JP2017219413A - 電気部品用ソケット - Google Patents

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Abstract

【課題】電気部品用ソケットにおいて、厚さが異なる複数種類の電気部品を適正に評価できるようにするとともに、オペレーターの誤操作を未然に防止する。【解決手段】このICソケットは、電気部品を押圧する押圧部材37と、この押圧部材37を押し下げる第1カム47とを有している。押圧部材37は、第1カム47によって押し下げられる第1押圧片44と、この第1押圧片44に対して上下動自在に設けられて、電気部品に接触して電気部品を押圧する第2押圧片42とを備えている。さらに、第1押圧片44および第2押圧片42を上下方向に相対的に移動させる相対移動機構として、ハンドル61および第2カム62が設けられている。【選択図】図7

Description

この発明は、例えば、ICパッケージ等の電気部品をソケット本体に着脱自在に収容して配線基板に電気的に接続して評価するための電気部品用ソケットに関するものである。
従来から、この種の「電気部品用ソケット」の一例として、「電気部品」であるICパッケージを着脱自在に収容するICソケットがある。
このICソケットとしては、ICパッケージが着脱自在に収容される収容部を有するソケット本体と、このソケット本体に回動自在に取り付けられて収容部を開閉するソケットカバーと、このソケットカバーに上下動自在に設けられた放熱部材と、この放熱部材を押し下げてICパッケージを所定の接圧で押圧するレバー部材を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、このようなICソケットでは、ソケットカバーが回動されてソケット本体の収容部が閉じられた後、レバー部材によって放熱部材が押し下げられた状態では、この放熱部材と収容部との隙間(上下方向の距離)が一定に決まっている。そのため、ソケット本体の収容部に収容するICパッケージの厚さが増減すると、厚さ調整用の部材を別途使用するか、或いはICソケットを交換するか等の対策を講じない限り、そのICパッケージを所定の接圧で押圧して適正に評価することができない。つまり、このICソケットでは、厚さが異なる別のICパッケージに対応できない。
そのため、こうした不都合を解消すべく、厚さが異なる2種類のICパッケージに対応して2つの評価位置(厚いICパッケージ用の評価位置と薄いICパッケージ用の評価位置)に操作レバーを切り替える手法を採用することが考えられる。
特開2015−125984号公報
しかしながら、このような従来の手法では、ICパッケージの厚さに応じて操作レバーを正しい評価位置に切り替えなければならないため、ややもするとオペレーターの誤操作を誘発する恐れがあった。
そこで、この発明は、厚さが異なる複数種類のICパッケージ等の電気部品を適正に評価できるとともに、この電気部品の評価時にオペレーターの誤操作を未然に防止することが可能な電気部品用ソケットを提供することを課題としている。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、電気部品が着脱自在に収容される収容部を有するソケット本体と、前記ソケット本体の前記収容部に収容された前記電気部品を押圧する押圧部材と、前記押圧部材を押し下げる押下部が形成されている第1カムとを有する電気部品用ソケットであって、前記押圧部材は、前記第1カムによって押し下げられる第1押圧片と、この第1押圧片に対して上下動自在に設けられて、前記ソケット本体の前記収容部に収容された前記電気部品に接触して当該電気部品を押圧する第2押圧片とを備えており、前記第1押圧片および前記第2押圧片を上下方向に相対的に移動させる相対移動機構が設けられている電気部品用ソケットとしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記第1カムは、略コ字形のベールの両方の先端部に1個ずつ計一対になって取り付けられて、このベールを回転させることにより、第1シャフトを中心として回転して前記各押下部が前記押圧部材に接触して当該押圧部材を押し下げうるように構成されており、前記相対移動機構は、前記第1シャフトに沿って移動自在に取り付けられているハンドルと、前記第1押圧片および前記第2押圧片を互いに近づける方向に付勢する付勢手段と、前記ハンドルの移動に伴って回転して前記押圧部材の前記第2押圧片を前記付勢手段の付勢力に抗して下降させる第2カムとを備えていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の構成に加え、前記ハンドルには上下方向に延びる長孔が形成されており、この長孔に第2シャフトが遊挿されており、この第2シャフトに前記第2カムが連結されており、前記ハンドルの移動に伴って前記第2シャフトが前記長孔に沿って上下動しつつ水平方向に移動することにより、当該ハンドルの移動動作が前記第2カムの回転動作に変換されるように構成されていることを特徴とする。
さらに、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の構成に加え、前記第2カムは、前記第2シャフトの両方の先端部に1個ずつ計一対になって取り付けられて、前記ハンドルを挟んでほぼ対称の位置に配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、電気部品を押圧する押圧部材が第1押圧片および第2押圧片を備えており、相対移動機構により、これらの第1押圧片および第2押圧片を上下方向に相対的に移動させることができる。その結果、電気部品の厚さに応じて第2押圧片を上下動させることにより、厚さが異なる複数種類の電気部品を適正に評価することが可能な電気部品用ソケットを提供することができる。しかも、第1押圧片および第2押圧片を上下方向に相対的に移動させる相対移動機構を第1カムとは別に設けることにより、電気部品の評価に際して、電気部品の厚さが増減しても第1カムの動作方向を変える必要がなくなる。したがって、電気部品の厚さに応じて操作レバーを正しい評価位置に切り替えなければならない場合と異なり、オペレーターの誤操作を未然に防止することが可能となる。
また、請求項2に記載の発明によれば、第1カムの回転軸となる第1シャフトに沿って、第2カムを制御するためのハンドルが取り付けられているので、相対移動機構を設けるのに軸を別途配設する必要がない。そのため、電気部品用ソケットのサイズを大きくすることなく、相対移動機構をコンパクトに配置することが可能となる。
また、請求項3に記載の発明によれば、ハンドルの移動に伴って第2シャフトがハンドルの長孔に沿って上下動しつつ水平方向に移動することにより、このハンドルの移動動作が第2カムの回転動作に変換されることから、第2押圧片による電気部品の押圧力を確保することができる。その結果、電気部品の評価を適正に実施することが可能となる。
さらに、請求項4に記載の発明によれば、第2シャフトの両方の先端部に一対の第2カムがほぼ対称に位置しているので、これらの第2カム間の作動ばらつきを最小限にすることが可能となる。したがって、これらの第2カムで第2押圧片を下降させるときに、この第2押圧片を均等に押圧し、この第2押圧片が傾いてしまう不都合を回避することができる。その結果、電気部品の評価を適正に実施することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係るICソケットを示す斜視図であって、(a)はベースモジュールおよび連結用モジュールがカバーに取り付けられた状態図、(b)はベースモジュールおよび連結用モジュールがカバーから取り外された状態図である。 同実施の形態1に係るICソケットにおいて、ハンドルが第1厚さ位置に位置決めされた状態を示す平面図である。 図2のICソケットのA−A線に沿う断面図である。 図2のICソケットのB−B線に沿う断面図であって、(a)は電気部品の評価前の状態図、(b)は電気部品の評価時の状態図である。 同実施の形態1に係るICソケットにおいて、ハンドルが第2厚さ位置に位置決めされた状態を示す平面図である。 図5のICソケットのC−C線に沿う断面図である。 同実施の形態1に係るICソケットにおいて、ハンドルの位置に応じて第2押圧片の高さが相違することを明示するための断面図である。 同実施の形態1に係るICソケットを用いて厚いメモリを評価する際に、ベールが待機位置に位置決めされたときの要部を示す図であって、(a)はその斜視図、(b)はその縦断面図である。 同実施の形態1に係るICソケットを用いて厚いメモリを評価する際に、ベールが評価位置に位置決めされたときの要部を示す斜視図である。 同実施の形態1に係るICソケットを用いて薄いメモリを評価する際に、ベールが待機位置に位置決めされたときの要部を示す図であって、(a)はその斜視図、(b)はその縦断面図である。 同実施の形態1に係るICソケットを用いて薄いメモリを評価する際に、ベールが評価位置に位置決めされたときの要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係るICソケットにおいて、段付きのICパッケージを評価する様子を示す断面図であって、(a)は上部が厚いICパッケージを押圧している状態図、(b)は上部が薄いICパッケージを押圧している状態図である。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1乃至図11には、この発明の実施の形態1を示す。なお、図3、図6〜図11においては、わかりやすさを重視して、ベースモジュールおよび連結用モジュールの図示を省いている。
この実施の形態1に係る「電気部品用ソケット」としてのICソケット10は、いわゆるダブルラッチ方式のものであって、図1に示すように、「電気部品」であるプロセッサ11をベースモジュール20に収容するとともに、「電気部品」であるメモリ12を連結用モジュール30に収容した状態で、平面視四角形状のカバー40の下側に連結用モジュール30を介してベースモジュール20を組み付けた後、図4に示すように、配線基板19上にベースモジュール20を配設することにより、2種類の電気部品(プロセッサ11およびメモリ12)を同時に評価できるように構成されたものである。
ここで、カバー40は、図1(b)、図2および図4に示すように、略直方体枠形状のカバー本体41を有しており、カバー本体41の内部には昇降ブロック39が4本のガイドピン38に沿って上下動自在に装着されている。昇降ブロック39の下側には第2押圧片42が固定して取り付けられており、第2押圧片42にはヒートシンク43が一体に設けられている。そして、これらの昇降ブロック39、第2押圧片42およびヒートシンク43は、スプリング48によって上方へ弾性的に付勢された形で上下動自在に取り付けられている。また、カバー40にベースモジュール20が連結用モジュール30を介することなく単独で取り付けられたときに、このベースモジュール20の収容部23に収容されたプロセッサ11がヒートシンク43に接触して放熱するように構成されている。
また、ヒートシンク43の上方には、図2〜図4、図8〜図11に示すように、略平板状の第1押圧片44が4本のガイドピン38に沿って上下動自在に搭載されている。さらに、カバー本体41には略コ字形のベール(操作レバー)45が、待機位置P1と評価位置P2との間で第1シャフト46を中心として矢印M、N方向に約90°回動自在に取り付けられている。ベール45の両方の先端部には、第1カム47が1個ずつ計一対になって取り付けられて、ベール45を回転させることにより、第1カム47が第1シャフト46を中心として回転して第1押圧片44に接触して第1押圧片44を押し下げうるように構成されている。そして、図4(a)に示すように、ベール45が待機位置P1に位置決めされると、第1カム47の第1押下部47aが第1押圧片44の上面に接触し(図8、図10参照)、第2押圧片42が所定の待機高さH1に位置決めされた状態になるとともに、図4(b)に示すように、ベール45が評価位置P2に位置決めされると、第1カム47の第2押下部47bが第1押圧片44の上面に接触し(図9、図11参照)、第2押圧片42が所定の押圧高さH2に位置決めされた状態になるように構成されている。
なお、第1押圧片44および第2押圧片42によって押圧部材37が構成され、この押圧部材37により、連結用モジュール30の収容部33に収容されたメモリ12が下向きに押圧されるように構成されている。
また、カバー本体41の外周面には、図2および図4(a)に示すように、一方の対向2辺に一対の第1ラッチ51が、それぞれシャフト52を中心として矢印K、L方向に回転することによって開閉しうるように取り付けられている。各第1ラッチ51にはそれぞれ、上端部に操作部51bが形成されているとともに、下端部にテーパ状の爪部51aが内向きに形成されている。各第1ラッチ51の上端部の操作部51bとカバー本体41との間にはそれぞれ、2個のコイルスプリング53が第1ラッチ51を常に矢印L方向に弾性的に付勢して閉じるように縮設されている。さらに、昇降ブロック39には、図4に示すように、一対の第1ラッチ51が閉じた状態でロックするための一対の略円柱状のロックピン49が、水平方向外向き(つまり、一対の第1ラッチ51側)に突出した形で埋設されている。
また、カバー本体41の外周面には、図1および図2に示すように、他方の対向2辺に一対の第2ラッチ56が、それぞれシャフト57を中心として矢印I、J方向に回転することによって開閉しうるように取り付けられている。各第2ラッチ56にはそれぞれ、上端部に操作部56bが形成されているとともに、下端部に2つのテーパ状の爪部56aが内向きに形成されている。各第2ラッチ56の上端部の操作部56bとカバー本体41との間にはそれぞれ、2個のコイルスプリング(図示せず)が第2ラッチ56を常に矢印J方向に弾性的に付勢して閉じるように縮設されている。
さらに、カバー本体41には、図3、図6、図8〜図11に示すように、第1押圧片44および第2押圧片42を上下方向に相対的に移動させる相対移動機構60が設けられている。この相対移動機構60は、第1シャフト46およびシャフト55に沿って水平方向(矢印G、H方向)に移動自在に取り付けられているハンドル61と、第1押圧片44および第2押圧片42を互いに近づける方向に付勢する付勢手段(図示せず)と、ハンドル61の移動に伴って回転して押圧部材37の第2押圧片42を前記付勢手段の付勢力に抗して下降させる第2カム62とを備えている。
また、ハンドル61には、図8〜図11に示すように、上下方向に延びる長孔63が形成されている。長孔63には第2シャフト64が第1シャフト46にほぼ直交するように遊挿されており、第2シャフト64の両端近傍には第2カム62が連結されている。そして、ハンドル61の移動に伴って第2シャフト64が長孔63に沿って上下動しつつ水平方向に移動することにより、ハンドル61の矢印G、H方向の移動動作が第2カム62のシャフト54を中心とする回転動作に変換されるように構成されている。
なお、第2カム62は、図9に示すように、第2シャフト64の両方の先端部に1個ずつ計一対になって取り付けられて、ハンドル61を挟んでほぼ対称の位置に配置されている。各第2カム62はそれぞれ、図8(b)および図10(b)に示すように、第1押下部62aおよび第2押下部62bを有している。そして、第1押圧片44に対する第2押圧片42の高さは、第2カム62の第1押下部62aが第2押圧片42の上面に接触したときと、第2カム62の第2押下部62bが第2押圧片42の上面に接触したときとで、所定の高さΔLだけ異なるように構成されている。具体的には、図3に示すように、ハンドル61が第1厚さ位置P3に位置決めされていると、第2カム62の第1押下部62aが第2押圧片42の上面に接触し、第1押圧片44と第2押圧片42との間にほとんど隙間がないのに対して、図6に示すように、ハンドル61が第2厚さ位置P4に位置決めされていると、第2カム62の第2押下部62bが第2押圧片42の上面に接触し、第1押圧片44に対して第2押圧片42が所定の高さΔLだけ低くなる(図7参照)。なお、第1厚さ位置P3は、厚いメモリ12の評価を実施するときの位置であり、第2厚さ位置P4は、薄いメモリ12の評価を実施するときの位置である。
また、ベースモジュール20は、図1(b)に示すように、略正方形枠状の「ソケット本体」としてのモジュール本体21を有している。モジュール本体21の中央部には、略正方形板状のコンタクトユニット22が嵌合している。このコンタクトユニット22には、その上部に収容部23が上方に弾性的に付勢された形で上下動自在に設けられているとともに、この収容部23の下方に多数のコンタクトピン(図示せず)が上下方向に配設されている。これらのコンタクトピンは、図1(a)に示すように、ベースモジュール20および連結用モジュール30がカバー40に組み付けられた状態では、上端部がベースモジュール20の収容部23上のプロセッサ11に接触するとともに、下端部が配線基板19に接触するように設けられている。
さらに、モジュール本体21の外周面には、図1および図4に示すように、カバー40の一対の第1ラッチ51と係合しうる一対の第1被係合片25が設けられている。各第1被係合片25はそれぞれ、テーパ状の上側被係合部25aおよびテーパ状の下側被係合部25bを有している。これらの上側被係合部25a、下側被係合部25bはいずれも、カバー40の各第1ラッチ51の爪部51aに対向して外向きに形成されている。
ここで、上側被係合部25aと下側被係合部25bとの上下方向の位置の差(上側被係合部25aの高さから下側被係合部25bの高さを減じたもの)ΔHは、図4に示すように、連結用モジュール30の組付高さ(すなわち、カバー40に連結用モジュール30を介してベースモジュール20が組み付けられたときのベースモジュール20の上下方向の位置と、カバー40に連結用モジュール30を介することなくベースモジュール20が組み付けられたときのベースモジュール20の上下方向の位置との差)にほぼ等しくなっている。そのため、ICソケット10は、図1および図4に示すように、カバー40の第1ラッチ51の爪部51aをベースモジュール20の第1被係合片25の上側被係合部25aに引っ掛けて係合させることにより、連結用モジュール30を介してベースモジュール20をカバー40に組み付けることができるほか、カバー40の第1ラッチ51の爪部51aをベースモジュール20の第1被係合片25の下側被係合部25bに引っ掛けて係合させることにより、連結用モジュール30を介することなくベースモジュール20を単独でカバー40に組み付けることもできる。
また、連結用モジュール30は、図1(b)に示すように、略正方形枠状の「ソケット本体」としてのモジュール本体31を有している。モジュール本体31の中央部には、略正方形板状のコンタクトユニット32が嵌合している。このコンタクトユニット32には、その上部に収容部33が上方に弾性的に付勢された形で上下動自在に設けられているとともに、この収容部33の下方に多数のコンタクトピン(図示せず)が上下方向に配設されている。これらのコンタクトピンは、図1(a)に示すように、ベースモジュール20および連結用モジュール30がカバー40に組み付けられた状態では、上端部が連結用モジュール30の収容部33上のメモリ12に接触するとともに、下端部がベースモジュール20の収容部23上のプロセッサ11に接触するように設けられている。
さらに、モジュール本体31の外周面には、図1に示すように、カバー40の一対の第2ラッチ56と係合しうる一対の第2被係合片28が設けられている。各第2被係合片28はそれぞれ2つのテーパ状の爪部28aを有している。これらの爪部28aは、カバー40の各第2ラッチ56の2つの爪部56aに対向して外向きに形成されている。
なお、プロセッサ11およびメモリ12は、いずれも、ICソケット10による2種類の電気部品の同時評価に対応可能な形状に形成されている。すなわち、プロセッサ11は、図1(b)に示すように、正方形板状のパッケージ基板11aを有しており、パッケージ基板11aには、裏面に半球状の多数のリード11bが下向きに突設されているとともに、表面に円形板状の多数の端子11cが設けられて、これらのリード11bと端子11cとが1対1で導通している。また、メモリ12は、図1(b)に示すように、正方形板状のパッケージ基板12aを有しており、パッケージ基板12aには、裏面に半球状の多数のリード12bが下向きに突設されている。そのため、プロセッサ11およびメモリ12をそれぞれベースモジュール20および連結用モジュール30に収容した状態で、連結用モジュール30を介してカバー40にベースモジュール20を組み付けると、プロセッサ11の端子11cとメモリ12のリード12bとが、連結用モジュール30のコンタクトピンを介して互いに電気的に接続された状態になる。
次に、かかるICソケット10を用いて2種類の電気部品(プロセッサ11およびメモリ12)を同時に評価する際には、以下に説明するとおり、これらの電気部品の厚さの総和(プロセッサ11の厚さとメモリ12の厚さとを足し合わせたもの)に応じて、適宜ハンドル61を第1厚さ位置P3または第2厚さ位置P4に位置決めして第2押圧片42を上下動させることにより、2種類の電気部品の厚さの総和が2段階で異なる場合(厚い場合と薄い場合)でも、これらの電気部品を適正に評価することができる。
すなわち、2種類の電気部品の厚さの総和が厚い場合には、まず、図1(b)に示すように、ベースモジュール20の収容部23上にプロセッサ11を収容するとともに、連結用モジュール30の収容部33上にメモリ12を収容する。次いで、図4(a)および図8に示すように、カバー40のベール45が待機位置P1に位置決めされているとともに、ハンドル61が第1厚さ位置P3に位置決めされている状態で、このカバー40の第2ラッチ56を連結用モジュール30の第2被係合片28に引っ掛けて係合させることにより、カバー40の下側に連結用モジュール30を取り付ける。さらに、このカバー40の第1ラッチ51をベースモジュール20の第1被係合片25の上側被係合部25aに引っ掛けて係合させることにより、連結用モジュール30の下側にベースモジュール20を取り付ける。これにより、ベースモジュール20は連結用モジュール30を介してカバー40に組み付けられた状態となる。
次いで、図4(a)に示すように、このICソケット10を配線基板19上に配設した後、図4(b)および図9に示すように、カバー40のベール45を矢印N方向に回動して評価位置P2に位置決めする。すると、第1カム47の第2押下部47bが第1押圧片44の上面に接触し、第2押圧片42が待機高さH1から押圧高さH2まで押し下げられて下降する(図4(b)参照)。その結果、この第2押圧片42に押されて連結用モジュール30の収容部33上のメモリ12がモジュール本体31内で下降し、ベースモジュール20のモジュール本体21内のプロセッサ11に接触し、メモリ12のリード12bがプロセッサ11の端子11cに所定の接圧で接触して電気的に接続されるとともに、プロセッサ11のリード11bが配線基板19に所定の接圧で接触して電気的に接続される。また、こうした第2押圧片42の下降動作に伴い、図4(a)、(b)に示すように、昇降ブロック39も下降するので、一対のロックピン49が下降して一対の第1ラッチ51の段差部51cに接触する。その結果、これらの第1ラッチ51が閉じた状態を保持することができる。
この状態で、2種類の電気部品(プロセッサ11およびメモリ12)に電流を流して評価する。
このとき、ハンドル61は第1厚さ位置P3に位置決めされているので、上述したとおり、第1押圧片44と第2押圧片42との間にほとんど隙間がない状態になっている(図8、図9参照)。したがって、この状態で2種類の電気部品の厚さの総和に適するように予め設定しておくことにより、これらの電気部品の評価を適正に実施することができる。
なお、プロセッサ11およびメモリ12は、上述したとおり、ICソケット10による2種類の電気部品の同時評価に対応可能な形状に形成されているので、ダブルラッチ方式において、プロセッサ11とメモリ12とを同時に評価することができる。
また、カバー40には、上述したとおり、ヒートシンク43が設けられているので、通電に伴ってプロセッサ11およびメモリ12で発生した熱をヒートシンク43で放熱して、これら2種類の電気部品の評価を支障なく継続することができる。
さらに、ベースモジュール20を把持している一対の第1ラッチ51は、上述したとおり、一対のロックピン49によって閉じた状態が保持されているので、たとえ第1ラッチ51を開くような外力が作用しても、電気部品の評価が終了するまでベースモジュール20および連結用モジュール30を確実に把持することができる。
一方、2種類の電気部品の厚さの総和が薄い場合には、上述した2種類の電気部品の厚さの総和が厚い場合と同様の手順に従う。ただし、カバー40のベール45を矢印N方向に回動して待機位置P1から評価位置P2に位置決めする前に、ハンドル61を矢印H方向に移動させて第1厚さ位置P3から第2厚さ位置P4に位置決めする。例えば、メモリ12が収容された連結用モジュール30を介して、プロセッサ11が収容されたベースモジュール20をカバー40に組み付けてから、図10に示すように、ハンドル61を第2厚さ位置P4に位置決めした後、図11に示すように、カバー40のベール45を評価位置P2に位置決めする。すると、ハンドル61を第2厚さ位置P4に位置決めすることにより、上述したとおり、第1押圧片44に対して第2押圧片42が所定の高さΔLだけ低くなるので(図10、図11参照)、この高さΔLを予め2種類の電気部品の厚さの総和が厚い場合と薄い場合との厚さの差に一致させておくことで、カバー40のベール45を評価位置P2に位置決めしたときに、2種類の電気部品の厚さの総和が薄い場合でも、これら2種類の電気部品を所定の押圧力で押圧して適正に評価することが可能となる。
このように、このICソケット10では、2種類の電気部品(プロセッサ11およびメモリ12)を押圧する押圧部材37が第1押圧片44および第2押圧片42を備えており、相対移動機構60により、これらの第1押圧片44および第2押圧片42を上下方向に相対的に移動させることができる。その結果、2種類の電気部品の厚さの総和に応じて、適宜ハンドル61を第1厚さ位置P3または第2厚さ位置P4に位置決めして第2押圧片42を上下動させることにより、2種類の電気部品の厚さの総和が2段階で異なる場合に、これらの電気部品を適正に評価することが可能となる。
しかも、このICソケット10では、第1押圧片44および第2押圧片42を上下方向に相対的に移動させる相対移動機構60を第1カム47とは別に設けることにより、プロセッサ11およびメモリ12の評価に際して、2種類の電気部品の厚さの総和が増減しても第1カム47の動作方向を変える必要がなくなる。したがって、2種類の電気部品の厚さの総和に応じてベール45を正しい評価位置に切り替えなければならない場合と異なり、オペレーターの誤操作を未然に防止することが可能となる。
また、このICソケット10では、第1カム47の回転軸となる第1シャフト46およびシャフト55に沿って、第2カム62を制御するためのハンドル61が取り付けられているので、相対移動機構60を設けるのに軸を別途配設する必要がない。つまり、部品(第1シャフト46、シャフト55)の共用化を図ることができる。そのため、ICソケット10のサイズを大きくすることなく、相対移動機構60をコンパクトに配置することが可能となる。
また、このICソケット10では、ハンドル61の移動に伴って第2シャフト64がハンドル61の長孔63に沿って上下動しつつ水平方向に移動することにより、このハンドル61の移動動作が第2カム62の回転動作に変換されることから、第2押圧片42によるプロセッサ11およびメモリ12の押圧力を確保することができる。その結果、これらプロセッサ11およびメモリ12の評価を適正に実施することが可能となる。
さらに、このICソケット10では、上述したとおり、第2シャフト64の両方の先端部に一対の第2カム62がほぼ対称に位置しているので、これらの第2カム62間の作動ばらつきを最小限にすることが可能となる。したがって、これらの第2カム62で第2押圧片42を下降させるときに、この第2押圧片42を均等に押圧し、この第2押圧片42が傾いてしまう不都合を回避することができる。その結果、プロセッサ11およびメモリ12の評価を適正に実施することが可能となる。
[発明の実施の形態2]
図12には、本発明の実施の形態2を示す。
この実施の形態2に係る「電気部品用ソケット」としてのICソケット10は、いわゆるシングルラッチ方式のものであって、図12に示すように、収容部14を有するソケット本体13を備えている。ソケット本体13の収容部14の上方には、上述した実施の形態1と同様な構成の第1押圧片44および第2押圧片42が設けられている。その他の構成については、上述した実施の形態1と同様である。
そして、このICソケット10を用いて、基部12cの上側に上部12dが形成された段付きのICパッケージ12を評価する場合には、図12に示すように、この段付きのICパッケージ12をソケット本体31の収容部14に収容した後、このICパッケージ12の基部12cの周縁部を第1押圧片44で押圧するとともに、このICパッケージ12の上部12dを第2押圧片42で押圧することにより、ICパッケージ12の反り上がりを抑えつつ、このICパッケージ12の評価を適正に実行することができる。
このとき、ICパッケージ12の基部12cの厚さT1または上部12dの厚さT2が変更された場合でも、その厚さ変更に応じて適宜ハンドル61を操作することにより、このICパッケージ12の厚さ変更に対応することができる。例えば、ICパッケージ12の基部12cの厚さT1が同じであるとして、図12(a)に示すように、ICパッケージ12の上部12dの厚さT2が厚い場合には、このICパッケージ12の基部12cおよび上部12dをそれぞれ第1押圧片44および第2押圧片42により所定の押圧力で押圧できるようにするとともに、図12(b)に示すように、ICパッケージ12の上部12dの厚さT2がこれより薄い場合には、このICパッケージ12の基部12cおよび上部12dをそれぞれ第1押圧片44および第2押圧片42により所定の押圧力で押圧できるようにする。これにより、押圧箇所が2箇所(基部12cおよび上部12d)ある段付きのICパッケージ12の厚さ変更にも対応することが可能となる。
[発明のその他の実施の形態]
なお、上記実施の形態1では、カバー40の第2ラッチ56が連結用モジュール30の第2被係合片28に係合するという手法により、連結用モジュール30がベースモジュール20を伴うことなく単独でカバー40に取り付けられるように構成されたICソケット10について説明した。しかし、これとは別の手法により、ベースモジュール20を伴わなくても連結用モジュール30を単独でカバー40に取り付けられるように構成することも考えられる。
また、上記実施の形態1では、ヒートシンク43が第2押圧片42に一体に設けられたICソケット10について説明したが、ヒートシンク43は、必ずしも第2押圧片42に一体に設ける必要はない。
また、上記実施の形態1では、ICソケット10のベースモジュール20および連結用モジュール30に収容する電気部品として、それぞれプロセッサ11およびメモリ12を用いる場合について説明したが、これに限らず、例えば、ベースモジュール20と連結用モジュール30のいずれにもプロセッサを収容し、これら2個のプロセッサを同時に評価することも勿論できる。
また、上記実施の形態1では、ハンドル61、付勢手段(図示せず)および第2カム62を備えた相対移動機構60について説明した。しかし、相対移動機構60は、これに限らず、第1押圧片44および第2押圧片42を上下方向に相対的に移動させる機能を有する限り、他の構造のもの(例えば、水平方向に移動自在なハンドル61に代えて、回動自在な操作レバー(図示せず)を備えたもの等)でも構わない。
また、上記実施の形態1では、第2カム62が2つの押下部(第1押下部62a、第2押下部62b)を有することにより、2種類の電気部品(プロセッサ11およびメモリ12)の厚さの総和が2段階で異なる場合に、これらの電気部品を適正に評価できるICソケット10について説明した。しかし、この第2カム62の押下部の数を3つ以上に増やすことにより、2種類の電気部品の厚さの総和が3段階以上で異なる場合でも、これらの電気部品を適正に評価できるようにすることも可能である。
さらに、上記実施の形態1、2では、「電気部品用ソケット」としてのICソケット10にこの発明を適用したが、これに限らず、他の装置にも適用できることは勿論である。
10……ICソケット(電気部品用ソケット)
11……プロセッサ(電気部品)
12……メモリ(電気部品)
13……ソケット本体
14……収容部
20……ベースモジュール
21……モジュール本体(ソケット本体)
23……収容部
30……連結用モジュール
31……モジュール本体(ソケット本体)
33……収容部
37……押圧部材
40……カバー
42……第2押圧片
44……第1押圧片
45……ベール
46……第1シャフト
47……第1カム
47a……第1押下部
47b……第2押下部
60……相対移動機構
61……ハンドル
62……第2カム
63……長孔
64……第2シャフト

Claims (4)

  1. 電気部品が着脱自在に収容される収容部を有するソケット本体と、
    前記ソケット本体の前記収容部に収容された前記電気部品を押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材を押し下げる押下部が形成されている第1カムとを有する電気部品用ソケットであって、
    前記押圧部材は、前記第1カムによって押し下げられる第1押圧片と、この第1押圧片に対して上下動自在に設けられて、前記ソケット本体の前記収容部に収容された前記電気部品に接触して当該電気部品を押圧する第2押圧片とを備えており、
    前記第1押圧片および前記第2押圧片を上下方向に相対的に移動させる相対移動機構が設けられていることを特徴とする電気部品用ソケット。
  2. 前記第1カムは、略コ字形のベールの両方の先端部に1個ずつ計一対になって取り付けられて、このベールを回転させることにより、第1シャフトを中心として回転して前記各押下部が前記押圧部材に接触して当該押圧部材を押し下げうるように構成されており、
    前記相対移動機構は、前記第1シャフトに沿って移動自在に取り付けられているハンドルと、前記第1押圧片および前記第2押圧片を互いに近づける方向に付勢する付勢手段と、前記ハンドルの移動に伴って回転して前記押圧部材の前記第2押圧片を前記付勢手段の付勢力に抗して下降させる第2カムとを備えていることを特徴とする請求項1に記載の電気部品用ソケット。
  3. 前記ハンドルには上下方向に延びる長孔が形成されており、この長孔に第2シャフトが遊挿されており、この第2シャフトに前記第2カムが連結されており、
    前記ハンドルの移動に伴って前記第2シャフトが前記長孔に沿って上下動しつつ水平方向に移動することにより、当該ハンドルの移動動作が前記第2カムの回転動作に変換されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電気部品用ソケット。
  4. 前記第2カムは、前記第2シャフトの両方の先端部に1個ずつ計一対になって取り付けられて、前記ハンドルを挟んでほぼ対称の位置に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の電気部品用ソケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20220147209A (ko) * 2021-04-27 2022-11-03 리노공업주식회사 검사장치

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