JP4846863B2 - 着磁装置及び着磁ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は,被着磁体を所定着磁方向に極性が交互に変化するように多極着磁する着磁装置及び着磁ヘッドに関し,特に,車輪用軸受などに配置される環状の磁気エンコーダの着磁に好適な着磁装置及び着磁ヘッドに関する。
多くの自動車の車輪用軸受(ハブベアリング)にはABS(アンチロック・ブレーキ・システム:(横滑り防止装置))とESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール(車両姿勢安定装置))の制御に必要な車輪回転センサが装着されている。車輪回転センサは,磁石のN極,S極の極性変化を検出する磁気センサと,円周方向にN極とS極が交互に同一間隔で着磁されたリング状の磁石である磁気エンコーダとを有して構成されている。車輪の回転に伴って磁気エンコーダの極性が交互に変化する状況を磁気センサが検出し,車輪回転信号として捉え,ABSやESCなどの車両制御に用いられる。この磁気エンコーダを製造するための着磁装置が開発されている。
特許文献1は,この磁気エンコーダを製造するための従来の着磁装置及び着磁方法について開示している。従来の着磁装置としては,特許文献1の例えば段落0003−0004に記載される一発着磁式装置と,特許文献1の例えば段落0005に記載される回転着磁式装置とが提案されている。
一発着磁式装置は,特許文献1の図8に示すように,着磁ヘッド10の上面の導電線の間にN極とS極が交互に並ぶように導電線が円周上に配置され,その上面にリング状の磁性体(被着磁体)を固定し,導電線に通電することで発生する磁界により,被着磁体を着磁する。
従来の回転着磁式装置は,特許文献1の図9に示すように,リング状の磁性体(被着磁体)の円周方向に2極ヘッドを回転させ,N極とS極の着磁ピッチに合わせて,2極ヘッドに巻き付けられたコイルに交番電流を流すことで2極ヘッドの先端から発生する磁界により,被着磁体を着磁する。さらに,特許文献1では,2極ヘッドに代わって,コイルが巻かれたセンターヘッドとセンターヘッドの両側のサイドヘッドを有する3極ヘッドによる回転着磁式について開示している。なお,特許文献2についても,従来の一発着磁式装置及び従来の回転着磁式装置について記載されており,特許文献2では,励磁コイルが巻かれた着磁ヨークからなる着磁ヘッドの一端と他端を対向させ,その間に被着磁体を配置することで,被着磁体の表面と裏面の両方から着磁する回転着磁式装置について開示している。
特開2003−59718号公報 特開2003−344098号公報
しかしながら,一発着磁式装置は,特許文献1にも記載されるように,N極とS極の着磁ピッチの精度は,着磁ヘッドの上面に配置される電線の配置精度に依存し,電線配置は手作業により行われているため,高精度な着磁ピッチを確保することは困難である。
また,従来の回転着磁式装置は,交番電流の周期を高精度に制御できるため,一発着磁式と比較して高精度な着磁ピッチを得ることができるが,ヘッドに巻かれたコイルに通電することで,ヘッド先端に発生する磁界で着磁するため,被着磁体が直接コイルと接触して着磁される一発着磁式装置と比較して,被着磁体に着磁される磁力は弱い。被着磁体の磁力が比較的弱いと,被着磁体を車輪用軸受の磁気エンコーダとして取り付けた場合,制御に必要なレベル以上の車輪回転信号を磁気センサが検知するには,磁気エンコーダと磁気センサとの間隔を狭くする必要があり,高い組み付け精度が要求される。
そこで,本発明の目的は,高精度な着磁ピッチを確保しつつ,従来の回転着磁式装置よりも大きな磁力による着磁を可能とする着磁装置及び着磁ヘッドを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の着磁装置の構成は,被着磁体を所定着磁方向に極性が交互に変化するように着磁する着磁装置において,被着磁体の着磁面に対向して接触又は近接する先端面を有するコアを有し,前記先端面に当該先端面の一端側から他端側に延びる導電線を位置決めして配置する位置決め手段が設けられ,前記先端面の一端側から他端側への方向が前記被着磁体の所定着磁方向に垂直となるように配置される着磁ヘッドと,前記着磁ヘッドの先端面が前記被着磁体の着磁面の前記所定方向に相対的に回転又は移動するように,前記被着磁体又は前記着磁ヘッドを回転又は移動させる駆動部と,前記駆動部により前記被着磁体又は前記着磁ヘッドを回転又は移動させながら,前記導電線に交番電流を供給する電源とを備え,前記コアは,前記先端面の内部に,前記先端面の一端側から他端側に貫通する貫通孔を有し,前記先端面の他端側に延びた導電線は,前記貫通孔を前記他端側から一端側に延びることを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明の着磁ヘッドの構成は,被着磁体を所定着磁方向に極性が交互に変化するように着磁する着磁装置に用いられる着磁ヘッドにおいて,被着磁体の着磁面に対向して接触又は近接する先端面を有するコアを有し,前記先端面に当該先端面の一端側から他端側に延びる導電線を位置決めして配置する位置決め手段が設けられ,前記コアは,前記先端面の内部に,前記先端面の一端側から他端側に貫通する貫通孔を有し,前記先端面の他端側に延びた導電線は,前記貫通孔を前記他端側から一端側に延びることを特徴とする。
本発明によれば,着磁ヘッドが被着磁体の着磁面に対向して接触又は近接する先端面を有し,その先端面の一端側から他端側に延びる溝に導電線を収容し,導電線に交番電流を供給しながら,着磁ヘッドの先端面が被着磁体の着磁面の所定方向に相対的に回転又は移動させて着磁を行うことで,着磁面への大きな磁力による着磁が可能となり,また,交番電流により高精度な着磁ピッチを確保することができる。
本発明の実施の形態における着磁装置の概略構成例を示す図である。 インバータ回路の原理を説明する図である。 本実施の形態における着磁ヘッド16の第一の構成例を示す図である。 本実施の形態における着磁ヘッド16の第一の構成例を示す図である。 本実施の形態における着磁ヘッド16の第二の構成例を示す図である。 本実施の形態における着磁ヘッド16の第二の構成例を示す図である。 第二の構成例における溝2cに配置される導電線3の配置パターンを示す図である。 被着磁体1に印加される磁界の状態を示す図である。 従来の一発着磁式装置による着磁による磁束密度分布図を示す。 従来の回転着磁式装置による着磁による磁束密度分布図を示す。 本実施の形態例における着磁装置を用いた着磁による磁束密度分布図を示す。 被着磁体1の形状例を示す平面図である。
以下,図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。しかしながら,かかる実施の形態例が,本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は,本発明の実施の形態における着磁装置の概略構成例を示す図である。本実施の形態例では,円盤状の被着磁体をその円周方向に極性が交互に変化するように着磁する着磁装置を例示する。本実施の形態における着磁装置は,着磁対象となる円盤状の被着磁体1を回転可能に保持する回転保持部10と,回転保持部に回転駆動させるモータ12と,モータ12の回転角度に対応するパルス信号を出力するエンコーダ14と,被着磁体1を磁化する着磁ヘッド16と,電源装置18と,制御手段20とを有する。また,着磁された被着磁体1の磁気を検出する磁気センサ30が設けられる。
被着磁体1は,着磁によって磁気エンコーダなどの多極磁化環状体となる部材であり,環状の磁性体である。被着磁体1は,例えば,大きな磁束密度が得られる希土類焼結磁石が好ましいが,もちろんフェライトボンド磁石など他の磁石も適用可能である。
回転保持部10は,被着磁体1と同心の主軸であり,図示されないチャックにより被着磁体1は回転保持部10に回転可能に固定される。本実施の形態例では,着磁ヘッド16を固定し,被着磁体1を着磁ヘッド16に対して回転させる構成であるが,固定された被着磁体1に対して着磁ヘッド16を回転させる構成も原理的には可能である。
モータ12は,回転精度に優れた例えばブラシレスモータが用いられ,回転保持部10を回転駆動させる。エンコーダ14は,モータ12の回転角度に対応するパルス信号を出力し,その分解能は高いほどピッチ誤差を小さくすることができ,例えば,1回転当たり1万パルス以上のパルス信号を出力するものが好ましい。
着磁ヘッド16は,後に詳述するように,被着磁体の着磁面に対向して接触又は近接する先端面を有し,先端面に当該先端面の一端側から他端側に延びる溝が設けられ,当該溝に沿って導電線が配置される。また,着磁ヘッド16は,その先端面の一端側から他端側への方向が被着磁体の円周方向とは垂直である被着磁体の半径方向となるように位置決めされる。
電源装置18は,着磁ヘッド16の上記先端面に収容される電線に着磁電流を与える装置であり,例えばサイリスタなどのスイッチング素子を用いたインバータ回路である。スイッチング素子のON/OFF周期を制御することで,任意の周波数の交番電流を得ることができる。
図2は,インバータ回路の原理を説明する図である。スイッチS1,S2,S3及びS4を備えた図2(a)に示す回路構成において,スイッチング素子S1,S3の組み合わせとスイッチング素子S2,S4の組み合わせを,図2(b)に示すように,交互にON/OFF動作させることで,負荷に流れる電流方向が逆向きとなり,その周期Tはスイッチング素子のON/OFF周期を制御することで自在に設定することができる。
制御手段20は,電源装置18を制御する制御回路21とその上位の全体制御装置22とを有する。制御回路21は,電源装置18の交番電流の周期を制御する回路であり,全体制御装置22は,エンコーダ14からのパルス信号を取得し,モータ12及び制御回路21を制御する。さらには,制御手段20は,磁気センサ30からの信号を取得することで,着磁された被着磁体1の磁束密度を検出し,正常に着磁されたか否かの判定を行うこともできる。磁気センサ30は,ホール素子及びガウスメータを備えて構成される。全体制御装置22は,例えばパーソナルコンピュータであり,所定の制御プログラムをCPUが実行することで各種制御が実行される。
次に,着磁ヘッド16の構成を図面を参照しながら詳述する。
図3及び図4は,本実施の形態における着磁ヘッド16の第一の構成例を示す図である。着磁ヘッド16の第一の構成例は,例えばコバルト合金(例えばパーメンジュール)などの強磁性体で形成されるコア2と,当該コア2の被着磁体1と対向する面(先端面)に設けられた溝(導電線位置決め手段)2cに収容される導電線3とを備えて構成される。導電線3は例えば銅線である。
図3(a),(b),(c)はそれぞれコア2の底面図,正面図,側面図であり,図3(d)は図3(b)の点線囲み部pの詳細図である。コア2の底面は,コア2の被着磁体1に対向する先端面である。また,図4は,コア2の先端面に導電線3が配置された状態を示し,図4(a)は図3(a)と同様のコア2の先端面である底面を示し,図4(b)は,図4(a)に示すコア2の先端面の中心線A−A線の断面図,図4(c)は,図4(a)に示すコア2の先端面の中心線B−B線の断面図である。
第一の構成例においては,コア2の先端面2aは細長状面であり,その寸法は,例えば短手方向長さ3mm,長手方向長さ20mmである。また,コア2は,高さ方向において,先端面2aから当該短手方向長さ及び長手方向長さでの所定高さ(例えば10mm程度)まで延びる第一の高さ部分と,当該所定高さ位置から短手方向長さが先端面2aの短手方向長さより長い長さ(例えば20mm程度)で高さ方向に延びる第二の高さ部分を有する。第二の高さ部分の高さは約50mm程度であり,先端面2aからその反対面2bまでの全体の高さは約60mm程度である。第二の高さ部分は,図3(c)に示すように,第二の高さ部分において,短手方向長さが末広がり状に長くなるように形成されてもよく,また,そのような長さ変化部分を設けずに,矩形状に短手方向長さの長さが長くなるように形成されてもよい。第二の高さ部分は,図示されない着磁ヘッド取付装置に着磁ヘッド16を固定するために必要な寸法を確保するためのものであり,図示されない着磁ヘッド位置決め装置に着磁ヘッド16を固定するためのねじ穴2bなどが設けられる。また,第一の構成例では,先端面2aが1本の導電線3を長手方向に延びて配置できるだけの領域を有していればよいため,図3に示すように,先端面2aを細長状面である例を示したが,先端面2aの短手方向長さを,第二の高さ部分の短手方向長さと同じ寸法で形成してもかまわない。なお,着磁ヘッド取付装置は,着磁ヘッド16をX,Y,Z軸の3軸方向に位置決めするための既知のXYZステージである。
先端面2aには,その一端側から他端側の長手方向に直線状に延びる溝2cが形成され,図4(b)及び図4(c)に示されるように,導電線3が溝2c内に保持され,先端面2aの長手方向に延びて配置される。溝2cは,導電線3を収容可能な程度の深さ及び幅を有し,導電線の直径が例えば1mm程度の場合,図3(d)に示されるように,幅及び深さとも例えば1.1mm程度の寸法で形成される。なお,溝2cの断面形状は,図3(d)に示されるようなほぼ円形断面のほか,もちろん矩形断面でもかまわず,導電線を収容可能な形状であればその形状は問わない。また,導電線の断面形状も円形断面,矩形断面など,溝2cに収容可能な形状であれば,その形状を問わない。
コア2には,さらに,導電線3を長手方向に貫通させるための貫通孔2dが形成されている。図4(c)に示されるように,電源装置18から延びる導電線3は,先端面2aの一端側から他端側へ溝2c内を延び,先端面2aの他端側から出た導電線3は,逆向きに,先端面2aの他端側から一端側に貫通孔2d内を延び,先端面2aの一端側から電源装置18に戻る。被着磁体1から見て,溝2c内を延びる導電線部分と貫通孔2d内を延びる導電線部分を流れる電流の向きは反対であり,貫通孔2d内を延びる導電線部分を流れる電流により発生する磁界が,溝2c内を延びる導電線部分を流れる電流により発生する磁界を打ち消さない程度に,貫通孔2dは,先端面より高さ方向に離れて形成される。第一の構成例では,貫通孔2dの高さ位置は,先端面2aより15mm程度である。
図5及び図6は,本実施の形態における着磁ヘッド16の第二の構成例を示す図である。図5(a),(b),(c)はそれぞれコア2の底面図,正面図,側面図であり,図5(d)は図5(b)の点線囲み部qの詳細図である。第一の構成例と同様に,コア2の底面はコア2の被着磁体1に対向する先端面である。また,図6は,コア2の先端面に導電線3が配置された状態を示し,図6(a)は図5(a)と同様のコア2の先端面である底面を示し,図6(b)は,図6(a)に示すコア2の先端面の中心線A−A線の断面図,図6(c)は,図5(a)に示すコア2の先端面の中心線B−B線の断面図である。
着磁ヘッド16の第二の構成例は,第一の構成例と同様に,例えばコバルト合金などの強磁性体で形成されるコア2と,当該コア2の被着磁体1と対向する面(先端面)に設けられた導電線位置決め手段としての溝2cに収容される導電線3とを備えて構成される。
第二の構成例においては,コア2の先端面2aは,着磁ヘッド位置決め装置に取り付けるためのねじ穴を有する高さ位置(第一の構成例における第二の高さ部分に相当)の縦横寸法と同じ寸法を有し,その寸法は例えば20mm×20mmである。また,コア2は,先端面2aから高さ方向に同一の縦横寸法で延びており,その全体高さは約60mm程度である。そして,先端面2aには,図5(a)に示されるように,その一端側から他端側へ延びる並列に配置された3つの溝2c−1,2c−2,2c−3(総称する場合溝2cと称する)が形成される。より詳しくは,3つの溝2cは,先端面2aが被着磁体1に対向して配置された場合に,被着磁体1の円周方向に所定間隔で並列に配置され,且つ先端面2aの一端側から他端側へ被着磁体1の半径方向に沿って直線状に延びるように形成される。さらに,溝2cは,先端面2aの一端側より所定長さ内側から及び他端側より所定長さ内側まで形成され,一本の導電線3が,先端面2a上において,先端面2aの一端側及び他端側で逆方向に折り曲げられて隣接する溝2cに収容されて逆方向に延びるようになっている。
図7は,第二の構成例における溝2cに配置される導電線3の配置パターンを示す図である。電源装置18から延びる導電線3は,先端面の一端側において,中央の溝2c−2の延長線上から所定角度折り曲げられて溝2c−1内に配置されて先端面2aの一端側から他端側に延び,溝2c−1の他端側で逆方向折り曲げられて,隣接する溝2c−2内に配置されて先端面2aの他端側から一端側に延び,さらに,溝2c−2の一端側で逆方向に折り曲げられて,隣接する溝2c−3内に配置されて先端面2aの一端側から他端側に延び,溝2c−3の他端側で中央の溝2c−2の延長線上に延びるように折り曲げられる。
第二の構成例における溝2cは,第一の構成例と同様に,導電線3を収容可能な程度の深さ及び幅を有し,導電線の直径が例えば1mm程度の場合,図5(d)に示されるように,幅及び深さとも例えば1.1mm程度の寸法で形成される。なお,溝2cの断面形状は,図5(d)に示されるような矩形断面のほか,例えば底部が円弧となるような断面でもかまわず,導電線を収容可能な形状であればその形状は問わない。
コア2には,さらに,導電線3を先端面の他端側から先端面側に貫通されるための貫通孔2dが形成されている。貫通孔2dは,溝2c−2の真下の高さ位置に設けられる。図7で示したパターンによって先端面2aの溝2c−3の他端側から出た導電線3は,図6(c)に示すように,折り曲げられて逆向きに先端面2aの他端側から一端側に貫通孔2d内の延び,先端面2aの一端側から電源装置18に戻る。このとき,溝2c−2内の延びる導電線部分と貫通孔2d内を延びる導電線部分を流れる電流の向きは同じである。従って,貫通孔2dを流れる電流によって発生する磁界も被着磁体1の着磁に寄与することから,貫通孔2dは,できるだけ先端面2aに近い位置に形成され,好ましくは,図5(d)に示されるように,溝2c−2に真下に隣接して設けられ,溝2c−2の底部が貫通孔2dに連通していてもよい。もちろん,溝2c−2の底部が貫通孔2dに連通せずに,可能な限り溝2c−2に近い溝2c−2の真下位置に貫通孔2dが形成されてもよい。
また,第二の構成例における着磁ヘッド16についても,第一の構成例と同様に,図示されない着磁ヘッド位置決め装置に着磁ヘッド16を固定するためのねじ穴2bなどが適宜設けられる。
第一及び第二の構成例におけるコア2の溝2c,貫通孔2d及びねじ穴2bなどは,機械加工により形成される。また,先端面2aの導電線3を固定するために,コア2の先端面2aの一端側と他端側より外側に出た導電線3を,例えばエポキシ樹脂などでコア2の側面に対して固定してもよい。
次に,着磁方法について説明する。着磁対象の被着磁体1を回転保持部10で保持し,モータ12を駆動させて,回転保持部に固定された被着磁体1を回転させる。着磁ヘッド16は,その先端面2aが被着磁体1にわずかに離間して対向するように位置決めされる。原理的には,先端面2a(本実施の形態例では,溝2cの深さは導電線3の直径よりも深く設計されているので,先端面2a上の導電線3は溝2cから突出していないが,溝2cの深さが導電線3の直径よりも浅い場合は,溝2cから突出する導電線3)を被着磁体1に接触させる構成が,最も強い磁界を被着磁体に印加することができるが,摩擦による先端面2aの摩耗を考慮して,被着磁体1と着磁ヘッド16の先端面2aとの間には,わずかな間隙が設けられる。
そして,全体制御装置22は,エンコーダ14からのパルス信号を取得し,パルス信号周期に同期して,被着磁体1が1回転中に,着磁する極数に対応する周波数の交番電流を発生するように,制御回路21に制御信号を送出し,制御回路21は,その制御信号に応じて電源装置18のスイッチング回路(インバータ回路)のスイッチ制御を行う。例えば,96極着磁する場合,1極あたりの回転角度は3.75度であり,全体制御装置22は,被着磁体1が3.75度回転する時間に相当するパルス信号数をカウントし,当該パルス信号数をカウントする毎に,電流方向を反転させるように,制御回路21に制御信号を送出する。
電源装置18から供給される交番電流は,着磁ヘッド16の導電線3を流れ,被着磁体1に極めて近い位置の先端面2aの溝2cに配置された導電線3に流れる電流により発生する磁界により,被着磁体1は着磁される。
図8は,被着磁体1に印加される磁界の状態を示す図である。図8(a)は第一の構成例の着磁ヘッド16により印加される磁界,図8(b)は第二の構成例の着磁ヘッド16により印可される磁界を示す。
図8(a)に示すように,第一の構成例の着磁ヘッド16により被着磁体1を着磁する場合,先端面2aの溝2cに配置された導電線3により発生する磁界により,被着磁体1の着磁面を磁束が通過し,被着磁体1の所定角度(96極着磁の場合,3.75度)間隔が一方の極(例えばN極)に着磁される。その後,被着磁体1の回転による隣接する次の所定角度間隔では,上述のように,導電線3を流れる電流方向が逆向きとなるので,もう一方の極(例えばS極)に着磁され,これを,所定角度間隔毎に繰り返すことにより,所定極数による多極着磁が実現される。また,エンコーダ14からのパルス信号に同期させて,電源装置18が発生する交番電流の周期を任意に変化させることで,任意の極数(例えば2〜10000極)による多極着磁が可能である。
従来技術の項でも説明したように,従来の回転着磁式は,着磁ヘッドに巻回されたコイルへの通電によりコイルが発生する磁界でコアを磁化し,その磁化されたコアの磁界により,被着磁体を磁化していたため,従来の一発着磁式と比較して磁力が弱いという問題を有していたが,本実施の形態例における着磁装置では,導電線3が発生する磁界で磁化されたコア2が発生する磁界に加えて,被着磁体1に接触又は僅かに離間して近接する導電線3が発生する磁界により直接被着磁体1を磁化するため,従来の回転着磁式よりも大きな磁力で着磁することができる。また,従来の一発着磁式では,高精度な着磁ピッチを確保することが困難であったが,第一の構成例の着磁ヘッド16を用いた本実施の形態における着磁装置では,インバータにより交番電流の周期をより高精度に制御できるため,高精度な着磁ピッチを得ることができる。
このように,本実施の形態例における着磁装置は,高精度な着磁ピッチを確保しつつ,従来の回転着磁式よりも大きな磁力による着磁を可能とする。
図8(b)に示すように,第二の構成例の着磁ヘッド16により被着磁体1を着磁する場合も,上述の第一の構成例の着磁ヘッド16による着磁と基本的には同様の動作となる。第二の構成例では,溝2c−2の導電線3とその両側の溝2c−1及び2c−3の導電線3を流れる電流の向きが逆である。例えば,溝2c−2の導電線3が発生する磁界により被着磁体1がN極に着磁される場合,その両側はS極に着磁される。上述したように,溝2c−1,2c−2及び2c−3は,着磁極数に応じた着磁ピッチに相当する回転角度間隔で配列されているため,溝2c−2の導電線3の発生する磁界による着磁を基準とすると,溝2c−2の導電線3の発生する磁界による着磁の前後にそれぞれ溝2c−1及び2c−3の導電線3の発生する磁界による着磁も合わせて,1回転中に合計3回の着磁が行われることになる。
さらに,第二の構成例の着磁ヘッド16は,図4に示されたように,貫通孔2dを通る導電線3が,溝2c−2に隣接する直下を通り,溝2c−2の導電線と貫通孔2dを通る導電線3の電流の向きは同一であり且つ貫通孔2dを通る導電線3も被着磁体1と極めて近い位置にあるので,貫通孔2dを通る導電線3により発生する磁界も,溝2c−2に対向する着磁面の着磁に寄与する。従って,溝2c−2の位置に対向する着磁面は,実質的に2本の導電線による着磁となり,両側に隣接する溝2c−1及び2c−3の位置に対向する着磁面よりも強く磁化される。
このように,第二の構成例の着磁ヘッド16を用いた本実施の形態における着磁装置では,第一の構成例の場合と同様に,大きな磁力と高精度な着磁ピッチの両方を高水準で両立するとともに,第一の構成例の場合よりもさらに大きな磁力による着磁が可能となる。
また,着磁動作とともに,その着磁された被着磁体1の各磁極の磁束密度を磁気センサ30によって検出し,全体制御装置20は,その検出信号に基づいて,着磁動作とともに正常に着磁されたか否かを判定することができる。合否判定は,各磁極の磁束密度と着磁ピッチについて行われ,着磁ピッチは,磁気センサ30の検出する磁束密度の符号から検出することができる。着磁動作とともに着磁結果を検査できるため,着磁動作の後に品質管理のための検査工程を別途を行う必要がない。
また,全体制御装置22は,磁気センサ30により検出される磁束密度により,交番電流の強さを制御することができる。全体制御装置22は,各磁極に磁束密度の差が小さくなるように,制御回路21に電流量を調整するための制御信号を送出し,制御回路21はその制御信号に基づいて交番電流値をフィードバック制御することができる。また,全体制御装置22は,磁気センサ30により検出される着磁ピッチの誤差を抑えるように,モータ12の回転速度をフィードバック制御することができる。
図9,図10及び図11は,それぞれ従来の一発着磁式による着磁,従来の回転着磁式による着磁及び本実施の形態例の着磁装置を用いた着磁による磁束密度分布の測定例を示す。被着磁体の磁極数は96であり,測定では,本実施の形態例の着磁装置として,第一の構成例における着磁ヘッド16を備えた着磁装置が用いられ,当該3種類の着磁方法によりそれぞれ2つの被着磁体を着磁した。
図9,図10及び図11の磁束密度分布を比較した表を以下の表1に示す。
Figure 0004846863
図9乃至図11及び表1から明らかなように,本実施の形態例における着磁装置(本願装置)による着磁では,平均磁束密度(mT)は,従来の回転着磁式装置はもとより従来の一発着磁式装置よりも大きな値を得ることができた。また,着磁ピッチ精度(最大単ピッチ精度及び最小単ピッチ精度)も,従来の一発着磁式装置はもとより従来の回転着磁式装置よりも高精度なピッチ精度を得ることができた。
図12は,被着磁体1の形状例を示す平面図である。本実施の形態例では,図12(a)に示すような円盤状の被着磁体1の平面部分を着磁面として,その円周方向に極性が交互に変化するように着磁する着磁装置を例示したが,着磁面は,円盤状の被着磁体1の端面(側面)部分であってもよい。また,本実施の形態における着磁装置は,例えば,図12(b)に示す短冊状の被着磁体1を直線状に極性が変化するように着磁する場合にも適用可能である。短冊状の被着磁体1の極性を交互に変化させる直線状の所定着磁方向に,着磁ヘッド16又は短冊状の被着磁体1を相対的にスライド移動させることで,リニアな多極着磁が可能となる。
本実施の形態例では,導電線を先端面への位置決め手段として,先端面に設けられる溝を例示したが,溝に限らず,例えば,導電線の幅(径)で先端面の一端側から他端側に延びる突出部を設け,当該突出部上に導電線を接着する構成であってもよい。
1:被着磁体,2:コア,2a:先端面,2b:ねじ穴,2c:溝,2d:貫通孔,3:導電線,10:回転保持部,12:モータ,14:エンコーダ,16:着磁ヘッド,18:電源装置,20:制御手段,21:制御回路,22:全体制御装置,30:磁気センサ

Claims (7)

  1. 被着磁体を所定着磁方向に極性が交互に変化するように着磁する着磁装置において,
    被着磁体の着磁面に対向して接触又は近接する先端面を有するコアを有し,前記先端面に当該先端面の一端側から他端側に延びる導電線を位置決めして配置する位置決め手段が設けられ,前記先端面の一端側から他端側への方向が前記被着磁体の前記所定着磁方向に垂直となるように配置される着磁ヘッドと,
    前記着磁ヘッドの先端面が前記被着磁体の着磁面の前記所定着磁方向に相対的に回転又は移動するように,前記被着磁体又は前記着磁ヘッドを回転又は移動させる駆動部と,
    前記駆動部により前記被着磁体又は前記着磁ヘッドを回転又は移動させながら,前記導電線に交番電流を供給する電源とを備え,
    前記コアは,前記先端面の内部に,前記先端面の一端側から他端側に貫通する貫通孔を有し,前記先端面の他端側に延びた導電線は,前記貫通孔を前記他端側から一端側に延びることを特徴とする着磁装置。
  2. 請求項1において,
    前記位置決め手段は,前記先端面の一端側から他端側に直線状に延びる一つの溝であり,前記導電線は,前記溝に沿って前記先端面の一端側から他端側へ直線状に延びていることを特徴とする着磁装置。
  3. 被着磁体を所定着磁方向に極性が交互に変化するように着磁する着磁装置において,
    被着磁体の着磁面に対向して接触又は近接する先端面を有するコアを有し,前記先端面に当該先端面の一端側から他端側に延びる導電線を位置決めして配置する位置決め手段が設けられ,前記先端面の一端側から他端側への方向が前記被着磁体の前記所定着磁方向に垂直となるように配置される着磁ヘッドと,
    前記着磁ヘッドの先端面が前記被着磁体の着磁面の前記所定着磁方向に相対的に回転又は移動するように,前記被着磁体又は前記着磁ヘッドを回転又は移動させる駆動部と,
    前記駆動部により前記被着磁体又は前記着磁ヘッドを回転又は移動させながら,前記導電線に交番電流を供給する電源とを備え,
    前記駆動部は,前記着磁ヘッドの先端面が前記被着磁体の着磁面の極性変化方向である円周方向に相対的に回転するように,前記被着磁体又は前記着磁ヘッドを回転させ,
    前記位置決め手段は,それぞれ前記先端面の一端側から他端側に直線状に延び且つ前記円周方向に所定間隔で並列に配置される第1の溝,第2の溝及び第3の溝を有し,前記導電線は,前記先端面の一端側において,前記第2の溝の延長線上から所定角度折り曲げられて前記第1の溝に配置され,前記第1の溝に沿って前記先端面の一端側から他端側へ延び,前記先端面の他端側で逆方向に折り曲げられ,前記第2の溝に沿って前記先端面の他端側から一端側へ延び,前記先端面の一端側でさらに逆方向に折り曲げられ,前記第3の溝に沿って前記先端面の一端側から他端側へ延び,前記第3の溝の他端側で前記第2の溝の延長線上に延びるように折り曲げられ,前記第1の溝,前記第2の溝及び前記第3の溝に同一の深さで収容されることを特徴とする着磁装置。
  4. 請求項3において,
    前記コアは,前記先端面の内部であって且つ前記第2の溝に隣接する真下に前記先端面の一端側から他端側に貫通する貫通孔を有し,前記先端面の他端側に延びた導電線は,前記貫通孔を前記他端側から一端側に延びることを特徴とする着磁装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において,
    前記電源は,交番電流の周波数を任意に変化させることができるインバータを含むことを特徴とする着磁装置。
  6. 被着磁体を所定着磁方向に極性が交互に変化するように着磁する着磁装置に用いられる着磁ヘッドにおいて,
    被着磁体の着磁面に対向して接触又は近接する先端面を有するコアを有し,前記先端面に当該先端面の一端側から他端側に延びる導電線を位置決めして配置する位置決め手段が設けられ,
    前記コアは,前記先端面の内部に,前記先端面の一端側から他端側に貫通する貫通孔を有し,前記先端面の他端側に延びた導電線は,前記貫通孔を前記他端側から一端側に延びることを特徴とする着磁ヘッド。
  7. 被着磁体を所定着磁方向に極性が交互に変化するように着磁する着磁装置に用いられる着磁ヘッドにおいて,
    被着磁体の着磁面に対向して接触又は近接する先端面を有するコアを有し,前記先端面に当該先端面の一端側から他端側に延びる導電線を位置決めして配置する位置決め手段が設けられ,
    前記位置決め手段は,それぞれ前記先端面の一端側から他端側に直線状に延び且つ前記円周方向に所定間隔で並列に配置される第1の溝,第2の溝及び第3の溝を有し,前記導電線は,前記先端面の一端側において,前記第2の溝の延長線上から所定角度折り曲げられて前記第1の溝に配置され,前記第1の溝に沿って前記先端面の一端側から他端側へ延び,前記先端面の他端側で逆方向に折り曲げられ,前記第2の溝に沿って前記先端面の他端側から一端側へ延び,前記先端面の一端側でさらに逆方向に折り曲げられ,前記第3の溝に沿って前記先端面の一端側から他端側へ延び,前記第3の溝の他端側で前記第2の溝の延長線上に延びるように折り曲げられ,前記第1の溝,前記第2の溝及び前記第3の溝に同一の深さで収容されることを特徴とする着磁ヘッド。
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