JP2018031802A - 眼鏡レンズの製造方法、眼鏡レンズ製造システム、及び眼鏡レンズ - Google Patents

眼鏡レンズの製造方法、眼鏡レンズ製造システム、及び眼鏡レンズ Download PDF

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Abstract

【課題】眼鏡レンズにおける隠しマークを眼鏡枠内にバランスよく配置し、且つ、隠しマークが欠損または脱落する可能性を著しく軽減すること。【解決手段】眼鏡レンズの製造方法は、隠しマークMHを備える眼鏡レンズの製造方法であって、隠しマークMHの形成位置を所定位置に設定し、且つ、眼鏡レンズ製品に関する情報を示す眼鏡レンズ製品関連情報、眼鏡フレームに関する情報を示す眼鏡フレーム関連情報、装用者の処方に関する情報を示す処方関連情報及び装用者のフィッティングに関する情報を示すフィッティング関連情報から得られる少なくとも1つのパラメータに基づいて、隠しマークの形成位置の変更及び隠しマークMHの形成形態の変更うち少なくとも1つを行って、隠しマークMHを形成すること、を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、眼鏡レンズの製造方法、眼鏡レンズ製造システム、及び眼鏡レンズに関する。
累進屈折力レンズには、例えば、アライメント基準マーク、加入屈折力又はその略号、製造業社名もしくは供給者の商標名、又はそれらの略号といった情報を、容易には消えない永久的な表示として付加することが求められている(JIS T 7315)。また、単焦点レンズや多焦点レンズには、累進屈折力レンズと同様のアライメント基準マークや、製造者や供給者が品質保証の目的でマークを付加する場合がある。このようなマークは、例えば眼鏡レンズに対して直接刻印する、又はセミフィニッシュレンズの成形時に母型から転写することにより、隠しマークとして形成される。
特許文献1では、上記の隠しマークの位置が眼鏡枠の範囲内に配置されるか否かをあらかじめ判定し、この判定結果に基づいて一部の隠しマークを眼鏡枠の範囲内の所定位置に配置する技術が提案されている。
特開2006−47782号公報
本発明の第1態様に従えば、隠しマークを備える眼鏡レンズの製造方法であって、隠しマークの形成位置を所定位置に設定し、且つ、眼鏡レンズ製品に関する情報を示す眼鏡レンズ製品関連情報、眼鏡フレームに関する情報を示す眼鏡フレーム関連情報、装用者の処方に関する情報を示す処方関連情報及び装用者のフィッティングに関する情報を示すフィッティング関連情報から得られる少なくとも1つのパラメータに基づいて、隠しマークの形成位置の変更及び隠しマークの形成形態の変更うち少なくとも1つを行って、隠しマークを形成することを含む、眼鏡レンズの製造方法が提供される。
本発明の第2態様に従えば、隠しマークを備える眼鏡レンズを製造するシステムであって、隠しマークの形成位置を所定位置に設定し、且つ、眼鏡レンズ製品に関する情報を示す眼鏡レンズ製品関連情報、眼鏡フレームに関する情報を示す眼鏡フレーム関連情報、装用者の処方に関する情報を示す処方関連情報及び装用者のフィッティングに関する情報を示すフィッティング関連情報から得られる少なくとも1つのパラメータを算出し、算出したパラメータに基づいて、隠しマークの形成位置の変更及び隠しマークの形成形態の変更のうち少なくとも1つを行って、隠しマークの形成の設定が可能な設計装置と、設計装置によって設定された設定で、隠しマークを形成する隠しマーク形成装置と、を備える、眼鏡レンズ製造システムが提供される。
本発明の第3態様に従えば、眼鏡レンズのプリズム測定基準点を基準とする所定位置に設定されるアライメント基準マーク以外の複数の隠しマークを備える眼鏡レンズであって、少なくとも装用者の瞳孔間距離及び眼鏡フレームセンタ間距離から計算されたパラメータが所定値を超えるものであり、複数の隠しマークのそれぞれが、眼鏡フレームセンタ又は眼鏡フレームセンタ近傍の点を中心に再配置された、眼鏡レンズが提供される。
累進屈折力レンズの一例を示す図である。 単焦点レンズの一例を示す図である。 眼鏡レンズ製造システムを示すブロック図である。 累進屈折力レンズLA上に隠しマークMHを設定する例を示す図である。 図5に続いて、累進屈折力レンズLA上に隠しマークMHを設定する例を示す図である。 図6に続いて、累進屈折力レンズLA上に隠しマークMHを設定する例を示す図である。 実施形態に係る眼鏡レンズの製造方法の一例を示すフローチャートである。 図7に続いて、眼鏡レンズの製造方法の一例を示すフローチャートである。 図8に続いて、眼鏡レンズの製造方法の一例を示すフローチャートである。 ブロッキングを説明する図である。 レーザ加工を説明する図である。
実施形態について説明する。以下の説明において、適宜、図1などに示すXYZ直交座標系を参照する。このXYZ直交座標系は、X方向およびY方向が水平方向(横方向)であり、Z方向が鉛直方向である。例えば、X方向は、概ね鼻とこめかみを結ぶ方向であり、Y方向は額と顎を結ぶ方向である。また、各方向において、適宜、矢印の先端と同じ側を+側(例、+Z側)、矢印の先端と反対側を−側(例、−Z側)と称す。例えば、鉛直方向(Z方向)において、上方が+Z側であり、下方が−Z側である。なお、図面においては、実施形態を説明するため、一部または全部を模式的に記載するとともに、一部分を大きくまたは強調して記載する等適宜縮尺を変更して表現した部分を含む。
隠しマークのうち、例えばアライメント基準マークは、眼鏡レンズのプリズム測定基準点を通る垂直平面から等距離で、かつ、互いに34mm離れた二つのマークから構成される。アライメント基準マーク以外の隠しマークとしては、加入屈折力の情報、製造者もしくは供給者の情報以外に、素材屈折率の情報、累進帯長の情報、商品の情報、インセット量の情報を示すマークが刻印される。アライメント基準マーク以外の隠しマークは、2つのアライメント基準マークの上下近傍位置に刻印されるのが一般的である。しかしながら、装用者の瞳孔間距離(PD値)が小さく、小径フレームが選択されるような場合、アライメント基準マークを含めて鼻側隠しマークの全体又は一部がフレーム内に収まらないことがある。この場合、玉型加工後の眼鏡レンズにおいて、隠しマークの一部が欠損した状態で形成されたり、隠しマークが脱落したりしてしまう。一方、製造者もしくは供給者の情報に関する大きなデザインの隠しマークが耳側に刻印された場合、装用者のPD値が大きいと、玉型加工後、この製造者もしくは供給者情報に関する隠しマークの一部が欠損してしまう可能性があった。特許文献1に記載される技術によれば、隠しマークが眼鏡枠内に入らず、脱落してしまう問題点は解消される。しかしながら、隠しマークの位置が眼鏡枠の範囲内に配置されるか否かをあらかじめ判定するために、やや複雑な計算が必要である。さらに、本来隠しマークは眼鏡枠内の周辺部にバランスよく配置されるのが理想であるが、一部の隠しマークが眼鏡枠内の中央寄りに配置される場合がある。本発明者らは、以下に記載するように、眼鏡レンズにおける隠しマークを眼鏡枠内にバランスよく配置し、且つ、隠しマークが欠損または脱落する可能性を著しく軽減できることを知見した。
まず、眼鏡レンズのマークについて説明する。図1は、累進屈折力レンズの一例を示す図である。図1に示す累進屈折力レンズLAは、玉型加工前の眼鏡レンズ(丸玉レンズ)である。この累進屈折力レンズLAは、例えば、複数のレイアウトマークMLと、複数の隠しマークMHと、を備える。以下の説明において、適宜、レンズの両面のうち眼球側の面を内面と称し、物体側の面を外面と称する。
レイアウトマークMLは、例えば、眼鏡レンズの製品に対応してデザインされ、表面処理後、累進屈折力レンズLAの表面(通常外面)に印刷される。レイアウトマークMLは、玉型加工後に消失される。レイアウトマークMLは、例えば、水平基準線MLa、遠用アイポイントマークMLbと、遠用度数測定位置マークMLcと、近用度数測定位置マークMLdと、左右表示マークMLeとを、含む。水平基準線MLa及び遠用アイポイントマークMLbは、眼鏡レンズの枠入れを行う際のアライメントの基準となる。遠用度数測定位置マークMLcは、レンズメータ等で遠用度数を測定する位置である。近用度数測定位置マークMLdは、レンズメータ等で近用度数(加入度)を測定する位置である。左右表示マークMLeは、眼鏡レンズが右目用か左目用かを示す。なお、レイアウトマークMLは、これらのものに限定されない。例えば、レイアウトマークMLは、上記したレイアウトマークML(MLa〜MLe)のうち一部のマークを含まなくてもよいし、また、他のマークを含んでもよい。
隠しマークMHは、例えば、眼鏡レンズの種類に応じた固有の識別マークである。隠しマークMHは、例えば、眼鏡レンズの玉型加工後に消失しないように眼鏡レンズの所定位置に刻印されている。隠しマークMHは、装用者が眼鏡を装用した際の障害(例、視界の妨げ)とならないように形成される。例えば、隠しマークMHは、隠しマークMHでの透過光や反射光が見えるように眼鏡レンズを傾けると確認できる程度に、目立たないように形成される。隠しマークMHは、アライメント基準マークMHa及びMHbの他、加入度マーク、屈折率マーク、累進帯長マーク、表面処理マーク、製造者マーク、及びインセット量マークのうち少なくとも1つを含む。
アライメント基準マークMHa及びMHbは、レイアウトマークMLを印刷する場合や、枠入れ後にアライメントシートを張り合わせる場合に、アライメントの基準となる。アライメント基準マークMHa及びMHbは、眼鏡レンズのプリズム測定基準点を基準とする所定位置に設定される。アライメント基準マークMHaおよびMHbは、例えば、累進屈折力レンズのプリズム測定基準点Laを通る垂直平面から等距離で、かつ、互いに34mm離れた二つのマークから構成される。したがって、各アライメント基準マークMHa及びMHbは、プリズム測定基準点Laから左右水平方向に17mmの位置(所定位置)P1、P2に形成される。なお、プリズム測定基準点Laは、光学中心、あるいは設計中心と呼ばれることもある。プリズム測定基準点Laが眼鏡レンズLAの幾何中心Lbと一致している場合もある。
アライメント基準マークMHaおよびMHbは、例えば、セミフィニッシュレンズの成形時に母型からの転写で形成される。セミフィニッシュレンズは、外面と内面のうち、例えば外面のみが光学面として完成されたレンズであり、内面を研削、研磨することにより眼鏡レンズへ製造される。このようなセミフィニッシュレンズにおいて、アライメント基準マークMHaおよびMHbは、例えば、研削、研磨が施されない外面(成形時に光学面がほぼ確定する面)に形成される。
また、アライメント基準マークMHaおよびMHbは、セミフィニッシュレンズ成形後の加工工程の中で形成されることもある。この場合、アライメント基準マークMHaおよびMHbは、研磨加工後の中間レンズの内面に刻印されるのが一般的である。なお、中間レンズは、セミフィニッシュレンズに対して、研削、研磨加工処理されているが、表面処理加工される前の眼鏡レンズである。なお、中間レンズは、より薄いレンズを提供する等の目的で、研削工程において、楕円、その他の形状に加工される場合がある。従って、中間レンズは丸形状に限らず、楕円、その他の形状であってもよい。
次に、アライメント基準マークMHaおよびMHb以外の隠しマークMHとして形成されるマークについて説明する。アライメント基準マークMHaおよびMHb以外の隠しマークMHc〜MHfは、例えば、以下のものがある。なお、アライメント基準マークMHaおよびMHb以外の隠しマークMHc〜MHfは、以下のものに限定されず、他のマークを含んでもよい。
加入度マークは、眼鏡レンズの加入度に関する情報を示す。加入度は、遠用度数と近用度数の差を示す。屈折率マークは、眼鏡レンズの素材の屈折率に関する情報を示す。累進帯長マークは、累進屈折力レンズの累進帯長に関する情報を示す。製品マークは、製品に関する情報(例えば、製品の種類、名称を特定するための情報)を示す。製品マークは、例えば、累進屈折力レンズ製品に固有のマークであり、表面処理によって表示デザインを変化させたものもある。表面処理マークは、眼鏡レンズの表面処理に関する情報を示す。インセット量マークは、眼鏡レンズの近用度数測定位置のシフト量に関する情報を示す。インセット量マークは、近用度数測定位置が左右方向にシフトする場合、そのシフト量であるインセット量を示す。製造者マークは、眼鏡レンズの製造者もしくは供給者(顧客眼鏡店)に関する情報を示す。製造者マークは、顧客からの要望に応じて、顧客ブランドマークを刻印したものもある。
上記したアライメント基準マークMHaおよびMHb以外の隠しマークMHc〜MHfは、それぞれ、所定位置に形成される。例えば、鼻側のアライメント基準マークMHaの下方の位置P3もしくは上方の位置P5、あるいは耳側のアライメント基準マークMHbの下方の位置P4もしくは上方の位置P6のいずれかの位置に形成される。なお、隠しマークMHは、2種以上のマークが一箇所に形成される場合もあり、いずれかのマークが省略されて形成されない場合もある。アライメント基準マーク以外の隠しマークMHc〜MHfは、研磨加工後の中間レンズの内面に刻印されるのが一般的である。なお、アライメント基準マーク以外の隠しマークMHc〜MHfのうち少なくとも1つは、外面の所定位置に刻印されてもよい。なお、以下の説明において、アライメント基準マークMHaおよびMHb以外の隠しマークMHc〜MHfを製品情報マークMHPと称す。
次に、単焦点レンズのマークについて説明する。図2は、単焦点レンズの一例を示す図である。図2には、一例として、玉型加工前の眼鏡レンズ(丸玉レンズ)である単焦点レンズLBを示す。単焦点レンズLBは、例えば、複数のレイアウトマークMLと、複数の隠しマークMHと、を備える。
レイアウトマークMLは、例えば、水平基準線MLaと、左右表示マークMLeと、度数測定位置マークMLfとを、含む。水平基準線MLa及び左右表示マークMLeは、図1に示したものと同様である。度数測定位置マークMLfは、レンズメータ等で度数を測定する位置を示すマークである。なお、レイアウトマークMLは、これらのマークに限定されない。例えば、レイアウトマークMLは、上記したレイアウトマークMLのうち少なくとも一部のマークを含まなくてもよいし、また、他のマークを含んでもよい。
隠しマークMHは、アライメント基準マークMHh及びMHiを含む。アライメント基準マークMHh及びMHiは、レイアウトマークMLを形成(例、印刷)する場合に、レイアウトマークMLの位置の基準となる。アライメント基準マークMHh及びMHiは、レンズの度数測定位置Lc(又は光学中心)を通る垂直平面から等距離で、かつ、互いに34mm離れた二つのマークから構成される。したがって、各アライメント基準マークMHh及びMHiは、レンズの度数測定位置Lcから左右水平方向に17mmの位置(所定位置)P7、P8に形成される。アライメント基準マークMHh及びMHiは、レンズの成形時に母型からの転写でセミフィニッシュレンズの外面に形成される場合が一般的であるが、研磨加工後の中間レンズの内面に刻印されてもよい。
アライメント基準マーク以外に隠しマークMHとして形成されるマークは、例えば、以下のものがある。なお、隠しマークMHは、以下のものに限定されず、他のマークを含んでもよい。製造者マークは、眼鏡レンズの製造者もしくは供給者(顧客眼鏡店)に関する情報を示す。製造者マークは、顧客からの要望に応じて、顧客ブランドマークを刻印したものもある。製品マークは、製品に関する情報を示す。製品マークは、表面処理によって表示デザインを変化させたものもある。
これらのアライメント基準マークMHh及びMH以外の隠しマークMHは、例えば耳側のアライメント基準マークMHiの下方もしくは上方の位置(所定位置)P9もしくはP10の位置に形成されるが、鼻側のアライメント基準マークMHhの下方もしくは上方の位置(不図示)に形成されても良い。
アライメント基準マーク以外の隠しマークMHj及びMHkは、例えば、セミフィニッシュレンズの成形時に母型からの転写で形成される。セミフィニッシュレンズは、外面と内面とのうち、例えば外面のみが光学面として完成されたレンズであり、内面を研削、研磨することにより眼鏡レンズへ製造される。このようなセミフィニッシュレンズにおいて、アライメント基準マークMHaおよびMHbは、例えば、研削、研磨が施されない外面(成形時に光学面がほぼ確定する面)に形成される。この場合、アライメント基準マーク以外の隠しマークMHj及びMHkは、研磨加工後の中間レンズの内面に刻印されるのが一般的である。なお、アライメント基準マーク以外の隠しマークを以降、累進屈折力レンズの場合と同様、製品情報マークと称す。
次に、実施形態に係る眼鏡レンズ製造システムについて説明する。図3は、実施形態に係る眼鏡レンズ製造システム100を示すブロック図である。眼鏡レンズ製造システム100は、隠しマークMHが形成された眼鏡レンズ(丸玉レンズ)LA、又は眼鏡レンズ(玉型レンズ)LC(後に図5に示す)を製造する。ここでは、セミフィニッシュレンズの内面を研削・研磨することにより製造される累進屈折力レンズの製造システムについて説明する。
眼鏡レンズ製造システム100は、例えば、発注側コンピュータ(外部入力装置)10と、管理サーバ20と、工場サーバ30と、隠しマーク設計装置40と、隠しマーク形成装置41と、を備える。発注側コンピュータ10は、例えば、発注者側に設置される。工場サーバ30、隠しマーク設計装置40、および隠しマーク形成装置41は、例えば、工場31(受注者側)に設置される。
発注側コンピュータ10、管理サーバ20、工場サーバ30及び各端末コンピュータ(40、42、44、50、60、70、80、90)は、それぞれ、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置と、主記憶装置や補助記憶装置などの記憶装置と、電子情報を送受信するための通信インターフェースとを有している。通信インターフェースは、有線方式及び無線方式のいずれであってもよい。
発注側コンピュータ10は、例えば、デスクトップ型又はノート型のパーソナルコンピュータや、タブレット型携帯端末、スマートフォンなどにより実現される。発注側コンピュータ10は、インターネットなどのネットワークNWを介して管理サーバ20に接続される。図3では、発注側コンピュータ10が1つのネットワークNWに接続された構成が示されているが、これに限定されるものではなく、複数の発注側コンピュータ10がネットワークNWに接続された構成であってもよい。なお、このネットワークNWとしては、インターネットの他に、例えば、イントラネットやLAN(Local Area Network)などの通信回線網を用いることができる。
発注側コンピュータ10は、例えば、ネットワークNWを介して、眼鏡レンズ製品関連情報、眼鏡フレーム関連情報、装用者の処方関連情報、および装用者のフィッティング関連情報を、管理サーバ20に送信する。
眼鏡レンズ製品関連情報は、眼鏡レンズ製品に関する情報を示す。例えば、眼鏡レンズ製品関連情報は、眼鏡レンズの供給元および商品名を特定するための情報、あるいはレンズ素材の屈折率を特定するための情報などを含む。なお、以下の説明において、眼鏡レンズ製品関連情報を単に「製品情報」と称す。
眼鏡フレーム関連情報は、眼鏡フレームに関する情報を示す。例えば、眼鏡フレーム関連情報は、眼鏡フレーム(フレーム)の大きさ(ボクシングサイズ)、フレームの形状に関する情報を含む。なお、以下の説明において、眼鏡フレーム関連情報を単に「フレーム情報」と称す。
装用者の処方関連情報は、装用者の処方に関する情報を示す。例えば、装用者の処方関連情報は、度数(球面度数、S度)、乱視度数(C度)、軸度(乱視軸の角度)、加入度、及びプリズム等の情報を含む。なお、装用者の処方情報は、装用者の右目及び左目のそれぞれについての情報を含む。なお、以下の説明において、装用者の処方関連情報を単に「処方情報」と称す。
装用者のフィッティング関連情報は、装用者のフィッティングに関する情報を示す。例えば、装用者のフィッティング関連情報は、装用者の瞳孔間距離(PD)に関する情報、フレームに対する装用者の天地方向(上下方向)の瞳位置(アイポイント)に関する情報を含む。なお、以下の説明において、装用者のフィッティング関連情報を単に「フィッティング情報」と称す。
発注側コンピュータ10には、表示装置12及び入力装置13が接続される。表示装置12は、発注側コンピュータ10における算出結果や、発注側コンピュータ10に格納されるアプリケーションの実行結果、入力装置13によって入力される情報、発注側コンピュータ10がネットワークNWを介して受信した情報などを表示する。表示装置12は、例えば、液晶表示ディスプレイなどが用いられる。入力装置13は、例えば、装用者の処方情報、装用者のフィッティング情報等を入力するために用いられる。入力装置13としては、例えば、キーボードやマウスが用いられる。なお、入力装置13として、例えば表示装置12上に形成されたタッチパネルが用いられてもよい。
管理サーバ20は、例えば、上記のようにネットワークNWを介して発注側コンピュータ10に接続されると共に、工場サーバ30に接続される。管理サーバ20には、例えば、発注側コンピュータ10からネットワークを介して、製品情報、フレーム情報、処方情報、およびフィッティング情報が入力される。管理サーバ20には、例えば、登録されている取引先、商品、カラー、製作範囲などの設定、および送信されてきたフレーム情報とフィッティング情報等の情報が格納される。また、管理サーバ20、眼鏡レンズを製作可能であるかの判定を行う。
工場サーバ30は、例えば、管理サーバ20から送信される情報を受信し、その情報に基づいて累進屈折力レンズLAの設計情報を生成する。工場サーバ30は、例えば、各端末コンピュータ及び各制御部と接続される。工場サーバ30には眼鏡レンズの設計データや設計プログラム、および加工データ生成プログラムなどが格納されており、工場サーバ30は、眼鏡レンズ製造の各工程において必要な情報を各端末コンピュータ及び各制御部に提供する。
隠しマーク設計装置40(以下、設計装置40と略記する)は、隠しマークMHの形成位置を所定位置に設定し、かつ、製品情報、フレーム情報、処方情報及びフィッティング情報から得られる少なくとも1つのパラメータを算出し、算出したパラメータに基づいて、隠しマークMHの形成位置の変更及び隠しマークの形成形態の変更のうち少なくとも1つを行って、隠しマークMHの設定が可能である。なお、以下の説明において、製品情報、フレーム情報、処方情報及びフィッティング情報から得られるパラメータを「特定パラメータ」と称す場合もある。
設計装置40は、例えば、累進屈折力レンズLAのもとになる研磨加工済みの中間レンズの内面に付加する隠しマークMHの設定に必要な下記情報を工場サーバ30から取得する。なお、下記情報は一例であり、これらに限定されない。
装用者の左右の目の瞳孔間距離(PD)は、発注側から送られてくるフィッティング情報の一つであり、ここでは単に瞳孔間距離もしくはPDと呼ぶ。
左右の眼鏡フレームセンタ間の距離(フレームPD、FPD)は、発注側から送られてくるフレーム情報の一つである。例えば、左右の眼鏡フレームセンタ間の距離は、発注側から送られる眼鏡フレームの大きさ(ボクシングサイズ)から計算される。例えばボクシングサイズが「50□18」で表される場合、FPD=50+18=68である。なお、FPDは、発注側から工場サーバ30等に管理サーバ20を介さずに直接的に送られることもある。
眼鏡フレームセンタと装用者の瞳位置E(アイポイント)との天地方向(上下方向)における距離(フレームアイポイント高さ、EP)は、発注側から送られてくるフィッティング情報の一つである。なお、累進屈折力レンズの場合、装用者の瞳位置Eとして装用者の遠用アイポイントFEを用い、また、単焦点レンズの場合、上記した瞳位置Eを用いる。
プリズム測定基準点と遠用アイポイントFEとの天地方向(上下方向)における距離(アイポイント高さ、EPD)は、製品情報の一つである。プリズム測定基準点と遠用アイポイントとの天地方向(上下方向)における距離は、例えば、各商品特有の値である。発注側から送られてくる製品情報により商品名が特定されると、製造者コンピュータに蓄積されている情報の中から値が特定される。EPDは、通常、2mm、3mm、あるいは4mmなどの値を有している。なお、累進屈折力レンズの場合、装用者の遠用アイポイントFEを用い、また、単焦点レンズの場合、瞳位置Eを用いる。
水平方向閾値は、特定パラメータの一つである。水平方向閾値は、あらかじめ設定されて工場サーバ30に蓄積される値であり、PDとFPDから計算されるパラメータがこの閾値を超えた場合に、隠しマークMHの形成位置及び形成形態を再設定するために用いられる。例えば、PDとFPDから計算されるパラメータは、眼鏡フレームセンタ間距離と瞳孔間距離との差である。眼鏡フレームセンタ間距離と瞳孔間距離との差は、例えば、ΔPD=FPD/2−PD/2である。例えば、PDとFPDから計算されるパラメータがΔPD=FPD/2−PD/2である場合、水平方向閾値は0mm以上5mm以下の範囲内で設定することができ、また1mm以上3mm以下の範囲内で設定することができる。なお、水平方向閾値は、製品の種類によって、あるいはフレームの大きさや形状によって設定値を変えることも可能である。また、PDとFPDから計算されるパラメータは、ΔPD=FPD/2−PD/2に限定されず、例えば、PDとFPDとの比でもよい。
垂直方向閾値は、特定パラメータの一つである。垂直方向閾値は、あらかじめ設定されて工場サーバ30に蓄積される値であり、EPとEPDから計算されるパラメータがこの閾値を超えた場合に、隠しマークMHの形成位置及び形成形態を再設定するために用いられる。EPとEPDから計算されるパラメータは、例えば、アイポイントと眼鏡フレームセンタとの上下方向における距離と、アイポイントとプリズム測定基準点との上下方向における距離と、の差(ΔEP=EP−EPD)である。例えば、EPとEPDから計算されるパラメータがΔEP=EP−EPDである場合、垂直方向閾値は、0mm以上5mm以下の範囲内で設定することができ、また1mm以上3mm以下の範囲内で設定することができる。なお、これらの閾値は製品の種類によって、あるいはフレームの大きさや形状によって設定値を変えることも可能である。また、EPとEPDから計算されるパラメータは、ΔEP=EP−EPDに限定されず、例えば、EPとEPDとの比でもよい。
水平方向シフト量は、特定パラメータの一つである。水平方向シフト量は、あらかじめ設定されて工場サーバに蓄積されており、PDとFPDから計算されるパラメータが所定の閾値を超えた場合における、隠しマークMHの水平方向のシフト量である。例えば、PDとFPDから計算されるパラメータが所定の閾値を超えた場合、水平方向シフト量の基づき、アライメント基準マークMHa及びMHb以外の隠しマークMHc〜MHfの位置を、当初設定した位置(図1に示すP3〜P6)から、プリズム測定基準点Laに対するフレームセンタの方向に水平に所定量シフトさせる。水平方向シフト量は、例えば、|ΔPD|=|FPD/2−PD/2|とすることができるが、特にこの量に限定されない。なお、水平方向シフト量は、各隠しマークMH毎に個別に設定してもよい。例えば、フレームセンタより鼻側にある隠しマーク(MHc及び/又はMHe)の水平方向シフト量を|ΔPD|+1(mm)とし、フレームセンタより耳側にある隠しマーク(MHd及び/又はMHf)の水平方向シフト量を|ΔPD|−1(mm)とすることもできる。この水平方向のシフト量は、例えば、|ΔPD|±5(mm)の範囲内とすることができ、また|ΔPD|±3(mm)の範囲内に設定することができ、フレームセンタより鼻側にある隠しマーク(MhおよびMk)と、フレームセンタより耳側にある隠しマーク(Mg、MiおよびMj)を、フレームセンタを通る垂直線に対して対称的に配置することができる。
水平方向シフトの方向は、特定パラメータの一つである。水平方向のシフトの方向は、例えば、ΔPDと上記した所定の閾値とを比較して、決定される。例えば、水平方向のシフト量は、所定の閾値が0である場合、下記のように決定される。ΔPD>0の場合、鼻側から耳側へ(図4〜6の左方向)にシフトさせる。ΔPD<0の場合、耳側から鼻側へ(図4〜6の右方向)にシフトさせる。
垂直方向シフト量は、特定パラメータの一つである。垂直方向シフト量は、あらかじめ設定されて工場サーバに蓄積されており、EPとEPDから計算されるパラメータが所定の閾値を超えた場合における、隠しマークMHの垂直方向のシフトのシフト量である。例えば、EPとEPDから計算されるパラメータが所定の閾値を超えた場合、垂直方向シフト量に基づき、アライメント基準マークMHa及びMHb以外の隠しマークMHc〜MHfの位置を、当初設定した位置(図1に示すP3〜P6)から垂直方向に所定量シフトさせる。垂直方向にシフトさせる方向は、プリズム測定基準点に対するフレームセンタの方向であり、図4では下側の方向である。この垂直方向シフト量は、例えば、|ΔEP|=|EP−EPD|とすることができるが、特にこの量に限定されない。また、垂直方向シフト量は、各隠しマーク毎に個別に設定することも可能であるが、隠しマークMkとMjは同じ垂直方向位置に、同様に隠しマークMhとMgも同じ垂直方向位置に再配置することができる。
垂直方向シフトの方向は、特定パラメータの一つである。垂直方向のシフトの方向は、例えば、ΔEPと上記した所定の閾値とを比較して、決定される。例えば、垂直方向のシフト量は、所定の閾値が0である場合、下記のように決定される。ΔEP>0の場合、下方向にシフトさせる。ΔEP<0の場合、上方向にシフトさせる。
セミフィニッシュレンズのアライメント基準マークの有無は、製品情報の一つである。セミフィニッシュレンズの外面にすでにアライメント基準マークMHa及びMHbが形成されているか否かは、通常、製品によって決められている。この情報は、例えば、工場サーバ30に蓄積されている。
アライメント基準補助マーク形成条件は、特定パラメータの一つである。玉型加工後に脱落(消失)してしまう可能性のあるいずれかのアライメント基準マークに関して、アライメント基準補助マーク(代替アライメント基準マーク)を形成する条件である。アライメント基準補助マーク形成条件は、例えば、工場サーバ30に設定されている。例えば、アライメント基準補助マーク形成は、PDとFPDから計算されるパラメータがこの閾値を超えた場合に、いずれか一方のアライメント基準マーク位置を再設定するものである。例えば、このパラメータがFPD−PDであって、FPD−PD>0の場合は鼻側のアライメント基準マークMHa、FPD−PD<0であれば耳側のアライメント基準マークMHbの形成位置及び形成形態のうち少なくとも一方を再設定する。例えば、アライメント基準マークMHa及びMHbの少なくとも一方の形成位置を再設定する場合、この再設定位置は水平方向に、|ΔPD|だけシフトさせるなど、他の隠しマークとは別に設定してもよい。また、この場合、アライメント基準マークMHa及びMHbと製品情報マークMHc〜MHfとの位置と重なる場合があり、その場合はアライメント基準補助マークのシフト量(形成位置)を変更してもよい。アライメント基準補助マークの形成形態の変更は、例えば、マークのデザインの変更を含む。マークのデザインの変更を行う場合、例えば、アライメント基準マークMHa及びMHbとは異なったデザインのマークに変更であればマークのデザインは特に制限されないが、例えば「+」などの2方向に延びたデザインとすることができる。このマークのデザインの変更に関する情報は、例えば、あらかじめ工場サーバ30に登録されている。なお、以下の説明において、アライメント基準補助マークを単に「補助マーク」と称す。なお、設計装置40は、補助マークを設定する構成を備えなくてもよい。
隠しマークMHを設計する際に、設計装置40は、例えば、隠しマークMHの初期の形成位置を所定位置P1〜P6に設定する。次に、設計装置40は、まずプリズム測定基準点LaとフレームセンタFCとの水平方向における距離(ΔPD)および垂直方向における距離(ΔEP)を計算する。ΔPDは式(ΔPD=FPD/2−PD/2)で表され、ΔEP=は式(ΔEP=EP−EPD)で表される。
続いて、設計装置40は|ΔPD|及び|ΔEP|とあらかじめ設定されたそれぞれの閾値との比較により、アライメント基準マーク以外の隠しマークの形成位置、アライメント基準マークMHa及びMHbの補助マークの形成位置を計算する。
なお、設計装置40は、上記のように隠しマークMHの設定が可能であれば、その構成は限定されず、任意の構成を採用することができる。例えば、設計装置40は、工場サーバ30に構成されてもよい。また、図3に示す設計装置40は1つであるが、設計装置40は複数でもよい。
隠しマーク形成装置41(以下、形成装置41と略記する)は、設計装置40によって設定された設定により隠しマークMHを形成する。形成装置41は、例えば、中間レンズの表面に、設計装置40によって設定された形成位置及び形成形態で、隠しマークMH(MHa〜MHf等)を形成する。形成装置41は、例えば、眼鏡レンズ(中間レンズ)の内面に対してレーザ光を照射して隠しマークMHを形成可能なレーザ加工機などが用いられる。形成装置41は、例えば、レーザ制御部42と、レーザヘッド43と、試料台制御部44と、試料台45と、を備える。レーザヘッド43は、レーザヘッド43の各種制御を行う。レーザヘッド43は、例えば、移動可能に設けられ、レーザ光を射出する。レーザヘッド43は、例えば、炭酸ガスレーザ、もしくはエキシマレーザが一般的に用いられる。レーザ制御部42は、例えば、設定された形成位置においてレーザ光の焦点が被加工レンズの表面近傍に収束するよう、レーザヘッドを制御し、隠しマークMHa〜MHfを形成する。試料台制御部44は、例えば、試料台45を制御する。試料台45は、例えば、眼鏡レンズ(中間レンズ)を保持する。また、試料台45は、例えば、保持した眼鏡レンズを任意の方向(例、上下左右方向)に移動可能である。試料台45は、レーザヘッド43による眼鏡レンズのレーザ加工の際、保持した眼鏡レンズを移動することにより、レーザヘッド43による眼鏡レンズの加工がおこなわれる。なお、形成装置41は、設計装置40による設定に基づいて隠しマークMHを形成可能であれば、任意の構成を採用することができる。
次に、累進屈折力レンズLA上に隠しマークMHを設定する場合の例を説明する。図4から図6は、累進屈折力レンズLA上に隠しマークMHを設定する例を示す図であり、フレーム領域との位置関係を示している。なお、図4から図6はいずれも、製品情報であるアイポイントとプリズム測定基準点間の距離(EPD)が2mmであること、フレーム情報であるフレームPDが68mmであること、フィッティング情報である瞳孔間距離(PD)が54mm、眼鏡枠を装用したときの眼鏡フレームセンタと瞳中心の垂直方向の距離(フレームEP)が4mmであることは共通している。なお、以下の説明では、右目用の累進屈折力レンズLAを例に挙げて説明しているが、左目用の累進屈折力レンズLAについても、左右の方向を逆に読み替えることによって同様の説明が可能である。
図4は比較例であり、受注側コンピュータ30により、所定位置P1〜P6に初期設定された隠しマークMHa〜MHfの形成位置とフレーム領域の関係を示している。隠しマークMHa〜MHfは、この初期設定された所定位置P1〜P6に形成される。通常ならば、例えば、このような初期設定に従って、眼鏡レンズの表面処理等の工程を経て眼鏡レンズが製造され、工場もしくは眼鏡店等において玉型加工が行なわれる。図4に示す累進屈折力レンズLAにおいて、玉型加工された眼鏡レンズにおける耳側の隠しマークMHd及びMHfは比較的フレームの中央よりに形成されているが、初期設定のままで加工を施すと鼻側の隠しマークMHc及びMHeの一部は欠損する。
図5は実施例であり、実施形態に係る玉型加工前の眼鏡レンズ(丸玉レンズ)LA及び玉型加工後の眼鏡レンズ(玉型レンズ)LCを示し、製品情報、フレーム情報、およびフィッティング情報すべてが図4と同一であるが、実施形態を適用して隠しマークを再配置した場合における、隠しマークの形成位置とフレーム領域の関係を示している。図5に示す眼鏡レンズ(丸玉レンズ)LA及び眼鏡レンズ(玉型レンズ)LCは、少なくとも装用者の瞳孔間距離及び眼鏡フレームセンタ間距離から計算されたパラメータが所定値を超えるものであり、アライメント基準マークMHa及びMHb以外の複数の隠しマークMHPのそれぞれが、眼鏡フレームセンタFCPを中心として、同一距離又はほぼ同一距離に配置されたものである。図5に示す例においては、|ΔPD|の閾値を3mm、|ΔEP|の閾値を1mmに、また水平方向のシフト量を|ΔPD|mm、垂直方向のシフト量を|ΔEP|にあらかじめ設定している。この場合、ΔPD=68×1/2−54×1/2=7mmであり、ΔEP=4−2=2mmであるので、製品情報マークMHP(MHc〜MHf)は、水平方向耳側寄りに7mm、垂直方向下方に2mmシフトして再設定され、それぞれ、P3A〜P6Aの位置に形成位置が変更される。アライメント基準マークMHbについては初期に設定されている位置を変えることは無いが、ΔPD>0であり、かつ|ΔPD|が閾値を超えているため、鼻側のアライメント基準マークMHaについては、|ΔPD|mm水平方向にシフトさせた位置に、補助マークMHNを「+」のデザインで設定している。この眼鏡レンズ(丸玉レンズ)LA及び眼鏡レンズ(玉型レンズ)LCは、アライメント基準マークMHaを除き、再配置された製品情報マークMHP(MHc〜MHe)はフレームセンタFCPを中心にバランスよく配置され、鼻側のマークの欠損も防いでいる。
図6も実施例であり、実施形態に係る眼鏡レンズ(丸玉レンズ)LA及び眼鏡レンズ(玉型レンズ)LCを示す。図6の例は、製品情報、フレーム情報、およびフィッティング情報すべてが図4及び図5と同一であるが、ΔPDの閾値およびΔEPの閾値をいずれも3mmに設定した場合の例である。なお、図6に示す例は、水平方向のシフト量を|ΔPD|mm、垂直方向のシフト量を|ΔEP|にあらかじめ設定している点は図5と同様である。この例では再配置された隠しマークはフレームセンタFCPより2mm上のフレームセンタFCP近傍の点を中心にバランスよく配置されている。すなわち、図6に示す眼鏡レンズ(丸玉レンズ)LA及び眼鏡レンズ(玉型レンズ)LCは、少なくとも装用者の瞳孔間距離及び眼鏡フレームセンタ間距離から計算されたパラメータが所定値を超えるものであり、アライメント基準マークMHa及びMHb以外の複数の隠しマークMHPのそれぞれが、眼鏡フレームセンタFCPの近傍の点を中心として、同一距離又はほぼ同一距離に配置されたものである。なお、フレームセンタFCP近傍の点とは、フレームセンタFCPからの距離が5mm以内の点を意味する。
次に、実施形態に係る眼鏡レンズの製造方法を眼鏡レンズ製造システム100の動作に基づいて、説明する。図7は、実施形態に係る眼鏡レンズの製造方法の一例を示すフローチャートである。図8および図9は、図7のステップS5の処理の一例を示すフローチャートである。図11は、レーザ加工を説明する図である。なお、眼鏡レンズの製造方法を説明する際、適宜、図3、図9及び図10を参照する。また、以下に説明する眼鏡レンズの製造方法は、一例であって、これに限定されるものではない。
まず、発注者は、例えば、図3に示す発注側コンピュータ10の入力装置13を操作し、製品情報、フレーム情報、処方情報およびフィッティング情報などの必要な各種情報を、発注側コンピュータ10に入力する。その後、発注者は、例えば、これら各種情報を発注側コンピュータ10から管理サーバ20へ送信するように指示する。この指示により発注側コンピュータ10は、通信インターフェースからネットワークNWを介して、各種情報を管理サーバ20に送信する。
また、管理サーバ20は、発注側コンピュータ10から各種情報が送信された後、ネットワークNWを介してこれらの情報を受信する。管理サーバ20は、登録されている取引先、商品、カラー、製作範囲などの設定、および送信されてきた製品情報とフィッティング情報などから製作可能であるかの判定を行う。製作可能と判定された場合は、納期、受注番号を発注側に回答するとともに、受注情報を記憶し、工場サーバ30に送信する。
続いて、図7に示すステップS1において、工場サーバ30は得られた受信情報を蓄積するとともに、製品情報、および処方情報から使用するセミフィニッシュレンズを選択する。さらに、工場サーバ30は、カーブジェネレーション加工(以下、CG加工と略記する)、研磨により形成する内面の面形状データを計算するとともに、各工程に必要なデータを各工程の専用端末コンピュータに送る。
続いて、ステップS2において、内面のCG加工のため、ステップS1で選択されたセミフィニッシュレンズにブロッキングが行なわれる。図10は、ブロッキングを示す図であり、(A)は上面図、(B)は側面図である。ブロッキングは、図10(B)に示すように、ヤトイYと呼ばれるレンズの保持体をセミフィニッシュレンズSLに接合させる工程である。ブロッキングは、例えば、光学面として完成しているセミフィニッシュレンズSLの外面(凸面)に対してあらかじめ保護フィルムを密着させておき、その上に専用の装置(図示せず)によってヤトイYとセミフィニッシュレンズSLとを、接合剤BAを介して接合させる。接合剤BAとしてはアロイと呼ばれる低融点合金が一般的に使用される。
このようにしてヤトイに接合されたセミフィニッシュレンズは、図7のステップS3においてCG加工機61に取り付けられ、内面(凹面)が、計算された面形状へ切削加工される。続いて、ステップS4において、さらに研磨装置によって内面(凹面)が研磨されることにより、所望の面形状に仕上げられる。ステップS4の研磨加工が終了した中間レンズは、次のマーキングが行われる。
ステップS5のマーキングでは、中間レンズに隠しマークの形成が行われる。以下、図8および図9を参照して、ステップS5の処理について説明する。図8に示すステップS21において、設計装置40は、隠しマーク形成加工に必要な情報を取得する。例えば、設計装置40は、アライメント基準マーク形成の要否、アライメント基準補助マーク形成の要否、ΔPDの閾値、および隠しマークの水平方向のシフト量、ΔEPの閾値、および隠しマークの垂直方向のシフト量の情報を取得する。
設計装置40は、例えば、アライメント基準マーク形成の要否について、セミフィニッシュレンズの外面(凸面)に母型からの転写により既にマークが形成されている製品に関しては、「否」と判定し、それ以外の場合は「要」と判定する。また、設計装置40は、アライメント基準補助マーク形成の要否、ΔPDの閾値、および隠しマークの水平方向のシフト量、ΔEPの閾値、および隠しマークの垂直方向のシフト量に関しては、製品ごと、あるいはフレームの大きさごと等によりあらかじめ登録されている条件を選択する。
ステップS22において、設計装置40は、ステップS4の研磨加工が終了した中間レンズについて、予め隠しマークMHa〜MHfの形成位置を所定位置に設定する。例えば、設計装置40は、アライメント基準マークMHa及びMHbの形成位置を、図4に示す所定位置P1およびP2に設定する。また、設計装置40は、製品情報マークMHPの形成位置を図4に示すP3〜P6に設定する。
続いて、ステップS23において、設計装置40は、隠しマーク再設定条件を取得する。例えば、設計装置40は、工場サーバ30からの通知を受けることにより、工場サーバ30に記憶された瞳孔間距離(PD)、フレームセンタ間距離(FPD)、フレームセンタと装用者の瞳位置(アイポイント)との天地方向(上下方向)の距離(EP)、およびアイポイント高さ(EPD)に関する情報の読み出しを行う。この動作により、工場サーバ30に記憶されたこれらの各種情報が設計装置40に送信され、設計装置40の記憶装置(図示せず)に記憶される。
続いて、ステップS24において、設計装置40は、瞳孔間距離及び眼鏡フレームセンタ間距離から計算されるパラメータを計算する。例えば、設計装置40は、プリズム測定基準点LaとフレームセンタFCとの水平方向における距離(ΔPD)を計算する。例えば、ΔPDは、式(ΔPD=FPD/2−PD/2)によって算出される。
続いて、ステップS25において、設計装置40は、|ΔPD|が予め決められた水平方向閾値を超えているか否かを判定する。水平方向閾値は、0〜5mmの範囲内で設定することができ、また1〜3mmの範囲内で設定することができる。また、水平方向閾値は製品の種類によって、あるいはフレームの大きさや形状によって、設定値が変更される場合もある。
|ΔPD|が予め設定された閾値を超えたと判定された場合(ステップS25のYES)、ステップS26において、設計装置40は、隠しマークの水平方向(X方向)の再設定の水平位置を決定する。例えば、設計装置40は、上記したように、製品情報マークMHPの再設定の水平位置を、当初設定した位置(P3〜P7)から水平方向(X方向)にあらかじめ設定されたシフト量にシフトした位置に決定する。この水平方向のシフト量は、例えば、|ΔPD|±5(mm)の範囲内とすることができ、また|ΔPD|±3(mm)の範囲内に設定することができる。
ΔPDがあらかじめ設定された閾値以内であると判定された場合(ステップS25のNO)、ステップS27において、設計装置40は、隠しマークの水平方向(X方向)の位置をシフトさせないように設定する。
続いて、ステップS28において、設計装置40は、プリズム測定基準点LaとフレームセンタFCとの垂直方向における距離(ΔEP)を計算する。例えば、ΔEPは、下記のように計算される。
ΔEP=EP−EPD
続いて、ステップS29において、設計装置40は、|ΔEP|が予め決められた垂直方向閾値を超えているか否かを判定する。垂直方向閾値は、0〜5mmの範囲内で設定することができ、また1〜3mmの範囲内で設定することができる。また、水平方向閾値は製品の種類によって、あるいはフレームの大きさや形状によって設定値が変更される場合もある。
|ΔEP|があらかじめ設定された閾値を超えたと判定された場合(ステップS29のYES)、ステップS30において、設計装置40は、隠しマークMHの再設定の垂直方向の位置を決定する。例えば、設計装置40は、上記したように、製品情報マークMHPの形成位置を、当初設定した位置(P3〜P6)から垂直方向(Y方向)にあらかじめ設定されたシフト量だけシフトさせると決定する。例えば、このシフト量は、|ΔEP|に設定される。
|ΔEP|があらかじめ設定された閾値以内であると判定された場合(ステップS29のNo)、ステップS30において、設計装置40は、隠しマークの垂直方向(Y方向)の位置をシフトさせないと決定する。
続いて、ステップS32において、設計装置40は、アライメント基準マークに関して、形成の要否を判定する。例えば、設計装置40は、外面(凸面)にアライメント基準マークが刻印されている場合、アライメント基準マークの形成が不要と判定する。一方、設計装置40は、アライメント基準マークが形成されていない場合、アライメント基準マークを形成が必要であると判定する。
アライメント基準マークの形成が必要であると判定された場合(ステップS32のYES)、ステップS33において、設計装置40は、アライメント基準マークの形成位置を当初設定した所定位置に決定する。
アライメント基準マークの形成が不要であると判定された場合(ステップS32のNO)、ステップS34において、設計装置40は、アライメント基準マークを形成しないように設定する。
続いて、図9に示すステップS35において、設計装置40は、補助マークに関して、その形成の要否を判定する。補助マーク形成の要否はあらかじめ製品ごとに、もしくはフレームの大きさに応じて決められている場合があり、顧客の要望に応じて決定される場合もある。例えば、これらの情報は工場サーバ20に入力(格納)されており、設計装置40は、これらの情報に基づき、補助マークの形成の要否を判定する。
補助マークの形成が不要であると判定された場合(ステップS35のNO)、ステップS41において、設計装置40は、補助マークを形成しないように設定する。
補助マークの形成が必要であると判定された場合(ステップS35のYES)、ステップS36において、設計装置40は、ΔPDが0以上(ΔPD≧0)であるか、0未満(ΔPD<0)であるかを判定する。
ΔPDが0以上であると判定される場合(ステップS36のYES)、ステップS37において、設計装置40は、鼻側の補助マークの形成位置を設定する。例えば、鼻側の補助マークの形成位置は、鼻側のアライメント基準マークに対して、フレームセンタ方向の水平方向(−X方向)に、予め設定されたシフト量だけシフトした位置に決定する。例えば、このシフト量は、|ΔPD|±5(mm)の範囲内とすることができ、また|ΔPD|±3(mm)の範囲内に設定することができる。
ΔPDが0未満であると判定される場合(ステップS36のNO)、ステップS38において、設計装置40は、耳側の補助マークの形成位置を設定する。例えば、設計装置40は、耳側の補助マークの形成位置を設定する。例えば、耳側の補助マークの形成位置は、耳側のアライメント基準マークに対して、フレームセンタ方向の水平方向(+X方向)に、予め設定されたシフト量にシフトした位置に決定する。例えば、このシフト量は、|ΔPD|±5(mm)の範囲内とすることができ、また|ΔPD|±3(mm)の範囲内に設定することができる。
続いて、ステップS39において、設計装置40は、|ΔPD|が予め設定された水平方向閾値を超えたか否かを判定する。水平方向閾値は、0〜5mmの範囲内で設定することができ、また1〜3mmの範囲内で設定することができる。また、水平方向閾値は製品の種類によって、あるいはフレームの大きさや形状によって設定値が変更される場合もある。ステップS39における水平方向閾値と、ステップS25における水平方向閾値は通常同じに設定されるが、異なる閾値が設定されても良い。
|ΔPD|が予め設定された閾値を超えると判定された場合(ステップS39のYES)、ステップS40において、設計装置40は、補助マークの形成位置を上記した位置に仮決定する。
|ΔPD|が予め設定された閾値を超えないと判定された場合(ステップS39のNO)、ステップS41において、設計装置40は、補助マークを形成しないように設定する。
続いて、ステップS42において、設計装置40は、補助マークの再設定した形成位置とすでに再設定した製品情報マークMHPの形成位置とが重なるか否かを判定する。
補助マークの再設定した形成位置と再設定した製品情報マークMHPの形成位置とが重なると判定された場合(ステップS42のYES)、ステップS43において、設計装置40は、再設定した補助マークの水平方向の位置を再度変更する(補正する)。例えば、設計装置40は、再設定した補助マークの水平方向の位置を、2〜3mm程度水平方向にシフトさせるように補正する。
補助マークの再設定した形成位置と再設定した製品情報マークMHPの形成位置とが重ならないと判定された場合(ステップS42のNO)、ステップS44において、設計装置40は、補助マークの形成位置をステップS40で設定した仮決定位置に設定する。
続いて、ステップS45において、設計装置40は、すべての隠しマークの形成位置及び形成形態を決定する。
続いて、ステップS46において、形成装置41は、設計装置40によって決定された形成位置及び形成形態で、隠しマークMHおよび補助マークMHNを形成する。形成装置41は、例えば、図5に示すように、隠しマークMHa〜MHf、及び補助マークMHNを形成する。これにより、図5及び図6に示す実施形態に係る玉型加工前の眼鏡レンズ(丸玉レンズ)LAを得ることができる。
図11は、レーザ加工を説明する図である。形成装置41は、図11に示すように、レーザヘッド43(図3参照)と中間レンズLDとを相対的に移動させつつ、レーザヘッド43から研磨加工が終了した中間レンズLDに対してレーザ光を照射することで、中間レンズLDの表面に、隠しマークMHa〜MHf、及び補助マークMHNを形成する。レーザヘッド43(図3参照)と中間レンズLDとの相対的な移動におけるXY方向は、隠しマークおよび補助マークの形成位置、および各マークのデザインデータに基づいて制御され、Z方向は計算された中間レンズの内面の形状データにより制御される。
図7の説明に戻り、ステップS6において、中間レンズの染色のオーダーがあるものに対して中間レンズの染色が行われる。なお、中間レンズの染色のオーダーがないものについては、ステップS6を行わずにステップS7を行う。
続いて、ステップS7において、中間レンズの表面処理が行われる。ステップS7では、例えば、中間レンズにハードコート膜や反射防止膜等の各種薄膜が形成される。
続いて、ステップS8において、レイアウトマークを形成する。例えば、レイアウトマーク形成装置81(図3参照)は、眼鏡レンズ(丸玉レンズ)LAの表面にレイアウトマークMLを形成する。レイアウトマーク形成装置81は、眼鏡レンズ(丸玉レンズ)LA上に形成されたレイアウト基準マークMHa及びMHbを基準とした位置に、各レイアウトマークMLが印刷される。
続いて、ステップS9において、玉型加工機91(図3参照)により、玉型加工を行う。ステップS9において、玉型加工のオーダーがあるものは玉型加工を行う。これにより、図5に示す眼鏡フレームの形状に対応した眼鏡レンズ(玉型レンズ)LCが製造される。玉型加工のオーダーがないものは、玉型加工を行わずにステップS10において出荷検査を行う。
続いて、玉型加工のオーダーがあるものは眼鏡レンズ(玉型レンズ)LCのレイアウトマークが除去され、ステップS10において、最終出荷検査(S10)が行われ、ステップS11において出荷される。玉型加工のオーダーがないものは、レイアウトマークML印刷後、最終出荷検査が行われ、丸玉でレイアウトマークが印刷された状態の眼鏡レンズ(丸玉レンズ)LAで出荷される。
以上のように、本実施形態の眼鏡レンズの製造方法及び眼鏡レンズの製造システム100は、眼鏡レンズにおける隠しマークを眼鏡枠内にバランスよく配置し、且つ、隠しマークが欠損または脱落する可能性を著しく軽減できる。また、本実施形態の眼鏡レンズ及び中間レンズは、眼鏡レンズにおける隠しマークを眼鏡枠内にバランスよく配置され、且つ、隠しマークが欠損または脱落する可能性が著しく軽減されたものである。
なお、本発明の技術範囲は、上記の実施形態あるいは変形例に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態あるいは変形例で説明した要件の1つ以上は、省略されることがある。また、上記の実施形態あるいは変形例で説明した要件は、適宜組み合わせることができる。また、法令で許容される限りにおいて、上述の実施形態などで引用した全ての文献の開示を援用して本文の記載の一部とする。
例えば、研削研磨後の中間レンズは、より薄いレンズを提供する等の目的で、研削工程において、楕円、その他の形状に加工される場合がある。従って、玉型加工前の眼鏡レンズ(丸玉レンズ)は丸形状に限らず、楕円、その他の形状であっても良い。
例えば、上述の実施形態では、設計装置40は、製品情報、フレーム情報、処方情報及びフィッティング情報から得られる複数のパラメータを算出し、算出したパラメータに基づいて、隠しマークMHの形成位置の変更及び隠しマークの形成形態の変更のうち少なくとも1つを行って、隠しマークMHの設定をする例を示したが、このパラメータは1つでもよい。例えば、このパラメータは、装用者の瞳孔間距離PD及び眼鏡フレームセンタ間距離FPDから計算される1つのパラメータ(例、ΔPD=FPD/2−PD/2、あるいはPDとFPDとの比)でもよいし、また、装用者のアイポイントE、眼鏡フレームセンタ、及びプリズム測定基準点Laから計算される1つのパラメータ(例、ΔEP=EP−EPD、あるいはEPとEPDの比)でもよい。
また、例えば、設計装置40は、製品情報、フレーム情報、処方情報及びフィッティング情報から得られるパラメータを算出する例を示したが、設計装置40は、製品情報、フレーム情報及びフィッティング情報から少なくとも1つの上記パラメータを算出するものでもよい。例えば、設計装置40は、製品情報であるプリズム測定基準点La、フィッティング情報である装用者の瞳位置(アイポイント)E、フレーム情報である眼鏡フレームセンタに関する情報から、装用者のアイポイントE、眼鏡フレームセンタ、及びプリズム測定基準点Laから計算される1つのパラメータを算出するものでもよい。
また、例えば、設計装置40は、フレーム情報及びフィッティング情報から得られる少なくとも1つの上記パラメータを算出するものでもよい。例えば、設計装置40は、フィッティング情報である瞳孔間距離PD及び眼鏡フレーム情報である眼鏡フレームセンタ間距離FPDから計算される1つのパラメータ(例、ΔPD=FPD/2−PD/2、あるいはPDとFPDとの比)を算出するものでもよい。
40…隠しマーク設計装置(設計装置)、41…隠しマーク形成装置(形成装置)、100…眼鏡レンズ製造システム、MH、MHa、MHb、MHc、MHd、MHe、MHf、MHg、MHh、MHi、MHP、MHN…隠しマーク、MHa、MHb、MHh、MHi…アライメント基準マーク

Claims (16)

  1. 隠しマークを備える眼鏡レンズの製造方法であって、
    前記隠しマークの形成位置を所定位置に設定し、且つ、眼鏡レンズ製品に関する情報を示す眼鏡レンズ製品関連情報、眼鏡フレームに関する情報を示す眼鏡フレーム関連情報、及び装用者のフィッティングに関する情報を示すフィッティング関連情報から得られる少なくとも1つのパラメータに基づいて、前記隠しマークの形成位置の変更及び前記隠しマークの形成形態の変更うち少なくとも1つを行って、前記隠しマークを形成することを含む、眼鏡レンズの製造方法。
  2. 前記隠しマークは、前記眼鏡レンズのプリズム測定基準点を基準とする所定位置に設定されるアライメント基準マーク、前記眼鏡レンズの加入度に関する情報を示す加入度マーク、前記眼鏡レンズの屈折率に関する情報を示す屈折率マーク、前記眼鏡レンズの累進帯長に関する情報を示す累進帯長マーク、前記眼鏡レンズの表面処理に関する情報を示す表面処理マーク、前記眼鏡レンズの製造者に関する情報を示す製造者マーク、及び前記眼鏡レンズの近用度数測定位置のシフト量に関する情報を示すインセット量マークのうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の眼鏡レンズの製造方法。
  3. 前記パラメータは、装用者の瞳孔間距離及び眼鏡フレームセンタ間距離から計算されるパラメータを含む、請求項1又は請求項2に記載の眼鏡レンズの製造方法。
  4. 前記パラメータは、前記眼鏡フレームセンタ間距離と前記瞳孔間距離との差である、請求項3に記載の眼鏡レンズの製造方法。
  5. 前記パラメータは、装用者のアイポイント、眼鏡フレームセンタ、及びプリズム測定基準点から計算されるパラメータを含む、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の眼鏡レンズの製造方法。
  6. 前記パラメータは、前記アイポイントと前記眼鏡フレームセンタとの上下方向における距離と、前記アイポイントと前記プリズム測定基準点との上下方向における距離と、の差である、請求項5に記載の眼鏡レンズの製造方法。
  7. 前記隠しマークの形成位置の変更は、前記隠しマークの形成位置を耳側又は鼻側へ水平方向に所定距離移動させた位置に変更することを含む、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の眼鏡レンズの製造方法。
  8. 前記隠しマークの形成位置の変更は、前記隠しマークの形成位置を上側又は下側へ上下方向に所定距離移動させた位置に変更することを含む、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の眼鏡レンズの製造方法。
  9. 前記隠しマークの形成位置の変更は、前記アライメント基準マーク以外の複数の前記隠しマークの形成位置を、同じ方向及び同じ距離に移動させた位置に変更することを含む、請求項2から請求項8のいずれか一項に記載の眼鏡レンズの製造方法。
  10. 前記隠しマークの形成位置の変更は、前記アライメント基準マークの形成位置を、耳側又は鼻側へ水平方向に所定距離移動させた位置に変更することを含む、請求項9に記載の眼鏡レンズの製造方法。
  11. 前記隠しマークの形成形態の変更は、前記隠しマークのデザインを変更することを含む、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の眼鏡レンズの製造方法。
  12. 前記アライメント基準マークの形成位置を変更する場合、
    前記アライメント基準マークの再設定位置を変更せずに形成可能なときは、前記再設定位置に前記形成形態の変更を行った代替アライメント基準マークを形成し、
    前記アライメント基準マークの再設定位置を変更せずに形成不能なときは、前記再設定位置を再度変更し、前記形成形態の変更を行った代替アライメント基準マークを形成することを含む、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の眼鏡レンズの製造方法。
  13. 隠しマークを備える眼鏡レンズを製造するシステムであって、
    前記隠しマークの形成位置を所定位置に設定し、且つ、眼鏡レンズ製品に関する情報を示す眼鏡レンズ製品関連情報、眼鏡フレームに関する情報を示す眼鏡フレーム関連情報、装用者の処方に関する情報及び装用者のフィッティングに関する情報を示すフィッティング関連情報から得られる少なくとも1つのパラメータを算出し、算出した前記パラメータに基づいて、前記隠しマークの形成位置の変更及び前記隠しマークの形成形態の変更のうち少なくとも1つを行って、前記隠しマークの形成の設定が可能な設計装置と、
    前記設計装置によって設定された前記設定で、前記隠しマークを形成する隠しマーク形成装置と、を備える、眼鏡レンズ製造システム。
  14. 前記装用者の処方に関する情報及び前記装用者のフィッティングに関する情報は、ネットワークを介して前記設計装置に入力可能である、請求項13に記載の眼鏡レンズ製造システム。
  15. 眼鏡レンズのプリズム測定基準点を基準とする所定位置に設定されるアライメント基準マーク以外の複数の隠しマークを備える眼鏡レンズであって、
    少なくとも装用者の瞳孔間距離及び眼鏡フレームセンタ間距離から計算されたパラメータが所定値を超えるものであり、前記複数の隠しマークのそれぞれが、前記眼鏡フレームセンタ近傍の点を中心に再配置された、眼鏡レンズ。
  16. 装用者のアイポイントと前記眼鏡フレームセンタとの上下方向における距離、及び前記アイポイントとプリズム測定基準点との上下方向における距離から計算されたパラメータが所定値を超えるものである、請求項15に記載の眼鏡レンズ。
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