JP2012155257A - 眼鏡製造方法、眼鏡および眼鏡製造システム - Google Patents

眼鏡製造方法、眼鏡および眼鏡製造システム Download PDF

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Abstract

【課題】光学中心が幾何中心に位置する安価な眼鏡レンズを使用しながら、光学中心と眼鏡使用者の瞳孔の位置とが一致するとともに眼鏡レンズの耳側が目立ち難くなる眼鏡を製造する。
【解決手段】眼鏡レンズの光学中心LCが眼鏡フレーム3のフレーム中心と一致するかフレーム中心より耳側に位置するように眼鏡レンズの玉型加工を行う玉型加工ステップを有する。眼鏡レンズの光学中心LCが眼鏡1の正面から見て瞳孔の位置EPと一致するように前記眼鏡フレーム3のフレーム中心間距離FPDを設定するフレーム調整ステップとを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、眼鏡フレームのフレーム中心間距離を眼鏡使用者の瞳孔間距離に対応させて変える眼鏡製造方法、眼鏡および眼鏡製造システムに関するものである。
眼鏡レンズは、一般的には正面視において円形に形成され、眼鏡フレームに取付けるときに眼鏡フレームに適合する形状(以下、この形状を玉型形状という)に加工されている。従来の眼鏡レンズの多くは、円形の幾何中心に光学中心が位置するように形成されている。
眼鏡レンズを玉型形状に加工するにあたっては、眼鏡フレームを正面から見た状態で眼鏡レンズの光学中心が眼鏡使用者の瞳孔の位置と一致するように行っている。なお、以下においては、眼鏡レンズを玉型形状に加工することを単に「玉型加工を行う」という。
従来の眼鏡フレームは、左側の玉型形状の中心と右側の玉型形状の中心との間の距離であるフレーム中心間距離が眼鏡使用者の瞳孔間距離(左眼の瞳孔と右眼の瞳孔との間の距離)より大きくなるように形成されていることが多い。
このような眼鏡フレームに眼鏡レンズを光学中心が瞳孔の位置と一致するように取付けると、眼鏡レンズの光学中心が玉型形状の中心(フレーム中心)より鼻側に偏って位置するようになる。この場合、使用可能な眼鏡レンズは、玉型形状を形成可能な最も小さいものより大きいものとなる。
玉型形状を形成可能な最も小さい眼鏡レンズを使用しながら、眼鏡レンズの光学中心と瞳孔の位置を一致させるためには、特許文献1に開示された眼鏡レンズ製造方法で実現することができる。
特許文献1に記載されている眼鏡レンズ製造方法によれば、眼鏡レンズをその光学中心が円形の幾何中心から径方向の外側に偏るように形成することができる。
国際公開 WO 2005/084885号公報
フレーム中心間距離が瞳孔間距離より長くなるように形成された従来の眼鏡フレームに光学中心が幾何中心に位置する眼鏡レンズを取付けると、眼鏡レンズの耳側の厚みが相対的に厚く形成されてしまうという問題があった。耳側の厚みが厚く形成される理由は、眼鏡レンズの光学中心が玉型形状の中心(眼鏡フレームのフレーム中心)より鼻側に位置するからである。眼鏡レンズの耳側の厚みが厚いと、眼鏡レンズが目立つようになって眼鏡の外観が損なわれてしまうし、眼鏡レンズの重量も重くなる。
このような不具合は、特許文献1に記載されている眼鏡レンズ製造方法を採ることによってある程度は解消することが可能である。しかし、特許文献1に示す眼鏡レンズ製造方法は、眼鏡レンズを眼鏡フレーム毎に形成する方法であるから、この方法では眼鏡レンズの大量生産をすることができない。このため、この眼鏡レンズ製造方法では、眼鏡レンズの製造コストが高くなってしまう。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、光学中心が幾何中心に位置する安価な眼鏡レンズを使用しながら、眼鏡の正面から見て前記光学中心と眼鏡使用者の瞳孔の位置とが一致するとともに眼鏡レンズの耳側が目立ち難くなる眼鏡を製造する眼鏡製造方法、眼鏡および眼鏡製造システムを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る眼鏡製造方法は、眼鏡レンズの光学中心が眼鏡フレームのフレーム中心と一致するか前記フレーム中心より耳側に位置するように眼鏡レンズの玉型加工を行う玉型加工ステップと、前記眼鏡レンズの光学中心が眼鏡の正面から見て瞳孔の位置と一致するように前記眼鏡フレームのフレーム中心間距離を設定するフレーム調整ステップとを有する方法である。
本発明に係る眼鏡は、眼鏡レンズの鼻側をブリッジ部によって支持しかつ前記眼鏡レンズの耳側をテンプル部によって支持する眼鏡フレームを備え、前記眼鏡レンズは、光学中心が前記眼鏡フレームのフレーム中心と一致するかフレーム中心より耳側に位置するように玉型加工が施されたものであり、前記ブリッジ部は、前記眼鏡レンズの光学中心が眼鏡の正面から見て瞳孔の位置と一致するように前記眼鏡フレームのフレーム中心間距離を変更可能に形成されているものである。
本発明は、上記発明において、前記ブリッジ部は、前記眼鏡レンズの小孔に挿入された連結用ピンを介して眼鏡レンズの鼻側を支持し、前記小孔の位置を変更することによって、フレーム中心間距離を変更するものである。
本発明は、上記発明において、前記ブリッジ部は、一方の眼鏡レンズ側から他方の眼鏡レンズ側に延びるブリッジを備え、前記ブリッジは、長さが異なるように形成された複数種類の予備形成品の中から選択されたものである。
本発明に係る眼鏡製造システムは、眼鏡の発注に必要な処理を行う発注側コンピュータを有する発注部と、前記発注側コンピュータに通信回線によって接続された製造側コンピュータを有する製造部とを備え、前記発注側コンピュータは、発注された眼鏡レンズを特定可能なレンズデータと、この眼鏡レンズが取付けられる眼鏡フレームを特定可能なフレームデータと、眼鏡使用者の瞳孔間距離とを含む発注データを前記通信回線を用いて前記製造側コンピュータに送る機能を有し、前記眼鏡フレームは、左右のフレーム中心の間の距離を変更可能なものであって、かつフレーム中心間距離の初期値が予め定められたものであり、前記製造側コンピュータは、前記発注側コンピュータから送られた発注データが入力される入力部と、眼鏡レンズの光学中心が眼鏡フレームのフレーム中心と一致するか前記フレーム中心より耳側に位置するように玉型加工を施された左右の眼鏡レンズの光学中心間の距離からなるフレーム中心間距離を求めるフレーム中心間距離算出部と、前記フレーム中心間距離と前記瞳孔間距離との差からなる調整量を求める調整量設定部と、
前記調整量分だけフレーム中心間距離を変えるために必要な眼鏡フレーム毎の調整データを求めるフレーム最適化部とを備えているものである。
本発明によれば、玉型加工された眼鏡レンズの光学中心が正面視において瞳孔の位置と一致するように眼鏡フレームのフレーム中心間距離が調整される。このため、眼鏡レンズの玉型加工は、瞳孔の位置の影響を受けることなく行うことができ、眼鏡レンズの耳側の厚みが鼻側の厚みと等しいか、鼻側の厚みより薄くなるように行うことができる。眼鏡レンズは、光学中心が幾何中心に位置するものであって、大量生産により製造されたものを使用することができる。
したがって、本発明によれば、眼鏡レンズの耳側の端部が目立ち難く、外観が優れた眼鏡を低い価格で提供することができる。眼鏡レンズの耳側の厚みと鼻側の厚みが等しくなる場合は、眼鏡レンズの重量を最小にすることができるし、眼鏡レンズの耳側の重量と鼻側の重量とが釣り合うようになって使用し易い眼鏡を提供することができる。さらに、眼鏡レンズの光学中心が眼鏡フレームのフレーム中心と一致する場合は、眼鏡レンズとして玉型形状を含む最小の大きさのものを使用することができ、眼鏡のより一層のコストダウンを図ることができる。
本発明に係る眼鏡製造システムによれば、発注部で眼鏡使用者が選んだ見本の眼鏡を最適化するにあたって必要な調整データが製造部の製造側コンピュータによって求められる。前記最適化とは、眼鏡を正面から見て眼鏡レンズの光学中心が瞳孔の位置と一致するとともに、眼鏡レンズの耳側が目立たなくなるようにすることである。この眼鏡製造システムは、複数の発注部から一つの製造部に発注データを送る構成を採ることができる。
このため、眼鏡レンズの玉型加工を行う装置や、眼鏡フレームのフレーム中心間距離を調整するための各種の設備などを製造部に装備することによって、これらの装置・設備を発注部毎に備える場合と較べて設備費を少なく抑えることができる。
したがって、この眼鏡製造システムによれば、眼鏡レンズの耳側が目立ち難い眼鏡を発注部とは離れた場所にある製造部で製造できるとともに、この眼鏡をより一層安価に提供することができる。
本発明に係る眼鏡製造方法によって製造された眼鏡を示す図で、同図(A)はフロント部分の正面図、同図(B)は眼鏡の平面図、同図(C)は要部を拡大して示す断面図である。 見本の眼鏡を示す図で、同図(A)はフロント部分の正面図、同図(B)は平面図である。 眼鏡レンズの断面図である。 眼鏡製造方法を説明するためのフローチャートである。 眼鏡の他の実施の形態を示す図で、同図(A)はフロント部分の正面図、同図(B)は眼鏡の平面図、同図(C)は要部を拡大して示す断面図である。 眼鏡の他の実施の形態を示す図で、同図(A)はフロント部分の正面図、同図(B)は眼鏡の平面図、同図(C)はブリッジ取付部を拡大して示す断面図である。 予備形成品の正面図である。 眼鏡製造方法を説明するためのフローチャートである。 眼鏡の他の実施の形態を示す図で、同図(A)はフロント部分の正面図、同図(B)はフロント部分の平面図、同図(C)は要部を拡大して示す断面図である。 予備形成品の正面図である。 眼鏡製造方法を説明するためのフローチャートである。 眼鏡の他の実施の形態を示す図で、同図(A)はフレーム中心間距離が調整された眼鏡のフロント部分の正面図、同図(B)は同じくフロント部分の平面図、同図(C)は見本の眼鏡のフロント部分の正面図、同図(D)は小孔が形成された眼鏡レンズの正面図、同図(E)は長孔が形成された眼鏡レンズの正面図、同図(F)は小孔にブリッジが取付けられている状態を拡大して示す断面図、同図(G)は長孔にブリッジが取付けられている状態を拡大して示す断面図である。 眼鏡製造方法を説明するためのフローチャートである。 眼鏡の他の実施の形態を示す図で、同図(A)はフレーム中心間距離が調整された眼鏡のフロント部分の正面図、同図(B)は同じくフロント部分の平面図、同図(C)は見本の眼鏡のフロント部分の正面図、同図(D)は切断後のブリッジ部の正面図、同図(E)は溶接後のブリッジ部の正面図である。 眼鏡の他の実施の形態を示す図で、同図(A)はフレーム中心間距離が調整された眼鏡のフロント部分の正面図、同図(B)は同じくフロント部分の平面図、同図(C)は見本の眼鏡のフロント部分の正面図、同図(D)は切断後のブリッジ部の正面図、同図(E)は溶接後のブリッジ部の正面図である。 眼鏡製造方法を説明するためのフローチャートである。 眼鏡製造システムを示すブロック図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る眼鏡製造方法およびこの製造方法によって製造された眼鏡の一実施の形態を図1〜図3によって詳細に説明する。
図1に示す眼鏡1は、いわゆるリムレスタイプのもので、左右一対の眼鏡レンズ2,2と、これらの眼鏡用レンズ2を保持する眼鏡フレーム3とによって構成されている。
この実施の形態による眼鏡レンズ2は、図1(B)および図3に示すように、いわゆるマイナスレンズである。このマイナスレンズとはは、図3に示すように、眼鏡レンズ2の中央部の厚みが外縁部の厚みより薄く形成されたものである。なお、本発明を実施するにあたっては、眼鏡レンズの種類はマイナスレンズに限定されることはなく、他のどのような種類の眼鏡レンズであっても用いることができる。図3においては、後述する玉型加工が施される以前の形状を二点鎖線によって描いてある。また、この眼鏡レンズ2は、図1(A)中に二点鎖線で示すように円形に形成されていたものを眼鏡フレーム固有の玉型形状に加工したものである。円形の眼鏡レンズ2aは、玉型形状を含む最小の大きさのものを使用する。この円形の眼鏡レンズ2aは、大量生産により製造されたものである。
玉型加工は、眼鏡レンズ2の光学中心LCが玉型形状の中心FCと一致するか、図示してはいないが玉型形状の中心FCより耳側に位置するように行う。ここでいう玉型形状の中心FCとは、眼鏡レンズ2の上下方向の中央であって左右方向の中央となる位置をいう。この実施の形態においては、前記玉型形状の中心FCによって、本発明でいう「眼鏡フレーム3フレーム中心」が構成されている。
この実施の形態による眼鏡フレーム3は、前記各眼鏡レンズ2の鼻側を支持するブリッジ部4と、前記各眼鏡レンズ2の耳側を支持するテンプル部5とによって構成されている。
前記ブリッジ部4は、一方の眼鏡レンズ2側から他方の眼鏡レンズ2側に延びるブリッジ11と、このブリッジ11に取付けられた左右一対のパッド12と、前記ブリッジ11と眼鏡レンズ2とを連結する連結用ピン13とによって構成されている。
前記ブリッジ11の長さは、眼鏡1を正面から見てブリッジ11の両端部が眼鏡レンズ2の前面と重なるように形成されている。
前記連結用ピン13は、ブリッジ11の両端部に2本ずつ立てて設けられているとともに、ブリッジ11から眼鏡レンズ2側(眼鏡後側)に突出するように設けられている。これらの連結用ピン13は、図1(C)に示すように、眼鏡レンズ2に形成された小孔14に挿通されて接着されている。前記小孔14は、眼鏡レンズ2を厚み方向に貫通するように形成されている。
この実施の形態によるブリッジ部4は、前記眼鏡レンズ2の小孔14に挿入された連結用ピン13を介して眼鏡レンズ2の鼻側を支持している。
前記小孔14の位置は、眼鏡使用者の瞳孔の位置EPに基づいて設定されている。この実施の形態による前記小孔14の位置は、図1(A)に示すように、この小孔14にブリッジ11を取付けた状態において、眼鏡1を正面から見て玉型形状の中心(眼鏡レンズ2の光学中心と一致する)FCが眼鏡使用者の瞳孔の位置EPと一致するように設定されている。すなわち、この眼鏡フレーム3の前記ブリッジ部4は、前記眼鏡レンズ2の光学中心LCが眼鏡1の正面から見て瞳孔の位置EPと一致するように、左右の玉型形状の中心FC(フレーム中心)どうしの間の距離(以下、単にフレーム中心間距離という)FPDを変更可能に形成されている。
前記テンプル部5は、眼鏡レンズ2の耳側の端部を支持する左右一対の智15と、これらの智15に蝶番16を介して連結された左右一対のテンプル17と、これらのテンプル17の後端部に設けられた左右一対のモダン18とによって構成されている。
前記智15は、2本の連結用ピン19によって眼鏡レンズ2に取付けられている。これらの連結用ピン19は、眼鏡レンズ2に形成された小孔20に挿通されて接着されている。
前記テンプル17の前端部には、幅調整部17aが設けられている。この幅調整部17aは、前記智15の左右方向の位置をテンプル17の後端部に対して変更するためのものである。この幅調整部17aは、テンプル17を左右方向に曲げて智15の左右方向の位置を変えることができるように形成されている。図1(B)に示す幅調整部17aは、智15がテンプル17の後端部に対して鼻側に後述する調整量だけ偏って位置するように形成されている。
次に、上述した眼鏡1を製造する方法を図4に示すフローチャートを用いて説明する。
眼鏡1を製造するためには、先ず、眼鏡使用者が眼鏡店で見本の眼鏡1a(図2参照)を選ぶ(ステップS1)。この見本の眼鏡1aは、図2に示すように、ダミーレンズ1bにブリッジ部4とテンプル部5とを取付けたものである。この見本の眼鏡1aのフレーム中心間距離FPD0と、ブリッジ11を取付ける小孔14の初期位置は、予め決められており、初期データとして記録されている。見本の眼鏡1aのフレーム中心間距離FPD0は、左右の玉型形状の中心FCどうしの間の距離である。このフレーム中心間距離FPD0は、瞳孔間距離PDより大きくなるように形成されている場合が多い。
眼鏡使用者が見本の眼鏡1aを選んだ後、眼鏡店において眼鏡使用者の瞳孔間距離PDと、眼鏡レンズ2を特定するための各種の処方値などが計測される(ステップS2)。眼鏡レンズ2を特定するにあたっては、玉型形状を含む最小径となる円形の眼鏡レンズ2aが選択される。
次いで、ステップS3において、円形の眼鏡レンズ2aに玉型加工が施される。この玉型加工は、眼鏡レンズ2aの光学中心LCが玉型形状の中心FCと一致するか、玉型形状の中心FCより耳側に位置するように行われる。
眼鏡レンズ2aの光学中心LCが玉型形状の中心FCと一致するように玉型加工を施された後の眼鏡レンズ2の耳側の厚みと鼻側の厚みは、図3に示すように略等しくなる。図3は、同図の左右方向を眼鏡1の左右方向として描いてある。なお、玉型加工は、後述する調整データ算出ステップが終了するまでの間に実施すればよく、瞳孔間距離PDの計測直後に行う必要はない。
その後、玉型加工が施された左右の眼鏡レンズ2を前記見本の眼鏡1aに組み込んだ場合の左右の眼鏡レンズ2の光学中心間の距離を仮のフレーム中心間距離FPD1として求める(ステップS4)。この仮のフレーム中心間距離FPD1は、玉型形状の中心FCと眼鏡レンズ2の光学中心LCとが一致する場合は、上述した見本の眼鏡1aのフレーム中心間距離FPD0と等しくなる。
このように仮のフレーム中心間距離FPD1を求めた後、この仮のフレーム中心間距離FPD1と瞳孔間距離PDとの差からなる調整量を求める(ステップS5)。そして、前記調整量だけフレーム中心間距離を変えるために必要な眼鏡フレーム3毎の調整データを求める(ステップS6)。この調整データは、この実施の形態においては見本の眼鏡1aに形成されている小孔14の位置(以下、初期位置という)に対して実際に加工する位置を特定できる数値と、テンプル部5の幅調整部17aの調整量を特定できる数値である。
その後、眼鏡レンズ2にブリッジ部4の小孔14とテンプル部5の小孔20とを形成する(ステップS7)。この孔開けステップS7において、前記小孔14の孔加工は、上述した調整データに基づいて行い、小孔14の加工位置を前記初期位置に対して変更して行う。この実施の形態による小孔14の位置は、図1(C)中に符号14aで示す初期位置より前記調整量だけ耳側に移行した位置である。テンプル部5の小孔20は、この実施の形態においては、見本の眼鏡1aの小孔20と同一の位置に形成する。
このように眼鏡レンズ2に小孔14,20を形成した後、テンプル17の幅調整部17aを前記調整量だけ曲げ、左右一対のテンプル17の前端部の左右方向の幅を調整する(ステップS8)。この実施の形態においては、上述したフレーム中心間距離算出ステップS4と、調整量算出ステップS5と、調整データ算出ステップS6と、孔開けステップS7と、テンプル調整ステップS8とによって、本発明でいう「フレーム調整ステップ」が構成されている。
しかる後、ステップS9において、ブリッジ部4とテンプル部5とを眼鏡レンズ2に取付け、パッド12の位置を眼鏡使用者の適正な位置に調整することによって、この実施の形態による眼鏡1の製造工程が終了する。
この実施の形態による眼鏡製造方法によれば、玉型加工された眼鏡レンズ2の光学中心LCが正面視において瞳孔の位置EPと一致するように眼鏡フレーム3のフレーム中心間距離FPDが調整される。このため、眼鏡レンズ2aの玉型加工は、瞳孔の位置EPの影響を受けることなく行うことができ、眼鏡レンズ2の耳側の厚みが鼻側の厚みと等しいか、鼻側の厚みより薄くなるように行うことができる。円形の眼鏡レンズ2aは、光学中心LCが幾何中心に位置するものであって、大量生産により製造されたものを使用することができる。
したがって、この実施の形態によれば、眼鏡レンズ2の耳側の端部が目立ち難く、外観が優れた眼鏡1を低い価格で提供することができる。眼鏡レンズ2の耳側の厚みと鼻側の厚みが等しくなる場合は、眼鏡レンズ2の重量を最小にすることができる。また、この場合は、眼鏡レンズ2の耳側の重量と鼻側の重量とが釣り合うようになって使用し易い眼鏡1を提供することができる。さらに、眼鏡レンズ2の光学中心LCが玉型形状の中心FCと一致する場合は、円形の眼鏡レンズ2aとして玉型形状を含む最小の大きさのものを使用することができ、眼鏡1のより一層のコストダウンを図ることができる。
この実施の形態による眼鏡フレーム3のブリッジ部4は、前記小孔14の位置を変更することによって、フレーム中心間距離FPDが変更されるものである。このため、この実施の形態によれば、従来の眼鏡に較べて小孔14を形成する位置を変更するだけで本発明の眼鏡1を実現することができる。したがって、眼鏡レンズ2の耳側が目立ち難い眼鏡1を従来の眼鏡と同等の価格で提供することができる。
この実施の形態による眼鏡1は、テンプル17の幅調整部17aを曲げることによってテンプル17の前端部の幅を変更できる構成が採られている。これは、眼鏡レンズ2をブリッジ部4に対して鼻側あるいは耳側に移動させたとしてもテンプル部5のモダン18の左右方向の位置が変わることがないようにするためである。しかし、テンプル部5の智15を眼鏡レンズ2に取付けるための小孔20の位置を小孔14の位置と等しい調整量だけ変更することによって、ブリッジ部4およびテンプル部5に対して眼鏡レンズ2が平行移動するようになるから、前記幅調整部17aによる調整作業は不要になる。この場合は、見本の眼鏡1aに取付けられているテンプル17を何ら加工することなく使用することが可能になる。
(第2の実施の形態)
ブリッジ部は図5に示すように構成することができる。図5において、前記図1〜図4によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図5に示す眼鏡フレーム3のブリッジ部4は、一方の眼鏡レンズ2側から他方の眼鏡レンズ2側に延びるブリッジ11と、このブリッジ11に取付けられた左右一対のパッド12とによって構成されている。
ブリッジ11は、一本の棒状に形成されている。このブリッジ11の両端部は、図5(C)に示すように、眼鏡レンズ2のコバ面21に形成された長孔22に挿入されて接着されている。
前記長孔22は、眼鏡レンズ2の鼻側端部のコバ面21から眼鏡レンズ2の耳側に向けて延びるように形成されている。この長孔22の孔径は、前記ブリッジ11の太さより僅かに小さくなる大きさであって、ブリッジ11が長孔22内に挿入された状態で眼鏡レンズ2に対して進退できるような大きさに形成されている。ブリッジ11は、長孔22に挿入された状態で接着されている。
眼鏡レンズ2は、前記ブリッジ11が長孔22内に相対的に多く挿入されることによって鼻側に移動する。すなわち、この実施の形態によるブリッジ部4は、ブリッジ11の長孔22内への挿入長さを変えることによって、フレーム中心間距離FPDを眼鏡使用者の瞳孔間距離PDと一致させることができるものである。
この実施の形態によるテンプル部5の智15は、前記ブリッジ11と同じ取付構造によって眼鏡レンズ2に取付けられている。すなわち、この実施の形態による智15は、眼鏡レンズ2の耳側のコバ面21に形成された長孔23に挿入されるピン24を備えている。長孔23は、眼鏡レンズ2の耳側端部のコバ面21から眼鏡レンズ2の鼻側に向けて延びるように形成されている。この長孔23の孔径は、前記ピン24の太さより僅かに小さくなる大きさであって、ピン24が長孔23内に挿入された状態で眼鏡レンズ2に対して進退できるような大きさに形成されている。このピン24は、長孔23内に挿入された状態で接着されている。
この実施の形態による眼鏡1を製造する方法は、第1の実施の形態で示した製造方法とは調整データ算出ステップと、孔開けステップおよび組立ステップとにおいて実施する内容が僅かに異なるだけであり、その他のステップは同一である。この実施の形態においては、調整データ算出ステップにおいてブリッジ11の長孔22内への挿入量と、テンプル部5のピン24の長孔23への挿入量とが調整データとして算出する。また、孔開けステップにおいては、長孔22,23をコバ面21に開口するように形成する。さらに、組立ステップにおいては、前記調整データに基づいてブリッジ11を長孔22内に挿入して接着し、テンプル部5のピン24を長孔23内に挿入して接着する。
この実施の形態によれば、ブリッジ11の長孔22内への挿入量を変更することによって、フレーム中心間距離FPDを瞳孔間距離PDと一致させることができるから、第1の実施の形態を採るときと同等の効果を奏する。
この実施の形態によるテンプル部5は、ピン24の長孔23への挿入量を変えることによって、テンプル17の位置を眼鏡使用者に適した位置に調整することができる。このため、この実施の形態による眼鏡1は、テンプル17の位置の調整を容易に行うことができるものとなる。なお、この実施の形態に示す眼鏡1においては、前記ピン24の長孔23への挿入量を見本の眼鏡1aと同寸法とすることができる。この場合は、第1の実施の形態で採った構成、すなわちテンプル17に幅調整部17aを設け、テンプル17の前端部の幅を調整する。
(第3の実施の形態)
ブリッジ部は図6に示すように構成することができる。図6において、前記図1〜図4によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図6に示す眼鏡1は、図1に示した眼鏡1とはブリッジ部4の構成が異なるだけであり、その他の構成は同一のものである。
この実施の形態によるブリッジ部4は、ブリッジ11の長さが異なるように形成された複数種類の予備形成品25〜27{図7(A)〜(C)参照}の中から選択されたものが用いられている。図7(A)に示す予備形成品25は、ブリッジ11の長さが相対的に長くなるように形成されている。同図(B)に示す予備形成品26は、ブリッジ11の長さが相対的に短くなるように形成されている。同図(C)に示す予備形成品27は、ブリッジ11の長さが前記両者の中間の長さになるように形成されている。
図7(A)に示す予備形成品25を使用した場合はフレーム中心間距離FPDが相対的に長くなり、同図(B)に示す予備形成品26を使用した場合は、フレーム中心間距離FPDが相対的に短くなり、同図(C)に示す予備形成品27を使用した場合は、フレーム中心間距離FPDが前記両者の中間になる。これらの予備形成品25〜27を使用した場合のフレーム中心間距離FPDは、予備形成品毎にデータとして記録されている。なお、予備形成品の数は3種類に限定されることはなく、適宜変更することができる。
この実施の形態による眼鏡1の製造方法を図8に示すフローチャートを用いて説明する。図8において、図4に示したステップと同一もしくは同等のステップについては、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
この実施の形態による眼鏡1を製造するためには、図8のステップS1からステップS4まで第1の実施の形態を採るときと同様に各ステップを実施する。ステップS4において仮のフレーム中心間距離FPD1が算出された後、ステップS11において、複数の予備形成品25〜27の中から最適な予備形成品を選択する。ここでいう最適な予備形成品とは、予備形成品毎に決められているフレーム中心間距離FPDと前記仮のフレーム中心間距離FPD1との差が最も小さくなるような予備形成品である。
次に、ステップS12において、眼鏡レンズ2に孔開け加工を施し、小孔14を形成する。この孔開けステップS11においては、小孔14を見本の眼鏡1aの小孔14と同じ位置(初期位置)に形成する。
このように小孔14を形成した後、ステップS8において左右一対のテンプル17の前端部の左右方向の幅を調整し、ステップS9において、ブリッジ部4とテンプル部5とを眼鏡レンズ2に取付けることによって、眼鏡1の製造工程が終了する。この実施の形態においては、上述したフレーム中心間距離算出ステップS4と、ブリッジ部選択ステップS11と、孔開けステップS12と、テンプル調整ステップS8とによって、本発明でいう「フレーム調整ステップ」が構成されている。
この実施の形態に示したようにブリッジ部4を交換してフレーム中心間距離FPDを調整する構成を採ることにより、眼鏡使用者毎に小孔14の位置を変える必要がなくなるから、眼鏡フレーム3を容易に形成することができるようになる。
なお、この実施の形態に示したようにブリッジ部4を交換する構成を採る場合は、受注後に眼鏡使用者にとって最適なフレーム中心間距離FPDとなるようにブリッジ部4を形成してもよい。この場合は、予備形成品25〜27を用意しておく必要がなくなるとともに、前記仮のフレーム中心間距離FPD1を眼鏡使用者の瞳孔間距離PDと確実に一致させることができる。
この実施の形態による眼鏡1は、テンプル17の幅調整部17aを曲げることによってテンプル17の前端部の幅を変更できる構成が採られている。これは、ブリッジ11の長さを変えたとしてもテンプル部5のモダン18の左右方向の位置が変わることがないようにするためである。しかし、テンプル部5の智15を眼鏡レンズ2に取付けるための小孔20の位置をブリッジ11の長さと対応する調整量だけ変更することによって、前記幅調整部17aによる調整作業は不要になる。この場合は、見本の眼鏡1aに取付けられているテンプル17を何ら加工することなく使用することが可能になる。
(第4の実施の形態)
リムを有する眼鏡に本発明を適用する場合の一実施の形態を図9〜図11によって詳細に説明する。これらの図において、前記図1〜図8によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図9に示す眼鏡31は、眼鏡レンズ2の周囲を囲むリム32を備えている。この実施の形態による眼鏡レンズ2は、光学中心LCが前記リム32の中心(玉型形状の中心FCであってフレーム中心)と一致するか、図示してはいないがリム32の中心より耳側に位置するように玉型加工が施されている。リム32の中心とは、リム32の上下方向の中央であって左右方向の中央となる位置をいう。
また、前記リム32には、ブリッジ部4のパッド12とテンプル部5の智15とが取付けられている。
この実施の形態によるブリッジ部4は、一方の眼鏡レンズ2側から他方の眼鏡レンズ2側に延びるブリッジ11と、このブリッジ11と眼鏡レンズ2とを連結する連結用ピン13とによって構成されている。ブリッジ11は、一本の棒状に形成されている。前記連結用ピン13は、ブリッジ11の両端部に2本ずつ立てて設けられているとともに、ブリッジ11から眼鏡レンズ2側(眼鏡後側)に突出するように設けられている。これらの連結用ピン13は、図9(C)に示すように、眼鏡レンズ2に形成された小孔14に挿通されて接着されている。前記小孔14は、眼鏡レンズ2を厚み方向に貫通するように形成されている。この実施の形態においても、前記ブリッジ部4は、前記小孔14に挿入された連結用ピン13を介して眼鏡レンズ2の鼻側を支持している。
前記ブリッジ部4は、ブリッジ11の長さが異なるように形成された複数種類の予備形成品33〜35{図10(A)〜(C)参照}の中から選択されたものが用いられている。図10(A)に示す予備形成品33は、ブリッジ11の長さが相対的に長くなるように形成されている。同図(B)に示す予備形成品34は、ブリッジ11の長さが相対的に短くなるように形成されている。同図(C)に示す予備形成品35は、ブリッジ11の長さが前記両者の中間の長さになるように形成されている。
図10(A)に示す予備形成品33を使用した場合はフレーム中心間距離FPDが相対的に長くなり、同図(B)に示す予備形成品34を使用した場合は、フレーム中心間距離FPDが相対的に短くなり、同図(C)に示す予備形成品35を使用した場合は、フレーム中心間距離FPDが前記両者の中間になる。これらの予備形成品33〜35を使用した場合のフレーム中心間距離FPDは、予備形成品毎にデータとして記録されている。なお、予備形成品の数は3種類に限定されることはなく、適宜変更することができる。
この実施の形態による眼鏡31の製造方法を図11に示すフローチャートを用いて説明する。図11において、図4に示したステップと同一もしくは同等のステップについては、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
この実施の形態による眼鏡31を製造するためには、図11のステップS1からステップS4まで第1の実施の形態を採るときと同様に各ステップを実施する。ステップS4において仮のフレーム中心間距離FPD1が算出された後、ステップS21において、複数の予備形成品33〜35の中から最適な予備形成品を選択する。ここでいう最適な予備形成品とは、予備形成品毎に決められているフレーム中心間距離と前記仮のフレーム中心間距離FPD1との差が最も小さくなるような予備形成品である。
次に、ステップS22において、眼鏡レンズ2に孔開け加工を施し、小孔14を形成する。この孔開けステップS21においては、小孔14を見本の眼鏡の小孔14と同じ位置(初期位置)に形成する。
このように小孔14を形成した後、ステップS8において左右一対のテンプル17の前端部の左右方向の幅を調整し、ステップS9において、ブリッジ部4とテンプル部5とを眼鏡レンズ2に取付けることによって、眼鏡31の製造工程が終了する。この実施の形態においては、上述したフレーム中心間距離算出ステップS4と、ブリッジ部選択ステップS21と、孔開けステップS22と、テンプル調整ステップS8とによって、本発明でいう「フレーム調整ステップ」が構成されている。
この実施の形態に示したようにブリッジ部4を交換してフレーム中心間距離FPDを調整する構成を採ることにより、眼鏡使用者毎に小孔14の位置を変える必要がなくなるから、眼鏡フレーム3を容易に形成することができるようになる。
なお、この実施の形態に示したようにブリッジ部4を交換する構成を採る場合は、受注後に眼鏡使用者にとって最適なフレーム中心間距離FPDとなるようにブリッジ部4を形成してもよい。この場合は、予備形成品33〜35を用意しておく必要がなくなるとともに、前記仮のフレーム中心間距離FPD1を眼鏡使用者の瞳孔間距離PDと確実に一致させることができる。
(第5の実施の形態)
リムを有する眼鏡に本発明を適用する場合の他の実施の形態を図12および図13によって詳細に説明する。これらの図において、前記図1〜図11によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図12に示す眼鏡31は、眼鏡レンズ2の周囲を囲むリム32を備えている。眼鏡レンズ2は、光学中心LCが前記リム32の中心(フレーム中心)と一致するかリム32の中心より耳側に位置するように玉型加工が施されている。このリム32には、ブリッジ部4のパッド12とテンプル部5の智15とが取付けられている。
この実施の形態による眼鏡31のブリッジ部4は、一方の眼鏡レンズ2側から他方の眼鏡レンズ2側に延びるブリッジ11と、このブリッジ11と眼鏡レンズ2とを連結する連結用ピン13とによって構成されている。ブリッジ11は、一本の棒状に形成されている。前記連結用ピン13は、ブリッジ11の両端部に2本ずつ立てて設けられているとともに、ブリッジ11から眼鏡レンズ2側(眼鏡後側)に突出するように設けられている。これらの連結用ピン13は、眼鏡レンズ2に形成された小孔14{図12(D),(F)参照}または長孔36{図12(E),(G)参照}に挿通されて接着されている。
この実施の形態による前記ブリッジ部4は、前記小孔14または長孔36に挿入された連結用ピン13を介して眼鏡レンズ2の鼻側を支持している。図12(A)〜(C)においては、同図において左側に位置する眼鏡レンズ2に小孔14を描き、同図において右側に位置する眼鏡レンズ2に長孔36を描いてある。前記小孔14の位置は、図12(A)に示すように、この小孔14にブリッジ11を取付けた状態において、眼鏡31を正面から見て玉型形状の中心FC(眼鏡レンズ2の光学中心LC)が眼鏡使用者の瞳孔の位置EPと一致するように設定されている。
前記長孔36は、眼鏡31の左右方向に延びるとともに眼鏡レンズ2を厚み方向に貫通するように形成されている。この長孔36に挿入する前記連結用ピン13の位置は、眼鏡使用者の瞳孔の位置EPに基づいて設定されている。たとえば、図12(C)に示す見本の眼鏡31aにおいて、眼鏡使用者の瞳孔の位置EPが玉型形状の中心FC(フレーム中心)より鼻側に位置している場合は、連結用ピン13を長孔36内で相対的に耳側に移動させ、眼鏡レンズ2を鼻側に移動させる。
すなわち、玉型形状の中心FC(眼鏡レンズ2の光学中心LC)が眼鏡使用者の瞳孔の位置EPと一致するように連結用ピン13の位置が調整される。この調整により、図12(A)に示すように、玉型加工後の眼鏡レンズ2を使用した場合の仮のフレーム中心間距離FPD1と瞳孔間距離PDとが一致する。
このように眼鏡レンズ2の位置を変更した場合は、テンプル17の前端部の幅を幅調整部17aによって調整するとともに、左右のパッド12の間隔を眼鏡使用者に合わせて拡げる。
この実施の形態による眼鏡31の製造方法を図13に示すフローチャートを用いて説明する。図13において、図4に示したステップと同一もしくは同等のステップについては、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
この実施の形態による眼鏡31を製造するためには、図13のステップS1からステップS6まで第1の実施の形態を採るときと同様に各ステップを実施する。なお、眼鏡レンズ2に長孔36を形成する場合は、ステップS6において、連結用ピン13の取付位置を特定できるデータを調整データとして求める。
ステップS6において調整データが算出された後、ステップS31において、眼鏡レンズ2に小孔14または長孔36を形成する。
小孔14の孔加工は、ステップS6で算出された調整データに基づいて行われ、小孔14の加工位置を前記初期位置に対して変更して行う。長孔36の加工位置は、図12(C)に示す見本の眼鏡31aの長孔36と同じ位置に行う。
その後、ステップS8において、テンプル17の前端部の左右方向の幅を調整し、ステップS9で眼鏡31を組立てる。この組立ステップS9においては、リム32に眼鏡レンズ2を組付けるとともに、眼鏡レンズ2にブリッジ11を取付ける。眼鏡レンズ2に長孔36を形成した場合は、ブリッジ11の連結用ピン13を前記仮のフレーム中心間距離FPD1が瞳孔間距離PDと一致するように眼鏡レンズ2に対して位置決めし、眼鏡レンズ2に接着する(ブリッジ位置調整ステップ)。この位置決めを行うにあたっては、ステップS6で算出された調整データに基づいて連結用ピン13の位置が設定される。また、組立ステップS9においては、パッド12の位置を眼鏡使用者の適正な位置に調整する。
この実施の形態においては、上述したフレーム中心間距離算出ステップS4と、調整量算出ステップS5と、調整データ算出ステップS6と、孔開けステップS31と、テンプル調整ステップS8と、長孔36を使用する場合に組立ステップS9中で行うブリッジ位置調整ステップとによって、本発明でいう「フレーム調整ステップ」が構成されている。
このようにリム32を有する眼鏡31であっても、ブリッジ部4の取付位置を変更可能な構成を採っているから、上述した各実施の形態を採るときと同等の効果を奏する。
(第6の実施の形態)
リムを有する眼鏡に本発明を適用する場合の他の実施の形態を図14〜図16によって詳細に説明する。これらの図において、前記図1〜図13によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図14および図15に示す眼鏡31は、眼鏡レンズ2を囲むリム32を備えたものである。
この実施の形態による眼鏡レンズ2は、光学中心LCが前記リム32の中心(フレーム中心)と一致するかリム32の中心より耳側に位置するように玉型加工が施されている。
この実施の形態による前記リム32には、ブリッジ11と、パッド12と、テンプル部5の智15とがそれぞれ取付けられている。
前記ブリッジ11は、一方の眼鏡レンズ2側から他方の眼鏡レンズ2側に延びる1本の棒状に形成されており、リム32の鼻側の端部に溶接されている。このブリッジ11は、切断と溶接とを容易に行うことが可能な材料によって形成されている。
ブリッジ11の長さは、眼鏡使用者の瞳孔間距離PDと対応する長さに形成されている。たとえば、このブリッジ11は、図14(C)に示す見本の眼鏡31aのフレーム中心間距離FPD0が前記瞳孔間距離PDより長い場合は、図14(D)〜(E)に示すように、中央部で切断され、長さが相対的に短くなるように加工された後に溶接される。一方、このブリッジ11は、見本の眼鏡31aのフレーム中心間距離FPD0が前記瞳孔間距離PDより短い場合{図15(C)参照}は、図15(D)〜(E)に示すように、中央部に延長用の補助ブリッジ41が溶接され、長さが相対的に長くなるように形成される。
すなわち、この実施の形態によるブリッジ11は、眼鏡レンズ2の光学中心LCが眼鏡31の正面から見て瞳孔の位置EPと一致するように前記眼鏡フレーム3のフレーム中心間距離FPDを変更可能に形成されているものである。
この実施の形態による眼鏡31の製造方法を図16に示すフローチャートを用いて説明する。図16において、図4に示したステップと同一もしくは同等のステップについては、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
この実施の形態による眼鏡31を製造するためには、図16のステップS1からステップS6まで第1の実施の形態を採るときと同様に各ステップを実施する。ステップS6においては、見本の眼鏡31aに取付けられているブリッジ11の長さを短縮する寸法または追加する補助ブリッジ41の長さを調整データとして求める。
ステップS6において調整データが算出された後、ステップS41において、ブリッジ11を切断し、眼鏡31の正面から見て左側に位置する左側ブリッジ片11Lと、右側に位置する右側ブリッジ片11Rとに分断する{図14(D)および図15(D)参照}。ブリッジ11の長さを短く形成する場合は、切断後に目標とする長さとなるように各ブリッジ片11L,11Rの切断端面に切削加工を施す。一方、ブリッジ11の長さを長く形成する場合は、左側ブリッジ片11Lと右側ブリッジ片11Rとの間に挿入する補助ブリッジ41を形成する。この補助ブリッジ41の長さは、溶接後にブリッジ全体の長さが目標とする長さとなるように形成する。
次に、ステップS42において、左側ブリッジ片11Lと右側ブリッジ片11Rとを溶接する{図14(E)および図15(E)参照}。補助ブリッジ41を使用する場合は、溶接ステップS42で左側ブリッジ片11Lと右側ブリッジ片11Rとの間に補助ブリッジ41が挟まれる状態でこれらを溶接する。
このようにブリッジ片11L,11Rどうしが溶接された後、ステップS8において、左右一対のテンプル17の前端部の左右方向の幅を調整し、ステップS9で眼鏡31を組立てる。この組立ステップS9において、リム32に眼鏡レンズ2を組付けるとともに、パッド12の位置を眼鏡使用者の適正な位置に調整する。
この実施の形態においては、上述したフレーム中心間距離算出ステップS4と、調整量算出ステップS5と、調整データ算出ステップS6と、ブリッジ切断ステップS41と、ブリッジ溶接ステップS42と、テンプル調整ステップS8とによって、本発明でいう「フレーム調整ステップ」が構成されている。
このようにリム32を有する眼鏡31であっても、ブリッジ部4の長さを変更可能な構成を採っているから、上述した各実施の形態を採るときと同等の効果を奏する。
(第7の実施の形態)
本発明に係る眼鏡製造システムの一実施の形態を図17によって詳細に説明する。
図17に示す眼鏡製造システム51は、上述した第1〜第6の実施の形態で示した眼鏡1,31を製造するためのものである。この眼鏡製造システム51は、発注部52と製造部53とによって構成されている。
前記発注部52は、眼鏡1,31の発注に必要な処理を行う発注側コンピュータ54と、眼鏡使用者の瞳孔間距離PDやその他の眼鏡レンズ選択に必要なデータを計測する計測装置55とを備えている。
発注側コンピュータ54は、通信回線56に接続して後述する製造側コンピュータ57に発注データを送る機能を有している。発注データとしては、たとえば発注された眼鏡レンズ2を特定可能なレンズデータと、この眼鏡レンズ2が取付けられる眼鏡フレーム3を特定可能なフレームデータと、眼鏡使用者の瞳孔間距離PDなどがある。
前記眼鏡フレーム3は、フレーム中心間距離FPDを変更可能なものであって、かつフレーム中心間距離の初期値FPD0が予め定められたものである。
この発注部52は、たとえば眼鏡1,31の販売店によって構成することができる。この場合は、多数の発注部52が後述する製造部53に通信回線56を介して接続されることになる。
前記製造部53は、発注部52で発注された眼鏡1,31を製造するためのもので、製造側コンピュータ57と、玉型加工部58と、フレーム加工部59などを備えている。
製造側コンピュータ57は、入力部61と、フレーム中心間距離算出部62と、調整量設定部63と、フレーム最適化部64とを備えている。
前記入力部61は、前記発注側コンピュータ54から送られた発注データが入力されるものである。
フレーム中心間距離算出部62は、仮のフレーム中心間距離FPD1を求めるためのものである。仮のフレーム中心間距離FPD1とは、玉型加工を施された眼鏡レンズ2を見本の眼鏡フレーム3に組付けた場合の左右の眼鏡レンズ2の光学中心LC間の距離である。見本の眼鏡フレーム3とは、発注部52で眼鏡使用者が選んだ眼鏡1,31の眼鏡フレーム3である。仮のフレーム中心間距離FPD1を求める際に用いる見本の眼鏡フレーム3のフレーム中心間距離のデータは、発注部52から製造部53に送られたデータを使用する場合と、製造部53に予め記録されているデータを用いる場合とがある。
玉型加工は、眼鏡レンズ2の光学中心LCが玉型形状の中心FC(眼鏡フレーム3のフレーム中心)と一致するか玉型形状の中心FCより耳側に位置するように行う。
前記調整量設定部63は、前記仮のフレーム中心間距離FPD1と前記瞳孔間距離PDとの差からなる調整量を求めるためのものである。
フレーム最適化部64は、前記調整量設定部63によって求められた調整量分だけフレーム中心間距離FPDを変えるために必要な眼鏡フレーム3毎の調整データを求めるためのものである。
前記玉型加工部58は、眼鏡レンズ2に玉型加工を施すためのもので、玉型加工装置65を備えている。この玉型加工装置65は、前記製造側コンピュータ57から送られた玉型形状データに基づいて眼鏡レンズ2aの外周縁に研削加工や切削加工を施すように構成されている。
前記フレーム加工部59は、眼鏡フレーム3を形成するためのもので、孔開け装置66と、切断・溶接設備67などを備えている。孔開け装置66は、眼鏡レンズ2にブリッジ取付用の小孔14や長孔22,23,36を形成するためのものである。この孔開け装置66は、前記製造側コンピュータ57から送られた小孔14の位置を含む調整データに基づいて眼鏡レンズ2に小孔14や長孔22,23,36を形成するように構成されている。
切断・溶接設備67は、図示してはいないが、ブリッジ11を切断するための切断装置と、左右のブリッジ片11L,11Rどうしやブリッジ片11L,11Rと補助ブリッジ41とを溶接するための溶接機などを備えている。
この実施の形態による眼鏡製造システム51によれば、発注部52で眼鏡使用者が選んだ見本の眼鏡1a,31aを最適化するにあたって必要な調整データが製造部53の製造側コンピュータ57によって求められ、玉型加工部58とフレーム加工部59とによって、最適化された眼鏡1,31が製造される。前記最適化とは、眼鏡1,31を正面から見て眼鏡レンズ2の光学中心LCが瞳孔の位置EPと一致するとともに、眼鏡レンズ2の耳側が目立たなくなるようにすることである。
この実施の形態による眼鏡製造システム51は、複数の発注部52から一つの製造部53に発注データを送る構成を採ることができる。このため、玉型加工装置65や、眼鏡フレーム3のフレーム中心間距離FPDを調整するための各種の設備(孔開け装置66や切断・溶接設備67)などを製造部53に装備することによって、これらの装置・設備を発注部52毎に備える場合と較べると設備費を少なく抑えることができる。
したがって、この眼鏡製造システム51によれば、眼鏡レンズ2の耳側が目立ち難い眼鏡1,31を発注部52とは離れた場所にある製造部53で製造できるとともに、この眼鏡1,31をより一層安価に提供することができる。
1,31…眼鏡、1a,31a…見本の眼鏡、2…眼鏡レンズ、3…眼鏡フレーム、4…ブリッジ部、5…テンプル部、11…ブリッジ、12…パッド、13…連結用ピン、15…智、17…テンプル、17a…幅調整部、25〜27,33〜35…予備形成品、32…リム、41…補助ブリッジ、51…眼鏡製造システム、52…発注部、53…製造部、54…発注側コンピュータ、56…通信回線、57…製造側コンピュータ、61…入力部、62…フレーム中心間距離算出部、63…調整量設定部、64…フレーム最適化部、65…玉型加工装置、66…孔開け装置、67…切断・溶接設備。

Claims (5)

  1. 眼鏡レンズの光学中心が眼鏡フレームのフレーム中心と一致するか前記フレーム中心より耳側に位置するように眼鏡レンズの玉型加工を行う玉型加工ステップと、
    前記眼鏡レンズの光学中心が眼鏡の正面から見て瞳孔の位置と一致するように前記眼鏡フレームのフレーム中心間距離を設定するフレーム調整ステップとを有することを特徴とする眼鏡製造方法。
  2. 眼鏡レンズの鼻側をブリッジ部によって支持しかつ前記眼鏡レンズの耳側をテンプル部によって支持する眼鏡フレームを備え、
    前記眼鏡レンズは、光学中心が前記眼鏡フレームのフレーム中心と一致するかフレーム中心より耳側に位置するように玉型加工が施されたものであり、
    前記ブリッジ部は、前記眼鏡レンズの光学中心が眼鏡の正面から見て瞳孔の位置と一致するように前記眼鏡フレームのフレーム中心間距離を変更可能に形成されていることを特徴とする眼鏡。
  3. 請求項2記載の眼鏡において、前記ブリッジ部は、前記眼鏡レンズの小孔に挿入された連結用ピンを介して眼鏡レンズの鼻側を支持し、前記小孔の位置を変更することによって、フレーム中心間距離を変更するものであることを特徴とする眼鏡。
  4. 請求項2記載の眼鏡において、前記ブリッジ部は、一方の眼鏡レンズ側から他方の眼鏡レンズ側に延びるブリッジを備え、
    前記ブリッジは、長さが異なるように形成された複数種類の予備形成品の中から選択されたものであることを特徴とする眼鏡。
  5. 眼鏡の発注に必要な処理を行う発注側コンピュータを有する発注部と、
    前記発注側コンピュータに通信回線によって接続された製造側コンピュータを有する製造部とを備え、
    前記発注側コンピュータは、発注された眼鏡レンズを特定可能なレンズデータと、この眼鏡レンズが取付けられる眼鏡フレームを特定可能なフレームデータと、眼鏡使用者の瞳孔間距離とを含む発注データを前記通信回線を用いて前記製造側コンピュータに送る機能を有し、
    前記眼鏡フレームは、左右のフレーム中心の間の距離を変更可能なものであって、かつフレーム中心間距離の初期値が予め定められたものであり、
    前記製造側コンピュータは、前記発注側コンピュータから送られた発注データが入力される入力部と、
    眼鏡レンズの光学中心が眼鏡フレームのフレーム中心と一致するか前記フレーム中心より耳側に位置するように玉型加工を施された左右の眼鏡レンズの光学中心間の距離からなるフレーム中心間距離を求めるフレーム中心間距離算出部と、
    前記フレーム中心間距離と前記瞳孔間距離との差からなる調整量を求める調整量設定部と、
    前記調整量分だけフレーム中心間距離を変えるために必要な眼鏡フレーム毎の調整データを求めるフレーム最適化部とを備えていることを特徴とする眼鏡製造システム。
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