JP3438365B2 - 複合光学装置およびその製造方法 - Google Patents
複合光学装置およびその製造方法Info
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Description
その製造方法に関し、例えば、プリズムのような光学部
品が接着剤により基体上に接着される複合光学装置に適
用して好適なものである。
ーザカプラと呼ばれるものがある。図8および図9に、
例えばCDプレーヤの光ピックアップとして用いられて
いる従来のレーザカプラを示す。ここで、図8はこのレ
ーザカプラの斜視図、図9はこのレーザカプラの長手方
向に沿っての断面図である。図8および図9に示すよう
に、このレーザカプラにおいては、フォトダイオードI
C101上に、光学ガラスから成るマイクロプリズム1
02と、フォトダイオード103上に半導体レーザ10
4を載せたLOP(Laser on Photodiode)チップとが互
いに隣接してマウントされている。ここで、フォトダイ
オードIC101は、光信号検出用の一対のフォトダイ
オードPD1およびPD2のほか、信号の電流−電圧
(I−V)変換アンプおよび演算処理部(図示せず)が
IC化されたものである。また、フォトダイオード10
3は、半導体レーザ104のリア側の端面からの光出力
をモニターし、それによってフロント側の端面からの光
出力をモニターするためのものである。
2の斜面102aにはハーフミラー105が設けられ、
上面102bには全反射膜106が設けられ、底面10
2cには反射防止膜107が設けられ、LOPチップ側
の端面102dは鏡面に構成され、LOPチップと反対
側の端面102eには光吸収膜108が設けられてい
る。マイクロプリズム102の底面102cに設けられ
た反射防止膜107はさらにSiO2 膜109により覆
われている。そして、このSiO2 膜109が接着剤1
10によりフォトダイオードIC101に接着されてマ
イクロプリズム102がフォトダイオードIC101上
にマウントされている。ここで、SiO2膜109は、
接着剤110によるマイクロプリズム102の接着力を
強化するためのものである。ハーフミラー105として
は例えば真空蒸着法により形成されたアモルファスSi
膜が用いられ、全反射膜106としては例えば誘電体多
層膜が用いられ、反射防止膜107としては例えばCe
F3 膜が用いられ、光吸収膜108としては例えばCr
/CrO系多層膜が用いられる。また、接着剤110と
しては、紫外線硬化樹脂であるシリコーン樹脂系の接着
剤などが用いられる。なお、図示は省略するが、マイク
ロプリズム102の底面102cのうちLOPチップ側
の片側半分の部分における反射防止膜107の上にハー
フミラーが形成されることがある。
図10に示すように、例えばセラミックス製のフラット
パッケージ111に収められ、ウィンドウキャップによ
り封止される。
び図9に示すように、半導体レーザ104のフロント側
の端面から出射されたレーザ光Lは、マイクロプリズム
102の斜面102a上のハーフミラー105で反射さ
れて、このレーザ光Lにより信号の読み取りを行うディ
スク(図示せず)に向かう。このディスクで反射された
レーザ光Lは、ハーフミラー105を通ってマイクロプ
リズム102の斜面102aからその内部に入り、その
うち半分の光はフォトダイオードPD1に入射し、残り
の半分の光はこのフォトダイオードPD1の表面とマイ
クロプリズム102の上面102bとで順次反射されて
フォトダイオードPD2に入射する。ここで、レーザ光
Lがディスクの記録面上に焦点を結んでいるときは、前
後のフォトダイオードPD1およびPD2上のスポット
サイズは同じであるが、焦点位置が記録面からずれる
と、これらのフォトダイオードPD1およびPD2上の
スポットサイズは互いに異なってくる。そこで、これら
のフォトダイオードPD1およびPD2からの出力信号
の差を焦点位置のずれに対応させると、フォーカスエラ
ー信号を検出することができる。このフォーカスエラー
信号のゼロ点が、焦点位置がディスクの記録面に一致し
た点、つまりジャストフォーカス点に対応し、このフォ
ーカスエラー信号がゼロとなるようにフォーカスサーボ
系にフィードバックを与える。このようにして、ジャス
トフォーカス状態が維持され、ディスクの再生が支障な
く行われる。
来、次のような方法により製造されている。すなわち、
まず、図11に示すように、所定のウエーハプロセスに
よりフォトダイオードICウエーハ111を製造する。
符号111aは一つのフォトダイオードICに相当する
チップ領域を示す。
ードICウエーハ111の各チップ領域111a上に銀
ペースト(図示せず)によりLOPチップをマウントす
る。この後、所定のキュア処理を行う。
ードICウエーハ111の複数個、例えば10個のチッ
プ領域111a毎に、これらのチップ領域111aにま
たがる長さのバー状のマイクロプリズム102を紫外線
硬化樹脂であるシリコーン樹脂系の接着剤(図示せず)
を用いて仮留めする。この後、キュア処理を行う。すな
わち、紫外線照射により接着剤を硬化させる。
1の裏面を延伸シート(図示せず)に貼り付けた後、図
14に示すように、図示省略した所定のダイサー(ダイ
シング装置)によりバー状のマイクロプリズム102を
ハーフカットする。
接着剤およびフォトダイオードICウエーハ111をダ
イサーによりフルカットし、最終的に図15に示すよう
に、各チップ、すなわち各フォトダイオードICに分割
する。
プを離間させた状態で、各チップをピックアップし、図
10に示すように、パッケージングを行う。
プラの製造方法においては、フォトダイオードICウエ
ーハ111をダイサーによりフルカットする場合、バー
状のマイクロプリズム102、接着剤110およびフォ
トダイオードICウエーハ111が順次切断されるが、
この切断の際に発生する切屑によりマイクロプリズム1
02やフォトダイオードIC101の表面に汚れが付着
する。ここで、マイクロプリズム102の斜面102a
および上面102bは光入射面または光反射面であるた
め、これらの面に汚れが付着した場合には、レーザ光L
の入射や反射に悪影響が生じるおそれがある。そこで、
これを防止するために、切断中に切断部およびダイサー
のブレードに水を吹き付けて切屑を洗い流し、また、切
断終了後には水の吹き付けおよびドライエアーの吹き付
けにより汚れを除去するようにしている。
は、この接着剤110として用いられるシリコーン樹脂
などが粘着性を有することにより、上述のような洗浄方
法では落ちない汚れがマイクロプリズム102などの表
面に付着してしまうという問題があった。
に、超音波洗浄を行ったり、有機溶剤を用いて洗浄を行
ったりする方法も考えられるが、前者の方法では、フォ
トダイオードICウエーハ111などに歪が生じるおそ
れがあり、後者の方法では、有機溶剤によりシリコーン
樹脂などから成る接着剤110の溶解や膨潤が生じてし
まうため、好ましくない。
でなく、基体上にバー状の光学部品を接着剤、特に樹脂
系の接着剤により接着し、それらをダイサーなどで切断
することにより製造される複合光学装置全般に存在しう
るものであり、その解決が望まれるものである。
品、接着剤および基体の切断に伴う光学部品の表面への
汚れの付着を有効に防止することができる複合光学装置
およびその製造方法を提供することにある。
を解決すべく鋭意研究を行った結果、上述のダイサーに
よる切断に伴うマイクロプリズムなどの光学部品の表面
への汚れの付着を防止するためには、水の吹き付けなど
による洗浄だけでは不十分であり、光学部品の表面に汚
れそのものが付着しにくくなるような構造上の対策を講
じない限り、この問題を根本的に解決することは困難で
あるという結論に至った。そして、この観点からさらに
研究を進めた結果、切断前に光学部品の表面をあらかじ
め親水性物質から成る膜により覆っておき、切断時に切
断部やダイサーのブレードに水を吹き付けて洗浄を行う
ことが、光学部品の表面への汚れの付着を防止するのに
有効であることを見いだし、この発明を案出するに至っ
た。
の発明の第1の発明は、受光素子を有する基体と、基体
上に設けられた発光素子と、基体上に接着剤により接着
された、光入射面および光反射面を備えた光学部品とを
有する複合光学装置において、光学部品の光入射面にハ
ーフミラーと光学部品、接着剤および基体の切屑の付着
を防止する親水性物質から成る膜とが順次設けられ、 光
学部品の光反射面に全反射膜と光学部品、接着剤および
基体の切屑の付着を防止する親水性物質から成る膜とが
順次設けられていることを特徴とするものである。
る基体と、基体上に設けられた発光素子と、基体上に接
着剤により接着された、光入射面および光反射面を備え
た光学部品とを有し、光学部品の光入射面にハーフミラ
ーと光学部品、接着剤および基体の切屑の付着を防止す
る親水性物質から成る膜とが順次設けられ、光学部品の
光反射面に全反射膜と光学部品、接着剤および基体の切
屑の付着を防止する親水性物質から成る膜とが順次設け
られている複合光学装置の製造方法であって、光学部品
の幅の少なくとも2倍以上の長さを有し、かつ光入射面
にハーフミラーと親水性物質から成る膜とが順次設けら
れ、光反射面に全反射膜と親水性物質から成る膜とが順
次設けられているバー状の光学部品を基体上に接着剤に
より接着し、少なくとも切断部に水を供給しながらバー
状の光学部品、接着剤および基体を切断するようにした
ことを特徴とするものである。
ては、バー状の光学部品、接着剤および基体をダイサー
により切断する。このとき、典型的には、切断部および
ダイサーのブレードに水を吹き付けながらバー状の光学
部品、接着剤および基体を切断する。
おいては、好適には、光学部品の少なくとも光入射面が
親水性物質から成る膜により覆われ、典型的には、光学
部品の光入射面および光反射面が親水性物質から成る膜
により覆われる。
おいて、光学部品としては、複合光学装置の用途や機能
に応じたものが用いられる。この光学部品は、例えばプ
リズムである。
おいて、接着剤は、典型的には、紫外線硬化樹脂を用い
た接着剤であり、具体的には、例えばシリコーン樹脂系
接着剤である。
おいて、典型的には、基体は半導体基板であり、特に、
半導体レーザなどの発光素子、フォトダイオードなどの
受光素子、電子回路などが設けられた半導体基板であ
る。
おいて、親水性物質は、例えばMgF2 、CaF2 、C
aO、MgO、Al2 O3 、BeO、ZnO、Ti
O2 、SiO2 、SnO2 、Cu3 O、Na2 S、B2
O3 、CaSおよびCuOから成る群より選ばれた少な
くとも一種の物質である。
れ性は、その物質の種類によって異なるほか、膜の密度
や表面状態などによっても異なる。そして、この膜の密
度や表面状態は、その形成方法や形成条件などによって
異なる。例えば、同一の親水性物質から成る膜であって
も、この膜を真空蒸着法により形成した場合とスパッタ
リング法により形成した場合とでは、膜の密度や表面状
態は異なる。具体例を挙げると、SiO2 膜は、密度が
高く緻密な膜よりも、密度が低く粗い膜の方が水に対す
る濡れ性は良好である。実際に、このSiO2 膜は、そ
の形成条件によって、水の接触角が50°(濡れ性が非
常に良好)から90°(濡れ性が良好でない)近くまで
大きく変化する。以上のことからわかるように、親水性
物質から成る膜は、その親水性物質として可能な限り親
水性の高いものを選ぶほか、その形成方法や形成条件な
どを適切に選ぶ必要がある。
典型的な一実施形態において、複合光学装置はレーザカ
プラである。
による複合光学装置によれば、光学部品の表面の少なく
とも一部が親水性物質から成る膜により覆われているの
で、切断部などに水を吹き付けながら光学部品、接着剤
および基体をダイサーなどにより一括して切断するとき
には、この親水性物質から成る膜の表面の水に対する濡
れ性が良好であることにより、その表面に水による被膜
が容易に形成される。このため、切断時に発生する切屑
などが光学部品の表面に付着しにくい。また、光学部品
の表面に切屑などの汚れが付着した場合においても、そ
の汚れとこの親水性物質から成る膜との界面に水が入り
込みやすいことにより、この汚れは洗浄により除去され
やすい。以上により、光学部品、接着剤および基体の切
断に伴う光学部品の表面への汚れの付着を有効に防止す
ることができる。
発明による複合光学装置の製造方法によれば、光学部品
の幅の少なくとも2倍以上の長さを有し、かつその表面
の少なくとも一部が親水性物質から成る膜により覆われ
ているバー状の光学部品を基体上に接着剤により接着
し、少なくとも切断部に水を供給しながらバー状の光学
部品、接着剤および基体を切断するようにしているの
で、第1の発明による複合光学装置と同様に、親水性物
質から成る膜が設けられていることにより、その切断に
伴う光学部品の表面への汚れの付着を有効に防止するこ
とができる。
照しながら説明する。なお、実施例の全図において、同
一または対応する部分には同一の符号を付す。
プラを示す断面図である。この一実施例によるレーザカ
プラの斜視図は、図8に示すと同様である。
ーザカプラにおいては、フォトダイオードIC1上に、
例えば光学ガラスから成るマイクロプリズム2と、フォ
トダイオード3上に半導体レーザ4を載せたLOPチッ
プとが互いに隣接してマウントされている。ここで、フ
ォトダイオードIC1は、光信号検出用の一対のフォト
ダイオードのほか、信号のI−V変換アンプおよび演算
処理部(いずれも図示せず)がIC化されたものであ
る。また、フォトダイオード3は、半導体レーザ4のリ
ア側の端面からの光出力をモニターし、それによってフ
ロント側の端面からの光出力をモニターするためのもの
である。なお、フォトダイオードIC1およびフォトダ
イオード3は例えばSiチップから成り、半導体レーザ
4としては例えばGaAs/AlGaAs半導体レーザ
が用いられる。
にはハーフミラー5が設けられ、上面2bには全反射膜
6が設けられ、底面2cには反射防止膜7が設けられ、
LOPチップ側の端面2dは鏡面に構成され、LOPチ
ップと反対側の端面2eには光吸収膜8が設けられてい
る。マイクロプリズム2の底面2cに設けられた反射防
止膜7はさらにSiO2 膜9により覆われている。そし
て、このSiO2 膜9が接着剤10によりフォトダイオ
ードIC1に接着されてマイクロプリズム2がフォトダ
イオードIC1上にマウントされている。ここで、Si
O2 膜9は、接着剤10によるマイクロプリズム2の接
着力を強化するためのものである。ハーフミラー5とし
ては例えば真空蒸着法により形成されたアモルファスS
i膜が用いられ、その反射率は例えば20%である。全
反射膜6としては例えば誘電体多層膜が用いられ、反射
防止膜7としては例えばCeF3 膜が用いられ、光吸収
膜8としては例えばCr/CrO系多層膜が用いられ
る。また、接着剤10としては、紫外線硬化樹脂である
シリコーン樹脂系の接着剤が用いられる。なお、図示は
省略するが、マイクロプリズム2の底面2cのうちLO
Pチップ側の片側半分の部分における反射防止膜7の上
にハーフミラーが形成されることがある。
は、図8および図9に示す上述の従来のレーザカプラと
同様な上述の構成に加えて、マイクロプリズム2の斜面
2a上のハーフミラー5および上面2b上の全反射膜6
を覆うように親水性物質から成る膜11がそれぞれ設け
られている。ここで、この親水性物質から成る膜11と
しては、例えばMgF2 膜が用いられる。
るレーザカプラは、図10に示すと同様に、例えばセラ
ミックス製のフラットパッケージに収められ、ウィンド
ウキャップにより封止される。
は、上述の従来のレーザカプラと同様であるので、説明
を省略する。
製造方法について説明する。まず、図2に示すように、
所定のウエーハプロセスによりフォトダイオードICウ
エーハ12を製造する。符号12aは一つのフォトダイ
オードICに相当するチップ領域を示す。
ドICウエーハ12の各チップ領域12a上に例えば銀
ペースト(図示せず)によりLOPチップをマウントす
る。この後、所定のキュア処理を行う。
ドICウエーハ12の複数個、例えば10個のチップ領
域12a毎に、これらのチップ領域12aにまたがる長
さ、例えば長さ18.6mmのバー状のマイクロプリズ
ム2を紫外線硬化樹脂であるシリコーン樹脂系の接着剤
(図示せず)を用いて仮留めする。この後、キュア処理
を行う。すなわち、紫外線照射により接着剤を硬化させ
る。
クロプリズム2の斜面2aにはハーフミラー5および親
水性物質から成る膜11が設けられ、上面2bには全反
射膜6および親水性物質から成る膜11が設けられ、底
面2cには反射防止膜7およびSiO2 膜9が設けら
れ、端面2dは鏡面に構成され、端面2eには光吸収膜
8が設けられている。
の裏面を延伸シート(図示せず)に貼り付けた後、図6
に示すように、ダイサーによりバー状のマイクロプリズ
ム2をハーフカットする。
剤およびフォトダイオードICウエーハ12をダイサー
によりフルカットし、最終的に、図7に示すように、各
チップ、すなわち各フォトダイオードICに分割する。
このとき、バー状のマイクロプリズム2は、例えば10
個のマイクロプリズム2に分割される。
プを離間させた状態で、各チップをピックアップし、図
10に示すと同様に、パッケージングを行う。
2のハーフカット並びにバー状のマイクロプリズム2、
接着剤10およびフォトダイオードICウエーハ12の
フルカットを行う際には、切断部およびダイサーのブレ
ードに水を吹き付けて切屑を洗い流し、また、切断終了
後には水の吹き付けおよびドライエアーの吹き付けによ
り汚れを除去するようにする。図5に示すように、バー
状のマイクロプリズム2のうち汚れの付着が特に問題と
なる斜面2aおよび上面2bに形成された最も外側の膜
は親水性物質から成る膜11であることにより、この水
の吹き付けによる洗浄時には、この親水性物質から成る
膜11の表面に水による被膜が容易に形成され、したが
ってマイクロプリズム2の表面への切屑などの汚れの付
着は起こりにくい。また、このマイクロプリズム2の表
面に汚れが付着した場合においても、この汚れと親水性
物質から成る膜11との界面に水が入りやすいため、こ
の汚れは洗浄により除去されやすい。
イクロプリズム2の汚れが特に問題となる斜面2aおよ
び上面2bの最も外側に親水性物質から成る膜11が設
けられていることにより、マイクロプリズム2、接着剤
10およびフォトダイオードICウエーハ12の切断に
伴うマイクロプリズム2の表面への汚れの付着を有効に
防止することができる。これによって、レーザカプラの
光学特性の劣化を防止し、あるいは、レーザカプラの製
造歩留まりの向上を図ることができる。
に説明したが、この発明は、上述の実施例に限定される
ものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変
形が可能である。
明をレーザカプラに適用した場合について説明したが、
この発明は、レーザカプラ以外の各種の複合光学装置に
適用することが可能である。
ば、光学部品の光入射面にハーフミラーと光学部品、接
着剤および基体の切屑の付着を防止する親水性物質から
成る膜とが順次設けられ、光学部品の光反射面に全反射
膜と光学部品、接着剤および基体の切屑の付着を防止す
る親水性物質から成る膜とが順次設けられているので、
光学部品、接着剤および基体の切断に伴う光学部品の光
入射面および光反射面への汚れの付着を有効に防止する
ことができる。
断面図である。
方法を説明するための略線図である。
方法を説明するための略線図である。
方法を説明するための略線図である。
方法において用いられるバー状のマイクロプリズムの断
面図である。
方法を説明するための略線図である。
方法を説明するための略線図である。
れた従来のレーザカプラを示す斜視図である。
めの略線図である。
めの略線図である。
めの略線図である。
めの略線図である。
めの略線図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 受光素子を有する基体と、 上記基体上に設けられた発光素子と、 上記基体上に接着剤により接着された、光入射面および
光反射面を備えた光学部品とを有する複合光学装置にお
いて、 上記光学部品の上記光入射面にハーフミラーと上記光学
部品、上記接着剤および上記基体の切屑の付着を防止す
る親水性物質から成る膜とが順次設けられ、 上記光学部品の上記光反射面に全反射膜と上記光学部
品、上記接着剤および上記基体の切屑の付着を防止する
親水性物質から成る膜とが順次設けられている ことを特
徴とする複合光学装置。 - 【請求項2】 上記ハーフミラーはアモルファスSi膜
から成ることを特徴とする請求項1記載の複合光学装
置。 - 【請求項3】 上記光学部品はプリズムであることを特
徴とする請求項1または2記載の複合光学装置。 - 【請求項4】 上記接着剤は紫外線硬化樹脂を用いた接
着剤であることを特徴とする請求項1記載の複合光学装
置。 - 【請求項5】 上記接着剤はシリコーン樹脂系接着剤で
あることを特徴とする請求項1記載の複合光学装置。 - 【請求項6】 上記基体は半導体基板であることを特徴
とする請求項1記載の複合光学装置。 - 【請求項7】 上記親水性物質はMgF 2 、CaF 2 、
CaO、MgO、Al 2 O 3 、BeO、ZnO、TiO
2 、SiO 2 、SnO 2 、Cu 3 O、Na 2 S、B 2 O
3 、CaSおよびCuOから成る群より選ばれた少なく
とも一種の物質であることを特徴とする請求項1記載の
複合光学装置。 - 【請求項8】 上記複合光学装置はレーザカプラである
ことを特徴とする請求項3記載の複合光学装置。 - 【請求項9】 受光素子を有する基体と、 上記基体上に設けられた発光素子と、 上記基体上に接着剤により接着された、光入射面および
光反射面を備えた光学 部品とを有し、 上記光学部品の上記光入射面にハーフミラーと上記光学
部品、上記接着剤および上記基体の切屑の付着を防止す
る親水性物質から成る膜とが順次設けられ、上記光学部
品の上記光反射面に全反射膜と上記光学部品、上記接着
剤および上記基体の切屑の付着を防止する親水性物質か
ら成る膜とが順次設けられている複合光学装置の製造方
法であって、 上記光学部品の幅の少なくとも2倍以上の長さを有し、
かつ上記光入射面に上記ハーフミラーと上記親水性物質
から成る膜とが順次設けられ、上記光反射面に上記全反
射膜と上記親水性物質から成る膜とが順次設けられてい
るバー状の上記光学部品を上記基体上に上記接着剤によ
り接着し、 少なくとも切断部に水を供給しながら上記バー状の上記
光学部品、上記接着剤および上記基体を切断するように
した ことを特徴とする複合光学装置の製造方法。 - 【請求項10】 上記ハーフミラーはアモルファスSi
膜から成ることを特徴とする請求項9記載の複合光学装
置の製造方法。 - 【請求項11】 上記バー状の上記光学部品、上記接着
剤および上記基体をダイサーにより切断するようにした
ことを特徴とする請求項9記載の複合光学装置の製造方
法。 - 【請求項12】 上記切断部および上記ダイサーのブレ
ードに水を吹き付けながら上記バー状の上記光学部品、
上記接着剤および上記基体を切断するようにしたことを
特徴とする請求項11記載の複合光学装置の製造方法。 - 【請求項13】 上記光学部品はプリズムであることを
特徴とする請求項9、10、11または12記載の複合
光学装置の製造方法。 - 【請求項14】 上記接着剤は紫外線硬化樹脂を用いた
接着剤であることを特徴とする請求項9記載の複合光学
装置の製造方法。 - 【請求項15】 上記接着剤はシリコーン樹脂系接着剤
であることを特徴とする請求項9記載の複合光学装置の
製造方法。 - 【請求項16】 上記基体は半導体基板であることを特
徴とする請求項9記載の複合光学装置の製造方法。 - 【請求項17】 上記親水性物質はMgF 2 、Ca
F 2 、CaO、MgO、Al 2 O 3 、BeO、ZnO、
TiO 2 、SiO 2 、SnO 2 、Cu 3 O、Na 2 S、
B 2 O 3 、CaSおよびCuOから成る群より選ばれた
少なくとも一種の物質であることを特徴とする請求項9
記載の複合光学装置の製造方法。 - 【請求項18】 上記複合光学装置はレーザカプラであ
ることを特徴とする請求項9記載の複合光学装置の製造
方法。
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