JP2018020735A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Yoshie Matsuda
佳恵 松田
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Abstract

【課題】耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能とウェット性能とを高次元で両立しうる空気入りタイヤを提供する。【解決手段】タイヤ赤道Cと第1トレッド接地端Te1との間のトレッド半部2Aには、複数の第1横溝21Aによって区分された複数の第1ブロック51Aがタイヤ周方向に配列される。各第1横溝21Aは、タイヤ赤道C側から第1トレッド接地端Te1側に向って回転方向Rと反対側に傾斜している。第1ブロック51Aの少なくとも一つには、第1横溝21Aと同じ方向に傾斜し、第1横溝21Aの深さよりも小さい深さを有する第1浅溝22Aが形成されている。第1浅溝22Aのタイヤ軸方向の内端には、タイヤ軸方向内側に向って溝幅が大きくなる内側拡幅部23Aが設けられ、第1浅溝22Aのタイヤ軸方向の外端には、タイヤ軸方向外側に向って溝幅が大きくなる外側拡幅部24Aが設けられる。【選択図】図2

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
従来、回転方向が指定されたトレッド部に、複数の横溝によって区分された複数のブロックがタイヤ周方向に並ぶ空気入りタイヤが提案されている(例えば、特許文献 1参照)。
上記各横溝は、タイヤ赤道側からトレッド接地端側に向って回転方向と反対側に傾斜している。このため、ウェット路面では、各横溝によってタイヤ赤道付近の踏面部の水がトレッド接地端側に向って排出される。
上記特許文献1に示される空気入りタイヤでは、耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能を考慮して、踏面部の面積が大きいブロックが採用されている。しかしながら、このようなブロックでは、各ブロックの踏面部の水が各ブロックの外側に十分に排出されないおそれがある。
そこで、各ブロックの踏面部にサイプが形成された空気入りタイヤが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上記特許文献2に示される空気入りタイヤにおいても、特に水深の大きいウェット路面等では、十分に排水性能を高めることができないおそれがあり、さらなる改良が望まれている。
特開2015−74247号公報 特開2015−116845号公報
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能とウェット性能とを高次元で両立しうる空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明の第1発明は、回転方向が指定されたトレッド部を有する空気入りタイヤであって、前記トレッド部に、タイヤ赤道と第1トレッド接地端との間のトレッド半部に、複数の第1横溝によって区分された複数の第1ブロックがタイヤ周方向に並ぶ第1ブロック列が形成されており、各第1横溝は、タイヤ赤道側から前記第1トレッド接地端側に向って前記回転方向と反対側に傾斜しており、前記第1ブロックの少なくとも一つには、前記第1横溝と同じ方向に傾斜し、かつ、前記第1横溝の深さよりも小さい深さを有する第1浅溝が形成されており、前記第1浅溝のタイヤ軸方向の内端には、タイヤ軸方向内側に向って溝幅が大きくなる内側拡幅部が設けられ、前記第1浅溝のタイヤ軸方向の外端には、タイヤ軸方向外側に向って溝幅が大きくなる外側拡幅部が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記内側拡幅部は、前記回転方向の先着側の溝縁のタイヤ軸方向に対する角度が、前記回転方向の後着側の溝縁のタイヤ軸方向に対する角度よりも大きく形成されていることが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記外側拡幅部は、前記回転方向の先着側の溝縁のタイヤ軸方向に対する角度が、前記回転方向の後着側の溝縁のタイヤ軸方向に対する角度よりも小さく形成されていることが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記第1浅溝は、前記内側拡幅部と前記外側拡幅部との間に、溝幅が一定である中間部を含んでいることが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記第1浅溝は、前記内側拡幅部と前記外側拡幅部との間に、溝幅が一定で直線状にのびる中間部を含んでおり、
前記内側拡幅部の前記回転方向の後着側の溝縁は、前記中間部の前記回転方向の後着側の溝縁と連続してのびていることが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記第1浅溝は、前記内側拡幅部と前記外側拡幅部との間に、溝幅が一定で直線状にのびる中間部を含んでおり、前記外側拡幅部の前記回転方向の先着側の溝縁は、前記中間部の前記回転方向の先着側の溝縁と連続してのびていることが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記第1浅溝の溝底には、前記第1浅溝に沿ってのびる第1溝底サイプが形成されていることが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記第1浅溝の溝底には、前記第1浅溝に沿ってのびる第1溝底サイプが形成されており、前記第1溝底サイプは、前記内側拡幅部において、前記回転方向の先着側の溝縁に沿ってのびていることが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記第1浅溝の溝底には、前記第1浅溝に沿ってのびる第1溝底サイプが形成されており、前記第1溝底サイプは、前記外側拡幅部において、前記回転方向の後着側の溝縁に沿ってのびていることが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記トレッド半部には、第2横溝によって区分された複数の第2ブロックがタイヤ周方向に並ぶ第2ブロック列が形成されており、前記第2ブロックは、タイヤ周方向に連続してのびる主溝を介して、前記第1ブロック列に隣接しており、前記第1浅溝は、前記主溝を介して前記第2横溝と向かい合っていることが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤにおいて、前記第1浅溝の前記回転方向の後着側の溝縁の前記主溝への連通位置は、前記第1横溝の溝中心線よりも前記回転方向の後着側に位置していることが望ましい。
本発明の空気入りタイヤは、タイヤ赤道と第1トレッド接地端との間のトレッド半部に形成されている複数の第1横溝が、タイヤ赤道側から第1トレッド接地端側に向って回転方向と反対側に傾斜しているので、ウェット路面で、タイヤ赤道側の踏面部の水がトレッド接地端側に向って排出され易くなり、排水性能が高められる。さらに第1ブロックの少なくとも一つには、第1横溝と同じ方向に傾斜する第1浅溝が形成されているので、第1ブロックの踏面部の水が第1浅溝に吸収され易くなり、排水性能がより一層高められる。なお、第1浅溝の深さは、第1横溝の深さよりも小さいので、第1ブロックの剛性が容易に確保され、耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能に及ぼす影響を抑制することが可能である。
さらに、第1浅溝のタイヤ軸方向の内端に設けられている内側拡幅部及び外端に設けられている外側拡幅部によって、タイヤ赤道側からタイヤ軸方向外側に向って水の流れが促進され、排水性能が高められる。これより、空気入りタイヤのウェット性能がより一層高められる。
本発明の空気入りタイヤのトレッド部の一実施形態を示す展開図である。 図1のクラウン陸部の拡大展開図である。 図1のミドル陸部の拡大展開図である。 図1のショルダー陸部の拡大展開図である。 タイヤ軸方向に隣り合うクラウンブロック、ミドルブロック及びショルダーブロックの拡大展開図である。
以下、本発明の第1発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ1のトレッド部2の展開図である。本実施形態の空気入りタイヤ1は、特に重荷重用に好適とされ、そのトレッド部2に、タイヤの回転方向Rが指定された方向性パターンを具えている。回転方向Rは、例えば、サイドウォール部に文字及び矢印等で表示される。
トレッド部2には、タイヤ赤道C上をタイヤ周方向に連続してのびるクラウン主溝10と、タイヤ赤道Cの両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のミドル主溝11と、タイヤ赤道Cの両側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝12とが形成されている。ショルダー主溝12は、ミドル主溝11とトレッド接地端Teとの間に配されている。
トレッド接地端Teとは、正規状態のタイヤに、正規荷重を付加しかつキャンバー角0゜で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側の接地端を意味している。上記接地状態において、第1トレッド接地端Te1と第2トレッド接地端Te2との間のタイヤ軸方向の距離が、トレッド接地幅TWとして定められる。
「正規状態」とは、タイヤを正規リム(図示省略)にリム組みし、かつ、正規内圧を充填した無負荷の状態である。以下、特に言及されない場合、タイヤの各部の寸法等はこの正規状態で測定された値である。
「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格が タイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITSAT VARIOUSCOLD INFLATION PRESSURES"に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば"最大負荷能力"、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"である。
トレッド部2は、タイヤ赤道Cと第1トレッド接地端Te1との間の第1トレッド半部2Aと、タイヤ赤道Cと第2トレッド接地端Te2との間の第2トレッド半部2Bとを有する。
クラウン主溝10は、タイヤ周方向に直線状にのびる。タイヤ赤道C上に配されたクラウン主溝10によって、トレッド部2の排水性が高められ、ウェット性能が向上する。
クラウン主溝10の溝幅W1は、トレッド接地幅TWの好ましくは0.8%以上、より好ましくは1.2%以上であり、好ましくは2.4以下、より好ましくは2.0以下である。
クラウン主溝10の溝幅W1が、トレッド接地幅TWの0.8%未満である場合、接地圧の高いタイヤ赤道C近傍の溝容積が不足し、排水性を十分に高められないおそれがある。一方、クラウン主溝10の溝幅W1が、トレッド接地幅TWの2.4%を超える場合、接地圧の高いクラウン陸部13の実接地面積が小さくなるので、単位面積あたりにかかる荷重が大きくなり、耐摩耗性が低下するおそれがある。
ミドル主溝11は、タイヤ周方向に対して傾斜する第1傾斜部11aと、第1傾斜部11aとは逆向きに傾斜する第2傾斜部11bとを有する。第1傾斜部11a及び第2傾斜部11bは、タイヤ周方向に交互に設けられ、ジグザグ状のミドル主溝11を構成する。
ミドル主溝11の溝幅W2は、クラウン主溝10の溝幅W1と同等である。
ショルダー主溝12は、タイヤ周方向に対して傾斜する第1傾斜部12aと、第1傾斜部12aとは逆向きに傾斜する第2傾斜部12bとを有する。第1傾斜部12a及び第2傾斜部12bは、タイヤ周方向に交互に設けられ、ジグザグ状のショルダー主溝12を構成する。ミドル主溝11のジグザグピッチは、ショルダー主溝12のジグザグピッチと同等である。
ミドル主溝11の第1傾斜部11aとショルダー主溝12の第1傾斜部12aとは、互いに平行に配置され、ミドル主溝11の第2傾斜部11bとショルダー主溝12の第2傾斜部12bとは、互いに平行に配置されている。第1傾斜部11aと第1傾斜部12aとは、タイヤ周方向に約半ピッチずれて配置されている。
ショルダー主溝12の溝幅W3は、クラウン主溝10の溝幅W1と同等である。
トレッド部2の排水性能を高めつつ、トレッド部2の剛性を確保するために、クラウン主溝10の深さD1、ミドル主溝11の深さD2及びショルダー主溝12の深さD3は、例えば、15〜25mmであるのが望ましい。
クラウン主溝10、ミドル主溝11及びショルダー主溝12によってトレッド部2が複数の領域に区分される。トレッド部2は、クラウン主溝10とミドル主溝11との間の一対のクラウン陸部13、ミドル主溝11とショルダー主溝12との間の一対のミドル陸部14、及び、ショルダー主溝12のタイヤ軸方向外側に位置する一対のショルダー陸部15を有している。すなわち、ミドル主溝11の両側には、クラウン陸部13及びミドル陸部14が設けられ、ショルダー主溝12の両側には、ミドル陸部14及びショルダー陸部15が設けられている。
クラウン陸部13は、第1トレッド半部2A側の第1クラウン陸部13Aと、第2トレッド半部2B側の第2クラウン陸部13Bとを有する。ミドル陸部14は、第1トレッド半部2A側の第1ミドル陸部14Aと、第2トレッド半部2B側の第2ミドル陸部14Bとを有する。ショルダー陸部15は、第1トレッド半部2A側の第1ショルダー陸部15Aと、第2トレッド半部2B側の第2ショルダー陸部15Bとを有する。
図2は、第1トレッド半部2A側の第1クラウン陸部13Aを示している。第1クラウン陸部13Aは、複数の第1クラウン横溝21Aによって複数の第1クラウンブロック51Aに区分される。すなわち、第1クラウン陸部13Aは、複数の第1クラウンブロック51Aがタイヤ周方向に並ぶクラウンブロック列51Rである。
第1クラウンブロック51Aは、直線状のクラウン主溝10、ジグザグ状のミドル主溝11、及び第1ミドル横溝31Aによって、中央部でのタイヤ軸方向長さの大きい概略5角形状に形成されている。
第1クラウン横溝21Aは、クラウン主溝10と第1トレッド半部2A側のミドル主溝11とをつなぎ、タイヤ軸方向にのびる。第1クラウン横溝21Aの幅W4は、クラウン主溝10の溝幅W1以上が望ましい。これにより、ウェット路面で、クラウン主溝10内の水が第1トレッド接地端Te1側に向って排出され易くなり、排水性能が高められる。
第1クラウン横溝21Aは、タイヤ赤道C側から第1トレッド接地端Te1側に向って回転方向Rと反対側に傾斜している。これにより、ウェット路面で、タイヤ赤道C側の踏面部の水が第1トレッド接地端Te1側に向ってより一層排出され易くなり、排水性能が高められる。
第1クラウン横溝21Aのタイヤ周方向に対する角度θ1は、45゜〜90゜が望ましい。上記角度θ1が45゜未満の場合、第1クラウン横溝21Aによって分断される第1クラウン陸部13Aの剛性分布に偏りが生じ、いわゆるヒールアンドトゥー摩耗が発生するおそれがある。一方、上記角度θ1が90゜を超える場合、排水性能が低下するおそれがある。
第1クラウンブロック51Aの少なくとも一つには、第1クラウン横溝21Aと同じ方向に傾斜する第1クラウン浅溝22Aが形成されている。第1クラウン浅溝22Aは、クラウン主溝10と第1トレッド半部2A側のミドル主溝11とをつなぎ、タイヤ軸方向にのびる。本実施形態では、全ての第1クラウンブロック51Aに第1クラウン浅溝22Aが形成されている。
第1クラウン浅溝22Aの幅W5は、クラウン主溝10の溝幅W1以上が望ましい。これにより、ウェット路面で、クラウン主溝10内の水が第1トレッド接地端Te1側に向って排出され易くなり、排水性能が高められる。
第1クラウン浅溝22Aのタイヤ周方向に対する角度θ2は、第1クラウン横溝21Aのタイヤ周方向に対する角度θ1と同様である。本実施形態の第1クラウン浅溝22Aは、第1クラウンブロック51Aの中央部を通り、第1クラウン横溝21Aと平行にのびる。このような第1クラウン浅溝22Aによって、第1クラウンブロック51A内での剛性分布に偏りが生じにくくなる。
第1クラウン浅溝22Aの深さD5は、第1クラウン横溝21Aの深さD4よりも小さい。これにより、第1クラウンブロック51Aの剛性が容易に高められ、耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能に及ぼす影響が抑制される。
第1クラウン浅溝22Aの深さD5は、クラウン主溝10の深さD1及びミドル主溝11の深さD2の5%〜10%が望ましい。上記深さD5が上記深さD1及びD2の5%未満の場合、十分な排水性能が得られないおそれがある。一方、上記深さD5が上記深さD1及びD2の10%を超える場合、第1クラウンブロック51Aのゴムボリュームが減少すると共に、剛性が低下するため、耐摩耗性能が低下するおそれがある。
第1クラウンブロック51Aに第1クラウン浅溝22Aが形成されていることにより、第1クラウンブロック51Aの踏面部の水が第1クラウン浅溝22Aに吸収され易くなり、第1クラウン陸部13Aでの排水性能がより一層高められる。
第1クラウン浅溝22Aのタイヤ軸方向の内端には、タイヤ軸方向内側に向って溝幅が大きくなる内側拡幅部23Aが設けられているのが望ましい。内側拡幅部23Aによって、クラウン主溝10内の水が第1クラウン浅溝22Aに流れ込みやすくなる。一方、第1クラウン浅溝22Aのタイヤ軸方向の外端には、タイヤ軸方向外側に向って溝幅が大きくなる外側拡幅部24Aが設けられているのが望ましい。外側拡幅部24Aによって、第1クラウン浅溝22A内の水が、ミドル主溝11に流れ込みやすくなる。従って、内側拡幅部23A及び外側拡幅部24Aによって、タイヤ赤道C側からタイヤ軸方向外側に向って水の流れが促進され、排水性能が高められる。第1クラウン浅溝22Aの両端に内側拡幅部23A及び外側拡幅部24Aが設けられるのが望ましいが、内側拡幅部23A又は外側拡幅部24Aの一方が設けられていてもよい。
内側拡幅部23Aは、回転方向Rの先着側の溝縁23Cのタイヤ軸方向に対する角度が、回転方向Rの後着側の溝縁23Dのタイヤ軸方向に対する角度よりも大きく形成されているのが望ましい。これにより、内側拡幅部23Aを流れる水のタイヤ周方向成分が増し、クラウン主溝10内の水が第1クラウン浅溝22Aに流れ込みやすくなる。
溝縁23Cのタイヤ周方向に対する角度θ3は、30゜〜80゜が望ましい。上記角度θ3が30゜未満の場合、第1クラウンブロック51Aの剛性が低下し、耐摩耗性能に影響をおよぼすと共に、いわゆるヒールアンドトゥー摩耗が発生するおそれがある。一方、上記角度θ3が80゜を超える場合、クラウン主溝10内の水が、第1クラウン浅溝22Aに十分に流れ込むことができず、排水性能が低下するおそれがある。
外側拡幅部24Aは、回転方向Rの先着側の溝縁24Cのタイヤ軸方向に対する角度が、回転方向Rの後着側の溝縁24Dのタイヤ軸方向に対する角度よりも小さく形成されているのが望ましい。これにより、外側拡幅部24Aを流れる水のタイヤ周方向成分が増し、第1クラウン浅溝22A内の水が、より一層ミドル主溝11に流れ込みやすくなる。
溝縁24Dのタイヤ周方向に対する角度θ4は、30゜〜80゜が望ましい。上記角度θ4が30゜未満の場合、第1クラウンブロック51Aの剛性が低下し、耐摩耗性能に影響をおよぼすと共に、ヒールアンドトゥー摩耗が発生するおそれがある。一方、上記角度θ4が80゜を超える場合、第1クラウン浅溝22A内の水が、ミドル主溝11に十分に流れ込むことができず、排水性能が低下するおそれがある。
内側拡幅部23Aのタイヤ軸方向の長さL1と第1クラウンブロック51Aのタイヤ軸方向の長さL3との比L1/L3は、0.10〜0.30が望ましい。上記比L1/L3が0.10未満の場合、クラウン主溝10内の水が、第1クラウン浅溝22Aに十分に流れ込むことができず、排水性能が低下するおそれがある。上記比L1/L3が0.30を超える場合、局所的にブロック剛性が低下し、ヒールアンドトゥー摩耗が発生するおそれがある。
外側拡幅部24Aのタイヤ軸方向の長さL2と第1クラウンブロック51Aのタイヤ軸方向の長さL3との比L2/L3は、0.10〜0.30が望ましい。上記比L2/L3が0.10未満の場合、第1クラウン浅溝22A内の水が、ミドル主溝11に十分に流れ込むことができず、排水性能が低下するおそれがある。上記比L1/L3が0.30を超える場合、局所的にブロック剛性が低下し、ヒールアンドトゥー摩耗が発生するおそれがある。
第1クラウン浅溝22Aは、内側拡幅部23Aと外側拡幅部24Aとの間に、溝幅が一定である中間部25Aを含んでいるのが望ましい。中間部25Aは、タイヤ軸方向に沿って直線状にのびるのが望ましい。このような中間部25Aは、第1クラウン浅溝22A内での水の流れを阻害することなく、第1クラウン浅溝22Aの排水性能を高める。
内側拡幅部23Aの回転方向Rの後着側の溝縁23Dは、中間部25Aの回転方向Rの後着側の溝縁25Dと連続してのびているのが望ましい。このような中間部25Aは、第1クラウン浅溝22A内での水の流れをより一層円滑化し、第1クラウン浅溝22Aの排水性能を高める。
外側拡幅部24Aの回転方向Rの先着側の溝縁24Cは、中間部25Aの回転方向Rの先着側の溝縁25Cと連続してのびているのが望ましい。このような中間部25Aは、第1クラウン浅溝22A内での水の流れをより一層円滑化し、第1クラウン浅溝22Aの排水性能を高める。
第1クラウン浅溝22Aの溝底には、第1クラウン浅溝22Aに沿ってのびる第1クラウン溝底サイプ26Aが形成されているのが望ましい。第1クラウン浅溝22Aは、クラウン主溝10と第1トレッド半部2A側のミドル主溝11とをつなぎ、タイヤ軸方向にのびる。
トレッド部2の摩耗に伴い、第1クラウン浅溝22Aが消滅すると、第1クラウンブロック51Aの踏面部に第1クラウン溝底サイプ26Aが現れる。第1クラウン溝底サイプ26Aのエッジ効果によって、空気入りタイヤ1のウェット性能が確保される。また、第1クラウン溝底サイプ26Aによって、第1クラウンブロック51Aでの排水性能の低下が抑制される。
第1クラウン溝底サイプ26Aの幅W5は、0.3mm〜1.2mmが望ましい。第1クラウン溝底サイプ26Aの幅W5が0.3mm未満の場合、排水性能低下の抑制効果が十分に期待できないおそれがある。第1クラウン溝底サイプ26Aの幅W5が1.2mmを超える場合、第1クラウンブロック51Aのゴムボリュームが減少すると共に、剛性が低下するため、耐摩耗性能が低下するおそれがある。
第1クラウン溝底サイプ26Aの深さD6は、クラウン主溝10の深さD1の60%以上が望ましい。第1クラウン溝底サイプ26Aの深さD6が上記深さD1の60%未満の場合、排水性能に影響を及ぼすおそれがある。
第1クラウン溝底サイプ26Aは、内側拡幅部23Aにおいて、回転方向Rの先着側の溝縁23Cに沿ってのびているのが望ましい。これにより、中間部25Aから内側拡幅部23Aにかけて、第1クラウン溝底サイプ26Aが回転方向Rの先着側に折れ曲がって形成されている。従って、第1クラウン溝底サイプ26A内でタイヤ赤道C側からタイヤ軸方向外側に向って水の流れが促進され、排水性能が高められる。
第1クラウン溝底サイプ26Aは、外側拡幅部24Aにおいて、回転方向Rの後着側の溝縁24Dに沿ってのびているのが望ましい。これにより、内側拡幅部23Aと中間部25Aとの境界で第1クラウン溝底サイプ26Aが折れ曲がって形成されている。従って、第1クラウン溝底サイプ26A内でタイヤ赤道C側からタイヤ軸方向外側に向って水の流れが促進され、排水性能が高められる。
第1クラウンブロック51Aにおいて、第1クラウン浅溝22Aを埋めた仮想接地面の面積に対する接地面上での第1クラウン浅溝22Aの面積(第1クラウンブロック51Aのボイド比)は、10%〜35%が望ましい。第1クラウンブロック51Aのボイド比が10%未満の場合、排水性能が低下するおそれがある。第1クラウンブロック51Aのボイド比が35%を超える場合、第1クラウンブロック51Aのゴムボリュームが減少すると共に、剛性が低下するため、耐摩耗性能が低下するおそれがある。また、ヒールアンドトゥー摩耗が発生するおそれがある。
図3は、第1トレッド半部2A側の第1ミドル陸部14Aを示している。第1ミドル陸部14Aは、複数の第1ミドル横溝31Aによって複数の第1ミドルブロック52Aに区分される。すなわち、第1ミドル陸部14Aは、複数の第1ミドルブロック52Aがタイヤ周方向に並ぶミドルブロック列52Rである。
第1ミドル陸部14Aの概略構成は、第1クラウン陸部13Aの構成と同様である。従って、第1ミドル陸部14Aのうち、以下で説明されていない構成は、第1クラウン陸部13Aの構成が適用されうる。
第1ミドルブロック52Aは、ジグザグ状のミドル主溝11、ショルダー主溝12、及び第1ミドル横溝31Aによって、中央部でのタイヤ軸方向長さの大きい概略6角形状に形成されている。
第1ミドル横溝31Aは、第1トレッド半部2A側でミドル主溝11とショルダー主溝12とをつなぎ、タイヤ軸方向にのびる。第1ミドル横溝31Aの幅W7は、ミドル主溝11の溝幅W2以上が望ましい。これにより、ウェット路面で、ミドル主溝11内の水が第1トレッド接地端Te1側に向って排出され易くなり、排水性能が高められる。
第1ミドル横溝31Aは、タイヤ赤道C側から第1トレッド接地端Te1側に向って回転方向Rと反対側に傾斜している。これにより、ウェット路面で、タイヤ赤道側の踏面部の水が第1トレッド接地端Te1側に向って排出され易くなり、排水性能が高められる。
第1ミドル横溝31Aのタイヤ周方向に対する角度θ5は、第1クラウン横溝21Aのタイヤ周方向に対する角度θ1と同様である。
第1ミドルブロック52Aの少なくとも一つには、第1ミドル横溝31Aと同じ方向に傾斜する第1ミドル浅溝32Aが形成されている。第1ミドル浅溝32Aは、クラウン主溝10と第1トレッド半部2A側のミドル主溝11とをつなぎ、タイヤ軸方向にのびる。本実施形態では、全ての第1ミドルブロック52Aに第1ミドル浅溝32Aが形成されている。
第1ミドル浅溝32Aの幅W8は、ミドル主溝11の溝幅W2以上が望ましい。これにより、ウェット路面で、ミドル主溝11内の水が第1トレッド接地端Te1側に向って排出され易くなり、排水性能が高められる。
第1ミドル浅溝32Aのタイヤ周方向に対する角度θ6は、第1ミドル横溝31Aのタイヤ周方向に対する角度θ5と同様である。本実施形態の第1ミドル浅溝32Aは、第1ミドルブロック52Aの中央部を通り、第1ミドル横溝31Aと平行にのびる。このような第1ミドル浅溝32Aによって、第1ミドルブロック52A内での剛性分布に偏りが生じにくくなる。
第1ミドル浅溝32Aの深さD8は、第1ミドル横溝31Aの深さD7よりも小さい。これにより、第1ミドルブロック52Aの剛性が容易に高められ、耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能に及ぼす影響が抑制される。
第1ミドル浅溝32Aの深さD8は、ミドル主溝11の深さD2及びショルダー主溝12の深さD3の5%〜10%が望ましい。上記深さD8が上記深さD2及びD3の5%未満の場合、十分な排水性能が得られないおそれがある。一方、上記深さD8が上記深さD2及びD3の10%を超える場合、第1ミドルブロック52Aのゴムボリュームが減少すると共に、剛性が低下するため、耐摩耗性能で低下するおそれがある。
第1ミドルブロック52Aに第1ミドル浅溝32Aが形成されていることにより、第1ミドルブロック52Aの踏面部の水が第1ミドル浅溝32Aに吸収され易くなり、第1ミドル陸部14Aでの排水性能がより一層高められる。
第1ミドル浅溝32Aのタイヤ軸方向の内端には、タイヤ軸方向内側に向って溝幅が大きくなる内側拡幅部33Aが設けられているのが望ましい。内側拡幅部33Aによって、ミドル主溝11内の水が第1ミドル浅溝32Aに流れ込みやすくなる。一方、第1ミドル浅溝32Aのタイヤ軸方向の外端には、タイヤ軸方向外側に向って溝幅が大きくなる外側拡幅部34Aが設けられているのが望ましい。外側拡幅部34Aによって、第1ミドル浅溝32A内の水が、ショルダー主溝12に流れ込みやすくなる。従って、内側拡幅部33A及び外側拡幅部34Aによって、タイヤ赤道C側からタイヤ軸方向外側に向って水の流れが促進され、排水性能が高められる。
内側拡幅部33Aの詳細な構成は、上記内側拡幅部23Aと同様である。また、外側拡幅部34Aの詳細な構成は、上記外側拡幅部24Aと同様である。従って、溝縁33C、33D、34C、34D、角度θ7、θ8及び長さL4、L5、L6については、図示のみとし、その説明は省略する。
第1ミドル浅溝32Aは、内側拡幅部33Aと外側拡幅部34Aとの間に、溝幅が一定である中間部35Aを含んでいるのが望ましい。中間部35Aの詳細な構成は、上記中間部25Aと同様である。従って、溝縁35C、35Dについては、図示のみとし、その説明は省略する。
第1ミドル浅溝32Aの溝底には、第1ミドル浅溝32Aに沿ってのびる第1ミドル溝底サイプ36Aが形成されているのが望ましい。第1ミドル浅溝32Aは、クラウン主溝10と第1トレッド半部2A側のミドル主溝11とをつなぎ、タイヤ軸方向にのびる。
第1ミドル溝底サイプ36Aの詳細な構成は、上記第1クラウン溝底サイプ26Aと同様である。従って、幅W9については、図示のみとし、その説明は省略する。
図4は、第1トレッド半部2A側の第1ショルダー陸部15Aを示している。第1ショルダー陸部15Aは、複数の第1ショルダー横溝41Aによって複数の第1ミドルブロック52Aに区分される。すなわち、第1ショルダー陸部15Aは、複数の第1ミドルブロック52Aがタイヤ周方向に並ぶショルダーブロック列53Rである。
第1ショルダー陸部15Aの概略構成は、第1ミドル陸部14Aの構成と同様である。従って、第1ショルダー陸部15Aのうち、以下で説明されていない構成は、第1ミドル陸部14Aの構成が適用されうる。
第1ショルダーブロック53Aは、ジグザグ状のショルダー主溝12、第1トレッド接地端Te1及び第1ショルダー横溝41Aによって、中央部でのタイヤ軸方向長さの大きい概略5角形状に形成されている。
第1ショルダー横溝41Aは、第1トレッド半部2A側でショルダー主溝12と第1トレッド接地端Te1とをつなぎ、タイヤ軸方向にのびる。第1ショルダー横溝41Aの幅W10は、ショルダー主溝12の溝幅W3以上が望ましい。これにより、ウェット路面で、ショルダー主溝12内の水が第1トレッド接地端Te1側に向って排出され易くなり、排水性能が高められる。
第1ショルダー横溝41Aは、タイヤ赤道C側から第1トレッド接地端Te1側に向って回転方向Rと反対側に傾斜している。これにより、ウェット路面で、タイヤ赤道側の踏面部の水が第1トレッド接地端Te1側に向って排出され易くなり、排水性能が高められる。
第1ショルダー横溝41Aのタイヤ軸方向の外端には、タイヤ軸方向外側に向って溝幅が大きくなる外側拡幅部41Cが設けられているのが望ましい。外側拡幅部41Cによって、第1ショルダー横溝41A内の水が、第1トレッド接地端Te1に流れ込みやすくなる。従って、外側拡幅部41Cによって、タイヤ赤道C側からタイヤ軸方向外側に向って水の流れが促進され、排水性能が高められる。
第1ショルダー横溝41Aのタイヤ周方向に対する角度θ9は、第1クラウン横溝21Aのタイヤ周方向に対する角度θ1と同様である。
第1ショルダーブロック53Aの少なくとも一つには、第1ショルダー横溝41Aと同じ方向に傾斜する第1ショルダー浅溝42Aが形成されている。第1ショルダー浅溝42Aは、第1トレッド半部2A側のミドル主溝11と第1トレッド接地端Te1とをつなぎ、タイヤ軸方向にのびる。本実施形態では、全ての第1ショルダーブロック53Aに第1ショルダー浅溝42Aが形成されている。
第1ショルダー浅溝42Aの幅W11は、ショルダー主溝12の溝幅W3以上が望ましい。これにより、ウェット路面で、ショルダー主溝12内の水が第1トレッド接地端Te1側に向って排出され易くなり、排水性能が高められる。
第1ショルダー浅溝42Aのタイヤ周方向に対する角度θ10は、第1ショルダー横溝41Aのタイヤ周方向に対する角度θ9と同様である。本実施形態の第1ショルダー浅溝42Aは、第1ショルダーブロック53Aの中央部を通り、第1ショルダー横溝41Aと平行にのびる。このような第1ショルダー浅溝42Aによって、第1ショルダーブロック53A内での剛性分布に偏りが生じにくくなる。
第1ショルダー浅溝42Aの深さD11は、第1ショルダー横溝41Aの深さD10よりも小さい。これにより、第1ショルダーブロック53Aの剛性が容易に高められ、耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能に及ぼす影響が抑制される。
第1ショルダー浅溝42Aの深さD11は、ショルダー主溝12の深さD3の5%〜10%が望ましい。上記深さD8が上記深さD3の5%未満の場合、十分な排水性能が得られないおそれがある。一方、上記深さD11が上記深さD3の10%を超える場合、第1ショルダーブロック53Aのゴムボリュームが減少すると共に、剛性が低下するため、耐摩耗性能で低下するおそれがある。
第1ショルダーブロック53Aに第1ショルダー浅溝42Aが形成されていることにより、第1ショルダーブロック53Aの踏面部の水が第1ショルダー浅溝42Aに吸収され易くなり、第1ショルダー陸部15Aでの排水性能がより一層高められる。
第1ショルダー浅溝42Aのタイヤ軸方向の内端には、タイヤ軸方向内側に向って溝幅が大きくなる内側拡幅部43Aが設けられているのが望ましい。内側拡幅部43Aによって、ショルダー主溝12内の水が第1ショルダー浅溝42Aに流れ込みやすくなる。一方、第1ショルダー浅溝42Aのタイヤ軸方向の外端には、タイヤ軸方向外側に向って溝幅が大きくなる外側拡幅部44Aが設けられているのが望ましい。外側拡幅部44Aによって、第1ショルダー浅溝42A内の水が、第1トレッド接地端Te1に流れ込みやすくなる。従って、内側拡幅部43A及び外側拡幅部44Aによって、タイヤ赤道C側からタイヤ軸方向外側に向って水の流れが促進され、排水性能が高められる。
内側拡幅部43Aの詳細な構成は、上記内側拡幅部23Aと同様である。また、外側拡幅部44Aの詳細な構成は、上記外側拡幅部24Aと同様である。従って、溝縁43C、43D、44C、44D角度θ11、θ12及び長さL7、L8、L9については、図示のみとし、その説明は省略する。
第1ショルダー浅溝42Aは、内側拡幅部43Aと外側拡幅部44Aとの間に、溝幅が一定である中間部45Aを含んでいるのが望ましい。中間部45Aの詳細な構成は、上記中間部25Aと同様である。従って、溝縁45C、45Dについては、図示のみとし、その説明は省略する。
第1ショルダー浅溝42Aの溝底には、第1ショルダー浅溝42Aに沿ってのびる第1ショルダー溝底サイプ46Aが形成されているのが望ましい。第1ショルダー溝底サイプ46Aは、第1トレッド半部2A側のショルダー主溝12と第1トレッド接地端Te1とをつなぎ、タイヤ軸方向にのびる。
第1ショルダー溝底サイプ46Aの詳細な構成は、上記第1クラウン溝底サイプ26Aと同様である。従って、幅W9については、図示のみとし、その説明は省略する。
図5は、タイヤ軸方向に隣り合う第1クラウンブロック51A、第1ミドルブロック52A及び第1ショルダーブロック53Aを示している。第1クラウンブロック51Aは、ミドル主溝11を介して、ミドルブロック列52Rに隣接している。タイヤ軸方向に隣り合う第1クラウンブロック51Aと第1ミドルブロック52Aとは、タイヤ周方向に約半ピッチずれて配置されている。そして、第1クラウン浅溝22Aは、ミドル主溝11を介して第1ミドル横溝31Aと向かい合っているのが望ましい。これにより、第1クラウン浅溝22A内をタイヤ軸方向外側に向かって流れる水が円滑に第1ミドル横溝31Aに流れ込むため、タイヤ赤道C側からタイヤ軸方向外側に向って水の流れが円滑となり、排水性能が高められる。
第1ミドルブロック52Aは、ミドル主溝11を介して、クラウンブロック列51Rに隣接し、かつ、ショルダー主溝12を介してショルダーブロック列53Rに隣接している。タイヤ軸方向に隣り合う第1ミドルブロック52Aと第1ショルダーブロック53Aとは、タイヤ周方向に約半ピッチずれて配置されている。そして、第1ミドル浅溝32Aは、ミドル主溝11を介して第1クラウン横溝21Aと向かい合い、かつ、ショルダー主溝12を介して第1ショルダー横溝41Aと向かい合っているのが望ましい。これにより、第1クラウン横溝21A内をタイヤ軸方向外側に向かって流れる水が、第1ミドル浅溝32Aを経て円滑に第1ショルダー横溝41Aに流れ込むため、タイヤ赤道C側からタイヤ軸方向外側に向って水の流れが円滑となり、排水性能が高められる。
また、第1ショルダーブロック53Aは、ショルダー主溝12を介してミドルブロック列52Rに隣接している。第1ショルダー浅溝42Aは、ショルダー主溝12を介して第1ミドル横溝31Aと向かい合っているのが望ましい。これにより、第1ミドル横溝31A内をタイヤ軸方向外側に向かって流れる水が、第1ショルダー浅溝42Aに流れ込むため、タイヤ赤道C側からタイヤ軸方向外側に向って水の流れが円滑となり、排水性能が高められる。
第1ミドル浅溝32Aの回転方向Rの後着側の溝縁33Dのミドル主溝11への連通位置33Eは、第1クラウン横溝21Aの溝中心線21Cよりも回転方向Rの後着側に位置しているのが望ましい。これにより、第1クラウン横溝21A内をタイヤ軸方向外側に向かって流れる水が、第1ミドル浅溝32Aに流れ込みやすくなり、タイヤ赤道C側からタイヤ軸方向外側に向って水の流れが円滑となり、排水性能が高められる。
第1クラウン横溝21Aの溝中心線21Cとミドル主溝11のタイヤ軸方向外側の溝縁との交点21Dから交点21Dと連通位置33Eまでのタイヤ周方向距離L11と、第1クラウン横溝21Aの幅W4との比L11/W4は、0.25以上が望ましい。比L11/W4が、0.25以上であることにより、第1クラウン横溝21A内をタイヤ軸方向外側に向かって流れる水が、第1ミドル浅溝32Aに流れ込みやすくなり、排水性能が高められる。
第1ショルダー浅溝42Aの回転方向Rの後着側の溝縁43Dのショルダー主溝12への連通位置43Eは、第1ミドル横溝31Aの溝中心線31Cよりも回転方向Rの後着側に位置しているのが望ましい。これにより、第1ミドル横溝31A内をタイヤ軸方向外側に向かって流れる水が、第1ショルダー浅溝42Aに流れ込みやすくなり、タイヤ赤道C側からタイヤ軸方向外側に向って水の流れが円滑となり、排水性能が高められる。
第1ミドル横溝31Aの溝中心線31Cとショルダー主溝12のタイヤ軸方向外側の溝縁との交点31Dから上記連通位置33Eまでのタイヤ周方向距離L12と第1ミドル横溝31Aの幅W7との比L12/W7は、0.25以上が望ましい。比L12/W7が、0.25以上であることにより、第1ミドル横溝31A内をタイヤ軸方向外側に向かって流れる水が、第1ショルダー浅溝42Aに流れ込みやすくなり、排水性能が高められる。
第2トレッド半部2B側の第2クラウン陸部13Bの構成は、上記第1トレッド半部2A側の第1クラウン陸部13Aと同様である。従って、第2クラウン陸部13Bのうち、以下で説明されていない構成は、第1クラウン陸部13Aの構成が適用されうる。
第2クラウン陸部13Bは、複数の第2クラウン横溝21Bによって複数の第2クラウンブロック51Bに区分される。第2クラウン横溝21B及び第2クラウンブロック51Bの構成は、上記第1クラウン横溝21A及び第1クラウンブロック51Aと同様である。
第2クラウンブロック51Bの少なくとも一つには、第2クラウン横溝21Bと同じ方向に傾斜する第2クラウン浅溝22Bが形成されている。第2クラウン浅溝22Bの構成は、上記第1クラウン浅溝22Aと同様である。
第2クラウン浅溝22Bの溝底には、第2クラウン浅溝22Bに沿ってのびる第2クラウン溝底サイプ26Bが形成されているのが望ましい。第2クラウン溝底サイプ26Bの構成は、上記第1クラウン溝底サイプ26Aと同様である。
第2トレッド半部2B側の第2ミドル陸部14Bの構成は、上記第1トレッド半部2A側の第1ミドル陸部14Aと同様である。従って、第2ミドル陸部14Bのうち、以下で説明されていない構成は、第1ミドル陸部14Aの構成が適用されうる。
第2ミドル陸部14Bは、複数の第2ミドル横溝31Bによって複数の第2ミドルブロック52Bに区分される。第2ミドル横溝31B及び第2ミドルブロック52Bの構成は、上記第1ミドル横溝31A及び第1ミドルブロック52Aと同様である。
第2ミドルブロック52Bの少なくとも一つには、第2ミドル横溝31Bと同じ方向に傾斜する第2ミドル浅溝32Bが形成されている。第2ミドル浅溝32Bの構成は、上記第1ミドル浅溝32Aと同様である。
第2ミドル浅溝32Bの溝底には、第2ミドル浅溝32Bに沿ってのびる第2ミドル溝底サイプ36Bが形成されているのが望ましい。第2ミドル溝底サイプ36Bの構成は、上記第1ミドル溝底サイプ36Aと同様である。
第2トレッド半部2B側の第2ショルダー陸部15Bの構成は、上記第1トレッド半部2A側の第1ショルダー陸部15Aと同様である。従って、第2ショルダー陸部15Bのうち、以下で説明されていない構成は、第1ショルダー陸部15Aの構成が適用されうる。
第2ショルダー陸部15Bは、複数の第2ショルダー横溝41Bによって複数の第2ショルダーブロック53Bに区分される。第2ショルダー横溝41B及び第2ショルダーブロック53Bの構成は、上記第1ショルダー横溝41A及び第1ショルダーブロック53Aと同様である。
第2ショルダーブロック53Bの少なくとも一つには、第2ショルダー横溝41Bと同じ方向に傾斜する第2ショルダー浅溝42Bが形成されている。第2ショルダー浅溝42Bの構成は、上記第1ショルダー浅溝42Aと同様である。
第2ショルダー浅溝42Bの溝底には、第2ショルダー浅溝42Bに沿ってのびる第2ショルダー溝底サイプ46Bが形成されているのが望ましい。第2ショルダー溝底サイプ46Bの構成は、上記第1ショルダー溝底サイプ46Aと同様である。
第2クラウンブロック51Bは、クラウン主溝10を介して、第1トレッド半部2A側のクラウンブロック列51Rに隣接している。タイヤ軸方向に隣り合う第1クラウンブロック51Aと第1クラウンブロック51Aとは、タイヤ周方向に約半ピッチずれて配置されている。そして、第1クラウン浅溝22Aは、クラウン主溝10を介して第2クラウン横溝21Bと向かい合い、第2クラウン浅溝22Bは、クラウン主溝10を介して第1クラウン横溝21Aと向かい合っている。これにより、タイヤ赤道Cの近傍での排水性能が高められる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1の基本構造をなすサイズ11R22.5の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作され、ウェット性能、耐偏摩耗性能及び耐摩耗性能がテストされた。テスト方法は以下のとおりである。
<ウェット性能>
75%摩耗した各試供タイヤが、リム22.5×8.25、内圧720kPaの条件にて、最大積載量10トン積みのトラック(2−D車)の全輪に装着された。上記車両は、厚さ5mmの水膜を有するウェットアスファルト路面に持ち込まれ、2速−1500rpm固定でクラッチを繋いだ瞬間からの10mの追加タイムが測定された。結果は、実施例1の値を100とする指数で表示され、評価は、数値が大きいほどウェット性能が良好である。
<耐偏摩耗性能>
各試供タイヤが、リム22.5×8.25、内圧720kPaの条件にて、最大積載量10トン積みのトラック(2−D車)の後輪に装着された。トラックの一方側の後輪には実施例1のタイヤが装着され、各仕様の供試タイヤが他方側の後輪に装着され、いずれかのタイヤが10%摩耗したときのヒールアンドトゥー摩耗量(各ブロックでの先着側と後着側の摩耗量の差)が測定された。結果は、実施例1の値を100とする指数で表示され、評価は、数値が大きいほど耐偏摩耗性能が良好である。
<耐摩耗性能>
耐偏摩耗性能のテストで使用したトラックがいずれかのタイヤが50%摩耗するまで走行され、各仕様の供試タイヤの摩耗量が測定された。結果は、実施例1の値を100とする指数で表示され、評価は、数値が大きいほど耐偏摩耗性能が良好である。
Figure 2018020735
表1から明らかなように、実施例の空気入りタイヤは、比較例に比べて耐摩耗性能及び耐偏摩耗性能とウェット性能とが高次元で有意に向上していることが確認できた。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
2A 第1トレッド半部
21A 第1クラウン横溝
22A 第1クラウン浅溝
23A 内側拡幅部
24A 外側拡幅部
51A 第1クラウンブロック
31A 第1ミドル横溝
32A 第1ミドル浅溝
33A 内側拡幅部
34A 外側拡幅部
52A 第1ミドルブロック
41A 第1ショルダー横溝
42A 第1ショルダー浅溝
43A 内側拡幅部
44A 外側拡幅部
53A 第1ショルダーブロック
クラウン主溝10の溝幅W1は、トレッド接地幅TWの好ましくは0.8%以上、より好ましくは1.2%以上であり、好ましくは2.4以下、より好ましくは2.0以下である。
第1クラウンブロック51Aは、直線状のクラウン主溝10、ジグザグ状のミドル主溝11、及び第1クラウン横溝21Aによって、中央部でのタイヤ軸方向長さの大きい概略5角形状に形成されている。
第1クラウン浅溝22Aの溝底には、第1クラウン浅溝22Aに沿ってのびる第1クラウン溝底サイプ26Aが形成されているのが望ましい。第1クラウン溝底サイプ26Aは、クラウン主溝10と第1トレッド半部2A側のミドル主溝11とをつなぎ、タイヤ軸方向にのびる。
第1クラウン溝底サイプ26Aの幅W6は、0.3mm〜1.2mmが望ましい。第1クラウン溝底サイプ26Aの幅W6が0.3mm未満の場合、排水性能低下の抑制効果が十分に期待できないおそれがある。第1クラウン溝底サイプ26Aの幅W6が1.2mmを超える場合、第1クラウンブロック51Aのゴムボリュームが減少すると共に、剛性が低下するため、耐摩耗性能が低下するおそれがある。
第1ミドルブロック52Aの少なくとも一つには、第1ミドル横溝31Aと同じ方向に傾斜する第1ミドル浅溝32Aが形成されている。第1ミドル浅溝32Aは、第1トレッド半部2A側のミドル主溝11とショルダー主溝12とをつなぎ、タイヤ軸方向にのびる。本実施形態では、全ての第1ミドルブロック52Aに第1ミドル浅溝32Aが形成されている。
第1ミドル浅溝32Aの溝底には、第1ミドル浅溝32Aに沿ってのびる第1ミドル溝底サイプ36Aが形成されているのが望ましい。第1ミドル溝底サイプ36Aは、第1トレッド半部2A側のミドル主溝11とショルダー主溝12とをつなぎ、タイヤ軸方向にのびる。
図4は、第1トレッド半部2A側の第1ショルダー陸部15Aを示している。第1ショルダー陸部15Aは、複数の第1ショルダー横溝41Aによって複数の第1ショルダーブロック53Aに区分される。すなわち、第1ショルダー陸部15Aは、複数の第1ショルダーブロック53Aがタイヤ周方向に並ぶショルダーブロック列53Rである。
第1ショルダーブロック53Aの少なくとも一つには、第1ショルダー横溝41Aと同じ方向に傾斜する第1ショルダー浅溝42Aが形成されている。第1ショルダー浅溝42Aは、第1トレッド半部2A側のショルダー主溝12と第1トレッド接地端Te1とをつなぎ、タイヤ軸方向にのびる。本実施形態では、全ての第1ショルダーブロック53Aに第1ショルダー浅溝42Aが形成されている。
第1ショルダー浅溝42Aの深さD11は、ショルダー主溝12の深さD3の5%〜10%が望ましい。上記深さD11が上記深さD3の5%未満の場合、十分な排水性能が得られないおそれがある。一方、上記深さD11が上記深さD3の10%を超える場合、第1ショルダーブロック53Aのゴムボリュームが減少すると共に、剛性が低下するため、耐摩耗性能で低下するおそれがある。
第1ショルダー溝底サイプ46Aの詳細な構成は、上記第1クラウン溝底サイプ26Aと同様である。従って、幅W12については、図示のみとし、その説明は省略する。
第1クラウン横溝21Aの溝中心線21Cとミドル主溝11のタイヤ軸方向外側の溝縁との交点21Dから連通位置33Eまでのタイヤ周方向距離L11と、第1クラウン横溝21Aの幅W4との比L11/W4は、0.25以上が望ましい。比L11/W4が、0.25以上であることにより、第1クラウン横溝21A内をタイヤ軸方向外側に向かって流れる水が、第1ミドル浅溝32Aに流れ込みやすくなり、排水性能が高められる。
第1ミドル横溝31Aの溝中心線31Cとショルダー主溝12のタイヤ軸方向外側の溝縁との交点31Dから上記連通位置43Eまでのタイヤ周方向距離L12と第1ミドル横溝31Aの幅W7との比L12/W7は、0.25以上が望ましい。比L12/W7が、0.25以上であることにより、第1ミドル横溝31A内をタイヤ軸方向外側に向かって流れる水が、第1ショルダー浅溝42Aに流れ込みやすくなり、排水性能が高められる。
第2クラウンブロック51Bは、クラウン主溝10を介して、第1トレッド半部2A側のクラウンブロック列51Rに隣接している。タイヤ軸方向に隣り合う第1クラウンブロック51Aと第2クラウンブロック51Bとは、タイヤ周方向に約半ピッチずれて配置されている。そして、第1クラウン浅溝22Aは、クラウン主溝10を介して第2クラウン横溝21Bと向かい合い、第2クラウン浅溝22Bは、クラウン主溝10を介して第1クラウン横溝21Aと向かい合っている。これにより、タイヤ赤道Cの近傍での排水性能が高められる。
<耐摩耗性能>
耐偏摩耗性能のテストで使用したトラックがいずれかのタイヤが50%摩耗するまで走行され、各仕様の供試タイヤの摩耗量が測定された。結果は、実施例1の値を100とする指数で表示され、評価は、数値が大きいほど耐摩耗性能が良好である。

Claims (11)

  1. 回転方向が指定されたトレッド部を有する空気入りタイヤであって、
    前記トレッド部に、タイヤ赤道と第1トレッド接地端との間のトレッド半部に、複数の第1横溝によって区分された複数の第1ブロックがタイヤ周方向に並ぶ第1ブロック列が形成されており、
    各第1横溝は、タイヤ赤道側から前記第1トレッド接地端側に向って前記回転方向と反対側に傾斜しており、
    前記第1ブロックの少なくとも一つには、前記第1横溝と同じ方向に傾斜し、かつ、前記第1横溝の深さよりも小さい深さを有する第1浅溝が形成されており、
    前記第1浅溝のタイヤ軸方向の内端には、タイヤ軸方向内側に向って溝幅が大きくなる内側拡幅部が設けられ、
    前記第1浅溝のタイヤ軸方向の外端には、タイヤ軸方向外側に向って溝幅が大きくなる外側拡幅部が設けられていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記内側拡幅部は、前記回転方向の先着側の溝縁のタイヤ軸方向に対する角度が、前記回転方向の後着側の溝縁のタイヤ軸方向に対する角度よりも大きく形成されている請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記外側拡幅部は、前記回転方向の先着側の溝縁のタイヤ軸方向に対する角度が、前記回転方向の後着側の溝縁のタイヤ軸方向に対する角度よりも小さく形成されている請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第1浅溝は、前記内側拡幅部と前記外側拡幅部との間に、溝幅が一定である中間部を含んでいる請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記第1浅溝は、前記内側拡幅部と前記外側拡幅部との間に、溝幅が一定で直線状にのびる中間部を含んでおり、
    前記内側拡幅部の前記回転方向の後着側の溝縁は、前記中間部の前記回転方向の後着側の溝縁と連続してのびている請求項2記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記第1浅溝は、前記内側拡幅部と前記外側拡幅部との間に、溝幅が一定で直線状にのびる中間部を含んでおり、
    前記外側拡幅部の前記回転方向の先着側の溝縁は、前記中間部の前記回転方向の先着側の溝縁と連続してのびている請求項3記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記第1浅溝の溝底には、前記第1浅溝に沿ってのびる第1溝底サイプが形成されている請求項1乃至6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記第1浅溝の溝底には、前記第1浅溝に沿ってのびる第1溝底サイプが形成されており、
    前記第1溝底サイプは、前記内側拡幅部において、前記回転方向の先着側の溝縁に沿ってのびている請求項2記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記第1浅溝の溝底には、前記第1浅溝に沿ってのびる第1溝底サイプが形成されており、
    前記第1溝底サイプは、前記外側拡幅部において、前記回転方向の後着側の溝縁に沿ってのびている請求項3記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記トレッド半部には、第2横溝によって区分された複数の第2ブロックがタイヤ周方向に並ぶ第2ブロック列が形成されており、
    前記第2ブロックは、タイヤ周方向に連続してのびる主溝を介して、前記第1ブロック列に隣接しており、
    前記第1浅溝は、前記主溝を介して前記第2横溝と向かい合っている請求項1乃至9のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記第1浅溝の前記回転方向の後着側の溝縁の前記主溝への連通位置は、前記第1横溝の溝中心線よりも前記回転方向の後着側に位置している請求項10記載の空気入りタイヤ。
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