JP2015100587A - パンツ型吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収体の長手方向の端部からウエスト開口部を越える液の漏れ出しを抑制しつつ、物品の内外での通気性が向上した吸収性物品を提供すること。【解決手段】パンツ型吸収性物品1は、外装体2と、その内面側に固定されている吸収性本体3とを備える。外装体2は、腹側部2Aと、股下部2Cと、背側部2Bとを有する。腹側部2Aの側縁部と背側部2Bの側縁部とが接合されて一対のサイドシール部4が形成されている。外装体2は外層シート22と内層シート23とを備えており、幅方向Xに沿って伸縮性を有している。外装体2には長手方向Yに延びる襞29が、幅方向Xにわたって形成されている。弛緩状態下の外装体2に形成された襞29は、その高さが、物品1の幅方向Xの中央域50よりも、側部域51の方が高くなっている。【選択図】図3

Description

本発明は、使い捨ておむつ等のパンツ型吸収性物品に関する。
従来、着用者の腹側に配される腹側部、着用者の股間部に配される股下部及び着用者の背側に配される背側部にわたる砂時計状の外装体と、該外装体の内面側に固定された吸収性本体とを備え、腹側部における外装体の両側縁部と背側部における外装体の両側縁部とが接合されてウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型吸収性物品が知られている(特許文献1ないし3等参照)。
特開2002−320635号公報 特開2005−253731号公報 特開2008−173286号公報
上述した従来のパンツ型吸収性物品においては、腹側部における外装体の両側縁部と背側部における外装体の両側縁部とが接合されている。そのようなパンツ型吸収性物品においては、ウエスト開口部及びレッグ開口部に沿って、糸状ないし帯状の弾性部材を配したり、外装体自体をシート状の弾性部材で形成したりすること等によって、腰回り及び脚回りへの密着性を向上させている。密着性の向上によって、液漏れの発生を阻止できることになるが、その反面、通気性が低下して蒸れが発生しやすくなることがあった。
したがって本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得るパンツ型吸収性物品を提供することにある。
本発明は、外装体と、外装体の内面側に固定されている吸収性本体とを備え、外装体は、着用者の腹側に配される腹側部と、股間部に配される股下部と、背側に配される背側部とを有し、腹側部の側縁部と背側部の側縁部とが接合されて一対のサイドシール部が形成されているパンツ型吸収性物品であって、
外装体は、前記物品の外面をなす外層シートと、外層シートの内面側に配された内層シートとを備えており、該物品の幅方向に沿って伸縮性を有しており、
外装体には、前記物品の長手方向に延びる襞が、該物品の幅方向にわたって形成されており、
外装体の外層シートと内層シートの間には、外層シートの前記襞と内層シートの前記襞とによって周囲を囲まれた中空部が形成されており、
弛緩状態下の外装体に形成された前記襞は、その高さが、前記物品の幅方向の中央域よりも、中央域の側方に位置する側部域の方が高くなっている、パンツ型吸収性物品を提供するものである。
本発明によれば、吸収体の長手方向の端部からウエスト開口部を越える液の漏れ出しを抑制しつつ、物品の内外での通気性が向上した吸収性物品が提供される。
図1は、本発明のパンツ型吸収性物品の一実施形態のとしてのパンツ型使い捨ておむつを示す斜視図である。 図2は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつの展開かつ伸長状態を示す一部破断平面図である。展開かつ伸長状態とは、サイドシール部を引き剥がして、パンツ型吸収性物品を展開状態とし、その展開状態の物品を、各部の弾性部材を伸長させて、設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで広げた状態を言う。 図3(a)は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつのウエスト開口部付近での弛緩状態での幅方向断面図であり、図3(b)は伸長状態での幅方向断面図である。 図4は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつを装着した状態での該おむつと着用者の身体との関係を示す模式図である。 図5は、本発明のパンツ型吸収性物品の別の実施形態を示す平面図(図2相当図)である。 図6は、本発明のパンツ型吸収性物品の更に別の実施形態を示す平面図(図2相当図)である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1及び図2に示す実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1(以下、おむつ1とも言う。)は、外装体2と、外装体2の内面側に固定されている吸収性本体3とを備えている。外装体2は、着用者の腹側に配される腹側部2Aと、股間部に配される股下部2Cと、背側に配される背側部2Bとを有している。そして、外装体2の腹側部2Aの側縁部2a,2aと背側部2Bの側縁部2b,2bとが接合されて一対のサイドシール部4,4が形成されている。また、サイドシール部4,4の形成によって、ウエスト開口部W及び一対のレッグ開口部Lが形成される。本明細書では、図1及び図2に示すとおり、おむつ1におけるウエスト開口部Wの周方向を幅方向Xと言う。また幅方向Xと直交する方向を長手方向Yと言う。おむつ1は、長手方向Yに延びる縦中心線(図示せず)に対して左右対称形をしている。
吸収性本体3は、図2に示すとおり、液透過性の表面シート31、液不透過性又は撥水性の裏面シート32、及び両シート31、32間に介在配置された液保持性の吸収性コア33を有している。吸収性本体3は、おむつ1の長手方向Yに長い長方形状に形成されている。
吸収性本体3の長手方向の両側部には、液抵抗性ないし撥水性で、かつ通気性の素材から構成された側方カフス34,34が形成されている。各側方カフス34の自由端の近傍には、側方カフス弾性部材35が伸長状態で配されている。おむつ1を着用させる際には、側方カフス弾性部材35が収縮することにより側方カフス34が起立し、吸収性本体3から幅方向外方への液の流出が阻止される。表面シート31、裏面シート32及び吸収性コア33としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられているものと同様のものを用いることができる。
外装体2は、おむつ1の展開かつ伸長状態(図2参照)において、長手方向中央部が括れた砂時計状の平面視形状を有している。また、外装体2の腹側部2Aは、おむつ1の長手方向Yに沿う左右一対の側縁部2a,2aと、おむつ1の幅方向Xに沿う端縁部2dとを有している。外装体2の背側部2Bも、同様に、おむつ1の長手方向Yに沿う左右一対の側縁部2b,2bと、おむつ1の幅方向Xに沿う端縁部2dとを有している。外装体2の股下部2Cは、左右に、凹状に形成された凹状側縁部2e,2eを有している。図示例の凹状側縁部2e,2eは円弧状をなしている。そして、外装体2の腹側部2Aの側縁部2aと、外装体2の背側部2Bの側縁部2bとが接合されていることによって、おむつ1には、図1のようにサイドシール部4,4、ウエスト開口部W及び一対のレッグ開口部L,Lが形成されている。この接合には、例えばヒートシール、高周波シール、超音波シール、接着剤等が用いられる。
吸収性本体3は、外装体2の長手方向Y及び幅方向Xの中央部に接着剤で固定されている。詳細には、吸収性本体3のうち、外装体2の腹側部2Aと重なっている、長手方向Yの一端側が、腹側部2Aの幅方向Xの中央部に固定されている。また、吸収性本体3のうち、外装体2の背側部2Bと重なっている、長手方向Yの他端側が、背側部2Bの幅方向Xの中央部に固定されている。
外装体2は、おむつ1の幅方向Xに沿って伸縮性を有している。その伸縮性に起因して、外装体2には、その弛緩状態において、おむつ1の長手方向Yに延びる襞が、おむつ1の幅方向Xにわたって多条に形成されている。本実施形態のおむつ1においては、外装体2が以下に述べる構造を有していることによって、伸縮性が発現している。
外装体2は、おむつ1の外面をなす外層シート22と、外層シート22の内面側に配された内層シート23と、これら両シート22,23間に配された複数の糸状の弾性部材24を備えている。外層シート22及び内層シート23は、それぞれ、腹側部2A、股下部2C及び背側部2Bにわたって連続する一枚のシートからなる。弾性部材24は、両シート22,23間に伸長状態で配され、かつおむつ1の幅方向Xにわたって延びている。これによって、外装体2には、ウエスト伸縮部G1及び胴回り伸縮部G2が形成される。
また、外装体2の股下部2Cには、凹状側縁部2eに沿うようにレッグ部弾性部材81が伸長状態で固定されており、レッグ部弾性部材81の収縮により、凹状側縁部2eに沿ってレッグギャザーG3が形成される。レッグ部弾性部材81は、腹側部2Aの側縁部2aから股下部2Cの長手方向Yの中央部付近にわたって配された第1弾性部材81aと、背側部2Bの側縁部2bから股下部2Cの長手方向Yの中央部付近にわたって配された第2弾性部材81bとから構成されている。レッグ部弾性部材81は、外層シート22と内層シート23との間に配されており、両シート22,23との間を接着剤を介して接合した凹状固定部82における両シート22,23間に伸長状態で固定されている。なお、レッグ部弾性部材81は、第1及び第2弾性部材81a,81bとからなるものに代えて、腹側部2A、股下部2C及び背側部2Bにわたって連続する一本の弾性部材からなるものであってもよい。また、レッグ部弾性部材81は、おむつ1の長手方向Yの左右両側それぞれに複数本ずつ配されていてもよい。
外層シート22及び内層シート23としては、この種の物品に従来使用されている各種のシート材を特に制限なく用いることができるが、不織布であることが好ましく、特に柔軟性等の観点から、エアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等からなる単層の不織布又は2層以上の積層不織布であることが好ましい。また、これらの不織布とフィルムとを一体化したシートでもよい。また、更に、外層シート22及び/又は内層シート23として伸縮性不織布を用いてもよい。伸縮性不織布としては、弾性繊維層の少なくとも一面に、実質的に非弾性の非弾性繊維層が配され、両繊維層は、弾性繊維層の構成繊維が繊維形態を保った状態で、熱融着によって接合された伸縮性不織布(以下、伸縮性複合不織布と言う。)が好ましい。
外層シート22及び/又は内層シート23として前記の伸縮性複合不織布を用いる場合には、前記弾性繊維層の構成繊維として、スチレン系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー又はポリウレタン系エラストマー等の熱可塑性エラストマー、ゴム等の弾性樹脂を原料とする繊維を用いることができる。また、前記非弾性繊維層の構成繊維として、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル(PETやPBT)、ポリアミド等からなる繊維を用いることができる。
前記の伸縮性複合不織布としては、各種公知のものを用いることができ、例えば、特開2008−179128号公報に記載の伸縮シート、特開2007−22066号公報に記載の伸縮性シート、特開2007−22066号公報に記載の伸縮性不織布の製造方法により製造される伸縮性不織布、特開平10−29259号公報に記載の積層シート等を用いることもできる。
外装体2における弾性部材24の形成材料としては、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられる各種公知の弾性材料を特に制限なく用いることができる。弾性材料としては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性部材の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状(糸ゴム等)若しくは紐状(平ゴム等)のもの、又はマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を好ましく用いることができる。
ウエスト伸縮部G1は、おむつ1の長手方向Yにおいて、吸収性本体3の長手方向の端部3a,3bそれぞれより外方に形成されている。胴回り伸縮部G2は、腹側部2A及び背側部2Bのそれぞれにおいて、ウエスト伸縮部G1よりも長手方向Xにおける股下部2C寄りの位置に形成されている。胴回り伸縮部G2は、おむつ1の幅方向Xにおいて、吸収性本体3の長手方向に沿って延びる両側縁3cそれぞれの外方に形成されている。すなわち胴回り伸縮部G2は、腹側部2A及び背側部2Bそれぞれにおける、少なくとも、吸収性本体3の長手方向に沿って延びる両側縁3cそれぞれより外方に位置する部分において伸縮性を発現する。他方、吸収性本体3と重なる部分においては、製造時に一旦連続的に配された弾性部材24が、伸縮性、特に吸収性本体3の中央部と重なる部分の伸縮性を発現しないように切断されていることが好ましい。
ウエスト伸縮部G1及び胴回り伸縮部G2においては、外層シート22と内層シート23との間が、散点状に形成された多数の接合部26において互いに接合されている。接合部26は、おむつ1の幅方向Xにおいて間欠的に形成されている。これに加えて、接合部26は、おむつ1の長手方向Yにおいても間欠的に形成されている。各接合部26はいずれも同じ形状をしている。各接合物26は、長手方向Yに沿って長い形状をしている。更に接合部26は、長手方向Yに沿って直線的に列状に配置されて縦接合部列をなしている。この縦接合部列は、おむつ1の幅方向Xに多列に形成されている。また、それらの縦接合部列における各接合部26の長手方向Yの位置は、すべての縦接合部列において一致している。
そして、伸縮部G1及びG2のいずれにおいても、複数本の弾性部材24が、それぞれ、長手方向Yに隣接する接合部26間を通るように配されている。つまり、各弾性部材24は、接合部26上を通らないように配されている。
接合部26は、例えば外層シート22と内層シート23とを一緒に熱エンボス加工して融着させることで形成することができる。あるいは、外層シート22と内層シート23とを接着剤で接着することでも形成することができる。後述するとおり、幅方向Xにおいて隣り合う接合部26間の距離を調整する観点からは、熱エンボス加工によって接合部26を形成することが簡便である。熱エンボス加工によって接合部26を形成するためには、例えば特開2008−173286号公報の図19に記載の装置を用いればよい。
各弾性部材24は、その両端部においてのみ外層シート22及び内層シート23に固定されている。詳細には、両シート22,23は、後述する端部固定部27又は吸収性本体側固定部28においてシート22,23間に固定されている一方、それ以外の部位においては、シート22,23のいずれにも固定されていない。
腹側部2Aのウエスト伸縮部G1は、腹側部2Aの両側縁部2a,2aに、外層シート22と内層シート23との間が接着剤を介して接合された一対の端部固定部27を有している。ウエスト伸縮部G1に配された弾性部材24は、一対の端部固定部27それぞれにおいてシート22,23間に固定されている一方、端部固定部27間においては、シート22,23のいずれにも固定されていない。
つまり、ウエスト伸縮部G1に配された弾性部材24は、その両端部においてのみ外層シート22及び内層シート23に固定されている。背側部2Bのウエスト伸縮部G1についても同様である。
一方、腹側部2Aの胴回り伸縮部G2は、腹側部2Aの一方の側縁部に、外層シート22と内層シート23との間が接着剤を介して接合された端部固定部27を有しており、また、吸収性本体3の側縁3c位置の近傍に、外層シート22と内層シート23との間が接着剤を介して接合された吸収性本体側固定部28を有している。胴回り伸縮部G2に配された弾性部材24は、端部固定部27と吸収性本体側固定部28のそれぞれにおいてシート22,23間に固定されている一方、端部固定部27と吸収性本体側固定部28との間においては、シート22,23のいずれにも固定されていない。つまり胴回り伸縮部G2に配された弾性部材24は、その両端部においてのみ外層シート22及び内層シート23に固定されている。背側部2Bにおける、胴回り伸縮部G2についても同様である。
ウエスト伸縮部G1及び胴回り伸縮部G2のそれぞれにおいては、弾性部材24が収縮することにより、図3(a)に示すとおり、外装体2の弛緩状態において、隣接する縦接合部列間のシート22及び23が外方に膨らむように変形して、隣接する縦接合部列間にシート22又はシート23からなる襞29が生じる。これとともに、両シート22,23間には、襞29と襞29とに周囲を囲まれた中空部30が形成される。襞29や中空部30が形成されることにより、腹側部2A及び背側部2Bの柔らかさが向上して肌触り等が向上する。しかも、肌当接面側に形成される襞29間を空気が流通しやすくなり、おむつ1の蒸れ防止性にも優れている。特に、内層シート23を、不織布等の通気性シートで形成した場合等においては、おむつ1内の湿気を外部に一層逃がしやすくなる。弛緩状態とは、外装体2に外力が加えられておらず、弾性部材24が収縮した状態のことである。
特に本実施形態のおむつ1においては、図3(a)に示すとおり、弛緩状態下の外装体2に形成された襞の高さが、おむつ1の幅方向Xの中央域50よりも、中央域50の側方に位置する側部域51の方が高くなっている。具体的には、中央域30に形成された中央域襞29aよりも、側部域31に形成された側部域襞29bの方が、襞の高さが高くなっている。図3(a)においては、中央域30に形成された中央域襞29aの高さを符号h1で示してあり、側部域31に形成された側部域襞29bの高さを符号h2で示してある。このh1とh2との高さ関係は、図3(b)に示すとおり、外装体2が幅方向Xに沿って伸長されて、おむつ1が着用者に着用された状態でも維持される。本明細書に言う襞の高さh1,h2とは、外装体2における肌対向面側に形成された襞における頂部と谷部との間の距離のことを言う。換言すれば、図3(a)に示すとおり、外装体2を構成する2枚のシート22,23のうち、内層シート23に形成された襞における頂部と谷部との間の距離のことである。また、中央域50とは、おむつ1の幅方向Xに関して、吸収性本体3が存在する領域のことである。側部域51とは、おむつ1の幅方向Xに関して、中央域50よりも側方に位置しており、吸収性本体3が存在しない領域のことである。
側部域襞29bよりも、中央域襞29aの方が高さが低くなっていることで、おむつ1の着用状態においては、図4に示すとおり、中央域50は、着用者の身体Sに首尾よく密着するようになる。これによって、吸収性本体3の長手方向Yの端部3a,3bからウエスト開口部Lを越える液の漏れ出しが効果的に抑制される。一方、中央域襞29aよりも、側部域襞29bの方が、高さが高くなっていることで、おむつ1の内外での通気性が向上し、おむつ1の内側で生じた湿気が、首尾よくおむつ1の外側に放出される。これによっておむつ1の内側での蒸れの発生が効果的に抑制される。このように、本実施形態のおむつ1によれば、吸収性本体3の長手方向Yの端部3a,3bからウエスト開口部Lを越える液の漏れ出しを抑制しつつ、おむつ1の内外での通気性が向上するという、これまで両立が困難であった2つの有利な効果が同時に奏される。
上述した有利な効果は、外装体2に形成されている接合部26が、上述したとおり長手方向Yに沿って長い形状をしていると一層顕著なものとなる。この理由は、長手方向Yに沿って長い形状をしている接合部26によれば、長手方向Yに延びる直線状の襞29a,29bが首尾よく形成されるからである。同様の理由によって、上述した縦接合部列が、長手方向Yに沿って直線状に延びていることも好ましい。
おむつ1の腹側部2A及び背側部2Bを比較したとき、中央域襞29aの高さh1は、腹側部2A及び背側部2Bにおいて同じでもよく、あるいは異なっていてもよい。腹側部2A及び背側部2Bにおいて中央域襞29aの高さh1が異なる場合、腹側部2Aの中央域50よりも、背側部2Bの中央域50の方が中央域襞29aの高さh1がより高くなっており、それによって通気性がより高くなっていることが好ましい。この理由は、ヒトの背中、特に腰部は発汗しやすく蒸れが生じやすい部位なので、この部位における通気性をより高めることで、蒸れに起因する不都合が生じることが効果的に防止されるからである。なお、背側部2Bの中央襞29aの高さh1を高くすることで、吸収性本体3の背側部2Bの端部からウエスト開口部Lを越える液の漏れ出しが起こりやすくなるとの懸念が生じるかもしれない。しかし、尿は一般に、背側部2Bではなく、腹側部2Aのウエスト開口部Lを越えて漏れ出しやすいこと、及び便はウエスト開口部Lよりもむしろレッグ開口部Lを越えて漏れ出しやすいことを考慮すると、背側部2Bの中央襞29aの高さh1を高くしても、液の漏れ出しの懸念は低いと考えられる。
弛緩状態下での外装体2に形成された中央域襞29a及び側部域襞29bの高さh1,h2は、例えば次の方法で測定することができる。
外装体2の前身頃と後身頃を左右のサイドシール部において長手方向Yに沿って引き裂いた。この外装体2を、ウエスト開口部端部から長手方向Yの内方に向けて切断して測定サンプルを切り出した。このとき、切り出す箇所は吸収性本体が存在していない箇所とした。切り出したサンプルを水平な板の上に載置して弛緩状態とし、その状態のサンプルの上に錘を置き、サンプルに0.5kPaの圧力が加わるようにした。この状態で、中央域襞29aの高さh1及び側部域襞29bの高さh2を、デジタル厚み測定機(KEYENCE、KZ−U3)を用いて測定した。測定箇所は、中央域及び側部域で、それぞれ3点以上とした。そして3枚のサンプルでの測定結果の平均値をもって各高さh1,h2とした。
上述の方法で測定された中央域襞29aの高さh1は、1mm以上が好ましく、4mm以下、特に3.5mm以下であることが好ましい。例えば中央域襞29aの高さh1は、1mm以上4mm以下であることが好ましく、1mm以上3.5mm以下であることが更に好ましい。一方、側部域襞29の高さh2は、中央域襞29aの高さh1よりも高いことを条件として、1.5mm以上、特に3.5mm以上であることが好ましく、15mm以下、特に10mm以下であることが好ましい。例えば側部域襞29bの高さh2は、1.5mm以上15mm以下であることが好ましく、3.5mm以上10mm以下であることが更に好ましい。
また、側部域襞29bの高さh2は、中央域襞29aの高さh1に対して、0.5mm以上、特に1mm以上大きいことが好ましく、10mm以下、特に5mm以下大きいことが好ましい。例えば側部域襞29bの高さh2は、中央域襞29aの高さh2に対して、0.5mm以上10mm以下で大きいことが好ましく、1mm以上5mm以下で大きいことが更に好ましい。
中央域襞29aの高さh1と、側部域襞29bの高さh2とを異ならせるために、本実施形態においては、中央域50において幅方向Xに隣り合う接合部26aの間隔Dと、側部域51において幅方向Xに隣り合う接合部26bの間隔Dとを異ならせている。具体的には、中央域50において幅方向Xに隣り合う接合部26aの間隔Dよりも、側部域51において幅方向Xに隣り合う接合部26bの間隔Dを広くしている。このように間隔を調整することで、中央域50においては、弛緩状態下に弾性部材26が収縮したときに、中央域襞29aを構成する内層シート23の伸び代が相対的に小さくなる一方、側部域51においては、弛緩状態下に弾性部材26が収縮したときに、側部域襞29bを構成する内層シート23の伸び代が相対的に大きくなる。この伸び代の程度の違いに起因して、中央域襞29aの高さh1よりも、側部域襞29bの高さh2の方が高くなる。
このような構成にするため、中央域50における幅方向Xに隣り合う接合部26aの間隔Dは、1mm以上、特に2mm以上であることが好ましく、5mm以下、特に4mm以下であることが好ましい。
また、側部域51において幅方向Xに隣り合う接合部26bの間隔Dは、前記の間隔Dよりも大きいことを条件として、4mm以上、特に5mm以上であることが好ましく、15mm以下、特に10mm以下であることが好ましい。
図5及び図6には、本発明の別の実施形態がそれぞれ示されている。なお、図5及び図6に示す実施形態に関し、特に説明しない点については、先に詳述した図1ないし図4に示す実施形態に関する説明が適宜適用される。また、図5及び図6において、図1ないし図4と同じ部材には同じ符号を付してある。
図5に示す実施形態においては、接合部26の形状が、図2に示す実施形態と相違している。詳細には、図2に示す実施形態では、接合部26は、長手方向Yに沿って長い形状をしていたが、図5に示す実施形態では、接合部26は、略円形をした等方的な形状をしている。本実施形態によれば、図2に示す実施形態よりも、接合部26の面積を小さくすることができるので、接合部26を形成することに起因して外装体2の風合いが硬くなることを抑制できるという効果が奏される。しかも、図5に示す実施形態では、接合部26は、長手方向Yに沿って直線的に列状に配置されて縦接合部列をなしているので、長手方向Yに延びる直線状の襞29を首尾よく形成でき、十分な通気性を確保することができる。
図6に示す実施形態においては、外層シート22と内層シート23とは、接合部26によって、幅方向Xにおいて間欠的に互いに接合されているとともに、長手方向Yにおいて連続した直線状に互いに接合されている。つまり、接合部26は、外装体2の長手方向に延びる連続した直線となっており、複数の該直線が平行に幅方向Xにわたって配置されている。したがって本実施形態における接合部26は、弾性部材24と交差している。接合部26と交差する位置において、弾性部材24は、外層シート22と内層シート23と接合されている。つまり、これまでに説明してきた実施形態と異なり、弾性部材24は、その両端部においてのみ外層シート22及び内層シート23と接合されているのではなく、各接合部26と交差する位置において外層シート22及び内層シート23と接合されている。隣り合う接合部26間においては、弾性部材は、外層シート22及び内層シート23と非接合状態になっている。本実施形態においては、接合部26が、長手方向Yにおいて連続した直線となっているので、長手方向Yに延びる直線状の襞29を一層首尾よく形成できる。その結果、十分な通気性を確保することができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1では、外装体2が、腹側部2A、股下部2C及び背側部2Bにわたって連続する一枚のシートから構成されていたが、これに代えて、腹側部2A、股下部2C及び背側部2Bそれぞれで分割された三枚のシートを互いに接合することで、全体として一枚とみなせる外装体を用いてもよい。あるいは、腹側部2A及び背側部2Bにのみ外装体を配し、股下部2Cには外装体を非配置状態にしてもよい。
また、図2及び図5に示す実施形態においては、接合部26は、長手方向Yに沿って直線的に列状に配置されて縦接合部列をなしていたが、これに代えて、長手方向Yに沿って見たときの接合部26の配置位置はランダムであってもよい。
また前記実施形態においては、外装体2の腹側部2A及び背側部2Bのいずれにおいても、中央域襞29aの高さh1よりも、側部域襞29bの高さh2の方が高くなっていたが、これに代えて、特に尿漏れの起こりやすい部位である腹側部2Aにおいてのみ、中央域襞29aの高さh1を、側部域襞29bの高さh2よりも低くしてもよい。逆に、背側部2Bにおいてのみ、中央域襞29aの高さh1を、側部域襞29bの高さh2よりも低くしてもよい。
更に、図2及び図5に示す実施形態においては、接合部26は、弾性部材24上を通らないように配置されていたが、これに代えて、一部又はすべての接合部26が弾性部材24上を通るように該接合部26を配置してもよい。
更に、本発明のパンツ型吸収性物品は、幼児又は成人用のパンツ型使い捨ておむつに適用できる他、パンツ型の生理用ナプキン等に適用してもよい。また、使い捨て下着等の吸収性本体を備えないパンツ型の着用部品に適用してもよい。
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下のパンツ型吸収性物品を開示する。
<1>
外装体と、外装体の内面側に固定されている吸収性本体とを備え、外装体は、着用者の腹側に配される腹側部と、股間部に配される股下部と、背側に配される背側部とを有し、腹側部の側縁部と背側部の側縁部とが接合されて一対のサイドシール部が形成されているパンツ型吸収性物品であって、
外装体は、前記物品の外面をなす外層シートと、外層シートの内面側に配された内層シートとを備えており、該物品の幅方向に沿って伸縮性を有しており、
外装体には、前記物品の長手方向に延びる襞が、該物品の幅方向にわたって形成されており、
外装体の外層シートと内層シートの間には、外層シートの前記襞と内層シートの前記襞とによって周囲を囲まれた中空部が形成されており、
弛緩状態下の外装体に形成された前記襞は、その高さが、前記物品の幅方向の中央域よりも、中央域の側方に位置する側部域の方が高くなっている、パンツ型吸収性物品。
<2>
弛緩状態下の外装体の中央域に形成された中央域襞よりも、側部域に形成された側部域襞の方が、襞の高さが高くなっている前記<1>に記載のパンツ型吸収性物品。
<3>
前記襞はその高さが、前記物品の腹側部の中央域よりも背側部の中央域の方が高くなっている前記<1>又は<2>に記載のパンツ型吸収性物品。
<4>
中央域襞の高さh1は、1mm以上が好ましく、4mm以下、特に3.5mm以下であることが好ましい前記<1>ないし<3>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<5>
側部域襞の高さh2は、中央域襞の高さh1よりも高いことを条件として、1.5mm以上、特に3.5mm以上であることが好ましく、15mm以下、特に10mm以下であることが好ましい前記<1>ないし<>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<6>
側部域襞の高さh2は、中央域襞の高さh1に対して、0.5mm以上、特に1mm以上大きいことが好ましく、10mm以下、特に5mm以下大きいことが好ましい前記<1>ないし<5>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<7>
外層シートと内層シートとは、幅方向において間欠的に互いに接合されており、中央域において幅方向に隣り合う接合部の間隔よりも、側部域において幅方向に隣り合う接合部の間隔の方が広くなっている前記<1>ないし<6>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<8>
外層シートと内層シートとは、幅方向において接合部によって間欠的に互いに接合されており、
中央域における幅方向に隣り合う接合部の間隔は、1mm以上、特に2mm以上であることが好ましく、5mm以下、特に4mm以下であることが好ましい前記<1>ないし<7>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<9>
外層シートと内層シートとは、幅方向において接合部によって間欠的に互いに接合されており、
側部域において幅方向に隣り合う接合部の間隔は、中央域における幅方向に隣り合う接合部の間隔よりも大きいことを条件として、4mm以上、特に5mm以上であることが好ましく、15mm以下、特に10mm以下であることが好ましい前記<1>ないし<8>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<10>
外層シートと内層シートとが、幅方向及び長手方向において接合部によって間欠的に互いに接合されており、
接合部が、長手方向に沿って長い形状をしている前記<1>ないし<9>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<11>
外層シートと内層シートとが、幅方向及び長手方向において接合部によって間欠的に互いに接合されており、
接合部が、長手方向に沿って直線的に列状に配置されて接合部列をなしており、接合部列が幅方向にわたって多列に形成されている前記<1>ないし<10>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<12>
外層シートと内層シートとが、接合部によって間欠的に互いに接合されており、
各接合部はいずれも同じ形状をしている前記<1>ないし<11>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<13>
外層シートと内層シートとが、接合部によって間欠的に互いに接合されており、
接合部が、外層シートと内層シートとの熱エンボス加工によって形成されている前記<1>ないし<13>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<14>
外層シートと内層シートとが、接合部によって間欠的に互いに接合されており、
外装体は、外層シートと内層シートとの間に、伸長状態で配され、かつ前記物品の幅方向にわたって延びる複数の弾性部材を備えており、該弾性部材が接合部を通らないように配されている前記<1>ないし<13>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<15>
弾性部材は、その両端部においてのみ外層シート及び内層シートに固定されている前記<14>に記載のパンツ型吸収性物品。
<16>
外層シートと内層シートとは、幅方向において間欠的に互いに接合されているとともに、長手方向において連続した直線状に互いに接合されている前記<1>ないし<9>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<17>
外装体は、外層シートと内層シートとの間に、伸長状態で配され、かつ前記物品の幅方向にわたって延びる複数の弾性部材を備え、これによって該外装体に胴回り伸縮部が形成されており、
胴回り伸縮部は、腹側部及び背側部それぞれにおける、少なくとも、吸収性本体の長手方向に沿って延びる両側縁それぞれより外方に位置する部分において伸縮性を発現し、
胴回り伸縮部は、吸収性本体と重なる部分においては、製造時に一旦連続的に配された弾性部材が、伸縮性、特に吸収性本体の中央部と重なる部分の伸縮性を発現しないように切断されている前記<1>ないし<16>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<18>
外層シートと内層シートとが、接合部によって間欠的に互いに接合されており、
接合部は、略円形をした等方的な形状をしている前記<1>ないし<17>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<19>
外層シート及び/又は内層シートとして伸縮性不織布を用いた前記<1>ないし<18>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<20>
腹側部においてのみ、中央域襞の高さh1を、側部域襞の高さh2よりも低くした前記<1>に記載のパンツ型吸収性物品。
<21>
中央域に形成された中央域襞の高さh1が、腹側部及び背側部において同じになっている前記<1>ないし<20>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<22>
パンツ型使い捨ておむつである前記<1>ないし<21>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
1 パンツ型使い捨ておむつ(パンツ型吸収性物品)
2 外装体
2A 腹側部
2a 側縁部
2B 背側部
2b 側縁部
2C 股下部
2e 凹状側縁部
22 外層シート
23 内層シート
24 弾性部材
26 接合部
3 吸収性本体
31 表面シート
32 裏面シート
33 吸収性コア
34 側方カフス
4 サイドシール部
50 中央域
51 側部域
W ウエスト開口部
L レッグ開口部

Claims (9)

  1. 外装体と、外装体の内面側に固定されている吸収性本体とを備え、外装体は、着用者の腹側に配される腹側部と、股間部に配される股下部と、背側に配される背側部とを有し、腹側部の側縁部と背側部の側縁部とが接合されて一対のサイドシール部が形成されているパンツ型吸収性物品であって、
    外装体は、前記物品の外面をなす外層シートと、外層シートの内面側に配された内層シートとを備えており、該物品の幅方向に沿って伸縮性を有しており、
    外装体には、前記物品の長手方向に延びる襞が、該物品の幅方向にわたって形成されており、
    外装体の外層シートと内層シートの間には、外層シートの前記襞と内層シートの前記襞とによって周囲を囲まれた中空部が形成されており、
    弛緩状態下の外装体に形成された前記襞は、その高さが、前記物品の幅方向の中央域よりも、中央域の側方に位置する側部域の方が高くなっている、パンツ型吸収性物品。
  2. 前記襞はその高さが、前記物品の腹側部の中央域よりも背側部の中央域の方が高くなっている請求項1に記載のパンツ型吸収性物品。
  3. 外層シートと内層シートとは、幅方向において間欠的に互いに接合されており、中央域において幅方向に隣り合う接合部の間隔よりも、側部域において幅方向に隣り合う接合部の間隔の方が広くなっている請求項1又は2に記載のパンツ型吸収性物品。
  4. 外層シートと内層シートとが、幅方向及び長手方向において間欠的に互いに接合されており、接合部が、長手方向に沿って長い形状をしている請求項1ないし3のいずれか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
  5. 外層シートと内層シートとが、幅方向及び長手方向において間欠的に互いに接合されており、接合部が、長手方向に沿って直線的に列状に配置されて接合部列をなしており、接合部列が幅方向にわたって多列に形成されている請求項1ないし4のいずれか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
  6. 接合部が、外層シートと内層シートとの熱エンボス加工によって形成されている請求項1ないし5のいずれか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
  7. 外装体は、外層シートと内層シートとの間に、伸長状態で配され、かつ前記物品の幅方向にわたって延びる複数の弾性部材を備えており、該弾性部材が接合部を通らないように配されている請求項3ないし6のいずれか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
  8. 弾性部材は、その両端部においてのみ外層シート及び内層シートに固定されている請求項7に記載のパンツ型吸収性物品。
  9. 外層シートと内層シートとは、幅方向において間欠的に互いに接合されているとともに、長手方向において連続した直線状に互いに接合されている請求項1ないし6のいずれか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
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