JP2018026268A - 電気部品用ソケット - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、押圧部材の押圧部の押下状態が解除されているときに、押圧部を上方に位置させてソケット本体に収容された電気部品に接触しないようにすることができる電気部品用ソケットを提供する。
【解決手段】カバー40は、カバー本体41に対して上下動自在なヒートシンク42と、その上下動を操作する操作部材40aとを有し、操作部材40aは、軸46を中心に回動させて操作するベール45を有し、かつ、ベール45には、操作部材40aの一方向への回動に応じてヒートシンク42に設けられた被押下部42aを下方に押圧してヒートシンク42を押し下げてメモリパッケージ11に押圧させる押下カム47eと、操作部材40aの逆方向への回動に応じてヒートシンク42に設けられた被押上部42bを上方に押圧してヒートシンク42を押し上げてメモリパッケージ11から離間させる押上カム47fと、を有するICソケット10。
【選択図】図1

Description

この発明は、配線基板上に配設され、半導体装置(以下「ICパッケージ」という)等の電気部品の試験等を行うため、この電気部品を収容する電気部品用ソケットに関するものである。
従来、この種の「電気部品用ソケット」としては、「電気部品」であるICパッケージを着脱自在に収容するICソケットがある。
そのようなICソケットの中には、ICパッケージを収容するソケット本体の上方に位置してICパッケージを押圧する押圧部材を有しているものがある。また、この押圧部材においてICパッケージに当接する押圧部が、押圧部材の枠形状の本体に対して上下動自在に構成されているものがある。
また、このような押圧部は、試験時には所定の操作によって下方に押し下げられてICパッケージを押圧した状態とされ、試験前及び試験後には下方への押下状態を解除してICパッケージを押圧しない状態とする。
ここで、押圧部材の押圧部は、押下状態を解除していてもその重量で上下方向の位置が押下状態と同様の下方位置に下がっている場合があった。その結果、ソケット本体にICソケットを収容した状態において、押圧部材を上方の所定位置に配置しようとしたときに、下方位置に下がった状態の押圧部がICパッケージに当たってしまう虞があった。
これを回避するために、押下状態が解除された押圧部が下方位置に下がらないように、弾性部材で上方に付勢したものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2015−125984号公報
しかしながら、前記した特許文献1のような従来のものにあっては、押圧解除状態の押圧部材の押圧部を上方に付勢するためにわざわざ弾性部材を用いた付勢手段を設ける必要があり、構成が煩雑となり、部品点数も増えるという問題が生じていた。
そこで、この発明は、簡単な構造で、押圧部材の押圧部の押下状態が解除されているときに、押圧部を上方に位置させてソケット本体に収容された電気部品に接触しないようにすることができる電気部品用ソケットを提供することを課題としている。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、電気部品が着脱自在に収容される収容部を有するソケット本体と、前記ソケット本体の前記収容部に収容された前記電気部品を押圧する押圧部材と、を有する電気部品用ソケットであって、前記押圧部材は、押圧部材本体と、該押圧部材本体に対して上下動自在な押圧部と、前記押圧部材本体に対する前記押圧部の上下動を操作する操作部材とを有しており、該操作部材は、軸を中心に回動させて操作する操作部材本体を有しており、かつ、該操作部材には、前記操作部材本体を一方向に回動させることにより該操作部材本体を介して回動させられて、前記押圧部に設けられた被押下部を下方に押圧して前記押圧部を押し下げて前記収容部に収容された前記電気部品に押圧させる押下カムと、前記操作部材本体を逆方向に回動させることにより該操作部材本体を介して回動させられて、前記押圧部に設けられた被押上部を上方に押圧して前記押圧部を押し上げて前記収容部に収容された前記電気部品から離間させる押上カムと、を有する電気部品用ソケットとしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、前記操作部材は、前記軸を中心に回動する操作部材本体と、該操作部材本体と共に前記軸を中心に回動自在に設けられたカム部材と、を有しており、該カム部材は、カム部材本体と、該カム部材本体から軸方向に突出した突出部と、を有しており、前記カム部材本体の外周面が前記軸に対して偏心形状に形成された前記押下カムを構成し、前記突出部の外周面が前記軸に対して偏心形状に形成された前記押上カムを構成している電気部品用ソケットとしたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明に加えて、前記押圧部がヒートシンクを構成している電気部品用ソケットとしたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一つに記載の発明に加えて、前記押圧部材が前記ソケット本体に対して着脱式に構成されている電気部品用ソケットとしたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、操作部材の回動操作によって押圧部を押し下げる押下カムと押圧部を押し上げる押上カムとを有しているため、弾性部材による付勢構造を設けることなく、カムによる押し上げと押し下げの簡単な構成で、押圧部材の押圧部の押下状態が解除されているときに押圧部を上方に位置させて、ソケット本体に収容された電気部品に接触しないようにすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、押下カムが設けられたカム部材本体に対して押上カムが設けられた突出部が一体に形成されているため、単純なカム構造の組み合わせで、部品点数を少なくすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、ヒートシンクを設けることで、電気部品の放熱性を高めることができる。
請求項4に記載の発明によれば、押圧部材がソケット本体に対して着脱式に構成されているため、押圧部材をソケット本体に装着するときに勢いが付きやすいものであるが、押圧部が押上カムによって押し上げられて上方に位置していることで、ソケット本体に収容された電気部品に接触しないようにすることができる。
この発明の実施の形態に係るICソケットを示す斜視図である。 同実施の形態に係るICソケットのボトムモジュール及びアッパーモジュールがカバーから取り外された状態の斜視図である。 同実施の形態に係るICソケットを示す平面図である。 同実施の形態に係るICソケットにおける図3のA−A線に沿う断面図であって、右側はロック前の状態図、左側はロック時の状態図である。 同実施の形態に係るICソケットにおける図3のB−B線に沿う断面図である。 同実施の形態に係るICソケットのカバーを取り除いた状態を示す平面図である。 同実施の形態に係るICソケットのアッパーモジュールにおけるコンタクトピン配設部分の断面図であって、(a)はロック前の状態図、(b)はロック時の状態図である。 同実施の形態に係るICソケットにおける図6のC−C線に沿う断面図である。 同実施の形態に係るICソケットにおける図6のD−D線に沿う断面図である。 同実施の形態に係るICソケットのカバーとアッパーモジュールを取り除いた状態を示す平面図である。 同実施の形態に係るICソケットのボトムモジュールにおけるコンタクトピン配設部分の断面図であって、(a)はロック前の状態図、(b)はロック時の状態図である。 同実施の形態に係るICソケットのアッパーモジュールとボトムモジュールのコンタクトピン配設部分を示す断面図である。 同実施の形態に係るICソケットのカバーにおけるカム部材を示す斜視図である。 同実施の形態に係るICソケットのカバーにおけるカム部材を示す正面図である。 同実施の形態に係るICソケットのカバーにおけるヒートシンクを示す斜視図である。 同実施の形態に係るICソケットのカバーにおける試験時の押下カムの状態(a)と非試験時の押下カムの状態(b)を示す正面図である。 同実施の形態に係るICソケットのカバーにおける試験時の押上カムの状態(a)と非試験時の押上カムの状態(b)を示す正面図である。 同実施の形態に係るメモリパッケージを示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図である。 同実施の形態に係るプロセッサパッケージを示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図である。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1〜図19には、この発明の実施の形態を示す。
まず構成を説明すると、この実施の形態に係る「電気部品用ソケット」としてのICソケット10は、図1及び図2に示すように、「収容部」としてのアッパーモジュール20とボトムモジュール30を有するソケット本体10aを有しており、「電気部品」であるメモリパッケージ11をアッパーモジュール20に収容し、「電気部品」であるプロセッサパッケージ12をボトムモジュール30に収容した状態で、「押圧部材」としての平面視四角形状のカバー40の下側にアッパーモジュール20を介してボトムモジュール30を組み付けると共に、図4に示すように、配線基板19上にボトムモジュール30を配設することにより、2種類の電気部品(メモリパッケージ11及びプロセッサパッケージ12)を同時に試験することができるように構成されたものである。
ここで、この実施の形態のメモリパッケージ11とプロセッサパッケージ12は、プロセッサパッケージ12の上側にメモリパッケージ11を積層した状態で実装する所謂パッケージオンパッケージ(PoP)構造体を呈するものである。
このうち、メモリパッケージ11は、図18に示すように、所謂BGAと称されるもので、平面視で正方形状に形成された本体部11aを有し、この本体部11aの下面における四角枠形状の周縁部から複数の半球状の端子11bが下向きに突出して形成されたものである。
また、プロセッサパッケージ12も、図19に示すように、所謂BGAと称されるもので、平面視で正方形状に形成されたメモリパッケージ11の本体部11aと同様の大きさの本体部12aを有し、この本体部12aの下面から配線基板19に接触するための複数の半球状の下側端子12bが下向きに突出して形成されている。また、本体部12aの上面における四角枠形状の周縁部には、メモリパッケージ11の半球状の端子11bを接触させて導電可能な半球状の上側端子12cが形成されている(図12参照)。なお、上記した各端子の形状は、半球状に限るものではなく、略平板状等の適宜の形状であっても良い。
一方、ICソケット10におけるボトムモジュール30は、図10に示すように、モジュール本体30aを有している。このモジュール本体30aには、枠形状の枠状部31を有しており、その中央部には、略正方形板状のコンタクトユニット32が嵌合している。このコンタクトユニット32は、図10〜12に示すように、下板部材33と上板部材34とフローティング部材35を有している。また、下板部材33と上板部材34に対してフローティング部材35がスプリング(図示省略)によって上方に付勢されている。また下板部材33は、上側の第1下板部材33aと下側の第2下板部材33bとで構成されている。これらが図示しない保持部材によって保持され、フローティング部材35の上面に設けられた下側配置部38にプロセッサパッケージ12を配置した状態で、上板部材34と下板部材33に対してフローティング部材35が上方に弾性的に付勢された形で上下動自在にされている。
また、この下側配置部38には、図10〜12に示すように、多数のコンタクトピン70が上下方向に配設されている。
これらのコンタクトピン70は、プロセッサパッケージ12の下側端子12bに当接する第1プランジャ71と、配線基板19に当接する第2プランジャ72と、第1プランジャ71と第2プランジャ72の間に設けられて双方を離間する方向に付勢するコイルスプリング等の付勢部材73とを有している。そして、図4に示すように、ボトムモジュール30及びアッパーモジュール20がカバー40に組み付けられて配線基板19上に設置された状態では、図11の(b)に示すように、第1プランジャ71の上端部がボトムモジュール30の下側配置部38上のプロセッサパッケージ12の下側端子12bに接触するとともに、第2プランジャ72の下端部が配線基板19の端子(図示省略)に接触するように設けられている。
さらに、モジュール本体30aの外周面には、図4に示すように、後述するカバー40の一対のラッチ51と係合しうる一対の被係合片30bが設けられている。各被係合片30bはそれぞれ、テーパ状の上側被係合部30cおよびテーパ状の下側被係合部30dを有している。これらの上側被係合部30c、下側被係合部30dはいずれも、カバー40の各ラッチ51の爪部51aに対向して外向きに形成されている。
ここで、上側被係合部30cと下側被係合部30dとの上下方向の位置の差(上側被係合部30cの高さから下側被係合部30dの高さを減じたもの)は、図4に示すように、アッパーモジュール20の組付高さ(すなわち、カバー40にアッパーモジュール20を介してボトムモジュール30が組み付けられたときのボトムモジュール30の上下方向の位置と、カバー40にアッパーモジュール20を介することなくボトムモジュール30が組み付けられたときのボトムモジュール30の上下方向の位置との差)にほぼ等しくなっている。
そのため、ICソケット10は、図4に示すように、カバー40のラッチ51の爪部51aをボトムモジュール30の被係合片30bの上側被係合部30cに引っ掛けて係合させることにより、アッパーモジュール20を介してボトムモジュール30をカバー40に組み付けることができる他、カバー40のラッチ51の爪部51aをボトムモジュール30の被係合片30bの下側被係合部30dに引っ掛けて係合させることにより、アッパーモジュール20を介することなくボトムモジュール30を単独でカバー40に組み付けることもできる。
また、アッパーモジュール20は、図4〜6に示すように、モジュール本体20aを有している。このモジュール本体20aには、枠形状の枠状部21を有しており、その中央部には、略正方形板状のコンタクトユニット22が嵌合している。このコンタクトユニット22は、図8,9,12に示すように、下板部材23と上板部材24とフローティング部材25を有している。また、下板部材23と上板部材24に対してフローティング部材25がスプリング26によって上方に付勢されている。
また、下板部材23と上板部材24とフローティング部材25を貫通するストッパ部材27を有している。このストッパ部材27は、下方のネジ部27aと、その上側に設けられてネジ部27aより幅広の小フランジ部27bによって下板部材23と上板部材24が固定されるようになっている。また、さらにその上側に設けられて小フランジ部27bより幅広の大フランジ部27cによって、フローティング部材25が所定位置以上に上昇しないように下方に抑えられている。
そして、このフローティング部材25の上面には、メモリパッケージ11を配置する上側配置部28が設けられており、上板部材24とストッパ部材27の大フランジ部27cの間で、上方に弾性的に付勢された形で上下動自在に設けられている。また、この上側配置部28の四隅には、メモリパッケージ11を配置する際にガイドするガイド28aが設けられている。
また、この上側配置部28の周縁部の下方に、図6,7,12に示すように、多数のコンタクトピン60が上下方向に配設されている。これらのコンタクトピン60は、メモリパッケージ11の端子11bに当接するプランジャ61と、当該プランジャ61の下部に挿入されてプロセッサパッケージ12の上側端子12cに当接するコイルスプリング等の付勢部材62とを有している。
そして、図1に示すように、ボトムモジュール30及びアッパーモジュール20がカバー40に組み付けられた状態では、図7の(b)に示すように、プランジャ61の上端部がアッパーモジュール20の上側配置部23上のメモリパッケージ11の端子11bに接触するとともに、付勢部材62の下端部がボトムモジュール30の下側配置部38上のプロセッサパッケージ12の上側端子12cに所定の接圧で接触するように設けられている。
また、図2,4〜6に示すように、アッパーモジュール20のコンタクトユニット22における下板部材23の略中央部には、平面視略正方形状の下板開口部23bが設けられている。また、コンタクトユニット22における上板部材24の略中央部には、平面視略正方形状で下板開口部23bと略同形状で略同じ大きさの上板開口部24bが設けられている。そして、これら下板開口部23bと上板開口部24bによってアッパーモジュール20のコンタクトユニット22における開口部20bを構成している。
このように構成された開口部20bに、平面視略正方形状の直方体形状の熱伝導性部材29が配設されている。この熱伝導性部材29は、熱を伝導しやすく、かつ、絶縁性を有するようになっており、ここでは、アルミニウムからなる熱伝導率の高い部材にアルマイト加工して絶縁性を備えた部材を用いている。
また、この熱伝導性部材29の上面と下面は略平面形状に形成されており、熱伝導性部材29の上面が広い面積でメモリパッケージ11に当接し、熱伝導性部材29の下面が広い面積でプロセッサパッケージ12に当接するようになっている。
また、この熱伝導性部材29は、上下方向の中央部辺りがフランジ状に外側に突出した突出部29aを周縁部の全周にわたって有している。また、上板部材24における上板開口部24b周縁の下部には突出部29aを挿入可能な切欠部24aが設けられており、この切欠部24aに突出部29aを挿入した状態で下板部材23で挟み込んで、ストッパ部材27で固定することで、アッパーモジュール20において下板開口部23bと上板開口部24bからなる開口部20bに熱伝導性部材29を保持するように構成されている。
また、ICソケット10におけるカバー40は、図2〜図5に示すように、「押圧部材本体」としての略直方体枠形状のカバー本体41を有しており、カバー本体41の内部には当該カバー本体41に対して昇降可能に構成された「押圧部」としてのヒートシンク42が位置決めピン43に沿って上下動自在に装着されている。
さらに、カバー本体41にはヒートシンク42のカバー本体41に対する上下動を操作する操作部材40aが設けられている。この操作部材40aは、カバー本体41とヒートシンク42に貫通させた軸46に、回動自在に設けられたカム部材47を有している。また、カム部材47が設けられた軸46を回動させる「操作部材本体」としてのベール(操作レバー)45が略コ字形に形成されている。ここでは、カム部材47に略コ字状のベール45が取り付けられている。
このうちベール45が、図4に示すように、待機位置P1と試験位置P2との間で矢印M、N方向に約180°回動自在に取り付けられている。ベール45の両方の先端部には、カム部材47が1個ずつ計一対になって取り付けられて、ベール45を回転させることにより、カム部材47が軸46を中心として回転してヒートシンク42に接触して当該ヒートシンク42を押し下げたり、押し上げたりするように構成されている。
次に、カム部材47について詳述する。このカム部材47は、図13,14に示すように、略直方体形状のカム部材本体47aと、このカム部材本体47aから軸46の軸方向Qに突出した突出部47bとを有している。
このうち、カム部材本体47aは、軸46を中心とした外周面47cの一部が押下カム47eを構成しており、この押下カム47eが軸46に対して偏心した形状となるように構成されている。ここでは、軸46から押下カム47eの図14における下面側までの長さS1が短く、軸46から押下カム47eの図14における上面側までの長さS2が長くなるように形成されている。
また、突出部47bは、カム部材本体47aから突出して形成されており、軸46を中心とした外周面47dの一部が押上カム47fを構成している。また、この押上げカム47fが軸46に対して偏心した形状となるように構成されている。ここでは、軸46から押上カム47fの図14における下面側までの長さT1が短く、軸46から押上カム47fの図14における上面側までの長さT2が長くなるように形成されている。
また、ヒートシンク42には、図15に示すように、軸46の軸方向Qに突出形成された略板状の被押下部42aが形成されている。そして、カム部材47の押下カム47eで当該被押下部42aの上面42cを下方に押圧することでヒートシンク42がカバー本体41に対して押し下げられるようになっている。
また、被押下部42aの一部には、図15に示すように、軸46を貫通させるように横方向に孔が形成された略枠形状の被押上部42bが形成されている。そして、カム部材47の押上カム47fで当該被押上部42bの上部内側面42dを上方に押圧することでヒートシンク42がカバー本体41に対して押し上げられるようになっている。
また、カバー本体41の外周面には、図4に示すように、一方の対向2辺に一対のラッチ51が、それぞれシャフト52を中心として矢印K、L方向に回転することによって開閉するように取り付けられている。各ラッチ51にはそれぞれ、上端部に操作部51bが形成されているとともに、下端部にテーパ状の爪部51aが内向きに形成されている。
また、各ラッチ51の上端部の操作部51bとカバー本体41との間にはそれぞれ、2個のコイルスプリング53がラッチ51を常に矢印L方向に弾性的に付勢して閉じるように縮設されている。さらに、カバー本体41には、図4に示すように、一対のラッチ51が閉じた状態でロックするための一対の略円柱状のロックピン49が、水平方向外向き(つまり、一対のラッチ51側)に突出した形で埋設されている。
また、前記したヒートシンク42の内部には、図3に示すように、ヒータ44が配設されている。そして、試験時には、このヒータ44でヒートシンク42を加熱し、このヒートシンク42の熱で、当該ヒートシンク42におけるメモリパッケージ11を押圧する部位により、アッパーモジュール20に収容されたメモリパッケージ11を加熱し、さらに後述する熱伝導性部材29を介して下方に伝達された熱で、ボトムモジュール30に収容されたプロセッサパッケージ12を加熱するようになっている。
また、ヒートシンク42には、ヒータ44の温度を管理する温度管理装置として熱電対44aが配設されている。なお、このヒータ44は、バーンイン装置の能力で所定温度以上の高温(例えば80℃)の温度設定が容易でないときに、当該ヒータ44で追加加熱することで、予め予定していた温度(例えば120℃)で試験を行うことができるようにするものである。
次に、かかるICソケット10を用いて2種類の電気部品(メモリパッケージ11及びプロセッサパッケージ12)について同時に試験(ここではバーンイン試験)を行う際の作用を、以下に説明する。
まず、試験前には、図4の右側に示すように、カバー40のベール45を矢印M方向に回動して待機位置P1に位置決めする。ベール45が待機位置P1に位置決めされると、図17の(b)に示すように、カム部材47の突出部47bの押上カム47fがヒートシンク42の被押上部42bの上部内側面42dに押圧される。それに伴ってヒートシンク42が高さh分だけ押し上げられている。
次に、図2に示すように、ボトムモジュール30の下側配置部38上にプロセッサパッケージ12を収容するとともに、アッパーモジュール20の上側配置部28上にメモリパッケージ11を収容する。
次に、図4に示すように、カバー40のベール45が待機位置P1に位置決めされている状態で、このカバー40のラッチ51をボトムモジュール30の被係合片30bに引っ掛けて係合させることにより、カバー40の下側にアッパーモジュール20及びボトムモジュール30を取り付ける。これにより、ボトムモジュール30はアッパーモジュール20を介してカバー40に組み付けられた状態となる。
このとき、カバー40におけるヒートシンク42が、押上カム47fによって押し上げされた状態となっているため、ヒートシンク42がメモリパッケージ11に対して離間した状態となり、ヒートシンク42にメモリパッケージ11が接触しないようになっている。
次に、図4に示すように、このICソケット10を配線基板19上に配設した後、図4の左側に示すように、カバー40のベール45を矢印N方向に回動して試験位置P2に位置決めする。すると、カム部材47の押下カム47eがヒートシンク42の被押圧部42aの上面42cに接触して下降する。
具体的には、図4の左側に示すように、ベール45が試験位置P2に位置決めされると、図17の(a)に示すように、軸46に対して偏心形状に設けられたカム部材47の突出部47bの押上カム47fがヒートシンク42の被押上部42bの上部内側面42dへの押圧を解除すると共に、図16の(a)に示すように、カム部材47のカム部材本体47aの押下カム47eがヒートシンク42の被押下部42aの上面42cに押圧される。それに伴ってヒートシンク42が高さh分だけ押し下げられるものである。
その結果、ヒートシンク42に押されてアッパーモジュール20の上側配置部23上のメモリパッケージ11がモジュール本体20a内で下降し、コンタクトピン60がボトムモジュール30のモジュール本体30a内のプロセッサパッケージ12に接触し、メモリパッケージ11の下側端子11bがプロセッサパッケージ12の上側端子12cに所定の接圧で接触して電気的に接続される。
それとともに、アッパーモジュール20に押されてボトムモジュール30の下側配置部38上のプロセッサパッケージ12がモジュール本体31内で下降し、コンタクトピン70が配線基板19に接触し、プロセッサパッケージ12の下側端子12bが配線基板19の端子(図示省略)に所定の接圧で接触して電気的に接続される。
また、こうしたヒートシンク42の下降動作に伴い、図4に示すように、一対のロックピン49が下降して一対のラッチ51の段差部51cに接触する。その結果、これらのラッチ51が閉じた状態を保持することができる。
それから、バーンイン装置(図示省略)内を設定された温度(例えば80℃)にする。また、ICソケット10のカバー40に配設されたヒータ44をオンにして、メモリパッケージ11とプロセッサパッケージ12をさらに加熱することで、メモリパッケージ11とプロセッサパッケージ12の表面温度を予め予定していた温度(例えば120℃)にする。なお、この実施の形態では、バーンイン装置の能力で80℃より高温の温度設定が容易でないため、ICソケット10に取り付けたヒータ44で追加加熱することで、予め予定していた120℃の温度で試験を行うことができるようになっている。
また、このとき、メモリパッケージ11とアッパーモジュール20の下降に伴って、アッパーモジュール20の略中央部の開口部20bに配設された熱伝導性部材29がメモリパッケージ11の下面とプロセッサパッケージ12の上面に当接する。これにより、メモリパッケージ11とプロセッサパッケージ12の双方に対して互いに熱が伝わり易くなり、双方のパッケージ11,12の温度差を小さくすることができる。
その結果、上方のヒートシンク42内部に設置されたヒータ44でヒートシンク42を加熱し、このヒートシンク42の熱でアッパーモジュール20に配置されたメモリパッケージ11に熱を加え、この熱が熱伝導性部材29を介してプロセッサパッケージ12に伝わって、プロセッサパッケージ12の温度もメモリパッケージ11と略等しい温度に設定することができる。
この状態で、2種類の電気部品(メモリパッケージ11とプロセッサパッケージ12)に電流を流して試験を行うものである。
このように、この実施の形態のICソケット10は、操作部材40aの回動操作によってヒートシンク42を押し下げる押下カム47eとヒートシンク42を押し上げる押上カム47fとを有しているため、弾性部材による付勢構造を設けることなく、カムによる押し上げと押し下げの簡単な構成で、カバー40のヒートシンク42の押下状態が解除されているときにヒートシンク42を上方に位置させて、ソケット本体10aに収容されたメモリパッケージ11に接触しないようにすることができる。
また、この実施の形態のICソケット10は、押下カム47eが設けられたカム部材本体47aに対して押上カム47fが設けられた突出部47bが一体に形成されているため、単純なカム構造の組み合わせで、部品点数を少なくすることができる。
また、この実施の形態のICソケット10は、ヒートシンク42を設けることで、ICパッケージ11,12の放熱性を高めることができる。
また、この実施の形態のICソケット10は、カバー40がソケット本体10aに対して着脱式に構成されているため、カバー40をソケット本体10aに装着するときに勢いが付きやすいものであるが、ヒートシンク42が押上カム47fによって押し上げられて上方に位置していることで、ソケット本体10aに収容されたメモリパッケージ11に接触しないようにすることができる。
なお、前記した実施の形態では、「電気部品用ソケット」としてICソケット10にこの発明を適用したが、これに限らず、他の装置にも適用できることは勿論である。
また、前記した実施の形態では、電気部品としてパッケージオンパッケージ構造体に用いられるICパッケージであるメモリパッケージ11とプロセッサパッケージ12を用いて説明したが、これに限るものではない。例えば、パッケージオンパッケージ構造体に用いられるものでないICパッケージを上下に2つ配置するようになっていても良い。また、ICパッケージ以外の他の電気部品を上下に収容するようになっていても良い。
また、前記した実施の形態では、カバー40がソケット本体10aに対して着脱式に構成されているものについて説明したが、これに限るものではなく、例えばカバー(押圧部材)がソケット本体に対して開閉可能に構成された所謂クラムシェル式のものに本発明を適用しても良い。
10 ICソケット(電気部品用ソケット)
10a ソケット本体
11 メモリパッケージ(電気部品)
12 プロセッサパッケージ(電気部品)
19 配線基板
20 アッパーモジュール(収容部)
20a モジュール本体
30 ボトムモジュール(収容部)
40 カバー(押圧部材)
40a 操作部材
41 カバー本体(押圧部材本体)
42 ヒートシンク(押圧部)
45 ベール(操作部材本体)
46 軸
47 カム部材
47a カム部材本体
47b 突出部
47c 外周面
47d 外周面
47e 押下カム
47f 押上カム

Claims (4)

  1. 電気部品が着脱自在に収容される収容部を有するソケット本体と、
    前記ソケット本体の前記収容部に収容された前記電気部品を押圧する押圧部材と、
    を有する電気部品用ソケットであって、
    前記押圧部材は、押圧部材本体と、該押圧部材本体に対して上下動自在な押圧部と、前記押圧部材本体に対する前記押圧部の上下動を操作する操作部材とを有しており、
    該操作部材は、軸を中心に回動させて操作する操作部材本体を有しており、
    かつ、該操作部材には、前記操作部材本体を一方向に回動させることにより該操作部材本体を介して回動させられて、前記押圧部に設けられた被押下部を下方に押圧して前記押圧部を押し下げて前記収容部に収容された前記電気部品に押圧させる押下カムと、前記操作部材本体を逆方向に回動させることにより該操作部材本体を介して回動させられて、前記押圧部に設けられた被押上部を上方に押圧して前記押圧部を押し上げて前記収容部に収容された前記電気部品から離間させる押上カムと、
    を有することを特徴とする電気部品用ソケット。
  2. 前記操作部材は、前記軸を中心に回動する操作部材本体と、該操作部材本体と共に前記軸を中心に回動自在に設けられたカム部材と、を有しており、
    該カム部材は、カム部材本体と、該カム部材本体から軸方向に突出した突出部と、を有しており、
    前記カム部材本体の外周面が前記軸に対して偏心形状に形成された前記押下カムを構成し、
    前記突出部の外周面が前記軸に対して偏心形状に形成された前記押上カムを構成していることを特徴とする請求項1に記載の電気部品用ソケット。
  3. 前記押圧部がヒートシンクを構成していることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気部品用ソケット。
  4. 前記押圧部材が前記ソケット本体に対して着脱式に構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の電気部品用ソケット。
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