JP2018013637A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な操作により、定着装置をリリース状態とし、画像形成装置内から取り外すことができる定着装置を提供する。【解決手段】 本発明の定着装置は、第1及び第2定着部材とを備え、着脱不能状態に切替えることが可能な着脱機構と、定着装置を画像形成装置に着脱する際に把持され、着脱機構と連結された回転軸を中心に回動可能であり、回転軸を中心に回動することで、着脱機構を、着脱不能状態、又は、着脱可能状態に切替えることが可能な把手部材と、第1定着部材を支持する支持部材と、把手部材の回転軸に連結されており、把手部材が、着脱機構を着脱不能状態とする第1位置から、着脱機構を着脱可能とする第2位置の方向に回動する際に、把手部材の回動に伴って、支持部材を、第1定着部材が第2定着部材から離れる方向に移動するように動作させるリンク機構とを有することを特徴とする。【選択図】 図1
Description
本発明は、定着装置及び画像形成装置に関し、例えば、電子写真式プリンタ、及び当該プリンタに設けられる定着ユニットに適用し得る。
従来、電子写真方式の画像形成装置に使用する定着装置においては、定着ローラと加圧ローラの変形を防止する目的で、定着ローラと加圧ローラを離間させるリリース機構を有していた。例えば、特許文献1には、リリース機構を有する定着装置が記載されている。特許文献1によると、定着ローラと加圧ローラを離間させるリリース機構は、定着ローラの支持部材と、加圧ローラの支持部材とが一定の距離内に存在する場合(定着ローラと加圧ローラとが変形する可能性がある距離内の場合)には、リリース機構を動作させ、必要の無い場合には、動作させないことが記載されている。
ところで、従来、定着装置の定着ローラと加圧ローラとの間に用紙が詰まる、いわゆるジャムが発生して、搬送が止まることがある。このとき、ユーザーは、ジャムが発生した用紙を取り除くために、印刷装置から定着装置を取り外す(引き抜く)必要がある。
しかしながら、従来の定着装置では、印刷装置から定着装置を取り外す(引き抜く)際に、必ずしもリリース機構を動作させることが保障されるものでは無かった。また、ユーザーの誤操作等により、当該定着装置をニップ状態(定着ローラ及び加圧ローラが、当接、加圧された状態)としてしまう可能性もあった。つまり、従来の定着装置は、ユーザーが印刷装置から定着装置を取り外す際に、定着装置のリリース状態を保障するものでは無く、ユーザーがニップ状態の定着装置から無理やり用紙を引き出すこともあり得た。
また、ニップ状態のまま取り外した定着装置を放置することは、内部の定着ローラ、加圧ローラ等の変形を助長してしまう。
そのため、簡易な操作により、定着装置をリリース状態とし、リリース状態を保持したまま画像形成装置内から取り外すことができる定着装置及び画像形成装置が望まれている。
第1の本発明の定着装置は、第1の定着部材と第2の定着部材とを備え、前記第1の定着部材と前記第2の定着部材とが当接したニップ部に現像剤像が形成された媒体を通過させることで、前記媒体に前記現像剤像を定着させる定着装置において、(1)当該定着装置を画像形成装置に対して着脱可能状態、又は、着脱不能状態に切替えることが可能な着脱機構と、(2)当該定着装置を前記画像形成装置に着脱する際に把持され、前記着脱機構と連結された回転軸を中心に回動可能であり、前記回転軸を中心に回動することで、前記着脱機構を、着脱不能状態、又は、着脱可能状態に切替えることが可能な把手部材と、(3)前記第1の定着部材を支持する支持部材と、(4)前記把手部材の前記回転軸に連結されており、前記把手部材が、前記着脱機構を着脱不能状態とする第1の位置から、前記着脱機構を着脱可能とする第2の位置の方向に回動する際に、前記把手部材の回動に伴って、前記支持部材を、前記第1の定着部材が前記第2の定着部材から離れる方向に移動するように動作させるリンク機構とを有することを特徴とする。
第2の本発明の画像形成装置は、現像剤像が形成された媒体に前記現像剤像を定着させる定着装置を備える画像形成装置において、前記定着装置として第1の本発明の定着装置を適用したことを特徴とする。
本発明によれば、簡易な操作により、定着装置をリリース状態とし、リリース状態を保持したまま画像形成装置内から取り外すことができる。
(A)主たる実施形態
以下、本発明による定着装置及び画像形成装置の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。なお、この実施形態では、本発明の定着装置を含む画像形成装置を印刷装置に適用した例について説明する。
以下、本発明による定着装置及び画像形成装置の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。なお、この実施形態では、本発明の定着装置を含む画像形成装置を印刷装置に適用した例について説明する。
(A−1)実施形態の構成
図4は、実施形態に係る印刷装置の構成を示す概略断面図である。
図4は、実施形態に係る印刷装置の構成を示す概略断面図である。
印刷装置1000は、定着装置100、印刷媒体1001、排紙積載部1002、排出ローラ1003、給紙カセット1004、レジストローラ1005、排出口1006、現像装置1010(1010C、1010M、1010Y、1010BK)、及び転写装置1020を有する。
印刷装置1000は、媒体に画像を形成する装置であって、例えば、複写機、プリンタ、MFP(Multi−Function Printer)、ファクシミリ等の装置である。なお、図4に示した印刷装置1000の構成は、一例であり、少なくとも定着装置100を有していれば、一部の構成要素を省略したり、追加したり、又は、変更したりしても良い。例えば、この実施形態の印刷装置1000は、カラー画像を形成する構成であるが、単色の画像を形成する構成であってもよい。
印刷媒体1001は、現像剤像が形成される媒体である。
給紙カセット1004は、印刷に用いる印刷媒体1001を収納するものであり、印刷装置1000の下部に着脱可能に配置されている。また、給紙カセット1004は、内部から印刷媒体1001を1枚ずつ給紙する手段を有する。
レジストローラ1005は、給紙カセット1004から1枚ずつ給紙された印刷媒体1001を、現像のタイミングに合わせて、転写装置1020に送るものである。
現像装置1010(1010C、1010M、1010Y、1010BK)は、現像剤像を形成する装置である。この実施形態では、各現像装置1010(1010C、1010M、1010Y、1010BK)は、それぞれ、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(BK)の各色の現像を行う。以下、現像装置1010の詳細について説明する。
現像装置1010は、感光ドラム1011、帯電装置1012、露光装置1013、現像剤供給装置1014、及びクリーニング装置1015を有する。
なお、図4では、現像装置1010Cのみ、詳細な構成が図示されているが、現像装置1010M、現像装置1010Y、現像装置1010BKについても同様の構成を有している。
感光ドラム1011は、帯電装置1012により表面が一様に帯電され、さらに、露光装置1013により選択的に露光されることにより表面に静電潜像が形成される。なお、感光ドラム1011は、静電潜像担持体の一例である。静電潜像担持体としては、ドラム状(感光ドラム1011)だけで無く、ベルト状のものを適用してもよい。
現像剤供給装置1014は、現像剤を保管するものである。現像剤供給装置1014は、着脱可能に取り付けられ、内部の現像剤を感光ドラム1011に供給する構成になっている。現像剤供給装置1014は、感光ドラム1011の表面に形成された静電潜像を現像剤により現像し、現像剤像を形成する。
クリーニング装置1015は、印刷媒体1001に現像剤像を転写した後、感光ドラム1011の表面上に残留している現像剤を掻き取り廃棄する装置である。
転写装置1020は、現像装置1010の感光ドラム1011に対向する位置で圧接するよう配置されており、電圧が印加されることにより感光ドラム1011表面上の現像剤像を印刷媒体1001に転写するベルト式の装置である。転写装置1020は、エンドレス転写媒体1021を張架したローラ1022及びローラ1023によって駆動される。
定着装置100は、転写装置1020によって、印刷媒体1001上に形成された現像剤像の定着を行う装置である。
排出ローラ1003は、現像剤像が定着された印刷媒体1001を、排出口1006より排紙積載部1002に排出するものである。
排紙積載部1002は、印刷後の印刷媒体1001を集積する場所である。
次に、定着装置100の詳細構成について説明する。
図1は、実施形態に係る定着装置の構成を示す断面図である。また、図2は、実施形態に係る定着装置の外観を示す斜視図である。そして、図3は、実施形態に係る定着装置の外装を除いた際の外観を示す斜視図である。
定着装置100は、ハンドル101、定着ローラ102、ハロゲンランプ103、加圧ローラ104、レバー105、及びスプリング106を有する。
把手部材としてのハンドル101は、リンク機構としてのカム部材101−Cを有し、回転軸としてのシャフト101−Sに固定されることで、シャフト101−Sを中心とした回転運動が可能である。なお、ハンドル101の詳しい動作、及び一部の構成については、動作の項で改めて説明する。
定着ローラ102は、印刷媒体1001に転写された現像剤像を、加熱して印刷媒体1001に定着させるものである。定着ローラ102は、両端を回転軸受により保持され回転運動が可能である。
ハロゲンランプ103は、定着ローラ102と同軸上に固定され、図示せぬ制御系により任意のタイミングで加熱が可能である。定着ローラ102及びハロゲンランプ103の両端は、レバー105により固定されており、前記レバー105の変位に伴い、変位が可能である。なお、定着ローラ102及びハロゲンランプ103は、第1の定着部材の一例である。
第2の定着部材としての加圧ローラ104は、定着ローラ102と対向する位置に配設され、加圧によって、印刷媒体1001に現像剤像を定着させるものである。加圧ローラ104は、両端を回転軸受により保持され、図示せぬ駆動系から任意のタイミングで回転運動が付与可能である。
支持部材としてのレバー105は、定着ローラ102の両端を保持している回転軸受と、ハロゲンランプ103の両端を保持し、レバー回転支点Pを中心に回転運動が可能な状態で保持される。
付勢部材としてのスプリング106は、先端がレバー105に固定されており、レバー回転支点Pを中心に回転運動が可能なレバー105を矢印Nの方向に加圧している。前記スプリング106の加圧により、定着ローラ102と加圧ローラ104とが当接し、ニップ領域107が形成される。
(A−2)実施形態の動作
次に、以上のような構成を有するこの実施形態の定着装置100及び印刷装置1000の動作を説明する。
次に、以上のような構成を有するこの実施形態の定着装置100及び印刷装置1000の動作を説明する。
この実施形態の定着装置100及び印刷装置1000の動作は、印刷装置1000から定着装置100を取り外す際に特徴が存在する。以下では、印刷中において、定着装置100内でジャムが発生するまでの動作と、ジャム発生により、印刷装置1000から定着装置100を取り外すまでの動作を分けて説明する。
(A−2−1)ジャム発生までの動作
以下、先述の図4を例に挙げて、ジャム発生までの印刷装置1000の動作を説明する。
以下、先述の図4を例に挙げて、ジャム発生までの印刷装置1000の動作を説明する。
印刷装置1000は、図示せぬ上位装置からの印刷命令を受けると、給紙カセット1004内から、積載した印刷媒体1001を1枚分離する。分離された印刷媒体1001は、レジストローラ1005に搬送され、当該レジストローラ1005により、転写装置1020へ搬送される。これと同時に、各現像装置1010(1010C、1010M、1010Y、1010BK)内では、以下の手順により、印刷媒体1001に転写される現像剤象が生成される。
感光ドラム1011では、図示方向aの回転に伴い、感光ドラム1011の表面上が帯電装置1012により帯電され、露光装置1013からの露光光により画像情報に応じた静電潜像が形成される。そして、この静電潜像が現像剤供給装置1014から供給される現象剤により現象される(現像剤像が形成される)。
感光ドラム1011上に形成された現像剤像は、転写装置1020上を図示方向bに搬送される印刷媒体1001上に転写される。
転写後に感光ドラム1011上に残留している現像剤は、クリーニング装置1015によって掻き取られ、感光ドラム1011がクリーニングされた後、次の帯電に供される。
印刷媒体1001は、現像装置1010(1010C、1010M、1010Y、1010BK)により、それぞれ、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの現像剤象が適宜転写され、画像形成に必要な全ての現像剤象が転写された後、定着装置100により転写された現像剤象の定着処理が行われる。
定着装置100は、印刷媒体定着時に印刷媒体1001上に形成された現像剤像を熱圧着するのに十分な熱量を有するように、図示せぬ制御系によりハロゲンランプ103へ電流を流すことでON状態とし、ハロゲンランプ103が発熱することにより、定着ローラ102の加熱を行う。
また、加圧ローラ104は、図示せぬ駆動系により動力が付与され回転運動を開始する。前記加圧ローラ104が回転運動を開始することで、駆動力が定着ローラ102に伝達され、前記定着ローラ102は、回転運動を開始する。
印刷媒体1001は、図示せぬ温度センサにより定着ローラ102が十分な熱量を有したと判断された後、転写装置1020から定着装置100へ搬送される。
定着装置100へ搬送された印刷媒体1001は、ニップ領域107にて熱圧着され、印刷媒体1001上の現像材が定着される。
その後、印刷媒体1001は、排出ローラ1003にて搬送され、排出口1006から排紙積載部1002へ送られる。
ところで、排出ローラ1003での搬送時に、定着装置100の定着ローラ102と加圧ローラ104との間(ニップ領域107)に印刷媒体1001が詰まる、いわゆるジャムが発生して、搬送が止まることがある。
このとき、ジャムが発生した印刷媒体1001を取り除く必要があるが、搬送路上にある印刷媒体1001を直接触れない場合は、ユーザーは、定着装置100を装置から取り外す必要がある。
(A−2−2)ジャム発生後の定着装置100の取り外し動作
図5は、実施形態に係る定着装置(固定時)の外観を示す斜視図である。
図5は、実施形態に係る定着装置(固定時)の外観を示す斜視図である。
図5では、定着装置100は、印刷装置1000側に備えられた固定部材201−L及び固定部材201−Rに設置されている。また、図5の拡大図では、定着装置100は、固定端部11−Lが固定形状21−Lに固定されている例が示されている(図示はされていないが、他端の固定端部11−Rも固定形状21−Rに固定されている)。
定着装置100は、ハンドル101を90°回転することにより、固定端部11(11−L、11−R)も90°回転する。そうすると、固定形状21(2−L、21−R)に嵌め込まれた固定端部11(11−L、11−R)の固定状態を解除し、固定部材201(201−L、202−R)から、上方へ引き抜き(取り外し)可能な状態となる。図6は、実施形態に係る定着装置の固定状態を解除し、印刷装置1000から取り外した場合を図示している。
図7は、固定形状21(2−L、21−R)に嵌め込まれた固定端部11(11−L、11−R)の状態(固定状態、45°回転した状態、解除状態)を示す説明図である。図7(A)は、固定端部11(11−L、11−R)が固定形状21(2−L、21−R)に固定されている例を示す図(先述の図5の拡大図で示した図と同様の図)である。図7(B)は、固定端部11(11−L、11−R)が45°回転した状態を示す図である。図7(C)は、固定端部11(11−L、11−R)が90°回転した状態(解除状態)を示す図である。なお、先述の図6における固定端部11(11−L、11−R)の状態は、図7(C)の固定端部11(11−L、11−R)の状態と同様である。ハンドル101(シャフト101−S)の回転に伴い回転する固定端部11は、定着装置を着脱可能状態、又は、着脱不能状態に切替える着脱機構の一例である。
図8は、実施形態に係る定着装置(固定解除時)の構成を示す断面図である。
定着装置100は、ハンドル101を90°回転することにより、ハンドル101のカム部材101−Cも同様に回転し、その回転力によってレバー105を加圧する。
前記レバー105は、レバー回転支点Pを中心に回転運動が可能な状態で固定されているが、カム部材101−Cにより加圧されたことで、矢印Rの方向(固定解除の方向)へ回転変位する。また、レバー105に保持されている定着ローラ102、及びハロゲンランプ103も同様に、回転変位を行う。
そして、前記回転変位により、定着ローラ102は、加圧ローラ104から離間し、ニップ領域107が存在しない状態(リリース状態)となる。
(A−3)実施形態の効果
この実施形態では、以下のような効果を奏することができる。
この実施形態では、以下のような効果を奏することができる。
定着装置100を印刷装置1000から引き抜くためにハンドル101を90°回転させることにより、印刷装置1000側との固定を解除すると同時に、定着装置100をリリース状態とすることが可能となった。つまり、ユーザーは、このような簡易な操作(ハンドル操作)を行うことにより、定着装置100内でニップされた印刷媒体1001を自然に取り外すことができる。
従来、ユーザーの誤操作により、定着装置をニップ状態にしたまま印刷装置から引き抜くことが起こり得た。この実施形態では、ニップ状態にしたまま引き抜くことが無くなるために、定着装置内の損傷を抑えることが可能となった。また、定着装置100が必ずリリース状態となるために、ユーザーが無理やりニップ領域107から印刷媒体1001を引き離す必要も無くなった。
よって、この実施形態によれば、簡易なハンドル操作により、定着装置100をリリース状態とし、リリース状態を保持したまま印刷装置1000内から取り外すことができる。
(B)他の実施形態
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(B−1)上記の実施形態では、ハンドル101の変位をユーザーが手動で行うことを前提としていたが、本機側のカバー開閉機構や、その他の機構と連動させることにより、ハンドル101の変位を行ってもよい。
(B−2)上記の実施形態では、カム部材101−Cにより、定着装置100のリリース機構を構成していたが、これに限らず、レバー105を加圧することができれば、歯車等の他の機構を適用してもよい。
11(11−L、11−R)…固定端部、21(21−L、21−R)…固定形状、100…定着装置、101…ハンドル、101−C…カム部材、101−S…シャフト、102…定着ローラ、103…ハロゲンランプ、104…加圧ローラ、105…レバー、106…スプリング、107…ニップ領域、201(201−L、201−R)…固定部材、1000…印刷装置、1001…印刷媒体、1002…排紙積載部、1003…排出ローラ、1004…給紙カセット、1005…レジストローラ、1006…排出口、1010(1010C、1010M、1010Y、1010BK)…現像装置、1011…感光ドラム、1012…帯電装置、1013…露光装置、1014…現像剤供給装置、1015…クリーニング装置、1020…転写装置、1021…エンドレス転写媒体、1022、1023…ローラ。
Claims (6)
- 第1の定着部材と第2の定着部材とを備え、前記第1の定着部材と前記第2の定着部材とが当接したニップ部に現像剤像が形成された媒体を通過させることで、前記媒体に前記現像剤像を定着させる定着装置において、
当該定着装置を画像形成装置に対して着脱可能状態、又は、着脱不能状態に切替えることが可能な着脱機構と、
当該定着装置を前記画像形成装置に着脱する際に把持され、前記着脱機構と連結された回転軸を中心に回動可能であり、前記回転軸を中心に回動することで、前記着脱機構を、着脱不能状態、又は、着脱可能状態に切替えることが可能な把手部材と、
前記第1の定着部材を支持する支持部材と、
前記把手部材の前記回転軸に連結されており、前記把手部材が、前記着脱機構を着脱不能状態とする第1の位置から、前記着脱機構を着脱可能とする第2の位置の方向に回動する際に、前記把手部材の回動に伴って、前記支持部材を、前記第1の定着部材が前記第2の定着部材から離れる方向に移動するように動作させるリンク機構と
を有することを特徴とする定着装置。 - 前記リンク機構は、前記把手部材が、前記着脱機構を着脱不能状態とする第1の位置から、前記着脱機構を着脱可能とする第2の位置の方向に回動する際に、前記把手部材の回動に伴い、前記第1の定着部材が前記第2の定着部材から離れる方向に押圧することが可能なカム部材を用いて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記支持部材を、前記第1の定着部材が前記第2の定着部材に当接する方向に付勢する付勢部材をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
- 前記把手部材は、前記第1の位置で把持されて、持ち上げられると、前記第2の位置の方向に回動することを特徴とする請求項2又は3に記載の定着装置。
- 前記着脱機構が着脱可能状態となると、当該定着装置は、前記画像形成装置から上方向に引き抜き可能となることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
- 現像剤像が形成された媒体に前記現像剤像を定着させる定着装置を備える画像形成装置において、前記定着装置として請求項1〜5のいずれかに記載の定着装置を適用したことを特徴とする画像形成装置。
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