JP2018023481A - 使い捨て着用物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】内面に比較的に大きなギャザーを形成することによって肌当たりが良好であって、かつ、外面に比較的に小さなギャザーが形成されて下着のような外観を有する使い捨て着用物品の提供。【解決手段】使い捨て着用物品10の前後ウエスト域13,14のうちの少なくとも前ウエスト域13は、非肌対向面側に位置する外層シート33,34と、肌対向面側に位置する内層シート31,32と、内外層シート31−34間において横方向Xへ延びる複数条のウエスト弾性体とを有する。内外層シート31−34は、それぞれ、内層シート31,32と外層シート33,34とを接合する縦方向Y又は横方向Xへ間隔を空けて配置された複数の接合部を有し、内層シート31,32において隣り合う接合部間の内層シート31,32の長さが外層シート33,34において隣り合う接合部間の外層シート33,34の長さよりも大きくなっている。【選択図】図3

Description

本発明は、おむつ等の使い捨て着用物品に関する。
特許文献1及び2には、肌対向面側に位置する内層シートと、非肌対向面側に位置する外層シートと、内外層シート間に介在されたウエスト弾性体とを含む使い捨て着用物品が開示されている。
特開2004−89342号公報(P2004−89342A) 特開2013−172863号公報(P2013−172863A)
特許文献1に開示された着用物品では、肌対向面側へ折り返されて内層シートに固定された外層シートの端部によって、前後ウエスト域のウエスト開口縁部に非接合領域が形成されている。特許文献1に開示の着用物品によれば、肌対向面側に非接合領域が位置することによって、肌当たりが良好となって、ウエスト弾性体の収縮作用によって肌に圧迫痕が付くのを抑制することができる。
特許文献2に開示された着用物品では、外層シートが内層シートに固定されていない非接合域を有し、非接合域においては外方へ凸となる縦方向へ延びる複数のギャザーが形成されている。特許文献2に開示の着用物品によれば、外層シートが外方へ凸なる複数のギャザーを有することによって、吸収した汗を効果的に外部に放出することによっておむつ内部の蒸れを抑制することができる。
しかし、特許文献1に開示の着用物品においては、内側へ折り返された外層シートの端部のみが内層シートに固定されていることから、肌対向面側において縦方向へ延びる複数のギャザーが形成されるものではなく、クロッチ域側へ延出すればするほど、折り返された外層シートと内層シートとの間でずれが生じて、おむつの漏れを誘発するおそれがある。
また、特許文献2に開示の着用物品においては、肌対向面側に大きなギャザーが形成されるものではないから、肌当たりが良好になることはなく、また、おむつの外面に凸状の大きなギャザーが形成されることによって、一見しておむつであることが容易に認識されてしまうおそれがある。
本発明は、従来の使い捨て着用物品の改良であって、内面に比較的に大きなギャザーを形成することによって肌当たりが良好であって、かつ、外面に比較的に小さなギャザーが形成されて下着のような外観を有する使い捨て着用物品の提供を課題にしている。
本発明は、縦方向及び横方向を有し、肌対向面及び非肌対向面と、前後ウエスト域と、前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、前記クロッチ域から前記前後ウエスト域へ延びる吸収体と、ウエスト開口及び一対のレッグ開口とを含む使い捨て着用物品に関する。
本発明に係る着用物品は、前記前後ウエスト域のうちの少なくとも前記前ウエスト域は、前記非肌対向面側に位置する外層シートと、前記肌対向面側に位置する内層シートと、前記内外層シート間において前記横方向へ延びる複数条のウエスト弾性体とを有し、前記内外層シートは、それぞれ、前記内層シートと前記外層シートとを接合する、前記縦方向又は前記横方向へ間隔を空けて配置された複数の接合部を有し、前記内層シートにおいて隣り合う前記接合部間の前記内層シートの長さが、前記外層シートにおいて隣り合う前記接合部間の前記外層シートの長さよりも大きいことを特徴とする。
前記内層シートと前記外層シートとの前記接合部間には、前記縦方向へ延びる複数のギャザーが形成されており、前記内層シートの前記接合部間に形成された前記ギャザーは、前記外層シートの前記接合部間に形成された前記ギャザーよりも大きいことから、おむつが下着のような柔らかな外観を有するとともに、内面における着用者の身体に対する肌当たりが良好となる。
前記内層シートと前記外層シートとの間には、中間シートが位置し、前記ウエスト弾性体は前記外層シートと前記中間シートとの間に介在されていることによって、ウエスト弾性体の収縮によって着用者の身体にゴム跡が付くのを抑制することができる。
前記吸収体の前記横方向の外側に位置する領域においてのみ、前記内層シートの前記接合部間の離間寸法が、前記外層シートの前記接合部間の離間寸法よりも大きくなっていることから、着用者の腹側において鼠蹊部と対向する部分に内面ギャザーを形成して股ずれを抑制することができるとともに、おむつの内面全体に内面ギャザーを形成する場合に比べてコストを抑制することができる。
前記内層シートの前記吸収体の前記横方向の外側に位置する領域において、前記横方向の内側に位置する内側部分に形成されたギャザーが、前記横方向の外側に位置する外側部分に形成されたギャザーよりも大きいことから、着用者の鼠径部により近い部分において、おむつの内面と身体との摩擦を低減して着用感を向上させることができる。
前記内層シートにおいて、前記レッグ開口側に位置するギャザーが前記ウエスト開口側に位置するギャザーよりも大きいことから、ウエスト開口側においては複数の小さいギャザーによって排泄物の漏れを防止し、レッグ開口側においては、鼠蹊部に対する摩擦を低減して着用感を向上させることができる。
前記中間シートは、親水性繊維を含む繊維不織布から形成されることから、おむつの吸汗性が向上するとともに、中間シートが直接に肌に当接しないことから、吸収した汗によって肌がべたつくことはない。
本発明は、従来の使い捨て着用物品の改良であって、内面に比較的に大きなギャザーを形成することによって肌当たりが良好であって、かつ、外面に比較的に小さなギャザーが形成されて下着のような外観を有する使い捨て着用物品の提供を課題にしている。
本発明に係る使い捨て着用物品によれば、内層シートにおいて隣り合う接合部間の内層シートの長さが、外層シートにおいて隣り合う接合部間の外層シートの長さよりも大きいことから、おむつの外面には、比較的に小さな外面ギャザーが複数形成されることによって下着らしい柔らかな外観を有するとともに、肌対向面には、比較的に大きな内面ギャザーが形成され、着用者の身体に対する肌当たりに優れる。
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本発明に係る使い捨て着用物品を正面から視た斜視図。 着用物品の背面側の一部を取り除き、背面側から前ウエスト域の肌対向面側(内面側)を視た斜視図。 内面側から視た、各弾性体の最大伸長時(弾性材料の収縮作用によるギャザーがなくなる程度)まで縦方向及び横方向に伸展した着用物品の一部破断展開平面図。 前ウエストパネルの分解斜視図。 図3のV−V線に沿う断面図。 図2のVI−VI線に沿う断面図。 使い捨て着用物品の変形例の一例における、図6と同様の断面図。 使い捨て着用物品の変形例の他の一例における、図3と同様の展開図。 使い捨て着用物品のさらに他の変形例の一例における、図3と同様の展開図。
下記の実施の形態は、図1〜図9に示す使い捨て着用物品に関し、発明の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。
図1〜図3を参照すると、本発明の使い捨て着用物品の一例として示す使い捨てのおむつ10は、肌対向面及びそれに対向する非肌対向面と、縦方向Yと横方向Xとを有し、ウエスト周り方向へ延びる環状の弾性ウエストパネル11と、弾性ウエストパネル11の内面と接合される吸収性パネル12と、前ウエスト域(第1又は第2ウエスト域)13と、後ウエスト域(第1又は第2ウエスト域)14と、前後ウエスト域13,14間に位置するクロッチ域15とを含む。おむつ10は、さらに、横方向Xの寸法を二等分する縦中心線Pと縦方向Yの寸法を二等分する横中心線Qとを有する。弾性ウエストパネル11は、前ウエスト域13を形成する前ウエストパネル16と、後ウエスト域14を形成する後ウエストパネル17とから構成される。
前後ウエスト域13,14は、説明の便宜上、ウエスト開口24側に位置する上方部13A,14Aと、上方部13A,14Aの下方に位置する下方部13B,14Bとに区分されている。前後ウエスト域13,14の上方部13A,14Aは、吸収性パネル12の前後端縁よりも縦方向Yの外側に位置する部分、下方部13B,14Bは吸収性パネル12が配置された部分である。
前ウエストパネル16は、横方向Xへ延びる内外端縁16a,16bと、内外端縁16a,16b間において縦方向Yへ延びる両側縁16c,16dとによって画定された横長矩形状を有する。後ウエストパネル17は、横方向Xへ延びる内外端縁17a,17bと、内外端縁17a,17b間において縦方向Yへ延びる両外側縁17c,17dと、両側縁17c,17dと内端縁17aとをつなぐ凹曲状の内側縁17e,17fとによって画成された略台形状を有する。なお、前後ウエストパネル16,17の内外端縁16a,16b,17a,17bと両側縁16c,16d及び外側縁17c,17dとは、それぞれ、前後ウエスト域13,14の内外端縁と両側縁とに対応する。
前ウエストパネル16の両側縁部(前ウエスト域13の両側縁部)のそれぞれと後ウエストパネル17の両側縁部(後ウエスト域14の両側縁部)とは、互いに重ね合わされて、縦方向Yへ間欠的に位置するサイドシーム23によって連結され、ウエスト開口24及び一対のレッグ開口25とが画成される。サイドシーム23は、公知の接合手段、例えば、熱溶着加工、超音波溶着加工等の各種の熱溶着手段によってなされる。後ウエストパネル17において、サイドシーム23よりも横中心線Q側へ延びる部分によって、着用者の臀部を覆う臀部カバーが形成される。
前後ウエストパネル16,17は、それぞれ、肌対向面側に位置する内層シート31,32と、非肌対向面側に位置する外層シート33,34と、内層シート31,32と外層シート33,34との間に介在された中間シート35,36とを有する。内層シート31,32、外層シート33,34及び中間シート35,36は、非弾性伸縮性の繊維不織布から形成されており、例えば、質量が5〜40g/m、繊維密度が0.03〜0.1g/cmのスパンボンド繊維不織布、SMS(スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド)繊維不織布、エアスルー繊維不織布等のこの種の分野において通常用いられている各種公知の繊維不織布から形成することができる。
前後ウエストパネル16,17において、外層シート33,34は、内層シート31,32と中間シート35,36との外端縁から縦方向Yの外側へ延出する延出部分33A,34Aを有する。外層シート33,34は、内層シート31,32と中間シート35,36との外端縁に沿って横方向Xへ延びる折曲ラインを介して内方へ折り曲げられており、延出部分33A,34Aが内層シート31,32の肌対向面側に固定されている。したがって、内層シート31,32と中間シート35,36との外端縁は外層シート33,34によって被覆されており、前後ウエスト域13,14のウエスト開口縁部は、外層シート33,34の延出部分33A,34Aによって形成されている。
前後ウエスト域13,14のそれぞれにおいて、外層シート33,34と中間シート35,36との間には、横方向Xへ延びる複数条の前後ウエスト弾性体37,38が配置されている。前後ウエスト弾性体37,38には、例えば、繊度が約300〜1200dtexであって、約2.5〜3.5倍に伸長された状態で収縮可能に取り付けられたストリング状又はストランド状の弾性材料を用いることができる。前後ウエスト弾性体37,38の繊度、伸長倍率、各弾性体間の離間寸法(ピッチ)等の各種条件は必要に応じて適宜変更することが可能であるが、ウエスト開口縁側において着用者の身体に安定的に着用されるために、前後ウエスト弾性体37,38が配置されたウエスト弾性域のうちのウエスト開口側に位置する部分の伸長応力が比較的に高くなるように、弾性体の各種条件が調整されていることが好ましい。
図3及び図4を参照すると、前後ウエスト弾性体37,38のうちのレッグ開口25側に位置する弾性体は、吸収体42と重なる領域において、その一部が除去又は切断されている。吸収体42と重なる領域において前後ウエスト弾性体37,38が配置されていないことによって、それらの収縮力によって吸収体42に皺が形成されて吸収性能が低減するおそれはない。
図3を参照すると、吸収性パネル12は、前ウエスト域13に位置する前端部12Aと、後ウエスト域14に位置する後端部12Bと、前後端部12A,12B間において縦方向Yへ延び、クロッチ域15を画成する中間部12Cとを有する。吸収性パネル12は、肌対向面側から順に積層された、透液性を有する繊維不織布製の身体側ライナ41と、吸液性の吸収体42と、好ましくは通気性を有する、不透液性又は難透液性の防漏シート(防漏フィルム)43と、吸収性パネル12の非肌対向面全体を形成する不透液性の被覆シート44とを有する。
吸収体42は、フラッフ木材パルプと超吸収性ポリマー粒子(SAP)等との混合物から形成された吸収性コア(芯材)と、芯材を包被するティッシュペーパ等の液拡散性のシートから形成されたコアカバーシート(図示せず)とを有する。
図3及び図5を参照すると、被覆シート44は、防漏シート43の両側縁の横方向Xの外側に位置する両側部45を有する。両側部45は、防漏シート43の両側縁に隣接して縦方向Yへ延びる折曲ラインに沿って内方へ(吸収体42側へ)折曲されて身体側ライナ41に固定される。両側部45は、身体側ライナ41に固定されて縦方向Yへ互いに離間する両端固定部と、身体側ライナの両側縁部及び/又は防漏シート43の両側縁部に固定される近位縁部と、両端固定部間において縦方向Yへ延び、かつ、近位縁部と並行して縦方向Yへ延びる遠位縁部(自由縁部)とを有する。
被覆シート44の遠位縁部は、被覆シート44の外側縁部を折り曲げて固定することによって形成された折曲部位を有し、該部位には縦方向Yへ延びる複数条の糸状、ストリング状又はストランド状のカフ弾性体47が伸長状態で収縮可能に配設されている。カフ弾性体47が収縮することによって、遠位縁部が身体側ライナ41から離間して防漏カフを形成し、着用者の大腿部にフィットして排泄物の横漏れを防止する。また、両側部45の防漏カフの横方向Xの外側には、縦方向へ延びる糸状、ストリング状又はストランド状のレッグ弾性体48が伸長状態で収縮可能に配設されている。図3を参照すると、おむつ10の展開された状態において、防漏カフは、横方向Xの外側へ倒伏されている。
図4,6を参照すると、前ウエスト域13は、内層シート31から形成された非弾性層50Aと、中間シート35、前ウエスト弾性体37及び外層シート33によって構成された弾性層50Bとを有する。内層シート31と中間シート35とは、ホットメルト接着剤を塗布してなる横方向Xへ延びる第1接合部51を介して互いに接合されており、中間シート35と外層シート33は、前ウエスト弾性体37の全周に塗布されたホットメルト接着剤からなる第2接合部52を介して互いに接合されている。なお、以下において、主として、内外層シート31,33と中間シート35とを含む前ウエスト域13について説明するが、内外層シート32,34と中間シート36とを含む後ウエスト域14についても同様の構成を有することを理解されたい。
第1接合部51は、前ウエスト域13の両側縁16c,16d間において連続して横方向Xへ延びる接合ライン51aと、前ウエスト域13の両側縁部に位置する接合ライン51bとを有する。サイドシーム23の位置する内層シート31の両側縁部側に複数の接合ライン51a,51bが位置することによって、内層シート31と中間シート35との間から塵が入り込んだり、シートが破れたりするのを抑制することができる。
内層シート31を固定する第1接合部51の縦方向Yにおける離間寸法R1〜R3は、外層シート33を固定する第2接合部52の縦方向Yにおける離間寸法R4よりも大きくなっている。それによって、内層シート31には、外層シート33に比べて大きなギャザーが形成されている。具体的には、内層シート31は、第1接合部51が位置する溝部53と、第1接合部51間に位置する非接合部から形成された、弾性層50Aの収縮作用によって横方向の寸法が小さくなって内方へ(肌側へ)凸となる内面ギャザー(畝部)60とを有する。外層シート33の各離間寸法R4は、ほぼ同等であって、一部において他の部分と異なる大きさであってもよい。
一方、外層シート33は、第2接合部52が位置する溝部55と、第2接合部52間に位置する非接合部から形成された、前ウエスト弾性体37とともに収縮して横方向Xの寸法が小さくなって外方へ凸なる外面ギャザー(畝部)70とを有する。中間シート35も外層シート33と同様に、前ウエスト弾性体37の収縮によって起伏した形状を有している。このように、おむつ10の内面に形成された内面ギャザー60が比較的に大きいことから、着用者の肌に対して高い柔軟性を有して肌当たりが向上する。また、おむつ10の外面に形成された外面ギャザー70が比較的に小さく、かつ、規則的な形状を有することから、おむつ10は、その外観において下着らしい柔らかな外観を呈することができる。
ここで、内層シート31は、弾性層50B(又は中間シート35)に対して第1接合部51を介して収縮した状態で取り付けられていることによって、おむつ10の収縮した状態において、内方へ凸となる内面ギャザー60が形成されており、第1接合部51による接合を解除して表面のギャザーが消失するまで縦方向Y及び横方向Xへ(全方位的に)伸長した状態において、内層シート31の縦方向Yの長さ寸法は、弾性層50B(又は、外層シート33のうちの延出部分33Aを除く部分)の縦方向Yの寸法よりも大きくなっている。
また、「内層シート31の第1接合部51間の離間寸法R1〜R3」とは、図6に示すように、第1接合部51間に位置する、凸状を有する内面ギャザー60の断面形状に沿う縦方向Yにおける長さ寸法を意味し、「外層シート33の第2接合部52間の離間寸法R4」とは、第2接合部52間に位置する、凸状を有する外面ギャザー70の断面形状に沿う縦方向Yにおける長さ寸法を意味する。したがって、各シート31−33を伸長した状態において、第1接合部51間の直線的な離間寸法と第2接合部52の直線的な離間寸法とがほぼ同じであっても、各シート31−33が収縮した状態において、内面ギャザー60が外面ギャザー70に比べて内方へ大きくカーブした凸状を有することによって、内層シート31において隣り合う第1接合部51間の内層シート31の長さが、外層シート33において隣り合う第2接合部52間の外層シート33のシートの長さよりも大きくなり、内層シート31の第1接合部間の離間寸法R1〜R3は、外層シート33の第2接合部52の離間寸法R4よりも大きいといえる。
また、前ウエスト弾性体37が内層シート31と中間シート35との間に介在されている場合には、前ウエスト弾性体37が、その肌面側において、内層シート31からなる単層シートにのみ被覆されていることから、その収縮力によって着用者の肌にゴム跡が付くおそれがある。本実施形態では、前ウエスト弾性体37が中間シート35と外層シート33との間に介在されて配置されていることから、前ウエスト弾性体37の肌側に中間シート35と内層シート31とからなる複層シートが位置し、肌にゴム跡が付くのを抑制することができる。
図6を参照すると、前ウエスト域13の上方部13Aにおける第1接合部51の離間寸法R1は、下方部13Bにおける第1接合部51の離間寸法R2,R3よりも小さくなっている。また、下方部13Bにおいて、レッグ開口25側の離間寸法R3がその上方に位置する離間寸法R2よりと同じであるかそれよりも小さくなっている。したがって、内面ギャザー60において、上方部13Aに位置する第1ギャザー61、下方部13Bに位置する第2及び第3ギャザー62,63の大きさの相関関係は、第2ギャザー62≧第3ギャザー63>第1ギャザー61となっている。
内面ギャザー60の大きさが、かかる相関関係を有することによって、比較的に大きな第2ギャザー62によって着用者の腹部を優しく包み込むように被覆することができるとともに、鼠蹊部における摩擦を低減して股ずれを抑制することができる。一方、ウエスト開口24及びレッグ開口25側においては、比較的に小さくて細かい第1及び第3ギャザー61,63が位置することによって、大きな隙間が形成されることはなく、排泄物の漏れを効果的に防止することができる。
内面ギャザー60は、おむつ10の内面全体に形成されていてもよいが、前後ウエスト域13,14のうちの後ウエスト域14に比べてゴム跡が付きやすい前ウエスト域13において内面ギャザー60が形成されていることが好ましい。さらにいえば、前ウエスト域13において、吸収体42の横方向Xの外側に位置する領域、すなわち、着用者の身体のうちで皮膚が薄くて最もゴム跡が付き易い鼠径部と対向する領域に内面ギャザー60が形成されていることが好ましい。したがって、吸収体42の横方向Xの外側に位置する領域においてのみ、内層シート31の第1接合部51間の離間寸法R1〜R3が、外層シート33の第2接合部52間の離間寸法R4よりも大きくなっていてもよい。
また、本実施形態においては、前ウエスト域13の両側縁部に複数の接合ライン51bが位置し、その横方向Xの内側に位置する部分には、両側縁16c,16d間において連続的に横方向Xへ延びる接合ライン51aのみが位置している。したがって、吸収体42の横方向Xの外側に位置する領域において、横方向の内側に位置する内側部分(接合ライン51a間の部分)に形成された内面ギャザー60が、横方向Xの外側に位置する外側部分(接合ライン51b間の部分)に形成された内面ギャザー60よりも大きくなっている。内側部分の内面ギャザー60が比較的に大きいことによって、鼠蹊部に対する肌当たりが良好になって、着用感に優れる。
内層シート31は、前ウエスト弾性体37の収縮作用によって肌当たりの良い、ふんわりとした大きな内面ギャザー60を形成するために、中間シート35及び外層シート33よりも肉薄で柔軟性に優れた繊維不織布から形成されていることが好ましい。また、中間シート35は、親水性繊維を含む繊維不織布(例えば、質量5〜40g/mの親水性のSMS繊維不織布)から形成されていることが好ましい。かかる場合には、中間シート35においておむつ10内部で発生した汗を吸収することができるとともに、汗を吸収した中間シート35が直接肌に触れることはないので、肌がべた付くのを避けることができる。
なお、中間シート35,36は、前後ウエスト域13,14の全域に配置されていなくてもよい。かかる場合には、内層シート31,32と外層シート33,34とが互いに接合されることによって、内外面ギャザー60,70が形成される。また、中間シート35,36は、前後ウエスト域13,14において、サイドシーム23と重ならないように、サイドシーム23よりも横方向Xの内側において横方向Xへ延びていてもよい。
<変形例1>
図7は、本発明に係るおむつ10の変形例の一例における、図6と同様の断面図である。本変形例におけるおむつ10は、本実施形態のおむつ10と基本的構成が同様であるので、相違する点についてのみ以下に説明する。
本変形例のおむつ10においては、前ウエスト域13において、中間シート35が配置されておらず、内層シート(非弾性層50A)31が外層シート(弾性層50B)33に前ウエスト弾性体37の全周に塗布されたホットメルト接着剤からなる接合部79を介して接合されている。内層シート31は、少なくとも縦方向Yへ収縮された状態で外層シート33と互いに固定されており、接合部79間に位置する内層シート31の収縮量が外層シート33の収縮量よりも多いことから、内層シート31の内面ギャザー60は、外層シート33の外面ギャザー70よりも大きくなっている。このように、中間シート35が配置されていない場合であっても、内層シート31の接合部79間におけるシート長さ(収縮量)が、外層シート33におけるシート長さ(収縮量)よりも大きいことによって、おむつ10の内面において、外面に形成される外面ギャザー70よりも大きな内面ギャザー60が形成される。なお、図示していないが、本変形例のほかに、外層シート33を弾性繊維不織布から形成して、ウエスト弾性体37を配置せずに、内内外層シート30,33をホットメルト接着剤を塗布してなる接合部を介して直接互いに接合してもよい。
<変形例2>
図8は、本発明に係るおむつ10の変形例の他の一例における、図3と同様のおむつ10の展開図である。図8において、説明の便宜上、吸収性パネル12は仮想線で示している。本変形例のおむつ10は、本実施形態のおむつ10と基本的構成が同様であるので、相違する点についてのみ以下に説明する。図示していないが、前後ウエスト域13,14において、第1接合部81,82の離間寸法は、中間シート35,36と外層シート33,34とを接合する第2接合部の離間寸法よりも大きくなっている。
本変形例においては、前ウエスト域13において、少なくとも吸収性パネル12の両側に位置する一対の前非接合域85において、外面ギャザー70よりも大きな内面ギャザー60が形成されている。前ウエスト域13において、内層シート31は、前ウエスト域13の内端縁16a側にのみ配置されており、外端縁16b側には配置されていない。内層シート31は、非接合域を囲むように配置された、横方向Xへ延びる複数条の第1接合部81によって固定されている。第1接合部81は、前ウエスト域13の両側縁16c,16d間において連続して横方向Xへ延びる接合ライン81aと、前ウエスト域13の両側縁部に位置する接合ライン81bと、吸収性パネル12と重なって位置する接合ライン81cとを有する。
一方、後ウエスト域14においては、内層シート32が、後ウエスト域14の外端縁17b側であって、吸収体42の縦方向Yの外側にのみ配置されている。内層シート32は、横方向Xへ延び、かつ、縦方向Yにおいて互いに離間する第1接合部82によって固定されている。第1接合部82間には、外面ギャザー70に比べて大きな内面ギャザー60が形成された後非接合域86が位置する。前後ウエスト域13,14の前後非接合域85,86以外の領域においては、外面ギャザー70と同等又はそれよりも小さなギャザーが形成されていてもよい。
前ウエスト域13において、吸収性パネル12と重なる部分に接合ライン81cが位置することによって、着用中に吸収性パネル12と接合された内層シート31が吸収性パネル12とともに移動するのを抑制することができる。また、内層シート31,32及び/又は中間シート35,36は、それらの両側縁部がサイドシーム23まで延びていなくてもよい。
<変形例3>
図9は、本発明に係るおむつ10のさらに他の変形例の一例における、図3と同様のおむつ10の展開図である。図9において、説明の便宜上、吸収性パネル12は仮想線で示している。本変形例のおむつ10は、本実施形態のおむつ10と基本的構成が同様であるので、相違する点についてのみ以下に説明する。図示していないが、本変形例において、第1接合部91,92の離間寸法は、中間シート35,36と外層シート33,34とを接合する第2接合部の離間寸法よりも大きくなっている。
本変形例に係るおむつ10においては、内層シート31,32と中間シート35,36とを接合する第1接合部91,92が、縦方向Yへ延び、かつ、横方向Xにおいて互いに離間する複数の接合ラインから形成されている。第1接合部91,92がかかる接合態様を有することによって、おむつ10の内面には、縦方向Yへ連続的に延びる内面ギャザー60が形成される。内面ギャザー60の内部には、ウエスト開口24側の上開口からレッグ開口25側の下開口まで連通する通気路が形成されることによって、おむつ10内部の通気性を向上させることができる。なお、第1接合部91,92は、図示した態様のほかに、円形、楕円形、ダイヤ形、ハート形等の各種公知の形状を有する複数の接合部位から構成された、非連続的に縦方向へ延びる接合ラインから形成されていてもよい。かかる場合には、複数の接合部位が間隔を空けて配置されていることによって、外観において意匠性が向上するとともに、通気性に優れた印象を与えることができる。さらに、第1接合部91,92は、縦方向Y又は横方向Xに連続的でも不連続的でもよいし、縦中心線P及び/又は横中心線Qに対して斜めに延びていてもよい。これらの変形例においても、内層シート31,32の接合部間のシート長さが、外層シート33,34の接合部間のシート長さよりも大きくなることによって、内面に比較的に大きなギャザーを形成して肌当たりが良好となり、かつ、外面に比較的に小さなギャザーが形成されて下着のような外観を有することができる。
使い捨て着用物品10を構成する部材には、特に明記されていない限りにおいて、本明細書に記載されている材料のほかに、この種の分野において通常用いられている公知の材料を制限なく用いることができる。また、本明細書において使用されている「第1」、「第2」及び「第3」等の用語は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いてある。
10 使い捨て着用物品
13 前ウエスト域
14 後ウエスト域
15 クロッチ域
24 ウエスト開口
25 レッグ開口
31,32 内層シート
33,34 外層シート
35,36 中間シート
37 ウエスト弾性体(前ウエスト弾性体)
38 ウエスト弾性体(後ウエスト弾性体)
42 吸収体
51 第1接合部
52 第2接合部
60 内面ギャザー
61 第1ギャザー
62 第2ギャザー
63 第3ギャザー
70 外面ギャザー
81,82 第1接合部
91,92 第1接合部
R1〜R3 内層シートの接合部間の離間寸法
R4 外層シートの接合部の離間寸法
X 横方向
Y 縦方向

Claims (7)

  1. 縦方向及び横方向を有し、肌対向面及び非肌対向面と、前後ウエスト域と、前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、前記クロッチ域から前記前後ウエスト域へ延びる吸収体と、ウエスト開口及び一対のレッグ開口とを含む使い捨て着用物品において、
    前記前後ウエスト域のうちの少なくとも前記前ウエスト域は、前記非肌対向面側に位置する外層シートと、前記肌対向面側に位置する内層シートと、前記内外層シート間において前記横方向へ延びる複数条のウエスト弾性体とを有し、
    前記内外層シートは、それぞれ、前記内層シートと前記外層シートとを接合する、前記縦方向又は前記横方向へ間隔を空けて配置された複数の接合部を有し、
    前記内層シートにおいて隣り合う前記接合部間の前記内層シートの長さが、前記外層シートにおいて隣り合う前記接合部間の前記外層シートの長さよりも大きいことを特徴とする着用物品。
  2. 前記内層シートと前記外層シートとの前記接合部間には、前記縦方向へ延びるギャザーが形成されており、前記内層シートの前記接合部間に形成された前記ギャザーは、前記外層シートの前記接合部間に形成された前記ギャザーよりも大きい請求項1に記載の着用物品。
  3. 前記内層シートと前記外層シートとの間には、中間シートが位置し、前記ウエスト弾性体は前記外層シートと前記中間シートとの間に介在されている請求項1又は2に記載の着用物品。
  4. 前記吸収体の前記横方向の外側に位置する領域においてのみ、前記内層シートの前記接合部間の離間寸法が、前記外層シートの前記接合部間の離間寸法よりも大きくなっている請求項1〜3のいずれかに記載の着用物品。
  5. 前記内層シートの前記吸収体の前記横方向の外側に位置する領域において、前記横方向の内側に位置する内側部分に形成されたギャザーが、前記横方向の外側に位置する外側部分に形成されたギャザーよりも大きい請求項1〜4のいずれかに記載の着用物品。
  6. 前記内層シートにおいて、前記レッグ開口側に位置するギャザーが前記ウエスト開口側に位置するギャザーよりも大きい請求項2〜5のいずれかに記載の着用物品。
  7. 前記中間シートは、親水性繊維を含む繊維不織布から形成される請求項3に記載の着用物品。
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