JP2018029454A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の大型化やコストアップを最小限に抑えつつ負荷変動を小さくすることができる間接制御型のスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】補助巻線14cの電圧から生成された出力電圧信号Vo1を抵抗分圧した分圧信号Vaと基準電圧Vbとを比較し、その差を増幅した制御信号Soを出力する誤差増幅回路30を備える。制御信号Soをパルス幅変調して主スイッチング素子12の駆動パルスVgを出力するPWM変調回路32を備える。駆動パルスVgとロジックが反転した反転パルスVh1を平滑して補正信号Vh2を生成し、補正信号Vh2を、分圧信号Vaに重畳させる補正信号生成回路42を備える。出力電流Ioが一定以下のとき、電流不連続モードで動作し、補正信号Vh2が増減することにより、出力電流Ioが小さくなるほど主スイッチング素子12のオン時比率Donが小さくなる方向に補正される。
【選択図】図1

Description

本発明は、間接制御型のスイッチング電源装置に関する。
入力側回路と出力側回路がトランスで絶縁されたスイッチング電源装置は、スイッチング制御回路が入力側に設けられることが多い。この場合、出力側の出力電圧Voを制御する方法として、出力電圧Voの誤差情報をフォトカプラで一次側のスイッチング制御回路に伝達し、出力電圧Voを直接検出して制御する直接制御型と、入力側で出力電圧Voに相当する電圧Vo1を検出し、電圧Vo1を安定化することによって間接的に出力電圧Voを制御する間接制御型のいずれかが使用される。間接制御型は、フォトカプラを使用しないので、フォトカプラ特有の問題点(信号伝達特性が比較的低速でバラツキが大きい、比較的高価である等)を気にせず設計できるという利点がある。
従来の間接制御型のスイッチング電源装置として、例えば図7に示すように、フライバック方式のスイッチング電源装置10があった。スイッチング電源装置10は、主スイッチング素子12、トランス14、及び出力整流平滑回路16で構成された電力変換部と、出力電圧信号生成回路18及びスイッチング制御回路20で構成された制御部を有している。
電力変換部の主スイッチング素子12は、例えばNチャネルのMOS型FETであり、入力電源22から供給された入力電圧Viを一定の周期で断続する。トランス14は、入力巻線14a及び出力巻線14bを有し、主スイッチング素子12のスイッチング動作によって発生する断続電圧が入力巻線14aに印加される。
出力整流平滑回路16は、出力整流ダイオード16a及び出力平滑コンデンサ16bで構成され、主スイッチング素子12がオフの期間に出力巻線14bに発生する電圧を出力整流ダイオード16aで整流し、その整流電圧を出力平滑コンデンサ16bで平滑して出力電圧Voを生成し、出力平滑コンデンサ16bの両端に接続された負荷24に出力電圧Vo及び出力電流Ioを供給する。
制御部の出力電圧信号生成回路18は、トランス14に設けられた補助巻線14c、補助整流ダイオード26及び補助平滑コンデンサ28で構成され、主スイッチング素子12がオフの期間に補助巻線14cに発生する電圧を補助整流ダイオード26で整流し、その整流電圧を補助平滑コンデンサ28で平滑し、補助平滑コンデンサ28の両端に出力電圧Voに略比例した出力電圧信号Vo1を生成する。
スイッチング制御回路20は、出力電圧信号Vo1が所定の値に近づくように主スイッチング素子12のオンオフを制御するブロックであり、誤差増幅回路30及びPWM変調回路32で構成されている。誤差増幅回路30は、出力電圧信号Vo1を分圧する2つの抵抗34a,34bを有し、抵抗34bの両端に分圧信号Vaが発生する。また、一定の電源電圧Ecを分圧する2つの抵抗36a,36bを有し、抵抗36bの両端に基準電圧Vbが発生する。そして、分圧信号Vaと基準電圧Vbとの差を反転増幅し、制御信号Soを出力する。PWM変調回路32は、制御信号Soを受け、これをパルス幅変調することによって主スイッチング素子12の駆動パルスVgを出力する。
次に、スイッチング電源装置10の動作について、図8に基づいて説明する。ここで、説明を簡単にするため、各部のダイオードの順方向電圧(導通時の電圧降下)は十分小さいとして無視する。
スイッチング電源装置10は、誤差増幅回路30及びPWM変調回路32が動作して、分圧信号Vaと基準電圧Vbが等しくなるように制御される。したがって、図8(a)に示すように、出力電圧信号Vo1は、出力電流Ioによらず、ほぼ一定の値になる。
出力電圧Voと出力電圧信号Vo1との関係は、図8(b)に示す等価回路に基づいて、式(1)のように表すことができる。
Vo ≒(Nb/Nc)・Vo1−Io・Σr (1)
ここで、Nbは出力巻線14bの巻数、Ncは補助巻線14cの巻数、Σrは出力巻線14bの抵抗分や出力整流平滑回路16の配線抵抗を合計したもの(以下、寄生抵抗Σrと称する)である。
式(1)から分かるように、出力電圧Voは、出力電圧信号Vo1が一定の値に制御されたとしても、出力電流Ioが大きくなるほど低下する。出力電流Ioの変動ΔIoに対する出力電圧Voの変動ΔVo(以下、負荷変動ΔVoと称する)を小さくするには、寄生抵抗Σrを小さくすればよいが、出力巻線14bの電線を太くするためトランス14のサイズを大きくしたり、配線パターンを太い銅バー等で形成したりしなければならないので、小型、低コストタイプの電源装置で実現することは難しい。したがって、従来から、電源装置の大型化やコストアップを最小限に抑えながら、負荷変動ΔVoを小さくする方法が求められていた。
この問題を解決する技術として、例えば特許文献1に開示されているように、主スイッチング素子に流れるスイッチング電流(スイッチングパルス)を電圧に変換し、これを平滑した電圧を用いて出力電圧検出信号Vo1を補正する構成を備えたスイッチング電源があった。このスイッチング電源は、出力電流Ioに応じて補正量が変化するので、補正量を寄生抵抗Σrの電圧降下分と等しくなるように設定することによって、負荷変動ΔVoを小さくすることができる。
実開平5−43791号公報
特許文献1のスイッチング電源は、スイッチング電流を電圧変換する回路が必要で、例えば、スイッチング電流が流れる経路に電流検出抵抗を挿入する構成にすると、大きい損失が発生し、効率が大幅に低下してしまうという問題がある。また、損失を小さく抑えるため、カレントトランスを用いて電圧変換する構成もあるが、カレントトランスは比較的高価なので、低コストタイプの電源装置には採用しにくい。
本発明は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、装置の大型化やコストアップを最小限に抑えつつ負荷変動を小さくすることができる間接制御型のスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
本発明は、入力電圧を一定のスイッチング周期で断続する主スイッチング素子と、入力巻線及び出力巻線を有し、前記主スイッチング素子のスイッチング動作によって発生する断続電圧が前記入力巻線に印加されるトランスと、前記出力巻線に発生する電圧を整流平滑して出力電圧を生成する出力整流平滑回路と、前記トランスに設けられた補助巻線に発生する電圧を整流平滑することによって出力電圧に対応した出力電圧信号を生成する出力電圧信号生成回路と、前記出力電圧信号が所定の値に近づくように前記主スイッチング素子のオンオフを制御するスイッチング制御回路とを備え、前記スイッチング制御回路には、前記出力電圧信号又は前記出力電圧信号を抵抗分圧した信号と基準電圧とを比較し、その差を増幅した制御信号を出力する誤差増幅回路と、前記制御信号をパルス幅変調し、前記主スイッチング素子の駆動パルスを出力するPWM変調回路と、前記駆動パルス、駆動パルスと同じ時比率のパルス、又はこれらとロジックが反転したパルスを平滑することによって補正信号を生成し、前記補正信号を、前記出力電圧信号、前記出力電圧信号を抵抗分圧した信号又は前記基準電圧に重畳させる補正信号生成回路とが設けられ、出力電流が一定以下のとき電流不連続モードで動作し、前記補正信号が増減することによって、前記出力電流が小さくなるほど前記主スイッチング素子のオン時比率が小さくなる方向に補正されるスイッチング電源装置である。
また、本発明は、入力電圧を一定のスイッチング周期で断続する主スイッチング素子と、入力巻線及び出力巻線を有し、前記主スイッチング素子のスイッチング動作によって発生する断続電圧が前記入力巻線に印加されるトランスと、前記出力巻線に発生する電圧を整流平滑して出力電圧を生成する出力整流平滑回路と、前記出力整流平滑回路が有する出力平滑インダクタに設けられた補助巻線に発生する電圧を整流平滑することによって出力電圧に対応した出力電圧信号を生成する出力電圧信号生成回路と、前記出力電圧信号が所定の値に近づくように前記主スイッチング素子のオンオフを制御するスイッチング制御回路とを備え、前記スイッチング制御回路には、前記出力電圧信号又は前記出力電圧信号を抵抗分圧した信号と基準電圧とを比較し、その差を増幅した制御信号を出力する誤差増幅回路と、前記制御信号をパルス幅変調し、前記主スイッチング素子の駆動パルスを出力するPWM変調回路と、前記駆動パルス、駆動パルスと同じ時比率のパルス、又はこれらとロジックが反転したパルスを平滑することによって補正信号を生成し、前記補正信号を、前記出力電圧信号、前記出力電圧信号を抵抗分圧した信号又は前記基準電圧に重畳させる補正信号生成回路とが設けられ、出力電流が一定以下のとき電流不連続モードで動作し、前記補正信号が増減することによって、前記出力電流が小さくなるほど前記主スイッチング素子のオン時比率が小さくなる方向に補正される電源装置である。
本発明のスイッチング電源装置は、出力電流の増減に対応して変化する補正信号を、独特な構成の補正信号生成回路を用いて生成する。そして、この補正信号を、出力電圧信号、出力電圧信号を抵抗分圧した信号又は基準電圧に適宜の寄与率で重畳させることにより、負荷変動を効果的に小さくすることができる。しかも、補正信号生成回路は、電流不連続モードのときに主スイッチング素子の駆動パルスの時比率が出力電流に応じて変化する性質を利用しているので、補正信号を低損失に生成することができ、コストアップも最小限に抑えることができる。
本発明のスイッチング電源装置の第一の実施形態を示す回路図である。 第一の実施形態のスイッチング電源装置の動作を示すグラフである。 本発明のスイッチング電源装置の第二の実施形態を示す回路図である。 第二の実施形態のスイッチング電源装置の動作を示すグラフである。 本発明のスイッチング電源装置の第三の実施形態を示す回路図(a)、出力電圧信号生成回路の変形例を示す回路図(b)である。 本発明のスイッチング電源装置の第四の実施形態を示す回路図(a)、出力電圧信号生成回路の変形例を示す回路図(b)である。 従来のスイッチング電源装置の一例を示す回路図である。 従来のスイッチング電源装置の動作を示すグラフ(a)、出力電圧信号と出力電圧との関係を説明するための等価回路(b)である。
以下、本発明のスイッチング電源装置の第一の実施形態について、図1、図2に基づいて説明する。ここで、従来のスイッチング電源装置10と同様の構成は、同一の符号を付して説明する。
第一の実施形態のスイッチング電源装置38は、従来のスイッチング電源装置10と同様にフライバック方式の電源装置であり、主スイッチング素子12、トランス14、及び出力整流平滑回路16で構成された電力変換部と、出力電圧信号生成回路18及びスイッチング制御回路40で構成された制御部とを有している。電力変換部の各構成と制御部の出力信号生成回路18の構成は、従来のスイッチング電源装置10が有する各構成と同様である。
スイッチング制御回路40は、出力電圧信号Vo1が所定の値に近づくように主スイッチング素子12のオンオフを制御するブロックで、上記の誤差増幅回路30及びPWM変調回路32を備え、さらに独特な構成の補正信号生成回路42を備えている。
補正信号生成回路42は、一端が電源電圧Ecに接続された抵抗44と、一端が抵抗44の他端に接続された抵抗46と、抵抗46の他端とグランドとの間に接続されたコンデンサ48とを備え、さらに、NチャネルのMOS型FETであって、ドレインが抵抗44及び抵抗46の中点に接続され、ソースがグランドに接続され、ゲートがPWM変調回路32の出力に接続されて駆動パルスVgが入力される補助スイッチング素子50を備えている。そして、補正信号生成回路42の出力であるコンデンサ48と抵抗46の中点が、誤差増幅回路30の抵抗34bを分割した抵抗34b(1),34b(2)の中点に接続されている。
ここで、補正信号生成回路42の動作を説明する前に、駆動パルスVgについて説明する。PWM変調回路32が出力する駆動パルスVgは、一定周期でハイレベルとローレベルを繰り返すパルス電圧で、ハイレベルの期間に主スイッチング素子12をオンさせ、ローレベルの期間に主スイッチング素子12をオフさせることができる。したがって、駆動パルスVgのハイレベルの時比率が、主スイッチング素子12のオン時比率Donとなる。
次に、オン時比率Donと電流不連続モードについて説明する。スイッチング電源装置38は、出力整流素子がダイオード16aなので、出力電流Ioが一定以下に小さくなると、いわゆる電流不連続モードで動作する。一般に、スイッチング電源装置は、主スイッチング素子がオンの期間、入力側から特定のインダクタ素子を励磁し、主スイッチング素子がオフの期間、先のオンの期間にインダクタ素子に蓄えた励磁エネルギーを出力に放出する動作を行う。そして、インダクタ素子が励磁エネルギーの放出を終了した後、所定時間が経過したタイミングで主スイッチング素子がターンオンして励磁が再開される動作モードが、電流不連続モードと呼ばれている。電流不連続モードは、出力電圧を安定化する制御が行われると、出力電流が小さくなるほど、主スイッチング素子のオンの時比率が小さくなるという特徴がある。
フライバック方式のスイッチング電源装置38の場合、特定のインダクタ素子に該当するのがトランス14であり、主スイッチング素子12がオンの期間、入力側から入力巻線14aに電流が流れてトランス14を励磁し、主スイッチング素子12がオフの期間、先のオンの期間にトランス14に蓄えた励磁エネルギーを、出力巻線14bに接続された出力整流ダイオード16aを通じて出力に放出する。そして、電流不連続モードでは、トランス14が励磁エネルギーの放出を終了して出力整流ダイオード16aが非導通になった後、所定時間が経過したタイミングで主スイッチング素子12がターンオンして励磁が再開される。スイッチング電源装置38は、出力電流Ioが一定以下になると電流不連続モードで動作し、出力電流Ioが少なくなるほど、主スイッチング素子12のオン時比率Donが小さくなる。
補助スイッチング素子50は、駆動パルスVgがハイレベルの期間にオンし、ローレベルの期間にオフするので、補助スイッチング素子50のドレインに、駆動パルスVgとロジックが逆転した反転パルスVh1が発生する。そして、抵抗46とコンデンサ48が反転パルスVh1を平滑し、コンデンサ48の両端に、ほぼ直流の電圧である補正信号Vh2を発生させる。補正信号Vh2は、ほぼ(1−Don)に比例した値となる。
出力電流Ioが一定以上で電流連続モードの動作を行うときは、出力電流Ioが変化してもオン時比率Donが一定なので、補正信号Vh2は一定の値になる。一方、出力電流Ioが一定以下で電流不連続モードの動作を行うときは、出力電流Ioが小さくなるほどオン時比率Donが小さくなり、補正信号Vh2の値が上昇する。
次に、スイッチング電源装置38の動作を、図2に基づいて説明する。ここで、説明を簡単にするため、各部のダイオード素子の順方向電圧(導通時の電圧降下)は十分小さいとして無視する。
スイッチング電源装置38は、誤差増幅回路30及びPWM変調回路32が動作して、分圧信号Vaと基準電圧Vbが等しくなるように制御される。ここで特徴的なのは、補正信号生成回路42の補正信号Vh2が分圧信号Vaに重畳する点である。補正信号Vh2の値は、電流不連続モードで動作している時、出力電流Ioが小さくなるほど上昇する。したがって、分圧信号Vaと基準電圧Vbが等しい状態を維持するため、出力電流Ioが小さくなるほど出力電圧信号Vo1の値が低くなるように制御される。その結果、出力電圧Voのグラフに示すように、一点鎖線で表した従来の特性が実線で示した特性に補正され、負荷変動ΔVoを格段に小さくすることができる。
補正信号Vh2による補正の強さは、出力電流Ioによらず出力電圧Voがほぼ一定になるように調節するとよい。補正の強さは、抵抗34b(1)と抵抗34b(2)の比率等を変更し、分圧信号Vaに対する補正信号Vh2の寄与率を変化させることによって、容易に調節することができる。
以上説明したように、スイッチング電源装置38は、出力電流Ioが小さくなるほど値が上昇する補正信号Vh2を、独特な構成の補正信号生成回路42を用いて生成する。そして、この補正信号Vh2を適宜の寄与率で分圧信号Vaに重畳させることによって、負荷変動ΔVoを効果的に小さくすることができる。しかも、補正信号生成回路42は、電流不連続モードのときに主スイッチング素子12の駆動パルスVgの時比率が出力電流Ioに応じて変化する性質を利用しているので、補正信号Vh2を低損失に生成することができ、コストアップも最小限に抑えることができる。
次に、本発明のスイッチング電源装置の第二の実施形態について、図3、図4に基づいて説明する。ここで、上記のスイッチング電源装置10,38と同様の構成は、同一の符号を付して説明する。
第二の実施形態のスイッチング電源装置52は、上記のスイッチング電源装置10,38と同様にフライバック方式の電源装置であり、主スイッチング素子12、トランス14、及び出力整流平滑回路16で構成された電力変換部と、出力電圧信号生成回路18及びスイッチング制御回路54で構成された制御部を有している。電力変換部の各構成と制御部の出力信号生成回路18の構成は、上記のスイッチング電源装置10,38が有する各構成と同様である。
スイッチング制御回路54は、出力電圧信号Vo1が所定の値に近づくように主スイッチング素子12のオンオフを制御するブロックで、上記の誤差増幅回路30及びPWM変調回路32を備え、さらに独特な構成の補正信号生成回路56を備えている。
補正信号生成回路56は、一端がPWM変調回路32の出力に接続されて駆動パルスVgが入力される抵抗46と、抵抗46の他端とグランドとの間に接続されたコンデンサ48とで構成されている。そして、補正信号生成回路56の出力であるコンデンサ48と抵抗46の中点が、誤差増幅回路30の抵抗36bを分割した抵抗36b(1),36b(2)の中点に接続されている。
ここで、スイッチング電源装置52は、フライバック方式なので、駆動パルスVgの時比率と主スイッチング素子12のオン時比率Donとの関係や、電流不連続モードにおける出力電流Ioとオン時比率Donの関係は、上記のスイッチング電源装置38と同様である。これを踏まえて、補正信号生成回路56の動作を説明する。
抵抗46とコンデンサ48は、駆動パルスVgを平滑し、コンデンサ48の両端から、ほぼ直流の電圧である補正信号Vh2を出力する。補正信号Vh2は、ほぼオン時比率Donに比例した値となる。
出力電流Ioが一定以上で電流連続モードの動作を行うときは、出力電流Ioが変化してもオン時比率Donが一定なので、補正信号Vh2は一定の値になる。一方、出力電流Ioが一定以下で電流不連続モードの動作を行うときは、出力電流Ioが小さくなるほどオン時比率Donが小さくなり、補正信号Vh2の値が低下する。
次に、スイッチング電源装置52の動作を、図4に基づいて説明する。ここで、説明を簡単にするため、各部のダイオード素子の順方向電圧(導通時の電圧降下)は十分小さいとして無視する。
スイッチング電源装置52は、誤差増幅回路30及びPWM変調回路32が動作して、分圧信号Vaと基準電圧Vbが等しくなるように制御される。ここで特徴的なのは、補正信号生成回路56の補正信号Vh2が基準電圧Vbに重畳する点である。補正信号Vh2の値は、電流不連続モードで動作している時、出力電流Ioが小さくなるほど低下するので、同様に基準電圧Vbも低下する。したがって、分圧信号Vaと基準電圧Vbが等しい状態を維持するため、出力電流Ioが小さくなるほど出力電圧信号Vo1の値が低くなるように制御される。その結果、出力電圧Voのグラフに示すように、一点鎖線で表した従来の特性が実線で示した特性に補正され、負荷変動ΔVoを格段に小さくすることができる。
補正信号Vh2による補正の強さは、出力電流Ioによらず出力電圧Voがほぼ一定になるように調節するとよい。補正の強さは、抵抗36b(1)と抵抗36b(2)の比率等を変更し、基準電圧Vbに対する補正信号Vh2の寄与率を変化させることによって、容易に調節することができる。
以上説明したように、スイッチング電源装置52は、出力電流Ioが小さくなるほど値が低下する補正信号Vh2を、独特な構成の補正信号生成回路56を用いて生成する。そして、補正信号生成回路56が生成した補正信号Vh2を基準電圧Vbに重畳させることによって、負荷変動ΔVoを効果的に小さくすることができる。したがって、上記のスイッチング電源装置38と同様の優れた効果を得ることができる。
次に、本発明のスイッチング電源装置の第三の実施形態について、図5(a)に基づいて説明する。ここで、上記のスイッチング電源装置38,52と同様の構成は、同一の符号を付して説明する。
第三の実施形態のスイッチング電源装置58は、いわゆるシングルエンディッドフォワード方式の電源装置であり、主スイッチング素子12、トランス14、及び出力整流平滑回路60で構成された電力変換部と、出力電圧信号生成回路62及びスイッチング制御回路40で構成された制御部を有している。
電力変換部の主スイッチング素子12は、例えばNチャネルのMOS型FETであり、入力電源22から供給された入力電圧Viを一定の周期で断続する。トランス14は、入力巻線14a及び出力巻線14bを有し、主スイッチング素子12のスイッチング動作によって発生する断続電圧が入力巻線14aに印加される。
出力整流平滑回路60は、出力整流ダイオード60a,60b、出力平滑インダクタ60c、及び出力平滑コンデンサ60dで構成され、主スイッチング素子12がオンの期間に出力巻線14bに発生する電圧を出力整流ダイオード60a,60bで整流する。そして、その整流電圧を出力平滑インダクタ60c及び出力平滑コンデンサ60dで平滑して出力電圧Voを生成し、出力平滑コンデンサ60dの両端に接続された負荷24に出力電圧Vo及び出力電流Ioを供給する。
制御部の出力電圧信号生成回路62は、トランス14に設けられた補助巻線14c、一対の補助整流ダイオード64a,64b、補助平滑インダクタ66及び補助平滑コンデンサ68で構成され、主スイッチング素子12がオンの期間に補助巻線14cに発生する電圧を補助整流ダイオード64a,64bで整流し、その整流電圧を補助平滑インダクタ66及び補助平滑コンデンサ68で平滑し、補助平滑コンデンサ68の両端に出力電圧Voに略比例した出力電圧信号Vo1を生成する。
スイッチング制御回路40は、出力電圧信号Vo1が所定の値に近づくように主スイッチング素子12のオンオフを制御するブロックで、図5(a)では大部分を省略してあるが、上記と同様に、誤差増幅回路30、PWM変調回路32、及び補正信号生成回路42で構成されている。
ここで、シングルエンディッドフォワード方式における主スイッチング素子12のオン時比率Donと電流不連続モードについて説明する。スイッチング電源装置58は、出力整流素子がダイオード60a,60bなので、出力電流Ioが一定以下に小さくなると、いわゆる電流不連続モードで動作する。
上述したように、一般的なスイッチング電源装置は、主スイッチング素子がオンの期間、入力側から特定のインダクタ素子を励磁し、主スイッチング素子がオフの期間、先のオンの期間にインダクタ素子に蓄えた励磁エネルギーを出力に放出する動作を行う。そして、インダクタ素子が励磁エネルギーの放出を終了した後、所定時間が経過したタイミングで主スイッチング素子がターンオンして励磁が再開される動作モードが、電流不連続モードである。電流不連続モードは、出力電圧を安定化する制御が行われると、出力電流が小さくなるほど、主スイッチング素子のオンの時比率が小さくなるという特徴がある。
シングルエンディッドフォワード方式のスイッチング電源装置58の場合、特定のインダクタ素子に該当するのが出力平滑インダクタ60cであり、主スイッチング素子12がオンの期間、入力側からトランス14及び出力整流ダイオード60aを通じて電流が流れて出力平滑インダクタ60cを励磁し、主スイッチング素子12がオフの期間、先のオンの期間に出力平滑インダクタ60cに蓄えた励磁エネルギーを、出力整流ダイオード60bを通じて出力に放出する。そして、電流不連続モードでは、出力平滑インダクタ60cが励磁エネルギーの放出を終了して出力整流ダイオード60bが非導通になった後、所定時間が経過したタイミングで主スイッチング素子12がターンオンして励磁が再開される。
スイッチング電源装置58は、フライバック方式と同様に、出力電流Ioが一定以下になると電流不連続モードで動作し、出力電流Ioが少なくなるほど、主スイッチング素子12のオン時比率Donが小さくなる。
スイッチング電源装置58の動作は、上記のスイッチング電源装置38と同様である。すなわち、スイッチング電源装置58は、出力電流Ioが小さくなるほど値が上昇する補正信号Vh2を、上記の補正信号生成回路42を用いて生成する。そして、補正信号生成回路42が生成した補正信号Vh2を分圧信号Vaに重畳させることによって、負荷変動ΔVoを効果的に小さくすることができる。したがって、フライバック方式のスイッチング電源装置38と同様の優れた効果を得ることができる。なお、スイッチング制御回路40は、補正信号生成回路56を備えたスイッチング制御回路54に置き換えてもよく、同様の作用効果を得ることができる。
また、スイッチング電源装置58の場合、出力電圧信号生成回路62を、図5(b)に示す出力電圧生成回路70に変更することができる。出力電圧信号生成回路70は、出力整流平滑回路60が有する出力平滑インダクタ60cに設けられた補助巻線72、補助整流ダイオード74及び補助平滑コンデンサ76で構成され、主スイッチング素子12がオフの期間に補助巻線72に発生する電圧を補助整流ダイオード74で整流し、その整流電圧を補助平滑コンデンサ76で平滑し、補助平滑コンデンサ76の両端に出力電圧Voに略比例した出力電圧信号Vo1を生成する。出力電圧信号生成回路70を使用した構成は、トランス14の小型化のため補助巻線を付設できないとき等に好適であり、出力電圧信号生成回路62を使用したときと同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明のスイッチング電源装置の第四の実施形態について、図6(a)に基づいて説明する。ここで、上記のスイッチング電源装置38,52,58と同様の構成は、同一の符号を付して説明する。
第四の実施形態のスイッチング電源装置78は、いわゆるハーフブリッジ方式の電源装置であり、主スイッチング素子12(1),12(2)、入力コンデンサ80(1),80(2)、トランス14、及び出力整流平滑回路82で構成された電力変換部と、出力電圧信号生成回路62及びスイッチング制御回路40で構成された制御部を有している。
電力変換部の主スイッチング素子12(1),12(2)は、例えばNチャネルのMOS型FETであり、互いに同じ時比率で相補的にオンオフし、入力電源22から供給された入力電圧Viを一定の周期で断続する。トランス14は、入力巻線14a及び出力巻線14b(1),14(2)を有し、入力巻線14aは、主スイッチング素子12(1),12(2)の中点と入力コンデンサ80(1),80(2)の中点との間に接続され、主スイッチング素子12(1),12(2)のスイッチング動作によって発生する断続電圧が入力巻線14aに印加される。
出力整流平滑回路82は、出力整流ダイオード82a,82b、出力平滑インダクタ82c、及び出力平滑コンデンサ82dで構成され、主スイッチング素子12(1)がオンの期間に出力巻線14b(1)に発生する電圧を出力整流ダイオード82aで整流し、主スイッチング素子12(2)がオンの期間に出力巻線14b(2)に発生する電圧を出力整流ダイオード82bで整流する。そして、出力整流ダイオード82a,82bが出力する整流電圧を出力平滑インダクタ82c及び出力平滑コンデンサ82dで平滑して出力電圧Voを生成し、出力平滑コンデンサ82dの両端に接続された負荷24に出力電圧Vo及び出力電流Ioを供給する。
制御部の出力電圧信号生成回路62は、トランス14に設けられた補助巻線14c、一対の補助整流ダイオード64a,64b、補助平滑インダクタ66及び補助平滑コンデンサ68で構成され、主スイッチング素子12(1)がオンの期間に補助巻線14cに発生する電圧を補助整流ダイオード64a,64bで整流し、その整流電圧を補助平滑インダクタ66及び補助平滑コンデンサ68で平滑し、補助平滑コンデンサ68の両端に出力電圧Voに略比例した出力電圧信号Vo1を生成する。
スイッチング制御回路40は、出力電圧信号Vo1が所定の値に近づくように主スイッチング素子12(1),12(2)のオンオフを制御するブロックで、図6(a)では大部分を省略してあるが、上記と同様に、誤差増幅回路30、PWM変調回路32、及び補正信号生成回路42で構成されている。補正信号生成回路42に入力される駆動パルスは、グランドレベルの関係でローサイド側の駆動パルスVg(1)が選択されているが、条件が合えば、ハイサイド側の駆動パルスVg(2)を選択してもよい。
ここで、ハーフブリッジ方式における主スイッチング素子12(1),12(2)のオン時比率Donと電流不連続モードについて説明する。スイッチング電源装置78は、出力整流素子がダイオード82a,82bなので、出力電流Ioが一定以下に小さくなると、いわゆる電流不連続モードで動作する。
上述したように、一般的なスイッチング電源装置は、主スイッチング素子がオンの期間、入力側から特定のインダクタ素子を励磁し、主スイッチング素子がオフの期間、先のオンの期間にインダクタ素子に蓄えた励磁エネルギーを出力に放出する動作を行う。そして、インダクタ素子が励磁エネルギーの放出を終了した後、所定時間が経過したタイミングで主スイッチング素子がターンオンして励磁が再開される動作モードが、電流不連続モードである。電流不連続モードは、出力電圧を安定化する制御が行われると、出力電流が小さくなるほど、主スイッチング素子のオンの時比率が小さくなるという特徴がある。
ハーフブリッジ方式のスイッチング電源装置78の場合、特定のインダクタ素子に該当するのが出力平滑インダクタ82cであり、主スイッチング素子12(1)又は12(2)がオンの期間、入力側からトランス14及び出力整流ダイオード82a又は82bを通じて電流が流れて出力平滑インダクタ82cを励磁し、主スイッチング素子12(1)及び12(2)がオフの期間、先のオンの期間に出力平滑インダクタ82cに蓄えた励磁エネルギーを、出力整流ダイオード82a,82bを通じて出力に放出する。そして、電流不連続モードでは、出力平滑インダクタ82cが励磁エネルギーの放出を終了して出力整流ダイオード82a及び82bが非導通になった後、所定時間が経過したタイミングで主スイッチング素子12(1)又は12(2)がターンオンして励磁が再開される。
スイッチング電源装置78は、フライバック方式と同様に、出力電流Ioが一定以下になると電流不連続モードで動作し、出力電流Ioが少なくなるほど、主スイッチング素子12(1),12(2)のオン時比率Donが小さくなる。
スイッチング電源装置78の動作は、上記のスイッチング電源装置38と同様である。すなわち、スイッチング電源装置78は、出力電流Ioが小さくなるほど値が上昇する補正信号Vh2を、上記の補正信号生成回路42を用いて生成する。そして、補正信号生成回路42が生成した補正信号Vh2を分圧信号Vaに重畳させることによって、負荷変動ΔVoを効果的に小さくすることができる。したがって、フライバック方式のスイッチング電源装置38と同様の優れた効果を得ることができる。なお、スイッチング制御回路40は、補正信号生成回路56を備えたスイッチング制御回路54に置き換えてもよく、同様の作用効果を得ることができる。
また、スイッチング電源装置78の場合、出力電圧信号生成回路62を、図6(b)に示す出力電圧生成回路70に変更することができる。出力電圧信号生成回路70は、出力整流平滑回路82が有する出力平滑インダクタ82cに設けられた補助巻線72、補助整流ダイオード74及び補助平滑コンデンサ76で構成され、主スイッチング素子12(1)及び12(2)がオフの期間に補助巻線72に発生する電圧を補助整流ダイオード74で整流し、その整流電圧を補助平滑コンデンサ76で平滑し、補助平滑コンデンサ76の両端に出力電圧Voに略比例した出力電圧信号Vo1を生成する。出力電圧信号生成回路70を使用した構成は、トランス14の小型化のため補助巻線を付設できないとき等に好適であり、出力電圧信号生成回路62を使用したときと同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明のスイッチング電源装置は、上記実施形態に限定されない。補正信号生成回路は、主スイッチング素子の駆動パルス、駆動パルスと同じ時比率のパルス、又はこれらとロジックが反転した反転パルスを平滑することによって補正信号を生成し、生成した補正信号を、出力電圧信号、出力電圧信号を抵抗分圧した信号又は前記基準電圧に重畳させるものであればよく、上記の補正信号生成回路42,56以外の構成に変更することができる。
例えば、図3に示す補正信号生成回路56は、主スイッチング素子12のゲートソース間に接続した抵抗46及びコンデンサ48を用いて駆動パルスVgを直接平滑しているが、抵抗46及びコンデンサ48のインピーダンスが主スイッチング素子12のオン又はオフのスピードに悪影響を与える場合は、別途、駆動パルスVgと同じ時比率のパルスを生成し、これを平滑する構成にするとよい。また、図1に示す補正信号生成回路42は、補助スイッチング素子50を使用して反転パルスVh1(駆動パルスVgとロジックが反転したパルス)を生成しているが、他の公知な方法で反転パルスVh1を生成してもよい。また、生成した補正信号を、出力電圧信号、出力電圧信号を抵抗分圧した信号又は前記基準電圧に重畳させる部分の構成についても、他の公知な構成に変更することができる。
スイッチング制御回路が有する誤差増幅回路やPWM変調回路は、上述した作用効果が得られるものであればよく、具体的な内部構成は特に限定されない。
ここまで、出力電流Ioが小さくなるほど出力電圧Voが上昇しやすくなる原因は、出力側回路の寄生抵抗に発生する電圧降下であると説明した。しかし、実際は、その他にも複数の原因があり、電源装置ごとに主原因が異なってくる。いずれにしても、本発明のスイッチング電源装置によれば、その主原因に合わせ、電流連続モードから電流不連続モードに切り替わる出力電流Ioの値や、補正信号Vh2による補正の強さを適宜調節することによって、負荷変動ΔVoを効果的に小さくすることができる。
10,38,52,58,78 スイッチング電源装置
12,12(1),12(2) 主スイッチング素子
14 トランス
14a 入力巻線
14b,14b(1),14b(2) 出力巻線
14c,72 補助巻線
16,60,82 出力整流平滑回路
18,62,70 出力電圧信号生成回路
30 誤差増幅回路
32 PWM変調回路
20,40,54 スイッチング制御回路
42,56 補正信号生成回路
Io 出力電流
So 制御信号
Va 分圧信号
Vb 基準電圧
Vg,Vg(1) 駆動パルス
Vh1 反転パルス
Vh2 補正信号
Vi 入力電圧
Vo 出力電圧
Vo1 出力電圧信号

Claims (2)

  1. 入力電圧を一定のスイッチング周期で断続する主スイッチング素子と、入力巻線及び出力巻線を有し、前記主スイッチング素子のスイッチング動作によって発生する断続電圧が前記入力巻線に印加されるトランスと、前記出力巻線に発生する電圧を整流平滑して出力電圧を生成する出力整流平滑回路と、前記トランスに設けられた補助巻線に発生する電圧を整流平滑することによって出力電圧に対応した出力電圧信号を生成する出力電圧信号生成回路と、前記出力電圧信号が所定の値に近づくように前記主スイッチング素子のオンオフを制御するスイッチング制御回路とを備え、
    前記スイッチング制御回路には、前記出力電圧信号又は前記出力電圧信号を抵抗分圧した信号と基準電圧とを比較し、その差を増幅した制御信号を出力する誤差増幅回路と、前記制御信号をパルス幅変調し、前記主スイッチング素子の駆動パルスを出力するPWM変調回路と、前記駆動パルス、駆動パルスと同じ時比率のパルス、又はこれらとロジックが反転したパルスを平滑することによって補正信号を生成し、前記補正信号を、前記出力電圧信号、前記出力電圧信号を抵抗分圧した信号又は前記基準電圧に重畳させる補正信号生成回路とが設けられ、
    出力電流が一定以下のとき電流不連続モードで動作し、前記補正信号が増減することによって、前記出力電流が小さくなるほど前記主スイッチング素子のオン時比率が小さくなる方向に補正されることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 入力電圧を一定のスイッチング周期で断続する主スイッチング素子と、入力巻線及び出力巻線を有し、前記主スイッチング素子のスイッチング動作によって発生する断続電圧が前記入力巻線に印加されるトランスと、前記出力巻線に発生する電圧を整流平滑して出力電圧を生成する出力整流平滑回路と、前記出力整流平滑回路が有する出力平滑インダクタに設けられた補助巻線に発生する電圧を整流平滑することによって出力電圧に対応した出力電圧信号を生成する出力電圧信号生成回路と、前記出力電圧信号が所定の値に近づくように前記主スイッチング素子のオンオフを制御するスイッチング制御回路とを備え、
    前記スイッチング制御回路には、前記出力電圧信号又は前記出力電圧信号を抵抗分圧した信号と基準電圧とを比較し、その差を増幅した制御信号を出力する誤差増幅回路と、前記制御信号をパルス幅変調し、前記主スイッチング素子の駆動パルスを出力するPWM変調回路と、前記駆動パルス、駆動パルスと同じ時比率のパルス、又はこれらとロジックが反転したパルスを平滑することによって補正信号を生成し、前記補正信号を、前記出力電圧信号、前記出力電圧信号を抵抗分圧した信号又は前記基準電圧に重畳させる補正信号生成回路とが設けられ、
    出力電流が一定以下のとき電流不連続モードで動作し、前記補正信号が増減することによって、前記出力電流が小さくなるほど前記主スイッチング素子のオン時比率が小さくなる方向に補正されることを特徴とするスイッチング電源装置。
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