JP2018031200A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部材を衛生洗浄装置の外観に対応させて設けることができる衛生洗浄装置を提供する。【解決手段】人体の局部に向けて水を吐出するノズルと、水を加熱するヒータと、内部の水を排出するための弁体と、を有する熱交換器と、前記熱交換器が載置されるケースプレートと、前記弁体を押圧するための押圧部材と、前記ケースプレートの外に配置され、前記押圧部材と別体で構成され前記押圧部材を操作するための操作部材と、を有する操作レバーと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、衛生洗浄装置に関する。
便器に付設され、人体の局部を洗浄する機能を備えた衛生洗浄装置がある。このような衛生洗浄装置には、洗浄水を加熱する熱交換器が設けられる。熱交換器は、内部に溜まった水の凍結防止や、長期間使用しない場合の水の腐食防止、あるいは保守点検などのために、内部の水を抜く機構を備える。
例えば特許文献1に開示された衛生洗浄装置では、使用者が、衛生洗浄装置の外部から操作レバーの操作部を引くことで、熱交換器の弁体が押圧部によって押圧され、水抜きが行われる。
特開2002−21157号公報
現在、衛生洗浄装置においては、外観面の多様性がもとめられている。
特許文献1に開示された操作レバーは、押圧部と、使用者が操作する操作部と、が一体に構成されている。このため、外部に露出した操作部の外観を、各衛生洗浄装置の外観に対応させる場合、外観に対応させた操作部を有する操作レバー全体を、それぞれの衛生洗浄装置に対して用意する必要があった。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、操作部材を衛生洗浄装置の外観に対応させて設けることができる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、人体の局部に向けて水を吐出するノズルと、水を加熱するヒータと、内部の水を排出するための弁体と、を有する熱交換器と、前記熱交換器が載置されるケースプレートと、前記弁体を押圧するための押圧部材と、前記ケースプレートの外に配置され、前記押圧部材と別体で構成され前記押圧部材を操作するための操作部材と、を有する操作レバーと、を備えた衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、押圧部材と操作部材とが別体で構成されている。従って、衛生洗浄装置の外観に対応させた操作部材を、押圧部材と組み合わせることで、操作レバーの操作部材の外観を、衛生洗浄装置の外観に対応させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記押圧部材の一端は、前記操作部材と連結され、前記弁体は、前記押圧部材の前記一端と反対の他端側で押圧され、前記押圧部材の下面には第1凹部が形成され、前記第1凹部により、前記第1凹部よりも前記一端側の前記押圧部材の下面と、前記第1凹部よりも前記他端側の前記押圧部材の下面と、が分離された衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、弁体から流れ出た水が、押圧部材の下面を伝って操作部材に流れ、衛生洗浄装置から漏れ出ることを抑制できる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記押圧部材の一端は、前記操作部材と連結され、前記弁体は、前記押圧部材の前記一端と反対の他端側で押圧され、前記押圧部材の下面には、第2凹部が形成され、前記第2凹部により、前記第2凹部よりも前記一端側の前記押圧部材の下面と、前記第2凹部よりも前記他端側の前記押圧部材の下面と、が分離され、前記ケースプレートは、上方に向けて突出した凸部を有し、前記凸部の少なくとも一部は、前記第2凹部内に配置される衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、ケースプレート上を流れる水が、凸部によって、凹部よりも操作部材側に流れることを抑制できるとともに、押圧部材の下面を操作部材に向かって水が流れた場合でも、凹部によってその流れを遮ることができる。このため、衛生洗浄装置内の水が、押圧部材の下面を伝って操作部材に流れ、衛生洗浄装置から漏れ出ることを抑制できる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記押圧部材は、前記弁体を押圧する当接部を有し、前記当接部は、前記ケースプレートに支持されている衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、弁体を押圧する当接部が、ケースプレートに支持されている。従って、操作レバーによって、より確実に熱交換器の水抜きを行うことができる。
第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記押圧部材は、前記弁体を押圧する当接部と、前記当接部に接して設けられたリブと、を有し、前記リブは、前記弁体を前記可動方向に投影した範囲の一部と、前記範囲の下方と、に設けられ、前記当接部は、前記弁体と前記リブとの間に位置し、前記リブによって支持される衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、当接部が弁体から反力を受けた際に、当接部がリブによって支持される。このため、当接部が反力によって傾き、当接部によって弁体を押圧できなくなることを抑制できる。
第6の発明は、第1〜第5のいずれか1つの発明において、一対のガイド部をさらに備え、前記押圧部材の一部は、前記ガイド部同士の間を摺動する衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、押圧部材が、所定の位置からずれることを抑制でき、より確実に、押圧部材によって弁体を押圧し、熱交換器の水抜きを行うことができる。
本発明の態様によれば、操作部材を衛生洗浄装置の外観に対応させて設けることができる衛生洗浄装置が提供される。
実施形態に係る衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す斜視図である。 実施形態に係る衛生洗浄装置内部の一部を表す平面図である。 図2のA−A’線における断面図である。 実施形態に係る衛生洗浄装置の熱交換器および操作レバーを表す斜視図である。 図2のB−B’線における断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す斜視図である。
図1に表すように、トイレ装置は、洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)6と、その上に設けられた衛生洗浄装置1と、を備える。衛生洗浄装置1は、便座2と、便蓋3と、ケーシング4と、を有する。便座2と便蓋3とは、ケーシング4に対して開閉自在にそれぞれ軸支されている。
以下の実施形態の説明では、「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「右側方」、および「左側方」を用いるが、これらの方向は、図1に表わすように、便座2に座った使用者から見たものである。
ケーシング4は、便器後方の上面に載置されるケースプレート4aと、ケースプレート4aを覆うカバー4bと、により構成されている。なお、図1に表す例では、ケースプレート4aがカバー4bによって覆われて隠れているため、ケースプレート4aを破線で表している。
ケーシング4の内部には、便座2に座った使用者の「おしり」などを洗浄するノズル10が内蔵されている。また、ケーシング4には、例えば、トイレ室への使用者の入室を検知する入室検知センサや、便座2の前方にいる使用者を検知する人体検知センサ、便座2への使用者の着座を検知する着座検知センサなどが設けられている。
使用者は、リモコンなどの操作部5を操作することで、ノズル10を便器6のボウル6a内に進出させたり、ボウル6a内から後退させたりすることができる。なお、図1に表した衛生洗浄装置1では、ノズル10がボウル6a内に進出した状態を表している。
ノズル10は、先端に吐水口10aを有する。ノズル10の吐水口10aからは、例えば、後述する熱交換器20によって加熱された温水が吐出される。ノズル10がボウル6a内に進出した状態で、吐水口10aから使用者の局部に向けて温水が吐水されることで、局部の洗浄が行われる。
また、ケーシング4には、便座2を温める「便座ヒータ」や、便座2に座った使用者の「おしり」などに向けて温風を吹き付けて乾燥させる「温風乾燥機能」、「脱臭ユニット」、「室内暖房ユニット」などが適宜設けられていてもよい。
図2〜図5を参照しつつ、衛生洗浄装置1内の構造について説明する。
図2は、実施形態に係る衛生洗浄装置内部の一部を表す平面図である。
図3は、図2のA−A’線における断面図である。
図4は、実施形態に係る衛生洗浄装置の熱交換器および操作レバーを表す斜視図である。
図5は、図2のB−B’線における断面図である。
図2に表すように、衛生洗浄装置1は、衛生洗浄装置1内に取り込まれた水を加熱して温水を生成する熱交換器20と、熱交換器20を操作するための操作レバー30と、を備える。熱交換器20および操作レバー30は、ケースプレート4aの上に載置されている。
図3を参照しつつ、熱交換器20について説明する。
熱交換器20は、躯体21、ヒータ22、弁体23、弁座24、ばね受け部25、およびパッキン26を有する。
躯体21およびヒータ22は、円筒形を有し、ヒータ22は躯体21の内側に設けられている。躯体21の内壁には螺旋状の溝が形成されており、この溝とヒータ22の外壁とによって螺旋状の流路が形成されている。熱交換器20に流れた水は、矢印A1に表すように、左側方からヒータ22の内側に流入し、ヒータ22の右側方からヒータ22の外側に流れ、躯体21とヒータ22との間の螺旋状の流路を流れる。この間に水がヒータ22によって加熱され、温水が生成される。生成された温水は、矢印A2に表すように、躯体21に形成された流出口を通して熱交換器20から流れ出る。
弁体23、弁座24、およびばね受け部25は、躯体21の右側方端部に設けられている。ばね受け部25は、躯体21の右側方に形成された開口に嵌め込まれている。弁座24は、ばね受け部25の右側方において、躯体21の開口端の内周に沿って設けられている。弁体23は、弁座24の中心の開口に嵌め込まれている。
弁体23、弁座24、およびばね受け部25によって囲われた空間は、ヒータ22が設けられた水路と通じている。一方で、弁体23とばね受け部25との間には、不図示の付勢手段が設けられ、弁体23は、右側方に付勢されている。付勢された状態において、弁体23の外周は、パッキン26を介して弁座24に当接している。これにより、当該空間は、熱交換器外部の空間と分離されている。
弁体23は、例えば、躯体21およびヒータ22の軸方向に可動である。弁体23が左側方に向けて押圧されることで、弁体23の外周が弁座24と離間する。これにより熱交換器20内の水が、弁体23と弁座24との隙間から流入した空気により置換され、水が熱交換器20の外へ排出される。
次に、図4を参照しつつ、操作レバー30について説明する。
操作レバー30は、弁体23を押圧するための押圧部材31と、押圧部材31を操作するための操作部材32と、を備える。押圧部材31と操作部材32とは、別体で構成されている。
操作部材32の一端(右端)は、押圧部材31の一端(左端)と連結されている。具体的な一例として、押圧部材31の左端には雄爪が形成され、操作部材32の右端には雌爪が形成されている。これらの爪を嵌合させることで、押圧部材31と操作部材32とが連結されている。押圧部材31の他端(右端)は、弁体23の右側方に配置されている。すなわち、押圧部材31の一部は、弁体23の可動方向において、弁体23と並んでいる。操作部材32の他端(左端)は、使用者が操作できるように、ケースプレート4aの外に配置される。
押圧部材31は、ケースプレート4a上を摺動可能に構成されている。衛生洗浄装置1の使用者が、操作部材32を左側方に向けて引っ張ることで、押圧部材31が左側方に摺動し、押圧部材31によって弁体23が左側方に向けて押圧される。これにより、熱交換器20の水抜きが行われる。
このように、本実施形態に係る衛生洗浄装置1では、弁体23を押圧するための押圧部材31と、押圧部材31を操作するための操作部材32と、が別体で構成されている。従って、衛生洗浄装置1の外観に対応させた操作部材32を押圧部材31と組み合わせることで、操作レバー30のうち、衛生洗浄装置の外部に露出する操作部材の外観を衛生洗浄装置1の外観に対応させることができる。このため、個々の衛生洗浄装置の外観に対応させた操作レバー30全体を用意する必要が無い。
また、本実施形態によれば、例えば、押圧部材31をケースプレート4a上に配置し、ケーシング4の他の内部構成を組み立てた後に、カバー4bの外観に対応した操作部材32を押圧部材31に取り付け、カバー4bを取り付けることで、衛生洗浄装置の外観に対応した操作レバー30を備える衛生洗浄装置を組み立てることができる。すなわち、操作レバー30の一部である操作部材32のみを、衛生洗浄装置の外観に対応させた固有部品とし、操作レバー30の他の一部である押圧部材31を、衛生洗浄装置の外観に拘わらない共通部品とすることができる。
続いて、図2〜図5を参照しつつ、押圧部材31の具体的な構造について説明する。
図3に表すように、押圧部材31は、当接部31a、リブ31b、および延在部31cを有する。当接部31aは、熱交換器20の水抜き時に弁体23に当接する。当接部31aは、例えば、弁体23の可動方向に対して垂直な当接面を有する。リブ31bは、当接部31aの右側方に設けられ、当接部31aに接している。リブ31bの上部は、弁体23を、弁体23の可動方向に投影した範囲に設けられており、リブ31bの下部は、当該範囲の下方に設けられ、ケースプレート4aの上面に接している。延在部31cは、押圧部材31左端における操作部材32との連結部と、押圧部材31右端の当接部31aおよびリブ31bと、の間において、これらの部分を繋ぐようにケースプレート4a上を延在している。
当接部31aによって弁体23が左側方に押圧されると、当接部31aには右側方に向けた反力が生じる。また、当接部31aは、その下端において、延在部31cの一端と繋がっている。すなわち、当接部31aにおいては、延在部31cを介して当接部31aに力が加えられる点と、弁体23から反力を受ける点と、が上下方向にずれている。この結果、延在部31cが撓んだり、当接部31aが右側方に傾いたりすることで、当接部31aから弁体23に十分な力が加えられず、水抜きを行えない可能性がある。
この点について、本実施形態に係る衛生洗浄装置1では、押圧部材31がリブ31bを有する。リブ31bは、弁体23を、弁体23の可動方向に投影した範囲および当該投影範囲の下方に設けられている。当接部31aは、このリブ31bと弁体23との間に設けられ、リブ31bによって支持されている。
このような構造によれば、当接部31aが弁体23から反力を受けた際に、リブ31bの下端がケースプレート4aの上面に接し、当接部31aを右側方から支持する。言い換えれば、当接部31aがケースプレート4aに支持されている。このため、当接部31aが傾くことを抑制でき、操作レバー30によってより確実に熱交換器20の水抜きを行うことが可能となる。
図4に表すように、押圧部材31の延在部31cの下面には、凹部R1(第1凹部)が形成されている。凹部R1は、凹部R1よりも右端側の押圧部材31の下面と、凹部R1よりも左端側の押圧部材31の下面と、を分離するように、延在部31cの一方の側面から他方の側面に亘って形成されている。なお、ここでは、延在部31cの側面とは、鉛直方向に沿う面であって、延在部31cの各部が延びている方向に対して側方に位置する面を意味している。図4に表す例では、延在部31cの一部が前後方向に延び、凹部R1は当該一部の右側面から左側面に亘って形成されている。凹部R1が、延在部31cのうち左右方向に延びている部分に形成される場合は、凹部R1は、当該部分の後方側の側面から前方側の側面に亘って形成される。
弁体23が押圧されると、熱交換器20内の水は、弁体23と弁座24との隙間を通り、当接部31aを伝い、表面張力によって押圧部材31下面とケースプレート4a上面との間を流れる。一方で、凹部R1が形成された部分では、押圧部材31下面とケースプレート4a上面とが離間している。押圧部材31とケースプレート4aとの間の表面張力による水の流れは、凹部R1において止まるため、弁体23から流れ出た水が、押圧部材31の下面を伝って操作部材32まで流れ、衛生洗浄装置1から漏れ出ることを抑制できる。
また、ケースプレート4a上面には、後方から前方、かつ左右側方から中央に向けて勾配が形成されている。従って、凹部R1まで流れた水は、ケースプレート4a上面に形成された勾配に沿って流れる。一例として、凹部R1まで流れた水は、ケースプレート4a上面の勾配に沿って図2の矢印A3に表すように流れ、凹部R1の前方に位置する開口Cを通してボウル6aに排出される。
また、上述した凹部R1は、熱交換器20から排出された水だけでなく、他の部分でケースプレート4a上に流れ出た水が、ケースプレート4a上の勾配に沿って矢印A3のように流れることができるよう構成されている。なお、凹部R1が形成される位置は、押圧部材31の端部以外であれば、押圧部材31の形状や開口Cの位置などに応じて適宜変更することが可能である。
押圧部材31の下面には、さらに凹部R2(第2凹部)が形成されている。凹部R2は、凹部R1よりも左端側に形成され、押圧部材31の左端近傍に位置している。凹部R2は、凹部R1と同様に、凹部R2よりも右端側の押圧部材31の下面と、凹部R2よりも左端側の押圧部材31の下面と、を分離するように、押圧部材31の一方の側面から他方の側面に亘って形成されている。図4に表す例では、延在部31cの一部が左右方向に延び、凹部R2は、当該一部の後方側の側面から前方側の側面に亘って形成されている。
図2および図5に表すように、ケースプレート4aの上面には、凸部P1が形成されている。凸部P1は、ケースプレート4a上の水が外周から外に流れ出ないように、ケースプレート4aの外周に沿って形成されている。凸部P1の一部は、押圧部材31の摺動方向と垂直な方向に延在し、凸部P1の当該一部は、凹部R2の内側に配置されている。図5に表すように、凸部P1の熱交換器20側(右側方)の側面S1と、凹部R2の外側(左側方)の側面S2と、は、押圧部材31が左右方向に摺動できるように離間して配置されている。
ケースプレート4aの上には、熱交換器20に接続される水路が配され、熱交換器20以外の部品も設けられる。従って、熱交換器20以外の部品からもケースプレート4a上に水が流れうる。ケースプレート4a上に流れた水は、ケースプレート4aの勾配に沿って中央前方に向かって流れる。このとき、水の一部が、凹部R1よりも左端側で押圧部材31の下に流れ込み、押圧部材31とケースプレート4aとの間を操作部材32に向かって流れる場合がある。
凹部R2が形成されていることで、凹部R1よりも左端側において押圧部材31とケースプレート4aとの間を移動する水の流れを、この凹部R2によって止めることができる。従って、ケースプレート4a上を流れる水が、押圧部材31とケースプレート4aとの間を伝って操作部材32にまで流れ、衛生洗浄装置1から漏れ出ることを抑制できる。
また、ケースプレート4a上を流れる水は、ケースプレート4aの外周に設けられた凸部P1によって遮られる。このため、凸部P1が形成された位置に凹部R2を配置する(すなわち、凹部R2内に凸部P1を配置する)ことで、凸部P1によって、凹部R2よりも操作部材32側に水が流れることを抑制するとともに、凹部R2によって、凹部R2よりも熱交換器20側において押圧部材31の下面を流れる水の流れを遮ることができる。このため、衛生洗浄装置1内の水が、操作部材32に流れ、衛生洗浄装置1から漏れ出ることを効果的に抑制できる。
より望ましくは、凸部P1の側面S1と凹部R2の側面S2との間の水平方向における距離D(図5に示す)は、押圧部材31によって弁体23が押圧された際の、弁体23の可動距離よりも大きい。これは、弁体23を押圧した際に、側面S1と側面S2とが接すると、側面S1と側面S2との間を表面張力によって水が移動し、操作部材32を伝って衛生洗浄装置1の外に水が漏れる可能性が在るためである。
ケースプレート4a上には、ガイド部G1およびガイド部G2が設けられている。ガイド部G1およびG2は、前後方向に離間し、対向している。リブ31bは、ガイド部G1とG2との間に配置され、ガイド部G1とG2との間を、左右方向に摺動する。
このように、押圧部材31の摺動方向に直交する方向において、互いに対向するガイド部を設け、押圧部材31の一部をこれらガイド部同士の間に配置することで、押圧部材31が、所定の位置から摺動方向の直交方向にずれることを抑制できる。特に、リブ31bは、当接部31aが弁体23から反力を受けた際に当接部31aを支持する部分であり、押圧部材31の他の部分に比べ、位置のずれが生じる可能性も高い。リブ31bを、ガイド部G1とG2との間を摺動させることで、押圧部材31の位置ずれを効果的に抑制することが可能である。
ケースプレート4a上には、さらにガイド部G3およびガイド部G4が設けられている。ガイド部G3およびG4は、ガイド部G1およびG2と同様に、前後方向に離間して対向している。延在部31cは、ガイド部G3とガイド部G4との間を、左右方向に摺動する。
このように、複数対のガイド部をケースプレート4a上に設け、押圧部材31がそれらガイド部同士の間を摺動することで、押圧部材31が所定の位置からずれることをより一層抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、ケーシング4や、熱交換器20、操作レバー30などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 衛生洗浄装置、 2 便座、 3 便蓋、 4 ケーシング、 4a ケースプレート、 4b カバー、 6 便器、 6a ボウル、 10 ノズル、 10a 吐水口、 20 熱交換器、 21 躯体、 22 ヒータ、 23 弁体、 24 弁座、 25 ばね受け部、 26 パッキン、 30 操作レバー、 31 押圧部材、 31a 当接部、 31b リブ、 31c 延在部、 32 操作部材、 C 開口、 G1〜G4 ガイド部、 P1 凸部、 R1、R2 凹部、 S1、S2 側面

Claims (6)

  1. 人体の局部に向けて水を吐出するノズルと、
    前記ノズルへ供給される水を加熱するヒータと、内部の水を排出するための弁体と、を有する熱交換器と、
    前記熱交換器が載置されるケースプレートと、
    前記弁体を押圧するための押圧部材と、前記ケースプレートの外に配置され、前記押圧部材と別体で構成され前記押圧部材を操作するための操作部材と、を有する操作レバーと、
    を備えた衛生洗浄装置。
  2. 前記押圧部材の一端は、前記操作部材と連結され、
    前記弁体は、前記押圧部材の前記一端と反対の他端側で押圧され、
    前記押圧部材の下面には、第1凹部が形成され、
    前記第1凹部により、前記第1凹部よりも前記一端側の前記押圧部材の下面と、前記第1凹部よりも前記他端側の前記押圧部材の下面と、が分離された請求項1記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記押圧部材の一端は、前記操作部材と連結され、
    前記弁体は、前記押圧部材の前記一端と反対の他端側で押圧され、
    前記押圧部材の下面には、第2凹部が形成され、
    前記第2凹部により、前記第2凹部よりも前記一端側の前記押圧部材の下面と、前記第2凹部よりも前記他端側の前記押圧部材の下面と、が分離され、
    前記ケースプレートは、上方に向けて突出した凸部を有し、
    前記凸部の少なくとも一部は、前記第2凹部内に配置される請求項1または2に記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記押圧部材は、前記他端側に、前記弁体を押圧する当接部を有し、
    前記当接部は、前記ケースプレートに支持されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。
  5. 前記押圧部材は、
    前記弁体を押圧する当接部と、
    前記当接部に接して設けられたリブと、
    を有し、
    前記リブは、前記弁体を前記可動方向に投影した範囲の一部と、前記範囲の下方と、に設けられ、
    前記当接部は、前記弁体と前記リブとの間に位置し、前記リブによって支持される請求項1〜4のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。
  6. 一対のガイド部をさらに備え、
    前記押圧部材の一部は、前記ガイド部同士の間を摺動する請求項1〜5のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。
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