JP6946667B2 - 車体構造、その製造方法、および補強部材 - Google Patents

車体構造、その製造方法、および補強部材 Download PDF

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本発明は、車体構造、その製造方法、および補強部材に関する。
従来、車両に搭載され、2つのサイドフレームの間にクロスメンバが取り付けられた車体構造が知られている。
例えば特許文献1には、2つのサイドフレームの間にクロスメンバが取り付けられた車体構造において、クロスメンバと各サイドフレームとの取付部分に、クロスメンバを補強するための補強部材が設けられた構成が開示されている。
国際公開第2011/121638号
しかしながら、クロスメンバに補強部材を溶接した後で電着塗装を行った場合、クロスメンバと補強部材との間に塗料が付着しない部分が生じる。この部分に水が入り込むと錆が発生し、錆を含んだ水(以下、錆水という)がクロスメンバと補強部材との間から流出する。流入した錆水は、例えばサイドフレーム等に付着し、見栄えが悪化するという問題がある。
よって、クロスメンバと補強部材との間から流出した錆水がサイドフレーム等に付着することによる見栄えの悪化を低減することが望まれる。
本発明の目的は、錆水がサイドフレーム等に付着することによる見栄えの悪化を低減できる車体構造、その製造方法、および補強部材を提供することである。
本発明の車体構造は、2つのサイドフレームの間に設けられたクロスメンバと、前記クロスメンバを補強する第1補強部材と、を備え、前記クロスメンバは、前記第1補強部材の取り付け時に前記第1補強部材と接触する第1接触面を有し、前記第1補強部材は、前記クロスメンバへの取り付け時に前記第1接触面と接触する第2接触面を有する車体構造であって、前記第1補強部材の前記第2接触面には、一端が前記第1補強部材の周縁部分のうち前記クロスメンバへの取り付け部分とは反対側の周縁部分にかかるように第1の溝部が形成されており、前記第1接触面と前記第2接触面とが当接した状態で、前記クロスメンバと前記第1補強部材とが溶接され、前記クロスメンバにおける前記第1接触面以外の外表面と、前記第1補強部材における前記第2接触面以外の外表面と、が電着塗装されており前記第1補強部材の下方に、前記第1補強部材とは別体であり、前記クロスメンバを補強する第2補強部材をさらに備え、前記第2補強部材は、前記車体構造への取り付け時に前記第1補強部材と対向する面に、前記第2補強部材の長手方向に沿って形成された第2の溝部を備え、前記第1補強部材の前記第1の溝部の真下に、前記第2補強部材の前記第2の溝部が位置するように、前記車体構造に取り付けられる
本発明の車体構造の製造方法は、2つのサイドフレームの間に設けられたクロスメンバと、前記クロスメンバを補強する第1補強部材と、第1補強部材とは別体であり、前記第1補強部材の下方に設けられ、前記クロスメンバを補強する第2補強部材とを備え、前記クロスメンバは、前記第1補強部材の取り付け時に前記第1補強部材と接触する第1接触面を有し、前記第1補強部材は、前記クロスメンバへの取り付け時に前記第1接触面と接触する第2接触面を有する車体構造の製造方法であって、前記第1補強部材の前記第2接触面に、一端が前記第1補強部材の周縁部分のうち前記クロスメンバへの取り付け部分とは反対側の周縁部分にかかるように第1の溝部を形成し、前記第1接触面と前記第2接触面とを当接させた状態で、前記クロスメンバと前記第1補強部材とを溶接し、前記第1補強部材が溶接された前記クロスメンバを電着塗装前記第2補強部材において、前記車体構造への取り付け時に前記第1補強部材と対向する面に、前記第2補強部材の長手方向に沿って形成された第2の溝部を形成し、前記第1補強部材の前記第1の溝部の真下に、前記第2補強部材の前記第2の溝部が位置するように、前記第2補強部材を前記車体構造に取り付ける
本発明の補強部材は、2つのサイドフレームの間に設けられたクロスメンバを補強する第1補強部材とは別体であり、前記第1補強部材の下方に設けられ、前記クロスメンバを補強する補強部材であって、前記第1補強部材には、前記クロスメンバとの接触面に、一端が前記第1補強部材の周縁部分のうち前記クロスメンバへの取り付け部分とは反対側の周縁部分にかかるように第1の溝部が形成されており前記補強部材には、車体構造への取り付け時に前記第1補強部材と対向する面に、前記補強部材の長手方向に沿って形成された第2の溝部が形成されており、前記補強部材は、前記第1補強部材の前記第1の溝部の真下に、前記補強部材の前記第2の溝部が位置するように、前記車体構造に取り付けられる
本発明によれば、錆水がサイドフレーム等に付着することによる見栄えの悪化を低減できる。
本発明の実施の形態に係る車体構造の外観を示す斜視図 本発明の実施の形態に係るクロスメンバにガセットが取り付けられた状態を下方から見た斜視図 本発明の実施の形態に係るクロスメンバを下方から見た斜視図 本発明の実施の形態に係る溝部が設けられる前のガセットを示す斜視図 本発明の実施の形態に係る溝部が設けられた後のガセットを示す斜視図 図5の矢印Xからガセットを見た正面図 本発明の実施の形態に係るロアガセットを示す斜視図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明の実施の形態に係る車体構造100の構成例について、図1を用いて説明する。図1は、車体構造100の外観を示す斜視図である。本実施の形態の車体構造100は、図示しない車両に搭載される。
なお、図1において、矢印aは車長方向(車両の全長の方向)を示し、矢印bは車高方向を示し、矢印cは車幅方向(車両の全幅の方向)を示している。
図1に示す車体構造100は、クロスメンバ2と、そのクロスメンバ2を補強するガセット3aおよびガセット3b(図1では図示略。図2参照)とを備える。
クロスメンバ2は、図1に示すように、車長方向に沿って設けられたサイドフレーム(サイドメンバともいう)1aとサイドフレーム1bとの間に、車幅方向に沿って設けられる。
図2は、図1に示したクロスメンバ2を下方から見た斜視図である。図2に示すように、ガセット3a、3bは、クロスメンバ2の下方かつ両端に取り付けられている。
図2に示すように、クロスメンバ2、ガセット3a、およびガセット3bには、それぞれ、曲折部分Aが形成されている。また、図2に示すように、クロスメンバ2、ガセット3a、およびガセット3bには、それぞれ、曲折部分Aから下方(車高方向における下方向)へ延出したリブ立て部分Bが形成されている。なお、リブ立て部分Bは、サイドフレーム1aまたは1bへの取り付け部分と言うことができる。
図示は省略するが、各リブ立て部分Bには、所定数の貫通孔が形成されている。図2に示すようにクロスメンバ2にガセット3a、3bが取り付けられた状態で、ボルト4が、各貫通孔と、各貫通孔に対応してサイドフレーム1a、1bに形成された孔部(図示略)とに挿入されて締結される。
これにより、図1に示すように、クロスメンバ2およびガセット3a、3bそれぞれの両端(リブ立て部分B)がサイドフレーム1a、1bに固定される。
また、図2に示すように、ガセット3a、3bのそれぞれには、溝部6が設けられている。この溝部6の詳細については後述する。
また、図1に示すように、車体構造100は、ガセット3a、3bの下方に、それらとは別体であり、クロスメンバ2を補強するロアガセット5a、5bを備える。なお、ロアガセット5a、5bのそれぞれには溝部(詳細は後述)が設けられているが、図1では、溝部の図示は省略している。
図1に示すように、ロアガセット5a、5bの一端は、それぞれ、ボルト4によりサイドフレーム1a、1bに固定される。また、図示は省略するが、ロアガセット5a、5bの他端は、それぞれ、ボルト4によりクロスメンバ2(または、ガセット3a、3bでもよい)に固定される。
以上、車体構造100の構成例について説明した。
次に、クロスメンバ2について、図3を用いて、さらに詳しく説明する。図3は、ガセット3a、3bが取り付けられる前のクロスメンバ2を下方から見た斜視図である。
図3に示すように、クロスメンバ2は、その両端に、接触面C1および接触面C2(ともに第1接触面の一例)を有する。
接触面C1は、クロスメンバ2にガセット3aが取り付けられたときに、ガセット3a(後述する接触面D1)と接触する面である。
接触面C2は、クロスメンバ2にガセット3bが取り付けられたときに、ガセット3b(後述する接触面D2)と接触する面である。
接触面C1、C2は、図2に示した曲折部分Aおよびリブ立て部分Bに対応する面を含んでいる。
以上、クロスメンバ2について詳細に説明した。
次に、ガセット3a、3bについて、さらに詳しく説明する。
まず、図4を用いて、溝部6が設けられる前のガセット3a、3bについて説明する。図4は、溝部6が設けられる前のガセット3a、3bを示す斜視図である。
図4に示すように、ガセット3aは、接触面D1(第2接触面の一例)を有し、ガセット3bは、接触面D2(第2接触面の一例)を有する。
接触面D1は、クロスメンバ2にガセット3aが取り付けられたときに、クロスメンバ2の接触面C1(図3参照)と接触する面である。ただし、接触面D1は、後述する溝部6の表面を除くものとする。
接触面D2は、クロスメンバ2にガセット3bが取り付けられたときに、クロスメンバ2の接触面C2(図3参照)と対向する面である。ただし、接触面D2は、後述する溝部6の表面を除くものとする。
接触面D1、D2は、図2に示した曲折部分Aおよびリブ立て部分Bに対応する面を含んでいる。
図4に示したガセット3a、3bには、溝部6が設けられる。
ここで、図5、図6を用いて、ガセット3aに設けられた溝部6の例について説明する。図5は、溝部6が設けられたガセット3aを示す斜視図である。図6は、図5の矢印Xからガセット3aを見た正面図である。
図5、図6に示すように、ガセット3aの中央部分には、溝部6が形成されている。溝部6は、その一端がガセット3aの周縁部分(リブ立て部分Bの端部とは反対側の端部)にかかるように形成されている。これにより、ガセット3aがクロスメンバ2に取り付けられた後でガセット3aとクロスメンバ2との間に生じた錆水は、溝部6を流れ、溝部6の一端(ガセット3aの周縁部分にかかる部分)から下方へ落下する。すなわち、溝部6は、錆水の流路として機能する。
なお、溝部6の形状、深さ、長さは、図5、図6に示すものに限定されない。ただし、応力の集中を回避できる形状、深さ、長さが好ましい。
また、図示は省略するが、ガセット3bにも、ガセット3aと同様に、溝部6が形成されている。
また、図示は省略するが、例えば、ガセット3a、3bには、プラグ溶接用の孔部が形成されていてもよい。
以上、ガセット3a、3bについて詳細に説明した。
次に、ロアガセット5a、5bについて、図7を用いて、さらに詳しく説明する。図7は、ロアガセット5a、5bを示す斜視図である。
図7に示すように、ロアガセット5a、5bのそれぞれには、ロアガセット5a、5bの長手方向に沿って、溝部7が設けられている。溝部7は、ロアガセット5a、5bが車体構造100に取り付けられたとき(図1参照)に、ガセット3a、3bと対向する面に設けられている。
また、ロアガセット5a、5bのそれぞれには、図1に示したボルト4が挿通される貫通孔4aが形成されている。
図1に示したように、ロアガセット5a、5bは、それぞれ、ガセット3a、3bの下方に取り付けられる。このとき、ロアガセット5aの溝部7は、ガセット3aの溝部6の真下に位置する。また、ロアガセット5bの溝部7は、ガセット3bの溝部6の真下に位置する。すなわち、ロアガセット5a、5bは、それぞれ、ガセット3a、3bの溝部6の真下に溝部7が位置するように、車体構造100(サイドフレーム1a、1b、および、クロスメンバ2またはガセット3a、3b)に取り付けられる。
これにより、溝部6から下方に落下した錆水は、溝部7に落下する。図7の矢印dは、溝部6から落下する錆水の方向および位置の一例を示している。
そして、溝部7に落下した錆水は、ロアガセット5a、5bの傾斜部分(湾曲部分)に対応する溝部7を流れ、ロアガセット5a、5bから下方へ落下する。図7の矢印eは、ロアガセット5a、5bから落下する錆水の方向の一例を示している。
また、図1に示したように、ロアガセット5a、5bは、サイドフレーム1a、1bの内側に隠れて設けられる。換言すれば、ロアガセット5a、5bは、サイドフレーム1a、1bの外側から見えない位置に設けられる。
以上、ロアガセット5a、5bについて詳細に説明した。
次に、車体構造100の製造方法について、説明する。
まず、ガセット3aおよびガセット3bのそれぞれに対して、上述した溝部6を形成する。あるいは、溝部6が形成されたガセット3aおよびガセット3bを用意する。
次に、クロスメンバ2の接触面C1とガセット3aの接触面D1とを当接させた状態で、クロスメンバ2とガセット3aとを溶接する。
また、クロスメンバ2の接触面C2とガセット3bの接触面D2とを当接させた状態で、クロスメンバ2とガセット3bとを溶接する。
ここでの溶接方法としては、例えばプラグ溶接が挙げられるが、その他の溶接方法であってもよい。
次に、溶接によりガセット3a、3bが取り付けられたクロスメンバ2(図2参照)を電着塗装する。
この電着塗装により、クロスメンバ2の外表面(クロスメンバ2における接触面C1、C2以外の面)、および、ガセット3a、3bの外表面(ガセット3aにおける接触面D1以外の面、および、ガセット3bにおける接触面D2以外の面)が塗装される。
次に、ボルト4を、クロスメンバ2およびガセット3a、3bに形成された各貫通孔と、各貫通孔に対応してサイドフレーム1a、1bに形成された各孔部(図示略)とに挿入し、締結する。
これにより、図1に示すように、クロスメンバ2の両端(リブ立て部分B)がサイドフレーム1a、1bのそれぞれに固定される。
次に、ロアガセット5aおよびロアガセット5bのそれぞれに対して、上述した溝部7を形成する。あるいは、溝部7が形成されたロアガセット5aおよびロアガセット5bを用意する。
次に、ボルト4を、ロアガセット5a、5bに形成された各貫通孔4a(図7参照)と、各貫通孔に対応してサイドフレーム1a、1bおよびクロスメンバ2(または、ガセット3a、3b)に形成された各孔部(図示略)とに挿入し、締結する。
これにより、図1に示すように、ロアガセット5a、5bの一端がサイドフレーム1a、1bのそれぞれに固定される。また、図示は省略するが、ロアガセット5a、5bの他端がクロスメンバ2(または、ガセット3a、3b)に固定される。
このようにして、図1に示した車体構造100が製造される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ガセット3a、3bは、錆水の流路となる溝部6を備え、溝部6の一端はガセット3a、3bのリブ立て部分B(サイドフレーム1a、1bへの取り付け部分)の端部とは反対側の端部にかかるように形成されている。これにより、クロスメンバ2とガセット3aまたはガセット3bとの間に錆が発生し、水が浸入した場合でも、錆水は、溝部6を流れて下方へ落下する。よって、従来では、クロスメンバ2にガセット3a、3bが取り付けられた後で、ガセット3a、3bの全周囲から錆水が流出するおそれがあったが、本実施の形態では、錆水の流出箇所を溝部6に限定することができる。よって、錆水がサイドフレーム1a、1bに付着し難くなるため、錆水によるサイドフレーム1a、1bの見栄えの悪化を低減できる。
また、本実施の形態によれば、溝6から落下した錆水を受け止め、さらに下方へ流すための溝部7が設けられたロアガセット5a、5bを備えることで、錆水の流出経路を限定できる。よって、さらに、錆水がサイドフレーム1a、1bに付着し難くなる。
また、本実施の形態によれば、ロアガセット5a、5bは、図1に示すように、サイドフレーム1a、1bの内側に隠れて設けられるため、サイドフレーム1a、1bの外側からは、溝部7を流れる錆水が見えないので、見栄えの悪化を低減できる。
また、ロアガセット5a、5bがサイドフレーム1a、1bの内側に隠れて設けられることで、溝6から落下する錆水の量が少ない場合には、錆水を溝部7に付着させ、溝部7から落下する錆水の量を低減でき、見栄えの悪化を低減できる。
本発明の実施の形態について詳述してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
[変形例1]
例えば、実施の形態では、クロスメンバ2を補強する補強部材が、クロスメンバ2の下方に設けられるガセット3a、3bである場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。クロスメンバ2を補強する補強部材は、サイドフレーム1a、1bの取り付け部分とは反対側から錆水を流出させることができる溝部が設けられた部材であればよく、その種類、形状、および設置位置等は限定されない。
[変形例2]
例えば、実施の形態において、ロアガセット5a、5bに設けられる溝部7の面積は、実験やシミュレーションにより推定された錆水の量(溝部6から落下してくる錆水の量)に応じて、決定されてもよい。これにより、溝部6からの錆水を溝部7に付着させることができ、溝部7から下方に落下する錆水の量を低減することができる。
[変形例3]
例えば、実施の形態では、車体構造100においてロアガセット5a、5bを設ける場合を例に挙げて説明したが、車体構造100は、ロアガセット5a、5bを備えなくてもよい。
<本開示のまとめ>
本発明の車体構造は、2つのサイドフレームの間に設けられたクロスメンバと、前記クロスメンバを補強する第1補強部材と、を備え、前記クロスメンバは、前記第1補強部材の取り付け時に前記第1補強部材と接触する第1接触面を有し、前記第1補強部材は、前記クロスメンバへの取り付け時に前記第1接触面と接触する第2接触面を有する車体構造であって、前記第1補強部材の前記第2接触面には、一端が前記第1補強部材の周縁部分のうち前記クロスメンバへの取り付け部分とは反対側の周縁部分にかかるように第1の溝部が形成されており、前記第1接触面と前記第2接触面とが当接した状態で、前記クロスメンバと前記第1補強部材とが溶接され、前記クロスメンバにおける前記第1接触面以外の外表面と、前記第1補強部材における前記第2接触面以外の外表面と、が電着塗装されており前記第1補強部材の下方に、前記第1補強部材とは別体であり、前記クロスメンバを補強する第2補強部材をさらに備え、前記第2補強部材は、前記車体構造への取り付け時に前記第1補強部材と対向する面に、前記第2補強部材の長手方向に沿って形成された第2の溝部を備え、前記第1補強部材の前記第1の溝部の真下に、前記第2補強部材の前記第2の溝部が位置するように、前記車体構造に取り付けられる
なお、上記車体構造において、前記クロスメンバおよび前記第1補強部材には、それぞれ、曲折部分およびリブ立て部分が形成され、前記第1接触面および前記第2接触面は、前記曲折部分および前記リブ立て部分に対応する面を含んでもよい。
また、上記車体構造において、前記第1補強部材は、前記クロスメンバの下方に設けられてもよい。
また、上記車体構造において、前記第2補強部材は、前記サイドフレームの外側から見えない位置に備えられてもよい。
本発明の車体構造の製造方法は、2つのサイドフレームの間に設けられたクロスメンバと、前記クロスメンバを補強する第1補強部材と、第1補強部材とは別体であり、前記第1補強部材の下方に設けられ、前記クロスメンバを補強する第2補強部材とを備え、前記クロスメンバは、前記第1補強部材の取り付け時に前記第1補強部材と接触する第1接触面を有し、前記第1補強部材は、前記クロスメンバへの取り付け時に前記第1接触面と接触する第2接触面を有する車体構造の製造方法であって、前記第1補強部材の前記第2接触面に、一端が前記第1補強部材の周縁部分のうち前記クロスメンバへの取り付け部分とは反対側の周縁部分にかかるように第1の溝部を形成し、前記第1接触面と前記第2接触面とを当接させた状態で、前記クロスメンバと前記第1補強部材とを溶接し、前記第1補強部材が溶接された前記クロスメンバを電着塗装前記第2補強部材において、前記車体構造への取り付け時に前記第1補強部材と対向する面に、前記第2補強部材の長手方向に沿って形成された第2の溝部を形成し、前記第1補強部材の前記第1の溝部の真下に、前記第2補強部材の前記第2の溝部が位置するように、前記第2補強部材を前記車体構造に取り付ける
本発明の補強部材は、2つのサイドフレームの間に設けられたクロスメンバを補強する第1補強部材とは別体であり、前記第1補強部材の下方に設けられ、前記クロスメンバを補強する補強部材であって、前記第1補強部材には、前記クロスメンバとの接触面に、一端が前記第1補強部材の周縁部分のうち前記クロスメンバへの取り付け部分とは反対側の周縁部分にかかるように第1の溝部が形成されており前記補強部材には、車体構造への取り付け時に前記第1補強部材と対向する面に、前記補強部材の長手方向に沿って形成された第2の溝部が形成されており、前記補強部材は、前記第1補強部材の前記第1の溝部の真下に、前記補強部材の前記第2の溝部が位置するように、前記車体構造に取り付けられる
本発明は、車両に搭載される車体構造、その製造方法、および補強部材に適用できる。
1a、1b サイドフレーム
2 クロスメンバ
3a、3b ガセット(第1補強部材の一例)
4 ボルト
5a、5b ロアガセット(第2補強部材の一例)
6、7 溝部
100 車体構造

Claims (6)

  1. 2つのサイドフレームの間に設けられたクロスメンバと、前記クロスメンバを補強する第1補強部材と、を備え、前記クロスメンバは、前記第1補強部材の取り付け時に前記第1補強部材と接触する第1接触面を有し、前記第1補強部材は、前記クロスメンバへの取り付け時に前記第1接触面と接触する第2接触面を有する車体構造であって、
    前記第1補強部材の前記第2接触面には、一端が前記第1補強部材の周縁部分のうち前記クロスメンバへの取り付け部分とは反対側の周縁部分にかかるように第1の溝部が形成されており、
    前記第1接触面と前記第2接触面とが当接した状態で、前記クロスメンバと前記第1補強部材とが溶接され、
    前記クロスメンバにおける前記第1接触面以外の外表面と、前記第1補強部材における前記第2接触面以外の外表面と、が電着塗装されており
    前記第1補強部材の下方に、前記第1補強部材とは別体であり、前記クロスメンバを補強する第2補強部材をさらに備え、
    前記第2補強部材は、
    前記車体構造への取り付け時に前記第1補強部材と対向する面に、前記第2補強部材の長手方向に沿って形成された第2の溝部を備え、
    前記第1補強部材の前記第1の溝部の真下に、前記第2補強部材の前記第2の溝部が位置するように、前記車体構造に取り付けられる、
    車体構造。
  2. 前記クロスメンバおよび前記第1補強部材には、それぞれ、曲折部分およびリブ立て部分が形成され、
    前記第1接触面および前記第2接触面は、前記曲折部分および前記リブ立て部分に対応する面を含む、
    請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記第1補強部材は、前記クロスメンバの下方に設けられる、
    請求項1または2に記載の車体構造。
  4. 前記第2補強部材は、
    前記サイドフレームの外側から見えない位置に備えられる、
    請求項からのいずれか1項に記載の車体構造。
  5. 2つのサイドフレームの間に設けられたクロスメンバと、前記クロスメンバを補強する第1補強部材と、第1補強部材とは別体であり、前記第1補強部材の下方に設けられ、前記クロスメンバを補強する第2補強部材とを備え、前記クロスメンバは、前記第1補強部材の取り付け時に前記第1補強部材と接触する第1接触面を有し、前記第1補強部材は、前記クロスメンバへの取り付け時に前記第1接触面と接触する第2接触面を有する車体構造の製造方法であって、
    前記第1補強部材の前記第2接触面に、一端が前記第1補強部材の周縁部分のうち前記クロスメンバへの取り付け部分とは反対側の周縁部分にかかるように第1の溝部を形成し、
    前記第1接触面と前記第2接触面とを当接させた状態で、前記クロスメンバと前記第1補強部材とを溶接し、
    前記第1補強部材が溶接された前記クロスメンバを電着塗装
    前記第2補強部材において、前記車体構造への取り付け時に前記第1補強部材と対向する面に、前記第2補強部材の長手方向に沿って形成された第2の溝部を形成し、
    前記第1補強部材の前記第1の溝部の真下に、前記第2補強部材の前記第2の溝部が位置するように、前記第2補強部材を前記車体構造に取り付ける、
    車体構造の製造方法。
  6. 2つのサイドフレームの間に設けられたクロスメンバを補強する第1補強部材とは別体であり、前記第1補強部材の下方に設けられ、前記クロスメンバを補強する補強部材であって、
    前記第1補強部材には、
    前記クロスメンバとの接触面に、一端が前記第1補強部材の周縁部分のうち前記クロスメンバへの取り付け部分とは反対側の周縁部分にかかるように第1の溝部が形成されており
    前記補強部材には、
    車体構造への取り付け時に前記第1補強部材と対向する面に、前記補強部材の長手方向に沿って形成された第2の溝部が形成されており、
    前記補強部材は、前記第1補強部材の前記第1の溝部の真下に、前記補強部材の前記第2の溝部が位置するように、前記車体構造に取り付けられる、
    補強部材。
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