と、
    を備える、
    レーザモジュールの製造方法。
  2. (c)前記工程(b)の後に、前記ガラス部材および前記レンズを、100℃以上200℃以下の温度下におく工程をさらに備える、
    請求項1に記載のレーザモジュールの製造方法。
  3. 前記ガラス部材の線膨張係数は、前記金属部材の線膨張係数と前記レンズの線膨張係数との間の値である、
    請求項1または請求項2に記載のレーザモジュールの製造方法。
  4. 前記工程(a)において、前記ガラス部材は、当該ガラス部材を複数収納できるケースに収納された状態で超音波洗浄され、
    前記ケースには、複数の前記ガラス部材のそれぞれを収納する部分において開口が形成されている、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のレーザモジュールの製造方法。
  5. (d)前記工程(b)の前に、前記レンズの前記ガラス部材との接着面に反射防止膜を形成する工程をさらに備える、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のレーザモジュールの製造方法。
  6. (d)前記工程(b)の前に、前記レンズの前記ガラス部材との接着面を純水で洗浄する工程をさらに備える、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のレーザモジュールの製造方法。
  7. 前記半導体レーザ素子は、半導体レーザアレイであり、
    前記レンズは、集光レンズアレイである、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のレーザモジュールの製造方法。
  8. 半導体レーザ素子と、
    前記半導体レーザ素子と直接または間接的に固定された金属部材と、
    前記金属部材に固定されたガラス部材と、
    前記ガラス部材にエポキシ系の接着剤で接着されたレンズと、
    を備え、
    前記ガラス部材は、前記レンズと接着する前に純水で洗浄されている、
    レーザモジュール。
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