JP2018020364A - 接合方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】接合部の金属不足を防ぐことができる接合方法を提供することを課題とする。【解決手段】攪拌ピンF2を備えた接合用回転ツールFを用いて第一金属部材1と第二金属部材10とを接合する接合方法であって、少なくとも表面の高さが変化する第一金属部材1の表面に、少なくとも裏面の高さが変化する第二金属部材10の裏面を重ね合せて高さが変化する重合部J1を形成する重合工程と、第二金属部材10の表面に面接触するように補助部材20を配置する配置工程と、回転する攪拌ピンF2を補助部材20の表面側から挿入し、接合用回転ツールFの攪拌ピンF2のみを第二金属部材10及び補助部材20、又は、第一金属部材1、第二金属部材10及び補助部材20に接触させた状態で接合用回転ツールFを相対移動させて第一金属部材1、第二金属部材10及び補助部材20を接合する摩擦攪拌工程と、を含むことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、金属部材同士を摩擦攪拌で接合する接合方法に関する。
例えば、特許文献1には、第一金属部材と第二金属部材を重ね合わせて重合部を形成した後、第二金属部材の表面から回転ツールを挿入して重合部を摩擦攪拌接合する接合方法が記載されている。当該摩擦攪拌接合では、攪拌ピンのみを第二金属部材に接触させた状態で摩擦攪拌を行うというものである。
特開2015−139800号公報
従来の接合方法であると、塑性流動化した金属を回転ツールのショルダ部で押さえないため、塑性流動化した金属が外部に溢れ出し接合部が金属不足になり、第二金属部材の表面に凹溝が形成されるという問題がある。
そこで、本発明は、接合部の金属不足を防ぐことができる接合方法を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために本発明は、攪拌ピンを備えた回転ツールを用いて第一金属部材と第二金属部材とを接合する接合方法であって、少なくとも表面の高さが変化する前記第一金属部材の表面に、少なくとも裏面の高さが変化する前記第二金属部材の裏面を重ね合せて高さが変化する重合部を形成する重合工程と、前記第二金属部材の表面に面接触するように補助部材を配置する配置工程と、回転する前記攪拌ピンを前記補助部材の表面側から挿入し、前記回転ツールの前記攪拌ピンのみを前記第二金属部材及び前記補助部材、又は、前記第一金属部材、前記第二金属部材及び前記補助部材に接触させた状態で前記回転ツールを相対移動させて前記第一金属部材、前記第二金属部材及び前記補助部材を接合する摩擦攪拌工程と、を含むことを特徴とする。
かかる方法によれば、高さが変化する重合部が接合されるとともに、高さが変化する第一金属部材及び第二金属部材に加え、補助部材も同時に摩擦攪拌接合することにより、接合部の金属不足を防ぐことができる。これにより、第二金属部材の表面に凹溝ができるのを防ぐことができる。
また、バリが形成された前記補助部材を前記第二金属部材から除去する除去工程を含むことを特徴とする。
かかる方法によれば、バリを補助部材ごと除去することができる。
また、前記摩擦攪拌工程では、前記補助部材の中央部に前記攪拌ピンを挿入することを特徴とする。
かかる方法によれば、金属不足をより確実に防ぐことができる。また、補助部材に回転ツールを容易に挿入することができる。
また、前記補助部材の端面を通り前記第一金属部材及び前記第二金属部材に直交する線を基準線とした場合、前記摩擦攪拌工程では、前記回転ツールの回転中心軸と前記基準線とが重なるように前記攪拌ピンを相対移動させるとともに、バリが前記補助部材に形成されるように接合条件を設定することを特徴とする。
かかる方法によれば、回転ツールに対して片側にのみ補助部材が残存するため、除去工程を容易に行うことができる。
また、前記補助部材の端面を通り前記第一金属部材及び前記第二金属部材に直交する線を基準線とした場合、前記摩擦攪拌工程では、前記摩擦攪拌工程を行った後に前記回転ツールの片側にのみ補助部材が残存する程度に前記回転ツールの回転中心軸を前記基準線よりもわずかに前記補助部材の中央側に偏移させて相対移動させるとともに、残存する前記補助部材にバリが形成されるように接合条件を設定することを特徴とする。
かかる方法によれば、回転ツールに対して方側にのみ補助部材が残存するため、除去工程を容易に行うことができる。また、回転ツールの回転中心軸が基準線よりも補助部材の中央側に偏移しているため接合部の金属不足をより確実に防ぐことができる。また、補助部材に回転ツールを容易に挿入することができる。
本発明に係る接合方法によれば、接合部の金属不足を防ぐことができる。
本発明の第一実施形態に係る接合方法の第一金属部材、第二金属部材及び補助部材を示す斜視図である。 第一実施形態に係る接合方法の重合工程及び配置工程を示す断面図である。 第一実施形態に係る接合方法の摩擦攪拌工程を示す斜視図である。 第一実施形態に係る接合方法の摩擦攪拌工程を示す断面図である。 第一実施形態に係る接合方法の摩擦攪拌工程を示す断面図である。 第一実施形態に係る接合方法の除去工程前を示す断面図である。 第一実施形態に係る接合方法の除去工程を示す断面図である。 第一実施形態に係る接合方法の除去工程後を示す断面図である。 第一実施形態に係る接合方法の摩擦攪拌工程(変形例)を示す断面図である。 本発明の第二実施形態の重合工程及び配置工程を示す断面図である。 第二実施形態に係る接合方法の摩擦攪拌工程を示す斜視図である。 第二実施形態に係る接合方法の摩擦攪拌工程を示す断面図である。 第二実施形態に係る接合方法の除去工程を示す断面図である。 本発明の第三実施形態の重合工程及び配置工程を示す断面図である。 第三実施形態に係る接合方法の摩擦攪拌工程を示す斜視図である。 第三実施形態に係る接合方法の摩擦攪拌工程を示す断面図である。 第三実施形態に係る接合方法の除去工程を示す断面図である。 他の実施形態に係る接合方法の摩擦攪拌工程を示す断面図である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態に係る接合方法について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態に係る接合方法では、重合工程と、配置工程と、摩擦攪拌工程と、除去工程と、を行う。なお、以下の説明における「表面」とは、「裏面」の反対側の面という意味である。
重合工程は、図1に示すように第一金属部材1と第二金属部材10とを重ね合わせる工程である第一金属部材1及び第二金属部材10は、金属製の板状部材である。第一金属部材1及び第二金属部材10の材料は、摩擦攪拌可能な金属であれば特に制限されないが、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、チタン、チタン合金、マグネシウム、マグネシウム合金等から適宜選択すればよい。第一金属部材1の板厚は、第二金属部材10の板厚よりも厚くなっている。
第一金属部材1は、直方体を呈する本体部2と、本体部2の上に形成され断面台形状を呈する凸部3とで構成されている。凸部3の表面3aは、本体部2の表面2a,2bよりも上方に位置している。凸部3の第一表面3bは、傾斜しており本体部2の表面2aと凸部3の表面3aとを連結している。また、凸部3の第二表面3cは、傾斜しており本体部2の表面2bと凸部3の表面3aとを連結している。
第二金属部材10は、第一金属部材1よりも薄く、一定の板厚で形成された高さの異なる板状部材である。第二金属部材10は、基部11,11と、中央部12と、傾斜部13,14とで構成されている。中央部12は、基部11,11の中央において、基部11,11よりも高い位置に形成されている。傾斜部13は、一方の基部11と中央部12とを斜めに連結している。傾斜部14は、他方の基部11と中央部12とを斜めに連結している。
重合工程では、図2に示すように、第一金属部材1の表面に、第二金属部材10の裏面を重ね合わせて重合部J1を形成する。より詳しくは、本体部2の表面2a,2bと、基部11,11の裏面11b,11bとを重ね合わせるとともに、凸部3の表面3aと中央部12の裏面12bとを重ね合わせる。また、凸部3の第一表面3bと傾斜部13の裏面13bとを重ね合わせるとともに、凸部3の第二表面3cと傾斜部14の裏面14bとを重ね合わせる。
第一金属部材1と第二金属部材10とはほぼ隙間なく重ね合わされる。重合部J1は、その高さ位置が変化するように形成される。つまり、重合部J1は、摩擦攪拌の始点(挿入位置)の高さ(標高)を基準高さとすると、始点から終点に至るまでに基準高さと高さの異なる区間が存在している。本実施形態では、重合部J1は、第一平部Jaと、第一傾斜部Jbと、第二平部Jcと、第二傾斜部Jdと、第三平部Jeとで構成されている。
配置工程は、図1に示す第二金属部材10に補助部材20を配置する工程である。補助部材20は金属製の板状部材である。補助部材20は摩擦攪拌可能な金属であれば特に制限されないが、本実施形態では第一金属部材1及び第二金属部材10と同じ材料になっている。補助部材20の板厚は、後記する摩擦攪拌工程後の塑性化領域Wが金属不足にならないように適宜設定する。本実施形態では、補助部材20の板厚は第二金属部材10よりも薄く設定している。
補助部材20は、一定の板厚で形成された高さの異なる板状部材である。補助部材20は、基部21,21と、中央部22と、傾斜部23,24とで構成されている。中央部22は、基部21,21の中央において、基部21,21よりも高い位置に形成されている。傾斜部23は、一方の基部21と中央部22とを斜めに連結している。傾斜部24は、他方の基部21と中央部22とを斜めに連結している。また、基部21,21のそれぞれの端部の中央付近には、スリット25,25が設けられている。
配置工程では、図3に示すように、第二金属部材10の表面の長手方向の中央部に沿って、補助部材20の裏面を面接触させる。より詳しくは、図2に示すように、第二金属部材10の基部11,11の表面11a,11aと、補助部材20の基部21,21の裏面21b,21bとを重ね合わせるとともに、中央部12の表面12aと中央部22の裏面22bとを重ね合わせる。また、傾斜部13の第一表面13aと傾斜部23の裏面23bとを重ね合わせるとともに、傾斜部14の第二表面14aと傾斜部24の裏面24bとを重ね合わせる。
また、第一金属部材1、第二金属部材10及び補助部材20を治具(図示省略)を用いて架台Tに移動不能に拘束する。なお、補助部材20は本実施形態では高さの異なる板状としているが、他の形状であってもよい。
摩擦攪拌工程は、図3に示すように、接合用回転ツールFを用いて第一金属部材1と第二金属部材10との重合部J1を摩擦攪拌によって接合する工程である。接合用回転ツールFは、連結部F1と、攪拌ピンF2とで構成されている。接合用回転ツールFは、特許請求の範囲の「回転ツール」に相当する。接合用回転ツールFは、例えば工具鋼で形成されている。連結部F1は、摩擦攪拌装置の回転軸(図示省略)に連結される部位である。連結部F1は円柱状を呈している。
攪拌ピンF2は、連結部F1から垂下しており、連結部F1と同軸になっている。攪拌ピンF2は連結部F1から離間するにつれて先細りになっている。攪拌ピンF2の外周面には螺旋溝が刻設されている。本実施形態では、接合用回転ツールFを右回転させるため、螺旋溝は、基端から先端に向かうにつれて左回りに形成されている。言い換えると、螺旋溝は、螺旋溝を基端から先端に向けてなぞると上から見て左回りに形成されている。
なお、接合用回転ツールFを左回転させる場合は、螺旋溝を基端から先端に向かうにつれて右回りに形成することが好ましい。言い換えると、この場合の螺旋溝は、螺旋溝を基端から先端に向けてなぞると上から見て右回りに形成されている。螺旋溝をこのように設定することで、摩擦攪拌の際に塑性流動化した金属が螺旋溝によって攪拌ピンF2の先端側に導かれる。これにより、被接合金属部材(第一金属部材1、第二金属部材10及び補助部材20)の外部に溢れ出る金属の量を少なくすることができる。
接合用回転ツールFは、マシニングセンタ等の摩擦攪拌装置に取り付けてもよいが、例えば、先端にスピンドルユニット等の回転手段を備えたアームロボットに取り付けてもよい。アームロボットに接合用回転ツールFを取り付けることにより接合用回転ツールFの回転中心軸Fcを容易に傾斜させることができる。
摩擦攪拌工程では、図3に示す補助部材20の表面に設定した開始位置Spに、右回転させた接合用回転ツールFの攪拌ピンF2を、図4に示すように重合部J1まで挿入する。この攪拌ピンF2の挿入深さは、本実施形態では、攪拌ピンF2が第一金属部材1に達するように設定している。また、接合用回転ツールFの回転中心軸が、常に鉛直軸と平行となる状態で摩擦攪拌を行う。なお、攪拌ピンF2を第二金属部材10及び補助部材20のみに接触させた状態で重合部J1を摩擦攪拌するようにしてもよい。この場合は、攪拌ピンF2と第二金属部材10及び補助部材20との摩擦熱によって重合部J1が塑性流動化して接合される。接合用回転ツールFの移動軌跡には、補助部材20に塑性化領域Wが形成される。
つまり、摩擦攪拌工程では、図4に示すように、重合部J1に対する攪拌ピンF2の挿入深さをほぼ一定に保ちつつ、攪拌ピンF2のみを補助部材20、第一金属部材1及び第二金属部材10に接触させた状態で摩擦攪拌を行う。本実施形態に係る摩擦攪拌工程では、補助部材20、第一金属部材1及び第二金属部材10が固定された架台(図示省略)に対して接合用回転ツールFを、補助部材20の上下に高さ(標高)が異なる表面を、上下動させることにより摩擦攪拌を行う。
これにより、第一平部Jaの塑性化領域Wの深さZa、第一傾斜部Jbの塑性化領域Wの深さZb(傾斜部23の表面23aと直交する線上における塑性化領域Wの深さ)及び第二平部Jcの塑性化領域Wの深さZcをほぼ同等にすることができる。攪拌ピンF2の「挿入深さ」とは、接合用回転ツールFの回転中心軸Fc上における補助部材20の表面から攪拌ピンF2の先端までの距離を意味する。
上記の摩擦攪拌工程によって攪拌ピンF2の周囲が摩擦攪拌され、第一金属部材1と第二金属部材10とが接合される。この際、図5及び図6に示すように、補助部材20の表面部にバリVが形成される。なお、本実施形態では、接合用回転ツールFを高速回転させているため、バリは後述するシアー側に比べてフロー側の方に多く発生する傾向にある。なお、攪拌ピンF2を第二金属部材10及び補助部材20のみに接触させて(第一金属部材1には達しないようにして)摩擦攪拌を行ってもよい。この場合は、攪拌ピンF2と第二金属部材10及び補助部材20との摩擦熱によって重合部J1が塑性流動化して接合される。
除去工程は、図7及び図8に示すように、補助部材20を第二金属部材10から除去する工程である。除去工程では、例えば手作業により、補助部材20を第二金属部材10から離間する方向に両側から折り曲げて第二金属部材10から除去する。この際、補助部材20のスリット25,25(図3参照)の一方を起点として端部をめくり上げつつ、折り曲げるようにして除去する。
以上説明した本実施形態に係る接合方法によれば、第一金属部材1と第二金属部材101とが接合されるとともに、第一金属部材1及び第二金属部材10に加え、補助部材20も同時に摩擦攪拌接合されることにより、接合部(塑性化領域W)の金属不足を防ぐことができる。これにより、第二金属部材10の表面に凹溝が形成されるのを防ぐことができる。
また、補助部材20の中央部から攪拌ピンF2を挿入することにより、接合部の金属不足をより確実に防ぐことができるとともに、金属をバランスよく補充することができる。また、補助部材20の中央部から攪拌ピンF2を挿入することにより、攪拌ピンF2を補助部材20に容易に挿入することができる。
また、本実施形態によれば、摩擦攪拌工程によって分断された補助部材20,20にそれぞれバリV,Vが形成されるが、除去工程において補助部材20,20ごと取り除くことができる。これにより、バリを除去する作業を容易に行うことができる。補助部材20は除去装置等を用いて除去してもよいが、本実施形態では手作業で補助部材20を容易に取り除くことができる。
ここで、本実施形態に係る接合方法では、補助部材20を第一金属部材1及び第二金属部材10よりも薄く設定しているため、従来のように回転ツールのショルダ部を金属部材に押し込みながら摩擦攪拌を行うと、ショルダ部と補助部材20との接触により補助部材20が外部に飛ばされてしまい接合部の金属不足を補うことができない。しかし、本実施形態では、接合用回転ツールFの攪拌ピンF2のみを第一金属部材1、第二金属部材10及び補助部材20に接触させつつ摩擦攪拌を行うため、補助部材20が外部に飛ばされることなく接合部の金属不足を補うことができる。また、本実施形態によれば、回転ツールのショルダ部を接触させる場合に比べて摩擦攪拌装置に作用する負荷を低減した状態で、深い位置にある重合部J1を接合することができる。
[変形例]
図9は、第一実施形態に係る接合方法の変形例の摩擦攪拌工程を示す断面図である。図9に示すように、変形例では、摩擦攪拌工程を行う際に、接合用回転ツールFを接合面に対して垂直に挿入しつつ摩擦攪拌を行う。変形例の摩擦攪拌工程では、第一平部Ja、第二平部Jc及び第三平部Jeにおいては、第一実施形態と同様に接合用回転ツールFの回転中心軸Fcを鉛直軸と平行にした状態で摩擦攪拌を行う。一方、第一傾斜部Jb及び第二傾斜部Jdにおいては、接合用回転ツールFを鉛直軸に対して傾斜させて、第一傾斜部Jb及び第二傾斜部Jdの接合面に対して接合用回転ツールFの回転中心軸Fcを垂直にした状態で摩擦攪拌を行う。
変形例を行う場合は、例えば、先端にスピンドルユニット等の駆動手段を備えたロボットアームに接合用回転ツールFを取り付けて摩擦攪拌を行うことが好ましい。このような摩擦攪拌装置によれば、接合用回転ツールFの回転中心軸Fcの角度を容易に変更することができる。これにより、重合部J1の高さが変化する場合においても、摩擦攪拌中に鉛直軸に対する接合用回転ツールFの回転中心軸Fcの角度を変更することで、接合面に対して接合用回転ツールFを常に垂直にした状態で連続して摩擦攪拌を行うことができる。
前記した変形例であっても、第一実施形態と略同等の効果を奏することができる。また、接合用回転ツールFを各接合面に対して垂直に挿入することができるため、傾斜面であっても重合部J1の深い位置まで摩擦攪拌を行うことができる。
[第二実施形態]
次に、第二実施形態に係る接合方法について説明する。第二実施形態に係る接合方法は、図10に示す補助部材20Aの端面20aから接合用回転ツールFを挿入する点で第一実施形態と相違する。また、補助部材20Aには、スリット25,25が形成されていない点が相違する。第二実施形態に係る接合方法では、第一実施形態と相違する部分を中心に説明する。
本実施形態に係る接合方法は、重合工程と、配置工程と、摩擦攪拌工程と、除去工程とを行う。重合工程は、第一実施形態と同じであるため説明を省略する。配置工程では、図10及び図11に示すように、第一実施形態と同じ要領で第二金属部材10の表面に補助部材20Aを配置する。第二実施形態の補助部材20Aは、第一実施形態の補助部材20の半分程度の幅になっている。
摩擦攪拌工程は、図11及び図12に示すように、接合用回転ツールFを用いて第一金属部材1と第二金属部材10との重合部J1を摩擦攪拌によって接合する工程である。本実施形態では、接合用回転ツールFを左回転させるため、攪拌ピンF2の螺旋溝は、基端から先端に向かうにつれて右回りに形成されている。言い換えると、螺旋溝は、螺旋溝を基端から先端に向けてなぞると上から見て右回りに形成されている。
摩擦攪拌工程では、左回転させた攪拌ピンF2のみを挿入し、被接合金属部材と連結部F1とは離間させつつ相対移動させる。言い換えると、攪拌ピンF2の基端部は露出させた状態で摩擦攪拌接合を行う。ここで、図10に示すように、補助部材20Aの端面20aを通り第一金属部材1及び第二金属部材10に直交する線を基準線Zとする。摩擦攪拌工程では、図11に示すように、接合用回転ツールFの回転中心軸Fcを基準線Zに重ねた状態で、かつ、第一金属部材1、第二金属部材10及び補助部材20Aと攪拌ピンF2とを接触させた状態で接合用回転ツールFを相対移動させる。
本実施形態では、接合用回転ツールFのシアー側(advancing side:回転ツールの外周における接線速度に回転ツールの移動速度が加算される側)が進行方向右側となるように、接合用回転ツールFの移動方向と回転方向を設定している。接合用回転ツールFの回転方向及び進行方向は前記したものに限定されるものではなく適宜設定すればよい。
例えば、接合用回転ツールFの回転速度が遅い場合では、塑性化領域Wのフロー側(retreating side:回転ツールの外周における接線速度から回転ツールの移動速度が減算される側)に比べてシアー側の方が塑性流動材の温度が上昇しやすくなるため、塑性化領域W外のシアー側にバリVが多く発生する傾向にある。一方、例えば、接合用回転ツールFの回転速度が速い場合、シアー側の方が塑性流動材の温度が上昇するものの、回転速度が速い分、塑性化領域W外のフロー側にバリVが多く発生する傾向にある。
本実施形態では、接合用回転ツールFの回転速度を速く設定しているため、図12に示すように、塑性化領域W外のフロー側にバリVが多く発生する傾向にある。また、接合用回転ツールFの回転速度を速く設定することにより、接合用回転ツールFの移動速度(送り速度)を高めることができる。これにより、接合サイクルを短くすることができる。
摩擦攪拌工程の際に、接合用回転ツールFの進行方向のどちら側にバリVが多く発生するかは接合条件によって異なる。当該接合条件とは、接合用回転ツールFの回転速度、回転方向、移動速度(送り速度)、攪拌ピンF2の傾斜角度(テーパー角度)、第一金属部材1、第二金属部材10及び補助部材20Aの材質、厚さ等の各要素とこれらの要素の組み合わせで決定される。摩擦攪拌工程では、バリVが補助部材20Aに形成されるように接合条件を設定することが好ましい。
攪拌ピンF2の挿入深さは、本実施形態では、攪拌ピンF2が第一金属部材1に達するように設定している。なお、攪拌ピンF2を第二金属部材10及び補助部材20Aのみに接触させた状態で重合部J1を摩擦攪拌するようにしてもよい。この場合は、攪拌ピンF2と第二金属部材10及び補助部材20Aとの摩擦熱によって重合部J1が塑性流動化して接合される。接合用回転ツールFの移動軌跡には塑性化領域Wが形成される。
除去工程は、図13に示すように、補助部材20Aを第二金属部材10から除去する工程である。除去工程では、例えば手作業により、補助部材20Aを矢印で示すように第二金属部材10から離間する方向に折り曲げて第二金属部材10から除去する。これにより、第一金属部材1及び第二金属部材10が板厚方向に接合される。
以上説明した本実施形態に係る接合方法によれば、第一金属部材1と第二金属部材10とが接合されるとともに、第一金属部材1及び第二金属部材10に加え、補助部材20Aも同時に摩擦攪拌接合されることにより、接合部(塑性化領域W)の金属不足を防ぐことができる。これにより、第二金属部材10の表面に凹溝が形成されるのを防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、摩擦攪拌工程によって補助部材20AにバリVが形成されるが、除去工程において補助部材20Aごと取り除くことができる。これにより、バリVを除去する作業を容易に行うことができる。補助部材20Aは除去装置等を用いて除去してもよいが、本実施形態では矢印で示す方向に、手作業で容易に補助部材20Aを取り除くことができる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態に係る接合方法について説明する。図14〜図17に示すように、第三実施形態に係る接合方法では、攪拌ピンF2の挿入位置が第二実施形態と主に相違する。第三実施形態に係る接合方法では、第二実施形態と相違する点を中心に説明する。第三実施形態に係る接合方法は、重合工程と、配置工程と、摩擦攪拌工程と、除去工程とを行う。
重合工程は、第二実施形態と同じであるため説明を省略する。図14に示すように、配置工程では、第一実施形態と同じ要領で第二金属部材10の表面に補助部材20Bを配置する。補助部材20Bは、第一実施形態の補助部材20の半分程度の幅になっている。
摩擦攪拌工程は、図15に示すように、接合用回転ツールFを用いて第一金属部材1と第二金属部材10との重合部J1を摩擦攪拌によって接合する工程である。本実施形態では、接合用回転ツールFを右回転させるため、攪拌ピンF2の螺旋溝は基端から先端に向かうにつれて左回りに形成されている。
摩擦攪拌工程では、図14に示すように、接合用回転ツールFの回転中心軸Fcを、補助部材20Bの端面20aを通る基準線Zよりもわずかに補助部材20Bの中央側となるように位置させつつ、重合部J1に右回転させた攪拌ピンF2のみを挿入し、被接合金属部材と連結部F1とは離間させつつ相対移動させる。本実施形態では、図15に示すように、接合用回転ツールFの進行方向右側に補助部材20Bが位置するように接合用回転ツールFの進行方向を設定し、高速回転させる。これにより、本実施形態では、図16に示すように、補助部材20B側がフロー側となり、補助部材20BにバリVが発生する。本実施形態における接合用回転ツールFの挿入位置(接合用回転ツールFの回転中心軸Fcと基準線Zとの距離)は、摩擦攪拌工程を行った後に接合用回転ツールFの片側にのみ補助部材20Bが残存する程度に適宜調節する。
除去工程は、図17に示すように、補助部材20Bを第二金属部材10から除去する工程である。除去工程では、例えば手作業により、補助部材20Bを第二金属部材10から離間する方向(矢印方向)に折り曲げて第二金属部材10から除去する。
以上説明した本実施形態に係る接合方法によれば、第一金属部材1と第二金属部材10とが接合されるとともに、第一金属部材1及び第二金属部材10に加え、補助部材20Bも同時に摩擦攪拌接合されることにより、接合部(塑性化領域W)の金属不足を防ぐことができる。
また、本実施形態の接合条件によれば、接合用回転ツールFの回転速度を速く設定しているため、フロー側にバリVが多く発生する傾向にある。つまり、本実施形態ではバリVが補助部材20Bに多く形成されるように接合用回転ツールFの回転方向及び進行方向等(接合条件)を設定している。これにより、補助部材20Bに形成されたバリVは、補助部材20Bごと除去されるため、バリ除去工程をより容易に行うことができる。補助部材20Bは除去装置等を用いてもよいが、本実施形態では手作業で容易に補助部材20Bを取り除くことができる。
ここで、前記した第一実施形態の除去工程では、塑性化領域Wの中央を挟んで両側にある補助部材20,20除去する必要がある。しかし、本実施形態では摩擦攪拌工程後に一方側(接合用回転ツールFの進行方向左側)に補助部材20Bが残存しないように攪拌ピンF2の挿入位置を調節しているため、除去工程では他方側に残存する補助部材20Bを除去するだけでよい。これにより除去工程の作業手間を少なくすることができる。また、回転中心軸Fcが、基準線Zよりもわずかに補助部材20Bの中央側に偏移しているため、接合部の金属不足をバランス良く、かつ、より確実に防ぐことができる。また、回転中心軸Fcが、基準線Zよりもわずかに補助部材20Bの中央側に偏移しているため、攪拌ピンF2を補助部材20Bに容易に挿入することができる。
[他の実施形態]
次に、本発明の他の実施形態について説明する。他の実施形態に係る接合方法では、重合工程と、摩擦攪拌工程と、除去工程とを行う。他の実施形態では、金属部材同士が上下に湾曲している点で第一実施形態〜第三実施形態と相違する。
図18に示すように、重合工程では、第一金属部材30と、第二金属部材40とを重ね合わせる。第一金属部材30及び第二金属部材40は、摩擦攪拌可能な金属で形成されるとともに、第一金属部材30の表面30aと、板状の第二金属部材40の表面40a及び裏面40bとが、同等の曲率半径で湾曲形成されている。第一金属部材30の表面30aと、第二金属部材40の裏面40bとを重ね合わせることにより、重合部J2が形成される。
配置工程では、第二金属部材40と同形状に湾曲した板状の補助部材50の裏面50bを、第二金属部材40の表面40aに面接触させる。なお、第一金属部材30、第二金属部材40及び補助部材50は、治具(図示省略)を用いて架台Tに移動不能に拘束される。
摩擦攪拌工程は、接合用回転ツールFを用いて重合部J2を摩擦攪拌接合する工程である。摩擦攪拌工程では、接合用回転ツールFの攪拌ピンF2を補助部材50の表面50aから第二金属部材40を介して第一金属部材30まで挿入し、重合部J2に沿って接合用回転ツールFを相対移動させる。摩擦攪拌工程では、接合用回転ツールFの回転中心軸Fcが補助部材50及び第二金属部材40の法線と重なるように、接合用回転ツールFの傾斜角度を漸次変更する。また、摩擦攪拌工程では、塑性化領域W1が一定になるように攪拌ピンF2の挿入深さを設定する。除去工程は、第一実施形態と同等であるため説明を省略する。
以上説明した他の実施形態に係る接合方法のように、重合部J2が上下方向に湾曲して高さが変化する場合であっても、第一実施形態〜第三実施形態と略同等の効果を奏することができる。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨に反しない範囲において適宜設計変更が可能である。例えば、本実施形態では除去工程を行ったが、補助部材を除去せずに、第二金属部材にそのまま存置してもよい。
1,30 第一金属部材
10,40 第二金属部材
20,50 補助部材
F 接合用回転ツール(回転ツール)
F1 連結部
F2 攪拌ピン
Fc 回転中心軸
J1,J2 重合部
V バリ
W 塑性化領域
Z 基準線

Claims (5)

  1. 攪拌ピンを備えた回転ツールを用いて第一金属部材と第二金属部材とを接合する接合方法であって、
    少なくとも表面の高さが変化する前記第一金属部材の表面に、少なくとも裏面の高さが変化する前記第二金属部材の裏面を重ね合せて高さが変化する重合部を形成する重合工程と、
    前記第二金属部材の表面に面接触するように補助部材を配置する配置工程と、
    回転する前記攪拌ピンを前記補助部材の表面側から挿入し、前記回転ツールの前記攪拌ピンのみを前記第二金属部材及び前記補助部材、又は、前記第一金属部材、前記第二金属部材及び前記補助部材に接触させた状態で前記回転ツールを相対移動させて前記第一金属部材、前記第二金属部材及び前記補助部材を接合する摩擦攪拌工程と、を含むことを特徴とする接合方法。
  2. バリが形成された前記補助部材を前記第二金属部材から除去する除去工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の接合方法。
  3. 前記摩擦攪拌工程では、前記補助部材の中央部に前記攪拌ピンを挿入することを特徴とする請求項2に記載の接合方法。
  4. 前記補助部材の端面を通り前記第一金属部材及び前記第二金属部材に直交する線を基準線とした場合、
    前記摩擦攪拌工程では、前記回転ツールの回転中心軸と前記基準線とが重なるように前記攪拌ピンを相対移動させるとともに、バリが前記補助部材に形成されるように接合条件を設定することを特徴とする請求項2に記載の接合方法。
  5. 前記補助部材の端面を通り前記第一金属部材及び前記第二金属部材に直交する線を基準線とした場合、
    前記摩擦攪拌工程では、前記摩擦攪拌工程を行った後に前記回転ツールの片側にのみ補助部材が残存する程度に前記回転ツールの回転中心軸を前記基準線よりもわずかに前記補助部材の中央側に偏移させて相対移動させるとともに、残存する前記補助部材にバリが形成されるように接合条件を設定することを特徴とする請求項2に記載の接合方法。
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