JP2018013178A - ヒンジ構造体及びこれを用いた折り畳み構造体 - Google Patents

ヒンジ構造体及びこれを用いた折り畳み構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】2つの被連結体を180度展開した後、2つの被連結体からのヒンジ部の突出がないヒンジ構造体及びこれを用いた折り畳み構造体を提供すること。【解決手段】接合側の端部には、接合端から内側に切り欠かれた第1切欠部が形成された第1被連結体と、接合側の端部には、該第1切欠部に対応する位置であって、接合端から内側に切り欠かれた第2切欠部が形成された第2被連結体と、第1切欠部を横断する第1固定ピンと、第2切欠部を横断する第2固定ピンと、該第1固定ピンが遊嵌する第1ピン孔と該第2固定ピンが遊嵌する第2ピン孔を備える第1固定ピンと該第2固定ピンを連結する連結体と、を有するヒンジ構造体【選択図】図1

Description

本発明は、2枚の被連結体を折り重ねた際、先端の端面から連結体が突出せず、2枚の被連結体が180度展開した際、2枚の被連結体で形成される面から連結体が突出しないヒンジ構造体及びこれを用いた折り畳み構造体に関する。
従来、収納箱兼用折り畳み陳列台は、例えば、側板と底板とからなり、4つの側板を内側に折り畳むものが知られている。収納箱兼用折り畳み陳列台は、例えば、陳列する商品などを収納箱の中に入れて運搬し、陳列場所で収納箱の中の商品を取り出し、収納箱を上下逆さにして、陳列台とし、陳列面に商品を載せて使用する。陳列が終了すると、再び収納箱の中に商品を入れて保管する。
特開2013-31547号公報には、陳列商品が載置される平面視が長方形の天板1と、4つの側板2とから構成される硬質プラスチック製のボックス状の収納箱兼用折り畳み商品陳列台であって、少なくとも側板2の裏面はリブ構造であり、天板1と4つの側板2とは、それぞれ係合凹部213及び係合凸部142で係合され、天板1と大側板2a、2bの上下方向における係合位置は、天板1と小側板2c、2dの上下方向における係合位置より天板1側にあり、天板1に大側板2a、2b及び小側板2c、2dを順に折り重ねるものが開示されている。
特開2013-31547号公報の収納箱兼用折り畳み商品陳列台は、折り畳みの際、天板と側板とは取り外さない。そして、収納箱で使用する際、天板(底板)と側板の位置関係が一定であり、底上げのような使用方法はできない。また、数個の係止横棒にフック部材が係合するヒンジ構造からして、収納箱の収納容積は大である。従って、比較的小さな収納箱であって、底板(天板)を取り外せ、4つの側板で形成される側板枠体を折り畳める収納箱兼用折り畳み商品陳列台の開発が望まれていた。このような、収納箱兼用折り畳み商品陳列台であれば、底板の上下方向における設置を替えることができる。
一方、携帯電話で代表される折り畳み電子機器には、図21に示すような、2枚の板状体をヒンジで接合する折り畳み構造が知られている(特開平7−11831号公報の図4)。このような折り畳み構造に使用されるヒンジ構造は、一方の被連結体の固定支軸に対して、他方の被連結体を回転自在に取り付けるものであり、2つの側板を折り畳む、折り畳み収納箱や折り畳み陳列台にも広く適用されている。
特開2013-31547号公報(請求項1、図6) 特開平7−11831号公報(図4)
しかしながら、特開平7−11831号公報のヒンジ構造100は、図22に示すように、折り畳んだ際、端部のヒンジ部104は、2つの被連結体101、102の端部103から符号m分が、突出する。また、図23に示すように、2つの被連結体101、102を展開して、2つの被連結体101、102の板面105、106を面一とする際、ヒンジ部104は、やはり板面105、106から外側へ符号n分、突出する。
このようなヒンジ構造を折り畳み収納箱に適用した場合、2つの被連結体101、102を展開して使用する状態では、側面に突出する部分が邪魔となり、横並びに接して並べることができない。また、意匠上、好ましくなく、陳列の演出効果を低減させる。
従って、2つの被連結体を展開した状態において、平面視で2つの被連結体からのヒンジ部の突出がない収納箱兼用折り畳み陳列台の開発が望まれていた。
従って、本発明の目的は、2つの被連結体を180度展開した後、2つの被連結体からのヒンジ部の突出がないヒンジ構造体及びこれを用いた折り畳み構造体を提供することにある。
かかる実情において、本発明者は鋭意検討を行った結果、それぞれの被連結体の端部切欠部を横断するように固定ピンを取り付け、2つの固定ピン間を繋ぎ且つ固定ピンと遊嵌する連結体を付設すれば、折り畳み後も、2つの被連結体からのヒンジ部の突出がなく、2つの被連結体を展開した後も、2つの被連結体からのヒンジ部の突出がないヒンジ構造体及びこれを用いた折り畳み構造体が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、接合側の端部には、接合端から内側に切り欠かれた第1切欠部が形成された第1被連結体と、接合側の端部には、該第1切欠部に対応する位置であって、接合端から内側に切り欠かれた第2切欠部が形成された第2被連結体と、該第1被連結体内に固定され該第1切欠部を横断する第1固定ピンと、該第2被連結体内に固定され該第2切欠部を横断する第2固定ピンと、該第1固定ピンが遊嵌する第1ピン孔と該第2固定ピンが遊嵌する第2ピン孔を有し、該第1ピン孔に該第1固定ピンが回転自在に挿通され、該第2ピン孔に該第2固定ピンが回転自在に挿通され、該第1固定ピンと該第2固定ピンを連結する連結体と、を有することを特徴とするヒンジ構造体を提供するものである。
また、本発明は、前記ヒンジ構造体を含むことを特徴とする折り畳み構造体を提供するものである。
本発明によれば、第1被連結体と第2被連結体を展開した後、第1被連結体と第2被連結体からのヒンジ部の突出がないヒンジ構造体及びこれを用いた折り畳み構造体を提供できる。このため、収納箱の場合、第1被連結体と第2被連結体の板面は面一となって突出部がなく、複数個の横並びの密な設置が可能となる。また、突出部に、予期しない外力が直接作用することがなく、破損を免れる。また、突出部がないため、意匠性に優れ、陳列の演出を高めることができる。
本発明の第1の実施の形態におけるヒンジ構造体の斜視図である。 図1のヒンジ構造体の断面図である。 図1のヒンジ構造体の分解斜視図である。 図1のヒンジ構造体の一部が組み付けられた分解斜視図である。 図1のヒンジ構造体の他の斜視図である。 図5の平面図である。 図1のヒンジ構造体の動きを説明する図である。 図1のヒンジ構造体の折り畳まれた状態の斜視図である。 図8のヒンジ構造体の断面図である。 本発明の第1の実施の形態における折り畳み構造体の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態におけるヒンジ構造体の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における折り畳み構造体の斜視図である。 図12の折り畳み構造体の分解斜視図である。 図12の折り畳み構造体の折り畳み途中の一部の斜視図である。 図12の折り畳み構造体の折り畳み後の一部の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態におけるヒンジ構造体の分解斜視図である。 本発明の第4の実施の形態におけるヒンジ構造体の分解斜視図である。 図17のヒンジ構造体の斜視図である。 本発明の第5の実施の形態におけるヒンジ構造体の分解斜視図である。 図19のヒンジ構造体の斜視図である。 従来のヒンジ構造体を用いる折り畳み構造体の斜視図である。 図21の折り畳み構造体を折り重ねた状態を示す側面図である。 図22の折り畳み構造体を展開した側面図である。
次に、本発明の第1の実施の形態におけるヒンジ構造体を図1〜図9を参照して説明する。本例のヒンジ構造体10は、第1被連結体1と、第2被連結体2と、第1固定ピン4と、第2固定ピン5、5と、連結体6、6とからなる(図3参照)。明細書中、縦方向及び横方向は、図10及び図12に示す使用状態図における位置及び方向を言う。
第1被連結体1は、本例では板状体であり、接合側の端部には、接合端15から内側に切り欠かれた第1切欠部12が形成されている。第1切欠部12は、本例では、接合側の端部で、且つ折り畳まれる内側角における上下2箇所である。また、第1被連結体1の折り畳まれる内側角は、丸み(アール)形状となっている。これにより、第1被連結体1と第2被連結体2を円滑に折り畳むことができる。また、第1被連結体1には、接合端となる縦辺151と直交する横辺152、152から第1切欠部12、12に貫通するピン孔7、7が上下にそれぞれ形成されている。ピン孔7の内径は、第1固定ピン4の外径と同じ又は極僅か小である。
第2被連結体2は、本例では板状体であり、接合側の端部には、1切欠部12に対応する位置であって、接合端25から内側に切り欠かれた第2切欠部22が形成されている。第2切欠部22は、本例では、接合側の端部25で、且つ折り畳まれる内側角における上下2箇所である。第1切欠部12と第2切欠部22は、連結体6を収納するスペースをつくるものである。また、第2被連結体2の折り畳まれる内側角は、第1被連結体1と同様に、丸み(アール)形状となっている。また、第2被連結体2には、接合端となる縦辺251と直交する横辺252、252から第2切欠部22、22に貫通するピン孔8、8が上下にそれぞれ形成されている。ピン孔8の内径は、第2固定ピン5の外径と同じ又は極僅か小である。
第1固定ピン4は、本例では、丸棒部材であり、連結体6を回動自在に支持するものであり、第1被連結体1内に固定され第1切欠部12を横断する。すなわち、第1固定ピン4は、連結体6の一方の貫通孔である第1ピン孔61と第1被連結体1のピン孔7を一致させた状態で、ピン孔7から押し込み又は叩き込まれて第1被連結体1内に固定される。第1固定ピン4は、第1切欠部12の横断長さと第1被連結体1内に埋没する長さの合計長さを有する。
第2固定ピン5は、本例では、丸棒部材であり、連結体6を回動自在に支持するものであり、第2被連結体2内に固定され第2切欠部22を横断する。すなわち、第2固定ピン5は、連結体6の他方の貫通孔である第2ピン孔62と第2被連結体2のピン孔8を一致させた状態で、ピン孔8から押し込み又は叩き込まれて第2被連結体2内に固定される。第2固定ピン5は、第2切欠部22の横断長さと第2被連結体2内に埋没する長さの合計長さを有する。
連結体6、6は、上下2箇所で使用され、第1被連結体1と第2被連結体2を連結するものであり、接合端の辺151が延びる方向に貫通する第1固定ピン4が遊嵌する第1ピン孔61と、第2固定ピン5が遊嵌する第2ピン孔62を有する。すなわち、連結体6は、第1固定ピン4が遊嵌する第1ピン孔61と、第2固定ピン5が遊嵌する第2ピン孔62を有し、第1ピン孔61に第1固定ピン4が回転自在に挿通され、第2ピン孔62に第1固定ピン5が回転自在に挿通され、第1固定ピン4と第2固定ピン5を連結する。
連結体6、6は、天面と底面が平面、被連結体の接合端の辺と直交する方向に延びる両側面が平面、他の対峙する両側面がアール形状のものが好ましい。そして、図1に示すように、第1被連結体1と第2被連結体2を接合端で突き合わせ、連結体6を第1切欠部12及び第2切欠部22に挿入した際、第1固定ピン4と第2固定ピン5が通るピン孔は一致し、且つ連結体6は、第1被連結体1と第2被連結体2の側面から突出しない形状とする。これにより、第1被連結体1と第2被連結体2が展開した状態において、連結体6は、第1被連結体1と第2被連結体2の側面がつくる面から突出しない。また、連結体6の上下面と第1被連結体1及び連結体6の上下面と第2被連結体2は、極僅かな隙間を有している。これにより、第1被連結体1又は第2被連結体2と連結体6は、大きな摩擦抵抗を受けることなく、動くことができる。
連結体6の第1固定ピン4と第2固定ピン5を結ぶ方向の長さ(l)は、第1被連結体1の最大厚みと第2被連結体2の最大厚み(l)の合計寸法より小である。これにより、第1被連結体1と第2被連結体2を折り重ねた際、連結体6は、第1被連結体1と第2被連結体2で形成される先端の接合端面から突出することがない。
連結体6の第1固定ピン4と第2固定ピン5を結ぶ方向と直交する方向の長さ(l)は、第1被連結体1の最大厚み(l)又は第2被連結体2の最大厚み(l)より小である。これにより、第1被連結体1と第2被連結体2を第1被連結体1と第2被連結体2がなす角度が180度となるように展開した際、第1被連結体1と第2被連結体2で形成される面から突出することがない。このように、連結体6は、180度展開において、第1切欠部12と第2切欠部22内に配置されている
次に、ヒンジ構造体10の組み付け方法を説明する。先ず、第1被連結体1と第2被連結体2を、接合側を対峙させ、突き合わせる。その際、一方の連結体6を、一方の第1切欠部12及びこれに対応する第2切欠部22に入れておく。また、他方の連結体6を、他方の第1切欠部12及びこれに対応する第2切欠部22に入れておく(図3及び図4)。次いで、一方の第1固定ピン4を第1被連結体1のピン孔7から、一方の第2固定ピン5を第2被連結体2のピン孔8からそれぞれ打ち込む。これにより、第1固定ピン4は、連結体6の第1ピン孔61に挿通され、第2固定ピン5は、連結体6の第2ピン孔62に挿通される。また、第1被連結体1及び第2被連結体2を上下逆さとして、他方の第1固定ピン4を第1被連結体1のピン孔7から、他方の第2固定ピン5を第2被連結体2のピン孔8からそれぞれ打ち込む。第1固定ピン4は、連結体6の第1ピン孔61に挿通され、第2固定ピン5は、連結体6の第2ピン孔62に挿通される。これにより、ヒンジ構造体10を得ることができる(図1及び図2)。
ヒンジ構造体10において、第1固定ピン4が内設された第1被連結体1は、連結体6に対して回転自在であり、連結体6を介して、第2固定ピン5を支点に回転自在である。また、第2固定ピン5が内設され第2被連結体2は、連結体6に対して、回転自在であり、連結体6を介して、第1固定ピン4を支点に回転自在である(図5〜図7)。すなわち、連結体6は2軸を支点に回転自在であり、第1被連結体1と第2被連結体2は、互いに、連結体6に繋がれつつも、1軸支持とは異なる自由な動きができる(図6及び図7)。そして、ヒンジ構造体10は、第1被連結体1と第2被連結体2は折り重ねた状態(図8)から第1被連結体1と第2被連結体2が180度、展開する方向に回転自在である(図1)。
次に、本発明の第1の実施の形態における折り畳み構造体について、図10を参照して説明する。折り畳み構造体50は、図1〜図9のヒンジ構造体10を有する。すなわち、折り畳み構造体50は、4つの側板20、20、10、10と底板(天板)30を有する一方が開口するボックスである。そして、折り畳み構造体50の4つの側板の中、対峙する一対の側板が、ヒンジ構造体10である。ヒンジ構造体10において、底板30を取り外し、ヒンジ構造体10の横方向の中央部を内側に押し込めば、ヒンジ構造体10は内側に折り畳まれ、側板4枚の積層体形状に折り畳むことができる(図14参照)。また、折り畳み状態にある折り畳み構造体50において、対峙する側板20、20を外側に押し広げれば、ヒンジ構造体10も180度展開でき、四角形枠の側板枠ができる。この側板枠に底板を取り付ければ、収納箱又は陳列台が完成する。
折り畳み構造体50によれば、側板の二つ折りの構造でありながら、第1被連結体と第2被連結体で形成される外表面からのヒンジ部の突出がない。このため、複数個の横並びの密な設置が可能となる。また、突出部がないため、意匠性に優れ、陳列の演出を高めることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態におけるヒンジ構造体について、図11を参照して説明する。図11のヒンジ構造体において、図1〜図9のヒンジ構造体と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について、主に説明する。すなわち、図11のヒンジ構造体10aにおいて、図1〜図9のヒンジ構造体10と異なる点は、ヒンジ構造体10aの第1被連結体1a及び第2被連結体2aを、略板状体の反接合端からくり抜かれた差し込み溝16、26を有する樹脂製の枠体とした点及び縦横長さ比が異なる点である。すなわち、ヒンジ構造体10aの第1被連結体1a及び第2被連結体2aは、ヒンジ構造体10の第1被連結体1及び第2被連結体2に比べて、接合端の辺と直交する辺の長さが小である。また、ヒンジ構造体10aは樹脂製であるため、第1固定ピン及び第2固定ピンの打ち込みが容易であり、且つ打ち込まれた後の固定が強固となる。ヒンジ構造体10aは、ヒンジ構造体10と同様の作用効果を奏する。
次に、本発明の第2の実施の形態における折り畳み構造体について、図12〜図15を参照して説明する。図12〜図15の折り畳み構造体50aにおいて、図10の折り畳み構造体50と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について、主に説明する。すなわち、図12〜図15の折り畳み構造体50aにおいて、図10の折り畳み構造体50と異なる点は、側板であるヒンジ構造体10を、樹脂製のヒンジ構造体10aに木製の側板を嵌合させて複合側板とした点、箱の角の接合を樹脂製の接合体とした点及び天板の設置位置を可変とした点である。
折り畳み構造体50aの折り畳み側板61、61は、第1側板18と第2側板19の2枚を別途、準備し、第1側板18を第1被連結体1aに差し込んで嵌め込み、第2側板19を第2被連結体2aに差し込んで嵌め込んで得られたものである。すなわち、折り畳み側板61、61は、4つの側板が側端部において折り畳み自在に接合された側板枠において、対峙する位置に配置されたものである。
一方の側板61と一方の側板62、一方の側板62と他方の側板61、他方の側板61と他方の側板62及び他方の側板62と一方の側板61は、その側端部において、折り畳み自在に接合する樹脂製の公知の接合体70b、70d、70c及び70aにより接合されている。また、側板枠の内側で対峙する側板の内面には、天板64を支持する長尺状の棧部材631、632が上下方向において、離間して形成されている。上下方向の端部側に形成される棧部材631に天板64を載せれば、深底の収納箱を形成でき、上下方向の中央に形成される棧部材632に天板64を載せれば、浅底の収納箱を形成できる。
折り畳み構造体50aは、例えば、収納箱兼用折り畳み陳列台である。すなわち、図11の状態は、天板64が上方にあり、天板64面に商品を載せることで、陳列台を形成することができる。また、図11の陳列台から収納箱とするには、天板64を外し、次いで、側板枠を上下逆さとし、下方端近傍にある棧部材631に天板64を載せれば、深底の収納箱が完成する。また、天板64を外し、次いで、上下方向の中段に位置する棧部材632に天板64を載せれば、浅底の収納箱が完成する。
次に、折り畳み構造体50aを折り畳む方法を説明する。折り畳み構造体50aを折り畳む方法は、折り畳み構造体50を折り畳む方法と同じである。すなわち、天板64を外し、側板61、61のヒンジ構造体10aの横方向の中央部を内側に押し込めば、ヒンジ構造体10は内側に折り畳まれ、側板4枚の積層体形状に折り畳むことができる(図14及び図15参照)。
折り畳み構造体50aによれば、折り畳み構造でありながら、第1被連結体1aと第2被連結体2aで形成される外表面からのヒンジ部の突出がない。このため、複数個の横並びで密な設置が可能となる。また、突出部がないため、意匠性に優れ、陳列の演出を高めることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態におけるヒンジ構造体について、図16を参照して説明する。図16のヒンジ構造体において、図1〜図9のヒンジ構造体と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について、主に説明する。すなわち、図16のヒンジ構造体10bにおいて、図1〜図9のヒンジ構造体10と異なる点は、第1切欠部及び第2切欠部の形状である。すなわち、ヒンジ構造体10bの第1切欠部12a及び第2切欠部22aは、図1〜図9の第1切欠部12及び第2切欠部22が、被連結体の接合端の一角に形成されるのに対して、接合端の端面から内側に向けて切り欠かれている。ヒンジ構造体10bにおいても、ヒンジ構造体10と同様の効果を奏する。
次に、本発明の第4の実施の形態におけるヒンジ構造体について、図17及び図18を参照して説明する。図17及び図18のヒンジ構造体において、図1〜図9のヒンジ構造体と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について、主に説明する。すなわち、図17及び図18のヒンジ構造体10cにおいて、図1〜図9のヒンジ構造体10と異なる点は、第1切欠部(第2切欠部)の形状及び連結体の形状である。すなわち、ヒンジ構造体10cの切欠部12bは、被連結体の接合端の1箇所で、且つ上下方向に長く形成される。そして、連結体6aは、切欠部12bに対応して上下方向に長いもので且つ1個である。ヒンジ構造体10cにおいても、ヒンジ構造体10と同様の効果を奏する。
次に、本発明の第5の実施の形態におけるヒンジ構造体について、図19及び図20を参照して説明する。図19及び図20のヒンジ構造体において、図1〜図9のヒンジ構造体と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について、主に説明する。すなわち、図19及び図20のヒンジ構造体10dにおいて、図1〜図9のヒンジ構造体10と異なる点は、第1切欠部(第2切欠部)の形状、連結体及び固定ピンの形状である。すなわち、ヒンジ構造体10dの第1切欠部12d及び第2切欠部22dは、第1被連結体1d及び第2被連結体2dの接合端の上下端の2箇所で、且つ接合端の折り畳まれる内側の角である。また、連結体6d、6dは、被貫通の挿入孔61d、62dが形成されている。また、第1固定ピン4d及び第2固定ピン5dは、第1被連結体1d及び第2被連結体2dを貫通して、第1切欠部12d及び第2切欠部22dに頭出しされる長さを有する。ヒンジ構造体10dにおいても、ヒンジ構造体10と同様の効果を奏する。
本発明は、上記実施の形態に限定されず、種々の変形を採ることができる。ヒンジ構造体10において、第1被連結体1及び第2被連結体2の第1切欠部12、第2切欠部22、ピン孔7、8以外の本体部形状等については、種々の形態及び形状を採ることができる。折り畳み構造体50、50aにおいて、天板(底板)30は、1枚に限定されず、天板と底板を設けてもよい。
本発明によれば、第1被連結体と第2被連結体を展開した後、第1被連結体と第2被連結体からのヒンジ部の突出がない。このため、収納箱の場合、第1被連結体と第2被連結体の板面は面一となって突出部がなく、複数個の横並びの密な設置が可能となる。また、突出部がないため、意匠性に優れ、陳列の演出を高めることができる。また、折り畳み後は、天板(底板)を除き、側板の折り重ねとなるため、保管収納に好適となる。
1 第1被連結体
2 第2被連結体
4 第1固定ピン
5 第2固定ピン
6 連結体
7、8 ピン孔
10、10a〜10d、100 ヒンジ構造体
12 第1切欠部
22 第2切欠部
25 接合端
50、50a 折り畳み構造体
61 第1ピン孔
2 第2ピン孔

Claims (15)

  1. 接合側の端部には、接合端から内側に切り欠かれた第1切欠部が形成された第1被連結体と、
    接合側の端部には、該第1切欠部に対応する位置であって、接合端から内側に切り欠かれた第2切欠部が形成された第2被連結体と、
    該第1被連結体内に固定され該第1切欠部を横断する第1固定ピンと、
    該第2被連結体内に固定され該第2切欠部を横断する第2固定ピンと、
    該第1固定ピンが遊嵌する第1ピン孔と該第2固定ピンが遊嵌する第2ピン孔を有し、 該第1ピン孔に該第1固定ピンが回転自在に挿通され、該第2ピン孔に該第2固定ピンが回転自在に挿通され、該第1固定ピンと該第2固定ピンを連結する連結体と、を有することを特徴とするヒンジ構造体。
  2. 該第1被連結体及び該第2被連結体は、板状体であることを特徴とする請求項1記載のヒンジ構造体。
  3. 該第1被連結体及び該第2被連結体は、略板状体の反接合端からくり抜かれた差し込み溝を有する樹脂製の枠体であることを特徴とする請求項1記載のヒンジ構造体。
  4. 該第1被連結体と該第2被連結体は折り重ねた状態から該第1被連結体と該第2被連結体が180度、展開する方向に回転自在であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒンジ構造体。
  5. 該連結体の該第1固定ピンと該第2固定ピンを結ぶ方向の長さ寸法は、該第1被連結体の最大厚みと該第2被連結体の最大厚みの合計寸法より小であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒンジ構造体。
  6. 該連結体の該第1固定ピンと該第2固定ピンを結ぶ方向と直交する方向の長さは、該第1被連結体の最大厚み又は該第2被連結体の最大厚みより小であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のヒンジ構造体。
  7. 該連結体は、該第1被連結体と該第2被連結体を折り重ねた際、該第1被連結体と該第2被連結体で形成される先端の接合端面から突出しないことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のヒンジ構造体。
  8. 該連結体は、該第1被連結体と該第2被連結体を該第1被連結体と該第2被連結体がなす角度が180度となるように展開した際、該第1被連結体と該第2被連結体で形成される面から突出しないことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のヒンジ構造体。
  9. 該第1被連結体は、該連結体に対して、回転自在であり、該連結体を介して、該第2固定ピンを支点に回転自在であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のヒンジ構造体。
  10. 該第2被連結体は、該連結体に対して、回転自在であり、該連結体を介して、該第1固定ピンを支点に回転自在であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のヒンジ構造体。
  11. 該請求項1又は2に記載のヒンジ構造体を含むことを特徴とする折り畳み構造体。
  12. 該請求項3に記載のヒンジ構造体を含むことを特徴とする折り畳み構造体。
  13. 第1側板と第2側板の2枚を別途、準備し、該第1側板を該第1被連結体に嵌め込み、該第2側板を該第2被連結体に嵌め込むことで形成される折り畳み側板を有することを特徴とする請求項12に記載の折り畳み構造体。
  14. 4つの側板が側端部において折り畳み自在に接合された側板枠において、該折り畳み側板を対峙する位置に配置したことを特徴とする請求項13記載の折り畳み構造体。
  15. 収納箱兼用折り畳み陳列台であることを特徴とする請求項12〜14のいずれか1項に記載の折り畳み構造体。
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