JP2018021825A - 通信システム、端末、通信システムの時刻補正方法、及びプログラム - Google Patents

通信システム、端末、通信システムの時刻補正方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】データ重複、データ欠けを抑制することが可能な通信システム、端末、通信システムの時刻補正方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】通信システム1は、取得部11、時計部12、通信部15、及び補正部16を備える。取得部11は、電力計測ユニット5から負荷電力の電力値を取得する。時計部12は、時刻を計時し第1時刻情報を有する。通信部15は、第2時刻情報を保持する複数の端末2に、負荷電力の電力値に基いた電力データを送信する。補正部16は、複数の端末2から1つの端末2を時刻基準端末として選択する選択処理、及び、時刻基準端末の第2時刻情報に基づいて第1時刻情報を補正する時刻補正処理を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に、通信システム、端末、通信システムの時刻補正方法、及びプログラムに関する。より詳細には、電力に関するデータを送信する通信システム、この通信システムに用いられる端末、通信システムの時刻補正方法、及びプログラムに関する。
従来、分電盤に設けられ、HEMS(Home Energy Management System)のコントローラとの通信機能を有する通信アダプタがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の通信アダプタは、電流計測器から分岐回路の電力情報を受信し、この電力情報をコントローラへ送信する。コントローラは、表示端末を制御して電力情報の可視化(見える化)を行う。
特開2015−211570号公報
特許文献1に記載の通信システム(通信アダプタ)は、電力情報の出力先の端末がコントローラのみであったが、利便性の観点から複数の端末を電力情報の出力先とすることが望まれている。また、通信システムが保持する時刻情報を複数の端末が保持する時刻情報と同期した場合、時刻情報と紐付ける電力情報にデータ重複、データ欠けが多く発生するおそれがあった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、データ重複、データ欠けを抑制することが可能な通信システム、この通信システムに用いられる通信可能な端末、通信システムの時刻補正方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明の一態様に係る通信システムは、取得部と、時計部と、通信部と、補正部とを備える。前記取得部は、負荷に供給される負荷電力の瞬時値と前記瞬時値を積算した積算値との少なくとも一方を電力値として計測する電力計測ユニットから計測結果を取得する。前記時計部は、時刻を計時し第1時刻情報を有する。前記通信部は、第2時刻情報を保持する複数の端末と通信可能であり、前記負荷電力の電力値に基いた電力データを前記複数の端末に送信する。前記補正部は、前記複数の端末から1つの端末を時刻基準端末として選択する選択処理、及び、前記時刻基準端末から前記第2時刻情報を取得し、当該第2時刻情報に基づいて前記時計部が保持する前記第1時刻情報を補正する時刻補正処理を行う。
本発明の一態様に係る端末は、上記の通信システムと通信可能であり、前記通信システムからの要求に応じて自己が保持する前記第2時刻情報を前記通信システムに出力する。
本発明の一態様に係る通信システムの時刻補正方法は、通信システムに用いられる第1時刻情報の補正方法であって、取得ステップと、通信ステップと、補正ステップとを含む。前記取得ステップは、負荷に供給される負荷電力の瞬時値と前記瞬時値を積算した積算値との少なくとも一方を電力値としてを計測する電力計測ユニットから計測結果を取得する。前記通信ステップは、前記負荷電力の電力値に基いた電力データを前記複数の端末に送信する。前記補正ステップは、前記複数の端末から1つの端末を時刻基準端末として選択する選択処理、及び、前記時刻基準端末から第2時刻情報を取得し、当該第2時刻情報に基づいて前記第1時刻情報を補正する時刻補正処理を行う。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、上記の通信システムとして機能させる。
本発明の通信システム、端末、通信システムの時刻補正方法、及びプログラムでは、データ重複、データ欠けを抑制することが可能になるという効果がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムのブロック図である。 図2は、同上の通信システムの時刻補正動作を示すフローチャートである。 図3は、本発明の一実施形態の一変形例に係る通信システムのブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
<概要>
本実施形態に係る通信システム1のブロック図を図1に示す。本実施形態の通信システム1は、例えば需要家施設(例えば住宅)の分電盤100に設けられた通信ユニット10で構成されている。通信システム1は、負荷電力の電力値(以降、負荷電力値ともいう)を計測する電力計測ユニット5から計測結果を取得し、通信システム1が保持している時刻情報と対応付ける。通信システム1は、電力計測ユニット5の計測結果を用いて負荷電力の電力量(以降、負荷電力量ともいう)を電力データとして算出し、負荷電力量のデータ(電力データ)を通信可能な複数の端末2(本実施形態では管理装置21、携帯端末22)に出力する。複数の端末2を区別して説明する場合、管理装置21、携帯端末22という。
本実施形態の通信システム1は、複数の端末2から選択した1つの端末2(時刻基準端末)が保持している時刻情報(第2時刻情報)に基づいて、通信システム1が保持する時刻情報(第1時刻情報)を補正する時刻補正処理を行う。これにより、通信システム1は、時刻基準端末が保持している第2時刻情報に基づいて第1時刻情報を補正するので、複数の端末2のそれぞれが保持している第2時刻情報に基づいて補正されて第1時刻情報が頻繁に変更されることが抑制される。これにより、通信システム1は、電力情報(負荷電力値のデータ、負荷電力量のデータ)のデータ重複、データ欠けを抑制することが可能となる。
<詳細>
以下に、本実施形態に係る通信システム1の詳細について説明する。
本実施形態の通信システム1は、通信ユニット10で構成されており、取得部11、時計部12、記憶部13、処理部14、通信部15、補正部16、判定部17、確認部18、及び候補設定部19を備えている。通信ユニット10は、マイコン(マイクロコンピュータ)を有しており、プロセッサがメモリに記憶されたプログラムを実行することにより各機能を実現する。なお、プログラムは、予めメモリに書き込まれていてもよいが、メモリカードのような記憶媒体に記憶されて提供されてもよいし、電気通信回線を通じて提供されてもよい。
取得部11は、電力計測ユニット5から計測結果を取得するように構成されている。電力計測ユニット5は、分電盤100に設けられており、分電盤100に設けられた主幹ブレーカ101、及び複数の分岐ブレーカ102を介して商用電源4から複数の負荷6に供給される負荷電力の電力値を計測する。電力計測ユニット5は、各分岐ブレーカ102を介して各分岐回路に流れる電流を検出する電流検出部51と、商用電源4の電圧を検出する電圧検出部52と、各分岐回路において負荷6に供給される負荷電力の電力値を算出する演算部53とを備えている。演算部53は、電流検出部51の検出結果と電圧検出部52の検出結果とに基づいて、各分岐ブレーカ102を介して負荷6に供給される負荷電力の電力値を算出する。負荷電力の電力値とは、負荷電力の瞬時値と、所定の単位時間(例えば1秒)毎に瞬時値を積算した積算値との少なくとも一方の値である。本実施形態では、演算部53は、単位時間毎の積算値を電力値として算出する。電力計測ユニット5は、演算部53の演算結果(負荷電力値)を、通信ユニット10に定期的(例えば1秒毎)に送信する。
時計部12は、時刻を計時するように構成されている。本実施形態では、時計部12が保持している時刻情報を第1時刻情報という。
記憶部13は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等のフラッシュメモリで構成されている。取得部11は、電力計測ユニット5から取得したデータ(負荷電力値)を、取得時の第1時刻情報と対応付けて記憶部13に蓄積(記憶)する。
処理部14は、負荷電力の電力値を積算処理することにより、負荷電力の電力量(負荷電力量)を電力データとして算出するように構成されている。処理部14は、記憶部13に記憶されているデータ(負荷電力値)を参照し、所定の積算期間(例えば30分)分の負荷電力値に積算処理を施すことにより、負荷電力量を算出する。処理部14は、積算期間毎の負荷電力量を算出する。本実施形態では、毎正時、及び毎正時から30分経過した時刻(毎正時半)を区切りとして、積算期間(30分)毎の負荷電力量を算出する。処理部14は、算出した負荷電力量のデータを、積算期間の第1時刻情報に対応付けて記憶部13に記憶する。
通信部15は、通信インターフェースであり、ルータ30を介して端末2(管理装置21、携帯端末22)と通信可能に構成されており、負荷電力量のデータ(電力データ)を端末2に送信する。通信部15は、例えばEthernet(登録商標)に対応したコネクタを備えており、このコネクタに接続された通信線を介してルータ30に接続されている。
管理装置21は、電力管理システム[HEMS(Home Energy Management System)]に用いられ、HEMS対応機器の管理、制御等を行う端末である。管理装置21は、通信部211、時計部212、及び制御部213を備えている。
通信部211は、通信インターフェースである。通信部211は、例えばEthernet(登録商標)に対応したコネクタを備えており、このコネクタに接続された通信線を介してルータ30に接続されている。
時計部212は、時刻を計時するように構成されており、第2時刻情報を保持している。時計部212は、例えばNTPサーバ(NTP:Network Time Protocol)を第2時刻情報の取得元としている。時計部212が保持する第2時刻情報は、NTPサーバの時刻情報と同期している。時計部212の第2時刻情報の取得元は、NTPサーバに限らず、例えば電波時計の無線局から送信される標準電波、GPS(Global Positioning System)、ユーザによって時刻情報が入力される時刻入力部等であってもよい。
制御部213は、マイコン(マイクロコンピュータ)を主構成とし、プロセッサがメモリに記憶されたプログラムを実行することにより所望の機能を実現する。なお、プログラムは、予めメモリに書き込まれていてもよいが、メモリカードのような記憶媒体に記憶されて提供されてもよいし、電気通信回線を通じて提供されてもよい。制御部213は、通信部211を介して通信ユニット10から負荷電力量のデータを取得し、取得した負荷電力量のデータを表示装置31に表示させる。表示装置31は、例えばHEMS用モニタ、テレビ等であり、ルータ30を介して管理装置21に接続されている。
携帯端末22は、例えばスマートフォン、タブレット端末等の汎用型の端末である。携帯端末22は、通信部221、時計部222、制御部223、表示部224、及び操作部225を備えている。
通信部221は、通信インターフェースである。通信部221は、例えばWi-Fi(登録商標)等の無線通信に対応しており、ルータ30との間で無線信号の送受信が可能に構成されている。
時計部222は、時刻を計時するように構成されており、第2時刻情報を保持している。時計部222は、例えばNTPサーバを時刻情報の取得元としている。時計部222が保持する第2時刻情報は、NTPサーバの時刻情報と同期している。時計部222の第2時刻情報の取得元は、NTPサーバに限らず、例えば電波時計の無線局から送信される標準電波、GPS、ユーザによって時刻情報が入力される時刻入力部等であってもよい。なお、時計部222が保持する第2時刻情報と、管理装置21の時計部212が保持する第2時刻情報とは、別々の情報であり、互いに同じ時刻を示していてもよいし、互いに異なる時刻を示していてもよい。
制御部223は、マイコンを主構成とし、プロセッサがメモリに記憶されたプログラムを実行することにより所望の機能を実現する。なお、プログラムは、予めメモリに書き込まれていてもよいが、メモリカードのような記憶媒体に記憶されて提供されてもよいし、電気通信回線を通じて提供されてもよい。制御部223は、通信部221を介して通信ユニット10から負荷電力量のデータを取得し、取得した負荷電力量のデータを表示部224に表示させる。表示部224は、例えばタッチパネルディスプレイであり、操作部225と一体に構成されている。
本実施形態の通信システム1(通信ユニット10)は、時計部12の第1時刻情報を補正するために、補正部16、判定部17、確認部18、及び候補設定部19を備えている。
補正部16は、選択処理と時刻補正処理とを行うように構成されている。選択処理とは、複数の端末2(管理装置21、携帯端末22)から1つの端末2を時刻基準端末として選択する処理である。時刻補正処理とは、時刻基準端末から第2時刻情報を取得し、この第2時刻情報に基づいて、時計部12が保持する第1時刻情報を補正する処理である。本実施形態では、時刻補正処理において、時計部12が保持する第1時刻情報を、時刻基準端末が保持する第2時刻情報と同期させる処理を行う。
判定部17は、時刻補正処理が必要であるか不要であるかを判定する判定処理を行うように構成されている。判定部17は、時計部12が保持する第1時刻情報と、時刻基準端末が保持する第2時刻情報とに基づいて、時刻補正処理が必要であるか不要であるかを判定する。補正部16は、判定部17の判定結果に基づいて、時刻補正処理を実行するか否かを決定する。
確認部18は、時刻補正処理の実行を許可するか拒否するかをユーザに確認する確認処理を行うように構成されている。確認部18は、例えば携帯端末22を用いて、時刻補正処理の実行を許可するか拒否するかをユーザに確認する。確認部18は、携帯端末22の表示部224に、時刻補正処理の実行を許可するか拒否するかを確認するメッセージを表示させる。ユーザは、携帯端末22の操作部225を操作することにより、時刻補正処理の実行を許可するか拒否するかの回答を行う。携帯端末22は、操作部225が受け付けた回答の情報(確認結果)を、通信ユニット10に送信する。なお、確認部18は、表示装置31を用いて確認処理を行ってもよい。
また、確認部18は、時計部12が保持する第1時刻情報と、時刻基準端末が保持する第2時刻情報とに基づいて、確認処理を実行するか否かを決定する。
補正部16は、確認部18による確認処理の結果(確認結果)に基づいて、時刻補正処理を実行するか否かを決定する。補正部16は、確認部18の確認結果が、時刻補正処理の実行の許可である場合、時刻補正処理を実行する。また、補正部16は、確認部18の確認結果が、時刻補正処理の実行の拒否である場合、時刻補正処理を実行しない。
候補設定部19は、複数の端末2(管理装置21、携帯端末22)の各々に対して時刻基準端末の選択候補に含めることを許可するか拒否するかの候補情報が入力される。本実施形態では、候補設定部19への候補情報の入力は、携帯端末22を用いて行われる。ユーザは、携帯端末22の操作部225を操作することにより、各端末2の候補情報を入力する。補正部16は、選択処理において、候補設定部19に入力された候補情報に基づいて、時刻基準端末の選択候補に含めることを拒否された端末2を、時刻基準端末の選択候補から除外する。
<動作例>
次に、本実施形態の通信システム1(通信ユニット10)の動作例について、図2に示すフローチャートを用いて説明する。ここでは、時計部12が保持する第1時刻情報を補正する動作の一例について説明する。なお、以下の説明で用いる時刻は一例であって、その時刻に限定する趣旨ではない。
通信システム1は、時計部12が保持する第1時刻情報を補正する場合、まず、補正部16が、複数の端末2(管理装置21、携帯端末22)から1つの端末2を時刻基準端末として選択する選択処理を実行する。補正部16は、選択処理において、候補設定部19に入力された候補情報に基づいて、時刻基準端末の選択候補を確認する(S1)。ここでは、候補設定部19には、管理装置21、及び携帯端末22を時刻基準端末の選択候補に含めることを許可するという候補情報が入力されているとする。
補正部16は、選択処理において、選択候補の中から時刻基準端末を選択する。補正部16は、選択候補に複数の端末2が含まれている場合、各端末2に割り当てられた優先度に基づいて時刻基準端末を選択する。記憶部13には、各端末2に予め割り当てられた優先度の情報が記憶されている。補正部16は、選択処理において、記憶部13に記憶されている各端末2の優先度を参照し、選択候補に含まれている複数の端末2のうち優先度が最も高い端末2を時刻基準端末として選択する(S2)。本実施形態では、管理装置21の方が、携帯端末22よりも高い優先度が割り当てられているとする。したがって、本実施形態では、補正部16は、選択処理において、管理装置21を時刻基準端末として選択する。
通信ユニット10は、時刻基準端末から第2時刻情報を取得する(S3)。具体的には、通信ユニット10は、時刻基準端末に第2時刻情報を要求する。時刻基準端末は、通信ユニット10からの要求に応じて保持している第2時刻情報を通信ユニット10に出力する。
判定部17は、時計部12が保持する第1時刻情報と、時刻基準端末が保持する第2時刻情報とに基づいて、時刻補正処理が必要であるか不要であるかを判定する判定処理を行う(S4)。本実施形態では、判定部17は、第1時刻情報と第2時刻情報との時間差、及び時刻補正処理を実行した場合における変更後(時刻補正処理後)の第1時刻情報とに基づいて、時刻補正処理が必要であるか不要であるかを判定する。
判定部17は、現在(時刻補正処理前)の第1時刻情報が属する積算期間の開始時刻及び終了時刻と、時刻補正処理後の第1時刻情報とを比較する。例えば、現在(時刻補正処理前)の第1時刻情報の示す時刻が15時15分である場合、積算期間の開始時刻は15時、終了時刻は15時30分である。判定部17は、時刻補正処理後の第1時刻情報が、積算期間外である(積算期間の開始時刻又は終了時刻を越えている)場合、時刻補正処理が不要であると判定する。つまり、判定部17は、時刻補正処理を実行することによって、第1時刻情報が開始時刻を越えて戻される場合、及び、第1時刻情報が終了時刻を越えて進められる場合、時刻補正処理が不要であると判定する。例えば、時刻補正処理によって第1時刻情報の示す時刻が15時15分から15時40分に進められる場合、又は14時50分に戻される場合、判定部17は、時刻補正処理が不要であると判定する。
また、判定部17は、第1時刻情報と第2時刻情報との時間差と閾値(例えば5分)とを比較する。ここでいう時間差とは、第1時刻情報と第2時刻情報との時間のずれの大きさを示しており、第1時刻情報と第2時刻情報との差分の絶対値である。本実施形態では、時刻補正処理は、第1時刻情報を第2時刻情報と同期させる処理であるので、第1時刻情報と第2時刻情報との時間差は、時刻補正処理前の第1時刻情報と時刻補正処理後の第1時刻情報との時間差に相当する。判定部17は、第1時刻情報と第2時刻情報との時間差が、閾値以上である場合、時刻補正処理が不要であると判定する。例えば、第1時刻情報が15時15分であり、第2時刻情報が15時25分である場合、判定部17は、時刻補正処理が不要であると判定する。
つまり、判定部17は、時刻補正処理後の第1時刻情報が積算期間内であり、かつ、時刻補正処理の前後における第1時刻情報の時間差が閾値未満である場合、時刻補正処理が必要であると判定する。
判定処理において、時刻補正処理が不要であると判定部17が判定した場合(S5:Yes)、確認部18は、第1時刻情報と第2時刻情報との時間差と閾値とを比較する(S6)。確認部18は、第1時刻情報と第2時刻情報との時間差が閾値以上である場合(S6:Yes)、時刻補正処理の実行を許可するか拒否するかをユーザに確認する確認処理を行う(S7)。
確認処理の結果(確認結果)が、時刻補正処理の実行の許可である場合(S8:Yes)、補正部16は、時刻補正処理を実行する(S9)。補正部16は、時刻補正処理において、時計部12が保持する第1時刻情報を、時刻基準端末が保持する第2時刻情報と同期させる。つまり、時刻補正処理が不要であると判定部17が判定した場合であっても、ユーザが時刻補正処理の実行を許可した場合、補正部16は、時刻補正処理を実行する。
判定処理において、時刻補正処理が必要である(不要ではない)と判定部17が判定した場合(S5:No)、補正部16は、時刻補正処理を実行する(S9)。
また、第1時刻情報と第2時刻情報との時間差が閾値未満である場合(S6:No)、確認部18は、確認処理を実行せず、補正部16は、時刻補正処理を実行しない(S10)。この場合、所定時間が経過後、再び判定処理(S4)が行われることが好ましい。所定時間は、第1時刻情報と第2時刻情報との時間差と同じ時間長さであることが好ましい。なお、所定時間は、第1時刻情報と第2時刻情報との時間差よりも長い時間であってもよく、例えば閾値と同じ時間長さであってもよい。
また、確認処理の結果(確認結果)が、時刻補正処理の実行の拒否である場合(S8:No)補正部16は、時刻補正処理を実行しない(S10)。つまり、ユーザから時刻補正処理の実行の許可が得られない場合、補正部16は、時刻補正処理を実行しない。
通信システム1は、上述した第1時刻情報を補正する動作を、定期的、及びユーザが第1時刻情報の補正を要求した場合に行う。
次に、時刻補正処理後における処理部14の動作について説明する。
時刻補正処理によって、時計部12が保持する第1時刻情報が積算期間の終了時刻を越えて進められたとする。ここで、時刻補正処理の直前に第1時刻情報が属していた積算期間を第1積算期間、時刻補正処理の直後に第1時刻情報が属している積算期間を第2積算期間とする。例えば、時刻補正処理によって第1時刻情報の示す時刻「15時15分」から「15時40分」に進められた場合、第1積算期間が「15時から15時30分」の期間であり、第2積算期間が「15時30分から16時」の期間である。
この場合、処理部14は、時刻補正処理の直前に第1時刻情報が属していた第1積算期間の開始時刻から、時刻補正処理の直前までの期間の負荷電力値を積算処理する。そして、処理部14は、積算結果(負荷電力量)を第1積算期間に対応付けて記憶部13に記憶する。つまり、処理部14は、15時から15時15分までの期間における負荷電力値の積算値を、「15時から15時30」までの期間(第1積算期間)の負荷電力量として算出する。
また、処理部14は、時刻補正処理の直後に第1時刻情報が属している第2積算期間において、時刻補正処理の直後から第2積算期間の終了時刻までの期間の負荷電力値を積算処理する。そして、処理部14は、積算結果(負荷電力量)を第2積算期間に対応付けて記憶部13に記憶する。つまり、処理部14は、15時40分から16時までの期間における負荷電力値の積算値を、「15時30分から16時」までの期間(第2積算期間)の負荷電力量として算出する。
すなわち、時刻補正処理によって第1時刻情報が進められた場合、処理部14は、進められた期間における負荷電力値をゼロとして積算処理を行う。
また、時刻補正処理によって、時計部12が保持する第1時刻情報が積算期間の開始時刻を越えて戻されたとする。ここで、時刻補正処理の直前に第1時刻情報が属していた積算期間を第3積算期間、時刻補正処理の直後に第1時刻情報が属している積算期間を第4積算期間とする。例えば、時刻補正処理によって第1時刻情報の示す時刻が「15時40分」から「15時15分」に戻された場合、第3積算期間が「15時30分から16時」の期間であり、第4積算期間が「15時から15時30分」の期間である。
この場合、処理部14は、時刻補正処理の直後に第1時刻情報が属している第4積算期間において、時刻補正処理の直後から第4積算期間の終了時刻までの期間における負荷電力値を積算処理する。そして、処理部14は、積算結果(負荷電力量)を第4積算期間に対応付けて記憶部13に記憶する。つまり、処理部14は、15時15分から15時30分までの期間における負荷電力値の積算値を、「15時から15時30分」までの期間(第4積算期間)の負荷電力量として算出する。ここで、記憶部13は、時刻補正処理前に記憶されたデータ(負荷電力値、負荷電力量)を消去せず残している。つまり、記憶部13は、時刻補正処理によって、時刻情報が重複するデータが記憶された場合でも、時刻補正処理前のデータを更新せず保持する。処理部14は、時刻情報が重複している時刻補正処理前の負荷電力値を無効なデータとし、時刻補正処理後における積算処理に用いない。
なお、第1の時刻補正処理によって第1時刻情報が戻された後、再び第2の時刻補正処理によって第1時刻情報が進められたとする。この場合、処理部14は、第1の時刻補正処理によって無効とされた負荷電力値のデータのうち、第2の時刻補正処理によって進められた期間のデータを再び有効とすることが好ましい。例えば、第1の時刻補正処理の実行が取り消された場合、第1の時刻補正処理によって無効となったデータが再び有効なデータとなり、積算処理に用いられる。
<変形例>
以下に、本実施形態の通信システム1の変形例について説明する。なお、以下に説明する変形例は、上記の実施形態と適宜組み合わせて適用可能である。
判定部17は、時刻補正処理の実行によって、現在の第1時刻情報が属する積算期間の開始時刻又は終了時刻を越えて第1時刻情報が変更される場合にのみ、時刻補正処理が不要と判断するように構成されていてもよい。
また、判定部17は、第1時刻情報と第2時刻情報との時間差が基準値(例えば1分)未満であり、かつ、時刻補正処理後の第1時刻情報が、積算期間の開始時刻又は終了時刻を越えている場合、時刻補正処理が不要であると判定するように構成されていてもよい。なお、基準値は、閾値以下の値であることが好ましい。
補正部16は、選択処理において、選択候補に含まれている複数の端末2それぞれが保持している第2時刻情報の取得元に基づいて、時刻基準端末を選択してもよい。この場合、記憶部13には、第2時刻情報の取得元の種類(例えばNTPサーバ、電波時計の無線局から送信される標準電波、GPS、ユーザによる時刻情報が入力される時刻入力部等)毎に割り当てられた優先度の情報を記憶している。補正部16は、選択処理において、選択候補に含まれている複数の端末2それぞれが保持している第2時刻情報の取得元の情報を取得する。そして、補正部16は、記憶部13に記憶されている第2時刻情報の取得元の優先度を参照し、取得元の優先度が最も高い端末2を時刻基準端末として選択する。
また、補正部16は、選択処理において、端末2の優先度と、第2時刻情報の取得元の優先度との両方に基づいて、時刻基準端末を選択してもよい。例えば、第2時刻情報の取得元が、複数の端末2で共通の場合がある。補正部16は、取得元の優先度が元も高い端末2が複数ある場合、この複数の端末2のうち、端末2の優先度が最も高い端末2を時刻基準端末として選択する。
処理部14は、積算期間(30分)毎の負荷電力量のデータに対して、さらに積算処理を施し例えば1日分毎、1ヶ月分毎の負荷電力量を算出して端末2に出力してもよい。
また、処理部14は、積算期間(30分)毎の負荷電力量に加えて、積算期間よりも短い期間(例えば1分)毎の負荷電力量を更に算出するように構成されていてもよい。処理部14は、算出した1分毎の負荷電力量のデータを管理装置21に出力する。管理装置21は、受け取った1分毎の負荷電力量のデータに対して積算処理を施して、例えば30分毎、1日分毎、1カ月分毎の負荷電力量を算出し、表示装置31に表示する。
つまり、通信ユニット10は、需要家施設内に据え置きされている管理装置21に対しては、常に通信可能な状態であるので、負荷電力量のデータを継続して連続的に出力する。一方、携帯型の汎用端末である携帯端末22に対しては、通信ユニット10は、携帯端末22から要求を受けた際に記憶部13に記憶されている負荷電力量のデータを出力する。これにより、管理装置21では、携帯端末22よりも時間分解能が高い負荷電力量のデータをユーザに提示することができる。
また、上記の実施形態では、通信ユニット10が複数の端末2(管理装置21、携帯端末22)と通信を行っているが、通信ユニット10が通信を行う端末2は1つであってもよい。例えば、需要家施設に管理装置21が設けられておらず、通信ユニット10は、携帯端末22のみと通信を行ってもよい。また、通信ユニット10と通信可能な端末2は、管理装置21、携帯端末22に限らず、他の端末(例えばパーソナルコンピュータ)であってもよい。
また、通信ユニット10は、電力計測ユニット5と共に電力計測装置を構成していてもよい。
また、上記の実施形態では、通信システム1は、1つの機器である通信ユニット10で構成されているが、この構成に限らず、通信システム1の構成要素を分散して別々の機器が備えていてもよい。例えば、時計部12、処理部14、補正部16等は、ルータ30を介して通信ユニット10と接続されたサーバに設けられていてもよい。また、通信システム1は、クラウドコンピューティングによって実現されていてもよい。例えば、時計部12、処理部14、補正部16等は、クラウドコンピューティングのサーバ群に設けられていてもよい。
また、通信システム1は、少なくとも1つの端末2を備えた構成であってもよい。図3に示す例では、通信システム1は、管理装置21と携帯端末22とを備えている。また、複数の端末2(管理装置21、携帯端末22)は、それぞれ、許可設定部(許可設定部216、許可設定部226)を備えていてもよい。なお、管理装置21が備える許可設定部216と、携帯端末22が備える許可設定部226とは共通の機能であるので、許可設定部226のみについて説明する。
許可設定部226は、許可設定部226が設けられている自端末(携帯端末22)を時刻基準端末の選択候補に含めることを許可するか拒否するかの可否情報が入力される。ユーザは、携帯端末22の操作部225を操作することにより、可否情報を許可設定部226に入力する。許可設定部226は、通信部221を介して、入力された可否情報を補正部16に送信する。また、許可設定部216への可否情報の入力は、例えば表示装置31に設けられた操作部(例えばタッチパネル、プッシュスイッチ等)をユーザが操作することにより行われる。
補正部16は、各端末2から取得した可否情報に基づいて、時刻基準端末の選択候補を決定する。補正部16は、時刻基準端末の選択候補に含めることを拒否するという可否情報を送信した端末2を、時刻基準端末の選択候補から除外する。つまり、補正部16は、時刻基準端末の選択候補に含めることを許可するという可否情報を送信した端末2を、時刻基準端末の選択候補とする。
<まとめ>
以上説明したように、第1態様に係る通信システム1は、取得部11と、時計部12と、通信部15と、補正部16とを備える。取得部11は、負荷6に供給される負荷電力の瞬時値と瞬時値を積算した積算値との少なくとも一方を電力値として計測する電力計測ユニット5から計測結果を取得する。時計部12は、時刻を計時し第1時刻情報を有する。通信部15は、第2時刻情報を保持する複数の端末2と通信可能であり、負荷電力の電力値に基いた電力データを複数の端末2に送信する。補正部16は、複数の端末2から1つの端末を時刻基準端末として選択する選択処理、及び、時刻基準端末から第2時刻情報を取得し、当該第2時刻情報に基づいて時計部12が保持する第1時刻情報を補正する時刻補正処理を行う。
上記構成により、通信システム1は、通信可能な端末2が複数ある場合でも、複数の端末2のうち1つの端末2(時刻基準端末)が保持する第2時刻情報に基づいて第1時刻情報を補正する。したがって、複数の端末2のそれぞれが保持している第2時刻情報に基づいて補正されて第1時刻情報が頻繁に変更されることが抑制される。これにより、通信システム1は、電力情報(負荷電力値のデータ、負荷電力量のデータ)のデータ重複、データ欠けを抑制することが可能となり、電力情報の正確性の向上を図ることが可能となる。
第2態様に係る通信システム1は、第1態様において、時刻補正処理が必要であるか不要であるかを判定する判定処理を行う判定部17を備えることが好ましい。補正部16は、判定部17の判定結果に基づいて時刻補正処理を実行するか否かを決定することが好ましい。
上記構成により、時刻補正処理が必要以上に行われて蓄積している負荷電力値のデータにデータ重複、データ欠け等が発生することを抑制することが可能となる。なお、判定部17は、通信システム1に必須の構成ではなく、判定部17が省略されていてもよい。
第3態様に係る通信システム1は、第2態様において、負荷電力の電力値を積算処理した負荷電力の電力量を、第1時刻情報に対応付けて算出する処理部14を更に備えることが好ましい。通信部15は、負荷電力の電力量を電力データとして複数の端末2に送信することが好ましい。
上記構成により、負荷電力量のデータにデータ重複、データ欠け等が発生することを抑制することが可能となる。なお、処理部14は、通信システム1に必須の構成ではなく、処理部14が省略されていてもよい。この場合、通信部15は、負荷電力の電力値を電力データとして複数の端末2に送信することが好ましい。
第4態様に係る通信システム1は、第3態様において、処理部14が算出した負荷電力の電力量を記憶する記憶部13を備えることが好ましい。記憶部13は、時刻補正処理が実行される前における負荷電力の電力量のデータを残していることが好ましい。
上記構成により、時刻補正処理によって生じた負荷電力量の重複データを、時刻補正処理後もユーザが確認することができる。また、時刻補正処理の実行が取り消された場合、時刻補正処理前における負荷電力量のデータを再び有効なデータとして用いることが可能となる。
第5態様に係る通信システム1は、第3又は第4態様において、処理部14は、所定の積算期間毎に負荷電力の電力量を算出することが好ましい。判定部17は、時刻補正処理の実行によって、現在の第1時刻情報が属する積算期間外に第1時刻情報が変更される場合、時刻補正処理が不要であると判定することが好ましい。
時刻補正処理によって第1時刻情報が積算期間外に変更された場合、1つの負荷電力量を算出する際に積算処理に用いる負荷電力値のデータ数が少なくなり、負荷電力量のデータが不正確となるおそれがある。このような場合、時刻補正処理が不要であると判定部17が判定することにより、負荷電力量のデータの正確性の向上を図ることが可能となる。
第6態様に係る通信システム1は、第3又は第4態様において、判定部17は、時計部12が保持している第1時刻情報と、時刻基準端末が保持している第2時刻情報との時間差に基づいて、時刻補正処理が必要であるか不要であるかを判定することが好ましい。
時刻補正処理による第1時刻情報の変化量が大きい場合、負荷電力値のデータに多くのデータ重複、又はデータ欠けが発生する。このような場合、判定部17が、時刻補正処理が不要であると判定することにより、負荷電力値のデータ重複、又はデータ欠けの量を抑制することが可能となる。
第7態様に係る通信システム1は、第6態様において、処理部14は、所定の積算期間毎に負荷電力の電力量を算出することが好ましい。判定部17は、時間差が基準値未満であり、かつ、時刻補正処理の実行によって、現在の第1時刻情報が属する積算期間外に第1時刻情報が変更される場合、時刻補正処理が不要であると判定することが好ましい。
上記構成により、判定部17が時刻補正処理が不要であると判定した場合でも、所定時間後には、時刻補正処理後の第1時刻情報が積算期間内となる。これにより、時刻補正処理によって、1つの負荷電力量を算出する際に積算処理に用いる負荷電力値のデータ数が少なくなることが抑制され、負荷電力量のデータの正確性の向上を図ることが可能となる。
第8態様に係る通信システム1は、第1〜第7態様のいずれかにおいて、時刻補正処理の実行を許可するか拒否するかをユーザに確認する確認処理を行う確認部18を備えることが好ましい。補正部16は、確認部18の確認結果が時刻補正処理の実行の許可である場合、時刻補正処理を実行し、確認部18の確認結果が時刻補正処理の実行の拒否である場合、時刻補正処理を実行しないことが好ましい。
上記構成により、ユーザが意図せず時刻補正処理が行われることを抑制することが可能となる。なお、確認部18は、通信システム1に必須の構成ではなく、確認部18が省略されていてもよい。
第9態様に係る通信システム1は、第8態様において、確認部18は、時計部12が保持している第1時刻情報と、時刻基準端末が保持している第2時刻情報との時間差が閾値以上である場合、確認処理を行うことが好ましい。
上記構成により、ユーザが意図せず時刻補正処理が行われて、負荷電力値のデータに多くのデータ重複、データ欠けが発生することが抑制される。
第10態様に係る通信システム1は、第1〜第9態様のいずれかにおいて、複数の端末2の各々に対して時刻基準端末の選択候補に含めることを許可するか拒否するかの候補情報が入力される候補設定部19を備えることが好ましい。補正部16は、候補情報に基づいて、時刻基準端末の選択候補に含めることを拒否された端末2を、時刻基準端末の選択候補から除外することが好ましい。
上記構成により、ユーザが時刻補正処理に用いたくない端末2が保持する第2時刻情報で時刻補正処理が行われることを抑制することができる。なお、候補設定部19は、通信システム1に必須の構成ではなく、候補設定部19が省略されていてもよい。
第11態様に係る通信システム1は、第1〜第10態様のいずれかにおいて、補正部16は、選択処理において、複数の端末2の各々が保持する時刻情報の取得元に基づいて、複数の端末2から時刻基準端末を選択することが好ましい。
上記構成により、ユーザが任意に選択した取得元の第2時刻情報を有する端末2を、時刻基準端末に選択することが可能となる。
第12態様に係る通信システム1は、第1〜第11態様のいずれかにおいて、補正部16は、選択処理において、複数の端末2のうち優先度が最も高い端末2を時刻基準端末として選択することが好ましい。
上記構成により、ユーザが任意に選択した端末2を、時刻基準端末に選択することが可能となる。
第13態様に係る通信システム1は、第1〜第12態様のいずれかにおいて、複数の端末2のうち少なくとも1つの端末2を備えることが好ましい。
上記構成により、1つの端末2が保持する第2時刻情報に基づいて時計部12が保持する第1時刻情報を補正することが可能となる。なお、端末2は、通信システム1が備える必須の構成ではなく、端末2が省略されていてもよい。
第14態様に係る通信システム1は、第13態様において、1つの端末2は、自端末を時刻基準端末の選択候補に含めることを許可するか拒否するかの可否情報が入力され可否情報を補正部16に送信する許可設定部216(226)を備えることが好ましい。補正部16は、可否情報に基づいて、時刻基準端末の選択候補に含めることを拒否された端末2を、時刻基準端末の選択候補から除外することが好ましい。
上記構成により、ユーザが時刻補正処理に用いたくない端末2を、端末2側で選択することが可能となる。なお、許可設定部216,226は、端末2に必須の構成ではなく、許可設定部216,226が省略されていてもよい。
第15態様に係る端末2は、第1〜第12態様のいずれかの通信システム1と通信可能であり、通信システム1からの要求に応じて自己が保持する第2時刻情報を通信システム1に出力する。
上記構成により、端末2が保持する第2時刻情報に基づいて時計部12が保持する第1時刻情報を補正することが可能となる。
第16態様に係る通信システム1の時刻補正方法は、通信システム1に用いられる第1時刻情報の補正方法であって、取得ステップと、通信ステップと、補正ステップとを含む。取得ステップは、負荷6に供給される負荷電力の瞬時値と瞬時値を積算した積算値との少なくとも一方を電力値として計測する電力計測ユニット5から計測結果を取得する。通信ステップは、負荷電力の電力値に基いた電力データを複数の端末2に送信する。補正ステップは、複数の端末2から1つの端末2を時刻基準端末として選択する選択処理、及び、時刻基準端末から第2時刻情報を取得し、当該第2時刻情報に基づいて第1時刻情報を補正する時刻補正処理を行う。
上記方法により、電力情報(負荷電力値のデータ、負荷電力量のデータ)のデータ重複、データ欠けを抑制することが可能となり、電力情報の正確性の向上を図ることが可能となる。
第17態様に係るプログラムは、コンピュータを、第1〜第12態様のいずれかの通信システム1として機能させる。
上記プログラムにより、通信システム1は、電力情報(負荷電力値のデータ、負荷電力量のデータ)のデータ重複、データ欠けを抑制することが可能となり、電力情報の正確性の向上を図ることが可能となる。
なお、上述した実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんのことである。
1 通信システム
11 取得部
12 時計部
13 記憶部
14 処理部
15 通信部
16 補正部
17 判定部
18 確認部
19 候補設定部
2 端末
216,226 許可設定部
5 電力計測ユニット
6 負荷

Claims (17)

  1. 負荷に供給される負荷電力の瞬時値と前記瞬時値を積算した積算値との少なくとも一方を電力値として計測する電力計測ユニットから計測結果を取得する取得部と、
    時刻を計時し第1時刻情報を有する時計部と、
    第2時刻情報を保持する複数の端末と通信可能であり、前記負荷電力の電力値に基いた電力データを前記複数の端末に送信する通信部と、
    前記複数の端末から1つの端末を時刻基準端末として選択する選択処理、及び、前記時刻基準端末から前記第2時刻情報を取得し、当該第2時刻情報に基づいて前記時計部が保持する前記第1時刻情報を補正する時刻補正処理を行う補正部とを備える
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記時刻補正処理が必要であるか不要であるかを判定する判定処理を行う判定部を更に備え、
    前記補正部は、前記判定部の判定結果に基づいて前記時刻補正処理を実行するか否かを決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記負荷電力の電力値を積算処理した前記負荷電力の電力量を、前記第1時刻情報に対応付けて算出する処理部を更に備え、
    前記通信部は、前記負荷電力の電力量を前記電力データとして前記複数の端末に送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記処理部が算出した前記負荷電力の電力量を記憶する記憶部を更に備え、
    前記記憶部は、前記時刻補正処理が実行される前における前記負荷電力の電力量のデータを残している
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記処理部は、所定の積算期間毎に前記負荷電力の電力量を算出しており、
    前記判定部は、前記時刻補正処理の実行によって、現在の前記第1時刻情報が属する前記積算期間外に前記第1時刻情報が変更される場合、前記時刻補正処理が不要であると判定する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の通信システム。
  6. 前記判定部は、前記時計部が保持している前記第1時刻情報と、前記時刻基準端末が保持している前記第2時刻情報との時間差に基づいて、前記時刻補正処理が必要であるか不要であるかを判定する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の通信システム。
  7. 前記処理部は、所定の積算期間毎に前記負荷電力の電力量を算出しており、
    前記判定部は、前記時間差が基準値未満であり、かつ、前記時刻補正処理の実行によって、現在の前記第1時刻情報が属する前記積算期間外に前記第1時刻情報が変更される場合、前記時刻補正処理が不要であると判定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記時刻補正処理の実行を許可するか拒否するかをユーザに確認する確認処理を行う確認部を更に備え、
    前記補正部は、前記確認部の確認結果が前記時刻補正処理の実行の許可である場合、前記時刻補正処理を実行し、前記確認部の確認結果が前記時刻補正処理の実行の拒否である場合、前記時刻補正処理を実行しない
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の通信システム。
  9. 前記確認部は、前記時計部が保持している前記第1時刻情報と、前記時刻基準端末が保持している前記第2時刻情報との時間差が閾値以上である場合、前記確認処理を行う
    ことを特徴とする請求項8に記載の通信システム。
  10. 前記複数の端末の各々に対して前記時刻基準端末の選択候補に含めることを許可するか拒否するかの候補情報が入力される候補設定部を更に備え、
    前記補正部は、前記候補情報に基づいて、前記時刻基準端末の選択候補に含めることを拒否された端末を、前記時刻基準端末の選択候補から除外する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の通信システム。
  11. 前記補正部は、前記選択処理において、前記複数の端末の各々が保持する時刻情報の取得元に基づいて、前記複数の端末から前記時刻基準端末を選択する
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の通信システム。
  12. 前記補正部は、前記選択処理において、前記複数の端末のうち優先度が最も高い端末を前記時刻基準端末として選択する
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の通信システム。
  13. 前記複数の端末のうち少なくとも1つの端末を更に備える
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の通信システム。
  14. 前記1つの端末は、自端末を前記時刻基準端末の選択候補に含めることを許可するか拒否するかの可否情報が入力され前記可否情報を前記補正部に送信する許可設定部を備え、
    前記補正部は、前記可否情報に基づいて、前記時刻基準端末の選択候補に含めることを拒否された端末を、前記時刻基準端末の選択候補から除外する
    ことを特徴とする請求項13に記載の通信システム。
  15. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の通信システムと通信可能であり、前記通信システムからの要求に応じて自己が保持する前記第2時刻情報を前記通信システムに出力する
    ことを特徴とする端末。
  16. 通信システムに用いられる第1時刻情報の補正方法であって、
    負荷に供給される負荷電力の瞬時値と前記瞬時値を積算した積算値との少なくとも一方を電力値として計測する電力計測ユニットから計測結果を取得する取得ステップと、
    前記負荷電力の電力値に基いた電力データを前記複数の端末に送信する通信ステップと、
    前記複数の端末から1つの端末を時刻基準端末として選択する選択処理、及び、前記時刻基準端末から第2時刻情報を取得し、当該第2時刻情報に基づいて前記第1時刻情報を補正する時刻補正処理を行う補正ステップとを含む
    ことを特徴とする通信システムの時刻補正方法。
  17. コンピュータを、請求項1〜12のいずれか1項に記載の通信システムとして機能させる
    ことを特徴とするプログラム。
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