JP2018017998A - ミラー駆動装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミラーバウンドが少なく、駆動時の応答性の高いミラー駆動装置を提供する。
【解決手段】ミラーボックス100に回転可能に支持される第1の回転軸202aと第2の回転軸202eを有し、メインミラー201を回動可能に保持するメインミラーホルダ202と、ミラーボックス100に回転可能に支持される第1の回転軸204aと第2の回転軸204dを有し、サブミラー203を回動可能に保持するサブミラーホルダ204と、メインミラーホルダ202とサブミラーホルダ204を連結する第1のミラー駆動リンク209と、第1のミラー駆動リンク209と係合し、モータ301により回転駆動される駆動部材304を備え、サブミラーホルダ204が駆動部材304によって直接駆動され、メインミラーホルダ202は第1のミラー駆動リンク209を介して駆動部材304によって駆動される構成とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置に装備されるミラー駆動装置に関する。
一眼レフカメラには、入射光束を反射させてファインダ光学系に導くメインミラーと、メインミラーを透過した入射光束を焦点検出装置に導くサブミラーが配置されている。各ミラーは、撮影前にはミラーボックスに設けられたストッパに当接することで所定の撮影光路を遮る所定の停止位置に配置されて、入射光束をファインダ光学系や焦点検出装置に導く。一方、撮影時には、クイックリターン機構と呼ばれるミラー駆動機構の駆動により各ミラーを回動させて両ミラーを撮像光路外に退避させ、撮影終了後に再び撮像光路内の停止位置に戻している。
このようなミラー駆動機構では、各ミラーを撮像光路外から撮像光路内に戻すために回動させたときに、ストッパへの衝突によって生じる各ミラーのバウンドを抑制する必要がある。これは、メインミラーのバウンドを抑えることによってファインダ像を安定させることができ、サブミラーバウンドを抑えることで早期に焦点検出動作を開始することができるからである。また、ミラーバウンド時間が短縮されることで、その分だけ、ミラー駆動時間を短縮して、連続撮影速度を向上させることが可能となる。
従来のミラー駆動機構として、メインミラーの回転軸がミラーボックスに設けられ、サブミラーの回転軸がメインミラーに設けられ、メインミラーの回動に伴ってサブミラーの回転軸が移動する構造を有するものが知られている。このような構造には、メインミラーがバウンドしているとサブミラーもバウンドしてしまうという問題がある。
この問題に対して、特許文献1には、サブミラーを保持するサブミラーホルダの回転軸をミラーボックスに回動可能に配置することで、サブミラーの位置を安定させたミラー駆動装置が記載されている。また、特許文献2には、ミラーボックスに回動可能に配置された回転軸を備えるサブミラーホルダのエッジに沿って、メインミラーホルダに突設された軸が移動することによりサブミラーを押し上げるミラー駆動機構が記載されている。
特開昭62−32430号公報 特開2009−288513号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、メインミラーに伝達された駆動力が、四節リンク及びカムを介した複雑な機構によりサブミラーに伝達される構造となっており、そのため、サブミラーの応答性が低いという問題がある。また、サブミラーは、ミラーアップ時にはバネによる付勢力によって位置が規制されているため、回転軸を回転させるモータが停止していても、サブミラーホルダがストッパに衝突した際にミラーバウンドが生じる可能性がある。更に、メインミラーも別の四節リンク機構によりスイングバックしながら回動する構成となっているため、回転軸がミラーボックスに回動可能に支持される構成と比べると、メインミラーの駆動が安定しないおそれがある。
また、上記特許文献2に記載された技術では、サブミラーホルダの位置が片側しか規制されていないためにミラーダウン時の応答性が低下するおそれがあり、その結果、サブミラーホルダがストッパに衝突した際にミラーバウンドが生じやすいという問題がある。また、特許文献2に記載されたミラー駆動機構も、メインミラーホルダが四節リンク機構により回動する構成であるため、メインミラーの駆動が安定しないおそれがある。
本発明は、高い応答性と駆動安定性を得ることができると共にミラーバウンドの少ないミラー駆動装置を提供することを目的とする。
本発明に係るミラー駆動装置は、支持部材と、メインミラーと、前記支持部材に回転可能に支持されるメインミラー回転軸を有し、前記メインミラーを第1の位置と第2の位置との間で回動可能に保持するメインミラーホルダと、サブミラーと、前記支持部材に回転可能に支持されるサブミラー回転軸を有し、前記サブミラーを第3の位置と第4の位置との間で回動可能に保持するサブミラーホルダと、前記メインミラーホルダと前記サブミラーホルダを連結する少なくとも1つの連結部材と、前記連結部材と係合し、モータにより回転駆動される駆動部材と、を備え、前記サブミラーホルダは前記駆動部材によって直接駆動され、前記メインミラーホルダは前記連結部材を介して前記駆動部材によって駆動されることを特徴とする。
本発明によれば、高い応答性と駆動安定性を得ることができると共に、ミラーバウンドの少ないミラー駆動装置を実現することができる。
本発明に係るミラー駆動装置を備える撮像装置の概略断面図である。 ミラー駆動装置の分解斜視図である。 ミラー駆動装置を構成するミラーユニットの斜視図である。 ミラーユニットでのメインミラーホルダのガタ寄せを説明する模式図である。 ミラー駆動装置を構成する第1のミラー駆動リンクユニットの分解斜視図である。 図5中の平面Pでの断面図である。 ミラーユニットの側面図とその部分拡大図である。 ミラー駆動装置を構成する側板に設けられたメインミラー回転軸受の構造を示す正面図及び断面図である。 ミラー駆動装置を構成する第2のミラー駆動リンクユニットの分解斜視図である。 ミラーダウン位置にあるミラーユニットの側面図と、ミラーアップ動作開始直後のミラーユニットの側面図である。 ミラーアップ位置に到達する直前のミラーユニットの側面図と、ミラーアップ位置にあるミラーユニットの側面図である。 ミラーダウン位置におけるミラー角度の調整機構を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1(a)は、本発明に係るミラー駆動装置5を備える撮像装置1の概略構成を示す断面図であり、ミラー駆動装置5がミラーダウン位置にある状態を示す図である。図1(b)は、ミラー駆動装置5を備える撮像装置1の概略構成を示す断面図であり、ミラー駆動装置5がミラーアップ位置にある状態を示す図である。図2は、ミラー駆動装置5の分解斜視図である。
撮像装置1は、具体的には、デジタル一眼レフカメラであり、カメラ本体1Aと、カメラ本体1Aに対して着脱自在な交換レンズ2(レンズ鏡筒)とを有する。カメラ本体1Aは、焦点検出ユニット3、光学ファインダユニット4、ミラー駆動装置5及び撮像センサ6を備える。ミラー駆動装置5は、ミラーユニット200を備える。ミラーユニット200は、メインミラー201と、メインミラー201を保持するメインミラーホルダ202と、サブミラー203(図3参照)と、サブミラー203を保持するサブミラーホルダ204を有する。メインミラーホルダ202及びサブミラーホルダ204は、ミラーボックス100(支持部材)に回動可能に取り付けられている。ミラー駆動装置5は、メインミラー201(メインミラーホルダ202)をミラーダウン位置(第1の位置)とミラーアップ位置(第2の位置)との間で回動させる。また、ミラー駆動装置5は、サブミラー203(サブミラーホルダ204)をミラーダウン位置(第3の位置)とミラーアップ位置(第4の位置)との間で回動させる。
図1(a)の状態では、ミラーユニット200はミラーダウンの状態となっており(メインミラーホルダ202及びサブミラーホルダ204がそれぞれミラーダウン位置にあり)、ミラーユニット200は撮影光路内に位置している。この状態では、交換レンズ2を通過した入射光束はハーフミラーのメインミラー201で分離され、メインミラー201で反射した入射光束は光学ファインダユニット4のペンタプリズムに導かれる。一方、メインミラー201を透過した光束はサブミラー203で反射して焦点検出ユニット3に導かれる。したがって、ミラーユニット200がミラーダウン位置にあるときには、交換レンズ2を通過した入射光束は、撮像センサ6に導かれない。
ミラーユニット200がミラーアップ位置にある(つまり、メインミラーホルダ202及びサブミラーホルダ204がミラーアップ位置にある)図1(b)の状態では、ミラーユニット200は撮影光路の上方に移動して、撮影光路から退避している。このとき、サブミラーホルダ204は、メインミラーホルダ202に重なった状態でミラーボックス100の上方に移動する。この状態では、交換レンズ2を通過した入射光束は、光学ファインダユニット4と焦点検出ユニット3に導かれることなく、撮像センサ6に導かれ、撮像センサ6の受光面に結像する。このように、ミラー駆動装置5は、メインミラーホルダ202及びサブミラーホルダ204を、ミラーダウン位置とミラーアップ位置との間で移動させる。
ここで、図1及び図2に示すように、交換レンズ2の光軸方向をz軸方向、撮像装置1の鉛直方向をy軸方向、z軸方向とy軸方向の両方向と直交する方向をx軸方向と定義して、適宜、以下の説明に用いる。
ミラー駆動装置5は、ミラーユニット200に加えて、ミラーボックス100、側板101、調整板103及びミラーモータユニット300を備える。側板101は、ミラーボックス100においてx軸方向と直交する一方の側面に固定され、調整板103は、ミラーボックス100においてx軸方向と直交する他方の側面に固定される。つまり、側板101と調整板103は、x軸方向において対向するようにミラーボックス100に取り付けられる。側板101は、メインミラー緩衝軸101a、サブミラー位置決め軸101b、サブミラー回転軸受部101c及びメインミラー回転軸受102を有する。調整板103は、メインミラー緩衝軸103a、サブミラー位置決め軸103b、サブミラー回転軸受部103c、メインミラー回転軸受穴103dを有する。
メインミラー緩衝軸101a,103a及びサブミラー位置決め軸101b,103bは、偏芯ピンとして形成されている。メインミラー緩衝軸101a,103aをx軸まわりに回転させると、メインミラーホルダ202が当接した際のミラー角度を調整することができる。また、サブミラー位置決め軸101b,103bをx軸まわりに回転させると、サブミラーホルダ204が当接した際のミラー角度を調整することができる。メインミラー回転軸受102も偏芯軸受として構成されており、x軸まわりに回転させると、メインミラーホルダ202の第1の回転軸202aのyz面上の位置を調整することができる。これらの事項の詳細については後述する。
ミラーモータユニット300は、モータ301、モータフランジ302、モータベース303及び駆動部材304(図5参照)を有する。モータ301は、モータフランジ302を介してモータベース303に固定される。モータベース303は側板101に固定される。
図3(a)は、メインミラー201側から見たミラーユニット200の構造を示す斜視図である。図3(b)は、サブミラー203側から見たミラーユニット200の構造を示す斜視図である。ミラーユニット200は、メインミラー201、メインミラーホルダ202、サブミラー203及びサブミラーホルダ204に加えて、第1のミラー駆動リンクユニット205及び第2のミラー駆動リンクユニット206を有する。
メインミラーホルダ202には、メインミラー回転軸である第1の回転軸202aと第2の回転軸202eが形成されている。第1の回転軸202aは、側板101のメインミラー回転軸受102に回転可能に支持されている。第2の回転軸202eは、調整板103のメインミラー回転軸受穴103dに回転可能に支持されている。メインミラーホルダ202には、第1の当接部202gが形成されている。メインミラー201がミラーダウン位置にあるときに、第1の当接部202gは側板101のメインミラー緩衝軸101aと当接する。メインミラーホルダ202には、第2の当接部202hが形成されている。メインミラー201がミラーダウン位置にあるときに、第2の当接部202hは調整板103のメインミラー緩衝軸103aと当接する。メインミラー201がミラーアップ位置にあるとき、メインミラーホルダ202においてメインミラー201を保持している側の先端部は、ミラーボックス100に設けられたミラーアップストッパ100a(図2参照)に当接する(図11(b)参照)。
メインミラーホルダ202は、第1の回転軸202aにおいてガタ寄せされていることが望ましい。図4は、メインミラーホルダ202を第1の回転軸202aにおいてガタ寄せする構成の模式図である。側板101に、ガタ寄せ板101eをz軸まわりに回転可能に配置する。また、第1のガタ寄せばね207の一端をガタ寄せ板101eに当接させると共に他端を、例えば、側板101に固定する。これにより、ガタ寄せ板101eは、第1の回転軸202aと当接し、第1の回転軸202aをx軸方向及びy軸方向に付勢する。こうして、第1の回転軸202aとメインミラー回転軸受102の嵌合部におけるXy面上のガタ及びメインミラーホルダ202とミラーボックス100のx軸方向のガタを寄せることができる。なお、ここでは、第1の回転軸202aをx軸方向及びy軸方向に付勢する構成について説明したが、第1の回転軸202aを付勢する方向は、x軸方向及びz軸方向であってもよい。
サブミラーホルダ204には、サブミラー回転軸である第1の回転軸204aと第2の回転軸204dが形成されている。第1の回転軸204aは、側板101のサブミラー回転軸受部101cに回転可能に支持されている。サブミラー回転軸受部101cのx軸方向の厚さは、側板101の厚さよりも大きい。これにより、第1の回転軸204aを側板101の揃断面で直接受ける構成と比べると、第1の回転軸204aとの接触面積が大きくなることで、耐久性を向上させることができる。第2の回転軸204dは、調整板103のサブミラー回転軸受部103cに回転可能に支持されている。サブミラー回転軸受部103cのx軸方向の厚さは、調整板103の厚さよりも大きい。これにより、第2の回転軸204dを調整板103の揃断面で直接受ける構成と比べると、第2の回転軸204dとの接触面積が大きくなることで、耐久性を向上させることができる。
サブミラーホルダ204には、第1の当接部204fと第2の当接部204gが形成されている。サブミラー203がミラーダウン位置にあるときに、第1の当接部204fは側板101のサブミラー位置決め軸101bと当接し、第2の当接部204gは調整板103のサブミラー位置決め軸103bと当接する。サブミラー203がミラーアップ位置にあるときには、サブミラーホルダ204においてサブミラー203が保持されている側の先端部は、メインミラーホルダ202のサブミラー当接部202iと当接する。
サブミラーホルダ204は、第1の回転軸204aにおいてガタ寄せされていることが望ましく、サブミラーホルダ204のガタ寄せには、図4を参照して説明したメインミラーホルダ202のガタ寄せと同様の構成を用いることができる。つまり、図4に示されるように、側板101にz軸まわりに回転可能なガタ寄せ板101eを設け、第2のガタ寄せばね208の一端をガタ寄せ板101eに当接させると共に他端を、例えば、側板101に固定する。これにより、ガタ寄せ板101eは、サブミラーホルダ204の第1の回転軸204aと当接し、第1の回転軸204aをx軸方向及びy軸方向に付勢する。こうして、サブミラーホルダ204の第1の回転軸204aとサブミラー回転軸受部101cの嵌合部におけるXy面上のガタ及びサブミラーホルダ204とミラーボックス100のx軸方向のガタを寄せることができる。なお、ここでは、第1の回転軸204aをx軸方向及びy軸方向に付勢する構成について説明したが、第1の回転軸204aを付勢する方向は、x軸方向及びz軸方向であってもよい。
図5は、第1のミラー駆動リンクユニット205の分解斜視図である。連結部材の1つである第1のミラー駆動リンク209は、メインミラー連結部209a(第1の連結部)とサブミラー連結部209b(第2の連結部)を有する。メインミラー連結部209aは、メインミラーホルダ202のメインミラー駆動軸202bに設けられた嵌合部202dと嵌合し、メインミラーホルダ202と第1のミラー駆動リンク209を連結する。また、第1のミラー駆動リンク209がメインミラー駆動軸202bから外れるのを防止するために、メインミラー駆動軸202bの止め輪係合溝202fにはEガタ止め輪211が係合されている。サブミラー連結部209bの内径部は、サブミラーホルダ204に設けられたサブミラー駆動軸204bの嵌合部204cの外径部と回転摺動可能に嵌合する。そして、サブミラー駆動軸204bの嵌合部204cの内径部と駆動部材304に設けられた駆動レバー304bの嵌合部304dとが、回転摺動可能に嵌合する。
モータ301の出力軸301aは、駆動部材304のモータ係合穴304aに挿入されて固定される。モータ301の出力軸301aとサブミラーホルダ204の第1の回転軸204a及び第2の回転軸204dは、x軸方向から見て略同軸に配置されている。駆動部材304の駆動レバー304bとサブミラーホルダ204のサブミラー駆動軸204bが連結されているため、モータ301を駆動して駆動部材304を回動させることにより、サブミラーホルダ204の駆動が可能となる。モータ301の回転角とサブミラーホルダ204の回転角は1対1に対応する。よって、モータ301が所定の停止精度で停止すれば、サブミラーホルダ204も同様に所定の停止精度で停止する。
駆動レバー304bには、ばね受け座金212が挿入されている。ばね受け座金212は、駆動レバー304bのガタ寄せばね係合部304cと嵌合部304dの境界部に係止される。メインミラーホルダ202のガタ寄せばね係合溝202cと駆動部材304のガタ寄せばね係合部304cとに係合するように、付勢部材としての第3のガタ寄せばね210が配置される。第3のガタ寄せばね210により、メインミラーホルダ202のメインミラー駆動軸202bと駆動部材304の駆動レバー304bはそれぞれ、第1のミラー駆動リンク209の長手方向外側に(互いに離れる方向へ)付勢される。なお、第1のミラー駆動リンク209の長手方向とは、メインミラー連結部209aの中心とサブミラー連結部209bの中心とを結ぶ方向である。ばね受け座金212は、ミラー駆動装置5の駆動中に第3のガタ寄せばね210がサブミラーホルダ204のサブミラー駆動軸204b及び第1のミラー駆動リンク209のサブミラー連結部209bに接触するのを防止する。
図6は、図5に示す平面P(メインミラーホルダ202のメインミラー駆動軸202bの中心軸と駆動部材304の駆動レバー304bの中心軸を通る平面)での断面図である。メインミラー駆動軸202bは、第3のガタ寄せばね210により図6の左方向に力を受けることにより、第1のミラー駆動リンク209に設けられたメインミラー連結部209aの内側に当接する。駆動レバー304bは、第3のガタ寄せばね210により図6の右方向に力を受けることにより、サブミラーホルダ204のサブミラー駆動軸204bの内側に当接する。サブミラーホルダ204のサブミラー駆動軸204bは、駆動レバー304bより図6の右方向に力を受けることにより、第1のミラー駆動リンク209に設けられたサブミラー連結部209bの内側に当接する。こうして、第3のガタ寄せばね210により、メインミラー駆動軸202bとメインミラー連結部209a、駆動レバー304bとサブミラー駆動軸204b、サブミラー駆動軸204bとサブミラー連結部209bの3カ所のガタ寄せを実現することができる。第3のガタ寄せばね210として捩じりばねを用いる場合には、ミラー駆動装置5の駆動中に第3のガタ寄せばね210が外れるのを防止するために、コイル部の巻径は、メインミラー駆動軸202bと駆動レバー304bの軸間距離より大きいことが望ましい。
図7(a)は、ミラーユニット200をx軸方向から見た側面図である。ミラーユニット200では、メインミラーホルダ202、サブミラーホルダ204、第1のミラー駆動リンク209、側板101(図7(a)に不図示)により、第1のミラー駆動リンクユニット205の四節リンク機構が構成されている。図7(a)には、リンク1,2,3を有する第1のミラー駆動リンクユニット205の四節リンク機構を太線で模式的に示している。リンク1は、サブミラーホルダ204の一部で構成されており、サブミラーホルダ204の第1の回転軸204aの中心軸とサブミラーホルダ204のサブミラー駆動軸204bの中心軸(=サブミラー連結部209bの中心)を結ぶ直線と定義する。リンク2は、第1のミラー駆動リンク209のメインミラー連結部209aの中心軸とサブミラー連結部209bの中心軸を結ぶ直線と定義する。つまり、メインミラーホルダ202とサブミラーホルダ204を連結する第1のミラー駆動リンク209がリンク2である。リンク3は、メインミラーホルダ202の一部で構成され、メインミラーホルダ202の第1の回転軸202aとメインミラー駆動軸202b(=メインミラー連結部209aの中心)を結ぶ直線と定義する。
上述したようにミラー駆動装置5では、メインミラーホルダ202は第1のミラー駆動リンク209を介して駆動部材304によって駆動される。また、サブミラーホルダ204は駆動部材304によって直接駆動される。このような単純な構成にすることによって、部品間のガタによる影響を抑制して、応答性の高い駆動を実現することができる。
図7(b)は、ミラーユニット200の部分拡大図であり、メインミラーホルダ202の第1の回転軸202aとメインミラー回転軸受102の周辺の構造を示している。メインミラー回転軸受102は、リンク3方向に偏芯量eで偏芯している。図7(b)では、メインミラー回転軸受102は、その中心軸に対してメインミラー駆動軸202b(図7(a)参照)の反対側(図7(b)で略右側)に偏芯しているが、偏芯方向はメインミラー駆動軸202b側(図7(b)で略左側)であってもよい。
図8(a)は、メインミラー回転軸受102の構造を示す正面図である。図8(b)は、図8(a)に示す矢視A−Aでの断面図である。メインミラー回転軸受102は、軸受部102a、固定部102b及び六角穴部102cを有する。軸受部102aは、メインミラーホルダ202の第1の回転軸202aと嵌合する。固定部102bは、側板101と係合する。六角穴部102cは、メインミラー回転軸受102をx軸まわりに回転させるための部位である。詳細は後述するが、メインミラー回転軸受102をx軸まわりに回転させることで、第1の回転軸202aのyz面上での位置を調整して、メインミラー201の角度を調整することができる。
図9は、第2のミラー駆動リンクユニット206の分解斜視図である。連結部材の1つである第2のミラー駆動リンク213は、メインミラー係合部213aとサブミラー連結部213bを有する。第2のミラー駆動リンク213は、メインミラー係合部213aにおいて円筒部材214を介してメインミラーホルダ202に対して回転可能に固定される。また、第2のミラー駆動リンク213は、サブミラー連結部213bにおいてサブミラーホルダ204に対して回動可能に嵌合している。
ミラー駆動装置5では、第1のミラー駆動リンクユニット205と第2のミラー駆動リンクユニット206をそれぞれ、ミラーユニット200のx軸方向の両側に分けて設けている。これにより、ミラーユニット200を高速駆動させたときの駆動安定性を向上させることができる。また、第1のミラー駆動リンクユニット205と第2のミラー駆動リンクユニット206のそれぞれにかかる負荷を分散させることができることで、耐久性を向上させることができる。
なお、ミラーユニット200を高速駆動する必要がない場合は、第1のミラー駆動リンクユニット205と第2のミラー駆動リンク213の少なくとも一方だけでミラーユニット200を駆動する構成としてもよい。例えば、第1のミラー駆動リンクユニット205のみで駆動する構成とした場合、第2のミラー駆動リンクユニット206の配置スペースが不要となることで、カメラ本体1Aの小型化を図ることができ、また、部品点数の削減による低コスト化が可能となる。別の構成例としては、第1のミラー駆動リンク209を設けず、第2のミラー駆動リンク213のみでメインミラー201とサブミラー203を連結させた構成も考えられる。この場合、第1のミラー駆動リンク209の配置スペースが不要となることでモータ301をミラーに近づけることができ、これにより、カメラ本体1A内での各種部品のレイアウトについての自由度を高めることができる。
次に、ミラー駆動装置5のミラーアップ動作及びミラーダウン動作について説明する。図10(a)は、ミラーダウン位置にあるミラーユニット200の側面図(x軸方向から見た図)である。図10(a)中の太線は、図7(a)と同様に、第1のミラー駆動リンクユニット205の四節リンク機構を模式的に示している。
ミラーユニット200がミラーダウン位置にあるときには、駆動部材304は、モータ301の保持トルクによって、サブミラーホルダ204の第1の回転軸204a及び第2の回転軸204dを中心軸として回転しないように保持される。また、駆動レバー304bがサブミラーホルダ204のサブミラー駆動軸204bと係合することで、サブミラーホルダ204の第1の回転軸204aまわりの回転が規制されている。そして、サブミラーホルダ204の第1の当接部204fは、側板101のサブミラー位置決め軸101bに当接し、サブミラーホルダ204の第2の当接部204gは、調整板103のサブミラー位置決め軸103bに当接している。第1のミラー駆動リンク209のサブミラー連結部209bは、サブミラーホルダ204のサブミラー駆動軸204bと嵌合している。第1のミラー駆動リンク209のメインミラー連結部209aは、メインミラーホルダ202のメインミラー駆動軸202bと嵌合している。こうして、第1のミラー駆動リンク209により、メインミラーホルダ202の位置が規制されている。その結果、メインミラーホルダ202の第1の当接部202gが側板101のメインミラー緩衝軸101aに当接し、第2の当接部202hが調整板103のメインミラー緩衝軸103aに当接した状態が維持される。
図10(a)に示すように、第1のミラー駆動リンクユニット205の四節リンク機構は、リンク1とリンク2とがなす角α及びリンク2とリンク3がなす角βが共に略60度になるように構成されている。これにより、極端な鋭角や鈍角でリンク機構が構成される場合に比べて、駆動力の伝達効率を高めることができ、ミラーアップ動作開始時のモータ301の負荷を軽減することができる。つまり、ミラーアップ動作開始時の応答性を高めることができる。モータ301が起動され、ミラー駆動装置5がミラーアップ動作を開始すると、図10(b)に示す状態となる。
図10(b)は、ミラーユニット200のミラーアップ動作開始直後の状態を示す側面図(x軸方向から見た図)である。図10(b)中の太線は、図10(a)と同様に、第1のミラー駆動リンクユニット205の四節リンク機構を模式的に示している。前述の通り、モータ301の出力軸301aとサブミラーホルダ204の第1の回転軸204a及び第2の回転軸204dはx軸方向において略同軸に配置されている。また、出力軸301aに固定された駆動部材304に設けられた駆動レバー304bは、サブミラーホルダ204のサブミラー駆動軸204bと嵌合している。そのため、駆動部材304がミラーダウン位置から僅かに回動すると、サブミラーホルダ204が、第1の回転軸204a及び第2の回転軸204dを中心として、駆動レバー304bによりモータ301の回転角度と同じ角度だけ回動する。このとき、サブミラーホルダ204の第1の当接部204f及び第2の当接部204gはそれぞれ、サブミラー位置決め軸101b,103bから離れる。また、第1のミラー駆動リンク209を介して、メインミラーホルダ202が第1の回転軸202a及び第2の回転軸202eを中心軸として回動する。これにより、メインミラーホルダ202の第1の当接部202g及び第2の当接部202hはそれぞれ、メインミラー緩衝軸101a,103aから離れる。
図10(b)に示す状態から更にミラー駆動装置5のミラーアップ動作が進むと、図11(a)に示す状態となる。図11(a)は、ミラーアップ位置に到達する直前のミラーユニット200の側面図(x軸方向から見た図)である。図11(a)中の太線は、図10(b)と同様に、第1のミラー駆動リンクユニット205の四節リンク機構を模式的に示している。モータ301の駆動により、駆動部材304が図10(b)の状態から更にミラーアップ位置へ向けて回動する。そして、駆動部材304の駆動レバー304bによって、サブミラーホルダ204は第1の回転軸204a及び第2の回転軸204dを中心軸として回動する。また、メインミラーホルダ202も、第1の回転軸202a及び第2の回転軸202eを中心軸として回動する。
前述の通り、モータ301の出力軸301aとサブミラーホルダ204の第1の回転軸204a及び第2の回転軸204dは、x軸方向に略同軸となるように配置されている。また、出力軸301aに固定された駆動部材304とサブミラーホルダ204は、ギヤやカム等の他の機械要素を介さずに連結されている。そのため、モータ301が減速するときの力を遅延なくサブミラーホルダ204に伝達することができる。また、モータ301の回転角とサブミラーホルダ204の回転角とが1対1に対応するため、モータ301を静止させることで、サブミラー203(サブミラーホルダ204)をバウンドさせることなく静止させることができる。
図11(a)に示すようにミラーユニット200がミラーアップ位置に到達する直前に、リンク1とリンク2のなす角αは鈍角(ここでは、約120度)に切り替わっており、リンク1とリンク2が一直線上に並ぶ(上死点)直前の状態となっている。このとき、リンク1の回動量に対するリンク3の回動量が小さくなるため、モータ301の回転角速度が等速であっても、リンク3の回転角速度はミラーアップ動作が完了する直前に減速する。これにより、図11(a)の状態においてモータ301にブレーキをかけた際に、より効果的にメインミラーホルダ202にブレーキをかけることができる。また、第3のガタ寄せばね210によりリンク1とリンク2の連結部及びリンク2とリンク3の連結部のガタが抑えられているため、遅延なくメインミラーホルダ202にモータ301の力を伝達することができる。こうして、メインミラーホルダ202がミラーアップストッパ100aに衝突する直前に減速することが可能になり、ミラーアップ動作時のメインミラー201(メインミラーホルダ202)のバウンドを抑えることができる。メインミラー201のバウンドを小さく抑えることが可能になることで、素早く露光動作に移行することができ、連続撮影速度を向上させることができ、また、撮影時に撮影者が感じる衝撃を小さくすることができる。
図11(a)に示す状態からミラーユニット200のミラーアップ動作が進むと、図11(b)に示す状態へ遷移する。図11(b)は、ミラーアップ位置にあるミラーユニット200の側面図(x軸方向から見た図)である。図11(b)中の太線は、図11(a)と同様に、第1のミラー駆動リンクユニット205の四節リンク機構を模式的に示している。
ミラーユニット200がミラーアップ位置にあるとき、駆動部材304は、モータ301の保持トルクによって、サブミラーホルダ204の第1の回転軸204a及び第2の回転軸204dを中心軸として回転しないように保持されている。また、駆動レバー304bがサブミラーホルダ204のサブミラー駆動軸204bと係合することで、サブミラーホルダ204の第1の回転軸204a及び第2の回転軸204dを中心軸とした回転が規制されている。メインミラーホルダ202の位置は第1のミラー駆動リンク209により規制されており、メインミラーホルダ202はミラーアップストッパ100aに当接し、サブミラーホルダ204はメインミラーホルダ202のサブミラー当接部202iと当接している。
ミラーユニット200がミラーアップ位置にあるとき、リンク1とリンク2がなす角αは、図11(a)の状態にあるときよりも大きいが、180度にはならない。したがって、上死点を超えることはなく、リンク3が戻ってしまう(リンク1の回転と逆回転する)ことはない。ミラーユニット200がミラーダウン位置からミラーアップ位置へ遷移する間に、サブミラー203(サブミラーホルダ204)は約123度、メインミラー201(メインミラーホルダ202)は約51度、それぞれ回動している。
ミラーユニット200がミラーアップ位置に到達すると、露光動作が行われ、交換レンズ2を通過した入射光束が撮像センサ6に結像する。露光動作が完了すると、ミラーユニット200は、モータ301の駆動によりミラーアップ位置からミラーダウン位置へのミラーダウン動作が開始される。ミラーダウン動作が開始されると、図11(a)に示す状態へ遷移する。まず、駆動部材304が図11(b)の状態から僅かに回動し、駆動レバー304bによってサブミラーホルダ204が第1の回転軸204a及び第2の回転軸204dを中心軸として回動する。これに伴い、サブミラーホルダ204が、メインミラーホルダ202のサブミラー当接部202iから離れ、第1のミラー駆動リンク209を介してメインミラーホルダ202が第1の回転軸202a及び第2の回転軸202eを中心軸として回動する。これにより、メインミラーホルダ202はミラーアップストッパ100aから離れる。
図11(a)に示す状態からミラーユニット200のミラーダウン動作が更に進むと、ミラーユニット200は図10(b)に示す状態へ遷移する。モータ301の駆動により駆動部材304が図11(a)の状態から更に回動すると、駆動レバー304bによってサブミラーホルダ204が第1の回転軸204a及び第2の回転軸204dを中心軸として回動する。また、第1のミラー駆動リンク209を介して、メインミラーホルダ202が第1の回転軸202a及び第2の回転軸202eを中心軸として回動する。
ミラーユニット200がミラーダウン位置へ到達する直前に、リンク1とリンク2のなす角αは鋭角に切り替わる。リンク1とリンク2のなす角αが小さくなるほど、リンク1の回動量に対するリンク3の回動量が小さくなる。つまり、モータ301の回転角速度が等速であっても、ミラーダウン位置に到達する直前に、リンク3の回転角速度は減速する。これにより、図10(b)の状態では、モータ301にブレーキをかけた際に、より効果的にメインミラーホルダ202の回動にブレーキをかけることができる。また、第1のガタ寄せばね207により、リンク1とリンク2の連結部及びリンク2とリンク3の連結部のガタが抑えられているため、遅延なくメインミラーホルダ202にモータ301の力を伝達することができる。すなわち、メインミラーホルダ202をメインミラー緩衝軸101a,103aに衝突する直前に減速させることが可能になり、ミラーダウン時のメインミラー201(メインミラーホルダ202)にバウンドが発生するのを抑えることができる。これにより、ファインダ像が安定するまでの時間を短縮することが可能になる。
また、サブミラーホルダ204は駆動部材304で直接駆動されるため、遅延なくモータ301の回転駆動力を伝達することができる。すなわち、サブミラーホルダ204の回動速度を、サブミラーホルダ204がサブミラー位置決め軸101b,103bに衝突する直前に減速させて、ミラーダウン時のサブミラー203(サブミラーホルダ204)にバウンドが発生するのを抑えることができる。これにより、素早く合焦動作に移行することが可能となる。以上の説明の通り、ミラーアップ動作及びミラーダウン動作に要する時間を短縮することができるようになることで、連続撮影速度を向上させることが可能となる。図10(b)に示す状態から、ミラーユニット200のミラーダウン動作が更に進むと、ミラーユニット200は、図10(a)に示すミラーダウン位置に戻る。ミラーユニット200がミラーダウン位置に戻り、交換レンズ2を通過した入射光束が光学ファインダユニット4及び焦点検出ユニット3に導かれることで、次の撮影のための種々のセンシングが可能となる。
さて、撮像装置1のようなデジタル一眼レフカメラのミラー駆動装置5では、メインミラー201及びサブミラー203のミラーダウン位置でのミラー角度には高い精度が要求される。これは、メインミラー201の角度精度は、撮像センサ6で撮影される画像と撮影者がファインダを覗いた際に見ることができる画像の一致率に影響するからであり、また、サブミラー203の角度精度は合焦精度に影響するからである。そのため、ミラー駆動装置5はミラー角度の調整機構を備えており、次に、ミラー駆動装置5におけるミラー角度の調整機構について説明する。
図12(a)は、ミラーダウン位置におけるミラー角度をメインミラー緩衝軸101aにより調整する方法を説明する側面図である。図12(b)は、ミラーダウン位置におけるミラー角度をメインミラー回転軸受102により調整する方法を説明する側面図である。ミラーユニット200がミラーダウン位置にあるときにメインミラーホルダ202が当接するメインミラー緩衝軸101aは偏芯ピンになっている。メインミラー緩衝軸101aをx軸まわりに回転させると、x軸方向から見たときにメインミラー緩衝軸101aはyz面で円弧を描くように移動する。よって、メインミラー緩衝軸101aの位置を移動させることでメインミラー201の角度を調整することができ、このとき、図12(a)に示すように、リンク1、リンク2及びリンク3のすべてが移動するため、サブミラー203の角度も変化する。したがって、メインミラー緩衝軸101aによるミラー角度の調整では、メインミラー201とサブミラー203の角度調整を独立して行うことはできない。
これに対して、メインミラー回転軸受102をx軸まわりに回転させた場合、図12(b)に示すようにx軸方向から見たときの、メインミラー回転軸受102の軸受部102aのyz面内での位置を調整することができる。これにより、軸受部102aと嵌合しているメインミラーホルダ202の第1の回転軸202aの、x軸方向から見たときのyz面内での位置を調整することができる。メインミラー回転軸受102はリンク3方向に偏芯しているため、図7(a),(b)の状態からメインミラー回転軸受102を回転させると、第1の回転軸202aの位置はyz面内でリンク3と略直交する方向へ移動する。ここで、第1の回転軸202aのyz面上での移動軌跡は、メインミラー駆動軸202bを中心とした円周となることが望ましい。この場合、メインミラー回転軸受102を回転させると、図7(a),(b)に示した状態及びこれに近い状態では、図12(b)に示すようにリンク3は移動するがリンク1は移動しない。したがって、サブミラー203の角度に影響を与えることなく、メインミラー201の角度のみを調整することができる。
実際のミラー角度の角度調整では、まず、サブミラー位置決め軸101b,103bをx軸まわりに回転させてサブミラー203(サブミラーホルダ204)の角度を調整する。続いて、メインミラー回転軸受102をx軸まわりに回転させ、メインミラー201(メインミラーホルダ202)の角度を調整する。次に、サブミラーホルダ204の位置を維持して、メインミラーホルダ202の第1の当接部202g及び第2の当接部202hにそれぞれメインミラー緩衝軸101a,103aが当接するようにメインミラー緩衝軸101a,103aをx軸まわりに回転させる。これにより、メインミラー201とサブミラー203のそれぞれの角度を個別に調整することができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。例えば、撮像装置1は、デジタル一眼レフカメラに限定されず、一眼レフフィルムカメラであってもよい。
5 ミラー駆動装置
100 ミラーボックス
200 ミラーユニット
201 メインミラー
202 メインミラーホルダ
203 サブミラー
204 サブミラーホルダ
205 第1のミラー駆動リンクユニット
206 第2のミラー駆動リンクユニット
207 第1のガタ寄せばね
208 第2のガタ寄せばね
209 第1のミラー駆動リンク
210 第3のガタ寄せばね
213 第2のミラー駆動リンク
300 ミラーモータユニット
301 モータ
304 駆動部材

Claims (9)

  1. 支持部材と、
    メインミラーと、
    前記支持部材に回転可能に支持されるメインミラー回転軸を有し、前記メインミラーを第1の位置と第2の位置との間で回動可能に保持するメインミラーホルダと、
    サブミラーと、
    前記支持部材に回転可能に支持されるサブミラー回転軸を有し、前記サブミラーを第3の位置と第4の位置との間で回動可能に保持するサブミラーホルダと、
    前記メインミラーホルダと前記サブミラーホルダを連結する少なくとも1つの連結部材と、
    前記連結部材と係合し、モータにより回転駆動される駆動部材と、を備え、
    前記サブミラーホルダは前記駆動部材によって直接駆動され、前記メインミラーホルダは前記連結部材を介して前記駆動部材によって駆動されることを特徴とするミラー駆動装置。
  2. 前記モータの出力軸と前記サブミラー回転軸とは略同軸に配置されていることを特徴とする請求項1記載のミラー駆動装置。
  3. 前記連結部材は、
    前記メインミラーホルダと連結される第1の連結部と、
    前記サブミラーホルダと連結される第2の連結部とを有し、
    前記サブミラー回転軸と前記第2の連結部を結ぶ直線と、前記第1の連結部と前記第2の連結部を結ぶ直線と、がなす角は、前記メインミラーホルダが前記第1の位置にあり、且つ、前記サブミラーホルダが前記第3の位置にあるときには鋭角であり、前記メインミラーホルダが前記第2の位置にあり、且つ、前記サブミラーホルダが前記第4の位置にあるときには鈍角であることを特徴とする請求項1又は2に記載のミラー駆動装置。
  4. 前記第1の連結部および前記第2の連結部を結ぶ直線と、前記メインミラー回転軸と前記第1の連結部を結ぶ直線と、がなす角は、前記メインミラーホルダが前記第1の位置にあり、且つ、前記サブミラーホルダが前記第3の位置にあるときに鋭角であることを特徴とする請求項3に記載のミラー駆動装置。
  5. 前記サブミラー回転軸と前記第2の連結部を結ぶ直線と、前記第1の連結部と前記第2の連結部を結ぶ直線と、がなす角と、前記メインミラー回転軸と前記第1の連結部を結ぶ直線と、がなす角はそれぞれ、前記メインミラーホルダが前記第1の位置にあり、且つ、前記サブミラーホルダが前記第3の位置にあるときに略60度であることを特徴とする請求項4に記載のミラー駆動装置。
  6. 前記メインミラーホルダは、前記第1の連結部と嵌合するメインミラー駆動軸を有し、
    前記サブミラーホルダは、前記第2の連結部と回転可能に嵌合するサブミラー駆動軸を有し、
    前記駆動部材は、前記サブミラー駆動軸と回転可能に嵌合する駆動レバーを有し、
    前記メインミラー駆動軸と前記駆動レバーに係合され、前記メインミラー駆動軸と前記駆動レバーを互いに離れる方向へ付勢する付勢部材を更に有し、
    前記付勢部材により、前記メインミラー駆動軸と前記第1の連結部、前記駆動レバーと前記サブミラー駆動軸、前記サブミラー駆動軸と前記第2の連結部の3カ所でガタ寄せがなされていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のミラー駆動装置。
  7. 2つの前記連結部材が、前記メインミラーホルダと前記サブミラーホルダを挟んで対向するように配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のミラー駆動装置。
  8. 前記支持部材は、前記メインミラー回転軸を支持する偏芯軸受を有し、
    前記偏芯軸受をその中心軸まわりに回転させることにより、前記第1の位置の調整が可能であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のミラー駆動装置。
  9. カメラ本体と、
    前記カメラ本体の撮影光路に配置されたミラーボックスと、
    メインミラーと、
    前記ミラーボックスに回転可能に支持されるメインミラー回転軸を有し、前記撮影光路を遮るミラーダウン位置と前記撮影光路から退避したミラーアップ位置との間で前記メインミラーを回動可能に保持するメインミラーホルダと、
    サブミラーと、
    前記ミラーボックスに回転可能に支持されるサブミラー回転軸を有し、前記撮影光路を遮るミラーダウン位置と前記撮影光路から退避したミラーアップ位置との間で前記サブミラーを回動可能に保持するサブミラーホルダと、
    前記メインミラーホルダと前記サブミラーホルダを連結する少なくとも1つの連結部材と、
    回転駆動力を出力するモータと、
    前記連結部材と係合し、前記モータにより回転駆動される駆動部材と、を備え、
    前記サブミラーホルダは前記駆動部材によって直接駆動されることによりミラーダウン位置とミラーアップ位置との間で回動し、前記メインミラーホルダは前記連結部材を介して前記駆動部材によって駆動されることによりミラーダウン位置とミラーアップ位置との間で回動することを特徴とする撮像装置。
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