JP2018031321A - シリンダヘッド - Google Patents
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Abstract
【課題】シリンダボアと同心のインジェクタ挿入穴が形成されている直噴方式内燃機関用シリンダヘッドにおいて、シリンダブロックへの締結に際してのロアデッキの変形をもたらすことなく、放熱性を高めて熱ひずみを防止する。【解決手段】シリンダヘッド2にはヘッドジャケット15が形成されており、ヘッドジャケット15でロアデッキ16が区画されている。ロアデッキ16のうちガスケット3を介してシリンダブロック1に重なる第1部分16aは強度確保に必要な厚さを有しており、シリンダボア4と重なっている第2部分16bは、第1部分16aよりも薄肉化して放熱性を高めている。インジェクタ挿入穴12の近傍部から集中的に放熱されるため、ロアデッキ16に熱ひずみが発生することを防止又は著しく抑制できる。【選択図】図1
Description
本願発明は、直噴方式内燃機関のシリンダヘッドに関するものである。
直噴式ガソリンエンジンやディーゼルエンジンでは、インジェクタによって燃料を燃焼室に噴射しており、インジェクタは、シリンダヘッドに形成されたインジェクタ挿入穴に装着している。インジェクタの配置位置と姿勢は様々であるが、シリンダボアと同心に配置されることもあるし、特許文献1のように、シリンダボアの軸心から外して傾斜姿勢に配置される場合もある。
特許文献1にも開示されているが、シリンダヘッドの内部には冷却水が通るウォータジャケットを形成しており、ウォータジャケットの下方に位置したロアデッキが、ガスケットを介してシリンダブロックの上面に重なっている。特許文献1では、ロアデッキは全体にわたって等しい厚さになっている。
吸気ポートから混合気がシリンダボアに供給される方式の火花点火式内燃機関では、シリンダヘッドにも燃焼室が形成されていることが普通であり、従って、例えば特許文献2に開示されているように、シリンダヘッドの下面のうちシリンダボアに対向した部位は上向きに凹んだ凹所になっているが、直噴方式の内燃機関では、特許文献1にも図示されているように、圧縮比を高めるためにシリンダヘッドの下面(ロアデッキの下面)は全体に亙って平坦面になっている一方、ピストンの頂面には大きな凹所が形成されており、ピストンの凹所内で燃料と新気とを混合させている。
内燃機関では、直噴方式にしても混合気方式にしてもシリンダヘッドのロアデッキは高温の燃焼ガスに晒されるため、ウォータジャケットに流れる冷却水によってしっかりと冷却する必要がある。特に、インジェクタ挿入穴や点火プラグ挿入穴を挟んで排気側の部分は吸気側の部分に対して高温になるため、しっかりと冷却して熱ひずみを防止する必要がある。
また、直噴方式では、上記したようにピストンの頂面に設けた凹所で新気と燃料とを混合させていることから、爆発行程の初期段階において、燃焼ガスの熱と圧力がロアデッキのうちインジェクタ挿入穴を中心にした狭い範囲に集中的に作用するため、インジェクタ挿入穴の近傍部から排気ポートにかけての排気側の範囲で特に高温になっており、従って、この部分をしっかりと冷却する必要性が高い。
この点については、ロアデッキの厚さをできるだけ薄くして放熱性を高めたらよいと云えるが、ロアデッキを薄肉にし過ぎると、シリンダヘッドをシリンダブロックにヘッドボルトで締結したときにガスケットによってロアデッキが押されて、ロアデッキが曲がり変形してしまい、燃焼ガスの漏洩のような別の問題が発生するおそれがある。すなわち、ロアデッキは、放熱性と強度(剛性)とが相反している。
特に、直噴方式エンジンの場合は、ロアデッキの下面が平坦になっていて曲がり変形を吸収し難いため、ガスケットの箇所で曲がり変形することによる弊害(シール性低下)が顕れやすいと云える。
本願発明はこのような現状を契機として成されたものであり、強度低下をもたらすことなく放熱性を高めた直噴式内燃機関用シリンダヘッドを提供せんとするものである。
本願発明は、ガスケットを介してシリンダブロックの上面に重なるロアデッキの下面が平坦面に形成されたシリンダヘッドに関するものであり、このシリンダヘッドは、
「前記シリンダブロックに形成されたシリンダボアの中央部に対応した部位には、前記シリンダボアと略同心にインジェクタ挿入穴が形成されて、クランク軸線方向から見て前記インジェクタ挿入穴を挟んだ左右両側には、吸気穴と排気穴とが振り分けた状態に形成されて、これらインジェクタ挿入穴と吸気穴と排気穴とは前記ロアデッキの下面に開口しており、
更に、冷却水が流れるウォータジャケットを形成しており、前記ウォータジャケットによって前記ロアデッキが区画されている」、という基本構成になっている。
「前記シリンダブロックに形成されたシリンダボアの中央部に対応した部位には、前記シリンダボアと略同心にインジェクタ挿入穴が形成されて、クランク軸線方向から見て前記インジェクタ挿入穴を挟んだ左右両側には、吸気穴と排気穴とが振り分けた状態に形成されて、これらインジェクタ挿入穴と吸気穴と排気穴とは前記ロアデッキの下面に開口しており、
更に、冷却水が流れるウォータジャケットを形成しており、前記ウォータジャケットによって前記ロアデッキが区画されている」、という基本構成になっている。
そして、前記ウォータジャケットは、平面視で前記シリンダボアの外側の全周に広がっている第1部分と、平面視において少なくとも排気穴の側においてシリンダボアと重なっている第2部分とを有しており、このため、前記ロアデッキも、前記ガスケットと重なった第1部分と、前記シリンダボアに露出した第2部分とを有しており、
前記ロアデッキにおける第2部分のうちその略全体、又は、少なくとも前記インジェクタ挿入穴の近傍部から排気穴の側の部分は、前記ロアデッキの第1部分よりも薄肉に形成されている。
前記ロアデッキにおける第2部分のうちその略全体、又は、少なくとも前記インジェクタ挿入穴の近傍部から排気穴の側の部分は、前記ロアデッキの第1部分よりも薄肉に形成されている。
既に述べたように、ロアデッキのうち排気ポートが開口している排気側エリアは、排気ガスの熱を受けて吸気側エリアよりも高温になる傾向を呈している。従って、ロアデッキの第2部分のうち、インジェクタ挿入穴を挟んで排気側の部分を薄肉化しておくと、高温になる部分を集中的に冷却しつつ、第2部分の全体を薄肉化した場合に比べて強度を大幅に向上できる利点がある。
さて、吸気穴(吸気ポート)は、ロアデッキに一体に繋がった吸気側柱部に形成されて、排気穴(排気ポート)は、ロアデッキに一体に繋がった排気側柱部に形成されており、更に、インジェクタ挿入穴は、ロアデッキの中央部に繋がった中心柱部に形成されており、これらの柱部を介してロアデッキは中間デッキやアッパデッキと繋がっている。
そして、中央柱部と吸気側柱部とを分離して、ロアデッキのインジェクタ挿入穴の周囲の箇所を薄肉に形成することも可能であるが、インジェクタ挿入穴の周囲の箇所も排気側が高温になるので、中央柱部と吸気側柱部とを一体化して、インジェクタ挿入穴の周囲のうち排気側の部位だけを薄肉化すると、熱収縮をできるだけ均等化できると共に、シリンダヘッドの構造を簡素化できる利点がある。
ロアデッキにおいてシリンダボアに露出した第2部分は、インジェクタ挿入穴を挟んで排気穴の側が特に燃焼ガスの熱を強く受けるが、本願発明では、最も熱を受ける部分は薄肉になっていて放熱性が良好になっているため、シリンダヘッドに熱ひずみが発生することやノッキングが発生することを著しく抑制して、内燃機関の品質を向上できる。また、冷却水への熱交換が促進されるため、暖機運転時間の短縮も図ることができ、延いては燃費の改善に貢献できる。
更に、第2部分が薄肉であることにより、熱収縮を第2部分の変形によって吸収することが可能となり、その結果、特定部位に応力が集中することを防止して、耐久性を向上できる。他方、ロアデッキのうち、ガスケットを介してシリンダボアに重なっている第2部分は薄肉化されていないため、強度低下を防止して高いシール性を確保できる。
(1).基本構成
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態の内燃機関は車両用であり、内燃機関は、シリンダブロック1とシリンダヘッド2とを備えており、両者の間には板金製等のガスケット3が介在している。シリンダブロック1には、複数のシリンダボア4がクランク軸線方向に並んで形成されており、各シリンダボア4には、ピストン5が摺動自在に嵌まっている。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態の内燃機関は車両用であり、内燃機関は、シリンダブロック1とシリンダヘッド2とを備えており、両者の間には板金製等のガスケット3が介在している。シリンダブロック1には、複数のシリンダボア4がクランク軸線方向に並んで形成されており、各シリンダボア4には、ピストン5が摺動自在に嵌まっている。
ピストン5の頂面には、燃料と新気とを混合させる凹所6が形成されている。図1に符号7で示すのはコンロッド、符号8で示すのはピストンピンであり、図1はクランク軸線と直交した方向から見ているので、ピストンピン8は左右横長の姿勢に表示されている。
シリンダブロック1はアルミの鋳造品であり、シリンダボア4の内周は鋼製等のシリンダライナー9で構成されている。もとより、シリンダライナー9は必ずしも必要はない。シリンダボア4に鋳鉄品を採用することも有り得る。シリンダブロック1には、シリンダボア4の群を囲うウォータジャケット10が形成されている。シリンダヘッド2のウォータジャケットとの混同を防止するために、以下では、シリンダボア4のウォータジャケット10をブロックジャケットと呼ぶこととする。
シリンダヘッド2はアルミの鋳造品であり、クランク軸線と平行な2つの長手側面のうち一方の長手側面は吸気側面になって、他方の長手側面は排気側面になっている。シリンダヘッド2のうち各シリンダボア4と重なった部位には、燃料を噴射するインジェクタ11が上から装着されるインジェクタ挿入穴12が形成されている。インジェクタ11は、先端部が細くなるように段違いの異径に形成されており、先端には燃料噴射ノズル11aを設けている。
本実施形態の内燃機関は、吸気弁と排気弁と2本ずつ備えたDOHCタイプであり、そこで、シリンダヘッド2には、新気が流れると共に吸気弁が配置される2つの吸気穴(吸気ポート)13と、排気ガスが流れると共に排気弁が配置される2つの排気穴(排気ポート)14とが、平面視でクランク軸線を挟んだ両側に振り分けた状態で形成されている。当然ながら、吸気穴13と排気穴14とはシリンダヘッド2の下面に開口している。
なお、2つの排気穴14は、1つに集合して排気側面に開口している場合と、シリンダヘッド2に設けた集合通路に連通して、シリンダヘッド2の排気側面には1つの排気出口だけが開口している場合とがある。他方、2つの吸気穴13は、1つに集合している場合と、互いに独立したままである場合とがある。
(2).冷却構造
シリンダヘッド2には、広い範囲で広がるウォータジャケット15が形成されている。以下では、シリンダヘッド2のウォータジャケット15をヘッドジャケットと呼ぶこととする。ヘッドジャケット15は、上記のとおりシリンダヘッド2の広い範囲に広がっており、ヘッドジャケット15の存在により、シリンダヘッド2はロアデッキ16と中間デッキ17とに区分されており、ロアデッキ16が、ガスケット3を介してシリンダブロック1に重なっている。ロアデッキ16の下面は全体が平坦になっている。
シリンダヘッド2には、広い範囲で広がるウォータジャケット15が形成されている。以下では、シリンダヘッド2のウォータジャケット15をヘッドジャケットと呼ぶこととする。ヘッドジャケット15は、上記のとおりシリンダヘッド2の広い範囲に広がっており、ヘッドジャケット15の存在により、シリンダヘッド2はロアデッキ16と中間デッキ17とに区分されており、ロアデッキ16が、ガスケット3を介してシリンダブロック1に重なっている。ロアデッキ16の下面は全体が平坦になっている。
中間デッキ17の上には、上部空間18を介してアッパデッキ(図示せず)が形成されており、アッパデッキにカム軸等の動弁装置が配置されている。なお、ヘッドジャケット15を挟んでロアデッキ16とアッパデッキとが上下に区分されている場合もあるし、ヘッドジャケット15が2段式になっている場合もある。
ヘッドジャケット15の周囲は壁で囲われている。また、2つの吸気穴13は1つの吸気側柱部19に形成されて、インジェクタ挿入穴12は中心柱部20に形成されており、吸気側柱部19と中心柱部20とは一体に繋がっている。他方、2つの排気穴14は、それぞれ別々の排気側柱部21に形成されている。排気ガスの熱は排気側柱部21に伝達されるが、2つの排気側柱部21が分離していて冷却水との接触面積が大きくなっているため、排気側柱部21から冷却水への熱交換が促進される。
吸気側柱部19と中心柱部20と排気側柱部21とは、平面視でシリンダボア4の内部に配置されており、ヘッドジャケット15は、平面視でシリンダボア4の外側の全体に広がっている。そして、ロアデッキ16のうち、シリンダボア4の内周よりも外側に位置してガスケット3に重なる部分を第1部分16aと呼んで、平面視でシリンダボア4の内部に位置した部分を第2部分16bと呼ぶことができるが、第2部分16bは第1部分16aよりも厚さが薄くなっている。
図2では、第2部分16bの範囲を多数のドットで表示している。図の例では、第2部分16bは第1部分16aの半分程度の厚さになっているが、第2部分16bは、強度を確保できる範囲でできるだけ薄いのが好ましい。
第1部分16aの内周は、シリンダブロック1の内周に対応して略真円形になっている。そこで、吸気側柱部19の外周面のうちインジェクタ挿入穴12と反対側の部分は、シリンダボア4の内径と略同じ程度の曲率半径の円弧形状になっている。中心柱部20が吸気側柱部19と一体になっているため、第2部分16bは、概ねインジェクタ挿入穴12を挟んで排気穴14の側(排気側)に形成されている。なお、火花点火式の直噴エンジンの場合は、別途、点火プラグを設けることになる。
図2において符号22で示すのは、シリンダヘッド2をシリンダブロック1に固定するためのヘッドボルトである。図2では、内燃機関の一端部を表示しており、シリンダヘッド2におけるロアデッキ16の第1部分16aに、ブロックジャケット10から冷却水を導入する冷却水通路23が形成されている。冷却水通路23は、気筒列の一端部の外側とその近くとに位置している。冷却水通路23は網かけで表示しており、全部で4つ形成されている。これらは長穴に形成されてシリンダボア4を囲うように配置されているが、数や位置、大きさは任意に設定できる。
なお、ロアデッキ16の第1部分16aには、シリンダボア4を囲うようにしてダミー穴24が形成されている。ダミー穴24は、シリンダヘッド2を鋳造するにおいて、ヘッドジャケット15を成形するための中子型を安定良く支持するためのものであり、ガスケット3で塞がれている。
(3).まとめ
以上の説明から理解できるように、ロアデッキ16の第1部分16aは、シリンダボア4の周囲の全周に亙って広がっており、かつ、適度の肉厚を有するため、ヘッドボルト22を締め込んでシリンダブロック1に締結しても、ロアデッキ16が変形するようなことはない。従って、シリンダブロック1とシリンダヘッド2との間のシール性は確保されており、燃焼ガスの漏洩のような問題は生じない。
以上の説明から理解できるように、ロアデッキ16の第1部分16aは、シリンダボア4の周囲の全周に亙って広がっており、かつ、適度の肉厚を有するため、ヘッドボルト22を締め込んでシリンダブロック1に締結しても、ロアデッキ16が変形するようなことはない。従って、シリンダブロック1とシリンダヘッド2との間のシール性は確保されており、燃焼ガスの漏洩のような問題は生じない。
他方、第2部分16bは排気側に位置していて燃焼ガス及び排気ガスの熱を強く受けるが、第2部分16bは第1部分16aよりも薄肉になっているため、放熱性は高くなっている。従って、第2部分16bが部分的に異常昇温することを防止して、ロアデッキ16に熱ひずみが発生することを防止又は著しく抑制できる。このため、シリンダヘッド2全体としてもいびつに変形することはなくて、排気弁などの可動部材の動きの滑らかさを確保でき、延いては燃費の改善にも貢献できる。
ロアデッキ16から冷却水への熱交換を促進できるため、暖機運転の短縮にも貢献できる。この面からも、燃費の向上に貢献できる。また、ヒータ使用時に、ヒータの効きがよくなる利点もある。
第2部分16bには燃焼ガスの圧力が下方から作用するが、第2部分16bには各柱部19,20,21が一体に繋がっているため、第2部分16bが燃焼圧で変形するようなことはない。従って、第2部分16bを薄肉化したことよってロアデッキ16の強度が低下するようなことはない。実施形態のように吸気側柱部19と中心柱部20とを一体に形成すると、鋳型がシンプルになるため鋳造の品質向上に貢献できると共に、シリンダヘッド2の強度アップにも貢献できる。
本願発明は、実際にシリンダヘッドに具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 シリンダブロック
2 シリンダヘッド
3 ガスケット
4 シリンダボア
5 ピストン
6 凹所
9 シリンダライナー
10 ブロックジャケット(シリンダブロックのウォータジャケット)
11 インジェクタ
12 インジェクタ挿入穴
13 吸気穴
14 排気穴
15 ヘッドジャケット(シリンダヘッドのウォータジャケット)
16 ロアデッキ
16a ロアデッキの第1部分
16b ロアデッキの第2部分(薄肉部)
19 吸気側柱部
20 中心柱部
21 排気側柱部
22 冷却水通路
2 シリンダヘッド
3 ガスケット
4 シリンダボア
5 ピストン
6 凹所
9 シリンダライナー
10 ブロックジャケット(シリンダブロックのウォータジャケット)
11 インジェクタ
12 インジェクタ挿入穴
13 吸気穴
14 排気穴
15 ヘッドジャケット(シリンダヘッドのウォータジャケット)
16 ロアデッキ
16a ロアデッキの第1部分
16b ロアデッキの第2部分(薄肉部)
19 吸気側柱部
20 中心柱部
21 排気側柱部
22 冷却水通路
Claims (1)
- ガスケットを介してシリンダブロックの上面に重なるロアデッキの下面が平坦面に形成されたシリンダヘッドであり、
前記シリンダブロックに形成されたシリンダボアの中央部に対応した部位には、前記シリンダボアと略同心にインジェクタ挿入穴が形成されて、クランク軸線方向から見て前記インジェクタ挿入穴を挟んだ左右両側には、吸気穴と排気穴とが振り分けた状態に形成されて、これらインジェクタ挿入穴と吸気穴と排気穴とは前記ロアデッキの下面に開口しており、
更に、冷却水が流れるウォータジャケットを形成しており、前記ウォータジャケットによって前記ロアデッキが区画されている構成において、
前記ウォータジャケットは、平面視で前記シリンダボアの外側の全周に広がっている第1部分と、平面視において少なくとも排気穴の側においてシリンダボアと重なっている第2部分とを有しており、このため、前記ロアデッキも、前記ガスケットと重なった第1部分と、前記シリンダボアに露出した第2部分とを有しており、
前記ロアデッキにおける第2部分のうちその略全体、又は、少なくとも前記インジェクタ挿入穴の近傍部から排気穴の側の部分は、前記ロアデッキの第1部分よりも薄肉に形成されている、
シリンダヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016165057A JP2018031321A (ja) | 2016-08-25 | 2016-08-25 | シリンダヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016165057A JP2018031321A (ja) | 2016-08-25 | 2016-08-25 | シリンダヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018031321A true JP2018031321A (ja) | 2018-03-01 |
Family
ID=61305025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016165057A Pending JP2018031321A (ja) | 2016-08-25 | 2016-08-25 | シリンダヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018031321A (ja) |
-
2016
- 2016-08-25 JP JP2016165057A patent/JP2018031321A/ja active Pending
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