JP2018014384A - 対基板作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】リード部品のリードの挿入穴への挿入精度を高くする。【解決手段】リード部品を保持する作業ヘッドと、基板の上方において作業ヘッドを任意の位置に移動させる作業ヘッド移動装置と、画像を撮像する第3撮像装置37と、その第3撮像装置を、基板の下方において任意の位置に移動させるユニット移動装置36とを備えた部品実装機において、第3撮像装置37により、挿入穴が撮像され、その撮像データに基づいて、挿入穴の位置に関するデータが演算される。そして、演算された挿入穴の位置に関するデータを利用して、リードが挿入穴に挿入される。これにより、リードの挿入穴への挿入精度を高くすることが可能となる。【選択図】図3

Description

本発明は、リード部品を基板に装着するための対基板作業機に関するものである。
下記特許文献には、リード部品のリードを、基板に形成された挿入穴に挿入することで、リード部品を基板に装着するための技術が記載されている。
特開平4−271200号公報 特開平3−218699号公報
上記特許文献に記載の技術によれば、リード部品のリードを、ある程度、基板に形成された挿入穴に挿入することが可能となるが、リードの挿入穴への挿入精度を高くすることが望まれている。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、リードの挿入穴への挿入精度を高くすることである。
上記課題を解決するために、本願に記載の対基板作業機は、リード部品のリードを挿入するための挿入穴が形成された基板を保持する基板保持装置と、リード部品を保持する保持ヘッドと、前記基板保持装置により保持された基板の上方において、前記保持ヘッドを任意の位置に移動させる上方移動装置と、画像を撮像する撮像装置と、前記基板保持装置により保持された基板の下方において、前記撮像装置を任意の位置に移動させる下方移動装置と、制御装置とを備え、前記制御装置が、前記基板保持装置により保持された基板の挿入穴の下方に前記撮像装置を移動させ、その挿入穴を前記撮像装置により撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された画像の画像データに基づいて、基板の挿入穴の位置に関するデータを演算する演算部と、前記演算部により演算された基板の挿入穴の位置に関するデータを利用して、前記上方移動装置の作動を制御し、前記保持ヘッドに保持されたリード部品のリードを基板の挿入穴に挿入する挿入部とを有することを特徴とする。
本願に記載の対基板作業機では、基板保持装置により保持された基板の下方に配設された撮像装置により、挿入穴が撮像され、その撮像データに基づいて、挿入穴の位置に関するデータが演算される。これにより、リードの挿入穴への挿入精度を高くすることが可能となる。また、保持ヘッドによる作業が行われている間に、撮像装置により挿入穴が撮像されることで、保持ヘッドによる作業を停止させることなく、挿入穴の位置に関するデータを得ることが可能となる。これにより、保持ヘッドによる作業の停止に伴うサイクルタイムの遅延を防止することが可能となる。
部品実装機を示す斜視図である。 部品装着装置を示す斜視図である。 カットアンドクリンチユニットとユニット移動装置とを示す斜視図である。 カットアンドクリンチユニットを示す斜視図である。 制御装置を示すブロック図である。 リード部品のリードの切断・屈曲時におけるカットアンドクリンチユニットを示す概略図である。 変形例のユニット移動装置の回転テーブルを示す斜視図である。 変形例のカットアンドクリンチユニットの下端部を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<部品実装機の構成>
図1に、部品実装機10を示す。部品実装機10は、回路基材12に対する部品の実装作業を実行するための装置である。部品実装機10は、装置本体20、基材搬送保持装置22、部品装着装置24、第1撮像装置26、第2撮像装置28、部品供給装置30、ばら部品供給装置32、カットアンドクリンチユニット(図4参照)34、ユニット移動装置(図3参照)36、第3撮像装置(図4参照)37、制御装置(図5参照)38を備えている。なお、回路基材12として、回路基板、三次元構造の基材等が挙げられ、回路基板として、プリント配線板、プリント回路板等が挙げられる。
装置本体20は、フレーム部40と、そのフレーム部40に上架されたビーム部42とによって構成されている。基材搬送保持装置22は、フレーム部40の前後方向の中央に配設されており、搬送装置50とクランプ装置52とを有している。搬送装置50は、回路基材12を搬送する装置であり、クランプ装置52は、回路基材12を保持する装置である。これにより、基材搬送保持装置22は、回路基材12を搬送するとともに、所定の位置において、回路基材12を固定的に保持する。なお、以下の説明において、回路基材12の搬送方向をX方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY方向と称し、鉛直方向をZ方向と称する。つまり、部品実装機10の幅方向は、X方向であり、前後方向は、Y方向である。
部品装着装置24は、ビーム部42に配設されており、2台の作業ヘッド60,62と作業ヘッド移動装置64とを有している。各作業ヘッド60,62の下端面には、図2に示すように、吸着ノズル66が設けられており、その吸着ノズル66によって部品を吸着保持する。また、作業ヘッド移動装置64は、X方向移動装置68とY方向移動装置70とZ方向移動装置72とを有している。そして、X方向移動装置68とY方向移動装置70とによって、2台の作業ヘッド60,62は、一体的にフレーム部40上の任意の位置に移動させられる。また、各作業ヘッド60,62は、スライダ74,76に着脱可能に装着されており、Z方向移動装置72は、スライダ74,76を個別に上下方向に移動させる。つまり、作業ヘッド60,62は、Z方向移動装置72によって、個別に上下方向に移動させられる。
また、第1撮像装置26は、光源(図5参照)78とカメラ(図5参照)80とを有しており、図2に示すように、下方を向いた状態でスライダ74に取り付けられている。これにより、第1撮像装置26は、作業ヘッド60とともに、X方向,Y方向およびZ方向に移動させられ、フレーム部40上の任意の位置を撮像する。第2撮像装置28は、光源(図5参照)82とカメラ(図5参照)84とを有しており、図1に示すように、フレーム部40上の基材搬送保持装置22と部品供給装置30との間に、上を向いた状態で配設されている。これにより、第2撮像装置28は、作業ヘッド60,62の吸着ノズル66に保持された部品を撮像する。
部品供給装置30は、フレーム部40の前後方向での一方側の端部に配設されている。部品供給装置30は、トレイ型部品供給装置86とフィーダ型部品供給装置(図5参照)88とを有している。トレイ型部品供給装置86は、トレイ上に載置された状態の部品を供給する装置である。フィーダ型部品供給装置88は、テープフィーダ、スティックフィーダ(図示省略)によって部品を供給する装置である。
ばら部品供給装置32は、フレーム部40の前後方向での他方側の端部に配設されている。ばら部品供給装置32は、ばらばらに散在された状態の複数の部品を整列させて、整列させた状態で部品を供給する装置である。つまり、任意の姿勢の複数の部品を、所定の姿勢に整列させて、所定の姿勢の部品を供給する装置である。
なお、部品供給装置30および、ばら部品供給装置32によって供給される部品として、電子回路部品,太陽電池の構成部品,パワーモジュールの構成部品等が挙げられる。また、電子回路部品には、リードを有する部品,リードを有さない部品等が有る。
カットアンドクリンチユニット34とユニット移動装置36と第3撮像装置37とは、搬送装置50の下方に配設されている。そして、図3に示すように、カットアンドクリンチユニット34と第3撮像装置37とは一体的に構成され、それらカットアンドクリンチユニット34と第3撮像装置37とが一体的に、ユニット移動装置36によって搬送装置50の下方において任意の位置に移動可能とされている。
まず、カットアンドクリンチユニット34について、図4を用いて説明する。カットアンドクリンチユニット34は、回路基材12に形成された貫通穴(図6参照)104に挿入されたリード部品(図6参照)106のリード(図6参照)108を切断するとともに、屈曲させる装置である。カットアンドクリンチユニット34は、1対のスライド体112を有している。1対のスライド体112は、X方向に延びるように配設されたスライドレール116によって、スライド可能に支持されている。これにより、1対のスライド体112が、X方向において接近・離間する。また、1対のスライド体112の間の距離は、電磁モータ(図5参照)118の駆動により、距離を制御可能に変更される。
また、1対のスライド体112の各々は、固定部120と可動部122とを含み、固定部120において、スライドレール116にスライド可能に保持されている。また、可動部122は固定部120によってX方向にスライド可能に保持されている。そして、可動部122は、電磁モータ(図5参照)128の駆動により、固定部120に対してX方向に制御可能にスライドする。
また、固定部120の上端部は、図6に示すように、先細形状とされており、その上端部を上下方向に貫通するように、第1挿入穴130が形成されている。また、第1挿入穴130の上端面への開口縁は、固定刃131とされている。一方、可動部122の上端部も、先細形状とされており、その上端部には、L字型に屈曲された屈曲部133が形成されている。屈曲部133は、固定部120の上端面の上方に延び出している。また、固定部120の上端面に開口する第1挿入穴130は、屈曲部133によって覆われているが、屈曲部133には、第1挿入穴130と対向するように、第2挿入穴136が形成されている。なお、第2挿入穴136の屈曲部133の下端面への開口縁は、可動刃138とされている。
また、ユニット移動装置36は、図3に示すように、X方向移動装置150とY方向移動装置152とZ方向移動装置154と自転装置156とを有している。X方向移動装置150は、スライドレール160とXスライダ162とを含む。スライドレール160は、X方向に延びるように配設されており、Xスライダ162は、スライドレール160にスライド可能に保持されている。そして、Xスライダ162は、電磁モータ(図5参照)164の駆動により、X方向に移動する。Y方向移動装置152は、スライドレール166とYスライダ168とを含む。スライドレール166は、Y方向に延びるようにXスライダ162に配設されており、Yスライダ168は、スライドレール166にスライド可能に保持されている。そして、Yスライダ168は、電磁モータ(図5参照)170の駆動により、Y方向に移動する。Z方向移動装置154は、スライドレール172とZスライダ174とを含む。スライドレール172は、Z方向に延びるようにYスライダ168に配設されており、Zスライダ174は、スライドレール172にスライド可能に保持されている。そして、Zスライダ174は、電磁モータ(図5参照)176の駆動により、Z方向に移動する。
また、自転装置156は、概して円盤状の回転テーブル178を有している。回転テーブル178は、それの軸心を中心に回転可能にZスライダ174に支持されており、電磁モータ(図5参照)180の駆動により、回転する。そして、回転テーブル178の上に、カットアンドクリンチユニット34が配設されている。このような構造により、カットアンドクリンチユニット34は、X方向移動装置150、Y方向移動装置152、Z方向移動装置154によって、任意の位置に移動するとともに、自転装置156によって、任意の角度に自転する。これにより、カットアンドクリンチユニット34を、クランプ装置52によって保持された回路基材12の下方において、任意の位置に位置決めすることが可能となる。
また、第3撮像装置37は、光源(図5参照)182とカメラ(図5参照)184とを有しており、図4に示すように、カットアンドクリンチユニット34のハウジング100の上面に、上方を向いた状態で配設されている。これにより、第3撮像装置37は、カットアンドクリンチユニット34とともに、ユニット移動装置36によって任意の位置に移動させられ、クランプ装置52により保持された回路基材12の裏面の任意の位置を撮像する。
また、制御装置38は、図5に示すように、コントローラ190、複数の駆動回路192、複数の制御回路194、画像処理装置196を備えている。複数の駆動回路192は、上記搬送装置50、クランプ装置52、作業ヘッド60,62、作業ヘッド移動装置64、トレイ型部品供給装置86、フィーダ型部品供給装置88、ばら部品供給装置32、電磁モータ118,128,164,170,176,180に接続されている。コントローラ190は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路192に接続されている。これにより、基材搬送保持装置22、部品装着装置24等の作動が、コントローラ190によって制御される。また、コントローラ190は、制御回路194を介して、各撮像装置26,28,37の光源78,82,182に接続されている。これにより、光源78,82,182は、コントローラ190によって制御可能に照射する。さらに、コントローラ190は、画像処理装置196にも接続されている。画像処理装置196は、各撮像装置26,28,37のカメラ80,84,184によって得られた画像データを処理するものであり、コントローラ190は、画像データから各種情報を取得する。
<部品実装機の作動>
部品実装機10では、上述した構成によって、基材搬送保持装置22に保持された回路基材12に対して部品の装着作業が行われる。部品実装機10では、種々の部品を回路基材12に装着することが可能であるが、リード部品を回路基材12に装着する場合について、以下に説明する。
部品装着時には、まず、回路基材12が、作業位置まで搬送され、その位置において、クランプ装置52によって固定的に保持される。次に、第1撮像装置26が、回路基材12の上方に移動し、回路基材12に印刷されたフィデュシャルマークを撮像する。そして、その撮像データに基づいて、回路基材12の保持位置等に関する情報が演算される。また、部品供給装置30若しくは、ばら部品供給装置32が、所定の供給位置において、リード部品106を供給する。そして、作業ヘッド60,62の何れかが、部品の供給位置の上方に移動し、吸着ノズル66によって、リード部品106の部品本体部(図6参照)200を吸着保持する。
続いて、リード部品106を保持した作業ヘッド60,62が、第2撮像装置28の上方に移動し、第2撮像装置28によって、吸着ノズル66に保持されたリード部品106が撮像される。そして、撮像データに基づいて、部品の保持位置等に関する情報が演算される。そして、吸着ノズル66により保持されたリード部品106のリード108が、回路基材12に形成された貫通穴104に挿入されるが、挿入時には、第3撮像装置37による貫通穴104の撮像データが利用される。
詳しくは、回路基材12に形成された貫通穴104の位置に関する情報は、回路基材12の種類に応じて、予めコントローラ190に記憶されている。そして、従来の手法では、その貫通穴104の位置に関する情報に基づいて、リード部品106のリード108が貫通穴104に挿入される。ただし、コントローラ190に記憶されている貫通穴104の位置情報は、回路基材12に対する相対的な位置情報であるため、フィデュシャルマークの撮像データに基づいて演算された回路基材12の保持位置に関するデータを利用して、部品実装機10に対する貫通穴104の相対的な位置が演算され、その部品実装機10に対する貫通穴104の相対的な位置に基づいて、リード108が貫通穴104に挿入される。しかしながら、フィデュシャルマークの回路基材12への記載工程と、貫通穴104の回路基材12への形成工程とは、別々に行われるため、フィデュシャルマークの記載位置と、貫通穴104の形成位置との相対的な位置関係が設定値と僅かにズレている場合がある。このような場合には、フィデュシャルマークの記載位置を利用して演算された貫通穴104の位置が、実際の貫通穴104の位置から僅かにズレて、リード108を貫通穴104に適切に挿入できない虞がある。
このようなことに鑑みて、部品実装機10では、リード108を貫通穴104に挿入するべく、吸着ノズル66によるリード部品106の保持作業等が行われている間に、クランプ装置52によって保持された回路基材12の下方において、リード108の挿入予定の貫通穴104が、第3撮像装置37により撮像され、その撮像データに基づいて、貫通穴104の位置補正が行われる。具体的には、吸着ノズル66によるリード部品106の保持作業等が行われている間に、第3撮像装置37が、ユニット移動装置36によって、リード108の挿入予定の貫通穴104の下方に移動される。なお、第3撮像装置37が貫通穴104の下方に移動される際には、コントローラ190に記憶されている貫通穴104の位置情報が用いられる。そして、その貫通穴104が第3撮像装置37により撮像されるが、第3撮像装置37により貫通穴104が撮像されるタイミングで、第3撮像装置37の光源184により光が照射される。これにより、貫通穴104を明確に撮像することが可能となり、第3撮像装置37による撮像データに基づいて、貫通穴104の位置に関する情報が適切に演算される。なお、撮像データに基づいて演算された貫通穴104の位置情報は、部品実装機10に対する貫通穴104の相対的な位置情報である。このため、演算された位置情報に基づいて、作業ヘッド移動装置64の作動が制御され、吸着ノズル66により保持されたリード部品106のリード108が、貫通穴104に挿入される。ただし、リード108が貫通穴104に挿入される前には、貫通穴104の下方に、カットアンドクリンチユニット34の第2挿入穴136が位置するように、カットアンドクリンチユニット34が移動されている。
具体的には、第3撮像装置37により貫通穴104が撮像され、その撮像データに基づいて、貫通穴104の位置情報が演算されると、カットアンドクリンチユニット34において、1対のスライド体112の可動部122の第2挿入穴136の間の距離が、回路基材12に形成された2つの貫通穴104の間の距離と同じとなるように、1対のスライド体112の間の距離が、電磁モータ118によって調整される。この際、第3撮像装置37の撮像データに基づいて演算された貫通穴104の位置情報が用いられる。そして、X方向移動装置150及びY方向移動装置152の作動により、スライド体112の第2挿入穴136のXY方向での座標と、回路基材12の貫通穴104のXY方向での座標とが一致するように、カットアンドクリンチユニット34が移動される。つまり、カットアンドクリンチユニット34が、XY方向に沿って移動されることで、スライド体112の第2挿入穴136と、回路基材12の貫通穴104とが上下方向に重なった状態となる。なお、カットアンドクリンチユニット34の移動時においても、撮像データに基づいて演算された貫通穴104の位置情報が用いられる。
さらに、カットアンドクリンチユニット34は、Z方向移動装置154の作動により、可動部122の上面が回路基材12の下面に接触、若しくは、回路基材12の下面より僅か下方に位置するように、上昇される。このように、X方向移動装置150,Y方向移動装置152,Z方向移動装置154の作動が制御されることで、スライド体112の第2挿入穴136と、回路基材12の貫通穴104とが重なった状態で、カットアンドクリンチユニット34が回路基材12の下方に配置される。
そして、吸着ノズル66により保持されたリード部品106のリード108が、回路基材12の貫通穴104に挿入されると、そのリード108の先端部は、図6に示すように、カットアンドクリンチユニット34の可動部122の第2挿入穴136を介して、固定部120の第1挿入穴130に挿入される。続いて、リード108が、第2挿入穴136を介して、第1挿入穴130に挿入されると、1対のスライド体112の可動部122が、離間する方向にスライドする。これにより、リード108が、第1挿入穴130の固定刃131と第2挿入穴136の可動刃138とによって切断される。
また、1対の可動部122は、リード108を切断した後も、さらに離間する方向にスライドされる。このため、切断によるリード108の新たな先端部は、可動部122のスライドに伴って屈曲する。これにより、1対のリード108は、互いに離間する方向に屈曲し、リード108の貫通穴104からの抜けが防止された状態で、リード部品106が回路基材12に装着される。
このように、部品実装機10では、貫通穴104が第3撮像装置37により撮像され、その撮像データに基づいて貫通穴104の位置情報が演算される。そして、その演算された貫通穴104の位置情報に基づいて、貫通穴104とカットアンドクリンチユニット34の第2挿入穴136とが上下方向において重なるように、ユニット移動装置36の作動が制御され、さらに、吸着ノズル66に保持されたリード部品106のリード108が貫通穴104に挿入されるように、作業ヘッド移動装置64の作動が制御される。これにより、リード108を適切に、貫通穴104および、カットアンドクリンチユニット34の第2挿入穴136に挿入することが可能となり、リード108を屈曲した状態で適切に回路基材12に装着することが可能となる。
なお、第1撮像装置26により貫通穴104を撮像し、その撮像データに基づいて貫通穴104の位置情報を演算することも可能である。しかしながら、第1撮像装置26は、作業ヘッド60,62とともに、作業ヘッド移動装置64によって移動されるため、第1撮像装置26により貫通穴104を撮像する際には、作業ヘッド60,62による作業、つまり、吸着ノズル66によるリード部品106の保持作業等を行うことができない。これにより、リード部品106の保持作業は待機状態となり、サイクルタイムが長くなる。一方、第3撮像装置37は、カットアンドクリンチユニット34とともに、ユニット移動装置36によって移動されるが、吸着ノズル66によるリード部品106の保持作業中には、カットアンドクリンチユニット34により行うべき作業は無い。このため、吸着ノズル66によるリード部品106の保持作業中に、第3撮像装置37により貫通穴104を撮像することで、何れの作業も待機状態とならない。このように、第1撮像装置26ではなく、第3撮像装置37により貫通穴104を撮像し、その撮像データに基づいて貫通穴104の位置情報を演算することで、何れの作業も待機させる必要がなくなり、サイクルタイムの遅延を防止することが可能となる。
なお、制御装置38のコントローラ190は、図5に示すように、撮像部210と、照射部212と、演算部214と、挿入部216とを有している。撮像部210は、第3撮像装置37により貫通穴104を撮像するための機能部である。照射部212は、第3撮像装置37により貫通穴104が撮像されるタイミングで、第3撮像装置37の光源182を照射させるための機能部である。演算部214は、第3撮像装置37により撮像された撮像データに基づいて、貫通穴104の位置情報を演算するための機能部である。挿入部216は、演算された貫通穴104の位置情報を利用して、リード108を貫通穴104に挿入するための機能部である。
また、部品実装機10では、第3撮像装置37が、クランプ装置52により保持された回路基材12の下方に配設されているため、貫通穴104の位置情報の演算だけでなく、種々の事柄に、第3撮像装置37を利用することが可能である。具体的には、例えば、クランプ装置52により保持された回路基材12の下面側に、2Dコード等が記されている場合がある。このような場合において、その2Dコードを第3撮像装置37により撮像し、2Dコードを読み取ることができる。また、リード108が貫通穴104に挿入された否かは、圧力センサ等を用いて判断されているが、リードの数が多い場合,リードが細く、リードが曲がった際に圧力が殆ど生じない場合等には、リード108の貫通穴104への挿入を適切に判断できない。そこで、リード108が貫通穴104に挿入される際に、貫通穴104を第3撮像装置37により撮像することで、リード108が貫通穴104に適切に挿入された否かを判断することが可能となる。
ちなみに、部品実装機10は、対基板作業機の一例である。カットアンドクリンチユニット34は、作業ヘッドの一例である。ユニット移動装置36は、下方移動装置の一例である。第3撮像装置37は、撮像装置の一例である。制御装置38は、制御装置の一例である。クランプ装置52は、基板保持装置の一例である。作業ヘッド60,62は、保持ヘッドの一例である。作業ヘッド移動装置64は、上方移動装置の一例である。光源78は、光源の一例である。貫通穴104は、挿入穴の一例である。リード部品106は、リード部品の一例である。リード108は、リードの一例である。撮像部210は、撮像部の一例である。照射部212は、照射部の一例である。演算部214は、演算部の一例である。挿入部216は、挿入部の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、第3撮像装置37がカットアンドクリンチユニット34に固定されており、カットアンドクリンチユニット34とともに、ユニット移動装置36によって移動可能とされているが、カットアンドクリンチユニット34を、ユニット移動装置36に対して着脱可能とし、カットアンドクリンチユニット34の代わりに、撮像装置をユニット移動装置36に装着してもよい。
具体的には、図7に示すように、ユニット移動装置36の回転テーブル178の上面に、装着部220を設ける。装着部220は、概して矩形とされており、装着部220の長手方向における両端部の各々には、1対のボルト穴222と、それら1対のボルト穴222の間に立設された立設ピン224とが設けられている。一方、カットアンドクリンチユニット34の下面に、図8に示すように、1対の脚部230を設ける。各脚部230には、装着部220の1対のボルト穴222に締結可能な1対のボルト232が配設されている。さらに、各脚部230には、装着部220の立設ピン224が嵌合可能な嵌合穴(図示省略)が形成されている。そして、各脚部230において、嵌合穴に立設ピン224が嵌合され、ボルト232がボルト穴222に締結されることで、カットアンドクリンチユニット34が回転テーブル178の上面に固定される。つまり、カットアンドクリンチユニット34がユニット移動装置36に装着される。そして、各脚部230において、ボルト232のボルト穴222への締結が解除され、立設ピン224が嵌合穴から外されることで、カットアンドクリンチユニット34がユニット移動装置36から取り外される。これにより、カットアンドクリンチユニット34がユニット移動装置36に着脱可能とされる。
また、第3撮像装置37は、非常にコンパクトな撮像装置であり、通常サイズの撮像装置は、カットアンドクリンチユニット34と同程度のサイズである。このため、通常サイズの撮像装置の下面に、上記1対の脚部230と同じものを取り付けることで、この撮像装置を、各脚部において装着部220に着脱可能に装着することが可能となる。つまり、撮像装置がユニット移動装置36に着脱可能とされる。これにより、カットアンドクリンチユニット34と撮像装置とを交換し、ユニット移動装置36に着脱可能に装着することが可能となる。
また、上記実施例では、貫通穴104に挿入されたリード108に対する作業を行うものとして、カットアンドクリンチユニット34が採用されているが、他の装置、例えば、貫通穴104に挿入されたリード108にはんだ等の粘性流体を塗布する塗布装置を採用してもよい。つまり、はんだ等の粘性流体を塗布する塗布装置がユニット移動装置36に装着され、その塗布装置に第3撮像装置37が固定されてもよい。
また、上記実施例では、第3撮像装置37により貫通穴104が撮像されるタイミングで、第3撮像装置37の光源182により光が照射されるが、第1撮像装置26の光源78により光を照射してもよい。第1撮像装置26の光源78は、下方に向かって光を照射しており、光源78により照射された光は、回路基材12に向かって照射される。この際、その光は、回路基材12の貫通穴104を介して、回路基材12の下方側、つまり、第3撮像装置37に向かって照射されるため、第3撮像装置37によって貫通穴104の輪郭が明確な状態で撮像される。これにより、貫通穴104を区画する境界線が明確となり、第3撮像装置37による撮像データに基づいて、貫通穴104の位置に関する情報を適切に演算することが可能となる。
10:部品実装機(対基板作業機) 34:カットアンドクリンチユニット(作業ヘッド) 36:ユニット移動装置(下方移動装置) 37:第3撮像装置(撮像装置) 38:制御装置 52:クランプ装置(基板保持装置) 60:作業ヘッド(保持ヘッド) 62:作業ヘッド(保持ヘッド) 64:作業ヘッド移動装置(上方移動装置) 78:光源 104:貫通穴(挿入穴) 106:リード部品 108:リード 210:撮像部 212:照射部 214:演算部 216:挿入部

Claims (4)

  1. リード部品のリードを挿入するための挿入穴が形成された基板を保持する基板保持装置と、
    リード部品を保持する保持ヘッドと、
    前記基板保持装置により保持された基板の上方において、前記保持ヘッドを任意の位置に移動させる上方移動装置と、
    画像を撮像する撮像装置と、
    前記基板保持装置により保持された基板の下方において、前記撮像装置を任意の位置に移動させる下方移動装置と、
    制御装置と
    を備え、
    前記制御装置が、
    前記基板保持装置により保持された基板の挿入穴の下方に前記撮像装置を移動させ、その挿入穴を前記撮像装置により撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された画像の画像データに基づいて、基板の挿入穴の位置に関するデータを演算する演算部と、
    前記演算部により演算された基板の挿入穴の位置に関するデータを利用して、前記上方移動装置の作動を制御し、前記保持ヘッドに保持されたリード部品のリードを基板の挿入穴に挿入する挿入部と
    を有する対基板作業機。
  2. 前記対基板作業機は、
    前記基板保持装置により保持された基板の上方に配設された光源を備え、
    前記制御装置は、
    前記撮像部により基板の挿入穴が撮像される際に、前記光源により基板に向かって光を照射する照射部を有する請求項1に記載の対基板作業機。
  3. 前記対基板作業機は、
    基板の挿入穴に挿入されたリードに対する作業を行う作業ヘッドを備え、
    前記下方移動装置は、
    前記作業ヘッドを、前記撮像装置と共に、前記基板保持装置により保持された基板の下方の任意の位置に移動させる請求項1または請求項2に記載の対基板作業機。
  4. 前記対基板作業機は、
    基板の挿入穴に挿入されたリードに対する作業を行う作業ヘッドを備え、
    前記下方移動装置は、
    前記撮像装置が着脱可能に装着される装着部を有し、
    前記作業ヘッドは、
    前記撮像装置の代わりに、前記装着部に着脱可能に装着される請求項1または請求項2に記載の対基板作業機。
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