JP2018022400A - 帳票管理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】データ管理におけるセキュリティを十分確保しつつ、データ管理の煩雑さを解消してデータの管理負荷を軽減する。【解決手段】マイナンバーが記載される所定の項目を有した電子帳票を記憶手段(記憶部15)から読み出す読出手段(制御部11)と、読出手段により読み出された電子帳票における所定の項目に既にマイナンバーが記載されていた場合に、電子帳票に係る有効期限に基づいて、所定の項目にマイナンバーを読み取り可能に表示させるか又はマイナンバーを読み取り不可能な置換文字列で表示させるかを制御する制御手段(制御部31)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、帳票管理装置及びプログラムに関する。
従来、機密性の高い情報(機密情報)が含まれる帳票を電子保存する技術が知られている。一般に、機密情報が含まれる帳票を電子保存する場合、セキュリティを考慮して、電子帳票を暗号化して保存する方式が採用される。
ところで、近年、コンピュータの高性能化や記録装置の大容量化が進み、扱うデータの数・量も増大している。それに伴い、データの管理負荷が増大しているため、データの管理者は、ファイルが不要になっても、どのファイルが不要になったかをチェックしきれず、不要なファイルが残存するケースが多く存在する。
そこで、ファイル毎に有効期限を設定し、有効期限が過ぎたファイルを自動削除する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−85578号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の技術では、有効期限を設定する際、ファイルを使用する個人や業務毎に個別に設定するものではないため、より細やかな期限対応を行うことができないという課題がある。
例えば、管理者以外のユーザが、業務で使用する目的で管理者の管理下に属するファイルを自身の端末に複製して保有するようなケースが存在する。一般に、管理者以外のユーザは、管理者と比べてファイルを業務で閲覧、使用する期間は短いことが多く、セキュリティの観点からも有効期限を短く設定する方が好ましい。しかしながら、上記特許文献1記載の技術では、予め設定された有効期限を経過するまでファイルを自動削除することができないため、セキュリティを十分確保することができないという課題がある。
また、仮に、ファイルを使用する個人や業務毎に有効期限を個別に設定しようとした場合、管理者は煩雑な対応を行う必要があるため、データの管理負荷を軽減することができないという課題がある。
本発明の課題は、データ管理におけるセキュリティを十分確保しつつ、データ管理の煩雑さを解消してデータの管理負荷を軽減することである。
上記課題を解決するため、本発明の帳票管理装置は、マイナンバーが記載される所定の項目を有した電子帳票を記憶手段から読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出された電子帳票における前記所定の項目に既にマイナンバーが記載されていた場合に、前記電子帳票に係る有効期限に基づいて、前記所定の項目に前記マイナンバーを読み取り可能に表示させるか又は前記マイナンバーを読み取り不可能な置換文字列で表示させるかを制御する制御手段と、を備える。
本発明によれば、データ管理におけるセキュリティを十分確保しつつ、データ管理の煩雑さを解消してデータの管理負荷を軽減することができる。
本実施形態に係るマイナンバー管理システムを構成する各装置の主制御構成を示すブロック図である。 個人番号管理テーブルの一例を示す図である。 アクセス権限管理テーブルの一例を示す図である。 業務帳票関連テーブルの一例を示す図である。 帳票権限管理テーブルの一例を示す図である。 帳票権限超過時設定テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るマイナンバー管理システムの電子帳票作成処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るマイナンバー管理システムの電子帳票出力処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係るマイナンバー管理システムの電子帳票出力処理を示すフローチャートである。 ログイン画面の一例を示す図である。 業務メニュー画面の一例を示す図である。 照会権限確認処理を示すフローチャートである。 ログインユーザが完全照会権限を有する場合の帳票照会画面の一例を示す図である。 ログインユーザが条件付き照会権限を有する場合の帳票照会画面の一例を示す図である。 廃棄期限超過画面の一例を示す図である。 照会エラー画面の一例を示す図である。 印刷権限確認処理を示すフローチャートである。 印刷エラー画面の一例を示す図である。 変形例1に係るマイナンバー管理システムの電子帳票出力処理を示すフローチャートである。 変形例1に係るマイナンバー管理システムの電子帳票出力処理を示すフローチャートである。 削除確認画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[1.構成の説明]
まず、本実施形態に係るマイナンバー管理システム100の構成について説明する。
マイナンバー管理システム100は、図1に示すように、クライアント端末1と、人事管理サーバ2と、マイナンバー管理サーバ3と、印刷装置4と、を備えて構成されている。本実施形態では、クライアント端末1及びマイナンバー管理サーバ3が協働して、本発明の帳票管理装置として機能する。このマイナンバー管理システム100において、クライアント端末1、人事管理サーバ2、マイナンバー管理サーバ3及び印刷装置4は、通信ネットワークNにより互いに通信可能に接続されている。通信ネットワークNは、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、移動体通信網、インターネット等を含む通信ネットワークである。
クライアント端末1は、PC、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話機等の情報機器である。クライアント端末1には、電子帳票を閲覧(照会)可能とする機能を提供するアプリケーション(電子帳票ビュアー)がインストールされている。なお、クライアント端末1は、1台で構成されるものとするが、これに限定されるものではなく、複数台の装置から構成されるものとしてもよい。
クライアント端末1は、図1に示すように、制御部11と、操作部12と、表示部13と、通信部14と、記憶部15と、を備えて構成されている。
制御部11は、クライアント端末1の動作を中央制御する。具体的には、制御部11は、CPU、ROM、RAMなどを備えて構成され、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部15に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により、クライアント端末1の各部を統括制御する。
操作部12は、文字入力キー、数字入力キー、その他各種機能に対応付けられたキーなどを有するキーボード、マウス等のポインティングデバイスなどを備え、ユーザからの操作入力を受け付けて、操作入力に応じた操作信号を制御部11へと出力する。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイを備え、制御部11から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。例えば、表示部13は、電子帳票の作成を指示する操作を行うための画面(電子帳票作成画面)やユーザにより選択された電子帳票を照会するための画面(帳票照会画面)、その他各種エラーをユーザに報知するための画面(廃棄期限超過画面、照会エラー画面、印刷エラー画面)等を表示する。
通信部14は、通信用IC(Integrated Circuit)及び通信コネクタなどを有する通信インターフェイスであり、制御部11の制御の下、所定の通信プロトコルを用いて通信ネットワークNを介したデータ通信を行う。
記憶部15は、HDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリなどにより構成され、プログラムデータや各種設定データ等のデータを制御部11から読み書き可能に記憶する。また、記憶部15は、人事管理サーバ2で作成され、送信された電子帳票を記憶する。
人事管理サーバ2は、企業が保有するコンピュータシステムであり、社員やその家族の個人情報を人事情報として管理する装置である。
人事管理サーバ2は、図1に示すように、制御部21と、操作部22と、表示部23と、通信部24と、記憶部25と、を備えて構成されている。
制御部21は、人事管理サーバ2の動作を中央制御する。具体的には、制御部21は、CPU、ROM、RAMなどを備えて構成され、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部25に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により、人事管理サーバ2の各部を統括制御する。
操作部22は、文字入力キー、数字入力キー、その他各種機能に対応付けられたキーなどを有するキーボード、マウス等のポインティングデバイスなどを備え、ユーザからの操作入力を受け付けて、操作入力に応じた操作信号を制御部21へと出力する。
表示部23は、LCDなどのディスプレイを備え、制御部21から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。
通信部24は、通信用IC及び通信コネクタなどを有する通信インターフェイスであり、制御部21の制御の下、所定の通信プロトコルを用いて通信ネットワークNを介したデータ通信を行う。
記憶部25は、HDD、半導体メモリなどにより構成され、プログラムデータや各種設定データ等のデータを制御部21から読み書き可能に記憶する。また、記憶部25は、人事情報を管理するための人事情報データベースを記憶する。
マイナンバー管理サーバ3は、企業が保有するコンピュータシステムであり、社員やその家族のマイナンバー(登録商標)を含むマイナンバー情報を管理する装置である。マイナンバーは、国民の個人情報を効率的に管理するマイナンバー制度により、日本国籍を有する人に重複しないように付与されたユニークな番号である。
マイナンバー管理サーバ3は、図1に示すように、制御部31と、操作部32と、表示部33と、通信部34と、記憶部35と、を備えて構成されている。
制御部31は、マイナンバー管理サーバ3の動作を中央制御する。具体的には、制御部31は、CPU、ROM、RAMなどを備えて構成され、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部35に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により、マイナンバー管理サーバ3の各部を統括制御する。
操作部32は、文字入力キー、数字入力キー、その他各種機能に対応付けられたキーなどを有するキーボード、マウス等のポインティングデバイスなどを備え、ユーザからの操作入力を受け付けて、操作入力に応じた操作信号を制御部31へと出力する。
表示部33は、LCDなどのディスプレイを備え、制御部31から出力された表示制御信号に基づいた画像を表示画面に表示する。
通信部34は、通信用IC及び通信コネクタなどを有する通信インターフェイスであり、制御部31の制御の下、所定の通信プロトコルを用いて通信ネットワークNを介したデータ通信を行う。
記憶部35は、HDD、半導体メモリなどにより構成され、プログラムデータや各種設定データ等のデータを制御部31から読み書き可能に記憶する。また、記憶部35は、マイナンバー情報を管理するためのマイナンバー情報データベースを記憶する。また、記憶部35は、従業員又はその家族のマイナンバーをその他の個人情報と対応付けて管理するためのテーブルである個人番号管理テーブルT1と、従業員の業務に対するアクセス権限を管理するためのテーブルであるアクセス権限管理テーブルT2と、業務の電子帳票に対するアクセス権限を管理するためのテーブルである業務帳票関連テーブルT3と、業務の電子帳票に対するより詳細なアクセス権限を管理するためのテーブルである帳票権限管理テーブルT4と、電子帳票に対するより詳細なアクセス権限が超過した際の処理を個人情報の種別毎に対応付けて管理するためのテーブルである帳票権限超過時設定テーブルT5と、を記憶する。
個人番号管理テーブルT1は、図2に示すように、社員番号T11、従業員であるかその家族であるかを示す区分T12、従業員との続柄T13、氏名T14、氏名のフリガナT15、性別T16、生年月日T17、個人番号(マイナンバー)T18、データの基準日T19、のフィールドを有する。
アクセス権限管理テーブルT2は、図3に示すように、社員番号T21、氏名T22、ログイン時のユーザ名T23、ログイン時のパスワードT24、人事基本業務、給与基本業務、社会保険業務、年末調整業務、税務関連業務の各業務に対するアクセス権限の有無を示す各項目T25〜T29、のフィールドを有する。
業務帳票関連テーブルT3は、図4に示すように、業務の名称T31、源泉徴収票、被保険者資格取得届、扶養控除申告書、保険料控除申告書、月変/算定届の各電子帳票に対するアクセス権限の有無を示す各項目T32〜T36、のフィールドを有する。
帳票権限管理テーブルT4は、図5に示すように、業務の名称T41、各電子帳票(図中では源泉徴収票T42及び扶養控除申告書T43)に対するより詳細なアクセス権限の有無を示す各項目T421〜T428、T431〜T438、のフィールドを有する。各電子帳票に対するより詳細なアクセス権限の有無を示す各項目は、具体的には、印刷回数T421、T431、印刷期間T422、T432、印刷対象T423、T433、照会回数T424、T434、照会期間T425、T435、照会対象T426、T436、保管期間T427、T437、廃棄期限T428、T438、である。
帳票権限超過時設定テーブルT5は、図6に示すように、個人情報の種別T51、印刷回数超過時の処理を示す印刷回数超過T52、印刷期間外時の処理を示す印刷期間外T53、印刷対象外時の処理を示す印刷対象外T54、照会回数超過時の処理を示す照会回数超過T55、照会期間外時の処理を示す照会期間外T56、照会対象外時の処理を示す照会対象外T57、保管期間外時の処理を示す保管期間外T58、廃棄期限超過時の処理を示す廃棄期限超過T59、退職者に対する処理を示す退職者T60、休職者に対する処理を示す休職者T61、身上異動等により非家族となった元家族に対する処理を示す元家族T62、のフィールドを有する。
人事管理サーバ2及びマイナンバー管理サーバ3の各々は、通信ネットワークN上に展開された一又は複数のサーバから構成される。なお、本実施形態では、各々1つの管理サーバより構成されるものとするが、例えば、WEBサーバ、DBサーバ、ストレージサーバ等の複数のサーバ群から構成されてもよい。
印刷装置4は、例えば、インクジェットプリンタやレーザープリンタ等により構成され、クライアント端末1の制御部11による制御下で、クライアント端末1により行われた処理内容に応じた印刷出力を行う。例えば、印刷装置4は、クライアント端末1で表示(照会)された電子帳票の印刷出力を行う。
[2.動作の説明]
次に、本実施形態に係るマイナンバー管理システム100の動作について、図7〜図18を参照して説明する。
まず、図7のフローチャートを参照して、クライアント端末1及び人事管理サーバ2が電子帳票を作成する処理(電子帳票作成処理)を説明する。この処理は、クライアント端末1の制御部11が、人事管理サーバ2にアクセス(ログイン)する際に必要となるログイン情報(ユーザ名、パスワード等)の入力を受け付けたことを契機として開始される。
まず、クライアント端末1の制御部11は、入力されたユーザ名、パスワード等のログイン情報を、通信部14を介して人事管理サーバ2に送信する(ステップS101)。
人事管理サーバ2の制御部21は、クライアント端末1から送信されたログイン情報に基づいて、人事管理サーバ2に登録されたユーザであるか否かを判定するための処理(ログイン認証処理)を行う(ステップS102)。
制御部21は、人事管理サーバ2に登録されたユーザであると判定した場合、次のステップS103へと移行する。一方、制御部21は、人事管理サーバ2に登録されたユーザでないと判定した場合、ログイン認証に失敗した旨をクライアント端末1に通知し、再度のログイン情報の入力を促す。
次に、制御部21は、電子帳票の作成を指示する操作を行うための画面(電子帳票作成画面)を生成し、通信部24を介してクライアント端末1に送信する(ステップS103)。
クライアント端末1の制御部11は、人事管理サーバ2から送信された電子帳票作成画面を、表示部13に表示させる(ステップS104)。
ユーザは、表示部13に表示された電子帳票作成画面において、電子帳票の作成を指示するための操作を行う。具体的には、ユーザは、作成する電子帳票の帳票種や作成対象とする社員の情報等を指定する操作を行う。
次に、制御部11は、電子帳票作成画面においてユーザにより指定された、電子帳票の作成を指示するための情報(電子帳票作成指示情報)を、通信部14を介して人事管理サーバ2に送信する(ステップS105)。
人事管理サーバ2の制御部21は、クライアント端末1から送信された電子帳票作成指示情報に基づいて電子帳票を作成し、通信部24を介してクライアント端末1に送信する(ステップS106)。
本実施形態では、ステップS106において電子帳票を作成する際、電子帳票内のマイナンバー(個人番号)を格納する特定領域に、マイナンバーの代わりに、タグ情報を格納する。
タグ情報は、電子帳票を出力する際、マイナンバー管理サーバ3からマイナンバーを検索して取得するために必要となる情報(検索用情報)である。マイナンバーは、その性質上、高度なセキュリティ性が要求されるため、電子帳票内にはマイナンバーの代わりにタグ情報を格納しておくようにし、電子帳票の出力時にタグ情報を検索キーとしてマイナンバー管理サーバ3からマイナンバーを取得することで、セキュリティ性を確保することができる。
なお、タグ情報は、例えば、作成される電子帳票毎に設定内容を予め定めておくようにしてもよいし、電子帳票の種別にかかわらず同一内容を設定するようにしてもよい。
クライアント端末1の制御部11は、人事管理サーバ2から送信された電子帳票を、記憶部15に記憶させる(ステップS107)。
次に、図8及び図9のフローチャートを参照して、クライアント端末1及びマイナンバー管理サーバ3が電子帳票を出力(照会・印刷)する処理(電子帳票出力処理)を説明する。この処理は、クライアント端末1の制御部11が、ユーザによる電子帳票ビュアーの起動操作を受け付けたことを契機として開始される。
まず、クライアント端末1の制御部11は、ログイン画面を表示部13に表示させる(ステップS201)。ログイン画面G1は、図10に示すように、ユーザ名を入力するユーザ名入力部G11と、パスワードを入力するパスワード入力部G12と、ログイン操作を実行するためのログインボタンG13と、を備えて構成されている。
ユーザは、ログイン画面G1において、ユーザ名入力部G11及びパスワード入力部G12に自身のユーザ名及びパスワードをそれぞれ入力した後、ログインボタンG13を押下することで、ログイン操作を実行する。
次に、制御部11は、業務メニュー画面を表示部13に表示させる(ステップS202)。業務メニュー画面G2は、図11に示すように、業務メニューの分類を表示するメニュー分類表示領域G21と、メニュー分類表示領域G21で選択された業務メニューに応じた項目(電子帳票)を表示するメニュー項目表示領域G22と、業務メニュー画面G2における操作を終了するための終了ボタンG23と、を備えて構成されている。メニュー分類表示領域G21には、人事情報管理メニューG211、給与情報管理メニューG212、人事帳票管理メニューG213及び給与帳票管理メニューG214の各業務メニューが表示されている。
ユーザは、業務メニュー画面G2において、メニュー分類表示領域G21から一の業務メニューを選択した後、メニュー項目表示領域G22に表示された電子帳票の中から一の電子帳票を選択する。図11には、ユーザにより給与帳票管理メニューG214が選択された例が示されている。給与帳票管理メニューG214が選択された場合、メニュー項目表示領域G22には、給与帳票管理メニューG214に応じた電子帳票として、源泉徴収票G221、扶養控除申告書G222、月変/算定届G223、…等が選択可能に表示される。以降の処理では、メニュー項目表示領域G22に表示された電子帳票の中から「扶養控除申告書G222」が選択されたものとして説明する。
次に、制御部11は、業務メニュー画面G2において、ユーザによりいずれかの電子帳票が選択されたか否かを判定する(ステップS203)。
制御部11は、いずれかの電子帳票が選択されたと判定した場合(ステップS203:YES)、次のステップS204へと移行する。
一方、制御部11は、いずれの電子帳票も選択されていないと判定した場合(ステップS203:NO)、処理を終了する。ここで、いずれの電子帳票も選択されていない場合とは、いずれの電子帳票も選択されることなく、業務メニュー画面G2の終了ボタンG23が押下された場合を示している。
次に、制御部11は、ユーザにより選択された電子帳票を記憶手段としての記憶部15から読み出す(ステップS204)。即ち、制御部11は、本発明の読出手段として機能する。
次に、制御部11は、ステップS204で読み出された電子帳票の照会権限確認要求を、通信部14を介してマイナンバー管理サーバ3に送信する(ステップS205)。なお、照会権限確認要求には、ログイン画面G1で入力されたユーザ名、パスワード等のログイン情報の他、業務メニュー画面G2で選択された電子帳票等の各情報が含まれている。
マイナンバー管理サーバ3の制御部31は、ステップS205でクライアント端末1から送信された照会権限確認要求に基づいて、照会権限確認処理を行う(ステップS206)。
具体的には、まず、制御部31は、図12のフローチャートに示すように、クライアント端末1から送信されたログイン情報と、記憶部35に記憶されたアクセス権限管理テーブルT2(図3参照)と、を照合して、ログインユーザがアクセス権限を有する業務を抽出する(ステップS301)。例えば、ログインユーザが「人給太郎(ユーザ名:taro、パスワード:Qsad2330)」の場合、アクセス権限を有する業務として、「人事基本業務」、「給与基本業務」、「社会保険業務」、「年末調整業務」、「税務関連業務」が抽出される。また、ログインユーザが「事務花子(ユーザ名:hanako、パスワード:Amnm7756)」の場合、アクセス権限を有する業務として、「年末調整業務」が抽出される。
次に、制御部31は、クライアント端末1から送信された電子帳票と、記憶部35に記憶された業務帳票関連テーブルT3(図4参照)と、を照合して、電子帳票へのアクセス権限が割り当てられた「業務」を抽出する(ステップS302)。例えば、電子帳票が「扶養控除申告書」の場合、アクセス権限が割り当てられた業務として、「給与基本業務」、「年末調整業務」が抽出される。
次に、制御部31は、クライアント端末1から送信された電子帳票と、ステップS301で抽出した業務とステップS302で抽出した業務とで一致する業務(即ち、ログインユーザがクライアント端末1から送信された電子帳票へのアクセス権限を有する業務)と、現在日時と、記憶部35に記憶された帳票権限管理テーブルT4(図5参照)と、を照合して、クライアント端末1から送信された電子帳票の廃棄期限を超過しているか否かを判定する(ステップS303)。例えば、ログインユーザが「人給太郎」で、クライアント端末1から送信された電子帳票が「扶養控除申告書」の場合、ステップS301で「人事基本業務」、「給与基本業務」、「社会保険業務」、「年末調整業務」、「税務関連業務」が抽出され、ステップS302で「給与基本業務」、「年末調整業務」が抽出される。そして、両者で一致する「給与基本業務」、「年末調整業務」の廃棄期限を、帳票権限管理テーブルT4を参照して抽出する(「給与基本業務=10年」、「年末調整業務=8年」)。この例のように、複数の業務の廃棄期限が抽出される場合、より長い方の廃棄期限(本実施形態では、10年)を優先して抽出する。最後に、電子帳票の保管開始日と現在日時とを比較して、抽出された廃棄期限を超過しているか否かを判定する。
制御部31は、クライアント端末1から送信された電子帳票の廃棄期限を超過していると判定した場合(ステップS303:YES)、廃棄期限を超過した旨をユーザに報知するための画面(廃棄期限超過画面)を生成し(ステップS304)、図8のステップS207へと移行する。
一方、制御部31は、クライアント端末1から送信された電子帳票の廃棄期限を超過していないと判定した場合(ステップS303:NO)、ステップS305へと移行する。
次に、制御部31は、クライアント端末1から送信された電子帳票と、ステップS301で抽出した業務とステップS302で抽出した業務とで一致する業務と、現在日時と、記憶部35に記憶された帳票権限管理テーブルT4(図5参照)と、を照合して、ログインユーザがクライアント端末1から送信された電子帳票の照会権限を有しているか否かを判定する(ステップS305)。具体的には、制御部31は、クライアント端末1から送信された電子帳票の照会回数と、照会期間と、照会対象と、のいずれの項目においても照会可能である場合に、照会権限を有していると判定する。但し、本実施形態では、図6の帳票権限超過時設定テーブルT5に示すように、照会回数及び照会対象の項目は、いずれの状況においても、少なくとも部分的には照会可能である(照会不可ではない)ので、実質的には、照会期間の項目が照会期間内である場合に、照会権限を有していると判定する。なお、照会期間は、保管期間に拘束される。即ち、照会期間は、保管期間内において有効である。ここで、保管期間は、法定保管期間に相当する廃棄期限とは異なり、業務上の有効期限に相当する期間である。
例えば、ステップS303に示した例と同様、ログインユーザが「人給太郎」で、クライアント端末1から送信された電子帳票が「扶養控除申告書G222」の場合、「給与基本業務」、「年末調整業務」の照会期間及び保管期間を、帳票権限管理テーブルT4を参照して抽出する(「給与基本業務=無制限、10年」、「年末調整業務=10月〜翌年3月、5年」)。そして、現在日時が抽出された保管期間内且つ照会期間内であるか否かを判定する。この例のように、複数の業務の照会期間及び保管期間が抽出される場合、現在日時がいずれかの業務の保管期間内且つ照会期間内であれば、照会権限を有していると判定する。
制御部31は、ログインユーザがクライアント端末1から送信された電子帳票の照会権限を有していると判定した場合(ステップS305:YES)、次のステップS306へと移行する。
一方、制御部31は、ログインユーザがクライアント端末1から送信された電子帳票の照会権限を有していないと判定した場合(ステップS305:NO)、照会権限を有さない旨をログインユーザに報知するための画面(照会エラー画面)を生成する(ステップS307)。
ステップS306において、制御部31は、ログインユーザが有する照会権限の内容と、記憶部35に記憶された帳票権限超過時設定テーブルT5(図6参照)と、を照合して、具体的な照会内容を決定し、その照会内容に基づく照会用情報を生成する。本実施形態では、ログインユーザが有する照会権限の内容として、照会回数、照会期間及び照会対象のいずれの項目とも条件を満たす場合(完全照会権限)と、照会回数又は照会対象の少なくともいずれか一つの項目が条件を満たさない場合(条件付き照会権限)と、の二つが想定される。ログインユーザが完全照会権限を有する場合、マイナンバー情報を含む全ての情報を、照会内容として決定する。一方、ログインユーザが条件付き照会権限を有する場合(照会回数超過、照会対象外の場合)、図6に示すように、マイナンバー情報以外の情報(その他情報)はそのままに、マイナンバー情報を、マイナンバーを読み取り不可能な置換文字列である「*」に置換した情報を、照会内容として決定する。
即ち、制御部31は、ステップS204で読み出された電子帳票における所定の項目に既にマイナンバーが記載されていた場合に、読み出し目的(業務)及び読み出し目的の有効期限に基づいて、所定の項目にマイナンバーを読み取り可能に表示させるか又はマイナンバーを読み取り不可能な置換文字列で表示させるかを制御する制御手段として機能する。
なお、ステップS306の処理時、更に、電子帳票(台帳)に含まれる個人情報の持ち主の現況情報を取得し、取得した現況情報に基づいて電子帳票に対する処理を制御するようにしてもよい。ここで、個人情報の持ち主の現況情報としては、例えば、個人情報の持ち主が、退職した(退職者)、休職した(休職者)、身上異動などにより非家族となった(元家族)、ことなどが挙げられる。
上記の制御を行う場合、制御部31は、ステップS306の処理を行うに際し、電子帳票に含まれる個人情報の持ち主の現況情報を人事管理サーバ2に問い合わせ、人事管理サーバ2から送信された現況情報と帳票権限超過時設定テーブルT5とを照合して、電子帳票に対する処理を制御する。例えば、電子帳票に含まれる個人情報の持ち主の現況情報が「退職者」又は「元家族」であった場合、その持ち主のマイナンバー情報以外の情報(その他情報)はそのままに、マイナンバー情報を置換文字列である「*」に置換した情報を、照会内容として決定する。また、電子帳票に含まれる個人情報の持ち主の現況情報が「休職者」であった場合、その持ち主のマイナンバー情報を含む全ての情報を、照会内容として決定する。
次いで、図8のステップS207では、制御部31は、ステップS206の照会権限確認処理で生成された情報(照会用情報)又は画面(廃棄期限超過画面又は照会エラー画面)を、通信部34を介してクライアント端末1に送信する。
クライアント端末1の制御部11は、ステップS207でマイナンバー管理サーバ3から照会用情報が送信されたか否かを判定する(ステップS208)。
制御部11は、マイナンバー管理サーバ3から照会用情報が送信されたと判定した場合(ステップS208:YES)、次のステップS209へと移行する。
一方、制御部11は、マイナンバー管理サーバ3から照会用情報が送信されていない(即ち、マイナンバー管理サーバ3から廃棄期限超過画面又は照会エラー画面が送信された)と判定した場合(ステップS208:NO)、ステップS210へと移行する。
ステップS209において、制御部11は、マイナンバー管理サーバ3から送信された照会用情報に基づいて、業務メニュー画面G2で選択された電子帳票を照会するための画面(帳票照会画面)を表示部13に表示させ、ステップS211へと移行する。
図13及び図14に、扶養控除申告書を照会するための帳票照会画面G3の一例を示す。帳票照会画面G3は、図13及び図14に示すように、照会対象の電子帳票を表示する帳票表示領域G31と、印刷ボタンG32と、帳票照会画面G3における操作を終了して業務メニュー画面G2に戻るための戻るボタンG33と、一連の電子帳票出力処理における操作を終了するための終了ボタンG34と、を備えて構成されている。
帳票表示領域G31には、電子帳票である扶養控除申告書F1が表示されている。扶養控除申告書F1は、従業員本人の個人情報を表示する本人情報表示領域F11と、従業員の家族の個人情報を表示する家族情報表示領域F12と、を含んで構成されている。
本人情報表示領域F11には、勤務先、勤務先の住所、氏名、生年月日、住所、配偶者の有無等を表示する各領域の他、従業員本人のマイナンバーを表示するマイナンバー表示領域(所定の項目)F111が含まれている。
家族情報表示領域F12には、扶養控除の対象となる配偶者や扶養親族の氏名、生年月日、所得の見積額等を表示する各領域の他、扶養控除の対象となる配偶者や扶養親族のマイナンバーを表示するマイナンバー表示領域(所定の項目)F121が含まれている。
上記のマイナンバー表示領域F111及びマイナンバー表示領域F121の各々には、それぞれ電子帳票(扶養控除申告書F1)の作成時に格納されたタグ情報が格納されており、マイナンバー管理サーバ3から送信された照会用情報(マイナンバー又は置換文字列「*」)が表示される。なお、ユーザにより選択された電子帳票にマイナンバーが記載されていなかった場合は、マイナンバー表示領域F111及びマイナンバー表示領域F121の各々が空欄表示される。
例えば、図13に示す例は、従業員である「田中太郎」の扶養控除申告書F1を照会するための帳票照会画面G3の一例であり、ログインユーザが完全照会権限を有する場合の帳票照会画面G3を示している。この場合、図12のステップS306において、マイナンバー情報を含む全ての情報が照会内容として決定されているので、マイナンバー表示領域F111に従業員である「田中太郎」本人のマイナンバー「111111111111」が表示されるとともに、マイナンバー表示領域F121に従業員「田中太郎」の家族(配偶者)である「田中花子」のマイナンバー「222222222222」が表示されている。
また、図14に示す例は、従業員である「田中太郎」の扶養控除申告書F1を照会するための帳票照会画面G3の一例であり、ログインユーザが条件付き照会権限を有する場合の帳票照会画面G3を示している。この場合、図12のステップS306において、マイナンバー情報以外の情報(その他情報)はそのままに、マイナンバー情報を置換文字列である「*」に置換した情報が、照会内容として決定されているので、マイナンバー表示領域F111及びマイナンバー表示領域F121のいずれにも、マイナンバーの代わりに置換文字列「*」が表示されている。
ステップS210において、制御部11は、マイナンバー管理サーバ3から送信された画面(廃棄期限超過画面又は照会エラー画面)を表示部13に表示させ、ステップS218へと移行する。なお、ステップS210において、制御部11は、廃棄期限超過画面を表示部13に表示させる場合、廃棄期限を超過した電子帳票を削除する処理を併せて行う。
図15に、廃棄期限超過画面G4の一例を示す。廃棄期限超過画面G4は、図15に示すように、廃棄期限を超過した旨をユーザに報知する廃棄期限超過表示部G41と、廃棄期限超過画面G4における操作を終了するためのOKボタンG42と、一連の電子帳票出力処理における操作を終了するための終了ボタンG43と、を備えて構成されている。
ユーザは、廃棄期限超過画面G4において、当該廃棄期限超過画面G4における操作を終了する場合には、OKボタンG42を押下する。一方、一連の電子帳票出力処理における操作を終了する場合には、終了ボタンG43を押下する。
図16に、照会エラー画面G5の一例を示す。照会エラー画面G5は、図16に示すように、照会権限を有さない旨をログインユーザに報知する照会エラー表示部G51と、照会エラー画面G5における操作を終了するためのOKボタンG52と、一連の電子帳票出力処理における操作を終了するための終了ボタンG53と、を備えて構成されている。
ユーザは、照会エラー画面G5において、当該照会エラー画面G5における操作を終了する場合には、OKボタンG52を押下する。一方、一連の電子帳票出力処理における操作を終了する場合には、終了ボタンG53を押下する。
ステップS211において、制御部11は、帳票照会画面G3において、ユーザにより印刷ボタンG32が押下されたか否かを判定する。
制御部11は、印刷ボタンG32が押下されたと判定した場合(ステップS211:YES)、次のステップS212へと移行する。
一方、制御部11は、印刷ボタンG32が押下されていないと判定した場合(ステップS211:NO)、ステップS218へと移行する。
ステップS212において、制御部11は、ユーザにより選択された電子帳票の印刷権限確認要求を、通信部14を介してマイナンバー管理サーバ3に送信する。なお、印刷権限確認要求には、照会権限確認要求と同様、ログイン画面G1で入力されたユーザ名、パスワード等のログイン情報の他、業務メニュー画面G2で選択された電子帳票の情報が含まれている。
マイナンバー管理サーバ3の制御部31は、ステップS212でクライアント端末1から送信された印刷権限確認要求に基づいて、印刷権限確認処理を行う(ステップS213)。
具体的には、まず、制御部31は、図17のフローチャートに示すように、ステップS401及びステップS402の処理を行う。なお、ステップS401及びステップS402の処理は、照会権限確認処理について示す図12のステップS301及びステップS302の処理と同様であるので、説明を省略する。
次に、制御部31は、クライアント端末1から送信された電子帳票と、ステップS401で抽出した業務とステップS402で抽出した業務とで一致する業務と、現在日時と、記憶部35に記憶された帳票権限管理テーブルT4(図5参照)と、を照合して、ログインユーザがクライアント端末1から送信された電子帳票の印刷権限を有しているか否かを判定する(ステップS403)。具体的には、制御部31は、クライアント端末1から送信された電子帳票の印刷回数と、印刷期間と、印刷対象と、のいずれの項目においても印刷可能である場合に、印刷権限を有していると判定する。但し、本実施形態では、図6の帳票権限超過時設定テーブルT5に示すように、印刷回数及び印刷対象の項目は、いずれの状況においても、少なくとも部分的には印刷可能である(印刷不可ではない)ので、実質的には、印刷期間の項目が印刷期間内である場合に、印刷権限を有していると判定する。なお、印刷期間は、照会期間と同様、保管期間に拘束される。即ち、印刷期間は、保管期間内において有効である。
例えば、図12のステップS303に示した例と同様、ログインユーザが「人給太郎」で、クライアント端末1から送信された電子帳票が「扶養控除申告書G222」の場合、「給与基本業務」、「年末調整業務」の印刷期間及び保管期間を、帳票権限管理テーブルT4を参照して抽出する(「給与基本業務=無制限、10年」、「年末調整業務=11月〜翌年2月、5年」)。そして、現在日時が抽出された保管期間内且つ印刷期間内であるか否かを判定する。この例のように、複数の業務の印刷期間及び保管期間が抽出される場合、現在日時がいずれかの業務の保管期間内且つ印刷期間内であれば、印刷権限を有していると判定する。
制御部31は、ログインユーザがクライアント端末1から送信された電子帳票の印刷権限を有していると判定した場合(ステップS403:YES)、次のステップS404へと移行する。
一方、制御部31は、ログインユーザがクライアント端末1から送信された電子帳票の印刷権限を有していないと判定した場合(ステップS403:NO)、印刷権限を有さない旨をログインユーザに報知するための画面(印刷エラー画面)を生成する(ステップS405)。
ステップS404において、制御部31は、ログインユーザが有する印刷権限の内容と、記憶部35に記憶された帳票権限超過時設定テーブルT5(図6参照)と、を照合して、具体的な印刷内容を決定し、その印刷内容に基づく印刷用情報を生成する。本実施形態では、ログインユーザが有する印刷権限の内容として、印刷回数、印刷期間及び印刷対象のいずれの項目とも条件を満たす場合(完全印刷権限)と、印刷回数又は印刷対象の少なくともいずれか一つの項目が条件を満たさない場合(条件付き印刷権限)と、の二つが想定される。ログインユーザが完全印刷権限を有する場合、マイナンバー情報を含む全ての情報を、印刷内容として決定する。一方、ログインユーザが条件付き印刷権限を有する場合(印刷回数超過、印刷対象外の場合)、図6に示すように、マイナンバー情報以外の情報(その他情報)はそのままに、マイナンバー情報を置換文字列である「*」に置換した情報を、印刷内容として決定する。
なお、ステップS404の処理時、ステップS306の処理時と同様、電子帳票(台帳)に含まれる個人情報の持ち主の現況情報を取得し、取得した現況情報に基づいて電子帳票に対する処理を制御するようにしてもよい。
上記の制御を行う場合、制御部31は、ステップS404の処理を行うに際し、電子帳票に含まれる個人情報の持ち主の現況情報を人事管理サーバ2に問い合わせ、人事管理サーバ2から送信された現況情報と帳票権限超過時設定テーブルT5とを照合して、電子帳票に対する処理を制御する。
次いで、図9のステップS214では、制御部31は、ステップS213の印刷権限確認処理で生成された情報(印刷用情報)又は画面(印刷エラー画面)を、通信部34を介してクライアント端末1に送信する。
クライアント端末1の制御部11は、ステップS214でマイナンバー管理サーバ3から印刷用情報が送信されたか否かを判定する(ステップS215)。
制御部11は、マイナンバー管理サーバ3から印刷用情報が送信されたと判定した場合(ステップS215:YES)、次のステップS216へと移行する。
一方、制御部11は、マイナンバー管理サーバ3から印刷用情報が送信されていない(即ち、マイナンバー管理サーバ3から印刷エラー画面が送信された)と判定した場合(ステップS215:NO)、ステップS217へと移行する。
ステップS216において、制御部11は、マイナンバー管理サーバ3から送信された印刷用情報に基づいて、帳票照会画面G3に表示(照会)された電子帳票を印刷する処理(帳票印刷処理)を行う。本実施形態では、図6の帳票権限超過時設定テーブルT5に示すように、ログインユーザが条件付き照会権限を有する場合(照会/印刷回数超過、照会/印刷対象外の場合)の照会内容と印刷内容とが同一であるため、印刷用紙には、帳票照会画面G3の帳票表示領域G31に表示された電子帳票の内容がそのまま印刷される。従って、例えば、図13及び図14に示した帳票照会画面G3において、帳票印刷処理を行った場合、図13及び図14に示した扶養控除申告書F1がそれぞれ印刷される。
ステップS217において、制御部11は、マイナンバー管理サーバ3から送信された画面(印刷エラー画面)を表示部13に表示させる。
図18に、印刷エラー画面G6の一例を示す。印刷エラー画面G6は、図18に示すように、印刷権限を有さない旨をログインユーザに報知する印刷エラー表示部G61と、印刷エラー画面G6における操作を終了するためのOKボタンG62と、一連の電子帳票出力処理における操作を終了するための終了ボタンG63と、を備えて構成されている。
ユーザは、印刷エラー画面G6において、当該印刷エラー画面G6における操作を終了する場合には、OKボタンG62を押下する。一方、一連の電子帳票出力処理における操作を終了する場合には、終了ボタンG63を押下する。
ステップS218において、制御部11は、表示部13に表示された画面(帳票照会画面G3、廃棄期限超過画面G4、照会エラー画面G5又は印刷エラー画面G6)において、ユーザにより終了ボタン(G34、G42、G52又はG62)が押下されたか否かを判定する。
制御部11は、ユーザにより終了ボタンが押下されたと判定した場合(ステップS218:YES)、処理を終了する。
一方、制御部11は、ユーザにより終了ボタンが押下されていないと判定した場合(ステップS218:NO)、ステップS202へと移行し、再度業務メニュー画面G2を表示部13に表示させる。ここで、ユーザにより終了ボタンが押下されていない場合とは、表示部13に表示された画面の終了ボタン(G34、G42、G52又はG62)が押下されることなく、戻るボタンG33若しくはOKボタン(G41、G51又はG61)が押下された場合を示している。
[3.効果]
以上のように、本実施形態に係るマイナンバー管理システム100の帳票管理装置(クライアント端末1及びマイナンバー管理サーバ3)によれば、マイナンバーが記載される所定の項目を有した電子帳票を記憶部15から読み出し、読み出された電子帳票における所定の項目に既にマイナンバーが記載されていた場合に、電子帳票に係る有効期限に基づいて、所定の項目にマイナンバーを読み取り可能に表示させるか又はマイナンバーを読み取り不可能な置換文字列で表示させるかを制御する。
従って、管理者の管理下に属するファイルをユーザ自身の端末に複製して保有するようなケースであっても、電子帳票に係る有効期限に応じてマイナンバーの読み取りを適切に制御することができる。よって、データ管理におけるセキュリティを十分確保しつつ、データ管理の煩雑さを解消してデータの管理負荷を軽減することができる。
特に、本実施形態では、読み出し目的及び読み出し目的の有効期限に基づいて、所定の項目にマイナンバーを読み取り可能に表示させるか又はマイナンバーを読み取り不可能な置換文字列で表示させるかを制御する。
従って、管理者の管理下に属するファイルをユーザ自身の端末に複製して保有するようなケースであっても、ユーザの業務毎にマイナンバーに係る期限を適切に設定することができる。よって、データ管理におけるセキュリティを十分確保しつつ、データ管理の煩雑さを解消してデータの管理負荷を軽減することができる。
また、本実施形態では、電子帳票を表示部13に表示させる際に、更に、電子帳票に含まれる個人情報の持ち主の現況情報を取得し、取得した現況情報に基づいて電子帳票に対する処理を制御する。
従って、個人情報を出力する必要のない人物の個人情報が不必要に出力されることを防止することができるので、データ管理におけるセキュリティをより確実に確保することができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
[4.変形例1]
例えば、上記実施形態では、電子帳票の有効期限である廃棄期限を超過した電子帳票を表示させようとした場合に、電子帳票を表示させることなく無条件に削除するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、廃棄期限を超過した電子帳票を表示させようとした場合に、一旦電子帳票を表示させた後削除するようにしてもよい。なお、変形例1に係るマイナンバー管理システム100を構成するクライアント端末1、人事管理サーバ2、マイナンバー管理サーバ3及び印刷装置4の構成は、実施形態と同様であるので、説明の簡略化のため、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
以下、図19及び図20のフローチャートを参照して、変形例1に係るマイナンバー管理システム100の電子帳票出力処理を説明する。
まず、クライアント端末1の制御部11は、ステップS501〜ステップS504の処理を行う。なお、ステップS501〜ステップS504の処理は、実施形態における図8のステップS201〜ステップS204の処理と同様であるので、説明を省略する。
次に、制御部11は、ステップS404で読み出された電子帳票の廃棄期限確認要求を、通信部14を介してマイナンバー管理サーバ3に送信する(ステップS505)。なお、廃棄期限確認要求には、業務メニュー画面G2で選択された電子帳票等の情報が含まれている。
マイナンバー管理サーバ3の制御部31は、ステップS505でクライアント端末1から送信された廃棄期限確認要求に基づいて、クライアント端末1から送信された電子帳票の廃棄期限を超過しているか否か(即ち、電子帳票の有効期限が切れているか否か)を判定する(ステップS506)。具体的には、制御部31は、クライアント端末1から送信された電子帳票と、記憶部35に記憶された帳票権限管理テーブルT4(図5参照)と、を照合して、クライアント端末1から送信された電子帳票の廃棄期限を超過しているか否かを判定する。例えば、クライアント端末1から送信された電子帳票が「扶養控除申告書」の場合、扶養控除申告書の廃棄期限(10年)が抽出される。そして、電子帳票の保管開始日と現在日時とを比較して、抽出された廃棄期限を超過しているか否かを判定する。
制御部31は、クライアント端末1から送信された電子帳票の廃棄期限を超過していると判定した場合(ステップS506:YES)、廃棄用の照会用情報を生成し(ステップS507)、ステップS509へと移行する。廃棄用の照会用情報とは、マイナンバー情報以外の情報(その他情報)はそのままに、マイナンバー情報を置換文字列である「*」に置換した情報のことである。
一方、制御部31は、クライアント端末1から送信された電子帳票の廃棄期限を超過していないと判定した場合(ステップS506:NO)、通常の照会用情報を生成し(ステップS508)、ステップS509へと移行する。通常の照会用情報とは、マイナンバー情報を含む全ての情報のことである。
次に、制御部31は、ステップS507又はステップS508で生成された情報(廃棄用の照会用情報又は通常の照会用情報)を、通信部34を介してクライアント端末1に送信する(ステップS509)。
クライアント端末1の制御部11は、ステップS509でマイナンバー管理サーバ3から廃棄用の照会用情報が送信されたか否かを判定する(ステップS510)。
制御部11は、マイナンバー管理サーバ3から廃棄用の照会用情報が送信されたと判定した場合(ステップS510:YES)、ステップS512へと移行する。
一方、制御部11は、マイナンバー管理サーバ3から照会用情報が送信されていない(即ち、マイナンバー管理サーバ3から通常の照会用情報が送信された)と判定した場合(ステップS510:NO)、通常の照会用情報に基づいて、ステップS504で読み出された電子帳票を照会するための画面(通常の帳票照会画面)を表示部13に表示させ(ステップS511)、ステップS517へと移行する。ステップS511で表示される通常の帳票照会画面では、通常の照会用情報、即ち、マイナンバー情報を含む全ての情報が表示される(図13参照)。なお、ユーザにより選択された電子帳票にマイナンバーが記載されていなかった場合は、マイナンバー表示領域F111及びマイナンバー表示領域F121の各々が空欄表示される。
ステップS512において、制御部11は、廃棄用の照会用情報に基づいて、ステップS504で読み出された電子帳票を照会するための画面(廃棄用の帳票照会画面)を表示部13に表示させる。ステップS512で表示される廃棄用の帳票照会画面では、廃棄用の照会用情報、即ち、マイナンバー情報以外の情報(その他情報)はそのままに、マイナンバー情報を置換文字列である「*」に置換した情報が表示される(図14参照)。なお、ユーザにより選択された電子帳票にマイナンバーが記載されていなかった場合は、マイナンバー表示領域F111及びマイナンバー表示領域F121の各々が空欄表示される。
次に、制御部11は、ステップS504で読み出された電子帳票を削除するか否かをユーザに確認するための確認画面(削除確認画面)を、廃棄用の帳票照会画面上の所定位置に表示させる(ステップS513)。即ち、制御部11は、本発明の表示制御手段として機能する。削除確認画面G7は、図21に示すように、電子帳票の削除操作を実行するためのOKボタンG71と、電子帳票の削除操作を中止するためのキャンセルボタンG72と、を備えて構成されている。
ユーザは、削除確認画面G7において、電子帳票の削除操作を実行する場合には、OKボタンG71を押下する。一方、電子帳票の削除操作を中止する場合には、キャンセルボタンG72を押下する。
次に、制御部11は、削除確認画面G7において、ユーザによりOKボタンG71が押下されたか否かを判定する(ステップS514)。
制御部11は、OKボタンG71が押下されたと判定した場合(ステップS514:YES)、ステップS504で読み出された電子帳票を削除し(ステップS515)、ステップS517へと移行する。即ち、制御部11は、本発明の削除手段として機能する。
一方、制御部11は、OKボタンG71が押下されていない(即ち、キャンセルボタンG72が押下された)と判定した場合(ステップS514:NO)、ステップS504で読み出された電子帳票を保存対象の電子帳票として記憶部15に記憶させ(ステップS516)、ステップS517へと移行する。即ち、制御部11は、本発明の記憶制御手段として機能する。
次に、制御部11は、帳票照会画面G3において、ユーザにより印刷ボタンG32が押下されたか否かを判定する(ステップS517)。
制御部11は、印刷ボタンG32が押下されたと判定した場合(ステップS517:YES)、次のステップS518へと移行する。
一方、制御部11は、印刷ボタンG32が押下されていないと判定した場合(ステップS517:NO)、ステップS519へと移行する。
ステップS518において、制御部11は、帳票照会画面G3に表示(照会)された電子帳票を印刷する処理(帳票印刷処理)を行う。なお、印刷用紙には、帳票照会画面G3の帳票表示領域G31に表示された電子帳票の内容がそのまま印刷される。従って、例えば、図13及び図14に示した帳票照会画面G3において、帳票印刷処理を行った場合、図13及び図14に示した扶養控除申告書F1がそれぞれ印刷される。
ステップS519において、制御部11は、帳票照会画面G3において、ユーザにより終了ボタンG34が押下されたか否かを判定する。
制御部11は、ユーザにより終了ボタンG34が押下されたと判定した場合(ステップS519:YES)、処理を終了する。
一方、制御部11は、ユーザにより終了ボタンG34が押下されていないと判定した場合(ステップS519:NO)、ステップS502へと移行し、再度業務メニュー画面G2を表示部13に表示させる。ここで、ユーザにより終了ボタンG34が押下されていない場合とは、帳票照会画面G3の終了ボタンG34が押下されることなく、戻るボタンG33が押下された場合を示している。
以上のように、変形例1では、読み出された電子帳票における所定の項目に既にマイナンバーが記載されていた場合であって且つ廃棄期限(電子帳票の有効期限)が切れている場合には、マイナンバーを読み取り不可能な置換文字列で表示させた後に当該電子帳票を記憶部15から削除する。
従って、セキュリティを確保した状態で電子帳票を一旦表示させることで有効期限が切れていることを報知しつつ、保管する義務を負っていない電子帳票が端末内に保有されつづけることを防止することができるので、ユーザを混乱させることなく情報漏洩を抑制することができる。
また、変形例1では、マイナンバーが読み取り不可能な置換文字列で表示された際に、ユーザの操作により電子帳票の削除中止が指示された場合は、電子帳票を保存対象の電子帳票として記憶部15に記憶させる。
従って、ユーザが必要に応じて電子帳票の保管と削除を使い分けることができるので、臨機応変なデータ管理を行うことができる。
また、変形例1では、マイナンバーが読み取り不可能な置換文字列で表示された際に、表示された電子帳票を削除するか否かをユーザに確認するための確認画面を表示させる。
従って、ユーザが電子帳票を一旦表示させたタイミングでリアルタイムに電子帳票を保管するか削除するかを判断することができるので、操作性を確保しつつ状況に応じたデータ管理を行うことができる。
(その他の変形例)
また、上記実施形態では、ログインユーザが有する出力(照会/印刷)権限の内容と、帳票権限超過時設定テーブルT5(図6参照)と、を照合して、具体的な出力内容を決定するようにしているが、これに限定されるものではない。即ち、帳票権限超過時設定テーブルT5の内容は一例であり、他の内容であっても構わない。以下、帳票権限超過時設定テーブルT5の内容と異なる例をいくつか例示するが、これらも一例であって、特に限定するものではない。
例えば、電子帳票の残印刷回数が「0」の場合、その電子帳票の照会は許可するが、印刷を禁止するようにしてもよい。
また、電子帳票の保管期間が超過している場合、その電子帳票の出力(照会/印刷)を禁止するとともに、その電子帳票を自動削除するようにしてもよい。
また、電子帳票の残照会回数が「0」の場合、その電子帳票を自動削除するようにしてもよい。
また、電子帳票の残照会回数が「0」の場合、その電子帳票に含まれるマイナンバー情報以外の情報については照会を許可するようにし、マイナンバー情報については照会を禁止するようにしてもよい。
また、電子帳票の残照会回数が「0」の場合、その電子帳票内のマイナンバーを格納する特定領域に格納されたタグ情報を自動削除するようにしてもよい。
また、電子帳票(台帳)を表示部13に表示する際に、その台帳に記載された社員の現況情報(人事情報)を取得し、退職者が発生している場合は、その台帳における退職者のページのみを自動削除するようにしてもよい。
また、電子帳票(台帳)を表示部13に表示する際に、その台帳に記載された社員の現況情報(人事情報)を取得し、退職者が発生している場合は、その台帳における退職者のページを、代替ページ(例えば、その社員が既に退職した旨を示すページ)に差し替えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、クライアント端末1、人事管理サーバ2及びマイナンバー管理サーバ3を別体の装置として例示して説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、クライアント端末1、人事管理サーバ2及びマイナンバー管理サーバ3のうち、いずれか二つの装置を一体の装置として構成するようにしてもよいし、クライアント端末1、人事管理サーバ2及びマイナンバー管理サーバ3の全てを一体の装置として構成するようにしてもよい。
また、本出願に示す各態様は、方法、プログラムなどとしても把握することができる。方法やプログラムのカテゴリについては、装置のカテゴリで示した「手段」を、例えば、「工程」や「ステップ」のように適宜読み替えるものとする。また、処理やステップの順序は、本出願に直接明記のものに限定されず、順序を変更したり、一部の処理をまとめて若しくは随時一部分ずつ実行するよう変更したりすることができる。
その他、クライアント端末、人事管理サーバ、マイナンバー管理サーバ及び印刷装置を構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
マイナンバーが記載される所定の項目を有した電子帳票を記憶手段から読み出す読出手段と、
前記読出手段により読み出された電子帳票における前記所定の項目に既にマイナンバーが記載されていた場合に、前記電子帳票に係る有効期限に基づいて、前記所定の項目に前記マイナンバーを読み取り可能に表示させるか又は前記マイナンバーを読み取り不可能な置換文字列で表示させるかを制御する制御手段と、
を備える帳票管理装置。
<請求項2>
前記制御手段は、前記読出手段による読み出し目的及び前記読み出し目的の有効期限に基づいて、前記所定の項目に前記マイナンバーを読み取り可能に表示させるか又は前記マイナンバーを読み取り不可能な置換文字列で表示させるかを制御する請求項1に記載の帳票管理装置。
<請求項3>
前記制御手段は、前記読出手段により読み出された電子帳票における前記所定の項目に既にマイナンバーが記載されていた場合であって且つ前記電子帳票の有効期限が切れている場合には、前記マイナンバーを読み取り不可能な置換文字列で表示させ、
前記制御手段により前記マイナンバーが読み取り不可能な置換文字列で表示された後に当該電子帳票を前記記憶手段から削除する削除手段を備える請求項1に記載の帳票管理装置。
<請求項4>
前記制御手段により前記マイナンバーが読み取り不可能な置換文字列で表示された際に、ユーザの操作により前記電子帳票の削除中止が指示された場合は、前記電子帳票を保存対象の電子帳票として前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段を備える請求項3に記載の帳票管理装置。
<請求項5>
前記制御手段により前記マイナンバーが読み取り不可能な置換文字列で表示された際に、前記表示された電子帳票を削除するか否かをユーザに確認するための確認画面を表示させる表示制御手段を備える請求項3又は4に記載の帳票管理装置。
<請求項6>
コンピュータを、
マイナンバーが記載される所定の項目を有した電子帳票を記憶手段から読み出す読出手段、
前記読出手段により読み出された電子帳票における前記所定の項目に既にマイナンバーが記載されていた場合に、前記電子帳票に係る有効期限に基づいて、前記所定の項目に前記マイナンバーを読み取り可能に表示させるか又は前記マイナンバーを読み取り不可能な置換文字列で表示させるかを制御する制御手段、
として機能させるためのプログラム。
100 マイナンバー管理システム
1 クライアント端末
11 制御部(読出手段、表示制御手段、削除手段、記憶制御手段)
12 操作部
13 表示部
14 通信部
15 記憶部(記憶手段)
2 人事管理サーバ
21 制御部
22 操作部
23 表示部
24 通信部
25 記憶部
3 マイナンバー管理サーバ(帳票管理装置)
31 制御部(制御手段)
32 操作部
33 表示部
34 通信部
35 記憶部
4 印刷装置
N 通信ネットワーク

Claims (6)

  1. マイナンバーが記載される所定の項目を有した電子帳票を記憶手段から読み出す読出手段と、
    前記読出手段により読み出された電子帳票における前記所定の項目に既にマイナンバーが記載されていた場合に、前記電子帳票に係る有効期限に基づいて、前記所定の項目に前記マイナンバーを読み取り可能に表示させるか又は前記マイナンバーを読み取り不可能な置換文字列で表示させるかを制御する制御手段と、
    を備える帳票管理装置。
  2. 前記制御手段は、前記読出手段による読み出し目的及び前記読み出し目的の有効期限に基づいて、前記所定の項目に前記マイナンバーを読み取り可能に表示させるか又は前記マイナンバーを読み取り不可能な置換文字列で表示させるかを制御する請求項1に記載の帳票管理装置。
  3. 前記制御手段は、前記読出手段により読み出された電子帳票における前記所定の項目に既にマイナンバーが記載されていた場合であって且つ前記電子帳票の有効期限が切れている場合には、前記マイナンバーを読み取り不可能な置換文字列で表示させ、
    前記制御手段により前記マイナンバーが読み取り不可能な置換文字列で表示された後に当該電子帳票を前記記憶手段から削除する削除手段を備える請求項1に記載の帳票管理装置。
  4. 前記制御手段により前記マイナンバーが読み取り不可能な置換文字列で表示された際に、ユーザの操作により前記電子帳票の削除中止が指示された場合は、前記電子帳票を保存対象の電子帳票として前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段を備える請求項3に記載の帳票管理装置。
  5. 前記制御手段により前記マイナンバーが読み取り不可能な置換文字列で表示された際に、前記表示された電子帳票を削除するか否かをユーザに確認するための確認画面を表示させる表示制御手段を備える請求項3又は4に記載の帳票管理装置。
  6. コンピュータを、
    マイナンバーが記載される所定の項目を有した電子帳票を記憶手段から読み出す読出手段、
    前記読出手段により読み出された電子帳票における前記所定の項目に既にマイナンバーが記載されていた場合に、前記電子帳票に係る有効期限に基づいて、前記所定の項目に前記マイナンバーを読み取り可能に表示させるか又は前記マイナンバーを読み取り不可能な置換文字列で表示させるかを制御する制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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