JP2018025268A - リップシール - Google Patents
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Abstract
Description
相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止するリップシールであって、前記軸表面に対して摺動するシールリップを備えるリップシールにおいて、
前記シールリップの外周面側には、ガータースプリングが装着される環状の装着溝が設けられると共に、
前記装着溝の溝底には、径方向の外側に向かって突出し、前記ガータースプリングに締付けられる突出部が周方向に間隔を空けて複数設けられていることを特徴とする。
方向に間隔を空けて複数設けられているため、リップ先端の軸表面に対する摺動幅は、周方向に波形状に変化するように構成される。従って、リップ先端に潤滑膜(密封対象流体等による膜)を形成させ易くなり、摺動性を高めることができる。そして、本発明においては、経時的にリップ先端の摺動摩耗が進んでも、各突出部が摺動してしまう訳ではない。そのため、リップ先端の軸表面に対する摺動幅が、周方向に波形状に変化する状態を、長期に亘って安定的に維持させることができる。
する趣旨のものではない。なお、以下の実施例においては、リップシールを船尾管に取付けた場合を例にして説明する。ただし、本発明に係るリップシールは、船尾管に限らず、各種装置に適用可能である。
図1〜図4を参照して、本発明の実施例に係るリップシールについて説明する。
図1を参照して、本発明の実施例に係る船尾管シール装置の全体構成について説明する。図1は、船尾管に対して本発明の実施例に係るリップシールが適用される船尾管シール装置が取り付けられている付近の構造を示す模式的断面図である。
特に、図2〜図4を参照して、本実施例に係るリップシール120について、より詳細に説明する。リップシール120は環状の部材で構成されており、説明の便宜上、その中心軸線を「中心軸線」と称し、中心軸線方向において、図1,2,3中、右側を「一方側」、左側を「他方側」と称する。なお、リップシール120の使用時においては、リップシール120の中心軸線と軸(ライナ220が取り付けられたプロペラ軸210)の中心軸線は一致するように設計されている。
プシールの断面図とで、切断面の位相をずらしている。具体的には、図4中のリップシールをBBの位置で切断した断面に相当する。なお、図3においては、図1に示す中間リング113と中間リング114によって固定されたリップシール120を示している。図4は本発明の実施例に係るリップシールの模式的断面図である。この図4は、リップシールを中心軸線に対して垂直な面で切断した断面図であり、図2において、AAの位置で切断した断面図に相当する。
好適である。
本実施例に係るリップシール120によれば、ガータースプリング130が装着される環状の装着溝124の溝底に、複数の突出部124aが設けられている。これにより、ガータースプリング130の緊迫力が密封対象流体の圧力(水圧)による緊迫力よりも大きい場合、シールリップ123は、突出部124aが設けられている部位においては、ガータースプリング130によって締め付けられ、突出部124aが設けられていない部位においては、ガータースプリング130により締め付けられない。従って、ガータースプリング130によってシールリップ123を径方向内側に締付ける力が周方向で異なる。或いは、ガータースプリング130の緊迫力よりも水圧による緊迫力の方が大きい場合、突出部124aが設けられている部位よりも、突出部124aが設けられていない部位の方が周方向において面積が大きく水圧による影響を強く受ける。従って、シールリップ123を径方向内側に締付ける力が周方向で異なる。これにより、シールリップ123のリップ先端の軸表面に対する摺動幅は周方向で異なる。
図5〜図9には、突出部と凹部の形状についての具体例(変形例1〜5)が示されている。これらの図は、いずれもリップシールの模式的断面図であり、リップシールを中心軸線に対して垂直な面で切断した断面図である。また、これらの図は、図4の場合と同様に、図2において、AAの位置で切断した断面図に相当する。
同一であり、周方向に等間隔に配置されている。以上の構成により、本変形例においても、上記実施例の場合と同様の効果を得ることができる。なお、本変形例の場合には、複数の突出部124a5について、ガータースプリング130によって締め付けられない突出部124a5が発生する可能性もある。また、これに伴い、凹部124b5の一部がガータースプリング130によって締め付けられる可能性もある。従って、所望の摺動幅が得られない部位が存在し得るが、部分的であるので、大きな影響はない。
図10には本発明の実施例に係るリップシールの模式的拡大断面図を示している。なお、図10においては、リップシールを、中心軸線を含む面で切断した断面図を示している。上述した装着溝124の溝底(つまり、突出部124aの表面と凹部124bの表面)の形状(中心軸線を含む面で切断した断面の形状)は、円弧状となっている。しかしながら、当該形状は円弧状に限られることはない。例えば、図11に示す変形例6のように、当該形状を直線状にすることもできる。
110 ケース
111 フランジリング
112,113,114 中間リング
115 カバーリング
120 リップシール
121 被固定部
122 屈曲部
122a 第1縮径部
122b 第2縮径部
123 シールリップ
123a 第1テーパ面
123b 第2テーパ面
124 装着溝
124a,124a1,124a2,124a3,124a4,124a5 突出部
124b,124b1,124b2,124b3,124b4,124b5 凹部
130 ガータースプリング
210 プロペラ軸
220 ライナ
230 プロペラ
240 シールリング
250 軸受
300 船尾管
Claims (4)
- 相対的に回転する軸とハウジングとの間の環状隙間を封止するリップシールであって、前記軸表面に対して摺動するシールリップを備えるリップシールにおいて、
前記シールリップの外周面側には、ガータースプリングが装着される環状の装着溝が設けられると共に、
前記装着溝の溝底には、径方向の外側に向かって突出し、前記ガータースプリングに締付けられる突出部が周方向に間隔を空けて複数設けられていることを特徴とするリップシール。 - 複数設けられた前記突出部先端面の周方向の距離は、いずれも前記ガータースプリングにおける1ピッチよりも長いことを特徴とする請求項1に記載のリップシール。
- 複数の前記突出部の形状及び寸法は同一であり、周方向に等間隔に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のリップシール。
- 複数の前記突出部において、隣り合う突出部の各先端面の間にできる各凹部の表面の全域と前記ガータースプリングとの間には、いずれも隙間が形成されていることを特徴とする請求項1,2または3に記載のリップシール。
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH03130964U (ja) * | 1990-04-17 | 1991-12-27 | ||
JPH0557521U (ja) * | 1991-12-27 | 1993-07-30 | エヌオーケー株式会社 | 密封装置 |
JP2015059644A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | Ntn株式会社 | 密封装置およびこれを備えた車輪用軸受装置 |
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