JP2018012397A - 車載電源装置 - Google Patents

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拓士 井上
Takushi Inoue
拓士 井上
昌平 ▲高▼橋
昌平 ▲高▼橋
Shohei Takahashi
智宏 荒川
Tomohiro Arakawa
智宏 荒川
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Abstract

【課題】電源をシートの下側に搭載した状態で、電源の接地を容易に解除できる車載電源装置を提供する。【解決手段】車載電源装置は、キャパシタ37と、プロテクタ38とを備える。キャパシタ37は、助手席シートの下方のフロア32に配置されている。プロテクタ38は、キャパシタ37を覆うことによりキャパシタ37を保護する部材である。プロテクタ38はリッド62を有する。リッド62は、キャパシタ37のマイナス端子52の近傍に着脱自在に取り付けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、車載電源装置に関するものである。
近年、駆動源をエンジンおよびモータとするハイブリッド自動車や、駆動源をモータとする電気自動車の開発が進んでいる。これらの自動車なかには、モータを駆動するために、動力源としての電池パック(以下、電源という)をシートの下側に搭載するものが知られている。電池パックをシートの下側に搭載することにより、車室や荷室の空間を確保した状態で電池パックを搭載することが可能である(例えば、特許文献1参照)。
特許第5879323号公報
ところで、車両に搭載した電装部品を保守点検する際に、電源の接地(アース)を解除する必要がある。しかし、電源をシートの下側に搭載した場合、シートが邪魔になり、電源の接地を解除する作業に手間がかかることが考えられる。
そこで、この発明は、電源をシートの下側に搭載した状態で、電源の接地を容易に解除できる車載電源装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、車両シート(例えば、実施形態の助手席シート35)の下方のフロア(例えば、実施形態のフロア32)に配置される電源(例えば、実施形態のキャパシタ37)と、前記電源の少なくとも一部(例えば、実施形態の部位37c)を覆うプロテクタ(例えば、実施形態のプロテクタ38)と、を備え、前記プロテクタは、前記電源のマイナス端子(例えば、実施形態のマイナス端子52)の近傍にリッド(例えば、実施形態のリッド62)を有することを特徴とする。
このように、プロテクタにリッドを備え、リッドを電源のマイナス端子の近傍に配置した。よって、車両シートの下方に電源を配置した状態において、リッドのみを開放することにより、電源のマイナス端子を外部に露出させることができる。これにより、電源をシートの下側に搭載した場合でも、電源の接地を容易に解除でき、電装部品のメンテナンス性(保守点検性)を維持できる。
請求項2に記載した発明は、前記電源は、前列シート(例えば、実施形態の前列シート16)の下方に配置され、前記電源と異なる第2の電源(例えば、実施形態のバッテリ13)が、前記電源よりも、車両前後方向前側に配置されることを特徴とする。
このように、電源を前列シートの下方に配置し、電源よりも車両前後方向前側に第2の電源を配置した。よって、第2の電源に近い位置に電源を配置できる。これにより、電源と第2の電源との配線効率を向上させることができる。
請求項3に記載した発明は、前記電源は、車両幅方向の中心から見て左右いずれかの前列シート(例えば、実施形態の運転席シート34、助手席シート35)の下方に配置され、前記第2の電源は、車両幅方向の中心から見た左右のうち、前記電源と同一側に配置されることを特徴とする。
このように、電源と同一側に第2の電源を配置した。これにより、第2の電源に近い位置に電源を配置でき、電源と第2の電源との配線効率を一層向上させることができる。
請求項4に記載した発明は、前記電源は、前記前列シートのうち助手席シート(例えば、実施形態の助手席シート35)の下方に配置され、前記第2の電源は、車両幅方向の中心から見た左右のうち、前記助手席シートが設けられる側に配置されることを特徴とする。
ここで、第2の電源は、既存の車両のエンジンルームにおいて、車両幅方向左側に搭載されている。すなわち、第2の電源は助手席シート側に搭載されている。よって、既存の車両において、車両幅方向左側の助手席シートの下方に電源を配置することにより、電源を第2の電源に近づけることができる。
これにより、車両構成部品の既存レイアウトにかないつつ(すなわち、既存レイアウトを変えることなく)、配線効率を向上することができる。
請求項5に記載した発明は、前記電源は、前列シート(例えば、実施形態の前列シート16)の下方に配置され、前記電源により駆動され、車両(例えば、実施形態の車両10)の駆動源(例えば、実施形態のエンジン23)を始動させるスタータモータ(例えば、実施形態のスタータモータ14)が、前記電源よりも、車両前後方向前側に配置されることを特徴とする。
このように、電源を前列シートの下方に配置し、電源より車両前後方向前側にスタータモータを配置した。よって、スタータモータに電源を近づけることができる。これにより、電源とスタータモータとの配線効率を向上させることができる。
請求項6に記載した発明は、前記電源は、車両幅方向の中心から見て左右いずれかの前列シート(例えば、実施形態の運転席シート34、助手席シート35)の下方に配置され、前記スタータモータは、前記駆動源の中心から見た左右のうち、前記電源が配置される側に配置されることを特徴とする。
このように、駆動源の左右のうち電源が配置される側にスタータモータを配置した。よって、スタータモータに近い位置に電源を配置できる。これにより、電源とスタータモータとの配線効率を一層向上させることができる。
請求項7に記載した発明は、前記電源は、前記前列シートのうち助手席シート(例えば、実施形態の助手席シート35)の下方に配置され、前記スタータモータは、前記駆動源の中心から見た左右のうち、前記助手席シートが設けられる側に配置されることを特徴とする。
ここで、スタータモータは、既存の車両において、駆動源の左側に配置されている。すなわち、スタータモータは、助手席シート側にスタータモータが配置されている。よって、助手席シートの下方に電源を配置することにより、電源をスタータモータに近づけることができる。
これにより、車両構成部品の既存レイアウトにかないつつ(すなわち、既存レイアウトを変えることなく)、電源とスタータモータとの配線効率を向上させることができる。
請求項8に記載した発明は、前記電源は、車両前後方向にスライド可能な前記前列シートの下方に配置され、前記リッドは、前記前列シートを車両前後方向後側に最大変位させた位置(例えば、実施形態の最大変位させた位置P1)において、車両上方から見て前記前列シートに覆われ、前記最大変位させた位置から前記前列シートを車両前後方向前側に変位させることにより、前記前列シートの車両前後方向後側に位置することを特徴とする。
このように、前列シートを車両前後方向前側に変位させることにより、前列シートの後側にリッドが位置するようにした。よって、リッドを脱着する作業空間や、電源の接地を解除する作業空間を確保できる。これにより、電装部品のメンテナンス(保守点検)の作業性を高めることができる。
請求項9に記載した発明は、前記マイナス端子は、前記リッドを外すことにより開口される開口部(例えば、実施形態の開口部64)に位置することを特徴とする。
これにより、リッドを外して開口部を開口することによりマイナス端子の接地を容易に解除できる。
請求項10に記載した発明は、前記電源のプラス端子(例えば、実施形態のプラス端子51)を車両前後方向前側に向け、前記マイナス端子を車両前後方向後側に向けて配置されることを特徴とする。
このように、電源のプラス端子を車両前後方向の前側に向けることにより、電源のプラス端子を第2の電源やスタータモータに近い位置に配置できる。これにより、電源のプラス端子と第2の電源との配線効率を一層向上させることができる。さらに、電源とスタータモータとの配線効率を一層向上させることができる。
この発明によれば、プロテクタにリッドを備え、リッドを電源のマイナス端子の近傍に配置した。よって、車両シートの下方に電源を配置した状態において、リッドのみを開放することにより、電源のマイナス端子を外部に露出させることができる。これにより、電源をシートの下側に搭載した状態において、電源の接地を容易に解除できる。
本発明の一実施形態における車両を示す概略平面図である。 本発明の一実施形態における車載電源装置のキャパシタおよびバッテリの接続を示す回路図である。 本発明の一実施形態におけるキャパシタを車両後上方から見た状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態における図3のキャパシタを分解した状態を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態におけるキャパシタの前部と助手席シートの前部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態におけるキャパシタの後部と助手席シートの後部を示す斜視図である。
次に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図面において、矢印FRは車両の前方、矢印UPは車両の上方、矢印LHは車両の左側方を指すものとする。
図1に示すように、車両10は、パワーユニット11と、車載電源装置12と、前列シート16と、後列シート18とを備えている。
車載電源装置12は、バッテリ13と、スタータモータ14と、発電機(オルタネーター)15と、キャパシタユニット20とを備えている。
パワーユニット11は、エンジンルーム22において、エンジン23およびトランスミッション24が一体に組み付けられている。エンジン23が車両幅方向右側に配置され、トランスミッション24が車両幅方向左側に配置されている。パワーユニット11の近傍で、かつ、車両幅方向の中心から見た左側にバッテリ13が設けられている。また、エンジン23の車両幅方向の中心から見た左側にスタータモータ14と発電機15とが設けられている。
スタータモータ14は、エンジン23の車両幅方向の中心から見た左右側のうち、助手席シート35側に配置されている。このスタータモータ14は、バッテリ13、キャパシタユニット20から供給される電力で、エンジン23を始動するモータである。
発電機15は、エンジン23の駆動により回転することにより電力を生成し、生成した電力をバッテリ13とキャパシタユニット20とに供給する。
バッテリ13は、車両幅方向の中心から見た左右のうち、助手席シート35が設けられる側に配置されている。このバッテリ13は、通常の車両に搭載されているPb(鉛)バッテリ(電源)で、灯火類などの車載機器に電力を供給するために用いられる。
図2に示すように、バッテリ13とキャパシタユニット20とを接続する配線(ワイヤハーネス)26の途中にコンタクタ27が設けられている。コンタクタ27を操作することにより、バッテリ13とキャパシタユニット20とに電力を好適に供給することが可能になる。
図1に戻って、キャパシタユニット20は、例えば、車両10のアイドリングストップの状態から、エンジン23を始動する際に、スタータモータ14に電力を供給するために用いられる。スタータモータ14に電力が供給されることによりスタータモータ14が駆動し、スタータモータ14でエンジン23を始動する。
アイドリングストップとは、車両が信号待ちなどの間にエンジン23を停止させることをいう。
エンジンルーム22の車体後方に車室31が形成されている。車室31の床部がフロア(すなわち、フロアパネル)32で形成されている。フロア32の車両前後方向前側に前列シート16が設けられている。前列シート16は、運転席シート34と、助手席シート35とを備えている。
運転席シート34は、車両幅方向の中心から見て右側に配置され、車両前後方向にスライド可能に支持されている。助手席シート35は、車両幅方向の中心から見て左側に配置され、車両前後方向にスライド可能に支持されている。
前列シート16、すなわち、運転席シート34および助手席シート35の車両後方に後列シート18が設けられている。
助手席シート35の下方にキャパシタユニット20が配置されている。
図3、図4に示すように、キャパシタユニット20は、助手席シート35の下方のフロア32に設けられている。すなわち、キャパシタユニット20は、車両幅方向の中心から見て左側に設けられている。このキャパシタユニット20は、キャパシタ37と、プロテクタ38とを備えている。
キャパシタ37は、複数個の筒状のキャパシタ単体39が車両前後方向へ向けて連続させて配置されている。複数個のキャパシタ単体39は、並列あるいは直列に接続されている。複数個の筒状のキャパシタ単体39が車両前後方向へ向けて連続させて配置されることによりキャパシタ37が平面視矩形状に形成されている。
キャパシタ37の前端部37aが前フロアボディ42にボルト43、ナット44で取り付けられている。前フロアボディ42はフロア32に取り付けられている。
また、キャパシタ37の後端部37bが後フロアボディ45にボルト46、ナット47で取り付けられている。後フロアボディ45はフロア32に取り付けられている。
この状態において、キャパシタ37のプラス端子51が車両前後方向前側に向けて配置されている。また、キャパシタ37のマイナス端子52が車両前後方向後側に向けて配置されている。
図1に示すように、キャパシタ37のプラス端子51にワイヤハーネス26を介してバッテリ13、スタータモータ14および発電機15が接続されている。
図3、図4に戻って、キャパシタ37の後端部37bにマイナス端子52が設けられている。マイナス端子52にバスバー54がナット55により取り付けられている。この状態において、バスバー54がマイナス端子52に接触した状態で、キャパシタ37の後端部37bに取り付けられている。バスバー54と後端部37bとを貫通させてアースボルト56が後フロアボディ45に締結(ねじ結合)されている。
これにより、後フロアボディ45、アースボルト56、バスバー54、およびマイナス端子52の電流路が形成されている。すなわち、マイナス端子52がバスバー54、アースボルト56、後フロアボディ45を経て車両10に接地されている。
キャパシタ37が上方からプロテクタ38で覆われている。プロテクタ38は、キャパシタ37と同様に、平面視矩形状に形成されている。このプロテクタ38は、プロテクタ本体61と、リッド62とを備えている。
プロテクタ本体61は、キャパシタ37と同様に、平面視矩形状に形成されている。プロテクタ本体61の後右部61aが後フロアボディ45に取り付けられている。また、プロテクタ38の後左部61bがフロア32に取り付けられている。さらに、プロテクタ38の前部61cがフロア32に取り付けられている。
このプロテクタ本体61の後部61dに開口部64が形成されている。開口部64は、平面視矩形状に形成され、バスバー54の上方に位置する。
よって、キャパシタ37のうち、バスバー54(すなわち、開口部64)を除いた部位37cが、プロテクタ本体61で上方から覆われている。
プロテクタ本体61の開口部64にリッド62が取り付けられる。リッド62は、係止爪66により開口部64に着脱自在に取り付けられる。プロテクタ本体61の開口部64にリッド62が取り付けられることにより、開口部64がリッド62で閉塞される。この状態において、リッド62がバスバー54(すなわち、マイナス端子52、アースボルト56)の上方に配置されている。
このように、リッド62がマイナス端子52の近傍(具体的には、マイナス端子52の上側近傍)に配置されている。よって、リッド62を外して開口部64を開口することにより、開口部64にマイナス端子52やアースボルト56を対峙せることができる。
これにより、プロテクタ本体61の外部から開口部64を経てプロテクタ本体61の内部へ工具を差し込むことができる。よって、アースボルト56を手間をかけないで外すことができる。アースボルト56を外すことにより、マイナス端子52の接地を容易に解除できる。
図1に示すように、キャパシタユニット20よりも車両前後方向前側にバッテリ13とスタータモータ14とが配置されている。ここで、バッテリ13とスタータモータ14とは、エンジンルーム22に配置されている。また、エンジンルーム22の車両前後方向後方の比較的近傍に助手席シート35が配置されている。さらに、助手席シート35の下方にキャパシタユニット20が配置されている。
よって、バッテリ13とスタータモータ14とに近い位置にキャパシタユニット20が配置されている。キャパシタユニット20のプラス端子51がバッテリ13やスタータモータ14にワイヤハーネス26で接続されている。
これにより、キャパシタユニット20とバッテリ13とのワイヤハーネス26による配線効率を向上させることができる。さらに、キャパシタユニット20とスタータモータ14とのワイヤハーネス26による配線効率を向上させることができる。
また、キャパシタ37のプラス端子51が車両前後方向前側に向けて配置されている。さらに、キャパシタ37のマイナス端子52が車両前後方向後側に向けて配置されている。よって、キャパシタ37のプラス端子51がバッテリ13やスタータモータ14に近い位置に配置されている。
これにより、キャパシタ37のプラス端子51とバッテリ13とのワイヤハーネス26による配線効率を一層向上させることができる。さらに、キャパシタ37のプラス端子51とスタータモータ14とのワイヤハーネス26による配線効率を一層向上させることができる。
さらに、バッテリ13は、車両幅方向の中心から見た左右のうちキャパシタユニット20と同一側に配置されている。具体的には、バッテリ13、キャパシタユニット20が車両幅方向左側に配置されている。よって、バッテリ13に一層近い位置にキャパシタユニット20が配置されている。
これにより、キャパシタユニット20とバッテリ13とのワイヤハーネス26による配線効率を一層向上させることができる。
一方、スタータモータ14は、エンジン23の車両幅方向の中心から見た左右側のうち、キャパシタユニット20が配置される側に配置されている。すなわち、スタータモータ14は、車両幅方向においてキャパシタユニット20側に配置されている。よって、スタータモータ14に一層近い位置にキャパシタユニット20を配置できる。
これにより、キャパシタユニット20とスタータモータ14とのワイヤハーネス26による配線効率を一層向上させることができる。
ところで、既存の車両のエンジンルーム22において、バッテリ13は、車両幅方向左側に搭載されている。さらに、助手席シート35が車両幅方向左側に配置されている。すなわち、バッテリ13は、既存の車両において、助手席シート35側に搭載されている。
そこで、既存の車両において、助手席シート35の下方にキャパシタユニット20を配置するようにした。
よって、キャパシタユニット20をバッテリ13に近づけることができる。これにより、車両構成部品の既存レイアウトにかないつつ(すなわち、既存レイアウトを変えることなく)、キャパシタユニット20とバッテリ13とのワイヤハーネス26による配線効率を向上させることができる。
一方、既存の車両10において、スタータモータ14は、エンジン23の左側に配置されている。すなわち、スタータモータ14は、既存の車両10において、助手席シート35側に配置されている。よって、助手席シート35の下方にキャパシタユニット20を配置することにより、キャパシタユニット20をスタータモータ14に近づけることができる。
これにより、車両構成部品の既存レイアウトにかないつつ(すなわち、既存レイアウトを変えることなく)、キャパシタユニット20とスタータモータ14とのワイヤハーネス26による配線効率を向上させることができる。
図5、図6に示すように、助手席シート35が車両後方側へスライド移動し、車両前後方向後側に最大変位させた位置P1に配置されている。助手席シート35が車両前後方向後側に最大変位させた状態において、車両上方から見てキャパシタユニット20(リッド62を含む)が助手席シート35に覆われる(図1も参照)。
すなわち、キャパシタユニット20が助手席シート35の下方に収納されている。これにより、車室31の空間を確保した状態でキャパシタユニット20をフロア32に搭載できる。
ここで、キャパシタ37(図4参照)の接地を解除する場合、助手席シート35を最大変位させた位置P1から車両前後方向前側にスライド移動する(変位させる)。よって、助手席シート35がリッド62より車両前後方向前側に位置する。換言すれば、助手席シート35の車両前後方向後側にリッド62が位置する。これにより、リッド62を脱着する作業空間や、キャパシタ37の接地を解除する作業空間を確保できる。
具体的には、助手席シート35を車両前後方向前側にスライド移動させて、助手席シート35をリッド62より車両前後方向前側に配置する。これにより、リッド62の上方に作業空間を確保できる。この状態において、リッド62の係止爪66をプロテクタ本体61から外して、リッド62を開口部64(図4参照)から取り外す。開口部64が開放される。
図4に戻って、プロテクタ本体61の外部から開口部64を経てプロテクタ本体61の内部へ工具を差し込む。差し込んだ工具でアースボルト56を外す。アースボルト56を外すことにより、マイナス端子52の接地を容易に解除できる。これにより、車両10に搭載されている電装部品のメンテナンス(保守点検)の作業性を高めることができる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記一実施形態では、助手席シート35を車両幅方向の中心から見て左側に配置した車両10について説明したが、これに限定するものではない。例えば、助手席シート35を車両幅方向の中心から見て右側に配置した車両に本発明を適用することも可能である。
この車両において、バッテリ13がエンジンルーム22の左側に配置されている場合や、スタータモータ14、発電機15がエンジン23の左側に配置されている場合、キャパシタユニット20が運転席シート34の下方に配置される。
また、前記一実施形態では、電源として、キャパシタ37を例示したがこれに限定するものではない。電源として、例えば、リチウムイオンバッテリを使用することも可能である。
さらに、第2の電源としてバッテリ(Pbバッテリ)を例示したがこれに限定するものではない。第2の電源として、例えば、リチウムイオンバッテリやキャパシタを使用することも可能である。
10……車両
12……車載電源装置
13……バッテリ(第2の電源)
14……スタータモータ
16……前列シート
20……キャパシタユニット
23……駆動源(エンジン)
26……配線(ワイヤハーネス)
32……フロア
34……運転席シート
35……助手席シート(車両シート)
37……キャパシタ(電源)
37c…部位(電源の少なくとも一部)
38……プロテクタ
51……プラス端子
52……マイナス端子
56……アースボルト
61……プロテクタ本体
62……リッド
64……開口部
P1……最大変位させた位置

Claims (10)

  1. 車両シートの下方のフロアに配置される電源と、
    前記電源の少なくとも一部を覆うプロテクタと、を備え、
    前記プロテクタは、前記電源のマイナス端子の近傍にリッドを有することを特徴とする車載電源装置。
  2. 前記電源は、前列シートの下方に配置され、
    前記電源と異なる第2の電源が、前記電源よりも、車両前後方向前側に配置されることを特徴とする請求項1記載の車載電源装置。
  3. 前記電源は、車両幅方向の中心から見て左右いずれかの前列シートの下方に配置され、
    前記第2の電源は、車両幅方向の中心から見た左右のうち、前記電源と同一側に配置されることを特徴とする請求項2記載の車載電源装置。
  4. 前記電源は、前記前列シートのうち助手席シートの下方に配置され、
    前記第2の電源は、車両幅方向の中心から見た左右のうち、前記助手席シートが設けられる側に配置されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車載電源装置。
  5. 前記電源は、前列シートの下方に配置され、
    前記電源により駆動され、車両の駆動源を始動させるスタータモータが、前記電源よりも、車両前後方向前側に配置されることを特徴とする請求項1記載の車載電源装置。
  6. 前記電源は、車両幅方向の中心から見て左右いずれかの前列シートの下方に配置され、
    前記スタータモータは、前記駆動源の中心から見た左右のうち、前記電源が配置される側に配置されることを特徴とする請求項5記載の車載電源装置。
  7. 前記電源は、前記前列シートのうち助手席シートの下方に配置され、
    前記スタータモータは、前記駆動源の中心から見た左右のうち、前記助手席シートが設けられる側に配置されることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の車載電源装置。
  8. 前記電源は、車両前後方向にスライド可能な前記前列シートの下方に配置され、
    前記リッドは、
    前記前列シートを車両前後方向後側に最大変位させた位置において、車両上方から見て前記前列シートに覆われ、
    前記最大変位させた位置から前記前列シートを車両前後方向前側に変位させることにより、前記前列シートの車両前後方向後側に位置することを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の車載電源装置。
  9. 前記マイナス端子は、前記リッドを外すことにより開口される開口部に位置することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の車載電源装置。
  10. 前記電源のプラス端子を車両前後方向の前側に向け、前記マイナス端子を車両前後方向後側に向けて配置されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の車載電源装置。
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