JP2018031617A - 回転角度検出装置及びそれを用いた回転電機 - Google Patents

回転角度検出装置及びそれを用いた回転電機 Download PDF

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俊大 加嶋
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Abstract

【課題】本発明は、角度検出誤差を低減しつつ、小型化を図ることを目的とするものである。
【解決手段】永久磁石ユニット12の形状は、直方体である。また、永久磁石ユニット12は、回転軸Oに沿って見て、長辺と、長辺よりも短い短辺とを有している。さらに、永久磁石ユニット12は、回転軸Oと平行な方向に沿って互いに逆向きに着磁されている2つの直方体部分12a,12bを一体に有している。即ち、永久磁石ユニット12は、回転軸Oと平行な方向に沿って互いに逆向きに着磁され磁界検出部14に対向する2つの磁極を有している。
【選択図】図2

Description

この発明は、永久磁石ユニットと、この永久磁石ユニットの磁界を検出する磁界検出部とを有する回転角度検出装置、及びそれを用いた回転電機に関するものである。
従来の回転電機の回転角度を検出する装置として、永久磁石と磁界検出部とを用いた回転角度検出装置が知られている。回転電機のシャフト端部には、シャフトと一体となって回転する2極対の永久磁石が取り付けられている。永久磁石の形状は、円柱形である。また、永久磁石は、回転軸方向に着磁されている。さらに、磁気抵抗効果素子を用いた磁界検出部が、永久磁石に対して一定の空隙を介して配置されている。永久磁石端部からの磁界の回転は、磁界検出部で回転角度情報に変換される。
また、永久磁石の中心と磁界検出部の中心とをそれぞれ通る中心軸間に、取り付け誤差による位置ずれが生じると、検出される回転角度に、位置ずれに起因する角度検出誤差が生じる。これに対して、従来の回転角度検出装置では、円柱形の永久磁石を用いることにより、角度検出誤差を抑えている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、他の従来の回転角度検出装置では、永久磁石の形状が直方体である。また、永久磁石は、回転軸と垂直な方向に着磁されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2015−105900号公報 特許第4947321号公報
特許文献1に示された従来の回転角度検出装置では、円柱形の永久磁石が用いられているため、永久磁石が大型化するという問題がある。
また、特許文献2に示された従来の回転角度検出装置では、永久磁石が回転軸と垂直な方向に着磁されているため、磁界検出部が永久磁石の極に対向しておらず、磁界検出部における検出磁界の大きさが低下し、必要な出力信号を得ることが困難となる。そのため、必要な大きさの出力信号を得るためには、結局、永久磁石の大きさが増大し、小型化が困難となる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、角度検出誤差を低減しつつ、小型化を図ることができる回転角度検出装置及びそれを用いた回転電機を得ることを目的とする。
この発明に係る回転角度検出装置は、永久磁石ユニット、及び永久磁石ユニットに対向し、永久磁石ユニットの磁界を検出する磁界検出部を備え、永久磁石ユニットの形状は、楕円柱、又は長辺と短辺とを有している直方体であり、永久磁石ユニットは、回転電機のシャフトの回転軸に平行な方向に沿って互いに逆向きに着磁され磁界検出部に対向する2つの磁極を有している。
この発明の回転角度検出装置は、永久磁石ユニットの形状を、楕円柱、又は長辺と短辺とを有している直方体とし、かつ、回転電機のシャフトの回転軸に平行な方向に沿って互いに逆向きに着磁され磁界検出部に対向する2つの磁極を永久磁石ユニットに設けたので、角度検出誤差を低減しつつ、小型化を図ることができる。
この発明の実施の形態1による回転電機の要部を模式的に示す概略断面図である。 図1の回転角度検出装置の要部を示す斜視図である。 図2の回転角度検出装置の要部断面図である。 図2の永久磁石ユニットを磁界検出部側から見た正面図である。 磁界検出部と永久磁石ユニットとの間に位置ずれが生じている状態を示す斜視図である。 図5の位置ずれが生じているときに生じる角度検出誤差を示す説明図である。 図6の位置ずれrが0.5mmである場合の回転角度θと磁束密度Br、Bθ、|B|との関係を示すグラフである。 位置ずれrを変化させた場合の回転角度θと磁束密度|B|との関係を示すグラフである。 位置ずれrを変化させた場合の回転角度θと角度検出誤差φとの関係を示すグラフである。 図5の永久磁石ユニットを拡大して示す斜視図である。 図10の永久磁石ユニットと磁界検出部における磁束分布とを示す平面図である。 永久磁石ユニットの縦横比と角度検出誤差との関係を示すグラフである。 永久磁石ユニットの縦横比と図12の角度検出誤差を磁束密度振幅で除した値との関係を示すグラフである。 永久磁石ユニットの縦横比と図12の角度検出誤差を磁束密度の縦横比に対する傾きで除した値と関係を示すグラフである。 図4の仮想円の直径が13mmである場合の永久磁石ユニットの縦横比と磁石面積との関係を示すグラフである。 永久磁石ユニット面積と角度検出誤差を磁束密度振幅で除した値との関係を示すグラフである。 磁石面積に対する角度検出誤差の減少率を示すグラフである。 この発明の実施の形態2による回転角度検出装置の永久磁石ユニットを示す斜視図である。 この発明の実施の形態3による回転角度検出装置の永久磁石ユニットを示す斜視図である。 この発明の実施の形態4による回転角度検出装置の永久磁石ユニットを示す斜視図である。 この発明の実施の形態5による回転角度検出装置の永久磁石ユニットを示す斜視図である。 この発明の実施の形態6による回転角度検出装置の永久磁石ユニットを示す斜視図である。 この発明の実施の形態7による回転角度検出装置の要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態8による回転角度検出装置の要部を示す斜視図である。 実施の形態8の永久磁石ユニット、磁性体部材及び磁界検出部を永久磁石ユニットの縦軸方向に沿って見た側面図である。 この発明の実施の形態9による回転角度検出装置の要部を示す斜視図である。 実施の形態9の永久磁石ユニット、磁性体部材及び磁界検出部を永久磁石ユニットの縦軸方向に沿って見た側面図である。 この発明の実施の形態10による回転角度検出装置の要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態11による回転電機の要部を模式的に示す概略断面図である。 この発明の実施の形態12による回転角度検出装置の永久磁石ユニットを示す斜視図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による回転電機の要部を模式的に示す概略断面図である。図において、回転電機は、円柱状のシャフト1と、シャフト1に固定されている回転子2と、回転子2の外側に配置されている固定子3と、シャフト1及び回転子2の回転角度を検出する回転角度検出装置4とを有している。回転子2は、空隙を介して固定子3に対向している。
固定子3の外周は、フレーム(図示せず)に固定されている。また、固定子3は、鉄心と、鉄心に巻き付けられている複数のコイル3aとを有している。
シャフト1は、ベアリング(図示せず)を介してフレームに支持されている。これにより、シャフト1は、回転軸Oを中心として、固定子3に対して回転子2と一体に回転する。
回転角度検出装置4は、シャフト1の軸方向の一端部に固定されている非磁性体製の磁石保持部材11と、磁石保持部材11に保持されている永久磁石ユニット12と、シャフト1の軸方向の一端部に対向している基板13と、永久磁石ユニット12に対向して基板13に取り付けられ、永久磁石ユニット12の磁界を検出する磁界検出部14とを有している。
シャフト1の軸方向の一端部には、磁石保持部材11及び永久磁石ユニット12を収容する凹部1aが設けられている。永久磁石ユニット12の磁界検出部14に対向する面は、シャフト1の基板13に対向する端面と面一になっている。
磁界検出部14は、一定の空隙を介して永久磁石ユニット12に対向している。また、磁界検出部14の中心は、永久磁石ユニット12の中心軸と同軸となるように配置されている。基板13は、適切な部材を用いて、回転電機の固定部に保持されている。
磁界検出部14としては、MR素子、即ち磁気抵抗効果素子が用いられている。これにより、磁界検出部14は、検出磁界の強さの変化に対応する電圧信号を出力する。永久磁石ユニット12がシャフト1と一体となって回転することにより、磁界検出部14における磁界が変動し、回転電機の回転角度に応じた検出信号が出力されるため、回転電機の回転角度を検出することが可能となる。
磁気抵抗効果素子としては、例えば、トンネル磁気抵抗(TMR)効果を利用したTMR素子が用いられる。但し、巨大磁気抵抗(GMR)効果素子、又は異方性磁気抵抗(AMR)効果素子等、他の磁気抵抗効果素子を用いることも可能である。
図2は図1の回転角度検出装置4の要部を示す斜視図、図3は図2の回転角度検出装置4の要部断面図であり、永久磁石ユニット12の横軸方向と平行で、かつ回転軸Oを通る断面を示している。
実施の形態1の永久磁石ユニット12は、1個の永久磁石、例えばネオジム焼結磁石により構成されている。永久磁石ユニット12の形状は、直方体、即ち全ての面が長方形で構成される六面体である。また、永久磁石ユニット12は、回転軸Oに沿って見て、長辺と、長辺よりも短い短辺とを有している。
さらに、永久磁石ユニット12は、回転軸Oと平行な方向に沿って互いに逆向きに着磁されている2つの直方体部分12a,12bを一体に有している。即ち、永久磁石ユニット12は、回転軸Oと平行な方向に沿って互いに逆向きに着磁され磁界検出部14に対向する2つの磁極を有している。永久磁石ユニット12の着磁方向を回転軸Oと同じにすることにより、永久磁石ユニット12を小型化した場合でも適切な強さの磁界を磁界検出部14に印加することが可能となる。
また、永久磁石ユニット12は、ある程度の厚みを持つ磁石保持部材11を介してシャフト1から離されている。永久磁石ユニット12がシャフト1から離されていることにより、磁界検出部14において、永久磁石ユニット12から出る主磁束120(図3に点線で示す)が検出されるとともに、シャフト1への漏れ磁束を低減して主磁束120の減少を抑制できる。
図4は図2の永久磁石ユニット12を磁界検出部14側から見た正面図である。永久磁石ユニット12の正面形状を規定する4つの端点、即ち四隅は、磁石保持部材11の直径よりも小さい直径の仮想円121に内接するように配置されている。また、永久磁石ユニット12の大きさは、回転軸Oに沿って見たときの長辺の長さである縦軸長さWと、短辺の長さである横軸長さHの寸法を用いて規定されている。
図4において、磁界検出部14の中心位置と永久磁石ユニット12の中心位置とが回転軸O上で一致するとき、回転軸Oを原点として空間に固定された座標系50と、同様に回転軸Oを原点とする永久磁石ユニット12の面上に固定された座標系60との相対関係を用いて、回転角度θを規定できる。
理想的な状態では、磁界検出部14の中心位置と永久磁石ユニット12の中心位置とが一致するので、磁界検出部14又は信号処理系に起因するものを除いて、角度検出誤差は検出されない。
図5は磁界検出部14と永久磁石ユニット12との間に位置ずれが生じている状態を示す斜視図である。図2で示したように、磁界検出部14の中心位置と永久磁石ユニット12の中心位置とは回転軸O上で一致するように配置されることが望ましい。しかし、実際は、磁界検出部14の取り付け誤差、若しくはシャフト1又は永久磁石ユニット12の工作誤差により、磁界検出部14の中心位置と永久磁石ユニット12の中心位置とは、完全には同軸上で一致しない。
即ち、回転軸Oからの取り付け位置ずれをrとした場合、磁界検出部の中心を通る中心軸(以降は回転軸と呼ぶ)O’は、永久磁石ユニット12の中心位置を通る回転軸Oから見て半径rの大きさの円周上を相対的に回転する。
図6は図5の位置ずれが生じているときに生じる角度検出誤差φを示す説明図である。図6では、永久磁石ユニット12に平行な面上で、永久磁石ユニット12の中心位置を通る回転軸Oと、磁界検出部14の中心を通る回転軸O’との位置関係を、位置ずれ量r及び回転角度θを用いて表している。即ち、r及びθを用いて、回転軸Oから見たO’の位置を表現できる。
取り付け位置ずれが生じていない場合、磁束密度ベクトルBは原点Oで検出され、磁束密度ベクトルBを用いて回転角度を正確に計算することが可能である。O及びO’が一致する場合、磁束密度ベクトルBは座標軸yと同じ方向となる。このため、磁束密度ベクトルBを半径方向r及びこれと直交する回転方向θに分解した成分Br及びBθを用いると、磁束密度ベクトルBから計算される回転角度θ’は次式で表され、実際の回転角度θと一致する。但し、次式では、回転角度180°毎に角度補正を必要とする。
θ’=(π/2)−tan−1(Bθ/Br)[rad]
一方、取り付け位置ずれが生じる場合、磁束密度ベクトルBは半径r及び回転角度θで規定される位置O’において検出される。このため、回転角度θ’には、角度検出誤差φが含まれる。そして、角度検出誤差φは、次式で表すことができる。
φ=θ−θ’=θ−{(π/2)−tan−1(Bθ/Br)}[rad]
ここで、磁界検出部14と永久磁石ユニット12との間の取り付け位置ずれが磁束密度振幅及び角度検出誤差に与える影響を確認する。図7は図6の位置ずれrが0.5mmである場合の回転角度θに対する磁束密度Br、Bθ、|B|の大きさを示すグラフである。
なお、磁束密度は、いずれも|B|の1次振幅値で規格化した値である。また、図4に示した縦軸長さWと横軸長さHとの比W/Hは4である。さらに、磁界検出部14は、永久磁石ユニット12から2mm離されている。
図7に示すように、Br及びBθは、回転角度θに対して、互いに90°位相が異なる略正弦波状の波形となっている。
これに対して、永久磁石ユニット12の残留磁束密度を同じとし、永久磁石ユニット12と磁界検出部14との距離を同じとし、永久磁石ユニット12の縦横比を同じとして、取り付け位置ずれrを0.3mm、0.4mm、0.5mmとした場合の磁束密度の大きさ|B|及び角度検出誤差φのグラフは、それぞれ図8及び図9のようになる。
なお、磁束密度の大きさ|B|及び角度検出誤差φは、位置ずれr=0.5mmの場合の振幅値で規格化した値である。
図8及び図9に示すように、位置ずれ量が大きくなるほど|B|の磁束密度振幅が増大しており、角度検出誤差φの大きさも増大している。
角度検出誤差φは、磁界検出部14における半径方向の磁束密度Brと、半径方向に直交する方向の磁束密度Bθとの比から計算されるので、位置ずれによる角度検出誤差φを低減するためには、磁界検出部14において、永久磁石ユニット12から生じる縦軸方向の磁束密度成分Bθを低減する必要がある。
ここで、図10は図5の永久磁石ユニット12を拡大して示す斜視図、図11は図10の永久磁石ユニット12と磁界検出部14における磁束分布とを示す平面図である。磁界検出部14における理想的な磁束分布は、全ての磁束の向きが永久磁石ユニット12の横軸方向に平行となる分布である。
しかし、実際の磁束分布では、図11に示すように、殆どの磁束が永久磁石ユニット12の横軸方向に平行とはならず、中心部の磁束のみが横軸方向に平行となる。このため、磁界検出部14の中心位置と永久磁石ユニット12の中心位置との間に取り付け位置ずれが生じた場合、角度検出誤差φが増大する。
これに対して、本実施の形態では、取り付け位置ずれが生じる場合でも角度検出誤差φを低減するために、永久磁石ユニット12の縦横比W/Hを変化させる。即ち、永久磁石ユニット12の端点を上記の仮想円121に内接させつつ、縦軸長さW及び横軸長さHを変化させる。
永久磁石ユニット12の残留磁束密度、永久磁石ユニット12と磁界検出部14との距離、及び永久磁石ユニット12の厚みをそれぞれ一定とし、取り付け位置ずれrを0.3mm、0.4mm、0.5mmとした場合に、縦横比W/Hに対する角度検出誤差φが変動する様子の解析値を図12に図示している。但し、角度検出誤差は、振幅値を角度検出誤差の最小値で規格化している。また、仮想円121の直径は13mmとした。
図12によれば、取り付け位置ずれrが大きいほど角度検出誤差振幅も大きくなっている。但し、縦横比W/H<1では、角度検出誤差が縦横比の増加に対して急激に小さくなっている。これに対して、縦横比1≦W/H≦12では、角度検出誤差振幅の変化は小さくなっている。このため、W/Hは、1以上12以下が好適である。
即ち、縦横比W/H<1では、角度検出誤差が大きくなるだけでなく、取り付け位置ずれに加えて永久磁石ユニット12の寸法精度に対する感度が大きい。このため、製造ばらつきに対して角度検出誤差が設計値から大きく外れる懸念がある。
一方、縦横比1≦W/H≦12では、角度検出誤差が小さく、また永久磁石ユニット12の寸法精度に対する感度が小さいため、製造ばらつきを見込んでも角度検出誤差が設計値から大きく外れる懸念はない。具体的には、仮想円121の直径が13mmである場合、角度検出誤差が最小となる寸法は、縦軸長さW=12.7mm、H=3.2mmとなる。
図13は永久磁石ユニット12の縦横比と図12の角度検出誤差を磁束密度振幅で除した値との関係を示すグラフ、図14は永久磁石ユニット12の縦横比と図12の角度検出誤差を磁束密度の縦横比に対する傾きで除した値と関係を示すグラフである。なお、図12から図14においては、図15で説明する理由から、W/H≧0.5での解析結果を示している。
また、図12で示した角度検出誤差振幅を、それぞれの場合の磁束密度振幅値で除した値を回転角度θに対して図示したものが図13である。図8及び図9によれば、磁束密度振幅及び角度検出誤差振幅の値は、取り付け位置ずれの増加に応じて増大している。しかし、図13では、角度誤差振幅は、取り付け位置ずれの大きさによらず、略同一の曲線上にある。このため、縦横比W/Hが角度検出誤差に及ぼす影響を、図12に対してより明確に評価できる。
図14によれば、磁束密度の角度誤差振幅に対する縦横比の変化率、即ち傾きが、2≦W/H≦6の範囲で他の範囲よりも小さく、かつ0以上となっている。このため、W/Hは2以上6以下が特に好適であり、永久磁石ユニット12の寸法をこの範囲に設定することにより、設計値に対してばらつきの小さい回転角度検出装置4を得ることができる。
また、図12及び図13によれば、特にW/H=4の場合に、角度検出誤差φ及び位置ずれrに対する感度が最低となり、取り付け位置ずれが0.5mm程度の大きさとなっても角度検出誤差を小さく保つことが可能な回転角度検出装置を得ることができる。
図15は図4の仮想円121の直径が13mmである場合の縦横比W/Hに対する磁石面積W・Hをプロットしたグラフである。図15によれば、縦横比W/H≧1で、磁石面積W・Hが縦横比W/Hに対して単調に減少している。また、縦横比W/H≧1で、磁石面積W・Hを削減することが可能となることが確認できる。
本実施の形態では、これまで永久磁石ユニット12の縦横比W/Hに着目して議論を行ってきたが、実際は、永久磁石ユニット12の寸法に応じて角度検出誤差は変化する。
図16は、縦横比W/H=4で固定した際、取り付け位置ずれが0.3mm、0.4mm、0.5mmのそれぞれの場合について、縦軸長さWと横軸長さHとの積W・Hから求めた永久磁石ユニット12の面積に対して、角度検出誤差振幅をプロットしたグラフである。
図16によれば、永久磁石ユニット12の面積が大きいほど、即ち、仮想円121の直径が大きいほど、角度検出誤差が低下していることが確認できる。なお、図16では、仮想円121の直径が13.0mm、11.1mm、9.1mm、6.4mm、4.8mmの5つの場合を示している。
図17に磁石面積に対する角度検出誤差の減少率を示す。図17によれば、取り付け位置ずれに対する角度検出誤差の感度は、永久磁石ユニット12の面積がW・H<10となる場合に、W・H≧10の場合よりも大きくなっている。現実的には、取り付け位置ずれを抑えるための組立精度を上げる必要が生じるため、回転軸Oに沿って見たときの永久磁石ユニット12の面積W・Hを10mm以上とすることが望ましい。即ち、仮想円121の直径が4.8mm以上となる範囲で永久磁石ユニット12の縦横比を適切な値に保つ必要がある。
ここで、上記の特許文献1には、軸方向に着磁された永久磁石を用い、しかも永久磁石の形状を直方体とした構成も示されている。しかし、永久磁石の縦横比W/Hが1以下となっているため、角度検出誤差が増大してしまう。これに対して、本実施の形態では、永久磁石ユニット12の縦横比を1以上に調整することにより、角度検出誤差を低減することが可能となっている。
また、上記の特許文献2には、着磁方向を回転軸方向に垂直な径方向として、永久磁石を直方体形状として、永久磁石の縦横比を調整することにより角度検出誤差を低減する技術が示されている。しかし、特許文献2の例では、径方向着磁のため磁界検出部が永久磁石の極に対向できず、磁界検出部へ適切な大きさの磁界を印加することが困難であるから、永久磁石を小型化することが困難である。
これに対して、本実施の形態では、2組の磁極を有する直方体磁石を用いて回転軸方向に沿って磁界が印加される構成としているため、磁界検出部14で平行磁場を得ることが可能であり、角度検出誤差を低減しつつ磁界検出部14に磁界を集中させることが可能であり、永久磁石ユニット12及び回転角度検出装置4を小型化することができる。これにより、回転角度検出装置4を搭載した回転電機も小型化することができる。
また、回転角度検出装置4の角度検出誤差を低減することにより、回転子2の回転角度に応じて各コイル3aに適切な電流指令を与えることができ、これにより適切なトルクを発生させつつトルク脈動を低減することができる。
実施の形態2.
次に、図18はこの発明の実施の形態2による回転角度検出装置4の永久磁石ユニット12を示す斜視図である。実施の形態2の永久磁石ユニット12は、同一の2個の永久磁石である第1及び第2の分割磁石15,16を着磁方向が逆向きになるように組み合わせて構成されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、第1及び第2の分割磁石15,16を組み合わせて永久磁石ユニット12を構成しても、実施の形態1と同様の効果が得られる。また、1つの永久磁石ユニット12を互いに異なる着磁方向を有するように着磁する場合、着磁ヨークが複雑となるだけでなく、着磁位置がずれることにより角度検出誤差が増加する懸念がある。これに対して、同一の分割磁石15,16を組み合わせる場合、着磁ヨークが複雑とならず、着磁位置がずれる恐れもない。また、未着磁領域を避けられるため、角度検出誤差をさらに低減することができる。
実施の形態3.
次に、図19はこの発明の実施の形態3による回転角度検出装置4の永久磁石ユニット12を示す斜視図である。実施の形態3では、第1及び第2の分割磁石15,16が空隙17を介して互いに平行に配置されている。これにより、磁界検出部14に対向する2つの磁極間には、着磁されていない領域が設けられている。実施の形態3の永久磁石ユニット12は、第1及び第2の分割磁石15,16と空隙17とを有している。他の構成は、実施の形態2と同様である。
このような構成では、縦横比W/Hを規定するための縦軸の長さWは、分割磁石15,16又は空隙17の縦軸の長さに等しく規定される。また、横軸の長さHは、分割磁石15,16及び空隙17の横軸の長さを合わせた長さに等しく規定される。
このような構成によっても、実施の形態2と同様の効果が得られる。また、第1及び第2の分割磁石15,16を離して配置することにより、磁界検出部14に印加される平行な磁界の成分がより増大し、角度検出誤差をさらに低減することができる。
実施の形態4.
次に、図20はこの発明の実施の形態4による回転角度検出装置4の永久磁石ユニット12を示す斜視図である。実施の形態4では、第1及び第2の分割磁石15,16の間に非磁性体からなるスペーサ18が設けられている。これにより、磁界検出部14に対向する2つの磁極間には、着磁されていない領域が設けられている。実施の形態4の永久磁石ユニット12は、第1及び第2の分割磁石15,16とスペーサ18とを有している。
スペーサ18の形状は、直方体である。スペーサ18の縦軸の長さは、第1及び第2の分割磁石15,16の縦軸の長さと同じである。スペーサ18は、縦軸長さ全体で第1及び第2の分割磁石15,16に接している。また、スペーサ18の厚さ寸法は、第1及び第2の分割磁石15,16の厚さ寸法と同じである。他の構成は、実施の形態3と同様である。
このような構成では、縦横比W/Hを規定するための縦軸の長さWは、分割磁石15,16又はスペーサ18の縦軸の長さに等しく規定される。また、横軸の長さHは、分割磁石15,16及びスペーサ18の横軸の長さを合わせた長さに等しく規定される。
このような構成によっても、実施の形態3と同様の効果が得られる。また、空隙17の代わりに非磁性体からなるスペーサ18を用いることにより、第1及び第2の分割磁石15,16間の位置ずれを抑えることができる。
実施の形態5.
次に、図21はこの発明の実施の形態5による回転角度検出装置4の永久磁石ユニット12を示す斜視図である。実施の形態5では、第1及び第2の分割磁石15,16間に、第3の分割磁石19が設けられている。第3の分割磁石19の形状は、直方体である。第3の分割磁石19は、第1及び第2の分割磁石15,16の短軸、即ち回転軸Oに沿って見た第1及び第2の分割磁石15,16の短辺に平行な方向に着磁されている。実施の形態5の永久磁石ユニット12は、第1及び第2の分割磁石15,16と第3の分割磁石19とを有している。
第3の分割磁石19の縦軸の長さは、第1及び第2の分割磁石15,16の縦軸の長さと同じである。第3の分割磁石19は、縦軸長さ全体で第1及び第2の分割磁石15,16に接している。また、第3の分割磁石19の厚さ寸法は、第1及び第2の分割磁石15,16の厚さ寸法と同じである。縦横比W/Hは、図21に示す通りに規定される。他の構成は、実施の形態2と同様である。
このような構成によっても、実施の形態2と同様の効果が得られる。また、第1及び第2の分割磁石15,16の間に第3の分割磁石19を配置することにより、磁界検出部14に印加される平行な磁束密度成分を増大させ、角度検出誤差をさらに低減することができる。
実施の形態6.
次に、図22はこの発明の実施の形態6による回転角度検出装置4の永久磁石ユニット12を示す斜視図である。実施の形態6では、第1の分割磁石15の磁界検出部14とは反対側に第1の磁性体片20が配置されている。また、第2の分割磁石16の磁界検出部14とは反対側に第2の磁性体片21が配置されている。そして、第1及び第2の磁性体片20,21の間に第3の分割磁石19が配置されている。
第1及び第2の磁性体片20,21の形状は、直方体である。第1及び第2の磁性体片20,21縦軸の長さは、第1及び第2の分割磁石15,16の縦軸の長さと同じである。第1及び第2の磁性体片20,21の横軸の長さは、第1及び第2の分割磁石15,16の横軸の長さと同じである。
第1及び第2の磁性体片20,21の厚さ寸法は、第3の分割磁石19の厚さ寸法と同じである。第3の分割磁石19は、第1及び第2の分割磁石15,16の短軸、即ち回転軸Oに沿って見た第1及び第2の分割磁石15,16の短辺に平行な方向に着磁されている。これにより、第2の分割磁石16から、第2の磁性体片21、第3の分割磁石19、第1の磁性体片20、第1の分割磁石15の順に流れる磁界が形成されている。
第1の磁性体片20は、縦軸長さ全体で第1の分割磁石15に接している。第2の磁性体片21は、縦軸長さ全体で第2の分割磁石16に接している。第3の分割磁石19は、縦軸長さ全体で第1及び第2の磁性体片20,21に接している。第1及び第2の分割磁石15,16の間には、空隙17が設けられている。実施の形態6の永久磁石ユニット12は、第1及び第2の分割磁石15,16と空隙17と第1及び第2の磁性体片20,21と第3の分割磁石19とを有している。縦横比W/Hは、図22に示す通りに規定される。他の構成は、実施の形態5と同様である。
このような構成によっても、実施の形態5と同様の効果が得られる。また、第1及び第2の磁性体片20,21を用いることにより、分割磁石15,16,19の減磁を抑制することができる。
なお、実施の形態6では、第1及び第2の分割磁石15,16間に空隙17が形成されているが、空隙17の代わりに実施の形態4で示したスペーサ18を配置してもよい。
実施の形態7.
次に、図23はこの発明の実施の形態7による回転角度検出装置4の要部を示す斜視図である。実施の形態7では、永久磁石ユニット12の磁界検出部14とは反対側の面が矩形の平板状の磁性体部材22に接合されている。回転軸Oに沿って見たとき、磁性体部材22の面積は、永久磁石ユニット12の面積よりも大きい。
永久磁石ユニット12は、磁性体部材22の中央部に接合され固定されている。永久磁石ユニット12及び磁性体部材22は、磁石保持部材11(図1)に保持されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、永久磁石ユニット12に磁性体部材22が接していることにより、永久磁石ユニット12の減磁耐力を向上させることができる。
実施の形態8.
次に、図24はこの発明の実施の形態8による回転角度検出装置4の要部を示す斜視図である。実施の形態8では、永久磁石ユニット12の磁界検出部14とは反対側の面が磁性体部材23に接合されている。磁性体部材23の形状は、直方体である。
磁性体部材23の縦軸の長さは、永久磁石ユニット12の縦軸の長さと同じである。磁性体部材23の横軸の長さは、永久磁石ユニット12の横軸の長さと同じである。即ち、回転軸Oに沿って見たとき、永久磁石ユニット12の面積は磁性体部材23の面積と同じであり、磁性体部材23の磁界検出部14側の面全体が永久磁石ユニット12に接している。磁性体部材23の厚さ寸法は、永久磁石ユニット12の厚さ寸法よりも大きい。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、永久磁石ユニット12に磁性体部材23が接していることにより、永久磁石ユニット12の減磁耐力を向上させることができる。さらに、図25に示すように、漏れ磁束90を低減することができる。従って、角度検出誤差をさらに低減することができる。
実施の形態9.
次に、図26はこの発明の実施の形態9による回転角度検出装置4の要部を示す斜視図である。実施の形態9では、永久磁石ユニット12の磁界検出部14とは反対側の面が磁性体部材24に接合されている。磁性体部材24の形状は、直方体である。
磁性体部材24の縦軸の長さは、永久磁石ユニット12の縦軸の長さよりも短い。磁性体部材24の横軸の長さは、永久磁石ユニット12の横軸の長さよりも短い。即ち、回転軸Oに沿って見たとき、磁性体部材24の面積は永久磁石ユニット12の面積よりも小さい。また、磁性体部材24の磁界検出部14側の面全体が永久磁石ユニット12に接している。磁性体部材24の厚さ寸法は、永久磁石ユニット12の厚さ寸法よりも大きい。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、永久磁石ユニット12に磁性体部材24が接していることにより、永久磁石ユニット12の減磁耐力を向上させることができる。さらに、図27に示すように、漏れ磁束90を実施の形態8よりもさらに低減することができ、角度検出誤差をさらに低減することができる。
なお、実施の形態7〜9の永久磁石ユニット12を実施の形態2、3、4、5又は6と同様の構成としてもよく、この場合、実施の形態2、3、4、5又は6と同様の効果を得ることができる。
実施の形態10.
次に、図28はこの発明の実施の形態10による回転角度検出装置4の要部を示す斜視図である。実施の形態10では、実施の形態3の永久磁石ユニット12の磁界検出部14とは反対側の面が磁性体部材25に接合されている。磁性体部材25の形状は、直方体又は矩形の平板である。
磁性体部材25の縦軸の長さは、永久磁石ユニット12の縦軸の長さと同じである。磁性体部材25の横軸の長さは、永久磁石ユニット12の横軸の長さと同じである。但し、磁性体部材25の横軸の長さは、第1及び第2の分割磁石15,16の横軸の長さの和よりも、空隙17の分だけ長い。他の構成は、実施の形態3と同様である。
このような構成によっても、実施の形態3と同様の効果を得ることができる。また、永久磁石ユニット12に磁性体部材25が接していることにより、永久磁石ユニット12の減磁耐力を向上させることができる。さらに、磁界検出部14に印加される磁束密度の平行成分が増加し、角度検出誤差を低減することができる。
実施の形態11.
次に、図29はこの発明の実施の形態11による回転電機の要部を模式的に示す概略断面図である。実施の形態11では、磁界検出部14及び永久磁石ユニット12の配置が実施の形態1に対して入れ替えられている。即ち、基板13及び磁界検出部14がシャフト1に固定されている。これにより、磁界検出部14は、シャフト1と一体となって回転する。
また、永久磁石ユニット12は、適切な部材を用いて、回転電機の固定部に取り付けられている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、永久磁石ユニット12がシャフト1に固定されないので、シャフト1が磁性体である場合にも、漏れ磁束を低減することができ、角度検出誤差を低減することができる。
なお、実施の形態11の永久磁石ユニット12を実施の形態2、3、4、5又は6と同様の構成としてもよく、この場合、実施の形態2、3、4、5又は6と同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態7〜10についても、磁界検出部14をシャフト1に固定し、永久磁石ユニット12及び磁性体部材22,23,24,25を回転電機の固定部に取り付けてもよい。
実施の形態12.
次に、図30はこの発明の実施の形態12による回転角度検出装置4の永久磁石ユニット12を示す斜視図である。実施の形態12の永久磁石ユニット12の形状は、楕円柱である。即ち、回転軸Oに沿って見た永久磁石ユニット12の正面形状は、楕円形である。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。即ち、永久磁石ユニット12の形状を楕円柱とした場合も、実施の形態1で示した縦横比という考え方を適用できる。
なお、実施の形態2〜11の永久磁石ユニット12の形状を楕円柱としてもよい。
また、上記実施の形態では、磁界検出部14と永久磁石ユニット12との間の空隙長さを2mmに設定した場合について説明したが、空隙長さは永久磁石ユニット12の残留磁束密度と磁界検出部14の仕様とに応じて適宜決定すればよい。
さらに、永久磁石ユニット12の厚さ寸法は、減磁耐力や永久磁石の動作点を考慮して適切な値に設定すればよい。
さらにまた、上記実施の形態では、円柱状のシャフト1を用いたが、シャフト1の形状は、実際の回転電機の使用状況に応じて任意に変更可能であり、例えば多角柱状であってもよい。
また、永久磁石ユニット12及び分割磁石15,16,19に用いる永久磁石としては、ネオジム焼結磁石を用いることができるが、これに限定されるものではなく、ネオジムボンド磁石、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石、又はアルニコ磁石などを用いてもよい。
1 シャフト、2 回転子、3 固定子、4 回転角度検出装置、11 磁石保持部材、12 永久磁石ユニット、14 磁界検出部、15 第1の分割磁石、16 第2の分割磁石、19 第3の分割磁石、20 第1の磁性体片、21 第2の磁性体片、22,23,24,25 磁性体部材、O 回転軸。

Claims (13)

  1. 永久磁石ユニット、及び
    前記永久磁石ユニットに対向し、前記永久磁石ユニットの磁界を検出する磁界検出部
    を備え、
    前記永久磁石ユニットの形状は、楕円柱、又は長辺と短辺とを有している直方体であり、
    前記永久磁石ユニットは、回転電機のシャフトの回転軸に平行な方向に沿って互いに逆向きに着磁され前記磁界検出部に対向する2つの磁極を有している回転角度検出装置。
  2. 前記永久磁石ユニットの形状は、直方体であり、
    前記回転軸に沿って前記永久磁石ユニットを見たときの長辺の長さWと短辺の長さHとの比W/Hは、1以上12以下である請求項1記載の回転角度検出装置。
  3. W/Hが2以上6以下である請求項2記載の回転角度検出装置。
  4. W/Hが4である請求項3記載の回転角度検出装置。
  5. 前記回転軸に沿って前記永久磁石ユニットを見たときの前記永久磁石ユニットの面積W・Hは、10mm以上である請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の回転角度検出装置。
  6. 前記2つの磁極の間に着磁されていない領域が設けられている請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の回転角度検出装置。
  7. 前記永久磁石ユニットは、
    着磁方向が逆向きになるように配置されている2個の永久磁石である第1及び第2の分割磁石と、
    前記第1及び第2の分割磁石の間に配置されている第3の分割磁石と
    を有しており、
    前記第3の分割磁石は、前記回転軸に沿って見た前記第1及び第2の分割磁石の短辺に平行な方向に着磁されている請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の回転角度検出装置。
  8. 前記永久磁石ユニットは、
    着磁方向が逆向きになるように配置されている2個の永久磁石である第1及び第2の分割磁石と、
    前記第1の分割磁石の前記磁界検出部とは反対側に配置されている第1の磁性体片と、
    前記第2の分割磁石の前記磁界検出部とは反対側に配置されている第2の磁性体片と、
    前記第1及び第2の磁性体片の間に配置されている第3の分割磁石と
    を有しており、
    前記第3の分割磁石は、前記回転軸に沿って見た前記第1及び第2の分割磁石の短辺に平行な方向に着磁されている請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の回転角度検出装置。
  9. 前記永久磁石ユニットの前記磁界検出部とは反対側の面に接する磁性体部材をさらに備えている請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の回転角度検出装置。
  10. 前記回転軸に沿って見た前記磁性体部材の面積が前記永久磁石ユニットの面積以下である請求項9記載の回転角度検出装置。
  11. 前記シャフト、
    前記シャフトに固定されている回転子、
    前記回転子に空隙を介して対向している固定子、及び
    請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の回転角度検出装置
    を備えている回転電機。
  12. 前記永久磁石ユニットは、非磁性体製の磁石保持部材を介して前記シャフトに固定されている請求項11記載の回転電機。
  13. 前記磁界検出部は、前記シャフトに固定されている請求項11記載の回転電機。
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