JP2018030595A - コンロの梱包部材、及びコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】予め定められた配置がされているかを作業者に認識させ、耐衝撃性を担保することのできるコンロの梱包部材、及びコンロを提供する。【解決手段】付属品パッド3の凹部33Pは、第二側板317の後面側、側壁部331の左面側、第四側板327の前面側のそれぞれによってコの字型に囲まれた間隙である。付属品パッド3の第一側板316とトップパッド4の前縁部42とを上下方向において同じ位置に配置した状態で付属品パッド3にトップパッド4が載置されたとき、凹部33Pに対して第一突出部410が、上側から嵌合する。一方、付属品パッド3の第一側板316と、トップパッド4の後縁部43とを、上下方向において同じ位置に配置した場合には、凹部33Pに対して第一突出部410が嵌合しない。【選択図】図8

Description

本発明は、コンロの梱包部材、及びコンロに関する。
従来、コンロの出荷時等にコンロを梱包するための梱包部材が知られている。特許文献1に開示されたドロップインコンロの包装緩衝材は、段ボール製であり、外箱と、位置決め部材と、プレートパッドと、部品パッドとを主に備える。外箱は、その下部にドロップインコンロ本体を収容する。位置決め部材は、ドロップインコンロ本体の上方に載置される。プレートパッドは、位置決め部材の上面凹部に載置され、その天面にドロップインコンロのトッププレートを載置する。部品パッドは、プレートパッドの上方に載置され、五徳等の付属部品を収納する。
特開2013−169980号公報
複数の部材を用いてコンロを梱包する場合には、各部材を組み合わせる順序及び各部材を組み合わせる向き等によって、包装緩衝材の耐衝撃性が変化することがある。例えば、上記のドロップインコンロの包装緩衝材において、位置決め部材の配置の向きを、前後反対にすると、包装緩衝材の耐衝撃性が低下する可能性がある。各部材の形状等によっては、コンロの梱包作業を行う作業者が、位置決め部材を誤った向きに配置したことに気付かない可能性もあるといった問題がある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、予め定められた配置がされているかを作業者に認識させ、耐衝撃性を担保することのできるコンロの梱包部材、及びコンロを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係るコンロの梱包部材は、筐体と、前記筐体の上部を覆う天板と、を有するコンロを梱包するコンロの梱包部材であって、前記筐体の上側に載置され、前記コンロの付属品を収容する収容部が設けられた第一緩衝体と、前記第一緩衝体に載置され、前記天板を下側から支持する第二緩衝体とを少なくとも備え、前記第一緩衝体は、上端部において前記第二緩衝体を下側から支持する支持部を備え、前記第二緩衝体は、前記天板に対応する大きさを有する底板部と、前記底板部の下面から上方又は下方に突出した突出部とを備え、前記支持部は、前記支持部の一端部である支持部第一端部と、前記底板部の一端部である底板第一端部とを上下方向における同じ位置に配置した状態で前記第一緩衝体に前記第二緩衝体が載置されたときに、前記突出部に嵌合する嵌合部を備え、前記突出部と前記嵌合部とは、前記支持部の前記支持部第一端部と、前記底板部の前記底板第一端部に対向する側の他端部である底板第二端部とを上下方向における同じ位置に配置した状態で前記第一緩衝体に前記第二緩衝体が載置されたときに互いに嵌合しないことを特徴とする。
請求項2に係るコンロの梱包部材は、請求項1に記載の構成に加えて、前記支持部の前記支持部第一端部から、前記支持部における前記支持部第一端部に対向する側の他端部である支持部第二端部までの長さは、前記底板部の前記底板第一端部から前記底板第二端部までの長さと同じであり、前記突出部は、前記底板部の前記底板第一端部と前記底板第二端部との中間位置において延びる仮想直線に対して非対称に形成されていることを特徴とする。
請求項3に係るコンロの梱包部材は、請求項2に記載の構成に加えて、前記第一緩衝体の前記収容部は、前記支持部の前記支持部第一端部に沿って設けられた箱状の第一収容部と、前記支持部第二端部に沿って設けられた箱状である第二収容部とを備え、前記第一収容部は、前記支持部の前記支持部第一端部に沿って設けられた第一側板及び前記第一側板に対向配置される第二側板とを備え、前記第二収容部は、前記支持部の前記支持部第二端部に沿って設けられた第三側板及び前記第三側板に対向配置される第四側板とを備え、前記第一収容部における前記第一側板と前記第二側板との間隔は、前記第二収容部における前記第三側板と前記第四側板との間隔と異なり、前記嵌合部は、前記第二側板と前記第四側板との間隙として設けられ、前記突出部は、前記支持部の前記支持部第一端部と、前記底板部の前記底板第一端部とを上下方向における同じ位置に配置した状態で前記第一緩衝体に前記第二緩衝体が載置されたときに、前記間隙と上下方向に同じ位置において前記底板部の下面から下方に突出して設けられていることを特徴とする。
請求項4に係るコンロの梱包部材は、請求項1から3のいずれかに記載の構成に加えて、前記底板部は、矩形状であり、前記突出部は、前記底板部の前記底板第一端部に相当する辺に隣接する辺の一部が下方に折り曲げられた山状に形成されていることを特徴とする。
請求項5に係るコンロは、請求項1から4のいずれかに記載のコンロの梱包部材によって梱包されたことを特徴とする。
請求項1に係るコンロの梱包部材は、第一緩衝体と第二緩衝体とを少なくとも備えるので、コンロの筐体及び天板が、第一緩衝体と第二緩衝体とによって保護される。コンロの梱包部材の耐衝撃性を担保するため、第一緩衝体に第二緩衝体を載置する際に、第一緩衝体と第二緩衝体との配置が、予め一意に定められていることがある。請求項1に係るコンロの梱包部材においては、第一緩衝体の支持部に嵌合部が設けられており、第二緩衝体の底板部に突出部が設けられている。支持部第一端部と底板第一端部とを、上下方向における同じ位置に配置した状態で第一緩衝体に第二緩衝体が載置されたとき、突出部と嵌合部とが互いに嵌合する。一方、支持部第一端部と底板第二端部とを、上下方向における同じ位置に配置した状態で第一緩衝体に第二緩衝体が載置されたときには、突出部と嵌合部とが互いに嵌合しない。このため、突出部と嵌合部とが互いに嵌合しているときの支持部に対する底板部の傾斜は、突出部と嵌合部とが互いに嵌合していないときの支持部に対する底板部の傾斜とは異なることとなる。よって、第一緩衝体と第二緩衝体とが予め定められた配置によって重ね合わせられているかを、作業者が一見で把握できる。したがって、請求項1に係るコンロの梱包部材は、予め定められた配置がされているかを作業者に認識させ、耐衝撃性を担保できる。
請求項2に係るコンロの梱包部材は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、支持部第一端部から支持部第二端部までの長さが、底板第一端部から底板第二端部までの長さと同じであるので、支持部第一端部と底板第一端部とを、上下に同じ位置に合わせて、第一緩衝体に第二緩衝体を載置しやすい。反面、支持部第一端部と底板第二端部とを、上下に同じ位置に合わせて、第一緩衝体に第二緩衝体を載置することもできる。ここで、突出部が、底板第一端部と底板第二端部との中間の位置において延びる仮想直線に対して非対称に形成されているので、支持部第一端部と底板第二端部とを、上下方向における同じ位置に合わせた場合には、突出部と嵌合部とが互いに嵌合しない。したがって、請求項2に係るコンロの梱包部材は、予め定められた配置で第一緩衝体と第二緩衝体とを重ね合わせるよう、作業者に促すことができる。
請求項3に係るコンロの梱包部材は、請求項2に記載の発明の効果に加えて、第一緩衝体の第一収容部と第二収容部とが、異なる大きさの箱状としてそれぞれ形成されており、第二側板と第四側板との間隙が、嵌合部として設けられている。また、突出部は、支持部第一端部と底板第一端部とを上下方向における同じ位置に配置した状態で、第一緩衝体に第二緩衝体が載置されたときに、第三側板と第四側板との間隙と上下方向に同じ位置において底板部の下面から下方に突出して設けられている。よって、予め定められた配置で第一緩衝体に第二緩衝体が載置されることで、突出部が嵌合部に上側から嵌合し、第一緩衝体と第二緩衝体とが安定して重ね合わされる。
請求項4に係るコンロの梱包部材は、請求項1から3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、底板部が、底板第一端部に相当する辺に隣接する辺の一部を下方に折り曲げた山状に形成されるので、底板部に他の部材を加えることなく突出部が形成される。
請求項5に係るコンロは、請求項1から4のいずれかに記載のコンロの梱包部材によって梱包されることで、予め定められた配置での梱包がなされているかを作業者に認識させ、耐衝撃性を担保できる。
外箱2に収容される梱包部材1及びコンロ100の分解斜視図である。 天板150の平面図である。 付属品パッド3の斜視図である。 トップパッド4の分解斜視図である。 トップパッド4の斜視図である。 天板150が載置されたトップパッド4の斜視図である。 トップパッド4を下側から見た斜視図である。 梱包部材1及び天板150を左側から見た側面図である。 付属品パッド3とトップパッド4とが誤って配置された状態を説明する説明図である。
以下、本発明の実施形態である梱包部材1について、図面を参照して説明する。以下に記載されている装置の構造などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。以下説明は、図中に矢印で示す上下、左右、前後を使用する。
図1を参照して、コンロ100の梱包部材1の概略構成を説明する。梱包部材1は、コンロ100を梱包し、コンロ100に対する外部からの衝撃を吸収する。梱包部材1によって梱包されたコンロ100は、外箱2の内部に収容された状態で、搬送及び保管される。外箱2は、コンロ100よりもひとまわり大きな、段ボール紙製の箱である。なお、コンロ100は、ビルトインタイプのグリル付きガスコンロであるが、テーブルコンロ等であってもよい。
コンロ100は、筐体110と天板150とを備える。筐体110は、コンロ100の本体部を構成し、上面に開口部111を備えた略直方体状に形成された金属製である。筐体110の正面中央には、グリル扉112が設けられている。筐体110の内部には、グリル庫113を左右方向に挟む前部の位置に2つ、後部の略中央に1つの、合計3つのガスバーナ115が配置されている。後部側のガスバーナ115は、前部側のガスバーナ115,115よりも、ひとまわり小さく形成されている。
天板150は、平面視略矩形状に形成された板状であり、筐体110の開口部111の上部を覆うように設置されて用いられる。図1に示すように、コンロ100は、筐体110と天板150とが分離された状態で、梱包部材1によって梱包される。天板150は、筐体110の開口部111の上部を覆うようにして設置されるときに開口部111と対向する側の面である裏面151Bを上側に向けた状態で梱包される。筐体110は、グリル扉112を前側に向けた状態で、外箱2の最下部に収容される。図示しないが、筐体110の周囲と外箱2内側との隙間には、発泡スチロール製等の緩衝材が、適宜挿入される。
梱包部材1は、付属品パッド3と、トップパッド4とを備える。付属品パッド3は、平面視略直方体状であり、段ボール紙を折り畳んで組み立てられた箱状パッドである。付属品パッド3は、外箱2に収容された筐体110の上側に載置され、筐体110の上部を保護する。付属品パッド3は、底板部33、側壁部331,332、第一収容部31、第二収容部32を備える。底板部33は、付属品パッド3の底面を構成する平面視略矩形状の板状部である。側壁部331,332は、底板部33の左端部及び右端部が、底板部33から上方に折り返されることで形成されている。第一収容部31は、付属品パッド3の前端部に設けられ、左右方向に長手方向を有する箱状である。第二収容部32は、付属品パッド3の後端部に設けられ、左右方向に長手方向を有する箱状である。
付属品パッド3は、コンロ100の付属品を収容する。第一収容部31には、第一収容部31を左右に区分する仕切り311が設けられている。仕切り311の左側の空間部である第一スペース312には、天板150の後述する排気口156を覆う排気口カバーF1が収容される。仕切り311の右側の空間部である第二スペース313には、筐体110の正面の左右の端部に取り付けられるサイドモールF2が収容される。
第二収容部32には、第二収容部32を左右に区分する3つの仕切り321が設けられている。仕切り321によって第二収容部32に設けられた複数の空間部のうち、最も左側の第三スペース322、第三スペース322の右側の第四スペース323、及び最も右側の第六スペース325に、ガスバーナ115の上部に載置されるバーナヘッドF3が収容される。第六スペース325の左側の第五スペース324には、コンロ100の電源として用いられる乾電池F4が収容される。
また、底板部33には、底板部33の一部が切り抜かれるとともに底板部33から上方に折り返されて形成された複数の折返し部334(図3参照)が設けられている。複数の折返し部334のそれぞれには、ガスバーナ115の上方に鍋等の被加熱物を載置するための五徳F5が嵌めこまれる。
付属品パッド3が筐体110の上側に載置された後に、トップパッド4が、付属品パッド3の上側に載置される。トップパッド4は、付属品パッド3と略同じ大きさの平面視略直方体状であり、段ボール紙を折り畳んで組み立てられたパッドである。トップパッド4の上側に、天板150が載置される。トップパッド4は、天板150に対する外部からの衝撃を緩衝する。
図2及び図6を参照して、天板150の構造について説明する。図2に示すように、天板150は、本体板部151、及び、排気枠部155を備える。本体板部151は、左右方向に長手方向を有する平面視略長方形状のガラス製の平板であり、天板150の本体部を構成する。本体板部151には、3つのバーナ開口152が設けられている。天板150が筐体110の開口部111の上部を覆うと、3つのガスバーナ115のそれぞれが筐体110側から上方に突出して、各バーナ開口152の中央に臨む。バーナ開口152の周縁部には、五徳F5(図1参照)を装着するための五徳装着部153が設けられている。五徳装着部153は、天板150の本体板部151に五徳F5を配置するために設けられている。五徳装着部153は、本体板部151の上面である表面151Aから上方にやや厚みを有する平面視略円環状であり、ダイカストで形成されている。
排気枠部155は、筐体110の開口部111の上部に設置された天板150において、本体板部151の後方に配設される、左右方向に長手方向を有した金属製の板状の枠部材である。排気枠部155の上面155Aの略中央には、上面155Aを上下方向に貫通し、左右方向に長手方向を有する略長方形状の開口部である排気口156が設けられている。排気口156は、筐体110の開口部111の上部に天板150が設置されたときに、グリル庫113の内部と連通して、グリル庫113の内部の排気を行う。このような本体板部151の後端部と、排気枠部155の前端部とが接合されて、天板150が構成される。本体板部151の本体板端部150Aとは反対側の端部は、排気枠部155における排気口156の本体板部151側の外縁部まで延びており(図6参照)、接合部150Cにおいて、本体板部151の表面151Aと、排気枠部155の下面とが接合されている。なお、図6に示すように、天板150の裏面151Bには、本体板部151と、排気口156を除く排気枠部155とを一体に覆う板金159が設けられており、天板150の全体の強度が保たれている。排気枠部155の上面155Aと、本体板部151の表面151Aとは、略同じ高さで延設されている。
天板150の前後方向及び左右方向の各長さは、筐体110の開口部111の前後方向御呼び左右方向の各長さと略同一である。天板150は、本体板端部150Aを筐体110の開口部111の前側の端部に、排気枠端部150Bを筐体110の開口部111の後側の端部に、それぞれ合わせた状態で、開口部111の上部に設置される。
このような天板150を補強するため、天板150の外周を取り囲むように金属枠が設けられることがあるが、本実施形態では、天板150の美観を向上するため、このような金属枠を設けていない。なお、天板150は、例えばホーロー加工された1枚の板金をプレス加工することで形成されてもよい。
図3を参照して、付属品パッド3の詳細構造について説明する。第一収容部31は、第一側板316、第二側板317を備える。第一側板316は、第一収容部31の前端側の側面を構成する板状部であり、底板部33と同じ位置から上方に、底板部33に対して略垂直に延びる。第二側板317は、第一収容部31の後端側の側面を構成する板状部であり、第一側板316から長さL1だけ後方の位置において、第一側板316に対向して、底板部33と同じ位置から底板部33に対して略垂直に上方に延びる。第一側板316の上端部316Aと、第二側板317の上端部317Aとは、底板部33に対して同じ高さである。
第二収容部32は、第三側板326、第四側板327を備える。第三側板326は、第二収容部32の後端側の側面を構成する板状部であり、底板部33と同じ位置から上方に、底板部33に対して略垂直に延びる。第四側板327は、第三側板326から長さL2だけ前方の位置において、第三側板326に対向して、第二収容部32の前端側の側面を構成する板状部であり、底板部33と同じ位置から底板部33に対して略垂直に上方に延びる。長さL2は、長さL1よりも短い。すなわち、第二収容部32は、第一収容部31に比べて前後方向の長さが短い。第三側板326の上端部326Aと、第四側板327の上端部327Aとは、底板部33に対して同じ高さである。
第三側板326の上端部326A及び第四側板327の上端部327Aは、第一側板316の上端部316A及び第二側板317の上端部317Aと、底板部33の位置に対して同じ高さを有する。第一側板316、第二側板317、第三側板326、及び第四側板327は、付属品パッド3において、互いに平行に配置されて左右方向に延びる。これにより、付属品パッド3が前後方向に沿って折れ曲がるような変形が、付属品パッド3に生じにくくなる。なお、第一側板316、第二側板317、第三側板326、及び第四側板327は、左右方向において長さKを有する。長さKは、外箱2の左右の壁同士の間の長さに対応する。
側壁部331は、底板部33の左端部において、第二側板317と第三側板326との間を、第二側板317と第三側板326に対して略直交するように、前後方向に延びる。側壁部332は、底板部33の右端部において、第二側板317と第四側板327との間を、第二側板317と第三側板326に対して略直交するように、前後方向に延びる。側壁部331,332の前後方向の長さは、第二側板317と第四側板327との間の前後方向の長さL3と略同じである。側壁部331の上端部331A、及び側壁部332の上端部332Aは、第一側板316の上端部316A及び第二側板317の上端部317Aと同じ高さで前後方向に延びている。なお、長さL1,L2,L3を合計した長さは、外箱2の前後の壁同士の間の長さに対応する。よって、付属品パッド3が外箱2の内部において筐体110の上側に載置されたとき、付属品パッド3の周縁部が外箱2の周壁に内側から当接して位置決めされるので、輸送時等に、外箱2の内部における付属品パッド3の移動が防止される。
側壁部331は、第二側板317及び第四側板327の各左端部よりも底板部33の中央部に寄った位置において前後方向に延びている。また、側壁部332は、第二側板317及び第四側板327の各右端部よりも底板部33の中央部に寄った位置において前後方向に延びている。これにより、付属品パッド3が左右方向に沿って折れ曲がるような変形が、付属品パッド3に生じにくくなる。第二側板317の後面側、側壁部331の左面側、第四側板327の前面側のそれぞれによってコの字型に囲まれた間隙である凹部33Pが形成されている。第二側板317の後面側、側壁部332の右面側、第四側板327の前面側のそれぞれによってコの字型に囲まれた間隙である凹部33Qが形成されている。
底板部33には、前述の複数の折返し部334の他、底板部33を上下方向に貫通する3つの円孔335が設けられている。3つの円孔335は、コンロ100の筐体110の上側に載置された付属品パッド3において、筐体110に設けられている3つのガスバーナ115と上下方向において同じ位置に設けられている。3つのガスバーナ115の上部は、筐体110の開口部111よりも上方まで延びているので、付属品パッド3が筐体110の上側に載置された状態で、3つのガスバーナ115の上部が3つの円孔335の内側に臨む。
図4から図7を参照して、トップパッド4の詳細構造について説明する。図4に示すように、トップパッド4は、トップトレー40と、トップクッション50とを備える。トップトレー40及びトップクッション50は、それぞれ、段ボール紙を折り曲げ、又は、折り畳んで組み立てられている。トップトレー40は、トップパッド4の底部を構成する。トップトレー40は、底板部41、前縁部42、後縁部43を備える。
底板部41は、天板150の大きさに対応した大きさで略水平に延びる、段ボール紙製の平面視略矩形状の板状部である。本実施形態では、底板部41は天板150よりもひとまわり大きく、その上部に天板150の全体をちょうど収容可能である(図6参照)。底板部41の左右方向の長さは、付属品パッド3の左右方向の長さと同じく、長さKである。底板部41の前後方向の長さは、長さM1である。長さM1は、前述の付属品パッド3の前後方向の長さである、長さL1,L2,L3を合計した長さと略同一である。前縁部42及び後縁部43は、底板部41の前後の周縁を底板部41から略垂直上方に折り返した部分である。前縁部42及び後縁部43は、トップパッド4が外箱2の内部において付属品パッド3の上側に載置されたときに、外箱2の前後の壁に内側から当接する。このとき、底板部41の左右の端部が、外箱2の左右の壁に内側から当接する。このようにして、外箱2の内部においてトップトレー40が位置決めされるので、輸送時等に、外箱2の内部におけるトップパッド4の移動が防止される。
底板部41には、前固定部44、後固定部45、左固定部46、右固定部47、及び3つの円孔48が設けられている。前固定部44は、底板部41の上面41Aのうち、前後左右方向における中央よりも前縁部42寄りの位置の一部が左右方向に長さを有して切り抜かれるとともに、上面41Aから上方に折り返されて形成されている。後固定部45は、上面41Aのうち、後縁部43寄りの左右方向の略中央の一部が左右方向に長さを有して切り抜かれるとともに、上面41Aから上方に折り返されて形成されている。左固定部46は、上面41Aの左端部の前後方向における略中央の一部が前後方向に長さを有して切り抜かれるとともに、上面41Aから上方に折り返されて形成されている。右固定部47は、上面41Aの右端部の前後方向における略中央の一部が前後方向に長さを有して切り抜かれるとともに、上面41Aから上方に折り返されて形成されている。前固定部44、後固定部45、左固定部46、右固定部47のそれぞれは、トップクッション50を底板部41の上面41Aに対して固定するために設けられている。
3つの円孔48は、底板部41を上下方向に貫通し、付属品パッド3を介して筐体110の上側に載置されたトップパッド4において、筐体110に設けられている3つのガスバーナ115と上下方向において同じ位置に設けられている。3つの円孔48は、付属品パッド3及びトップパッド4が筐体110の上側に載置された状態で、3つのガスバーナ115の上部をその内側に臨ませる。
トップクッション50は、矩形の段ボール紙の前端部及び後端部が所定の厚みを有するように折り曲げられて形成された、平面視略矩形状の緩衝用の部材である。トップクッション50は、トップトレー40の底板部41の上面41Aに対して固定される。トップクッション50は、上板51、第一筒状部52、第二筒状部53、前当接部541、後当接部551、左当接部561、右当接部571を備える。
上板51は、トップクッション50の上面を構成する平面視略矩形状の板状部である。上板51は、裏面151Bを上側に向けた状態でトップパッド4に載置される天板150の本体板部151を、下側から支持する。上板51には、前部略中央に1つ、後部の左右に2つ配置され、上板51を上下方向に貫通する合計3つの円孔58を備える。3つの円孔58は、表面151Aを下側にした天板150の本体板部151が、上板51の上面51Aに載置された状態で、本体板部151に設けられている五徳装着部153を下方に突出させる。これにより、本体板部151の表面151Aの全体が、上板51の上面51Aにぴったりと当接し、外箱2の内部において、天板150が略水平に保たれる。また、梱包部材1に対して外部から与えられた衝撃は、トップクッション50によって緩衝されるので、本体板部151の破損が防止される。なお、上面51Aの平面視での大きさは、天板150の本体板部151の平面視での大きさに対応している。
第一筒状部52は、上板51の前端部の下面において左右方向に延びる、側面視略矩形の中空の筒状である。第二筒状部53は、上板51の後端部の下面において左右方向に延びる、側面視略矩形の中空の筒状である。第一筒状部52及び第二筒状部53は、上下方向に厚さDを有する。第一筒状部52及び第二筒状部53は、トップクッション50に対して上下方向に加わる衝撃を緩衝する。
前当接部541は、トップクッション50の前端部54の略中央において前端部54からやや前方に突出する一対の爪部542に挟まれた部分である。後当接部551は、トップクッション50の後端部55の略中央において後端部55からやや後方に突出する一対の爪部552に挟まれた部分である。後当接部551は、トップクッション50の左端部略中央において左端部からやや左方に突出する一対の爪部562に挟まれた部分である。右当接部571は、トップクッション50の右端部略中央において右端部からやや右方に突出する一対の爪部572に挟まれた部分である。トップクッション50の前端部54から後端部55までの前後方向の長さは、長さM2である。この長さM2は、底板部41の前後方向の長さM1よりも短い。トップクッション50の左端部から右端部までの左右方向の長さは、長さM3である。この長さM3は、底板部41の左右方向の長さKよりも僅かに短い。したがって、トップクッション50の上板51が形成する矩形の面積は、底板部41の上面が形成する矩形の面積よりも小さい。
図5に示すように、トップクッション50は、一対の爪部552の後端がトップトレー40の後縁部43に当接する位置まで後端部55を後縁部43に寄せた状態で(図8参照)、底板部41の上側に配置される。このとき、第一筒状部52及び第二筒状部53の下面が、トップトレー40の底板部41の上面41Aの上側に当接された状態で、トップクッション50が底板部41に載置される。トップクッション50の前端部54は、トップトレー40の前縁部42と後端部55との間の位置に配置される。このようにトップクッション50がトップトレー40の底板部41に載置されたとき、前固定部44、後固定部45、左固定部46、右固定部47が、前当接部541、後当接部551、左当接部561、右当接部571にそれぞれ当接する。前当接部541、後当接部551、左当接部561、右当接部571にそれぞれ当接した前固定部44、後固定部45、左固定部46、右固定部47は、一対の爪部542,552,562,572のそれぞれに挟持される。
このようにトップトレー40とトップクッション50とが組み合わされたトップパッド4の上側に天板150が載置されるとき、図6に示すように、天板150の本体板部151の全体と、排気枠部155の一部とが、トップクッション50の上側に載置される。前固定部44、後固定部45、左固定部46、右固定部47の各上端部は、天板150の裏面151Bよりも上方に位置する。後固定部45の上端部は、後方から天板150の本体板端部150Aに当接する。左固定部46、右固定部47の各上端部は、左方及び右方から本体板部151の左右の端部に当接する。前固定部44の上端部は、排気枠部155における排気口156の本体板部151側の内縁部に、前方から当接する。このため、輸送時等に、トップパッド4に載置された天板150の前後方向及び左右方向の移動が防止される。また、コンロ100の梱包作業を行う作業者は、天板150の本体板端部150Aが後固定部45に、天板150の左右の端部が左固定部46及び右固定部47に、排気口156の本体板部151側の内縁部が前固定部44にそれぞれ当接するように、トップパッド4の上側に天板150を載置すればよい。したがって、トップパッド4に対する天板150の位置決めが容易になる。
このように位置決めされた天板150は、底板部41の上面41Aに対して、表面151Aを下側に向けた状態で、トップクッション50によって下側から支持される。このとき、排気枠端部150Bがトップトレー40の前縁部42に向けて延びた状態で、天板150の排気枠部155の略全体が底板部41の上方に配置される。このため、排気枠部155の上面155Aと、底板部41の上面41Aとの間に、第一筒状部52及び第二筒状部53の厚さDに相当する上下方向の高さを有する空隙部450が設けられる。
図7に示すように、底板部41の下面41B側には、前縁部42及び後縁部43に隣接する辺である底板部41の左右の端部に沿って、第一突出部410及び第二突出部420が設けられている。第一突出部410は、底板部41の左端部の下面41B側において、前後方向に所定の長さを有して延び、且つ、下面41Bから下方に突出する三角柱状である。第一突出部410は、底板部41の左端部の一部が、底板部41の下面41Bに向けて山状に折り曲げられて形成されている。第二突出部420は、底板部41の右端部の下面41B側において、前後方向に所定の長さを有して延び、且つ、下面41Bから下方に突出する三角柱状である。第二突出部420は、底板部41の右端部の一部が、底板部41の下面41Bに向けて山状に折り曲げられて形成されている。
第一突出部410及び第二突出部420の前後方向の長さは、付属品パッド3の凹部33P,33Qの前後方向の長さと同じく、長さL3である。第一突出部410及び第二突出部420の後端は、底板部41の後端である後縁部43から前方に、前述の付属品パッド3の第二収容部32の第三側板326と第四側板327との間と同じ長さL2だけ離隔した位置に配置されている。第一突出部410及び第二突出部420の前端は、底板部41の前端である前縁部42から後方に、前述の付属品パッド3の第一収容部31の第一側板316と第二側板317との間と同じ長さL1だけ離隔した位置に配置されている。すなわち、第一突出部410及び第二突出部420は、前縁部42よりも後縁部43に寄せて配置されており、前縁部42と後縁部43との前後方向における中間の位置において延びる仮想直線Gに対して非対称に形成されている。
図8を参照して、付属品パッド3の第一側板316と、トップパッド4の前縁部42とが、上下方向において同じ位置に配置された状態の梱包部材1及び天板150の詳細構成について説明する。付属品パッド3の上側にトップパッド4が載置されると、第二側板317の凹部33Pと第一突出部410とが、付属品パッド3にトップパッド4が載置された状態で上下方向において同じ位置に配置される。図示しないが、このとき、凹部33Qと第二突出部420とも、上下方向において同じ位置に配置される。したがって、第一突出部410が、凹部33Pに対して上側から嵌合する。図示しないが、このとき、第二突出部420も、凹部33Qに対して上側から嵌合する。このように、付属品パッド3にトップパッド4が載置されると、凹部33P,33Qに対して第一突出部410及び第二突出部420がちょうど収まる。これにより、付属品パッド3にトップパッド4が載置された状態が安定する。
付属品パッド3の第一側板316の上端部316A、第二側板317の上端部317A、第三側板326の上端部326A、第四側板327の上端部327A、側壁部331の上端部331A(図3参照)、及び側壁部332の上端部332A(図3参照)は、底板部33に対して同じ高さに並ぶ。この上側にトップパッド4の底板部41が載置されるので、底板部41の上面41Aが略水平に保たれる。よって、トップクッション50の上板51の上面51Aも、底板部41の上面41Aから上方に厚さD(図4、図5、図6参照)に相当する上下方向の高さを有して略水平に延びる。第一側板316、第二側板317、第三側板326及び第四側板327は左右方向に延び、側壁部331,332は前後方向に延びているので、トップパッド4の底板部41が前後左右方向に亘って同じ高さで支持される。このため、トップパッド4の上側に天板150が載置され、また、梱包部材1に対して衝撃が加わることで、トップパッド4に天板150の重みが加えられても、トップパッド4の底板部41が撓みにくい。
このように組み合わされた梱包部材1の上側に、天板150が載置される。天板150は、トップパッド4におけるトップクッション50の上板51の上面51Aに、本体板部151の表面151Aが当接するように載置され、排気枠部155の上面155Aと、底板部41の上面41Aとの間には、空隙部450が設けられる。本実施形態における天板150は、ガラス製の本体板部151と、金属製の排気枠部155とが接合された構成である。例えば、天板150全体に対して衝撃等が加えられた場合、異なる素材同士の接合部150Cに、衝撃による影響が特に集中することがある。天板150の接合部150Cにおける強度が、天板150の他の部分における強度よりも低いことがある。本実施形態では、排気枠部155の上面155Aの略全体が、トップクッション50の上板51の上面51Aに当接していない。よって、梱包部材1によって梱包されたコンロ100が、外箱2ごと落下するような衝撃が与えられても、衝撃の影響がトップクッション50を介して排気枠部155に直接に伝達し難い。このため、本体板部151と排気枠部155との接合部150Cに加わる衝撃による影響が低減され、接合部150Cにおける変形等の不具合が低減される。
また、接合部150Cに加わる衝撃による影響をさらに低減するため、第一収容部31の第二側板317が、トップパッド4に載置された天板150における接合部150Cの下側を延びるように配置されている。これにより、天板150の接合部150C及びその近傍に対応する部分のトップトレー40の底板部41が、第一収容部31の第二側板317によって下側から支持される。よって、梱包部材1に落下による衝撃等が加えられても、トップトレー40の底板部41の天板150の接合部150C及びその近傍に対応する部分が、付属品パッド3の側に向けて沈み込みにくくなり、接合部150Cが変形するような不具合が防止される。
図9を参照して、付属品パッド3とトップパッド4とが、正しい配置で組み合わされない場合について説明する。前述したように、付属品パッド3の第一側板316とトップパッド4の前縁部42とを上下方向において同じ位置に配置するのが、付属品パッド3とトップパッド4との正しい配置である。付属品パッド3とトップパッド4との平面視における前後左右方向の大きさは、互いに同じである。よって、付属品パッド3とトップパッド4との正しい配置に反して、付属品パッド3とトップパッド4とのいずれかの前後方向が入れ替えられた誤った配置がされる可能性がある。付属品パッド3とトップパッド4とが誤って配置されると、第一収容部31の第二側板317が、トップトレー40に載置された天板150の接合部150C及びその近傍に対応する部分の下側とは異なる位置において延びるようになる等により、梱包部材1の本来の耐衝撃性に影響が生ずることがある。
図9に示すように、付属品パッド3の第一側板316とトップパッド4の後縁部43とを、上下方向において同じ位置に配置したとする。この状態で付属品パッド3の上側にトップパッド4を載置しようとすると、第二突出部420の下端のうち後縁部43寄りの部分が、第二側板317の上端部317Aの上側に乗り上げる。付属品パッド3の前端部とトップパッド4の後端部とを上下方向において同じ位置に配置した場合には、凹部33Pと第二突出部420とが上下方向において同じ位置に配置されず、凹部33Pに第二突出部420が嵌合できないためである。図示しないが、この場合、第一突出部410の下端のうち後縁部43寄りの部分も、第二側板317の上端部317Aの上側に乗り上げ、凹部33Qに第一突出部410が嵌合できない。梱包部材1では、第一突出部410及び第二突出部420が、図7に示す仮想直線G(図7参照)に対して非対称に配置されている。また、付属品パッド3とトップパッド4とが正しい配置で組み合わされた場合における第一突出部410及び第二突出部420と上下方向において同じ位置に、凹部33P,33Qが設けられている。よって、付属品パッド3とトップパッド4との前後方向の関係が反対になる場合には、第一突出部410と第二突出部420とが、凹部33P,33Qに嵌合しない。
第一突出部410と第二突出部420とが、凹部33P,33Qに嵌合しない場合には、トップパッド4の底板部41が、付属品パッド3の上端部316A,317A,326A,327A,331A,332Aに対して傾斜して配置される。一方、付属品パッド3とトップパッド4とが正しく配置される場合には、第一突出部410と第二突出部420とが、凹部33P,33Qに嵌合する。よって、トップパッド4の底板部41が、付属品パッド3の上端部316A,317A,326A,327A,331A,332Aに沿って略水平に配置される(図8参照)。したがって、コンロ100の梱包作業を行う作業者は、付属品パッド3にトップパッド4が正しい配置で載置されているか否かを、トップパッド4の底板部41が略水平に配置されているか傾斜しているかに応じて、目視により判別できる。このようにして付属品パッド3とトップパッド4とが正しく配置されるように促されるので、梱包部材1の耐衝撃性が担保される。
以上説明したように、梱包部材1において、付属品パッド3は、外箱2に収容されたコンロ100の筐体110の上側に載置される。トップパッド4は、付属品パッド3の上側に載置され、付属品パッド3の上側には、コンロ100の天板150が載置される。付属品パッド3にトップパッド4が正しい配置で載置される場合、付属品パッド3の第二側板317が、トップパッド4に載置された天板150における接合部150Cの下側を延びるように配置される。仮に付属品パッド3とトップパッド4とが誤って配置されると、例えば、第一収容部の第二側板317が、トップトレー40の底板部41の天板150の接合部150C及びその近傍に対応する部分の下側とは異なる位置において延びるようになる等により、梱包部材1の本来の耐衝撃性に影響が生ずることがある。付属品パッド3の凹部33Pは、第二側板317の後面側、側壁部331の左面側、第四側板327の前面側のそれぞれによってコの字型に囲まれた間隙である。また、凹部33Qは、第二側板317の後面側、側壁部332の右面側、第四側板327の前面側のそれぞれによってコの字型に囲まれた間隙である。付属品パッド3の第一側板316とトップパッド4の前縁部42とを上下方向において同じ位置に配置した状態で付属品パッド3にトップパッド4が載置されたとき、凹部33P,33Qに対して第一突出部410及び第二突出部420が、上側から嵌合する。一方、付属品パッド3の第一側板316と、トップパッド4の後縁部43とを、上下方向において同じ位置に配置した場合には、凹部33P,33Qに対して第一突出部410及び第二突出部420が嵌合しない。この場合、トップパッド4の底板部41が、付属品パッド3の上端部316A,317A,326A,327A,331A,332Aに対して傾斜して配置される。よって、作業者は、付属品パッド3にトップパッド4が正しい配置で載置されている否かを、トップパッド4の底板部41が略水平に配置されているか傾斜しているかに応じて、目視により判別できる。このようにして、梱包部材1は、付属品パッド3にトップパッド4が正しい配置で載置されているかを作業者に認識させ、耐衝撃性を担保できる。
付属品パッド3の前後方向の長さは、長さL1,L2,L3(図3参照)を合計した長さであり、底板部41の前後方向の長さMと同じ長さである。また、よって、付属品パッド3の左右方向の長さ及び底板部41の左右方向の長さは、いずれも長さKである。付属品パッド3及びトップパッド4は、付属品パッド3の第一側板316とトップパッド4の前縁部42とを上下方向において同じ位置に配置した状態で組み合わされるのが正しい配置である。しかし、付属品パッド3の第一側板316と、トップパッド4の後縁部43とを、上下方向において同じ位置に配置してもトップパッド4が付属品パッド3にちょうど重なる形状であるので、付属品パッド3及びトップパッド4が誤って配置される可能性がある。梱包部材1では、第一突出部410及び第二突出部420は、前縁部42よりも後縁部43に寄せて配置されており、前縁部42と後縁部43との前後方向における中間の位置において延びる仮想直線Gに対して非対称に形成されている。また、凹部33P,33Qは、付属品パッド3及びトップパッド4が正しく配置された状態で、第一突出部410及び第二突出部420と上下方向において同じ位置に配置される。よって、凹部33P,33Qに第一突出部410及び第二突出部420がちょうど収まる。仮に、付属品パッド3の前端部である第一側板316と、トップパッド4の後端部である後縁部43とを、上下方向において同じ位置に配置すると、凹部33Pと第二突出部420、及び凹部33Qと第一突出部410とが上下方向において同じ位置に配置されず、凹部33P,33Qに第一突出部410及び第二突出部420が嵌合しない。このようにして、梱包部材1は、付属品パッド3及びトップパッド4が正しく配置されるよう、作業者に促すことができる。
第一収容部31及び第二収容部32は、いずれも箱状である。第一収容部31において、第一側板316と第二側板317とは、前後方向に長さL1を有する。第二収容部32において、第三側板326と第四側板327とは、前後方向に長さL2を有する。長さL2は長さL1よりも短く、第二収容部32は、第一収容部31に比べて前後方向の長さが短い。第一収容部31の第二側板317の後面側と第二収容部32の第四側板327の前面側との間隙に、前後方向に長さL3を有する凹部33P,33Qが形成されている。第一突出部410は、前後方向に長さL3を有しており、底板部41の前縁部42から第一突出部410及び第二突出部420の前端までは長さL1であり、底板部41の後縁部43から第一突出部410及び第二突出部420の後端までは長さL2である。よって、付属品パッド3の第一側板316とトップパッド4の前縁部42とが上下方向において同じ位置に配置された状態で、凹部33Pと第一突出部410、凹部33Qと第二突出部420が、それぞれ上下方向において同じ位置に配置される。よって、凹部33P,33Qに、第一突出部410及び第二突出部420が嵌合する。このように、付属品パッド3及びトップパッド4が正しく配置された場合に、付属品パッド3にトップパッド4が載置された状態が安定する。
第一突出部410は、底板部41の左端部の一部が、底板部41の下面41Bに向けて折り曲げられて形成されている。第二突出部420は、底板部41の右端部の一部が、底板部41の下面41Bに向けて折り曲げられて形成されている。したがって、底板部41に他の部材を加えることなく第一突出部410及び第二突出部420が形成される。
本実施形態において、コンロ100が、本発明の「コンロ」に相当する。筐体110が、本発明の「筐体」に相当する。梱包部材1が、本発明の「梱包部材」に相当する。付属品パッド3が、本発明の「第一緩衝体」に相当する。第一収容部31が、本発明の「第一収容部」に相当する。第二収容部32が、本発明の「第二収容部」に相当する。第一側板316が、本発明の「第一側板」に相当する。第二側板317が、本発明の「第二側板」に相当する。第三側板326が、本発明の「第三側板」に相当する。第四側板327が、本発明の「第四側板」に相当する。第一側板316の上端部316A、第二側板317の上端部317A、第三側板326の上端部326A、第四側板327の上端部327A、側壁部331の上端部331A、及び側壁部332の上端部332Aが、本発明の「支持部」に相当する。凹部33P,33Qが、本発明の「嵌合部」に相当する。第一側板316が、本発明の「支持部第一端部」に相当する。第三側板326が、本発明の「支持部第二端部」に相当する。
トップパッド4が、本発明の「第二緩衝体」に相当する。底板部41が、本発明の「底板部」に相当する。第一突出部410及び第二突出部420が、本発明の「突出部」に相当する。後縁部43が、本発明の「底板第一端部」に相当する。前縁部42が、本発明の「底板第二端部」に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。上記実施形態では、トップパッド4に第一突出部410及び第二突出部420が設けられているが、第一突出部410又は第二突出部420のいずれか一方のみが設けられてもよい。例えば、トップパッド4に第一突出部410のみが設けられる場合には、付属品パッド3には凹部33Pのみが設けられ、付属品パッド3の凹部33Qに相当する箇所に間隙が設けられないようにする。これにより、付属品パッド3及びトップパッド4が正しく配置された場合には凹部33Pに第一突出部410が嵌合し、誤って配置された場合には凹部33Pに第一突出部410が嵌合しない構成を実現できる。
第一突出部410及び第二突出部420の形状及び個数は、上記実施形態に限られず、任意に変更できる。例えば、第一突出部410が仮想直線G(図7参照)に対して非対称に配置される2以上の部材から構成されていてもよい。この場合、付属品パッド3の第一側板316とトップパッド4の前縁部42とを上下方向において同じ位置に配置した状態で、2以上の部材から構成される第一突出部410のそれぞれに嵌合する複数の間隙が設けられれば良い。
上記実施形態では、第一突出部410及び第二突出部420が、底板部41の左右の端部において左右対称に形成されているが、第一突出部410及び第二突出部420が、底板部41の左右の端部において、左右非対称に配置されてもよい。
例えば、付属品パッド3の側壁部331の上端部331A及び側壁部332の上端部332Aが、トップパッド4の底板部41の下面41Bよりも高い位置まで延びて形成されてもよい。また、この場合、付属品パッド3及びトップパッド4が正しく配置された状態で、底板部41の左右の端部のうち側壁部331,332と上下方向において同じ位置の部分が上面41Aに向けて山状に折り曲げられる等、下面41Bから上方に突出して形成されていてもよい。この場合、付属品パッド3にトップパッド4が正しい配置で載置されることで、底板部41の左右の端部において上方に突出する部分の下側に、側壁部331の上端部331A及び側壁部332の上端部332Aが嵌まり込む。この場合、底板部41の左右の端部において下面41Bから上方に突出して形成される部分が、本発明の「突出部」に相当する。また、側壁部331の上端部331A及び側壁部332の上端部332Aが、本発明の「嵌合部」に相当する。
梱包部材1の一部又は全部が、段ボール紙以外の紙系材料で構成されてもよい。
1 梱包部材
3 付属品パッド
4 トップパッド
31 第一収容部
32 第二収容部
33P,33Q 凹部
41 底板部
42 前縁部
43 後縁部
40 トップトレー
50 トップクッション
100 コンロ
110 筐体
150 天板
316 第一側板
317 第二側板
331,332 壁部

Claims (5)

  1. 筐体と、前記筐体の上部を覆う天板と、を有するコンロを梱包するコンロの梱包部材であって、
    前記筐体の上側に載置され、前記コンロの付属品を収容する収容部が設けられた第一緩衝体と、
    前記第一緩衝体に載置され、前記天板を下側から支持する第二緩衝体とを少なくとも備え、
    前記第一緩衝体は、
    上端部において前記第二緩衝体を下側から支持する支持部を備え、
    前記第二緩衝体は、
    前記天板に対応する大きさを有する底板部と、
    前記底板部の下面から上方又は下方に突出した突出部とを備え、
    前記支持部は、前記支持部の一端部である支持部第一端部と、前記底板部の一端部である底板第一端部とを上下方向における同じ位置に配置した状態で前記第一緩衝体に前記第二緩衝体が載置されたときに、前記突出部に嵌合する嵌合部を備え、
    前記突出部と前記嵌合部とは、
    前記支持部の前記支持部第一端部と、前記底板部の前記底板第一端部に対向する側の他端部である底板第二端部とを上下方向における同じ位置に配置した状態で前記第一緩衝体に前記第二緩衝体が載置されたときに互いに嵌合しないことを特徴とするコンロの梱包部材。
  2. 前記支持部の前記支持部第一端部から、前記支持部における前記支持部第一端部に対向する側の他端部である支持部第二端部までの長さは、前記底板部の前記底板第一端部から前記底板第二端部までの長さと同じであり、
    前記突出部は、前記底板部の前記底板第一端部と前記底板第二端部との中間位置において延びる仮想直線に対して非対称に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンロの梱包部材。
  3. 前記第一緩衝体の前記収容部は、前記支持部の前記支持部第一端部に沿って設けられた箱状の第一収容部と、前記支持部第二端部に沿って設けられた箱状である第二収容部とを備え、
    前記第一収容部は、前記支持部の前記支持部第一端部に沿って設けられた第一側板及び前記第一側板に対向配置される第二側板とを備え、
    前記第二収容部は、前記支持部の前記支持部第二端部に沿って設けられた第三側板及び前記第三側板に対向配置される第四側板とを備え、
    前記第一収容部における前記第一側板と前記第二側板との間隔は、前記第二収容部における前記第三側板と前記第四側板との間隔と異なり、
    前記嵌合部は、前記第二側板と前記第四側板との間隙として設けられ、
    前記突出部は、前記支持部の前記支持部第一端部と、前記底板部の前記底板第一端部とを上下方向における同じ位置に配置した状態で前記第一緩衝体に前記第二緩衝体が載置されたときに、前記間隙と上下方向に同じ位置において前記底板部の下面から下方に突出して設けられていることを特徴とする請求項2に記載のコンロの梱包部材。
  4. 前記底板部は、矩形状であり、
    前記突出部は、前記底板部の前記底板第一端部に相当する辺に隣接する辺の一部が下方に折り曲げられた山状に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のコンロの梱包部材。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のコンロの梱包部材によって梱包されたコンロ。
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