JP2002181887A - 電子部品試験装置 - Google Patents

電子部品試験装置

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JP2002181887A
JP2002181887A JP2000377564A JP2000377564A JP2002181887A JP 2002181887 A JP2002181887 A JP 2002181887A JP 2000377564 A JP2000377564 A JP 2000377564A JP 2000377564 A JP2000377564 A JP 2000377564A JP 2002181887 A JP2002181887 A JP 2002181887A
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socket
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Noboru Saito
登 齊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品の表面に小片などのゴミが付着して
いる場合であっても、ゴミが付着している部分に集中的
に荷重をかけることなく、電子部品の外部端子をソケッ
トの接続端子に接続し、電子部品に割れや欠けなどの損
傷を発生させることなく、電子部品を試験する。 【解決手段】 電子部品8の外面のうち、外部端子81
が設けられている第一の外面82とは接しないが、第一
の外面82の反対側に位置する第二の外面83とは接す
る密閉空間Sを形成し、密閉空間S内を加圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICデバイスなど
の電子部品の性能や機能などを、常温、低温、高温など
の各種温度条件下において試験することができる電子部
品試験装置に関し、さらに詳しくは、電子部品に損傷を
加えることなく電子部品の外部端子をソケットの接続端
子に接続させることができる電子部品試験装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置などの製造過程においては、
最終的に製造されたICチップなどの電子部品の性能や
機能などを試験する電子部品試験装置が必要となる。そ
のような電子部品試験装置の一例として、常温、低温、
高温などの各種温度条件下においてICデバイスの性能
や機能などを試験するICデバイス試験装置が知られて
いる。
【0003】ICデバイス試験装置を用いたICデバイ
スの試験は、例えば、次のようにして行なわれる。IC
ソケットが取り付けられたテストヘッドの上方に被試験
ICデバイスを搬送した後、被試験ICデバイスを押圧
してICソケットに装着することによりICソケットの
接続端子と被試験ICデバイスの外部端子とを接触させ
る。その結果、被試験ICデバイスは、ICソケット、
テストヘッドおよびケーブルを通じてテスタ本体に電気
的に接続される。そして、テスタ本体からケーブルを通
じてテストヘッドに供給されるテスト信号を被試験IC
デバイスに印加し、被試験ICデバイスから読み出され
る応答信号をテストヘッドおよびケーブルを通じてテス
タ本体に送ることにより、被試験ICデバイスの電気的
特性を測定する。
【0004】ICデバイス試験装置を用いたICデバイ
スの試験において、被試験ICデバイスを押圧してIC
ソケットに装着する際には、通常、プッシャと呼ばれる
ブロックによりICデバイスの上面に押圧力が加えられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被試験
ICデバイスの上面に破片などの小片が付着している場
合に、プッシャなどのブロックにより被試験ICデバイ
スの上面に押圧力が加えられると、その小片が付着して
いる部分に集中的に荷重がかかり、被試験ICデバイス
に割れや欠けなどの損傷が発生するおそれがある。特
に、被試験ICデバイスが、基板上に実装されたベアチ
ップがモールド樹脂で封止されていないICデバイスで
ある場合には、ベアチップ自体に損傷が発生するおそれ
がある。
【0006】また、マルチチップモジュール(Multi Ch
ip Module:MCM)では複数のベアチップが同一配線
基板上に実装されているため、基板上に実装されたベア
チップがモールド樹脂で封止されていない場合には、基
板からの高さが一番高いベアチップに集中的に荷重がか
かり、やはり被試験ICデバイスに割れや欠けなどの損
傷が発生するおそれがある。プッシャの形状を、基板上
に実装された各ベアチップと密着するような形状とする
ことにより、特定のベアチップへの集中的な荷重を防止
することも考えられるが、この場合、基板上に実装され
たベアチップ間の高さの違いとプッシャにおける押圧面
間の高さの違いを等しくする必要があり、このような高
精度な押圧面を有するプッシャを製造することは困難で
ある。
【0007】そこで、本発明は、ICデバイスなどの電
子部品の上面に破片などの小片が付着している場合であ
っても、電子部品に割れや欠けなどの損傷を生じさせる
ことなく、電子部品をソケットに装着し、電子部品の外
部端子とソケットの接続端子とを接続させることができ
る電子部品試験装置および電子部品の試験方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記課題を達成す
るために、本発明により提供される第一の電子部品試験
装置は、試験すべき電子部品の外部端子が接続され得る
接続端子、前記接続端子を保持するソケット本体部、お
よび前記接続端子の方向に移動し得る電子部品保持部を
備えるソケットと、前記電子部品保持部に保持された前
記電子部品を覆い得るソケットカバーと、前記ソケット
カバーに取り付けられた加圧装置とを備える電子部品試
験装置であって、前記電子部品保持部は、前記電子部品
の外面のうち、前記外部端子が設けられている第一の外
面と、前記第一の外面の反対側に位置する第二の外面と
を分離した状態で前記電子部品を保持し得るようになっ
ており、前記ソケットおよび/または前記ソケットカバ
ーには、前記電子部品保持部に保持された前記電子部品
を前記ソケットカバーで覆ったときに、前記電子部品の
外面のうち、前記第一の外面とは接しないが、前記第二
の外面とは接する密閉空間が形成されるように、シール
部材が設けられており、前記ソケットカバーには、前記
密閉空間内を加圧し得るように、前記加圧装置が取り付
けられていることを特徴とする。
【0009】本発明の第一の電子部品試験装置におい
て、試験すべき電子部品は、その外部端子がソケットの
接続端子の方向を向くようにソケットの電子部品保持部
に保持される。このとき、電子部品は、その外面のう
ち、外部端子が設けられている第一の外面と、第一の外
面の反対側に位置する第二の外面とが分離された状態で
電子部品保持部に保持される。なお、本明細書を通じ
て、「電子部品の外面」という用語は、電子部品が外気
と接する面という意味で用いられる。
【0010】電子部品保持部に保持された電子部品はソ
ケットカバーで覆われ、電子部品保持部に保持された電
子部品とソケットカバーとの間には空間が形成される。
この空間は、ソケットおよび/またはソケットカバーに
設けられたシール部材によって密閉空間となっている。
なお、本明細書を通じて、「密閉空間」という用語は、
空間内を加圧または減圧し得る程度の密閉度を有する空
間という意味で用いられ、「密閉空間」には、完全に密
閉された空間のほか、多少の間隙を介して外部と連通し
ている空間も含まれる。また、「密閉空間」は、加圧ま
たは減圧を行なう際に密閉空間となり得る空間であれば
よく、加圧または減圧を行なう前から密閉空間となって
いる空間のほか、加圧または減圧を行なう前は密閉空間
となっていないが、加圧または減圧を行なう際には密閉
空間となる空間も含まれる。例えば、通気孔を介して外
部と連通している空間であっても、通気孔に加圧装置ま
たは減圧装置が取り付けられており、通気孔から空間内
に気体を供給することにより空間内を加圧し得る場合、
あるいは通気孔から空間内の気体を吸引することにより
空間内を減圧し得る場合には、その空間は「密閉空間」
である。
【0011】電子部品保持部に保持された電子部品がソ
ケットカバーで覆われて形成された密閉空間は、電子部
品保持部に保持された電子部品の外面のうち、外部端子
が設けられている第一の外面とは接しないが、第一の外
面の反対側に位置する第二の外面とは接している。した
がって、ソケットカバーに取り付けられた加圧装置を用
いて、この密閉空間内を加圧すれば、電子部品の第二の
外面に加わる気圧を電子部品の第一の外面に加わる気圧
よりも大きくすることができる。これにより、電子部品
には、第二の外面から第一の外面の方向への力、すなわ
ちソケットの接続端子の方向への力が働く。電子部品保
持部はソケットの接続端子の方向に移動できるようにな
っているので、ソケットの接続端子の方向への力が加え
られた電子部品は、電子部品保持部に保持された状態で
ソケットの接続端子の方向に移動することができる。こ
れにより、電子部品の外部端子をソケットの接続端子に
接続させることができる。
【0012】本発明の第一の電子部品試験装置において
は、電子部品の外部端子をソケットの接続端子に接続さ
せる際に、電子部品の外部端子側の外面(第一の外面)
に加わる気圧と、その反対側の外面(第二の外面)に加
わる気圧の差を利用して、電子部品にソケットの接続端
子の方向への力を加えているので、電子部品の表面に小
片などのゴミが付着している場合であっても、ゴミが付
着している部分に集中的に荷重がかかることはない。し
たがって、電子部品に割れや欠けなどの損傷を発生させ
ることなく、電子部品を試験することができる。
【0013】本発明の第一の電子部品試験装置におい
て、電子部品保持部の構造は、電子部品の外面のうち、
外部端子が設けられている第一の外面と、第一の外面の
反対側に位置する第二の外面とを分離した状態で電子部
品を保持し得る限り特に限定されるものではない。電子
部品保持部としては、例えば、中央に開口部を有する板
状体を用いることができる。このような電子部品保持部
に電子部品が保持されると、開口部周縁と電子部品の第
一の外面とが接触し、これにより第一の外面と第一の外
面の反対側に位置する第二の外面とが分離される。この
ような電子部品保持部において、開口部周縁に段部が形
成されており、その段部において電子部品が保持される
ようになっていてもよい。
【0014】本発明の第一の電子部品試験装置におい
て、ソケットおよび/またはソケットカバーに設けられ
るシール部材の位置は、電子部品保持部に保持された電
子部品がソケットカバーで覆われたときに、電子部品の
第一の外面とは接しないが、電子部品の第二の外面とは
接する密閉空間が形成され得る限り特に限定されるもの
ではない。シール部材は、例えば、電子部品保持部とソ
ケット本体部との間隙、電子部品保持部が電子部品を保
持する部分、電子部品保持部に保持された電子部品をソ
ケットカバーで覆ったときにソケット本体部とソケット
カバーとが接触する部分、電子部品保持部に保持された
電子部品をソケットカバーで覆ったときにソケットボー
トとソケットカバーとが接触する部分、ソケットとソケ
ットボードとが接触する部分などに設けることができ
る。なお、ソケットボードは、ソケットがその上面に設
けられている配線ボードである。ソケットおよび/また
はソケットカバーに設けられるシール部材の形状として
は、環状、シート状、ブロック状などが挙げられ、シー
ル部材が設けられる位置によって適宜決定することがで
きる。シール部材の材質としては、例えば、ゴムなどの
弾性体が挙げられる。シール部材としては例えばOリン
グを用いることができる。
【0015】本発明の第一の電子部品試験装置におい
て、ソケットカバーの構造は、電子部品保持部に保持さ
れた電子部品を覆い得る限り特に限定されるものではな
い。ソケットカバーとしては、例えば、突縁を有する板
状体を用いることができる。このようなソケットカバー
を用いる場合、ソケットカバーの突縁部がソケット本体
と接触することにより、あるいはソケットカバーの突縁
部がソケットボードと接触することにより、電子部品保
持部に保持された電子部品はソケットカバーによって覆
われる。
【0016】本発明の第一の電子部品試験装置が対象と
する電子部品は特に限定されるものではない。電子部品
の具体例としては、ICチップ、MCM、メモリーなど
のICデバイスが挙げられる。ICデバイスは、QFP
タイプ、BGAタイプなどのパッケージうち、いずれの
タイプのものであってもよい。電子部品の外部端子は、
例えば、半田ボール、リードなどであり、ソケット本体
部に保持される接続端子の個数、形状、構造、大きさな
どは、電子部品の外部端子の種類に応じて適宜決定され
る。
【0017】(2)本発明の第一の電子部品試験装置に
おいて、前記ソケット本体部は、前記接続端子が内面か
ら突出している凹部を有しており、前記電子部品保持部
および/または前記ソケット本体部の凹部の内面には、
前記電子部品保持部が前記シール部材を介して前記ソケ
ット本体部の凹部の内面を摺動し得るように、前記シー
ル部材が設けられており、前記電子部品保持部には、前
記電子部品保持部が前記シール部材を介して前記電子部
品を保持し得るように、前記シール部材が設けられてお
り、前記ソケットカバーおよび/または前記ソケット本
体部には、前記電子部品保持部に保持された前記電子部
品を前記ソケットカバーで覆ったときに、前記ソケット
カバーと前記ソケット本体部とが前記シール部材を介し
て接触し得るように、前記シール部材が設けられている
ことが好ましい。
【0018】この態様の電子部品試験装置においては、
電子部品保持部に保持された電子部品をソケットカバー
で覆ったときに、電子部品保持部とソケット本体部との
間、電子部品保持部と該電子部品保持部に保持された電
子部品との間、およびソケットカバーとソケット本体部
との間に位置するシール部材によって、上述のような密
閉空間が形成される。したがって、ソケットカバーに取
り付けられた加圧装置を用いて、この密閉空間内を加圧
すれば、電子部品保持部に保持された電子部品にはソケ
ットの接続端子の方向への力が働く。電子部品保持部
は、シール部材を介してソケット本体部の凹部の内面を
摺動できるようになっているので、電子部品が電子部品
保持部に保持された状態でソケットの接続端子の方向に
移動しても、密閉空間の密閉性を保つことができる。
【0019】(3)本発明の第一の電子部品試験装置に
おいて、前記ソケットカバーには、前記ソケットカバー
に設けられた通気孔から前記密閉空間内に気体を供給す
ることにより前記密閉空間内を加圧し得る加圧装置が取
り付けられていることが好ましい。
【0020】この態様の電子部品試験装置においては、
密閉空間内に供給する気体の密度、量などを調節するこ
とにより密閉空間内の気圧を調節することができ、これ
によって、電子部品に加わる接続端子の方向への力の大
きさを調節することができる。また、電子部品に加わる
接続端子の方向への力の大きさを調節することによりソ
ケットの接続端子のストローク量を調節することがで
き、これによって、電子部品の外部端子とソケットの接
続端子との適正な接続を図ることができる。
【0021】(4)本発明により提供される第二の電子
部品試験装置は、試験すべき電子部品の外部端子が接続
され得る接続端子、前記接続端子を保持するソケット本
体部、および前記接続端子の方向に移動し得る電子部品
保持部を備えるソケットと、前記ソケット本体部に取り
付けられた減圧装置とを備える電子部品試験装置であっ
て、前記電子部品保持部は、前記電子部品の外面のう
ち、前記外部端子が設けられている第一の外面と、前記
第一の外面の反対側に位置する第二の外面とを分離した
状態で前記電子部品を保持し得るようになっており、前
記ソケットには、前記電子部品保持部に前記電子部品が
保持されたときに、前記電子部品の外面のうち、前記第
一の外面とは接するが、前記第二の外面とは接しない密
閉空間が形成されるように、シール部材が設けられてお
り、前記ソケット本体部には、前記密閉空間内を減圧し
得るように、前記減圧装置が取り付けられていることを
特徴とする。
【0022】本発明の第二の電子部品試験装置におい
て、試験すべき電子部品は、その外部端子がソケットの
接続端子の方向を向くようにソケットの電子部品保持部
に保持される。このとき、電子部品は、その外面のう
ち、外部端子が設けられている第一の外面と、第一の外
面の反対側に位置する第二の外面とが分離された状態で
電子部品保持部に保持される。電子部品保持部に電子部
品が保持されると、電子部品保持部に保持された電子部
品とソケット本体部との間には空間が形成される。この
空間は、ソケットに設けられたシール部材によって密閉
空間となっており、電子部品保持部に保持された電子部
品の外面のうち、外部端子が設けられている第一の外面
とは接するが、第一の外面の反対側に位置する第二の外
面とは接していない。したがって、ソケット本体部に取
り付けられた減圧装置を用いて、この密閉空間内を減圧
すれば、電子部品の第二の外面に加わる気圧を電子部品
の第一の外面に加わる気圧よりも大きくすることができ
る。これにより、電子部品には、第二の外面から第一の
外面の方向への力、すなわちソケットの接続端子の方向
への力が働く。電子部品保持部はソケットの接続端子の
方向に移動できるようになっているので、ソケットの接
続端子の方向への力が加えられた電子部品は、電子部品
保持部に保持された状態でソケットの接続端子の方向に
移動することができる。これにより、電子部品の外部端
子をソケットの接続端子に接続させることができる。
【0023】本発明の第二の電子部品試験装置において
は、電子部品の外部端子をソケットの接続端子に接続さ
せる際に、電子部品の外部端子側の外面(第一の外面)
に加わる気圧と、その反対側の外面(第二の外面)に加
わる気圧の差を利用して、電子部品にソケットの接続端
子の方向への力を加えているので、電子部品の表面に小
片などのゴミが付着している場合であっても、ゴミが付
着している部分に集中的に荷重がかからない。したがっ
て、電子部品に割れや欠けなどの損傷を発生させること
なく、電子部品を試験することができる。
【0024】本発明の第二の電子部品試験装置におい
て、電子部品保持部の構造は、電子部品の外面のうち、
外部端子が設けられている第一の外面と、第一の外面の
反対側に位置する第二の外面とを分離した状態で電子部
品を保持し得る限り特に限定されるものではない。電子
部品保持部としては、例えば、中央に開口部を有する板
状体を用いることができる。開口部周縁に段部が形成さ
れており、その段部において電子部品が保持されるよう
になっていてもよい。
【0025】本発明の第二の電子部品試験装置におい
て、ソケットに設けられるシール部材の位置は、電子部
品保持部に電子部品が保持されたときに、電子部品の第
一の外面とは接するが、電子部品の第二の外面とは接し
ない密閉空間が形成され得る限り特に限定されるもので
はない。シール部材は、例えば、電子部品保持部とソケ
ット本体部との間隙、電子部品保持部が電子部品を保持
する部分などに設けることができる。ソケットに設けら
れるシール部材の形状としては、環状、シート状、ブロ
ック状などが挙げられ、シール部材が設けられる位置に
よって適宜決定することができる。シール部材の材質と
しては、例えば、ゴムなどの弾性体が挙げられる。シー
ル部材としては例えばOリングを用いることができる。
【0026】本発明の第二の電子部品試験装置が対象と
する電子部品は特に限定されるものではない。電子部品
の具体例としては、ICチップ、MCMなどのICデバ
イスが挙げられる。ICデバイスは、QFPタイプ、B
GAタイプなどのうち、いずれのタイプのものであって
もよい。電子部品の外部端子は、例えば、半田ボール、
リードなどであり、ソケット本体部に保持される接続端
子の個数、形状、構造、大きさなどは、電子部品の外部
端子の種類に応じて適宜決定される。
【0027】(5)本発明の第二の電子部品試験装置に
おいて、前記ソケット本体部は、前記接続端子が内面か
ら突出している凹部を有しており、前記電子部品保持部
および/または前記ソケット本体部の凹部の内面には、
前記電子部品保持部が前記シール部材を介して前記ソケ
ット本体部の凹部の内面を摺動し得るように、前記シー
ル部材が設けられており、前記電子部品保持部には、前
記電子部品保持部が前記シール部材を介して電子部品を
保持し得るように、前記シール部材が設けられているこ
とが好ましい。
【0028】この態様の電子部品試験装置においては、
電子部品保持部に電子部品が保持されたときに、電子部
品保持部とソケット本体部との間、および電子部品保持
部と該電子部品保持部に保持された電子部品との間に位
置するシール部材によって、上述のような密閉空間が形
成される。したがって、ソケット本体部に取り付けられ
た減圧装置を用いて、この密閉空間内を減圧すれば、電
子部品保持部に保持された電子部品には、ソケットの接
続端子の方向への力が働く。電子部品保持部は、シール
部材を介してソケット本体部の凹部の内面を摺動できる
ようになっているので、電子部品が電子部品保持部に保
持された状態でソケットの接続端子の方向に移動して
も、密閉空間の密閉性を保つことができる。
【0029】(6)本発明の第二の電子部品試験装置に
おいて、前記ソケット本体部には、前記ソケット本体部
に設けられた通気孔から前記密閉空間内の気体を吸引す
ることにより前記密閉空間内を減圧し得る減圧装置が取
り付けられていることが好ましい。
【0030】この態様の電子部品試験装置においては、
密閉空間内から吸引する気体の量などを調整することに
より密閉空間内の気圧を調整することができ、これによ
って、電子部品に加わるソケットの接続端子の方向への
力の大きさを調節することができる。また、電子部品に
加わる接続端子の方向への力の大きさを調節することに
よりソケットの接続端子のストローク量を調節すること
ができ、これによって、電子部品の外部端子とソケット
の接続端子との適正な接続を図ることができる。
【0031】(7)本発明の第一および第二の電子部品
試験装置は、前記電子部品保持部が前記接続端子の方向
に移動し得る距離を制御し得るストッパをさらに備える
ことが好ましい。
【0032】この態様の電子部品試験装置においては、
ソケットの接続端子の方向への力が加えられた電子部品
が、電子部品保持部に保持された状態でソケットの接続
端子の方向に移動する距離をストッパにより制御するこ
とができる。これによって、ソケットの接続端子のスト
ローク量を調節することができ、電子部品の外部端子と
ソケットの接続端子との適正な接続を図ることができ
る。
【0033】(8)本発明の第一および第二の電子部品
試験装置において、前記電子部品保持部には、前記電子
部品保持部に保持された前記電子部品に前記接続端子の
方向への力が加えられたときには前記電子部品保持部が
前記接続端子の方向に移動し得るとともに、前記力が除
かれたときには前記電子部品保持部が元の位置に移動し
得るように、弾性体が取り付けられていることが好まし
い。
【0034】この態様の電子部品試験装置においては、
電子部品にソケットの接続端子の方向への力を加えるこ
とにより、電子部品の外部端子とソケットの接続端子と
を接続させることができ、その力を除くことにより、電
子部品の外部端子とソケットの接続端子との接続を切断
することができるので、電子部品の外部端子とソケット
の接続端子との接続のオン・オフを容易に制御すること
ができる。
【0035】(9)本発明により提供される第一の電子
部品の試験方法は、その外部端子がソケットの接続端子
の方向を向くように保持された電子部品の外面のうち、
前記外部端子が設けられている外面とは接しないが、前
記外面の反対側に位置する外面とは接する密閉空間を形
成し、前記密閉空間内を加圧することにより前記電子部
品を前記接続端子の方向に移動させ、前記電子部品の外
部端子を前記ソケットの接続端子に接続させることを特
徴とする。
【0036】(10)本発明により提供される第二の電
子部品の試験方法は、その外部端子がソケットの接続端
子の方向を向くように保持された電子部品の外面のう
ち、前記外部端子が設けられている外面とは接するが、
前記外面の反対側に位置する外面とは接しない密閉空間
を形成し、前記密閉空間内を減圧することにより前記電
子部品を前記接続端子の方向に移動させ、前記電子部品
の外部端子を前記ソケットの接続端子に接続させること
を特徴とする。
【0037】本発明の第一および第二の電子部品の試験
方法においては、電子部品の外部端子をソケットの接続
端子に接続させる際に、電子部品の外部端子側の外面
(第一の外面)に加わる気圧と、その反対側の外面(第
二の外面)に加わる気圧の差を利用して、電子部品にソ
ケットの接続端子の方向への力を加えているので、電子
部品の表面に小片などのゴミが付着している場合であっ
ても、ゴミが付着している部分に集中的に荷重がかから
ない。したがって、電子部品に割れや欠けなどの損傷を
発生させることなく、電子部品を試験することができ
る。本発明の第一および第二の電子部品の試験方法は、
それぞれ本発明の第一および第二の電子部品試験装置を
用いて実施することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0039】〔第一実施形態〕図1は本発明に係る電子
部品試験装置の一実施形態を示す平面図、図2は図1の
A−A断面図、図3はテストヘッドのコンタクト部の詳
細を示す断面図(図1のB−B断面図)、図4はコンタ
クト部に接続されたソケットの上面図、図5は図4のA
−A断面図、図6(a)はソケットに装着されるソケッ
トカバーの断面図、図6(b)はソケットに装着される
ソケットカバーの下面図、図7はソケットにソケットカ
バーが装着された状態を示す一部断面図である。
【0040】図1および図2に示すように、本発明の第
一実施形態に係る電子部品試験装置1は、ハンドラ10
とテストヘッド20とテスタ本体30とを備え、テスト
ヘッド20とテスタ本体30とはケーブル40を介して
電気的に接続されている。
【0041】電子部品試験装置1は、ハンドラ10の供
給トレイ102に搭載された試験前の電子部品8をX−
Y搬送装置104および105によってテストヘッド2
0のコンタクト部201に装着し、テストヘッド20お
よびケーブル40を介して電子部品8の試験を実行した
後、試験済みの電子部品8を試験結果に従って分類トレ
イ103に格納するように構成されている。
【0042】ハンドラ10には、基板109が設けられ
ており、基板109上に電子部品8のX−Y搬送装置1
04および105が設けられている。また、基板109
には開口部110が形成されており、図2に示すよう
に、ハンドラ10の背面側に配置されたテストヘッド2
0のコンタクト部201には、開口部110を通じて電
子部品8が装着されるようになっている。
【0043】ハンドラ10の基板109上には、2組の
X−Y搬送装置104および105が設けられている。
これらのうち、X−Y搬送装置104は、X軸方向およ
びY軸方向に沿ってそれぞれ設けられたレール104a
および104bによって、取付ベース104cに取り付
けられた電子部品吸着装置104dが、分類トレイ10
3から、供給トレイ102、空トレイ101、ヒートプ
レート106および2つのバッファ部108に至る領域
までを移動可能となるように構成されており、さらに電
子部品吸着装置104dのパッド1041は、Z軸アク
チュエータ(図示せず)によってZ軸方向(すなわち上
下方向)にも移動可能となるように構成されている。電
子部品吸着装置104dは、電子部品8を吸着保持する
パッド1041を、ロッドを介して上下させるエアシリ
ンダ(図示せず)を有しており、取付ベース104cに
設けられた2つの電子部品吸着装置104dによって、
一度に2個の電子部品8を吸着、搬送および解放できる
ようになっている。
【0044】一方、X−Y搬送装置105は、X軸方向
およびY軸方向に沿ってそれぞれ設けられたレール10
5aおよび105bによって、取付ベース105cに取
り付けられた電子部品吸着装置105dが、2つのバッ
ファ部108とテストヘッド20との間の領域を移動可
能となるように構成されており、さらに電子部品吸着装
置105dのパッド1051は、Z軸アクチュエータ
(図示せず)によってZ軸方向(すなわち上下方向)に
も移動可能となるように構成されている。電子部品吸着
装置105dは、電子部品8を吸着保持するパッド10
51を、ロッド1052aを介して上下させるエアシリ
ンダ(図示せず)を有しており、取付ベース105cに
設けられた2つの電子部品吸着装置105dによって、
一度に2個の電子部品8を吸着、搬送および解放できる
ようになっている。
【0045】2つのバッファ部108は、レール108
aおよびアクチュエータ(図示せず)によって2つのX
−Y搬送装置104および105の動作領域の間を往復
移動可能となるように構成されている。図1において上
側のバッファ部108は、ヒートプレート106から搬
送されてきた電子部品8をテストヘッド20の方向へ移
送する作業を行なう一方で、図1において下側のバッフ
ァ部108は、テストヘッド20でテストを終了した電
子部品8を払い出す作業を行なうようになっている。こ
れら2つのバッファ部108の存在により、2つのX−
Y搬送装置104および105は互いに干渉し合うこと
なく同時に動作できるようになっている。
【0046】X−Y搬送装置104の動作領域には、試
験前の電子部品8が搭載された供給トレイ102と、試
験済みの電子部品8を試験結果に応じたカテゴリに分類
して格納する4つの分類トレイ103と、空のトレイ1
01と、ヒートプレート106と配置されている。
【0047】ヒートプレート106は、たとえば金属製
プレートであって、電子部品8を落とし込む複数の凹部
106aが形成されており、この凹部106aに供給ト
レイ102から試験前の電子部品8がX−Y搬送装置1
04により移送されるようになっている。ヒートプレー
ト106は、電子部品8に所定の熱ストレスを印加する
ための加熱源であり、電子部品8はヒートプレート10
6で所定の温度に加熱された後、図1において上側のバ
ッファ部108を介してテストヘッド20のコンタクト
部201に装着されるようになっている。
【0048】図3に示すように、テストヘッド20のコ
ンタクト部201には、テストヘッド20とケーブル2
03とを介して電気的に接続されているフロッグリング
202が装着されている。フロッグリング202には、
環状に多数のスプリングプローブピン204(内蔵され
たバネによりピンの先端部が軸芯方向に出没自在となっ
ている伸縮可能なピン)が上向きに設けられている。ス
プリングプローブピン204の上側には、スプリングプ
ローブピン204の先端部とパフォーマンスボード20
5の端子(図示せず)とが接触するようにパフォーマン
スボード205が設けられている。パフォーマンスボー
ド205の上面には、スペーサー206を介してソケッ
トボード208が設けられており、パフォーマンスボー
ド205とソケットボード208とはケーブル(図示せ
ず)によって電気的に接続されている。電子部品8が装
着されるソケット2は、ソケットボード208の上面に
ソケットボード208と電気的に接続された状態で設け
られており、これにより、ソケット2は、ソケットボー
ド208、パフォーマンスボード205、スプリングプ
ローブピン204、フロッグリング202およびケーブ
ル203を介してテストヘッド20に電気的に接続され
ている。
【0049】図4および図5に示すように、ソケット2
は、接続端子21と、接続端子21を保持するソケット
本体部22と、ソケット本体部22に設けられたストッ
パ5およびスプリング6と、スプリング6によって支持
された電子部品保持部23と、電子部品保持部23に設
けられたシール部材41および42と、ソケット本体部
22に設けられたシール部材43とを備え、電子部品8
を着脱し得るように構成されている。電子部品8は、図
7に示すように、基板84上に実装されたベアチップ8
5がモールド樹脂で封止されていないICデバイスであ
り、基板84の下面には外部端子81である半田ボール
がマトリックス状に配列している。
【0050】ソケット本体部22は、有底の円筒形状で
あり、その内底面の中央部には突起部が形成されてい
る。ソケット本体部22に保持されている接続端子21
は、スプリングプローブピンであり、その個数および位
置は、電子部品8の外部端子81の個数および位置に対
応している。接続端子21は、ソケット本体部22の内
底面の突起部から上方に突出しており、接続端子21の
先端部は電子部品8の外部端子81に接続できるように
なっている。
【0051】ソケット本体部22には、内底面の突起部
と内側面との間に4個のスプリング6が設けられてい
る。スプリング6の一端はソケット本体部22に固定さ
れており、他端はソケット本体部22の内底面の上方に
位置する電子部品保持部23に固定されており、スプリ
ング6は図5において上下方向に伸縮可能となってい
る。4個のスプリング6は電子部品保持部23を支持す
る位置に設けられており、電子部品保持部23は4個の
スプリング6の伸縮によってソケット本体部22の内底
面への方向およびそれと反対方向(図5において上下方
向)に移動可能となっている。但し、ソケット本体部2
2には、内底面の突起部と内側面との間に、ソケット本
体部22の内底面から上方に突出する4個のストッパ5
が設けられており、電子部品保持部23がソケット本体
部22の内底面の方向(図5において下方向)へ移動可
能な距離は、ストッパ5により制限されている。
【0052】ソケット本体部22の開口部周縁には、環
状のシール部材43が設けられており、ソケット本体部
22には、シール部材43を介して後述するソケットカ
バー3が装着されるようになっている。
【0053】電子部品保持部23は、中央に矩形状の開
口部を有する円盤形状であり、開口部周縁には段部が設
けられている。電子部品保持部23の開口部周縁に設け
られた段部には環状のシール部材42が設けられてお
り、電子部品保持部23はシール部材42を介して電子
部品8を保持できるようになっている。そして、電子部
品保持部23に電子部品8が保持されると、図7に示さ
れるように、シール部材42と電子部品8との接触部分
を介して、外部端子81が設けられている電子部品8の
第一の外面82と、第一の外面と反対側に位置する電子
部品8の第二の外面83とは分離されるようになってい
る。
【0054】電子部品保持部23に保持された電子部品
8の外部端子81は、電子部品保持部23の開口部を通
じて、接続端子21に接続できるようになっている。
【0055】電子部品保持部23の外側面にはOリング
であるシール部材41が設けられている。シール部材4
1はソケット本体部22の内側面と接触しており、電子
部品保持部23はシール部材41を介してソケット本体
部22の内側面を摺動できるようになっている。
【0056】図3に示すように、ソケット2には、開口
部207aおよびガイドピン207bを有するソケット
ガイド207が装着されており、電子部品吸着装置10
5dに吸着保持された電子部品8は、ソケットガイド2
07の開口部207aを通じてソケット2に装着される
(すなわち、ソケット2の電子部品保持部23に保持さ
れる)。このとき、ソケットガイド207に設けられた
ガイドピン207bが、電子部品吸着装置105dに形
成されたガイド孔1051aに挿入され、これにより電
子部品8とソケット2との位置合わせが行われる。
【0057】電子部品試験装置1は、図6に示すソケッ
トカバー3と、ソケットカバー3をソケット2に着脱し
得るソケットカバー着脱装置(図示せず)とを備えてお
り、ソケットカバー着脱装置は、ソケット2にソケット
カバー3を着脱できるように構成されている。
【0058】図6に示すように、ソケットカバー3は、
円板部31と円板部31の下面から下方に突出している
突縁部32とを有しており、円板部31には通気孔33
が設けられている。ソケットカバー3の突縁部32は、
ソケットカバー3がソケット2に装着されるときに、ソ
ケット本体部22の開口部周縁に設けられたシール部材
43と接触し得るように設けられており、ソケット2に
シール部材43を介してソケットカバー3が装着される
と、ソケット本体部22の開口部はソケットカバー3に
より封止されるようになっている。ソケットカバー3の
通気孔33には、加圧装置(図示せず)の気体供給管7
1が取り付けられており、気体供給管71には制御弁7
2が設けられている。加圧装置は、制御弁72を介して
気体供給管71から気体を供給することにより密閉空間
内を加圧できるように構成されている。
【0059】次に、電子部品試験装置1の動作を説明す
る。ハンドラ10の供給トレイ102に搭載された試験
前の電子部品8は、X−Y搬送装置104によって吸着
保持され、ヒートプレート106の凹部106aに移送
される。ここで所定の時間だけ放置されることにより、
電子部品8は所定の温度に加熱される。供給トレイ10
2からヒートプレート106へ加熱前の電子部品8を移
送したX−Y搬送装置104は、電子部品8を放した
後、ヒートプレート106に放置され所定の温度に加熱
された電子部品8をそのまま吸着保持してバッファ部1
08に移送する。
【0060】加熱された電子部品8が移送されたバッフ
ァ部108は、レール108aの右端まで移動し、電子
部品8はX−Y搬送装置105の電子部品吸着装置10
5dによって吸着保持され、基板109の開口部110
を通じてテストヘッド20のコンタクト部201に装着
される。
【0061】コンタクト部201に装着された電子部品
8は、図7に示すように、シール部材42を介してソケ
ット2の電子部品保持部23に保持される。このとき、
シール部材42と電子部品8との接触部分を介して、外
部端子81が設けられている電子部品8の第一の外面8
2と、第一の外面82と反対側に位置する電子部品8の
第二の外面83とは分離されている。
【0062】ソケット2に電子部品8が装着された後、
図7に示すように、ソケット2にシール部材43を介し
てソケットカバー3が装着される。このとき、ソケット
カバー3の突縁部32は、ソケット本体部22の開口部
周縁に設けられているシール部材43と接触し、ソケッ
ト本体部22の開口部はソケットカバー3により封止さ
れる。これによって、ソケットカバー3と電子部品8と
の間に空間Sが形成される。空間Sは、ソケット本体部
22と電子部品保持部23との間に位置するシール部材
41、電子部品8と電子部品保持部23との間に位置す
るシール部材42、およびソケット本体部22とソケッ
トカバー3との間に位置するシール部材43によって密
閉空間となっている。こうして、電子部品8の第一の外
面82とは接しないが、電子部品8の第二の外面83と
は接する密閉空間である空間Sが形成される。
【0063】空間S内には、気体供給管71および通気
孔33を通じて加圧装置より気体が供給される。気体が
供給されると、密閉空間である空間S内の気圧は上昇す
る。したがって、電子部品8の第二の外面83に加わる
気圧は、電子部品8の第一の外面82に加わる気圧より
も大きくなり、電子部品8には、第二の外面83から第
一の外面82の方向への力、すなわち、接続端子21の
方向への力が加わる。これにより、電子部品8は電子部
品保持部23に保持された状態で接続端子21の方向へ
移動し、電子部品8の外部端子81は接続端子21に接
続される。
【0064】このとき、電子部品保持部23は、電子部
品8を保持した状態で、シール部材41を介してソケッ
ト本体部22の内側面を摺動するので、空間Sの密閉性
は保たれる。また、電子部品8の移動距離は、ストッパ
5により制御され、電子部品8の外部端子81と接続端
子21との適正な接続が図られる。
【0065】電子部品試験装置1においては、電子部品
8の外部端子側の外面(第一の外面82)に加わる気圧
と、その反対側の外面(第二の外面83)に加わる気圧
の差を利用して、電子部品8に接続端子21の方向への
力を加えているので、電子部品8の表面に小片などのゴ
ミが付着している場合であっても、ゴミが付着している
部分に集中的に荷重がかからず、電子部品8に割れや欠
けなどの損傷が発生するのを防止することができる。特
に、電子部品8は、基板84上に実装されているベアチ
ップ85がモールド樹脂で封止されていないので、ベア
チップ85に損傷が発生しやすいが、電子部品試験装置
1においては、ベアチップ85の損傷の発生を防止する
ことができる。
【0066】電子部品8の外部端子81が接続端子21
に接続した後、電子部品8には、テスタ本体30からテ
ストヘッド20を通じてテスト信号が印加され、電子部
品8から読み出された応答信号は、テストヘッド20を
通じてテスタ本体30に送られ、これにより電子部品8
の性能や機能などが試験される。
【0067】電子部品8の試験が終了した後、ソケット
カバー3はソケットカバー着脱装置によりソケット2か
ら脱着される。これにより、電子部品8に加わっていた
接続端子21の方向への力は除かれ、スプリング6の付
勢力によって電子部品8は元の位置に移動し、電子部品
8の外部端子81と接続端子21との接続は切断され
る。試験済みの電子部品8は、試験結果に従って分類ト
レイ103に格納される。
【0068】〔第二実施形態〕本発明の第二実施形態に
係る電子部品試験装置1Aは、ソケット2が図8に示す
ソケット2Aに変更されている点、ソケット本体部22
に減圧装置(図示せず)が取り付けられている点、ソケ
ットカバー3とソケットカバー3に取り付けられた加圧
装置とが設けられていない点、ソケットカバー着脱装置
が設けられていない点において、第一実施形態に係る電
子部品試験装置1と異なっている。すなわち、電子部品
試験装置1Aは、電子部品8の外部端子81をソケット
2の接続端子21に接続させる機構が、電子部品試験装
置1と異なっている。したがって、以下では、電子部品
8の外部端子81をソケット2の接続端子21に接続さ
せる機構を中心として、第二実施形態に係る電子部品試
験装置1Aについて説明する。
【0069】図8は、ソケット2Aに電子部品8を装着
した状態を示す一部断面図であり、ソケット2と対応す
る部材や部分には同一の符号を付して示してあり、必要
のある場合を除きそれらの説明は省略する。
【0070】図8に示すように、ソケット2Aは、ソケ
ット本体部22にシール部材43が設けられていない
点、ソケット本体部22に通気孔24が設けられている
点、およびソケット本体部22の通気孔24に減圧装置
(図示せず)の気体吸引管91が取り付けられている点
において、ソケット2と異なっている。
【0071】気体吸引管91にはインジェクタ92が設
けられており、減圧装置は、インジェクタ92を介して
気体吸引管91から気体を吸引することにより密閉空間
内を減圧できるように構成されている。
【0072】図8に示すように、電子部品8がシール部
材42を介してソケット2Aの電子部品保持部23に保
持されると、シール部材42と電子部品8との接触部分
を介して、外部端子81が設けられている電子部品8の
第一の外面82と、第一の外面82と反対側に位置する
電子部品8の第二の外面83とは分離される。また、図
8に示すように、電子部品8がシール部材42を介して
ソケット2Aの電子部品保持部23に保持されると、ソ
ケット本体部22と電子部品保持部23に保持された電
子部品8との間に空間S1が形成される。空間S1は、
ソケット本体部22と電子部品保持部23との間に位置
するシール部材41、および電子部品8と電子部品保持
部23との間に位置するシール部材42によって密閉空
間となっている。したがって、空間S1は、電子部品8
の第一の外面82とは接するが、電子部品8の第二の外
面83とは接しない密閉空間となっている。
【0073】空間S1内の気体は、気体吸引管91およ
び通気孔24を通じて減圧装置より吸引される。気体が
吸引されると、密閉空間である空間S1内の気圧は降下
する。したがって、電子部品8の第二の外面83に加わ
る気圧は、電子部品8の第一の外面82に加わる気圧よ
りも大きくなり、電子部品8には、第二の外面83から
第一の外面82の方向への力、すなわち、接続端子21
の方向への力が加わる。これにより、電子部品8は電子
部品保持部23に保持された状態で接続端子21の方向
へ移動し、電子部品8の外部端子81が接続端子21に
接続される。
【0074】このとき、電子部品保持部23は、電子部
品8を保持した状態で、シール部材41を介してソケッ
ト本体部22の内側面を摺動するので、空間S1の密閉
性は保たれる。また、電子部品8の移動距離は、ストッ
パ5により制御され、電子部品8の外部端子81と接続
端子21との適正な接続が図られる。
【0075】電子部品試験装置1Aにおいては、電子部
品試験装置1と同様に、電子部品8の外部端子側の外面
(第一の外面82)に加わる気圧と、その反対側の外面
(第二の外面83)に加わる気圧の差を利用して、電子
部品8に接続端子21の方向への力を加えているので、
電子部品8の表面に小片などのゴミが付着している場合
であっても、ゴミが付着している部分に集中的に荷重が
かからず、電子部品8に割れや欠けなどの損傷を発生す
るのを防止することができる。特に、電子部品8は、基
板84上に実装されているベアチップ85がモールド樹
脂で封止されていないので、ベアチップ85に損傷が発
生しやすいが、電子部品試験装置1Aにおいては、ベア
チップ85の損傷の発生を防止することができる。
【0076】以上に説明した第一実施形態および第二実
施形態は、本発明の理解を容易にするために記載された
ものであって、本発明を何ら限定するものではない。し
たがって、第一実施形態および第二実施形態に開示され
た各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変
更や均等物をも含む趣旨である。
【0077】例えば、ストッパ5およびスプリング6の
個数および位置は変更が可能であり、スプリング6は他
の弾性体に変更が可能である。
【0078】また、ソケット本体部22と電子部品保持
部23との間に位置するシール部材41は、電子部品保
持部23ではなく、ソケット本体部22に設けることが
可能である。
【0079】また、ソケット2にソケットカバー3を装
着したときにソケット本体部22とソケットカバー3と
の間に位置するシール部材43は、ソケット本体部22
ではなく、ソケットカバー3に設けることが可能であ
る。
【0080】また、ソケット2、2A、ソケットカバー
3に、シール部材41、42および43以外のシール部
材を設けることが可能である。
【0081】また、ソケット本体部22の構造は、接続
端子21が内面から突出している凹部を有し、電子部品
保持部23がシール部材41を介してソケット本体部2
2の凹部の内面を摺動し得る範囲内において変更が可能
であり、例えば、有底の角筒形状などにすることが可能
である。
【0082】また、空間Sを加圧する加圧装置は、空間
Sに気体を供給して空間Sを加圧するものに限定される
ものではなく、例えば、空間Sの体積を減少させること
により空間Sを加圧するような構成を有するものに変更
が可能である。
【0083】また、空間S1を減圧する減圧装置は、空
間S1から気体を吸引して空間S1を減圧するものに限
定されるものではなく、例えば、空間S1の体積を増加
させることにより空間S1を加圧するような構成を有す
るものに変更が可能である。
【0084】また、ハンドラ10は上述のタイプのもの
に限定されるものではなく、他のタイプのものに変更が
可能である。例えば、テストヘッドを取り囲むチャンバ
部を備えるハンドラを用いることができる。チャンバ部
は、例えば、電子部品に所望の熱ストレスを与えるソー
クチャンバ(恒温槽)と、ソークチャンバで熱ストレス
が与えられた状態にある電子部品をテストヘッドに接触
させるテストチャンバと、テストチャンバで試験された
電子部品から熱ストレスを除去するイグジットチャンバ
(除熱槽)とから構成することができる。
【0085】また、電子部品試験装置1および1Aにお
いて実行される試験は、高温条件下における試験に限定
されるものではなく、常温、低温など各種温度条件下に
おける試験に変更が可能である。
【0086】
【発明の効果】本発明により提供される電子部品試験装
置によれば、電子部品の表面に小片などのゴミが付着し
ている場合であっても、ゴミが付着している部分に集中
的に荷重をかけることなく、電子部品にソケットの接続
端子の方向への力を加えることができるので、電子部品
に割れや欠けなどの損傷を発生させることなく、電子部
品を試験することができる。本発明により提供される電
子部品試験装置は、基板上に実装されたベアチップがモ
ールド樹脂で封止されていないICチップや、高さの異
なる複数のベアチップが同一基板上に実装されているマ
ルチチップモジュールのように、電子部品に割れや欠け
などの損傷が発生しやすい電子部品の試験に特に有用で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る電子部品試験装置の一実
施形態を示す平面図である。
【図2】図2は、図1のA−A断面図である。
【図3】図3は、テストヘッドのコンタクト部の詳細を
示す断面図(図1のB−B断面図)である。
【図4】図4は、コンタクト部に接続されたソケットの
上面図である。
【図5】図5は、図4のA−A断面図である。
【図6】図6(a)は、ソケットに装着されるソケット
カバーの断面図であり、図6(b)は、ソケットに装着
されるソケットカバーの下面図である。
【図7】図7は、ソケットにソケットカバーが装着され
た状態を示す一部断面図である。
【図8】図8は、本発明に係る電子部品試験装置の別の
実施形態において、ソケットにソケットカバーが装着さ
れた状態を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1・・・電子部品試験装置 2・・・ソケット 21・・・接続端子 22・・・ソケット本体部 23・・・電子部品保持部 24・・・通気孔 3・・・ソケットカバー 33・・・通気孔 5・・・ストッパ 6・・・スプリング(弾性体) 8・・・電子部品 81・・・外部端子 82・・・第一の外面(電子部品の外部端子側の外面) 83・・・第二の外面(第一の外面と反対側に位置する
外面) S・・・密閉空間 S1・・・密閉空間

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験すべき電子部品の外部端子が接続さ
    れ得る接続端子、前記接続端子を保持するソケット本体
    部、および前記接続端子の方向に移動し得る電子部品保
    持部を備えるソケットと、前記電子部品保持部に保持さ
    れた前記電子部品を覆い得るソケットカバーと、前記ソ
    ケットカバーに取り付けられた加圧装置とを備える電子
    部品試験装置であって、 前記電子部品保持部は、前記電子部品の外面のうち、前
    記外部端子が設けられている第一の外面と、前記第一の
    外面の反対側に位置する第二の外面とを分離した状態で
    前記電子部品を保持し得るようになっており、 前記ソケットおよび/または前記ソケットカバーには、
    前記電子部品保持部に保持された前記電子部品を前記ソ
    ケットカバーで覆ったときに、前記電子部品の外面のう
    ち、前記第一の外面とは接しないが、前記第二の外面と
    は接する密閉空間が形成されるように、シール部材が設
    けられており、 前記ソケットカバーには、前記密閉空間内を加圧し得る
    ように、前記加圧装置が取り付けられていることを特徴
    とする電子部品試験装置。
  2. 【請求項2】 前記ソケット本体部は、前記接続端子が
    内面から突出している凹部を有しており、 前記電子部品保持部および/または前記ソケット本体部
    の凹部の内面には、前記電子部品保持部が前記シール部
    材を介して前記ソケット本体部の凹部の内面を摺動し得
    るように、前記シール部材が設けられており、 前記電子部品保持部には、前記電子部品保持部が前記シ
    ール部材を介して前記電子部品を保持し得るように、前
    記シール部材が設けられており、 前記ソケットカバーおよび/または前記ソケット本体部
    には、前記電子部品保持部に保持された前記電子部品を
    前記ソケットカバーで覆ったときに、前記ソケットカバ
    ーと前記ソケット本体部とが前記シール部材を介して接
    触し得るように、前記シール部材が設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の電子部品試験装置。
  3. 【請求項3】 前記ソケットカバーには、前記ソケット
    カバーに設けられた通気孔から前記密閉空間内に気体を
    供給することにより前記密閉空間内を加圧し得る加圧装
    置が取り付けられていることを特徴とする請求項1また
    は2記載の電子部品試験装置。
  4. 【請求項4】 試験すべき電子部品の外部端子が接続さ
    れ得る接続端子、前記接続端子を保持するソケット本体
    部、および前記接続端子の方向に移動し得る電子部品保
    持部を備えるソケットと、前記ソケット本体部に取り付
    けられた減圧装置とを備える電子部品試験装置であっ
    て、 前記電子部品保持部は、前記電子部品の外面のうち、前
    記外部端子が設けられている第一の外面と、前記第一の
    外面の反対側に位置する第二の外面とを分離した状態で
    前記電子部品を保持し得るようになっており、 前記ソケットには、前記電子部品保持部に前記電子部品
    が保持されたときに、前記電子部品の外面のうち、前記
    第一の外面とは接するが、前記第二の外面とは接しない
    密閉空間が形成されるように、シール部材が設けられて
    おり、 前記ソケット本体部には、前記密閉空間内を減圧し得る
    ように、前記減圧装置が取り付けられていることを特徴
    とする電子部品試験装置。
  5. 【請求項5】 前記ソケット本体部は、前記接続端子が
    内面から突出している凹部を有しており、 前記電子部品保持部および/または前記ソケット本体部
    の凹部の内面には、前記電子部品保持部が前記シール部
    材を介して前記ソケット本体部の凹部の内面を摺動し得
    るように、前記シール部材が設けられており、 前記電子部品保持部には、前記電子部品保持部が前記シ
    ール部材を介して前記電子部品を保持し得るように、前
    記シール部材が設けられていることを特徴とする請求項
    4記載の電子部品試験装置。
  6. 【請求項6】 前記ソケット本体部には、前記ソケット
    本体部に設けられた通気孔から前記密閉空間内の気体を
    吸引することにより前記密閉空間内を減圧し得る減圧装
    置が取り付けられていることを特徴とする請求項4また
    は5記載の電子部品試験装置。
  7. 【請求項7】 前記電子部品保持部が前記接続端子の方
    向に移動し得る距離を制御し得るストッパをさらに備え
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電
    子部品試験装置。
  8. 【請求項8】 前記電子部品保持部には、前記電子部品
    保持部に保持された前記電子部品に前記接続端子の方向
    への力が加えられたときには前記電子部品保持部が前記
    接続端子の方向に移動し得るとともに、前記力が除かれ
    たときには前記電子部品保持部が元の位置に移動し得る
    ように、弾性体が取り付けられていることを特徴とする
    請求項1〜7のいずれかに記載の電子部品試験装置。
  9. 【請求項9】 その外部端子がソケットの接続端子の方
    向を向くように保持された電子部品の外面のうち、前記
    外部端子が設けられている外面とは接しないが、前記外
    面の反対側に位置する外面とは接する密閉空間を形成
    し、前記密閉空間内を加圧することにより前記電子部品
    を前記接続端子の方向に移動させ、前記電子部品の外部
    端子を前記ソケットの接続端子に接続させることを特徴
    とする電子部品の試験方法。
  10. 【請求項10】 その外部端子がソケットの接続端子の
    方向を向くように保持された電子部品の外面のうち、前
    記外部端子が設けられている外面とは接するが、前記外
    面の反対側に位置する外面とは接しない密閉空間を形成
    し、前記密閉空間内を減圧することにより前記電子部品
    を前記接続端子の方向に移動させ、前記電子部品の外部
    端子を前記ソケットの接続端子に接続させることを特徴
    とする電子部品の試験方法。
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