JP6694794B2 - 制御装置、時刻設定方法、及びプログラム - Google Patents

制御装置、時刻設定方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、制御装置、時刻設定方法、及びプログラムに関する。
電力使用量を集計するスマートメータを利用する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。スマートメータは、時系列に電力使用量を測定するために、正確な時刻に設定された時計を備えている。また、近年、このようなスマートメータを利用する技術として、スマートメータと、スマートメータが測定した電力使用量などのデータを収集及び分析するHEMS(Home Energy Management System)コントローラなどの制御装置とを接続して、住宅内の機器の電力を管理する技術が知られている。
特開2013−191962号公報
ところで、上述したHEMSコントローラなどの制御装置では、収集したデータを時系列に分析するために、正確な時刻を得る必要がある。そのため、このような制御装置では、例えば、ネットワーク経由で時刻を補正するNTP(Network Time Protocol)、PTP(Precision Time Protocol)などの技術を利用して、内蔵の時計に正確な時刻を設定していた。
しかしながら、例えば、新築の住宅にHEMSコントローラなどの制御装置を設置する際には、ネットワーク環境が構築されていない場合があり、このような場合には、制御装置の内蔵の時計に正確な時刻を設定する手段がなかった。そのため、上述した制御装置では、時刻を設定することができずに、ネットワーク環境が構築された後に、再度、時刻を設定する処理を行う必要があり、利便性が悪い場合があった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、時刻を設定する際の利便性を向上させることができる制御装置、時刻設定方法、及びプログラムを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、時刻を計時する時計部と、電力使用量を計測するスマートメータから時刻情報を受信する通信部と、前記通信部によって、前記スマートメータから受信した前記時刻情報に基づいて、前記時計部の時刻を設定する時刻設定部とを備え、前記通信部は、前記スマートメータが計時する現在時刻情報を要求する現在時刻要求を送信し、当該現在時刻要求に応じて、前記現在時刻情報を前記時刻情報として含む応答を前記スマートメータから受信し、前記時刻設定部は、前記通信部によって繰り返し受信した、前記応答に含まれる前記現在時刻情報に基づいて、前記現在時刻情報の分単位の切り替わり点を検出し、検出した当該切り替わり点に基づいて、前記時計部の時刻を設定することを特徴とする制御装置である。
また、本発明の一態様は、上記の制御装置において、前記通信部は、所定の時間間隔で前記スマートメータから通知され、前記時刻情報及び定時積算電力量の測定値を含む電文を前記スマートメータから受信し、前記時刻設定部は、前記電文に含まれる前記時刻情報に基づいて、前記時計部の時刻を設定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の制御装置において、前記時刻設定部は、前記切り替わり点を含む検索範囲を二分する位置における前記現在時刻情報に基づいて、前記二分した前記検索範囲のいずれかを新たな前記検索範囲とする処理を繰り返す二分検索法により前記切り替わり点を検出することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の制御装置において、前記時刻設定部は、所定の応答間隔で前記現在時刻情報を繰り返し受信して、前記切り替わり点を含む範囲を限定する限定処理を実行し、限定した当該範囲に対して、前記所定の応答間隔を狭めて、前記限定処理を繰り返し実行することで、前記切り替わり点を検出することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の制御装置において、前記時刻設定部は、前記時刻情報を受信するための遅延時間と前記時刻情報とに基づいて、前記時計部の時刻を設定することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、時刻を計時する時計部を備える制御装置が実行する時刻設定方法であって、電力使用量を計測するスマートメータから時刻情報を受信する受信ステップと、前記受信ステップによって、前記スマートメータから受信した前記時刻情報に基づいて、前記時計部の時刻を設定する時刻設定ステップとを含み、前記受信ステップにおいて、前記スマートメータが計時する現在時刻情報を要求する現在時刻要求を送信し、当該現在時刻要求に応じて、前記現在時刻情報を前記時刻情報として含む応答を前記スマートメータから受信し、前記時刻設定ステップにおいて、前記受信ステップによって繰り返し受信した、前記応答に含まれる前記現在時刻情報に基づいて、前記現在時刻情報の分単位の切り替わり点を検出し、検出した当該切り替わり点に基づいて、前記時計部の時刻を設定することを特徴とする時刻設定方法である。
また、本発明の一態様は、時刻を計時する時計部を備える制御装置が有するコンピュータに、電力使用量を計測するスマートメータから時刻情報を受信する受信ステップと、前記受信ステップによって、前記スマートメータから受信した前記時刻情報に基づいて、前記時計部の時刻を設定する時刻設定ステップとを実行させるためのプログラムであり、前記受信ステップにおいて、前記スマートメータが計時する現在時刻情報を要求する現在時刻要求を送信し、当該現在時刻要求に応じて、前記現在時刻情報を前記時刻情報として含む応答を前記スマートメータから受信し、前記時刻設定ステップにおいて、前記受信ステップによって繰り返し受信した、前記応答に含まれる前記現在時刻情報に基づいて、前記現在時刻情報の分単位の切り替わり点を検出し、検出した当該切り替わり点に基づいて、前記時計部の時刻を設定するプログラムである。
本発明によれば、時刻を設定する際の利便性を向上させることができる。
本実施形態による電力管理システムの一例を示す機能ブロック図である。 本実施形態における遅延時間θの一例を説明する図である。 第1の実施形態による時刻設定処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態による時刻設定処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態による時刻設定の動作の一例を説明する図である。 第3の実施形態による時刻設定処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態による時刻設定の動作の一例を説明する図である。
以下、本発明の実施形態による制御装置、時刻設定方法、及びプログラムについて、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態による電力管理システム1の一例を示す機能ブロック図である。
図1に示すように、電力管理システム1は、HEMSコントローラ10と、スマートメータ20と、宅内機器(31、32)とを備えている。なお、図1は、後述する第1〜第3の実施形態における構成例を示す共通の図面である。
スマートメータ20は、例えば、住宅100(需要家宅)に設置され、当該住宅100の電力使用量を計測する電力メータである。スマートメータ20は、例えば、920MHz(メガヘルツ)帯無線通信を利用したWi−SUN(Wireless Smart Utility Network)の通信機能を有している。スマートメータ20は、Wi−SUNを利用して、MDMS(Meter Data Management System)の電力会社サーバ2との間で通信するAルートと、HEMSコントローラ10との間で通信するBルートとの2系統の通信を行う。
また、スマートメータ20は、無線通信部21と、電力計測部22と、時計部23と、メータ記憶部24と、メータ制御部25とを備えている。
無線通信部21は、例えば、920MHz帯無線通信を利用したWi−SUNによる通信を行う。無線通信部21は、上述したAルートと、Bルートとを切り替えて、電力会社サーバ2、又は、HEMSコントローラ10との間で通信を行う。
電力計測部22は、例えば、住宅100で使用する電力使用量(電力量)を計測する。
時計部23は、例えば、RTC(Real Time Clock)機能を有する内蔵時計であり、時刻を計時する。時計部23には、Aルートによるネットワークを介して、正確な時刻が設定されている。なお、時計部23は、“時”、“分”、“秒”などの時刻を計時するが、“年”、“月”、“日”などを更新するカレンダ機能を有していてもよい。
メータ記憶部24は、スマートメータ20の各種処理に利用する情報を記憶する。メータ記憶部24は、例えば、電力計測部22によって計測された電力使用量と、計測時刻とを対応付けた計測情報を記憶する。また、メータ記憶部24は、例えば、30分間隔などの所定の時間間隔毎の積算電力量と、計測年月日及び計測時刻と対応付けた積算電力量情報を記憶する。
メータ制御部25は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などを含むプロセッサであり、スマートメータ20を統括的に制御する。メータ制御部25は、電力計測部22が測定した電力使用量と、時計部23の時刻情報とを取得し、電力使用量と、時刻情報とを対応付けて、メータ記憶部24に記憶させる。また、メータ制御部25は、例えば、30分毎の積算電力量を算出し、当該積算電力量と、計測年月日及び計測時刻と対応付けた積算電力量情報をメータ記憶部24に記憶させる。また、メータ制御部25は、無線通信部21を介して、上述したAルートによる電力会社サーバ2との間の通信を制御するとともに、BルートによるHEMSコントローラ10との間の通信を制御する。
ここで、Bルートによるスマートメータ20とHEMSコントローラ10との間の通信プロトコルは、例えば、ECHONET(登録商標) Liteである。また、ECHONET Liteには、スマートメータ20からHEMSコントローラ10に時刻情報又は時刻情報を含む情報を送信するクラスとして、例えば、「低圧スマート電力量メータクラス」及び「機器オブジェクトスーパークラス」が規定されている。なお、「低圧スマート電力量メータクラス」では、時刻情報を定時積算電力量計測値の計測日時として含む情報が送信される。メータ制御部25は、Bルートによる通信処理として、これらのクラスに対応した処理を制御する。なお、ECHONET Liteのクラス規定につては、「ECHONET SPECIFICATION APPENDIX ECHONET機器オブジェクト詳細規定」(May 29, 2015 Release G)に規定されている。
メータ制御部25は、例えば、「低圧スマート電力量メータクラス」に規定される「定時積算電力量計測値(正方向計測値)」プロパティに基づいて、計測年月日、計測時刻(“時”、“分”、“秒”の時刻情報)、及び積算電力量を含むプロパティ値通知(INF)の電文を、Bルートにより30分毎にHEMSコントローラ10に通知する。なお、「低圧スマート電力量メータクラス」には、売電用の「定時積算電力量計測値(逆方向計測値)」プロパティが規定されている。メータ制御部25は、売電を行う場合には、「定時積算電力量計測値(逆方向計測値)」プロパティに基づいて、計測年月日、計測時刻(“時”、“分”、“秒”の時刻情報)、及び積算電力量を含むプロパティ値通知(INF)の電文を、Bルートにより30分毎にHEMSコントローラ10に通知する。
また、メータ制御部25は、例えば、「機器オブジェクトスーパークラス」に規定される「現在時刻設定」プロパティに基づいて、Bルートによる「現在時刻設定」のプロパティ値の読み出し要求(Get)に対して、現在時刻(“時”、“分”の時刻情報)を含む読み出し応答(Get_Res)をHEMSコントローラ10に送信する。
なお、「機器オブジェクトスーパークラス」の「現在時刻設定」プロパティは、HEMSコントローラ10が、ECHONET Liteに対応する機器の内蔵時計の時刻が合っている(正しい)か否かを確認するためのプロパティである。「現在時刻設定」では、例えば、ECHONET Liteに対応する機器の時刻が合っていないことが確認された場合に、HEMSコントローラ10が、HEMSコントローラ10の時刻を当該機器に設定する(Set)ことを前提としている。本実施形態では、この機器の時刻が合っている(正しい)か否かを確認する「現在時刻設定」プロパティの機能を、HEMSコントローラ10の時刻修正に利用する。
宅内機器(31、32)は、住宅100内に設置され、HEMSコントローラ10によって、電力消費に関する管理が行われる機器である。例えば、宅内機器31は、分電盤であり、宅内機器32は、エアーコンディショナ(以下、エアコンという)である。なお、本実施形態において、宅内機器(31、32)は、電力管理システム1が備える任意の宅内機器を示す場合、又は特に区別しない場合には、宅内機器30として説明する。各宅内機器30は、ネットワークNW1を介して、HEMSコントローラ10に接続されている。
ネットワークNW1は、住宅100内のホームエリアネットワーク(HAN)である。
HEMSコントローラ10(制御装置の一例)は、スマートメータ20が計測した電力使用量に関する情報を取得するとともに、宅内機器30の消費電力を取得し、宅内機器30の動作モードを制御するなどの電力消費に関する管理を行う。HEMSコントローラ10は、例えば、上述したWi−SUNを利用したBルートにより、定時積算電力量計測値を取得する。また、HEMSコントローラ10は、例えば、上述したネットワークNW1を介して、宅内機器30の消費電力の収集及び宅内機器30の動作モードの制御を行う。
また、HEMSコントローラ10は、無線通信部11と、NW(ネットワーク)通信部12と、時計部13と、記憶部14と、制御部15とを備えている。
無線通信部11(通信部の一例)は、例えば、920MHz帯無線通信を利用したWi−SUNによる通信を行う。無線通信部11は、上述したBルートによるスマートメータ20との間で通信を行う。無線通信部11は、例えば、スマートメータ20から、時刻情報を受信する。すなわち、無線通信部11は、例えば、上述した「定時積算電力量計測値」のプロパティ値通知の電文(以下、通知電文という)や、「現在時刻設定」のプロパティ値の読み出し応答電文(以下、応答電文という)を受信することにより、当該通知電文又は当該応答電文に含まれている時刻情報を受信する。
例えば、無線通信部11は、所定の時間間隔(例えば、30分間隔)でスマートメータ20から通知され、時刻情報及び定時積算電力量の測定値を含む電文(例えば、「定時積算電力量計測値」の通知電文)をスマートメータ20から受信する。
NW通信部12は、無線LAN(Local Area Network)通信、有線LAN通信、Wi−SUN通信などを利用してネットワークNW1に接続し、ネットワークNW1を介して各種通信を行う。NW通信部12は、例えば、ネットワークNW1を介して、宅内機器30に接続し、宅内機器30の消費電力の収集及び動作モードの制御に関する通信を行う。
時計部13は、例えば、RTC機能を有する内蔵時計であり、時刻を計時する。時計部13には、後述する時刻設定部151によって、正確な時刻が設定されている。なお、時計部13は、 “時”、“分”、“秒”などの時刻を計時するが、“年”、“月”、“日”などを更新するカレンダ機能を有していてもよい。
記憶部14は、HEMSコントローラ10の各種処理に利用する情報を記憶する。記憶部14は、例えば、時計部13の時刻設定の処理に利用する情報を記憶する。また、記憶部14は、例えば、スマートメータ20から取得した「定時積算電力量計測値」のプロパティ値、及び宅内機器30の電力消費を管理するための情報などを記憶する。この宅内機器30の電力消費を管理するための情報には、例えば、宅内機器30の消費電力などの収集データ及び動作モードなどの制御情報、等が含まれ、記憶部14は、当該情報と、時計部13から取得した時刻情報とを対応付けて記憶する。
制御部15は、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、HEMSコントローラ10を統括的に制御する。制御部15は、例えば、時計部13の時刻を設定する処理や、宅内機器30の電力消費を管理する処理などを実行する。
また、制御部15は、時刻設定部151と、電力管理部152とを備えている。
時刻設定部151は、無線通信部11によって、スマートメータ20から受信した時刻情報に基づいて、時計部13の時刻を設定する。時刻設定部151は、例えば、「定時積算電力量計測値」の通知電文に含まれる時刻情報に基づいて、時計部13の時刻を設定する。なお、「定時積算電力量計測値」の通知電文には、上述したように、“時”、“分”、“秒”の時刻情報(計測時刻)が含まれており、時刻設定部151は、当該“時”、“分”、“秒”の時刻情報に基づいて、時計部13の時刻を設定する。
また、時刻設定部151は、上述した時刻情報を受信するための遅延時間θと当該時刻情報とに基づいて、時計部13の時刻を設定する。ここで、遅延時間θとは、例えば、HEMSコントローラ10からスマートメータ20への過去のプロパティ値の読み出し要求(Get)や、スマートメータ20とHEMSコントローラ10との間の認証、セッション管理、暗号化に利用されているPANA(Protocol for Carrying Authentication for Network Access, RFC5191)におけるPANA Ping(PANA-Notification-Request/PANA-Notification-Answer)等に対する往復遅延時間RTT(Round Trip Time)の統計値(例えば、タイムアウトを除いた平均値、中央値等)を“2”で除算した値である。
図2は、本実施形態における遅延時間θの一例を説明する図である。
図2に示すように、往復遅延時間RTTは、遅延時間DLY1と、遅延時間DLY2と、遅延時間DLY3との合計の遅延時間である。遅延時間DLY1は、HEMSコントローラ10からスマートメータ20への電文M1(例えば、プロパティ値の読み出し要求(Get)の電文)の送信に掛かる時間である。また、遅延時間DLY2は、スマートメータ20における、例えば、プロパティ値の読み出し内部処理に掛かる時間である。また、遅延時間DLY3は、スマートメータ20からHEMSコントローラ10への電文M2(例えば、プロパティ値の読み出し応答(Get_Res)の電文)の送信に掛かる時間である。
制御部15は、このような往復遅延時間RTTを、時計部13を利用して予め計測して、計測した往復遅延時間RTTを記憶部14に記憶させる。そして、制御部15は、記憶部14が記憶する過去の(複数の)往復遅延時間RTTの中央値、又は平均値を2分の1(1/2)した値を遅延時間θとして算出する。制御部15は、算出した遅延時間θを記憶部14に記憶させる。
なお、上述した例では、プロパティ値の読み出し要求(Get)を利用して、往復遅延時間RTTを計測する例を説明したが、制御部15は、PANA Pingを利用して往復遅延時間RTTを計測してもよい。
図1の説明に戻り、時刻設定部151は、このように予め算出されている遅延時間θを、記憶部14から取得し、取得した遅延時間θを、上述した“時”、“分”、“秒”の時刻情報に加算した時刻を、時計部13の時刻として設定する。
電力管理部152は、住宅100内の電力消費(電力使用)を管理する処理を実行する。電力管理部152は、例えば、無線通信部11を介して、スマートメータ20から「定時積算電力量計測値」のプロパティ値を取得し、取得した当該プロパティ値を記憶部14に記憶させる。また、電力管理部152は、例えば、NW通信部12を介して、各宅内機器30の消費電力などのデータを収集し、当該収集データと、時計部13から取得した時刻情報とを対応付けて記憶部14に記憶させる。また、電力管理部152は、収集データ及びスマートメータ20から取得した定時積算電力量計測値に基づいて、動作モードなどの制御情報を決定し、当該制御情報を、例えば、NW通信部12を介して各宅内機器30に送信する。
なお、ネットワークNW1(ホームエリアネットワーク)は、インターネットなどの外部のネットワークNW2に接続可能であり、HEMSコントローラ10は、ネットワークNW1及びネットワークNW2を介して、正確な時刻(標準時間)を計時する時計サーバ3(時刻サーバ)に接続可能である。上述した時刻設定部151は、住宅100においてネットワークNW2に接続できる環境が構築され、ネットワークNW1及びネットワークNW2を介して、時計サーバ3に接続可能である場合には、時計サーバ3から取得した情報(例えば、時刻情報)に基づいて、時計部13の時刻を設定してもよい。この場合、時刻設定部151は、NTPや、PTPなどの技術を利用して、時計部13の時刻を設定する。
次に、図3を参照して、本実施形態によるHEMSコントローラ10の動作について説明する。ここでは、本実施形態によるHEMSコントローラ10の時刻設定処理について説明する。
図3は、本実施形態による時刻設定処理の一例を示すフローチャートである。
図3に示すように、時刻設定処理を行う際に、HEMSコントローラ10の時刻設定部151は、まず、30分毎の「定時積算電力量計測値」の通知有りであるか否かを判定する(ステップS101)。すなわち、時刻設定部151は、無線通信部11に、「定時積算電力量計測値」の通信電文がスマートメータ20から通知されたか否かを判定する。時刻設定部151は、「定時積算電力量計測値」の通信電文が通知された場合(ステップS101:YES)に、処理をステップS102に進める。また、時刻設定部151は、「定時積算電力量計測値」の通信電文が通知されていない場合(ステップS101:NO)に、処理をステップS101に戻す。
なお、スマートメータ20の無線通信部21は、例えば、毎時00分00秒と、毎時30分00秒のように、30分毎に、「定時積算電力量計測値」の通知電文を、例えば、Wi−SUNによる無線通信により、HEMSコントローラ10に通知する。
ステップS102において、無線通信部11は、「定時積算電力量計測値」の通信電文の通知電文を受信する。無線通信部11は、例えば、Wi−SUNによる無線通信により、計測時刻(“時”、“分”、“秒”の時刻情報)を含む「定時積算電力量計測値」の通信電文を、スマートメータ20から受信する。無線通信部11は、受信した通信電文を記憶部14に記憶させる。
次に、時刻設定部151は、「定時積算電力量計測値」の通信電文に含まれる計測時刻を取得する(ステップS103)。時刻設定部151は、例えば、記憶部14が記憶する「定時積算電力量計測値」の通信電文を読み出し、当該通信電文に含まれる計測時刻(“時”、“分”、“秒”の時刻情報)を取得する。
次に、時刻設定部151は、取得した計測時刻に遅延時間θを加算した時刻を時計部13の時刻に設定する(ステップS104)。すなわち、時刻設定部151は、取得した計測時刻である“時”、“分”、“秒”の時刻情報に、図2に示す遅延時間θを加算して、時計部13の時刻に設定する。ステップS104の処理後に、時刻設定部151は、時刻設定処理を終了する。
なお、時刻設定部151は、上述した時刻設定処理は、HEMSコントローラ10が設置された際、及び、HEMSコントローラ10が再起動された際に実行するが、スマートメータ20から受信した計測時刻(“時”、“分”、“秒”の時刻情報)と、時計部13の時刻とが所定の値以上の差が生じた場合に、当該時刻設定処理を実行してもよい。
以上説明したように、本実施形態によるHEMSコントローラ10は、時刻を計時する時計部13と、無線通信部11(通信部)と、時刻設定部151とを備えている。無線通信部11は、電力使用量を計測するスマートメータ20から時刻情報(例えば、「定時積算電力量計測値」の通知電文に含まれる“時”、“分”、“秒”の時刻情報)を受信する。時刻設定部151は、無線通信部11によって、スマートメータ20から受信した時刻情報に基づいて、時計部13の時刻を設定する。
これにより、本実施形態によるHEMSコントローラ10は、スマートメータ20から正確な時刻情報を取得することで正確な時刻を時計部13に設定することができる。例えば、住宅100にネットワーク環境(例えば、ネットワークNW1の環境及びネットワークNW2への接続環境)が構築されていない場合であっても、本実施形態によるHEMSコントローラ10は、正確な時刻を設定することができる。そのため、本実施形態によるHEMSコントローラ10では、住宅100に設置時に、時刻を適切に設定することができずに、ネットワーク環境が構築された後に、再度、時刻を設定する処理を行う必要がない。このように、本実施形態によるHEMSコントローラ10は、時刻を設定する際の利便性を向上させることができる。
また、本実施形態によるHEMSコントローラ10は、GPS(Global Positioning System)時計や電波時計の機能を備える必要がなく、安価、且つ、簡易な構成により、正確な時刻を設定することができる。
また、本実施形態では、無線通信部11は、所定の時間間隔(例えば、30分間隔)でスマートメータ20から通知され、時刻情報及び定時積算電力量の測定値を含む電文(例えば、「定時積算電力量計測値」の通信電文)をスマートメータ20から受信する。時刻設定部151は、当該電文に含まれる時刻情報(“時”、“分”、“秒”の時刻情報)に基づいて、時計部13の時刻を設定する。
これにより、本実施形態によるHEMSコントローラ10は、簡易な手段により、スマートメータ20に設定されている時刻と、時計部13の時刻とを同期させて、正確な時刻を設定することができる。なお、「定時積算電力量計測値」の通信電文は、スマートメータ20に標準で備えられる機能であるため、本実施形態によるHEMSコントローラ10は、時刻設定のために、スマートメータ20に特別な機能変更及び機能追加を行う必要がない。
また、本実施形態では、時刻設定部151は、時刻情報を受信するための遅延時間θと時刻情報とに基づいて、時計部13の時刻を設定する。
これにより、本実施形態によるHEMSコントローラ10は、さらに正確な時刻を時計部13に設定することができる。
また、本実施形態によるHEMSコントローラ10は、ネットワーク(NW1、NW2)に接続する可能なNW通信部12を備えている。時刻設定部151は、NW通信部12によって、ネットワーク(NW1、NW2)を介して時計サーバ3に接続可能な場合に、当該時計サーバ3から取得した時刻情報に基づいて、時計部13の時刻を設定するようにしてもよい。
これにより、本実施形態によるHEMSコントローラ10は、スマートメータ20からだけでなく、ネットワーク(NW1、NW2)を介した当該時計サーバ3からも正確な時刻情報を取得して、時計部13の時刻を設定することができる。
また、本実施形態による時刻設定方法は、時刻を計時する時計部13を備えるHEMSコントローラ10が実行する時刻設定方法であって、受信ステップと、時刻設定ステップとを含んでいる。受信ステップにおいて、HEMSコントローラ10(無線通信部11)が、電力使用量を計測するスマートメータ20から時刻情報を受信する。時刻設定ステップにおいて、HEMSコントローラ10(時刻設定部151)が、受信ステップによって、スマートメータ20から受信した時刻情報に基づいて、時計部13の時刻を設定する。
これにより、本実施形態による時刻設定方法は、上述したHEMSコントローラ10と同様の効果を奏し、時刻を設定する際の利便性を向上させることができる。
[第2の実施形態]
次に、図面を参照して、第2の実施形態によるHEMSコントローラ10aについて説明する。
本実施形態では、上述した「現在時刻設定」のプロパティ値の読み出し応答電文を利用して、時計部13の時刻を設定する場合の一例について説明する。
HEMSコントローラ10aは、図1に示すように、時刻設定部151の代わりに時刻設定部151aを備える点を除いて、第1の実施形態と同様である。
時刻設定部151aは、無線通信部11によって繰り返し受信した、応答(例えば、「現在時刻設定」の応答電文)に含まれる現在時刻情報に基づいて、現在時刻情報の分単位の切り替わり点を検出し、検出した当該切り替わり点に基づいて、時計部13の時刻を設定する。
なお、「現在時刻設定」の応答電文に含まれる現在時刻情報には、“時”、“分”の時刻情報が含まれ、“秒”(秒単位)の時刻情報が含まれていない。そのため、時刻設定部151aは、無線通信部11を介して、上述した「現在時刻設定」の要求電文をスマートメータ20に、繰り返し送信して、当該要求電文に応じて、スマートメータ20から送信された「現在時刻設定」の応答電文を無線通信部11が受信する。そして、時刻設定部151aは、繰り返し受信した応答電文に含まれる現在時刻情報に基づいて、現在時刻情報の分単位の切り替わり点を検出し、検出した当該切り替わり点に基づいて、時計部13の時刻を設定する。
具体的に、時刻設定部151aは、二分検索法により切り替わり点を検出し、検出した当該切り替わり点に基づいて、時計部13の時刻を設定する。ここで、二分検索法とは、切り替わり点を含む検索範囲を二分する位置における現在時刻情報に基づいて、二分した検索範囲のいずれかを新たな検索範囲とする処理を繰り返す二分検索法により切り替わり点を検出する検索手法である。二分検索法の詳細については、図4及び図5を参照して後述する。
次に、図面を参照して、本実施形態によるHEMSコントローラ10aの動作について説明する。ここでは、本実施形態によるHEMSコントローラ10aの時刻設定処理について説明する。
図4は、本実施形態による時刻設定処理の一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、時刻設定処理を行う際に、HEMSコントローラ10aの時刻設定部151aは、まず、変数(T_wait、window)を初期化する(ステップS201)。時刻設定部151aは、例えば、変数T_wait及び変数windowのそれぞれに“30秒”を設定する。ここで、変数windowは、検索範囲の大きさを決定するパラメータであり、変数T_waitは、次回のスマートメータ20の現在時刻情報を取得する待ち時間を示すパラメータである。なお、変数window及び変数T_waitを含んだ各変数の設定値は、記憶部14に記憶されるものとする。
次に、時刻設定部151aは、スマートメータ20の現在時刻情報を取得し、変数ST0に代入する(ステップS202)。時刻設定部151aは、無線通信部11を介して、スマートメータ20に、「現在時刻設定」の要求電文を送信し、無線通信部11を介して、当該要求電文に応じた「現在時刻設定」の応答電文に含まれる現在時刻情報(“時”、“分”の時刻情報)を取得する。そして、時刻設定部151aは、取得した現在時刻情報を変数ST0に代入(設定)する。
次に、時刻設定部151aは、HEMSコントローラ10aの現在時刻情報を取得し、初期時刻の変数T0に代入する(ステップS203)。時刻設定部151aは、時計部13の時刻をHEMSコントローラ10aの現在時刻情報として取得し、取得した現在時刻情報を変数T0に代入(設定)する。
次に、時刻設定部151aは、HEMSコントローラ10aの現在時刻が、(T0+T_wait)になったか否かを判定する(ステップS204)。時刻設定部151aは、時計部13の時刻をHEMSコントローラ10aの現在時刻として取得し、当該現在時刻が、(T0+T_wait)と一致するか否かを判定する。時刻設定部151aは、HEMSコントローラ10aの現在時刻が、(T0+T_wait)になった場合(ステップS204:YES)に、処理をステップS205に進める。また、時刻設定部151aは、HEMSコントローラ10aの現在時刻が、(T0+T_wait)になっていない場合(ステップS204:NO)に、処理をステップS204に戻し、ステップS204の処理を繰り返す。
ステップS205において、時刻設定部151aは、スマートメータ20の現在時刻情報を取得し、変数ST1に代入する。時刻設定部151aは、上述したステップS202と同様に、無線通信部11を介して、「現在時刻設定」の応答電文に含まれる現在時刻情報(“時”、“分”の時刻情報)を取得する。そして、時刻設定部151aは、取得した現在時刻情報を変数ST1に代入(設定)する。
次に、時刻設定部151aは、変数ST0の値(時刻)と変数ST1の値(時刻)とが不一致であるか否かを判定する(ステップS206)。すなわち、時刻設定部151aは、分単位の時刻が更新されたか否かを判定する。時刻設定部151aは、変数ST0の値(時刻)と変数ST1の値(時刻)とが不一致である場合(ステップS206:YES)に、処理をステップS207に進める。また、時刻設定部151aは、変数ST0の値(時刻)と変数ST1の値(時刻)とが一致している場合(ステップS206:NO)に、処理をステップS208に進める。
ステップS207において、時刻設定部151aは、各変数を更新する。この場合、時刻設定部151aは、変数ST1の時刻より前の範囲を次回の検索範囲に設定するように各変数を更新する。具体的に、時刻設定部151aは、変数windowに、現在の変数windowの値の(1/2)を更新値として代入する。なお、時刻設定部151aは、変数windowを更新する際に、更新値を例えば、四捨五入して整数値にして代入する。また、時刻設定部151aは、変数T0に、(T0+T_wait)を更新値として代入し、変数T_waitに(60秒−window)を更新値として代入する。時刻設定部151aは、ステップS207の処理後に、処理をステップS209に進める。
ステップS208において、時刻設定部151aは、各変数を更新する。この場合、時刻設定部151aは、変数ST1の時刻より後の範囲を次回の検索範囲に設定するように各変数を更新する。具体的に、時刻設定部151aは、変数windowに、現在の変数windowの値の(1/2)を更新値として代入する。なお、時刻設定部151aは、変数windowを更新する際に、更新値を例えば、四捨五入して整数値にして代入する。また、時刻設定部151aは、変数T0に、(T0+T_wait)を更新値として代入し、変数T_waitに(60秒+window)を更新値として代入する。時刻設定部151aは、ステップS208の処理後に、処理をステップS209に進める。
ステップS209において、時刻設定部151aは、変数ST0に、変数ST1の値を代入して更新する。
次に、時刻設定部151aは、変数windowの値が“1秒”であるか否かを判定する(ステップS210)。すなわち、時刻設定部151aは、変数windowに“1秒”が設定されているか否かを判定する。時刻設定部151aは、変数windowの値が“1秒”である場合(ステップS210:YES)に、処理をステップS211に進める。また、時刻設定部151aは、変数windowの値が“1秒”でない場合(ステップS210:NO)に、処理をステップS204に戻す。
ステップS211において、時刻設定部151aは、HEMSコントローラ10aの現在時刻が、(T0+T_wait)になったか否かを判定する。時刻設定部151aは、HEMSコントローラ10aの現在時刻が、(T0+T_wait)になった場合(ステップS211:YES)に、処理をステップS212に進める。また、時刻設定部151aは、HEMSコントローラ10aの現在時刻が、(T0+T_wait)になっていない場合(ステップS211:NO)に、処理をステップS211に戻し、ステップS211の処理を繰り返す。
ステップS212において、時刻設定部151aは、スマートメータ20の現在時刻情報を取得し、変数ST1に代入する。時刻設定部151aは、上述したステップS205と同様に、無線通信部11を介して、「現在時刻設定」の応答電文に含まれる現在時刻情報(“時”、“分”の時刻情報)を取得する。そして、時刻設定部151aは、取得した現在時刻情報を変数ST1に代入(設定)する。
次に、時刻設定部151aは、変数ST0の値(時刻)と変数ST1の値(時刻)とが不一致であるか否かを判定する(ステップS213)。すなわち、時刻設定部151aは、上述したステップS206と同様に、分単位の時刻が更新されたか否かを判定する。時刻設定部151aは、変数ST0の値(時刻)と変数ST1の値(時刻)とが不一致である場合(ステップS213:YES)に、処理をステップS214に進める。また、時刻設定部151aは、変数ST0の値(時刻)と変数ST1の値(時刻)とが一致している場合(ステップS213:NO)に、処理をステップS215に進める。
ステップS214において、時刻設定部151aは、変数ST1の値(時刻)に遅延時間θを加算した時刻を、時計部13の時刻に設定する。ステップS214の処理後に、時刻設定部151aは、時刻設定処理を終了する。
ステップS215において、時刻設定部151aは、(ST1+59秒)の値(時刻)に遅延時間θを加算した時刻を、時計部13の時刻に設定する。ステップS215の処理後に、時刻設定部151aは、時刻設定処理を終了する。
次に、図5を参照して、上述した図4に示す時刻設定処理を実行した場合の具体例について説明する。
図5は、本実施形態による時刻設定の動作の一例を説明する図である。
図5に示す例では、時刻設定部151aが、スマートメータ20における10時X分50秒〜10時X+1分50秒の検索範囲R0を検索して、10時X+1分00秒の分単位の切り替わり点P1を検出する動作について説明する。
図5に示す(X=0)において、まず、変数window及び変数T_waitは、“30秒”であり、変数ST0の値は、スマートメータ20の現在時刻情報の取得ポイントP10は、10時00分50秒である。時刻設定部151aは、取得ポイントP10から変数T_waitの値(30秒)分を待って、取得ポイントP11におけるスマートメータ20の現在時刻情報を取得し、当該現在時刻情報を変数ST1の値とする。ここでは、現在時刻情報の分情報に変化があるため(ST0≠ST1)、時刻設定部151aは、変数windowに、現在の変数windowの値の(1/2)を更新値として代入するとともに、変数T_waitに(60秒−window)を更新値として代入する。したがって、時刻設定部151aは、変数windowに“15秒”を代入し、変数T_waitに“45秒”を代入する。また、時刻設定部151aは、変数ST0に、変数ST1の値を代入して更新する。
次に、(X=1)において、検索範囲R0から検索範囲R1に絞られ(狭められ)、時刻設定部151aは、取得ポイントP11から変数T_waitの値(45秒)分を待って、取得ポイントP12におけるスマートメータ20の現在時刻情報を取得し、当該現在時刻情報を変数ST1の値とする。ここでは、現在時刻情報の分情報に変化があるため(ST0≠ST1)、時刻設定部151aは、変数windowに、現在の変数windowの値の(1/2)を更新値として代入するとともに、変数T_waitに(60秒−window)を更新値として代入する。したがって、時刻設定部151aは、変数windowに“8秒”を代入し、変数T_waitに“52秒”を代入する。なお、時刻設定部151aは、変数windowを更新する際に、更新値を例えば、四捨五入して整数値にして代入する。また、時刻設定部151aは、変数ST0に、変数ST1の値を代入して更新する。
次に、(X=2)において、検索範囲R1から検索範囲R2に絞られ(狭められ)、時刻設定部151aは、取得ポイントP12から変数T_waitの値(52秒)分を待って、取得ポイントP13におけるスマートメータ20の現在時刻情報を取得し、当該現在時刻情報を変数ST1の値とする。ここでは、現在時刻情報の分情報に変化がないため(ST0=ST1)、時刻設定部151aは、変数windowに、現在の変数windowの値の(1/2)を更新値として代入するとともに、変数T_waitに(60秒+window)を更新値として代入する。したがって、時刻設定部151aは、変数windowに“4秒”を代入し、変数T_waitに“64秒”を代入する。また、時刻設定部151aは、変数ST0に、変数ST1の値を代入して更新する。
次に、(X=3)において、検索範囲R2から検索範囲R3に絞られ(狭められ)、時刻設定部151aは、取得ポイントP13から変数T_waitの値(64秒)分を待って、取得ポイントP14におけるスマートメータ20の現在時刻情報を取得し、当該現在時刻情報を変数ST1の値とする。ここでは、現在時刻情報の分情報に変化があるため(ST0≠ST1)、時刻設定部151aは、変数windowに、現在の変数windowの値の(1/2)を更新値として代入するとともに、変数T_waitに(60秒−window)を更新値として代入する。したがって、時刻設定部151aは、変数windowに“2秒”を代入し、変数T_waitに“58秒”を代入する。また、時刻設定部151aは、変数ST0に、変数ST1の値を代入して更新する。
次に、(X=4)において、検索範囲R3から検索範囲R4に絞られ(狭められ)、時刻設定部151aは、取得ポイントP14から変数T_waitの値(58秒)分を待って、取得ポイントP15におけるスマートメータ20の現在時刻情報を取得し、当該現在時刻情報を変数ST1の値とする。ここでは、現在時刻情報の分情報に変化があるため(ST0≠ST1)、時刻設定部151aは、変数windowに、現在の変数windowの値の(1/2)を更新値として代入するとともに、変数T_waitに(60秒−window)を更新値として代入する。したがって、時刻設定部151aは、変数windowに“1秒”を代入し、変数T_waitに“59秒”を代入する。また、時刻設定部151aは、変数ST0に、変数ST1の値を代入して更新する。
次に、(X=5)において、検索範囲R4から検索範囲R5に絞られ(狭められ)、時刻設定部151aは、取得ポイントP15から変数T_waitの値(59秒)分を待って、取得ポイントP16におけるスマートメータ20の現在時刻情報を取得し、当該現在時刻情報を変数ST1の値とする。ここでは、変数windowが“1秒”であり、且つ、現在時刻情報の分情報に変化がないため(ST0=ST1)、時刻設定部151aは、仮の時刻を10時05分59秒として、遅延時間θを加算した時刻を、時計部13に設定する。
このように、本実施形態の二分検索法を用いた手法では、時刻設定部151aは、取得ポイントP10〜取得ポイントP16の合計7回のスマートメータ20の現在時刻情報を取得することにより、時計部13の時刻を設定する。
以上説明したように、本実施形態のHEMSコントローラ10aでは、無線通信部11は、スマートメータ20が計時する現在時刻情報を要求する現在時刻要求(例えば、「現在時刻設定」の要求電文)を送信し、当該現在時刻要求に応じて、現在時刻情報を時刻情報として含む応答(例えば、「現在時刻設定」の応答電文)をスマートメータ20から受信する。そして、時刻設定部151aは、無線通信部11によって繰り返し受信した、応答に含まれる現在時刻情報に基づいて、現在時刻情報の分単位の切り替わり点(例えば、図5の切り替わり点P1)を検出し、検出した当該切り替わり点に基づいて、時計部13の時刻を設定する。
これにより、本実施形態のHEMSコントローラ10aは、第1の実施形態と同様に、スマートメータ20から正確な時刻情報を取得することで正確な時刻を時計部13に設定することができる。よって、本実施形態によるHEMSコントローラ10aは、時刻を設定する際の利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、時刻設定部151aは、切り替わり点を含む検索範囲を二分する位置における現在時刻情報に基づいて、二分した検索範囲のいずれかを新たな検索範囲とする処理を繰り返す二分検索法により切り替わり点(P1)を検出する。
これにより、本実施形態のHEMSコントローラ10aは、例えば、分単位までの現在時刻情報から秒単位までの正確な時刻を推定し、当該正確な時刻を時計部13に設定することができる。
[第3の実施形態]
次に、図面を参照して、第3の実施形態によるHEMSコントローラ10bについて説明する。
本実施形態では、上述した「現在時刻設定」のプロパティ値の読み出し応答電文を利用して、時計部13の時刻を設定する場合の別の一例について説明する。
HEMSコントローラ10bは、図1に示すように、時刻設定部151又は時刻設定部151aの代わりに時刻設定部151bを備える点を除いて、第1又は第2の実施形態と同様である。
時刻設定部151bは、上述した第2の実施形態の時刻設定部151aと同様に、無線通信部11によって繰り返し受信した、応答(例えば、「現在時刻設定」の応答電文)に含まれる現在時刻情報に基づいて、現在時刻情報の分単位の切り替わり点を検出し、検出した当該切り替わり点に基づいて、時計部13の時刻を設定する。
時刻設定部151bは、所定の応答間隔で現在時刻情報を繰り返し受信して、切り替わり点を含む範囲を限定する限定処理を実行し、限定した当該範囲に対して、所定の応答間隔を狭めて、限定処理を繰り返し実行することで、切り替わり点を検出する。なお、時刻設定部151bは、検出した切り替わり点に基づいて、時計部13の時刻を設定する処理は、時刻設定部151aと同様である。
次に、図面を参照して、本実施形態によるHEMSコントローラ10bの動作について説明する。ここでは、本実施形態によるHEMSコントローラ10bの時刻設定処理について説明する。
図6は、本実施形態による時刻設定処理の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、時刻設定処理を行う際に、HEMSコントローラ10bの時刻設定部151bは、まず、変数(T_wait、count)を初期化する(ステップS301)。時刻設定部151bは、例えば、変数T_waitに“10秒”を設定する。ここで、変数T_waitは、次回のスマートメータ20の現在時刻情報を取得する待ち時間(検索間隔)を示すパラメータである。また、時刻設定部151bは、例えば、変数countに“0”を設定する。なお、変数T_wait及び変数countを含んだ各変数の設定値は、記憶部14に記憶されるものとする。
続く、ステップS302からステップS306までの処理は、上述した図4に示すステップS202からステップS206までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
なお、ステップS306において、時刻設定部151bは、変数ST0の値(時刻)と変数ST1の値(時刻)とが不一致である場合(ステップS306:YES)に、処理をステップS310に進める。また、時刻設定部151bは、変数ST0の値(時刻)と変数ST1の値(時刻)とが一致している場合(ステップS306:NO)に、処理をステップS307に進める。
ステップS307において、時刻設定部151bは、変数T0を更新する。この場合、時刻設定部151bは、変数T0に、(T0+T_wait)を更新値として代入する。
次に、時刻設定部151bは、変数countの値が“1”であるか否かを判定する(ステップS308)。時刻設定部151bは、変数countの値が“1”である場合(ステップS308:YES)に、処理をステップS309に進める。また、時刻設定部151bは、変数countの値が“1”でない場合(ステップS308:NO)に、処理をステップS304に戻す。
ステップS309において、時刻設定部151bは、変数T_waitに“1秒”を設定する。すなわち、時刻設定部151bは、検索間隔を“10秒”から“1秒”に変更する。ステップS309の処理後に、時刻設定部151bは、処理をステップS304に戻す。
また、ステップS310において、時刻設定部151bは、変数countの値が“0”であるか否かを判定する。時刻設定部151bは、変数countの値が“0”である場合(ステップS310:YES)に、処理をステップS311に進める。また、時刻設定部151bは、変数countの値が“0”でない場合(ステップS310:NO)に、処理をステップS312に進める。
ステップS311において、時刻設定部151bは、各変数を更新する。この場合、時刻設定部151bは、変数ST1の時刻の直前の10秒間の範囲を次回の検索範囲に設定するように各変数を更新する。具体的に、時刻設定部151bは、変数T0に、(T0+T_wait)を更新値として代入し、変数T_waitに(60秒−T_wait)を更新値として代入する。また、時刻設定部151bは、変数ST0に、変数ST1の値を更新値として代入し、変数countに、“1”の値を更新値として代入する。ステップS311の処理後に、時刻設定部151bは、処理をステップS304に戻す。
また、ステップS312において、時刻設定部151bは、変数ST1の値(時刻)に遅延時間θを加算した時刻を、時計部13の時刻に設定する。ステップS312の処理後に、時刻設定部151bは、時刻設定処理を終了する。
次に、図7を参照して、上述した図6に示す時刻設定処理を実行した場合の具体例について説明する。
図7は、本実施形態による時刻設定の動作の一例を説明する図である。
図7に示す例では、時刻設定部151bが、スマートメータ20における10時X分20秒〜10時X+1分20秒の検索範囲R20を検索して、10時X+1分00秒の分単位の切り替わり点P2を検出する動作について説明する。
図7に示す(X=0)において、まず、時刻設定部151bは、10秒間隔(T_wait=10秒)でスマートメータ20の現在時刻情報を取得し、当該現在時刻の分情報が変化したか否かを判定する。この図に示す例では、時刻設定部151bは、取得ポイントP20〜取得ポイントP24まで順番に10秒間隔にスマートメータ20の現在時刻情報を取得し、取得ポイントP24において、現在時刻の分情報が変化している(ST0≠ST0)。そのため、取得ポイントP24において、時刻設定部151bは、変数T_waitに(60秒−T_wait)を代入して、変数T_waitを更新する。すなわち、時刻設定部151bは、変数T_waitに“50秒”を設定する。
次に、(X=1)において、時刻設定部151bは、検索範囲を、取得ポイントP24の直前の10秒間の検索範囲R21に狭めて、取得ポイントP25から1秒間隔(T_wait=1秒)でスマートメータ20の現在時刻情報を取得し、当該現在時刻の分情報が変化したか否かを判定する。この図に示す例では、時刻設定部151bは、取得ポイントP26において、現在時刻の分情報が変化している(ST0≠ST0)。そのため、取得ポイントP26において、時刻設定部151bは、仮の時刻を10時02分00秒として、遅延時間θを加算した時刻を、時計部13に設定する。
以上説明したように、本実施形態のHEMSコントローラ10bでは、無線通信部11は、スマートメータ20が計時する現在時刻情報を要求する現在時刻要求(例えば、「現在時刻設定」の要求電文)を送信し、当該現在時刻要求に応じて、現在時刻情報を時刻情報として含む応答(例えば、「現在時刻設定」の応答電文)をスマートメータ20から受信する。そして、時刻設定部151bは、無線通信部11によって繰り返し受信した、応答に含まれる現在時刻情報に基づいて、現在時刻情報の分単位の切り替わり点(例えば、図7の切り替わり点P2)を検出し、検出した当該切り替わり点に基づいて、時計部13の時刻を設定する。
これにより、本実施形態のHEMSコントローラ10bは、第1及び第2の実施形態と同様に、スマートメータ20から正確な時刻情報を取得することで正確な時刻を時計部13に設定することができる。よって、本実施形態によるHEMSコントローラ10bは、時刻を設定する際の利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、時刻設定部151bは、所定の応答間隔で現在時刻情報を繰り返し受信して、切り替わり点を含む範囲を限定する限定処理を実行し、限定した当該範囲(例えば、検索範囲R21)に対して、所定の応答間隔を狭めて(例えば、1秒間隔)、限定処理を繰り返し実行することで、切り替わり点(P2)を検出する。
これにより、本実施形態のHEMSコントローラ10bは、例えば、分単位までの現在時刻情報から秒単位までの正確な時刻を推定し、当該正確な時刻を時計部13に設定することができる。なお、本実施形態のHEMSコントローラ10bは、X=0、及びX=1の2分間で、切り替わり点(P2)を検出することができ、第2の実施形態に比べて、短時間で時計部13の時刻を設定することができる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の各実施形態において、それぞれが単独で実施される例を説明したが、各実施形態の一部又は全部を組み合わせて実施してもよい。
また、上記の各実施形態において、宅内機器30は、分電盤(宅内機器31)と、エアコン(宅内機器32)とである例を説明したが、これに限定されるものではなく、他の機器であってもよい。
また、上記の各実施形態において、HEMSコントローラ10(10a、10b)は、スマートメータ20から取得した時刻情報に基づいて、設定した時計部13の時刻を利用して、宅内機器30の内蔵時計の時刻を設定するようにしてもよい。すなわち、宅内機器30は、HEMSコントローラ10(10a、10b)から取得した時刻情報に基づいて、内蔵時計の時刻を設定するようにしてもよい。これにより、HEMSコントローラ10(10a、10b)と、スマートメータ20と、宅内機器30との全ての時刻が同期され、電力管理システム1全体で時刻を同期することができる。
また、上記の各実施形態において、HEMSコントローラ10(10a、10b)の無線通信部11及びスマートメータ20の無線通信部21は、Wi−SUNを利用した無線通信である例を説明したが、これに限定されるものではなく、無線LAN、3G/LTEなどの移動体通信などの他の無線通信を利用してもよい。また、HEMSコントローラ10(10a、10b)及びスマートメータ20は、無線通信部11及び無線通信部21の代わりに、PLC(Power Line Communication)などの有線通信を利用した通信部を備えてもよい。
なお、上述したHEMSコントローラ10(10a、10b)が備える各構成は、内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述したHEMSコントローラ10(10a、10b)が備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述したHEMSコントローラ10(10a、10b)が備える各構成における処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部又は外部に設けられた記録媒体も含まれる。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後にHEMSコントローラ10(10a、10b)が備える各構成で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した機能の一部又は全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1 電力管理システム
2 電力会社サーバ
3 時計サーバ
10、10a、10b HEMSコントローラ
11、21 無線通信部
12 NW通信部
13、23 時計部
14 記憶部
15 制御部
20 スマートメータ
22 電力計測部
24 メータ記憶部
25 メータ制御部
30、31、32 宅内機器
100 住宅(需要家宅)
151、151a、151b 時刻設定部
152 電力管理部
NW1、NW2 ネットワーク

Claims (6)

  1. 時刻を計時する時計部と、
    電力使用量を計測するスマートメータから時刻情報を受信する通信部と、
    前記通信部によって、前記スマートメータから受信した前記時刻情報に基づいて、前記時計部の時刻を設定する時刻設定部と
    を備え
    前記通信部は、前記スマートメータが計時する現在時刻情報を要求する現在時刻要求を送信し、当該現在時刻要求に応じて、前記現在時刻情報を前記時刻情報として含む応答を前記スマートメータから受信し、
    前記時刻設定部は、前記通信部によって繰り返し受信した、前記応答に含まれる前記現在時刻情報に基づいて、前記現在時刻情報の分単位の切り替わり点を検出し、検出した当該切り替わり点に基づいて、前記時計部の時刻を設定する
    とを特徴とする制御装置。
  2. 前記時刻設定部は、前記切り替わり点を含む検索範囲を二分する位置における前記現在時刻情報に基づいて、前記二分した前記検索範囲のいずれかを新たな前記検索範囲とする処理を繰り返す二分検索法により前記切り替わり点を検出する
    ことを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  3. 前記時刻設定部は、所定の応答間隔で前記現在時刻情報を繰り返し受信して、前記切り替わり点を含む範囲を限定する限定処理を実行し、限定した当該範囲に対して、前記所定の応答間隔を狭めて、前記限定処理を繰り返し実行することで、前記切り替わり点を検出する
    ことを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  4. 前記時刻設定部は、前記時刻情報を受信するための遅延時間と前記時刻情報とに基づいて、前記時計部の時刻を設定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 時刻を計時する時計部を備える制御装置が実行する時刻設定方法であって、
    電力使用量を計測するスマートメータから時刻情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによって、前記スマートメータから受信した前記時刻情報に基づいて、前記時計部の時刻を設定する時刻設定ステップと
    を含み、
    前記受信ステップにおいて、前記スマートメータが計時する現在時刻情報を要求する現在時刻要求を送信し、当該現在時刻要求に応じて、前記現在時刻情報を前記時刻情報として含む応答を前記スマートメータから受信し、
    前記時刻設定ステップにおいて、前記受信ステップによって繰り返し受信した、前記応答に含まれる前記現在時刻情報に基づいて、前記現在時刻情報の分単位の切り替わり点を検出し、検出した当該切り替わり点に基づいて、前記時計部の時刻を設定する
    ことを特徴とする時刻設定方法。
  6. 時刻を計時する時計部を備える制御装置が有するコンピュータに、
    電力使用量を計測するスマートメータから時刻情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによって、前記スマートメータから受信した前記時刻情報に基づいて、前記時計部の時刻を設定する時刻設定ステップと
    を実行させるためのプログラムであり、
    前記受信ステップにおいて、前記スマートメータが計時する現在時刻情報を要求する現在時刻要求を送信し、当該現在時刻要求に応じて、前記現在時刻情報を前記時刻情報として含む応答を前記スマートメータから受信し、
    前記時刻設定ステップにおいて、前記受信ステップによって繰り返し受信した、前記応答に含まれる前記現在時刻情報に基づいて、前記現在時刻情報の分単位の切り替わり点を検出し、検出した当該切り替わり点に基づいて、前記時計部の時刻を設定する
    プログラム。
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