JP2018025842A - 通帳発行装置、その通帳補充方法、通帳補充プログラム - Google Patents

通帳発行装置、その通帳補充方法、通帳補充プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通帳の補充作業の作業負担を軽減でき、且つ、ミスを防止できる。【解決手段】補充カセット60から搬出された通帳の表紙を撮像部52で撮影する。画像比較部53は、撮像部52によって得られた通帳の表紙画像を、通帳画像格納部50に格納された通帳種類毎の両面の画像と比較して、一致するものを検出する。通帳種類判定部56は、画像比較部53による画像比較の結果に基づいて、補充カセット60から搬出された通帳の種類を判定し、以ってこの通帳種類に対応する通帳カセット20(該当する通帳カセット20)を判定する。通帳再搬入部57は、補充カセット60から搬出された通帳を、該当する通帳カセット20へ搬送して収容させる。【選択図】図4

Description

本発明は、通帳発行機能を有する通帳発行装置に関する。
従来、銀行等の金融機関の店舗には、通帳を発行または繰越発行する通帳発行機能を有する通帳発行装置が設置されている。このような通帳発行装置においては、例えば、取り込んだ通帳における記帳が通帳の末尾に達すると、新規の通帳への繰越発行が行われる。また、現金自動預金支払機(ATM:Automated Teller Machine)等の自動取引装置や通帳記帳機は、通帳発行機能または通帳発行装置を内蔵している機種もある。
このような通帳発行装置は、発行するための通帳が装填される複数の通帳カセットを備えている。通帳カセットに通帳を補充したり交換したりする際には、未使用の通帳を担当者が手で装填している。装填においては、1つの通帳カセットに対して1種類の通帳しか装填できず、システム上で設定した所定の種類の通帳を装填する必要がある。例えば、通帳カセットAには普通預金通帳を装填し、通帳カセットBには総合口座通帳を装填する。同じ普通預金通帳でも、表示の絵柄が異なる場合には、異なる通帳カセットを用いる。また、装填する通帳の上下方向も通帳カセット毎に決められている。例えば、通帳カセットAは表紙(表面)が手前側で閉じ部を上側にして装填し、通帳カセットBは裏表紙(裏面)が手前側で閉じ部を上側にして装填する必要がある。
人の手による装填のため、装填ミスを想定し、繰越処理にてカセットから繰出された通帳が発行したい通帳かのチェックを実施している。
また、たとえば特許文献1,2の従来技術が知られている。
特許文献1の従来技術では、繰り出された紙幣の搬送方向に対する紙幣の表裏状態および上下方向を識別し、予め定められた出金取引される紙幣の搬送方向に対する紙幣の表裏状態および上下方向と同一である場合、識別された紙幣を搬送する。
特許文献2の従来技術では、搬送される紙葉類を撮像し、その取得画像と予め用意される基準画像とを比較することにより、紙葉類を判別する。
特開2013−149113号公報 特開2014−186649号公報
上述したように、従来では、通帳発行装置において、通帳カセットに未使用通帳を装填する場合に、通帳の種類・向きを人が考えながら装填しなければならない。この為、手間が掛かるし、更に、ヒューマンエラーにより通帳の種類や向きが間違って装填されることも起こり得る。通帳の種類や向きが誤っていると、正しい通帳が繰出されたか判断できず、通帳繰越エラーとなる。
正しい通帳が繰出されたかのチェックにプレエンコードを使っていない銀行等の金融機関では、見開きページ以降のページバーコードによるチェックの方法が取られており、このチェック方法では、表紙を印字してからページを捲ってバーコードを読み取るため、チェックNGの場合でも表紙に印字してしまうため、書き損じとなり通帳が無駄になってしまう。
また、装填した通帳を、機械が数え直すことができないため、装填した冊数を手入力する必要がある。手入力をすると、操作ミスや数え間違いによる冊数設定ミスが起き、在庫があるのに論理冊数0となり繰越ができない等の弊害が起きる。
本発明の課題は、通帳の補充作業の作業負担を軽減でき、且つ、ミスを防止できる通帳発行装置等を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、下記のような構成を採用した。
すなわち、本発明の一態様によれば、本発明の通帳発行装置は、予め各種通帳の表表紙画像と裏表紙画像を格納する通帳画像格納部と、前記通帳が種類毎に収納される1以上の通帳カセットと、1種類以上の前記通帳が収納される補充用カセットと、前記補充用カセットから搬出された前記通帳の表紙を撮像して撮像表紙画像を取得する撮像部と、該撮像表紙画像を、前記通帳画像格納部に格納された各種通帳の前記表表紙画像と裏表紙画像と比較する画像比較を行うことで、前記搬出された通帳の種類に対応する通帳カセットを判定する通帳種類判定部と、前記補充用カセットから搬出された通帳を、前記通帳種類判定部で判定された通帳カセットへと搬送して収納する通帳再搬入部とを備えることを特徴とする。
本発明の通帳発行装置等によれば、通帳の補充作業の作業負担を軽減でき、且つ、ミスを防止できる。
本例の通帳発行装置の外観斜視図である。 本例の通帳発行装置の内部構成を簡略に示す断面図である。 通帳処理ユニットの機構構成を説明する概略図である。 本例の通帳発行装置の機能ブロック図である。 (a)(b)は、通帳自動補充に係わる動作を示す図である。 (a)(b)は、予め登録されている通帳画像の例を示す図である。 (a)〜(e)は、撮像された通帳画像の例を示す図である。 (a)〜(c)は、各種テーブルの具体例を示す図である。 本例の自動補充処理の第1の例のフローチャート図(1/5)である。 本例の自動補充処理の第1の例のフローチャート図(2/5)である。 本例の自動補充処理の第1の例のフローチャート図(3/5)である。 本例の自動補充処理の第1の例のフローチャート図(4/5)である。 本例の自動補充処理の第1の例のフローチャート図(5/5)である。 本例の自動補充処理の第2の例のフローチャート図である。 (a)(b)は、図14の処理に係わる画面表示例である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本例の通帳発行装置の外観斜視図である。
図1において、通帳発行装置1は、装置本体上面の新規発行通帳スタッカ11、新規発行通帳スタッカ11の左側に配置されたコードリーダ12、新規発行通帳スタッカ11の右側に配置されたカードリーダ13、装置本体上面から前面にかけて斜め方向を向く操作画面14、装置本体前面上部に並ぶ記帳通帳挿入口15と電源スイッチ16、これら記帳通帳挿入口15と電源スイッチ16の下方に配置された前面扉17を備えている。
新規発行通帳スタッカ11は、通帳発行装置1が排出(発行)した繰越通帳や新規口座通帳を顧客が取り出せるように設けられている。コードリーダ12は、新規口座の開設手続きが完了した顧客が、その開設手続きを行った受渡窓口から受け取ったコード票からコードを読み取るために設けられている。カードリーダ13は、溝に差し込まれてスライドされた磁気カードの磁気ストライプに記録された情報を読み取る。
操作画面14は、例えば液晶パネルと透明なタッチパッドを組み合わせてなるタッチパネルである。タッチパネルの画面上の表示を押すことで通帳発行装置1を外部から操作することができる。例えば顧客は、受渡窓口からコード票と共に受け取った暗証番号を、タッチパネルの画面に表示されるテンキーをタッチ操作して入力することができる。
記帳通帳挿入口15は、記帳を行う通帳の挿入口である。挿入された通帳の金額記載行の記載が満杯になると、記載が満杯した通帳を排出し、続けて繰越新規通帳を排出する。電源スイッチ16は、通帳発行装置1の電源投入と電源遮断を操作する押しボタン式のスイッチである。
前面扉17は、通帳発行装置1に対し、未記入新通帳の補充、メンテナンス等を行うとき担当行員によって開閉される扉である。
図2は、本例の通帳発行装置の内部構成を簡略に示す断面図である。
図2に示すように、通帳発行装置1は、搬送部18、通帳収納部19、前面扉17の裏面に配置された通帳リジェクト部21、通帳処理ユニット22を内部に備えている。
搬送部18は、通帳発行装置1内で通帳を搬送する。通帳収納部19は、複数の通帳カセット20を備えている。通帳カセット20には、発行前の通帳が収納されている。発行前の通帳には、予めRFID(Radio Frequency IDentification)タグおよび磁気ストライプが貼付されている。各通帳カセット20には、通帳が種類毎に収納される。つまり、通帳カセット20毎に、それぞれ、所定の種類の通帳が収納される。例えば、ある通帳カセット20には普通預金通帳のみが収容され、別のある通帳カセット20には定期預金通帳のみが収容される。これより、通帳カセット20は、種類別カセットと呼んでもよい。
上記構成に対して、本例では、更に、図示の補充カセット60、補助補充カセット61を設けている。
上記複数の通帳カセット20は、それぞれ、所定の種類の通帳を所定の状態(表裏と向き(上下))で収納する必要がある。本例では、通帳カセット20は6台あるものとし、それぞれが、例えば後述する図8(a)に示すように、所定の種類の通帳を所定の状態(表裏と向き)で収納する必要がある。例えば、図示の“カセット6”は、「定期預金」通帳を“裏上”(裏面で上方向)の状態で収納する必要がある。尚、表裏と向きについては詳しくは後述する。
従来では、各通帳カセット20への通帳の補充は、人間が手作業で行っていた。これは上記“カセット6”に対しては、「定期預金」通帳を“裏上”の状態で補充する作業を行うことになる。この為、従来では、人間が通帳の種類または向きを間違える可能性があり、また、逐一種類や向きを確認する手間が掛かっていた。
これに対して、本手法では、自動的に、各通帳カセット20への適切な通帳の補充が行われるようになる。本手法においても、人間が手作業で行う点もあるが、それは、補充カセット60へ通帳をセットする作業である。但し、補充カセット60には、通帳の種類や状態(表裏と向き)を考慮することなく、通帳をセットしてよい。人間は、複数種類の通帳を、向きがバラバラで補充カセット60にセットしても構わない。
人間が上記補充カセット60へ通帳をセットする作業を行ったら、通帳発行装置1は、補充カセット60から通帳を順次繰出して、これら各通帳の種類に対応する通帳カセット20(該当する通帳カセット)を判別して、各通帳をそれぞれが該当する通帳カセット20へ搬送して収納するという、自動補充処理を実行する。更に、その際、通帳の状態(表裏と向き)も、該当する通帳カセット20に応じた正しい状態(表裏と向き)にして、該当する通帳カセット20へ収納する。この処理については後に詳細に説明するが、上記通帳処理ユニット22や搬送部18等を利用することになる。また、補助補充カセット61についても後に説明する。
尚、上記補充カセット60、補助補充カセット61は、既存の通帳カセット20群の一部を、補充カセット、補助補充カセットとして利用するようにしたものであってもよい。本例の場合、元々は通帳カセット20は8台あったものを、そのうちの2台を補充カセット60、補助補充カセット61として利用するものであっても構わない。
ここで、上記通帳処理ユニット22については、図3を用いて説明する。
図3は、通帳発行装置が備える通帳処理ユニットの機構構成を説明する概略図である。
図3において、通帳処理ユニット22は、インサータフロントユニット(インサータFユニット)31、印刷ユニット32、インサータリアユニット(インサータRユニット)33、撮像ユニット34、ターンユニット62を備える。
これらのうち、インサータFユニット31と印刷ユニット32は、本手法には関係ないので、以下、簡単に説明し、詳しい説明は省略する。
インサータFユニット31は、記帳通帳挿入口15から挿入された通帳30を通帳発行装置1内に引き込み、MS(Magnetic Stripe:磁気ストライプ)ユニット41に搬送する。MSユニット41は、通帳30の磁気ストライプに記憶されたデータを読み取り、または通帳30の磁気ストライプにデータを書き込む。
印刷ユニット32は、スキャナユニット42、印字ユニット43、及び頁めくり機構部44を備え、通帳への印字を行うが、これらについては特に説明しない。
インサータRユニット33は、搬送部18の一部である搬送ローラ対18h、通帳退避部45を備える。通帳退避部45は、搬送ローラ対18hによって搬送された通帳の退避エリアである。
撮像ユニット34は、搬送部18の一部である搬送ローラ対18i、18j、及びカメラ47を備える。カメラ47は、例えばデジタルカメラであり、搬送部18によって当該撮像ユニット34内に搬送された通帳65の表紙を撮像する。
尚、上記通帳30は例えば顧客が所有する通帳であり、顧客が上記記帳通帳挿入口15から挿入し、上記のように印字などが行われる。一方、後に図5等で説明する通帳65は、未使用通帳であり、本手法は通帳65に係わるものである。本手法による通帳自動補充の対象は、通帳65(未使用通帳)である。
本例では、自動補充処理中に、上記補充カセット60から通帳65を繰出して、この通帳65はまず撮像ユニット34内に搬送されて上記のようにカメラ47によってその表紙が撮像される。そして、この撮像画像等に基づいてこの通帳65が該当する通帳カセット20が判定されて、搬送部18によって該当する通帳カセット20へ搬送されて収納される。但し、その途中で、必要に応じて、ターンユニット62によって正常な状態(表裏・向き)に訂正されてから、該当する通帳カセット20へ搬送されて収納される。正常な状態とは、該当する通帳カセット20に応じた状態であり、一例が後述する補充向き74である。
図4は、本例の通帳発行装置の機能ブロック図である。
図4において、通帳発行装置1は、通帳画像格納部50、通帳搬出部51、撮像部52、画像比較部53、通帳方向判定部54、通帳方向訂正部55、通帳種類判定部56、通帳再搬入部57を備える。
尚、本例のよる通帳発行装置1の様々な処理・機能は、通帳発行装置1全体の制御を行うことができる不図示のCPU(Central Processing Unit)を含むコンピュータにより実行される。CPUは、不図示のバスを介して不図示のRAM(Random Access Memory)及び不図示のROM(Read Only Memory)と接続されている。
RAMには、CPUに実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部等が一時的に格納される。また、RAMには、CPUによる処理に必要な各種データ等が格納される。ROMには、OSや通帳発行プログラムや通帳補充プログラム等を含むアプリケーションプログラムが格納される。
CPUが上記アプリケーションプログラムを読出し・実行することで、例えば図4に示す各種処理機能や、後述する図9〜図14のフローチャート図の処理等が、実現される。これより、以下の説明では逐一述べないが、以下に説明する様々な処理は、CPUが実行しているものである。
通帳発行装置1は、通帳を発行する通帳発行機能を有し、通帳が種類毎に収納される1以上の通帳カセット20を有する。そして、本例では、更に、1種類以上の通帳が収納される補充用カセット(補充カセット60等)を有する。
通帳画像格納部50は、通帳の両面(2つの表紙)の画像を格納する。例えば、通帳の表面(表表紙)と裏面(裏表紙)の各画像をする。通帳画像格納部50は、通帳が種類毎に収納される複数の通帳カセット20に係わる各種通帳それぞれについて、その両面の画像を格納する。
通帳搬出部51は、補充カセット60から通帳を搬出して撮像部52へ搬送する。搬出された通帳は、撮像部52で撮像された後、通帳再搬入部57によって、該当する通帳カセット20に再搬入される。該当する通帳カセット20に応じた正常な方向になるように訂正されてから再搬入される。尚、ここでは、“方向”とは「表裏及び上下方向」を意味し、正常な方向とは表裏が正常で且つ上下方向も正常であることを意味するものとする。
撮像部52は、通帳搬出部51によって搬出された通帳の表紙を撮像して撮像表紙画像を取得する。補充カセット60から搬出された通帳の方向(表裏・上下)は未だ分からないので、撮像表紙画像は、通帳の表面(表表紙)を撮像した画像かもしれないし、通帳の裏面(裏表紙)を撮像した画像かもしれない。
画像比較部53は、撮像部52によって撮像された上記撮像表紙画像を、通帳画像格納部50に格納された上記通帳種類毎の両面の画像と比較して、一致するものを検出する。画像の比較には、既存のマッチング技術が利用することが可能であり、画像自体を利用してもよいし、画像の特徴点を利用してもよい。
通帳種類判定部56は、画像比較部53による画像比較の結果に基づいて、補充カセット60から搬出された通帳の種類を判定し、以ってこの通帳種類に対応する通帳カセット20(該当する通帳カセット20)を判定する。尚、特に通帳種類を判定しなくても、補充カセット60から搬出された通帳に該当する通帳カセット20を判定できればよい。後述する図9等のフローチャートの例では、特に通帳種類を判定することなく、補充カセット60から搬出された通帳に該当する通帳カセット20を判定している。
但し、上記説明に限るものではなく、通帳種類を判定することと、該当する通帳カセット20を判定することは、同義であると見做しても構わない場合もある。
通帳方向判定部54は、画像比較部53による上記画像比較の結果に基づいて、補充カセット60から搬出された通帳の方向を判定する。方向は、例えば、表裏及び上下方向である。
通帳方向訂正部55は、通帳方向判定部54で判定された通帳の方向(表裏・上下)が、通帳種類判定部56で判定された通帳種類に対応する通帳カセット20に係わる正常な方向と異なる場合には、上記搬出された通帳の方向が該正常な方向と同じになるように訂正する。正常な方向は、通帳種類判定部56によって判定された通帳種類に対応する通帳カセット20について、予め決められている方向(一例が後述する補充向き74)である。
通帳再搬入部57は、補充カセット60から搬出された通帳を、該当する通帳カセット20へ搬送して収容させる。該当する通帳カセット20は、通帳種類判定部56によって判定された通帳種類に対応する通帳カセット20である。その際、この通帳の方向は、必要に応じて、通帳方向訂正部55によって正常な方向になっている。
また、通帳再搬入部57は、例えば更に、各通帳カセット20毎に、その通帳カセット20へと搬送して収納した通帳の数を計数することで、その通帳カセット20の現在の装填冊数を記憶・管理するようにしてもよい。
また、例えば、運用中に、上記装填冊数が予め設定される最低冊数以下となった場合、且つ、上記補充用カセット内に通帳がある場合には、該補充用カセットから通帳を搬出して、上記撮像部52の処理、通帳種類判定部56の処理(画像比較部53の処理も含む)、通帳再搬入部57の処理を実行するようにしてもよい。勿論、その際、必要に応じて、上記通帳方向判定部54、通帳方向訂正部55の処理も実行するようにしてもよい。
また、例えば、通帳カセット20毎に、その通帳カセット内に通帳が満杯になったことを検知するセンサ(一例が後述する通帳Full検出センサ63)を設け、補助補充カセット61を更に設けるようにしてもよい。そして、上記センサによって、上記通帳種類判定部56で判定された通帳カセット20が満杯であることが検知された場合、通帳再搬入部57は、搬出された通帳を補助補充カセット61に搬送して収納するようにしてもよい。
また、その後、任意のときに、補助補充カセット61を上記補充用カセットとして扱い、補助補充カセット61に収納された通帳を、該当する通帳カセット20に収納させることを試みるようにしてもよい。単に該当する通帳カセット20が満杯であっただけなので、その後、該当する通帳カセット20の通帳が繰り越しに使用される等して満杯状態では無くなれば、補充させることができる。
図5(a)(b)は、通帳自動補充に係わる動作を示す図である。
図示の状態では、補充カセット60に通帳65が装填されている。通帳65は、上記のように、未使用通帳である。また、既に述べたように、人間(係員)が手作業で補充カセット60に通帳65を装填している。その際、様々な種類の通帳65をバラバラな向きで装填しても構わない。
また、図示の例では補助補充カセット61にも通帳65が収納されている。
概略的には、図5(a)に示すように、補充カセット60の通帳65が1冊繰出されて、搬送部18(搬送ローラ対18h、18j、18i等)によってターンユニット62経由でカメラ47直下に搬送されて撮像される。撮像結果等に基づいてこの通帳65に該当する通帳カセット20を判別して、図5(b)に示すように通帳65をターンユニット62経由で該当する通帳カセット20に搬送して収納するが、その際、ターンユニット62で通帳65の方向を訂正する場合がある。
ここで、ターンユニット62は、既存の構成であり、その詳細な構造・動作は特に図示・説明しないが、通帳65の表裏反転、上下反転を行う機能・機構を備える。そして、上記図5(b)の動作の際に、表裏反転と上下反転の何れか一方を行う場合と、両方とも行う場合と、ターンユニット62で通帳65の反転を行わない場合とがある。尚、上記図5(a)の動作の際には、常に、ターンユニット62で通帳65の反転は行わない。
ここで、本例においては、ターンユニット62で通帳65の反転を行わない場合には、通帳65の方向(表裏及び上下方向)が変わらない構成となっているものとする。つまり、例えば図5(a)の例において図示の補充カセット60から繰出した通帳65の方向が仮に「裏表紙で正方向(上方向)」であったとしたならば、この通帳65を図示のようにまずターンユニット62まで搬送するがターンユニット62で通帳65の反転を行わないでカメラ47の直下まで搬送した場合、当該カメラ47直下における通帳65の方向も「裏表紙で正方向(上方向)」となる構成となっているものとする。
尚、ここでは、正方向(上方向)とは、後述する図6(a)(b)の通帳を例にした場合、カメラ47の撮像画像が、後述する図7(a)または図7(c)となる場合である。尚、ここでは、図7(a)、図7(c)の図上における上側が、通帳の閉じ部となっているものとする。また、ここでは、逆方向(下方向)とは、カメラ47の撮像画像が、後述する図7(b)または図7(d)となる場合である。図7(b)、図7(d)の図上における下側が、通帳の閉じ部となることになる。
また、尚、通帳には2つの表紙(表表紙(表面)と裏表紙(裏面))があり、図7(a)、(b)が表表紙画像、図7(c)、(d)が裏表紙画像である。これより、上記カメラ47直下における通帳65の方向が「裏表紙で正方向(上方向)」の場合、撮像画像は図7(c)となる。つまり、この例では上記「裏表紙で正方向(上方向)」の場合は、裏表紙がカメラ側(図5の図上における上側)となっているものとする。
また、尚、正方向が正常な向きを意味するというものではない。正常な向きは、通帳カセット20毎に決められており、逆方向が正常な向きとなっている通帳カセット20も存在し得る。これは、表裏に関しても同様である。
また、上記カメラ47直下で「裏表紙で正方向(上方向)」となっている通帳65を、図5(b)に示すように通帳カセット20に搬送・収納する際に、ターンユニット62で通帳65の反転を行わないで通帳カセット20まで搬送した場合、その方向が「裏表紙で正方向(上方向)」の状態で通帳カセット20に収納されることになる。
例えば、図5(a)に示すように、補充カセット60から搬送ローラ対18hによって通帳65がターンユニット62に搬送され、ターンユニット62では通帳の反転を行わないで、その後、搬送ローラ対18h、18j及び18iによって通帳65をカメラ47の直下に搬送し、カメラ47で通帳65の表紙を撮像する。撮像される表紙は、上記表表紙と裏表紙の何れか一方となる。
そして、撮像画像等に基づいて後述する図9等の処理を実行することで、この通帳65の搬送先(複数の通帳カセット20の何れか)を決定して、例えば図5(b)に示すようにして搬送先の通帳カセット20へ搬送する。その際、図9等の処理に基づいて、ターンユニット62において、表裏反転または/及び上下反転を行ってから搬送先に搬送する場合もある。但し、搬送先が補助補充カセット61等になる場合もあり、この場合には特にターンユニット62による反転は行う必要はない。
また、図5(a)に示すように、通帳カセット20には通帳Full検出センサ63が備えられている。通帳Full検出センサ63は、例えば図示のように、通帳カセット20の底近くに備えられている。本例では、通帳カセット20の上側から通帳65を収納する構成となっており、通帳カセット20に通帳65を補充し続けると、通帳カセット20に収容済みの通帳65群の最も下側の通帳65は、通帳カセット20の底に近づいていくことになり、何れは通帳Full検出センサ63に検知されることになる。このように通帳Full検出センサ63に検知された場合、この通帳カセット20は満杯であり、これ以上は補充できないものと判定されるようになっている。
尚、図5(a)(b)には1つの通帳カセット20にのみ通帳Full検出センサ63が示されているが、省略しているだけであり、他の通帳カセット20にも通帳Full検出センサ63が備えられていると見做して構わない。
また、図6(a)(b)は、予め登録されている通帳画像の例を示す図であり、図7(a)〜(e)は、撮像された通帳画像の例を示す図である。また、図6(a)(b)に示すような予め登録されている通帳画像のファイル名が、後述する登録画像テーブル80に登録されている。
以下、フローチャート図を参照して、通帳発行装置1による主に通帳の自動補充に係わる処理について説明する。
図9〜図13は、本例の自動補充処理の第1の例のフローチャート図(1/5〜5/5)である。図9〜図13は、1つのフローチャート図を5分割して示している。よって、特に区別せずに例えば“図9等”などと記すものとする。
図9〜図13の処理は、営業時間外(例えば営業開始前、あるいは営業終了後)に実行される。人間(係員)が、補充カセット60に通帳をセットした後(任意の通帳を任意の方向でセットして構わない)、例えば所定のボタンを操作すると、図9等の処理が開始される。
図9等に示すフローの処理では、まず、補充カセット60から通帳65を一冊繰出してカメラ47直下まで搬送する(ステップS1)。そして、繰出した通帳65の表紙をカメラ47で撮影する(ステップS2)。
ここで、このカメラ47で撮影する表紙とは、通帳65が有する2つの表紙の何れか一方となる。上記2つの表紙とは、表側の表紙(表表紙(おもてびょうし))と、裏側の表紙(裏表紙(うらびょうし))である。カメラ47は、繰出された通帳65の上側から表紙を撮影するが、表表紙と裏表紙のどちらが上側になっているのかは分からない。更に、正方向(上方向)/逆方向(下方向)のどちらになっているのかも分からない。
例えば、繰出された通帳65が、図6(a)(b)に示すような表表紙と裏表紙を有する通帳の場合、カメラ47で撮影される画像は、図7(a)、(b)、(c)、(d)の4つのうちの何れか1つということになる。一方、別の種類の通帳がカメラ47で撮像された場合、例えば図7(e)に示す通帳画像が得られることになる。
尚、図7(a)は、表側(表表紙が上側)で正方向(上方向)であり、“表上”等と表現する場合もあるものとする(データテーブル70の補充向き74では、この表現を用いている)。
同様にして、図7(b)は、表側の逆方向(下方向)であり、“表下”等と表現する場合もあるものとする。図7(c)は、裏側(裏表紙が上側)で正方向(上方向)であり、“裏上”等と表現する場合もあるものとする。図7(d)は、裏側の逆方向(下方向)であり、“裏下”等と表現する場合もあるものとする。
また、本処理では、図8(a)のデータテーブル70、図8(b)の登録画像テーブル80を参照して行う。また、本処理中には図8(c)の作業テーブル90を生成・更新する。
図8(a)のデータテーブル70は、種類別カセット番号71、通帳種類72、通帳冊数73、補充向き74、エンド冊数75等の各データ項目を有する。種類別カセット番号71は各通帳カセット20の識別番号である。通帳カセット20毎に、そのカセットに収納する通帳の種類と方向が、通帳種類72と補充向き74に予め格納される。通帳種類72には、例えば図示の普通預金、定期預金等がある。
また、通帳冊数73には、その通帳カセット20に現在収納されている通帳の数が格納される。通帳カセット20に収納される通帳の数は、補充や通帳発行により増減するので、これに応じて通帳冊数73の格納値を更新する処理も行われる。エンド冊数75は、予め設定される最低冊数であり、補充が必要か否かの判定に用いられる場合があり、詳しくは後述する。
上記各種通帳の上記2つの表紙の画像のファイル名が、登録画像テーブル80に登録されている。
図8(b)の登録画像テーブル80は、通帳種類81毎に、通帳表上側イメージファイル名82、通帳裏上側イメージファイル名83が格納されている。つまり、各種通帳それぞれの表面と裏面の画像のファイル名が、格納されている。この様に予め登録されている各種通帳の表面と裏面の画像の一例が、図6(a)(b)に示す2つの画像である。尚、表上側とは表面で正方向を意味し、裏上側とは裏面で正方向を意味する。
図8(c)の作業テーブル90は、種類別カセット番号91に対応付けて、上下ターンフラグ92と表裏ターンフラグ93が格納される。例えば図9等の処理中において、現在処理対象となっている通帳カセット20の識別番号が、種類別カセット番号91に格納される。上下ターンフラグ92と表裏ターンフラグ93は、図9等の以下に説明する処理中に、‘1’や‘0’がセットされる場合や、‘1’/‘0’に応じた所定の処理が実行される場合がある。尚、上下ターンフラグ92に関して‘0’は“上下ターン不要”を意味し、‘1’は“上下ターン要”を意味する。表裏ターンフラグ93に関して‘0’は“表裏ターン不要”を意味し、‘1’は“表裏ターン要”を意味する。
図9等の処理フローの説明に戻る。
上記のようにステップS2の処理まで実行したら、種類別カセット番号(X)91に初期値をセットすることで(X=1)、最初の処理対象をカセット1とする(ステップS3)。尚、本例では、種類別カセットは6個あるものとし、それぞれを図8(a)のデータテーブル70の種類別カセット番号71に示すカセット1〜カセット6の‘1’〜‘6’の番号で識別するものとする。
そして、まず、データテーブル70から、処理対象のカセットXの通帳種類72と補充向き74を取得する(ステップS4)。本例では上記の通り最初はX=1なので、データテーブル70において種類別カセット番号71が“カセット1”のレコードにおける通帳種類72(=普通預金)と補充向き74(=表上)が、取得されることになる。
そして、取得した補充向き74が“表”側であれば(ステップS5,YES)ステップS6へ移行し、“裏”側であれば(ステップS5,NO)ステップS33へ移行する。尚、補充向き74が“表上”または“表下”の場合が“表”側であり、“裏上”または“裏下”の場合が“裏”側である。よって、X=1の例の場合には図8(a)の例では“表上”であるのでステップS6へ移行することになる。
ステップS6では、登録画像テーブル80から、処理対象のカセットXの通帳種類81に対応する“通帳表上側イメージファイル名”82を取得することで、このファイル名のファイルのイメージデータ(通帳表上側イメージデータと記す)を取得する。上記の通り、最初は通帳種類=“普通預金”であり、図示の例ではファイル名“普通表上.bmp”のイメージデータが取得されることになる。図6の例の場合には図6(a)の画像が取得されることになる。
続いて、上記ステップS4で取得した補充向き74が“下”側(“表下”)であれば(ステップS7,NO)、上記通帳表上側イメージデータを上下180度反転させて(ステップS8)、ステップS9へ移行する。尚、補充向き74が“上”側(“表上”)であれば(ステップS7,YES)そのままステップS9へ移行する。
ステップS9では、上記ステップS2で撮影した通帳表紙画像(撮影画像と記す場合もあるものとする)を、上記通帳表上側イメージデータ(但し、ステップS8で上下反転している場合もある)と比較して、両者が一致するか否かを判定する。これは、処理対象の通帳が、処理対象のカセットXに対応する種類の通帳であって、且つ、処理対象のカセットXに係わる正常な方向となっているか否かを判定する処理であると言える。
尚、上記の通り、撮影画像は、通帳の表表紙の上方向/下方向(上記“表上”と“表下”)、裏表紙の上方向/下方向(上記“裏上”と“裏下”)の4パターンの何れか1つの画像となる。
両者が一致する場合には(ステップS9,YES)、処理対象の通帳が、処理対象のカセットXに対応する種類の通帳であって、且つ、カセットXの補充向き74と同じ方向となっている状態であるので、そのままの状態でカセットXに移動させて格納すればよいことになる。
尚、ステップS9がYESの場合にはステップS10に移行するが、本例では作業テーブル90の上下ターンフラグ92及び表裏ターンフラグ93は、初期状態では両方とも‘0’であるものとする。これよりステップS10、S13は両方ともYESとなることになり、これよりそのままの状態で(ターンユニット62でターンが行われることなく)ステップS17によりカセットXへの移動・格納が行われることになる(但し、ステップS16がYESになる場合は除く)。
一方、上記撮影画像が、上記通帳表上側イメージデータ(但し、ステップS8で上下反転している場合もある)と一致しない場合とは(ステップS9,NO)、処理対象の通帳が処理対象のカセットXに対応する種類の通帳ではない場合か、若しくは、処理対象の通帳が処理対象のカセットXに対応する種類の通帳であるが方向(表裏上下)が違っているか、の何れかということになる。もし、処理対象の通帳が処理対象のカセットXに対応する種類の通帳ではない場合には、後述するステップS30がYESとなることになり、Xが更新されて次のカセットを処理対象とすることになる。
ステップS9がNOの場合、まず、現在の通帳表上側イメージデータを上下180度反転させる(ステップS21)。もし、上記ステップS8の処理が実行されていたならば、ステップS21によって元に戻ることになる(反転の反転なので)。そして、上記撮影画像が、上記ステップS21で上下反転後の通帳表上側イメージデータと一致するか否かを判定する(ステップS22)。
もし、両者が一致するならば(ステップS22,YES)、処理対象の通帳が、処理対象のカセットXに対応する通帳種類72と補充向き74と比べて、通帳種類と表裏が同一であり上下方向のみ違うことになる(尚、この場合、処理対象の通帳の表裏は“表”側であることになる)。換言すれば、処理対象の通帳が、処理対象のカセットXに対応する通帳種類と同じ種類であって、処理対象のカセットXに応じた正常な方向とは上下方向のみ異なることになる。これより、作業テーブル90の上下ターンフラグ92を‘1’にして(ステップS23)、ステップS10へ移行することで、この通帳は、後述するステップS11の上下反転のみが行われて、処理対象のカセットXに収納されることになる。つまり、処理対象の通帳を、該当するカセット20に、このカセット20に応じた正常な方向で、収納することになる。
尚、以降の説明では逐一述べないが、本処理によって処理対象の通帳が処理対象のカセットXに収納されるときには、必ず、処理対象の通帳を、該当するカセット20に、このカセット20に応じた正常な方向で、収納することになる。尚、該当するカセット20とは、処理対象の通帳の種類と同じ種類の通帳を格納するカセット20である。
一方、もし、両者が一致しないならば(ステップS22,NO)、処理対象の通帳が、処理対象のカセットXに対応する種類の通帳ではないか、若しくは、その表裏方向が裏面側である可能性がある。後者の場合には、撮影画像は、処理対象の通帳の裏面側を撮影した画像となっていることになる。これより、今度は、撮影画像が、処理対象のカセットXに対応する通帳種類の裏面側の画像と一致するものであるか否かを確認する処理を行う。
すなわち、まず、処理対象のカセットXの通帳種類81に対応する“通帳裏上側イメージファイル名”83を取得することで、このファイル名のファイルのイメージデータ(通帳裏上側イメージデータと記す)を取得する(ステップS24)。上記の通り、最初は通帳種類=“普通預金”なので、図示の例ではファイル名“普通裏上.bmp”のイメージデータが取得されることになる。図6の例であれば図6(b)の画像が取得されることになる。
そして、処理対象のカセットXの補充向き74が“上”側であれば(ステップS25,YES)そのままステップS27へ移行するが、処理対象のカセットXの補充向き74が“下”側であれば(ステップS25,NO)、上記通帳裏上側イメージデータを上下180度反転させてから(ステップS26)ステップS27へ移行する。
ステップS27では、上記撮影画像が、上記通帳裏上側イメージデータ(但し、ステップS26で上下反転している場合もある)と一致するか否かを判定する。そして、両者が一致するならば(ステップS27,YES)、作業テーブル90の表裏ターンフラグ93を‘1’にして(ステップS28)、ステップS10へ移行することで、この通帳は、後述するステップS14の表裏反転のみが行われて、処理対象のカセットXに収納されることになる。
一方、もし、両者が不一致であるならば(ステップS27,NO)、まず、現在の通帳裏上側イメージデータを上下180度反転させる(ステップS29)。もし、上記ステップS26の処理が実行されていたならば、ステップS29によって元に戻ることになる(反転の反転なので)。そして、上記撮影画像が、上記ステップS29で反転後の通帳裏上側イメージデータと一致するか否かを判定する(ステップS30)。
もし、両者が一致するならば(ステップS30、YES)、作業テーブル90の上下ターンフラグ92と表裏ターンフラグ93の両方とも‘1’にして(ステップS31,S32)、ステップS10へ移行することで、この通帳は、後述するステップS11の上下反転とステップS14の表裏反転の両方が行われて、処理対象のカセットXに収納されることになる。
一方、もし両者が不一致ならば(ステップS30,NO)、処理対象の通帳は、上記カセットXに対応する種類の通帳ではないことになるので、比較対象を次のカセットとする為にXを+インクリメントして、上記作業テーブル90の種類別カセット番号91を当該新たなXの値へと更新して(ステップS50)、ステップS4の処理に戻る。但し、その前に全カセットと比較したか否かをチェックする。本例では、カセット数は‘6’であるので、X=6であるか否かをチェックし(ステップS49)、Xが6未満である場合には(ステップS49,NO)上記ステップS50の処理を実行する。一方、Xが6である場合には(ステップS49,YES)、処理対象の通帳の通帳種類と同一の通帳種類を格納するカセット20は無いことになるので、処理対象の通帳を通帳リジェクト部21へ移動させて(ステップS51)、ステップS1に戻り、次の処理対象の通帳を補充カセット60から繰出す。
上記ステップS10へ移行後の処理については、後に説明するものとし、その前に上記ステップS5がNOの場合について説明する。この場合も、以下に説明するステップS33〜S48に係わる処理を実行後、ステップS10へ移行する場合がある。
尚、以下に説明するステップS33〜S48に係わる処理は、処理対象カセットXに応じた正常な方向が“裏面”側であることに応じた処理となる点を除けば、上述した図10に示す処理(ステップS9、ステップS21〜32)すなわち処理対象カセットに応じた正常な方向が“表面”側である点に応じた処理と、本質的には略同様の処理と見做しても構わない。
上記ステップS5がNOの場合、すなわち処理対象のカセットXの補充向き74が“裏”側(“裏上”または“裏下”)であった場合には、登録画像テーブル80から、カセットXの通帳種類72(81)に対応する“通帳裏上側イメージファイル名”83を取得することで、このファイル名のファイルのイメージデータ(通帳裏上側イメージデータ)を取得する(ステップS33)。上記の通り、処理対象カセットXは最初はカセット1なのでその通帳種類=“普通預金”であるため、図示の例ではファイル名“普通裏上.bmp”のイメージデータが取得されることになる。
続いて、上記カセットXの補充向き74が“下”側(“裏下”)であれば(ステップS34,NO)、上記通帳裏上側イメージデータを上下180度反転させて(ステップS35)、ステップS36へ移行する。尚、補充向き74が“上”側(“裏上”)であれば(ステップS34,YES)そのままステップS36へ移行する。
ステップS36では、上記ステップS2で撮影した通帳表紙画像(撮影画像)を、上記通帳裏上側イメージデータ(但し、ステップS35で反転している場合もある)と比較して、両者が一致するか否かを判定する。尚、上記の通り、ステップS2で撮影した通帳表紙画像は、通帳の表表紙の上方向/下方向(上記“表上”と“表下”)、裏表紙の上方向/下方向(上記“裏上”と“裏下”)の4パターンの何れか1つの画像となる。
両者が一致する場合は(ステップS36,YES)ステップS10へ移行する。両者が一致する場合とは(ステップS36,YES)、処理対象の通帳が、処理対象のカセットXに対応する種類の通帳であって、且つ、当該カセットXの補充向き74と同じ方向となっている状態であるので、そのままの状態でカセットXに移動させて格納すればよいことになる。よって、そのままステップS10へ移行する。尚、ステップS9がYESの場合とステップS36がYESの場合との違いは、補充向き74が“表”であるか“裏”であるかの違い(処理対象カセットXに応じた正常な方向が、表面側か裏面側かの違い)である。
ステップS36がNOの場合、まず、上記通帳裏上側イメージデータを上下180度反転させる(ステップS37)。もし、上記ステップS35の処理が実行されていたならば、ステップS37によって元に戻ることになる(反転の反転なので)。そして、上記撮影画像が、上記ステップS37で反転後の通帳裏上側イメージデータと一致するか否かを判定する(ステップS38)。
もし、両者が一致するならば(ステップS38,YES)、処理対象の通帳が、処理対象のカセットXに対応する通帳種類72と補充向き74と比べて、通帳種類と表裏が同一であり上下方向のみが異なることになる(尚、この場合、処理対象の通帳の表裏方向は“裏面”側であることになる)。これより、作業テーブル90の上下ターンフラグ92を‘1’にして(ステップS39)、ステップS10へ移行する。
一方、もし、両者が不一致ならば(ステップS38,NO)、処理対象のカセットXの通帳種類72(81)に対応する“通帳表上側イメージファイル名”82を取得することで、このファイル名のファイルのイメージデータ(通帳表上側イメージデータ)を取得する(ステップS40)。
そして、処理対象のカセットXの補充向き74が“上”側であれば(ステップS41,YES)そのままステップS43へ移行するが、このカセットXの補充向き74が“下”側であれば(ステップS41,NO)、上記通帳表上側イメージデータを上下180度反転させてから(ステップS42)ステップS43へ移行する。
ステップS43では、上記撮影画像が、現在の通帳表上側イメージデータ(ステップS42で上下反転している場合がある)と一致するか否かを判定する。そして、両者が一致するならば(ステップS43,YES)、作業テーブル90の表裏ターンフラグ93を‘1’にして(ステップS45)、ステップS10へ移行する。
一方、両者が不一致であるならば(ステップS43,NO)、現在の通帳表上側イメージデータを上下180度反転させて(ステップS44)、上記撮影画像が、上記ステップS44で反転後の通帳表上側イメージデータと一致するか否かを判定する(ステップS46)。
もし、両者が一致するならば(ステップS46、YES)、作業テーブル90の上下ターンフラグ92と表裏ターンフラグ93の両方とも‘1’にして(ステップS47,S48)、ステップS10へ移行する。
一方、もし両者が不一致ならば(ステップS46,NO)、処理対象の通帳は、処理対象のカセットXに対応する種類の通帳ではないことになるので、上記ステップS49へ移行する。上記の通り、ステップS49の判定がNOであれば上記ステップS50の処理を実行し、YESであれば上記ステップS51の処理を実行する。
上記ステップS10へ移行後の処理について、以下、説明する。
尚、ステップS10へ移行したら、処理対象の通帳を、ターンユニット62まで搬送するようにしてもよい。そして、以下に説明する処理により、ターンユニット62において、処理対象の通帳について、表裏反転と上下反転の何れか一方を行う場合と、これら2種類の反転の両方とも行う場合と、反転を行わない場合とがある。
まず、ステップS10では、作業テーブル90の上下ターンフラグ92が‘0’であるか否かをチェックし、もしフラグ92が‘1’であれば(ステップS10,NO)、通帳の上下を反転させるターンを実行する(ステップS11)。そして、このフラグ92を‘0’に戻して(ステップS12)ステップS13へ移行する。尚、フラグ92が‘0’であれば(ステップS10,YES)そのままステップS13へ移行する。
ステップS13では作業テーブル90の表裏ターンフラグ93が‘0’であるか否かをチェックし、もしフラグ93が‘1’であれば(ステップS13,NO)通帳の表裏を反転させるターンを実行する(ステップS14)。そして、このフラグ93を‘0’に戻して(ステップS15)ステップS16へ移行する。尚、フラグ93が‘0’であれば(ステップS13,YES)そのままステップS16へ移行する。
ステップS16では、処理対象のカセットXの通帳FULL検出センサ63が通帳65を検知しているか否か、すなわちカセットXが満杯であるか否かを確認し、満杯であるならば(ステップS16,YES)この通帳を補助補充カセット61へ移動・格納させる(ステップS20)。
尚、上記処理により、補助補充カセット61に格納する通帳は、該当する通帳カセット20に応じた正常な方向となっている。これより、後に補助補充カセット61を補充カセット60として利用する際には、方向を訂正する必要なく、そのままの状態で該当する通帳カセット20へ搬送・格納すれば済むことになる。
処理対象のカセットXが満杯ではない場合には(ステップS16,NO)、処理対象の通帳を、該当するカセットXへ移動・格納させる(ステップS17)。尚、該当するカセットXは、現時点の処理対象のカセットXであり、つまり作業テーブル90の種類別カセット番号91のカセットXである。
そして、データテーブル70において種類別カセット番号71が処理対象のカセットXであるレコードの通帳冊数73を、+1インクリメントする(ステップS18)。
尚、Xは、上記の通り本例では1〜6の何れかとなる。仮に、X=2であったならば、この通帳をカセット2に移動・格納すると共に、データテーブル70において種類別カセット番号71がカセット2のレコードの通帳冊数73を、+1インクリメントすることになる。
また、尚、通帳冊数73は、ここでは図示しない営業中の通常処理において、顧客に対して新たな通帳を発行する為に通帳カセット20から通帳を繰出す際に、−1デクリメントする。これによって通帳冊数73が減少していきエンド冊数75未満となった場合、補充すべき状態であるものと判断されるが、これについては後にステップS61の説明で説明する。尚、上記のことから、通帳冊数73は、現在、種類別カセット番号71のカセットXに格納されている通帳の数を示すことになる。
そして、補充カセット60が空であるか否かをチェックして(ステップS19)、空である場合には(ステップS19,YES)本処理を終了する。一方、未だ補充カセット60に通帳が残っている場合には(ステップS19,NO)、ステップS1に戻り、補充カセット60から次の通帳を繰出すことになる。
図14は、本例の自動補充処理の第2の例のフローチャート図である。
図14は、営業時間中の処理フローチャート図である。
ここで、自動補充処理の第2の例の処理は、上記図9〜図13に示す第1の例と、一部を除いてほぼ同じであるので、主に異なる点を図示するものとし、図9〜図13に示す処理と同一の処理には同一のステップS番号を付すかあるいは省略して示し、その説明は省略するものとする。
図14に示す処理では、例えば定期的にあるいは随時、ステップS61の判定を行っており(勿論、顧客が操作中は実行しない)、判定結果がNOである場合すなわち通帳の補充処理を行う必要がある状況ではないと判定された場合には、通常の取引画面(例えば図15(a)に示すような“いらっしゃいませ画面”)を表示して(ステップS62)、通常の一般的な取引処理(通帳記帳など)を行う。本処理は、上記の通り、営業時間中に実行される処理なので、通帳の補充処理を行うとき以外は、基本的に、通常の取引処理を行っている。
上記通帳の補充処理を行う必要があるか否かの判定の為の条件は、図示の例では、ステップS61の条件であり、これは「通帳カセット20の現在の通帳冊数73がエンド冊数75以下で、且つ、補充カセット60と予備補充カセット61に通帳がある」という条件であると言える。この条件を満たす場合には(ステップS61,YES)、例えば図15(b)に示す補充中画面を表示すると共に(ステップS63)、上記図9〜図13に示す処理を開始する。すなわち、まず、図示のステップS1、S2の処理を実行し、ステップS3以降の処理は省略して示すが上記図9〜図13とほぼ同じ処理を実行するが、異なる点は上記ステップS19の代わりに図示のステップS85、S86の処理を実行する。
すなわち、本例でも上記図9〜図13と同様に上記ステップS16がNOの場合には図示のステップS17、S18を実行し、ステップS16がYESの場合にはステップS20の処理を実行するが、これら何れかの処理を実行後、図示のステップS85の判定を行い、判定結果がYESの場合には、画面を上記通常の取引画面に切り換えて、通常の一般的な取引処理に切り換えて(ステップS86)本処理は終了する。
すなわち、補充中画面で「開始」キーが押下された場合、若しくは、補充カセット60と予備補充カセット61が空になった場合には(ステップS85,YES)、上記ステップS86の処理を実行する。尚、図15(b)の例の場合、図示の“取引開始”ボタンが上記「開始」キーに相当する。
一方、ステップS85の判定がNOである場合、すなわち「開始」キーは押下されていないし、且つ、補充カセット60と予備補充カセット61が空になっていない場合には、ステップS1の処理に戻る。
上記ステップS61がYESとなって通帳自動補充処理を実行中に、顧客が来て図15(b)の画面上で“取引開始”ボタンを操作した場合には、顧客サービス優先のため、通帳自動補充処理を中断して、通常の取引処理に戻る。補充カセット60と予備補充カセット61が空になった場合は、当然、補充処理は終了となる。
尚、一例としては、複数の通帳カセット20の何れか1つでも“現在の通帳冊数73がエンド冊数75以下”になった場合、ステップS61の2つの条件のうちの最初の条件すなわち「通帳カセット20の現在の通帳冊数73がエンド冊数75以下」が、満たされたものと判定するが、この例に限らない。
また、本処理では、処理対象となるカセットXは、上記“現在の通帳冊数73がエンド冊数75以下”となった通帳カセット20のみとするようにしてもよい。
尚、上記ステップS61の条件において、上記「補充カセット60と予備補充カセット61に通帳がある」を、「補充カセット60または予備補充カセット61に通帳がある」としてもよい。また、予備補充カセット61に通帳がある場合、予備補充カセット61も基本的には補充カセット60として扱うものとして図14の処理を実行するようにしてもよいが、その場合でも例えばステップS20などの処理の際には予備補充カセット61として扱うようにする。
上述した本例の通帳発行装置1は、金融機関等の店舗に設置されている通帳繰越機やATM等の通帳繰越機構である。各種通帳(未使用通帳)を、それぞれ、種類別の通帳カセット20に格納し、通帳の新規発行や繰越しの際に、該当する通帳カセット20から通帳を繰出して顧客に提供する構成は、従来と同じである。但し、本手法では、通帳カセット20に通帳を補充する際に、係員は、通帳カセット20(運用用カセット;種類別カセット)に直接通帳を装填するのではなく、補充用カセット(補充カセット60等)に装填する。その際、通帳の向きがバラバラであっても構わないし、複数種類の通帳が混在していても構わない。
その後、通帳発行装置1が、自動的に、補充用カセットの各通帳を、それぞれ、該当する通帳カセット20へ正常な方向で装填する。すなわち、本手法では、予め各種通帳の表裏のイメージデータを取得して記憶しておく。そして、補充用カセットより通帳を繰出してその表紙を撮影し、この撮像画像を上記各種イメージデータと比較することで、通帳の種類と方向(表裏・上下)を判別する。予め各通帳カセット20(種類別カセット)に応じた通帳の種類と方向が登録されている。尚、この登録された方向は、各通帳カセット20に応じた正常な方向と言える。これより、上記判別した通帳種類に該当する通帳カセット20に係わる正常な方向が分かるので、上記判別した方向が正常な方向ではない場合には、正常な方向となるように訂正する。その為の機構が上記ターンユニット62である。この様に必要に応じて方向訂正を行って、通帳を該当する通帳カセット20に収納する。この様な処理・動作を、補充用カセットに装填された各通帳について順次実行する。
上記のように、本手法では、補充用カセットから繰出した通帳を、該当する種類別カセット(通帳カセット20)へ正常な方向で収納することができ、従来の「係員等が通帳の方向と該当通帳カセットを逐一判別しながら通帳カセットへ通帳を装填する作業」は、必要なくなり、通帳補充に係わる係員の作業負担を軽減でき、且つ、間違った通帳カセットに装填したり方向を間違える等のヒューマンエラーが生じることも防止できる。更に、通帳を該当する通帳カセット20に収納する際にカウントすることで、通帳カセット20の現在の通帳収納数を管理できる。
上記のように、本手法では、予め、通帳1種類あたり2パターン(表側と裏側)の表紙イメージを登録しておく。また、装填専用の補充用カセットと、繰越処理時に通帳を繰出す用の種類別カセットを用意する。
そして、係員は、通帳の種類や向きを考えずに補充用カセットに通帳を装填して構わない。装置が、補充用カセットから通帳を繰り出し、自動的に通帳の種類と向きを判別して、該当の種類別カセットへ正常な方向で通帳をセットする。これを補充用カセットに装填された通帳全てについて実行し、装填完了となる。
通帳繰越処理のときには、種類別カセットから通帳を繰り出すが、種類別カセットには装填時に正しい種類と方向でセットされているため、エラーが発生することがない。
通帳の種類と方向の判別は、各通帳の表紙イメージを予め装置に登録しておき、カセットから繰出された通帳の画像を、登録済みの表紙イメージと比較することで行う。表紙イメージを使うことで、プレエンコード付きの通帳でなくても、通帳の種類と方向を自動で判別できる。
通帳の種類と方向の判別処理は、補充用カセットから繰り出した通帳の撮影画像を、登録してある通帳種類毎の表紙イメージ(表側正方向と裏側正方向の各イメージ)と順次比較していくことで、撮影画像と一致する通帳種類(この通帳種類用の通帳カセット)を探す。例えば種類別カセット1から順に以下のように比較していく。尚、ここでは、種類別カセット1における正常な方向は、“表上”(表側正方向)であるものとする。
・撮影画像が、種類別カセット1に応じた表側正方向イメージと一致した場合には、そのままカセット1へ通帳を移動・収納する。
・撮影画像が、種類別カセット1に応じた通帳種類の表側逆方向/裏側正方向/裏側逆方向の何れかのイメージと一致した場合、通帳が表側正方向となるように、通帳の向きによって異なるターンを自動で行ってから、カセット1へ通帳を移動・収納する。
尚、表側逆方向イメージは表側正方向イメージを上下反転させることで、裏側逆方向イメージは裏側正方向イメージを上下反転させることで、生成する。
撮影画像が、種類別カセット1に応じた通帳種類の表側正方向/表側逆方向/裏側正方向/裏側逆方向の4つのどれとも一致しない場合には、比較対象カセットを次のカセット(種類別カセット2など)に変更して、次のカセットについても上記種類別カセット1の場合と同様の処理を行う。
・全ての種類別カセットの通帳種類のイメージと比較しても一致しなかった場合は、通帳をリジェクト部に取込む。
・補充用カセットの通帳が全てなくなるまで、上記処理を繰り返す(但し、種類別カセットが全て満杯の場合は、補充カセットが空になる前でも終了する)。
本手法によれば、下記の効果が得られる。
・係員は、補充用カセットに通帳を装填する際に通帳の種類や向きを考えずに装填できるため、係員の作業負荷が軽減される。
・今までは装填した通帳を数え直すことができなかったため冊数を手入力していたが、補充用カセットから種類別カセットに移動する際に各種類別カセットの冊数を数えることができるため、自動で冊数をカウントし設定できる。
・冊数手入力の場合、入力ミスや数え間違いによる装填冊数設定ミスがあったが、自動で冊数カウントするため、装填冊数設定ミスがなくなる。
・通帳装填時点で、正しい種類の通帳が正しい方向で種類別カセットに装填されているため、通帳装填ミスによる通帳繰越エラーがなくなる。
・通帳繰越エラーがなくなるため、廃棄される書損通帳を出すことがなくなり、資源を有効活用できる。
・通帳繰越エラーがなくなるため、顧客利便性が向上する。
1 通帳発行装置
11 新規発行通帳スタッカ
12 コードリーダ
13 カードリーダ
14 操作画面
15 記帳通帳挿入口
16 電源スイッチ
17 前面扉
18 搬送部
18h、18i、18j 搬送ローラ対
19 通帳収納部
20 通帳カセット
21 通帳リジェクト部
22 通帳処理ユニット
30 通帳
31 インサータフロントユニット(インサータFユニット)
32 印刷ユニット
33 インサータリアユニット(インサータRユニット)
34 撮像ユニット
41 MSユニット
42 スキャナユニット
43 印字ユニット
44 頁めくり機構部
45 通帳退避部
47 カメラ
50 通帳画像格納部
51 通帳搬出部
52 撮像部
53 画像比較部
54 通帳方向判定部
55 通帳方向訂正部
56 通帳種類判定部
57 通帳再搬入部
60 補充カセット
61 補助補充カセット
62 ターンユニット
63 通帳Full検出センサ
65 通帳(未使用通帳)
70 テーブル
71 種類別カセット番号
72 通帳種類
73 通帳冊数
74 補充向き
75 エンド冊数
80 テーブル
81 通帳種類
82 通帳表上側イメージファイル名
83 通帳裏上側イメージファイル名
90 作業テーブル
91 種類別カセット番号
92 上下ターンフラグ
93 表裏ターンフラグ

Claims (9)

  1. 予め各種通帳の表表紙画像と裏表紙画像を格納する通帳画像格納部と、
    前記通帳が種類毎に収納される1以上の通帳カセットと、
    1種類以上の前記通帳が収納される補充用カセットと、
    前記補充用カセットから搬出された前記通帳の表紙を撮像して撮像表紙画像を取得する撮像部と、
    該撮像表紙画像を、前記通帳画像格納部に格納された各種通帳の前記表表紙画像と裏表紙画像と比較する画像比較を行うことで、前記搬出された通帳の種類に対応する通帳カセットを判定する通帳種類判定部と、
    前記補充用カセットから搬出された通帳を、前記通帳種類判定部で判定された通帳カセットへと搬送して収納する通帳再搬入部と、
    を備えることを特徴とする通帳発行装置。
  2. 前記画像比較に基づいて前記補充用カセットから搬出された通帳の方向を判定する通帳方向判定部と、
    前記通帳方向判定部で判定された前記通帳の方向が、前記通帳種類判定部で判定された通帳カセットに係わる正常な方向と異なる場合には、前記搬出された通帳の方向が該正常な方向と同じになるように訂正する通帳方向訂正部とを更に有することを特徴とする請求項1記載の通帳発行装置。
  3. 前記通帳再搬入部は、前記通帳方向訂正部で前記方向の訂正が行われた通帳については、該方向訂正後の通帳を、前記通帳種類判定部で判定された通帳カセットへと搬送して収納することを特徴とする請求項2記載の通帳発行装置。
  4. 前記通帳再搬入部は、更に、前記通帳カセット毎に、その通帳カセットへと搬送して収納した通帳の数を計数することで、その通帳カセットの現在の装填冊数を記憶することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の通帳発行装置。
  5. 運用中に、前記現在の装填冊数が予め設定される最低冊数以下となった場合、前記補充用カセット内に通帳がある場合には、該補充用カセットから通帳を搬出して、前記撮像部、通帳種類判定部、通帳再搬入部の処理を実行することを特徴とする請求項4記載の通帳発行装置。
  6. 前記通帳カセット毎に、その通帳カセット内に通帳が満杯になったことを検知するセンサを設け、
    補助用カセットを更に設け、
    前記センサによって、前記通帳種類判定部で判定された通帳カセットが満杯であることが検知された場合、前記通帳再搬入部は、前記搬出された通帳を前記補助用カセットに搬送して収納することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の通帳発行装置。
  7. 前記通帳の方向は、表裏及び上下方向であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の通帳発行装置。
  8. 通帳が種類毎に収納される1以上の通帳カセットを備える通帳発行装置において実行される通帳補充方法であって、
    1種類以上の前記通帳が収納される補充用カセットから搬出された該通帳の表紙を撮像して撮像表紙画像を取得し、
    該撮像表紙画像を、予め記憶されている各種通帳の表表紙画像、裏表紙画像と比較する画像比較を行うことで、前記搬出された通帳の種類に対応する通帳カセットを判定し、
    前記補充用カセットから搬出された通帳を、前記判定された通帳カセットへと搬送して収納する、
    ことを特徴とする通帳補充方法。
  9. 通帳が種類毎に収納される1以上の通帳カセットを備える通帳発行装置における通帳補充プログラムであって、
    前記通帳発行装置のコンピュータを、
    1種類以上の前記通帳が収納される補充用カセットから搬出された該通帳の表紙を撮像して撮像表紙画像を取得する撮像手段、
    該撮像表紙画像を、予め記憶されている各種通帳の表表紙画像、裏表紙画像と比較する画像比較を行うことで、前記搬出された通帳の種類に対応する通帳カセットを判定する通帳種類判定手段、
    前記補充用カセットから搬出された通帳を、前記通帳種類判定手段で判定された通帳カセットへと搬送して収納する通帳再搬入手段、
    として機能させるための通帳補充プログラム。
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