JP2018030835A - 抗菌組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
・装置:「Waters Alliance 2695」[Waters社製]
・カラム:「Guardcolumn Super H−L」(1本)、「TSKgel SuperH2000、TSKgel SuperH3000、TSKgel SuperH4000を各1本連結したもの」[いずれも東ソー(株)製]
・試料溶液:0.25重量%のテトラヒドロフラン溶液
・溶液注入量:10μL
・流量:0.6mL/分
・測定温度:40℃
・検出装置:屈折率検出器
・基準物質:標準ポリエチレングリコール
なお、前記活性水素含有基はアルキレンオキサイドが開環付加し得る官能基を意味し、水酸基、カルボキシル基、メルカプト基及びアミノ基等が挙げられる。
なお、反応生成物に含まれる環状ポリエーテルの組成は、Polym. Chem., 2014, 5, 6905.に記載のMALDI−TOF MSにより分析し、確認することが出来る。
前記の炭素数4〜22のモノヒドロキシカルボン酸のうち、炭素原子に結合した水素原子の少なくとも1つがハロゲノ基で置換されたヒドロキシカルボン酸としては、2−ブロモ−4−ヒドロキシ酪酸等が挙げられ、アセチル基で置換されたヒドロキシカルボン酸としては、2−アセチル−4−ヒドロキシブタン酸等が挙げられ、アルコキシ基で置換されたヒドロキシカルボン酸としては、2−メトキシ−4−ヒドロキシ酪酸等が挙げられ、フェノキシ基で置換されたヒドロキシカルボン酸としては、2−フェニル−4−ヒドロキシ酪酸等が挙げられる。
アルキレンオキサイドは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。2種以上を併用する場合、その結合形式はランダムであっても、ブロックであっても、その両方であってもよい。
アルキレンオキサイドとして2種以上を併用する場合、得られる環状ポリエーテルエステル(A)は、一般式(1)においてn個あるR2として、使用したアルキレンオキサイドの種類に対応した異なる種類のR2を有する環状ポリエーテルエステルである。
(2)で示される層状複水酸化物が挙げられ、キョーワード500(Mg6Al2(OH)16CO3・4H2O)(協
和化学工業株式会社製、「キョーワード」は同社の登録商標である。以下、「キョーワード」を含む名称の製品について同じ。)、キョーワード1000(Mg4.5Al2(OH)13CO3・3.5H2O)等が挙げられる。
〔aMgO・Al2O3 ・bH2O〕 (3)
〔MgsAltOu〕 (4)
複合酸化物(C1)としては、2.5MgO・Al2O3 ・bH2O及びMg0.7Al0.3O1.15等が挙げられ、それぞれキョーワード300[協和化学工業(株)製]及びキョーワード2000[協和化学工業(株)製]等として市場から入手することができる。
〔Mg1−cAlc(OH)2〕c+ 〔CO3c/2 ・dH2 O〕c− (5)
これらの内、反応性の観点から好ましいのは複合酸化物(C1)であり、更に好ましいのは2.5MgO・Al2O3 ・nH2O(nは正数)及びMg0.7Al0.3O1.15である。
溶剤としては、トルエン、キシレン、ベンゼン、ジメチルスルホキシド、ジグリム、トリグリム、1,4−ジオキサン、シクロヘキサン、ヘキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、四塩化炭素、N−メチルピロリドン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジクロロエタン及びクロロホルム等が挙げられる。
溶剤は、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。これらの内、ラクトン及びアルキレンオキサイド等との混和性の観点から、トルエン及びキシレンが好ましい。
アルコキシル化反応に用いる溶剤の重量は、反応速度を維持する観点から、環状化合物と環状エーテルと触媒との合計重量に対して、0〜99重量%が好ましく、更に好ましくは0〜50重量%である。
また、上記の温度とする時間は、生産性の観点から1〜200時間が好ましく、更に好ましくは1〜50時間である。
反応装置としては撹拌装置及び加熱装置の付属した混合容器(スターラー付きフラスコ及びオートクレーブ等)等の公知の反応装置を用いることができる。
水としては、水道水、蒸留水、イオン交換水、純水等が挙げられ、なかでも、貯蔵安定性の点から、イオン交換水が好ましい。本発明の抗菌組成物が水を含む場合、水の含有量は、本発明の抗菌組成物が抗菌性を損なわない範囲で、その使用方法に応じて調整することができるが、貯蔵安定性等の観点から、抗菌組成物の合計重量に基づいて5〜99重量%であることが好ましい。
この範囲であると、抗菌成分(B)の析出を抑制でき好ましい。更に貯蔵安定性等の取り扱い性等の観点から0.5〜10重量%であることが更に好ましい。
本発明の抗菌組成物又は抗菌組成物希釈液は、スプレーまたはスポンジやブラシ等を用いて、食器、まな板、包丁、スライサーの刃、その他の食品加工機械器具およびその部品、調理器具、調理台、床、並びに衣類及びシーツ等の繊維類に付着させて使用することができる。
「キョーワード300」〔化学式:2.5MgO・Al2O3 ・nH2 O(nは正数)、協和化学工業(株)製〕を電気炉にて窒素気流下900℃で24時間加熱処理し、焼成物を調整した。
攪拌装置及び温度調節機能の付いたステンレス製のオートクレーブに、15−ペンタデカノラクトン30部[東京化成工業(株)製]と製造例1で得られた焼成物1部を投入した。窒素通気を1時間行った後、減圧(ゲージ圧−0.1 MPa)した。次いで150℃に昇温し、エチレンオキサイド27.5部を150℃にて、10時間かけて圧入した。その後、10時間熟成し、環状ポリエーテルエステル組成物(A)を含有する混合物(PA−1)を得た。
得られた混合物(PA−1)を50℃まで冷却し、THF100部を加えて50℃に温調した後、濾過助剤であるラヂオライト#700[昭和化学工業(株)製]5部及びキョーワード600[協和化学工業(株)製]5部を層状に充填した吸引漏斗で濾過して触媒を濾別した。次いで、THFを減圧留去し、環状ポリエーテルエステル組成物(A−1)を得た。
得られた環状ポリエーテルエステル組成物(A−1)について、MALDI−TOF MS[MALDI質量分析装置AXIMA−Performance、(株)島津製作所製、以下同様]による分析を行った結果、環状ポリエーテルエステル組成物(A−1)は、一般式(1)において、R1がペンタメチレン基であり、R2がエチレン基であり、n=5である本発明の環状ポリエーテルエステル組成物と、更に[R1CO(OR2)nO]で表される繰り返し単位を2個有する環状ポリエーテルエステル組成物と3個有する環状ポリエーテルエステル組成物とを含有する混合物であった。
攪拌装置及び温度調節機能の付いたステンレス製のオートクレーブに、製造例2で得られた環状ポリエーテルエステル組成物(A−1)5部と製造例1で得られた焼成物2部、及びキシレン25部を投入した。窒素通気を1時間行った後、減圧(ゲージ圧−0.1 MPa)した。次いで150℃に昇温し、エチレンオキサイド45.4部を150℃にて、10時間かけて圧入した。その後、10時間熟成し、環状化合物(A)を含有する混合物(A−2)を得た。
得られた混合物(PA−2)を50℃まで冷却し、THF100部を加えて50℃に温調した後、濾過助剤であるラヂオライト#700[昭和化学工業(株)製]5部及びキョーワード600[協和化学工業(株)製]5部を層状に充填した吸引漏斗で濾過して触媒を濾別した。次いで、THFを減圧留去し、環状ポリエーテルエステル組成物(A−2)を得た。
得られた環状ポリエーテルエステル組成物(A−2)について、MALDI−TOF MS[MALDI質量分析装置AXIMA−Performance、(株)島津製作所製、以下同様]による分析を行った結果、環状ポリエーテルエステル組成物(A−2)は、一般式(1)において、R1がペンタメチレン基であり、R2がエチレン基であり、n=100である本発明の環状組成物と、更に[R1CO(OR2)nO]で表される繰り返し単位を2個有する環状化合物と3個有する環状組成物とを含有する混合物(A−2)であった。
攪拌装置及び温度調節機能の付いたステンレス製のオートクレーブに、製造例2で得られた環状ポリエーテルエステル化合物(A−1)30部と製造例1で得られた焼成物1部を投入した。窒素通気を1時間行った後、減圧(ゲージ圧−0.1 MPa)した。次いで150℃に昇温し、エチレンオキサイド28.7部を150℃にて、10時間かけて圧入した。その後、10時間熟成し、環状ポリエーテルエステル組成物を含有する混合物(PA−3)を得た。
得られた混合物(PA−3)を50℃まで冷却し、THF100部を加えて50℃に温調した後、濾過助剤であるラヂオライト#700[昭和化学工業(株)製]5部及びキョーワード600[協和化学工業(株)製]5部を層状に充填した吸引漏斗で濾過して触媒を濾別した。次いで、THFを減圧留去し、環状ポリエーテルエステル組成物(A−3)を得た。
得られた環状ポリエーテルエステル組成物(A−3)について、MALDI−TOF MS[MALDI質量分析装置AXIMA−Performance、(株)島津製作所製、以下同様]による分析を行った結果、環状ポリエーテルエステル組成物(A−3)は、一般式(1)において、R1がペンタメチレン基であり、R2がエチレン基であり、n=15である本発明の環状ポリエーテルエステル組成物と、更に[R1CO(OR2)nO]で表される繰り返し単位を2個有する環状ポリエーテルエステル組成物と3個有する環状ポリエーテルエステル組成物とを含有する混合物であった。
攪拌装置及び温度調節機能の付いたステンレス製のオートクレーブに、製造例3で得られた環状ポリエーテルエステル組成物(A−2)10部と製造例1で得られた焼成物1部を投入した。窒素通気を1時間行った後、減圧(ゲージ圧−0.1 MPa)した。次いで150℃に昇温し、エチレンオキサイド37.9部を150℃にて、10時間かけて圧入した。その後、10時間熟成し、環状ポリエーテルエステル組成物を含有する混合物(PA−4)を得た。
得られた混合物(PA−4)を50℃まで冷却し、THF100部を加えて50℃に温調した後、濾過助剤であるラヂオライト#700[昭和化学工業(株)製]5部及びキョーワード600[協和化学工業(株)製]5部を層状に充填した吸引漏斗で濾過して触媒を濾別した。次いで、THFを減圧留去し、環状ポリエーテルエステル組成物(A−4)を得た。
得られた環状ポリエーテルエステル組成物(A−4)について、MALDI−TOF MS[MALDI質量分析装置AXIMA−Performance、(株)島津製作所製、以下同様]による分析を行った結果、環状ポリエーテルエステル組成物(A−4)は、一般式(1)において、R1がペンタメチレン基であり、R2がエチレン基であり、n=500である本発明の環状ポリエーテルエステル組成物と、更に[R1CO(OR2)nO]で表される繰り返し単位を2個有する環状ポリエーテルエステル組成物と3個有する環状化合物環状ポリエーテルエステル組成物とを含有する混合物であった。
攪拌装置及び温度調節機能の付いたステンレス製のオートクレーブに、製造例4で得られた環状ポリエーテルエステル化合物(A−3)20部と製造例1で得られた焼成物3部を投入した。窒素通気を1時間行った後、減圧(ゲージ圧−0.1 MPa)した。次いで150℃に昇温し、エチレンオキサイド19.5部を150℃にて、5時間かけて圧入後、10時間熟成した。次いでプロピレンオキサイド25.7部を5時間かけて圧入後、10時間熟成した。その後、オートクレーブから反応混合物26.9部抜き取り、続けてエチレンオキサイド20.7部を10時間かけて圧入し、10時間熟成することで環状ポリエーテルエステル組成物を含有する混合物(PA−5)を得た。
得られた混合物(PA−5)を50℃まで冷却し、THF100部を加えて50℃に温調した後、濾過助剤であるラヂオライト#700[昭和化学工業(株)製]5部及びキョーワード600[協和化学工業(株)製]5部を層状に充填した吸引漏斗で濾過して触媒を濾別した。次いで、THFを減圧留去し、環状ポリエーテルエステル組成物(A−5)を得た。
得られた環状ポリエーテルエステル組成物(A−5)について、MALDI−TOF MS[MALDI質量分析装置AXIMA−Performance、(株)島津製作所製、以下同様]による分析を行った結果、環状ポリエーテルエステル組成物(A−5)は、一般式(1)において、R1がペンタメチレン基であり、R2がエチレン基及びメチルエチレン基であり、n=50(EO40モル,PO10モル)である本発明の環状ポリエーテルエステル組成物と、更に[R1CO(OR2)nO]で表される繰り返し単位を2個有する環状ポリエーテルエステル組成物と3個有する環状ポリエーテルエステル組成物とを含有する混合物であった。
攪拌装置及び温度調節機能の付いたステンレス製のオートクレーブに、15−ペンタデカノラクトン20部[東京化成工業(株)製]と製造例1で得られた焼成物3部を投入した。窒素通気を1時間行った後、減圧(ゲージ圧−0.1 MPa)した。次いで150℃に昇温し、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド(モル比4/1)混合物39部を150℃にて、10時間かけて圧入後、10時間熟成した。次いでオートクレーブから反応混合物51.1部を抜き取り、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド(モル比4/1)混合物52.9部を10時間かけて圧入後、10時間熟成することで環状ポリエーテルエステル組成物を含有する混合物(PA−6)を得た。
得られた混合物(PA−6)を50℃まで冷却し、THF100部を加えて50℃に温調した後、濾過助剤であるラヂオライト#700[昭和化学工業(株)製]5部及びキョーワード600[協和化学工業(株)製]5部を層状に充填した吸引漏斗で濾過して触媒を濾別した。次いで、THFを減圧留去し、環状ポリエーテルエステル組成物(A−6)を得た。
得られた環状ポリエーテルエステル組成物(A−6)について、MALDI−TOF MS[MALDI質量分析装置AXIMA−Performance、(株)島津製作所製、以下同様]による分析を行った結果、環状ポリエーテルエステル組成物(A−6)は、一般式(1)において、R1がペンタメチレン基であり、R2がエチレン基及びメチルエチレン基であり、n=50(EO40モル,PO10モル)である本発明の環状ポリエーテルエステル組成物と、更に[R1CO(OR2)nO]で表される繰り返し単位を2個有する環状ポリエーテルエステル組成物と3個有する環状ポリエーテルエステル組成物とを含有する混合物であった。
攪拌装置及び温度調節機能の付いたステンレス製のオートクレーブに、製造例4で得られた環状ポリエーテルエステル組成物(A−3)20部と製造例1で得られた焼成物5部を投入した。窒素通気を1時間行った後、減圧(ゲージ圧−0.1 MPa)した。次いで150℃に昇温し、エチレンオキサイド19.5部を150℃にて、10時間かけて圧入後10時間熟成し、プロピレンオキサイド25.7部を10時間かけて圧入した。10時間熟成させた後、オートクレーブから反応混合物26.9部抜き取り、続いでエチレンオキサイド20.7部を150℃にて、15時間かけて圧入後、10時間熟成することで環状ポリエーテルエステル組成物を含有する混合物(PA−7)を得た。
得られた混合物(PA−7)を50℃まで冷却し、THF100部を加えて50℃に温調した後、濾過助剤であるラヂオライト#700[昭和化学工業(株)製]5部及びキョーワード600[協和化学工業(株)製]5部を層状に充填した吸引漏斗で濾過して触媒を濾別した。次いで、THFを減圧留去し、環状ポリエーテルエステル組成物(A−7)を得た。
得られた環状ポリエーテルエステル組成物(A−7)について、MALDI−TOF MS[MALDI質量分析装置AXIMA−Performance、(株)島津製作所製、以下同様]による分析を行った結果、環状ポリエーテルエステル組成物(A−7)は、一般式(1)において、R1がペンタメチレン基であり、R2がエチレン基及びメチルエチレン基であり、n=90(EO70モル,PO20モル)である本発明の環状ポリエーテルエステル組成物と、更に[R1CO(OR2)nO]で表される繰り返し単位を2個有する環状ポリエーテルエステル組成物と3個有する環状ポリエーテルエステル組成物とを含有する混合物であった。
攪拌装置及び温度調節機能の付いたステンレス製のオートクレーブに、γ−ブチロラクトン30部[東京化成工業(株)製]と製造例1で得られた焼成物1部を投入した。窒素通気を1時間行った後、減圧(ゲージ圧−0.1 MPa)した。次いで150℃に昇温し、プロピレンオキサイド40.5部を150℃にて、10時間かけて圧入後、10時間熟成した。次いでオートクレーブから反応混合物43.3部抜き取り、続いてプロピレンオキサイド53.5部を150℃にて、15時間かけて圧入後、10時間熟成した。その後、オートクレーブから反応混合物44.8部抜き取り、続いてエチレンオキサイド55.2部を150℃にて、15時間かけて圧入後、10時間熟成することで環状ポリエーテルエステル組成物を含有する混合物(PA−8)を得た。
得られた混合物(PA−8)を50℃まで冷却し、THF100部を加えて50℃に温調した後、濾過助剤であるラヂオライト#700[昭和化学工業(株)製]5部及びキョーワード600[協和化学工業(株)製]5部を層状に充填した吸引漏斗で濾過して触媒を濾別した。次いで、THFを減圧留去し、環状ポリエーテルエステル組成物(A−8)を得た。
得られた環状ポリエーテルエステル組成物(A−8)について、MALDI−TOF MS[MALDI質量分析装置AXIMA−Performance、(株)島津製作所製、以下同様]による分析を行った結果、環状ポリエーテルエステル組成物(A−8)は、一般式(1)において、R1がペンタメチレン基であり、R2がエチレン基及びメチルエチレン基であり、n=55(EO40モル,PO15モル)である本発明の環状ポリエーテルエステル組成物と、更に[R1CO(OR2)nO]で表される繰り返し単位を2個有する環状ポリエーテルエステル組成物と3個有する環状ポリエーテルエステル組成物とを含有する混合物であった。
攪拌装置及び温度調節機能の付いたステンレス製のオートクレーブに、γ−ブチロラクトン30部[東京化成工業(株)製]と製造例1で得られた焼成物1部を投入した。窒素通気を1時間行った後、減圧(ゲージ圧−0.1 MPa)した。次いで150℃に昇温し、エチレンオキサイド30.6部を150℃にて、10時間かけて圧入した。その後、10時間熟成し、環状ポリエーテルエステル組成物(A)を含有する混合物(PA−9)を得た。得られた混合物(PA−9)を50℃まで冷却し、THF100部を加えて50℃に温調した後、濾過助剤であるラヂオライト#700[昭和化学工業(株)製]5部及びキョーワード600[協和化学工業(株)製]5部を層状に充填した吸引漏斗で濾過して触媒を濾別した。次いで、THFを減圧留去し、環状組成物(A−1)を得た。
得られた環状ポリエーテルエステル組成物(A−9)について、MALDI−TOF MS[MALDI質量分析装置AXIMA−Performance、(株)島津製作所製、以下同様]による分析を行った結果、環状ポリエーテルエステル化合物(A−9)は、一般式(1)において、R1がペンタメチレン基であり、R2がエチレン基であり、n=2である本発明の環状ポリエーテルエステル組成物と、更に[R1CO(OR2)nO]で表される繰り返し単位を2個有する環状ポリエーテルエステル組成物と3個有する環状ポリエーテルエステル組成物とを含有する混合物であった。
撹拌装置及び温度調節機能の付いたステンレス製のオートクレーブに、15−ペンタデカノラクトン240部
(1モル)、「キョーワード500」[協和化学工業(株)製:Mg6Al2(OH)16CO3・4H2O]24.2部(0.04モル)及び過塩素酸アルミニウム九水和物1部(0.002モル)を入れて密閉した後、減圧下で160℃にて3時間加熱し、脱水処理した。次いで180℃まで昇温し、180℃でゲージ圧が0.1〜0.5MPaの範囲に入るように調整しながらエチレンオキサイド(以下、EOと略記する)88部(2モル)をオートクレーブ内に導入した。EO全量を導入した後、圧力が0.01MPaになるまで撹拌を継続した。その後、水酸化カリウム0.3部を追加して、更にEO176部(4モル)を180℃でゲージ圧が0.1〜0.5MPaとなるように導入した。EO全量を導入した後、圧力が0.01MPaになるまで撹拌を継続して15−ペンタデカノラクトンとEOとの反応を行った。EOの付加反応に要した合計時間は8時間であった。その後、EOの付加反応で得られた反応混合物から触媒をろ別して、環状ポリエーテルエステル組成物(A−10)を得た。得られた環状ポリエーテルエステル化合物(A−10)について、MALDI−TOF MS[MALDI質量分析装置AXIMA−Performance、(株)島津製作所製、以下同様]による分析を行った結果、環状ポリエーテルエステル組成物(A−10)は、一般式(1)において、R1がペンタメチレン基であり、R2がエチレン基であり、n=6である本発明の環状ポリエーテルエステル組成物と、更に[R1CO(OR2)nO]で表される繰り返し単位を2個有する環状ポリエーテルエステル組成物と3個有する環状ポリエーテルエステル組成物とを含有する混合物であった。
撹拌装置及び温度調節機能の付いたステンレス製のオートクレーブに、15−ペンタデカノラクトン240部(1モル)、「キョーワード500」24.2部(0.04モル)、及び過塩素酸アルミニウム九水和物1部(0.002モル)を入れて密閉した後、減圧下で160℃にて3時間加熱し、脱水処理した。次いで150℃に温調し、150℃でゲージ圧が0.1〜0.3MPaとなるように調整しながらプロピレンオキサイド61部(1.05モル)をオートクレーブ内に導入した。PO全量を導入した後、圧力が0.01MPaになるまで撹拌を継続して15−ペンタデカノラクトンとPOとの反応を行った。POの付加反応に要した時間は12時間であった。次いで180℃に温調し,
180℃でゲージ圧が0.1〜0.3MPaとなるように調整しながらエチレンオキサイド220部(5モル)をオートクレーブ内に導入した。EO全量を導入した後、更に圧力が0.01MPaになるまで撹拌を継続してEOの反応を行った。EOの付加反応に要した時間は7時間であった。EOの付加反応を終えて得られた反応混合物から触媒をろ別し、環状ポリエーテルエステル組成物(A−11)を得た。得られた環状ポリエーテルエステル組成物(A−11)について、MALDI−TOF MS[MALDI質量分析装置AXIMA−Performance、(株)島津製作所製、以下同様]による分析を行った結果、環状ポリエーテルエステル組成物(A−11)は、一般式(1)において、R1がペンタメチレン基であり、R2がエチレン基及びメチルエチレン基であり、n=6(EO5モル、PO1モル)である本発明の環状ポリエーテルエステル組成物と、更に[R1CO(OR2)nO]で表される繰り返し単位を2個有する環状ポリエーテルエステル組成物と3個有する環状ポリエーテルエステル組成物とを含有する混合物であった。
撹拌装置及び温度調節機能の付いたステンレス製のオートクレーブに、15−ペンタデカノラクトン240部(1モル)、「キョーワード500」〔協和化学工業(株)製:Mg6Al2(OH16CO3・4H2O〕24.2部(0.04モル)を入れて密閉した後、減圧下で160℃にて3時間加熱し、脱水処理した。次いで180℃に温調し,
180℃でゲージ圧が0.1〜0.5MPaの範囲に入るように調整しながらEO264部(6モル)をオートクレーブ内に導入した。EO全量を投入した後、圧力が0.01MPaになるまで撹拌を継続して15−ペンタデカノラクトンとEOとの反応を行った。EOの付加反応に要した時間は10時間であった。その後、EOの付加反応で得られた反応混合物から触媒をろ別して、環状ポリエーテルエステル組成物(A−12)を得た。得られた環状ポリエーテルエステル組成物(A−12)について、MALDI−TOF MS[MALDI質量分析装置AXIMA−Performance、(株)島津製作所製、以下同様]による分析を行った結果、環状ポリエーテルエステル化合物(A−12)は、一般式(1)において、R1がペンタメチレン基であり、R2がエチレン基であり、n=6である本発明の環状ポリエーテルエステル組成物と、更に[R1CO(OR2)nO]で表される繰り返し単位を2個有する環状ポリエーテルエステル組成物と3個有する環状
ポリエーテルエステル組成物とを含有する混合物であった。
撹拌装置及び温度調節機能の付いたステンレス製のオートクレーブに1−テトラデカノール73.6部及び水酸化カリウム2.0部を投入し、窒素置換後密閉し、140℃に昇温した。撹拌した、140℃にて圧力が0.5MPa以下になるように調整しながら、プロピレンオキサイド229.6部を10時間かけて滴下し、3時間熟成後、エチレンオキサイド696.8部を15時間かけて滴下し、5時間熟成することで、鎖状ポリエーテルエステル組成物である、非イオン性界面活性剤1−テトラデカノールプロピレンオキサイド・エチレンオキサイド付加物(D−1)を得た。
抗菌剤組成物を構成する原料を、表1に記載した量で撹拌機と温度調節機能とを備えた混合槽に投入し、20〜30℃で10分間撹拌して抗菌剤組成物(実施例1〜45、比較例1〜5)を作製した。なお、表1に記載のカチオン性界面活性剤(B−1)としては、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド[三洋化成工業(株)製]を用い、ベタイン型両性界面活性剤(B−2)としては、レボン105[三洋化成工業(株)製、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインを34重量%含む]をそれぞれ用いた。硝酸銀としては、関東化学社製の試薬を使用し、比較例に用いたソルビトールとしては、日研化成社製のソルビトール[商品名:ソルビトールS(純分70%)]を用いた。
<人工硬水の調整>
塩化マグネシウム6水和物[関東化学(株)社製]67.77g及び塩化カルシウム2水和物[関東化学(株)社製]98.00gを所定量の蒸留水に溶かし、さらに蒸留水を加えて1Lにする。これを高圧蒸気滅菌したものを溶液−1とする。次いで、重炭酸ナトリウム[関東化学(株)社製]56.03gを所定量の蒸留水に溶かしたあとに、さらに蒸留水を加えて1Lにする。この溶液をフィルター滅菌したものを溶液−2とする。そして、これら溶液−1及び溶液−2のそれぞれが0.2%の濃度となるように滅菌蒸留水で希釈して200mg/L(CaCO3換算)抗菌剤組成物水溶液(C−1)〜(C−45)を作製した。
特開2008−056595に記載の方法に基づき、不活化剤をレシチンとして殺菌力を評価した。
実施例1〜46及び比較例1〜5の抗菌組成物のそれぞれを人工硬水でカチオン性抗菌剤(B)の濃度が100ppmとなる濃度に希釈して評価用希釈液を作成し、その評価用希釈液99mLに、菌数を106cfu/mLに調整した大腸菌溶液1mLを加え混合して薬剤と菌を接触させた。30秒後、混合後の液から1mLを取り出し、不活化剤(レシチン)の入ったリン酸緩衝液9mLに加え、そのうち1mLを別の不活化剤(レシチン)入りリン酸緩衝液9mLに加えて段階的に希釈した。さらに希釈溶液を不活化剤(レシチン)入りリン酸緩衝液を加えたTGEA培地[メルク(株)社製]に入れ、37〜40℃で48時間培養した後に生存菌数を測定した。
大腸菌溶液と混合した混合液中の菌数(接触菌数)と生存菌数により菌数の対数減少値を算出し、以下の判定基準で評価した。
対数減少値 = −Log(生存菌数/接触菌数)
なお、対数減少値はその値が大きいほど菌の残存率が低く、優れた抗菌性を有することを意味する。
〔判定基準〕
◎:対数減少値が4以上、
○:対数減少値が3.5以上4未満、
△:対数減少値が3以上3.5未満、
×:対数減少値が3未満
特開平10−036884に記載の方法を用いて菌体の増殖抑制能を評価した。90mm径のシャーレ中で固化させたポテトデキストロース寒天培地上に、Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)の胞子懸濁液(1.0×105個/ml)100μlを塗布した。この培地上に、各抗菌剤を染み込ませた濾紙を中央に置き、28℃にて7日間培養を行った。培養終了後の菌の生育状況を観察し、各菌の生育状況により抗菌性を評価した。抗菌性の評価方法は、菌の生育阻止帯の大きさで行った。
○:生育阻止帯5mm以上
△:生育阻止帯0mm以上5mm未満
×:濾紙上にも菌が生育
硬水中での殺菌力及び菌体の増殖抑制能の試験結果に基づき、次の基準で評価した。
〇:殺菌力及び菌体の増殖抑制能が共に〇以上の評価結果
×:殺菌力及び菌体の増殖抑制能が共に△以下の評価結果
100mL容量のポリ容器に実施例1〜11又は比較例1で得られた抗菌組成物10mL、人工硬水90mLをそれぞれ入れて容器を密閉し、手で30秒間上下に振って均一混合し、次いで、密閉したまま室温で2週間保管した。その後、2週間後の各抗菌組成物水溶液の外観を目視により観察し、以下の判定基準で評価した。
〔判定基準〕
◎:組成物を、2,000rpmの回転数で、10分間の遠心分離を行った後も、沈殿、分離が見られない。
○:組成物中に、沈殿、分離が見られない。
×:組成物中に、沈殿、分離が見られた。
Claims (4)
- 一般式(1)におけるR1が炭素数3〜16の直鎖又は分岐アルキレン基であり、R2が炭素数2〜4のアルキレン基である請求項1に記載の抗菌組成物。
- 抗菌成分(B)に対する環状ポリエーテルエステル(A)の重量割合が、0.01〜500重量%である請求項1又は2のいずれかに記載の抗菌組成物。
- 抗菌成分(B)が第4級アンモニウム塩型カチオン性界面活性剤及び/又は両性界面活性剤である請求項1〜3のいずれかに記載の抗菌組成物。
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