JP2018012447A - バイク - Google Patents

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JP2018012447A
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滋 矢口
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Abstract

【課題】三輪であるにもかかわらず、コーナーリングでのバンク走行が容易であり、スムースにカーブを曲がることができるバイクを提供する。
【解決手段】バイク10Aは、フレーム11およびステアリング機構12と、フロントフォーク13に回転可能に支持された前輪14と、フューエルタンク15および第1シート16と、エンジンおよびエキゾーストパイプ18と、第1リアフォーク19に回転可能に支持された第1後輪20および第1後輪20に伝わる衝撃を抑える第1リアサスペンション21と、エンジン機構17の駆動力を第1後輪20に伝達する第1伝達機構とを有し、第1後輪20の後方に位置して第1後輪20に対して直列に並び、第1後輪20から後方へ延びる第2リアフォーク23に回転可能に支持された第2後輪24と、エンジンの駆動力を第2後輪24に伝達する第2伝達機構とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、バイク(オートバイ)に関する。
車体と、車体の前方に位置する前輪と、車体の後方に位置して横方向へ並ぶ一対の後輪と、支持部材に対して回転可能に連結されるリンク機構と、支持部材に支持される固定部と、リンク機構に連結される回転部と、回転部が固定部に対して回転することによってリンク機構を作動するアクチュエータと、アクチュエータを駆動するバッテリーとを備え、バッテリーの重心が車体の前後方向で前輪の中心よりも後輪の中心に近い側にある三輪車両が開示されている(特許文献1参照)。
特開2012−46082号公報
左右一対の後輪を有する後二輪の三輪車両は、コーナーリングでのバンク走行がしづらく、高速でカーブを曲がることが難しい。また、一対の後輪が並列する三輪車両はその幅寸法が増加し、他物とのすれ違い時に後輪がその他物に接触して転倒の危険があるのみならず、他の車両の通行の邪魔になる場合がある。
本発明の目的は、三輪であるにもかかわらず、コーナーリングでのバンク走行が容易であり、スムースにカーブを曲がることができるバイクを提供することにある。本発明の他の目的は、路面に対する後輪の接地面積を大きくすることができ、走行時の安全性が向上し、転倒の危険を誘発する後輪のスリップを減らすことができるバイクを提供することにある。本発明の他の目的は、三輪であるにもかかわらず、二輪のバイクと幅寸法が略同一であり、他物とのすれ違い時に後輪がその他物に接触する危険が少なく、他の車両の通行の邪魔になることがないバイクを提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、フレームおよびステアリング機構と、フロントフォークに回転可能に支持された前輪と、第1シートおよび駆動機構と、リアフォークに回転可能に支持された第1後輪と、第1後輪に伝わる衝撃を抑える第1リアサスペンションと、駆動機構の駆動力を第1後輪に伝達する第1伝達機構とを有するバイクである。
前記前提における本発明の特徴は、バイクが第1後輪の後方に位置して第1後輪に対して直列に並び、第1後輪から後方へ延びる連結機構に回転可能に支持された第2後輪を含むことにある。
本発明の一例としては、バイクが駆動機構の駆動力を第2後輪に伝達する第2伝達機構を含む。
本発明の他の一例としては、バイクが第2後輪に伝わる衝撃を抑える第2リアサスペンションを含む。
本発明の他の一例としては、バイクが第1シートの後方に位置して第2後輪の上方に設置された第2シートを含む。
本発明の他の一例としては、第1伝達機構が、駆動機構の回転に連動して回転するドライブスプロケットと、第1後輪の車軸に設置されたドリブンスプロケットと、ドライブスプロケットとドリブンスプロケットとに架け渡された第1チェーンとから形成され、第2伝達機構が、第1後輪の車軸に設置された第1チェーンリングと、第2後輪の車軸に設置された第2チェーンリングと、第1チェーンリングと第2チェーンリングとに架け渡された第2チェーンとから形成されている。
本発明の他の一例としては、第1チェーンリングが第1後輪を挟んでドリブンスプロケットの反対側に設置され、第2チェーンが第1後輪を挟んで第1チェーンの反対側に配置されている。
本発明の他の一例として、バイクでは、第1後輪の上端部が垂直軸に対して横方向一方に傾斜しつつ第1後輪の下端部が垂直軸に対して横方向他方に傾斜し、第2後輪の上端部が垂直軸に対して横方向他方に傾斜しつつ第2後輪の下端部が垂直軸に対して横方向一方に傾斜し、第1および第2後輪にネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定されている。
本発明の他の一例として、バイクでは、ドリブンスプロケットと第1後輪の車軸とがユニバーサルジョイントまたは不等速ジョイントによって連結され、第1チェーンリングと第1後輪の車軸とがユニバーサルジョイントまたは不等速ジョイントによって連結され、第2チェーンリングと第2後輪の車軸とがユニバーサルジョイントまたは不等速ジョイントによって連結されている。
本発明にかかるバイクによれば、第1後輪の後方に位置して第1後輪に対して直列に並び、第1後輪から後方へ延びる連結機構に回転可能に支持された第2後輪を含み、第2後輪と第1後輪とが並列することがないから、後三輪であるにもかかわらず、コーナーリングでのバンク走行が容易であり、スムースにカーブを曲がることができる。バイクは、第1後輪の後方に第2後輪が並んでいるから、後輪が1つの場合と比較し、路面に対する後輪の接地面積を大きくすることができ、走行時の安全性が向上し、転倒の危険を誘発する後輪のスリップを減らすことができる。第1および第2後輪が並列する三輪のバイクは幅寸法が増加し、他物とのすれ違い時に後輪がその他物に接触して転倒の危険があるのみならず、他の車両の通行の邪魔になる場合があるが、本発明のバイクは、後三輪であるにもかかわらず、二輪のバイクと幅寸法が略同一であり、他物とのすれ違い時に後輪がその他物に接触する危険が少なく、他の車両の通行の邪魔になることもない。
駆動機構の駆動力を第2後輪に伝達する第2伝達機構を含むバイクは、第1伝達機構によって駆動機構の駆動力が第1後輪に伝達されるとともに、第2伝達機構によって駆動機構の駆動力が第2後輪に伝達されるから、駆動機構の駆動力を第1後輪のみに伝達する場合と比較し、駆動機構の駆動力を第1および第2後輪に伝えることで第1後輪のみならず第2後輪も回転させることができ、バイクをスムースに加速させることができるとともに、バイクをスムースに走行させることができる。
第2後輪に伝わる衝撃を抑える第2リアサスペンションを含むバイクは、第2リアサスペンションが第2後輪に伝わる路面の段差や凹凸による衝撃を吸収するから、衝撃がフレームやステアリング機構、シートに伝わることがなく、バイクをスムースに走行させることができ、快適なライディングを実現することができる。
第1シートの後方に位置して第2後輪の上方に設置された第2シートを含むバイクは、第2シートに同乗者を乗せることができるから、ドライバーを含む乗車人数を3人にすることができ、3人乗りを実現することができる。
第1伝達機構が駆動機構の回転に連動して回転するドライブスプロケットと第1後輪の車軸に設置されたドリブンスプロケットとドライブスプロケットおよびドリブンスプロケットに架け渡された第1チェーンとから形成され、第2伝達機構が第1後輪の車軸に設置された第1チェーンリングと第2後輪の車軸に設置された第2チェーンリングと第1チェーンリングおよび第2チェーンリングに架け渡された第2チェーンとから形成されているバイクは、ドライブスプロケットとドリブンスプロケットと第1チェーンとによって駆動機構の駆動力が第1後輪に伝達されるとともに、第1チェーンリングと第2チェーンリングと第2チェーンとによって駆動機構の駆動力が第2後輪に伝達されるから、駆動機構の駆動力を第1後輪のみに伝達する場合と比較し、駆動機構の駆動力を第1および第2後輪に伝えることで第1後輪のみならず第2後輪も回転させることができ、バイクをスムースに加速させることができるとともに、バイクをスムースに走行させることができる。
第2チェーンリングが第1後輪を挟んでドリブンスプロケットの反対側に設置され、第2チェーンが第1後輪を挟んで第1チェーンの反対側に配置されているバイクは、第1チェーンリングや第2チェーンリング、第2チェーンが第1後輪を挟んでドライブスプロケットやドリブンスプロケット、第1チェーンの反対側に位置することで、ドリブンススプロケットや第1および第2チェーンリング、第1および第2チェーンが幅方向一方へ突出することがなく、バイクの幅寸法をコンパクトにすることができ、ドリブンススプロケットや第1および第2チェーンリング、第1および第2チェーンの他物への接触を防ぐことができるとともに、ドリブンスプロケットや第1および第2チェーンリング、第1および第2チェーンが他物へ接触することによる転倒を防止することができる。
第1後輪の上端部が垂直軸に対して横方向一方に傾斜しつつ第1後輪の下端部が垂直軸に対して横方向他方に傾斜し、第2後輪の上端部が垂直軸に対して横方向他方に傾斜しつつ第2後輪の下端部が垂直軸に対して横方向一方に傾斜し、第1および第2後輪にネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定されているバイクは、第1および第2後輪にネガティブ(マイナス)キャンバー角を設定することで、バイクの直進性能をアップさせることができ、バイクの走行時における安定性を向上させることができる。
ドリブンスプロケットと第1後輪の車軸とがユニバーサルジョイントまたは不等速ジョイントによって連結され、第1チェーンリングと第1後輪の車軸とがユニバーサルジョイントまたは不等速ジョイントによって連結され、第2チェーンリングと第2後輪の車軸とがユニバーサルジョイントまたは不等速ジョイントによって連結されているバイクは、第1および第2後輪にネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定され、第1後輪の下端部が垂直軸に対して横方向外側に傾斜し、第2後輪の下端部が垂直軸に対して横方向外側に傾斜し、第1後輪の車軸や第2後輪の車軸が水平軸に対して傾斜していたとしても、ユニバーサルジョイントまたは不等速ジョイントによってドリブンスプロケットと第1後輪の車軸とが連結され、ユニバーサルジョイントまたは不等速ジョイントによって第1チェーンリングと第1後輪の車軸とが連結され、ユニバーサルジョイントまたは不等速ジョイントによって第2チェーンリングと第2後輪の車軸とが連結されているから、ネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定された第1および第2後輪に駆動機構の回転を確実に伝達することができ、バイクをスムースに走行させることができる。
一例として示すバイクの側面図。 第1および第2後輪の連結の一例を示す概略図。 一例として示す第1および第2後輪の正面図。 他の一例として示す第1および第2後輪の正面図。 ドリブンスプロケットと第1後輪の車軸との連結および第1チェーンリングと第1後輪の車軸との連結の一例を示す図。 第2チェーンリングと第2後輪の車軸との連結の一例を示す図。 他の一例として示すバイクの側面図。 第1および第2後輪の連結の他の一例を示す概略図。
一例として示すバイク10Aの側面図である図1等の添付の図面を参照し、本発明に係るバイクの詳細を説明すると、以下のとおりである。なお、図2は、第1および第2後輪20,24の連結の一例を示す概略図であり、図3は、一例として示す第1および第2後輪20,24の正面図である。図4は、他の一例として示す第1および第2後輪20,24の正面図であり、図5は、ドリブンスプロケット39(リアスプロケット)と第1後輪20のアクスルシャフト38(車軸)との連結および第1チェーンリング49と第1後輪20のアクスルシャフト38(車軸)との連結の一例を示す図である。図6は、第2チェーンリング50と第2後輪24のアクスルシャフト48(車軸)との連結の一例を示す図である。
図2では、フレーム11やシート16、第1リアフォーク19、第1リアサスペンション21、第2リアフォーク23、第2リアサスペンション25、リアフェンダー45の図示を省略している。図3,4では、第1および第2後輪20,24のみを示し、他の部品の図示を省略している。それら図では、オンロードモデル(ネイキッドやストリートファイター、ツアラー、ビックスクーター等)のバイク10A,10Bを図示しているが、オンロードモデルのバイク10A,10Bのみならず、オフロードモデル(デュアルパーパスやアドベンチャー、モトクロスバイク、エンデューロバイク等)のバイクやタウンユースモデル(スクーターやモベット等)のバイクにもこの発明を実施することができる。
なお、図示のバイク10A,10Bは、チェーンドライブ方式であるが、ベルトドライブやシャフトドライブのバイク、オートマチックのバイクにもこの発明を実施することができる。また、図示のバイク10A,10Bでは、駆動機構としてエンジン機構17(内燃機関)を例示しているが、駆動機構として電動機構(モーター)を採用することもでき、バッテリーによって回転するモーター(電動機)で駆動する電動バイクにもこの発明を実施することができる。
バイク10Aは、フレーム11(トラスフレームやアンダーボーンフレーム、ダイヤモンドフレーム、クレードルフレーム等)およびステアリング機構12、一対のフロントフォーク13(フロントサスペンション)、それらフロントフォーク13に回転可能に支持された前輪14、フレーム11に固定されたフューエルタンク15およびライダー(運転者)(同乗者を含む)が着座する第1シート16(シート)、フレーム11に固定されたエンジン機構17(駆動機構)、エンジン機構17に連結されたエキゾーストパイプ18を有する。
さらに、一対の第1リアフォーク19(リアフォーク)、それら第1リアフォーク19に回転可能に支持された第1後輪20、第1後輪20に伝わる衝撃を抑える一対の第1リアサスペンション21、エンジン機構17の駆動力を第1後輪に伝達する第1伝達機構22、第1リアフォーク10につながる一対の第2リアフォーク23(連結機構)、それら第2リアフォーク23に回転可能に支持された第2後輪24、第2後輪24に伝わる衝撃を抑える一対の第2リアサスペンション25、エンジン機構17の駆動力を第2後輪24に伝達する第2伝達機構26を有する。
ステアリング機構12は、ハンドル27、アクセルグリップ、ブレーキレバー、クラッチレバー等から形成され、フレーム11およびフロントフォーク13に取り付けられている。ステアリング機構12には、ハンドル27に設置されたアクセルグリップ(スロットルグリップ)、一対のバックミラー28、イグニッションスイッチ、ヘッドライト29、各計器が収容されたダッシュボード30等が設置されている。
それらフロントフォーク13(フロントサスペンション)は、フレーム11に取り付けられ、フレーム11のフロントエンドから斜め前方へ延びている。フロントフォーク13は、インナーチューブとアウターチューブとから形成され、前輪14が路面から受けた衝撃を吸収し、バイク10Aの走行を安定させる。
前輪14は、それらフロントフォーク13のフロントフォークエンドに取り付けられている。前輪14は、フロントタイヤ31、ホイール32、アクスルシャフト33(車軸)から形成されている。前輪14には、フロントディスクブレーキ(ブレーキホース、ブレーキキャリバー、ブレーキディスク等)が取り付けられている。フロントフォーク13には、一対のフロントウインカー34(方向指示器)およびフロントフェンダー35(泥除け)が設置されている。
エンジン機構17は、フレーム11に取り付けられたエンジン本体36、フレーム11に取り付けられてエンジン本体36の始動時に使用されるモーター、フレーム11に取り付けられてモーターに電源を供給するバッテリー、フレーム11に取り付けられてバッテリーを充電するオルタネーター、フレーム11に取り付けられてエンジン本体36を冷却するラジエター、フレーム11に取り付けられてガソリンと空気との混合気をエンジン本体36に噴射する燃料噴射装置、フレーム11に取り付けられてエンジン本体36によって発生した駆動力をクランクシャフトを介して受け取るクラッチ、フレーム11に取り付けられてクラッチよって伝達された駆動力を第1伝達機構22の後記するドライブスプロケット37に伝達するトランスミッションから形成されている。第1シート16の下方のフレーム11には、ギアチェンジペダル、ブレーキペダル、ステップが取り付けられている。フレーム11の下方中央には、センタースタンドが旋回可能に取り付けられている。
第1伝達機構22は、トランスミッションから伝達されたエンジン本体36(エンジン機構)の駆動力によって(エンジンの回転に連動して)回転するドライブスプロケット37と、第1後輪20のアクスルシャフト38(車軸)に設置されたドリブンスプロケット39と、ドライブスプロケット37とドリブンスプロケット39とに架け渡された第1チェーン40とから形成されている。エキゾーストパイプ18は、混合気がエンジン本体36において燃焼した後の排気ガスを導き、サイレンサーの内部において排気ガスに含まれる有害物質を取り除くとともに、排気音を低減する。
それら第1リアフォーク19は、フレーム11に支持されているとともに第1リアサスペンション21に支持され、フレーム11のリアエンドから後方へ延びている。第1リアフォーク19は、フレーム11との連結部分を中心として揺動運動を行う。揺動運動は、路面の凹凸による衝撃や加速減速時の荷重移動によって発生する。揺動運動は、第1リアサスペンション21によって吸収される。第1リアサスペンションは、フレームに支持され、第1リアフォーク19の揺動運動を低減させてバイク10Aの走行を安定させる。
第1後輪20は、それら第1リアフォーク19のリアフォークエンドに回転可能に取り付けられている。第1後輪20は、リアタイヤ41、ホイール42、アクスルシャフト38(車軸)から形成されている。第1後輪20には、リアディスクブレーキ(ブレーキホース、ブレーキキャリバー、ブレーキディスク)が取り付けられている。第1シート16の後方であってフレーム11のリアエンドには、尾灯・制動灯43および一対のリアウインカー44(方向指示器)、リアフェンダー45(泥除け)が設置されている。
それら第2リアフォーク23は、第1リアフォーク19のリアフォークエンドに支持(連結)され、第1リアフォーク19から後方へ延びている。なお、それら第2リアフォーク23が第1リアフォーク19のリアフォークエンドとフレーム11とに支持(連結)されていてもよい。第2リアフォーク23は、第1リアフォーク19との連結部分を中心として揺動運動を行う。揺動運動は、第2リアサスペンション25によって吸収される。第2リアサスペンション25は、フレーム11に支持され、第2リアフォーク23の揺動運動を低減させてバイク10Aの走行を安定させる。第2後輪24は、それら第2リアフォーク23のリアフォークエンドに回転可能に取り付けられている。第2後輪24は、第2リアタイヤ46、ホイール47、アクスルシャフト48(車軸)から形成されている。
第2伝達機構26は、第1後輪20の第1アクスルシャフト38(車軸)に設置された第1チェーンリング49と、第2後輪24の第2アクスルシャフト48(車軸)に設置された第2チェーンリング50と、第1チェーンリング49と第2チェーンリング50とに架け渡された第2チェーン51とから形成されている。なお、バイク10Aに第1伝達機構22のみが設置され、第2伝達機構26が設置されていなくてもよい。
第1チェーンリン49グおよび第2チェーンリング50は、第1後輪20を挟んでドリブンスプロケット39の反対側に配置されている。図2では、ドリブンスプロケット39が第1後輪20を挟んで進行方向右方に位置し、第1チェーンリング49および第2チェーンリング50が第1後輪20を挟んで進行方向左方に位置している。第2チェーン51は、第1後輪20を挟んで第1チェーン40の反対側に配置されている。図2では、第1チェーン40が第1後輪20を挟んでの進行方向右方に位置し、第2チェーン51が第1後輪20を挟んでの進行方向左方に位置している。
バイク10Aは、第2チェーンリング50が第1後輪20を挟んでドリブンスプロケット39の反対側に設置され、第2チェーン51が第1後輪20を挟んで第1チェーン40の反対側に配置されているから、ドリブンススプロケット39や第1および第2チェーンリング49,50、第1および第2チェーン40,51が幅方向一方へ突出することがなく、バイク10Aの幅寸法をコンパクトにすることができ、ドリブンススプロケット39や第1および第2チェーンリング49,50、第1および第2チェーン40,51の他物への接触を防ぐことができるとともに、ドリブンスプロケット39や第1および第2チェーンリング49,50、第1および第2チェーン40,51が他物へ接触することによるバイク10Aの転倒を防止することができる。
バイク10Aでは、図3,4に示すように、第1後輪20の上端部52が垂直軸L1に対して横方向一方(横方向左方)に傾斜しつつ第1後輪20の下端部53が垂直軸L1に対して横方向他方(横方向右方)に傾斜し、第2後輪24の上端部54が垂直軸L1に対して横方向他方(横方向右方)に傾斜しつつ第2後輪24の下端部55が垂直軸L1に対して横方向一方(横方向左方)に傾斜している。
図3では、第1および第2後輪20,24がアクスルシャフト38,48(車軸)において交差(クロス)し、第1および第2後輪20,24がXを画くように、第1および第2後輪20,24にネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定されている。図4では、第1および第2後輪20,24がそれらの上端部52,54で交差(クロス)し、第1および第2後輪20,24がハの字を画くように、第1および第2後輪20,24にネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定されている。なお、第1後輪20の下端部53と第2後輪24の下端部55との横方向の離間寸法L3は、1〜3cmである。
バイク10Aは、第1後輪20の上端部52を垂直軸L1に対して横方向一方(横方向左方)に傾斜させつつ第1後輪20の下端部53を垂直軸L1に対して横方向他方(横方向右方)に傾斜させ、第2後輪24の上端部54を垂直軸L1に対して横方向他方(横方向右方)に傾斜させつつ第2後輪24の下端部55を垂直軸L1に対して横方向一方(横方向左方)に傾斜させ、第1および第2後輪20,24にネガティブ(マイナス)キャンバー角を設定することで、バイク10Aの直進性能をアップさせることができ、バイク10Aの走行時における安定性を向上させることができる。
ドリブンスプロケット39のスプロケット軸56と第1後輪20のアクスルシャフト38(車軸)とは、図5に示すように、ユニバーサルジョイント57または不等速ジョイント57によって連結されている。ドリブンスプロケット39のスプロケット軸56と第1後輪20のアクスルシャフト38(車軸)とがユニバーサルジョイント57または不等速ジョイント57によって連結されることで、第1後輪20にネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定され、第1後輪20の上端部52が垂直軸L1に対して横方向一方に傾斜しつつ第1後輪20の下端部53が垂直軸L1に対して横方向他方に傾斜し、第1後輪20のアクスルシャフト38(車軸)が水平軸L2に対して傾斜していたとしても、ネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定された第1後輪20にエンジン機構17の駆動力(エンジン本体36の回転動力)が確実に伝達される。
第1チェーンリング49のリング軸58と第1後輪20のアクスルシャフト38(車軸)とは、図5に示すように、ユニバーサルジョイント59または不等速ジョイント59によって連結されている。第1チェーンリング49のリング軸58と第1後輪20のアクスルシャフト38(車軸)とがユニバーサルジョイント59または不等速ジョイント59によって連結されることで、第1後輪20にネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定され、第1後輪20の上端部52が垂直軸L1に対して横方向一方に傾斜しつつ第1後輪20の下端部53が垂直軸L1に対して横方向他方に傾斜し、第1後輪20のアクスルシャフト38(車軸)が水平軸L2に対して傾斜していたとしても、第1チェーンリング49に第1後輪20の回転動力が確実に伝達される。
第2チェーンリング50のリング軸60と第2後輪24のアクスルシャフト48(車軸)とは、図6に示すように、ユニバーサルジョイント61または不等速ジョイント61によって連結されている。第2チェーンリング50のリング軸60と第2後輪24のアクスルシャフト48(車軸)とがユニバーサルジョイント61または不等速ジョイント61によって連結されることで、第2後輪24にネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定され、第2後輪24の上端部54が垂直軸L1に対して横方向他方に傾斜しつつ第2後輪24の下端部55が垂直軸L1に対して横方向一方に傾斜し、第2後輪24のアクスルシャフト48(車軸)が水平軸L2に対して傾斜していたとしても、ネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定された第2後輪24にエンジン機構17の駆動力(エンジン本体36の回転動力)が確実に伝達される。
バイク10Aは、第1および第2後輪20,24にネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定され、第1後輪20の上端部52が垂直軸L1に対して横方向一方(横方向左方)に傾斜しつつ第1後輪20の下端部53が垂直軸L1に対して横方向他方(横方向右方)に傾斜し、第2後輪24の上端部54が垂直軸L1に対して横方向他方(横方向右方)に傾斜しつつ第2後輪24の下端部55が垂直軸L1に対して横方向一方(横方向左方)に傾斜し、第1後輪20のアクスルシャフト38(車軸)や第2後輪24のアクスルシャフト48(車軸)が水平軸L2に対して傾斜していたとしても、ドリブンスプロケット39のスプロケット軸56と第1後輪20のアクスルシャフト38(車軸)とがユニバーサルジョイント57または不等速ジョイント57によって連結され、第1チェーンリング49のリング軸58と第1後輪20のアクスルシャフト38(車軸)とがユニバーサルジョイント59または不等速ジョイント59によって連結され、第2チェーンリング50のリング軸60と第2後輪24のアクスルシャフト48(車軸)とがユニバーサルジョイント61または不等速ジョイント61によって連結されているから、ネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定された第1および第2後輪20,24にエンジン機構17の駆動力(エンジン本体36の回転動力)を確実に伝達することができ、バイク10Aをスムースに加速・減速させることができるとともに、バイク10Aをスムースに走行させることができる。
バイク10Aは、エンジンをかけた後、クラッチレバーを握持しつつギアチェンジペダルによってギアを入れ、アクセルグリップを回転させて走行を開始する。バイク10Aでは、その走行速度に応じてギアを入れ換える。バイク10Aは、エンジン本体36の駆動力(回転動力)がクランクシャフトを介してクラッチに伝達され、駆動力(回転動力)がクラッチからトランスミッションに伝達されるとともにドライブスプロケット37に伝達される。さらに、駆動力(回転動力)がドライブスプロケット37から第1チェーン40を介してドリブンスプロケット39に伝達されて第1後輪20が回転するとともに、駆動力(回転動力)が第1チェーンリング49から第2チェーン51を介して第2チェーンリング50に伝達されて第2後輪24が回転する。
バイク10Aがコーナーに差し掛かった場合、ライダーはバイク10Aを横方向左方または横方向右方のいずれかに傾け、コーナーを曲がる。バイク10Aは、第2後輪24が第1後輪20に並列することなく第1後輪20の後方(直後)に配置されているから、コーナーにおいてバイク10Aを容易に傾けることができ、三輪のバイク10Aであるにもかかわらず、コーナーリングでのバンク走行が容易であり、スムースにカーブを曲がることができる。バイク10Aは、第1後輪20の後方(直後)に第2後輪24が並んでいるから、後輪が1つの場合と比較し、路面に対する後輪20,24の接地面積を大きくすることができ、走行時の安全性が向上し、転倒の危険を誘発する後輪20,24のスリップを減らすことができる。
第1後輪と第2後輪とが並列して横方向へ並ぶ三輪のバイクは幅寸法が増加し、他物とのすれ違い時に第1および第2後輪がその他物に接触して転倒の危険があるのみならず、狭い路地を走行する際に他の車両の通行の邪魔になる場合がある。それに対してこのバイク10Aは、第1後輪20と第2後輪24とが直列に並んでいるから、二輪のバイクと幅寸法が略同一であり、他物とのすれ違い時に第1および第2後輪20,24その他物に接触する危険が少なく、狭い路地を走行する場合でも他の車両の通行の邪魔になることもない。
バイク10Aは、第1伝達機構22(ドライブスプロケット37、ドリブンスプロケット38、第1チェーン40)によってエンジン機構17の駆動力(エンジン本体36の回転動力)が第1後輪20に伝達されるとともに、第2伝達機構26(第1チェーンリング49、第2チェーンリング50、第2チェーン51)によってエンジン機構17の駆動力(エンジン本体36の回転動力)が第2後輪24に伝達されるから、エンジン機構17の駆動力を第1後輪20のみに伝達する場合と比較し、エンジン機構17の駆動力を第1および第2後輪20,24に伝えることで第1後輪20のみならず第2後輪24も回転させることができ、バイク10Aをスムースに加速させることができるとともに、バイク10Aをスムースに走行させることができる。バイク10Aは、第2リアサスペンション25が第2後輪24に伝わる路面の段差や凹凸による衝撃を吸収するから、衝撃がフレーム11やステアリング機構12、シート16に伝わることがなく、バイク10Aをスムースに走行させることができ、快適なライディングを実現することができる。
図7は、他の一例として示すバイク10Bの側面図であり、図8は、第1および第2後輪20,24の連結の他の一例を示す概略図である。図8では、フレーム11やシート16、第1リアフォーク19、第1リアサスペンション21、第2リアフォーク23、第2リアサスペンション25、リアフェンダー45の図示を省略している。
このバイク10Bが図1のそれと異なるところは、同乗者を乗せる第2シート62を備えている点、第2伝達機構26(第1チェーンリング49、第2チェーンリング50、第2チェーン51)が設置されていない点にあり、その他の構成は図1のバイク10Aのそれらと同一であるから、図1の説明を援用するとともに図1と同一の符号を付すことで、このバイク10Bのその他の構成の詳細な説明は省略する。
バイク10Bは、フレーム11(トラスフレームやアンダーボーンフレーム等)およびステアリング機構12、一対のフロントフォーク13(フロントサスペンション)、それらフロントフォーク13に回転可能に支持された前輪14、フレーム11に固定されたフューエルタンク15およびライダー(運転者)(同乗者を含む)が着座する第1シート16(シート)、フレーム11に固定されたエンジン機構17、エンジン機構17に連結されたエキゾーストパイプ18を有する。
さらに、一対の第1リアフォーク19(リアフォーク)、それら第1リアフォーク19に回転可能に支持された第1後輪20、第1後輪20に伝わる衝撃を抑える一対の第1リアサスペンション21、エンジン機構17の駆動力を第1後輪20に伝達する第1伝達機構22(ドライブスプロケット37、ドリブンスプロケット39、第1チェーン40)、第1リアフォーク19につながる一対の第2リアフォーク23(連結機構)、それら第2リアフォーク23に回転可能に支持された第2後輪24、第2後輪24に伝わる衝撃を抑える一対の第2リアサスペンション25、第2シート62を有する。第2シート62は、第1シート16の後方に位置して第2後輪24の上方に設置されている。第2シート62は、固定手段によってフレーム11に固定されている。第2シート62
の前端部には、同乗者が把持するハンドル63(取っ手)が設置されている。
ステアリング機構12やそれらフロントフォーク13(フロントサスペンション)、前輪14、エンジン機構17、エキゾーストパイプ18、第1リアフォーク19(リアフォーク)、第1後輪20、第1リアサスペンション21、第1伝達機構22、第2リアフォーク23(連結機構)、第2後輪24、第2リアサスペンション25は、図1のバイク10Aのそれらと同一である。バイク10Bには、図8に示すように、第2伝達機構26(第1チェーンリング49、第2チェーンリング50、第2チェーン51)が設置されていない。なお、図1のバイク10Aと同様に、バイク10Bに第2伝達機構26が設置されていてもよい。
バイク10Bでは、第1後輪20の上端部52が垂直軸L1に対して横方向一方(横方向左方)に傾斜しつつ第1後輪20の下端部53が垂直軸L1に対して横方向他方(横方向右方)に傾斜し、第2後輪24の上端部54が垂直軸L1に対して横方向他方(横方向右方)に傾斜しつつ第2後輪24の下端部55が垂直軸L1に対して横方向一方(横方向左方)に傾斜している。
バイク10Bでは、第1および第2後輪20,24がアクスルシャフト38,48(車軸)において交差(クロス)し、第1および第2後輪20,24がXを画くように、第1および第2後輪20,24にネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定されている(図3参照)。また、第1および第2後輪20,24がそれらの上端部52,54で交差(クロス)し、第1および第2後輪20,24がハの字を画くように、第1および第2後輪20,24にネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定されている(図4参照)。なお、第1後輪20の下端部53と第2後輪24の下端部55との横方向の離間寸法L3は、1〜3cmである。
バイク10Bは、第1後輪20の上端部52を垂直軸L1に対して横方向一方(横方向左方)に傾斜させつつ第1後輪20の下端部53を垂直軸L1に対して横方向他方(横方向右方)に傾斜させ、第2後輪24の上端部54を垂直軸L1に対して横方向他方(横方向右方)に傾斜させつつ第2後輪24の下端部55を垂直軸L1に対して横方向一方(横方向左方)に傾斜させ、第1および第2後輪20,24にネガティブ(マイナス)キャンバー角を設定することで、バイク10Bの直進性能をアップさせることができ、バイク10Bの走行時における安定性を向上させることができる。
ドリブンスプロケット39のスプロケット軸56と第1後輪20のアクスルシャフト38(車軸)とは、ユニバーサルジョイント57または不等速ジョイント57によって連結されている(図5参照)。ドリブンスプロケット39のスプロケット軸56と第1後輪20のアクスルシャフト38(車軸)とがユニバーサルジョイント57または不等速ジョイント57によって連結されることで、第1後輪に20ネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定され、第1後輪20の上端部52が垂直軸L1に対して横方向一方に傾斜しつつ第1後輪20の下端部53が垂直軸L1に対して横方向他方に傾斜し、第1後輪20のアクスルシャフト38(車軸)が水平軸L2に対して傾斜していたとしても、ネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定された第1後輪20にエンジン機構17の駆動力(エンジン本体36の回転動力)が確実に伝達される。
第2後輪24のアクスルシャフト48(車軸)は、ユニバーサルジョイントまたは不等速ジョイントを介して第2リアフォーク23(連結機構)のリアエンドに回転可能に連結されている。第2後輪24のアクスルシャフト(車軸)がユニバーサルジョイントまたは不等速ジョイントによって第2リアフォーク23のリアエンドに連結されることで、第2後輪24にネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定され、第2後輪24の上端部54が垂直軸L1に対して横方向他方に傾斜しつつ第2後輪24の下端部55が垂直軸L1に対して横方向一方に傾斜し、第2後輪24のアクスルシャフト48(車軸)が水平軸L2に対して傾斜していたとしても、ネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定された第2後輪24がスムースに回転する。
バイク10Bは、第1後輪20のアクスルシャフト38(車軸)や第2後輪24のアクスルシャフト48(車軸)が水平軸L2に対して傾斜していたとしても、ドリブンスプロケット39のスプロケット軸56と第1後輪24のアクスルシャフト38(車軸)とがユニバーサルジョイント57または不等速ジョイント57によって連結されているから、ネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定された第1後輪20にエンジン機構17の駆動力(エンジン本体36の回転動力)を確実に伝達することができ、バイク10Bをスムースに加速・減速させることができるとともに、バイク10Bをスムースに走行させることができる。
バイク10Bは、エンジン本体36の駆動力(回転動力)がクランクシャフトを介してクラッチに伝達され、駆動力(回転動力)がクラッチからトランスミッションに伝達されるとともにドライブスプロケット37に伝達される。さらに、駆動力(回転動力)がドライブスプロケット37から第1チェーン40を介してドリブンスプロケット39に伝達されて第1後輪20が回転するとともに、その走行中に第2後輪24が回転する。
バイク10Bがコーナーに差し掛かった場合、ライダーはバイク10Bを横方向左方または横方向右方のいずれかに傾け、コーナーを曲がる。バイク10Bは、第2後輪24が第1後輪20に並列することなく第1後輪の20後方(直後)に配置されているから、コーナーにおいてバイク10Bを容易に傾けることができ、三輪のバイク10Bであるにもかかわらず、コーナーリングでのバンク走行が容易であり、スムースにカーブを曲がることができる。バイク10Bは、第1後輪20の後方(直後)に第2後輪24が並んでいるから、後輪が1つの場合と比較し、路面に対する後輪20,24の接地面積を大きくすることができ、走行時の安全性が向上し、転倒の危険を誘発する後輪20,24のスリップを減らすことができる。
バイク10Bは、第1後輪20と第2後輪24とが直列に並んでいるから、二輪のバイクと幅寸法が略同一であり、他物とのすれ違い時に第1および第2後輪20,24その他物に接触する危険が少なく、狭い路地を走行する場合でも他の車両の通行の邪魔になることもない。バイク10Bは、第2リアサスペンション25が第2後輪24に伝わる路面の段差や凹凸による衝撃を吸収するから、衝撃がフレーム11やステアリング機構12、シート16,62に伝わることがなく、バイク10Bをスムースに走行させることができ、快適なライディングを実現することができる。バイク10Bは、第2シート62に同乗者を乗せることができるから、ドライバーを含む乗車人数を3人にすることができ、3人乗りを実現することができる。
10A バイク
10B バイク
11 フレーム
12 ステアリング機構
13 フロントフォーク
14 前輪
15 フューエルタンク
16 第1シート(シート)
17 エンジン機構(駆動機構)
18 エキゾーストパイプ
19 第1リアフォーク(リアフォーク)
20 第1後輪
21 第1リアサスペンション
22 第1伝達機構
23 第2リアフォーク(連結機構)
24 第2後輪
25 第2リアサスペンション
26 第2伝達機構
27 ハンドル
28 バックミラー
29 ヘッドライト
30 ダッシュボード
31 フロントタイヤ
32 ホイール
33 アクスルシャフト(車軸)
34 フロントウインカー(方向指示器)
35 フロントフェンダー(泥除け)
36 エンジン本体
37 ドライブスプロケット
38 アクスルシャフト(車軸)
39 ドリブンスプロケット(リアスプロケット)
40 第1チェーン
41 リアタイヤ
42 ホイール
43 尾灯・制動灯
44 リアウインカー(方向指示器)
45 リアフェンダー(泥除け)
46 リアタイヤ
47 ホイール
48 アクスルシャフト(車軸)
49 第1チェーンリング
50 第2チェーンリング
51 第2チェーン
52 上端部
53 下端部
54 上端部
55 下端部
56 スプロケット軸
57 ユニバーサルジョイントまたは不等速ジョイント
58 リング軸
59 ユニバーサルジョイントまたは不等速ジョイント
60 リング軸
61 ユニバーサルジョイントまたは不等速ジョイント
62 第2シート
63 ハンドル(取っ手)
L1 垂直軸
L2 水平軸
L3 離間寸法



Claims (8)

  1. フレームおよびステアリング機構と、フロントフォークに回転可能に支持された前輪と、第1シートおよび駆動機構と、リアフォークに回転可能に支持された第1後輪と、前記第1後輪に伝わる衝撃を抑える第1リアサスペンションと、前記駆動機構の駆動力を前記第1後輪に伝達する第1伝達機構とを有するバイクにおいて、
    前記バイクが、前記第1後輪の後方に位置して該第1後輪に対して直列に並び、該第1後輪から後方へ延びる連結機構に回転可能に支持された第2後輪を含むことを特徴とするバイク。
  2. 前記バイクが、前記駆動機構の駆動力を前記第2後輪に伝達する第2伝達機構を含む請求項1に記載のバイク。
  3. 前記バイクが、前記第2後輪に伝わる衝撃を抑える第2リアサスペンションを含む請求項1または請求項2に記載のバイク。
  4. 前記バイクが、前記第1シートの後方に位置して前記第2後輪の上方に設置された第2シートを含む請求項1ないし請求項3いずれかに記載のバイク。
  5. 前記第1伝達機構が、前記駆動機構の回転に連動して回転するドライブスプロケットと、前記第1後輪の車軸に設置されたドリブンスプロケットと、前記ドライブスプロケットと前記ドリブンスプロケットとに架け渡された第1チェーンとから形成され、前記第2伝達機構が、前記第1後輪の車軸に設置された第1チェーンリングと、前記第2後輪の車軸に設置された第2チェーンリングと、前記第1チェーンリングと前記第2チェーンリングとに架け渡された第2チェーンとから形成されている請求項2ないし請求項4いずれかに記載のバイク。
  6. 前記第1チェーンリングが、前記第1後輪を挟んで前記ドリブンスプロケットの反対側に設置され、前記第2チェーンが、前記第1後輪を挟んで前記第1チェーンの反対側に配置されている請求項5に記載のバイク。
  7. 前記バイクでは、前記第1後輪の上端部が垂直軸に対して横方向一方に傾斜しつつ該第1後輪の下端部が垂直軸に対して横方向他方に傾斜し、前記第2後輪の上端部が垂直軸に対して横方向他方に傾斜しつつ該第2後輪の下端部が垂直軸に対して横方向一方に傾斜し、前記第1および第2後輪にネガティブ(マイナス)キャンバー角が設定されている請求項1ないし請求項6いずれかに記載のバイク。
  8. 前記バイクでは、前記ドリブンスプロケットと前記第1後輪の車軸とがユニバーサルジョイントまたは不等速ジョイントによって連結され、前記第1チェーンリングと前記第1後輪の車軸とがユニバーサルジョイントまたは不等速ジョイントによって連結され、前記第2チェーンリングと前記第2後輪の車軸とがユニバーサルジョイントまたは不等速ジョイントによって連結されている請求項7に記載のバイク。
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