JP2018017021A - 日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット - Google Patents
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Abstract
Description
本発明に係る日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット(以下、実施例では単に「クラッチユニット」ともいう)の実施例1を図1〜9において説明する。
(1)上昇(巻き上げ)動作
以上の構成から成るクラッチユニット7の作用を、操作コード13を一方向に引く操作によって巻き上げ回動軸8を回動し、昇降コード17を巻き上げローラ9で巻き上げて遮蔽材3を上昇させる上昇動作の場合で説明する。
上記のとおり上昇位置に保持した状態(図9(a)参照)の遮蔽材3を降下させる際には、操作コード13を、上記巻き上げの時と同じ一方向に若干引くと、クラッチボール28は保持溝64からバイパス溝63内に移動する。
上記実施例1及びその変形例では、ヘッドボックスから吊り下げられた1枚の遮蔽材3を、ループ状の操作コード13によって昇降動作させる日射遮蔽装置1における保持手段を備えたクラッチユニット7について説明したが、本発明に係る保持手段を備えたクラッチユニットは、2枚の遮蔽材をそれぞれ昇降動作させるツインタイプの日射遮蔽装置に適用することも可能である。
2 ヘッドボックス
3 遮蔽材
6 プーリ操作駆動装置
7 保持手段を備えたクラッチユニット
8 巻き上げ回動軸
9 巻き上げローラ
13 操作コード
14 プーリ
15 出力軸
17 昇降コード
18 ボトムレール
21 伝達側回転部
22 被伝達側回転部
23 カムドラム
24 カム溝
25 カムドラムのスプライン孔
26 クラッチケース
27 案内溝
28 クラッチボール
29 カムドラムの両端内面のスリット
31 駆動軸
32 スプライン筒
33 伝達側噛み合い部
34 スプライン筒のスプライン孔
35 スプライン筒の周面の突起
36 駆動軸のスプライン部
37 駆動軸の円環部
38 一側カム溝群
39 他側カム溝群
41 クラッチケース本体
42 クラッチケース蓋体
47 クラッチケース蓋体の開口部
52 被駆動軸
53 被伝達側噛み合い部
56 連結具
61 巻き上げ溝
62 解除溝
63 バイパス溝
64 保持溝
65 巻き上げ溝の噛み合わせ部
66 巻き上げ溝の直線部
67 バイパス溝の斜め部
68 バイパス溝の直線部
69 保持溝の保持部
72 解除溝の解除部
101 日射遮蔽装置
102 ヘッドボックス
103 第1遮蔽材
104 第2遮蔽材
109 プーリ操作駆動装置
111 第1クラッチユニット
112 第2クラッチユニット
113 第1巻き上げ回動軸
114 第2巻き上げ回動軸
115 第1巻き上げローラ
116 第2巻き上げローラ
119 昇降コード
120 ボトムレール
121 操作コード
124 プーリ
125 中間歯車
126 第1原動歯車
127 第2原動歯車
128 第1一方向クラッチ
129 第2一方向クラッチ
132 第1カムドラム
133 第1カムドラムのカム溝
134 第2カムドラム
135 第2カムドラムのカム溝
Claims (8)
- プーリ操作駆動装置の回転力を遮蔽材を上昇させるための巻き上げ回動軸に伝達する接続状態と非伝達にする非接続状態を選択的に切り替えるとともに、遮蔽材を上昇位置に保持可能とする日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニットであって、
プーリ操作駆動装置に連結された伝達側回転部と、巻き上げ回動軸に連結され被伝達側噛み合い部を有する被伝達側回転部と、外周面にカム溝が形成され、内周面に被伝達側噛み合い部と係脱可能な伝達側噛み合い部が形成されており、伝達側回転部に対して軸方向に可動かつ伝達側回転部とともに回転するカムドラムと、カムドラムを回転可能に収容するクラッチケースと、クラッチケースの内面に軸方向に直線的に形成された案内溝と、案内溝内で軸方向のみに移動可能であると共に、カム溝内でカムドラムに対して相対的に移動するクラッチボールと、を備えており、
カム溝は、カムドラムの回転方向に互いに連続し、かつ軸方向に互いに対称的な形状を有する、カムドラムの周方向の一方側に形成された一側カム溝群と、周方向の他方側に形成された他側カム溝群と、から成り、
案内溝の軸方向の長さは、カム溝に形成された噛み合わせ部と解除部の軸方向の間隔の長さより短く形成されていることを特徴とする日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。 - プーリ操作駆動装置の回転力を遮蔽材を上昇させるための巻き上げ回動軸に伝達する接続状態と非伝達にする非接続状態を選択的に切り替えるとともに、遮蔽材を上昇位置に保持可能とする日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニットであって、
プーリ操作駆動装置に連結された伝達側回転部と、巻き上げ回動軸に連結され被伝達側噛み合い部を有する被伝達側回転部と、外周面にカム溝が形成され、内周面に被伝達側噛み合い部と係脱可能な伝達側噛み合い部が形成されており、伝達側回転部に対して軸方向に可動かつ伝達側回転部とともに回転するカムドラムと、カムドラムを回転可能に収容するクラッチケースと、クラッチケースの内面に軸方向に直線的に形成された案内溝と、案内溝内で軸方向のみに移動可能であると共に、カム溝内でカムドラムに対して相対的に移動するクラッチボールと、を備えており、
カム溝は、カムドラムの回転方向に互いに連続し、かつ軸方向に互いに対称的な形状を有する、カムドラムの周方向の一方側に形成された一側カム溝群と、周方向の他方側に形成された他側カム溝群と、から成り、
一側カム溝群及び他側カム溝群は、それぞれ巻き上げ溝、バイパス溝、保持溝及び解除溝を備えており、
巻き上げ溝は、カムドラムの回転方向に直線状に形成された直線部と、軸方向の基端側及び先端側のいずれか一方の側に向けて凸状に湾曲した噛み合わせ部とを有し、
バイパス溝は、巻き上げ溝の直線部から軸方向の基端側及び先端側のいずれか他方の側に向けて傾斜した斜め部と、該斜め部から巻き上げ時のカムドラムの回転方向側に向けて延びる直線部と、から成り、
保持溝は、巻き上げ時のカムドラムの回転方向に向けて凸状に湾曲しており、
解除溝は、巻き上げ時のカムドラムの回転方向、かつ軸方向の基端側及び先端側のいずれか他方の方向に向けて形成されており、
案内溝の軸方向の長さは、一側カム溝群及び他側カム溝群のそれぞれにおける、噛み合わせ部と解除部の軸方向の間隔の長さより短く形成されていることを特徴とする日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。 - ヘッドボックスに設けられ、操作コードにより回転されるプーリ操作駆動装置と、ヘッドボックスから下方に垂下する遮蔽材を上昇させるための巻き上げ回動軸と、を備えた日射遮蔽装置において、プーリ操作駆動装置の回転力を巻き上げ回動軸に伝達する接続状態と非伝達にする非接続状態を選択的に切り替えるとともに、遮蔽材を上昇位置に保持可能とする保持手段を備えたクラッチユニットであって、
プーリ操作駆動装置に連結された伝達側回転部と、巻き上げ回動軸に連結され被伝達側噛み合い部を有する被伝達側回転部と、外周面にカム溝が形成され、内周面に被伝達側噛み合い部と係脱可能な伝達側噛み合い部が形成されており、伝達側回転部に対して軸方向に可動かつ伝達側回転部とともに回転するカムドラムと、ヘッドボックスに取り付けられカムドラムを回転可能に収容するクラッチケースと、クラッチケースの内面に軸方向に直線的に形成された案内溝と、案内溝内で軸方向のみに移動可能であると共に、カム溝内でカムドラムに対して相対的に移動するクラッチボールと、を備えており、
カム溝は、カムドラムの周方向の一方側に形成された一側カム溝群と、周方向の他方側に形成された他側カム溝群と、から成り、
一側カム溝群及び他側カム溝群は、カムドラムの回転方向に互いに連続し、かつカムドラムの軸方向に互いに対称的な形状で形成され、それぞれ巻き上げ溝、バイパス溝、保持溝及び解除溝を備えており、
巻き上げ溝は、カムドラムの回転方向に直線状に形成された直線部と、直線部から軸方向の基端側及び先端側のいずれか一方の側に向けて凸状に湾曲した噛み合わせ部と、から成り、
バイパス溝は、巻き上げ溝の直線部から軸方向の基端側及び先端側のいずれか他方の側に向けて傾斜した斜め部と、該斜め部から巻き上げ時のカムドラムの回転方向側に向けて直線状に延びる直線部と、から成り、
保持溝は、巻き上げ時のカムドラムの回転方向に向けて凸状に湾曲し、巻き上げ溝とバイパス溝の間に位置し、その両端はそれぞれ巻き上げ溝とバイパス溝に連続するように形成されており、
解除溝は、バイパス溝の直線部から連続し、巻き上げ時のカムドラムの回転方向、かつ軸方向の基端側及び先端側のいずれか他方の方向に向けて、カムドラムの回転方向に対して傾斜して形成されており、
案内溝の軸方向の長さは、一側カム溝群及び他側カム溝群のそれぞれにおける、噛み合わせ部と解除部の軸方向の間隔の長さより短く形成されていることを特徴とする日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。 - 伝達側回転部は、プーリ操作駆動装置で回転する駆動軸と、該駆動軸にスプライン結合され、かつカムドラムに取り付けられたスプライン筒と、を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。
- カムドラムの両端部は、それぞれスプライン筒を取り付け可能とする構造であることを特徴とする請求項4に記載の日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。
- 被伝達側回転部は、巻き上げ回動軸に連結されている被駆動軸を有し、
前記被伝達側回転部の噛み合い部は、被駆動軸の周面に突出して形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。 - 日射遮蔽装置は、プーリ操作駆動装置によって、それぞれ異なる方向に回転されて異なる遮蔽材を巻き上げる2本の巻き上げ回動軸を備えたツインタイプの日射遮蔽装置であり、2本の巻き上げ回動軸に対して、それぞれ保持手段を備えたクラッチユニットが設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のツインタイプの日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。
- プーリ操作駆動装置は、ループ状の操作コードの操作で回転する中間歯車と、該中間歯車に噛み合う第1原動歯車及び第2原動歯車と、第1原動歯車の一方の回転方向の回転を2本の巻き上げ回動軸のいずれか一方のみに伝達する第1一方向クラッチ及び第2原動歯車の他方の回転方向への回転を2本の巻き上げ回動軸のいずれか他方のみに伝達する第2一方向クラッチと、を備えている構成を特徴とする請求項7に記載のツインタイプの日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。
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2016
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