JP2018025126A - インジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】目的は、金属製のチップシールを用いることができるインジェクタを提供すること。
【解決手段】インジェクタ1は、棒状のニードル2の基端側を収容する筒状のハウジング3と、ニードル2の先端側を収容しかつその先端部には噴孔425が形成された筒状のバルブシート4と、環状のチップシール5と、を備える。バルブシート4は、その基端部とハウジング3の先端部とを継ぎ合わせることによってハウジング3と同軸で接続され、チップシール5は、ハウジング3に形成されチップシール5の内径Rcよりも大きな外径Rhを有する環状の開口端面33と、バルブシート4に形成され内径Rcよりも大きな外径Rb1を有しかつハウジング3と同軸で接続されると開口端面33とニードル2の軸方向に沿って対向する環状の肩面441と、の間に設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、インジェクタに関する。より詳しくは、内燃機関に燃料を噴射供給するインジェクタに関する。
内燃機関(以下、「エンジン」という)に燃料を噴射供給する装置として、広くインジェクタが用いられている。インジェクタは、棒状のニードルと、その内部に燃料の流路となりかつニードルをその軸方向に沿って進退可能に保持する燃料流路が形成されたハウジングと、この燃料流路と連通しかつニードルの進退によって開閉する噴孔が形成されたバルブシートと、を備える。エンジンの気筒内に直接燃料を噴射する所謂直噴型のエンジンの場合、インジェクタは、エンジンの気筒内にその噴孔が臨むように、エンジンのシリンダヘッドに形成された貫通孔に設けられる。
また、エンジンの気筒内から高温の混合気や排気等が貫通孔を介して漏れるのを防止するため、インジェクタの先端側のうち噴孔に近い部分には、チップシールと呼称される環状のシール部材を介してシリンダヘッドの貫通孔に設けられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−180169号公報
図3は、従来のインジェクタ100の先端側の構成を示す図である。
上述の特許文献1に示すものと同様、従来のインジェクタ100は、ハウジング101とバルブシート102とは別々に製造され、バルブシート102は、ハウジング101の先端側に形成された収容筒103内に収容される。またインジェクタ100は、その先端側における最も外側の部材であるハウジング101の外周部にチップシール104を設けた状態でシリンダヘッド105に形成された貫通孔106に挿入される。
ここでチップシール104は、その軸方向両側への移動を規制するために、ハウジング101の外周部に形成された溝部107に嵌め込まれるが、このように溝部107が形成されたハウジング101の先端側からチップシール104を装着できるようにするためには、チップシール104には、ある程度変形する材料、より具体的には樹脂製のものを用いる必要がある。すなわち、従来のインジェクタ100では、金属製のチップシールを用いることができない。
チップシール104として樹脂製のものを用いても、気筒108内の気密性を十分に維持することは可能である。しかしながら樹脂製のチップシール104は、金属製と比較して熱伝導率が低い。インジェクタ100の先端側は高温、高圧となる気筒108内に晒されるため、バルブシート102やハウジング101も高温になる。したがって、チップシール104として熱伝導率が低い樹脂製のものを用いた場合、金属製のものを用いた場合と比較して、ハウジング101やバルブシート102からシリンダヘッド105への放熱量が少ない。このため従来のインジェクタ100では、インジェクタ100の放熱を促す燃料の噴射量が少ないものや、気筒108内の温度が高温になる高負荷運転時には、バルブシート102やハウジング101の温度上昇が特に顕著になり、噴孔の近傍にデポジットが発生し、インジェクタ100による燃料噴射量の制御精度が低下するおそれがある。
本発明は、金属製のチップシールを用いることができるインジェクタを提供することを目的とする。
(1)インジェクタ(例えば、後述のインジェクタ1,1A)は、棒状の弁体(例えば、後述のニードル2)の基端側を収容する筒状のハウジング(例えば、後述のハウジング3,3A)と、前記弁体の先端側を収容しかつその先端部には前記弁体によって開閉される噴孔(例えば、後述の噴孔425)が形成された筒状のバルブシート(例えば、後述のバルブシート4,4A)と、環状のシール部材(例えば、後述のチップシール5)と、を備える。前記バルブシートは、その基端部と前記ハウジングの先端部とを継ぎ合わせることによって当該ハウジングと同軸で接続され、前記シール部材は、前記ハウジングに形成され前記シール部材の内径(Rc)よりも大きな外径(Rh,Rh1)を有する環状の第1端面(例えば、後述の開口端面33、肩面351)と、前記バルブシートに形成され前記内径よりも大きな外径(Rb1,Rb)を有しかつ前記ハウジングと同軸で接続されると前記第1端面と前記弁体の軸方向に沿って対向する環状の第2端面(例えば、後述の肩面441、開口端面49)と、の間に設けられる。
(2)この場合、前記バルブシート(例えば、後述のバルブシート4)には、前記内径よりも大きな外径(Rb1)を有する大径部(例えば、後述の大径部43)と、当該大径部に環状の肩部(例えば、後述の肩部44)を介して接続されかつ前記大径部の前記外径よりも小さな外径でその基端面(例えば、後述の基端面458)まで延びる小径部(例えば、後述の小径部45)と、が形成され、前記ハウジング(例えば、後述のハウジング3)の前記先端部には、その先端面(例えば、後述の開口端面33)の外径(Rh)は前記内径よりも大きくかつ前記小径部の一部を収容する収容筒(例えば、後述の収容筒32)が形成され、前記第1端面は、前記収容筒の前記先端面に形成される開口端面(例えば、後述の開口端面33)であり、前記第2端面は、前記肩部に形成される環状の肩面(例えば、後述の肩面441)であることが好ましい。
(3)この場合、前記小径部のうち前記肩部に接続する部分には前記内径と同じ又は前記内径よりも僅かに大きな外径を有する環状の凸部(例えば、後述の凸部46)が形成され、前記小径部のうち前記凸部よりも基端側の外径(Rb3)は前記内径よりも小さく、前記シール部材の内周面(例えば、後述の内周面51)は前記凸部によって保持され、前記シール部材の前記軸方向に沿った移動は前記第1端面及び前記第2端面によって規制されることが好ましい。
(4)この場合、前記バルブシート及び前記ハウジングは、同じ材料又は熱膨張係数が略等しい異なる材料で形成されていることが好ましい。
(5)この場合、前記ハウジング(例えば、後述のハウジング3A)には、前記内径よりも大きな外径(Rh1)を有する大径部(例えば、後述の大径部34)と、当該大径部に肩部(例えば、後述の肩部35)を介して接続されかつ前記大径部の前記外径よりも小さな外径でその先端面(例えば、後述の先端面368)まで延びる小径部(例えば、後述の小径部36)と、が形成され、前記バルブシートの前記基端部には、その基端面(例えば、後述の開口端面49)の外径(Rb)は前記内径よりも大きくかつ前記小径部の一部を収容する収容筒(例えば、後述の収容筒48)が形成され、前記第1端面は、前記肩部に形成される環状の肩面(例えば、後述の肩面351)であり、前記第2端面は、前記収容筒の前記基端面に形成される開口端面(例えば、後述の開口端面49)であることが好ましい。
(6)この場合、前記小径部のうち前記肩部に接続する部分には前記内径と同じ又は前記内径よりも僅かに大きな外径を有する環状の凸部(例えば、後述の凸部37)が形成され、前記小径部のうち前記凸部よりも先端側の外径(Rh3)は前記内径よりも小さく、前記シール部材の内周面(例えば、後述の内周面51)は前記凸部によって保持され、前記シール部材の前記軸方向に沿った移動は前記第1端面及び前記第2端面によって規制されることが好ましい。
(7)この場合、前記バルブシートの材料の熱膨張係数は、前記ハウジングの材料の熱膨張係数よりも小さいことが好ましい。
(8)この場合、前記シール部材の材料は金属であることが好ましい。
(1)本発明では、バルブシートの基端部とハウジングの先端部とを継ぎ合わせることによってバルブシートとハウジングとを同軸で接続し、さらにシール部材は、ハウジングに形成された第1端面と、バルブシートに形成され上記のようにハウジングと同軸で接続すると第1端面と弁体の軸方向に沿って対向する第2端面との間に設ける。すなわち、従来のインジェクタでは、ハウジングに予め形成されている溝にシール部材を設けていたため、金属製のシール部材を用いることができなかった。これに対し本発明では、ハウジングとバルブシートとを同軸で接続したときに初めて対峙する第1端面と第2端面との間にシール部材を設けることにより、シール部材の内径を両端面の外径よりも大きく変形させることなくこれら両端面の間に設けることができるので、シール部材として金属製のものを用いることができる。
(2)本発明では、バルブシートには大径部とこの大径部と肩部を介して接続される小径部とを設け、ハウジングにはバルブシートの小径部を収容する収容筒を設ける。このようなインジェクタによれば、以下の手順によって組み立てられる。初めに、シール部材をバルブシートの小径部側から肩部に形成される第2端面としての環状の肩面に突き当たるまで軸方向に沿って挿入する。次に、このバルブシートの小径部を、ハウジングの先端面に形成された第1端面としての開口端面から収容筒内へ軸方向に沿って挿入する。これにより、バルブシートとハウジングとが同軸で接続されるとともに、シール部材は、その内径よりも大きな外径を有するバルブシートの肩面とハウジングの開口端面とによって挟まれ、その軸方向に沿った移動が規制される。以上のように本発明によれば、シール部材を大きく変形させることなくインジェクタに取り付けることができる。
(3)本発明では、バルブシートの小径部のうち肩部に接続する部分には、シール部材の内径と同じ又はこれよりも僅かに大きな外径を有する環状の凸部を設け、小径部のうち凸部よりも基端側の外径をシール部材の内径よりも小さくする。これにより、シール部材をバルブシートに取り付ける際には、シール部材を小径部の基端側から挿入し、さらに肩部の肩面に突き当たるまで、シール部材の内周面を凸部の外径に応じて僅かに変形させながら押し込むことにより、シール部材を凸部の周囲に保持させることができる。これにより、シール部材をインジェクタに取り付けた後、このシール部材の位置がエンジンの振動によってずれるのを防止できる。
(4)本発明では、バルブシートの一部はハウジングの収容筒内に収容される。またバルブシートは、ハウジングよりも気筒内に近いため、ハウジングよりも高温である。ここで本発明では、バルブシートとハウジングとで同じ材料又は熱膨張係数が略等しい異なる材料を用いることにより、より高温でありかつハウジングの内側に設けられるバルブシートを、より低温であるハウジングよりも大きく膨張させることができるので、バルブシートとハウジングの相対位置がずれるのを防止できる。
(5)本発明では、ハウジングには大径部とこの大径部と肩部を介して接続される小径部とを設け、バルブシートにはハウジングの小径部を収容する収容筒を設ける。このようなインジェクタによれば、以下の手順によって組み立てられる。初めに、シール部材をハウジングの小径部側から肩部に形成される第1端面としての環状の肩面に突き当たるまで軸方向に沿って挿入する。次に、このハウジングの小径部を、バルブシートの基端面に形成された第2端面としての開口端面から収容筒内へ軸方向に沿って挿入する。これにより、ハウジングとバルブシートとが同軸で接続されるとともに、シール部材は、その内径よりも大きな外径を有するハウジングの肩面とバルブシートの開口端面とによって挟まれ、その軸方向に沿った移動が規制される。以上のように本発明によれば、シール部材を大きく変形させることなくインジェクタに取り付けることができる。
(6)本発明では、ハウジングの小径部のうち肩部に接続する部分には、シール部材の内径と同じ又はこれよりも僅かに大きな外径を有する環状の凸部を設け、小径部のうち凸部よりも先端側の外径をシール部材の内径よりも小さくする。これにより、シール部材をバルブシートに取り付ける際には、シール部材を小径部の先端側から挿入し、さらに肩部の肩面に突き当たるまで、シール部材の内周面を凸部の外径に応じて僅かに変形させながら押し込むことにより、シール部材を凸部の周囲に保持させることができる。これにより、シール部材をインジェクタに取り付けた後、このシール部材の位置がエンジンの振動によってずれるのを防止できる。
(7)本発明では、ハウジングの一部はバルブシートの収容筒内に収容される。またハウジングは、バルブシートよりも気筒から遠いため、バルブシートよりも低温である。ここで本発明では、バルブシートの材料としてハウジングの材料よりも熱膨張係数が小さいものを用いることにより、より低温でありかつバルブシートの内側に設けられるハウジングを、より高温であるバルブシートよりも大きく膨張させることができるので、バルブシートとハウジングの相対位置がずれるのを防止できる。
(8)本発明では、シール部材の材料として金属を用いることにより、樹脂製のものを用いた場合よりも、インジェクタからシリンダヘッドへの放熱を促すことができるので、インジェクタを低温に維持し、ひいては噴孔の近傍にデポジットが発生したり、これにより燃料噴射量の制御精度が低下したりするのを防止できる。
本発明の第1実施形態に係るインジェクタの先端側の構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るインジェクタの先端側の構成を示す断面図である。 従来のインジェクタの先端側の構成を示す図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係るインジェクタ1の先端側の構成を示す断面図である。インジェクタ1は、全体の形状が棒状であり、その先端側に設けられた噴孔425から燃料を噴射する。以下では、棒状のインジェクタ1において、噴孔425が形成されている側を先端側とし、その反対側を基端側とする。
エンジン6は、その内部に気筒61が形成されたシリンダブロックと、気筒61の上部を構成するシリンダヘッド63とを組み合わせて構成される。シリンダヘッド63には、円柱状の貫通孔であるインジェクタ収容孔64が形成されており、インジェクタ1は、先端側の噴孔425が気筒61内に臨むようにインジェクタ収容孔64内に挿入される。またインジェクタ1の外周部には後述の円環状のシール部材としてのチップシール5が設けられている。図1に示すようにインジェクタ1をインジェクタ収容孔64内に挿入すると、チップシール5の外周面54がインジェクタ収容孔64の内周面に圧接され、これにより気筒61内の気密性が維持される。
インジェクタ1は、棒状の弁体としてのニードル2と、このニードル2の基端側を進退可能に収容するハウジング3と、ニードル2の先端側を収容するバルブシート4と、チップシール5と、を組み合わせて構成される。
ニードル2は、棒状の軸体24と、軸体24の先端部に設けられた球状のシール部25と、を備える。チップシール5は、円環状である。チップシール5の材料は、金属であることが好ましい。
ハウジング3は、ニードル2と同軸の円筒状であり、その内部にはニードル2を進退可能に収容するとともに図示しない高圧燃料ポンプから圧送される燃料が流れる燃料流路31が形成されている。また図示を省略したハウジング3の基端側には、電磁力及び弾性力等を利用してニードル2を進退させるため、コイル、固定コア、可動コア、及びスプリング等で構成される電磁駆動手段が設けられている。
ハウジング3の先端部には、燃料流路31と同軸でありかつバルブシート4の基端側の一部を収容する収容筒32が形成されている。またこの収容筒32の先端面に形成される第1端面としての円環状の開口端面33の外径Rhは、チップシール5の内径Rcよりも大きい(Rh>Rc)。
バルブシート4は、ニードル2及びハウジング3と同軸の円筒状である。バルブシート4の内部にはニードル2を進退可能に収容するとともに、ハウジング3に取り付けられると、ハウジング3の燃料流路31と同軸で接続される燃料流路41が形成されている。バルブシート4の先端部には、ニードル2のシール部25を収容する収容部42が設けられている。この収容部42の先端側の内壁面は、シール部25の先端側の球面と接するように形成されており、シール部25が着座する弁座423となっている。また収容部42の先端側のうち弁座423が設けられている部分には、収容部42の内部と外部とを貫通する貫通孔としての噴孔425が形成されている。したがって、ニードル2が電磁駆動手段によって先端側へ前進すると、シール部25が弁座423に着座し、噴孔425が閉じる。噴孔425が閉じた状態では燃料は噴射されない。またニードル2が電磁駆動手段によって基端側へ後退すると、シール部25が弁座423から離座し、噴孔425が開く。噴孔425が開いた状態では、燃料流路31,41を介して収容部42内に圧送された燃料が噴孔425から気筒61内に噴射される。
バルブシート4の外周部には、その先端側から基端側へ向かって順に、大径部43と、この大径部43に円環状の肩部44を介して接続された小径部45と、が形成されている。大径部43の外径、すなわち肩部44に形成される第2端面としての環状の肩面441の外径Rb1は、チップシール5の内径Rcよりも大きい(Rb1>Rc)。小径部45は、この大径部43の外径Rb1よりも小さな外径で肩部44からその基端面458まで延びる。
小径部45のうち肩部44に接続する部分には、チップシール5の内径Rcと同じ又はこれよりも僅かに大きな外径を有する環状の凸部46が形成されている。また小径部45のうち凸部46よりも基端側は、図1に示すようにハウジング3の先端部に形成された収容筒32の内部に収容される接続部47となっている。接続部47の外径Rb3は、チップシール5の内径Rcよりも小さい(Rb3<Rc)。
以上のように、ニードル2と、ハウジング3と、バルブシート4と、チップシール5と、によって構成されたインジェクタ1は、例えば、以下の手順によって組み立てられる。
始めにバルブシート4にチップシール5を取り付ける。より具体的には、バルブシート4の小径部45の基端側からチップシール5を挿入し、チップシール5の先端部52が、チップシール5の内径Rcよりも大きな外径Rb1を有する肩面441に突き当たるまで先端側へ押し込む。この際、小径部45のうち接続部47の外径Rb3はチップシール5の内径Rcよりも小さいので、チップシール5は、これを変形させることなく容易に挿入できる。また小径部45のうち肩部44に接続する凸部46の外径は、上述のようにチップシール5の内径Rcと同じ又はこれよりも僅かに大きい。したがってチップシール5を肩面441に突き当たるまで押し込むと、チップシール5の内周面51は凸部46の頂部と圧接するので、これによりチップシール5が保持される。
次に、チップシール5が取り付けられたバルブシート4に、ニードル2及びハウジング3を取り付ける。より具体的には、始めに、ニードル2のシール部25をバルブシート4の収容部42内に挿入する。次に、バルブシート4の基端部とハウジング3の先端部とを継ぎ合わせ、バルブシート4の接続部47をハウジング3の収容筒32内に圧入することによって、バルブシート4とハウジング3とニードル2とを同軸で接続する。ここでバルブシート4の接続部47の基端面458を規定の位置まで圧入すると、図1に示すように、ハウジング3の開口端面33がバルブシート4の凸部46に保持されているチップシール5の基端部53の近傍まで到達する。これにより、チップシール5は、ハウジング3に形成された開口端面33と、バルブシート4に形成された肩面441との間に設けられる。また上述のように開口端面33の外径Rh及び肩面441の外径Rb1は、チップシール5の内径Rcよりも大きい。このため、チップシール5は、凸部46によって保持されるとともに、その軸方向に沿った移動は、肩面441と開口端面33とによって規制される。インジェクタ1は、以上の手順によって組み立てられる。なお、以上のようにバルブシート4をハウジング3に圧入した後は、溶接によってこれらを接合してもよい。
ここで、ハウジング3及びバルブシート4の材料について説明する。図1に示すように、バルブシート4はハウジング3よりも気筒61に近いため、エンジン6の運転中の温度はバルブシート4の方が高い。またより高温となるバルブシート4の一部は、ハウジング3の内部に収容される。このため、バルブシート4とハウジング3とは、同じ材料で形成するか、又は熱膨張係数が略等しい異なる材料で形成することが好ましい。これによりエンジン6の運転中は、より高温となるバルブシート4の方がハウジング3よりも大きく膨張するので、エンジン6の運転中にバルブシート4とハウジング3との相対位置がずれるのを防止できる。
本実施形態のインジェクタ1によれば、以下の効果を奏する。
(1)インジェクタ1では、ハウジング3とバルブシート4とを同軸で接続したときに初めて対峙する開口端面33と肩面441との間にチップシール5を設けることにより、チップシール5の内径Rcを両端面33,441の外径Rh,Rb1よりも大きく変形させることなくこれら両端面33,441の間に設けることができるので、チップシール5として金属製のものを用いることができる。
(2)インジェクタ1によれば、バルブシート4とハウジング3とが同軸で接続されるとともに、チップシール5は、その内径Rcよりも大きな外径Rh,Rb1を有するバルブシート4の肩面441とハウジング3の開口端面33とによって挟まれ、その軸方向に沿った移動が規制される。したがって、チップシール5を大きく変形させることなくインジェクタ1に取り付けることができる。
(3)バルブシート4の小径部45のうち肩部44に接続する部分には、チップシール5の内径Rcと同じ又はこれよりも僅かに大きな外径を有する環状の凸部46を設け、小径部45のうち凸部46よりも基端側の接続部47の外径Rb3をチップシール5の内径Rcよりも小さくする。これにより、チップシール5をバルブシート4に取り付ける際には、チップシール5を小径部45の基端側から挿入することができ、またチップシール5を凸部46の周囲に保持させることができる。これにより、チップシール5をインジェクタ1に取り付けた後、このチップシール5の位置がエンジン6の振動によってずれるのを防止できる。
(4)インジェクタ1では、バルブシート4とハウジング3とで同じ材料又は熱膨張係数が略等しい異なる材料を用いることにより、より高温でありかつハウジング3の内側に設けられるバルブシート4を、より低温であるハウジング3よりも大きく膨張させることができるので、バルブシート4とハウジング3の相対位置がずれるのを防止できる。
(5)インジェクタ1では、チップシール5の材料として金属を用いることにより、樹脂製のものを用いた場合よりも、インジェクタ1からシリンダヘッド63への放熱を促すことができるので、インジェクタ1を低温に維持し、ひいては噴孔425の近傍にデポジットが発生したり、これにより燃料噴射量の制御精度が低下したりするのを防止できる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図2は、本実施形態に係るインジェクタ1Aの先端側の構成を示す断面図である。以下の説明では、インジェクタ1Aのうち、第1実施形態に係るインジェクタ1と同じ構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。インジェクタ1Aは、主にバルブシート4A及びハウジング3Aの構成が図1のインジェクタ1と異なる。
ハウジング3Aの外周部には、その基端側から先端側へ向かって順に、大径部34と、この大径部34に円環状の肩部35を介して接続された小径部36と、が形成されている。大径部34の外径、すなわち肩部35に形成される第1端面としての環状の肩面351の外径Rh1は、チップシール5の内径Rcよりも大きい(Rh1>Rc)。小径部36は、この大径部34の外径Rh1よりも小さな外径で肩部35からその先端面368まで延びる。
小径部36のうち肩部35に接続する部分には、チップシール5の内径Rcと同じ又はこれよりも僅かに大きな外径を有する環状の凸部37が形成されている。また小径部36のうち凸部37よりも先端側は、図2に示すようにバルブシート4Aの基端部に形成された後述の収容筒48の内部に収容される接続部38となっている。接続部38の外径Rh3は、チップシール5の内径Rcよりも小さい(Rh3<Rc)。
バルブシート4Aの基端部には、燃料流路41と同軸でありかつハウジング3Aの先端側の一部を収容する収容筒48が形成されている。またこの収容筒48の基端面に形成される第2端面としての円環状の開口端面49の外径Rbは、チップシール5の内径Rcよりも大きい(Rb>Rc)。
以上のように、ニードル2と、ハウジング3Aと、バルブシート4Aと、チップシール5と、によって構成されたインジェクタ1Aは、例えば、以下の手順によって組み立てられる。
始めにハウジング3Aにチップシール5を取り付ける。より具体的には、ハウジング3Aの小径部36の先端側からチップシール5を挿入し、チップシール5の基端部53が、肩面351に突き当たるまで基端側へ押し込む。小径部36のうち肩部35に接続する凸部37の外径は、上述のようにチップシール5の内径Rcと同じ又はこれよりも僅かに大きい。したがってチップシール5を肩面351に突き当たるまで押し込むと、チップシール5の内周面51は凸部37の頂部と圧接するので、これによりチップシール5が保持される。
次に、チップシール5が取り付けられたハウジング3Aに、ニードル2及びバルブシート4Aを取り付ける。より具体的には、始めに、ニードル2のシール部25をバルブシート4Aの収容部42内に挿入しておき、次に、このバルブシート4Aの基端部とハウジング3Aの先端部とを継ぎ合わせ、ハウジング3Aの接続部38をバルブシート4Aの収容筒48内に圧入することによって、バルブシート4Aとハウジング3Aとニードル2とを同軸で接続する。ここで、ハウジング3Aの接続部38の先端面368を規定の位置まで圧入すると、図2に示すように、バルブシート4Aの開口端面49がハウジング3Aの凸部37に保持されているチップシール5の先端部52の近傍まで到達する。これにより、チップシール5は、ハウジング3Aに形成された肩面351と、バルブシート4Aに形成された開口端面49との間に設けられる。また上述のように開口端面49の外径Rb及び肩面351の外径Rh1は、チップシール5の内径Rcよりも大きい。このため、チップシール5は、凸部37によって保持されるとともに、その軸方向に沿った移動は、肩面351と開口端面49とによって規制される。インジェクタ1Aは、以上の手順によって組み立てられる。なお、以上のようにハウジング3Aをバルブシート4Aに圧入した後は、溶接によってこれらを接合してもよい。
ここで、ハウジング3A及びバルブシート4Aの材料について説明する。図2に示すように、ハウジング3Aはバルブシート4Aよりも気筒61から遠いため、エンジン6の運転中の温度はハウジング3Aの方が低い。またより低温となるハウジング3Aの一部は、バルブシート4Aの内部に収容される。このため、バルブシート4Aに用いる材料は、その熱膨張係数がハウジング3Aに用いる材料の熱膨張係数よりも小さくすることが好ましい。これにより、エンジン6の運転中は、バルブシート4Aよりもハウジング3Aの方が低温となるものの、バルブシート4Aよりも内側に設けられるハウジング3Aをより大きく膨張させることができるので、バルブシート4Aとハウジング3Aの相対位置がずれるのを防止できる。
本実施形態のインジェクタ1によれば、上述の(1)及び(5)に加えて以下の効果を奏する。
(6)インジェクタ1Aによれば、ハウジング3Aとバルブシート4Aとが同軸で接続されるとともに、チップシール5は、その内径Rcよりも大きな外径Rh1を有するハウジング3Aの肩面351とバルブシート4Aの開口端面49とによって挟まれ、その軸方向に沿った移動が規制される。したがって、チップシール5を大きく変形させることなくインジェクタ1Aに取り付けることができる。
(7)ハウジング3Aの小径部36のうち肩部35に接続する部分には、チップシール5の内径Rcと同じ又はこれよりも僅かに大きな外径を有する環状の凸部37を設け、小径部36のうち凸部37よりも先端側の外径Rh3をチップシール5の内径Rcよりも小さくする。これにより、チップシール5をバルブシート4Aに取り付ける際には、チップシール5を小径部36の先端側から挿入することができ、またチップシール5を凸部37の周囲に保持させることができる。これにより、チップシール5をインジェクタ1Aに取り付けた後、このチップシール5の位置がエンジン6の振動によってずれるのを防止できる。
(8)インジェクタ1Aでは、バルブシート4Aの材料としてハウジング3Aの材料よりも熱膨張係数が小さいものを用いることにより、より低温でありかつバルブシート4Aの内側に設けられるハウジング3Aを、より高温であるバルブシート4Aよりも大きく膨張させることができるので、バルブシート4Aとハウジング3Aの相対位置がずれるのを防止できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限らない。本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜変更してもよい。
1,1A…インジェクタ
2…ニードル(弁体)
3,3A…ハウジング
32…収容筒
33…開口端面(第1端面)
34…大径部
35…肩部
351…肩面(第1端面)
36…小径部
368…先端面
37…凸部
4,4A…バルブシート
425…噴孔
43…大径部
44…肩部
441…肩面(第2端面)
45…小径部
458…基端面
46…凸部
48…収容筒
49…開口端面(第2端面)
5…チップシール(シール部材)
51…内周面

Claims (8)

  1. 棒状の弁体の基端側を収容する筒状のハウジングと、
    前記弁体の先端側を収容しかつその先端部には前記弁体によって開閉される噴孔が形成された筒状のバルブシートと、
    環状のシール部材と、を備えるインジェクタであって、
    前記バルブシートは、その基端部と前記ハウジングの先端部とを継ぎ合わせることによって当該ハウジングと同軸で接続され、
    前記シール部材は、前記ハウジングに形成され前記シール部材の内径よりも大きな外径を有する環状の第1端面と、前記バルブシートに形成され前記内径よりも大きな外径を有しかつ前記ハウジングと同軸で接続されると前記第1端面と前記弁体の軸方向に沿って対向する環状の第2端面と、の間に設けられることを特徴とするインジェクタ。
  2. 前記バルブシートには、前記内径よりも大きな外径を有する大径部と、当該大径部に環状の肩部を介して接続されかつ前記大径部の前記外径よりも小さな外径でその基端面まで延びる小径部と、が形成され、
    前記ハウジングの前記先端部には、その先端面の外径は前記内径よりも大きくかつ前記小径部の一部を収容する収容筒が形成され、
    前記第1端面は、前記収容筒の前記先端面に形成される開口端面であり、
    前記第2端面は、前記肩部に形成される環状の肩面であることを特徴とする請求項1に記載のインジェクタ。
  3. 前記小径部のうち前記肩部に接続する部分には前記内径と同じ又は前記内径よりも僅かに大きな外径を有する環状の凸部が形成され、
    前記小径部のうち前記凸部よりも基端側の外径は前記内径よりも小さく、
    前記シール部材の内周面は前記凸部によって保持され、
    前記シール部材の前記軸方向に沿った移動は前記第1端面及び前記第2端面によって規制されることを特徴とする請求項2に記載のインジェクタ。
  4. 前記バルブシート及び前記ハウジングは、同じ材料又は熱膨張係数が略等しい異なる材料で形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のインジェクタ。
  5. 前記ハウジングには、前記内径よりも大きな外径を有する大径部と、当該大径部に肩部を介して接続されかつ前記大径部の前記外径よりも小さな外径でその先端面まで延びる小径部と、が形成され、
    前記バルブシートの前記基端部には、その基端面の外径は前記内径よりも大きくかつ前記小径部の一部を収容する収容筒が形成され、
    前記第1端面は、前記肩部に形成される環状の肩面であり、
    前記第2端面は、前記収容筒の前記基端面に形成される開口端面であることを特徴とする請求項1に記載のインジェクタ。
  6. 前記小径部のうち前記肩部に接続する部分には前記内径と同じ又は前記内径よりも僅かに大きな外径を有する環状の凸部が形成され、
    前記小径部のうち前記凸部よりも先端側の外径は前記内径よりも小さく、
    前記シール部材の内周面は前記凸部によって保持され、
    前記シール部材の前記軸方向に沿った移動は前記第1端面及び前記第2端面によって規制されることを特徴とする請求項5に記載のインジェクタ。
  7. 前記バルブシートの材料の熱膨張係数は、前記ハウジングの材料の熱膨張係数よりも小さいことを特徴とする請求項5又は6に記載のインジェクタ。
  8. 前記シール部材の材料は金属であることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載のインジェクタ。
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