JP2018021590A5 - - Google Patents
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Description
ところで、この様に一対の上下ナットにより締め付け固定されたものは、地震等の揺れを受けると、吊りボルトが吊りボルト挿通孔に遊挿状に挿入された状態であるため、上下ナットに緩みを生じ、甚だしくは、下ナットが外れて天井面全体の崩れ落ちを誘発する危惧がある。
そこで、特許文献1に開示されたような、緩み止めクリップ(25)を、連結片部(28)の上下に、上片部(26)と下片部(27)とが折曲された側面視コ字状に形成し、その上片部(26)と下片部(27)のそれぞれに、吊りボルトに嵌挿されるU字状の切欠き溝(26a、27a)を形成し、該切欠き溝(26a、27a)の内縁部に、吊りボルト(11)のネジ溝に嵌合可能な係止縁(29)を形成し、取付け板(17)の横方向から挿入することによって、上下ナット(20、19)の緩みを防止するようにしたナットの緩み止めクリップ(25)なるものが提案される。
そこで、特許文献1に開示されたような、緩み止めクリップ(25)を、連結片部(28)の上下に、上片部(26)と下片部(27)とが折曲された側面視コ字状に形成し、その上片部(26)と下片部(27)のそれぞれに、吊りボルトに嵌挿されるU字状の切欠き溝(26a、27a)を形成し、該切欠き溝(26a、27a)の内縁部に、吊りボルト(11)のネジ溝に嵌合可能な係止縁(29)を形成し、取付け板(17)の横方向から挿入することによって、上下ナット(20、19)の緩みを防止するようにしたナットの緩み止めクリップ(25)なるものが提案される。
本発明は、上記のように構成したことにより、吊りボルトの下端部に、野縁受けハンガーを固定した上下ナットの緩みを規制する金具でありながら、上下ナットの上下面に対し、締結された吊りボルトへのネジ溝の配置態様が一定ではなく、かつ上下ナットの外周面同士が不一致であっても、ナット被嵌装着部を吊りボルト固定部の前面側から、上面固定片と上下ナットの外周面に対して非接触状態で吊りボルトに嵌挿セットすることができるので、上下ナットへの接触による影響を回避して、両者の締結状態をそのまま維持することができるだけでなく、セットする際に、その上面片は、上ナット面に当接させて下面片を下ナット面に密着セットさせる、謂わば、下面片の案内片としての機能と、吊りボルト固定部の上面固定片と上下ナットとの高さ幅の調整片としての機能を併せ持ち、下面片の下面側嵌挿溝だけを吊りボルトのネジ溝に係合操作すれば良いので、下面片が下ナット面に接触または近接する最適なネジ溝に対して、任意の角度方向から下面側嵌挿溝の両溝側縁を係合セットさせて、係合がきつめである場合にもナット被嵌装着部を首振り動作させながら、下面側嵌挿溝を溝底縁側に強制的に押し込み操作して確実に係合させた状態でセットすることができる。しかも、このセット状態から、垂下片の後面側にそれぞれ帯状固定片同士を折曲重合させた引き寄せ状態で、強固に抜け止め固定することができるだけでなく、板厚や大きさなどの形状の異なる種々の野縁受けハンガーが用いられた天井下地であっても採用することができ、地震等の振動を受けても、ネジ溝に係合した固定状態を確実に維持して、上下ナットのガタツキや締結の位置ズレなどの発生を防止した状態で緩みを規制することができ、吊りボルトへの野縁受けハンガーのナット止め状態を長期に亘って好適に維持し、良好な吊持状態を恒久的に保持することができる。
また、ナット被嵌装着部6aには、下面片63の両側に下面側嵌挿溝631を挟んで、下ナット22の外周面と上面固定片511に垂下折曲された垂下片512に非接触状態で対向配置して立上り折曲形成された一対の立上り片64、64を介して、それぞれの立上り片64、64から下面片63よりも外方に延出される一対の帯状固定片65、65が形成される。
帯状固定片65は、立上り片64に対してハ字状に任意角度をもって拡開折曲されており、上面側嵌挿溝621と下面側嵌挿溝631を、吊りボルト固定部51の前面側(上面固定片511の先端側)から吊りボルト2に嵌挿してセットした際に、垂下片512の両端部に非接触状態で、その両側から突出する長さ幅を有し、この垂下片512から突出する帯状固定片65、65同士を、垂下片512の後面側にそれぞれ指圧力をもって折曲重合させて、ナット被嵌装着部6aを吊りボルト固定部51に抜け止め固定できるようになっている。なお、折曲重合した際には、上面固定片511の両側に接触する幅をもって形成しても良い。
帯状固定片65は、立上り片64に対してハ字状に任意角度をもって拡開折曲されており、上面側嵌挿溝621と下面側嵌挿溝631を、吊りボルト固定部51の前面側(上面固定片511の先端側)から吊りボルト2に嵌挿してセットした際に、垂下片512の両端部に非接触状態で、その両側から突出する長さ幅を有し、この垂下片512から突出する帯状固定片65、65同士を、垂下片512の後面側にそれぞれ指圧力をもって折曲重合させて、ナット被嵌装着部6aを吊りボルト固定部51に抜け止め固定できるようになっている。なお、折曲重合した際には、上面固定片511の両側に接触する幅をもって形成しても良い。
図5(c)は、ネジ溝2aが図5(a)と表裏対称に位置する状態で下ナット22の下面から露出した状態を示したものであり、裏面側のネジ溝2aが、下ナット22の下面から離間し、ネジ山が近接して露出しているので、左側下面片63a側に角度ズレさせて挿入開始すると、左側下面片63aの先端側が下ナット22の下面から離間する方向に、右側下面片63bの先端側が下ナット22の下面に圧着する方向に、それぞれネジ溝2aの捲線勾配に沿ってナット被嵌装着部6aが傾きながらスムーズな係合が行え、しかる後、垂下片512と平行に位置させる。この様に係合挿入すると、かかるセット状態では、左側下面片63a側の溝側縁が係合するネジ溝2aの捲線勾配の溝ラインと、右側下面片63b側の溝側縁が係合するネジ溝2aの捲線勾配の溝ラインとが同一ではなく、溝底縁がネジ山を跨いで一つ上側のネジ溝2aに対する不連続な溝ラインに係合させることができ、下面側嵌挿溝631の溝底縁はネジ溝2aに係合されない状態でセットされる。
この密着状態から首振りさせつつ押し込み操作すれば、自ずと下面片63が下ナット22の下面に接触または近接する最適なネジ溝2aに対して係合がなされ、係合操作を容易に行うことができるだけでなく、当該任意の角度方向から下面側嵌挿溝631の両溝側縁を、係合がきつめである場合にもナット被嵌装着部6aを首振り操作させながら、下面側嵌挿溝631を溝底縁側に強制的に押し込み係合させ、緩み止め規制が確実になされた状態でセットすることができる。
しかも、このセット状態から、垂下片512の後面側にそれぞれ帯状固定片65、65同士を折曲重合させた引き寄せ状態で、強固に抜け止め固定することができるだけでなく、板厚や大きさなどの形状の異なる種々の野縁受けハンガーが用いられた天井下地であっても採用することができ、地震等の振動を受けても、ネジ溝2aに係合した固定状態を確実に維持して、上下ナット21、22のガタツキや締結の位置ズレなどの発生を防止した状態で緩みを規制することができ、吊りボルト2への野縁受けハンガー5のナット止め状態を長期に亘って好適に維持し、良好な吊持状態を恒久的に保持することができる。
しかも、このセット状態から、垂下片512の後面側にそれぞれ帯状固定片65、65同士を折曲重合させた引き寄せ状態で、強固に抜け止め固定することができるだけでなく、板厚や大きさなどの形状の異なる種々の野縁受けハンガーが用いられた天井下地であっても採用することができ、地震等の振動を受けても、ネジ溝2aに係合した固定状態を確実に維持して、上下ナット21、22のガタツキや締結の位置ズレなどの発生を防止した状態で緩みを規制することができ、吊りボルト2への野縁受けハンガー5のナット止め状態を長期に亘って好適に維持し、良好な吊持状態を恒久的に保持することができる。
また、下面片63は、吊りボルト2に嵌挿したセット状態で、下面側嵌挿溝631の内周縁が、吊りボルト2のネジ溝2aの捲線勾配に沿って係合するよう予め傾斜状に形成されているので、下面側嵌挿溝631の両溝側縁だけでなく溝底縁を含めた内周縁を、ネジ溝2aの捲線勾配に沿って確実に係合させることができ、図6(B)に示すように、下ナット22の下面と非当接状態でセットされた態様において、振動等の影響を受けて下ナット22が緩みを生じても、天井下地全体に及ぼす影響が極めて軽微であり無視することができ、その係合位置で確実に下げ止まりして、下面片63の下面側嵌挿溝631の周縁部分が下ナット22の下面に面接し、ナット外れを防止することができる。なお、下面片63の下ナット22に対する面接には、下げ止まりによる面接を含む。
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Family Applications (1)
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JP2016152101A Active JP6813821B2 (ja) | 2016-08-02 | 2016-08-02 | 天井下地用ナットの緩み止め金具、およびその取り付け方法 |
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