JP2018017021A - 日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット - Google Patents

日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット Download PDF

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Abstract

【課題】クラッチ手段と保持手段を兼ね備え、かつクラッチのはずれ等の生じない動作安定性を備え日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニットを実現する【解決手段】保持手段を備えたクラッチユニット7は、プーリ操作駆動装置に連結された伝達側回転部21と、巻き上げ回動軸に連結され被伝達側噛み合い部53を有する被伝達側回転部22と、カム溝23が形成され、被伝達側噛み合い部53と係脱可能な伝達側噛み合い部33が形成されており、伝達側回転部21に対して軸方向に可動かつ伝達側回転部21とともに回転するカムドラム23と、カムドラム23を回転可能に収容するクラッチケース26と、クラッチケース26の内面に軸方向に直線的に形成された案内溝27と、案内溝27内で軸方向のみに移動可能であると共に、カム溝24内でカムドラム23に対して相対的に移動するクラッチボール28と、を備えている。【選択図】図6

Description

本発明は、日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニットに関し、より詳細には、操作コード(ボールチェーン等)等の操作部による回転力を遮蔽材の昇降動作部への伝達と非伝達に選択的に切替えることで、遮蔽材の上昇動作と、自重降下動作を選択可能とするとともに、上昇させた遮蔽材を上昇位置で保持する保持手段を備えたクラッチユニットに関する発明である。
本発明において日射遮蔽装置とは、プリーツスクリーン装置、シャッター装置、ブラインド装置等であり、遮蔽材は、これらの装置において、日射遮蔽を行う部材であり、プリーツスクリーン、シャッター、ブラインド等である。
なお、後記するが、本明細書では、本発明として、遮蔽材が自重降下する日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニットについて説明するが、自重降下の代わりにスプリングによる付勢力で遮蔽材を上昇させ、スプリングによる付勢力に抗して遮蔽材を降下させる日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニットとしても適用可能である。
従来、自重により降下させる日射遮蔽装置は、公知である。例えば、昇降動作部と操作部を切り離す為のクラッチ装置と、遮蔽材の下降防止状態と下降状態を選択するストッパーユニットと、を備えた遮蔽材昇降装置が知られている(特許文献1参照)。
日射遮蔽装置における昇降動作部と操作部を切り離す為の操作装置については、従来は、クラッチ部と自重降下防止装置が別々に設けられている構成が採用されている(特許文献2参照)。
また、室内側及び室外側の二重の遮蔽材を一本の操作コードでそれぞれ独立して引き上げ操作可能とする構成であって、操作コードの一方へ引く操作をすることにより、第一の遮蔽材の引き上げ動作と、自重による下降動作と、自重降下防止動作とを選択可能とする第一のクラッチユニット及び第一のストッパーユニットと、操作コードの他方への操作により第二の遮蔽材の引き上げ動作と、自重による下降動作と、自重降下防止動作とを選択可能とする第二のクラッチユニット及び第二のストッパーユニットとを備えた構成が知られている(特許文献3参照)。
特許第4729595号公報 特許第3378813号公報 特許第4119692号公報
上記特許文献1〜3に示した従来例は、いずれも遮蔽材の昇降動作部と操作部を切り離す為のクラッチ手段と、遮蔽材を所定の位置に保持するための保持手段(自重降下防止装置、ストッパーユニット)と、をそれぞれ設ける必要があり、部品点数が多くなり構造も複雑となるという問題があった。
そこで、本発明者は、この問題を解決するために、クラッチ手段と保持手段を一体としたクラッチユニットの開発に鋭意取り組んだ。その結果、本発明者は、クラッチ手段と保持手段を一体とする構成の簡単なクラッチユニットを備えた日射遮蔽装置を開発し、本願に先行して出願を行った(特願2015−235725号、特願2015−235727号参照)。
しかしながら、上記先行出願に係る発明は、いずれも所定の効果を生じるが、上記先行出願に係る発明は、操作部による回転方向の異なる2方向の回転に、新たな部品(カムドラム)を用意する必要があった。
本発明は、上記先行出願に係る発明をさらに改良することを目的とするものであり、より部品点数が少なく構造が簡単であり、特に、操作部による回転方向の異なる2方向の回転に、新たな部品(カムドラム)を用意する必要のない、保持手段を備えたクラッチユニットを実現することを課題とする。
本発明は上記課題を解決するために、プーリ操作駆動装置の回転力を遮蔽材を上昇させるための巻き上げ回動軸に伝達する接続状態と非伝達にする非接続状態を選択的に切り替えるとともに、遮蔽材を上昇位置に保持可能とする日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニットであって、プーリ操作駆動装置に連結された伝達側回転部と、巻き上げ回動軸に連結され被伝達側噛み合い部を有する被伝達側回転部と、外周面にカム溝が形成され、内周面に被伝達側噛み合い部と係脱可能な伝達側噛み合い部が形成されており、伝達側回転部に対して軸方向に可動かつ伝達側回転部とともに回転するカムドラムと、カムドラムを回転可能に収容するクラッチケースと、クラッチケースの内面に軸方向に直線的に形成された案内溝と、案内溝内で軸方向のみに移動可能であると共に、カム溝内でカムドラムに対して相対的に移動するクラッチボールと、を備えており、カム溝は、カムドラムの回転方向に互いに連続し、かつ軸方向に互いに対称的な形状を有する、カムドラムの周方向の一方側に形成された一側カム溝群と、周方向の他方側に形成された他側カム溝群と、から成り、案内溝の軸方向の長さは、カム溝に形成された噛み合わせ部と解除部の軸方向の間隔の長さより短く形成されていることを特徴とする日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニットを提供する。
本発明は上記課題を解決するために、プーリ操作駆動装置の回転力を遮蔽材を上昇させるための巻き上げ回動軸に伝達する接続状態と非伝達にする非接続状態を選択的に切り替えるとともに、遮蔽材を上昇位置に保持可能とする日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニットであって、プーリ操作駆動装置に連結された伝達側回転部と、巻き上げ回動軸に連結され被伝達側噛み合い部を有する被伝達側回転部と、外周面にカム溝が形成され、内周面に被伝達側噛み合い部と係脱可能な伝達側噛み合い部が形成されており、伝達側回転部に対して軸方向に可動かつ伝達側回転部とともに回転するカムドラムと、カムドラムを回転可能に収容するクラッチケースと、クラッチケースの内面に軸方向に直線的に形成された案内溝と、案内溝内で軸方向のみに移動可能であると共に、カム溝内でカムドラムに対して相対的に移動するクラッチボールと、を備えており、カム溝は、カムドラムの回転方向に互いに連続し、かつ軸方向に互いに対称的な形状を有する、カムドラムの周方向の一方側に形成された一側カム溝群と、周方向の他方側に形成された他側カム溝群と、から成り、一側カム溝群及び他側カム溝群は、それぞれ巻き上げ溝、バイパス溝、保持溝及び解除溝を備えており、巻き上げ溝は、カムドラムの回転方向に直線状に形成された直線部と、軸方向の基端側及び先端側のいずれか一方の側に向けて凸状に湾曲した噛み合わせ部とを有し、バイパス溝は、巻き上げ溝の直線部から軸方向の基端側及び先端側のいずれか他方の側に向けて傾斜した斜め部と、該斜め部から巻き上げ時のカムドラムの回転方向側に向けて延びる直線部と、から成り、保持溝は、巻き上げ時のカムドラムの回転方向に向けて凸状に湾曲しており、解除溝は、巻き上げ時のカムドラムの回転方向、かつ軸方向の基端側及び先端側のいずれか他方の方向に向けて形成されており、案内溝の軸方向の長さは、一側カム溝群及び他側カム溝群のそれぞれにおける、噛み合わせ部と解除部の軸方向の間隔の長さより短く形成されていることを特徴とする日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニットを提供する。
本発明は上記課題を解決するために、ヘッドボックスに設けられ、操作コードにより回転されるプーリ操作駆動装置と、ヘッドボックスから下方に垂下する遮蔽材を上昇させるための巻き上げ回動軸と、を備えた日射遮蔽装置において、プーリ操作駆動装置の回転力を巻き上げ回動軸に伝達する接続状態と非伝達にする非接続状態を選択的に切り替えるとともに、遮蔽材を上昇位置に保持可能とする保持手段を備えたクラッチユニットであって、プーリ操作駆動装置に連結された伝達側回転部と、巻き上げ回動軸に連結され被伝達側噛み合い部を有する被伝達側回転部と、外周面にカム溝が形成され、内周面に被伝達側噛み合い部と係脱可能な伝達側噛み合い部が形成されており、伝達側回転部に対して軸方向に可動かつ伝達側回転部とともに回転するカムドラムと、ヘッドボックスに取り付けられカムドラムを回転可能に収容するクラッチケースと、クラッチケースの内面に軸方向に直線的に形成された案内溝と、案内溝内で軸方向のみに移動可能であると共に、カム溝内でカムドラムに対して相対的に移動するクラッチボールと、を備えており、カム溝は、カムドラムの周方向の一方側に形成された一側カム溝群と、周方向の他方側に形成された他側カム溝群と、から成り、一側カム溝群及び他側カム溝群は、カムドラムの回転方向に互いに連続し、かつカムドラムの軸方向に互いに対称的な形状で形成され、それぞれ巻き上げ溝、バイパス溝、保持溝及び解除溝を備えており、巻き上げ溝は、カムドラムの回転方向に直線状に形成された直線部と、直線部から軸方向の基端側及び先端側のいずれか一方の側に向けて凸状に湾曲した噛み合わせ部と、から成り、バイパス溝は、巻き上げ溝の直線部から軸方向の基端側及び先端側のいずれか他方の側に向けて傾斜した斜め部と、該斜め部から巻き上げ時のカムドラムの回転方向側に向けて直線状に延びる直線部と、から成り、保持溝は、巻き上げ時のカムドラムの回転方向に向けて凸状に湾曲し、巻き上げ溝とバイパス溝の間に位置し、その両端はそれぞれ巻き上げ溝とバイパス溝に連続するように形成されており、解除溝は、バイパス溝の直線部から連続し、巻き上げ時のカムドラムの回転方向、かつ軸方向の基端側及び先端側のいずれか他方の方向に向けて、カムドラムの回転方向に対して傾斜して形成されており、案内溝の軸方向の長さは、一側カム溝群及び他側カム溝群のそれぞれにおける、噛み合わせ部と解除部の軸方向の間隔の長さより短く形成されていることを特徴とする日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニットを提供する。
伝達側回転部は、プーリ操作駆動装置で回転する駆動軸と、該駆動軸にスプライン結合され、かつカムドラムに固定されたスプライン筒と、を備えている構成とすることが好ましい。
カムドラムの両端部は、それぞれスプライン筒を取り付け可能とする構造であることが好ましい。
被伝達側回転部は、巻き上げ回動軸に連結されている被駆動軸を有し、前記被伝達側回転部の噛み合い部は、被駆動軸の周面に突出して形成されている構成とすることが好ましい。
日射遮蔽装置は、プーリ操作駆動装置によって、それぞれ異なる方向に回転されて異なる遮蔽材を巻き上げる2本の巻き上げ回動軸を備えたツインタイプの日射遮蔽装置であり、2本の巻き上げ回動軸に対して、それぞれ保持手段を備えたクラッチユニットが設けられている構成とすることが好ましい。
プーリ操作駆動装置は、ループ状の操作コードの操作で回転する中間歯車と、該中間歯車に噛み合う第1原動歯車及び第2原動歯車と、第1原動歯車の一方の回転方向の回転を2本の巻き上げ回動軸のいずれか一方のみに伝達する第1一方向クラッチ及び第2原動歯車の他方の回転方向への回転を2本の巻き上げ回動軸のいずれか他方のみに伝達する第2一方向クラッチと、を備えている構成とすることが好ましい。
本発明に係る日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニットは、カムドラムを軸方向の向きを逆にして付け替えれば、逆にする前の状態に対して軸方向に線対称の状態で取り付けられ、プーリ操作駆動装置からの異なる回転方向の回転力の伝達及び非伝達の切替を行うことが可能となるので、構成の異なる新たなカムドラムを用意する必要がない。
従って、特に、プーリ操作駆動装置による異なる2つの方向へのそれぞれの駆動軸の回転を、それぞれ2つの遮蔽材の巻き上げ回動軸に伝達するツインタイプの日射遮蔽材のクラッチユニットとしてきわめて有用である。
本発明に係る保持手段を備えたクラッチユニットの実施例1を備えた日射遮蔽装置を説明する図であり、(a)は平面図であり、(b)は要部を示す図であり、(c)は全体構成の正面図である。 実施例1の保持手段を備えたクラッチユニットの分解斜視図である。 (a)は実施例1の保持手段を備えたクラッチユニットの外観図であり、(b)はカムドラム及び被駆動軸を軸方向に沿って切断した斜視図である。 実施例1の保持手段を備えたクラッチユニットを説明する図であり、(a)はカムドラムを軸方向に沿って切断した斜視図であり、(b)はカムドラム及びスプライン筒の斜視図である。 実施例1の保持手段を備えたクラッチユニットのカムドラムの断面図であり、(a)、(b)はそれぞれ非接続状態を示す。 実施例1の保持手段を備えたクラッチユニットを説明する図であり、(a)は接続状態におけるカムドラムの断面図であり、(b)はカムドラムのカム溝を説明する展開図である。 実施例1の保持手段を備えたクラッチユニットの作用を説明する図であり、(a)は非接続状態を示し、(b)接続状態を示す。 実施例1の保持手段を備えたクラッチユニットのカムドラムの展開図で作用を説明する図であり、(a)保持状態を示し、(b)巻き上げ状態を示す。 実施例1の保持手段を備えたクラッチユニットの作用を説明する図であり、(a)は保持状態を示し、(b)非接続状態を示す。 本発明に係る保持手段を備えたクラッチユニットの実施例2を適用する日射遮蔽装置の全体構成を説明する正面図である。 上記実施例2を適用する日射遮蔽装置のプーリ操作駆動装置、第1クラッチユニット及び第2クラッチユニットの外観を示す斜視図である。 上記実施例2を適用する日射遮蔽装置のプーリ操作駆動装置の分解斜視図である。 上記実施例2を適用する日射遮蔽装置のプーリ操作駆動装置の保持手段を備えたクラッチユニットのカムドラムを説明する展開図であり、(a)は第1クラッチユニットのカムドラムであり、(b)は第2クラッチユニットのカムドラムである。
本発明に係る日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニットを実施するための形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。
(実施例1)
本発明に係る日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット(以下、実施例では単に「クラッチユニット」ともいう)の実施例1を図1〜9において説明する。
この実施例1では、クラッチユニットを適用する日射遮蔽装置の例として、ヘッドボックスから吊り下げられた1枚の遮蔽材を、ループ状の昇降用の操作コードによって昇降動作させる日射遮蔽装置とする。
この日射遮蔽装置1は、図1に示すように、ヘッドボックス2と、ヘッドボックス2から吊り下げられた遮蔽材3と、が設けられている。本実施例1では、遮蔽材3として、たくし上げカーテンとする。
ヘッドボックス2には、プーリ操作駆動装置6、クラッチユニット7、巻き上げ回動軸8及び昇降コード17の巻き上げローラ9が設けられている。プーリ操作駆動装置6は、ヘッドボックス2の一端(図1中の右端)に設けられており、操作コード13と、操作コード13によって回動されるプーリ14と、出力軸15と、を備えている。
巻き上げローラ9は、遮蔽材3を上昇させる昇降コード17を上方に巻き上げるものである。遮蔽材3の下端にボトムレール18が取り付けられており、ボトムレール18は、昇降コード17の下端に取り付けられている。
プーリ操作駆動装置6におけるプーリ14の回転は、本発明のクラッチユニット7に伝達され、クラッチユニット7は、プーリ操作駆動装置6の回転を、巻き上げ回動軸8に伝達する接続状態と、非伝達にする非接続状態とに切り替える。
本発明のクラッチユニット7は、従来の日射遮蔽装置で使用されているストッパーユニット(遮蔽材を巻き上げた状態で保持したり、保持を解除して遮蔽材を自重降下させたりする保持手段。特許文献3等参照)の機能も兼ね備えている。
以下、クラッチユニット7の構成について具体的に説明する。本明細書及び特許請求の範囲の記載において、「軸方向」は、ヘッドボックス2の長手方向であり、より詳細には、後記する駆動軸31、カムドラム23及び巻き上げ回動軸8等の軸方向(図1中の左右方向)を言う。
「基端側」は上記軸方向において、プーリ操作駆動装置6に近い側(図1中の右端側)を言い、「先端側」はプーリ操作駆動装置6から遠い側(図1中の左端側)、即ち基端側とは逆側を言う。
回転方向については、基端側から見て、時計回り、反時計回り等の用語を使用する。また、昇降コード17を巻き上げ遮蔽材3を上昇させる時に後記するカムドラム23が回転する方向については、「巻き上げ時のカムドラムの回転方向」、「巻き上げ時の回転方向」等という。遮蔽材3が自重降下する時にカムドラム23が回転する方向については、「降下時のカムドラムの回転方向」、「降下時の回転方向」等という。
クラッチユニット7は、図2、図5、図6(a)等に示すように、プーリ操作駆動装置6に連結された伝達側回転部21と、巻き上げ回動軸8に連結された被伝達側回転部22と、外周面に断面略半球状のカム溝24の形成されたカムドラム23と、カムドラム23を回転可能に収容するクラッチケース26と、クラッチケース26の内面に軸方向に直線的で断面略半球状に形成された案内溝27と、案内溝27内で軸方向に所定範囲内で移動可能に保持されているとともにカム溝24内でカムドラム23に対して相対的に移動するクラッチボール28と、を備えている。
伝達側回転部21は、駆動軸31とスプライン筒32を備えている。駆動軸31は、プーリ操作駆動装置6の出力軸15に連結され、操作コード13を一方向に引く操作により、本実施例1では、反時計回りの方向に回転するものであり、スプライン部36と円環部37を備えている。
スプライン筒32は、その軸心にスプライン孔34が貫通して形成されており、スプライン孔34に駆動軸31のスプライン部36が嵌合され、これにより、スプライン筒32は、駆動軸31に対して、一体で回転しかつ軸方向に可動なようにスプライン結合されている。スプライン筒32の軸方向の一端部(本実施例1では基端部)の周面に、複数の突起35が周方向に間隔をおいて設けられている。
クラッチケース26は、クラッチケース本体41と、クラッチケース本体41に装着されるクラッチケース蓋体42を備えている。カムドラム23は、クラッチケース蓋体42の内周壁面内に回転可能になるように装入されている。
駆動軸31は、スプライン筒32と共に、カムドラム23内に、回転可能に装入されている。駆動軸31は、その基端側に設けられた円環部37がクラッチケース蓋体42の開口部47に回転可能に嵌合されている。
カムドラム23の軸方向の両端部における内周面には、図4(a)、(b)に示すように、それぞれスリット29が周方向に間隔をおいて形成されている。本実施例1では、カムドラム23の基端側に形成されたスリット29内に、スプライン筒32の突起35が圧入固定されて取り付けられる。これによって、カムドラム23の基端側の内周面にスプライン筒32が固定されている。要するに、カムドラム23の両端部は、それぞれスプライン筒32を取り付け可能とする構造である
カムドラム23の軸方向の向きを逆にしてから、その基端側に位置するスリット29にスプライン筒32の突起35を圧入固定すると、カムドラム23のカム溝24は、逆にする前の状態に対して軸方向に線対称の状態で取り付けられ、プーリ駆動装置から異なる回転方向の接続と非接続を切り替えるクラッチユニットのカムドラムとして使用可能となり、同等の機能を行う。
このように、カムドラム23の軸方向の向きを互いに逆にしてスプライン筒3に取り付けられる構成にすると、カムドラム23の形状が1種類でも、異なる方向の回転に対して軸方向の向きを変えて取り付けることで適用可能である。特に、実施例2で後記するツインタイプの遮蔽装置101において、互いに異なる回転方向を伝達する2つのクラッチユニット111、112のそれぞれのカムドラム132、134として、同じ形状のカムドラムを適用可能であるので、カムドラムを形状の異なるものを用意する必要がないので部品(カムドラム)の種類が少なくて済む。
カムドラム23とスプライン筒32は、クラッチケース26内で、一体で回転可能であり、一体で駆動軸31に対して相対的に軸方向に移動可能である。カムドラム23の軸方向の略中央における内周面には、伝達側噛み合い部33が形成されている。
伝達側噛み合い部33は、図3(b)、図4(a)に示すように、カムドラム23の軸方向の略中央の内周面からカムドラム23の軸心方向に向けて突設された突起部から成り、後記する被伝達側噛み合い部53と係脱可能である。
前記したとおり、カムドラム23の外周面には、カム溝24が形成されており、クラッチケース本体41の内面には、クラッチボール28を保持する案内溝27(図2、図5、図6(a)等参照)が、軸方向に向けて直線的に形成されている。
そして、カム溝24と案内溝27に、クラッチボール28が転動可能に嵌合されている。なお、参考までに、案内溝27について、巻き上げ、下降動作において、軸方向に可動なカムドラム23との軸方向の相対的な位置関係を明示するために、図6(b)、図7〜図9で模式的に示す。
被伝達側回転部22は、図2、図5、図6(a)に示すように、被駆動軸52を備え、被駆動軸52は、その基端側がクラッチケース26及びカムドラム23内に装入され、クラッチケース26によって回転可能に支持されている。
被駆動軸52の基端部の外周面には、図3(b)に示すように、外側に突出した被伝達側噛み合い部53が形成されている。被駆動軸52の先端側は、連結具56で巻き上げ回動軸8と連結されており、共に回転可能となる。
図6(b)及び図7〜図9は、クラッチユニット7のカムドラム23の外周面に形成されたカム溝24の展開図である。クラッチケース26は、ヘッドボックス2に固定されて設けられているが、このクラッチケース26の内面に軸方向に向けて直線的に案内溝27が形成されている。この案内溝27を、上記したとおり、軸方向に移動可能なカムドラム23との軸方向の相対的位置を明示するために、模式的に示した。
伝達側噛み合い部33は、カムドラム23と一体で軸方向に移動する構成であり、作用を説明する都合上、図7〜図9において、カムドラム23の軸方向の略中央に設けられているように、模式的に示した。さらに、軸方向には移動しない被駆動軸52の被伝達側噛み合い部53を、伝達側噛み合い部33に対向して模式的に示した。
カム溝24は、図6(b)に示すが、カムドラム23の周方向の一方側に形成された一側カム溝群38と、周方向の他方側に形成された他側カム溝群39と、から成る。一側カム溝群38及び他側カム溝群39は、それぞれ巻き上げ溝61、バイパス溝63、保持溝64及び解除溝62を備えている。
一側カム溝群38と他側カム溝群39は、その形状はカムドラム23の軸方向に互いに対称的であって、周方向に連続して形成されている。具体的には、一側カム溝群38の巻き上げ溝61と他側カム溝群39の巻き上げ溝61は、周方向に連続して形成されている。
一側カム溝群38について説明する。巻き上げ溝61は、カムドラム23の回転方向に直線状に形成された直線部66と、直線部66よりも巻き上げ時のカムドラム23の回転方向側(本実施例1では反時計回りの方向側)に位置し、直線部66から基端側(図3(b)では右側)に向けて凸状に湾曲した噛み合わせ部65と、から成る。
バイパス溝63は、巻き上げ溝61の直線部66から巻き上げ時のカムドラム23の回転方向に対して先端側に向けて傾斜した斜め部67と、斜め部67から巻き上げ時のカムドラム23の回転方向側に向けて直線状に延びる直線部68と、から成る。
保持溝64は、巻き上げ時のカムドラム23の回転方向に向けて凸状に湾曲し、軸方向においては巻き上げ溝61とバイパス溝63の間に位置するように形成されている。そして、保持溝64の両端は、それぞれ巻き上げ溝61とバイパス溝63に連続するように形成されている。保持溝64のカムドラム23の回転方向の先端は保持部69となっている。
解除溝62は、バイパス溝63の直線部68から連続し、巻き上げ時のカムドラム23の回転方向に向け、かつ先端側に向けて傾斜して、形成されている。解除溝62のカムドラム23の回転方向の端部は解除部72となっている。
次に、他側カム溝群39について説明する。他側カム溝群39は、一側カム溝群38に対して軸方向に対称的に形成されている点を除いて各部の構成は、下記のとおり同じである。
巻き上げ溝部61は、カムドラム23の回転方向に直線状に形成された直線部66と、直線部66よりも巻き上げ時のカムドラム23の回転方向側(本実施例1では反時計回りの方向側)に位置し、直線部66から先端側(図6(b)では左側)に向けて凸状に湾曲した噛み合わせ部65と、から成る。
バイパス溝63は、巻き上げ溝61の直線部66から基端側に向けて傾斜した斜め部67と、斜め部67から巻き上げ時のカムドラム23の回転方向側に向けて直線状に延びる直線部68と、から成る。
保持溝64は、巻き上げ時のカムドラム23の回転方向(本実施例では反時計回りの方向)に向けて凸状に湾曲し、軸方向において、巻き上げ溝61とバイパス溝63の間に位置し、その両端がそれぞれ巻き上げ溝61の直線部66とバイパス溝63の直線部68に連続するように形成されている。保持溝64の回転方向の先端は保持部69となっている。
解除溝62は、バイパス溝63の直線部68から連続し、巻き上げ時のカムドラム23の回転方向に向け、かつ回転方向に対して基端側に向けて傾斜して、形成されている。解除溝62のカムドラム23の回転方向の端部は解除部72となっている。
後記するが、操作コード13を一方向に引いて巻き上げ操作をすることで、カムドラム23に対して、クラッチボール28が噛み合わせ部65に相対的に移動して位置すると、クラッチユニット7の伝達動作を行う。
上記操作コード13による巻き上げ操作を途中で止めて離すと、遮蔽材3の自重降下に基づきカムドラム23が時計方向(降下時の回転方向)へ回転する。しかし、クラッチボール28が保持部69に移動して位置すると、遮蔽材3の自重降下に基づくカムドラム23の時計方向への回転が拘束され、遮蔽材3は自重降下が阻止されて、降下しないように保持される。このため、クラッチユニット7は、保持機能、要するに保持手段としての機能を備えている。
後記するが、クラッチボール28が解除溝62に入り、解除部72に向かってカムドラム23に対して相対的に移動し、解除部72に位置すると、クラッチユニット7は伝達の解除動作を行う(図7(a)参照)。
クラッチボール28は、駆動軸31の回転に伴いカムドラム23が回転すると、案内溝27の軸方向の長さLの範囲内で軸方向に移動し、かつカム溝24内を、カムドラム23に対して相対的に移動する。
案内溝27の軸方向の長さLは、一側カム溝群38における基端側に位置する噛み合わせ部65と先端側に位置する解除部72との軸方向の間隔Dより小さく形成されているとともに、同様に、他側カム溝群39における先端側に位置する噛み合わせ部65と基端側に位置する解除部72との軸方向の間隔Dより小さく形成されている(図6(b)参照)。
要するに、案内溝27の軸方向の長さLは、一側カム溝群38及び他側カム溝群39において、それぞれカム溝24における、軸方向のほぼ最も基端側に位置する部分とほぼ最も先端側に位置する部分の軸方向の間隔の長さDより短く形成されているということとなる。
このように、L<Dが決められた構成とすると、クラッチボール28は、案内溝27内ではその長さLの行路内で自由に移動可能であるが、カムドラム23が軸方向には移動しなければ、カム溝24内では案内溝27に対応する軸方向の所定範囲内でしか相対的に移動できない。
しかし、カムドラム23が軸方向に移動すれば、クラッチボール28は、案内溝27に対応する軸方向の範囲内で、カム溝24の上記所定の範囲を超えて、相対的に移動可能である。
具体的には、例えば、案内溝27と、噛み合わせ部65と直線部66の間の軸方向の範囲が互いに対応する位置にある状態では、クラッチボール28が、案内溝27と、噛み合わせ部65と直線部66の間の軸方向の範囲内で移動しても、カムドラム23は軸方向には移動することがなく、伝達側噛み合い部33と被伝達噛み合い部53は、図6(a)、図7(b)〜図9(a)に示すように、互いに噛み合い接続状態を維持するように構成されている。
しかしながら、カムドラム23が回転して、クラッチボール28が案内溝27の端部にくると移動が拘束される。しかし、カムドラム23が軸方向に移動することによって、クラッチボール28は、カム溝24の噛み合わせ部65と直線部66の範囲内の軸方向の外側に位置する解除溝62に相対的に移動可能となる。この結果、伝達側噛み合い部33と被伝達噛み合い部53は、図5(a)、(b)、図7(a)、9(b)に示すように、互いに噛み合いが解除された非接続状態となる。
作用:
(1)上昇(巻き上げ)動作
以上の構成から成るクラッチユニット7の作用を、操作コード13を一方向に引く操作によって巻き上げ回動軸8を回動し、昇降コード17を巻き上げローラ9で巻き上げて遮蔽材3を上昇させる上昇動作の場合で説明する。
ここでは、動作開始前は、クラッチユニット7は解除された状態、即ち、図5(a)、(b)、図7(a)、図9(b)に示すように、カムドラム23の伝達側噛み合い部33と、被駆動軸52の被伝達側噛み合い部53と、が互いに離れ噛み合いが解除された非接続状態とする。
このような動作開始前の状態から、操作コード13を操作してプーリ14を回転して、クラッチユニット7における伝達側回転部21の駆動軸31を、図2において、反時計廻りの方向に回転する。これによって、スプライン筒32を介して、カムドラム23を反時計回りの方向に回転する。
すると、クラッチボール28は、図7(a)に示す他側カム溝群39の解除部72から解除溝62、バイパス溝63及び一側カム溝群38の巻き上げ溝61を通過し、他側カム溝群39の巻き上げ溝61に入る。この間は、クラッチボール28は案内溝27を軸方向の先端側に向けて移動し、案内溝27に対応する範囲内でカム溝24を相対的に移動できるので、カムドラム23は軸方向には移動しない。
なお、クラッチボール28は、案内溝27の範囲内で軸方向にしか移動できないので、カム溝24内のクラッチボール28の移動は、あくまでも、カムドラム23に対する相対的な移動である。
しかし、クラッチボール28が案内溝27の先端に達すると、クラッチボール28はカム溝24内で先端側への移動が拘束されるために、カムドラム23の反時計方向(巻き上げ時の回転方向)への回転が続くと、カムドラム23及びその伝達側噛み合い部33は基端側に向けて移動し、クラッチボール28は他側カム溝群39の巻き上げ溝61を移動する。
そして、クラッチボール28は、図7(b)に示すように、巻き上げ溝61の噛み合わせ部65に到達する。これによって、伝達側噛み合い部33は被伝達側噛み合い部53と噛み合い、クラッチユニット7は接続状態となる。
その結果、駆動軸31の反時計回りの方向への回転は、スプライン筒32、カムドラム23、伝達側噛み合い部33及び被伝達側噛み合い部53介して、被駆動軸52に伝達され、巻き上げ回動軸8による遮蔽材3の上昇動作が開始する。
さらに、操作コード13を操作し続けると、クラッチボール28は、一側カム溝群38及び他側カム溝群39の巻き上げ溝61を周回するので、カムドラム23は反時計回りの方向に回転を続け、巻き上げ回動軸8による遮蔽材3の上昇動作が続く。
遮蔽材3を所望の高さまで巻き上げてから、操作コード13を一方向に引くことを止めて操作を停止すると、遮蔽材3の自重により、巻き上げ回動軸8は、巻き取り方向とは逆方向、即ち、本実施例では時計回りの方向(降下時の回転方向)に回転し、被駆動軸52、被伝達側噛み合い部53を介して、伝達側噛み合い部33及びカムドラム23が時計回りの方向に回転する。
この回転によって、クラッチボール28は、図8(a)に示すように、カム溝24における他側カム溝群39の保持溝64内に入り保持部69で保持され、遮蔽材3の自重降下によるカムドラム23の時計回りの方向の回転は停止する。
これによって、遮蔽材3を所望の高さまで開いた状態で保持することができる。この状態では、伝達側噛み合い部33は被伝達側噛み合い部53と噛み合っており、接続状態を維持する。
この状態から再度、遮蔽材3を上昇させる場合は、操作コード13を一方向に引いて、カムドラム23を反時計方向に回転すると、クラッチボール28は、バイパス溝63を通過して、図8(b)に示すように、巻き上げ溝61に入り、巻き上げ溝61を周回するので、カムドラム23は回転を続ける。
この回転中は、カムドラム23は軸方向に移動せず、伝達側噛み合い部33は被伝達側噛み合い部53と噛み合い接続状態を維持するので、駆動軸31の回転を被駆動軸52に伝達され、昇降コード17は巻き上げられて遮蔽材3は上昇する。
そして、例えば、クラッチボール28が、図8(b)に示すような巻き上げ溝61を通過中に、この操作コード13の引く操作を停止すると、クラッチボール28は、図9(a)に示すように、一側カム溝群38の保持溝64に入り保持部69で保持され、その結果、遮蔽材3は巻き上げ位置で保持される。
(2)降下(巻き降ろし)動作
上記のとおり上昇位置に保持した状態(図9(a)参照)の遮蔽材3を降下させる際には、操作コード13を、上記巻き上げの時と同じ一方向に若干引くと、クラッチボール28は保持溝64からバイパス溝63内に移動する。
そして、操作コード13から手を離すと、クラッチボール28は解除溝62に入る。しかし案内溝27の左端で拘束されるが、遮蔽材3の自重でカムドラム23が時計方向(降下時の回転方向)に回転すると、カムドラム23は基端側に移動し、クラッチボール28は解除溝62内を移動して解除部72で停止する。
このようにカムドラム23が基端側に移動すると、カムドラム23の伝達側噛み合い部33は、図9(b)に示すように、被伝達側噛み合い部53との噛み合いが解除され非接続状態となる。その結果、被駆動軸52及び巻き上げ回動軸8は、自由に回転可能となり、遮蔽材3は自重で降下して閉じた状態となる。
このように遮蔽材3が自重降下することで、被駆動軸52は時計方向に回転するが、クラッチユニット7は非接続状態なので、被伝達側回転部22の回転は、伝達側回転部21には伝達されない。
なお、図示はしないが、以上説明した構成とは逆に、カム溝24をクラッチケース26の内周面に設け、案内溝27をカムドラム23の外周面に設ける構成としてもよい。
(実施例2)
上記実施例1及びその変形例では、ヘッドボックスから吊り下げられた1枚の遮蔽材3を、ループ状の操作コード13によって昇降動作させる日射遮蔽装置1における保持手段を備えたクラッチユニット7について説明したが、本発明に係る保持手段を備えたクラッチユニットは、2枚の遮蔽材をそれぞれ昇降動作させるツインタイプの日射遮蔽装置に適用することも可能である。
2枚の遮蔽材を備えたツインタイプの日射遮蔽装置としては、単一のループ状の操作コードによって、中間レールを介して上下方向に配設された上部遮蔽材及び下部遮蔽材をそれぞれ独立に昇降動作させるタイプと、ヘッドボックスから吊り下げられた室内側の遮蔽材及び室外側の遮蔽材をそれぞれ独立に昇降動作させるタイプがある。
以下、本発明に係る保持手段を備えたクラッチユニットの実施例2として、室内側の遮蔽材(たくし上げカーテン)及び室外側の遮蔽材(たくし上げカーテン)の前後二重の遮蔽材を備えたツインタイプの日射遮蔽装置において、室内側の遮蔽材及び室外側の遮蔽材にそれぞれ対応して設けられ、プーリ操作駆動装置の回転を、それぞれ独立して、巻き上げ回転軸に伝達する状態と非伝達のいずれかに切り替えることのできる保持手段を備えたクラッチユニット(以下、実施例では単に「クラッチユニット」ともいう)を説明する。
まず、図10において、実施例2のクラッチユニットを適用するツインタイプの日射遮蔽装置の全体構成の概要を説明する。日射遮蔽装置101は、ヘッドボックス102と、ヘッドボックス102から室外側に吊り下げられた第1遮蔽材103と、ヘッドボックス102から室内側に吊り下げられた第2遮蔽材104と、を備えている。本実施例では、第1遮蔽材103及び第2遮蔽材104としては、それぞれたくし上げカーテンが設けられている。
ヘッドボックス102には、その一端(図10中の右端)に、図10〜図12に示すようなプーリ操作駆動装置109が設けられている。ヘッドボックス102内の上部及び下部には、それぞれ図10、図11に示すような保持手段を備えた第1クラッチユニット111及び保持手段を備えた第2クラッチユニット112と、第1巻き上げ回動軸113及び第2巻き上げ回動軸114と、第1巻き上げローラ115及び第2巻き上げローラ116と、を備えている。
第1クラッチユニット111及び第2クラッチユニット112は、プーリ操作駆動装置109により生じる回転力を、第1巻き上げ回動軸113及び第2巻き上げ回動軸114を介して、第1巻き上げローラ115及び第2巻き上げローラ116に伝達する。
第1巻き上げローラ115及び第2巻き上げローラ116は、それぞれ第1遮蔽材103及び第2遮蔽材104を上昇させる第1昇降コード及び第2昇降コード119を上方に巻き上げるものである。なお、第1昇降コードは、室外側に位置するので、図10においては図示されていないが、第2昇降コード119と同じ符号を明細書中では使用する。
第1昇降コード119及び第2昇降コード119は、それぞれその下端は、第1遮蔽材103及び第2遮蔽材104の下端のボトムレール120に取り付けられている。なお、第1遮蔽材103の下端に設けられたボトムレール120は、室外側に位置するので、図10においては図示されていないが、第2遮蔽材104の下端に設けられたボトムレール120と同じ符号を明細書中では使用する。
プーリ操作駆動装置109は、ループ状(無端状)のボールチェーンから成る操作コード121(図10参照)を一方又は他方に引いて、一方への回転又は他方への回転を発生させ、その回転を、第1クラッチユニット111又は第2クラッチユニット112に伝達する。
このプーリ操作駆動装置109は、図11に示すように、プーリ124と、操作コード121と共に回転する中間歯車125と、中間歯車125と噛み合う第1原動歯車126及び第2原動歯車127と、第1一方向クラッチ128及び第2一方向クラッチ129と、を備えている。
第1一方向クラッチ128は、第1原動歯車126の出力を受けて、第1の回転方向(本実施例2では反時計回りの方向)のみの回転を第1クラッチユニット111に伝達する。第2一方向クラッチ129は、第2原動歯車127の出力を受けて、第2の回転方向(本実施例2では時計回りの方向)のみの回転を第2クラッチユニット112に伝達する。なお、第1一方向クラッチ128及び第2一方向クラッチ129は、それぞれ周知の一方向クラッチを使用する。
このようなプーリ操作駆動装置109において、操作コード121を一方向に引いて、図11において、プーリ124及び中間歯車125を、例えば、時計回りの方向(第2の回転方向)に回転させると、中間歯車125を介して第1原動歯車126を反時計回りの方向(第1の回転方向)に回転し、さらに、第1一方向クラッチ128を介して、第1クラッチユニット111へ第1の回転方向(反時計回りの方向)の回転を伝達する。
また、操作コード121を逆方向に引いて、プーリ124及び中間歯車125を、第1の回転方向(反時計回りの方向)に回転させると、中間歯車125を介して第2原動歯車127を第2の回転方向(時計回りの方向)に回転し、さらに第2一方向クラッチ129を介して第2クラッチユニット112へ第2の回転方向(時計回りの方向)の回転を伝達する。
実施例2の第1クラッチユニット111及び第2クラッチユニット112は、それぞれ実施例1のクラッチユニットと同様の構成を使用するので、ここではその詳細に説明は省略する。
特に、実施例2の第1クラッチユニット111のカムドラム132及び第2クラッチユニット112のカムドラム134における、カム溝133及びカム溝135を、図13(a)及び(b)でそれぞれ示すが、それぞれ実施例1のクラッチユニット7のカムドラム23におけるカム溝24と同じであり、その各部について同じ符号を付して図示し、具体的な説明は省略する。
図13(a)及び(b)でも明らかなように、但し、第1クラッチユニット111と第2クラッチユニット112は、プーリ操作駆動装置109から伝達される回転方向が互いに逆である点に基づく構成、作用は互いに異なる。しかし、それ以外の構成、作用は同じである。
即ち、プーリ操作駆動装置109から第1クラッチユニット111と第2クラッチユニット112へ伝達される回転の向きが互いに逆であることに伴い、第1クラッチユニット111の第1カムドラム132のカム溝133(図13(a)参照)と、第2クラッチユニット112の第2カムドラム134のカム溝135(図13(b)参照)は、カムドラムの回転方向に対して、互いに逆方向(線対称)の構成とする。
また、実施例2の第1クラッチユニット111及び第2クラッチユニット112は、それぞれ実施例1のクラッチユニット7と同様の構成を使用するので、ここではその詳細な構成の説明は省略する。
以上の構成からなる実施例2のクラッチユニットにおいては、操作コード121を一方向に引いて、第1クラッチユニット111に第1の回転方向(反時計回りの方向)の回転を伝達すると、第1クラッチユニット111が接続状態となって、ヘッドボックス102から室外側に吊り下げられた第1遮蔽材103の昇降することができる。そして、第1遮蔽材103の保持、降下のための第1クラッチユニット111の保持状態、非接続状態となる動作は、実施例1のクラッチユニット7と同じである。
また、操作コード121を他方向に引いて、第2クラッチユニット112に第2の回転方向(時計回りの方向)の回転を伝達すると、第2クラッチユニット112が動作して、ヘッドボックス102から室内側に吊り下げられた第2遮蔽材104の昇降を操作することができる。そして、第2遮蔽材104の保持、降下のための第2クラッチユニット112の保持状態、非接続状態となる動作は、実施例1のクラッチユニット7と同じである。
以上の実施例1及び実施例2の記載では、本発明は、遮蔽材が自重降下する日射遮蔽装置におけるクラッチユニットについて説明したが、自重降下の代わりにスプリングによる付勢力で遮蔽材を上昇させ、スプリングによる付勢力に抗して遮蔽材を降下させる日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニットとしても適用可能である。
より詳細には、操作コード、プーリ等を備えたプーリ操作駆動装置を操作することで、スプリングの弾力に抗して遮蔽材を降下させるとともに付勢力を蓄積させ、プーリ操作駆動装置を操作することで、蓄積したスプリングの付勢力により巻き上げ回動軸及び昇降コードの巻き上げローラを回転させて遮蔽材を上昇させる日射遮蔽装置において、プーリ操作駆動装置と巻き上げ回動軸の接続及び非接続を行うとともに、遮蔽材をプリングの付勢力を拘束して、所望の下降状態に保持する保持機能を備えたクラッチ手段として、本発明のクラッチユニットを適用することが可能である。
このクラッチユニットの構成は、遮蔽材の自重降下の代わりにスプリングによる付勢力で遮蔽材を上昇させ、スプリングによる付勢力に抗して遮蔽材を降下させ、その途中で上昇することを拘束して保持する点を除いて、上記遮蔽材が自重降下する日射遮蔽装置におけるクラッチユニット7、111、112の構成と同じである。
具体的には、自重降下の代わりにスプリングによる付勢力で遮蔽材を上昇させる日射遮蔽装置では、クラッチユニットのカムドラムのカム溝は、実施例1及び実施例2のクラッチユニットにおけるカム溝に対して、カムドラムの回転方向に対して線対称の構成とする。
以上、本発明に係る保持手段を備えたクラッチユニットを実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
本発明に係る保持手段を備えたクラッチユニットは、上記のような構成であるから、各種の用途に適したプリーツスクリーン装置、シャッター装置、ブラインド装置等における、単一の遮蔽材を備えた日射遮蔽装置及びツインタイプの日射遮蔽装置も適用可能である。
1 日射遮蔽装置
2 ヘッドボックス
3 遮蔽材
6 プーリ操作駆動装置
7 保持手段を備えたクラッチユニット
8 巻き上げ回動軸
9 巻き上げローラ
13 操作コード
14 プーリ
15 出力軸
17 昇降コード
18 ボトムレール
21 伝達側回転部
22 被伝達側回転部
23 カムドラム
24 カム溝
25 カムドラムのスプライン孔
26 クラッチケース
27 案内溝
28 クラッチボール
29 カムドラムの両端内面のスリット
31 駆動軸
32 スプライン筒
33 伝達側噛み合い部
34 スプライン筒のスプライン孔
35 スプライン筒の周面の突起
36 駆動軸のスプライン部
37 駆動軸の円環部
38 一側カム溝群
39 他側カム溝群
41 クラッチケース本体
42 クラッチケース蓋体
47 クラッチケース蓋体の開口部
52 被駆動軸
53 被伝達側噛み合い部
56 連結具
61 巻き上げ溝
62 解除溝
63 バイパス溝
64 保持溝
65 巻き上げ溝の噛み合わせ部
66 巻き上げ溝の直線部
67 バイパス溝の斜め部
68 バイパス溝の直線部
69 保持溝の保持部
72 解除溝の解除部
101 日射遮蔽装置
102 ヘッドボックス
103 第1遮蔽材
104 第2遮蔽材
109 プーリ操作駆動装置
111 第1クラッチユニット
112 第2クラッチユニット
113 第1巻き上げ回動軸
114 第2巻き上げ回動軸
115 第1巻き上げローラ
116 第2巻き上げローラ
119 昇降コード
120 ボトムレール
121 操作コード
124 プーリ
125 中間歯車
126 第1原動歯車
127 第2原動歯車
128 第1一方向クラッチ
129 第2一方向クラッチ
132 第1カムドラム
133 第1カムドラムのカム溝
134 第2カムドラム
135 第2カムドラムのカム溝

Claims (8)

  1. プーリ操作駆動装置の回転力を遮蔽材を上昇させるための巻き上げ回動軸に伝達する接続状態と非伝達にする非接続状態を選択的に切り替えるとともに、遮蔽材を上昇位置に保持可能とする日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニットであって、
    プーリ操作駆動装置に連結された伝達側回転部と、巻き上げ回動軸に連結され被伝達側噛み合い部を有する被伝達側回転部と、外周面にカム溝が形成され、内周面に被伝達側噛み合い部と係脱可能な伝達側噛み合い部が形成されており、伝達側回転部に対して軸方向に可動かつ伝達側回転部とともに回転するカムドラムと、カムドラムを回転可能に収容するクラッチケースと、クラッチケースの内面に軸方向に直線的に形成された案内溝と、案内溝内で軸方向のみに移動可能であると共に、カム溝内でカムドラムに対して相対的に移動するクラッチボールと、を備えており、
    カム溝は、カムドラムの回転方向に互いに連続し、かつ軸方向に互いに対称的な形状を有する、カムドラムの周方向の一方側に形成された一側カム溝群と、周方向の他方側に形成された他側カム溝群と、から成り、
    案内溝の軸方向の長さは、カム溝に形成された噛み合わせ部と解除部の軸方向の間隔の長さより短く形成されていることを特徴とする日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。
  2. プーリ操作駆動装置の回転力を遮蔽材を上昇させるための巻き上げ回動軸に伝達する接続状態と非伝達にする非接続状態を選択的に切り替えるとともに、遮蔽材を上昇位置に保持可能とする日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニットであって、
    プーリ操作駆動装置に連結された伝達側回転部と、巻き上げ回動軸に連結され被伝達側噛み合い部を有する被伝達側回転部と、外周面にカム溝が形成され、内周面に被伝達側噛み合い部と係脱可能な伝達側噛み合い部が形成されており、伝達側回転部に対して軸方向に可動かつ伝達側回転部とともに回転するカムドラムと、カムドラムを回転可能に収容するクラッチケースと、クラッチケースの内面に軸方向に直線的に形成された案内溝と、案内溝内で軸方向のみに移動可能であると共に、カム溝内でカムドラムに対して相対的に移動するクラッチボールと、を備えており、
    カム溝は、カムドラムの回転方向に互いに連続し、かつ軸方向に互いに対称的な形状を有する、カムドラムの周方向の一方側に形成された一側カム溝群と、周方向の他方側に形成された他側カム溝群と、から成り、
    一側カム溝群及び他側カム溝群は、それぞれ巻き上げ溝、バイパス溝、保持溝及び解除溝を備えており、
    巻き上げ溝は、カムドラムの回転方向に直線状に形成された直線部と、軸方向の基端側及び先端側のいずれか一方の側に向けて凸状に湾曲した噛み合わせ部とを有し、
    バイパス溝は、巻き上げ溝の直線部から軸方向の基端側及び先端側のいずれか他方の側に向けて傾斜した斜め部と、該斜め部から巻き上げ時のカムドラムの回転方向側に向けて延びる直線部と、から成り、
    保持溝は、巻き上げ時のカムドラムの回転方向に向けて凸状に湾曲しており、
    解除溝は、巻き上げ時のカムドラムの回転方向、かつ軸方向の基端側及び先端側のいずれか他方の方向に向けて形成されており、
    案内溝の軸方向の長さは、一側カム溝群及び他側カム溝群のそれぞれにおける、噛み合わせ部と解除部の軸方向の間隔の長さより短く形成されていることを特徴とする日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。
  3. ヘッドボックスに設けられ、操作コードにより回転されるプーリ操作駆動装置と、ヘッドボックスから下方に垂下する遮蔽材を上昇させるための巻き上げ回動軸と、を備えた日射遮蔽装置において、プーリ操作駆動装置の回転力を巻き上げ回動軸に伝達する接続状態と非伝達にする非接続状態を選択的に切り替えるとともに、遮蔽材を上昇位置に保持可能とする保持手段を備えたクラッチユニットであって、
    プーリ操作駆動装置に連結された伝達側回転部と、巻き上げ回動軸に連結され被伝達側噛み合い部を有する被伝達側回転部と、外周面にカム溝が形成され、内周面に被伝達側噛み合い部と係脱可能な伝達側噛み合い部が形成されており、伝達側回転部に対して軸方向に可動かつ伝達側回転部とともに回転するカムドラムと、ヘッドボックスに取り付けられカムドラムを回転可能に収容するクラッチケースと、クラッチケースの内面に軸方向に直線的に形成された案内溝と、案内溝内で軸方向のみに移動可能であると共に、カム溝内でカムドラムに対して相対的に移動するクラッチボールと、を備えており、
    カム溝は、カムドラムの周方向の一方側に形成された一側カム溝群と、周方向の他方側に形成された他側カム溝群と、から成り、
    一側カム溝群及び他側カム溝群は、カムドラムの回転方向に互いに連続し、かつカムドラムの軸方向に互いに対称的な形状で形成され、それぞれ巻き上げ溝、バイパス溝、保持溝及び解除溝を備えており、
    巻き上げ溝は、カムドラムの回転方向に直線状に形成された直線部と、直線部から軸方向の基端側及び先端側のいずれか一方の側に向けて凸状に湾曲した噛み合わせ部と、から成り、
    バイパス溝は、巻き上げ溝の直線部から軸方向の基端側及び先端側のいずれか他方の側に向けて傾斜した斜め部と、該斜め部から巻き上げ時のカムドラムの回転方向側に向けて直線状に延びる直線部と、から成り、
    保持溝は、巻き上げ時のカムドラムの回転方向に向けて凸状に湾曲し、巻き上げ溝とバイパス溝の間に位置し、その両端はそれぞれ巻き上げ溝とバイパス溝に連続するように形成されており、
    解除溝は、バイパス溝の直線部から連続し、巻き上げ時のカムドラムの回転方向、かつ軸方向の基端側及び先端側のいずれか他方の方向に向けて、カムドラムの回転方向に対して傾斜して形成されており、
    案内溝の軸方向の長さは、一側カム溝群及び他側カム溝群のそれぞれにおける、噛み合わせ部と解除部の軸方向の間隔の長さより短く形成されていることを特徴とする日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。
  4. 伝達側回転部は、プーリ操作駆動装置で回転する駆動軸と、該駆動軸にスプライン結合され、かつカムドラムに取り付けられたスプライン筒と、を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。
  5. カムドラムの両端部は、それぞれスプライン筒を取り付け可能とする構造であることを特徴とする請求項4に記載の日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。
  6. 被伝達側回転部は、巻き上げ回動軸に連結されている被駆動軸を有し、
    前記被伝達側回転部の噛み合い部は、被駆動軸の周面に突出して形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。
  7. 日射遮蔽装置は、プーリ操作駆動装置によって、それぞれ異なる方向に回転されて異なる遮蔽材を巻き上げる2本の巻き上げ回動軸を備えたツインタイプの日射遮蔽装置であり、2本の巻き上げ回動軸に対して、それぞれ保持手段を備えたクラッチユニットが設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のツインタイプの日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。
  8. プーリ操作駆動装置は、ループ状の操作コードの操作で回転する中間歯車と、該中間歯車に噛み合う第1原動歯車及び第2原動歯車と、第1原動歯車の一方の回転方向の回転を2本の巻き上げ回動軸のいずれか一方のみに伝達する第1一方向クラッチ及び第2原動歯車の他方の回転方向への回転を2本の巻き上げ回動軸のいずれか他方のみに伝達する第2一方向クラッチと、を備えている構成を特徴とする請求項7に記載のツインタイプの日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。
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