JP6795345B2 - 日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット - Google Patents
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Description
本発明に係る日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット(以下、実施例では単に「クラッチユニット」という)の実施例1を図1〜6において説明する。
(1)上昇(巻き上げ)動作
以上の構成から成るクラッチユニット7の作用を、以下説明する。ここでは、動作開始前は、クラッチユニット7は、非接続状態、即ち、図4(a)、図5(a)に示すように、伝達側回転部21の伝達側噛み合い部33と被伝達側回転部22の被伝達側噛み合い部53は、互いに離れ、噛み合いが解除された状態とする。
上記のとおり上昇位置に保持した状態(図6(b)参照)の遮蔽材3を降下させる際には、操作コード13を、上昇の際と同じ一方向に若干引くと、クラッチユニット7において、カムドラム23は反時計回りの方向に回転し、クラッチボール28は、図6(b)に示す保持部67から、巻き上げ溝61を進み、分岐部70又は分岐部70を超える位置まで、カムドラム23に対して相対的に移動する。
以下、実施例1のクラッチユニット7の変形例を、図7及び図8において説明する。この変形例のクラッチユニット7’は、実施例1のクラッチユニット7と比べて、構成、作用について、略同じであり、共通する構成は同じ符号を使用する。ここでは、両者が相違する構成を中心に説明する。
上記実施例1及びその変形例では、ヘッドボックスから吊り下げられた1枚の遮蔽材3を、ループ状の昇降操作コード13によって昇降動作させる日射遮蔽装置1におけるクラッチユニット7について説明したが、本発明に係る保持手段を備えたクラッチユニットは、2枚の遮蔽材をそれぞれ昇降動作させるツインタイプの日射遮蔽装置に適用することも可能である。
2 ヘッドボックス
3 遮蔽材
6 プーリ操作駆動装置
7、7’ クラッチユニット
8 巻き上げ回動軸
9 巻き上げローラ
13 操作コード
14 プーリ
15 出力軸
17 昇降コード
18 ボトムレール
21 伝達側回転部
22 被伝達側回転部
23、23’ カムドラム
24、24’ カム溝
26 クラッチケース
27 案内溝
28 クラッチボール
31 駆動軸
32 クラッチバネ筒
33、33’伝達側噛み合い部
36 駆動軸のスプライン部
37 駆動軸の円環部
38 クラッチバネ
40 クラッチバネの一端部
41 クラッチケース本体
42 クラッチケース蓋体
45 カムドラムの基端部
46 カムカバー
47 クラッチケース蓋体の開口部
51 カムドラムの係合部
52 被駆動軸
53、53’被伝達側噛み合い部
56 連結具
57 位置決め環
58 被駆動軸のスプライン部
61 巻き上げ溝
62 主解除溝
63 副解除溝
65 巻き上げ溝の噛み合わせ部
66 巻き上げ溝の停止部
67 巻き上げ溝の保持部
70 保持部近傍の分岐部
71 噛み合わせ部近傍の分岐部
74 主解除溝の傾斜部
75 主解除溝の主解除部
78 副解除溝の傾斜部
79 副解除溝の副解除部
101 日射遮蔽装置
102 ヘッドボックス
103 第1遮蔽材
104 第2遮蔽材
109 プーリ操作駆動装置
111 第1クラッチユニット
112 第2クラッチユニット
113 第1巻き上げ回動軸
114 第2巻き上げ回動軸
115 第1巻き上げローラ
116 第2巻き上げローラ
119 昇降コード
120 ボトムレール
121 操作コード
124 プーリ
125 中間歯車
126 第1原動歯車
127 第2原動歯車
128 第1一方向クラッチ
129 第2一方向クラッチ
132 第1カムドラム
133 第1カムドラムのカム溝
134 第2カムドラム
135 第2カムドラムのカム溝
Claims (8)
- プーリ操作駆動装置の回転力を遮蔽材を上昇させるための巻き上げ回動軸に伝達する接続状態と非伝達にする非接続状態を選択的に切り替えるとともに、遮蔽材を上昇位置に保持可能とする日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニットであって、
プーリ操作駆動装置に連結され伝達側噛み合い部を有する伝達側回転部と、巻き上げ回動軸に連結され伝達側噛み合い部と係脱可能な被伝達側噛み合い部を有する被伝達側回転部と、カム溝が形成され、伝達側回転部に対して軸方向に可動かつクラッチバネを介して伝達側回転部とともに回転可能なカムドラムと、カムドラムを回転可能に収容するクラッチケースと、クラッチケースの内面に軸方向に直線的に形成された案内溝と、案内溝内で軸方向のみに移動可能であると共に、カム溝内でカムドラムに対して相対的に移動するクラッチボールと、を備えており、
カム溝は、カムドラムの周方向に沿って形成された巻き上げ溝と、巻き上げ溝から分岐した解除溝と、を有し、
巻き上げ溝には、その経路に噛み合わせ部、停止部及び保持部を備えており、
噛み合わせ部は、カムドラムの軸方向の基端側及び先端側のいずれか一方に向けて凸状に湾曲して形成されており、
停止部は、軸方向において噛み合わせ部と略同じ位置まで巻き上げ時のカムドラムの回転方向と反対方向に向けて形成されており、
保持部は、巻き上げ時のカムドラムの回転方向に向けて凸状に湾曲して形成されており、 解除溝は、カムドラムの軸方向の基端側及び先端側のいずれか他方に向けて傾斜し、その先端は解除部となっており、
案内溝の軸方向の長さは、カム溝における、噛み合わせ部と解除部の軸方向の間隔の長さより短く形成されていることを特徴とする日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。 - ヘッドボックスに設けられ、操作コードにより回転されるプーリ操作駆動装置と、ヘッドボックスから下方に垂下する遮蔽材を上昇させるための巻き上げ回動軸と、を備えた日射遮蔽装置において、プーリ操作駆動装置の回転力を巻き上げ回動軸に伝達する接続状態と非伝達にする非接続状態を選択的に切り替えるとともに、遮蔽材を上昇位置に保持可能な保持手段を備えたクラッチユニットであって、
プーリ操作駆動装置に連結され伝達側噛み合い部を有する伝達側回転部と、巻き上げ回動軸に連結され伝達側噛み合い部と係脱可能な被伝達側噛み合い部を有する被伝達側回転部と、外周面にカム溝が形成され、伝達側回転部に対して軸方向に可動かつクラッチバネを介して伝達側回転部とともに回転可能なカムドラムと、ヘッドボックスに取り付けられカムドラムを回転可能に収容するクラッチケースと、クラッチケースの内面に軸方向に直線的に形成された案内溝と、案内溝内で軸方向のみに移動可能であると共に、カム溝内でカムドラムに対して相対的に移動するクラッチボールと、を備えており、
カム溝は、カムドラムの周方向に沿って形成された巻き上げ溝と、巻き上げ溝から分岐した解除溝と、を有し、
巻き上げ溝にはその経路に、噛み合わせ部、停止部及び保持部を備えており、
噛み合わせ部は、カムドラムの軸方向の基端側及び先端側のいずれか一方に向けて凸状に湾曲して形成されており、
停止部及び保持部は、噛み合わせ部より巻き上げ時のカムドラムの回転方向と反対方向側の位置に設けられており、
停止部は、巻き上げ時のカムドラムの回転方向と反対方向に向けて、軸方向において噛み合わせ部と略同じ位置までカムドラムの回転方向に対して傾斜し、その先端は、クラッチボールを停止させカムドラムの回転を拘束するように行き止まりとなった構成であり、 保持部は、停止部より巻き上げ時のカムドラムの回転方向の側の位置に設けられ、巻き上げ時のカムドラムの回転方に向けて凸状に湾曲して形成されており、
解除溝は、カムドラムの軸方向の基端側及び先端側のいずれか他方に向けて傾斜し、その先端は解除部となっており、
案内溝の軸方向の長さは、カム溝における、噛み合わせ部と解除部の軸方向の間隔の長さより短く形成されていることを特徴とする日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。 - 伝達側回転部は、プーリ操作駆動装置で回転する駆動軸と、該駆動軸にスプライン結合しクラッチバネが巻着されたクラッチバネ筒を有し、クラッチバネの一端部がカムドラムに係合されており、クラッチバネ筒は、クラッチバネを介して、駆動軸の回転をカムドラムに伝達可能とすると共に、カムドラムと軸方向に移動する構成を特徴とする請求項1又は2に記載の日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。
- 被伝達側回転部は、被伝達側噛み合い部と共に回転する被駆動軸を有し、被駆動軸は巻き上げ回動軸に連結されている構成を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。
- 被伝達側噛み合い部は、被駆動軸にスプライン結合によって、被駆動軸に対して相対的に軸方向に移動可能に取り付けられており、かつカムドラムに対して相対的に回転可能であるとともに、カムドラムと共に軸方向に移動可能に設けられており、
伝達側噛み合い部は駆動軸の先端に固定されている構成を特徴とする請求項4に記載の日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。 - 伝達側噛み合い部は、クラッチバネ筒の先端に固定されており、
被伝達側回転部は、被伝達側噛み合い部と共に回転する被駆動軸を有し、被駆動軸は巻き上げ回動軸に連結されており、
被伝達側噛み合い部は、被駆動軸の基端に固定されている構成を特徴とする請求項3に記載の日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。 - 日射遮蔽装置は、プーリ操作駆動装置によって、それぞれ異なる方向に回転されて異なる遮蔽材を巻き上げる2本の巻き上げ回動軸を備えたツインタイプの日射遮蔽装置であり、2本の巻き上げ回動軸に対して、それぞれ保持手段を備えたクラッチユニットが設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のツインタイプの日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。
- プーリ操作駆動装置は、ループ状の操作コードの操作で回転する中間歯車と、該中間歯車に噛み合う第1原動歯車及び第2原動歯車と、第1原動歯車の一方向への回転を2本の巻き上げ回動軸のいずれか一方のみに伝達する第1一方向クラッチ及び第2原動歯車の他方向への回転を2本の巻き上げ回動軸のいずれか他方のみに伝達する第2一方向クラッチ
と、を備えている構成を特徴とする請求項7に記載のツインタイプの日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット。
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JP2016148023A JP6795345B2 (ja) | 2016-07-28 | 2016-07-28 | 日射遮蔽装置における保持手段を備えたクラッチユニット |
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