JP2018026227A - ワイヤーハーネス - Google Patents

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泰行 山本
芳正 水野
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Abstract

【課題】本発明は、シート状部材を用いて2つの配線部材を離して配設する際、シート状部材の厚みより大きく離すことができる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】ワイヤーハーネス10は、第1配線部材12と、前記第1配線部材12と並行する第2配線部材14と、外装部材20と、を備える。外装部材20は、シート状部材21を材料として形成され、前記シート状部材21の一端部が前記第1配線部材12を覆い、前記シート状部材21の他端部が前記第2配線部材14を覆い、前記シート状部材21の中間部26が前記第1配線部材12と前記第2配線部材14との間で両者が並ぶ方向に延在する。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数の電線を離して配設する技術に関する。
特許文献1に記載のワイヤーハーネスは、低電圧系回路の複数の電線と高電圧系回路の複数の電線とを分けると共に、これら低電圧系回路の複数の電線と高電圧系回路の複数の電線との全外周を別々に包み込むよう折り曲げた絶縁シートによって外装を施すことによって、高電圧系回路の電線から発生する電磁ノイズによる低電圧系回路への悪影響を防止することができるとしている。
特開2004−355839号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、低電圧系回路の複数の電線と高電圧系回路の複数の電線とを、絶縁シートの厚み分より大きく離すことが難しい。
そこで、本発明は、シート状部材を用いて2つの配線部材を離して配設する際、シート状部材の厚みより大きく離すことができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るワイヤーハーネスは、第1配線部材と、前記第1配線部材と並行する第2配線部材と、シート状部材を材料として形成され、前記シート状部材の一端部が前記第1配線部材を覆い、前記シート状部材の他端部が前記第2配線部材を覆い、前記シート状部材の中間部が前記第1配線部材と前記第2配線部材との間で両者が並ぶ方向に延在して前記第1配線部材と前記第2配線部材とを隔てる外装部材と、を備える。
第2の態様に係るワイヤーハーネスは、第1の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記一端部及び前記他端部と前記中間部とが溶着されている。
第3の態様に係るワイヤーハーネスは、第1又は第2の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記一端部の先端と前記他端部の先端と前記中間部とが重ねられている。
第4の態様に係るワイヤーハーネスは、第1から第3のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記中間部上に配設され、前記第1配線部材及び前記第2配線部材と並行する第3配線部材をさらに備える。
第5の態様に係るワイヤーハーネスは、第4の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記外装部材及び前記第3配線部材の周囲を覆う被覆部材をさらに備える。
第1から第5の態様によると、中間部が第1配線部材と第2配線部材との間で両者が並ぶ方向に延在して第1配線部材と第2配線部材とを隔てるように形成されているため、第1配線部材と第2配線部材とを中間部の延在方向に沿った長さ寸法分離すことができる。従って、シート状部材を用いて2つの配線部材を離して配設する際、シート状部材の厚みより大きく離すことができる。
特に、第2の態様によると、一端部及び他端部と中間部とが溶着されているため、一端部及び他端部がそれぞれ第1配線部材及び第2配線部材を覆う状態を維持する機構を容易に付与することができる。
特に、第3の態様によると、一端部の先端と他端部の先端と中間部とが重ねられているため、第1配線部材と第2配線部材とを離す中間部の剛性を高めることができる。
特に、第4の態様によると、第3配線部材を容易に追加することができる。
特に、第5の態様によると、第1配線部材、第2配線部材及び第3配線部材の位置関係を維持しやすくなる。
実施形態に係るワイヤーハーネスを示す正面図である。 実施形態に係るワイヤーハーネスの製造方法を示す説明図である。 実施形態に係るワイヤーハーネスの製造方法を示す説明図である。 変形例に係るワイヤーハーネスを示す正面図である。
{実施形態}
以下、実施形態に係るワイヤーハーネスについて説明する。図1は、実施形態に係るワイヤーハーネス10を示す正面図である。
ワイヤーハーネス10は、第1配線部材12と、第1配線部材12と並行する第2配線部材14と、外装部材20と、を備える。ワイヤーハーネス10において、第1配線部材12と第2配線部材14とは離して配設されている。これにより、第1配線部材12と第2配線部材14との間のノイズの影響を低減可能となっている。
各配線部材12、14は少なくとも1本の電線11を含む。ここでは、第1配線部材12は、複数の電線11の束で構成されているものとして説明する。またここでは、第2配線部材14は、2本の電線11が撚り合わされた、いわゆるツイスト電線15を含み、当該ツイスト電線15の周囲にシース16が設けられた構成であるものとして説明する。そして、本ワイヤーハーネス10が車両に組込まれた状態で、各配線部材12、14は、電線11の端部に設けられたコネクタ等を介して車両に搭載された各種電気部品に接続される。これにより、ワイヤーハーネス10は、車両に搭載された各種電気部品を電気的に接続する役割を果す。ワイヤーハーネス10に含まれる電線11は、車両における敷設経路に応じた形態で結束される。
ここでは、第1配線部材12がノイズ源となりやすい部材であり、第2配線部材14が第1配線部材12からのノイズの影響を受けやすい部材であるものとして説明する。このような配線部材12、14の組み合わせとしては、例えば、第1配線部材12が電源線であり、第2配線部材14が信号線であるものが挙げられる。ここでは、第1配線部材12が電源線であり、第2配線部材14が、車内LAN通信用のケーブルであり、特にここでは、第2配線部材14がイーサネット(登録商標)規格に準拠する高速通信用のケーブルであるものとして説明する。第1配線部材12と第2配線部材14とは、当該ノイズの影響を低減させるために離して配設されている。
ここで、配線部材12、14においてノイズの影響を低減させる方法として、配線部材12、14を構成する電線11として絶縁電線の周囲にシールド層と外皮とが形成されたシールド電線を用いること、及びノイズ源から遠ざけることなどが挙げられる。しかしながら、配線部材を構成する電線11としてシールド電線を用いると、ワイヤーハーネス10のコストが上昇する恐れがあると共にシールド層を接地する必要が生じる。そこでここでは、配線部材12、14を構成する電線11としてシールド電線でない電線を採用する代わりに各配線部材12、14同士を離して配線することで、コスト上昇を抑えつつ各配線部材12、14間のノイズの影響を低減させるものである。もちろん、配線部材12、14を構成する電線11としてシールド電線が採用されてもよい。
外装部材20は、第1配線部材12と第2配線部材14との周囲を覆っている。また、外装部材20は、第1配線部材12と第2配線部材14とを離す役割を担っている。ここでは、外装部材20は、曲げ変形可能なシート状部材21(図3参照)を材料として形成されている。かかるシート状部材21としては、例えば、PP(ポリプロピレン)シート、PVC(ポリ塩化ビニル)シート又はPET(ポリエチレンテレフタレート)シート等の樹脂製の内部が一様に埋まっている中実シート材、プラスチックダンボール等の中空板材、発泡シート又は不織布等を用いることができる。かかるシート状部材21としては、後述する中間部26が第1配線部材12と第2配線部材14とを離した状態を保てる程度の剛性を有していることが考えられる。もっとも、シート状部材21の剛性は上記したものより低くてもよい。この場合、中間部26の剛性が部分的に高められていることが好ましい。例えば、不織布を材料として外装部材20を形成する場合、中間部26を構成する部分を加熱プレスすることによって、当該部分が他の部分よりも剛性が高められる。具体的には、外装部材20は、第1端部22と、第2端部24と、中間部26とを含む。
第1端部22は、シート状部材21の一端部である。第1端部22は、第1配線部材12を覆っている。ここでは、第1端部22は第1配線部材12に巻付けられている。第1端部22の先端23は、中間部26に重ねられて、中間部26に溶着されている。
第2端部24は、シート状部材21の他端部であり、第1端部22とは反対側の端部である。第2端部24は、第2配線部材14を覆っている。ここでは、第2端部24は第2配線部材14に巻付けられている。第2端部24の先端25は、中間部26に重ねられて、中間部26に溶着されている。
中間部26は、第1端部22と第2端部24との間の部分である。中間部26は、第1配線部材12と第2配線部材14との間で両者が並ぶ方向に延在して第1配線部材12と第2配線部材14とを隔てている。中間部26は、曲がって延在していてもよいし、直線状に延在していてもよい。ここでは中間部26は、第1配線部材12及び第2配線部材14の底を結ぶ線に沿って直線状に延在する。別の見方をすると、1つの平面に沿って広がる中間部26から当該平面に沿って延在する面上に第1配線部材12及び第2配線部材14が配設されている。延在方向に沿った中間部26の寸法は、第1配線部材12と第2配線部材14とを離したい距離、すなわち第2配線部材14によって伝送される信号が第1配線部材12から受けるノイズの影響が十分に小さくなる距離に応じて適宜設定される。
ここでは、第1端部22の先端23と第2端部24の先端25と中間部26とが一箇所で重ねられている。そして、ここでは、当該重ねられた部分が溶着されている。溶着方法は、特に限定されるものではなく、例えば熱溶着であってもよいし、超音波溶着であってもよい。
図1に示す例では、第1端部22の先端23と第2端部24の先端25と中間部26とが、第1端部22が真ん中に位置するように重なっている。もっとも、第1端部22の先端23と第2端部24の先端25と中間部26との重なり方は、上記したものに限られない。第2端部24が真ん中に位置してもよいし、中間部26が真ん中に位置してもよい。中間部26が真ん中に位置する場合、第1端部22と第2端部24とはそれぞれ中間部26の反対側の主面に重ねられる。
なお、外装部材20は、シールド材を兼ねていてもよい。例えば、外装部材20を形成するシート状部材21がPPシート等の基材と、当該基材の一方面に設けられた金属箔等のシールド層とを含むことが考えられる。この場合、第1端部22と中間部26とが接合されると共に、第2端部24と中間部26とが接合されていることが好ましい。これにより、第1配線部材12を収容する空間と第2配線部材14を収容する空間とが配線部材12、14の延在方向直交する方向に沿って相互に独立した空間となるため、シールド効果が高くなる。
また、外装部材20の周囲には固定、さらには保護等を目的として粘着テープが巻付けられていてもよい。
<製造方法>
次に、図2及び図3を参照しつつ、上記ワイヤーハーネス10の製造方法について説明する。図2及び図3は、実施形態に係るワイヤーハーネス10の製造方法を示す説明図である。
まず、図2に示すように、第1配線部材12と第2配線部材14とをシート状部材21の一方面に沿って並行させて配設する。例えば、第1配線部材12は、外装部材20が取付けられる部分の外側がそれぞれU字状に形成された治具で保持される。同様に第2配線部材14は、第1配線部材12と相互に間隔をあけて並行する態様で、外装部材20が取付けられる部分の外側がそれぞれU字状に形成された治具で保持される。シート状部材21は、これらの治具の間にそれぞれ位置する配線部材12、14の下方で載置部80に載置されている。このとき図2に示す例では、配線部材12、14は、シート状部材21の上面に密着しているが、密着していなくてもよい。
載置部80にはスリット86が設けられている。当該スリット86は第1配線部材12と第2配線部材14との間に位置し、配線部材12、14の延在方向に沿って延びる。当該スリット86は、溶着機構90によってシート状部材を溶着する際に用いられる。ここでは、載置部80はシート状部材21のうち第1配線部材12の下方に位置する部分が載置される第1載置面82を有する第1載置部81と、シート状部材21のうち第2配線部材14の下方に位置する部分が載置される第2載置面84を有する第2載置部83とで構成されている。第1載置面82と第2載置面84とが載置面82、84の広がる方向であって、配線部材12、14の延在方向と直交する方向に間隔をあけていることで、第1載置面82と第2載置面84との間に上記スリット86が形成されている。
次に、図3に示すように、シート状部材21の第1端部22を第1配線部材12に巻付ける。また、シート状部材21の第2端部24を第2配線部材14に巻付ける。このとき、第1端部22の先端23を中間部26に重ねると共に、第2端部24の先端23を中間部26に重ねる。上述したようにここでは、第1端部22が真ん中に位置するように重ねているが、必ずしもこの必要はない。第2端部24が真ん中に位置してもよいし、中間部26が真ん中に位置してもよい。中間部26が真ん中に位置する場合、第1端部22と第2端部24とはそれぞれ中間部26の反対側の主面に重ねられる。
第1端部22の先端23と第2端部24の先端25と中間部26とが重なったら、図3に示すように、溶着機構90で、当該重なり部分を溶着する。図3に示す例では、溶着機構90は、上型92と下型94とで重なり部を挟み込んで溶着する。上型92は、第1配線部材12と第2配線部材14との間に通されて第2端部24の先端25の上面を押える。下型94は上記スリット86に通されて中間部26の下面を押える。このとき、上型92及び下型94のうち第1端部22の先端23側を押える部材(図3に示す例では上型92)は、押え込みが完了するまでの間に第1端部22の先端23を巻き込んで第1配線部材12に巻付けられた第1端部22を絞ることが可能であるとよい。これにより、第1端部22の巻付が強固になり、外装部材20と第1配線部材12とが位置ずれしにくくなる。第2配線部材14に巻付けられた第2端部24も同様に上型92又は下型94によって絞られた状態で溶着されるとよい。なお、絞り込みに関しては、溶着機構90とは別の治具で行ってもよい。
なお、ここでは、第1端部22の先端23と第2端部24の先端25と中間部26とを一度に溶着するものとして説明したが、このことは必須ではない。例えば、第1端部22の先端23と中間部26とを溶着した後、第1端部22の先端23と第2端部24の先端25と中間部26とを溶着するものであってもよい。
以上より、外装部材20の中間部26で第1配線部材12及び第2配線部材14を離しつつ、外装部材20が第1配線部材12及び第2配線部材14に外装される。
このように構成されたワイヤーハーネス10によると、中間部26が第1配線部材12と第2配線部材14との間で両者が並ぶ方向に延在して第1配線部材12と第2配線部材14とを隔てるように形成されているため、第1配線部材12と第2配線部材14とを中間部26の延在方向に沿った長さ寸法分離すことができる。従って、シート状部材21を用いて複数の配線部材を離して配設する際、シート状部材21の厚みより大きく離すことができる。
また、第1端部22及び第2端部24と中間部26とが溶着されているため、第1端部22及び第2端部24がそれぞれ第1配線部材12及び第2配線部材14を覆う状態を維持する機構を容易に付与することができる。
また、第3の態様によると、第1端部22の先端23と第2端部の先端25と中間部26とが重ねられているため、第1配線部材12と第2配線部材14とを離す中間部26の剛性を高めることができる。
{変形例}
実施形態に係るワイヤーハーネス10において、第3配線部材18を配設することも考えられる。図4には、中間部26に第3配線部材18を配設したワイヤーハーネス10Aが示されている。
具体的には、ワイヤーハーネス10Aは、第3配線部材18をさらに備える。また、ワイヤーハーネス10Aは、被覆部材30をさらに備える。
第3配線部材18は、中間部26上に配設され、第1配線部材12及び第2配線部材14と並行する。かかる第3配線部材18としては、第1配線部材12よりも第2配線部材14に与えるノイズの影響が小さいものであって、第2配線部材14よりも第1配線部材12から受けるノイズの影響が小さいものが好ましい。このような、第1配線部材12、第2配線部材14、第3配線部材18の組み合わせとしては、例えば、第1配線部材12が高電圧系の電源線であり、第2配線部材14が信号線であり、第3配線部材18が低電圧系の電源線である組み合わせが考えられる。また、例えば、第1配線部材12が電源線であり、第2配線部材14が高速通信用の信号線などのノイズの影響を受けやすい信号線であり、第3配線部材18がセンサ用の信号線又は低速通信用の信号線などのノイズの影響を受けにくい信号線である組み合わせが考えられる。
被覆部材30は、外装部材20及び第3配線部材18の周囲を覆う。かかる被覆部材30としては、ここでは、粘着テープであるものとして説明する。もっとも被覆部材30は、コルゲートチューブ又は硬質チューブ等の筒状部材等であってもよいし、シート状部材21を巻き付けたものであってもよい。
このようなワイヤーハーネス10Aによると、第3配線部材18を容易に追加することができる。
また、外装部材20及び第3配線部材18の周囲を覆う被覆部材30をさらに備えるため、第1配線部材12、第2配線部材14及び第3配線部材18の位置関係を維持しやすくなる。
また、実施形態において、第1端部22、第2端部24及び中間部26が溶着されているものとして説明したが、このことは必須ではない。第1端部22、第2端部24及び中間部26が両面粘着テープ、接着剤、又は凹部と凸部とによる係合等、溶着以外の方法で接合されていてもよい。また、第1端部22、第2端部24及び中間部26が接合されなくてもよい。この場合、被覆部材30等の外装部材20に外装される部材で、外装部材20の巻付け形態を維持することが考えられる。
また、実施形態において、第1端部22、第2端部24及び中間部26が一箇所で重なっているものとして説明したが、このことは必須ではない。第1端部22及び中間部26の重なり部分と、第2端部24及び中間部26の重なり部分とが中間部26の延在方向に沿って離れていてもよい。この場合、第1端部22及び第2端部24は、中間部26の同じ主面に重なっていてもよいし、相互に反対側の主面に重なっていてもよい。また、各端部22、24と中間部26とは重なっていなくてもよい。この場合、各端部22、24の先端23、25は各端部22、24が覆う各配線部材12、14に固定されることが考えられる。
また、実施形態において、中間部26は、第1配線部材12及び第2配線部材14の底を結ぶ線上に沿って延在するものとして説明したが、このことは必須ではない。例えば、中間部26は、第1配線部材12及び第2配線部材14の各中心軸を結ぶ線に沿って延在するものであってもよい。このような外装部材を備えるワイヤーハーネスは、例えば、上記載置部80の各載置面82、84に第1配線部材12及び第2配線部材14の半周面に応じた横断面半円状の溝を形成するなどすることで製造可能である。
また、実施形態において外装部材20の各端部22、24が各配線部材12、14に巻付けられるものとして説明したが、このことは必須ではない。外装部材20の剛性が高い場合、外装部材20の各端部22、24は、屈曲しつつ各配線部材12、14を覆うことが考えられる。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 ワイヤーハーネス
12 第1配線部材
14 第2配線部材
15 ツイスト電線
16 シース
18 第3配線部材
20 外装部材
21 シート状部材
22 第1端部
23 先端
24 第2端部
25 先端
26 中間部
30 被覆部材

Claims (5)

  1. 第1配線部材と、
    前記第1配線部材と並行する第2配線部材と、
    シート状部材を材料として形成され、前記シート状部材の一端部が前記第1配線部材を覆い、前記シート状部材の他端部が前記第2配線部材を覆い、前記シート状部材の中間部が前記第1配線部材と前記第2配線部材との間で両者が並ぶ方向に延在して前記第1配線部材と前記第2配線部材とを隔てる外装部材と、
    を備える、ワイヤーハーネス。
  2. 請求項1に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記一端部及び前記他端部と前記中間部とが溶着されている、ワイヤーハーネス。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記一端部の先端と前記他端部の先端と前記中間部とが重ねられている、ワイヤーハーネス。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記中間部上に配設され、前記第1配線部材及び前記第2配線部材と並行する第3配線部材をさらに備える、ワイヤーハーネス。
  5. 請求項4に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記外装部材及び前記第3配線部材の周囲を覆う被覆部材をさらに備える、ワイヤーハーネス。
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