JP2018025869A - 運転支援装置 - Google Patents

運転支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018025869A
JP2018025869A JP2016155650A JP2016155650A JP2018025869A JP 2018025869 A JP2018025869 A JP 2018025869A JP 2016155650 A JP2016155650 A JP 2016155650A JP 2016155650 A JP2016155650 A JP 2016155650A JP 2018025869 A JP2018025869 A JP 2018025869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driver
state
driving
unit
action
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016155650A
Other languages
English (en)
Inventor
雅生 櫻川
Masao Sakuragawa
雅生 櫻川
田口 清貴
Seiki Taguchi
清貴 田口
浩之 三村
Hiroyuki Mimura
浩之 三村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2016155650A priority Critical patent/JP2018025869A/ja
Priority to PCT/JP2017/023740 priority patent/WO2018030018A1/ja
Publication of JP2018025869A publication Critical patent/JP2018025869A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K28/00Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions
    • B60K28/02Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions responsive to conditions relating to the driver
    • B60K28/06Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions responsive to conditions relating to the driver responsive to incapacity of driver
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems

Abstract

【課題】ドライバの状態をきめ細かく推定し、推定した状態に応じてきめ細かく対応する。【解決手段】本実施形態の運転支援装置(1)は、ドライバの状態を、眠気−過覚醒の状態評価軸と快−不快の状態評価軸との2つの軸に関して推定する推定部(3)と、ドライバの五感に働きかける五感作用部(12)と、ドライバの状態の2つの軸に関する推定結果に基づいて前記五感作用部(12)を駆動制御する制御部(4)とを備えたものである。【選択図】図2

Description

本発明は、ドライバの状態を運転に適した状態にするための支援を行なう運転支援装置に関する。
車両の運転に適したドライバの状態は、平静状態である。ドライバの状態を推定し、平静状態でない場合、ドライバの状態を平静状態にするためのサービスを実行したり、ドライバに休息を促したりする装置が考えられている。例えば特許文献1、2に記載された装置では、車両の長時間連続運転または長距離連続運転を検出したら、車両をサービスエリア等の休息可能地点まで経路誘導したり、ドライバに対して表示や音声等で休憩を促す報知を実行したりしている。これにより、ドライバはサービスエリア等で休憩をとることにより、眠気や疲れなどがなくなり、運転適性状態となることから、引き続き運転を続けることができる。
特開平10−26536号公報 特開2011−52979号公報
上記従来構成の装置においては、ドライバの運転不適性の状態のうち、眠気や疲れがでた状態(即ち、限定的な状態)にドライバがなったときだけ、対応することにより、眠気や疲れを解消するようにしている。しかし、運転に不適性の状態としては、眠気や疲れがでた状態以外に、種々様々な状態があり、これら種々様々の運転不適性状態(例えば緊張や焦りなどが発生した状態)に対応することが求められている。また、ドライバが運転不適性状態であると推定できたとしても、その運転不適性状態の程度は、軽いものから重いものまで、いろいろな状態(例えば、浅い眠気や深い眠気、軽い緊張や極度の緊張など)があり、その状態に応じてきめ細かく対応することも要請されている。
本発明の目的は、ドライバの状態をきめ細かく推定し、推定した状態に応じてきめ細かく対応することができる運転支援装置を提供することにある。
請求項1の発明は、車両に搭載され、ドライバに対する支援を行なう運転支援装置(1)であって、ドライバの状態を、眠気−過覚醒の状態評価軸と快−不快の状態評価軸との2つの軸に関して推定する推定部(3)と、ドライバの五感に働きかける五感作用部(12)と、ドライバの状態の2つの軸に関する推定結果に基づいて前記五感作用部(12)を駆動制御する制御部(4)とを備えたものである。
第1実施形態を示す運転支援装置の機能ブロック図 ドライバの状態を2軸で推定するモデルを説明する図 ラッセルの感情円環モデルを説明する図 人を制御する触覚要素マップを説明する図 人を制御する視覚要素マップを説明する図 人を制御する嗅覚要素マップを説明する図 人を制御する味覚要素マップを説明する図 人を制御する聴覚要素マップを説明する図(その1) 人を制御する聴覚要素マップを説明する図(その2) ドライバ状態推定しHMI制御を実行する制御のフローチャート 第2実施形態を示すもので、ドライバ状態推定しHMI制御を実行する制御のフローチャート
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について、図1ないし図10を参照して説明する。本実施形態の運転支援装置1は、車両(例えば自動車)に搭載されるものであり、図1に示すように、マイクロコンピュータを主体として構成された制御部2を備えている。この制御部2は、ドライバの状態を推定するドライバ状態推定部3と、ドライバの状態を運転適性状態にするためにドライバに対して種々の支援(即ち、アクチュエーション)を実行するHMI(Human Machine Interface)制御部4とを含んで構成されている。
制御部2には、カメラ画像情報取得部5と、車両情報取得部6と、生体情報取得部7とが接続され、それらからの信号が入力される。また、制御部2には、車両に搭載された各種の車載機器8が接続され、それら車載機器8からの信号等が入力される。また、制御部2には、手操作入力装置9が接続され、手操作入力装置9からの手操作信号が入力される。また、制御部2には、外部との無線通信を行う通信装置10が接続され、制御部2は通信装置10を介して外部サーバ11と通信可能な構成となっている。
カメラ画像情報取得部5は、ドライバの顔などを撮影する運転席カメラを含んでおり、運転席カメラで撮影したドライバの顔の画像を画像認識処理することにより、ドライバの顔向き、視線、まばたき等を検出する機能を有し、これら検出結果の情報を制御部2へ送信するように構成されている。
車両情報取得部6は、ステアリングセンサ、アクセルセンサ、ブレーキセンサ、クラッチセンサ、車速センサ、自車位置検出装置、車間距離検出装置、車両の前方を撮影する車載カメラやレーザレーダなどを含んでおり、これら車載センサや車載検出装置等による検出結果の情報を制御部2へ送信するように構成されている。
生体情報取得部7は、体温センサ、心拍センサ、発汗センサ、脳波センサなどの各種の生体センサを含んでおり、これら生体センサによる検出結果の情報(即ち、ドライバの各種の生体情報、例えば体温情報、心拍数情報、発汗情報、脳波情報等)が制御部2へ送信されるように構成されている。
各種の車載機器8は、カーナビ、カーオーディオ、エアコン、パワーウインドウ、ライト、ワイパー等を含んでおり、これら車載機器8からの信号等が制御部2へ送信されるように構成されている。
手操作入力装置9は、ディスプレイの画面に設けられたタッチパネルやディスプレイの周囲に設けられた各種のスイッチやリモコン等を含んでおり、ドライバが手操作入力装置9を操作すると、手操作入力装置9から手操作信号が制御部2へ送信されるように構成されている。
また、制御部2には、ドライバの状態を運転適性状態にするためにドライバの五感に働きかける五感作用部12が接続されている。この五感作用部12は、触覚作用部13と、視覚作用部14と、嗅覚作用部15と、味覚作用部16と、聴覚作用部17とを備えている。
触覚作用部13は、カーエアコンや、ドライバの座席に振動を付加する振動装置等を含んでおり、ドライバの身体に冷風や温風を吹き付けたり、ドライバの座席に振動を付加したりすることにより、ドライバの触覚に作用する。視覚作用部14は、ヘッドアップディスプレイ(HUD)や、インストルメントパネルの中央部に配置されたセンターインフォメーションディスプレイ(CID)や、各種インジケータや、各種ディスプレイ(表示機)等を含んでおり、ドライバに提供すべき情報や警告等をそれら表示機等によって適宜表示することにより、ドライバの視覚に作用する。
嗅覚作用部15は、車室内にアロマ(芳香)や刺激臭等を拡散する装置を含んでおり、アロマや刺激臭等を車内に拡散することにより、ドライバの嗅覚に作用する。味覚作用部16は、HUDやCIDや各種表示機や音声出力装置等を含んでおり、ドライバにガムや飲料や食物等を薦める表示や音声出力を行なうことにより、ドライバの味覚に作用する。聴覚作用部17は、車載オーディオ装置や音声出力装置やブザーやスピーカ等を含んでおり、ドライバに提供すべき楽曲や音声情報や警告音等をスピーカから適宜出力することにより、ドライバの聴覚に作用する。
制御部2は、主としてそのソフトウエア的構成により、上記した種々の情報取得部5、6、7等からの情報等に基づいてドライバの状態を推定すると共に、推定したドライバの状態が運転適性状態でないときには、五感作用部12を駆動制御する運転支援を実行することにより、ドライバの状態を運転適性状態に変えるように働きかける処理が実行される。この場合、ドライバの状態の推定処理は、ドライバ状態推定部3によって実行され、ドライバの状態を運転適性状態に変える働きかけの処理は、HMI制御部4によって実行される。
ドライバ状態推定部3は、図2に示すように、ドライバの状態を推定する状態評価軸として、ドライバの眠気−過覚醒という状態評価軸Aと、ドライバの快−不快という状態評価軸Bとを備える、即ち、2つの軸A、Bを採用するように構成した。この場合、状態評価軸Aにおいては、平静状態を原点(即ち、2つの軸A、Bの交点)として、眠気が深くなる方向に例えば5段階で評価し、過覚醒が深くなる方向に例えば5段階で評価する構成となっている。そして、状態評価軸Bにおいては、平静状態を原点として、快が深くなる方向に例えば5段階で評価し、不快が深くなる方向に例えば5段階で評価する構成となっている。
ドライバ状態推定部3は、カメラ画像情報取得部5、車両情報取得部6及び生体情報取得部7からの種々の情報を受信し、受信した種々の情報に基づいて、状態評価軸A上のどこの位置P1にいるかを推定すると共に、状態評価軸B上のどこの位置P2にいるかを推定する。この場合、状態評価軸Aについて、即ち、眠気−過覚醒の推定は、周知の技術(例えば特許公報等の技術)を適宜用いて行うことにより、比較的正確に位置P1を推定することが可能である。尚、本実施形態では、推定結果である上記位置P1をディスプレイ等に表示して、ドライバに確認させると共に、ドライバに手操作入力(即ち、手操作入力装置9を操作)させることにより上記位置P1を変更可能なように構成することが好ましい。
また、状態評価軸Bについて、即ち、快、不快の推定についても、周知の技術(例えば特許公報等の技術)を適宜用いて行うことにより、比較的正確に位置P2を推定することが可能である。例えば、多数の被験者について、実際に車両を運転してもらい、快、不快を例えば5段階+5段階=10段階のレベルで申告してもらうと共に、そのときの、各情報取得部5、6、7からの種々の情報を申告レベルと対応させることにより、快、不快を10段階で判定するための閾値データ群を作成しておく。そして、運転中のドライバの各情報取得部5、6、7からの種々の情報を、上記閾値データ群と比較して、快、不快を10段階で推定するように構成しても良い。尚、本実施形態では、推定結果である上記位置P2をディスプレイ等に表示して、ドライバに確認させると共に、ドライバに手操作入力(即ち、手操作入力装置9)で上記位置P2を変更可能なように構成することが好ましい。
図3は、ラッセルの感情円環モデルと呼ばれるものであり、状態評価軸A、B上の位置P1、P2がわかると、図3に基づいて、そのときのドライバの感情がわかる。ここで、図2及び図3において、破線で囲む領域18が、ドライバの運転適性状態に対応する領域である。そこで、本実施形態では、HMI制御部4は、五感作用部12を駆動制御することにより、ドライバの五感に働きかけ、ドライバの状態、即ち、推定した位置(P1、P2)が図2(または図3)中の上記領域18内に入るように制御する。
この場合、HMI制御部4は、ドライバの状態を2つの状態評価軸A、Bで示す図2に対応する人を制御する要素マップを、ドライバの五感、即ち、触覚、視覚、臭覚、味覚、聴覚毎に予め作成して制御部2内のメモリに記憶しておく。そして、HMI制御部4は、各要素マップと上記推定した位置(P1、P2)とに基づいて、触覚作用部13、視覚作用部14、臭覚作用部15、味覚作用部16、聴覚作用部17をそれぞれ駆動制御するように構成されている。
まず、触覚要素マップ19について、図4を参照して説明する。触覚要素マップ19において、図4に示すように、眠気有り且つ不快の領域19a内については、触覚作用部13を駆動して例えばドライバの首元に冷風を吹き付ける処理を実行する。この場合、眠気の程度が大きくなるほど、吹き付ける冷風の強さを強くするように、または、不快の程度が大きくなるほど、吹き付ける冷風の強さを強くするように制御することが好ましい。また、過覚醒有り且つ不快の領域19b内については、触覚作用部13を駆動して車室内に例えばゆらぎ風を発生させる処理を実行する。尚、上記領域19a、19b以外の領域19c内については、触覚に働きかける処理はなにも実行しない。
次に、視覚要素マップ20について、図5を参照して説明する。視覚要素マップ20において、図5に示すように、眠気有りの領域20a内については、視覚作用部14を駆動して例えば赤色をHUDや表示機等に表示する処理を実行する。尚、赤色は、人間を興奮させる作用を有すると考えられる。この場合、眠気の程度が大きくなるほど、赤色の濃度や輝度等を大きくするように制御することが好ましい。
また、過覚醒有りの領域20b内については、視覚作用部14を駆動して例えば青色をHUDや表示機等に表示する処理を実行する。尚、青色は、人間を鎮静化させる作用を有すると考えられる。この場合、過覚醒の程度が大きくなるほど、青色の濃度や輝度等を大きくするように制御することが好ましい。
また、過覚醒有り且つ不快の領域20c内については、視覚作用部14を駆動して例えば緑色をHUDや表示機等に表示する処理を実行する。尚、緑色は、人間を鎮静化させると共に気持ちを楽にする作用を有すると考えられる。この場合、過覚醒の程度が大きくなるほど、緑色の濃度や輝度等を大きくするように制御することが好ましい。
また、眠気有り且つ不快の領域20d内については、視覚作用部14を駆動して例えば黄色をHUDや表示機等に表示する処理を実行する。尚、黄色は、人間を興奮させると共に気持ちを楽にする作用を有すると考えられる。この場合、眠気の程度が大きくなるほど、黄色の濃度や輝度等を大きくするように制御することが好ましい。尚、上記領域20a、20b、20c、20d以外の領域20e内については、視覚に働きかける処理は何も実行しない。
次いで、嗅覚要素マップ21について、図6を参照して説明する。嗅覚要素マップ21において、図6に示すように、眠気有り且つ不快の領域21a内については、嗅覚作用部15を駆動して例えば刺激臭(例えばわさび臭)を車室内に拡散させる処理を実行する。この場合、眠気の程度が大きくなるほど、刺激臭の拡散量や濃度等を大きくするように、または、不快の程度が大きくなるほど、刺激臭の拡散量や濃度等を大きくするように制御することが好ましい。また、過覚醒有り且つ不快の領域21b内については、嗅覚作用部15を駆動して例えばアロマを車室内に拡散させる処理を実行する。この場合、過覚醒の程度が大きくなるほど、アロマの拡散量や濃度等を大きくするように、または、不快の程度が大きくなるほど、アロマの拡散量や濃度等を大きくするように制御することが好ましい。尚、上記領域21a、21b以外の領域21c内については、嗅覚に働きかける処理はなにも実行しない。
また、味覚要素マップ22について、図7を参照して説明する。味覚要素マップ22において、図7に示すように、眠気有り且つ不快の領域22a内については、味覚作用部16を駆動して例えばガム(例えばミントガム)を食べるように薦めるメッセージをディスプレイに表示したり音声で出力したりする処理を実行する。ミントガム等の刺激性のガムを噛むと、人間を覚醒させる作用がはたらく。また、過覚醒有り且つ不快の領域22b内については、味覚作用部16を駆動して甘いチョコレートを食べるように薦めるメッセージをディスプレイに表示したり音声で出力したりする処理を実行する。甘いものを食べると、人間を落ち着かせる作用がはたらく。尚、上記領域22a、22b以外の領域22c内については、嗅覚に働きかける処理はなにも実行しない。
また、聴覚要素マップ23について、図8を参照して説明する。聴覚要素マップ23において、図8に示すように、眠気有りの領域23a内については、聴覚作用部17を駆動して例えば行進曲やロック音楽等を再生したり、面白い話を再生したりする処理を実行する。また、過覚醒有りの領域23b内については、聴覚作用部17を駆動して例えばヒーリング音楽等を再生したり、深呼吸を薦めるメッセージを音声で出力したり表示したりする処理を実行する。また、過覚醒有り且つ不快または眠気且つ不快の領域23c内については、聴覚作用部17を駆動して例えばモーツアルト音楽(即ち、クラシック音楽)等を再生する処理を実行する。
尚、上記した人を制御する要素マップ19、20、21、22、23は、一例であり、触覚、視覚、嗅覚、味覚及び聴覚について、それぞれ、各1つ以上の要素マップを作成して利用するように構成しても良い。
例えば、聴覚の他の要素マップとして、図9に示す要素マップ24を作成することが好ましい。この要素マップ24において、図9に示すように、眠気有り且つ不快の領域24a内については、聴覚作用部17を駆動して例えば曲調として短調の音楽であって周波数が低く且つテンポが早い音楽を、音量を大にして再生する処理を実行する。また、過覚醒有り且つ不快の領域24b内については、聴覚作用部17を駆動して例えば曲調として長調の音楽であって周波数が高く且つテンポが遅い音楽を、音量を小にして再生する処理を実行する。尚、上記領域24a、24b以外の領域24c内については、嗅覚に働きかける処理は何も実行しない。
次に、上記構成の動作について、図10のフローチャートを参照して説明する。尚、図10のフローチャートは、制御部2の制御の内容を示す。まず、図10のステップS10においては、制御部2は、カメラ画像情報取得部5、車両情報取得部6及び生体情報取得部7からカメラ画像情報、車両情報及び生体情報を取得する。
続いて、ステップS20へ進み、制御部2のドライバ状態推定部3は、上記取得した各種の情報に基づいてドライバの状態を推定する。この場合、ドライバ状態推定部3は、図2及び図3に示す2つの状態評価軸A、B上の位置P1、P2を推定し、ドライバの状態(即ち、感情)を推定する。この場合、2つの状態評価軸A、B上の推定した位置P1、P2について、必要に応じてドライバが手操作することにより修正させる(即ち、自己申告させる)ように構成することが好ましい。そして、推定結果、即ち、位置P1、P2の情報は、ドライバ状態推定部3からHMI制御部4へ送信しておく。
この後、ステップS30へ進み、制御部2のHMI制御部4は、ドライバの五感、即ち、触覚、視覚、臭覚、味覚、聴覚に働きかける要素を決定する。この場合、五感の中から選択したいずれか1つに働きかけるように制御しても良いし、五感の中から選択したいずれか2つ、3つまたは4つに働きかけるように制御しても良いし、五感すべてに働きかけるように制御しても良い。ここで、要素を選択するに際しては、ランダムに選択するように構成することが好ましい。そして、働きかける要素を決定したら、決定した要素に対応する要素マップ19〜24をメモリから読み出しておく。
次いで、ステップS40へ進み、HMI制御部4は、上記決定した要素に対応する要素マップと、2つの状態評価軸A、B上の推定した位置P1、P2とに基づいて、アクチュエーション方法(即ち、HMI制御方法)を決定する。この場合、例えば、要素が図4に示す触覚であったときに、推定した位置(P1、P2)が要素マップ19の領域19a内に入っていたときには、ドライバの首元に冷風を吹き付けるアクチュエーション方法を決定する。尚、冷風の風量等の大きさは、推定した位置(P1、P2)に基づいて決定する。他の要素についても、同様にしてアクチュエーション方法を決定するように構成されている。一方、ドライバの状態が平静であると推定された場合、即ち、推定した位置(P1、P2)が制御を実行しない領域(例えば図4の領域19c)に入っている場合には、HMI制御を実行しない設定とする。
そして、ステップS50へ進み、HMI制御部43は、HMI制御(即ち、支援)を実行する、具体的には、上記決定したアクチュエーション方法で、触覚作用部13、視覚作用部14、嗅覚作用部15、味覚作用部16または聴覚作用部17を駆動制御することにより、ドライバの五感、即ち、触覚、視覚、嗅覚、味覚、聴覚に働きかける。これにより、ドライバの状態が改善される。尚、上記ステップS40において、HMI制御を実行しない設定がなされているときには、ステップS50の処理を飛ばす(即ち、ステップS50の処理を実行しない)。
この後は、ステップS10へ戻り、カメラ画像情報、車両情報及び生体情報が取得され、ステップS20〜ステップS50の処理が繰り返し実行される。これにより、再び、ドライバの状態が推定され、必要に応じてドライバの五感、即ち、触覚、視覚、嗅覚、味覚、聴覚への働きかけが実行される、即ち、HMI制御のフィードバック制御が実行される構成となっている。
このような構成の本実施形態においては、ドライバの状態を、眠気−過覚醒の状態評価軸Aと快−不快の状態評価軸Bとの2つの軸に関して推定するドライバ状態推定部3と、ドライバの五感に働きかける五感作用部12と、ドライバの状態の2つの軸に関する推定結果に基づいて五感作用部12を駆動制御するHMI制御部4とを備えるように構成した。この構成によれば、ドライバの状態を、眠気−過覚醒の状態評価軸Aと快−不快の状態評価軸Bとの2つの軸に関して推定し、推定結果に基づいて五感作用部12を駆動制御するので、ドライバの状態をきめ細かく推定することができ、推定した状態に応じてきめ細かく対応することができる。
また、上記実施形態においては、五感作用部12は、触覚に作用する触覚作用部13と、視覚に作用する視覚作用部14と、嗅覚に作用する嗅覚作用部15と、味覚に作用する味覚作用部16と、聴覚に作用する聴覚作用部17とを有するように構成した。この構成によれば、ドライバの五感に働きかけることができるから、ドライバの状態を運転に適した状態にする可能性が高くなる。
また、上記実施形態では、HMI制御部4は、2つの状態評価軸A、Bに関するドライバの状態推定結果に対応して五感作用部12を駆動制御するための要素マップ19〜24を備えるように構成したので、ドライバの五感にきめ細かく働きかけることができる。更に、要素マップ19〜24は、ドライバの五感である触覚、視覚、嗅覚、味覚、聴覚毎に設けられているので、ドライバの五感により一層きめ細かく働きかけることができる。
また、上記実施形態では、ドライバの状態の2つの軸に関する推定結果に基づいて五感作用部12を駆動制御した後、ドライバの状態を前記2つの軸に関して推定し、更に、ドライバの状態の2つの軸に関する今回の推定結果に基づいて五感作用部12を駆動制御するフィードバック制御を実行するように構成した。この構成によれば、フィードバック制御しながらドライバの五感に働きかけることができるから、ドライバの状態を運転に適した状態にする可能性をより一層高くすることができる。
(第2実施形態)
図11は、第2実施形態を示すものである。尚、第1実施形態と同一構成には、同一符号を付している。第2実施形態では、ステップS50のHMI制御の実施後、即ち、アクチュエーション方法で、触覚作用部13、視覚作用部14、嗅覚作用部15、味覚作用部16または聴覚作用部17を駆動制御することにより、ドライバの五感、即ち、触覚、視覚、嗅覚、味覚、聴覚に働きかけた後、その働きかけによる効果が現れるのを設定時間待つように構成した。
具体的には、ステップS50の実行後、ステップS60へ進み、制御部2は、五感作用部12を駆動開始した後、設定時間(例えば3分、5分または10分等)が経過したか否かを判断する。ここで、設定時間が経過していないときには、「NO」へ進み、設定時間が経過するのを待つ。また、上記ステップS60において、設定時間が経過したときには(YES)、ステップS10へ戻り、前述した処理を繰り返し実行するように構成されている。尚、前記ステップS40において、HMI制御を実行しない設定がなされた場合は、ステップS50の処理を飛ばした後、ステップS60の設定時間の経過を待つ処理を実行するように構成しても良いし、または、ステップS60の設定時間の経過を待つ処理も飛ばすように構成しても良い。
上述した以外の第2実施形態の構成は、第1実施形態の構成と同じ構成となっている。従って、第2実施形態においても、第1実施形態とほぼ同じ作用効果を得ることができる。特に、第2実施形態によれば、五感作用部12を駆動開始した後、設定時間が経過することを待つことにより、ドライバの五感に働きかけた後、その働きかけによる効果が十分現れることを待つことができる。これにより、前記HMI制御のフィードバック制御時に、五感作用部12等の制御が過敏に実行されることを防止できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は運転支援装置、2は制御部、3はドライバ状態推定部、4はHMI制御部、5はカメラ画像情報取得部、6は車両情報取得部、7は生体情報取得部、12は五感作用部、13は触覚作用部、14は視覚作用部、15は嗅覚作用部、16は味覚作用部、17は聴覚作用部、19、20、21、22、23、24は人を制御する要素マップである。

Claims (5)

  1. 車両に搭載され、ドライバに対する支援を行なう運転支援装置(1)であって、
    ドライバの状態を、眠気−過覚醒の状態評価軸と快−不快の状態評価軸との2つの軸に関して推定する推定部(3)と、
    ドライバの五感に働きかける五感作用部(12)と、
    ドライバの状態の2つの軸に関する推定結果に基づいて前記五感作用部(12)を駆動制御する制御部(4)と、
    を備えた運転支援装置。
  2. 前記五感作用部(12)は、触覚に作用する触覚作用部(13)と、視覚に作用する視覚作用部(14)と、嗅覚に作用する嗅覚作用部(15)と、味覚に作用する味覚作用部(16)と、聴覚に作用する聴覚作用部(17)とを有する請求項1記載の運転支援装置。
  3. 前記制御部(4)は、2つの状態評価軸に関するドライバの状態推定結果に対応して前記五感作用部(12)を駆動制御するための要素マップを備えた請求項1または2記載の運転支援装置。
  4. 前記要素マップは、ドライバの五感である触覚、視覚、嗅覚、味覚、聴覚毎に設けられている請求項3記載の運転支援装置。
  5. ドライバの状態の2つの軸に関する推定結果に基づいて前記五感作用部(12)を駆動制御した後、ドライバの状態を前記2つの軸に関して推定し、更に、ドライバの状態の2つの軸に関する今回の推定結果に基づいて前記五感作用部(12)を駆動制御するフィードバック制御が実行されるように構成された請求項1から4のいずれか一項記載の運転支援装置。
JP2016155650A 2016-08-08 2016-08-08 運転支援装置 Pending JP2018025869A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016155650A JP2018025869A (ja) 2016-08-08 2016-08-08 運転支援装置
PCT/JP2017/023740 WO2018030018A1 (ja) 2016-08-08 2017-06-28 運転支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016155650A JP2018025869A (ja) 2016-08-08 2016-08-08 運転支援装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018025869A true JP2018025869A (ja) 2018-02-15

Family

ID=61162587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016155650A Pending JP2018025869A (ja) 2016-08-08 2016-08-08 運転支援装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2018025869A (ja)
WO (1) WO2018030018A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020209140A1 (ja) * 2019-04-11 2020-10-15 パイオニア株式会社 振動装置の制御装置、振動装置の制御方法、プログラム及び記録媒体

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109741630A (zh) * 2019-01-18 2019-05-10 爱驰汽车有限公司 汽车时距预警阈值调节方法、系统、设备及存储介质
JP6709966B1 (ja) * 2019-03-29 2020-06-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 心理状態推定システム、心理状態推定方法、プログラム、推定モデルの生成方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5152570B2 (ja) * 2008-03-06 2013-02-27 株式会社デンソー 自動車用ユーザーもてなしシステム
JP5504742B2 (ja) * 2009-08-06 2014-05-28 日産自動車株式会社 覚醒度調整装置及び方法
EP2557549B1 (en) * 2010-04-05 2022-10-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Biological body state assessment device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020209140A1 (ja) * 2019-04-11 2020-10-15 パイオニア株式会社 振動装置の制御装置、振動装置の制御方法、プログラム及び記録媒体
JPWO2020209140A1 (ja) * 2019-04-11 2020-10-15

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018030018A1 (ja) 2018-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5842857B2 (ja) 覚醒度改善装置
WO2018030019A1 (ja) 運転支援装置
CN108430818B (zh) 用于操作机动车辆的方法,驾驶员辅助系统和机动车辆
US9266018B2 (en) Customizable in-vehicle gaming system
WO2018030018A1 (ja) 運転支援装置
US20200073478A1 (en) Vehicle and control method thereof
US20160288708A1 (en) Intelligent caring user interface
JP2009134496A (ja) 運転支援装置及び運転支援方法
JP2018189720A (ja) 情報出力制御装置、情報出力制御方法、情報出力システム、およびプログラム
WO2020066757A1 (ja) 危険運転防止装置
KR20230002180A (ko) 운전자의 주의 환기 장치 및 그 방법
JP2019196073A (ja) 乗物乗員の活性化度合適正化システム
JP2004110546A (ja) 表示装置、音響装置、およびアクチュエータ制御装置
JP6776681B2 (ja) ドライバ状態判定装置、及びドライバ状態判定プログラム
JP2020020987A (ja) 車内システム
WO2017187986A1 (ja) 車載機器制御装置
JP6579043B2 (ja) 車両用運転支援システム
JP2019008427A (ja) 覚醒維持装置
JP2006065270A (ja) ノイズ発生装置
JP2017199270A (ja) 安全運転支援装置
JP7436277B2 (ja) 乗員感情伝達装置
JP4586443B2 (ja) 情報提供装置
JPH1164009A (ja) 車両用環境状態出力装置、方法、及び媒体
JP6428748B2 (ja) 運転支援システム
Brown et al. Customisation of takeover guidance in semi-autonomous vehicles