JP2018016109A - 車両後部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】繊維強化樹脂製のリヤフロアパンを金属製のフレームに対して接合させる車両下部構造において、電位差腐食を抑制する車両下部構造を得る。【解決手段】車両下部構造10では、リヤフロアパン20のフランジ部26がリヤフロアパネル18の端部に接合されることにより、取り付けられている。この際、フランジ部26とリヤフロアパネル18の間に配置される接着剤34がリヤフロアパネル18の内側端面18Cを覆っている。したがって、金属製のリヤフロアパネル18と樹脂製のリヤフロアパン20のフランジ部26(第2壁部32)の間に外部から水滴が付着しても、水滴がリヤフロアパネル18の内側端面18Cに接触することが防止され、電位差腐食が防止又は抑制される。【選択図】図2

Description

本発明は、車両後部構造に関する。
車体の軽量化を図るために、車両後部のリヤフロアパンを樹脂製にすることが図られている。
例えば、樹脂製のリヤフロアパンを接着剤でサポートフレームに接合することにより、車体に取り付けた構成が提案されている(特許文献1参照)。
独国特許出願公開第102008054206号明細書
上記特許文献1記載の技術を、リヤフロアパンを構成する樹脂が炭素繊維強化樹脂(CFRP)であり、サポートフレームが鉄やアルミ等の金属製である場合に適用すると、防錆処理等の表面処理を完全に施すことが困難なサポートフレームの端面が外部に露出されることになる。したがって、金属製のサポートフレームの端面とCFRP製のリヤフロアパンの間に外部から水滴が付着すると、電位差腐食がサポートフレームの端面に発生するおそれがあった。
本発明は上記事実を考慮し、繊維強化樹脂製のリヤフロアパンを金属製のフレームに対して接合させる車両下部構造において、電位差腐食を抑制する車両下部構造を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両後部構造は、底壁と、前記底壁の端部から車両上方に延在する縦壁部と、前記縦壁部の上端から外側に延出して形成されたフランジ部とを備えた繊維強化樹脂製のリヤフロアパンと、前記フランジ部を下方から支持する金属製のフレームと、前記フランジ部の下面の外側端部から車両下方に向けて突出形成された第1壁部と、前記フランジ部の下面において前記第1壁部よりも内側で車両下方に向けて突出形成され、前記フレームの内側端面に対向配置された第2壁部と、前記フランジ部の下面、前記第1壁部、前記第2壁部及び前記フレームの上面で略囲まれた第1部分と、前記第1部分から連続し前記第2壁部と前記フレームの内側端面との間に位置する第2部分に充填されると共に、前記第2部分から前記フレームの下面の内側端部まで配置された接着剤と、を備えている。
請求項1に記載の発明では、繊維強化樹脂製のリヤフロアパンのフランジ部が金属製のフレームに下方から支持されることによって車体に配設されている。ここで、フランジ部の下面と、下面から車両下方に向けて突出形成された第1壁部、第2壁部及びフレームの上面に囲まれた第1部分と、第1部分に連続し第2壁部とフレームの内側端面との間に位置する第2部分に充填された接着剤は、さらに第2部分からフレームの下面の内側端部まで覆っている。
このように、リヤフロアパンのフランジ部とフレームの間に接着剤が充填されているため、リヤフロアパンとフレームが確実に接合されている。
また、第1部分及び第2部分に充填された接着剤は、第2部分からフレームの下面の内側端部まで延在している。すなわち、フレームの上面の内側端部からフレームの内側端面、そしてフレームの下面の内側端部まで接着剤が連続的に覆っている。したがって、防錆処理等の表面処理を完全に施すことが困難なフレームの内側端面が外部に露出されることが防止される。この結果、リヤフロアパンのフレーム部の第2壁部とフレーム(の下面)を跨ぐように車両の外部から水滴が付着しても、接着剤に覆われたフレームの内側端面に水滴が接触することが防止される。したがって、リヤフロアパンとフレームとの電位差腐食が防止又は抑制される。
請求項2に記載の発明に係る車両後部構造は、底壁と、前記底壁の端部から車両上方に延在する縦壁部と、前記縦壁部の上端から外側に延出して形成されたフランジ部とを備えた繊維強化樹脂製のリヤフロアパンと、前記フランジ部の外側に配置され、前記リアフロアパンを支持する金属製のフレームと、前記フランジ部の外側端部から車両上方に向けて形成され、前記フレームの内側端面に対向配置された第1垂直壁部と、前記第1垂直壁部の上端から外側に向けて形成され、前記フレームの上部に配置された水平壁部と、前記水平壁部の外側端部から車両下方に向けて形成された第2垂直壁部と、前記水平壁部の下面、前記第1垂直壁部、前記第2垂直壁部及び前記フレームの上面で略囲まれた第3部分と、前記第3部分から連続し前記第1垂直壁部と前記フレームの内側端面との間に位置する第4部分に充填されると共に、前記第4部分から前記フレームの下面の内側端部まで配置された接着剤と、を備えている。
請求項2に記載の発明では、繊維強化樹脂製のリヤフロアパンが金属製のフレームに支持されることによって車体に配設されている。ここで、フランジ部の外側端部から車両上方に向けて形成された第1垂直壁部と、第1垂直壁部の上端から外側に向けて形成された水平壁部の下面と、水平壁部の外側端部から車両下方に向けて形成された第2垂直壁部と、フレームの上面に囲まれた第3部分と、第3部分に連続し第1垂直壁部とフレームの内側端面との間に位置する第4部分に充填された接着剤は、さらに第4部分からフレームの下面の内側端部まで覆っている。
なお、第1垂直壁部、第2垂直壁部は、鉛直方向から傾斜して形成されたものも含むものであり、水平壁部は水平方向から傾斜して形成されたものを含むものである。
このように、リヤフロアパンのフランジ部の外側端部に形成された第1垂直壁部、水平壁部とフレームとの間に接着剤が充填されているため、リヤフロアパンとフレームが確実に接合されている。
また、第3部分及び第4部分に充填された接着剤は、第4部分からフレームの下面の内側端部まで延在している。すなわち、フレームの上面の内側端部からフレームの内側端面、そしてフレームの下面の内側端部まで接着剤が連続的に覆っている。したがって、防錆処理等の表面処理を完全に施すことが困難なフレームの内側端面が外部に露出されることが防止される。この結果、リヤフロアパンの第1垂直壁部とフレーム(の下面)を跨ぐように車両の外部から水滴が付着しても、接着剤に覆われたフレームの内側端面に水滴が接触することが防止される。したがって、リヤフロアパンとフレームとの電位差腐食が防止又は抑制される。
以上説明したように、本発明に係る車両下部構造では、繊維強化樹脂製のリヤフロアパンと金属製のフレーム間の電位差腐食を防止又は抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る車両下部構造を示す概略斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図2の接合前状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の他の例に係る車両下部構造を示す図2に相当する図である。 本発明の第2実施形態に係る車両下部構造を示す図2に相当する図である。
<第1実施形態>
以下、図1〜図4に基づいて本発明の第1実施形態に係る車両下部構造10について説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印RHは、それぞれ車両前方、車両上方向、車両右側を示している。
(構成)
図1に示されるように、本実施形態に係る車両下部構造10は、車幅方向の両端部側に形成されたリヤサイドメンバ12、12と、一対のリヤサイドメンバ12、12の間にリヤクロスメンバ14が配設されている。また、リヤクロスメンバ14よりも車両前方側には、センタフロアパネル16が配設されていると共に、リヤクロスメンバ14よりも車両後方側にはリヤフロアパネル18が配設されている。リヤフロアパネル18は、リヤクロスメンバ14側でリヤサイドメンバ12、12間に図示しない開口部が形成されており、その開口部に繊維強化樹脂、例えばCFRP(炭素繊維強化樹脂)から形成されたリヤフロアパン20が配置されている。
リヤフロアパン20は、上方が開口した箱型形状に形成されており、底壁22と、底壁22の外周部(外側端部)から上方に延在する縦壁部24と、縦壁部24の上端から外側に延在するフランジ部26とを備えている。
フランジ部26には、図2に示されるように、下面26Aの外側端部から車両下方に突出形成された第1壁部30を備えている。また、フランジ部26は、下面26Aにおいて第1壁部30から所定距離内側の位置に、下面26Aから車両下方に突出形成された第2壁部32を備えている。第1壁部30及び第2壁部32は、フランジ部26に沿ってリヤフロアパン20を周回するように形成されている。
なお、第1壁部30は、第2壁部32よりも車両上下方向長さが短い。また、フランジ部26とリヤフロアパネル18とが接合された状態で、第1壁部30の下端面30Aとリヤフロアパネル18の上面18Aが所定距離(高さH3)離間されると共に、第2壁部32の下端面32Aがリヤフロアパネル18の下面18B以下の位置に位置するように、第1壁部30と第2壁部32が形成されている。特に、第2壁部32の下端面32Aがリヤフロアパネル18の下面18Bよりも車両下方に位置するように第2壁部32が形成されていることが好ましい。
リヤフロアパン20のフランジ部26がリヤフロアパネル18及びリヤクロスメンバ14の端部に接着剤34で接合されることによってリヤフロアパン20が車体に組みつけられている。
リヤフロアパン20(フランジ部26)とリヤフロアパネル18との接合方法について、具体的に説明する。
図2に示されるように、リヤフロアパン20のフランジ部26の下面26A、第1壁部30、第2壁部32、リヤフロアパネル18の上面18Aで囲まれた部分を第1部分A1とする。この第1部分A1の面積(第1容積)は、フランジ部26の下面26Aとリヤフロアパネル18の上面18Aとの距離(高さ)をH1、第1壁部30と第2壁部32との距離(長さ)をL1とすると、第1容積=L1×H1である。また、リヤフロアパネル18の内側端面18Cと第2壁部32との間に位置する部分を第2部分A2とする。この第2部分A2の面積(第2容積)はリヤフロアパネル18の内側端面18Cと第2壁部32との距離(長さ)をL2、リヤフロアパネル18の厚さをH2とすると、第2容積=L2×H2である。
ここで、図3に示されるように、リヤフロアパン20のフランジ部26の下面26Aの第1壁部30と第2壁部32の間に、第1容積と第2容積の和よりも多量の接着剤34を付着させる。
次に、フランジ部26の下面26Aに接着剤34が付着された状態のリヤフロアパン20をリヤフロアパネル18の図示しない開口部に挿入し、フランジ部26の下面26A側をリヤフロアパネル18の上面18A上に配置する。この際、フランジ部26の下面26Aとリヤフロアパネル18の上面18Aとの距離がH1(第1壁部30の下端面30Aとリヤフロアパネル18の上面18Aとの距離がH3)となるように、また、リヤフロアパネル18の内側端面18Cとフランジ部26の第2壁部32との距離が距離L2となるように配置する。
この結果、フランジ部26の下面26Aに第1容積と第2容積との和よりも多量に付着していた接着剤34は、第1部分A1を充填すると共に、第1壁部30の下端面30Aとリヤフロアパネル18の上面18Aとの間の第1隙間36及び第2壁部32とリヤフロアパネル18の内側端面18Cとの間の第2隙間38から外部に向かって流動する。
ここで、第1隙間36の第1壁部30の下端面30Aとリヤフロアパネル18の上面18Aとの距離(高さ)H3は、第2隙間38の第2壁部32とリヤフロアパネル18の内側端面18Cとの距離L2よりも小さく設定されている。
すなわち、第2隙間38における接着剤34の流動抵抗が第1隙間36における接着剤34の流動抵抗よりも低い。したがって、第1部分A1で過剰となった接着剤34は、その大部分が第2隙間38側に流動する。この結果、接着剤が第2隙間38(第2部分A2)を充填すると共に、第2隙間38の車両下方まで流出する。
この際、第2壁部32は、リヤフロアパネル18の下面18Bよりも車両下方側まで延在しているため、第2隙間38を通過した接着剤34が第2壁部32を乗り越えてフランジ部26の内側に流動することが防止される。すなわち、第2隙間38を通過した接着剤34がリヤフロアパネル18の下面18B側に良好に案内される。この結果、リヤフロアパネル18の上面18Aの内側端部から内側端面18C、さらに下面18Bの内側端部まで接着剤34で連続的に覆われることになる。すなわち、リヤフロアパネル18の内側端面18Cが確実に接着剤34で覆われる。
なお、図2に示されるように、第2隙間38よりも流動抵抗の高い第1隙間36では、接着剤34の一部がその内部に流入するが、外部まで流出することは防止される。
このように、CFRP製のリヤフロアパン20のフランジ部26とリヤフロアパネル18の端部を接着剤34で接合することにより、以下の作用効果を奏する。
先ず、フランジ部26とリヤフロアパネル18間の第1部分A1と第2部分A2を接着剤34で充填することにより、リヤフロアパン20とリヤフロアパネル18が確実に接合される。
一方、フランジ部26とリヤフロアパネル18の接合部、例えば、第2壁部32とリヤフロアパネル18の下面18Bとの間に車両下方から水滴が付着することがある。
ここで、リヤフロアパネル18の内側端面18Cは、防錆加工等の表面処理を完全に施すことが困難であり、リヤフロアパン20のフランジ部26との間に水滴が付着すると、内側端面18Cに電位差腐食を生ずるおそれがある。
しかしながら、車両下部構造10では、リヤフロアパネル18の内側端面18Cが接着剤34に覆われているため、水滴が接触することが防止される。したがって、フランジ部26(第2壁部32)とリヤフロアパネル18の内側端面18Cとの間に水滴が付着してリヤフロアパネル18の内側端面18Cが電位差腐食されることが防止又は抑制される。
なお、本実施形態では、CFRP製のリヤフロアパン20について説明したが、他の繊維強化樹脂製のものにも適用可能である。
また、リヤフロアパン20とリヤフロアパネル18の接合時に、接合に必要な量よりも多量の接着剤34を塗布してリヤフロアパネル18の内側端面18Cを接着剤34で覆う接合方法について説明したが、リヤフロアパネル18の内側端面18Cを接合用の接着剤34で覆うものであれば、接合方法を限定するものではない。
さらに、本実施形態では、接着剤34をリヤフロアパン20のフランジ部26側に付着させた状態でリヤフロアパネル18と接合したが、これに限定するものではない。すなわち、リヤフロアパネル18の上面18Aに所定量の接着剤34を塗布してリヤフロアパン20のフランジ部26と接合しても良い。
また、本実施形態では、リヤフロアパン20のフランジ部26とリヤフロアパネル18との接合部分について説明したが、フランジ部26とリヤクロスメンバ14との間でも同様に接合されている。
さらに、第2壁部32は、断面が矩形状に限定されるものではなく、例えば、図4に示されるように、第2壁部32の基部(フランジ部26の下面26A)側にテーパ面40を形成することもできる。この場合も上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
<第2実施形態>
以下、図5に基づいて本発明の第2実施形態に係る車両下部構造50について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
車両下部構造50を構成するリヤフロアパン20のフランジ部26の外側端部から車両上方に向けて第1垂直壁部52が形成されている。また、第1垂直壁部52の上端から外側に向けて水平壁部54が形成されている。さらに、水平壁部54の外側端部から車両下方に向けて第2垂直壁部56が形成されている。なお、第1垂直壁部52、第2垂直壁部56は、車両上下方向から傾斜して形成されたものも含むものであり、水平壁部54は水平方向から傾斜して形成されたものを含むものである。
また、第2垂直壁部56は、第1垂直壁部52よりも車両上下方向長さが短い。さらに、フランジ部26とリヤフロアパネル18とが接合された状態で、第2垂直壁部56の下端面56Aとリヤフロアパネル18の上面18Aが所定距離(高さH3)離間されると共に、第1垂直壁部52の下端面52Aがリヤフロアパネル18の下面18B以下の位置に位置するように、第1垂直壁部52、水平壁部54及び第2垂直壁部56が形成されている。特に、第1垂直壁部52の下端面52Aがリヤフロアパネル18の下面18Bよりも車両下方に位置するように第1垂直壁部52が形成されていることが好ましい。
リヤフロアパン20のフランジ部26の端部に形成された第1垂直壁部52、水平壁部54がリヤフロアパネル18及びリヤクロスメンバ14の端部に、第1実施形態と同様の接合方法によって接合されることによってリヤフロアパン20が車体に組みつけられている。
このように、車両下部構造50では、フランジ部26の外側端部で、第1垂直壁部52、水平壁部54の下面54A、第2垂直壁部56とリヤフロアパネル18の上面18Aに囲まれた第3部分A3と、第3部分A3に連続してリヤフロアパネル18の内側端面18Cの間に位置する第4部分A4に接着剤34が充填されると共に、リヤフロアパネル18の下面18Bの内側端部まで接着剤34で覆われるため、内側端面18Cに水滴が接触することが防止される。したがって、第1垂直壁部52とリヤフロアパネル18の内側端面18Cとの間に水滴が付着してリヤフロアパネル18の内側端面18Cが電位差腐食されることが防止又は抑制される。
また、車両下部構造50では、上記以外の作用も第1実施形態と同様に奏する。
10、50 車両後部構造
14 リヤクロスメンバ(フレーム)
18 リヤフロアパネル(フレーム)
18A 上面
18C 内側端面
20 リヤフロアパン
22 底壁
24 縦壁部
26 フランジ部
26A 下面
30 第1壁部
32 第2壁部
34 接着剤
52 第1垂直壁部
54 水平壁部
56 第2垂直壁部
A1 第1部分
A2 第2部分
A3 第3部分
A4 第4部分

Claims (2)

  1. 底壁と、前記底壁の端部から車両上方に延在する縦壁部と、前記縦壁部の上端から外側に延出して形成されたフランジ部とを備えた繊維強化樹脂製のリヤフロアパンと、
    前記フランジ部を下方から支持する金属製のフレームと、
    前記フランジ部の下面の外側端部から車両下方に向けて突出形成された第1壁部と、
    前記フランジ部の下面において前記第1壁部よりも内側で車両下方に向けて突出形成され、前記フレームの内側端面に対向配置された第2壁部と、
    前記フランジ部の下面、前記第1壁部、前記第2壁部及び前記フレームの上面で略囲まれた第1部分と、前記第1部分から連続し前記第2壁部と前記フレームの内側端面との間に位置する第2部分に充填されると共に、前記第2部分から前記フレームの下面の内側端部まで配置された接着剤と、
    を備えた車両後部構造。
  2. 底壁と、前記底壁の端部から車両上方に延在する縦壁部と、前記縦壁部の上端から外側に延出して形成されたフランジ部とを備えた繊維強化樹脂製のリヤフロアパンと、
    前記フランジ部の外側に配置され、前記リヤフロアパンを支持する金属製のフレームと、
    前記フランジ部の外側端部から車両上方に向けて形成され、前記フレームの内側端面に対向配置された第1垂直壁部と、
    前記第1垂直壁部の上端から外側に向けて形成され、前記フレームの上部に配置された水平壁部と、
    前記水平壁部の外側端部から車両下方に向けて形成された第2垂直壁部と、
    前記水平壁部の下面、前記第1垂直壁部、前記第2垂直壁部及び前記フレームの上面で略囲まれた第3部分と、前記第3部分から連続し前記第1垂直壁部と前記フレームの内側端面との間に位置する第4部分に充填されると共に、前記第4部分から前記フレームの下面の内側端部まで配置された接着剤と、
    を備えた車両後部構造。
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