JP2018028526A - トレー交換式バーンイン試験ユニット - Google Patents

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Sueharu Miyagawa
末晴 宮川
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Abstract

【課題】半導体デバイスの品種交換時であっても、エアー配管の取付け・取外し作業が発生しない手段を提供する。
【解決手段】テストトレー300を交換可能に搭載したバーンインボードユニット200と、該バーンインボードユニット200を搭載するボードラック110とを備え、前記ボードラック110は、減圧用試験空間を構成する押圧板120と、該押圧板120を上下に駆動する複数のエアーシリンダー130とを備え、前記バーンインボードユニット200は、バーンインボードと、コンタクト基板と、減圧用試験空間を構成する真空チャンバー枠と、前記テストトレー300を搭載するトレー搭載ステージとを備え、前記テストトレー300は、半導体デバイスを収容するソケットと、トレーフレームとを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体デバイスのバーンイン試験装置やエージング装置等に使用されるバーンインボードユニットに、半導体デバイスが搭載されたテストトレーを搭載して試験を実施する、トレー交換式バーンイン試験ユニットに関する。
半導体デバイスは、高温或いは低温の環境下で、ストレステストや機能テスト等の電気的特性試験が行われている。
これらの試験の際には、一般に、テストソケットを基板上に実装したバーンインボードが用いられている。
これに対して、一般的なテストソケットではなく、テストトレーを搭載したバーンインボードを用いて試験を行うことを特徴とする発明が、特許文献1に開示されている。
すなわち、特許文献1には、JEDEC規格トレーと同配列をしたテストトレーに、半導体デバイスの端子を下面にして半導体デバイス1個を搭載するソケットが搭載され、該ソケットはバーンインボード上に搭載されるコンタクト基板との位置合せを行う位置合わせ用ピンを有し、さらにテストトレー上でフローティングする機構を備え、前記半導体デバイスの個々の端子と電気的接続を行う端子を有し、且つフローティング機構を備えるコンタクト基板に設けられた位置合わせ用の孔と嵌合することで、相互の位置決めを行う発明が開示されている。
特許文献1に係る発明は、半導体デバイスのパッケージ表面を押圧する押圧板と、該押圧板を上下に駆動するエアーシリンダーとをバーンインボードユニットに搭載しているため、半導体デバイスの品種交換時は、エアー配管の取付け・取外し作業が発生し、且つすべての構成部材が品種交換の対象になるという課題があった。
また、JEDEC規格トレーからの移し替えが可能なテストトレーの配列に限定したテストトレーを使用した検査装置であるので、トレーフレームへの挿抜、フローティング及びコンタクト基板との位置合せを行う複数のピンの設置スペースと、半導体デバイスを収容するスペースの確保が必要であった。
そのため、狭ピッチ化・多ピン化及び小型化が進む現在、テストトレーをJEDEC規格トレーと同じサイズ・同じ配列で構成することは、スペース不足で対応できない場合があるという課題があった。
さらに、トレー搬送中の半導体デバイスの落下防止に関する技術が開示されなく、搬送中の振動等で半導体デバイスがトレーから落下するという課題があった。
本発明の課題を解決するための手段は、下記のとおりである。
第1に、
テストトレーを交換可能に搭載したバーンインボードユニットと、
該バーンインボードユニットを搭載するボードラックとを備えたトレー交換式バーンイン試験ユニットであり、
前記ボードラックは、
減圧用試験空間を構成する押圧板と、
該押圧板を上下に駆動する複数のエアーシリンダーとを備え、
前記バーンインボードユニットは、
回路部品等を実装するバーンインボードと、
前記半導体デバイスとの電気的接続を行うコンタクト基板と、
減圧用試験空間を構成する真空チャンバー枠と、
前記テストトレーを搭載するトレー搭載ステージとを備え、
前記テストトレーは、半導体デバイスを収容する複数のソケットと、
トレーフレームとを備え、
前記トレー搭載ステージに搭載される際、前記バーンインボードユニットと位置合せを行う機能を有することを特徴とする、トレー交換式バーンイン試験ユニット。
ここで、本発明に係るトレー交換式バーンイン試験ユニットは、半導体デバイスのバーンイン試験装置やエージング装置等に使用されるものであり、半導体デバイスが搭載されたテストトレーを交換できるように搭載し、前記半導体デバイスの端子と前記バーンインボードユニットに搭載されたコンタクト基板の端子間の電気的接続に真空圧を利用して試験を行うものである。
第2に、
前記テストトレーのソケットは、
前記半導体デバイスを1個或は複数個収容する半導体デバイス収容孔が形成されたICホルダーと、
該ICホルダーの下側に設置され、該ICホルダーに収容された前記半導体デバイスの端子をガイドする端子位置決めシートと、
半導体デバイス収容孔に収容された前記半導体デバイスを閉じ込めるソケット蓋と、
それらを組込む上下に分割されたソケットフレームとを備え、
半導体デバイスの端子との位置決めを行い、さらに前記テストトレー上で所定の範囲にフローティングし、前記コンタクト基板との位置合せを行う機能を有することを特徴とする、前記第1に記載のトレー交換式バーンイン試験ユニット。
前記ICホルダーは、前記半導体デバイスを収容する孔の4辺の上部に傾斜を設けることができる。
このように傾斜を設けることで、半導体デバイスの挿入性を高めることが可能となる。
また、前記端子位置決めシートは、耐熱性の高い、加工性の良いポリイミド樹脂等の材質で製作することで、レーザー加工により0.2mm、或は0.3mmピッチ等の狭ピッチ・小径の穴明加工が可能になる。
さらに、前記端子位置決めシートは、前記ICホルダーに設けられた半導体デバイス収容孔と相対する位置に、前記半導体デバイスの端子をガイドして位置決めを行う端子位置決め孔を形成することができる。
前記ソケット蓋は、前記ICホルダーの上面に接し、該ソケット蓋の片端に水平方向の回転軸を持って開閉するように前記ソケットフレームに取り付けられている。
第3に、
前記ソケット蓋は、半導体デバイスの上部空間を閉鎖する凸部を形成したことを特徴とする、前記第2に記載のトレー交換式バーンイン試験ユニット。
該ソケット蓋の凸部は、前記ICホルダーと前記端子位置決めシートで構成される半導体デバイス収容孔に収容された前記半導体デバイスの上面を、押圧しない程度に接触し、或は微小隙間をもって閉鎖可能とするために、その凸部分の寸法が決定されるものである。
また、該凸部は、前記ソケット蓋の下面に、半導体デバイスの大きさに対応して形成するものであり、ソケットに1個の半導体デバイスを収納するタイプでは、1個の凸部を形成し、例えば、ソケットに9個の半導体デバイスを収納するタイプでは、各半導体デバイスの収納位置に合致して、9個の凸部を形成することができる。
また、前記ソケット蓋は、熱伝導性の高いアルミニューム等の材質で製作することができる。
このように構成することで、前記押圧板が、前記エアーシリンダーの押圧力により降下し、該ソケット蓋を押圧することで前記テストトレーが押し下げられ、さらに前記減圧用試験空間を減圧することで該テストトレーがさらに押下げられ、該テストトレーに収容された前記半導体デバイスの端子と前記コンタクト基板の端子との接続が行われる。
第4に、
前記ソケット蓋に形成した凸部が、前記半導体デバイス収容孔が複数個あるICホルダーに収容する半導体デバイスに対応して、複数個あることを特徴とする、前記第3に記載のトレー交換式バーンイン試験ユニット。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
第1の発明によれば、減圧用試験空間を構成する押圧板と、該押圧板を上下に駆動する複数のエアーシリンダーとをボードラック側に備えることで、バーンインボードユニットには押圧板、エアーシリンダー及びエアー配管などが取り付けられていない為、品種交換はバーンインボードユニットとテストトレーだけの交換で良く、簡単な挿抜操作で実施できる。
また、ソケットには半導体デバイスが1個、或は複数個を収容することができ、WLCSPやCSP等の狭ピッチ・多ピン・薄型・小型パッケージ等のテストトレーへの搭載が可能である。
さらに、テストトレーの大きさもJEDEC規格トレーによる制約がなく、バーンインボードサイズに合わせて、1トレーでも複数のトレーでも構成することが可能である。
よって、WLCSPやCSP等の狭ピッチ・多ピン・薄型・小型パッケージ等のソケットへの半導体デバイスの挿入性が高められ、且つ1個或は複数個の半導体デバイスをソケット内で精度良く位置決めすることができる。
第2の発明によれば、個々の半導体デバイスに対応するソケット蓋を設けたので、テストトレー搬送中の半導体デバイスの飛び出し・落下等を防止することができる。
また、半導体デバイスに加わる外部からの力はコンタクトピンの接触圧だけであり、この接触圧を個々の半導体デバイスに対応するソケット蓋の底面で均等に受けることができるため、0.1mm或は0.2mm等の薄いパッケージ厚で、外形サイズが大きい半導体デバイスのクラック等の破損を防止できる。
この際、テストトレーへの半導体デバイスの搭載・取出し作業は、前記ソケット蓋を開閉することで、且つ従来のクラムセルソケットのハンドリングと同じ技術で、従来のボードハンドラーを利用することができる。
さらに、ソケット蓋を設けることで、ソケット蓋の上面を押圧する押圧板の底面側を平板化することができ、ボードラック側に押圧板を設けることが可能となる。
さらにまた、押圧板とソケット蓋の材質としてアルミニューム等の熱伝導性の良い材料を使用することで、押圧板から伝わる熱を効率よく半導体デバイスへ伝導することができる。
本発明に係るトレー交換式バーンイン試験ユニットの斜視図である。 本発明に係るトレー交換式バーンイン試験ユニットの要部における縦断面図である。 本発明に係るバーンインボードユニットとテストトレーとの組み合わせを説明するための斜視図であり、テストトレーを浮かした状態で示したものである。 本発明に係るトレー交換式バーンイン試験ユニットのテストトレー上の一つのソケット、及び該ソケットと相対する位置に搭載されるコンタクト基板の関係を示す斜視図である。 本発明に係るトレー交換式バーンイン試験ユニットのバーンインボードユニットの構成を示す斜視図である。 本発明に係るトレー交換式バーンイン試験ユニットのテストトレーの構成を示す斜視図である。 本発明に係るトレー交換式バーンイン試験ユニットのテストトレーに搭載されるソケットの外観を示す斜視図である。 本発明に係るトレー交換式バーンイン試験ユニットの半導体デバイスを1個収容するタイプのソケットの構成を示す斜視図である。 図8に示すソケットを分解して示す斜視図である。 図9に示すICホルダーと端子位置決めシートの構成を示す斜視図である。 本発明に係るトレー交換式バーンイン試験ユニットの半導体デバイスを9個収容するタイプのソケットの構成を示す斜視図である。 図11に示すソケットを分解して示す斜視図である。 図12に示すICホルダーと端子位置決めシートの構成を示す斜視図である。 本発明に係るトレー交換式バーンイン試験ユニットを搭載したバーンイン試験装置の斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、BGA及びCSP等の狭ピッチパッケージを引用し、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。
ここで、添付図面において同一の部材には同一符号を付しており、また重複した説明は省略されている。
なお、ここでの説明は本発明が実施される一形態であることから、本発明は該当形態に限定されるものではない。
図1に示される本発明に係るトレー交換式バーンイン試験ユニット100は、フレーム部材で構成されるボードラック110、該ボードラック110に挿入するバーンインボードユニット200、該ボードユニット200に組み合わせるテストトレー300から構成されている。
複数の半導体デバイスDを搭載するテストトレー300は、バーンインボードユニット200に搭載し、また、取出しができる機構になっている。
また、ボードラック110には、バーンインボードユニット200に搭載したテストトレー300を下方へ押下げる長方形状の押圧板120が、各テストトレー300に対応する位置に各々設けられている。
さらに、ボードラック110には、該押圧板120を上下動させるエアーシリンダー130が、1枚の押圧板120の各角部に対応して4個ずつ取り付けられている。
各押圧板120には、図示は省略する減圧用真空ポンプからの配管を接続する真空吸引口140が1個設けられている。
図2に示すように、トレー交換式バーンイン試験ユニットの要部は、テストトレー300をトレー搭載ステージ250に搭載した直後の試験開始前には、減圧用真空ポンプ(図示は省略)が停止し、ボードラック110に取付けられたエアーシリンダー130のロッド131の端部が上方に移動することで、該ロッド131と接続する押圧板120が上方に移動している。
図2中、200はバーンインボードユニット、210はバーンインボード、220は真空チャンバー枠、230はボードフレーム、240はコンタクト基板、121は下降位置で真空チャンバー枠220に接触する真空シール、150は真空チャンバー枠220及び真空シール121によって構成される減圧用試験空間、300はテストトレーを示している。
図3に示すように、バーンインボードユニット200のトレー搭載ステージ250に、テストトレー300が搭載されている。
なお、図を理解するため、テストトレー300は、トレー搭載ステージ250から浮かした状態で図示している。
ここで、テストトレー300が押圧板120(図2参照)で押し下げられる時には、バーンインボードユニット200上に設けられた位置決めピン260とテストトレー300に設けられた位置合わせ用孔330の嵌合により、位置合せが行われる。
図4に示すように、半導体デバイスDを搭載するソケット310と、該ソケット310が搭載されるトレーフレーム320とがあり、該トレーフレーム320の下方側に、半導体デバイスDの端子と接続するコンタクト基板240及びバーンインボード210が組み合わせられている。
ソケット310とコンタクト基板240の位置合せは、ソケット310に設けられた位置合わせ用孔316とコンタクト基板240に設けられた位置合せピン241の嵌合により行われる。
図示は省略するが、ソケット310は、トレーフレーム320に対し所定の範囲でフローティングする機構を有している。
なお、ソケット310に搭載される半導体デバイスDの端子とソケット310との位置合せは、後述の図9、図10、図12、図13で説明する。
図5に示すように、バーンインボードユニット200は、一端側に接続端子を有する長方形状のバーンインボード210、四角状の真空チャンバー枠220、ボードフレーム230、コンタクト基板240、トレー搭載ステージ250、トレー位置合せピン260により構成されている。
前記真空チャンバー枠220は、減圧用試験空間150(図2参照)を構成するためにバーンインボード210の上面の周囲を囲むように設置されている。
前記ボードフレーム230は、バーンインボード210を補強するために、該バーンインボード210の裏面に設置されている。
前記コンタクト基板240は、半導体デバイスD(図4参照)の端子と電気的接続を行うようにバーンインボード210の上面に形成されている。
前記トレー位置合せピン260は、テストトレー300(図3参照)との位置合せを行うことができるように構成されている。
図6に示すように、テストトレー300は、各々半導体デバイスD(図4参照)を収容するために縦横に複数個が配置されたソケット310、該ソケット310を搭載するためのトレーフレーム320、及びバーンインボードユニット200(図3参照)との位置合せを行うトレー位置合せ用孔330により構成されている。
図7は、半導体デバイスD(図4参照)を1個或は複数個収容するソケット310の単体の外観について、ソケット蓋313が閉じられた状態を示している。
図8から図10に示すように、半導体デバイスDを1個収容するタイプのソケット310は、開閉可能なソケット蓋313、ICホルダー314、端子位置決めシート315、上部ソケットフレーム311及び下部ソケットフレーム312とで構成されている。
ソケット蓋313は、前記ICホルダー314の上面に接し、片端側に位置する水平方向の回転軸を持って開閉するように、前記上部ソケットフレーム311に取り付けられている。
このようにソケット蓋313を設けることで、テストトレー300搬送中の半導体デバイスDの飛び出し・落下等を防止できる。
また、ソケット蓋313の下面には、半導体収容孔317に収容された半導体デバイスDの上面を押圧しない程度に接触し、或は微小隙間をもって閉鎖可能となるように凸部313aが設けられている。
これにより、半導体デバイスDに加わる外部からの力は、コンタクト基板240の接触圧だけとなるので、この接触圧をソケット蓋313で均等に受けることが可能となり、その結果、0.1mm或は0.2mm等の薄いパッケージ厚で、外形サイズが大きい半導体デバイスDのクラック等の破損を防止できる。
また、該ソケット蓋313を熱伝導性の高いアルミニューム等の材質で製作することにより、押圧板120がエアーシリンダー130の推力により降下し、ソケット蓋313を押圧することにより、押圧板120から伝わる熱を半導体デバイスDへ効率よく伝導することができる。
図8〜図10に示すICホルダー314は、半導体デバイスDを1個収容する半導体収容孔317を有している。
前記端子位置決めシート315は、半導体デバイス収容孔317に収容された半導体デバイスDの端子をガイドする端子位置決め孔318を有している。
該端子位置決めシート315は、ICホルダー314の下側に設置されている。
ここで、図9に示すように、コンタクト基板240(図4参照)との位置合せを行う位置合わせ用孔316が、半導体デバイスDの位置に対応して4箇所ずつ、上部ソケットフレーム311、ICホルダー314、端子位置決めシート315、下部ソケットフレーム312に各々形成されている。
また、図9に示すように、位置合わせ用孔316より外側の四隅に、組立時の各部品の位置ずれを防止するための位置合わせ用孔319aが、上部ソケットフレーム311、ICホルダー314、端子位置決めシート315に各々形成されている。
前記下部ソケットフレーム312には、前記位置合わせ用孔319aに対応する位置決めピン319が上面側の四隅に形成されている。
前記位置決めピン319に、前記各位置合わせ用孔319aを組み合わせることにより、組立時の位置ずれを防止することができる。
なお、図示は省略するが、ソケット310は、トレーフレーム320上で所定の範囲にフローティングする。
半導体デバイス収容孔317は、半導体デバイスDの形状に合致するように、四角形状に形成され、その4辺の上部には特に図10に示すように傾斜が付けられている。
このように、上部に傾斜を設けることで、半導体デバイスDの半導体デバイス収容穴317への収容を容易にしている。
端子位置決めシート315は、ICホルダー314に設けられた半導体デバイス収容孔317と相対する位置に、半導体デバイスDの端子をガイドし位置決めを行う複数の端子位置決め孔318を有している。
このように、端子位置決め孔318を設け、半導体デバイスDのボール状の端子が落とし込むように構成することで、ソケット310に収容される半導体デバイスDの端子の位置決めを可能としている。
ここで、端子位置決めシート315を耐熱性の高い、加工性の良いポリイミド樹脂等の材質で製作することにより、0.2mmピッチ或は0.3mmピッチ等狭ピッチのBCA或はCSPパッケージ等の端子を位置決めする多数の孔を高精度に加工することが可能になり、半導体デバイスDを高精度に位置決めすることが可能となる。
なお、ICホルダー314と端子位置決めシート315は接着剤により張り合わせて、下部ソケットフレーム312に組込んでも良い。
また、ソケット310の位置合わせ用孔316は、テストトレー300に搭載された半導体デバイスDをボードハンドラーで取り出す時、或は該テストトレー300に搭載する時、ボードハンドラーのヘッドとの位置合せ用孔としても使用することができる。
図11から図13に示すように、半導体デバイスDを9個収容するタイプのソケット310について、基本構成は半導体デバイスDを一個収容するソケット310と同じであるが、1個のソケット310に9個の半導体デバイスDを収納するために、各半導体デバイスDの収納位置に合致して、9個の凸部313aがソケット蓋313の裏面に形成されている。
次に本発明に係るトレー交換式バーンイン試験ユニットの使用例について説明する。
図14に示すように、トレー交換式バーンイン試験ユニット100は、バーンイン試験装置400に搭載されるものであり、詳細には、ボードラック110に搭載されるバーンインボードユニット200に、テストトレー300が搭載されている。
なお、ボードラック110に取り付けられる押圧板120の下面は平板化しているので、品種に対応したテストトレー300を準備することで、すべての半導体デバイスDの品種に対応することができる。
半導体デバイスDが搭載されたテストトレー300は、図1に概略を示すように、バーンインボードユニット200の上側に、挿入して搭載する。
試験開始時は、図2に示すエアーシリンダー130で押圧板120を下方へ押下げることで、該押圧板120がテストトレー300と接触し、その後、テストトレー300が押下げられることになる。
そして、押圧板120に取付けられている真空シール121が、真空チャンバー枠220に接触するまで押し下げられる。
これにより、押圧板120とバーンインボードユニット200のバーンインボード210と真空チャンバー枠220とで減圧用試験空間150が構成される。
次に、図示は省略する減圧用真空ポンプを稼働することで、減圧用試験空間150は減圧され、押圧板120がテストトレー300をさらに押し下げ、テストトレー300に搭載された半導体デバイスDの端子とバーンインボードユニット200のコンタクト基板240の端子が接続し、半導体デバイスDの試験が行われる。
試験終了時は減圧用真空ポンプを停止し、エアーシリンダー130で押圧板120を上方へ押し上げる。
この時テストトレー300は、トレー搭載ステージ250と共に試験開始前の位置に復帰する機構により、バーンインボードユニット200から取外し可能な位置に復帰する。
本発明は以上のように構成するので、具体的には、次の課題に対応が可能となる。
近年狭ピッチ化する半導体デバイスのバーンインボードの価格は、従来の数倍或はそれ以上に高価格になってきている。
一例ではあるが、0.4mm〜0.35mmピッチのBGAパッケージを120個前後搭載するメモリー用バーンインボードの価格は150万円、或はそれ以上の高額になっているとも言われている。
またIOTデバイスが注目されている現在、半導体デバイスのパッケージもBGA,FBGA,CSP、さらにWLCSPと広がり、狭ピッチ化・多ピン化・薄型化・小型化が進展してきている。
現在、0.3mm〜0.2mmピッチの狭ピッチパッケージのバーンインボードの開発では、部品コストや製作コストが増大するだけでなく、従来のテストソケット方式やソケットの半田ディップ方式では製作が困難な領域になってきている。
本発明のトレー交換式バーンイン試験ユニットは、前記説明以外にも、次の作用効果を有する。
トレー交換方式によりバーンインボードを装置内に常駐させることで、高額化するバーンインボードの投資数を半減することができる。
トレー交換時以外は実稼働することで試験装置の稼働率を改善することができる。
バーンインボードのソケット搭載数を増加し、ボード投資数を削減することができる。
コンタクト基板等の基板への実装に半田付けは不要で製造コストを削減できる。
上記の作用効果により、今後進展すると考えられる狭ピッチパッケージや小パッケージへの対応ができるだけでなく、バーンインボードの投資コストを1/2〜1/3に削減できる効果が期待できる。
また、本発明はバーンイン試験だけでなく、高同測数を必要とする後工程試験にも適用可能である。
D 半導体デバイス
100 トレー交換式バーンイン試験ユニット
110 ボードラック
120 押圧板
121 真空シール
130 エアーシリンダー
131 ロッド
140 真空吸引口
150 減圧用試験空間
200 バーンインボードユニット
210 バーンインボード
220 真空チャンバー枠
230 ボードフレーム
240 コンタクト基板
241 位置決めピン
250 トレー搭載ステージ
260 トレー位置合せピン
300 テストトレー
310 ソケット
311 上部ソケットフレーム
312 下部ソケットフレーム
313 ソケット蓋
313a 凸部
314 ICホルダー
315 端子位置決めシート
316 ソケット位置合わせ用孔
317 半導体デバイス収容孔
318 端子位置決め孔
319 位置決めピン
319a 位置決めピン
320 トレーフレーム
330 トレー位置合わせ用孔
400 バーンイン試験装置
特開2015−055511

Claims (2)

  1. テストトレーを交換可能に搭載したバーンインボードユニットと、
    該バーンインボードユニットを搭載するボードラックとを備えたトレー交換式バーンイン試験ユニットであり、
    前記ボードラックは、
    減圧用試験空間を構成する下面が平板化されている押圧板と、
    該押圧板を上下に駆動する複数のエアーシリンダーとを備え、
    前記バーンインボードユニットは、
    バーンインボードと、
    コンタクト基板と、
    減圧用試験空間を構成する真空チャンバー枠と、
    前記テストトレーを搭載するトレー搭載ステージとを備え、
    前記テストトレーは、
    半導体デバイスを収容するソケットと、トレーフレームとを備えたことを特徴とする、トレー交換式バーンイン試験ユニット。
  2. 前記テストトレーのソケットは、
    前記半導体デバイスを収容する半導体デバイス収容孔が形成されたICホルダーと、
    該ICホルダーの下側に設置され、該ICホルダーに収容された前記半導体デバイスの端子をガイドする端子位置決めシートと、
    半導体デバイス収容孔に収容された前記半導体デバイスを閉じ込めるソケット蓋とを備え、
    前記ソケット蓋は、半導体デバイスの上部空間を閉鎖する凸部を形成したことを特徴とする、前記請求項1に記載のトレー交換式バーンイン試験ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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