JP2018031421A - テーブル用脚の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】天板の板厚が薄くても脚体との高い結合強度を得る上で好適な取付構造を提供する。
【解決手段】天板1と、その下面1aに固定される複数の脚体2と、天板下面1aの脚体固定位置に凹設され、一対の深溝3a,3bを有した浅溝3と、浅溝3内に固定され、一方の深溝3a内に嵌合する屈曲部4aを有し、中央に矩形状の開口部4cが穿設されたプレス成形体からなる受金具4と、脚体2上面2aに固定され、開口部4c内側に嵌合するとともに、一端に傾斜切欠4dに係合する係合部5bが形成され、他端に一方の深溝3a内で屈曲部4aに対置する当接片5aを折曲げ形成したプレス成形体からなる取付金具5と、屈曲部4aに貫通して設けられ、先端を取付金具5の当接片5aに圧接して取付金具5を開口部4c内にて浅溝3の内底面上に圧接し、かつ係合部5bと一端縁部4dとを係合状態とする固定部材6と、を備えた。
【選択図】 図4

Description

本発明は、特に天板の板厚が薄くても脚部に対する高い結合強度を得る上で好適な取付構造を提供するものである。
先に本出願人は、下記特許文献1に示すテーブル用脚の取付具を開発した。この取付具は、天板の下面に形成された凹部に嵌合固定された受け具としての天板側金具と、脚の上面に固定された取付具としての脚側金具を備え、脚側金具の上端を確実に嵌合できるように天板側金具を厚みのある亜鉛ダイキャスト製とし、また、脚側金具についても、天板側金具に嵌合でき、かつ脚に強固に埋設状態となるように大径な棒状部材とされ天板側金具と同様の亜鉛ダイキャスト製とされて、天板側金具に脚側金具の上部を嵌合し、両金具同士を天板側金具から斜めに貫通する取付ねじを介して連結することにより、天板の下面に脚を連結固定するものである。
この取付金具によれば、天板下面に脚を直接取付けできるため、従来の天板の下面外周に幕板を取付けた上で、その四隅に脚を取付けるなどの複雑な取付構造を必要とせず、また、幕板を必須とする意匠性を不要とし、構造的、デザイン的に簡素な構造を得ることができる利点がある。
実公平4−1368号公報
しかしながら、この従来の構造においては、天板側金具と脚側金具の両金具をダイキャスト製としており、互いを連結するための嵌合状態を確実なものとするために天板側金具の厚みを十分に形成させることで実現しているが、このことから天板側金具を収容するために天板の厚さを大きくする必要が有り、また、この天板側金具を天板の厚さ以内に強固に固定されるように十分な天板には厚さが必要となる。すなわち、天板を薄く構成させることが不可能となり、テーブルとしての天板の素材を限定し、かつ厚さを含むデザイン性に制約をかけてしまう欠点を有している。
また、脚側金具を脚の上面に設けるために、脚の上面には、脚側金具を埋込状態とするための深さのある所定の内径の穴を真直に形成する必要があり、さらに脚側金具が抜脱せぬように脚上部の側面から脚側金具を貫通するテーパピンを打設する必要がある。このことから、脚側金具を脚に固定するための脚への加工が多く、容易に連結構造を設けることができず、また脚の太さや形状、デザイン等に制約をかける欠点を有している。
本発明は以上の課題を解決するものであり、その目的とするところは、天板に対しての加工、および脚体の加工を削減し簡易なものとしながら、天板と脚体とを確実に連結可能とするとともに、天板の厚さを薄く構成することを可能とし、脚体とともに意匠製を向上することのできるテーブル用脚の取付構造を提供するものである。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のテーブル用脚の取付構造は、天板1と、
該天板1の下面1aに固定される複数の脚体2と、
前記天板下面1aの脚体固定位置に凹設され、両側に一対の深溝3a,3bを有した浅溝3と、
該浅溝3内に固定され、一端に前記一方の深溝3a内に嵌合する屈曲部4aが折曲げ形成され、中央に矩形状の開口部4cが穿設されたプレス成形体からなる受金具4と、
前記脚体2の上面2aに固定され、前記受金具4の開口部4c内側に嵌合するとともに、一端に前記開口部4cの一端縁部4dに係合する係合部5bが形成され、他端に前記一方の深溝3a内に進入し前記屈曲部4aに対置する当接片5aを折曲げ形成したプレス成形体からなる取付金具5と、
前記受金具4の屈曲部4aに貫通して設けられるとともに、先端を前記取付金具5の当接片5aに圧接して前記取付金具5を前記受金具4の開口部4c内にあって前記浅溝3の内底面上に圧接し、かつ前記係合部5bと前記一端縁部4dとを係合状態とする固定部材6と、
を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2記載のテーブル用脚の取付構造は、請求項1記載のテーブル用脚の取付構造において、
前記受金具4の一端縁部4dは、前記他方の深溝3bに向かって前記開口部4cの内幅長が拡幅する略漏斗状の斜面よりなり、該斜面と前記係合部5bとが係合することを特徴とする。
さらに、本発明の請求項3記載のテーブル用脚の取付構造は、請求項1または2記載のテーブル用脚の取付構造において、
前記取付金具5の係合部5bは、その板面に対して鈍角となる傾斜角に折り曲げ形成され、前記他方の深溝3b内に斜めに進入する傾斜板よりなることを特徴とする。
また、本発明の請求項4記載のテーブル用脚の取付構造は、請求項1〜3のいずれか1つに記載のテーブル用脚の取付構造において、
前記受金具4の屈曲部4aおよび前記取付金具5の当接片5aは、その板面に対して90°折曲形成されて前記一方の深溝3a内にて対向配置され、
前記固定部材6は、前記屈曲部4aに螺着される六角ボルトからなり、
前記一方の深溝3a内の空間を、前記六角ボルト6の頭部を回動操作する工具を差し込む作業用空間とし、
前記六角ボルト6の先端を前記取付金具5の当接片5aに圧接させることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項5記載のテーブル用脚の取付構造は、請求項1〜3のいずれか1つに記載のテーブル用脚の取付構造において、
前記受金具4の屈曲部4aおよび前記取付金具5の当接片5aは、その板面に対して鈍角となる傾斜角でそれぞれ折曲形成され互いに略平行となって対向し、
前記固定部材は、ねじ回し用溝部を備えた頭部を有し、前記屈曲部4aに螺着されるねじ部材10であって、
前記天板1の下面1a側から前記頭部の溝部に工具11が差し込まれ、前記ねじ部材10を回動操作することにより、前記ねじ部材10の先端を取付金具5の当接片5aに圧接させることを特徴とする。
本発明に係る請求項1記載のテーブル用脚の取付構造では、天板へ固定する受金具をプレス成形体としたことで、従来のような深い凹部を形成する必要がなくなり、受金具の折り曲げ形成した屈曲部が嵌入すればよく、天板に対する切削などの加工が小さく浅くなり、このことから天板の厚みを薄く構成することができる。そして天板を薄くすることが可能となることで、天板の素材としての選択範囲が広がり、また、意匠性についても自由度が広がって、デザイン性の向上を図ることが可能となる。また、脚体へ固定する取付金具が、脚体の上面に載せるような固定構造とされたことで、従来のような彫り込みなどの加工が不要となり、この上面に対してのみ固定されれば、天板に対しての取付構造を得られ、脚体の素材についても素材の選択、デザインの自由度が向上されるものである。そして、これら天板と脚体とを、固定部材で確実に連結し固定でき、作業性も向上するものである。
本発明に係る請求項2記載のテーブル用脚の取付構造では、受金具の一端縁部に斜面を形成したので、これに係合する係合部が深溝に向かって係合しあい、これら係合部側の取付金具と斜面側の受金具との係合状態を確実なものとすることが可能となる。
本発明に係る請求項3記載のテーブル用脚の取付構造では、取付金具の係合部を傾斜板で構成したので、これに係合する一端縁部が傾斜方向に向かって係合しあい、これら係合部側の取付金具と斜面側の一端縁部との係合状態を確実なものとすることが可能となる。特に、一端縁部を斜面として構成の場合には、この斜面と傾斜板よりなる係合部とで互いに斜面同士となり、その係合状態が面接触となって、係合状態をより強固なものとすることが可能となる。
本発明に係る請求項4記載のテーブル用脚の取付構造では、天板の深溝内であり天板の厚み内に固定手段である六角ボルトを配置し、その作業用空間を配置形成することから、六角ボルトが大きく露出することがなく、意匠性を損なうことを減らすとともに、目立たないことから、その固定手段部分には容易に手に触れることがない。
本発明に係る請求項5記載のテーブル用脚の取付構造では、天板の下面からねじ部材を工具にて回転操作することにより締結固定あるいは締結解除の作業ができ、これら作業が天板下面から斜めに行え、ねじ部材の頭部が容易に露出していることから作業が容易となり、すなわち組立作業や解体作業を容易なものとすることができる。
(a),(b)は第一実施形態による天板に対する受金具の取付を示す一部拡大部分を含む説明用斜視図である。 (a),(b)は脚体に対する取付金具の取付を示す説明用斜視図である。 受金具および取付金具による天板に対する脚体の取付を示す分解斜視図である。 同取付状態を示す一部拡大部分を含む部分断面図である。 他の実施形態による取付状態を示す一部拡大部分を含む部分断面図である。
以下、本発明を適用した実施の形態例を図を用いて説明する。
図1〜図4は本発明の第一実施の形態を示すものである。
図1,2において、1はテーブルなどに用いる単板ないしは合板等からなる天板、2は天板下面の四隅などに固定される脚体である。天板1の厚みは、例えば20〜30mmと、通常のテーブル天板の厚みよりは薄く設定され軽量化を図ることができ、また、その表面は化粧板等により表装してもよい。
脚体2は上面2aが平滑に形成され、例えば一辺60mm程度の断面正方形状の硬質木材の単一ないしは集成材等からなるものである。なお、脚体2の断面形状は、図示の正方形のほか、多角形や円形、長円形などそのデザインに応じて種々選択可能である。
天板1の下面1aには図1(a)に示すように、NC切削加工などにより形成された平面視で略小判型の浅溝3が凹設される。この浅溝3には、複数の取付けねじB1を介して浅溝3の深さに相当する厚みの受金具4が天板1の下面1aと略同一面となるように図1(b)に示すように埋設状態に固定される。
また、脚体2の上面2aには、図2に示すように複数の取付けねじB2を介して取付金具5が固定される。なお、この取付金具5は、上面2aに固定された状態で側方向に突出せず、この上面2aに載置されるように固定される。
上記受金具4,取付金具5ともに実寸で2.5〜4mmの鋼板または亜鉛メッキ鋼板からなるプレス成形体であり、この程度の厚みであるといずれも剛体として機能する。
このうち受金具4は、浅溝3の内周形状に応じて略小判型に形成されているが、その一端は板面より90°曲げ加工により屈曲部4aが形成されL字型となり、これに応じて浅溝3の一端側には、この屈曲部4aが嵌入するとともに、後述の作業用空間となる一方の深溝3aが形成されている。
屈曲部4aの略中央にはねじ孔4bが形成され、このねじ孔4bに固定部材としての六角ボルト6を螺着可能としている。また、固定ボルト6のねじ込み(回動操作)に要する作業代分だけ深溝3aの大きさや深さ寸法が定められている。具体的に本実施形態では、この一方の深溝3aは、図1(a)に示すように、受金具4の屈曲部4aが挿入される細溝部分と、屈曲部4aの厚み方向を前後方向とする所定長さの空間部分とを有し、細溝部分では屈曲部4aを嵌入可能とし、前後方向の空間部分は、固定ボルト6の貫通方向であり、固定ボルト6の頭部を回動操作するための工具が差し込まれ回動操作を行うための部分となっている。
受金具4の中央には、前記取付金具5をこれと同一面状に嵌合するための矩形状の開口部4cが打ち抜成形により穿設されている。この開口部4cの屈曲部4aと反対側の内縁部である一端縁部4dには、図1(b)の一部に拡大して示すように、他方の深溝3bに向かって開口部4cの内幅長が拡幅する略漏斗状の斜面、別言すると下側に向いて拡開する斜面とされ、傾斜切欠4dが形成され、この傾斜切欠4dと係合部5bとが係合しあい、取付金具5を受金具4に対して同一面状に、つまり取付金具5を、受金具4が固定されている浅溝3の溝底面の方向に保持するように、互いを係合支持するようになっている。
取付金具5は、前記受金具4と同一厚みのプレス成形体であって、前記と同様剛体として機能する。この取付金具5は、受金具4の開口部4bに嵌合すべくその内側形状に応じてほぼ矩形状の外形を有しているとともに、その一端には前記屈曲部4aに対置する当接片5aが板面より90°曲げ加工により形成されL字型となり、他端側は前記傾斜切欠4dに係合する係合部5bが同じく曲げ加工により形成されている。本実施形態では、この係合部5bの形状を、その板面に対して鈍角となる傾斜角、例えば35°折り曲げて板面に対し145°に傾斜形成することで得られ、前記浅溝3の他方の深溝3b内に斜めに進入する傾斜板よりなる。そして、この傾斜した係合部5bと傾斜切欠4dとは略平行となって当接し係合する。なお、他方の深溝3bは、一方の深溝3aよりもやや浅く形成されている。
いずれにおいても一方の深溝3a、および他方の深溝3bの深さは、天板1の強度、剛性に影響がない程度の深さに設定されている。
以上の受金具4および取付金具5を介して天板1に脚体2を固定するには、天板1には予め浅溝3、及び一対の深溝3a,3bを凹設し、脚体2の上面2aに取付金具5を固定しておき、図3に示すように、例えば天板1を天地逆にして下面1aを上向きにした状態で、脚体2を上下逆にして脚体2上面2aの取付金具5の係合部5bを受金具4の開口部4cの一端を通じて傾斜切欠4dと他方の深溝3bとの間に斜めに進入させ、この状態で脚体2を図中白矢印のごとく起こすように垂直状態へと移行させ、当接片5aを開口部4cの他端縁側より差し込んで受金具4側の屈曲部4aと対置させながら一方の深溝3a内へ進入させ、次いでねじ孔4bより六角ボルト6をねじ込み、かつその先端を当接片5aの面に押しつけ、次いで一方の深溝3a内を作業用空間としてスパナ7などの工具をもいいて強固な締結作業を行う。
これら作業を繰り返して天板1に対し脚体2を例えば4本取り付けた後、天地逆にすれば、図4に示すように、取付金具5は開口部4cに同一面状に係合した状態でその両端間に挟持固定され、すなわち六角ボルト6の締結作業にて係合片5bと傾斜切欠4dとが係合状態となり、これによって脚体2は天板1の下面に固定となる。なお、六角ボルト6の締結圧力により取付金具5を天板1の面内側に押し付ける分力が作用するが、この力は浅溝3の内底面で規制されるとともに、浅溝3の内底面に対する押しつけ力により脚体2を天板1の下面に強固に結合するため、従来の単にボルト結合のみによる固定力よりさらに強固な固定力となり、六角ボルト6の緩み止めもなされることになる。また脚体2の回転や位置ずれなども取付金具5が矩形状の開口部4cによって位置決めされることによって規制されることも勿論である。
図5は本発明の第二の実施形態を示すものである。
図において、受金具4の屈曲部4aおよび取付金具5の当接片5aはそれぞれ約60°折り曲げ形成され、板面に対して鈍角(120°)に傾斜した状態に折り曲げ加工されている点、およびねじ孔4bにねじ込まれる固定部材が前記六角ボルト6に替えて六角穴付きボルトなどのねじ部材10とし、工具として例えばL型の六角レンチ11を使用している点が前記第一の実施形態と異なるのみで、その他については略同一であるか、または深溝3aの多少の形状変更を伴うだけであるので、その説明は省略する。
従ってこの第二の実施形態において六角穴付きボルト10を締結させる際には、ねじ部材10の回転中心の角度が、受金具4,取付金具5の板面に対して約30°の傾斜となっていることから、ねじ部材10の頭部が天板1の下面1aから容易に視認でき、天板1の下面1aより図中白矢印のごとくねじ部材10の頭部に形成された六角穴に六角レンチ11を差し入れて締結方向に回動操作することにより締結作業がなされるため、第一の実施形態に比べてスパナ7を六角ボルト6の角度に合わせて何回も位置合わせしつつ往復回動操作する必要がなく、作業がより簡単となる。
また締結後は頭部はほぼ天板1の厚さ内(深溝3a)内に隠れるため、いたずらなどによるボルト10の緩みや抜出も防止され、また見栄えも損なうことがない。なお、固定部材と工具の組み合わせとしては、上記した六角穴付きボルト10と六角レンチ11の組合せだけでなく、+、または−溝付き頭部を持った通常のねじ部材と、プラスまたはマイナスドライバとの組合せでも良いことは勿論である。
なお、上述した各実施形態において、受金具4の一端縁部4dを斜面にて形成して傾斜切欠として例について述べたが、この一端縁部4dを斜面に形成せず、開口部4cを打ち抜成形などで単に矩形状の開口部分とし得るのみとしてもよい。この場合、斜面となる傾斜切欠を加工するための工程が不要となり、受金具4の低コスト化を図れる。なお、傾斜切欠として形成してない一端縁部4dに係合する取付金具5の係合部5bは、上記した傾斜板とした構成とすることで、互いの係合状態において取付金具5を受金具4側へ保持するように係合支持することが可能となる。また、これら一端縁部4dと係合部5bとは、少なくともいずれか一方が傾斜して形成されることで、互いの係合状態において、取付金具5を受金具4が固定されている浅溝3の溝底面の方向に保持するように力が働くこととなる。
1…天板
2…脚体
3…浅溝
3a…一方の深溝
3b…他方の深溝
4…受金具
4a…屈曲部
4b…ねじ孔
4c…開口部
4d…一端縁部(傾斜切欠)
5…取付金具
5a…当接片
5b…係合部
6…固定部材(六角ボルト)
7…工具(スパナ)
10…固定部材(ねじ部材)
11…工具(六角レンチ)
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のテーブル用脚の取付構造は、天板1と、
該天板1の下面1aに固定される複数の脚体2と、
前記天板下面1aの脚体固定位置に凹設され、両側に一方の深溝3aと他方の深溝3bよりなる一対の深溝を有した浅溝3と、
該浅溝3内に固定され、一端に前記一方の深溝3a内に嵌合する屈曲部4aが折曲げ形成され、中央に矩形状の開口部4cが穿設されたプレス成形体からなる受金具4と、
前記脚体2の上面2aに固定され、前記受金具4の開口部4c内側に嵌合するとともに、一端に前記開口部4cの一端縁部4dに係合する係合部5bが形成され、他端に前記一方の深溝3a内に進入し前記屈曲部4aに対置する当接片5aを折曲げ形成したプレス成形体からなる取付金具5と、
前記受金具4の屈曲部4aに貫通して設けられるとともに、先端を前記取付金具5の当接片5aに圧接して前記取付金具5を前記受金具4の開口部4c内にあって前記浅溝3の内底面上に圧接し、かつ前記係合部5bと前記一端縁部4dとを係合状態とする固定部材6と、
を備えたことを特徴とするものである。

Claims (5)

  1. 天板と、
    該天板の下面に固定される複数の脚体と、
    前記天板下面の脚体固定位置に凹設され、両側に一対の深溝を有した浅溝と、
    該浅溝内に固定され、一端に前記一方の深溝内に嵌入する屈曲部が折曲げ形成され、中央に矩形状の開口部が穿設されたプレス成形体からなる受金具と、
    前記脚体の上面に固定され、前記受金具の開口部内側に嵌合するとともに、一端に前記開口部内縁の一端縁部に係合する係合部が形成され、他端に前記一方の深溝内に進入し前記屈曲部に対置する当接片を折曲げ形成したプレス成形体からなる取付金具と、
    前記受金具の屈曲部に貫通して設けられるとともに、先端を前記取付金具の当接片に圧接して前記取付金具を前記受金具の開口部内にあって前記浅溝の内底面上に圧接し、かつ前記係合部と前記一端縁部とを係合状態とする固定部材と、
    を備えたことを特徴とするテーブル用脚の取付構造。
  2. 前記受金具の一端縁部は、前記他方の深溝に向かって前記開口部の内幅長が拡幅する略漏斗状の斜面よりなり、該斜面と前記係合部とが係合することを特徴とする請求項1記載のテーブル用脚の取付構造。
  3. 前記取付金具の係合部は、その板面に対して鈍角となる傾斜角に折り曲げ形成され、前記他方の深溝内に斜めに進入する傾斜板よりなることを特徴とする請求項1または2記載のテーブル用脚の取付構造。
  4. 前記受金具の屈曲部および前記取付金具の当接片は、その板面に対して90°折曲形成されて前記一方の深溝内にて対向配置され、
    前記固定手段は、前記屈曲部に螺着される六角ボルトからなり、
    前記一方の深溝内の空間を、前記六角ボルトの頭部を回動操作する工具を差し込む作業用空間とし、
    前記六角ボルトの先端を前記取付金具の当接片に圧接させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のテーブル用脚の取付構造。
  5. 前記受金具の屈曲部および前記取付金具の当接片は、その板面に対して鈍角となる傾斜角でそれぞれ折曲形成され互いに略平行となって対向し、
    前記固定手段は、通常のねじ回し用溝部を備えた頭部を有し、前記屈曲部に螺着されるねじ部材であって、
    前記天板の下面側から前記頭部の溝部に工具が差し込まれ、前記ねじ部材を回動操作することにより、前記ねじ部材の先端を取付金具の当接片に圧接させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のテーブル用脚の取付構造。
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